JP2002527446A - 固定した架橋を有するメタロセン - Google Patents

固定した架橋を有するメタロセン

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JP2002527446A JP2000575878A JP2000575878A JP2002527446A JP 2002527446 A JP2002527446 A JP 2002527446A JP 2000575878 A JP2000575878 A JP 2000575878A JP 2000575878 A JP2000575878 A JP 2000575878A JP 2002527446 A JP2002527446 A JP 2002527446A
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Abstract

(57)【要約】 固定した架橋を有するメタロセンを、ポリオレフィンの製造のための触媒成分として用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、固定した架橋を有するメタロセンおよびその製造方法に関し、環状
ポリオレフィンを除くポリオレフィンの製造のための触媒成分としてのこれらの
使用にも関する。
【0002】 可溶なメタロセンをアルミノキサンまたは他の共触媒と組み合わせて使用する
ポリオレフィンの製造方法および、共触媒のルイス酸性によって、電荷をもたな
い遷移金属化合物からカチオンに変換することができ、カチオンが安定化するこ
とは文献により知られている(EP−A129368、EP−A351392、
EP−A416815)。
【0003】 メタロセンは、オレフィンの重合またはオリゴマー化に関するのみでなく、大
きな興味が持たれている。メタロセンは、水素化、エポキシ化、異性化、C−C
結合触媒としても使用されている(Chem. Rev. 1992,92, 965-994)。
【0004】 ビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジアルキルまたはジハライドとオ
リゴマーのアルミノキサンとの組み合わせに基づく可溶なメタロセン化合物の使
用により、不均衡で満足のいかない生成物の特性のために工業的重要性の低い、
アタクチック重合体が得られる。さらに、あるオレフィン共重合体は得ることが
できない。メタロセン化合物の重合特性は、配位子系により制御することができ
る。2個の置換されたシクロペンタジエニル基が互いに、例えば、メチル、エチ
ル、またはジメチルシリル架橋によって結合したジルコノセンジクロリド誘導体
は、これらの配座の固定によって、オレフィンの異性体特異的重合のための触媒
として使用することができる(EP−A316155)。
【0005】 本発明の目的は、特に固定された架橋を有するメタロセンおよびその製造方法
の開発にある。
【0006】 本発明者らは、この目的を、固定された架橋を持つ、架橋メタロセン錯体によ
り達成し、以下に示す製造方法により達成できることを見出した。
【0007】 本発明は、従って式Iの有機金属化合物を提供する。
【0008】
【化2】
【0009】 [但し、 Mが、周期表第3族、第4族、第5族または第6族の金属またはランタニドま
たはアクチニドを表し、 R、Rが同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC〜C 基、{例えば、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロヘキシル、またはオク
チル、C〜C25アルケニル、C〜C15アルキルアルケニル、C〜C アリール、C〜C24ヘテロアリール(例えばピリジル、フリルまたはキノ
リル)、C〜C30アリールアルキル、C〜C30アルキルアリール、フッ
化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリール、フッ化C〜C30
リールアルキル、C〜C40アリールアルケニル、フッ化C〜C30アルキ
ルアリール、C〜C12アルコキシまたはC〜C12アミノ}またはSiR 基(但し、Rは同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC
40基、好ましくは、C〜C20アルキル、C〜C10フルオロアルキル
、C〜C10アルコキシ、C〜C20アリール、C〜C10フルオロアリ
ール、C〜C10アリールオキシ、C〜C10アルケニル、C〜C40
リールアルキル、C〜C40アルキルアリールまたはC〜C40アリールア
ルケニルを表す。)を表すか、2以上の基RまたはRが、基RまたはR およびこれらが結合するシクロペンタジエニル環の原子が、置換されていてもよ
いC〜C24環を形成するような方法で互いに結合していてもよく、
【0010】 mが0、1、2、3または4を表し、 pが0、1、2、3または4を表し、 RおよびRが同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC
40基{例えば、メチル、エチル、tert−ブチル、シクロヘキシル、またはオ
クチル、C〜C25アルケニル、C〜C15アルキルアルケニル、C〜C 24 アリール、C〜C24ヘテロアリール、C〜C30アリールアルキル、
例えばピリジル、フリルまたはキノリル、C〜C30アルキルアリール、フッ
化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリール、フッ化C〜C30
リールアルキル、C〜C40アリールアルケニル、フッ化C〜C30アルキ
ルアリール、C〜C12アルコキシまたはC〜C12アミノ}またはSiR 基(但し、Rは同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC
40基、好ましくは、C〜C20アルキル、C〜C10フルオロアルキル
、C〜C10アルコキシ、C〜C20アリール、C〜C10フルオロアリ
ール、C〜C10アリールオキシ、C〜C10アルケニル、C〜C40
リールアルキル、C〜C40アルキルアリールまたはC〜C40アリールア
ルケニルを表す。)を表すか、2以上の基RまたはRが、基RまたはR およびこれらが結合するシクロペンタジエニル環の原子が、置換されていてもよ
いC〜C24環を形成するような方法で互いに結合していてもよく、 RがNR基{但し、RおよびRは同一または異なっていてもよく
、各々水素原子またはC〜C40基(例えば、メチル、エチル、tert−ブチル
、シクロヘキシル、またはオクチル、C〜C25アルケニル、C〜C15
ルキルアルケニル、C〜C24アリール、C〜C24ヘテロアリール、例え
ばピリジル、フリルまたはキノリル、C〜C30アリールアルキル、C〜C 30 アルキルアリール、フッ化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリ
ール、フッ化C〜C30アリールアルキル、C〜C40アリールアルケニル
、フッ化C〜C30アルキルアリール、C〜C12アルコキシまたはC
12アミノ)を表すか、基RおよびRが置換されていてもよいC〜C 環を形成するように互いに結合していてもよい。}を表し、 nが0、1、2、3または4を表し、 Xが同一または異なっていてもよく、各々水素原子、C〜C10アルキル基
、C〜C10アルコキシ基、C〜C10アリール基、C〜C10アリール
オキシ基、C〜C10アルケニル基、C〜C40アリールアルキル基、C 〜C40アルキルアリール基、C〜C40アリールアルケニル基、OH基また
はハロゲン原子を表す。]
【0011】 本発明の有機金属化合物を説明するが、これは本発明を限定するものではない
。 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロチタン、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエ
ニルジクロロハフニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロハフニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、
【0012】 9−N,N−メチル−tert−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペン
タジエニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロチタン、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエ
ニル)ブタジエニルジクロロチタン、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジ
エニル)ブタジエニルジクロロチタン、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロハフニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエ
ニル)ブタジエニルジクロロハフニウム、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジ
エニル)ブタジエニルジクロロハフニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブタジエニ
ルジクロロジルコニウム、 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブタジエニルジクロ
ロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブタジエニルジクロ
ロジルコニウム、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブタジエニ
ルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブタ
ジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(インデニル)ブ
タジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルインデニル)
ブタジエニルジクロロジルコニウム、
【0013】 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(2−メチルインデニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(2−メチルインデニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルインデニル)
ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルインデ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルイン
デニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4−フェニ
ルインデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4−フェニルインデ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4−フェニルインデ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4−フェニ
ルインデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4−
フェニルインデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチル−4
−フェニルインデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4−(4'−
t−ブチルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4−(4'−t−ブチ
ルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4−(4'−t−ブチ
ルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、
【0014】 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4−(4'−
t−ブチルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4−
(4'−t−ブチルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、
9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−エチル−4
−(4'−t−ブチルフェニル)インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム
、 9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベンゾインデ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベンゾインデニル)ブ
タジエニルジクロロジルコニウム、 9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベンゾインデニル)ブ
タジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−ジエチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベンゾインデ
ニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−エチルプロピルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベンゾ
インデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム、 9−N,N−メチル−t−ブチルアミノ−trans−6,9−ビス(2−メチルベン
ゾインデニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム。
【0015】 式Iの新規化合物の製造を、下記の反応スキームによる例として記載した。
【0016】
【化3】
【0017】 このスキームにおいて、M=M、R、R、R、R、R、X、m、p
、およびnは上記式Iと同義であり、m+pは0、1、2、3、または4を表す
ことができる。
【0018】 適当な塩基は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド、メチルリチウム、ブチルリチウム、カリウムtert−ブトキシドまたは水素
化カリウムのような強塩基である。反応は、−50℃から+150℃、好ましく
は0℃から100℃で行なわれる。記載された反応を行なうために適当な溶媒は
、ハロゲン化されていてもよい脂肪族または芳香族炭化水素であり、例えばペン
タン、ヘキサン、シクロヘキサン、塩化メチレン、ジクロロエタン、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジエチルエーテル、
ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、アニゾール、ジオキサン、1,2−ジ
メトキシエタンのようなエーテルが挙げられる(しかし他の溶媒も可能である。
)。2種以上の溶媒の混合物を使用することも可能である。反応は、1分から2
0日間かかる。式Iの新規化合物は、単離して、または直接さらに使用される。
上記スキーム中の式(II)の化合物は、単離するか、直接次の反応に使用する
ことができる。式Iの新規化合物は、中間体及び最終生成物の単離なしで、単一
の容器中で製造することもできる。
【0019】 本発明の遷移金属化合物は、オレフィンの重合用の、高活性触媒成分である。
配位子の置換の様式によるが、遷移金属化合物は、異性体の混合物として形成す
ることができる。遷移金属化合物を、純粋な異性体として使用することが好まし
いが、異性体の混合物として使用することもできる。
【0020】 本発明はさらに、少なくとも1種の本発明による遷移金属化合物と、少なくと
も1種の共触媒を含む触媒組成物の存在下で、1種以上のオレフィンの重合によ
りポリオレフィンを製造する方法を提供する。本発明において、重合という用語
には、単独重合と共重合とのどちらも含まれる。
【0021】 本発明の方法においては、式R−CH=CH−R(但し、RおよびR は同一または異なっていてもよく、各々水素原子、または1から20個の炭素原
子、特に1から10個の炭素原子を有する炭化水素基を表すか、RおよびR が、それらが結合する原子と合体して1個以上の環を形成する。)で表される1
種以上のオレフィンを重合することが好ましい。このようなオレフィンの例は、
1から20個の炭素原子を有する1−オレフィン、例えば、エチレン、プロペン
、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンまたは
1−オクテン、スチレン、または非環状ジエン、例えば1,3−ブタジエン、イ
ソプレン、1,4−ヘキサジエン、環状オレフィン、例えばノルボルネンが挙げ
られる。本発明の方法においては、プロピレンの単独重合、またはプロピレンと
4から20個の炭素原子を有する1種以上の非環状1−オレフィンとの共重合が
好ましい。
【0022】 重合は好ましくは、−78℃から250℃、特に好ましくは50から200℃
で行なわれる。圧力は好ましくは0.5×10から2000×10Pa、特
に好ましくは5×10から64×10Paである。
【0023】 重合は溶液で、塊状で、懸濁液状でまたは気相で、連続的にまたは回分式で、
1段階または多段階で行なうことができる。
【0024】 本発明の方法で使用される触媒は好ましくは1種の遷移金属化合物を含む。例
えば、広い分子量分布または多峰性の分子量分布をもつポリオレフィンの製造の
ために、2種以上の遷移金属化合物の混合物を使用することも可能である。
【0025】 本発明の方法における共触媒として、原則としてそのルイス酸性によって電荷
を帯びていない遷移金属化合物をカチオンへ変換し、これを安定化する(反応活
性な配位)いずれの化合物も使用することができる。さらに、共触媒またはそれ
らから形成されたアニオンは、形成されたカチオンとはもはや反応しない可能性
が高い(EP427697)。共触媒として、WO9711775およびドイツ
特許出願P19632557.9、P19733017.7またはP19744
102.5に記載されている(これらは本明細書中に参考のため組み込まれてい
る)アルミニウム化合物および/またはホウ素化合物を使用することが好ましい
【0026】 ホウ素化合物は好ましくは、式R12 NH4−xBR13 、R12 PH 4−x BR13 、R12 CBR13 またはBR13 で表される。但し、
xが1から4、好ましくは3を表し、基R12が同一または異なっていてもよく
、好ましくは同一であり、各々C〜C10アルキルまたはC〜C18アリー
ル、または2個の基R12がそれらが結合する原子と合体して環を形成し、基R 13 が同一または異なっていてもよく、好ましくは同一であり、各々アルキル、
ハロアルキルまたはフッ素により置換されていてもよいC〜C18アリールを
表す。特にR12が、エチル、プロピル、ブチルまたはフェニル、およびR13 がフェニル、ペンタフルオロフェニル、3,5−ビストリフルオロメチルフェニ
ル、メシチル、キシリルまたはトリルを表す(EP−A−0277003、EP
−A−0277004、EP−A−0426638)。
【0027】 共触媒として、アルミノキサンおよび/またはアルキルアルミニウムを使用す
ることが好ましい。
【0028】 共触媒として特に好ましいのは、アルミノキサン(R14AlO)であって
、環状および/または線状であり、R14が同一または異なっていてもよく、各
々水素またはC〜C20炭化水素基、例えばC〜C18アルキル基、C
18アリール基またはベンジル基を表し、zが2から50の整数、好ましくは
10から35の整数を表す。
【0029】 基R14は好ましくは同一であり、水素、メチル、イソブチル、フェニルまた
はベンジル、特に好ましくはメチルを表す。
【0030】 アルミノキサンの製造方法は公知である。アルミノキサンの正確な空間構造は
知られていない(J.Am. Chem. Soc. (1993) 115,4971)。例えば、鎖状か、連結
されて環状となって、巨大な2次元または3次元構造を有していることが想像で
きる。
【0031】 製造方法にかかわらず、すべてのアルミノキサン溶液は、単独の形状または付
加物の形態で存在する未反応のアルミニウムの出発化合物を種々の含量で含むも
のである。
【0032】 遷移金属化合物は、共触媒、特にアルミノキサンによって、重合反応に使用す
る前に予備活性化することができる。これは、明らかに重合活性を高める。遷移
金属化合物の予備活性化は溶液中で行なうことが好ましい。不活性炭化水素中の
アルミノキサン溶液に遷移金属化合物を溶解することが好ましい。適当な不活性
炭化水素は、脂肪族または芳香族炭化水素である。トルエンを使用することが好
ましい。
【0033】 溶液中のアルミノキサンの濃度は溶液の全量に対し約1質量%から飽和の限界
までの範囲であり、5から30質量%が好ましい。遷移金属化合物は同じ濃度で
使用することができるが、アルミノキサン1モルに対して10−4から1モルの
量を使用することが好ましい。予備活性化の時間は、5分間から60時間であり
、5から60分間が好ましい。予備活性化は−78から150℃で行なわれ、0
から80℃が好ましい。
【0034】 遷移金属化合物は、遷移金属を基礎として、溶媒1dmに対してまたは反応
器の容積1dmに対して、10−3から10−8モル、好ましくは10−4
ら10−7モルの遷移金属の濃度で使用することが好ましい。アルミノキサンは
好ましくは溶媒1dmに対してまたは反応器の容積1dmに対して、10 から10−1モル、好ましくは10−5から10−2モルの濃度で使用するこ
とが好ましい。他に述べた共触媒は、遷移金属化合物に対しおよそ等モル量を使
用する。しかし、高濃度で使用することも原則として可能である。
【0035】 オレフィン中に存在する触媒毒を除去するために、アルミニウム化合物、好ま
しくはトリメチルアルミニウムまたはトリエチルアルミニウムのようなアルキル
アルミニウムを使用した精製が有利である。この精製は、重合系それ自身のなか
で行なうこともできるし、オレフィンをアルミニウム化合物と接触させ、次いで
重合系中に導入する前に再び分離することにより行なうこともできる。
【0036】 添加剤として、活性促進成分としてスチレンのようなα−オレフィンを少量か
、US出願番号08/365280号に記載された帯電防止剤を少量、メタロセ
ン/共触媒混合物の製造の間、または製造後に加えることができる。
【0037】 モル質量調整剤としておよび/または触媒活性の増大のために、本発明の方法
において、水素を加えることができる。これにより、ワックスのような低分子量
のポリオレフィンを得ることができる。
【0038】 本発明の方法では、遷移金属化合物により予備重合(prepolymeri
zation)を行なうことができる。予備重合は、好ましくは重合に用いられ
るオレフィンまたはオレフィン類のうち1種を用いて行なわれる。
【0039】 本発明の方法で使用される触媒に、担体を用いることができる。担体の適用は
、例えば、製造されたポリオレフィンの粒子のモルホロジーを制御することを可
能にする。遷移金属化合物は、まず担体と反応させ、次いで共触媒と反応させる
。共触媒を最初に担持させ、次いで遷移金属化合物と反応させることもできる。
遷移金属化合物と共触媒の反応生成物を担体に適用することも可能である。適当
な担体材料として、例えば、シリカゲル、酸化アルミニウム、固体アルミノキサ
ンまたは塩化マグネシウムのような他の無機担体材料が挙げられる。他の適当な
担体材料はポリオレフィンの微細形態の粉末である。担持共触媒の製造は、例え
ば、WO97/117775、EP−A−0567952、EP−A−0578
838、P19632558.7、P19634703.3、P1964707
0.6、19757540.4またはP19804970.6に記載されている
ように行なうことができる。
【0040】 好ましくは、例えばアルミノキサンのような共触媒をシリカゲル、酸化アルミ
ニウム、固体アルミノキサン、他の無機担体材料またはポリオレフィンの微細形
態の粉末などの担体に適用し、それからそれを遷移金属化合物と反応させること
が好ましい。
【0041】 無機担体として、水素/酸素火炎中のハロゲン元素の燃焼により、熱分解的に
製造した酸化物を使用することができる。また酸化物は、特別の粒径分布と粒子
形状を有するシリカゲルとして製造することができる。
【0042】 担持共触媒のさらに可能な製造方法は、EP−A−0578838に記載され
ている。本発明の遷移金属化合物は、溶解した遷移金属化合物を担持共触媒とと
もに攪拌することによって、担持共触媒に適用することができる。溶媒を除去し
、共触媒および遷移金属化合物の双方が溶解しない炭化水素と置き換える。
【0043】 担持触媒組成物の形成反応は、−20から+120℃、好ましくは0から10
0℃、特に好ましくは15から40℃で行なわれる。遷移金属化合物は、1から
40質量%濃度好ましくは5から20質量%濃度の共触媒をあわせることによっ
て、共触媒と反応させる。例えばn−デカン、ヘキサン、ヘプタン、ディーゼル
油などの脂肪族の不活性懸濁媒体中の共触媒の懸濁液を、トルエン、ヘキサン、
ヘプタン、ジクロロメタンなどの不活性溶媒中の遷移金属の溶液と共に反応させ
るか、遷移金属化合物の微細な磨砕固体と反応させる。逆に、遷移金属の溶液を
固体の共触媒と反応させることができる。
【0044】 反応は、激しく攪拌することにより、例えばAl/触媒を、100/1から1
0000/1、好ましくは100/1から3000/1のモル比で一緒にして、
5から120分間、好ましくは10から60分間、特に好ましくは、10から3
0分間、不活性な条件下で攪拌することにより行なわれる。
【0045】 担持触媒組成物の製造の反応の過程で、反応混合物の色の変化が起こり、特に
本発明の遷移金属化合物を用いた場合に、可視領域に吸収極大を持ち、これらの
変化によって、反応の進行を追跡することを可能とする。
【0046】 反応時間が経過した後、ろ過またはデカンテーションにより上澄みを除去する
。残った固体を1から5回、形成された触媒中の可溶な成分を取り除くために、
特に未反応のために可溶となっている遷移金属化合物を取り除くために、トルエ
ン、n−デカン、ヘキサン、ディーゼル油、ジクロロメタンなどの不活性懸濁媒
体で洗浄する。
【0047】 このように製造された担持触媒組成物を減圧下で乾燥した後またはまだ溶媒で
湿っている間に再懸濁し、上記不活性懸濁媒体のうちの1種の懸濁液として重合
系の中に導入することができる。
【0048】 重合が、懸濁または溶液重合として行なわれる場合、チーグラーの低圧方法で
慣用される不活性溶媒が使用される。例えば、脂肪族または脂環式炭化水素、例
えば、プロパン、ブタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シクロヘキサン
、メチルシクロヘキサン中で重合が行なわれる。石油留分または水素化ディーゼ
ル油留分も使用することができる。トルエンも使用することができる。液体モノ
マー中で重合を行なうことが好ましい。
【0049】 触媒を加える前に、特に担持触媒組成物(本発明の遷移金属化合物と担持共触
媒を含むか、本発明の遷移金属化合物と微細な形態のポリオレフィン粉末上の有
機アルミニウムを含む)を加える前に、トリメチルアルミニウム、トリエチルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリイソオクチルアルミニウムまた
はイソプレニルアルミニウムなどの他のアルキルアルミニウムを、反応器へ追加
で導入し、重合系を不活性にする(例えばオレフィン中に存在する触媒毒を取り
除く)ことが可能である。これは反応器の内容物1kgに対し、Alが100か
ら0.01ミリモルの濃度で重合系に加えられる。トリイソブチルアルミニウム
およびトリエチルアルミニウムを反応器の内容物1kgに対し、10から0.1
ミリモルの濃度のアルミニウムを加えることが好ましい。これにより、Al/触
媒を小さいモル比として担持触媒組成物の合成において選択することができる。
【0050】 不活性溶媒が使用された場合、単量体は気体か、液体の形態で導入される。
【0051】 本発明の方法で使用される触媒組成物は、時間を超過しても重合活性にわずか
な減少しか見られないため、重合時間は自由に選択される。
【0052】
【実施例】
一般的操作:有機金属化合物の製造と取り扱いは、空気と水分が存在しない条件
で、アルゴン下で行なわれた(シュレンク法)。必要なすべての溶媒は、使用前
に適当な乾燥剤上で何時間か沸騰させ、続いてアルゴン下で蒸留することによっ
て乾燥させた。
【0053】 化合物は、DSC、H−NMR、13C−NMRまたはIR分光法によって
同定した。
【0054】 実施例1:6−メチル−6'−ジメチルアミノフルベンの製造 126gの硫酸ジメチルをゆっくりと87.12gのN,N−ジメチルアセト
アミドに50℃で滴下して加える。混合物は70から80℃でさらに2時間攪拌
する。得られた油状物を−10℃で80.1gのナトリウムシクロペンタジエニ
ドのテトラヒドロフラン溶液に、内温を−5℃より下に保ちつつ加える。添加が
完了した後、混合物を室温で2時間攪拌する。生じたナトリウムメチル硫酸を濾
別し、溶媒を真空オイルポンプを用いて除去する。褐色の油状物が得られ、これ
に6gの活性炭および400mlのシクロヘキサンを加え、混合物を加熱し、熱
ろ過する。生成物が析出し、これを濾別し、残余の溶媒を真空オイルポンプで取
り除く。 収率:69gの6−メチル−6'−N,N−ジメチルアミノフルベン 融点:87.5℃(DSC)
【0055】 実施例2:6−メチル−6'−N,N−ピロリジノアミノフルベンの製造 10.52gの6−メチル−6'−N,N−ジメチルアミノフルベンを150m
lのピロリジンと共に5日間還流する。溶媒は次いでロータリーエバポレーター
により取り除く。 収率:12.3gの6−メチル−6'−N,N−ピロリジノアミノフルベン 融点:142.1℃(DSC)
【0056】 実施例3:6−メチル−6'−N,N−モルホリノアミノフルベンの製造 10gの6−メチル−6'−N,N−ジメチルアミノフルベンを150mlの
モルホリンと共に5日間還流する。溶媒はついでロータリーエバポレーターによ
り取り除く。 収率:13gの6−メチル−6'−N,N−モルホリノアミノフルベン
【0057】
【化4】
【0058】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.60−6.
27(m,4H,Cp−H),3.85−3.64(m,8H,8/8'−Hお
よび9/9'−H),2.42(s,3H,7−H)ppm
【0059】 実施例4:(6−ジメチルアミノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウ
ム −78℃で、80mlのテトラヒドロフラン中の6−メチル−6'−ジメチルア
ミノフルベン6gの懸濁液を、メチルリチウム1.6Mジエチルエーテル溶液の
27.7mlと混合する。混合物はゆっくりと溶け、12時間室温で攪拌される
。得られた溶液は真空オイルポンプを用いて蒸発させ、ペンタンと共にさらに2
時間攪拌する。混合物を放置し、ペンタン層をデカントして除く。析出物を真空
オイルポンプで乾燥する。 収率:7gの(6−ジメチルアミノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウ
ム (89%)
【0060】
【化5】
【0061】 H−NMR(200.1MHz、d−ベンセン/d−テトラヒドロフラン
8:1):δ=6.28−6.25(m,2H,Cp−H),6.07−6.
04(m,2H,Cp−H),4.33(d,J=1Hz,1H,7−H),
3.91(d,J=1Hz,1H,7'−H),2.77(s,6H,8−H
/8'−H)ppm
【0062】 実施例5:(6−ピロリジノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムの
製造 −78℃で、80mlのテトラヒドロフラン中の5gの6−メチル−6'−N
,N−ピロリジノアミノフルベンの懸濁液を、メチルリチウム1.6Mジエチル
エーテル溶液の19.5mlと混合する。混合物はゆっくりと溶け、12時間室
温で攪拌される。得られた溶液は真空オイルポンプを用いて蒸発させ、ペンタン
と共にさらに2時間攪拌する。混合物を放置し、ペンタン層をデカントして除く
。析出物を真空オイルポンプで乾燥する。 収率:5.14gの(6−ピロリジノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチ
ウム(98%)
【0063】
【化6】
【0064】 H−NMR(200.1MHz、d−ベンセン/d−テトラヒドロフラン
8:1):δ=6.23−6.20(m,2H,Cp−H),6.02−5.
99(m,2H,Cp−H),4.04(d,J=1Hz,1H,7−H),
3.73(d,J=1Hz,1H,7'−H),3.53−3.47(m,4
H,8−H/8'−H),1.68−1.58(m,4H,9−H/9'−H)p
pm
【0065】 実施例6(6−モルホリノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムの製
造 −78℃で、80mlのテトラヒドロフラン中の6−メチル−6'−N,N−
モルホリノアミノフルベンの6.94gの懸濁液をメチルリチウム1.75Mジ
エチルエーテル溶液の24mlと混合する。混合物はゆっくりと溶け、12時間
室温で攪拌される。得られた溶液は真空オイルポンプを用いて蒸発させ、ペンタ
ンと共にさらに2時間攪拌する。混合物を放置し、ペンタン層をデカントして除
く。析出物を真空オイルポンプで乾燥する。 収率:7.07gの(6−モルホリノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチ
ウム(92%)
【0066】
【化7】
【0067】 H−NMR(200.1MHz、d−ベンセン/d−テトラヒドロフラン
8:1):δ=6.14−6.12(m,2H,Cp−H),5.96−9.
92(m,2H,Cp−H),4.23(d,J=1Hz,1H,7−H),
3.79(d,J=1Hz,1H,7'−H),3.64−3.60(m,4
H,9−H/9'−H),3.0−2.96(m,4H,8−H/8'−H)pp
【0068】 実施例7:9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペン
タジエニル)ブタジエニルジクロロジルコニウム −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の5.29gの(6−N,N−ジ
メチルアミノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムを、4.37gの四
塩化ジルコニウムと混合する。混合物は、ゆっくりと溶け、室温で12時間攪拌
する。得られた析出物を濾別し、少量のジエチルエーテル次いで少量のジクロロ
メタンで洗浄する。濾液を真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発させる。ジエチ
ルエーテルから再結晶して、2.32g(32%)の9−N,N−ジメチルアミ
ノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニルジクロロジル
コニウムを得る。
【0069】
【化8】
【0070】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.74−6.
69(m,4H,Cp−H),6.13−6.10(m,2H,Cp−H),6
.08−6.05(m,2H,Cp−H),5.6(ps,1H,8−H),4
.80(m,1H,7−H),4.74(m,1H,7'−H),2.07(s
,6H,11−H/11'−H)ppm
【0071】 実施例8:9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニ
ル)ブタジエニルジクロロジルコニウムの製造 −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の、3gの(6−ピロリジノ−5
−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムを2.1gの四塩化ジルコニウムと混
合する。混合物はゆっくりと溶け室温で12時間攪拌される。得られた析出物を
濾別し、少量のジエチルエーテル次いで少量のジクロロメタンで洗浄する。濾液
を真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発させる。トルエンから再結晶して、2.
55g(69%)の9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタ
ジエニル)ブタジエニルジクロロジルコニウムを得る。
【0072】
【化9】
【0073】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.74−6.
71(m,2H,Cp−H),6.69−6.66(m,2H.Cp−H),6
.18−6.66(m,2H,Cp−H),6.18−6.16(m,2H,C
p−H),6.09−6.06(m,2H,Cp−H),5.44(ps,1H
,8−H),4.92(m,1H,7−H),4.84(ps,1H,7'−H
),3.03−2.97(m,4H,11−H/11'−H),1.90−1.
83(12−H/12'−H)ppm
【0074】 実施例9:9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニ
ル)ブタジエニルジクロロジルコニウムの製造 −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の、3.5gの(6−モルホリノ
−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムを2.23gの四塩化ジルコニウ
ムと混合する。混合物はゆっくりと溶け室温で12時間攪拌される。得られた析
出物を濾別し、少量のジエチルエーテル次いで少量のジクロロメタンで洗浄する
。濾液を真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発させる。トルエンから再結晶して
、897mg(22%)の9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(シクロ
ペンタジエニル)ブタジエニルジクロロジルコニウムを得る。
【0075】
【化10】
【0076】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.75−6.
71(m,4H,Cp−H),6.17−6.14(m,2H,Cp−H),6
.05−6.14(m,2H,Cp−H),6.05−6.02(m,2H,C
p−H),5.73(ps,1H,8−H),5.09−5.07(m,1H,
7−H),5.00−4.98(m,1H,7'−H),3.77−3.69(
m,4H,12−H/12'−H),2.84−2.79(m,4H,11−H
/11'−H)ppm
【0077】 実施例10:9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペ
ンタジエニル)ブタジエニルジクロロハフニウムの製造 −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の1.5gの(6−N,N−ジメ
チルアミノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムを1.7gの四塩化ハ
フニウムと混合する。混合物はゆっくりと溶け、室温で12時間攪拌される。得
られた析出物を濾別し、少量のジエチルエーテル次いで少量のジクロロメタンで
洗浄する。濾液を真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発させる。ジエチルエーテ
ルから再結晶して1.48g(59%)の9−N,N−ジメチルアミノ−trans
−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニルジクロロハフニウムを得
る。
【0078】
【化11】
【0079】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.63−6.
57(m,4H,Cp−H),6.04−6.02(m,2H,Cp−H),5
.96−5.93(m,2H,Cp−H),5.58(ps,1H,8−H),
4.96(ps,1H,7−H),4.91(m,1H,7'−H),2.60
(s,6H,11−H/11'−H)ppm
【0080】 実施例11:9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエ
ニル)ブタジエニルジクロロハフニウムの製造 −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の1.5gの6−ピロリジノ−5−
ビニルシクロペンタジエニルリチウムを1.44gの四塩化ハフニウムと混合す
る。混合物はゆっくりと溶け、室温で12時間攪拌される。得られた析出物を濾
別し、少量のジエチルエーテル次いで少量のジクロロメタンで洗浄する。濾液を
真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発させる。ジエチルエーテルから再結晶して
1.08g(49%)の9−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペ
ンタジエニル)ブタジエニルジクロロハフニウムを得る。
【0081】
【化12】
【0082】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.62−6.
60(m,2H,Cp−H),6.57−6.54(m,2H,Cp−H),6
.07−6.04(m,2H,Cp−H),6.00−5.97(m,2H,C
p−H),5.44(ps,1H,8−H),4.87−4.84(m,2H,
7−H/7'−H),3.03−2.91(m,4H,11−H/11'−H),
1.89−1.83(12−H/12'−H)ppm
【0083】 実施例12:9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペ
ンタジエニル)ブタジエニルジクロロチタンの製造 −78℃で、60mlのジエチルエーテル中の1gの(6−N,N−ジメチルア
ミノ−5−ビニル)シクロペンタジエニルリチウムを1.16gのテトラクロロ
ビス(ジエチルエ−テル)チタンと混合する。混合物はゆっくりと溶け、室温で
12時間攪拌される。得られた析出物を濾別し、少量のジエチルエーテル次いで
少量のジクロロメタンで洗浄する。濾液を真空オイルポンプで乾燥するまで蒸発
させる。ジエチルエーテルから再結晶して203mg(17%)の9−N,N−
ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニル
ジクロロチタンを得る。
【0084】
【化13】
【0085】 H−NMR(200.1MHz、d−クロロホルム):δ=6.96−6.
90(m,4H,Cp−H),6.11−6.05(m,4H,Cp−H),5
.64(ps,1H,8−H),5.00(ps,1H,7−H),4.93(
m,1H,7'−H),2.63(s,6H,11−H/11'−H)ppm
【0086】 実施例13: 300mlのトルエンおよび20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサ
ントルエン溶液を1Lのオートクレーブに入れる。重合温度を0℃およびプロペ
ン圧力を2×10Paに設定する。重合は、トルエンに溶解した18mgの9
−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニ
ルジクロロジルコニウムの注入により開始される。1時間後、重合は、過剰のモ
ノマーを放散させ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止さ
れる。得られた活性はPPで5349g/(mol・Zr・10Pa・h)で
ある。
【0087】 実施例14: 300mlのトルエンおよび20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサ
ントルエン溶液を1Lのオートクレーブに入れる。重合温度を−5℃およびプロ
ペン圧力を2×10Paに設定する。重合は、トルエンに溶解した16mgの
9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウムの注入により開始される。1時間後、重合は、過剰の
モノマーを放散させ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止
される。得られた活性はPPで7905g/(mol・Zr・10Pa・h)
である。
【0088】 実施例15: 300mlのトルエンおよび20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサ
ントルエン溶液を1Lのオートクレーブに入れる。重合温度を20℃およびプロ
ペン圧力を2×10Paに設定する。重合は、トルエンに溶解した16mgの
9−N−モルホリノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエ
ニルジクロロジルコニウムの注入により開始される。1時間後、重合は、過剰の
モノマーを放散させ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止
される。得られた活性はPPで12571g/(mol・Zr・10Pa・h
)である。
【0089】 実施例16: 300mlのトルエンおよび20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサン
トルエン溶液を1Lのオートクレーブに入れる。重合温度を20℃およびプロペ
ン圧力を2×10Paに設定する。重合は、トルエンに溶解した21mgの9
−N−ピロリジノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニ
ルジクロロジルコニウムの注入により開始される。1時間後、重合は、過剰のモ
ノマーを放散させ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止さ
れる。得られた活性はPPで12418g/(mol・Zr・10Pa・h)
である。
【0090】 実施例17: 300mlのトルエンおよび20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサ
ントルエン溶液を1Lのオートクレーブに入れる。重合温度を20℃およびプロ
ペン圧力を2×10Paに設定する。重合は、トルエンに溶解した24mgの
9−N,N−ジメチルアミノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)
ブタジエニルジクロロジルコニウムの注入により開始される。1時間後、重合は
、過剰のモノマーを放散させ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えるこ
とで停止される。得られた活性はPPで97715g/(mol・Zr・10 Pa・h)である。
【0091】 実施例18: 200mlのトルエン、2.3gのノルボルネンの100mlトルエン溶液、
および20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサントルエン溶液を1Lの
オートクレーブに入れる。重合温度を50℃およびエテン圧力を2×10Pa
に設定する。重合は、トルエンに溶解した18mgの9−N,N−ジメチルアミ
ノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニルジクロロジル
コニウムの注入により開始される。40分後、重合は、過剰のモノマーを放散さ
せ、塩酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止される。得られた
活性は共重合体で222765g/(mol・Zr・10Pa・h)である。
【0092】 共重合体中のノルボルネン:エテンの比=1:57
【0093】 実施例19: 200mlのトルエン、2.3gのノルボルネンの100mlトルエン溶液、
および20mlの10.5%濃度のメチルアルミノキサントルエン溶液を1Lの
オートクレーブに入れる。重合温度を50℃およびエテン圧力を2×10Pa
に設定する。重合は、トルエンに溶解した23mgの9−N,N−ジメチルアミ
ノ−trans−6,9−ビス(シクロペンタジエニル)ブタジエニルジクロロチタ
ンの注入により開始される。40分後、重合は、過剰のモノマーを放散させ、塩
酸で酸性としたメタノールを注意深く加えることで停止される。得られた活性は
共重合体で92127g/(mol・Zr・10Pa・h)である。
【0094】 共重合体中のノルボルネン:エテンの比=1:70
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,KR,U S (72)発明者 フリッツェ,コルネリア ドイツ、D−60529、フランクフルト、ア ム、マイン、ガイゼンハイマー、シュトラ ーセ、97 Fターム(参考) 4H050 AA01 AB40 4J028 AA01A AB01A AC01A AC10A AC28A BA00A BA01B BB00A BB01B BC12B BC15B BC25B EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB10 EB13 EB14 EB16 EB18 EB21 FA01 FA02 FA03 FA04 4J128 AA01 AB01 AC01 AC10 AC28 AD00 BA00A BA01B BB00A BB01B BC12B BC15B BC25B EB02 EB04 EB05 EB07 EB08 EB09 EB10 EB13 EB14 EB16 EB18 EB21 FA01 FA02 FA03 FA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 【化1】 [Mが、周期表第3族、第4族、第5族または第6族の金属またはランタニドま
    たはアクチニドを表し、 R、Rが同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC〜C 基またはSiR基(Rは同一または異なっていてもよく、各々水素原子ま
    たはC〜C40基を表す。)を表すか、2以上の基RまたはRが、基R またはRおよびこれらが結合するシクロペンタジエニル環の原子が、置換され
    ていてもよいC〜C24環を形成するような方法で互いに結合していてもよく
    、 mが0、1、2、3または4を表し、 pが0、1、2、3または4を表し、 RおよびRが同一または異なっていてもよく、各々水素原子またはC
    40基またはSiR基(Rは同一または異なっていてもよく、各々水素原
    子またはC〜C40基を表す。)を表すか、2以上の基RまたはRが、基
    またはRおよびこれらが結合するシクロペンタジエニル環の原子が、置換
    されていてもよいC〜C24環を形成するような方法で互いに結合していても
    よく、 RがNR基(RおよびRは同一または異なっていてもよく、各々
    水素原子またはC〜C40基を表すか、基RおよびRが置換されていても
    よいC〜C24環を形成するように互いに結合していてもよい。)を表し、 nが0、1、2、3または4を表し、 Xが同一または異なっていてもよく、各々水素原子、C〜C10アルキル基
    、C〜C10アルコキシ基、C〜C10アリール基、C〜C10アリール
    オキシ基、C〜C10アルケニル基、C〜C40アリールアルキル基、C 〜C40アルキルアリール基、C〜C40アリールアルケニル基、OH基また
    はハロゲン原子を表す。]で表される化合物。
  2. 【請求項2】Mがチタン、ジルコニウムまたはハフニウムを表す、請求項1
    に記載の化合物。
  3. 【請求項3】RおよびRが同一または異なっていてもよく、各々メチル
    、エチル、tert−ブチル、シクロヘキシルまたはオクチル、C〜C25アルケ
    ニル、C〜C15アルキルアルケニル、C〜C24アリール、C〜C24 ヘテロアリール、C〜C30アリールアルキル、C〜C30アルキルアリー
    ル、フッ化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリール、フッ化C
    30アリールアルキル、C〜C40アリールアルケニル、フッ化C〜C アルキルアリール、C〜C12アルコキシまたはC〜C12アミノ、また
    はSiR基(Rは同一または異なっていてもよく、各々C〜C20アルキ
    ル、C〜C10フルオロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C20
    リール、C〜C10フルオロアリール、C〜C10アリールオキシ、C
    10アルケニル、C〜C40アリールアルキル、C〜C40アルキルアリ
    ールまたはC〜C40アリールアルケニルを表す。)を表す、請求項1または
    2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】RおよびRが同一または異なっていてもよく、各々メチル
    、エチル、tert-ブチル、シクロヘキシルまたはオクチル、C〜C25アルケ
    ニル、C〜C15アルキルアルケニル、C〜C24アリール、C〜C24 ヘテロアリール、C〜C30アリールアルキル、C〜C30アルキルアリー
    ル、フッ化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリール、フッ化C
    30アリールアルキル、C〜C40アリールアルケニル、フッ化C〜C アルキルアリール、C〜C12アルコキシまたはC〜C12アミノ、また
    はSiR基(Rが同一または異なっていてもよく、各々C〜C20アルキ
    ル、C〜C10フルオロアルキル、C〜C10アルコキシ、C〜C20
    リール、C〜C10フルオロアリール、C〜C10アリールオキシ、C
    10アルケニル、C〜C40アリールアルキル、C〜C40アルキルアリ
    ールまたはC〜C40アリールアルケニルを表す。)を表す、請求項1から3
    のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】RおよびRが同一または異なっていてもよく、各々メチル
    、エチル、tert−ブチル、シクロヘキシルまたはオクチル、C〜C25アルケ
    ニル、C〜C15アルキルアルケニル、C〜C24アリール、C〜C24 ヘテロアリール、C〜C30アリールアルキル、C〜C30アルキルアリー
    ル、フッ化C〜C25アルキル、フッ化C〜C24アリール、フッ化C
    30アリールアルキル、 C〜C40アリールアルケニル、フッ化C〜C30アルキルアリール、C 〜C12アルコキシまたはC〜C12アミノを表す、請求項1から4のいずれ
    か1項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】ポリオレフィン、特にポリプロピレン、ポリエチレンおよびシ
    クロオレフィン共重合体の製造のための、請求項1から5のいずれか1項に記載
    の化合物の使用。
  7. 【請求項7】請求項1から5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物の存
    在下で、1種以上のオレフィンの重合によりポリオレフィンを製造する方法。
  8. 【請求項8】請求項1から5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物およ
    び共触媒を含む触媒組成物。
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