JP2002530418A - 平滑筋細胞増殖の阻害薬としてのベンジルグリコシルアミド - Google Patents

平滑筋細胞増殖の阻害薬としてのベンジルグリコシルアミド

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JP2002530418A JP2000583921A JP2000583921A JP2002530418A JP 2002530418 A JP2002530418 A JP 2002530418A JP 2000583921 A JP2000583921 A JP 2000583921A JP 2000583921 A JP2000583921 A JP 2000583921A JP 2002530418 A JP2002530418 A JP 2002530418A
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ロバート・エメット・マクデビット
フォレイク・オルウェミモ・アデバヨ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、下記構造を有する式(I)[式中、YはCまたはN;ここで、nは0〜3;Xは(A);RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、アセチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアルコキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル;Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ;R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換されたベンゾイル;RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マルトースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換された2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換されていてもよい環状アセタールを形成していてもよい]で示される平滑筋細胞増殖阻害薬またはその医薬上許容される塩を提供する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、平滑筋細胞増殖阻害薬としての、ならびに、過剰な平滑筋増殖によ
り特徴付けられる再狭窄などの疾患および状態を治療するための治療組成物とし
ての置換ベンジルグリコシルアミドの使用に関する。
【0002】 (背景技術) 血管形成術および静脈バイパス術などのすべての形態の血管再構築は、最終的
には平滑筋細胞(SMC)増殖および引き続いて多量の細胞外マトリクスの沈着に
至る損傷に対する応答をもたらす(クラウズ,エイ・ダブリュー(Clowes, A.W.)
;レイディ,エム・エイ(Reidy, M.A.)、ジャーナル・オブ・ヴァスキュラー・
サージェリー(J. Vasc. Surg.),1991,13,885)。これらの事象は、アテローム性
動脈硬化症(レインズ,イー・ダブリュー(Raines, E.W.);ロス,アール(Ross,
R.)、ブリティッシュ・ハート・ジャーナル(Br. Heart J.),1993,69(補遺)S.30)
および移植後の動脈硬化症(アイシック,エフ・エフ(Isik, F.F.);マクドナル
ド,ティー・オー(McDonald, T.O.);ファーガソン,エム(Ferguson, M.);ヤマ
ナカ,イー(Yamanaka,E.);ゴードン(Gordon)、アメリカン・ジャーナル・オブ
・パソロジー(Am. J. Pathol.),1992,141,1139)の病因における中心的な過程で
もある。血管形成術後の再狭窄の場合、薬理学的な干渉によりSMC増殖を調節
する臨床的に適切な解決法は、これまでとらえ所がないままであった(ハーマン
,ジェイ・ピー・アール(Herrman, J.P.R.);ハーマンズ,ダブリュー・アール
・エム(Hermans, W.R.M.);ヴォス,ジェイ(Vos, J.);セロイス,ピー・ダブリ
ュー(Serruys, P.W.)、ドラッグズ(Drugs),1993,4,18および249)。選択的なSM
C増殖阻害への成功したアプローチは、内皮細胞の修復または他の細胞の正常な
増殖および機能を干渉してはならない(ワイスバーグ,ピー・エル(Weissburg, P
.L.);グレーンジャー,ディー・ジェイ(Grainger, D.J.);シャナハン,シー・
エム(Shanahan, C.M.);メトカーフ,ジェイ・シー(Metcalfe, J.C.)、カーディ
オバスキュラー・リサーチ(Cardiovascular Res.),1993,27,1191)。
【0003】 グリコサミノグリカンヘパリンおよびヘパラン硫酸は、SMC増殖の内生的阻
害薬であり、また、内皮細胞増殖を促進することができる(カステロット,ジェ
イ・ジェイ・ジュニア(Castellot, J.J.Jr.);ライト,ティー・シー(Wright, T
.C.);カルノフスキー,エム・ジェイ(Karnovsky, M.J.)、セミナーズ・イン・
トロンボシス・アンド・ヘモスタシス(Seminars in Thrombosis and Hemostasis
),1987,13,489)。しかし、ヘパリン、ヘパリンフラグメント、化学修飾へパリン
、低分子量ヘパリン、およびアニオン性多糖類を真似た他のヘパリンの十分な臨
床的有用性は、様々な製剤の不均質性と結びついた他の薬理学的な傾向(特に、
抗血液凝固作用から生じる過剰な出血)により低下しうる(ボーマン,エス(Borma
n, S.)、ケミカル・アンド・エンジニアリング・ニューズ(Chemical and Engine
ering News),1993,6月28日,27)。
【0004】 PCT特許出願公開第WO 96/14325号は、平滑筋細胞増殖阻害薬としてのアシ
ル化ベンジルグリコシドを開示している。本発明の化合物は、(a)糖がアノマー
(anomeric)アミドを有し、(b)糖骨格上の置換基が実質的に異なり、かつ(c)平
滑筋細胞増殖に対する活性が高い点で異なる。
【0005】 ゼハヴィ,ユー(Zehavi, U.)、カーボハイドレート・リサーチ(Carbohyd. Res
.),1986,151,371は、グリコーゲン合成反応における受容体としての研究用ポリ
マーに結合した4-カルボキシ-2-ニトロベンジル4-O-α-D-グルコピラノシ
ル-β-D-グルコピラノシドを開示している。本発明の化合物は、(a)糖がアノ
マーアミドを有し、(b)ベンジル基上の置換基が異なり、かつ(c)用途(平滑筋
増殖抑制)が異なる点で異なる。
【0006】 米国特許第5,498,775号、PCT出願公開第WO 96/14324号および米国特許第5,
464,827号は、過剰な平滑筋増殖により特徴付けられる疾患および状態を治療す
るための平滑筋細胞増殖阻害薬としてのポリアニオン性ベンジルグリコシドまた
はシクロデキストリンを記載している。β-シクロデキストリンテトラデカ硫酸
エステルが平滑筋細胞増殖阻害薬および再狭窄の有効な阻害薬として記載されて
いる(レイリー,シー・エフ(Reilly, C.F.);フジタ,ティー(Fujita, T.);マ
ックフォール,アール・シー(McFall, R.C.);スタビリート,アイ・アイ(Stabi
lito, I.I.);ワイ-サイ,イー(Wai-se, E.);ジョンソン,アール・ジー(Johns
on,R.G.)、ドラッグ・デベロップメント・リサーチ(Drug Development Researc
h),1993,29,137)。米国特許第5,019,562号は、望ましくない細胞または組織増殖
に関連した病的状態を治療するためのシクロデキストリンのアニオン性誘導体を
開示している。PCT出願公開第WO 93/09790号は、糖残基1個当たり少なくと
も2個のアニオン残基を有するシクロデキストリンの増殖抑制性ポリアニオン性
誘導体を開示している。マイネッツバーガー(Meinetsberger)(欧州特許出願公開
第EP 312087 A2号および第EP 312086 A2号)は、硫酸化ビス-アルドン酸アミドの
抗血栓性および抗凝血性を記載している。米国特許第4,431,637号は、補体系の
調節薬としてのポリ硫酸化フェノール性グリコシドを開示している。本発明の化
合物は、当該化合物が(a)ヘパリン、硫酸化シクロデキストリン、または硫酸化
ラクトビオン酸二量体と何ら構造的な類似点を有しないベンジルグリコシルアミ
ドであり、(b)わずか2個の隣接する糖残基を有し(二糖類であり)、(c)明確な
構造を有し、かつ(d)硫酸化されていない点で全ての従来技術と異なる。
【0007】 (発明の開示) 本発明は、式I:
【0008】
【化11】
【0009】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、
【0010】
【化12】
【0011】 RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] で示されるベンジルグリコシルアミドまたはその医薬上許容される塩を提供する
【0012】 アルキルとしては、直鎖および有枝部分の両方が挙げられる。ハロゲンは、臭
素、塩素、フッ素およびヨウ素を意味する。Yが窒素である場合、ピリジンカル
ボキサミドはピリジン3-カルボキサミドであることが好ましい。
【0013】 医薬上許容される塩は、有機酸および無機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、
乳酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、マンデ
ル酸、リンゴ酸、フタル酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、メタンス
ルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、
カンファースルホン酸、および同様に公知の許容される酸から形成することがで
きる。塩は、有機塩基および無機塩基から形成してもよく、好ましくはアルカリ
金属塩、例えば、ナトリウム塩、リチウム塩またはカリウム塩である。酸付加塩
は、Yが窒素であるか、あるいは式Iで示される化合物が塩基性窒素を有する場
合に製造することができる。塩基付加塩は、典型的には、式Iで示される化合物
がヒドロキシル基を有する場合に製造することができる。
【0014】 本発明の化合物は不斉炭素原子を有する場合があり、本発明の化合物の一部は
1個またはそれ以上の不斉中心を有し、それゆえ、光学異性体およびジアステレ
オマーを生じる場合がある。式Iには立体化学に関して示されていないが、本発
明は、かかる光学異性体およびジアステレオマー;ならびに、ラセミ体としての
、また、分割されたエナンチオマー的に純粋なRおよびS立体異性体;ならびに
、RおよびS立体異性体の他の混合物;ならびに、それらの医薬上許容される塩
を包含する。
【0015】 本発明の式Iで示される好ましい化合物は、 nが0〜1; RおよびRが、各々独立して、水素、ハロゲン、CF、OH、NO
NH、メトキシ、ブトキシまたはブトキシニトリル; Rが、水素、アセトアミドまたはメトキシ; R、R、R、RおよびRが、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
アシル、またはベンゾイル; RおよびR10が、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
トースの4'および6'位にあるRおよびR10基が、一緒になって、ベンジリ
デン環を形成する化合物またはその医薬上許容される塩(他の置換基は全て上記
と同意義)である。
【0016】 式Iで示されるより好ましい化合物は、 nが0; RおよびRが、各々独立して、水素またはハロゲン; Rが水素; R、R、R、RおよびRが、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
アシル、またはベンゾイル; RおよびR10が、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
トースの4'および6'位にあるRおよびR10基が、一緒になって、ベンジリ
デン環を形成する化合物またはその医薬上許容される塩(他の置換基は全て上記
と同意義)である。
【0017】 本発明の特に好ましい化合物は、 6-クロロ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-ピリジンカルボ
キサミド; N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-6-クロロニコチンアミ
ド; 2-クロロピペリジン-5-カルボン酸(6-O-ベンゾイル-4',6'-O-ベンジリ
デン-1-デオキシ-β-D-セロビオシル)アミド; 2,6-ジメトキシ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-ピリジ
ンカルボキサミド; N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-クロロ-4-フルオロベンズ
アミド;または N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-2-クロロ-4-フルオロ
ベンズアミド; あるいは、その医薬上許容される塩である。
【0018】 本発明の化合物は、下記のスキームに従って、市販の原料から、あるいは文献
記載の方法を用いて製造することができる原料から製造した。このスキームは、
本発明の代表的な化合物の製造を示す。
【0019】
【化13】
【0020】 スキーム1において、Y、n、R、R、R、R、R、R、R
、RおよびR10は上記と同意義である。
【0021】 かくして、セロビオシルアミン1を、室温で、ベンゼン、エタノール、ジクロ
ロメタン、トリエチルアミンなどの適当な溶媒系中、EEDQ、DEC/HOB
TまたはDCC/HOBTなどのカップリング剤の存在下で、安息香酸誘導体2
とカップリングさせて、グリコシド3を得る。このグリコシドは、アミン1をテ
トラヒドロフラン、ジクロロメタン、アセトニトリルおよび酢酸エチルなどの適
当な溶媒系中、トリエチルアミンの存在下で、置換された酸塩化物2にカップリ
ングさせて、グリコシド3を得ることにより製造することもできる。Rがニト
ロ基の場合、3のニトロ基を、周囲温度〜還流温度で、酢酸エチルなどの極性非
プロトン溶媒中、あるいは、エタノールまたはメタノールなどの極性プロトン溶
媒中、塩化第一スズまたは金属鉄などの還元剤で還元して、あるいは、炭素上の
パラジウムなどの触媒の存在下で接触還元することにより還元して、アニリノ化
合物4を得ることができる。4を−20℃〜周囲温度の範囲内の温度で、ジクロ
ロメタンまたはテトラヒドロフランなどの非プロトン溶媒中、トリエチルアミン
またはジイソプロピルエチルアミンなどのアミン塩基の存在下で、酸塩化物また
は塩化スルホニルとカップリングさせて、目的化合物5を得る。
【0022】 3または5のアセテート基を周囲温度〜還流温度で、メタノール中における触
媒量のナトリウムメトキシドまたはメタノール中における水酸化ナトリウム水溶
液などの塩基で加水分解することにより除去して、6を得ることができる。アセ
テート基を加水分解した後、マルトースの4'および6'位にあるヒドロキシル基
を周囲温度〜70℃で、アセトニトリルまたはジメチルホルムアミドなどの極性
非プロトン溶媒中、カンファースルホン酸またはトルエンスルホン酸などの酸触
媒の存在下で、ベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応させて、ベンジリデ
ン誘導体を得ることができる。6位のヒドロキシル基を−78℃〜周囲温度で、
コリジン/テトラヒドロフランの混合物中で選択的にベンゾイル化して、7を得
ることができる。0℃〜周囲温度の範囲内の温度で、ピリジンまたはトリエチル
アミンなどのアミン塩基の存在下、酸無水物で再アシル化して、8を得る。
【0023】 本発明の化合物は、増殖抑制薬として有用である。下記の方法は、評価した化
合物が平滑筋細胞増殖を阻害する能力を測定する標準的な薬理学的試験法におけ
る本発明の代表的な化合物の評価を示す。
【0024】 Hチミジン導入を用いる細胞増殖に対する化合物の作用 ヒトおよびブタの平滑筋細胞を、半集密的(sub-confluent)条件下における初
期継代(一般に第3〜7継代)で試験した。16mm(24ウェル)マルチウェル培
養皿を用いて、10%ウシ胎児血清および2%抗生物質/抗真菌薬を補足した培
地199中で培養物を増殖した。半集密的になれば、これら細胞を、実験プロト
コルを開始する前の24〜48時間、無血清合成培地(AIM-V;ギブコ(Gibco
))に入れた。
【0025】 一般に、化合物はプレインキュベーションが長いほど効果的であるということ
が分かっているが、化合物、Hチミジンおよび血清/増殖因子を、血清不付与
同調細胞に加えることにより方法を開始し、それに応じて結果を報告する。
【0026】 化合物を50倍の希釈率で各ウェルに加え(20μL/ウェル)、プレートを5
%CO中、37℃で24〜36時間インキュベートした。化合物を、まず、5
0%エタノールに溶解し、培地中に系列希釈した。化合物を1〜100μMの濃
度で所定の手順により評価した。対照として、第II級のブタ腸粘膜ヘパリン(ナ
トリウム塩)を、すべての細胞調製物中、0.1〜100μg/mLの濃度で所定
の手順により評価した。
【0027】 試験法の終了時に、プレートを氷上に載置し、氷冷リン酸緩衝食塩水(PBS)
で3回洗浄し、氷冷10%トリクロロ酢酸(TCA)中で30分間インキュベート
して、酸溶解プロテインを除去した。溶液を、0.4N HCl(500μL/バイ
アル、NaOHを中和する)を含有するシンチレーションバイアルに移し、各ウ
ェルを水(500μL)で2回すすぎ、全容量を2mL/バイアルとした。
【0028】 データを対照および実験試料の両方について3通り得た。対照(100%)デー
タは、増殖因子または血清による刺激の結果として最大限に刺激された細胞から
得た。実験データは、増殖因子または血清で最大限に刺激され、かつ化合物で処
理された細胞から得た。データは、IC50として、下記の表1に示す。
【0029】
【表1】 表1
【0030】 本発明の化合物は、過剰な平滑筋細胞増殖(平滑筋細胞過増殖)により特徴付け
られる疾患を治療または阻害するのに有用である。これらの化合物は、特に、血
管再構築手術および移植(例えば、バルーン血管形成術、血管移植手術、冠動脈
バイパス手術および心臓移植)から最も頻繁に生じる平滑筋細胞過増殖により特
徴付けられる過増殖性血管疾患(例えば、再狭窄)を治療するのに有用である。好
ましくない「細胞性」血管増殖が存在する他の疾患状態としては、高血圧、喘息
およびうっ血性心不全が挙げられる。また、本発明の化合物は、血管形成の阻害
薬としても有用である。新しい毛細血管が形成される過程である血管形成(新血
管新生)は、主に、慢性炎症および悪性腫瘍を含む数多くの病理学的事象にとっ
て重要である。それゆえ、本発明の化合物は、抗新生物薬として有用である。
【0031】 本発明の化合物は、そのままで、あるいは投与用の医薬用担体を用いて、製剤
することができる。その割合は、化合物の溶解度および化学的性質、選択された
投与の経路、ならびに標準的な薬理学的プラクティスにより決定される。医薬用
担体は、固形または液状のいずれであってもよい。
【0032】 固形担体としては、香味剤、滑沢剤、可溶化剤、懸濁化剤、充填剤、流動化剤
、圧縮助剤、結合剤または錠剤崩壊剤としても作用しうる1種またはそれ以上の
物質を挙げることができる。それはカプセル化材料とすることもできる。散剤の
場合、担体は、細かく粉砕された固形物であり、やはり細かく粉砕された有効成
分と混合されている。錠剤の場合、有効成分は、必要な圧縮特性を有する担体と
適当な割合で混合され、所望の形状および寸法に圧縮成形される。散剤および錠
剤は、好ましくは99%までの有効成分を含有する。適当な固形担体としては、
例えば、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、乳糖、
デキストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリジン、低融点ワックスおよび
イオン交換樹脂が挙げられる。
【0033】 液状担体は、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤および加圧組成
物を製造するのに用いられる。有効成分は、医薬上許容される液状担体、例えば
、水、有機溶剤、両方の混合物、または医薬上許容される油脂などに溶解または
懸濁することができる。液状担体は、他の適当な医薬用添加物、例えば、可溶化
剤、乳化剤、緩衝剤、保存剤、甘味剤、香味剤、懸濁化剤、増粘剤、着色剤、粘
度調節剤、安定剤または浸透圧調節剤などを含有することができる。経口および
非経口投与用の液状担体の適当な例としては、水(上記のような添加物(例えば、
セルロース誘導体、好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウム溶液)を
部分的に含有する)、アルコール(一価アルコールおよび多価アルコール(例えば
、グリコール)を含む)およびそれらの誘導体、レシチン、ならびに油(例えば、
分別ヤシ油および落花生油)が挙げられる。非経口投与の場合、担体は、オレイ
ン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルなどの油状エステルとすることもで
きる。滅菌液状担体は、非経口投与用の無菌液状組成物に有用である。加圧組成
物用の液状担体は、ハロゲン化炭化水素または他の医薬上許容される噴射剤とす
ることができる。
【0034】 無菌の液剤または懸濁剤である液状医薬組成物は、例えば、筋肉内、腹腔内ま
たは皮下への注射により利用することができる。無菌液剤は、静脈内に投与する
こともできる。本発明の化合物は、液状または固形のいずれかの組成物形態で経
口的に投与することもできる。
【0035】 本発明の化合物は、従来の坐剤の形態で直腸内または膣内に投与してもよい。
鼻腔内または気管支内への吸入法または吹込法により投与する場合、本発明の化
合物は、水溶液または半水溶液に製剤すればよい。これらは、次いで、エアロゾ
ルの形態で利用することができる。本発明の化合物は、活性化合物および担体を
含有する経皮パッチ剤の使用により、経皮的に投与してもよい。ただし、この担
体は、活性化合物に不活性であり、皮膚に非毒性であり、また、皮膚を介した血
流中への全身吸収用薬剤の送達を可能にするものとする。かかる担体は、クリー
ム剤および軟膏剤、ペースト剤、ゲル剤、ならびに閉鎖用具など、かなり多くの
形態を取りうる。クリーム剤および軟膏剤は、粘稠な液体や、水中油型または油
中水型のいずれの半固体乳濁液であってもよい。有効成分を含有するワセリンま
たは親水ワセリンに分散した吸収性粉末からなるペースト剤も適当である。様々
な閉鎖用具、例えば、必要に応じて担体と共に有効成分を含有する貯蔵部を覆う
半透膜や、有効成分を含有するマトリクスなどを用いて、有効成分を血流中に放
出させてもよい。他の閉鎖用具は文献に公知である。
【0036】 用量に関する要件は、採用する特定の組成物、投与の経路、現れる症状の重篤
度、および治療する特定の患者によって変化する。標準的な薬理学的試験法で得
られた結果に基いて、活性化合物の計画的な一日量は、非経口的に(好ましくは
、静脈内に)投与される0.1〜10mg/kgである。計画的な経口投与の一日
量は、約10倍多い。静脈内投与は、急性血管損傷(すなわち、バルーン血管形
成術または移植)後には、約5〜30日間続けられるが、慢性障害の治療の場合
には、より長い期間にわたって続けられると思われる。治療は、一般的には、上
記化合物の至適な投与量より少ない低用量から開始される。その後、かかる状況
下で至適な効果が得られるまで、用量を増大させる。経口的、非経口的、経鼻ま
たは気管支内投与用の正確な用量は、治療する個々の患者に係る経験に基いて、
投与する医師により決定される。好ましくは、上記医薬組成物は単位剤形であり
、例えば、錠剤またはカプセル剤として提供される。かかる剤形では、上記組成
物は、適当量の有効成分を含有する単位用量に細分される。単位剤形は、包装さ
れた組成物、例えば、分包散剤、バイアル、アンプル、充填済シリンジまたは含
液薬袋とすることができる。単位剤形は、例えば、カプセル剤または錠剤それ自
体とすることもできるし、あるいは、かかる組成物を適当数の包装形態とするこ
ともできる。
【0037】 下記は、本発明の代表的な化合物の製造を与える。
【0038】 実施例1 6-クロロ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-ピリジンカルボ
キサミド
【0039】 工程1 ヘプタ-O-アセチル-1-β-セロビオシルアミン ヘプタ-O-アセチル-1-β-セロビオシルアミンは、エイ・バート(A. Bertho)
の方法[ジャスタス・リービッヒズ・アナーレン・デア・ヒェーミー(Justus Li
ebigs Ann. Chem.),562,229(1949)]により製造したアジドの酸化白金還元によ
り得た。
【0040】 工程2 6-クロロ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-ピリジンカルボ
キサミド ジクロロメタン(1.5mL)およびテトラヒドロフラン(1.5mL)中における
ヘプタ-O-アセチル-1-β-セロビオシルアミン(0.20g、0.3147ミリモ
ル)およびトリエチルアミン(0.064g、0.63ミリモル)の攪拌混合物に、
6-クロロニコチノイルクロリド(0.5g、0.32ミリモル)を一度に加えた。
12時間後、反応物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(5mL)、10%
水酸化ナトリウム(5mL)および食塩水(10mL)で順次洗浄し、(MgSO
で)乾燥させ、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(50%〜60%EtO
Ac/石油エーテルの勾配)で精製して、表題化合物をオフホワイト色の固形物と
して得た。 H NMR(CDCl)δ1.99(s,3H),2.01(s,3H),2.04(s,
6H),2.06(s,3H),2.10(s,3H),2.12(s,3H),3.65-3.
69(m,2H),3.79-3.81(m,2H),4.06(dd,J=12.3,2.4
Hz,1H),4.14-4.18(m,1H),4.38(dd,J=12.5,4.6Hz
,1H),4.50(d,J=11.6,1H),4.51(d,J=7.9,1H),4.9
0-4.96(m,2H),5.07(見かけ上のt,J=9.7,1H),5.15(見か
け上のt,J=9.2,1H),5.30-5.37(m,4H),7.04(d,J=8.6
,1H),7.42(dd,J=8.3,0.7Hz,1H),8.02(dd,J=8.1,
2.6Hz,2H),8.73(dd,J=7.4,0.7Hz,1H);IR(KBr)3
400,1750,1550,1245および1075cm−1;質量スペクトル(
+ESI),m/z 775(M+H),797(M+Na)。
【0041】 実施例2 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-6-クロロニコチンアミ
【0042】 工程1 6-クロロ-N-(β-D-セロビオシル)ニコチンアミド メタノール(10mL)中における6-クロロ-N-(ヘプタ-O-β-D-セロビオシ
ル)-3-ピリジンカルボキサミド(1040mg、1.34ミリモル)の溶液に、ナ
トリウムメトキシドの0.34M溶液0.075mLを加えた。反応物を一晩攪拌
し、ダウエックス(Dowex)H+樹脂でクエンチした。0.5時間後、この溶液を濾
過し、真空下で濃縮して、表題化合物を白色の固形物として得た。融点193℃
H NMR(DO-d)δ 3.19(t,J=8.1Hz,1H),3.25-3.
48(m,4H),3.58-3.62(m,4H),3.70-3.83(m,3H),4.4
0(d,J=7.9Hz,1H),5.08(d,J=9.2Hz,1H),7.49(d,J
=8.6Hz,1H),8.09(dd,J=8.3Hz,2.4Hz,1H),8.63(
d,J=2.0Hz,1H);IR(KBr)3375,2900,1660,1575
および1060cm−1;質量スペクトル(−FAB),m/e 479(M−H); 元素分析の結果: 計算値(C1825ClN11・HOとして):C,43.34;H,5.
46;N,5.61; 実測値:C,43.48;H,5.55;N,5.47。
【0043】 工程2 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-6-クロロニコチンアミ
ド ジメチルホルムアミド(6mL)中における6-クロロ-N-(β-D-セロビオシル
)ニコチンアミド(0.33g、0.6863ミリモル)、ベンズアルデヒドジメチ
ルアセタール(0.15mL、1.0ミリモル)およびカンファースルホン酸(10
mg、0.043ミリモル)を含有する溶液を70℃で加熱した。4時間後、反応
物を周囲温度に冷却し、1N NaOH溶液0.5mLでクエンチした。この溶液
を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(2%、5〜10%MeOH/塩化メチ
レンの勾配)で精製して、表題化合物を白色の固形物として得た。融点230℃
H NMR(DMSO-d)δ3.13-3.16(m,1H),3.34-3.45(
m,7H),3.63-3.75(m,3H),4.18-4.22(m,1H),4.51(d
,J=1.5Hz,1H),4.55(d,J=7.7Hz,1H),4.62(見かけ上の
t,J=5.8Hz,1H),4.98(見かけ上のt,J=8.8Hz,1H),5.1
9(d,J=5.3Hz,1H),5.38(d,J=4.4Hz,1H),5.35(d,J
=5.1Hz,1H),5.59(s,1H),7.35-7.38(m,3H),7.42-
7.45(m,2H),7.67(d,J=8.3Hz,1H),8.29(dd,J=8.3
,2.4Hz,1H),8.88(d,J=2.6Hz,1H),9.20(d,J=8.6H
z,1H);IR(KBr)3400,2900,1650および1075cm−1
質量スペクトル(+FAB),m/e 569(M+H); 元素分析の結果: 計算値(C2529ClN11・1.0HOとして):C,51.16;
H,5.32;N,4.77; 実測値:C,51.22;H,5.26;N,4.68。
【0044】 実施例3 2-クロロピペリジン-5-カルボン酸(6-O-ベンゾイル-4',6'-O-ベンジリ
デン-1-デオキシ-β-D-セロビオシル)アミド 乾燥テトラヒドロフラン(1.5mL)および無水2,4,6-コリジン(1.5mL
)中におけるN-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-6-クロロニコ
チンアミド(0.22g、0.39ミリモル)の溶液を−40℃に0.5時間冷却し
た。塩化ベンゾイル(0.076mL、0.507ミリモル)を徐々に加え、反応物
を周囲温度に一晩加温した。反応物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、1N H
Cl(15mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)および食塩水(15m
L)で順次洗浄した。有機層を(MgSOで)乾燥させ、濾過した。エバポレー
ションおよびフラッシュクロマトグラフィー(2%、5%〜10%MeOH/塩化
メチレンの勾配)により、表題化合物を白色の固形物として得た。融点260℃
H NMR(DMSO-d)δ3.17-3.28(m,1H),3.35-3.47(
m,4H),3.55(dt,J=8.8,5.9Hz,1H),3.64-3.71(m,2
H),3.82-3.86(m,1H),4.17(dd,J=10.1,4.2Hz,1H)
,4.48(dd,J=12.1,4.6Hz,1H),4.57-4.65(m,2H),4
.86(d,J=3.1Hz,1H),5.09(見かけ上のt,J=9.0Hz,1H),
5.33(d,J=5.3Hz,1H),5.37(d,J=4.6Hz,1H),5.50(
s,1H),5.57(d,J=5.1Hz,1H),7.35-7.37(m,3H),7.
39-7.42(m,2H),7.55(t,J=7.2Hz,2H),7.63-7.69(
m,2H),7.96(d,J=8.6Hz,2H),8.27(dd,J=8.3,2.6H
z,1H),8.86(d,J=2.6Hz,1H),9.22(d,J=9.0Hz,1H)
;IR(KBr)3400,2900,1650,1275および1100cm−1
;質量スペクトル(−FAB),m/z 671(M−H); 元素分析の結果: 計算値(C3233ClN12・1.0HO:C,55.62;H,5.1
0;N,4.05; 実測値:C,55.80;H,4.99;N,4.01。
【0045】 実施例4 (2,6-ジメトキシ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-ピリジ
ンカルボキサミド ベンゼン-エタノール(1:1、v/v、4mL)中における2,6-ジメトキシニ
コチン酸(0.051g、0.26ミリモル)の攪拌溶液に、2-エトキシ-N-カル
ボニル-1,2-ジヒドロキノリン(0.071g、0.29ミリモル)を一度に加え
た。0.5時間後、ヘプタ-O-アセチル-1-β-セロビオシルアミン(0.151g
、0.24ミリモル)を加え、この混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒をエバポレ
ートし、残渣を塩化メチレンに溶解した。有機層を1N塩酸、水、1%炭酸水素
ナトリウムおよび水で順次洗浄し、(MgSOで)乾燥させ、濃縮した。フラッ
シュクロマトグラフィー(40%〜60%EtOAc/石油エーテルの勾配)で精
製して、表題化合物を白色の固形物として得た。融点127℃;H NMR(C
DCl)δ1.98(s,3H),1.99(s,3H),2.01(s,3H),2.04
(s,6H),2.10(s,3H),2.12(s,3H),3.63-3.67(m,1H)
,3.80-3.85(m,2H),3.96(s,3H),3.99-4.07(m,1H),
4.07(s,3H),4.17(dd,J=12.6,4.2Hz,1H),4.37(dd
,J=12.5,4.4Hz,1H),4.44-4.47(m,1H),4.51(d,J=
7.9Hz,1H),4.94(見かけ上のt,J=8.1Hz,1H),5.03-5.1
6(m,2H),5.33(t,J=9.7Hz,1H),5.39(t,J=9.4Hz,1
H),6.41(d,J=9.4Hz,1H),8.34(d,J=8.3Hz,1H),8.
41(d,J=8.8Hz,1H);IR(KBr)3400,2950,1750,12
45および1050cm−1;質量スペクトル(+FAB),m/e 801(M+
H),823(M+Na); 元素分析の結果: 計算値(C3444ClN20・0.5HOとして):C,50.43;
H,5.60;N,3.46; 実測値:C,50.56;H,5.52;N,3.31。
【0046】 実施例5 N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-クロロ-4-フルオロベンズ
アミド 表題化合物は、実施例1の工程2の方法に従って、白色の固形物として製造し
た。融点203〜205℃;H NMR(CDCl)δ1.99(s,3H),2.
01(s,3H),2.04(s,6H),2.05(s,3H),2.10(s,3H),2.
13(s,3H),3.64-3.68(m,1H),3.79-3.80(m,2H),4.0
5(dd,J=12.5,2.0Hz,1H),4.14-4.19(m,1H),4.37(
dd,J=12.5,4.4Hz,1H),4.48-4.53(m,2H),4.91-4.
99(m,2H),5.05-5.17(m,2H),5.33(t,J=9.2Hz,1H)
,5.40(t,J=9.2Hz,1H),6.80(d,J=9.0Hz,1H),7.0
2-7.07(m,1H),7.14(dd,J=8.3,2.6Hz,1H),7.67(d
d,J=8.6,6.1Hz,1H);IR(KBr)3400,2930,1750,1
245および1050cm−1;質量スペクトル(−ESI),m/z 789.9/
791.9(M−H); 元素分析の結果: 計算値(C3339ClFNO18として):C,50.04;H,4.96;N
,1.77; 実測値:C,50.00;H,4.91;N,1.85。
【0047】 実施例6 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-2-クロロ-4-フルオロ
ベンズアミド
【0048】 工程1 N-(β-D-セロビオシル)-2-クロロ-4-フルオロベンズアミド 表題化合物は、実施例2の工程1の方法に従って、白色の固形物として製造し
た。融点65℃(分解);H NMR(CDOD-d)δ 3.22-3.42(m,
5H),3.51-3.62(m,3H),3.67(dd,J=11.9,5.3Hz,1H
),3.83-3.90(m,3H),4.43(d,J=7.9Hz,1H), 5.07(d,
J=9.2Hz,1H),7.12-7.17(m,1H),7.29(dd,J=8.8,2
.6Hz,1H),7.61(dd,J=8.6,6.2Hz,1H),8.53(s,1H)
;IR(KBr)3400,2930,1600および1050cm−1;質量スペ
クトル(−FAB),m/z 496/498(M−H)。
【0049】 工程2 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-2-クロロ-4-フルオロ
ベンズアミド 表題化合物は、実施例2の工程2の方法に従って、白色の固形物として製造し
た。融点135〜138℃;H NMR(CDOD-d)δ3.34-3.91(
m,11H),4.28-4.31(m,1H),4.59(d,J=7.9Hz,1H),5
.09(d,J=9.2Hz,1H),5.58(s,1H),7.16(dt,J=8.3,
2.6Hz,1H),7.29-7.52(m,4H),7.60(dd,J=8.8,5.9
Hz,1H),7.97-7.99(m,3H);IR(KBr)3400,2900,15
50および1075cm−1;質量スペクトル(+FAB),m/e 586(M+
H),608(M+Na)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/12 A61P 9/12 9/14 9/14 11/06 11/06 29/00 29/00 35/00 35/00 43/00 105 43/00 105 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 フォレイク・オルウェミモ・アデバヨ アメリカ合衆国08512ニュージャージー州 クランベリー、チェスナット・ウィロー・ ビー2、6番 Fターム(参考) 4C057 AA17 CC03 DD03 HH02 4C086 AA01 AA02 AA03 EA07 MA01 MA04 NA14 ZA39 ZA51 ZB21 ZB26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造: 【化1】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、 【化2】 およびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
    セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
    コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
    ; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
    されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
    〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
    ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
    た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
    れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] を有する式Iで示される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 nが0〜1; RおよびRが、各々独立して、水素、ハロゲン、CF、OH、NO
    NH、メトキシ、ブトキシまたはブトキシニトリル; Rが、水素、アセトアミドまたはメトキシ; R、R、R、RおよびRが、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、またはベンゾイル; RおよびR10が、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基が、一緒になって、ベンジリ
    デン環を形成する請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  3. 【請求項3】 nが0; RおよびRが、各々独立して、水素またはハロゲン; Rが水素である請求項2記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  4. 【請求項4】 6-クロロ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-
    3-ピリジンカルボキサミドである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容
    される塩。
  5. 【請求項5】 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-6-ク
    ロロニコチンアミドである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩
  6. 【請求項6】 2-クロロピペリジン-5-カルボン酸(6-O-ベンゾイル-4'
    ,6'-O-ベンジリデン-1-デオキシ-β-D-セロビオシル)アミドである請求項1
    記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  7. 【請求項7】 2,6-ジメトキシ-N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオ
    シル)-3-ピリジンカルボキサミドである請求項1記載の化合物またはその医薬
    上許容される塩。
  8. 【請求項8】 N-(ヘプタ-O-アセチル-β-D-セロビオシル)-3-クロロ-
    4-フルオロベンズアミドである請求項1記載の化合物またはその医薬上許容さ
    れる塩。
  9. 【請求項9】 N-(4',6'-O-ベンジリデン-β-D-セロビオシル)-2-ク
    ロロ-4-フルオロベンズアミドである請求項1記載の化合物またはその医薬上許
    容される塩。
  10. 【請求項10】 それを必要とする哺乳動物の過増殖性血管障害を治療また
    は阻害する方法であって、該哺乳動物に、有効量の構造: 【化3】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、 【化4】 およびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
    セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
    コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
    ; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
    されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
    〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
    ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
    た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
    れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] を有する式Iで示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することか
    らなる方法。
  11. 【請求項11】 それを必要とする哺乳動物の再狭窄を治療または阻害する
    方法であって、該哺乳動物に、有効量の構造: 【化5】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、 【化6】 およびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
    セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
    コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
    ; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
    されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
    〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
    ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
    た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
    れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] を有する式Iで示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することか
    らなる方法。
  12. 【請求項12】 再狭窄が、血管形成術、血管再構築術、あるいは、臓器ま
    たは組織の移植から生じる請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 それを必要とする哺乳動物の悪性腫瘍、肉腫または新生物
    組織における血管形成を阻害する方法であって、該哺乳動物に、有効量の構造: 【化7】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、 【化8】 およびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
    セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
    コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
    ; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
    されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
    〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
    ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
    た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
    れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] を有する式Iで示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与することか
    らなる方法。
  14. 【請求項14】 構造: 【化9】 [式中、YはCまたはN; ここで、nは0〜3; Xは、 【化10】 およびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、ハロ、ア
    セチル、フェニル、CF、CN、OH、NO、NH、炭素数1〜6のアル
    コキシまたは炭素数1〜6のアルコキシニトリル; Rは、水素、炭素数2〜6のアシルアミドまたは炭素数1〜6のアルコキシ
    ; R、R、R、RおよびRは、各々独立して、水素、炭素数1〜6の
    アシル、RおよびRで置換されたベンジル、または、RおよびRで置換
    されたベンゾイル; RおよびR10は、各々独立して、炭素数1〜6のアシル、あるいは、マル
    トースの4'および6'位にあるRおよびR10基は、一緒になって、炭素数1
    〜6のアルキル、各々炭素数1〜6の2個のアルキル基、Rで置換されたピリ
    ジン、Rで置換されたフェニル、Rで置換されたベンジル、Rで置換され
    た2-フェニルエチル、または、Rで置換された3-フェニルプロピルで置換さ
    れていてもよい環状アセタールを形成していてもよい] を有する式Iで示される化合物またはその医薬上許容される塩と医薬用担体とか
    らなる医薬組成物。
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