JP2003004023A - 繊維強化プラスチック製パイプ及び動力伝達用シャフト - Google Patents

繊維強化プラスチック製パイプ及び動力伝達用シャフト

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JP2003004023A
JP2003004023A JP2001191167A JP2001191167A JP2003004023A JP 2003004023 A JP2003004023 A JP 2003004023A JP 2001191167 A JP2001191167 A JP 2001191167A JP 2001191167 A JP2001191167 A JP 2001191167A JP 2003004023 A JP2003004023 A JP 2003004023A
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pipe
reinforced
fiber
reinforced plastic
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Minoru Toeda
稔 戸枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強化部の不必要な厚肉化を避けて材料費及び
重量を削減できる繊維強化プラスチック製パイプを提供
すること。 【解決手段】 プロペラシャフト11は、繊維強化プラ
スチック製パイプ12の端部に、ユニバーサルジョイン
トのヨーク13がセレーション結合されてなる。パイプ
12の端部には、ヨーク13の圧入による拡径変形を抑
制するための強化繊維よりなるフープ巻層15を含む強
化部16が厚肉に形成されている。強化部16は、パイ
プ12の末端Mに対応する最大厚肉部16aと、同最大
厚肉部16aに隣接し最大厚肉部16aよりも薄肉な中
間厚肉部16bとを備え、同最大厚肉部16aからパイ
プ12の中央側に向かって段階的に薄肉となるように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化プラスチ
ック製パイプ及び同パイプを用いた動力伝達用シャフト
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のパワートレーンに用いられるプ
ロペラシャフトとしては、例えば特開平5−13917
0号公報に開示されたものが存在する。すなわち、図3
に示すように、繊維強化プラスチック製パイプ(以下単
にパイプとする)101の端部に、ユニバーサルジョイ
ントのヨーク102をセレーション結合してなるもので
ある。
【0003】そして、前記公報においては、パイプ10
1とヨーク102とのセレーション結合を確実とするた
め、同パイプ101の端部には強化部103が設けられ
ている。同強化部103は、強化繊維よりなる周方向巻
層(所謂フープ巻層)104を含んで他の部位よりも厚
肉とされており、ヨーク102の圧入時におけるパイプ
101の端部の拡径変形を抑制して、同ヨーク102の
パイプ101に対する喰い込みを確実なものとしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヨーク10
2の圧入時において最も拡径変形し易いのは、パイプ1
01の末端(領域Mで示す)であり、同末端Mから離れ
るほど変形(拡径)量は少なくなる。つまり、強化部1
03において最も厚肉とすべきはパイプ101の末端M
であり、同末端Mから離れた部位ほど厚肉(補強)の必
要性は低くなる。従って、強化部103においてパイプ
101の末端Mから離れた部位も同じ肉厚とする前記公
報の技術においては、不必要な厚肉構成によってパイプ
101の材料費が嵩んだり、同パイプ101の重量増の
問題を生じていた。
【0005】本発明の目的は、強化部の不必要な厚肉化
を避けて材料費及び重量を削減できる繊維強化プラスチ
ック製パイプ及び同パイプを用いた動力伝達用シャフト
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、端部に結合部材が結合されて使用
され、同端部に強化繊維よりなる周方向巻層を含んでな
る強化部を有する繊維強化プラスチック製パイプにおい
て、前記強化部は、パイプの末端に対応する最大厚肉部
から離れるに連れて段階的に肉厚を薄くする構成である
ことを特徴とする繊維強化プラスチック製パイプであ
る。
【0007】この構成においては、強化部においてパイ
プの末端に対応する部位以外をそれほど厚肉としない。
つまり、強化部の不必要な厚肉化が避けられており、繊
維強化プラスチック製パイプの材料費及び重量を削減で
きる。また、強化部における強化繊維の巻付け層数変化
を抑えることができ、同強化部を有した繊維強化プラス
チック製パイプの製作が容易となる。
【0008】上記目的を達成するために請求項2の発明
は、端部に結合部材が結合されて使用され、同端部に強
化繊維よりなる周方向巻層を含んでなる強化部を有する
繊維強化プラスチック製パイプにおいて、前記強化部
は、パイプの末端に対応する最大厚肉部から離れるに連
れて連続的に肉厚を薄くする構成であり、同強化部の周
面はほぼ全体が傾斜面をなしていることを特徴とする繊
維強化プラスチック製パイプである。
【0009】この構成においては、強化部においてパイ
プの末端に対応する部位以外をそれほど厚肉としない。
つまり、強化部の不必要な厚肉化が避けられており、繊
維強化プラスチック製パイプの材料費及び重量を削減で
きる。また、繊維強化プラスチック製パイプの端部の補
強と同パイプの材料費及び重量の削減とをより高次元で
両立することができる。
【0010】請求項3の発明は請求項1又は2におい
て、前記最大厚肉部は、パイプの軸線に沿う長さが強化
部全体の半分以下に設定されていることを特徴としてい
る。この構成においては、繊維強化プラスチック製パイ
プの端部の補強と同パイプの材料費及び重量の削減とを
より高次元で両立することができる。
【0011】請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか
において、強化部の好適な態様を限定するものである。
すなわち、前記強化部において各部位の異なる肉厚は、
周方向巻層における強化繊維の巻付け層数を異ならせる
ことによって設定されている。
【0012】請求項5の発明は請求項1〜4のいずれか
において、繊維強化プラスチック製パイプと結合部材と
の好適な結合手法を限定するものである。すなわち、前
記パイプと結合部材とはセレーション結合される。
【0013】上記目的を達成するために請求項6の発明
は、請求項1〜5のいずれかに記載の繊維強化プラスチ
ック製パイプと、結合部材とからなることを特徴とする
動力伝達用シャフトである。この構成においては、強化
部の不必要な厚肉化が避けられており、繊維強化プラス
チック製パイプの材料費及び重量を削減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のパワート
レーンに用いられるプロペラシャフトに具体化した、第
1及び第2実施形態について説明する。なお、第2実施
形態においては第1実施形態との相違点についてのみ説
明し、同一又は相当部材には同じ番号を付して説明を省
略する。
【0015】○第1実施形態 (プロペラシャフト)図1(b)に示すように、動力伝
達用シャフトとしてのプロペラシャフト11は、円筒状
の繊維強化プラスチック製パイプ(以下単にパイプとす
る)12と、同パイプ12の両端部に取着された、結合
部材としての一対(図面においては一つのみ示す)のヨ
ーク13とから構成されている。ヨーク13は、ユニバ
ーサルジョイントを構成する金属製の部品で、その基端
部(図面右側)がパイプ12の端部に対してセレーショ
ン結合されている。
【0016】前記セレーション結合は、ヨーク13をパ
イプ12に圧入する際に、同ヨーク13に形成された切
り込み歯13aでパイプ12の内周面に刻み目を刻設し
ながら、同切り込み歯13aをパイプ12の内周面に喰
い込ませることで、パイプ12とヨーク13とを結合す
る手法である。
【0017】図1(a)に示すように、前記パイプ12
の両端部には、ヨーク13の基端部の圧入による拡径変
形を抑制するための強化部16がそれぞれ形成されてい
る。同強化部16は、パイプ12において他の部位より
も外径を大きくすることで肉厚とされている。
【0018】前記パイプ12の強化繊維としては炭素繊
維が使用され、マトリックス樹脂としてはエポキシ樹脂
が使用されている。パイプ12の強化繊維は、所定の等
ピッチでパイプ12の軸方向となす角度(巻付け角度)
が所定の角度となるように斜めに巻き付けられたヘリカ
ル巻層14と、巻付け角度が例えば70〜90°である
周方向巻層としてのフープ巻層15とを構成する。
【0019】前記ヘリカル巻層14の巻付け角度は、自
動車のパワートレーン用として要求される、曲げ及びね
じり並びに振動等の特性を満足させるために、45°以
下(本実施形態ではほぼ10°)に設定されている。フ
ープ巻層15は強化部16にのみ形成され、同フープ巻
層15はヘリカル巻層14の間に挟まれた状態で配置さ
れている。
【0020】図1(b)に示すように、前記パイプ12
においてヘリカル巻層14の外側には、有機繊維層17
が形成されている。同層17を構成する有機繊維として
は、熱収縮する糸、例えばポリエステル糸が用いられて
いる。この有機繊維は、パイプ12の軸方向に対する巻
付け角度が90°に近い状態で巻き付けられている。
【0021】なお、前記パイプ12の形成、つまりヘリ
カル巻層14及びフープ巻層15並びに有機繊維層17
の形成には、それぞれフィラメントワインディング法が
用いられている。
【0022】(パイプの強化部)図1(a)及び図1
(b)に示すように、前記パイプ12の強化部16は、
同パイプ12の末端(領域Mで示す)に対応する最大厚
肉部16aと、同最大厚肉部16aに対して所定間隔を
おいて隣接し最大厚肉部16aよりも薄肉な中間厚肉部
16bとを備えている。最大厚肉部16aと中間厚肉部
16bとの間、及び中間厚肉部16bとパイプ12にお
いて強化部16に隣接する部位との間は、最大厚肉部1
6aからパイプ12の中央側に向かって連続的に薄肉と
なる接続部16cによってそれぞれ接続されている。つ
まり、強化部16は、パイプ12の末端Mに対応する最
大厚肉部16aから離れるに連れて、段階的(最大厚肉
部16aと中間厚肉部16bとの関係)でかつ一部(接
続部16c)において連続的に肉厚を薄くする。
【0023】前記最大厚肉部16aは、パイプ12の軸
線に沿う長さが強化部16全体の半分以下(本実施形態
においてはほぼ1/4)に設定されている。また、同最
大厚肉部16aの肉厚は、中間厚肉部16bの肉厚の
1.2〜5倍(本実施形態においてはほぼ2倍)に設定
されている。
【0024】前記のような強化部16における各部位の
異なる肉厚は、フープ巻層15を構成する強化繊維の巻
付け層数を異ならせることによって設定されている。つ
まり、最大厚肉部16aにおいてはフープ巻層15の強
化繊維の巻付け層数が多くされ、中間厚肉部16bにお
いてはフープ巻層15の巻付け層数が最大厚肉部16a
よりも少なくされているのである。また、接続部16c
においては、フープ巻層15の強化繊維の巻付け層数を
パイプ12の軸線に沿って徐々に変更することで、肉厚
変化が連続的とされている。
【0025】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)強化部16は、パイプ12の末端Mに対応する部
位が最も厚肉とされ(最大厚肉部16a)、同最大厚肉
部16aから離れるに連れて薄肉とされている。つま
り、強化部16の不必要な厚肉化が避けられており、パ
イプ12の材料費及び重量を削減できる。
【0026】(2)強化部16は、パイプ12の末端M
に対応する最大厚肉部16aから離れるに連れて段階的
に肉厚を薄くする構成である。従って、強化部16にお
いて特に最大厚肉部16a及び中間厚肉部16bのそれ
ぞれにおける強化繊維の巻付け層数変化を必要とせず、
同強化部16を有したパイプ12の製作が容易となる。
また、強化繊維として、細番手のもの以外にも太番手の
ものも使用することが容易となり、同繊維サイズの選択
の自由度が増す。
【0027】(3)強化部16において各部位の異なる
肉厚は、フープ巻層15における強化繊維の巻付け層数
を異ならせることによって設定されている。従って、例
えば、ヘリカル巻層14における強化繊維の巻付け層数
を異ならせて対応する場合(この態様も本発明の趣旨を
逸脱するものではない)と比較して、強化部16におけ
る各部位の異なる肉厚の設定が容易となる。つまり、パ
イプ12の形成がフィラメントワインディング法にあっ
ては、ヘリカル巻層14の局部的な巻付け層数変化は難
しいのに比べ、フープ巻層15の局部的な巻付け層数変
化は容易なのである。
【0028】(4)強化部16の最大厚肉部16aは、
パイプ12の軸線に沿う長さが強化部16全体の半分以
下に設定されている。従って、パイプ12の端部の補強
と同パイプ12の材料費及び重量の削減とをより高次元
で両立することができる。
【0029】(5)強化部16の最大厚肉部16aの肉
厚は、中間厚肉部16bの肉厚の1.2〜5倍に設定さ
れている。従って、パイプ12の端部の補強と同パイプ
12の材料費及び重量の削減とをより高次元で両立する
ことができる。
【0030】(6)強化部16は、接続部16cにおい
て連続的に肉厚を薄くする。従って、例えば、最大厚肉
部16aと中間厚肉部16bとの間、及び中間厚肉部1
6bとパイプ12において強化部16に隣接する部位と
の間の接続部分をそれぞれ段差形状とする場合(この態
様も本発明の趣旨を逸脱するものではない)と比較し
て、同接続部分における動力伝達時(プロペラシャフト
11としての機能時)の局所的な応力集中を避けて、パ
イプ12の耐久性を向上させることができる。
【0031】○第2実施形態 図2に示すように、本実施形態においてパイプ12の強
化部16は、最大厚肉部16aがパイプ12の末端縁に
対応する部位にのみ設けられ、最大厚肉部16aからパ
イプ12の軸方向に沿って離れるに連れて、連続的にの
み肉厚を薄くする構成である。従って、同強化部16の
外周面16dは、ほぼ全体が傾斜面をなしている。
【0032】本実施形態においても、上記第1実施形態
の(1),(3),(4)と同様な効果を奏する。その
他にも、強化部16の肉厚が連続的に変化するため、パ
イプ12の端部の補強と同パイプ12の材料費の削減と
をより高次元で両立することができる。また、外周面1
6dの全体が傾斜面をなす強化部16は、動力伝達時
(プロペラシャフト11としての機能時)の局所的な応
力集中を避けるのにも有利な形状である。
【0033】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様でも実施可能である。 ・上記第1実施形態において強化部16は、最大厚肉部
16aと中間厚肉部16bの二段階(接続部16cを除
く)に肉厚を変化させる構成であった。しかし、それに
限定されるものではなく、最大厚肉部16aと接続部1
6cのみの一段階や、中間厚肉部16bを複数段とする
ことで、三、四或いは五段階に肉厚を変化させるように
してもよい。
【0034】・上記第2実施形態において強化部16
は、直線的に肉厚を変更する構成であった。しかし、そ
れに限定されるものではなく、例えば曲線的に肉厚を変
更する構成であってもよい。
【0035】・強化部16の肉厚変更を、強化繊維の巻
付けピッチを変化させることで行うこと。 ・パイプ12の形状は断面円形に限らず、例えば断面楕
円形であってもよい。
【0036】・パイプ12とヨーク13あるいは他の結
合部材との結合はセレーション結合に限らず、パイプ1
2及びヨーク13に予めスプラインを形成しておき、両
者12,13をスプライン同士の圧入噛合によって結合
してもよい。
【0037】・パイプ12の強化部16にヨーク13を
外嵌結合する構成において具体化すること。 ・パイプ12の外径は強化部16も含めて同じとし、同
強化部16の内径を小さくすることで、パイプ12のそ
の他の部位よりも厚肉としてもよい。
【0038】・マトリックス樹脂としては、エポキシ樹
脂に限らず他の熱硬化性樹脂(例えば不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等)や、曲げ
弾性率の高い熱可塑性樹脂(例えばポリエーテルエーテ
ルケトン)等を用いてもよい。しかし、自動車用のプロ
ペラシャフト11の場合には、コストや要求性能の点か
らエポキシ樹脂が好ましい。また、マトリックス樹脂と
して熱硬化性樹脂に替えて紫外線硬化性樹脂を使用して
もよい。
【0039】・強化繊維としては炭素繊維以外にも、ガ
ラス繊維或いはアラミド繊維等の一般的に高弾性・高強
度といわれるものが挙げられる。また、強化繊維として
一種のみを用いることに限定されず、複数種を組み合わ
せて使用してもよい。つまり、例えば、ヘリカル巻層1
4に炭素繊維とガラス繊維とを混在させたり、ヘリカル
巻層14に炭素繊維を用いフープ巻層15にガラス繊維
を用いる等である。
【0040】・両端において他の結合部材に結合されて
使用されるパイプに限らず、片側の端部においてのみ結
合部材が結合されて使用されるパイプにおいて具体化し
てもよい。
【0041】・自動車のパワートレーン用以外の動力伝
達用シャフトのパイプに適用してもよい。 ・動力伝達用シャフトに限らず、端部に結合部材が結合
されて使用される任意の繊維強化プラスチック製のパイ
プ、例えば輪転機のドラムに具体化してもよい。
【0042】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載すると、前記強化部において、最大厚肉部と
同最大厚肉部に隣接する中間厚肉部との間、及び/又
は、中間厚肉部とパイプにおいて強化部に隣接する部位
との間は、連続的に肉厚を変化させる接続部を介して接
続されている請求項1に記載の繊維強化プラスチック製
パイプ。
【0043】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、強化部の不
必要な厚肉化を避けて繊維強化プラスチック製パイプの
材料費及び重量を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は繊維強化プラスチック製パイプの側
面図、(b)はプロペラシャフトにおいて強化部付近の
断面図。
【図2】 第2実施形態のプロペラシャフトにおける強
化部付近の断面図。
【図3】 従来のプロペラシャフトにおいて強化部付近
の断面図。
【符号の説明】
12…繊維強化プラスチック製パイプ、13…結合部材
としてのユニバーサルジョイントのヨーク、15…周方
向巻層としてのフープ巻層、16…強化部、16a…強
化部においてパイプの末端に対応する最大厚肉部、M…
パイプの末端。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:30 B29C 67/14 A Fターム(参考) 3J033 AA01 AB02 AC01 BA02 BA07 BC03 4F205 AA39 AD02 AD03 AD16 AD25 AH17 HA02 HA33 HA37 HB01 HB11 HC17 HL14 HL25 HT02 HT22 4F213 AD16 AD25 AG08 AG24 AH11 AH12 AH17 WA17 WA57 WB01 WB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に結合部材が結合されて使用され、
    同端部に強化繊維よりなる周方向巻層を含んでなる強化
    部を有する繊維強化プラスチック製パイプにおいて、 前記強化部は、パイプの末端に対応する最大厚肉部から
    離れるに連れて段階的に肉厚を薄くする構成であること
    を特徴とする繊維強化プラスチック製パイプ。
  2. 【請求項2】 端部に結合部材が結合されて使用され、
    同端部に強化繊維よりなる周方向巻層を含んでなる強化
    部を有する繊維強化プラスチック製パイプにおいて、 前記強化部は、パイプの末端に対応する最大厚肉部から
    離れるに連れて連続的に肉厚を薄くする構成であり、同
    強化部の周面はほぼ全体が傾斜面をなしていることを特
    徴とする繊維強化プラスチック製パイプ。
  3. 【請求項3】 前記強化部の最大厚肉部は、パイプの軸
    線に沿う長さが強化部全体の半分以下に設定されている
    請求項1又は2に記載の繊維強化プラスチック製パイ
    プ。
  4. 【請求項4】 前記強化部において各部位の異なる肉厚
    は、周方向巻層における強化繊維の巻付け層数を異なら
    せることによって設定されている請求項1〜3のいずれ
    かに記載の繊維強化プラスチック製パイプ。
  5. 【請求項5】 前記パイプと結合部材とはセレーション
    結合される請求項1〜4のいずれかに記載の繊維強化プ
    ラスチック製パイプ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の繊維強
    化プラスチック製パイプと、結合部材とからなることを
    特徴とする動力伝達用シャフト。
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JP2006175788A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toray Ind Inc Frp筒体およびその製造方法

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