JP2003001735A - プラスチック段ボール - Google Patents

プラスチック段ボール

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JP2003001735A
JP2003001735A JP2001192826A JP2001192826A JP2003001735A JP 2003001735 A JP2003001735 A JP 2003001735A JP 2001192826 A JP2001192826 A JP 2001192826A JP 2001192826 A JP2001192826 A JP 2001192826A JP 2003001735 A JP2003001735 A JP 2003001735A
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ribs
plastic corrugated
corrugated board
plastic
angle
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JP2001192826A
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Hajime Kawakami
肇 川上
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Kawakami Sangyo KK
Original Assignee
Kawakami Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面圧縮強度及び耐久性の向上を図ったプラ
スチック段ボールを提供する。 【解決手段】 少なくとも2枚のライナー層2と、ライ
ナー層2の層間を支持する複数本のリブ3とを備えてな
るプラスチック段ボール1である。隣り合う2枚のライ
ナー層2とリブ3とが形成する、複数本のリブ3に垂直
に交差する平面6により切断した断面が台形形状である
ように形成されてなる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック段ボ
ールに関し、さらに詳しくは、平面圧縮強度及び耐久性
の向上を図ったプラスチック段ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック段ボールは、その耐
水性、軽量性、耐久性、及び緩衝性等を生かして魚箱や
リサイクル箱、または床面や壁面の養生材等として用い
られている。
【0003】従来、このプラスチック段ボールは、2枚
のライナー層と複数本のリブによって構成され、図5
(a)に示すように、それぞれのライナー層2に対して
垂直にリブ3が形成されたもの(垂直リブ)、図5
(b)に示すように、隣り合うライナー層2とリブ3と
が形成する、複数本のリブ3に垂直に交差する平面によ
り切断した断面が、三角形形状に形成されたもの(三角
形リブ)が知られている。また、プラスチック段ボール
は、押出し成形により作製されることが多い。
【0004】しかし、図5(a)に示すように、垂直リ
ブのプラスチック段ボール1は、リブ3の真上から押し
圧力が加わった場合には、大きな圧縮強度を発揮する
が、リブ3に対して斜め方向から押し圧力が加わると座
屈しやすいという問題があった。また、図5(b)に示
すように、三角形リブのプラスチック段ボール1は、押
出成形する際に2本のリブの重なる部分(三角形の頂点
部分)にヒケが出やすく、薄くなる為に、その部分の強
度が弱くなり、また、このプラスチック段ボール1に押
し圧力をかけた場合、構造上、2本のリブの重なる部分
に圧力が集中する為に、リブ3が折れやすいという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、隣り合う2枚のライナー層とリブとが形成す
る、複数本のリブに垂直に交差する平面により切断した
断面が台形形状であるように形成されてなる(台形リ
ブ)という構成を採用することにより、平面圧縮強度及
び耐久性の向上を図ったプラスチック段ボールを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、少なくとも2枚のライナー層と、ライナー層の層間
を支持する複数本のリブとを備えてなるプラスチック段
ボールであって、隣り合う2枚のライナー層とリブとが
形成する、複数本のリブに垂直に交差する平面により切
断した断面が台形形状であるように形成されてなること
を特徴とするプラスチック段ボール、が提供される。
【0007】本発明においては、前記台形の長辺を下底
1、短辺を上底X2としたとき、下底X1と、前記台形
を構成する2本のリブとが為す2つの内角の角度の差が
20°以内であることが好ましく、さらに、下底X1
リブとが為す2つの内角の大きさが等しいことが好まし
い。また、上底X2とリブとの外角の大きさを角度θと
したとき、角度θが、0°<θ<90°の関係を満足す
ることが好ましく、更に、角度θが、45°≦θ≦75
°の関係を満足することが好ましい。また、本発明にお
いては、隣り合う2枚のライナー層の層間のそれぞれの
台形形状が、同一の向きに形成されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0009】図1(a)、図1(b)に示すように、本
発明のプラスチック段ボール1は、上述のように、少な
くとも2枚のライナー層2と、ライナー層2の層間を支
持する複数本のリブ3とを備えてなるプラスチック段ボ
ール1であって、隣り合う2枚のライナー層2とリブ3
とが形成する、複数本のリブ3に垂直に交差する平面6
により切断した断面が台形形状であるように形成されて
なることを特徴とする。このことより、リブ3がライナ
ー層2に対して斜め方向に形成されているために、プラ
スチック段ボール1にかけられる斜め方向からの押し圧
力に強くなり、且つライナー層2にリブ3が重なる部分
がないことから、押出成形の際にヒケが起きにくく、プ
ラスチック段ボールに薄い部分がないので、本発明は、
平面圧縮強度及び耐久性に優れたプラスチック段ボール
を提供することが出来る。
【0010】本発明のプラスチック段ボール1を製造す
る方法としては、特に制限はないが、例えば、汎用の押
出成形による方法を挙げることが出来る。
【0011】また、プラスチック段ボール1の材料とし
ては、特に制限はないが、例えば、ポリプロピレンや高
密度ポリエチレンを挙げることが出来る。
【0012】本発明においては、前記台形の長辺を下底
1、短辺を上底X2としたとき、下底X1と、前記台形
を構成する2本の前記リブとが為す2つの内角の角度の
差が20°以内であることが好ましく、さらに、下底X
1とリブとが為す2つの内角の大きさが等しいことが好
ましい。このことより、プラスチック段ボールにかけら
れる押し圧力を、複数本のリブが均等に分散して受ける
ことが出来ることとなる。
【0013】図2は、本発明のプラスチック段ボール1
の別の一実施形態を示す断面図であるが、図2に示す実
施形態では、前記台形構造を有する層を2層重ねること
により、プラスチック段ボール1にかけられる押し圧力
をより分散することが出来るので、平面圧縮強度の更な
る向上を図ることが出来る。尚、本発明のプラスチック
段ボール1は、少なくとも2枚のライナー層2と、ライ
ナー層2の層間を支持する複数本のリブ3とを備えてな
るプラスチック段ボール1であることから、この積層構
造を1層及び2層に制限するものでなく、3層以上の積
層構造を備えていても構わないものである。
【0014】また、本発明においては、隣り合う2枚の
ライナー層2の層間のそれぞれの前記台形形状が、同一
の向きに形成されることが好ましい。図4に示すよう
に、前記台形形状が同一の向きに形成されない場合、す
なわち、隣り合うライナー層2の層間のそれぞれの前記
台形形状が、反対の向きに形成された場合には、2本の
リブの重なる部分4が数多く形成されることとなる。従
って、その部分では、押出成形の際にかなりのヒケが出
ることになり、プラスチック段ボールに多数の薄い部分
があることとなるので 図4に示すようなプラスチック
段ボールは平面圧縮強度的に安定性のなく、弱いものと
なる。
【0015】例えば、プラスチック段ボールを床面の養
生材として用いた場合、人がその上を歩き、また何らか
の物がその上に置かれることになる。その場合、人の足
裏面や物の載置面からプラスチック段ボールにかけられ
る押し圧力の方向としては、図3に示すように、足裏面
や物の載置面の中央付近では、表面のライナー層に対し
て垂直な方向に押し圧力がかけられるが、それらの側面
付近では、主に表面のライナー層に水平な面から45°
から75°の方向に押し圧力がかけられることになる。
従って、これらの押し圧力を、その方向から受け止めら
れるようにリブを配設すれば、平面圧縮強度の高いプラ
スチック段ボールを得られることとなる。よって、本発
明においては、上底X2とリブ3との外角の大きさを角
度θとしたとき、角度θが、0°<θ<90°の関係を
満足することが好ましく、更に、角度θが、45°≦θ
≦75°の関係を満足することが好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
隣り合う2枚のライナー層とリブとが形成する、複数本
のリブに垂直に交差する平面により切断した断面が台形
形状である(台形リブ)という構成を採用することによ
り、平面圧縮強度及び耐久性の向上を図ったプラスチッ
ク段ボールを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック段ボールの一実施形態を
示す(a)斜視図、及び(b)断面図である。
【図2】本発明のプラスチック段ボールの別の一実施形
態を示す断面図である。
【図3】プラスチック段ボールに加重がかけられたとき
の押し圧力のかかる方向を示す模式図である。
【図4】台形リブのプラスチック段ボールにおける悪い
例を示す断面図である。
【図5】従来のプラスチック段ボールの一実施形態
(a)垂直リブ、(b)三角形リブ、を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…プラスチック段ボール、 2…ライナー層、 3…リブ、 4…2本のリブの重なる部分、 5…押し圧力、 6…複数本のリブに垂直に交差する平面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のライナー層と、ライナー
    層の層間を支持する複数本のリブとを備えてなるプラス
    チック段ボールであって、 隣り合う2枚の前記ライナー層と前記リブとが形成す
    る、前記複数本のリブに垂直に交差する平面により切断
    した断面が台形形状であるように形成されてなることを
    特徴とするプラスチック段ボール。
  2. 【請求項2】前記台形の長辺を下底X1、短辺を上底X2
    としたとき、 前記下底X1と、前記台形を構成する2本の前記リブと
    が為す2つの内角の角度の差が20°以内である請求項
    1に記載のプラスチック段ボール。
  3. 【請求項3】前記下底X1と前記リブとが為す2つの内
    角の大きさが等しい請求項2に記載のプラスチック段ボ
    ール。
  4. 【請求項4】前記上底X2と前記リブとの外角の大きさ
    を角度θとしたとき、 前記角度θが、0°<θ<90°の関係を満足する請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のプラスチック段ボー
    ル。
  5. 【請求項5】前記角度θが、45°≦θ≦75°の関係
    を満足する請求項4に記載のプラスチック段ボール。
  6. 【請求項6】隣り合う2枚のライナー層の層間のそれぞ
    れの前記台形形状が、同一の向きに形成された請求項1
    〜5のいずれか1項に記載のプラスチック段ボール。
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