JP2003008489A - ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置及び中継システム - Google Patents

ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置及び中継システム

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JP2003008489A JP2001187177A JP2001187177A JP2003008489A JP 2003008489 A JP2003008489 A JP 2003008489A JP 2001187177 A JP2001187177 A JP 2001187177A JP 2001187177 A JP2001187177 A JP 2001187177A JP 2003008489 A JP2003008489 A JP 2003008489A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 同一周波数で放送波中継する中継局において
ダイバーシティ受信を行いかつ回り込みをキャンセルす
ることを可能とする。 【解決手段】 ブランチ数が2以上の受信系統の各ブラ
ンチからの出力が被減算端子にそれぞれ実質的に入力さ
れるよう構成され、減算端子には回り込みの複製信号が
それぞれ入力されるよう構成された受信系統のブランチ
数と同数の回り込みキャンセル用の減算部33と、受信
系統のブランチ数と同数のダイバーシティ合成用の適応
フィルタ部34と、中継局の送信信号として出力されて
いるダイバーシティ合成のための加算部35と、回り込
み複製信号を生成するためのフィルタ係数が与えられ、
その出力が前記各減算部の減算端子に入力された受信系
統のブランチ数と同数の回り込みキャンセル用の適応フ
ィルタ部36とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM(Orthog
onal Frequency Division Multiplexing:直交周波
数分割多重)方式によるデジタル放送やデジタル伝送に
おける中継システムに係り、特に、SFN(Single Fre
quency Network:単一周波数ネットワーク)において
放送波中継を行う中継局で、複数のブランチ数の受信系
統を用いてダイバーシティ受信を行うとともに送信アン
テナから各受信アンテナへの電波の回り込み(以下、単
に回り込みと言う)を除去するための回り込みキャンセ
ル装置及び中継システムに関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、OFDM方式に
よるデジタル放送やデジタル伝送において、放送波中継
によるSFN(Single Frequency Network:単一周波
数ネットワーク)を実現する際に問題となる中継放送所
の送受アンテナ間での電波の回り込みを回路的に打ち消
すための回り込みキャンセル装置ならびに回り込みキャ
ンセル機能を有する中継システムに関するもので、特
に、親局からの信号を複数の(ブランチ数の)受信系統
にて受信し各受信信号をダイバーシティ合成する中継局
において使用する回り込みキャンセル装置及び中継シス
テムである。
【0003】
【従来の技術】従来のOFDM信号を中継する中継シス
テムでは、一般的な構成として1式の中継システムに対
して1式の受信アンテナを使用していた。この様な構成
における回り込みキャンセル装置としては、本発明者ら
の発明に係る回り込みキャンセル装置の特許出願(特開
平11−355160「回り込みキャンセラ」)や学会
発表論文「地上デジタル方向SFNにおける放送波中継
用回り込みキャンセラの基礎検討」,映像情報メディア
学会誌Vol.54,No.11,pp.1568-1575(2000)などがあ
る。
【0004】また、ダイバーシティ受信を行う中継シス
テムとしては、本発明者らの発明に係る特許出願(特願
2000−353245、特願2001−67267い
ずれも「OFDM信号中継装置」)や学会発表技術報告
「スペースダイバシティを用いた地上デジタル放送の放
送波中継の検討」,映像情報メディア学会技術報告Vol.
25,No.31,pp.7-12,BCS2001-11(Mar.2001)があるが、
回り込みに関しては考慮していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の回り込み
キャンセル装置は、1式の中継装置に対して1式の受信
アンテナと1式の送信アンテナを用いて構成を前提とし
たアルゴリズムとなっているため、1式の中継装置に対
して複数のブランチ数の受信系統を用いてダイバーシテ
ィ受信を行う中継装置に適応したアルゴリズムとはなっ
ていない。
【0006】また、単にダイバーシティ受信装置と回り
込みキャンセル装置とを縦続接続した場合では、ダイバ
ーシティ合成のための各ブランチの特性を変更すること
によって回り込み特性も変化するため、ダイバーシティ
合成機能と回り込みキャンセル機能が両立できなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、同一周波数で放送波中継
する中継局においてダイバーシティ受信を行いかつ回り
込みをキャンセルすることを可能とする回り込みキャン
セル装置及び中継システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、周波数及び変調内容が同
一の信号を受信するブランチ数が2以上の受信系統の各
ブランチからの出力が被減算端子にそれぞれ実質的に入
力されるよう構成され、減算端子には回り込みの複製信
号がそれぞれ入力されるよう構成された受信系統のブラ
ンチ数と同数の回り込みキャンセル用の減算部と、該減
算部の各出力が入力されており、ダイバーシティ合成の
ためのフィルタ係数が与えられる受信系統のブランチ数
と同数のダイバーシティ合成用の適応フィルタ部と、該
ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部の各出力が入力
されており、その出力が実質的に中継局の送信信号とし
て出力されているダイバーシティ合成のための加算部
と、該加算部の出力が入力されており、回り込み複製信
号を生成するためのフィルタ係数が与えられ、その出力
が前記各減算部の減算端子に入力された受信系統のブラ
ンチ数と同数の回り込みキャンセル用の適応フィルタ部
とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2では、請求項1記載のダイバーシ
ティ受信用回り込みキャンセル装置において、前記ダイ
バーシティ合成用の適応フィルタ部は、中継システムの
OFDM信号が通過する系において最も狭帯域となる帯
域通過フィルタ特性をも兼ね備えたフィルタ係数を与え
るよう構成したことを特徴としている。
【0010】請求項3では、請求項1または2記載のダ
イバーシティ受信用回り込みキャンセル装置において、
前記ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部による遅延
を含む既知の中継システムの遅延時間を利用して、該遅
延時間以上となる回り込みと、該遅延時間以下であって
ダイバー合成によって等化する親局からの信号に含まれ
る遅延波とを分離して検出することを特徴としている。
【0011】請求項4では、請求項1乃至3のいずれか
1項に記載のダイバーシティ受信用回り込みキャンセル
装置において、信号の観測点を前記減算部の出力の位置
に設定することで、前記ダイバーシティ合成用の適応フ
ィルタ部の特性と、前記回り込みキャンセル用の適応フ
ィルタ部の特性とを合わせて検出して作成することを特
徴としている。
【0012】請求項5では、請求項1乃至4のいずれか
1項に記載のダイバーシティ受信用回り込みキャンセル
装置において、各ブランチにおいて観測した信号が著し
く劣化していると判定された場合に、そのブランチから
前記加算部への出力を停止するように構成したことを特
徴としている。
【0013】さらに、請求項6では、中継システムにお
いて、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のダイバー
シティ受信用回り込みキャンセル装置を備えたことを特
徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、発明
の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。な
お、以下の説明における信号や伝達関数の表示について
は、大文字が複素数を示すベクトル、小文字が実数をそ
れぞれ表すものとする。また、ωは角周波数を表すもの
とする。
【0015】図1は、本発明による中継システムの一実
施形態を示すブロック図である。図1に示す中継システ
ムは、ブランチ数Lのダイバーシティアンテナ1と、受
信装置2と、ダイバーシティ受信・回り込みキャンセル
装置3と、送信装置4と、送信アンテナ5で構成され
る。
【0016】ダイバーシティアンテナ1は、ブランチ数
L(ブランチ#1、#2、…#L)の受信アンテナ11
(11−1,11−2,・・・,11−L)から構成さ
れる。
【0017】受信装置2は、ダイバーシティアンテナ1
の各ブランチの受信アンテナ11からの信号を受信周波
数から特定周波数のIF(中間周波数)に周波数変換
し、バンドパスフィルタ処理、利得調整を行って出力す
る受信変換部21(21−1,21−2,・・・,21
−L)で構成される。
【0018】ダイバーシティ受信・回り込みキャンセル
装置3は、各ブランチの受信アンテナ11の出力に対応
して信号処理が容易な周波数に変換するダウンコンバー
タ31(31−1,31−2,・・・,31−L)と、
ダウンコンバータ31の出力信号を複素の等価ベースバ
ンド信号に変換する直交復調部32(32−1,32
−2,・・・,32−L)と、回り込みをキャンセルす
る減算部33(33−1,33−2,・・・,3
−L)と、ダイバーシティ合成のために各ブランチの
受信アンテナ11からの信号に対してキャリア毎に最適
な重み付けを行うための適応フィルタであるFIRフィ
ルタ34(34−1,34−2,・・・,34
と、FIRフィルタ34の出力をダイバーシティ合成す
る加算部35と、加算部35の出力信号が入力され書き
込まれているフィルタ係数から回り込み信号の複製信号
を生成して出力する適応フィルタであるFIRフィルタ
36(36 ,36−2,・・・,36−L)と、等
価ベースバンド信号を直交変調する直交変調部37と、
直交変調部37の出力信号をIF信号に周波数変換する
アップコンバータ38とで構成される。
【0019】送信装置4は、ダイバーシティ受信・回り
込みキャンセル装置3から出力されるIF信号を送信周
波数の送信信号に変換する送信変換部41と、送信変換
部41の出力信号を増幅して送信アンテナ5に供給する
増幅部42とで構成される。
【0020】本発明は同一周波数の再送信を行う中継シ
ステムに関するものであり、ダイバーシティアンテナ1
で受信する受信信号の周波数と送信アンテナ5から送信
する送信信号の周波数とは同一であるため、受信変換部
21と送信変換部41とで周波数変換に用いる局部発振
(局発)は、同一の局発出力をそれぞれに分配して入力
するか、または、それぞれに用いる局発を完全同期させ
る。同様に、ダウンコンバータ31とアップコンバータ
38に用いる局発についても、同一の局発出力をそれぞ
れに分配して入力するか、または、それぞれに用いる局
発を完全同期させる。
【0021】なお、本実施形態では、ダイバーシティ合
成ならびに回り込みのキャンセルを等価ベースバンドに
て行っているが、IFや送受信周波数など何れの周波数
において行っても原理的には同じことであり、実現は可
能である。
【0022】また、本実施形態をディジタル信号処理に
て行う場合、通常、アナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器は各ダウンコンバータ31と各直交復
調部32との間に挿入し、デジタル信号をアナログ信号
に変換するD/A変換器は直交変調37とアップコンバ
ータ38との間に挿入するが、ダイバーシティ合成なら
びに回り込みのキャンセルはアナログ信号とデジタル信
号の何れの信号において行っても原理的に同じであり、
本実施形態はA/D変換器およびD/A変換器の挿入位
置を特定するものではない。ただし、各ブランチでA/
D変換器用いる場合、それぞれのA/D変換器およびD
/A変換器は同一のサンプリングクロックで動作させる
ものとする。
【0023】以下に本発明の原理を動作原理図を用いて
説明する。図2は、本発明の動作原理を示すブロック図
である。ここで、図2における信号や伝達関数の表示に
ついては、大文字が複素数を示すベクトル、小文字が実
数をそれぞれ表すものとする。また、ωは角周波数を表
すものとする。また、図2においては、ブランチ#1と
ブランチ#2の2系統の受信系統を用いる場合を例にと
って説明する。
【0024】図2において、101はブランチ#1の受
信アンテナ11−1と親局間の伝搬路特性を示す伝達関
数M1(ω)、102はブランチ#2の受信アンテナ1
と親局間の伝搬路特性を示す伝達関数M2
(ω)、103はブランチ#1に対する回り込み伝搬路
特性を示す伝達関数C1(ω)、104はブランチ#2
に対する回り込み伝搬路特性を示す伝達関数C2(ω)
である。
【0025】また、図2において、S(ω)は親局送信
信号のスペクトル、T(ω)は中継局の送信信号スペク
トル、O1(ω)はダイバーシティ合成用加算部入力に
おけるブランチ#1の出力信号、O2(ω)はダイバー
シティ合成用加算部入力におけるブランチ#2の出力信
号、O(ω)はダイバーシティ合成用加算部35の出力
信号、αは増幅部42の増幅度をそれぞれ示している。
【0026】図2に示すように、本発明による中継シス
テムの構成上の特徴は、回り込みキャンセルのためのフ
ィードバックループを各ブランチ#1,#2,・・・ご
とに個々に配置し、さらにダイバーシティ合成のための
適応フィルタ(FIRフィルタ)34−1,34
−2を、それぞれ回り込みのループとキャンセルのため
のフィードバックループで共通する部分に配置している
ことである。
【0027】このような回路構成を用いることの利点は
次のとおりである。
【0028】《第1の利点》ダイバーシティ合成のため
の適応フィルタ34−1,34−2の特性を変更して
も、回り込みのキャンセル状態を乱すことがない、すな
わち、回り込みのキャンセル条件に適応フィルタ34
−1,34−2の特性が関係しないことになる。
【0029】《第2の利点》装置の遅延量を小さくでき
ることにある。回り込み波の受信電力が親局波の受信電
力より大きい場合には、回り込みキャンセル装置の出力
においてOFDM信号帯域外の雑音レベルが上昇し、こ
の上昇した雑音によりループ発振を引き起こし、回り込
み波のキャンセル動作が破綻してしまう。
【0030】このような不具合を解消するために、すな
わち負の回り込みDU比(Desiredto Undesired Rati
o)の状態で安定な回り込みのキャンセルを実現するた
めに、本願発明者は、回り込みのループとキャンセルの
ためのフィードバックループの共通する部分に中継局の
系で最も通過帯域幅の狭いBPF(band-pass filter)
を配置する提案をした(特願2000−219277号
参照)。
【0031】図2に示すような構成では、ダイバーシテ
ィ合成のための適応フィルタ34 ,34−2に狭帯
域BPF特性を兼ね備えさせることが可能であり、新た
に遅延量の大きい狭帯域BPFを追加する必要がないた
め、装置の遅延量の増加を防ぐことができるのである。
【0032】《第3の利点》ダイバーシティ合成用の適
応フィルタ34の特性と、回り込みキャンセル用の適応
フィルタ36の特性とを作成する基準となる信号の観測
点の数がブランチ数分で済むという点である。例えば、
単にダイバーシティ受信装置と回り込みキャンセル装置
とを縦続接続した場合では、親局からの信号に含まれる
マルチパスによる遅延波と回り込み波との分離ができた
場合においても回り込みキャンセル装置の前後に信号観
測点が必要となり、信号処理も複雑になる。図2に示す
ような構成では、信号の観測点が減らせるとともに、観
測した信号からダイバーシティ合成用の適応フィルタ3
4の特性と回り込みキャンセル用の適応フィルタ36の
特性とを作成する信号処理も簡便化することができる。
【0033】<本発明の動作原理>以下に数式を使って
本発明の動作原理について説明する。
【0034】ダイバーシティ合成用加算部113の入力
信号であるブランチ#1の出力信号O1(ω)とブラン
チ#2の出力信号O2(ω)は(1)式および(2)式
で表される。
【0035】
【数1】 O1(ω)=D1(ω)・{S(ω)・M1(ω)+C1(ω)・T(ω)-O(ω)・L1(ω)} (1) O2(ω)=D2(ω)・{S(ω)・M2(ω)+C2(ω)・T(ω)-O(ω)・L2(ω)} (2)
【0036】ダイバーシティ合成用加算部の出力信号O
(ω)は(1)式と(2)式を用いて(3)式で表され
る。
【0037】
【数2】 O(ω)=O1(ω)+O2(ω) =D1(ω)・{S(ω)・M1(ω)+C1(ω)・T(ω)-O(ω)・L1(ω)} +D2(ω)・{S(ω)・M2(ω)+C2(ω)・T(ω)-O(ω)・L2(ω)} (3) ここで、中継局送信信号T(ω)と加算部出力信号O
(ω)は(4)式の関係にあり、(4)式を(3)式に
代入して(5)式を得る。
【0038】
【数3】 T(ω)=α・O(ω) (4) O(ω)=O1(ω)+O2(ω) =D1(ω)・{S(ω)・M1(ω)+C1(ω)・α・O(ω)-O(ω)・L1(ω)} +D2(ω)・{S(ω)・M2(ω)+C2(ω)・α・O(ω)-O(ω)・L2(ω)} (5) (5)式の各項を親局送信信号S(ω)と加算部出力信
号O(ω)について整理して(6)式を得る。
【0039】
【数4】 O(ω)=S(ω)・{D1(ω)・M1(ω)+D2(ω)・M2(ω)} +O(ω)・{D1(ω)・α・C1(ω)-D1(ω)・L1(ω)+D2(ω)・α・C2(ω)-D2(ω) ・L2(ω)} (6) (6)を加算部出力信号O(ω)について解くと(7)
式が得られる。
【0040】
【数5】 系全体の伝達関数をH(ω)とすれば、H(ω)は
(8)式で表される。
【0041】
【数6】 ここで、まずダイバーシティ受信における等価条件とし
て(9)式が成立すると仮定する。
【0042】
【数7】D1(ω)・M1(ω)+D2(ω)・M2(ω)=D(ω) (9) ここでD(ω)は周波数振幅特性が周波数によらず一定
で信号の遅延だけが存在する伝達関数である。
【0043】さらに、ブランチ#1およびブランチ#2
における回り込みのキャンセル条件として(10)式、
および(11)式を仮定する。
【0044】
【数8】 α・C1(ω)-L1(ω)=0 (10) α・C2(ω)-L2(ω)=0 (11) (9)式、(10)式、(11)式を(8)式に代入す
ると(12)式が得られる。
【0045】
【数9】 すなわち、(9)式に表すダイバーシティ受信における
等化条件と(10)式、(11)式に示す回り込みキャ
ンセル条件が満足されれば、系の伝達関数は単なる増幅
率αと遅延のみで表すことが可能で、無歪み伝送とな
る。
【0046】次に適応フィルタの制御方法について説明
する。
【0047】図2に示すように、各ブランチの回り込み
キャンセルのための減算部33−1,33−2の出力を
観測点とし、ブランチ#1およびブランチ#2における
観測点をそれぞれ観測点P1、観測点P2とする。観測
点P1と観測点P2における信号のスペクトルをX1
(ω)、X2(ω)とするとX1(ω)、X2(ω)は
(13)式、(14)式で表すことができる。
【0048】
【数10】 X1(ω)=S(ω)・M1(ω)+C1(ω)・T(ω)-O(ω)・L1(ω) (13) X2(ω)=S(ω)・M2(ω)+C2(ω)・T(ω)-O(ω)・L2(ω) (14) (13)式、(14)式に(4)式を代入して整理する
と(15)式、(16)式が得られる。
【0049】
【数11】 X1(ω)=S(ω)・M1(ω)+O(ω)・{α・C1(ω)-L1(ω)} (15) X2(ω)=S(ω)・M2(ω)+O(ω)・{α・C2(ω)-L2(ω)} (16) ここで、ブランチ#1のキャンセル残差信号のスペクト
ルをE1(ω)、ブランチ#2のキャンセル残差信号の
スペクトルをE2(ω)とするとE1(ω)、E2
(ω)は(17)式、(18)式で表される。
【0050】
【数12】 E1(ω)=α・C1(ω)-L1(ω) (17) E2(ω)=α・C2(ω)-L2(ω) (18) (17)式、(18)式を(15)式(16)式に代入
すると(19)式、(20)式が得られる。
【0051】
【数13】 X1(ω)=S(ω)・M1(ω)+O(ω)・E1(ω) (19) X2(ω)=S(ω)・M2(ω)+O(ω)・E2(ω) (20) ここでO(ω)はX1(ω)、X2(ω)、D1
(ω)、D2(ω)を用いて(21)式で表すことがで
きる。
【0052】
【数14】 O(ω)=X1(ω)・D1(ω)+X2(ω)・D2(ω) (21) (21)式を(19)式、(20)式に代入し、E1
(ω)、E2(ω)について解くと(22)式、(2
3)式が得られる。
【0053】
【数15】 さらに、(24)式、(25)式に示すように観測点P
1における信号のスペクトルX1(ω)を親局送信信号
S(ω)で除算した結果をH1(ω)、観測点P2にお
ける信号のスペクトルX2(ω)を親局送信信号S
(ω)で除算した結果をH2(ω)とする。
【0054】
【数16】 ここで、H1(ω)およびH2(ω)は、それぞれ観測
点P1および観測点P2で観測した各ブランチにおける
伝搬路の伝達関数に相当しており、観測点P1および観
測点P2で取得したOFDM信号の有効シンボル期間を
FFT(高速フーリエ変換)してX1(ω)およびX2
(ω)を示すキャリアデータを求め、さらに親局波送信
信号のスペクトルS(ω)のうち既知のキャリアデータ
で除算することなどで求められる。各ブランチにおける
伝搬路の伝達関数の算出法については、本発明者らの発
明に係る学会発表論文「地上デジタル放送SFNにおけ
る放送波中継用回り込みキャンセラの基礎検討」,映像
情報メディア学会誌vol.54,No.11,pp.1568-1575(200
0)などを参照されたい。
【0055】また、(24)式、(25)式を(22)
式、(23)式に代入して整理すると(26)式、(2
7)式が得られる。
【0056】
【数17】 ここで、伝達関数D1(ω)、D2(ω)は装置自身が
設定するため既知であるから、受信アンテナ11と親局
間の伝搬路特性を示す伝達関数M1(ω),M2(ω)
が求められればブランチ#1とブランチ#2の回り込み
キャンセル用の適応フィルタ34−1,34−2の伝達
関数L1(ω),L2(ω)の補正量であるキャンセル
残差信号のスペクトルE1(ω),E2(ω)を算出す
ることが可能であり、E1(ω)、E2(ω)を逆フー
リエ変換(IFFT)することで、回り込みキャンセル
用の適応フィルタ36−1,36−2のフィルタ係数補
正量を求めることができる。
【0057】次に、受信アンテナ11と親局間の伝搬路
特性を示す伝達関数M1(ω),M2(ω)を算出する
手段について説明する。
【0058】まず、(19)式、(20)式に(21)
式を代入すると(28)式、(29)式を得る。
【0059】
【数18】 X1(ω)=S(ω)・M1(ω)+X1(ω)・D1(ω)・E1(ω)+X2(ω)・D2(ω)・E1(ω) (28) X2(ω)=S(ω)・M2(ω)+X1(ω)・D1(ω)・E2(ω)+X2(ω)・D2(ω)・E2(ω) (29) (28)式、(29)式をX1(ω)、X2(ω)につ
いて整理すると(30)式、(31)式が得られる。
【0060】
【数19】 X1(ω)・{1-D1(ω)・E1(ω)}-X2(ω)・D2(ω)・E1(ω)=S(ω)・M1(ω) (30) X2(ω)・{1-D2(ω)・E2(ω)}-X1(ω)・D1(ω)・E2(ω)=S(ω)・M2(ω) (31) (30)式、(31)式は(32)式に示すようにX1
(ω)、X2(ω)についての連立一次方程式となって
いる。
【0061】
【数20】 ここで(32)式を解くと(33)式、(34)式が得
られる。
【0062】
【数21】 (33)式、(34)式を、さらに整理すると(35)
式、(36)式が得られる。
【0063】
【数22】 さらに、(24)式、(25)式に(35)式、(3
6)式を代入すると(37)、(38)式が得られる。
【0064】
【数23】 さらに(37)式、(38)式は(39)式(40)式
のように書き換えられる。
【0065】
【数24】 ここでA(ω)とB(ω)は、それぞれ(41)式、
(42)式で表される。
【0066】
【数25】 A(ω)=D1(ω)・E1(ω)+D2(ω)・E2(ω) (41) B(ω)=M1(ω)・E2(ω)-M2(ω)・E1(ω) (42) 次に、(39)式、(40)式をA(ω)のべき乗級数
に展開すると(43)式、(44)式が得られる。
【0067】
【数26】 H1(ω)=M1(ω)・{1+A(ω)+A2(ω)+....} -D2(ω)・B(ω)・{1+A(ω)+A2(ω)+....} =M1(ω)+A(ω)・M1(ω)+A2(ω)・M1(ω)+.... -D2(ω)・B(ω)-A(ω)・D2(ω)・B(ω)-A2(ω)・D2(ω)・B(ω)-.... (43) H2(ω)=M2(ω)・{1+A(ω)+A2(ω)+....} +D1(ω)・B(ω)・{1+A(ω)+A2(ω)+....} =M2(ω)+A(ω)・M2(ω)+A2(ω)・M2(ω)+.... +D1(ω)・B(ω)+A(ω)・D1(ω)・B(ω)+A2(ω)・D1(ω)・B(ω)+.... (44) ここで、(43)式について考察する。中継局の親局受
信に使用される受信アンテナ11は、一般的に高利得で
あると同時に鋭い指向性を有しているため、親局受信に
含まれるレベルの大きい遅延波(マルチパス)の遅延時
間は比較的短いのが普通である。言い換えれば、伝達関
数M1(ω)から求めた遅延プロファイル上の応答は遅
延時間の短い領域に集まっている。次に、ダイバーシテ
ィ合成のための適応フィルタ34の特性D1(ω)およ
びD2(ω)は、ダイバーシティ合成のための特性を生
成すると同時に、先にも述べたように中継局系で最も狭
帯域のBPFの特性も合せて実現するため、伝達関数M
1(ω)およびM2(ω)に含まれる遅延波の遅延時間
に比べ、比較的大きな遅延時間を有する。また、A
(ω)は、D1(ω)、D2(ω)の項で成り立ってい
るため、その遅延時間は、D1(ω)、D2(ω)と同
等もしくはそれ以上となる。
【0068】したがって(43)式の第1項以外は、す
べてD1(ω)、D2(ω)以上の遅延時間を有するこ
とになり、H1(ω)の遅延プロファイル上において遅
延時間の短い成分のみを取り出すことで、M1(ω)を
分離取得することができる。この処理は周波数軸上では
LPF(low-pass filter)処理で実現できる。M2
(ω)についても、H2(ω)に同様の処理を施すこと
で分離抽出することが可能である。この際、親局波に含
まれる遅延波の遅延時間と装置の遅延時間の両方を考慮
して、ダイバーシティ合成のための適応フィルタ34
−1,34−2の遅延時間を最適に選ぶことが重要であ
る。
【0069】<周波数特性D1(ω)、D2(ω)につ
いて>ダイバーシティ合成のための適応フィルタ34
−1の周波数特性D1(ω)と適応フィルタ34−2
周波数特性D2(ω)は、観測点P1および観測点P2
で観測した信号の周波数特性から抽出した伝搬路特性M
1(ω)、M2(ω)を用いて、求めることができる。
これは、本発明者らの発明に係る特許出願の明細書(特
願2000−353245号「OFDMデジタル信号中
継装置」)や学会発表技術報告「スペースダイバシティ
を用いた地上デジタル放送の放送波中継の検討」,映像
情報メディア学会技術報告Vol.25,No.31,pp.7-12,BCS20
01-11(Mar.2001)に記述されているアルゴリズムに基
いて決定すればよい。
【0070】なお、実際のD1(ω)およびD2(ω)
は、M1(ω)およびM2(ω)を使用し特願2000
−353245号に記述されているアルゴリズムに基い
て算出した特性に狭帯域BPFの特性を合成すること
で、親局信号の受信電力よりも回り込みの受信電力が大
きい場合でも安定的な回り込みキャンセル動作が可能と
なる。
【0071】<周波数特性L1(ω)、L2(ω)につ
いて>また、回り込みキャンセル用の適応フィルタ36
−1の周波数特性L1(ω)および適応フィルタ36
−2の周波数特性L2(ω)は、D1(ω)とD2
(ω)とM1(ω)とM2(ω)を算出した後に、(2
6)式と(27)式を用いて各ブランチにおけるキャン
セル残差信号のスペクトルE1(ω)およびE2(ω)
を求め、本発明者らの発明に係る特許出願の明細書(特
開2001−94528号「回り込みキャンセラ」)に
記述されているアルゴリズムに基いて決定すればよい。
【0072】さらに、観測点P1または観測点P2で観
測した信号が著しく劣化している場合に、観測信号が著
しく劣化しているブランチの出力を停止することで、中
継装置としてより安定的に動作させることが可能とな
る。例えば、観測した信号が著しく劣化していることを
判定する方法として、本発明者らの発明に係る特許出願
の明細書(特開2001−160794号「回り込みキ
ャンセラ」)に記述されているアルゴリズムに基いて回
り込みのキャンセル残差による信号の劣化を検知し、一
定の閾値を超える場合に、そのブランチのダイバーシテ
ィ合成のための適応フィルタ34および回り込みキャン
セル用の適応フィルタ36の出力を停止し、その後ダイ
バーシティ合成のための適応フィルタ34および回り込
みキャンセル用の適応フィルタ36の特性を再度作成す
ることで実現できる。
【0073】特開2001−160794号のアルゴリ
ズムを簡単に記述すると、このアルゴリズムでは、ルー
プ発振が検出されると、適応フィルタの出力を停止する
とともに、中継装置の出力を減力または停止させるよう
に制御する。この制御においては、受信変換部21を構
成するAGC回路の制御情報および/または送信変換部
41を構成するAGC回路の制御情報から、それらAG
C回路がその利得を各々に規定された閾値よりも小さく
しようと制御していることが判明された場合には、中継
装置がループ発振していると判定する。あるいは、入力
された回り込み観測信号の周波数振幅特性における振幅
の最大値を回り込み観測信号の周波数振幅特性における
振幅の最小値で除算した値が第1の閾値を超えたとき中
継装置がループ発振していると判定する。さらに、入力
された回り込み観測信号の周波数振幅特性における振幅
の最大値を回り込み観測信号の周波数振幅特性における
振幅の最小値で除算した値が第2の閾値を超えたとき中
継装置がループ発振し得る危険性があると判定し、中継
装置の出力を減力させて、ループ発振を未然に防止して
いる。
【0074】以上、図2はダイバーシティ受信用の受信
系統を2式用いたブランチ数2の構成における本発明の
動作原理図を示す図であるが、当然ブランチ数Lの受信
系統を用いた場合においても本発明は有効で、その変形
は容易であり、ここでの説明は省略する。
【0075】また、ここで説明したダイバーシティのブ
ランチ構成法に関しては、空間ダイバーシティ、偏波ダ
イバーシティ、角度ダイバーシティなど何れのブランチ
構成法においても実現可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
FNにおいて放送波中継を行う中継局で、複数の受信系
統を用いてダイバーシティ受信を行う中継局において
も、送信アンテナから各受信系統への電波の回り込みを
除去すると共に、各受信系統からの信号をダイバーシテ
ィ合成して中継局から再送信することが可能な回り込み
キャンセル装置及び中継装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダイバーシティ受信用回り込みキ
ャンセル装置及び中継装置の実施形態を示すブロック図
である。
【図2】本発明によるダイバーシティ受信用回り込みキ
ャンセル装置及び中継システムの動作原理をブランチ数
2の受信系統を用いた場合を例にブロック図にて示して
いる。
【符号の説明】
1,11−1,11−2,・・・,11−L ダイバー
シティアンテナ 2 受信装置 3 ダイバーシティ合成・回り込みキャンセル装置 4 送信装置 5 送信アンテナ 21−1,21−2,・・・,21−L 受信変換部 31−1,31−2,・・・,31−L ダウンコンバ
ータ 32−1,32−2,・・・,32−L 直交復調部 33−1,33−2,・・・,33−L 減算部 34−1,34−2,・・・,34−L ダイバーシ
ティ合成用の適応フィルタ(FIRフィルタ) 35 加算部 36−1,36−2,・・・,36−L 回り込みキ
ャンセル用の適応フィルタ(FIRフィルタ) 37 直交変調部 38 アップコンバータ 41 送信変換部 42 増幅部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱住 啓之 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 中原 俊二 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD11 DD21 DD31 5K059 AA08 BB01 CC01 DD35 EE01 5K072 AA04 BB02 BB14 BB25 BB27 CC02 CC11 CC31 EE33 GG01 GG12 GG13 GG14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数及び変調内容が同一の信号を受信
    するブランチ数が2以上の受信系統の各ブランチからの
    出力が被減算端子にそれぞれ実質的に入力されるよう構
    成され、減算端子には回り込みの複製信号がそれぞれ入
    力されるよう構成された受信系統のブランチ数と同数の
    回り込みキャンセル用の減算部と、 該減算部の各出力が入力されており、ダイバーシティ合
    成のためのフィルタ係数が与えられる受信系統のブラン
    チ数と同数のダイバーシティ合成用の適応フィルタ部
    と、 該ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部の各出力が入
    力されており、その出力が実質的に中継局の送信信号と
    して出力されているダイバーシティ合成のための加算部
    と、 該加算部の出力が入力されており、回り込み複製信号を
    生成するためのフィルタ係数が与えられ、その出力が前
    記各減算部の減算端子に入力された受信系統のブランチ
    数と同数の回り込みキャンセル用の適応フィルタ部と、 を備えたことを特徴とするダイバーシティ受信用回り込
    みキャンセル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイバーシティ受信用回
    り込みキャンセル装置において、 前記ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部は、中継シ
    ステムのOFDM信号が通過する系において最も狭帯域
    となる帯域通過フィルタ特性をも兼ね備えたフィルタ係
    数を与えるよう構成したことを特徴とするダイバーシテ
    ィ受信用回り込みキャンセル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のダイバーシティ
    受信用回り込みキャンセル装置において、 前記ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部による遅延
    を含む既知の中継システムの遅延時間を利用して、該遅
    延時間以上となる回り込みと、該遅延時間以下であって
    ダイバー合成によって等化する親局からの信号に含まれ
    る遅延波とを分離して検出することを特徴とするダイバ
    ーシティ受信用回り込みキャンセル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置におい
    て、信号の観測点を前記減算部の出力の位置に設定する
    ことで、前記ダイバーシティ合成用の適応フィルタ部の
    特性と、前記回り込みキャンセル用の適応フィルタ部の
    特性とを合わせて検出して作成することを特徴とするダ
    イバーシティ受信用回り込みキャンセル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置におい
    て、 各ブランチにおいて観測した信号が著しく劣化している
    と判定された場合に、そのブランチから前記加算部への
    出力を停止するように構成したことを特徴とするダイバ
    ーシティ受信用回り込みキャンセル装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    ダイバーシティ受信用回り込みキャンセル装置を備えた
    ことを特徴とする中継システム。
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