JP2003006176A - データ処理装置,方法およびプログラム - Google Patents

データ処理装置,方法およびプログラム

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JP2003006176A
JP2003006176A JP2001188400A JP2001188400A JP2003006176A JP 2003006176 A JP2003006176 A JP 2003006176A JP 2001188400 A JP2001188400 A JP 2001188400A JP 2001188400 A JP2001188400 A JP 2001188400A JP 2003006176 A JP2003006176 A JP 2003006176A
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data
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JP2001188400A
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Takuya Fukatsu
琢也 深津
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Software Chubu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブシステム異常終了時の再処理およびサブ
システムの個別実行が容易なデータ処理装置,方法およ
びプログラムを提供する。 【解決手段】 サブシステム実行部11は、複数のサブ
システムを順次実行する。各サブシステム(例えば、サ
ブシステムA)は、サブシステムAで更新するデータフ
ァイルA21の保存ファイルA41への保存、プログラ
ムA111の実行、インタフェースファイルA31の更
新状態フラグの変更、の3ステップより成る。プログラ
ムA111は、インタフェースファイルA31とインタ
フェースファイルB32の更新状態フラグに基づきデー
タファイルA21に対する更新動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサブシステ
ムを順次実行してデータを処理するデータ処理装置に関
し、特にサブシステム間でデータ連携を行うデータファ
イルの更新状態を管理してデータ処理を行うデータ処理
装置,方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のサブシステムから成るバッ
チ処理システムを実行するデータ処理装置において、各
サブシステム間はデータファイルを介してデータ連携し
ている。
【0003】このようなバッチ処理システムにおいて
は、各サブシステムでの異常終了時のデータ復旧を想定
し、バッチ処理システムの開始で先ず各サブシステム間
で使用する全データファイルの保存を行い、データファ
イルの保存が終了した後にサブシステムを順次実行して
いる。各サブシステムの実行では、各サブシステムはサ
ブシステム間のデータファイルを直接更新して処理を行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、以下のような問題点があった。
【0005】すなわち、障害が発生してサブシステムが
異常終了した場合、先に保存した全データファイルを復
元し、バッチ処理の最初のサブシステムから再実行しな
ければならならず、データファイルの復元と再処理に大
変な時間と労力を費やすということである。
【0006】また、各サブシステムを順次実行しなけれ
ばならず、各サブシステムを個別に実行することができ
ないということである。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
サブシステムのデータファイルの更新状態を管理するイ
ンタフェースファイルを用い、サブシステム異常終了時
の再処理およびサブシステムの個別実行が容易なデータ
処理装置,方法およびプログラムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明のデータ
処理装置は、複数のサブシステムを順次実行してデータ
を処理するデータ処理装置であって、複数のサブシステ
ムを順次実行するサブシステム実行部と、前記サブシス
テム対応に存在し前記サブシステム間でデータを連携す
るデータファイルの更新状態を管理するインタフェース
フラグとを備え、前記サブシステム実行部は前記インタ
フェースフラグに基づいて前記データファイルへの出力
を制御することを特徴とする。
【0009】本願第2の発明のデータ処理装置は、第1
の発明において前記サブシステム実行部は、上流サブシ
ステムであり下流サブシステムとの間でデータを連携す
るためのデータファイルを作成するデータ作成側サブシ
ステムが、データ作成側サブシステムのインタフェース
フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
ラグが同値の場合に新規書き出しで前記データファイル
を作成し、データ作成側サブシステムのインタフェース
フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
ラグが異値の場合に追加書き出しで前記データファイル
を作成する、ように制御し、下流サブシステムであり前
記データ作成側サブシステムが作成したデータファイル
を受け取るデータ受取側サブシステムが、データ作成側
サブシステムのインタフェースフラグとデータ受取側サ
ブシステムのインタフェースフラグが同値の場合に前記
データファイルを取り込まず、データ作成側サブシステ
ムのインタフェースフラグとデータ受取側サブシステム
のインタフェースフラグが異値の場合に前記データファ
イルを取り込む、ように制御する、ことを特徴とする。
【0010】本願第3の発明のデータ処理方法は、複数
のサブシステムを順次実行してデータを処理するデータ
処理方法であって、各サブシステムはサブシステム間で
データを連携するデータファイルの更新状態を管理する
インタフェースフラグに基づいて処理したデータを出力
することを特徴とする。
【0011】本願第4の発明のデータ処理方法は、第3
の発明において上流サブシステムであるデータ作成側サ
ブシステムは、データ作成側サブシステムのインタフェ
ースフラグとデータ受取側サブシステムのインタフェー
スフラグが同値の場合に処理したデータを新規書き出し
でファイルに作成し、下流サブシステムであるデータ受
取側サブシステムは、データ作成側サブシステムのイン
タフェースフラグとデータ受取側サブシステムのインタ
フェースフラグが異値の場合に前記データ作成側サブシ
ステムが作成したファイルを参照し処理したデータを新
規書き出しでファイルに作成する、ことを特徴とする。
【0012】本願第5の発明のデータ処理方法は、第4
の発明において前記データ作成側サブシステムは、デー
タ作成側サブシステムのインタフェースフラグとデータ
受取側サブシステムのインタフェースフラグが異値の場
合に処理したデータを追加書き出しでファイルに作成す
ることを特徴とする。
【0013】本願第6の発明のデータ処理方法は、第4
または第5の発明において前記データ受取側サブシステ
ムは、データ作成側サブシステムのインタフェースフラ
グとデータ受取側サブシステムのインタフェースフラグ
が同値の場合に何も処理を行わないことを特徴とする。
【0014】本願第7の発明のデータ処理プログラム
は、複数のサブシステムを順次実行してデータを処理す
るデータ処理プログラムであって、コンピュータに、各
サブシステムがサブシステム間でデータを連携するデー
タファイルの更新状態を管理するインタフェースフラグ
に基づいて処理したデータを出力するサブシステム実行
機能、を実現させる。
【0015】本願第8発明のデータ処理プログラムは、
第7の発明において前記サブシステム実行機能は、上流
サブシステムであるデータ作成側サブシステムがデータ
作成側サブシステムのインタフェースフラグとデータ受
取側サブシステムのインタフェースフラグが同値の場合
に処理したデータを新規書き出しでファイルに作成する
処理、下流サブシステムであるデータ受取側サブシステ
ムがデータ作成側サブシステムのインタフェースフラグ
とデータ受取側サブシステムのインタフェースフラグが
異値の場合に前記データ作成側サブシステムが作成した
ファイルを参照し処理したデータを新規書き出しでファ
イルに作成する処理、を有することを特徴とする。
【0016】本願第9の発明のデータ処理プログラム
は、第8の発明において前記サブシステム実行機能は、
前記データ作成側サブシステムがデータ作成側サブシス
テムのインタフェースフラグとデータ受取側サブシステ
ムのインタフェースフラグが異値の場合に処理したデー
タを追加書き出しでファイルに作成する処理を有するこ
とを特徴とする。
【0017】本願第10の発明のデータ処理プログラム
は、第8または第9の発明において前記サブシステム実
行機能は、前記データ受取側サブシステムがデータ作成
側サブシステムのインタフェースフラグとデータ受取側
サブシステムのインタフェースフラグが同値の場合に何
も行わずに終了する処理を有することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、複数のサブシス
テムで構成されサブシステム間をデータファイルにて連
携するバッチ処理システムにおいて、サブシステムのデ
ータファイルの更新状態を管理するインタフェースフラ
グを設けることにより、第1に、バッチ処理システムの
途中のサブシステムが異常終了した場合に、先頭サブシ
ステムから再実行することなく、異常終了したサブシス
テムが更新するデータファイルのみを復元し、該当する
サブシステムからの再処理を可能とすることである。第
2に、各サブシステムを複数回実行しても整合性が確保
できることである。
【0019】インタフェースフラグは各サブシステムに
対応して存在する。インタフェースフラグを用いたデー
タファイル出力の制御方法について、データ作成側サブ
システム(上流サブシステム)とデータ受取側サブシス
テム(下流サブシステム)との2つのサブシステムから
成るバッチ処理を例にとり説明する。
【0020】データ作成側サブシステム(上流サブシス
テム)は、データ作成側サブシステムのインタフェース
フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
ラグが同値の場合は前回作成したデータはデータ受取側
サブシステムで受取済であるとみなし新規書き出しでデ
ータを作成し、データ作成側サブシステムのインタフェ
ースフラグとデータ受取側サブシステムのインタフェー
スフラグが異値の場合は前回作成したデータはデータ受
取側サブシステムで未受取であるとみなし追加書き出し
でデータを作成する。
【0021】データ受取側サブシステム(下流サブシス
テム)は、データ作成側サブシステムのインタフェース
フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
ラグが同値の場合はデータ作成側サブシステムで作成し
たデータを既に受取済であるとみなし何も行わず、デー
タ作成側サブシステムのインタフェースフラグとデータ
受取側サブシステムのインタフェースフラグが異値の場
合はデータ作成側サブシステムで作成したデータを未受
取であるとみなし取り込んで新規書き出しでデータを作
成する。
【0022】本発明の実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【0024】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、データ処理装置1と、データファイルA21と、デ
ータファイルB22と、インタフェースファイルA31
と、インタフェースファイルB32と、保存ファイルA
41と、保存ファイルB42と、業務ファイルA51
と、を備える。
【0025】データ処理装置1は、プログラム制御によ
り動作するコンピュータであり、サブシステム実行部1
1を備える。サブシステム実行部11は、プログラムA
111とプログラムB112とを有する。
【0026】サブシステム実行部11は、複数のサブシ
ステムを順次実行する。本実施例では、2つのサブシス
テム(データ作成側サブシステムであるサブシステムA
とデータ受取側サブシステムであるサブシステムB)を
実行するものとする。
【0027】プログラムA111はサブシステムAで使
用されるプログラムであり、プログラムB112はサブ
システムBで使用されるプログラムである。
【0028】プログラムA111は、業務ファイルA5
1を参照して定められた処理を行いデータファイルA2
1を更新する。このとき、インタフェースファイルA3
1およびインタフェースファイルB32の更新状態フラ
グを参照してデータファイルA21に対する更新を次の
ように制御する。 (1)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’0’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’0’の場合は、サブシステムBが既にデータフ
ァイルA21を取込済なので、新規書き込みとする。 (2)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’0’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’1’の場合は、サブシステムBがデータファイ
ルA21を未取込なので、追加書き込みとする。 (3)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’1’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’0’の場合は、サブシステムBがデータファイ
ルA21を未取込なので、追加書き込みとする。 (4)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’1’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’1’の場合は、サブシステムBが既にデータフ
ァイルA21を取込済なので、新規書き込みとする。
【0029】プログラムA111によるデータファイル
A21に対する更新が完了した場合、サブシステム実行
部11は、新規書き込みの場合、インタフェースファイ
ルA31の更新状態フラグを、’0’であれば’1’
に、’1’であれば’0’に、変更する。追加書き込み
の場合は、インタフェースファイルA31の更新状態フ
ラグを変更しない。
【0030】プログラムB112は、データファイルA
21を参照して定められた処理を行いデータファイルB
22を更新する。このとき、インタフェースファイルA
31およびインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグを参照してデータファイルB22に対する更新を次
のように制御する。 (1)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’0’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’0’の場合は、データファイルA21を既に取
込済なので処理を行わず、データファイルB22を更新
しない。 (2)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’0’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’1’の場合は、データファイルA21を未取込
なので取り込んで処理を行い、新規書き込みとする。 (3)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’1’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’0’の場合は、データファイルA21を未取込
なので取り込んで処理を行い、新規書き込みとする。 (4)インタフェースファイルA31の更新状態フラグ
が’1’でインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグが’1’の場合は、データファイルA21を既に取
込済なので処理を行わず、データファイルB22を更新
しない。
【0031】プログラムB112によるデータファイル
B22に対する更新が完了した場合、サブシステム実行
部11は、新規書き込みの場合、インタフェースファイ
ルB32の更新状態フラグを、’0’であれば’1’
に、’1’であれば’0’に変更する。データファイル
B22を更新しない場合は、インタフェースファイルB
32の更新状態フラグを変更しない。
【0032】データファイルA21は、サブシステムA
とサブシステムBで使用されるファイルであり、プログ
ラムA111が更新し、プログラムB112が参照す
る。
【0033】データファイルB22は、サブシステムB
で使用されるファイルであり、プログラムB112が更
新する。
【0034】インタフェースファイルA31は、データ
ファイルA21の更新状態を管理するファイルであり、
データファイルA21の更新状態を表す更新状態フラグ
を有する。更新状態フラグは、初期値が’0’であ
り、’0’と’1’の値を交互に持つ。データファイル
A21に対する更新が新規書き込みの場合、正常に実行
されると、’0’であれば’1’に、’1’であれば’
0’に変更される。データファイルA21に対する更新
が追加書き込みの場合は、変更されない。
【0035】インタフェースファイルB32は、データ
ファイルB22の更新状態を管理するファイルであり、
データファイルB22の更新状態を表す更新状態フラグ
を有する。更新状態フラグは、初期値が’0’であ
り、’0’と’1’の値を交互に持つ。データファイル
B22に対する更新が新規書き込みの場合、正常に実行
されると、’0’であれば’1’に、’1’であれば’
0’に変更される。データファイルB22を更新しない
場合は、変更されない。
【0036】保存ファイルA41は、サブシステム実行
部11がデータファイルA21の内容を保存するファイ
ルである。
【0037】保存ファイルB42は、サブシステム実行
部11がデータファイルB22の内容を保存するファイ
ルである。
【0038】業務ファイルA51は、サブシステムAで
使用されるファイルであり、プログラムA111が参照
する。
【0039】本発明の実施の形態の動作について、図面
を用いて詳細に説明する。
【0040】図2は、本発明の実施の形態の動作の流れ
を示す図である。
【0041】図3は、本発明の実施の形態の動作を説明
する図である。
【0042】図2を参照すると、本実施例のバッチ処理
は、2つのサブシステム(データ作成側サブシステムで
あるサブシステムAとデータ受取側サブシステムである
サブシステムB)がサブシステム実行部11によりサブ
システムAの実行→サブシステムBの実行の順序で処理
される。
【0043】サブシステムAは、より詳細には以下に示
すステップが実行される。 (ステップA1)ステップA2で更新するデータファイ
ルA21の保存 (ステップA2)プログラムA111の実行 (ステップA3)インタフェースファイルA31の更新
状態フラグの変更 サブシステムBは、より詳細には以下に示すステップが
実行される。 (ステップB1)ステップB2で更新するデータファイ
ルB22の保存 (ステップB2)プログラムB112の実行 (ステップB3)インタフェースファイルB32の更新
状態フラグの変更 上記の各ステップについて、図2および図3を参照し
て、より詳細に説明する。
【0044】(1)ステップA1を実行する。 ステップA2の異常終了に備えて、プログラムA111
が更新するデータファイルA21を保存ファイルA41
に保存する。
【0045】(2)ステップA2を実行する。 プログラムA111は、業務ファイルA51を参照して
定められた処理を行いデータファイルA21を更新す
る。プログラムA111は、インタフェースファイルA
31およびインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグを参照し、インタフェースファイルA31の更新状
態フラグが’0’でインタフェースファイルB32の更
新状態フラグが’0’であるので、データファイルA2
1に対する更新動作を新規書き込みとする。
【0046】(3)ステップA3を実行する。 サブシステム実行部11は、プログラムA111による
データファイルA21に対する更新(新規書き込み)が
完了したので、インタフェースファイルA31の更新状
態フラグを’0’から’1’に変更する。インタフェー
スファイルA31の更新状態フラグが’1’でインタフ
ェースファイルB32の更新状態フラグが’0’とな
る。
【0047】(4)ステップB1を実行する。 ステップB2の異常終了に備えて、プログラムB112
が更新するデータファイルB22を保存ファイルB42
に保存する。
【0048】(5)ステップB2を実行する。 プログラムB112は、データファイルA21を参照し
て定められた処理を行いデータファイルB22を更新す
る。プログラムA111は、インタフェースファイルA
31およびインタフェースファイルB32の更新状態フ
ラグを参照し、インタフェースファイルA31の更新状
態フラグが’1’でインタフェースファイルB32の更
新状態フラグが’0’であるので、データファイルB2
2に対する更新動作を新規書き込みとする。
【0049】(6)ステップB3を実行する。 サブシステム実行部11は、プログラムB112による
データファイルB22に対する更新(新規書き込み)が
完了したので、インタフェースファイルB32の更新状
態フラグを’0’から’1’に変更する。インタフェー
スファイルA31の更新状態フラグが’1’でインタフ
ェースファイルB32の更新状態フラグが’1’とな
る。
【0050】以上で、複数サブシステムの1サイクルの
処理が終了する。次は、インタフェースファイルA31
の更新状態フラグが’1’でインタフェースファイルB
32の更新状態フラグが’1’の状態で、またサブシス
テムAの実行から始まる。
【0051】上記方法を用いれば、サブシステムBが異
常終了した場合、サブシステムBで更新するデータファ
イルB22の保存を復元すればデータファイルB22の
整合性は確保される。また、サブシステムAを複数回実
行してもデータファイルA21はサブシステムB内のプ
ログラムB112がデータを取込済でなければ追加書き
込みすることから、サブシステムBへの整合性は確保さ
れる。これらのことについて、以下に説明する。
【0052】先ず、サブシステムBが異常終了した場合
について説明する。 (1)ステップB1を実行する。 (2)ステップB2を実行する。ここで、プログラムB
112の実行中に異常終了する。 (3)ステップB1で保存した保存ファイルB42から
データファイルB22を復元する。 (4)ステップB2を再実行する。プログラムB112
は正常に終了する。 (5)ステップB3を実行する。
【0053】このように、サブシステムBが異常終了し
た場合、サブシステムBで更新するデータファイルB2
2の保存を復元してプログラムB112を再実行すれば
データファイルB22の整合性は確保される。サブシス
テムAで異常終了した場合も同様である。
【0054】続いて、サブシステムAを複数回(本説明
例では2回)実行した場合について説明する。 (1)ステップA1を実行する。 (2)ステップA2を実行する。プログラムA111
は、業務ファイルA51を参照して処理を行いデータフ
ァイルA21を更新し、正常に終了する。ここでは、イ
ンタフェースファイルA31の更新状態フラグが’0’
でインタフェースファイルB32の更新状態フラグが’
0’であるので、データファイルA21に対する更新動
作は新規書き込みとなる。 (3)ステップA3を実行する。インタフェースファイ
ルA31の更新状態フラグが’1’でインタフェースフ
ァイルB32の更新状態フラグが’0’となる。 (4)ステップA1を実行する。 (5)ステップA2を実行する。プログラムA111
は、上記(2)とは異なる業務ファイル(業務ファイル
AA)を参照して処理を行いデータファイルA21を更
新し、正常に終了する。ここでは、インタフェースファ
イルA31の更新状態フラグが’1’でインタフェース
ファイルB32の更新状態フラグが’0’であるので、
データファイルA21に対する更新動作は追加書き込み
となる。 (6)ステップA3を実行する。データファイルA21
に対する更新が追加書き込みであったのでインタフェー
スファイルの更新状態フラグは変更されず、インタフェ
ースファイルA31の更新状態フラグが’1’でインタ
フェースファイルB32の更新状態フラグが’0’のま
まである。
【0055】このように、サブシステムAを複数回実行
した場合、データファイルA21はサブシステムB内の
プログラムB112によるデータ取り込みが行われてい
ないので追加書き込みされることから、サブシステムB
への整合性は確保される。
【0056】更に、サブシステムBを複数回(本説明例
では2回)実行した場合について説明する。 (1)ステップB1を実行する。 (2)ステップB2を実行する。プログラムB112
は、データファイルA21を参照して処理を行いデータ
ファイルB22を更新し、正常に終了する。ここでは、
インタフェースファイルA31の更新状態フラグが’
1’でインタフェースファイルB32の更新状態フラグ
が’0’であるので、データファイルB22に対する更
新動作は新規書き込みとなる。 (3)ステップB3を実行する。インタフェースファイ
ルA31の更新状態フラグが’1’でインタフェースフ
ァイルB32の更新状態フラグが’1’となる。 (4)ステップB1を実行する。 (5)ステップB2を実行する。ここでは、インタフェ
ースファイルA31の更新状態フラグが’1’でインタ
フェースファイルB32の更新状態フラグが’1’であ
るので、データファイルB22に対する更新動作は行わ
ない。 (6)ステップB3を実行する。データファイルB22
に対する更新が行われなかったのでインタフェースファ
イルの更新状態フラグは変更されず、インタフェースフ
ァイルA31の更新状態フラグが’1’でインタフェー
スファイルB32の更新状態フラグが’1’のままであ
る。
【0057】このように、サブシステムBを複数回実行
した場合、2回目以降はサブシステムAのデータファイ
ルA21をサブシステムB内のプログラムB112によ
り既に取込済なのでデータファイルB22を更新しな
い。データファイルB22の整合性は確保される。
【0058】上述したように、サブシステムのデータフ
ァイルの更新状態を管理するインタフェースファイルを
用いることにより、第1に、サブシステムが異常終了し
た場合、該当するサブシステムのデータファイルのみを
復元し該当サブシステムからの再実行を可能し、第2
に、各サブシステムを個別に実行することを可能にす
る。このことにより、サブシステム異常終了時の再処理
およびサブシステムの個別実行が容易となる効果を生じ
る。
【0059】本発明による上述した実施の形態におい
て、データ処理装置の処理動作を実行するためのプログ
ラム等を、データとしてコンピュータの磁気ディスクや
光ディスク等の記録媒体(図示せず)に記録するように
し、記録されたデータを読み出してデータ処理装置を動
作させるために用いる。このように、本発明によるデー
タ処理装置を動作させるデータを記録媒体に記録させ、
この記録媒体をインストールすることによりデータ処理
装置の機能が実現できるようになる。
【0060】
【発明の効果】第1の効果は、サブシステムの個別実行
が容易となることである。
【0061】その理由は、サブシステムのデータファイ
ルの更新状態を管理するインタフェースファイルを設
け、インタフェースファイルの更新状態フラグに基づき
サブシステムのデータファイル更新を制御する手段を設
けたからである。
【0062】第2の効果は、サブシステム異常終了時の
再処理が容易となることである。
【0063】その理由は、サブシステムの処理ごとにデ
ータファイルを保存する手段、サブシステム異常時に保
存ファイルからデータファイルを復元しサブシステムの
データファイルの更新状態を管理するインタフェースフ
ァイルを参照して再処理を行う手段を設けたからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態の動作の流れを示す図
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明する図
【符号の説明】
1 データ処理装置 11 サブシステム実行部 21 データファイルA 22 データファイルB 31 インタフェースファイルA 32 インタフェースファイルB 41 保存ファイルA 42 保存ファイルB 51 業務ファイルA 111 プログラムA 112 プログラムB

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブシステムを順次実行してデー
    タを処理するデータ処理装置であって、複数のサブシス
    テムを順次実行するサブシステム実行部と、前記サブシ
    ステム対応に存在し前記サブシステム間でデータを連携
    するデータファイルの更新状態を管理するインタフェー
    スフラグとを備え、前記サブシステム実行部は前記イン
    タフェースフラグに基づいて前記データファイルへの出
    力を制御することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記サブシステム実行部は、上流サブシ
    ステムであり下流サブシステムとの間でデータを連携す
    るためのデータファイルを作成するデータ作成側サブシ
    ステムが、データ作成側サブシステムのインタフェース
    フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
    ラグが同値の場合に新規書き出しで前記データファイル
    を作成し、データ作成側サブシステムのインタフェース
    フラグとデータ受取側サブシステムのインタフェースフ
    ラグが異値の場合に追加書き出しで前記データファイル
    を作成する、ように制御し、下流サブシステムであり前
    記データ作成側サブシステムが作成したデータファイル
    を受け取るデータ受取側サブシステムが、データ作成側
    サブシステムのインタフェースフラグとデータ受取側サ
    ブシステムのインタフェースフラグが同値の場合に前記
    データファイルを取り込まず、データ作成側サブシステ
    ムのインタフェースフラグとデータ受取側サブシステム
    のインタフェースフラグが異値の場合に前記データファ
    イルを取り込む、ように制御する、ことを特徴とする請
    求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 複数のサブシステムを順次実行してデー
    タを処理するデータ処理方法であって、各サブシステム
    はサブシステム間でデータを連携するデータファイルの
    更新状態を管理するインタフェースフラグに基づいて処
    理したデータを出力することを特徴とするデータ処理方
    法。
  4. 【請求項4】 上流サブシステムであるデータ作成側サ
    ブシステムは、データ作成側サブシステムのインタフェ
    ースフラグとデータ受取側サブシステムのインタフェー
    スフラグが同値の場合に処理したデータを新規書き出し
    でファイルに作成し、下流サブシステムであるデータ受
    取側サブシステムは、データ作成側サブシステムのイン
    タフェースフラグとデータ受取側サブシステムのインタ
    フェースフラグが異値の場合に前記データ作成側サブシ
    ステムが作成したファイルを参照し処理したデータを新
    規書き出しでファイルに作成する、ことを特徴とする請
    求項3記載のデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 前記データ作成側サブシステムは、デー
    タ作成側サブシステムのインタフェースフラグとデータ
    受取側サブシステムのインタフェースフラグが異値の場
    合に処理したデータを追加書き出しでファイルに作成す
    ることを特徴とする請求項4記載のデータ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記データ受取側サブシステムは、デー
    タ作成側サブシステムのインタフェースフラグとデータ
    受取側サブシステムのインタフェースフラグが同値の場
    合に何も処理を行わないことを特徴とする請求項4また
    は5記載のデータ処理方法。
  7. 【請求項7】 複数のサブシステムを順次実行してデー
    タを処理するデータ処理プログラムであって、コンピュ
    ータに、各サブシステムがサブシステム間でデータを連
    携するデータファイルの更新状態を管理するインタフェ
    ースフラグに基づいて処理したデータを出力するサブシ
    ステム実行機能、を実現させるためのデータ処理プログ
    ラム。
  8. 【請求項8】 前記サブシステム実行機能は、上流サブ
    システムであるデータ作成側サブシステムがデータ作成
    側サブシステムのインタフェースフラグとデータ受取側
    サブシステムのインタフェースフラグが同値の場合に処
    理したデータを新規書き出しでファイルに作成する処
    理、下流サブシステムであるデータ受取側サブシステム
    がデータ作成側サブシステムのインタフェースフラグと
    データ受取側サブシステムのインタフェースフラグが異
    値の場合に前記データ作成側サブシステムが作成したフ
    ァイルを参照し処理したデータを新規書き出しでファイ
    ルに作成する処理、を有することを特徴とする請求項7
    記載のデータ処理プログラム。
  9. 【請求項9】 前記サブシステム実行機能は、前記デー
    タ作成側サブシステムがデータ作成側サブシステムのイ
    ンタフェースフラグとデータ受取側サブシステムのイン
    タフェースフラグが異値の場合に処理したデータを追加
    書き出しでファイルに作成する処理を有することを特徴
    とする請求項8記載のデータ処理プログラム。
  10. 【請求項10】 前記サブシステム実行機能は、前記デ
    ータ受取側サブシステムがデータ作成側サブシステムの
    インタフェースフラグとデータ受取側サブシステムのイ
    ンタフェースフラグが同値の場合に何も行わずに終了す
    る処理を有することを特徴とする請求項8または9記載
    のデータ処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8601493B2 (en) 2005-03-28 2013-12-03 Mitsubishi Electric Corporation Application controlling apparatus and storage medium which stores software for the apparatus

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