JP2002532283A - 螺旋状に巻かれたパイプ及びそれを製造するための方法 - Google Patents

螺旋状に巻かれたパイプ及びそれを製造するための方法

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Abstract

(57)【要約】 この発明は螺旋状に巻かれたパイプ及びそれを製造するための方法と集成装置に関する。この発明による方法は次の段階:柔軟な、長い形材(2)が押出ステーション(20)を通して供給され、そこで形材がその全周(4)に沿って溶接可能な熱可塑性材料の外層(3)により被覆される段階;その後で形材(2)が回転ドラム(30)の周りに螺旋状巻き(5,6)に巻かれパイプ(1)を形成し、その間押出ステーションからの前記外層(3)がこの熱可塑性材料が溶接可能であるような温度に維持され、最後に巻かれた螺旋状巻き(5)内の形材(2)が次の螺旋状巻き(6)内の形材(2)に、形材(2)の隣接縁表面(8)の全体に沿って溶接継目(7)が形成されるような方法で、溶接される段階;により特徴づけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ及びそれを製造するための方法と集
成装置に関する。
【0002】 従来技術 螺旋状に延び互いに重なる部分を持つ熱可塑性の螺旋状に巻かれたパイプを製
造することは既知である。また螺旋状中空形材から螺旋状に巻かれた熱可塑性パ
イプを製造することも知られている。
【0003】 排水のための螺旋状に巻かれたパイプまたはここに述べた形式の熱可塑性パイ
プは例えば大きなパイプシステムのためのマンホールとしてまたは例えば駐車場
デッキ及び空港のための換気パイプとして有利に用いられることができる。
【0004】 螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの一つの利点はそれらの製造が他の製造法に
比べて投資費用が低いことであり、その結果としてこれらのパイプは利益を維持
しながら小規模で製造されることができる。
【0005】 ヨーロッパ特許明細書EP−0429506 B1は熱可塑性中空形材から製
造された螺旋状に巻かれたパイプを記載しており、この形材はパイプを形成する
ために形材間に添加された材料により一緒に溶接される。EP−0429506
B1の螺旋状に巻かれたパイプの持つ問題点は、漏洩の観点から、溶接継目の
不精密度に対して非常に敏感であることである。溶接継目のみが漏洩を発生させ
る穴または不精密度を生じる唯一の場所である。溶接継目におけるかかる不精密
度はまた配送前に実行される密封テストで検出するのが困難である。なぜなら溶
接継目はパイプが使用されているときにのみ生じる応力により破れるに違いない
からである。
【0006】 EP−0429506 B1に記載された形式のパイプで起こる上記の密封問
題を解決するための既知の方法はヨーロッパ特許明細書EP−0333061
B1に記載されている。この特許明細書によれば、中空形材は通常の非螺旋状に
巻かれた熱可塑性パイプの周りに螺旋状に巻かれる。内部熱可塑性パイプはどの
ような溶接継目も持たないから、螺旋状に巻かれた中空形材間の溶接継目のどの
ようなわずかな不精密度にもかかわりなくその密封性を保持する密封パイプが得
られる。しかし、EP−0333061 B1によるパイプの不利益は螺旋状に
巻かれた熱可塑性パイプで達成される低投資費用の利益が、それ自身良好な収益
性を得るために大規模製造の必要がある通常の内部パイプの追加により、部分的
に失われることである。
【0007】 ここで問題の形式の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための方法は
フィンランド特許出願第921967号に記載されている。この特許出願は溶接
法を記載しており、そこでは長方形断面の熱可塑性中空形材が溶接ドラム上に螺
旋状に巻かれ、それと同時に一緒に溶接されるべき形材表面が熱空気により希望
の温度に加熱され、その後で溶接材料が溶接点の直ぐ近くに位置する押出ノズル
を介して形材表面の各縁に沿って二つのビード状に加熱された形材表面上に押出
される。溶接材料で被覆された中空形材部分は次いで溶接ドラムに隣接して位置
した押圧ローラーの助けにより一緒に押圧され、従って二重継目が隣接中空形材
巻き間に形成される。フィンランド特許出願第921967号による方法の不利
益は形材が一緒に溶接される点の直前に位置した狭い空間内の正しい場所に必要
な溶接材料を排出することを可能とするために複雑なかつ従って高価な押出ノズ
ルを必要とすることである。この方法の更なる不利益は隣接中空形材巻き間に形
成される二重継目がパイプの漏洩の危険の増加を伴うことである。なぜなら互い
に対置する形材表面がそれらの全体で互いに溶接されないからである。
【0008】 発明の説明 この発明は、特許請求の範囲の請求項11による螺旋状に巻かれた熱可塑性パ
イプ、請求項1による前記パイプを製造するための方法、及び請求項10による
前記パイプを製造するための集成装置を提供することにより上記問題を解決する
。かくして、螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための方法が利用可能
とされ、この方法は、特に: − 柔軟な、長い形材部分が押出ステーションを通して供給され、そこで形材
が加熱されながら、その全周に沿って溶接可能な熱可塑性材料の外層で被覆され
;その後で − 形材が回転ドラム周りに螺旋状巻きに巻かれてパイプを形成し、その間押
出ステーションからの前記外層が熱可塑性材料が溶接可能であるような温度を維
持し、最後に巻かれた螺旋状巻き内の形材が次の螺旋状巻き内の形材に、それら
形材の隣接縁表面の全体に沿って溶接継目が形成されるような方法で、溶接され
る; ことを特徴とする。
【0009】 この発明の一つの有利な実施例において、押出ステーションは前記ドラムから
ある距離に位置している。パイプ形材は有利には長方形または長斜方形断面の押
出中空形材である。
【0010】 この発明による方法の更に有利な実施例によれば、熱可塑性材料のバンド形状
の封止フィルムがドラムと螺旋状に巻かれた形材間に、封止フィルムが螺旋状巻
き時に形材間に形成される溶接継目に重なるような方法で、螺旋状に巻かれる。
【0011】 前記封止フィルムの多数の層が好ましくはドラムと螺旋状に巻かれた形材間に
螺旋状に巻かれる。層の数は2と6の間、好ましくは4であることができる。
【0012】 螺旋状巻き時に、封止フィルムは有利には前記ドラムに密接的に接近して位置
した加熱装置により溶接温度に加熱されている封止フィルムにより、パイプの中
心に対面する形材部分のそれらの表面に溶接される。この発明はまた上述の方法
により螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置を含む。この
集成装置は特に押出ステーションが押出機を含み、その供給方向が形材の供給方
向に関して角度を付けられていること、かつクロスヘッドがその形材の全外表面
の材料被覆のために適合した押出ツールを含むことを特徴とする。この発明の有
利な実施例において、押出機の供給方向は形材の供給方向に本質的に直角である
【0013】 この発明はまた上述の方法により製造された螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ
を含む。このパイプは螺旋状に巻かれた形材(好ましくは長方形または長斜方形
断面の押出中空形材)を含み、そこではパイプの形材の螺旋状巻きは溶接継目に
より一緒に結合される。このパイプは追加的に特に溶接継目が形材の隣接縁表面
の全体を覆うこと、及び螺旋状に巻かれたバンド形状の封止フィルムが封止フィ
ルムが形材間の溶接継目に重なるような方法で、パイプの中心に対面する形材の
それらの表面に対して支持されることにより特徴づけられる。
【0014】 封止フィルムは好ましくはパイプの中心に対面する形材のそれらの表面に溶接
される。封止フィルムの幅は好ましくは螺旋状に巻かれたパイプの縦方向の形材
の幅より大きいかまたはそれに等しい。
【0015】 この発明の他の実施例及び特徴は好適実施例の以下の説明及び添付特許請求の
範囲に記載されている。
【0016】 要約すると、この発明は公知技術より費用効果的に優れた螺旋状に巻かれた熱
可塑性パイプを製造することを可能とする。
【0017】 図面の簡略説明 この発明が例示的実施例を基礎としてかつ添付図面に関して以下に説明される
であろう。図面において: 図1はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成
装置の概略側面図を示し; 図2は図1の集成装置の概略平面図を示し; 図3は押出ステーションのクロスヘッドを通る概略断面を示し; 図4はこの発明の一実施例による切開した螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの
一部を示し; 図5はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の分解断面図を
示し、そこではバンド形状封止フィルムがそれ自身重複するような方法で巻き付
けられており; 図6は封止フィルムがそのフィルムの縁が互いに対して重複することなく支持
されるように螺旋状に巻かれている実施例を図5と同様の断面図において示し; 図7はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図であり
、そこでは封止フィルムの幅が螺旋状に巻かれたパイプの縦方向の形材の幅の四
倍であり;そして 図8は図7に示されたのと同様な断面図であるが、そこでは封止フィルムの4
層が形材に適用されている。
【0018】 好適実施例の説明 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置が
図1に概略的に示されている。このパイプは概括的に参照番号1で示されている
。図1による集成装置は図2に上から示されている。ここに示されたこの発明に
よる集成装置の好適実施例において、長方形または長斜方形断面の押出中空形材
2がシャフト26の周りに取り付けられた貯蔵リール25から供給される。前述
のように、形材2はこの目的に適した熱可塑性材料、例えばポリ塩化ビニル(P
VC)、ポリプロピレンまたはポリエチレンから作られる。前記熱可塑性材料は
繊維または他の添加物を混合してまたは混合せずに用いられることができる。プ
ラスチック中の高分子鎖は特定の方向に配向されまたは架橋ポリエチレン(PE
X)の場合のように架橋されることができる。形材はそれがドラムの周りに巻か
れることができるように十分柔軟性である。
【0019】 形材2は除去装置27により貯蔵リール25から引き出され、この装置は、示
した例では、二つのベルトコンベア28,29を含み、このベルトコンベア間に
形材2が供給方向24に押出ステーション20に向け供給される。押出ステーシ
ョン20は通常の押出機22からなり、この発明によるその供給方向23は形材
2の供給方向24に本質的に直角に配向される。押出機22はクロスヘッド25
を備えている。図3は前記クロスヘッド25に含まれた押出ツール26を示す。
図3に示された図は図1の線III−IIIに沿って取った、押出ツール26の概略断
面図である。押出ツール26は通路32を持ち、それを通して形材2が供給方向
24に通過する。通路32は形材2がツール26を通過するとき形材の周りに溝
33が形成されるような寸法である。
【0020】 ツールの通路32内の形材2の位置は配置装置(図示せず)により既知の方式
でかつ大きな精度を持って調整され、従って溝33の幅、すなわち形材2の外表
面14と通路32の壁34間の距離は形材2の周りに同じく残る。形材2がツー
ル26を通して供給されている間に、熱可塑性材料が送出溝37を通して矢印3
6の方向に押出機22からかつ形材2の周りに形成された溝33中に押出され、
形材2の全外表面14、すなわちその全周4が溶接可能な熱可塑性材料の外層で
被覆される。この層の大きさは従って図3の溝33に相当し、それは図5から8
において参照番号3で明らかに見ることができる。外層3は形材2と同じタイプ
の熱可塑性材料を含むことができ、または適当な性質を持つ他の熱可塑性材料を
含むこともできる。例えば、外層3の材料は最適溶接性及び耐摩耗性の観点で選
ばれることができ、一方形材2の材料はパイプ1が最適環状剛性を持つように選
ばれることができる。図2から分かるように、押出機22の供給方向23は形材
2の供給方向24に関して角度を付けられている。図に示された好適実施例では
、押出機22の供給方向23はまた形材2の供給方向24に対して本質的に直角
である。
【0021】 押出ステーション20で形材2が溶接可能熱可塑性材料の外層3で被覆された
後、それは回転ドラム30の周りに螺旋状巻き5,6に巻かれパイプ1を形成す
る。形材2がドラム30に到達するとき、それはなお−押出ステーション20か
らの−熱可塑性材料が溶接可能であるような温度にある。ドラム30に巻かれた
ばかりの形材2のその部分、すなわち最も新しく巻かれた螺旋状巻き5は、溶接
継目7が形材2の隣接縁表面8の全体に沿って形成されるような方法で、前記の
最も新しく巻かれた螺旋状巻き5に最も接近して位置した螺旋状巻き6内に位置
している形材2のその部分に溶接される。螺旋状巻き5,6間の溶接継目7は形
材2の外層3が押出ステーション20からのその溶接温度を保持しているという
既述の如き事実により縁表面8間の接触により直接生じるということは注目され
るべきである。従って溶接継目7への溶接材料の添加はない。
【0022】 図4はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを示す。このパイプは
形材2の断面を示すように切開されている。
【0023】 図1と2から分かるように、押出ステーション20は前記ドラム30からある
距離に位置している。図1から分かるように、ドラム30はシャフト38の周り
に矢印39の方向に回転する。
【0024】 この発明の好適実施例では、バンド形状の熱可塑性材料の封止フィルム9が、
封止フィルム9が螺旋状巻き時に形材2間に形成される溶接継目7に重なるよう
な方法で、ドラム30と螺旋状に巻かれた形材2間に螺旋状に巻かれる。封止フ
ィルムはシャフト41の周りに回転する貯蔵リール40からドラム30に供給さ
れる。しかし、代替実施例(図示せず)においては、封止フィルム9はそれが作
られるステーションから直接供給されることができる。封止フィルム9の材料は
好ましくは形材2に関して述べた熱可塑性材料の一つである。
【0025】 好適実施例において、封止フィルム9は螺旋状巻き時に、前記ドラム30に密
接的に接近して位置している加熱装置35により溶接温度に加熱されている密封
フィルム9により、パイプ1の中心に対面する形材2のそれらの表面13に溶接
される。加熱装置35は図1に示されており、その例ではそれは封止フィルム9
に温かい空気を吹きつけるためのノズル42を含む。温かい空気は図には波状線
43により概略的に示されている。示された例では、ノズル42はまたドラム3
0を予熱するために温かい空気をドラム30上にも吹きつける。代替実施例(図
示せず)において、加熱装置35は温かい空気ではなく、マイクロ波、赤外線熱
または通常の加熱素子により封止フィルム9を加熱することができる。
【0026】 図5はパイプ1の壁の一部の断面図を示す。封止フィルム9は上記により、パ
イプ1の中心に対面する形材2のそれらの表面13に配置される。パイプ1の中
心は図には示されていないが、図の下縁の下に位置していると解釈される。また
図から分かるように、好適実施例の封止フィルム9は、隣接する螺旋状巻き11
,12が重複部15で互いに部分的に重複するような方法で、パイプ1の中心に
対面する形材2のそれらの表面13に対して螺旋状に巻かれる。重複部は漏洩に
対して二重安全性を与える。なぜなら、既述のように、封止フィルム9はまた形
材2間の溶接継目7に重なるからである。
【0027】 しかし、図6は代替実施例を示し、そこでは封止フィルム9の隣接螺旋状巻き
11,12は重複することなく境界線16に沿って互いに対して支持させられる
【0028】 バンド形状の封止フィルム9の厚さは0.1から0.5mmの間、好ましくは
0.2mmである。従って封止フィルム9はパイプ1の半径方向の形材2の高さ
に関して薄いので、前記封止フィルム9の多数の層10が好ましくはドラム30
と螺旋状に巻かれた形材2間に巻かれる。層10は好ましくは2と6の間の数で
あり、好適実施例ではドラム30と形材2間に螺旋状に巻かれた封止フィルム9
の四つの層10がある。図8は封止フィルム9の四つの層10を持つかかるパイ
プ1を示す。この図は封止フィルム9の異なる螺旋状巻き間の境界線16がどの
ようにして種々の層10が互いに重複するように置かれるかを示す。
【0029】 封止フィルム9の幅は螺旋状に巻かれたパイプ1の縦方向の形材2の幅より大
きいかまたはそれに等しい。この比は図5,6,7及び8から見ることができる
。図7はパイプ壁の断面図を示し、そこでは好適実施例において、封止フィルム
9の幅は螺旋状に巻かれたパイプ1の縦方向の形材の幅の4倍である。
【0030】 この発明は上述の及び添付図面に示された実施例に限定されず、添付特許請求
の範囲の範囲内で自由に変更されることができる。例えば、形材2は図1に示す
ような貯蔵リール25から供給される代わりに、それが製造されている押出ステ
ーションから直接に供給されることができる。前述されたもの以外の熱可塑性材
料ももちろん選択されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置の
概略側面図を示す。
【図2】 図1の集成装置の概略平面図を示す。
【図3】 押出ステーションのクロスヘッドを通る概略断面を示す。
【図4】 この発明の一実施例による切開した螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの一部を
示す。
【図5】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の分解断面図を示す。
【図6】 封止フィルムがそのフィルムの縁が互いに対して重複することなく支持される
ように螺旋状に巻かれている実施例を図5と同様の断面図において示す。
【図7】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図である。
【図8】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月29日(2001.3.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 螺旋状に巻かれたパイプ及びその製造のための方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ及びそれを製造するための方法に関
する。
【0002】 従来技術 螺旋状に延び互いに重なる部分を持つ熱可塑性の螺旋状に巻かれたパイプを製
造することは既知である。また螺旋状中空形材から螺旋状に巻かれた熱可塑性パ
イプを製造することも知られている。
【0003】 排水のための螺旋状に巻かれたパイプまたはここに述べた形式の熱可塑性パイ
プは例えば大きなパイプシステムのためのマンホールとしてまたは例えば駐車場
デッキ及び空港のための換気パイプとして有利に用いられることができる。
【0004】 螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの一つの利点はそれらの製造が他の製造法に
比べて投資費用が低いことであり、その結果としてこれらのパイプは利益を維持
しながら小規模で製造されることができる。
【0005】 ヨーロッパ特許明細書EP−0429506 B1は熱可塑性中空形材から製
造された螺旋状に巻かれたパイプを記載しており、この形材はパイプを形成する
ために形材間に添加された材料により一緒に溶接される。EP−0429506
B1の螺旋状に巻かれたパイプの持つ問題点は、漏洩の観点から、溶接継目の
不精密度に対して非常に敏感であることである。溶接継目のみが漏洩を発生させ
る穴または不精密度を生じる唯一の場所である。溶接継目におけるかかる不精密
度はまた配送前に実行される密封テストで検出するのが困難である。なぜなら溶
接継目はパイプが使用されているときにのみ生じる応力により破れるに違いない
からである。
【0006】 EP−0429506 B1に記載された形式のパイプで起こる上記の密封問
題を解決するための既知の方法はヨーロッパ特許明細書EP−0333061
B1に記載されている。この特許明細書によれば、中空形材は通常の非螺旋状に
巻かれた熱可塑性パイプの周りに螺旋状に巻かれる。内部熱可塑性パイプはどの
ような溶接継目も持たないから、螺旋状に巻かれた中空形材間の溶接継目のどの
ようなわずかな不精密度にもかかわりなくその密封性を保持する密封パイプが得
られる。しかし、EP−0333061 B1によるパイプの不利益は螺旋状に
巻かれた熱可塑性パイプで達成される低投資費用の利益が、それ自身良好な収益
性を得るために大規模製造の必要がある通常の内部パイプの追加により、部分的
に失われることである。
【0007】 ここで問題の形式の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための方法は
フィンランド特許出願第921967号に記載されている。この特許出願は溶接
法を記載しており、そこでは長方形断面の熱可塑性中空形材が溶接ドラム上に螺
旋状に巻かれ、それと同時に一緒に溶接されるべき形材表面が熱空気により希望
の温度に加熱され、その後で溶接材料が溶接点の直ぐ近くに位置する押出ノズル
を介して形材表面の各縁に沿って二つのビード状に加熱された形材表面上に押出
される。溶接材料で被覆された中空形材部分は次いで溶接ドラムに隣接して位置
した押圧ローラーの助けにより一緒に押圧され、従って二重継目が隣接中空形材
巻き間に形成される。フィンランド特許出願第921967号による方法の不利
益は形材が一緒に溶接される点の直前に位置した狭い空間内の正しい場所に必要
な溶接材料を排出することを可能とするために複雑なかつ従って高価な押出ノズ
ルを必要とすることである。この方法の更なる不利益は隣接中空形材巻き間に形
成される二重継目がパイプの漏洩の危険の増加を伴うことである。なぜなら互い
に対置する形材表面がそれらの全体で互いに溶接されないからである。 デンマーク特許DK−A−119961は上記問題の幾つかに対する解決を記
載している。それは押出ダイを通して供給され、樹脂で被覆されそして回転ドラ
ム上に螺旋状に巻かれる柔軟な、長い形材部分を開示している。最後に巻かれた
螺旋状巻きの形材は次の螺旋状巻きに、溶接継目が形材の隣接縁表面の全体に沿
って形成されるような方法で溶接される。しかし、この解決では、隣接中空形材
巻き間の不完全な溶接継目がパイプ壁を通しての水漏洩を起こすかもしれないと
いう危険がまだある。
【0008】 発明の説明 この発明は、添付特許請求の範囲のそれぞれ請求項1と12による螺旋状に巻
かれた熱可塑性パイプ及びそれを製造するための方法を提供することにより上記
問題を解決する。
【0009】 かくして、螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプは螺旋状に巻かれた形材(好まし
くは長方形または長斜方形断面の押出中空形材)を含み、そこではパイプの形材
の螺旋状巻きは溶接継目により一緒に結合されており、前記溶接継目は形材の隣
接縁表面の全体を覆っている。この発明は特に螺旋状に巻かれた、バンド形状の
封止フィルムが封止フィルムが形材間の溶接継目に重なるような方法で、パイプ
の中心に対面する形材のそれらの表面に対して支持されることにより特徴づけら
れる。
【0010】 封止フィルムは好ましくはパイプの中心に対面する形材のそれらの表面に溶接
される。封止フィルムの幅は好ましくは螺旋状に巻かれたパイプの縦方向の形材
の幅より大きいかまたはそれに等しい。
【0011】 更に螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための方法が利用可能とされ
、そこでは、 − 柔軟な、長い形材部分が押出ステーションを通して供給され、そこで形材
が加熱されながら、その全周に沿って溶接可能な熱可塑性材料の外層で被覆され
;その後で − 形材が回転ドラム周りに螺旋状巻きに巻かれてパイプを形成し、その間押
出ステーションからの前記外層が熱可塑性材料が溶接可能であるような温度を維
持し、最後に巻かれた螺旋状巻き内の形材が次の螺旋状巻き内の形材に、それら
形材の隣接縁表面の全体に沿って溶接継目が形成されるような方法で、溶接され
る。
【0012】 この方法は特に螺旋状に巻かれたバンド形状の封止フィルムが、封止フィルム
が形材間の溶接継目に重なるような方法で、パイプの中心に対面する形材のそれ
らの表面に支持されることにより特徴づけられる。
【0013】 前記封止フィルムの多数の層が好ましくはドラムと螺旋状に巻かれた形材間に
螺旋状に巻かれる。層の数は2と6の間、好ましくは4であることができる。
【0014】 螺旋状巻き時に、封止フィルムは有利には前記ドラムに密接的に接近して位置
した加熱装置により溶接温度に加熱されている封止フィルムにより、パイプの中
心に対面する形材部分のそれらの表面に溶接される。
【0015】 この発明の他の実施例及び特徴は好適実施例の以下の説明及び添付特許請求の
範囲に記載されている。
【0016】 要約すると、この発明は公知技術より費用効果的に優れた螺旋状に巻かれた熱
可塑性パイプを製造することを可能とする。
【0017】 図面の簡略説明 この発明が例示的実施例を基礎としてかつ添付図面に関して以下に説明される
であろう。図面において: 図1はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成
装置の概略側面図を示し; 図2は図1の集成装置の概略平面図を示し; 図3は押出ステーションのクロスヘッドを通る概略断面を示し; 図4はこの発明の一実施例による切開した螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの
一部を示し; 図5はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の分解断面図を
示し、そこではバンド形状封止フィルムがそれ自身重複するような方法で巻き付
けられており; 図6は封止フィルムがそのフィルムの縁が互いに対して重複することなく支持
されるように螺旋状に巻かれている実施例を図5と同様の断面図において示し; 図7はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図であり
、そこでは封止フィルムの幅が螺旋状に巻かれたパイプの縦方向の形材の幅の四
倍であり;そして 図8は図7に示されたのと同様な断面図であるが、そこでは封止フィルムの4
層が形材に適用されている。
【0018】 好適実施例の説明 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置が
図1に概略的に示されている。このパイプは概括的に参照番号1で示されている
。図1による集成装置は図2に上から示されている。ここに示されたこの発明に
よる集成装置の好適実施例において、長方形または長斜方形断面の押出中空形材
2がシャフト26の周りに取り付けられた貯蔵リール25から供給される。前述
のように、形材2はこの目的に適した熱可塑性材料、例えばポリ塩化ビニル(P
VC)、ポリプロピレンまたはポリエチレンから作られる。前記熱可塑性材料は
繊維または他の添加物を混合してまたは混合せずに用いられることができる。プ
ラスチック中の高分子鎖は特定の方向に配向されまたは架橋ポリエチレン(PE
X)の場合のように架橋されることができる。形材はそれがドラムの周りに巻か
れることができるように十分柔軟性である。
【0019】 形材2は除去装置27により貯蔵リール25から引き出され、この装置は、示
した例では、二つのベルトコンベア28,29を含み、このベルトコンベア間に
形材2が供給方向24に押出ステーション20に向け供給される。押出ステーシ
ョン20は通常の押出機22からなり、この発明によるその供給方向23は形材
2の供給方向24に本質的に直角に配向される。押出機22はクロスヘッド25
を備えている。図3は前記クロスヘッド25に含まれた押出ツール26を示す。
図3に示された図は図1の線III−IIIに沿って取った、押出ツール26の概略断
面図である。押出ツール26は通路32を持ち、それを通して形材2が供給方向
24に通過する。通路32は形材2がツール26を通過するとき形材の周りに溝
33が形成されるような寸法である。
【0020】 ツールの通路32内の形材2の位置は配置装置(図示せず)により既知の方式
でかつ大きな精度を持って調整され、従って溝33の幅、すなわち形材2の外表
面14と通路32の壁34間の距離は形材2の周りに同じく残る。形材2がツー
ル26を通して供給されている間に、熱可塑性材料が送出溝37を通して矢印3
6の方向に押出機22からかつ形材2の周りに形成された溝33中に押出され、
形材2の全外表面14、すなわちその全周4が溶接可能な熱可塑性材料の外層で
被覆される。この層の大きさは従って図3の溝33に相当し、それは図5から8
において参照番号3で明らかに見ることができる。外層3は形材2と同じタイプ
の熱可塑性材料を含むことができ、または適当な性質を持つ他の熱可塑性材料を
含むこともできる。例えば、外層3の材料は最適溶接性及び耐摩耗性の観点で選
ばれることができ、一方形材2の材料はパイプ1が最適環状剛性を持つように選
ばれることができる。図2から分かるように、押出機22の供給方向23は形材
2の供給方向24に関して角度を付けられている。図に示された好適実施例では
、押出機22の供給方向23はまた形材2の供給方向24に対して本質的に直角
である。
【0021】 押出ステーション20で形材2が溶接可能熱可塑性材料の外層3で被覆された
後、それは回転ドラム30の周りに螺旋状巻き5,6に巻かれパイプ1を形成す
る。形材2がドラム30に到達するとき、それはなお−押出ステーション20か
らの−熱可塑性材料が溶接可能であるような温度にある。ドラム30に巻かれた
ばかりの形材2のその部分、すなわち最も新しく巻かれた螺旋状巻き5は、溶接
継目7が形材2の隣接縁表面8の全体に沿って形成されるような方法で、前記の
最も新しく巻かれた螺旋状巻き5に最も接近して位置した螺旋状巻き6内に位置
している形材2のその部分に溶接される。螺旋状巻き5,6間の溶接継目7は形
材2の外層3が押出ステーション20からのその溶接温度を保持しているという
既述の如き事実により縁表面8間の接触により直接生じるということは注目され
るべきである。従って溶接継目7への溶接材料の添加はない。
【0022】 図4はこの発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを示す。このパイプは
形材2の断面を示すように切開されている。
【0023】 図1と2から分かるように、押出ステーション20は前記ドラム30からある
距離に位置している。図1から分かるように、ドラム30はシャフト38の周り
に矢印39の方向に回転する。
【0024】 この発明の好適実施例では、バンド形状の熱可塑性材料の封止フィルム9が、
封止フィルム9が螺旋状巻き時に形材2間に形成される溶接継目7に重なるよう
な方法で、ドラム30と螺旋状に巻かれた形材2間に螺旋状に巻かれる。封止フ
ィルムはシャフト41の周りに回転する貯蔵リール40からドラム30に供給さ
れる。しかし、代替実施例(図示せず)においては、封止フィルム9はそれが作
られるステーションから直接供給されることができる。封止フィルム9の材料は
好ましくは形材2に関して述べた熱可塑性材料の一つである。
【0025】 好適実施例において、封止フィルム9は螺旋状巻き時に、前記ドラム30に密
接的に接近して位置している加熱装置35により溶接温度に加熱されている密封
フィルム9により、パイプ1の中心に対面する形材2のそれらの表面13に溶接
される。加熱装置35は図1に示されており、その例ではそれは封止フィルム9
に温かい空気を吹きつけるためのノズル42を含む。温かい空気は図には波状線
43により概略的に示されている。示された例では、ノズル42はまたドラム3
0を予熱するために温かい空気をドラム30上にも吹きつける。代替実施例(図
示せず)において、加熱装置35は温かい空気ではなく、マイクロ波、赤外線熱
または通常の加熱素子により封止フィルム9を加熱することができる。
【0026】 図5はパイプ1の壁の一部の断面図を示す。封止フィルム9は上記により、パ
イプ1の中心に対面する形材2のそれらの表面13に配置される。パイプ1の中
心は図には示されていないが、図の下縁の下に位置していると解釈される。また
図から分かるように、好適実施例の封止フィルム9は、隣接する螺旋状巻き11
,12が重複部15で互いに部分的に重複するような方法で、パイプ1の中心に
対面する形材2のそれらの表面13に対して螺旋状に巻かれる。重複部は漏洩に
対して二重安全性を与える。なぜなら、既述のように、封止フィルム9はまた形
材2間の溶接継目7に重なるからである。
【0027】 しかし、図6は代替実施例を示し、そこでは封止フィルム9の隣接螺旋状巻き
11,12は重複することなく境界線16に沿って互いに対して支持させられる
【0028】 バンド形状の封止フィルム9の厚さは0.1から0.5mmの間、好ましくは
0.2mmである。従って封止フィルム9はパイプ1の半径方向の形材2の高さ
に関して薄いので、前記封止フィルム9の多数の層10が好ましくはドラム30
と螺旋状に巻かれた形材2間に巻かれる。層10は好ましくは2と6の間の数で
あり、好適実施例ではドラム30と形材2間に螺旋状に巻かれた封止フィルム9
の四つの層10がある。図8は封止フィルム9の四つの層10を持つかかるパイ
プ1を示す。この図は封止フィルム9の異なる螺旋状巻き間の境界線16がどの
ようにして種々の層10が互いに重複するように置かれるかを示す。
【0029】 封止フィルム9の幅は螺旋状に巻かれたパイプ1の縦方向の形材2の幅より大
きいかまたはそれに等しい。この比は図5,6,7及び8から見ることができる
。図7はパイプ壁の断面図を示し、そこでは好適実施例において、封止フィルム
9の幅は螺旋状に巻かれたパイプ1の縦方向の形材の幅の4倍である。
【0030】 この発明は上述の及び添付図面に示された実施例に限定されず、添付特許請求
の範囲の範囲内で自由に変更されることができる。例えば、形材2は図1に示す
ような貯蔵リール25から供給される代わりに、それが製造されている押出ステ
ーションから直接に供給されることができる。前述されたもの以外の熱可塑性材
料ももちろん選択されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置の
概略側面図を示す。
【図2】 図1の集成装置の概略平面図を示す。
【図3】 押出ステーションのクロスヘッドを通る概略断面を示す。
【図4】 この発明の一実施例による切開した螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの一部を
示す。
【図5】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の分解断面図を示す。
【図6】 封止フィルムがそのフィルムの縁が互いに対して重複することなく支持される
ように螺旋状に巻かれている実施例を図5と同様の断面図において示す。
【図7】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図である。
【図8】 この発明による螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプの壁部の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェルヴェンキレ, イリ フィンランド, エフアイエヌ−15870 ホロア, タピエンティエ 4 Fターム(参考) 3H111 AA01 BA15 CA03 CB29 DA26 DB05 EA04 4F209 AG03 AG08 AG18 AH43 NA16 NB11 NG03 NG12 NH06 NJ09 NK02 NL02

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)を製造するための方
    法において、次の段階: − 柔軟な、長い形材(2)が、押出ステーション(20)を通して供給され
    、そこで形材が加熱されながら、その全周(4)に沿って溶接可能な熱可塑性材
    料の外層(3)で被覆される段階;その後で − 形材(2)が回転ドラム(30)周りに螺旋状巻き(5,6)に巻かれて
    パイプ(1)を形成し、その間押出ステーション(20)からの前記外層(3)
    が熱可塑性材料が溶接可能であるような温度を維持し、最後に巻かれた螺旋状巻
    き(5)内の形材(2)が次の螺旋状巻き(6)内の形材(2)に、それら形材
    (2)の隣接縁表面(8)の全体に沿って溶接継目(7)が形成されるような方
    法で、溶接される段階; を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 押出ステーション(20)が前記ドラム(30)からある距
    離に位置していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 形材(2)が長方形または長斜方形断面を持つ押出中空形材
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性材料のバンド形状封止フィルム(9)がドラム(3
    0)と螺旋状に巻かれた形材(2)間に、封止フィルム(9)が螺旋状巻き時に
    形材(2)間に形成される溶接継目(7)に重なるような方法で、螺旋状に巻か
    れることを特徴とする請求項1から3の一つまたはそれ以上に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記封止フィルム(9)の多数の層(10)がドラム(30
    )と螺旋状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 封止フィルム(9)の2から6層(10)がドラム(30)
    と螺旋状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 封止フィルム(9)の4層(10)がドラム(30)と螺旋
    状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項5または
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 封止フィルム(9)が隣接螺旋状巻き(11,12)が互い
    に部分的に重複するような方法で螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項5,
    6または7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記封止フィルム(9)が、前記ドラム(30)に密接的に
    接近して位置した加熱装置(35)により溶接温度に加熱されている封止フィル
    ム(9)により、パイプ(1)の中心に対面する形材(2)のそれらの表面に溶
    接されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9の一つまたはそれ以上に記載された方法に
    より螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)を製造するための集成装置において
    、前記押出ステーション(20)が押出機(22)を含み、この押出機の供給方
    向(23)が形材(2)の供給方向(24)に関して角度を付けられており、か
    つクロスヘッド(25)が形材の全外表面(14)の材料被覆のために適合した
    押出ツール(26)を含むことを特徴とする集成装置。
  11. 【請求項11】 押出機(22)の供給方向(23)が形材(2)の供給方
    向(24)に対し本質的に直角であることを特徴とする請求項10に記載の螺旋
    状に巻かれた熱可塑性パイプを製造するための集成装置。
  12. 【請求項12】 パイプの形材(2)の螺旋状巻き(5,6)が溶接継目(
    7)により一緒に結合されている螺旋状に巻かれた形材を含む螺旋状に巻かれた
    熱可塑性パイプ(1)において、 − 前記溶接継目(7)が形材(2)の隣接縁表面(15)の全体を覆うこと
    ; − 螺旋状に巻かれたバンド形状封止フィルム(9)が、封止フィルム(9)
    が形材(2)間の溶接継目(7)に重なるような方法で、パイプ(1)の中心に
    対面する形材(2)のそれらの表面(13)上に支持されること; を特徴とする螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  13. 【請求項13】 封止フィルム(9)がパイプ(1)の中心に対面する形材
    (2)のそれらの表面(13)に溶接されていることを特徴とする請求項12に
    記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  14. 【請求項14】 バンド形状封止フィルムの幅が螺旋状に巻かれたパイプの
    縦方向の形材(2)の幅より大きいかまたはそれに等しいことを特徴とする請求
    項12に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  15. 【請求項15】 バンド形状封止フィルム(9)の幅が螺旋状に巻かれたパ
    イプ(1)の縦方向の形材(2)の幅の4倍であることを特徴とする請求項12
    に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  16. 【請求項16】 前記封止フィルム(9)の多数の層(10)がドラム(3
    0)と螺旋状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求
    項12から15の一つまたはそれ以上に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ
    (1)。
  17. 【請求項17】 封止フィルム(9)の2から6層(10)がドラム(30
    )と螺旋状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項
    16に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  18. 【請求項18】 封止フィルム(9)の4層(10)がドラム(30)と螺
    旋状に巻かれた形材(2)間に螺旋状に巻かれることを特徴とする請求項16ま
    たは17に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  19. 【請求項19】 バンド形状封止フィルム(9)が隣接螺旋状巻き(11,
    12)が互いに部分的に重複するような方法で螺旋状に巻かれることを特徴とす
    る請求項12から18の一つまたはそれ以上に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性
    パイプ(1)。
  20. 【請求項20】 バンド形状封止フィルム(9)の厚さが0.1から0.5
    mmであることを特徴とする請求項12から19の一つまたはそれ以上に記載の
    螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  21. 【請求項21】 バンド形状封止フィルム(9)の厚さが0.2mmである
    ことを特徴とする請求項20に記載の螺旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
  22. 【請求項22】 形材(2)が長方形または長斜方形断面を持つ押出中空形
    材を含むことを特徴とする請求項12から21の一つまたはそれ以上に記載の螺
    旋状に巻かれた熱可塑性パイプ(1)。
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JP2010534307A (ja) * 2007-07-20 2010-11-04 オイ・ケイダブリュエイチ・パイプ・アブ 可塑性パイプの重み付け方法および重み付けした可塑性パイプ

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