JP2002538149A - 多環式チアゾール−2−イリデンアミン、その製造法および医薬としての使用 - Google Patents
多環式チアゾール−2−イリデンアミン、その製造法および医薬としての使用Info
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Abstract
Description
れる塩および生理学的に機能性の誘導体に関する。
ゾ[2,1−b]チアゾールおよびチアゾーロ[3,2−a]ピリミジンを開示し
ている。 本発明は治療的に利用できる食欲減退作用を示す化合物を提供することを目的
とすることに基づいている。これに関して、本目的はまた、特に米国特許第3,50
7,868号の化合物と比べて食欲減退作用が増加し、起こる副作用が少ない化合物
を見い出すことであった。
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アル
キニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上また
はすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、
OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3また
はN(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2NH(C1
−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アル
キル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n −フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここ
で、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、C
N、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2に
より2回まで置換されうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1
−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−
(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、
2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または
3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニ
ルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN
、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(
C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH
、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2により3回まで置換されうる
)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2また
は3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル
(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換さ
れうる)であり;
C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−
C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)
−アルキニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以
上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素は
OH、OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−C
H3またはN(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2N
H(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)
−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(
CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニ
ル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、
NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまた
はNH2により2回まで置換されうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、
N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリ
ル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナ
フチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2
−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル
、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、N
O2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH 2 、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、
COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により3回まで置換され
うる)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2
または3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)、テトラゾール−5−
イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置
換されうる)であり;
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり; R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり;あるいは R2およびR3は一緒になって−CH2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−、
−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−CH2−基を形成する]
の化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘
導体に関する。
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アル
キニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上また
はすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、
OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3また
はN(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2−(C1−
C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フ
ェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル
、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる)、NH2、N
H−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−ア
シル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6
である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−また
は3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェ
ニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、
Br、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C 6 )−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル) 2 、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2に
より1回または2回置換されうる)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここ
で、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換され
うる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメ
チルまたはベンジルにより置換されうる)であり;
キル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル] 2 、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル
、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべ
ての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC(
O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(
COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)
−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、
S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェ
ニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、n
は0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(
C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換さ
れうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル
(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4
−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここ
で、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環
はそれぞれF、Cl、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アル
キル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−
C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルま
たはCONH2により1回または2回置換されうる)、1,2,3−トリアゾール
−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジ
ルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は
1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり;
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり; R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4であ
る)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニル
、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェニ
ル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−C3 )−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換されう
る)であり;あるいは R2およびR3は一緒になって−CH2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−ま
たは−CH2−CH2−CH2−基 を形成する式Iの化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学
的に機能性の誘導体である。
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキ
ル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニ
ル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはす
べての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC
(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN
(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2−(C1−C6)
−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニ
ル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(
C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる)、NH2、NH
−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシ
ル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6で
ある)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または
3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニ
リル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、B
r、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)
−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2に
より1回または2回置換されうる)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここ
で、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換され
うる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメ
チルまたはベンジルにより置換されうる)であり;
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキ
ル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニ
ル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはす
べての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC
(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN
(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6 )−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、
S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェ
ニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、n
は0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(
C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換さ
れうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル
(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4
−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここ
で、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環
はそれぞれF、Cl、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アル
キル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−
C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルま
たはCONH2により1回または2回置換されうる)、1,2,3−トリアゾール
−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジ
ルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は
1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり;
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり; R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる) である式Iの化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に
機能性の誘導体である。
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキ
ル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニ
ル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはす
べての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC
(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN
(COOCH2Ph)2により置換されうる)、SO2−NH2、SO2−(C1−C6)
−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニ
ル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(
C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる)、NH2、NH
−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシ
ル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6で
ある)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または
3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニ
リル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、O
H、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル
、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−C
H3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2により1回また
は2回置換されうる)、1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾ
ール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)、テト
ラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベ
ンジルにより置換されうる)であり;
、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(
C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O
−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての
水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC(O)C
H3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(CO
OCH2Ph)2により置換されうる)、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2
N[(C1−C6)−アルキル]2、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n −フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3
、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはN
H2により2回まで置換されうる)、NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N(
(C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、
O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチ
ル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−ま
たは3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フ
ラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O
−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−ア
ルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1 −C6)−アルキルまたはCONH2により1回または2回置換されうる)、1,2
,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位で
メチルまたはベンジルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで
、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)
であり;
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり; R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる) である式Iの化合物およびそれらの生理学的に許容される塩である。
形態の式Iの化合物、並びにそれらのジアステレオマーおよびその混合物に関す
る。 置換基R1、R1′、R2およびR3のアルキル、アルケニルおよびアルキニ
ル基は直鎖状または分枝状である。
度が非常に大きいため特に医療用途に適している。これらの塩は薬学的に許容し
うるアニオンまたはカチオンを持つ必要がある。本発明の化合物の適当な薬学的
に許容しうる酸付加塩は塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫
酸のような無機酸の塩、および例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ク
エン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン
酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク
酸、p-トルエンスルホン酸、酒石酸およびトリフルオロ酢酸のような有機酸の塩
である。医療目的には塩化物を使用するのが特に好ましい。適当な薬学的に許容
しうる塩基性塩はアンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウムおよびカ
リウム塩)、並びにアルカリ土類金属塩(例えばマグネシウムおよびカルシウム
塩)である。
は精製するのに、そして/または例えばインビトロの非治療的用途に使用するの
に有用な中間体として本発明の範囲に包含される。 本明細書において使用される「生理学的に機能性の誘導体」なる用語は例えば
ヒトのような哺乳動物に投与されると(直接的または間接的に)このような化合
物またはその活性代謝物質を生成する本発明の化合物の生理学的に許容される誘
導体、例えばエステルを意味する。
ラッグはインビボで本発明の化合物に代謝されうる。これらのプロドラッグは自
ら活性であるか、またはそうではない。 本発明の化合物はまた、例えば非晶質および結晶質の多形形態のような種々の
多形形態で存在してもよい。本発明の化合物の多形形態はすべて本発明の範囲に
包含され、本発明の別の態様である。 以後、「式(I)の化合物」なる用語は上記式(I)の化合物と本明細書で開
示したその塩、溶媒和物および生理学的に機能性の誘導体を意味する。
因、例えば選択した特定の化合物、目的用途、投与方法および患者の臨床状態に
依存する。1日の投与量は一般に1日あたり体重1kgにつき0.3mg〜100mg
(典型的には3mg〜50mg)の範囲、例えば3〜10mg/kg/日である。静脈内
投与量は例えば0.3mg〜1.0mg/kgの範囲であり、好適には1分あたり1kgに
つき10ng〜100ngの注入により投与することができる。これらの目的に適し
た注入液は例えば1mlにつき0.1ng〜10mg、典型的には1ng〜10mgを含有
する。単独投与の場合は例えば1mg〜10gの活性成分を含有する。したがって
、注射用アンプルは例えば1mg〜100mgを含有し、経口的に投与することがで
きる単独投与製剤、例えば錠剤またはカプセル剤は例えば1.0〜1000mg、
典型的には10〜600mgを含有する。薬学的に許容しうる塩の場合、上記の重
量値は塩から誘導されるアミノチアゾールイオンの重量に基づく。式(I)の化
合物は単独の化合物として上記症状の予防または治療に使用することができるが
、これらは好ましくは適合しうる担体と一緒に医薬組成物の形態をとる。もちろ
ん、担体は本組成物の他の成分との適合性という意味で適合するものであり、ま
た患者の健康状態にとって有害なものであってはならない。担体は固体、液体ま
たは両方であるが、好ましくは0.05〜95重量%の活性成分を含有する単独
投与製剤、例えば錠剤として化合物と一緒に製剤化される。他の薬学的に活性な
物質、例えば他の式(I)の化合物を存在させることもできる。本発明の医薬組
成物は本質的に各成分を薬理学的に許容しうる担体および/または賦形剤と混合
することからなる既知の製薬方法により製造することができる。
(例えば皮下、筋肉内、皮内または静脈内)投与に適したものであるが、それぞ
れの場合において最も好適な投与方法は治療する症状の性質および深刻さ、並び
にそれぞれの場合で使用される式(I)の化合物の性質に依存する。被覆製剤お
よび持効性被覆製剤もまた本発明の範囲に包含される。酸および胃液に対して耐
性のある製剤が好ましい。適当な胃液耐性コーチングはセルロースアセテートフ
タレート、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートおよびメタクリル酸とメタクリル酸メチルのアニオン性ポリマー
からなる。
有するカプセル剤、カシェ剤、サブロー錠剤または錠剤;散剤または顆粒剤;水
性または非水性液体中の液剤または懸濁剤;水中油型または油中水型乳剤のよう
な個別単位形態である。これらの組成物はすでに述べたように活性成分および担
体(1種以上の追加成分を含有してもよい)を接触させる工程を含む適当な製薬
方法により製造することができる。一般に、本組成物は活性成分を液状および/
または微粉固体状担体と均一かつ均質に混合し、その後生成物を必要に応じて造
形することにより製造される。したがって、例えば錠剤は本化合物の粉末または
顆粒を場合により1種以上の追加成分と一緒に圧縮または造形して製造すること
ができる。圧縮錠剤はさらさらした形態、例えば粉末または顆粒の本化合物を場
合により結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/または1種以上の界面活性剤/
分散剤と混合して適当な機械で錠剤化することにより製造することができる。付
形錠剤は不活性液体の希釈剤で湿らせた粉末形態の化合物を適当な機械で造形し
て製造することができる。
スクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカントゴムと一緒に含有する吸引可
能な錠剤、並びにゼラチンおよびグリセロールまたはスクロースおよびアラビア
ゴムのような不活性基剤中で本化合物を含有するトローチ剤がある。
である式(I)の化合物の好ましくは無菌の水性製剤である。これらの製剤は好
ましくは静脈内的に投与されるが、投与は皮下、筋肉内または皮内注射により行
なうこともできる。これらの製剤は好ましくは本化合物を水と混合し、得られる
溶液を無菌にし、血液と等張にすることにより製造することができる。本発明の
注射剤は一般に0.1〜5重量%の活性化合物を含有する。
は式(I)の化合物を1種以上の慣用の固体状担体、例えばカカオ脂と混合し、
得られる混合物を造形することにより製造することができる。 皮膚への局所使用に適した医薬組成物は好ましくは軟膏剤、クリーム剤、ロー
ション剤、ペースト剤、噴霧剤、エアロゾル剤または油剤の形態である。使用で
きる担体はワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコール、および
これらの物質の2種以上の組み合せである。活性成分は一般に本組成物の0.1
〜15重量%、例えば0.5〜2重量%の濃度で存在する。
間密接に接触させるのに適した単一プラスターの形態である。この種のプラスタ
ーは好適には活性成分を場合により接着剤に溶解および/または分散させた、あ
るいはポリマーに分散させた、緩衝剤で処理した水溶液中で含有する。適当な活
性成分濃度は約1%〜35%、好ましくは約3%〜15%である。場合により、
活性成分は例えば「医薬リサーチ (Pharmaceutical Reserch)」,2(6):318(19
86)に記載のようなエレクトロトランスポートまたはイオントフォレーゼにより
放出させることができる。
ることからなる式Iの化合物の製造法に関する:
、式III(式中、Zは無機または有機酸の活性化エステルの基である)の化合物
に変換する。
a
HZまたはI′×HZ′の化合物を得、場合により式I×HZまたはI′×HZ
の化合物を有機または無機塩基で式IまたはI′の遊離形態に変換する。次に、
これらを無機または有機酸で他の酸付加塩に変換することができる。
リン酸およびスルファミン酸である。 例として挙げられる有機酸はギ酸、酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸
、ベンゼンスルホン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、クエ
ン酸、L−アスコルビン酸、サリチル酸、イセチオン酸、メタンスルホン酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸、1,2−ベンズイソチアゾール−3(2H)−オ
ン、6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4(3H)−オン 2,2−ジオ
キシドである。
せることにより有利に行なわれる。反応は不活性溶媒、例えばジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、アセトニトリル、ニトロメタンまたはジエチレングリコールジ
メチルエーテルのような極性有機溶媒中で有利に行なわれる。しかしながら、特
に有利な溶媒は酢酸メチル、酢酸エチル;メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノールのような短鎖アルコール;および例えばアセトン、2−ブ
タノンまたは2−ヘキサノンのような低級ジアルキルケトンである。上記反応溶
媒の混合物を使用することも可能である;すなわち上記溶媒と単独ではあまり適
さない溶媒の混合物、例えばメタノールとベンゼン、エタノールとトルエン、メ
タノールとジエチルエーテルまたはt−ブチルメチルエーテル、エタノールとテ
トラクロロメタン、アセトンとクロロホルム、ジクロロメタンまたは1,2−ジ
クロロエタンの混合物を使用することもでき、それぞれより極性の溶媒を過剰に
使用することが有利である。反応体は特定の反応溶媒中の懸濁液または溶液とし
て存在することができる。原則として反応体をとりわけ特定のチオアミドが低い
融点を有する場合は溶媒なしで反応させることもまた可能である。反応はほんの
わずか発熱し、−10℃〜150℃、好ましくは30℃〜130℃で行なうこと
ができる。通常、70℃〜110℃の温度範囲が特に好ましい。
れぞれ2分間〜3日間である。好ましい温度範囲において反応時間は一般に5分
間〜48時間である。
ZおよびI′×HZの形態で分離し、続いて適当な沈殿剤を加えることが有利で
ある。使用される沈殿剤の例はベンゼン、トルエン、シクロヘキサンまたはヘプ
タンのような炭化水素あるいはテトラクロロメタンである;特に酢酸エチルまた
は酢酸n−ブチルのような酢酸アルキル、あるいはジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルまたはt−ブチルメチルエーテルのよ
うなジアルキルエーテルが特に好適であると判明している。もし反応終了後に反
応混合物がまだ溶液である場合は、化合物IまたはI′の塩を場合により反応溶
液の濃縮後に上記沈殿剤の1つで沈殿させることができる。反応混合物の溶液を
上記沈殿剤の1つの攪拌溶液中にろ過することも可能であり有利である。化合物
IIIとチオ尿素IVaの反応はほとんど定量的に行なわれるため、得られる粗生成
物は通常すでに分析的に純粋である。例えばトリエチルアミンまたはジイソブチ
ルアミンまたはアンモニアまたはモルホリンまたはピペリジンまたは1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンのような有機塩基を加えて反応混
合物をアルカリ性にし、濃縮後の粗製反応生成物を例えばシリカゲルカラム上の
クロマトグラフィーにより精製することにより反応混合物を後処理することもで
きる。これに適した溶離剤の例は酢酸エチルとメタノールの混合物、ジクロロメ
タンとメタノールの混合物、トルエンとメタノールまたは酢酸エチルの混合物、
あるいは酢酸エチルとヘプタンのような炭化水素の混合物である。粗生成物が最
後に記載したように精製される場合、酸付加生成物はこのようにして得られた式
IまたはI′の純粋な塩基から、塩基をメタノール、エタノール、プロパノール
またはイソプロパノールのようなプロトン性有機溶媒、あるいは酢酸エチル、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、アセトンまたは2−ブタノンのような非プロトン性
有機溶媒に溶解または懸濁し、次にこの混合物に少なくとも等モル量の無機酸、
例えばジエチルエーテルまたはエタノールのような不活性溶媒に溶解した塩酸、
あるいは上記した他の無機または有機酸の何れかを加えることにより得ることが
できる。
、アセトニトリル、ニトロメタンから再結晶することができる。しかしながら、
例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ニトロメタン、アセトニ
トリル、好ましくはメタノールまたはエタノールのような溶媒からの再沈殿が特
に有利である。式IIIの化合物と式IVaのチオ尿素の反応は少なくとも等モル量
の塩基、例えばトリエチルアミンを反応混合物に加え、次に場合によりこのよう
にして得られた化合物IまたはI′をそれらの酸付加生成物に変換することによ
り行なうこともできる。
O−C(O)−(C6H4)−4−NO2、O−SO2−CH3、O−SO2−CF3、O
−SO2−(C6H4)−4−CH3、O−SO2−C6H5である。 酸付加生成物I×HZおよびI′×HZを塩基で処理して式IおよびI′の化
合物に変換することができる。適当な塩基の例は水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムまたは水酸化バリウムのような無機水
酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、例えば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、重
炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウム、アンモニアおよびアミン、例えばトリエ
チルアミン、ジイソプロピルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ピペリジン、モ
ルホリン、メチルジシクロヘキシルアミンである。 式IVaのチオ尿素はそれぞれ商業的に入手できるか、または文献で知られてい
る方法により製造することができる。
れらの酸付加生成物を下記の表1に示す。
している。本化合物は単独で、または他の食欲減退活性成分と組み合わせて使用
することができる。本化合物は肥満症の予防、特に治療に適している。本化合物
はさらにII型糖尿病の予防および治療に適している。
験生成物を胃管栄養法により投与した。動物を一匹ずつ別々にケージに入れ、水
が自由に飲めるようにし、生成物投与の30分後にコンデンスミルクを与えた。
コンデンスミルクの消費量を測定し、動物の一般行動を30分毎に7時間検査し
た。測定したミルク消費量を未処置の対照動物のものと比較した。
において副作用は観察されなかった。 下記の実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに制限されな
い。記載した分解点は未補正であり、一般に加熱速度に依存する。
−2−イリデン)メチルアミン臭化水素酸塩(実施例3の化合物): a) 6−クロロ−3−メチル−2−メチルイミノ−2,3,8,8a−テトラヒド
ロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩 2.47g(10ミリモル)の2−ブロモ−5−クロロ−1−インダノンを3
0mlのアセトンに溶解し、室温で10mlのアセトン中における1.05g(10
ミリモル)のN,N′−ジメチルチオ尿素の溶液を加え、混合物を室温で5時間
攪拌した。沈殿物を吸引ろ過し、真空下で乾燥した。メタノール/ジエチルエー
テルから結晶させて融点が181〜183℃の6−クロロ−3−メチル−2−メ
チルイミノ−2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−
3a−オールの臭化水素酸塩を得た。
ール−2−イリデン)メチルアミン 3.05g(10ミリモル)の6−クロロ−3−メチル−2−メチルイミノ−
2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール
臭化水素酸塩を20mlの氷酢酸中で懸濁し、4時間還流しながら攪拌した。混合
物を室温まで冷却し、沈殿物を吸引ろ過した。融点が278℃の(6−クロロ−
3−メチル−3,8−ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−2−イリデン
)メチルアミンの臭化水素酸塩を得た。
ル−2−イリデンアミノ)酢酸塩酸塩(実施例9の化合物): a) N−t−ブトキシカルボニルメチル−N′−メチルチオ尿素 100mlの酢酸エチル中で16.8gのグリシンt−ブチルエステル塩酸塩を
8gのメチルイソチオシアネートと反応させ、13.8mlの酢酸エチルを加える
ことにより得た。混合物を35℃で4時間攪拌し、次に室温で2日間放置した。
沈殿物をろ過し、有機相を重炭酸ナトリウムおよび塩化ナトリウム溶液で洗浄し
、抽出溶液を乾燥した後、溶媒を真空下で蒸発させた。チオ尿素を淡褐色の油状
物として得た。
ゾール−2−イリデンアミノ)酢酸臭化水素酸塩 3.1gのN−t−ブトキシカルボニルメチル−N′−メチルチオ尿素を3.7
gの3−ブロモ−6−フルオロ−4−クロマノンのアセトン溶液に加え、次に室
温で24時間、40℃でさらに8時間攪拌することにより得た。蒸留後、0℃で
非晶質の油状残留物を酢酸エチル中で結晶させた。無色の結晶、融点184℃。
ゾール−2−イリデンアミノ)酢酸塩酸塩 60mlの氷酢酸中で4.3gの(8−フルオロ−1−メチル−1,4−ジヒドロ
クロメノ[4,3−d]チアゾール−2−イリデンアミノ)酢酸臭化水素酸塩を
2時間沸騰させ、次に室温で6時間放置してから、約10℃まで冷却し、結晶性
沈殿物をろ過することにより得た。それを氷酢酸、少量の水および数mlの水性塩
酸の混合物から再結晶し、0℃まで冷却した。無色の結晶、融点256℃。
チアゾール−2−イリデン)メチルアミン塩酸塩(実施例10の化合物): a) 5−メタンスルホニル−3−メチル−2−メチルイミノ−2,3,8,8a−
テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール 1.45gの2−ブロモ−6−メタンスルホニル−1−インダノンを15mlの
アセトンに溶解し、攪拌しながら10mlのアセトン中における0.65gのN,N
′−ジメチルチオ尿素を加えた。溶液は最初は透明であったが、約10分後、5
−メタンスルホニル−3−メチル−2−メチルイミノ−2,3,8,8a−テトラ
ヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オールの臭化水素酸塩が結晶
化した。室温で1時間攪拌し、次に吸引ろ過し、少量のアセトンで洗浄した。2
.1gの臭化水素酸塩(融点265℃)を10mlのメタノール中で懸濁し、1ml
のトリエチルアミンを加えた。15分後、150mlの水を加え、混合物を氷で冷
却しながら1時間攪拌した。生成した生成物を吸引ろ過し、少量の冷水で洗浄し
た。融点が158℃の5−メタンスルホニル−3−メチル−2−メチルイミノ−
2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール
を得た。
d]チアゾール−2−イリデン)メチルアミン塩酸塩 312mgの5−メタンスルホニル−3−メチル−2−メチルイミノ−2,3,8
,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オールを20ml
の50%濃塩酸中、室温で3時間攪拌した。次に、混合物を60℃で1時間加熱
した。溶液をろ過し、真空下(≦60℃)で注意しながら濃縮し、残った残留物
をエタノールと一緒に攪拌した。吸引ろ過し、少量のエタノールで洗浄して(5
−メタンスルホニル−3−メチル−3,8−ジヒドロインデノ[1,2−d]チア
ゾール−2−イリデン)メチルアミン塩酸塩を得た。融点>250℃。
−d]チアゾール−2−イリデン]メチルアミン塩酸塩(実施例15の化合物) 6−(4−クロロフェノキシ)−3−メチル−2−メチルアミノ−8,8a−
ジヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール塩酸塩を15mlの氷
酢酸中、還流下で4時間沸騰させ、溶媒を減圧下で留去し、残留物をジイソプロ
ピルエーテル中で結晶させた。融点250〜252℃。
ドロインデノ[1,2−d]チアゾール−2−イリデン]アミン臭化水素酸塩(
実施例18の化合物) a) 4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−インダノン 6.33g(0.03モル)の4−ブロモ−1−インダノンおよび5.7g(0.
03モル)の4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸を100mlのトルエンと
20mlのエタノールおよび20mlの水との混合物中で6.36g(0.06モル)
の炭酸ナトリウムと一緒に懸濁した。アルゴン雰囲気下で320mg(1.42ミ
リモル)の酢酸パラジウム(II)および787mg(3ミリモル)のトリフェニル
ホスフィンを加え、混合物を還流下で5時間沸騰させた。反応が完了した後、エ
タノール成分を真空下で蒸発させ、50mlの0.5N水酸化ナトリウム溶液を残
留物に加え、混合物を攪拌し、透明にする層を通して吸引ろ過した。ろ液の有機
相を分離し、それぞれ50mlの水と一緒に3回振とうし、飽和ブラインと一緒に
1回振とうし、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空下で濃縮した。粗生成物を3/
1のn−ヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーに
より処理した。融点が75〜78℃の4−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−1−インダノンを得た。
−インダノンを20mlの氷酢酸に溶解し、氷酢酸中における10μlの48%H
Br溶液を加えた後、氷酢酸中における0.516ml(10.05ミリモル)の臭
素の溶液を攪拌しながら加えた。室温で3時間後、反応混合物を100mlの水と
100gの氷および100mgの亜硫酸水素ナトリウムとの混合物に注ぎ、得られ
た懸濁液をジクロロメタンと一緒に振騰した。有機相を水で3回洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮した。残留物を3/1のジクロロメ
タン/n−ヘプタンを使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより処理し
た。融点が102〜105℃の2−ブロモ−4−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−1−インダノンを少量の2,2−ジブロモ化合物と共に得た。
−2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オー
ル臭化水素酸塩 426mg(1.2ミリモル)の2−ブロモ−4−(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)−1−インダノンおよび130.2mg(1.25ミリモル)のN,N′−
ジメチルチオ尿素を10mlのアセトンに溶解し、室温で4時間攪拌した。沈殿物
を吸引ろ過し、アセトンで洗浄し、真空下で乾燥した。融点が202〜204℃
の3−メチル−2−メチルイミノ−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−
2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−3a−オール
の臭化水素酸塩を得た。
ヒドロインデノ[1,2−d]チアゾール−2−イリデン]アミン臭化水素酸塩 425.5mg(1ミリモル)の3−メチル−2−メチルイミノ−7−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)−2,3,8,8a−テトラヒドロインデノ[1,2−
d]チアゾール−3a−オール臭化水素酸塩を10mlの氷酢酸中で懸濁し、10
0℃で3時間攪拌した。次に、溶媒を真空下で蒸発させ、残留物を水に取り、ろ
過し、水で洗浄し、真空下で乾燥した。融点が230〜233℃のメチル[3−
メチル−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3,8−ジヒドロインデノ
[1,2−d]チアゾール−2−イリデン]アミン臭化水素酸塩を得た。
[1,2−d]チアゾール臭化水素酸塩(実施例24の化合物) 0.73gの適当な9aH,4aH,4a−ヒドロキシ誘導体の臭化水素酸塩を
100℃で2時間、20mlの氷酢酸中で加熱し、溶媒を留去し、残留物をジイソ
プロピルエーテル中で結晶させた。融点235℃。
Claims (13)
- 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、Yは直接結合、−CH2−、−CH2−CH2−であり、 XはCH2、CH−フェニル、O、Sであり、 R1はF、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、COOH、COO(C1−C 6 )アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)ア
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アル
キニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上また
はすべての水素はフッ素により置換されてもよく、または1個の水素はOH、O
C(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3もしく
はN(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2NH(C1−
C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル
、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フ
ェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、
nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、
OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により
2回まで置換されうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)
−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2 )n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、
3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チ
エニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまた
はチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OC
F3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C 6 )−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO
−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2により3回まで置換されうる);1,2,
3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメ
チルまたはベンジルにより置換されうる);テトラゾール−5−イル(ここで、
テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)で
あり、 R1′はH、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、COOH、COO(
C1−C6)アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−
C6)アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)
−アルキニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以
上またはすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素は
OH、OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−C
H3またはN(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2N
H(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)
−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(
CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニ
ル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、Br、OH、CF3、
NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまた
はNH2により2回まで置換されうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、
N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリ
ル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナ
フチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2
−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル
、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、Br、I、OH、CF3、N
O2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH 2 、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、C
OOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2により3回まで置換されう
る);1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2ま
たは3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる);テトラゾール−5−イ
ル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換
されうる)であり、 R2は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、 R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、あるいは、 R2およびR3は一緒になって−CH2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−、
−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−CH2−基を形成する]
の化合物、並びにそれらの生理学的に許容される塩および生理学的に機能性の誘
導体。 - 【請求項2】 Yは直接結合、−CH2−であり、 XはCH2、O、Sであり、 R1はF、Cl、Br、I、CF3、NO2、CN、COOH、COO(C1−C 6 )アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)ア
ルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アル
キニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上また
はすべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、
OC(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3また
はN(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2−(C1−
C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フ
ェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル
、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる);NH2、N
H−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−ア
シル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6
である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−また
は3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェ
ニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、
Br、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C 6 )−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2 、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2に
より1回または2回置換されうる);1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここ
で、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換され
うる);テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメ
チルまたはベンジルにより置換されうる)であり、 R1′はH、F、Cl、I、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アル
キル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2 、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、
O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべて
の水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC(O)
CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(C
OOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−
アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S
−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニ
ル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは
0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1 −C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換され
うる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、
NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(
ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−
ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで
、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環は
それぞれF、Cl、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキ
ル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6 )−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまた
はCONH2により1回または2回置換されうる);1,2,3−トリアゾール−
5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジル
により置換されうる);テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1
または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり、 R2は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある)、(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、 R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、あるいは、 R2およびR3は一緒になって−CH2−CH2−、−CH2−C(CH3)2−ま
たは−CH2−CH2−CH2−基 を形成する、請求項1記載の式Iの化合物、並びにそれらの生理学的に許容され
る塩および生理学的に機能性の誘導体。 - 【請求項3】 Yは直接結合、−CH2−であり、 XはCH2、O、Sであり、 R1はF、Cl、Br、CF3、NO2、CN、COOH、COO(C1−C6)ア
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アル
キル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキ
ニル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上または
すべての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、O
C(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3または
N(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2−(C1−C6 )−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニ
ル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、
(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる);NH2、NH
−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシ
ル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6で
ある)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または
3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニ
リル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、B
r、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)
−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2に
より1回または2回置換されうる);1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここ
で、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換され
うる);テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメ
チルまたはベンジルにより置換されうる)であり、 R1′はH、F、Cl、Br、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)ア
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキ
ル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニ
ル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはす
べての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC
(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN
(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2NH(C1−C6 )−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、
S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェ
ニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、n
は0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(
C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換さ
れうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2
、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル
(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4
−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここ
で、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環
はそれぞれF、Cl、I、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アル
キル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−
C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルま
たはCONH2により1回または2回置換されうる);1,2,3−トリアゾール
−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位でメチルまたはベンジ
ルにより置換されうる)、テトラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は
1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)であり、 R2は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、 R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる) である、請求項1または2記載の式Iの化合物、並びにそれらの生理学的に許容
される塩および生理学的に機能性の誘導体。 - 【請求項4】 Yは直接結合であり、 XはCH2、Oであり、 R1はF、Cl、Br、CF3、NO2、CN、COOH、COO(C1−C6)ア
ルキル、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキ
ル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニ
ル、O−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはす
べての水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC
(O)CH3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN
(COOCH2Ph)2により置換されうる);SO2−NH2、SO2−(C1−C6)
−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニ
ル基はF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(
C1−C6)−アルキルまたはNH2により2回まで置換されうる);NH2、NH
−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシ
ル、フェニル、ビフェニリル、O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6で
ある)、1−または2−ナフチル、2−、3−または4−ピリジル、2−または
3−フラニル、あるいは2−または3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニ
リル、ナフチル、ピリジル、フラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、O
H、CF3、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル
、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−C
H3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキルまたはCONH2により1回また
は2回置換されうる);1,2,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾ
ール環は1、2または3位でメチルまたはベンジルにより置換されうる);テト
ラゾール−5−イル(ここで、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベ
ンジルにより置換されうる)であり、 R1′はH、F、Cl、CF3、CN、COOH、COO(C1−C6)アルキル
、CONH2、CONH(C1−C6)アルキル、CON[(C1−C6)アルキル]2、(
C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O
−(C2−C6)−アルキル(ここで、アルキル基の1個、2個以上またはすべての
水素はフッ素により置換されてもよく、あるいは1個の水素はOH、OC(O)C
H3、OC(O)H、O−CH2−Ph、NH2、NH−CO−CH3またはN(CO
OCH2Ph)2により置換されうる);SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2
N[(C1−C6)−アルキル]2、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n −フェニル(ここで、nは0〜6であり、フェニル基はF、Cl、OH、CF3
、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルまたはN
H2により2回まで置換されうる);NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N(
(C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、ビフェニリル、
O−(CH2)n−フェニル(ここで、nは0〜6である)、1−または2−ナフチ
ル、2−、3−または4−ピリジル、2−または3−フラニル、あるいは2−ま
たは3−チエニル(ここで、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、ピリジル、フ
ラニルまたはチエニル環はそれぞれF、Cl、OH、CF3、CN、OCF3、O
−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−ア
ルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1 −C6)−アルキルまたはCONH2により1回または2回置換されうる);1,2
,3−トリアゾール−5−イル(ここで、トリアゾール環は1、2または3位で
メチルまたはベンジルにより置換されうる);テトラゾール−5−イル(ここで
、テトラゾール環は1または2位でメチルまたはベンジルにより置換されうる)
であり、 R2は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる)であり、 R3は(C1−C6)−アルキル、(CH2)n−COOH(ここで、nは1〜4で
ある);(C3−C6)−シクロアルキル、(CH2)n−フェニル、(CH2)n−チエニ
ル、(CH2)n−ピリジル、(CH2)n−フリル(ここで、nは0〜5であり、フェ
ニル、チエニル、ピリジル、フリルはそれぞれCl、F、CN、CF3、(C1−
C3)−アルキル、OHまたはO−(C1−C6)−アルキルにより2回まで置換され
うる) である、請求項1〜3の何れかの項記載の式Iの化合物およびそれらの生理学的
に許容される塩。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかの項記載の1種以上の化合物を含有す
る薬剤。 - 【請求項6】 請求項1〜4の何れかの項記載の1種以上の化合物および1
種以上の食欲減退活性成分を含有する薬剤。 - 【請求項7】 肥満症を予防または治療するための薬剤として使用される請
求項1〜4の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項8】 II型糖尿病を予防または治療するための薬剤として使用され
る請求項1〜4の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項9】 肥満症を予防または治療するための薬剤として使用される少
なくとも1種の他の食欲減退活性成分と組み合せた請求項1〜4の何れかの項記
載の化合物。 - 【請求項10】 II型糖尿病を予防または治療するための薬剤として使用さ
れる少なくとも1種の他の食欲減退活性成分と組み合せた請求項1〜4の何れか
の項記載の化合物。 - 【請求項11】 活性成分を薬学的に適した担体と混合し、この混合物を投
与に適した形態に変換することからなる請求項1〜4の何れかの項記載の1種以
上の化合物を含有する薬剤の製造法。 - 【請求項12】 肥満症を予防または治療するための薬剤の製造に使用され
る請求項1〜4の何れかの項記載の化合物。 - 【請求項13】 II型糖尿病を予防または治療するための薬剤の製造に使用
される請求項1〜4の何れかの項記載の化合物の使用。
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