JP2002527211A - ステント輸送潅流カテーテル - Google Patents

ステント輸送潅流カテーテル

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JP2002527211A JP2000576911A JP2000576911A JP2002527211A JP 2002527211 A JP2002527211 A JP 2002527211A JP 2000576911 A JP2000576911 A JP 2000576911A JP 2000576911 A JP2000576911 A JP 2000576911A JP 2002527211 A JP2002527211 A JP 2002527211A
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Abstract

(57)【要約】 カテーテルが治療装置を特定の身体部位に輸送しているときに体液の流れがカテーテルを通り抜けることを可能にする本発明の潅流カテーテルが開示されている。本発明の潅流カテーテルは、特にステントの輸送に用途を見出す。ステントは、基端部および先端部に潅流開口部を有するチャンバから開いて配置される。潅流開口部は、血液などの体液がチャンバを通って流れることを可能にするように構成および配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 通常のPCTA(経皮的冠動脈形成術)では、ガイドカテーテルを経皮的に患
者の心臓血管系に挿入し、大動脈を通して、カテーテル先端部が所望の冠状動脈
の口に入るまで前進させる。次いで、X線透視を用いて、ガイドワイヤをガイド
カテーテルの中で前進させ、冠状動脈内の治療されるべき場所を通過させる。オ
ーバー・ザ・ワイヤ(OTW)バルーンカテーテルをガイドワイヤ上で治療部位
まで前進させる。次いでバルーンを膨張させて動脈を再開する。OTWカテーテ
ルは、カテーテルと長さが等しいガイドワイヤ管腔を有し得る。または、OTW
カテーテルは、ガイドワイヤ管腔がカテーテルよりも実質的に短い迅速変換カテ
ーテルでもよい。あるいは、ワイヤ固定バルーンを用いてもよい。この装置は、
カテーテルに取り付けられて取り外すことができないガイドワイヤを特徴とする
【0002】 動脈の閉鎖、切開部の修復または再狭窄の防止を補助するために、医師は、動
脈内の病巣位置での血管の開通性を維持するための血管内プロテーゼまたはステ
ントを移植することができる。ステントは、バルーン拡張型ステントでも自己拡
張型ステントでもよい。前者のタイプのステントに関しては、ステントはたいて
いバルーン上に輸送され、該バルーンはステントを拡張するために用いられる。
後者のタイプのステントに関しては、自己拡張型ステントは、ニチノールなどの
形状記憶材料から製造され得るか、または通常の金属から構成されるが自己拡張
特性を示すように設計され得る。自己拡張型ステントは、一般に、ステントを覆
う引き込み可能(収縮可能)なシースにより輸送カテーテル上に押し付けられる
【0003】 PTCAの実行、またはステントの移植において、カテーテルを通り抜ける連
続的な血流を維持し、それによりカテーテルから下流へと含酸素血液の供給をも
たらして、(循環系におけるカテーテルの位置に依存して)カテーテルより先端
側または基端側の組織における虚血症を防止または最小限にすることが望ましい
。詳細には、カテーテルを病巣の領域内の位置に移動すると、病巣を通過する血
流が中断されることがある。潅流カテーテルを用いれば、カテーテルは、病巣領
域内の適切な位置に、下流組織を損傷せずに長時間保持され、それにより、バル
ーン拡張型または自己拡張型ステントを慎重に配置することが可能となり、かつ
、病巣を通る血液を維持するために予め拡張しておく必要性が減る。
【0004】 治療される動脈が頸動脈である場合には、動脈内移植に用いられるステントは
、冠状動脈に一般的に挿入されるステントよりも大きい。かかるステントの輸送
においては、ステントをステントキャニスタ領域内に収容するのに必要なだけ大
きく、しかもステントの長さの他の部分に沿っては縮小されたシャフト断面を有
するステント輸送システムを用いることが望ましい。この配置は、シャフト寸法
が一定である輸送システムよりも好ましい。なぜならこの配置は、ステントキャ
ニスタを通過させるのに実際に使用される最小寸法のガイドカテーテルシャフト
を医師が用いることを可能にすると共に、ステントが目標の病巣をまたぐ適切な
位置にある状態で良好な造影用染料注入を行う能力を維持するからである。
【0005】 このタイプのステント輸送システム構造は、ステントキャニスタとカテーテル
シャフトのその他の部分との相対寸法により、カテーテル設計の新しい課題を提
示する。ステントキャニスタが大きく、基端側シャフトの配置が小さく、ステン
トを通って流れる潅流がない場合には、ガイドカテーテル止血弁のサイドアーム
を通じて加圧食塩水流を使用し、ステント輸送システムがガイドカテーテル内を
通過する間に空気が該弁を通ってガイドカテーテル内に入るのを防止することが
必要となろう。空気はピストン作用によりガイドカテーテル内に引き込まれる。
全く単純に、ステントキャニスタは、ガイドカテーテルの中を前進するときに大
容量の血液を移動させる(押し退ける)。基端側シャフトがキャニスタと比較し
て小さい断面を有するため、空気はキャニスタの後ろでのガイドカテーテルに引
き込まれるであろう。潅流が存在しないこのようなシステムでは、流体加圧源(
流体は例えば食塩水)を止血弁のサイドアームに取り付けて、空気ではなく流体
が容積損失を補うことを確実にすることが望ましい。
【0006】 容積押し退け作用により空気をカテーテル内に引き込むことを回避することに
加えて、ステント輸送カテーテルは、また、内部に含まれる空気を排除するよう
にプライミングする必要がある。しかし、かかるプライミングは、特にステント
キャニスタの領域では、主として圧縮ステント、幾つかのリヤステントバンパ、
放射線不透過性マーカー、およびカテーテル先端の形状により乱流が生じるため
に困難であろう。
【0007】 本発明の目的は、潅流がカテーテルのステントキャニスタ部を通り抜けること
を可能にする潅流カテーテルを提供することにある。本発明のさらなる目的は、
ピストン作用を克服し、かつ、流体をカテーテルに加圧供給する必要をなくす設
計のカテーテルを提供することにある。本発明のさらなる目的は、セルフプライ
ミング(自給式)カテーテルを提供することにある。
【0008】 上記目的は、明細書中に記載された、潅流がステントキャニスタの中で生じる
本発明の潅流カテーテルにおいて満たされる。ステントキャニスタを通る潅流は
、血液が容易にステントキャニスタの基端側へ通り抜けることを可能にし、それ
によりキャニスタの容積押し退け作用を排除し、加圧流体サイドフラッシュの必
要性をなくす。ステントキャニスタを通る潅流は、また、ステントキャニスタの
セルフプライミングを可能にし、それにより、手動でステントキャニスタをプラ
イミングする必要をなくす。
【0009】 この開示に関し、ステントなどの医療装置を内管上に取り付けることに関して
用いられる用語「取り付け(mount) 」およびその変形は、クリンピングの結果で
あれ、または医療装置を内管に取り付ける他のプロセスの結果であれ、医療装置
が内管と物理的接触をしている状況について述べていることに留意すべきである
。この用語は、また、医療装置と内管とが接触せずに医療装置を内管上の適切な
位置に保持することも含むものとする。例えば、シースにより内管上に保持され
る自己拡張型ステントも、内管上に取り付けられているとみなされるものとする
【0010】 (発明の概要) 本発明は、血液などの体液がカテーテルを通り抜けて潅流することを可能にす
るセルフプライミング潅流カテーテルを提供する。詳細には、ステント輸送潅流
カテーテルを開示する。
【0011】 一実施形態において、本発明は、基端部および先端部を有する細長いカテーテ
ルシャフトと、内側部材(例えば管)とを備えたセルフプライミング潅流カテー
テルに向けられている。内側部材の少なくとも一部がカテーテルシャフトの先端
部を越えて延びる。内側部材の少なくとも一部がカテーテルシャフト内に随意に
備えられ得る。カテーテルは、内管の先端部に取り付けられたカテーテル先端と
、基端部および先端部を有するシースとをさらに備える。シースの基端部はカテ
ーテルシャフトの先端部上に取り付けられている。シースは先端方向に延びて、
カテーテルシャフトの先端部を越えて延びる内側部材の一部を覆う。シースの先
端部はカテーテル先端に封鎖接触して、カテーテルシャフト、シースおよびカテ
ーテル先端により区画形成されるチャンバを形成する。シースの基端部は、少な
くとも1つの基端潅流開口部を含む。最後に、カテーテル先端は、チャンバから
カテーテル先端を通って延びる少なくとも1つの先端潅流開口部を含み、それに
より、流体が、該少なくとも1つの先端潅流開口部からチャンバを通って流れて
少なくとも1つの基端潅流開口部から排出し得る。カテーテルは、自己拡張型ス
テントを始めとする治療装置を所望の身体部位に輸送するために随意に用いられ
得る。
【0012】 別の実施形態において、本発明は、ステントなどの治療装置を身体脈管内の所
望部位に輸送しつつ前記所望部位より先端側の脈管の潅流を維持する方法に関す
る。この方法は、以上に記載したような本発明の潅流カテーテルを設け、本発明
の潅流カテーテルを用いて所望の身体部位にステントなどの治療装置を輸送し、
シースを引き込み、治療装置を開いて配置し、次いでカテーテルを身体脈管から
除去するステップを含む。
【0013】 以上に記載したような本発明のカテーテルであって、少なくとも1つの基端潅
流開口部を含むテーパ状に細くなる遷移部を備えたチャンバを有するカテーテル
が好適に用いられ得る。
【0014】 本発明の方法に関連して用いられる本発明のカテーテルは、カテーテルが血流
に逆らって身体脈管に挿入されることにより血液が先端潅流開口部を通って流入
して空気がカテーテルチャンバの基端潅流開口部から押し出されるセルフプライ
ミング潅流カテーテルであり得る。
【0015】 (発明の詳細な説明) 本発明は多くの異なる形態において具体化され得るが、本発明の特に好ましい
実施形態を明細書中に説明する。この説明は本発明の原理の例示であり、本発明
を例示された特定の実施形態に限定しようとするものではない。
【0016】 図1〜4は、本発明の特徴を具体化した潅流タイプのカテーテルを示し、カテ
ーテルは概して番号10で示されている。カテーテル10は、一般に、基端部1
8および先端部22を有する細長いカテーテルシャフト14を有する。細長いカ
テーテルシャフト14よりも長さが長い内管26が、カテーテルシャフト14内
に備えられており、カテーテルシャフト14の先端部22を越えて延びている。
内管26は基端部30および先端部34を有する。内管26は、好ましくは、柔
軟でかつ非圧縮性の構造体、例えばポリマーで被包されたブレードまたはコイル
からつくられる。ブレード/コイル構造体の柔軟性は、カテーテルが身体内腔の
中を進むことを可能にし、ブレード/コイルの非圧縮性は、カテーテルの完全性
を維持することを補助し、ステントの解放中にシースが引き込まれるときの展開
配置の正確性を補助する。ブレード/コイルは、テフロン(登録商標)の内層を 有するポリイミドなどのポリマーに包まれたステンレススチールから構成し得る 。
【0017】 図1および2に見られるように、カテーテル先端38が内管26の先端部34
に取り付けられている。取り付けに用いる接着剤は、例えばウレタン接着剤のH
.B. Fuller 3507などが好適である。シース46の基端部42が
カテーテルシャフト14の先端部22上に取り付けられている。この取り付けは
、当該分野で知られた任意の適切な接着剤を用いて、または他の任意の適切な手
段により行われ得る。シース46は柔軟でも硬質でもよく、一般にステント35
を保持しかつ脈管壁を保護するために用いられる。引き込み可能なシースは、好
ましくは、引張強さを与えかつ柔軟である材料、例えばポリエチレンから形成さ
れる。シース46は、先端部50をさらに有する。シース46は先端方向へ延び
て、カテーテルシャフト14の先端部22を越えて延びる内管26の一部を覆う
。シース46の先端部50は、カテーテル先端38と封鎖を形成するように接触
して、カテーテルシャフト14の先端部22、シース46およびカテーテル先端
38により区画形成されるチャンバ54を形成する。シース46の基端部42は
、少なくとも1つの基端潅流開口部58を有する。カテーテル先端38は、チャ
ンバ54からカテーテル先端38を通って延びる少なくとも1つの先端潅流開口
部62を有し、先端潅流開口部62は、流体が少なくとも1つの先端潅流開口部
62内に流入し、チャンバ54を通り、少なくとも1つの基端潅流開口部58か
ら排出されることを可能にする。図1には示されていないが、図2には、任意の
ガイドカテーテル63も示されている。最後に、マニホルド24がカテーテルシ
ャフト14の基端部18に固定されている。
【0018】 基端潅流開口部58および先端潅流開口部62は図3および4においてより良
好に見られる。図3および4は、それぞれ、図2に示したカテーテルの3−3線
、4−4線に沿った横断面図である。詳細には、図3は、シース46内の4つの
基端潅流開口部58、カテーテルシャフト14および内管26を含むシースの基
端部の横断面図であり、図4は、4つの先端潅流開口部62および内管26を含
むカテーテル先端38の横断面図である。図3および4は共に、任意のガイドカ
テーテル63もまた示している。図5は、本発明のカテーテルの斜視図であり、
先端38の先端潅流開口部62、およびシース46の基端部の基端潅流開口部6
2を示す。
【0019】 本発明の潅流カテーテルは、所望の身体部位にて開いて配置され得る治療装置
をさらに有する。図1および2に示した好ましい実施形態において、治療装置は
、内管26の先端部34上であって、シース46の下に取り付けられたステント
66である。1以上の任意のバンパ70がステント66に接触し得る。バンパ7
0が存在する場合、図6に見られるように、バンパ70はその内部に1以上のバ
ンパ潅流開口部74を有し得る。図6は、カテーテルの6−6線に沿った横断面
図であり、この断面は、任意のガイドカテーテル63、シース46、バンパ70
および内管26を含む。バンパ70は、その内部に4つのバンパ潅流開口部74
を有して示されている。バンパ70はポリエチレンから製造され得、H.B.F
uller 3507などの接着剤により内管26に張り付けられ、シース46
が引き込まれるときにステント66が基端方向へ移動することを防止するように
なっている。
【0020】 カテーテルは、ステント66に隣接する1以上のマーカーバンド71をさらに
有し得る。マーカーバンド71は位置決めを補助するために含まれ、接着剤、例
えばロクタイト(Loctite )4011により内管26に貼り付けられる。
【0021】 ステント66は、自己拡張式、機械拡張式でもよく、またはバルーン拡張式で
もよい。 バルーン拡張式ステントの場合、バルーン(図示せず)が内管26上に、バル
ーンの少なくとも一部がステント66の下にあるように取り付けられる。バルー
ンは、バルーンを膨張させるための膨張管腔と流体の行き来が可能であるように
連絡(流体連絡)している。バルーンと流体連絡している膨張管腔の記載は、タ
ーンランド(Turnland)に付与された米国特許第5,360,401号に見られる
。この特許全体は参照により本明細書に組み込まれる。もちろん、他のタイプの
治療装置、例えば放射線源と連通している光ファイバケーブルまたは脈管形成術
のためのバルーンを用いてもよい。
【0022】 シース46の基端部42は、基端潅流開口部58をその内部に備えたテーパ状
に細くなる遷移部64を有して示されているが、シースの基端部がテーパ状であ
る必要はない。別の実施形態においては、シースの基端部は、基端潅流開口部を
その内部に有するエンドキャップを終端とする。
【0023】 図1および2に示すように、シース46は、非引き込み位置ではステント66
を覆い、引き込み位置ではステントを開いて配置させるために露出する。本発明
は、シースを引き込むための当該分野で知られた任意の適切な手段を用いるもの
とする。図1に示され、さらに図7に見られるカテーテルの実施形態において、
細長いカテーテルシャフト14は、アコーディオン状の折たたみ可能なセクショ
ン72を含む多数のセクションを含む。セクション72は、カテーテルシャフト
の隣接するセグメント76および77に、米国特許第5,534,007号に記
載されているように、接着またはその他の手段により接合され得る。このこの特
許全体は参照により本明細書に組み込まれる。この実施形態において、シースは
、シースに取り付けられたプルワイヤ(図示せず)を引くことにより引き出され
る。プルワイヤは、本出願人により所有される米国特許出願第08/94197
8号および第08/947619号に開示されたニチノール収縮ワイヤの形態を
有し得る。これらの出願の内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。アコ
ーディオン状のセクションは、カテーテルシャフトに取り付けられたシースが基
端方向に移動するにつれて、収縮する。
【0024】 図2に示された実施形態において、潅流カテーテルは、シースを引き込むため
のプルバック(pull back) 機構をさらに備える。この実施形態において、プルバ
ック機構は、プルワイヤ78が取り付けられたプルカラー74アセンブリである
。プルカラー74は、ステレンス鋼または放射線不透過性物質、例えば金のリン
グ状の部材であり、ロクタイト4011、シアノアクリレートなどの適切な接着
剤によりシースの内側に貼り付けられる。プルワイヤはカテーテルの基端部にの
び、シースに操作可能に連結されている。他の適切なプルバック機構は、へイン
(Heyn)らに付与された米国特許第5,201,757号に記載されているよう
なねじ状の引き込み装置を含む。この特許特許全体は参照により本明細書に組み
込まれる。当該分野で知られている他の好適なプルバック機構のいずれを用いて
もよい。
【0025】 潅流カテーテルは、ターンランドの米国特許第5,360,401号に記載さ
れているように、カテーテル上でかつステントの下に取り付けられたバルーンを
さらに有し得る。
【0026】 図には示されていないが、カテーテルの別の実施形態においては、1998年
5月1日に出願された米国特許出願第09/071,484号および1996年
9月27日に出願された米国特許出願第08/722,834号に記載されてい
るように、シースのテーパ状に細くなる遷移部、より広範にはシースの基端部が
、カテーテルシャフトの先端部に摺動可能に封鎖され得る。これら両特許全体は
参照により本明細書に組み込まれる。
【0027】 カテーテル10は、他の管腔、例えばガイドワイヤ管腔もさらに有し得る。 本発明のカテーテルは、身体内腔に挿入されて動脈血圧および動脈流に露呈さ
れたときにセルフプライミングするカテーテルであり得る。図2に示すように、
先端潅流開口部62に入った血液(BLOOD)は、矢印で示されたようにチャ
ンバ54を通って基端方向に流れ、バンパ潅流開口部を通り、空気をチャンバか
ら基端潅流開口部58を通して押し出す。
【0028】 本発明は、また、全長シースを用いることを意図する。かかるシースの例は、
ウォルステン(Wallsten)に付与された米国特許第4,732,152号に開示さ
れている。この特許全体は参照により本明細書に組み込まれる。本出願に適用す
る場合には、全長シースは、ステントチャンバの領域に対応する、拡大された直
径の領域と、前記拡大直径の領域より基端側の縮小された直径の領域とを有する
。潅流開口部は、拡大直径の領域の先端部および基端部に存在する。拡大直径の
領域の基端部または前記領域のすぐ基端側に封鎖を随意に配置して、血液が基端
側シースの全長に沿って流れることを防止し得る。かかる封鎖はシースから内管
に延び得る。
【0029】 本発明は、オーバー・ザ・ワイヤカテーテル、迅速変換カテーテルを含む種々
のカテーテルに関する。本発明のカテーテルの迅速変換型が図8に示されている
。図8に示すように、引込み可能なシース46がカテーテルシャフト14の先端
部に存在する。カテーテルシャフト14は、引込み可能なシース46より基端側
にガイドワイヤポート67をさらに有し、同ガイドワイヤポート67を通ってガ
イドワイヤ69はカテーテルに入る。ガイドワイヤ69は、ガイドワイヤポート
67からカテーテル先端38に延びる内管26内に保持される。先端潅流開口部
62は先端38内に存在する。内管26上にバルーン71が随意に取り付けられ
る。随意に取り付けられるバルーン71は、カテーテルの基端部に延びる膨張管
腔73と流体連絡している。ステント66が内管26の先端部の上に取り付けら
れ、引込み可能なシース46により収容されている。引込み可能なシース46は
、潅流がチャンバ54を通り抜けることを可能にするために基端潅流開口部58
を有する。引込み可能なシース46の基端部に、プルワイヤ78が取り付けられ
たプルカラー74アセンブリが取り付けられている。プルワイヤ78は基端方向
にマニホルド(図示せず)まで延びる。もちろん、上記に開示したアコーディオ
ンシースを始めとする他の好適なプルバック機構を代りに用いてもよい。典型的
には、潅流カテーテルの有用な長さは約135cmである。迅速変換カテーテル
に関しては、ガイドワイヤが内管にアクセスする位置からカテーテル先端までの
距離は約5cm〜35cmである。
【0030】 本発明のカテーテルの固定ワイヤ型は、カテーテルのオーバー・ザ・ワイヤ型
をガイドワイヤが実際にカテーテルに固定されるように改良することにより製造
され得る。ユテニュアー(Eutenuer)らに付与された米国特許第5,702,36
4号に開示された固定ワイヤを本発明と共に用いて固定ワイヤ潅流カテーテルを
製造し得る。この特許全体は参照により本明細書に組み込まれる。当該分野で知
られている他の好適な設計を本発明のカテーテルに適用しても、本発明の固定ワ
イヤ潅流カテーテルは製造され得る。
【0031】 本発明は、また、ステントを身体脈管の所望の位置に輸送しつつ脈管の潅流を
維持する方法に関する。この方法は、先に示したような本発明の潅流カテーテル
を設け、本発明の潅流カテーテルを用いてステントを所望の身体部位に輸送し、
カテーテル上のシースを引込み、ステントを開いて配置し、次いでカテーテルを
身体脈管から除去するステップを含む。
【0032】 本発明は、さらに、治療装置を身体脈管の所望の位置に輸送しつつ脈管の潅流
を前記所望の位置より先端側に維持する方法に関する。この方法は、本発明のセ
ルフプライミング潅流カテーテルを与え、カテーテルを身体脈管に、血液が先端
潅流開口部を通って流入するときに空気がカテーテルチャンバの基端潅流開口部
から押し出されるように挿入し、治療装置を所望の身体部位に輸送し、シースを
引き抜き、治療装置を開いて配置し、次いでカテーテルを身体脈管から除去する
ステップを含む。
【0033】 使用においては、カテーテル10をガイドカテーテル内に挿入し、慣用の方法
を用いてガイドワイヤ上で、治療装置が所望の身体部位に到達するまで患者の脈
管内を前進させ得る。カテーテル10が所定の位置に配置されたならば、ガイド
ワイヤを除去してよい。一般的には、ガイドカテーテルは、潅流カテーテルの最
大外径、すなわち、治療装置を覆うシースの外径よりもほんのわずかだけ大きい
内径を有するように構成および配置される。本発明の潅流カテーテルを収容する
最小のガイドカテーテルが用いられることが望ましい。
【0034】 図3,4および6に示された実施形態は4つの潅流開口部を有するが、開口部
の正確な数、開口部の配置および潅流開口部の寸法は、カテーテルの特定の寸法
およびカテーテルが挿入される目的によるであろう。基端側および先端側の潅流
開口部と同様いずれのバンパ潅流開口部もが、流体がカテーテルを通じて実質的
に長手方向に流れることを容易にするように配置されることが望ましい。潅流開
口部は、円形、長円形、矩形、または当該分野で知られている他の適切な形状で
あり得る。
【0035】 本発明を、身体脈管、例えば血管、特に頸動脈における使用に関して記載して
きたが、本発明の潅流カテーテルは、流体が流れる他の身体内腔においても用い
られ得る。
【0036】 上記の例および開示は例示のためのものであり、限定的なものではない。これ
らの例および開示は、当業者に多くの変形例および代替案を示唆するであろう。
これらの変形例および代替案は全て、添付の特許請求の範囲内に含まれるものと
する。当該分野に精通している者は、明細書中に記載された特定の実施形態と均
等な他の物を認識するであろう。そのような均等物もまた添付の特許請求の範囲
に包含されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルの側面図である。
【図2】図1のカテーテルがガイドカテーテル内にある状態のキャニスタ領
域の概略図である。
【図3】図2に示したカテーテルの3−3線に沿った横断面概略図である。
【図4】図2に示したカテーテルの4−4線に沿った横断面概略図である。
【図5】ステントキャニスタの概略斜視図である。
【図6】図2に示したカテーテルの6−6線に沿った横断面図である。
【図7】図1の領域7の拡大図である。
【図8】本発明のカテーテルの迅速変換型の概略側面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月29日(2000.9.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 一実施形態において、本発明は、基端部および先端部を有する細長いカテーテ
ルシャフトと、内側部材(例えば管)とを備えたセルフプライミング潅流カテー
テルに向けられている。内側部材の少なくとも一部がカテーテルシャフトの先端
部を越えて延びる。内側部材の少なくとも一部がカテーテルシャフト内に随意に
備えられ得る。カテーテルは、内管の先端部に配置されたカテーテル先端と、基
端部および先端部を有するシースとをさらに備える。シースの基端部はカテーテ
ルシャフトの先端部上に取り付けられている。シースは先端方向に延びて、カテ
ーテルシャフトの先端部を越えて延びる内側部材の一部を覆う。シースの先端部
はカテーテル先端に封鎖接触して、内側部材とシースとの間であって、かつカテ
ーテル先端とカテーテルシャフトとの間にチャンバを形成する。シースはカテー
テル先端に対して軸方向に移動可能である。シースの基端部は、少なくとも1つ
の基端潅流開口部を含む。最後に、カテーテル先端は、チャンバへ開口する少な
くとも1つの先端潅流開口部を含む。カテーテルは、自己拡張型ステントを始め
とする治療装置を所望の身体部位に輸送するために随意に用いられ得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 基端潅流開口部58および先端潅流開口部62は図3および4においてより良
好に見られる。図3および4は、それぞれ、図2に示したカテーテルの3−3線
、4−4線に沿った横断面図である。詳細には、図3は、シース46内の4つの
基端潅流開口部58、カテーテルシャフト14および内管26を含むシースの基
端部の横断面図であり、図4は、4つの先端潅流開口部62および内管26を含
むカテーテル先端38の横断面図である。図3および4は共に、任意のガイドカ
テーテル63もまた示している。図5は、本発明のカテーテルの斜視図であり、
先端38の先端潅流開口部62、およびシース46の基端部の基端潅流開口部
を示す。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潅流カテーテルであって、 基端部および先端部を有する細長いカテーテルシャフトと、 内側部材であって、少なくともその一部がカテーテルシャフトの先端部を越え
    て延び、かつ基端部および先端部を有する内側部材と、 内側部材の先端部に取り付けられたカテーテル先端と、 基端部および先端部を有するシースと、前記シースの少なくとも一部は先端方
    向に延びてカテーテルシャフトの先端部を越えて延びる内側部材の少なくとも一
    部を覆い、シースの先端部はカテーテル先端と接触してカテーテルシャフト、シ
    ースおよびカテーテル先端により区画形成されるチャンバを形成し、前記シース
    は、前記内管の少なくとも一部を覆うシースの一部に少なくとも1つの基端潅流
    開口部を有することと、 を備え、 前記カテーテル先端が、チャンバからカテーテル先端を通って延びる少なくと
    も1つの先端潅流開口部を有し、 それにより、流体が、少なくとも1つの先端潅流開口部からチャンバを経由し
    て、少なくとも1つの基端潅流開口部を通って流れ得る潅流カテーテル。
  2. 【請求項2】 身体脈管に挿入されて動脈血圧に露呈されたときに自給式で
    あり、それにより、少なくとも1つの先端潅流開口部に入る血液が空気をチャン
    バから、少なくとも1つの基端潅流開口部を通して押し出す請求項1に記載の潅
    流カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記内側部材の先端部上でかつシースの下方に取り付けられ
    たステントをさらに備える請求項1に記載の潅流カテーテル。
  4. 【請求項4】 ステントが自己拡張型である請求項3に記載の潅流カテーテ
    ル。
  5. 【請求項5】 少なくとも一部がカテーテルシャフト内に備えられている膨
    張管腔と、内側部材の先端部上に取り付けられたバルーンとをさらに含み、バル
    ーンの少なくとも一部がステントの下に取り付けられ、バルーンが膨張管腔と流
    体連絡し、かつステントがバルーン拡張型である請求項3に記載の潅流カテーテ
    ル。
  6. 【請求項6】 前記カテーテルが固定ワイヤカテーテルであり、内側部材が
    内管であり、かつ、前記カテーテルが、少なくともその一部が内管内に保持され
    たガイドワイヤをさらに備える請求項1に記載の潅流カテーテル。
  7. 【請求項7】 内側部材が基端部および先端部を有する内管であり、該内管
    の少なくとも一部がカテーテルシャフト内に保持されている請求項1に記載の潅
    流カテーテル。
  8. 【請求項8】 カテーテルシャフトがガイドワイヤポートを、カテーテルシ
    ャフト内のシースより基端側に有し、内管の基端部がガイドワイヤポートを終端
    とし、カテーテルが迅速変換型である請求項7に記載の潅流カテーテル。
  9. 【請求項9】 内管がカテーテルの基端部から先端部に延び、カテーテルが
    オーバー・ザ・ワイヤ型である請求項7に記載の潅流カテーテル。
  10. 【請求項10】 ガイドワイヤと組み合わされる請求項1に記載の潅流カテ
    ーテル。
  11. 【請求項11】 シースがカテーテルシャフトの先端部から先端方向に延び
    、シースの基端部がテーパ状に細くなる遷移部を含み、少なくとも1つの基端潅
    流開口部が前記テーパ状の部分の中を延びる請求項1に記載の潅流カテーテル。
  12. 【請求項12】 ガイドカテーテルと組み合わされ、かつ、カテーテルシャ
    フトおよびシースが、各々、ガイドカテーテルの内径よりも小さい外径を有する
    請求項1に記載の潅流カテーテル。
  13. 【請求項13】 内管上に取り付けられかつステントと接触する少なくとも
    1つのバンパーを含み、前記バンパーがその内部に少なくとも1つのバンパー潅
    流開口部を有する請求項3に記載の潅流カテーテル。
  14. 【請求項14】 カテーテル先端がその内部に4つの先端潅流開口部を有す
    る請求項3に記載の潅流カテーテル。
  15. 【請求項15】 シースの基端部が、4つの先端潅流開口部をその内部に有
    するテーパ状に細くなる遷移部を有する請求項3に記載の潅流カテーテル。
  16. 【請求項16】 シースが引込み可能であり、シースが、引き込まれていな
    い位置ではステントを覆い、引き込まれた位置においてはステントを開いて配置
    するために露出させる請求項3に記載の潅流カテーテル。
  17. 【請求項17】 シースを引込むための、シースに機能的に連結されたプル
    バック機構をさらに備える請求項16に記載の潅流カテーテル。
  18. 【請求項18】 前記プルバック機構が、プルワイヤが取り付けられたプル
    カラーアセンブリであり、前記プルワイヤがカテーテルの基端部まで延びる請求
    項17に記載の潅流カテーテル。
  19. 【請求項19】 前記シースが、カテーテルシャフトの基端部上を基端方向
    に延びる全長シースである請求項1に記載の潅流カテーテル。
  20. 【請求項20】 ステントを身体脈管内の所望の位置に輸送しつつ、前記所
    望の位置より先端側の前記脈管の潅流を維持する方法であって、 請求項3に記載した潅流カテーテルを設けるステップと、 前記潅流カテーテルを用いてステントを所望の身***置に輸送するステップと
    、 シースを引込むステップと、 ステントを開いて配置するステップと、 カテーテルを身体脈管から除去するステップとを含む方法。
  21. 【請求項21】 治療装置を身体脈管内の所望の位置に輸送しつつ、前記所
    望の位置より先端側の前記脈管の潅流を維持する方法であって、 セルフプライミング潅流カテーテルを設けるステップと、 前記潅流カテーテルは、 基端部および先端部を有する細長いカテーテルシャフトと、 少なくともその一部がカテーテルシャフトの先端部を越えて延び、かつ基端
    部および先端部を有する内側部材と、 内側部材の先端部に取り付けられたカテーテル先端と、 基端部および先端部を有する引込み可能なシースと、前記シースの基端部は
    カテーテルシャフトの先端部上に取り付けられ、前記シースは先端方向に延びて
    、カテーテルシャフトの先端部を越えて延びる内側部材を覆い、シースの先端部
    はカテーテル先端に接触してカテーテルシャフト、シースおよびカテーテル先端
    により区画形成されるチャンバを形成し、テーパ状に細くなる遷移部が少なくと
    も1つの基端潅流開口部を有することと、 前記カテーテル先端が、チャンバからカテーテル先端を通って延びる少なく
    とも1つの先端潅流開口部を有することと チャンバ内のカテーテルシャフトの先端部に配置された治療装置と を備え、 カテーテルを血流に逆らって身体脈管内に、血液が先端潅流開口部を通って流
    入するときに空気がカテーテルチャンバの基端潅流開口部から押し出されるよう
    に挿入するステップと、 治療装置を所望の身体部位に輸送するステップと、 シースを引込むステップと、 ステントを開いて配置するステップと、 カテーテルを身体脈管から除去するステップとを含む方法。
  22. 【請求項22】 治療装置が内管の先端部上に取り付けられたステントであ
    る請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記ステントが自己拡張式である請求項22に記載の方法
  24. 【請求項24】 カテーテルが、少なくともその一部がカテーテルシャフト
    内に保持される膨張管腔と、内管の先端部上に取り付けられた膨張可能なバルー
    ンとをさらに備え、バルーンの少なくとも一部がステントの下にあり、バルーン
    が前記膨張管腔と流体連絡しており、前記ステントがバルーン拡張式である請求
    項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記治療装置が放射線源と連通した光ファイバケーブルを
    含む請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 潅流カテーテルであって、 基端部および先端部を有する細長いカテーテルシャフトと、 内側部材であって、少なくともその一部がカテーテルシャフトの先端部を越
    えて延び、かつ基端部および先端部を有する内側部材と、 内側部材の先端部に取り付けられたカテーテル先端と、 基端部および先端部を有するシースと、シースの基端部がカテーテルシャフ
    トの先端部に取り付けられ、シースは先端方向に延びてカテーテルシャフトの先
    端部を越えて延びる内側部材の一部を覆い、シースの先端部はカテーテル先端に
    接触してカテーテルシャフト、シースおよびカテーテル先端により区画形成され
    るチャンバを形成し、シースの基端部は、少なくとも1つの基端潅流開口部を有
    することと、 を備え、 前記カテーテル先端が、チャンバからカテーテル先端を通って延びる少なくと
    も1つの先端潅流開口部を有し、 それにより、流体が、少なくとも1つの先端潅流開口部からチャンバを経由し
    て、少なくとも1つの基端潅流開口部を通って流れ得る潅流カテーテル。
  27. 【請求項27】 潅流カテーテルであって、 基端部および先端部を有する細長いカテーテルシャフトと、 内管であって、少なくともその一部がカテーテルシャフトの先端部を越えて延
    び、かつ基端部および先端部ならびに内面および外面を有する内管と、 前記内管の先端部に取り付けられたカテーテル先端と、 基端部および先端部を有するシースと、シースの基端部はカテーテルシャフト
    の先端部に取り付けられ、シースは先端方向に延びてカテーテルシャフトの先端
    部を越えて延びる内管の一部を覆い、シースの先端部はカテーテル先端に接触し
    てカテーテルシャフト、シースおよびカテーテル先端により区画形成されるチャ
    ンバを形成し、チャンバはシースから内管の外面に延び、シースの基端部は少な
    くとも1つの基端潅流開口部を含み、 前記カテーテル先端が、チャンバからカテーテル先端を通って延びる少なくと
    も1つの先端潅流開口部を有し、 それにより、流体が、少なくとも1つの先端潅流開口部からチャンバを経由し
    て、少なくとも1つの基端潅流開口部を通って流れ得る潅流カテーテル。
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