JP2002538778A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 １つのシステムチャンバ（１２）と１つの供給チャンバ（１０）とを備えたケーシング（１）を有し、システムチャンバ（１２）が生化学反応のあいだ産生システムを収容し、供給チャンバ（１０）が生化学反応のあいだ供給液を収容し、システムチャンバ（１２）と供給チャンバ（１０）とが一枚の半透膜によって分離されている無細胞ポリペプチド生合成の単一用途のための使い捨て生物反応モジュールであって、
前記ケーシング（１）が、それぞれ環状の緊着帯（１８）を有する少なくとも２つのチャンバ部（３、５）を有し、該環状の緊着帯（１８）のあいだに１枚の半透膜（７）が該膜（７）の周辺外周帯（１４）を挟着するシール手段（９）によって密閉して緊着固定され、システムチャンバ（１２）がシステムチャンバ部（５）と半透膜（７）により区画され、前記供給チャンバが供給チャンバ部（３）と半透膜（７）により区画されてなるモジュール。
【請求項２】 前記チャンバ部の一方（５または３）が半透膜（７）の緊着固定のための緊着帯（１８）に１本の周回溝（１３）を有し、他方のチャンバ部（３または５）が溝（１３）に嵌入する突出リブ（１６）を有し、膜（７）をチャンバ部（３、５）のあいだに緊着固定された周辺外周帯（１４）のところで溝に押し込む請求項１記載のモジュール。
【請求項３】 １つのシステムチャンバ（１２）と１つの供給チャンバ（１０）とを備えたケーシング（１）を有し、システムチャンバ（１２）が生化学反応の間中における産生システムを収容し、供給チャンバ（１０）が生化学反応の間中における供給液を収容し、システムチャンバ（１２）と供給チャンバ（１０）とが一枚の半透膜によって分離されている無細胞ポリペプチド生合成の単一用途のための使い捨て生物反応モジュールであって、
前記ケーシング（１）が、少なくとも２つのチャンバ部（３、５）を有し、該チャンバ部のあいだに１枚の半透膜（７）が該膜（７）の周辺外周帯（１４）を挟着するシール手段（９）によって密に緊着固定され、システムチャンバ（１２）がシステムチャンバ部（５）と半透膜（７）とによって限界を定められ、前記供給チャンバが供給チャンバ部（３）と半透膜（７）とによって限界を定められており、
前記少なくとも１つの供給チャンバ（１０）および／またはシステムチャンバ（１２）が、１つの磁気攪拌素子（１７）を有するモジュール。
【請求項４】 前記チャンバ部（３、５）の少なくとも一方が、半透膜（７）に対向した壁面（３８、３９）にチャンバ部（３、５）によって囲繞されたチャンバ（１０、１２）に注入するための１つの注入口（４０、４１）を有する請求項１、２または３記載のモジュール。
【請求項５】 前記半透膜（７）が透析膜である請求項１、２、３または４記載のモジュール。
【請求項６】 前記ケーシングが１つのシステムチャンバ（１２）と該システムチャンバに隣接する２つの供給チャンバ（１０、１１）とからなり、該供給チャンバがシステムチャンバ（１２）から第１および第２の半透膜（７、８）によって分離され、ケーシング（１）が２つの供給チャンバ部（３、４）を有し、第１の半透膜（７）がシステムチャンバ部（５）と第１の供給チャンバ部（３）とのあいだに緊着固定され、かつ第２の半透膜（８）がシステムチャンバ部（５）と第２の供給チャンバ部（４）とのあいだに緊着固定されている請求項１、２、３、４または５記載のモジュール。
【請求項７】 請求項１、２、３、４、５または６記載のモジュールを用いた生化学反応を実施する方法であって、
前記供給チャンバ（１０）内の供給液が、生化学反応のあいだ、外部の圧力によって加圧されず、その結果、供給チャンバ（１０）とシステムチャンバ（１２）とのあいだの分子交換を実質的に拡散に基づいて行なう方法。