JP2002525456A - 土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液する装置 - Google Patents

土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液する装置

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JP2002525456A
JP2002525456A JP2000566537A JP2000566537A JP2002525456A JP 2002525456 A JP2002525456 A JP 2002525456A JP 2000566537 A JP2000566537 A JP 2000566537A JP 2000566537 A JP2000566537 A JP 2000566537A JP 2002525456 A JP2002525456 A JP 2002525456A
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モーシフニーク,ヨーゼフ
ベーム,カール
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テヒモ・エントビツクルングス−ウント・フエルトリーブス・ゲー・エム・ベー・ハー
アールバーク・トウンネーラウスバーウ・ゲゼルシヤフト・エム・ベー・ハー
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    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B7/00Special methods or apparatus for drilling
    • E21B7/20Driving or forcing casings or pipes into boreholes, e.g. sinking; Simultaneously drilling and casing boreholes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
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    • E21B43/10Setting of casings, screens, liners or the like in wells
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、土又は岩に、とりわけ衝撃式あるいは回転衝撃式穿孔によって穴をあけ、また、その穴から排液するための装置1に関するものである。ドリルロッド4に取り付けられたドリルビット2、3によってボーリング穴が作られ、次に、ドリルロッド4あるいはドリルビット2、3にジャケット管6が連結される。ジャケット管6には、ドリルビット2、3に近い区域に、そのドリルロッドとこのジャケット管との間に設けられた管状空間の中に開口する少なくとも1つの貫通孔がある。ジャケット管6は、ドリルビット2、3に近い端部区域で、その周囲を横切って特に均等に分布された複数の貫通孔あるいはスリット8が設けられた少なくとも1つのフィルター管7によって取り囲まれている。このような構成に対応して、穿孔の際に簡単な手段を用いて、安全で信頼できる排液を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、土壌物質又は岩石物質に、とりわけ衝撃式又は回転打撃もしくは衝
撃式穿孔(ボーリング)によって穴をあけ、また、その穴から排液するための装
置に関するものであり、ドリルロッド組立体に取り付けられたドリルビットによ
りドリル穴が形成され、次に、そのドリルロッド組立体あるいはそのドリルビッ
トにジャケット管が連結され、そのドリルビットに続く領域にあるジャケット管
に、そのドリルロッド組立体とこのジャケット管との間に形成された管状空間の
中に開口する少なくとも1つの通路開口が設けられている装置に関するものであ
る。
【0002】 この種の装置は、たとえば、国際特許出願第98/21439号公報に見るこ
とができ、そこには、穴をあけることと穴のライニングすることとを同時に行う
ための方法及び装置が開示されている。ドリルビットを駆動するためのドリルロ
ッド組立体で取り囲まれたジャケット管によって、そのジャケット管とそのドリ
ルロッド組立体の外側周囲との間に利用可能な管状空間が形成されており、そこ
では、たとえば、そのドリルビットに直接続く領域において、そのジャケット管
に少なくとも1つの通路開口が設けられており、掘削された物質を、作り出され
るべきドリル穴から続いて取り出すことができるようになっている。さらにまた
、ボーリング穴(試錐孔)の脱水あるいは排液が、既知の装置によってそのドリ
ルビットの領域における最先の部分においてもたらされるように、そのドリル穴
から、その通路開口を通して、そのドリルビットの直近に存在する水もまた取り
出すことができるのはもちろんである。しかしながら、そのようにするとき、そ
のドリルビットに直接続く領域に設けられた少なくとも1つの通路開口が、その
掘削された物質を取り除くように機能し、それゆえ、排液に必要な関連するフィ
ルター効果をもたらすことが当然できない、それに応じた大きい断面積を有しな
ければならないという理由のために、とりわけ、選択的な脱水あるいは排液が不
可能であるということが予想される。
【0003】 従って、本発明は、最初に定義した種類の装置であって、ボーリング穴の穿孔
、特に衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔を実現可能にするだけでなく、所望で
あれば、特にドリル穴の完成と同時に、穿孔を取り巻く岩石物質の選択的な脱水
あるいは排液をさらに可能にする装置を提供することを目標とする。
【0004】 このような目的を達成するために、土壌物質又は岩石物質に穴をあけそしてそ
の穴から排液する、最初に言及した種類の装置から出発する本発明に係る装置は
、ジャケット管が、ドリルビットに続く端部領域において、周囲に特に一様な方
法で分布するように配された複数の通路開口あるいはスリットが形成された少な
くとも1つのフィルター管によって取り囲まれていることを基本的に特徴とする
。本発明によれば、ドリルビットに続く領域に少なくとも1つの通路開口が形成
されたジャケット管に加えて、このジャケット管を取り囲んでいる追加のフィル
ター管が設けられているという事実によって、ドリル穴を取り囲んでいる土壌物
質又は岩石物質からの排液あるいは脱水は、穿孔処理の際と、ドリル穴を選択的
に、また特に大きい長さ範囲に形成するのに続く処理の際との両方で実現可能で
ある。少なくとも1つのフィルター管における通路開口あるいは通路スリットを
適切な方法で寸法決めするのとともに配設して形成することにより、適切なフィ
ルター効果を得ることができ、それによって、濾過の後に排液される流体だけが
、ジャケット管とドリルロッド組立体とにより定められた管状の空間あるいは隙
間の中へ導かれ、そしてそのドリル穴から取り除かれる。穿孔の長い長さにわた
るこのようなフィルター効果は、たとえば、ドリルビットの部品を備えたドリル
ロッド組立体を取り除いた後にも維持される。
【0005】 フィルター管によって取り囲まれたジャケット管とともにそのフィルター管の
全周囲にわたって実質的に一様なフィルター効果を可能にするために、別の管状
空間を形成する間にフィルター管がジャケット管を取り囲むということは、本発
明の好ましい実施形態によって意図されている。
【0006】 排出される液体のフィルター管を通る適切な通路を作るために、ジャケット管
の外側周囲とそのフィルター管の内径との間に形成された管状空間には、本発明
に係る装置の別の実施形態と一致するように、少なくとも1ミリメートル、とり
わけ約1.5ミリメートルの開放通路幅がある。ジャケット管の外側周囲とフィ
ルター管の内側周囲との間に設けられた管状空間の、そのような開放通路の断面
あるいは寸法は、そのジャケット管の内部へ排出される流体の適切な排出を可能
にするには普通、充分であると思われるが、また同時に、ドリル穴の直径あるい
はドリル穴の断面のどのような過剰な拡大あるいはどのような拡大も、穴を実現
するための追加のどのような余分な費用もないようにするように、挿入されるジ
ャケット管取り囲みフィルター管の追加の寸法を考慮に入れるために、そのドリ
ル穴を作る際に、まったく必要にならないであろう、ということが保証される。
【0007】 ドリルビットに続く領域に、ジャケット管のいっそう長い長手方向の延長部に
わたって1本あるいは数本のフィルター管を配設することが望まれているときに
は、それは、さらに、好ましい方法で設けられており、管状空間は、特に、フィ
ルター管の端部領域に、そのジャケット管とそのフィルター管との間に配置され
たスペーサーによって、及び/又はスリーブ要素によって定められている。これ
によって、そのジャケット管とフィルター管との間に必要な管状空間は、濾過部
分のいっそう長い長さにわたるものであっても、適切なフィルター効果のために
、安全に維持されるであろう。
【0008】 フィルター管とジャケット管との間に設けられた管状空間が、排出される流体
とともに偶発的に導かれた、掘削された岩石によって塞がれるのを防止するため
に、その周囲にわたるフィルター管に、本発明に係る装置のさらに好ましい実施
形態に対応して、約0.5ミリメートルから約1ミリメートルの幅がそれぞれ備
わった通路スリットがそれぞれ等距離に形成されているということがいっそう示
唆されている。
【0009】 とりわけ、より長い長手延長部のあるフィルター管を設けるときに、あるいは
、それに応じて長い排液路あるいは脱水路を設けるために数本の連続したフィル
ター管を設けるときに、そのフィルター管で取り囲まれたその部分におけるジャ
ケット管に、その周囲について分布して配置された複数の通路開口がとりわけ一
様な方法で設けられており、それらの通路開口の開放幅が、そのジャケット管と
そのドリルロッド組立体との間に設けられた管状空間を通る流体のそれに応じた
安全な取り出しができるようにそのフィルター管に形成された通路開口あるいは
通路スリットの開放幅を超える、別の好ましい実施形態に関して意図されている
。そのジャケット管の周囲における通路開口あるいは通路スリットの寸法をそれ
に応じてより大きくすることで、その流体が即座に移動する可能性は、より少な
い数の通路開口あるいは通路スリットを設けるときであっても、いっそう保証さ
れる。ジャケット管に設けられた通路開口あるいは通路スリットの閉塞について
は、いっそう大きい粒子が侵入するおそれのないように、それに応じてより小さ
い通路開口あるいは通路スリットで設計されているので、その場合、おそれる必
要はない。さらにまた、ジャケット管の機械的強度あるいは抵抗値が過剰に弱く
なるおそれのない方法でその形状構成を工夫するために、ジャケット管における
通路開口あるいは通路スリットを適切に分布させることで、実現することもでき
る。
【0010】 このことに関連して、好ましい実施形態によれば、ジャケット管の通路開口が
ジャケット管の軸方向母線に沿って形成され、また、周方向において、それぞれ
がジャケット管の長手軸に垂直な平面の中に実質的に延びている。ジャケット管
がたぶんいっそう小さな材料厚のときであってもその上に作用する引張応力を安
全に吸収することができるように、通路開口がまったく設けられていない領域が
その結果、維持されるであろう。
【0011】 とりわけ、ドリル穴が斜めに延びているときには、ジャケット管が、一部領域
、たとえばその周囲の約3分の1の領域にわたって、通路開口がないように設け
られているのが好ましい。ドリル穴の下部領域において、単に引張応力だけでな
くねじり応力を受ける、ジャケット管の通路開口なし領域を設けることによって
、ジャケット管の内部に存在する流体の安全な排液が斜め上方へ延びている穴に
関しても保証されるように、受け入れられかつ取り除かれる流体がジャケット管
の上方領域に入りそして再び下方領域におけるジャケット管の内部から離れるこ
とが防止される。
【0012】 本発明のさらに変形された実施形態によれば、フィルター管に対向している面
において、ジャケット管が波形に構成されあるいはジャケット管にリブ形状の隆
起が設けられるということが好ましい方法で提案されているが、フィルター管は
、ジャケット管の外側周囲にフィルター管の同時安全支持部を保証(確保)する
ように、ジャケット管の剛性設計で、その周囲の少なくともジャケット部で支持
することができる。
【0013】 所望のどのような排液も助けるために、さらに好ましい実施形態によれば、ジ
ャケット管の外側周囲には、ドリルビットから離れた端面にそのジャケット管か
ら距離を置いて封止要素が設けられており、また、そのジャケット管には、その
フィルター管から離れた端面に、充填剤、特に硬化用懸濁剤を送出するための少
なくとも1つの出口開口が、その封止要素の近くに設けられている、ということ
が提案されている。このような封止要素によって、特に硬化用懸濁剤、たとえば
コンクリートなどの充填剤を送出するときにとりわけ、周囲の岩石に関連したド
リル穴の封止が可能になる。このことは、排液のために設けられたドリル穴の通
路あるいは長さが正確に定まるだけでなく、ドリルビットの領域に存在するおそ
れのある流体がそのドリル穴の中でジャケット管の外側側面に沿って広がり、そ
れによって、たとえば、天盤にセットされるルーフボルトと共に水が発生し、ド
リル穴開口が傾斜状に下方へ延び、また、岩石の中に存在する流体がジャケット
管の外側へ流出するおそれがあるときに、たとえばドリル穴のフラッシング、す
なわち望ましくない寸法拡大が引き起こされるのを、その封止によって防止する
こともできる。
【0014】 それに応じて簡単な封止を可能にするために、封止要素がジャケット管を管状
に取り囲みかつ充填剤の導入時に広げることのできる唇状あるいは舌状の合成要
素から構成されるように、その形状構成が工夫されるのが好ましい。この点で、
その封止要素が80〜100のショア硬さ、とりわけ90ショア硬さに形成され
ていることが、好ましい方法でさらにまた提案されている。その封止要素の適切
な機械的強度あるいは抵抗値を維持しながら、これもまた、それぞれの弾性が適
当に広がることができ、従って、充填剤の導入時に、作られたドリル穴の壁にそ
の封止要素が当接することができる結果となる。
【0015】 変形された実施形態によれば、フィルター管に続く領域に封止要素が設けられ
、それによって、適切な封止効果と、フィルター管に連続するライニング形成用
ジャケット管の固定とを得ることが、その封止要素の助けを借りて実現可能であ
る、ということが本発明に従って好ましく提案されている。排出される土壌層又
は岩石層の位置を正確に知ることができないときには、フィルター管の端部と封
止要素との間に、それに応じていっそう大きい距離を設けることができる。
【0016】 封止機能、とりわけ拡大することのできる封止要素の封止機能を助けるために
、あるいは、封止要素を選択的に拡大するために、ジャケット管を取り囲みかつ
好ましくはジャケット管に沿って移動することのできる管状スリーブ要素が、本
発明に係る装置のさらに好ましい実施形態に対応して設けられている。
【0017】 特に、変化する構造のゆるんだ岩石あるいは岩石層における穿孔について、ド
リル穴直径の部分的な拡大が、多くの場合、封止要素によって完全に補償されな
いかあるいは信頼できるように封止されない、最適な穿孔方向からのずれから随
意に生じる。このことに関連して、包装機とりわけ圧縮空気によって膨張するこ
とのできる包装機が、封止要素のすぐ直前の方法でジャケット管を取り囲むとい
うことは、それゆえ意図されている。そのような包装機によれば、最適なドリル
穴断面からのいっそう大きなずれであっても、少なくとも予防措置として信頼で
きるように封止することができ、それによって、封止要素と導入される充填剤と
の組み合わせにおいて、適切な排液を目的とした封止が引き続いて達成される。
【0018】 自動排液、特に、できる限り完全な排液が、岩石物質に含有される流体の減少
される量により、水平面から上方に向けられた穴を用いても予期されることがで
きない場合、吸い上げポンプ又は負圧源若しくは真空源が、ドリルビットから離
れて面する端部のジャケット管に接続可能であることは別の好ましい実施形態に
より考慮されており、それによって、密接して位置する封止要素で充填剤を導入
するとき、適当な吸い上げポンプあるいは負圧源によって、ドリル穴から、そし
て周囲の岩石物質から選択的に水を取り除くことを確実に実現可能である。
【0019】 過剰の負荷に耐性がない薄い壁で囲まれ、それを介して、特に、駆動あるいは
衝撃作用がドリルビットに伝動されることがないジャケット管で処理するために
、引張作動のもとに、それ自体既知の方法で、ジャケット管が、任意にそれらの
間に配置される連結要素を用いて、特に、本発明による装置の別の好ましい実施
形態に対応するようなドリルビットに作用する衝撃シューを用いて、ドリルビッ
トと連結されることが提案されている。このことに関連して、そのうえ、ジャケ
ット管がスチールで作られ、そして負荷を受けないフィルター管は合成材料で作
られ、それによって、このような材料の組合せにより、ジャケット管とフィルタ
ー管とのため十分な安定性と耐久性とを与え、また同時に、合成材料によって作
られるフィルター管によって、付加質量及びドリルビットに密接する領域の外側
周囲の必要とされる付加拡大は最小に制限されることが、好ましい方法で提供さ
れている。
【0020】 下述のことにおいて、本発明は、添付の図面に概略的に示されている例示的な
実施形態によって、より詳細に説明されている。
【0021】 図1において、特に、衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔によって土壌あるい
は岩石物質に穴をあけかつ排液する装置が、全体として1で示され、例えば、既
知の方法で、径方向に中心のドリルビット2と環状ドリルビット3とに分割され
るドリルビットが、概略的に4で示されるドリルロッド組立体によって、衝撃式
穿孔あるいは回転衝撃式穿孔のために作動される。そのうえ、ドリルビットは、
衝撃シュー5と協働し、そしてドリルロッド組立体4は、図2及び図3から、よ
り明確に明らかであるように、いくつかの個々の部分から構成されるジャケット
管6によって包囲されている。
【0022】 ドリルビット2、3及び衝撃シュー5それぞれに直ぐに続く領域に、ジャケッ
ト管6を包囲し、そして示された図において複数の個々の部分から構成されるフ
ィルター管7が設けられ、フィルター管7は、特に、均等にその外側周囲に分布
される複数の通路開口あるいは通路スリット8を備えている。
【0023】 特に、図2による拡大図から明らかなように、フィルター管7に設けられる通
路スリット8によって排液される流体は、ジャケット管6の外周とフィルター管
7の内周との間に形成される環状空間あるいは開放空間9に達し、それから、そ
の後、少なくともフィルター管7を包囲するセクションの領域におけるジャケッ
ト管6に設けられる通路開口10によって排液される流入流体あるいは水は、再
度、4で示されるドリルロッド組立体の外径とジャケット管6の内径との間に画
定される環状の空間11の内側に到達する。したがって、適切なフィルター効果
は、例えば、ほぼ0.5ミリメートルからほぼ1ミリメートルの幅を有する通路
スリット8によってフィルター管7を介して得られ、そこで、排液される流体の
その後の安全な移動は、ジャケット管6に設けられ、そしてより大きな寸法ある
いははっきりした通路幅を有する通路開口10を介して、ドリルロッド組立体4
とジャケット管6との間の環状空間11によってもたらされる。
【0024】 さらに、装置1の中心軸は、図には12で示されている。
【0025】 ジャケット管6とフィルター管7との間に適切な環状空間あるいは開放空間9
を維持するため、スペーサ及び、特に、フィルター管あるいはフィルター管セク
ションの端部領域に、スリーブ要素がさらに設けられ、スリーブ要素は、図1に
13で概略的に示されており、衝撃シュー5に直ぐ続く領域に、ガイドスリーブ
14が、追加として設けられて、ガイドスリーブ14は、同様に、フィルター管
7とジャケット管6との間に適当な環状あるいは開放空間9を維持するために働
き、前記追加のガイドスリーブは、図2には図示されていない。
【0026】 そのうえ、封止要素15が、適切な封止のためにフィルター管7から少し離れ
て設けられ、それ故、可能な高められた脱水及び排液をもたらし、封止要素は、
ジャケット管6あるいはジャケット管セクションを包囲し、そのうえ、同様に、
ジャケット管6を包囲するスリーブ要素16は、より詳細に図3に図示されるよ
うに、封止要素15と協働する。
【0027】 図3から、封止要素15は、ジャケット管16を包囲する少なくとも部分的に
唇状あるいは舌状である合成要素であり、封止要素15の脚部あるいは舌部18
を構成する部分の大きさ及び広がりが、例えば、二重矢印17の方向にスリーブ
要素16を移動することによってそれぞれに選択されることが明らかである。
【0028】 穿孔を行うとき、舌部あるいは唇部18の自由端部は、概略的に19で示され
るドリル穴壁と接触しないので、そのため、穴あけくずあるいは掘削された物質
は、任意に、封止要素15を通って移動されることが好ましい。封止効果が達成
されると、一方では、舌部あるいは唇部18の広さは、封止要素15への方向に
スリーブ16を移動することによってもたらされる。唇部あるいは舌部18の自
由端部の広さ及び最終アバットメントは、矢印20に沿う少なくとも1つの出口
開口21によって、ジャケット管6とドリル穴壁19との間のジャケット管6を
包囲する自由空間に、硬化剤懸濁剤あるいは、一般に、充填剤を導入することに
よって援助され、それによって、密接して配置する唇部あるいは舌部18の自由
端部で、充填剤の援助によって、封止要素15に隣接した領域に封止密閉を得る
【0029】 封止要素15の領域に封止を形成後、図1に概略的に22で示されている負圧
源あるいは吸い上げポンプが、フィルター管7と通路開口10とによって自由空
間11の内側に入るか、あるいは吸い上げられる流体の吸い上げあるいは排液を
もたらすことが可能なように、ジャケット管6とドリルロッド組立体4との間に
画定される環状空間11において実質的に適用される。
【0030】 周囲の状況により、封止要素15の位置付けは、例えば、封止がフィルター通
路7に隣接してもたらされるように選択される。
【0031】 それぞれの機械的強度を得るために、ジャケット管6は、スチールで作られ、
一方、フィルター管あるいはフィルター管セクション7は、合成材料で構成され
ている。
【0032】 図4及び図5に示される実施形態において、前述の図の参照符号は、同一の要
素のために使用されている。再度、複数の通路スリット8を備え、そしてジャケ
ット管23を包囲するフィルター管7が、ドリルビット2、3と、衝撃シュー5
とに続いて配置され、ジャケット管23は、ジャケット管の剛性と抵抗とを強化
することが可能である波形あるいはリブ形状の表面を有して設けられると同時に
、フィルター管7がそれぞれの***24上に支持されることを可能にする。凹所
に、通路開口10が、再度、それぞれに設けられ、それを通ってフィルター管7
によって導入される流体は、ジャケット管23の内側に送られ、さらに、ジャケ
ット管23から送り出される。ジャケット管23は、そのうえ、下部3分の1の
部分25に延在する一部の領域に通路開口がないので、斜めに延在する穴の場合
、通路開口10を介してジャケット管23の内側への安全な流入が、上部領域に
おいて実現可能であり、一方、それがまた、岩石へのその浸透を生ずる下部領域
25からの好ましくない流出を回避する。通路開口のない外側周囲領域を有する
軸方向の母線に沿って通路開口10を配置することによって、ジャケット管23
のそれに応じる抵抗構造が、さらに、維持される。
【0033】 図1乃至図3のジャケット管6は、さらに、軸方向の母線に沿って、単に配置
される通路開口10を備えてほぼ滑らかな外側輪郭、例えば、開口10のない下
部領域を有するように構成されていることは言うまでもない。
【0034】 前述の構成に類似するフィルター領域7に続く封止要素15のほかに、図4は
、そのうえ、封止要素15の前にある任意に使用可能な包装機26を示している
。例えば、圧縮空気によって広げることが可能なこのような包装機26は、特に
、封止要素15が、単独で、全体として精密に制御されることが出来ない穿孔に
よって、そして、任意に広げられたドリル穴直径を用いて処理しない場合に、特
別の、少なくとも臨時の封止を提供する。達成されることが可能な広げられた包
装機位置は、図4に26’によって示されている。
【0035】 さらに、排液及びフィルター効果は、ドリルビット2の部分を有するドリルロ
ッド組立体4をドリル穴19から取り除いた後でさえ、ジャケット管6あるいは
23をそれぞれに包囲するフィルター管7を設けることによって維持されている
【図面の簡単な説明】
【図1】 土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液するための本発明による装置の部分
断面概略図である。
【図2】 図1の一部領域IIの拡大部分断面図を示している。
【図3】 図1の一部領域IIIの拡大部分断面図を示している。
【図4】 図1に類似の図であり、本発明による装置の変形された実施形態を示している
【図5】 図4の線V−Vについての拡大断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液する装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、土壌物質又は岩石物質に、とりわけ衝撃式穿孔又は回転もしくは衝
撃式穿孔(ボーリング)によって穴をあけ、また、その穴から排液するための装
置に関するものであり、ドリルロッド組立体に取り付けられたドリルビットによ
りドリル穴が形成され、次に、そのドリルロッド組立体あるいはそのドリルビッ
トにジャケット管が連結され、そのドリルビットに続く領域にあるジャケット管
に、そのドリルロッド組立体とこのジャケット管との間に形成された管状空間の
中に開口する少なくとも1つの通路開口が設けられている装置に関するものであ
る。
【0002】 この種の装置は、たとえば、国際特許出願第98/21439号公報に見るこ
とができ、そこには、穴をあけることと穴のライニングすることとを同時に行う
ための方法及び装置が開示されている。ドリルビットを駆動するためのドリルロ
ッド組立体で取り囲まれたジャケット管によって、そのジャケット管とそのドリ
ルロッド組立体の外側周囲との間に利用可能な管状空間が形成されており、そこ
では、たとえば、そのドリルビットに直接続く領域において、そのジャケット管
に少なくとも1つの通路開口が設けられており、掘削された物質を、作り出され
るべきドリル穴から続いて取り出すことができるようになっている。さらにまた
、ボーリング穴(試錐孔)の脱水あるいは排液が、既知の装置によってそのドリ
ルビットの領域における最先の部分においてもたらされるように、そのドリル穴
から、その通路開口を通して、そのドリルビットの直近に存在する水もまた取り
出すことができるのはもちろんである。しかしながら、そのようにするとき、そ
のドリルビットに直接続く領域に設けられた少なくとも1つの通路開口が、その
掘削された物質を取り除くように機能し、それゆえ、排液に必要な関連するフィ
ルター効果をもたらすことが当然できない、それに応じた大きい断面積を有しな
ければならないという理由のために、とりわけ、選択的な脱水あるいは排液が不
可能であるということが予想される。
【0003】 上記に言及したタイプの装置の変形された実施形態は、例えば、FR−A 2
543 213から得ることが可能であり、その中で、ドリルロッドは、ジャ
ケット管によって包囲され、そしてドリルロッド内には、開口を備える別の管状
コンポーネントが先導部分に設けられている。さらに、例えば、マット状フィル
ター要素が設けられている。
【0004】 US−A 2 891 623から、上記に言及したタイプによる装置の意図
される使用及びオペレーションとは本質的に異なる、坑井のそれぞれのフィルタ
ー効果を与えて、そして維持する装置及びツールが既知である。同様に、坑井の
構造に使用する穴のあいた管あるいは要素が、US−A 3 221 819及
びUS−A 4 869 323から得ることが可能である。
【0005】 従って、本発明は、最初に定義した種類の装置であって、ボーリング穴の穿孔
、特に衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔を実現可能にするだけでなく、所望で
あれば、特にドリル穴の完成と同時に、穿孔を取り巻く岩石物質の選択的な脱水
あるいは排液をさらに可能にする装置を提供することを目標とする。
【0006】 この目的を解決するために、冒頭に言及した種類の装置から出発して、本発明
による、特に衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔によって、土壌あるいは岩石物
質に穴をあけかつ排液する装置は、本質的に、ドリルビットに続く端部領域にお
けるジャケット管が、特に均等に、その外側周囲に分布して配置される複数の開
口あるいはスリットを有して形成される少なくとも1つのフィルター管によって
包囲されていることと、ジャケット管が、一部の領域、例えばその外側周囲の約
3分の1の領域、には通路開口がないことを特徴とする。本発明によれば、ドリ
ルビットに続く領域に少なくとも1つの通路開口が形成されたジャケット管に加
えて、このジャケット管を取り囲んでいる追加のフィルター管が設けられている
という事実によって、ドリル穴を取り囲んでいる土壌物質又は岩石物質からの排
液あるいは脱水は、穿孔処理(操作)の際と、ドリル穴を選択的に、また特に大
きい長さ範囲に形成するに続く処理の際との両方で実現可能である。少なくとも
1つのフィルター管における通路開口あるいは通路スリットを適切な方法で寸法
決めするのとともに配設して形成することにより、適切なフィルター効果を得る
ことができ、それによって、濾過の後に排液される流体だけが、ジャケット管と
ドリルロッド組立体とにより定められた管状の空間あるいは隙間の中へ導かれ、
そしてそのドリル穴から取り除かれる。穿孔の長い長さにわたるこのようなフィ
ルター効果は、たとえば、ドリルビットの部品を備えたドリルロッド組立体を取
り除いた後にも維持される。本発明により、さらに、ジャケット管が、ドリル穴
の下部領域において、単に引張応力をうけ、ねじり応力をうけないジャケット管
の通路開口のない領域を配置することによって、一部の領域、例えば、その外側
周囲の約3分の1には通路開口がないということが提供されているという事実の
ため、その結果、ジャケット管の内側にある流体の安全な排液が、斜め上方に延
在する穴を用いても確実に行われるように、受けられて取り除かれる流体が、ジ
ャケット管の上部領域に入り、また一方、下部領域におけるジャケット管の内側
から流出することが防止される。
【0007】 フィルター管によって取り囲まれたジャケット管とともにそのフィルター管の
全周囲にわたって実質的に一様なフィルター効果を可能にするために、別の管状
空間を形成する間にフィルター管がジャケット管を取り囲むということは、本発
明の好ましい実施形態によって意図されている。
【0008】 排出される液体のフィルター管を通る適切な通路を作るために、ジャケット管
の外側周囲とそのフィルター管の内径との間に形成された管状空間には、本発明
に係る装置の別の実施形態と一致するように、少なくとも1ミリメートル、とり
わけ約1.5ミリメートルの開放通路幅がある。ジャケット管の外側周囲とフィ
ルター管の内側周囲との間に設けられた管状空間の、そのような開放通路の断面
あるいは寸法は、そのジャケット管の内部へ排出される流体の適切な排出を可能
にするには普通、充分であると思われるが、また同時に、ドリル穴の直径あるい
はドリル穴の断面のどのような過剰な拡大あるいはどのような拡大も、穴を実現
するための追加のどのような余分な費用もないようにするように、挿入されるジ
ャケット管取り囲みフィルター管の追加の寸法を考慮に入れるために、そのドリ
ル穴を作る際に、まったく必要にならないであろう、ということが保証される。
【0009】 ドリルビットに続く領域に、ジャケット管のいっそう長い長手方向の延長部に
わたって1本あるいは数本のフィルター管を配設することが望まれているときに
は、それは、さらに、好ましい方法で設けられており、管状空間は、特に、フィ
ルター管の端部領域に、そのジャケット管とそのフィルター管との間に配置され
たスペーサーによって、及び/又はスリーブ要素によって定められている。これ
によって、そのジャケット管とフィルター管との間に必要な管状空間は、濾過部
分のいっそう長い長さにわたるものであっても、適切なフィルター効果のために
、安全に維持されるであろう。
【0010】 フィルター管とジャケット管との間に設けられた管状空間が、排出される流体
とともに偶発的に導かれた、掘削された岩石によって塞がれるのを防止するため
に、その周囲にわたるフィルター管に、本発明に係る装置のさらに好ましい実施
形態に対応して、約0.5ミリメートルから約1ミリメートルの幅がそれぞれ備
わった通路スリットがそれぞれ等距離に形成されているということがいっそう示
唆されている。
【0011】 とりわけ、より長い長手延長部のあるフィルター管を設けるときに、あるいは
、それに応じて長い排液路あるいは脱水路を設けるために数本の連続したフィル
ター管を設けるときに、そのフィルター管で取り囲まれたその部分におけるジャ
ケット管に、その周囲について分布して配置された複数の通路開口がとりわけ一
様な方法で設けられており、それらの通路開口の開放幅が、そのジャケット管と
そのドリルロッド組立体との間に設けられた管状空間を通る流体のそれに応じた
安全な取り出しができるようにそのフィルター管に形成された通路開口あるいは
通路スリットの開放幅を超える、別の好ましい実施形態に関して意図されている
。そのジャケット管の周囲における通路開口あるいは通路スリットの寸法をそれ
に応じてより大きくすることで、その流体が即座に移動する可能性は、より少な
い数の通路開口あるいは通路スリットを設けるときであっても、いっそう保証さ
れる。ジャケット管に設けられた通路開口あるいは通路スリットの閉塞について
は、いっそう大きい粒子が侵入するおそれのないように、それに応じてより小さ
い通路開口あるいは通路スリットで設計されているので、その場合、おそれる必
要はない。さらにまた、ジャケット管の機械的強度あるいは抵抗値が過剰に弱く
なるおそれのない方法でその形状構成を工夫するために、ジャケット管における
通路開口あるいは通路スリットを適切に分布させることで、実現することもでき
る。
【0012】 このことに関連して、好ましい実施形態によれば、ジャケット管の通路開口が
ジャケット管の軸方向母線に沿って形成され、また、周方向において、それぞれ
がジャケット管の長手軸に垂直な平面の中に実質的に延びている。ジャケット管
がたぶんいっそう小さな材料厚のときであってもその上に作用する引張応力を安
全に吸収することができるように、通路開口がまったく設けられていない領域が
その結果、維持されるであろう。
【0013】 本発明のさらに変形された実施形態によれば、フィルター管に対向している面
において、ジャケット管が波形に構成されあるいはジャケット管にリブ形状の隆
起が設けられるということが好ましい方法で提案されているが、フィルター管は
、ジャケット管の外側周囲にフィルター管の同時安全支持部を保証(確保)する
ように、ジャケット管の剛性設計で、その周囲の少なくともジャケット部で支持
することができる。
【0014】 所望のどのような排液も助けるために、さらに好ましい実施形態によれば、ジ
ャケット管の外側周囲には、ドリルビットから離れた端面にそのジャケット管か
ら距離を置いて封止要素が設けられており、また、そのジャケット管には、その
フィルター管から離れた端面に、充填剤、特に硬化用懸濁剤を送出するための少
なくとも1つの出口開口が、その封止要素の近くに設けられている、ということ
が提案されている。このような封止要素によって、特に硬化用懸濁剤、たとえば
コンクリートなどの充填剤を送出するときにとりわけ、周囲の岩石に関連したド
リル穴の封止が可能になる。このことは、排液のために設けられたドリル穴の通
路あるいは長さが正確に定まるだけでなく、ドリルビットの領域に存在するおそ
れのある流体がそのドリル穴の中でジャケット管の外側側面に沿って広がり、そ
れによって、たとえば、天盤にセットされるルーフボルトと共に水が発生し、ド
リル穴開口が傾斜状に下方へ延び、また、岩石の中に存在する流体がジャケット
管の外側へ流出するおそれがあるときに、たとえばドリル穴のフラッシング、す
なわち望ましくない寸法拡大が引き起こされるのを、その封止によって防止する
こともできる。
【0015】 それに応じて簡単な封止を可能にするために、封止要素がジャケット管を管状
に取り囲みかつ充填剤の導入時に広げることのできる唇状あるいは舌状の合成要
素から構成されるように、その形状構成が工夫されるのが好ましい。この点で、
その封止要素が80〜100のショア硬さ、とりわけ90ショア硬さに形成され
ていることが、好ましい方法でさらにまた提案されている。その封止要素の適切
な機械的強度あるいは抵抗値を維持しながら、これもまた、それぞれの弾性が適
当に広がることができ、従って、充填剤の導入時に、作られたドリル穴の壁にそ
の封止要素が当接することができる結果となる。
【0016】 変形された実施形態によれば、フィルター管に続く領域に封止要素が設けられ
、それによって、適切な封止効果と、フィルター管に連続するライニング形成用
ジャケット管の固定とを得ることが、その封止要素の助けを借りて実現可能であ
る、ということが本発明に従って好ましく提案されている。排出される土壌層又
は岩石層の位置を正確に知ることができないときには、フィルター管の端部と封
止要素との間に、それに応じていっそう大きい距離を設けることができる。
【0017】 封止機能、とりわけ拡大することのできる封止要素の封止機能を助けるために
、あるいは、封止要素を選択的に拡大するために、ジャケット管を取り囲みかつ
好ましくはジャケット管に沿って移動することのできる管状スリーブ要素が、本
発明に係る装置のさらに好ましい実施形態に対応して設けられている。
【0018】 特に、変化する構造のゆるんだ岩石あるいは岩石層における穿孔について、ド
リル穴直径の部分的な拡大が、多くの場合、封止要素によって完全に補償されな
いかあるいは信頼できるように封止されない、最適な穿孔方向からのずれから随
意に生じる。このことに関連して、包装機とりわけ圧縮空気によって膨張するこ
とのできる包装機が、封止要素のすぐ直前の方法でジャケット管を取り囲むとい
うことは、それゆえ意図されている。そのような包装機によれば、最適なドリル
穴断面からのいっそう大きなずれであっても、少なくとも予防措置として信頼で
きるように封止することができ、それによって、封止要素と導入される充填剤と
の組み合わせにおいて、適切な排液を目的とした封止が引き続いて達成される。
【0019】 自動排液、特に、できる限り完全な排液が、岩石物質に含有される流体の減少
される量により、水平面から上方に向けられた穴を用いても予期されることがで
きない場合、吸い上げポンプ又は負圧源若しくは真空源が、ドリルビットから離
れて面する端部のジャケット管に接続可能であることは別の好ましい実施形態に
より考慮されており、それによって、密接して位置する封止要素で充填剤を導入
するとき、適当な吸い上げポンプあるいは負圧源によって、ドリル穴から、そし
て周囲の岩石物質から選択的に水を取り除くことを確実に実現可能である。
【0020】 過剰の負荷に耐性がない薄い壁で囲まれ、それを介して、特に、駆動あるいは
衝撃作用がドリルビットに伝動されることがないジャケット管で処理するために
、引張作動のもとに、それ自体既知の方法で、ジャケット管が、任意にそれらの
間に配置される連結要素を用いて、特に、本発明による装置の別の好ましい実施
形態に対応するようなドリルビットに作用する衝撃シューを用いて、ドリルビッ
トと連結されることが提案されている。このことに関連して、そのうえ、ジャケ
ット管がスチールで作られ、そして負荷を受けないフィルター管は合成材料で作
られ、それによって、このような材料の組合せにより、ジャケット管とフィルタ
ー管とのため十分な安定性と耐久性とを与え、また同時に、合成材料によって作
られるフィルター管によって、付加質量及びドリルビットに密接する領域の外側
周囲の必要とされる付加拡大は最小に制限されることが、好ましい方法で提供さ
れている。
【0021】 下述のことにおいて、本発明は、添付の図面に概略的に示されている例示的な
実施形態によって、より詳細に説明されている。
【0022】 図1において、特に、衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔によって土壌あるい
は岩石物質に穴をあけかつ排液する装置が、全体として1で示され、例えば、既
知の方法で、径方向に中心のドリルビット2と環状ドリルビット3とに分割され
るドリルビットが、概略的に4で示されるドリルロッド組立体によって、衝撃式
穿孔あるいは回転衝撃式穿孔のために作動される。そのうえ、ドリルビットは、
衝撃シュー5と協働し、そしてドリルロッド組立体4は、図2及び図3から、よ
り明確に明らかであるように、いくつかの個々の部分から構成されるジャケット
管6によって包囲されている。
【0023】 ドリルビット2、3及び衝撃シュー5それぞれに直ぐに続く領域に、ジャケッ
ト管6を包囲し、そして示された図において複数の個々の部分から構成されるフ
ィルター管7が設けられ、フィルター管7は、特に、均等にその外側周囲に分布
される複数の通路開口あるいは通路スリット8を備えている。
【0024】 特に、図2による拡大図から明らかなように、フィルター管7に設けられる通
路スリット8によって排液される流体は、ジャケット管6の外周とフィルター管
7の内周との間に形成される環状空間あるいは開放空間9に達し、それから、そ
の後、少なくともフィルター管7を包囲するセクションの領域におけるジャケッ
ト管6に設けられる通路開口10によって排液される流入流体あるいは水は、再
度、4で示されるドリルロッド組立体の外径とジャケット管6の内径との間に画
定される環状の空間11の内側に到達する。したがって、適切なフィルター効果
は、例えば、ほぼ0.5ミリメートルからほぼ1ミリメートルの幅を有する通路
スリット8によってフィルター管7を介して得られ、そこで、排液される流体の
その後の安全な移動は、ジャケット管6に設けられ、そしてより大きな寸法ある
いははっきりした通路幅を有する通路開口10を介して、ドリルロッド組立体4
とジャケット管6との間の環状空間11によってもたらされる。
【0025】 さらに、装置1の中心軸は、図には12で示されている。
【0026】 ジャケット管6とフィルター管7との間に適切な環状空間あるいは開放空間9
を維持するため、スペーサ及び、特に、フィルター管あるいはフィルター管セク
ションの端部領域に、スリーブ要素がさらに設けられ、スリーブ要素は、図1に
13で概略的に示されており、衝撃シュー5に直ぐ続く領域に、ガイドスリーブ
14が、追加として設けられて、ガイドスリーブ14は、同様に、フィルター管
7とジャケット管6との間に適当な環状あるいは開放空間9を維持するために働
き、前記追加のガイドスリーブは、図2には図示されていない。
【0027】 そのうえ、封止要素15が、適切な封止のためにフィルター管7から少し離れ
て設けられ、それ故、可能な高められた脱水及び排液をもたらし、封止要素は、
ジャケット管6あるいはジャケット管セクションを包囲し、そのうえ、同様に、
ジャケット管6を包囲するスリーブ要素16は、より詳細に図3に図示されるよ
うに、封止要素15と協働する。
【0028】 図3から、封止要素15は、ジャケット管16を包囲する少なくとも部分的に
唇状あるいは舌状である合成要素であり、封止要素15の脚部あるいは舌部18
を構成する部分の大きさ及び広がりが、例えば、二重矢印17の方向にスリーブ
要素16を移動することによってそれぞれに選択されることが明らかである。
【0029】 穿孔を行うとき、舌部あるいは唇部18の自由端部は、概略的に19で示され
るドリル穴壁と接触しないので、そのため、穴あけくずあるいは掘削された物質
は、任意に、封止要素15を通って移動されることが好ましい。封止効果が達成
されると、一方では、舌部あるいは唇部18の広さは、封止要素15への方向に
スリーブ16を移動することによってもたらされる。唇部あるいは舌部18の自
由端部の広さ及び最終アバットメントは、矢印20に沿う少なくとも1つの出口
開口21によって、ジャケット管6とドリル穴壁19との間のジャケット管6を
包囲する自由空間に、硬化剤懸濁剤あるいは、一般に、充填剤を導入することに
よって援助され、それによって、密接して配置する唇部あるいは舌部18の自由
端部で、充填剤の援助によって、封止要素15に隣接した領域に封止密閉を得る
【0030】 封止要素15の領域に封止を形成後、図1に概略的に22で示されている負圧
源あるいは吸い上げポンプが、フィルター管7と通路開口10とによって自由空
間11の内側に入るか、あるいは吸い上げられる流体の吸い上げあるいは排液を
もたらすことが可能なように、ジャケット管6とドリルロッド組立体4との間に
画定される環状空間11において実質的に適用される。
【0031】 周囲の状況により、封止要素15の位置付けは、例えば、封止がフィルター通
路7に隣接してもたらされるように選択される。
【0032】 それぞれの機械的強度を得るために、ジャケット管6は、スチールで作られ、
一方、フィルター管あるいはフィルター管セクション7は、合成材料で構成され
ている。
【0033】 図4及び図5に示される実施形態において、前述の図の参照符号は、同一の要
素のために使用されている。再度、複数の通路スリット8を備え、そしてジャケ
ット管23を包囲するフィルター管7が、ドリルビット2、3と、衝撃シュー5
とに続いて配置され、ジャケット管23は、ジャケット管の剛性と抵抗とを強化
することが可能である波形あるいはリブ形状の表面を有して設けられると同時に
、フィルター管7がそれぞれの***24上に支持されることを可能にする。凹所
に、通路開口10が、再度、それぞれに設けられ、それを通ってフィルター管7
によって導入される流体は、ジャケット管23の内側に送られ、さらに、ジャケ
ット管23から送り出される。ジャケット管23は、そのうえ、下部3分の1の
部分25に延在する一部の領域に通路開口がないので、斜めに延在する穴の場合
、通路開口10を介してジャケット管23の内側への安全な流入が、上部領域に
おいて実現可能であり、一方、それがまた、岩石へのその浸透を生ずる下部領域
25からの好ましくない流出を回避する。通路開口のない外側周囲領域を有する
軸方向の母線に沿って通路開口10を配置することによって、ジャケット管23
のそれに応じる抵抗構造が、さらに、維持される。
【0034】 図1乃至図3のジャケット管6は、さらに、軸方向の母線に沿って、単に配置
される通路開口10を備えてほぼ滑らかな外側輪郭、例えば、開口10のない下
部領域を有するように構成されていることは言うまでもない。
【0035】 前述の構成に類似するフィルター領域7に続く封止要素15のほかに、図4は
、そのうえ、封止要素15の前にある任意に使用可能な包装機26を示している
。例えば、圧縮空気によって広げることが可能なこのような包装機26は、特に
、封止要素15が、単独で、全体として精密に制御されることが出来ない穿孔に
よって、そして、任意に広げられたドリル穴直径を用いて処理しない場合に、特
別の、少なくとも臨時の封止を提供する。達成されることが可能な広げられた包
装機位置は、図4に26’によって示されている。
【0036】 さらに、排液及びフィルター効果は、ドリルビット2の部分を有するドリルロ
ッド組立体4をドリル穴19から取り除いた後でさえ、ジャケット管6あるいは
23をそれぞれに包囲するフィルター管7を設けることによって維持されている
【図面の簡単な説明】
【図1】 土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液するための本発明による装置の部分
断面概略図である。
【図2】 図1の一部領域IIの拡大部分断面図を示している。
【図3】 図1の一部領域IIIの拡大部分断面図を示している。
【図4】 図1に類似の図であり、本発明による装置の変形された実施形態を示している
【図5】 図4の線V−Vについての拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,C N,CZ,HR,HU,ID,JP,KP,KR,NO ,PL,RU,SG,SI,SK,TR,US,YU, ZA (72)発明者 ベーム,カール オーストリア国、アー−4052・アンスフエ ルデン、ゾンマーラントシユトラーセ・12 Fターム(参考) 2D029 DC01 2D043 CA04 DA04 DD15 DD16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿孔、特に衝撃式穿孔あるいは回転衝撃式穿孔、によって土
    壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液する装置であって、ドリルロッド組立体
    (4)に取り付けられるドリルビット(2、3)が、ドリル穴(19)を形成し
    、ジャケット管(6、23)が、前記ドリルロッド組立体(4)あるいは前記ド
    リルビット(2、3)と連結され、前記ドリルビット(2、3)に続く領域にお
    けるジャケット管(6、23)が、前記ドリルロッド組立体(4)と前記ジャケ
    ット管(6、23)との間に形成される環状空間(9)に開口する少なくとも1
    つの通路開口(10)を有して形成されるものであって、前記ドリルビット(2
    、3)に続く端部領域における前記ジャケット管(6、23)が、特に均等に、
    外側周囲に分布して配置される複数の通路開口あるいはスリット(8)を有して
    形成される少なくとも1つのフィルター管(7)によって包囲されることを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルター管(7)が、前記ジャケット管(6)を包囲
    して、別の環状空間(9)を形成することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャケット管(6)の外側周囲と前記フィルター管(7
    )の内径との間に形成される前記環状空間(9)が、少なくとも1ミリメートル
    、特に、約1.5ミリメートルの開放通路幅を有することを特徴とする請求項2
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記環状空間(9)が、前記ジャケット管(6)と前記フィ
    ルター管(7)との間に配置されるスペーサによって、及び/又は、特に前記フ
    ィルター管(7)の端部領域に設けられている、スリーブ要素(13、14)に
    よって画定されることを特徴とする請求項2又は3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルター管(7)の外側周囲全体に、それぞれに等距
    離の通路スリット(8)が形成され、それぞれが、約0.5ミリメートルから約
    1ミリメートルの幅を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルター管(7)によって包囲されるセクションにお
    ける前記ジャケット管(6)が、特に均等に、外側周囲に分布して配置される複
    数の通路開口(10)を有して設けられ、その通路開口の開放幅が、前記フィル
    ター管(7)に形成される前記通路開口あるいはスリット(8)の開放幅を超え
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ジャケット管(6、23)の前記通路開口(10)が、
    前記ジャケット管(6、23)の軸方向母線に沿って形成され、前記外側周囲方
    向に、それぞれが、前記ジャケット管(6、23)の長手方向軸(12)に垂直
    な平面に実質的に延在していることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ジャケット管(23)が、一部の領域(24)、例えば
    その外側周囲の約3分の1の領域、には通路開口(10)がないことを特徴とす
    る請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記フィルター管(7)に面するその表面上の前記ジャケッ
    ト管(23)が、波形であるか、あるいはリブ形状の***を有して設けられ、そ
    の上に、前記フィルター管(7)が、外側周囲の少なくとも一部で支持可能であ
    ることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 封止要素(15)が、前記ドリルビット(2、3)から離
    れて面する端部上の前記フィルター管(7)から少し離れて前記ジャケット管(
    6、23)の外側周囲に設けられていることと、前記フィルター管(7)から離
    れて面する端部上の前記ジャケット管(6、23)において、充填剤、特に硬化
    懸濁剤を送出するための少なくとも1つの出口開口(21)が、前記封止要素(
    15)の付近に設けられることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 前記封止要素(15)が、前記ジャケット管(6、23)
    を環状に包囲する唇状あるいは舌状の合成要素から構成され、前記充填剤を導入
    するときに広げられることが可能であることを特徴とする請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記封止要素(15)が、80から100ショア硬さ、特
    に、90ショア硬さを有して形成されることを特徴とする請求項10又は11に
    記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記封止要素(15)が、前記フィルター管(7)に続く
    領域に設けられることを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の
    装置。
  14. 【請求項14】 前記ジャケット管(6、23)を包囲し、前記ジャケット
    管(6、23)に沿って移動することが好ましい、環状スリーブ要素(16)が
    、前記封止要素(15)と協働することを特徴とする請求項10から13のいず
    れか一項に記載の装置。
  15. 【請求項15】 包装機(26)、特に圧縮空気によって膨張可能な包装機
    が、前記封止要素(15)の直前にあるように、前記ジャケット管(23)を包
    囲することを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 吸い上げポンプ又は負圧源若しくは真空源(22)が、前
    記ドリルビット(2、3)から離れて面する端部上の前記ジャケット管(6、2
    3)に接続可能であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載
    の装置。
  17. 【請求項17】 引張り作動のもとに、それ自体既知の方法で、前記ジャケ
    ット管(6、23)が、任意にそれらの間に配置される連結要素を用いて、特に
    前記ドリルビット(2、3)上に作用する衝撃シュー(5)を用いて、前記ドリ
    ルビット(2、3)と連結されることを特徴とする請求項1から16のいずれか
    一項に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ジャケット管(6、23)が、スチールで作られ、前
    記フィルター管(7)が、合成材料で作られることを特徴とする請求項1から1
    7のいずれか一項に記載の装置。
JP2000566537A 1998-08-21 1999-08-20 土壌あるいは岩石物質に穴をあけかつ排液する装置 Withdrawn JP2002525456A (ja)

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