JP2002531973A - 画像の圧縮及び伸張 - Google Patents

画像の圧縮及び伸張

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JP2002531973A JP2000585827A JP2000585827A JP2002531973A JP 2002531973 A JP2002531973 A JP 2002531973A JP 2000585827 A JP2000585827 A JP 2000585827A JP 2000585827 A JP2000585827 A JP 2000585827A JP 2002531973 A JP2002531973 A JP 2002531973A
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Abstract

(57)【要約】 画素ブロック変換圧縮システムは、符号化器に、特定の低次又は低周波数(”LF”)変換係数を予測する更なるステップを有する。予測されたLF係数は、実際のLF変換係数から減算され、LF差分係数を構成し、そしてLF差分係数は、量子化され、元もとのLF変換係数の代わりに、復号器に伝送される。復号器では、これらのステップが逆に行われる。即ち、LF係数は再び予測され、そして、予測された係数は伝送された量子化されたLF差分係数と加算される。そして、量子化誤差で元のLF係数が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 1.発明の分野 本発明は、画像データの含まれているデータストリームの圧縮率を増加するシ
ステム及び方法に関する。 2.関連する技術 多くの重要な画像圧縮方法は、画像を画素の独立したブロックとして処理する
。例えば、JPEG、MPEG、H.320のような圧縮標準の仲間では、原画
内の独立で、非オーバーラップの画素の8x8ブロックの離散コサイン変換(”
DCT”)に関係するステップを規定する。結果の変換係数はその後量子化され
る。 例えば、サンディエゴのハイテキストインターラクティブ社の1996年Jac
kによる、ビデオの謎を解く(Video Demystified)を参照す
る。量子化された変換係数は、伝送−符号化器から受信−復号器へ伝送される。
【0002】 そのような変換と量子化は、典型的には、8x8ブロック内の画素値間に発生
する、大きな規則性と相関を利用することにより、共に圧縮を達成する。しかし
、そのような方法は、これらの方法により独立して扱われる異なる画素ブロック
内の画素間に発生する規則性と相関を無視する。
【0003】 画素ブロック又は、それ以上の規模で画像の規則性を認識する試みの、特定の
成果が報告されている。これらの例は、1993年のVan Nostrand
Reinhardによる、Pennebaker他のJPEG静止画圧縮、1
6章に、2次元の面に隣接ブロックの画素値の平均値(”DC”又は、低次の変
換係数)をはめ込む計算的に複雑な処理を開示する。1996年のLakhan
iの”DC成分からの改善された画像再構成”Opt.ENG.35:3449
−2452、はJPEG規格よりも改善されたDC係数からの低周波数変換係数
の予測に関する式を開示する。また、1995年のJoen他による、”最小ブ
ロック境界不連続性に基づく画像符号化のブロック歪低減”ProcSPIE2
501:189−209は、ブロック境界不連続性をゼロにするための画素の補
間のための複雑な且つ計算量が多い繰返し方法を開示する 報告された成果は、1つ又はそれ以上の問題がある。例えば、画像圧縮率を最
大に改善しない、画素ブロックより大きい画像規模の規則性を無視又は、適切に
扱わず、過度な計算資源を要する等である。それゆえ必要なのは、第1に、従来
の圧縮方法及び規格では利用されていなかった画像の更なる規則性と相関を利用
することによりデータ圧縮率の向上を図ることに向けられた、計算的に効率の良
い方法及び、システムである。
【0004】 発明の概要 本発明の目的は、現在の技術で上述のように認識された問題を克服し、全ての
形式の画像を含むデータに関する特定の形式の符号化器及び、復号器に一般的に
適用できる改良を提供することである。このために、本発明は、独立請求項に記
載された方法とシステムを提供する。これらの独立請求項は、有利な実施例を画
定する。
【0005】 本発明の符号化器/復号器の組は、画像が画素の空間配列として表された空間
領域から、変換法で使用される基底関数の係数として画像が表される変換領域へ
変換され、その後に変換係数が量子化される画像圧縮変換中に適用できる。逆圧
縮中には、復号器はステップを逆に行う。特に、関連する符号化器/復号器の組
は、空間領域画像を画素の複数のサブブロックに分割し、各画像のサブブロック
に変換/逆変換を独立に行う。
【0006】 関連する形式の符号化器/復号器の組では、本発明の改良は、符号化器では、
特定の低次又は、低周波数(”LF”)の変換係数の予測する更なるステップを
有する。予測されたLF係数は実際のLF係数から減算され、LF差分係数を構
成し、そして、量子化されて復号器へ伝送される。復号器では、ステップは逆に
行われる。即ち、LF係数は再び予測されそして、予測された係数は、伝送され
た量子化されたLF差分係数に加算され、量子化誤差まで、もとのLF係数が復
元される。
【0007】 本発明に従ったLF係数予測は、サブブロック変換及び量子化により既に実現
されているのに加えて、画像データ圧縮は、隣接サブブロック内にある画素値間
の規則性(”ブロック間の規則性”)と相関を得ることにより達成できる。これ
らのブロック間の規則性は、隣接サブブロック間の差を平滑化するのに要するL
F変換係数の予測により優位に利用されることができ、それにより、画像はサブ
ブロックの境界で滑らかとなる。好適な実施例では、隣接サブブロック間の差は
隣接サブブロックの平均強度の差により表される。
【0008】 本発明の他の目的、特徴及び、優位点は、図を参照して以下の詳細に記載によ
り明らかとなろう。
【0009】 好適な実施例の詳細な説明 以下は、本発明のシステムと方法が、最初に、一般的に記載され、次にこれら
のシステムと方法の好適な及び、代わりの実施例が詳細に説明される。
【0010】 本発明の概要 本発明は、全ての形式の画像を含むデータに関する特定の形式の符号化器及び
、復号器に一般的に適用できる改良よりなる。図1は、本発明の改良した符号化
器及び、復号器の実際に適用可能な例、本発明の改良が適用できる符号化器及び
復号器の構成、及び、本発明に従った改良の一般的な性質を示す。
【0011】 図1の実施例では、送信器1は独立画像データ又は、ビデオデータ4のような
画像を含むデータを、伝送リンク3を介して受信器2に送る。伝送リンク3は、
通信リンクの具体化として示されているが、本発明は、伝送が、磁気又は光ディ
スクのような蓄積媒体上に圧縮データを記録することによる場合にも適用できる
。伝送リンク3の必要な帯域幅又は、必要な蓄積容量を低減するために、送信器
1は、受信器2へ送られる圧縮画像を含むデータ5を生じる、改良された符号化
器7を有する。受信器2は、かわりに、圧縮されたデータ5から元の画像を含む
4データを再構成する復号器8を有する。本発明の改良された符号化器及び復号
器の適用は例示的なアプリケーションには限定されないが、画像を含むデータを
が圧縮又は、逆圧縮される全ての状況を含む。
【0012】 更に図1を参照すると、本発明が適用できる符号化器/復号器の組は、符号化
器7で画像圧縮中に、画像が画素の空間配列として表された空間領域から、変換
法で使用される基底関数の係数として画像が表される変換領域へ画素ブロック変
換9が行われ、その後に変換係数が量子化11される画像圧縮変換中に適用でき
る。逆圧縮中には、復号器8はステップを逆に行う。変換係数の逆量子化12に
続き逆変換14を行い空間領域画素データに戻す。
【0013】 特に、関連する符号化器/復号器の組は、空間領域画像を、画素の複数の重な
り合わないサブブロック又は、ウィンドウに分割し、各画像のサブブロック又は
ウィンドウに変換/逆変換を独立に行う。画素配列として表現された画像は、完
全に複数の画素サブブロックに分割されそして、複数の画素サブブロックから再
構成できる。変換又は周波数領域では、複数の画素サブブロックの各々に対する
、画像は変換係数又は、続く符号化で表現される。
【0014】 サブブロックのサイズと形は、注目する画像に平均して、各サブブロックを通
して、画素値がゆっくり変化するか又は、実質的に均一と期待されるように、注
意して選択される。従って、平均してサブブロックの変換係数の大きさは、対応
する変換基底関数の空間周波数が上昇するにつれて、急速に減少する。それによ
り、後続の、係数の実際の値を制限された数の間隔で置き換える、実際の係数値
のある可能な係数値の範囲を分割する、変換係数の量子化は、画像データ圧縮を
達成できる。量子化間隔の賢明な選択は、知覚できる画像品質の大きな損失無し
に大きな圧縮を達成できる。
【0015】 そのような符号化器/復号器の組では、本発明の改良は、改良された符号化器
7の変換ステップ9と量子化ステップ11の間で行われる、低次又は、低周波数
(”LF”)変換係数の予測の更なるステップ10と、復号器8では、逆量子化
ステップ12と逆変換ステップ14との間で行われる、予測の更なるステップ1
3とを含む。ステップ10と13の係数予測ステップは、以下のように平均圧縮
率を増加する。改良された符号化器では、LF変換係数は本発明に従って予測さ
れ、そして予測されたLF係数は実際のLF変換係数から減算され、LF差分係
数を形成する。この処理は改良された復号器8で、逆に行われる。ステップ13
では、LF係数は、予測され、予測値が伝送された量子化されたLF差分係数に
加算され、量子化誤差まで元のLF係数に到達する。
【0016】 LF差分係数の可変長符号化は、実際のLF係数の同様な符号化よりも平均で
数ビット低いと期待されるため、LF係数予測は、改良された圧縮率を達成する
。平均して、予測されたLF係数は実際のLF係数に近いと期待され、差分係数
の大きさは実際の係数よりも平均して実質的に小さいと期待される。小さいため
に、差分係数は、可変長符号化で少ないビットでよい。
【0017】 本発明に従ったLF係数予測は、発明者の以下の発見に基づいている。第1は
、画像サブブロック内の画素間の大きな規則性と相関(”ブロック内規則性”)
を得ることにより、画像サブブロックの独立した変換は画像データ圧縮を達成す
るが、更に、画像データ圧縮は、隣接サブブロック内の画素間の規則性と相関(
”ブロック間規則性”)を得ることにより、達成される。第2は、ブロック間規
則性は、隣接サブブロック間の差の平滑化が必要なLF変換係数の予測に優位に
利用され、それにより、画像はサブブロックの境界で滑らかとなる。好適な実施
例では、隣接サブブロック間の差は、隣接サブブロックの平均強度の差により表
される。全ての関連する変換方法で、サブブロックの平均強度は、サブブロック
のゼロ周波数(”DC”)変換係数と同じなので,本発明は、サブブロックと隣
接サブブロックのDC係数からサブブロックのLF変換係数を予測する。
【0018】 符号化器と復号器の両方でLF係数予測を行うために、DC係数は、最小の又
は量子化誤差のない又は、打ち切り誤差なく伝送されるのが好ましい。これは、
画像の知覚上の同一性を維持するためには重要であるので、通常の場合である。
【0019】 本発明は、ブロック内の規則性に加えてブロック間の規則性を得ることにより
画像データ圧縮を達成するので、更に、サブブロックのサイズと随意にサブブロ
ックの形を選択することにより、重要な画像のクラスに対して平均圧縮率を最適
化することを含み、それによって、平均圧縮率は最大となる。そのような選択は
、クラスの代表的な画像に対して平均圧縮率を種々のサブブロックサイズで測定
することにより単純に行われ、そして、サブブロックサイズの選択で最適な圧縮
が達成できる。典型的には、可能なサブブロックサイズと形は、使用される変換
方法の性質と可能な計算資源により制限される。
【0020】 画像の規則性は、本発明により利用される、ブロック内及びブロック間の相関
である。発明者は、典型的な画像は物体よりなり、且つ、典型的な物体は平均し
て、実質的に均一又は、緩やかに変化する強度を有するという事実から生じると
考えている。従って、物体の面よりも小さく又は、かなり小さくサイズが選択さ
れたサブブロックにはブロック内及びブロック間の大きな規則性及び相関がある
。本発明は、そのような画像を含むデータの圧縮率を増加するのに優位に適用可
能であるが、しかし、本発明は、圧縮の損失のない画像を含むデータに適用する
ことができることは理解されるべきである。
【0021】 本発明は、画素のサブブロックは例えば、一辺が8画素の正方の配列で、且つ
、DC係数が最小又は量子化誤差のない又は打ち切り誤差のなく即ち、損失無し
に、伝送される、変換方法として離散コサイン変換(”DCT”)が使用されて
いる符号化器/復号器に適用することが好ましい。8x8画素のサブブロックの
DCT変換はMPEG,JPEG及び、H.320ファミリーのような現在の画
像圧縮方法で行われている。更に,これらの規格は典型的には、DC係数を損失
から開放された方法で伝送する。
【0022】 動き予測により圧縮を行う、MPEG符号化器/復号器の組の場合には、又は
、一般的な符号化器/復号器の場合には、本発明は、符号化器と復号器の両方で
DC係数は各画像サブブロックと、隣接サブブロックに対して必要であるので、
典型的には、動き予測無しに符号化された画像(”イントラ符号化”画像と呼ば
れ、以後”I”タイプ画像と呼ぶ)にのみ適用できる。そのようなDC係数は、
動き予測で符号化されたサブブロック(”インター符号化”画像と呼ばれ、以後
”非I”タイプ画像と呼ぶ)にはない。そのような符号化されたフレームは、前
の又は、後のフレームを参照するからである。MPEG規格ファミリーに従って
、非Iタイプ画像は、前の画像から予測された画像(”P”タイプ画像)又は、
前又は、後の画像から両方向に予測された画像(”B”タイプ画像)のいずれか
である。しかし、DC係数は、動き予測を用いて符号化された画像でも利用でき
、本発明は、そのような画像にも利用できる。
【0023】 以下に、具体的に、何も制限なく、本発明を標準MPEG符号化器と復号器の
改良として、説明する。上述と以下の説明から、本発明に従って、どのようにM
PEG規格とJPEG又は、H.320を採用する改良された符号化器/復号器
を構成するのかが、また、独立サブブロックに対する他の変換方法又は、他のサ
イズや形を採用する改良された符号化器/復号器を構成するのかが当業者にはす
ぐに理解できるであろう。更に、当業者には、対象のクラス画像内に存在する規
則性を利用することにより圧縮率を増加するために、画素サブブロックサイズや
形のような基本的な符号化器/復号器のパラメータをどのように選択するのかが
理解されよう。
【0024】 好適なシステムの実施例 ここでは、本発明に従った改良された符号化器/復号器システムで使用される
一般的な方法を、例示的な改良されたMPEG符号化器/復号器システムにより
説明する。
【0025】 上述のように、画像を分割する非オーバーラップサブブロックは最初に変換又
は周波数領域に変換される。そして、結果の変換係数は本発明の一般的な方法に
入力される。好ましくは、8x8画素サブブロックは、DCT変換により周波数
領域に変換される。各サブブロックに対して、そのサブブロック内の平均画素強
度に比例すると知られているそのゼロ周波数又はDC変換係数から、及び、隣接
サブブロックのDC係数から、ブロックの低周波数(”LF”)変換係数が予測
される。そして、対応するDCT係数から予測されたLF係数を減算することに
より差分係数が形成される。
【0026】 それゆえ、本発明に従って、画像は符号化され、次のデータ、DC変換係数、
差分変換係数、及び、残りの変換係数、即ち、LF周波数変換係数以外の変換係
数により表される。1つ又はそれ以上のこれらの係数は、データ圧縮を達成する
ために量子化される。差分と残りの係数のみが量子化されるのが好ましい。好ま
しくはないが、DC係数も量子化できる。この代表的なデータは種々の目的に利
用できる。
【0027】 係数量子化は、画素ブロック変換の量子化に適用できるどのような方法に従っ
ても行うことができる。例えば、MPEG規格とJPEG又は、H.320ファ
ミリーの量子化方法と規定は利用できる。
【0028】 特に、画像を表す符号化されたデータは、伝送され又は、蓄積される。DC係
数は最小の損失又は損失無しで伝送されるのが好ましい。可変長符号化、ハフマ
ン符号化等のような、更なる符号化又は圧縮は、最終的な伝送前にこれらの画像
データについて行われ、対応する復号は受信に際し行われることは理解される。
【0029】 受信又は取り出しに際し、LF変換係数は、前述の予測と同じ方法により、D
C係数から再び予測される。DC係数は損失無しに受信されるのが好ましく、前
のLF係数予測方法は使用され、新たに予測されたLF係数は実質的に元々予測
されたLF係数と同じである。この方法で、再構成されたDC係数の中の誤差は
、差分係数の量子化誤差にのみ制限される。
【0030】 最後に、LF係数は、予測されたLF係数を、逆量子化され、伝送された差分
係数に加えることにより再構成される。DC係数、再構成されたLF係数、及び
、逆量子化された残りの係数よりなる変換係数は出力される。
【0031】 次に、同じものを示す図2Aと図2Bを参照して、改良されたMPEG符号化
器と復号器の一般的な方法の例示的な実施例を説明する。この実施例は基本的な
MPEG符号化器/復号器の組に関して説明するが、当業者には、本発明の適用
可能な前述の領域内にある方法及び、規格に従って動作する符号化器/復号器の
組に対する他の実施例を、ごく普通に構成することができる。
【0032】 図2Aは、本発明に従って改良されたMPEG符号化器の概略を示す。図2B
は、改良されたMPEG復号器の概略を示す。これらの図では、とりわけ動き予
測に主に関連する要素については、本発明に対しては周辺なので、概略で示され
又は示されていない。図2A及び図2Bでは、離散コサイン変換、係数の量子化
及び、可変長符号化を行う構成要素は標準であり、従来技術から知られている。
それらの詳細は本発明の部分ではなく、ここでは説明しない。更に、以下では、
明確であるかどうかに関わらず、全ての動作は、画像の画像配列表現を被う個々
の画素ブロックに行われる。
【0033】 図2Aに戻ると、構成要素47から50は、Iタイプ画像の符号化データ経路
を実行し、構成要素41から45は、Iタイプ画像に適用できる本発明の改良の
符号化データ経路を実行し、構成要素51から58は、Pタイプ及び、Bタイプ
画像の符号化の動き予測データ経路を実行する。
【0034】 改良されていないMPEG符号化で画素配列として表されているIタイプ画像
の場合には、画像は、加算器58を変化されずに通った後にDCT符号化器47
内の画素ブロックによりDCT変換された画素ブロックである。選択器48は示
されていない位置に設定され、DCT係数を量子化器49へ送る。各画素ブロッ
クの量子化されたDCT係数は、VLC符号化器50で、可変長及び/又はラン
長(”VLC”)符号化される。そして、最後に各画素ブロックの圧縮された画
像データストリームが出力される。
【0035】 本発明の改良が存在又は活性化されている場合には、各画素ブロックに対する
DCのDCT係数は、DC係数バッファ41に蓄積される。それにより低周波数
(”LF”)係数予測器42は、必要な順序で利用可能である。予測器42から
の各画素ブロックの予測されたLF係数は、予測された係数バッファ43に蓄積
される。それによって、加算器44内の各画素ブロックの対応するDCT係数か
ら減算することが可能である。この場合、選択器48は位置”I,LF”(Iタ
イプフレームのLF係数を示す)に設定される。そして、差分係数は量子化器4
9で量子化され、VLC符号化器50可変長符号化され、そして、圧縮画像デー
タストリームに出力される。各画素ブロックに対する残りのDCT係数に対して
は、選択器48は示されていない位置に設定され、これらの係数は減算無しに量
子化される。
【0036】 動き予測に関しては、復号器で復号されるIタイプ(及び、特定のインタータ
イプ)画像のコピーは、参照メモリ64内に蓄積されねばならない。Iタイプ画
像のLF係数以外に対しては、逆量子化器51と逆DCT復号器52により画像
復号を模擬することにより、達成される。逆量子化器51は逆量子化を行い、逆
DCT復号器52は逆DCTを行う。選択器59は、示されていない位置に設定
される。Iタイプ画像のLF係数以外に対しては、選択器59は、位置”I,L
F”に設定され、それにより、バッファ43からの予測されたLF係数は加算器
45で加算され、復号器と同様に、逆量子化された差分係数は実際のLF係数に
再構成される。この実施例では、DC係数は符号化器と復号器で同じ精度である
とする。
【0037】 Pタイプ、Bタイプフレームに対しては、動き予測経路の要素51から58は
当業者には既知のように動作する。簡単に、選択器55と56は、”非I”位置
に設定され、動き予測器57で行われる動き予測処理により発生された動きベク
トルを使用して、参照メモリ/動き補償器は動き予測されたフレームを、入力と
動き予測された画像の間の差の画像を発生するために加算器58に供給する。こ
れらの差分画像は、DCT符号化器47でDCT変換され、量子化器49で量子
化され、そして、VLC符号化器50でVLC符号化される。参照メモリ54は
、復号器で、Iタイプ及びPタイプフレームが現れたときに、加算器53内で逆
変換差分画像を動き補償された蓄積された画像へ加算することにより、更新され
る。改良された符号化器内の画像を表すデータは、画像を分割する全ての画素ブ
ロックに関して出力される。
【0038】 図2Bは、本発明に従って、改良されたMPEG復号器を示す。ここで、構成
要素65−70はIタイプ画像の復号データ経路を実行し、矩形60内の構成要
素61−64ははIタイプ画像に適用できる本発明の改良のデータ経路を実行し
、構成要素71−73はPタイプ及び、Bタイプ画像の復号データ経路を実行す
る。全画像タイプに対して、各画素ブロックに対する量子化された変換係数(改
良された符号化器/復号器では及び、差分係数)を含む圧縮された画像データは
、要素65により最初に可変長(”VL”)復号される。そして、要素66によ
り逆変換される。
【0039】 Iタイプ画像に対しては、各画素ブロックに対する対するDC係数は、LF係
数予測器62に必要なときに利用できるように、バッファ61に蓄積される。予
測器62からの各画素ブロックに対して予測されたLF係数は、各画素ブロック
に対して逆量子化されたLF差分係数に加算するために、加算器64が利用でき
るように、予測係数バッファ63に蓄積される。Iタイプ画像のLF係数に関し
ては、選択器67は”I,LF”位置に設定され、他のIタイプ画像のLF係数
即ち、残りの高周波数の係数に対しては、選択器67は示されていない位置に設
定される。各画素ブロックに対する実際のDCT係数は、次に要素68で逆変換
される。結果のIタイプ空間領域画像は、空間領域画素ブロックから再構成され
る。そして、画像は直接フレームメモリ69と参照メモリ72へ蓄積される。選
択器70及び71は”I”位置に設定される。
【0040】 非Iタイプ画像に対しては、即ち、Pタイプ画像とBタイプ画像は、予測され
たLF係数に加算すること無しに、要素66により逆量子化され、且つ要素68
により逆変換された差分画像を得るために、選択器67、70及び、71は示さ
れていない又は、”非I”位置に設定される。受信された動きベクトル及び、参
照メモリ72に蓄積された画像から、動き補償器は、動き補償された画像を決定
する。動き予測された画像は、加算器73で復号された差分画像と加算され、こ
の結果、空間領域画像は参照メモリ72と、フレームメモリ69の両方に蓄積さ
れる。
【0041】 フレームメモリ69は望ましいフォーマットの正しい順序の画像を出力するた
めに画像を蓄積する。
【0042】 本発明の改良された符号化器と復号器は、当業者には明らかな種々のハードウ
ェア環境で実行できる。例えば、図2Aと2Bに示された個々の処理要素は、個
々の特化したハードウェアで実行できる。しかし、今日では、システムの処理動
作は、図2Cで示されるような、画像処理に最適化された汎用のハードウェア上
で実行される1つ又はそれ以上の特別なソフトウェアルーチンで実行するのが好
ましい。図2Cは、画像の符号化及び復号及び、本発明の動作を行う1つ又はそ
れ以上のプロセッサ80、画像データ及び/又はプログラム命令を蓄積する1つ
又はそれ以上のRAMモジュール81、オプションで、プログラム命令を蓄積す
る1つ又はそれ以上のROMモジュール82、種々のリンク85を介して他のシ
ステムと通信をする1つ又はそれ以上のI/Oインターフェース、及び、ここの
構成要素をつなぐ1つ又はそれ以上のバス84を示す。プロセッサは、例えば、
TM−1000形式のDSP(北米フィリップス電子社)又は、TMS−300
0形式のDSP(テキサスインスツルメント社)のような、ディジタル信号プロ
セッサ(”DSP”)を含むのが優利である。
【0043】 システム処理動作がソフトウェアで実行されている好適な実施例では、本発明
は、プロセッサにシステム処理を行わせる、プログラム命令が記録又は符号化さ
れているコンピュータが読出し可能な媒体も含む。そのような媒体は、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、ハードウェアディスク、テープ等を含む磁気媒体及び 、CD−ROMのような光媒体及び、他の従来技術のコンピュータが読出し可能 な媒体を含む。
【0044】 好適な方法の実施例 ここでは、次に、本発明に従った画素配列を分割する各画素ブロックに対する
低周波数("LF")係数予測に対する予測方法の好適な及び他の実施例を説明す
る。これらの方法は図1の要素10及び13、又は、図2Aの等価な要素42及
び、図2Bの要素62を利用する。これは、画素ブロックのLF係数は、単純に
且つ効率的に、画素ブロックに亘って、ブロックの画素値と隣接ブロックの画素
値の間のブロックのエッジに亘って発生する差(ブロック−ブロック差)を平滑
に補間する、空間領域画素配列のLF変換係数として予測できるという発明者の
発見から得られる。補間画素配列は、ブロックの平均画素強度を変えないことが
好ましい。そのような補間画素配列は、緩やかに強度が変化するのみの面を有す
る物体の画像で発生する隣接画素ブロック間の規則性の良い表現でありそうなの
で、LF変換係数は実際のLF変換係数の良好な予測でありそうである。
【0045】 補間された画素配列を決定する、及び、このようにLF係数を予測するブロッ
ク対ブロック差入力は、画素ブロックと隣接ブロックの平均強度の知識から、近
似されるのが、好ましい。LF係数予測は符号化器と復号器の両方で行われるの
で、データに正確に基づき、且つ両方で簡単に利用できるのが好ましい。多くの
画像圧縮方法と、現在使用されている規格では、ブロックのゼロ周波数(”DC
”)係数として、画素ブロックの平均強度が正確に伝送されるので、LF係数予
測は、ブロックと隣接ブロックのそのようなDC係数にのみ基づいていることが
好ましい。
【0046】 しかし好ましくはないが、本発明の範囲内で、更に正確なLF予測を可能とす
るために、制限された数の情報の更なる項目を伝送するために、画像圧縮データ
ストリームが変更される。そのような更なる項目は、正確さを向上してブロック
対ブロック差を優位に表す。1つの実施例では、1つのブロックのエッジ画素と
隣接ブロックのエッジ画素の実際の差の平均を含むことができる。そのような更
なる項目を所定の場合に伝送するのが優位であるかは、更に正確なLF係数予測
空の圧縮率の向上から補われた更なる項目の伝送コストに依存する。そのような
代案は本章の最後に説明する。
【0047】 特定の画素ブロックに対する予測方法の全体のステップは、以下のようである
。従って、LF係数予測は、ブロックと隣接ブロックのDC係数の入力で望まし
い。図3Aは、本発明の好適な実施例である、中央画素ブロックCと、エッジを
中央ブロックCと共通にする4つの直交する隣接画素ブロックを示す。これらの
ブロックはW(Cの西)、E(Cの東)、N(Cの北)、S(Cの南)とラベル
付けされている。対角に隣接するブロックは、この実施例では直接は考慮しない
。以下の画素ブロック内の画素は、標準的なマトリクス表記で示される。特に、
図3Aは、中央ブロックCの北西の角の画素C00、C01、C10、ブロック
Nの南西の角のN70、ブロックEの北西の角のE00、ブロックWの北東の角
のW07及び、 ブロックSの北西の角のS00を示す。これらのブロックのDC係数(ゼロ周波
数係数又は、平均強度)は、シンボルCDC,NDC,EDC,WDC,及び、
DCで示される。
【0048】 これらのDC係数から、N、E、W及び、Sで示される4つの量及び、中央ブ
ロックCとその隣接ブロックN、E、W及び、S間のブロック対ブロック差の近
似が決定される。以下の式はこの近似の好適な実施例を示す。 N=FA*{NDC−CDC};E=FA*{EDC−CDC} W=FA*{WDC−CDC};S=FA*{SDC−CDC} 係数FAは、隣接ブロック対ブロック差をスケーリングする乗算重み係数であ
る。続いて、更に詳細に第2の乗算重み係数FBと共に説明する。本発明は、こ
れらの4つの隣接ブロック対ブロック差を決定するために他の式を適用すること
も可能である。他の式は、上で使用された5つのDC係数のみに依存することが
できる。又は、例えば、対角に隣接するブロック又は、更に遠くの隣接ブロック
からの更なるDC係数に依存することもできる。
【0049】 次に、補間画素配列が、近似されたブロック対ブロック差から決定される。こ
の補間画素配列は、そのようなブロック対ブロック差の存在により発生し得る中
央画素ブロック内の画素値に対する、ブロック対ブロック差の滑らかな補間を達
成するために設計される。予想される実際の画素値は、そのブロックのDC係数
と補間画素配列内の値の和である。
【0050】 この補間が特定の発見的な制約を満たすときには優位である。第1の発見的な
制約は、画素ブロックの平均強度が変化しないためには、補間画素配列内の画素
値の和がゼロである。第2の発見的な制約は、境界の差の画素値上の効果の大き
さは境界から離れるにしたがって減少することである。特に、境界差による最大
画素値は、境界に隣接して発生すべきであり、境界差よりも小さいか又は等しく
なければならない。第3の発見的な制約は、互いに結合した画素ブロックの1つ
の境界での差は等しいが、しかし、反対の境界(ロー又はコラムに沿って)で符
号が反対の差は、2つの境界の間の均一な画素値勾配に補間しなければならない
【0051】 本発明は、上述の発見的な制約を満たす画素配列を補間するのを決定する方法
に一般的に適用できる。好ましい実施例では、この補間画素配列は、寸法に独立
な方法で行われるブロック対ブロック差の線形補間により決定される。寸法に依
存しない補間は、各画素配列要素が、各近似されたブロック対ブロック境界差か
らの独立で、乗算重み付けられた貢献を有することを意味し、且つ、各近似され
たブロック対ブロック境界差は、特定の境界に垂直なロー又は、コラム内のマト
リクス要素のみに、独立に貢献する。例えば、中央ブロックCとその西に隣接す
るブロックWの間のブロック対ブロック差を近似する値は、補間画素配列のロー
に沿って補間される。同じ重みが、4つの画素ブロック境界に沿って差に適用で
きる。更に、重みは好ましくは、境界からの距離のみに依存する。
【0052】 補間画素配列のサイズは、符号化器/復号器で操作される画素ブロックのサイ
ズと同じである必要はない。補間画素配列の変換係数は重要であるので、補間画
素配列は、変換係数が、推定されるべき画素ブロックのLF変換係数と明確な関
係をもつような、実際のサイズである。実際、計算的な効率に関して、補間画素
配列のサイズは、符号化器/復号器画素ブロックのサイズよりも小さく選択され
る。8x8画素ブロックが符号化器/復号器の組の離散コサイン変換(”DCT
”)により変換される好適な実施例では、補間画素配列の好適なサイズは、4x
4である(即ち、4画素の正方配列)。代わりに、8x8サイズの補間画素配列
も使用できる。
【0053】 補間するブロック対ブロック差に関する乗算的な重みは、上述の発見的な制約
を満たすように選択される。4x4サイズの補間画素配列の好適な場合について
は、図3Bは、左側境界からの補間する好適な乗算重みを示す。右側境界からの
補間については、これらの重みは逆順に使用される。これらの重みは、上述の、
第1に、合計がゼロであり、且つ境界に隣接する最大重みを有するという、制約
を満たす。図3Cに示すように、正の左方部境界差と負の右方部境界差の結合は
2つの境界間の線形な勾配であるので、第3の制約も満たされる。
【0054】 以下の式は4x4補間画素配列を定義する好適な実施例である。
【0055】
【数1】 ブロック対ブロック画素差に与えられる乗算係数FA及び、補間画素配列FB
は、予測されたLF係数が最大の画像データストリーム圧縮率を得られるように
するために、全体の乗算係数FA*FBが、特定の制約に合致するように、選択
される。第1の制約に従って、隣接画素ブロック間の境界で、画素値が過度に平
滑化されないように、即ち、画素ブロック境界の画素値はブロック対ブロック差
が減少されるがしかし、元のブロック対ブロック差と同じ符号を持つように、全
体の係数FA*FBは、0.500より小さいか又は等しいことが好ましい。関
連する第2の制約に従って、画素値勾配の存在において、特定のブロック対ブロ
ックエッジ差は実際の画像の特徴である場合があり、全てを削除すべきでないた
めに、全体の係数は更に0.500より小さいことが好ましい。全体の重み係数
中に更なる係数があり、最大の空間コンフィグレーション重みを1.00(最初
に1.00に選択されていない場合)正規化する。
【0056】 好適な実施例では、FAは従来は1.0であり、それにより、ブロック対ブロ
ック差は直接スケーリングされていない画素値を直接表す。FBは、優位に、0
.375*(1.0/3.0)をとる。係数(1.0/3.0)は、好適な補間
重みを正規化するのに必要である。係数0.375は、乗算無しにシフトと加算
により経済的に計算するために、良好なデータストリーム圧縮率を得るために見
つけられた。
【0057】 代わりの8x8サイズの補間画素配列は、全体に、上述の好適な4x4補間画
素配列と類似している。左側境界からのブロック対ブロック差の寸法に依存しな
い線形補間に対する好適な乗算重みは、8値:+4,+2,0,−1,−2,−
2,−1及び、0である。右側境界からのブロック対ブロックエッジ差を補間す
るためには、重みは逆順に使用される。補間式は、好適な4x4サイズの補間画
素配列に対する式に全体が類似した、これらの寸法に依存しない方法での重みか
ら構成される。好ましい重みは、FA=1.0及び、FB=0.375*(1.
0/4.0)(係数(1.0/4.0)は好適な補間重みに正規化されるため)
である。
【0058】 補間画素配列が決定されると、この配列は、関連する変換又は周波数領域に、
変換方法により変換される。そうでなければ、例えば、図1の要素9及び14内
の符号化器/復号器の組で使用される。代わりに、関連する変換方法を近似する
値を戻す、密接に関連しているがしかし計算的にあまり要求しない変換方法が使
用されてもよい。補間画素配列のサイズが、画素ブロックのサイズよりも小さい
場合には、補間配列のサイズは、例えば、対応する変換係数と等しくすることに
より、変換係数は画素ブロックの対応するLF係数と単純な関係を有するように
、優位に選択される。
【0059】 好適な実施例の場合には、4x4サイズの補間画素配列は、画素ブロックの対
応するLF係数と等しい変換係数を得るために、DCTにより変換される。8x
8サイズの補間配列の、他の実施例では、この配列も、DCTを受け、対応する
画素ブロック変換係数と等しい係数を生じる。代わりに、しかしあまり好ましく
はないが、計算的な要求が低いアダマール変換で、DCTを置き換えても良い。
【0060】 次に、予測されたLF係数は変換された補間画素配列の変換係数彼選択される
。第1に、DC係数は無視される。補間方法が第1の機能低名制約を満たす場合
にには、それは、ゼロである。第2に、全ての変換係数が画素ブロックの対応す
るLF係数の有益な予測を生じるわけではないので、補間画素配列の最も低い周
波数の変換係数を、対応するLF係数の予測として見つける。
【0061】 例えば、4x4サイズの又は、8x8サイズの補間配列の場合には、1つの有
益な選択は、変換係数の上側左方の3x3サブマトリクスを選択することである
(DC係数は無視する)。このように、8つの変換係数T10,T20,T01 ,T11,T21,T02,T12,及び、T22(ここでTは、補間画素配列
の変換係数の配列を示す)を、対応するLF変換座標の予測値として使用する。
別の選択では、4x4サイズ又は、8x8サイズの変換配列のいずれかの上方の
三角の選択が使用される。この場合、9個の変換係数T10,T20,T30
01,T11,T21,T02,T12,及び、T03を、対応するLF変換
座標の予測値として使用する。
【0062】 代わりに、上述の補間画素配列の決定、周波数領域への変換及び、周波数領域
配列からのLF係数の選択は、補間画素配列の選択されたLF変換係数は、画素
ブロックのDC係数と、直交する隣接画素ブロックのDC係数との線形結合とし
て直接的に決定される、単一のステップに結合される。DC係数差の線形補間は
、DC係数差の単一の線形結合として、選択されたLF係数を生じる、線形変換
処理で構成できる。当業者には、DC係数差に関してLF係数を表す線形式の単
一の組を決定するためにマトリクス乗算により線形式の2つの組を構成すること
はごく普通のことであると理解できる。
【0063】 最後に、補間画素配列の選択されたLF変換係数は、対応するLF変換係数の
予測値として、後続のステップへ、及び/又は、本発明の方法及びシステムの構
成要素へ出力される。
【0064】 上述の実施例は、本発明の改良を使用するために、典型的な符号化器/復号器
の組により認識されるデータストリームに、何も変更を必要としない。上述のよ
うに、あまり好適ではない代案では、これらのデータストリームは、ブロック対
ブロック差のよりよい近似及び、より良いLF変換係数の予測を行うために更な
る項目を増加することができる。
【0065】 そのような代案では、ブロックの4つのエッジの各々に沿った画素値の実際の
平均値は、変更されたデータストリームに供給できる。そのような更なる平均値
値は、隣接ブロックのエッジ画素値間の実際の差に直接的に情報を与える。たの
代案では、全体のエッジに沿った平均の差のみを必然的に表す、中央ブロックの
各エッジの1つである、4つの量に加えて、中央ブロックの書くエッジに沿った
ブロック対ブロック画素差の変化を、変更されたデータストリームに供給するこ
とができる。この代わりの方法は、各エッジの1つの量以上を供給することによ
り強度の変化を表す。各量は、中央ブロックCのエッジ隣接画素の1つ又はそれ
以上の組の差を表す。画素の2つの隣接の組の差の平均が計算される場合には、
以下の式はこの代案を表す。
【0066】
【数2】 特定の上述の量を結合するのに、粗い表現が使用できる。例えば、以下は結合
された且つ粗い量が使用できる。
【0067】
【数3】 粗さを増加又は減少した他の同様な代案は、当業者には明らかであろう。
【0068】 更なるブロック対ブロック差の項目を、上述で示した式に全体が類似する式に
より寸法に依存しない方法で、4x4サイズ又は8x8サイズの補間画素配列を
構成するために補間することができる。そのような更なる項目が供給されたとき
、補間画素配列の変換から更なる係数を選択することが優位であろう。例えば、
4x4サイズの補間画素配列の場合には、DC係数除く全変換係数を、選択でき
る。8x8サイズの配列の場合には、補間画素配列の変換の、DC係数除く上方
左側の4x4又は5x5サブ配列を選択できる。
【0069】 上述の式は、本方法の実施例である。当業者には、種々の構造のマイクロプロ
セッサ及び、ディジタル信号プロセッサで、どのようにその形は、計算の効率を
改善するために改良されるかを理解できる。例えば、算術演算の全数は、4x4
サイズ及び、8x8サイズの補間画素配列が寸法に依存しない観点から、因数分
解により低減できる。更に、全乗算重み係数を含む乗算は、更にコストのかかる
乗算器の代わりに、コストの低いシフトと加算で実行できる。
【0070】 更に、上述の代案から選択した代案の特定の組合せは、求められた改善された
データストリーム圧縮率の程度に対する、提案されたシステムで利用できる処理
力のトレードオフにより指示される。特に、画像の種々のクラス及び特定の圧縮
方法に対して、本発明の方法及びシステムのパラメータは、最大の改善されたデ
ータストリーム圧縮率を与えるごく普通の方法により最適化される。
【0071】 本発明の目的は満たされたと評価すべきである。本発明は、特定の詳細な説明
と共に記載したが、多くの変形が可能であると理解されるべきであり、それは、
当業者には明らかである。これらの変形は、請求項の本発明の範囲内である。
【0072】 請求項においては、括弧内の参照符号は請求項を限定するものではない。単語
”有する”は請求項に記載の要素又はステップ以外の要素又はステップの存在を
除外するものではない。本発明は、幾つかの独特な要素を有するハードウェアに
より、又は、好適にプログラムされたコンピュータにより実行できる。幾つかの
手段を列挙する装置の請求項では、これらの手段のいくつかは、1つの又は、同
じハードウェアで具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用できる符号化器及び復号器を示す図である。
【図2A】 本発明のに従ったシステムの実施例を示す図である。
【図2B】 本発明のに従ったシステムの実施例を示す図である。
【図2C】 本発明のに従ったシステムの実施例を示す図である。
【図3A】 例示的な空間重みを示す図である。
【図3B】 例示的な空間重みを示す図である。
【図3C】 例示的な空間重みを示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月11日(2000.8.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記予測するステップは、 各画素ブロックに対し、ブロックのエッジに沿った画素と、画素ブロックに直
交して隣接する画素ブロックのエッジに沿った画素との差の線形結合から、選択
された低周波数変換係数をも予測するステップを有する請求項1記載の方法。
【請求項3】 各画素ブロックを予測する前記ステップは、 画素ブロックのゼロ周波数変換係数と画素ブロックに直交して隣接する画素ブ
ロックのゼロ周波数変換係数との間の差を線形に補間する、補間画素値を有する
補間画素配列を決定するステップと、 補間画素配列を、周波数領域の変換係数に変換する、変換するステップと、 補間画素配列の対応する変換係数として、予測され選択された低周波数変換係
数を選択するステップを更に有する請求項1記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 図1の実施例では、送信器1は独立画像データ又は、ビデオデータ4のような
画像を含むデータを、伝送リンク3を介して受信器2に送る。伝送リンク3は、
通信リンクの具体化として示されているが、本発明は、伝送が、磁気又は光ディ
スクのような蓄積媒体上に圧縮データを記録することによる場合にも適用できる
。伝送リンク3の必要な帯域幅又は、必要な蓄積容量を低減するために、送信器
1は、受信器2へ送られる圧縮画像を含むデータ5を生じる、改良された符号化
器7を有する。受信器2は、かわりに、圧縮されたデータ5から元の画像を含む データ4 を再構成する復号器8を有する。本発明の改良された符号化器及び復号
器の適用は例示的なアプリケーションには限定されないが、画像を含むデータを
が圧縮又は、逆圧縮される全ての状況を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 受信又は取り出しに際し、LF変換係数は、前述の予測と同じ方法により、D
C係数から再び予測される。DC係数は損失無しに受信されるのが好ましく、前
のLF係数予測方法は使用され、新たに予測されたLF係数は実質的に元々予測
されたLF係数と同じである。この方法で、再構成されたLF係数の中の誤差は
、差分係数の量子化誤差にのみ制限される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 動き予測に関しては、復号器で復号されるIタイプ(及び、特定のインタータ
イプ)画像のコピーは、参照メモリ54内に蓄積されねばならない。Iタイプ画
像のLF係数以外に対しては、逆量子化器51と逆DCT復号器52により画像
復号を模擬することにより、達成される。逆量子化器51は逆量子化を行い、逆
DCT復号器52は逆DCTを行う。選択器59は、示されていない位置に設定
される。Iタイプ画像のLF係数以外に対しては、選択器59は、位置”I,L
F”に設定され、それにより、バッファ43からの予測されたLF係数は加算器
45で加算され、復号器と同様に、逆量子化された差分係数は実際のLF係数に
再構成される。この実施例では、DC係数は符号化器と復号器で同じ精度である
とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands Fターム(参考) 5C059 LB15 MA23 MA32 MC11 MC33 ME01 PP05 PP06 PP07 TA09 TA11 TA30 TB08 TC08 TC33 TC42 UA02 UA05 5C078 AA04 BA53 BA57 CA01 DA01 DA02 5J064 AA01 BA09 BA16 BB01 BB03 BB04 BB11 BC08 BC16 BD01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素配列の形式で画像データとして表された画像を圧縮する
    方法であって、 画素配列を被う複数の画素ブロックを、各画素ブロックを表し、且つゼロ周波
    数変換係数、1つ又はそれ以上の選択された低周波数変換係数及び、残りの変換
    係数を含む、周波数領域の変換係数に変換するステップと、 各画素ブロックに対し、画素ブロックと画素ブロックに隣接する画素ブロック
    から、選択された低周波数変換係数を予測するステップと、 各画素ブロックに対し、差分変換係数を形成するために、予測された選択され
    た低周波数変換係数を、選択された低周波数変換係数から減算するステップと、 各画素ブロックに対し、差分係数と残りの変換係数を量子化するステップと、 各々の複数の各画素ブロックに対し、ゼロ周波数変換係数、量子化された差分
    係数と、量子化された残りの係数を含む圧縮された画像データにより画像を表す
    ステップを有する方法。
  2. 【請求項2】 前記予測するステップは、 各画素ブロックに対し、画素ブロックのゼロ周波数変換係数と、画素ブロック
    に隣接する画素ブロックのゼロ周波数変換係数の線形結合から、選択された低周
    波数変換係数を先行するステップを有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記予測するステップは、 各画素ブロックに対し、ブロックのエッジに沿った画素と、画素ブロックに直
    交して隣接する画素ブロックのエッジに沿った画素との差の線形結合から、選択
    された低周波数変換係数を予測するステップを有する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 各画素ブロックを予測する前記ステップは、 画素ブロックのゼロ周波数変換係数と画素ブロックに直交して隣接する画素ブ
    ロックのゼロ周波数変換係数との間の差を線形に補間する、補間画素値を有する
    補間画素配列を決定するステップと、 補間画素配列を、周波数領域の変換係数に変換する、変換するステップと、 補間画素配列の対応する変換係数として、予測され選択された低周波数変換係
    数を選択するステップを更に有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記選択するステップは、変換された補間画素配列の3掛け
    る3の大きさの、上方左の正方形のサブ配列内に存在する変換係数として、予測
    され選択された低周波数変換係数を選択する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 補間画素配列の画素値は、 画素ブロックのゼロ周波数変換係数と画素ブロックに直交して隣接する各画素ブ
    ロックのゼロ周波数変換係数との間の差の重み付けされた和であり、画素値は寸
    法に独立して線形に補間されている請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 補間画素配列は正方形の配列であり、重み付けられた和の重
    みは、画素ブロックの一方の境界の第1のゼロ周波数変換係数の差と、第1のゼロ
    周波数変換係数の差に振幅が等しく符号が逆の、反対の境界の第2のゼロ周波数
    変換係数の差が、補間画素配列の境界間で補間画素値の線形勾配となるように、
    選択される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 補間画素値は、側面で4画素であり、重みは+3,−1,−
    2及び、0である請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 補間画素値は、側面で8画素であり、重みは+4,+2,0
    ,−1,−2,−2,−1及び、0である請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記量子化するステップは、ゼロ周波数変換係数を量子化
    するステップを更に有する請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 差の線形結合は、ブロックのエッジに沿った全画素の平均
    と、画素ブロックに直交して隣接する画素ブロックのエッジに沿った全画素の平
    均との線形結合を有する請求項3記載の方法。
  12. 【請求項12】 画像を表す画素配列を被う複数の画素ブロックに関する 圧縮された画素データの形式で表される画像を再構成する方法であって、 各画素ブロックに対し、ゼロ周波数変換係数、量子化された差分変換係数と、
    量子化された残りの変換係数を含む圧縮された画像データを取り出すステップと
    、 それぞれ、差分変換係数と残りの変換係数をを供給するために、量子化された
    差分変換係数と、量子化された残りの変換係数を逆量子化するステップと、 各画素ブロックに対し、画素ブロックと画素ブロックに隣接する画素ブロック
    の変換係数とから、選択された低周波数変換係数を予測するステップと、 各画素ブロックに対し、選択された低周波数変換係数を形成するために、予測
    された選択された低周波数変換係数を、差分変換係数に加算するステップと、 各画素ブロックに対し、複数の画素ブロックを再構成するために、ゼロ周波数
    変換係数、選択された低周波数変換係数と、残りの変換係数を逆変換するステッ
    プと、 複数の再構成された画素ブロックから画素配列を再構成するステップを有する
    方法。
  13. 【請求項13】 各画素ブロックに対し、前記予測するステップは、 画素ブロックのゼロ周波数変換係数と画素ブロックに直交して隣接する画素ブ
    ロックのゼロ周波数変換係数との間の差を線形に補間する、補間画素値を有する
    補間画素配列を決定するステップと、 補間画素配列を、周波数領域の変換係数に変換する、変換するステップと、 補間画素配列の対応する変換係数として、予測され選択された低周波数変換係
    数を選択するステップを更に有する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 画素配列の形式で画像データとして表された画像を圧縮す
    るシステムであって、 画素配列を被う複数の画素ブロックを、周波数領域の、各画素ブロックを表し
    、且つゼロ周波数変換係数、1つ又はそれ以上の選択された低周波数変換係数及
    び、残りの変換係数を含む変換係数に変換する手段と、 各画素ブロックに対し、画素ブロックと画素ブロックに隣接する画素ブロック
    から、選択された低周波数変換係数を予測する手段と、 各画素ブロックに対し、差分変換係数を形成するために、予測された選択され
    た低周波数変換係数を、選択された低周波数変換係数から減算する手段と、 各画素ブロックに対し、差分係数と残りの変換係数を量子化する手段と、 各々の複数の各画素ブロックに対し、ゼロ周波数変換係数、量子化された差分
    係数と、量子化された残りの係数を含む圧縮された画像データにより画像を表す
    手段を有するシステム。
  15. 【請求項15】 各画素ブロックを予測する前記手段は、 画素ブロックのゼロ周波数変換係数と画素ブロックに直交して隣接する画素ブ
    ロックのゼロ周波数変換係数との間の差を線形に補間する、補間画素値を有する
    補間画素配列を決定する手段と、 補間画素配列を、周波数領域の変換係数に変換する、変換する手段と、 補間画素配列の対応する変換係数として、予測され選択された低周波数変換係
    数を選択する手段を更に有する請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 画像を表す画素配列を被う複数の画素ブロックに関する 圧縮された画素データの形式で表される画像を再構成するシステムであって、 各画素ブロックに対し、ゼロ周波数変換係数、量子化された差分変換係数と、
    量子化された残りの変換係数を含む圧縮された画像データを取り出す手段と、 それぞれ、差分変換係数と残りの変換係数をを供給するために、量子化された
    差分変換係数と、量子化された残りの変換係数を逆量子化する手段と、 各画素ブロックに対し、画素ブロックと画素ブロックに隣接する画素ブロック
    の変換係数とから、選択された低周波数変換係数を予測する手段と、 各画素ブロックに対し、選択された低周波数変換係数を形成するために、予測
    された選択された低周波数変換係数を、差分変換係数に加算する手段と、 各画素ブロックに対し、複数の画素ブロックを再構成するために、ゼロ周波数
    変換係数、選択された低周波数変換係数と、残りの変換係数を逆変換する手段と
    、 複数の再構成された画素ブロックから画素配列を再構成する手段を有するシス
    テム。
  17. 【請求項17】 画素配列データの形式で画像データとして表された画像を
    圧縮するシステムであって、 プログラム命令を実行する1つ又はそれ以上のプロセッサと、 処理される画素配列と、前記1つ又はそれ以上のプロセッサに請求項1記載の
    方法を実行させるプログラム命令とを蓄積する1つ又はそれ以上のメモリ装置と
    を有するシステム。
  18. 【請求項18】 複数の画素ブロックに対する圧縮された画像データの形式
    で表された画像を再構成するシステムであって、 プログラム命令を実行する1つ又はそれ以上のプロセッサと、 処理される圧縮画像データと、前記1つ又はそれ以上のプロセッサに請求項1
    2記載の方法を実行させるプログラム命令とを蓄積する1つ又はそれ以上のメモ
    リ装置とを有するシステム。
  19. 【請求項19】 1つ又はそれ以上のプロセッサに請求項1又は、12記載
    の方法を実行させるプログラム命令が符号化されたコンピュータが読出し可能な
    媒体。
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