JP2002523564A - 新規イヌリン画分、その調製方法、及び前記イヌリン画分を含む食品 - Google Patents

新規イヌリン画分、その調製方法、及び前記イヌリン画分を含む食品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲温度における溶解性が改良されたイヌリンの新規分画を提供すること。 【解決手段】 それぞれが約340から約2288までの分子量を有する少なくとも二種類の異なる多糖類を含む、イヌリン画分を含む製品、このような製品の製造方法、及びこのようなイヌリン画分製品を含む食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願の相互参照 この出願は同時係属仮特許出願である1998年8月27日に出願された60/098,195
、及び1998年10月13日に出願された60/104,091(これらは参考として本明細書に
含まれる)に基づいて優先権を主張する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な分子量範囲を有するイヌリンを含む製品、このような製品の製
造方法、及びこのようなイヌリン製品を含む食品に関する。
【0003】
【従来の技術】
イヌリン(これはほぼ100年にわたって植物からかろうじて抽出されていた)
は化合物の多糖ファミリーに属する。イヌリンは種々の分子量又は重合度(DP)を
有する多糖の混合物を含む。一般に、イヌリンはβ1-2結合によるフルクトース
単位及びグルコース単位中の末端からなる。フルクトース単位の付加又はサブト
ラクションはイヌリンの分子量又は重合度(DP)に影響する。典型的なイヌリンの
性質が下記の表1に示される。
【0004】
【表1】
【0005】 イヌリンは種々の植物中の主要炭水化物である。表2は普通のイヌリン源及び
その中のイヌリン濃度をリストする。
【0006】
【表2】
【0007】 チコリはヨーロッパ中で広範に生育され続け、その多くの品種が収穫され、サ
ラダグリーン及びウシ飼料からフルクトースそして最近ではイヌリンに至る製品
の組み合わせへと加工される。その培養及び収穫の容易さのために、チコリは今
日のイヌリンの主たる源になっていた。 イヌリンは畑のチコリ植物に由来するので、その分子量は多くの因子、例えば
、植付けの時期、収穫の時期、ストレスの量、品種型、収穫と加工の間に経過し
た時間の量、収穫の際の損傷の量及びその他の因子に依存する。 今日、イヌリンは9のヨーロッパの国(ベルギー、デンマーク、フランス、ル
クセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、及びスイス)
及び日本の政府により食品添加物としての使用につき認可されており、その適用
が種々である。
【0008】 多くの国における食品添加物としてのイヌリンの認可にもかかわらず、イヌリ
ンの使用は、とりわけ、周囲温度、例えば、約10℃から約25℃までの温度におけ
る水中のイヌリンの制限された溶解性及び/又は混和性のために制限されていた
。 或る刊行物はチコリの根に由来するイヌリンの水中の溶解性を30℃で約3%(
%質量/容積)未満であり、また40℃で約5%(%質量/容積)未満であると報
告している。E. Berghoferら, PILOT-SCALE PRODUCTION OF INULIN FROM CHICOR
Y ROOTS AND ITS USE IN FOODSTUFFS, CROPS, Elsevier Science Publishers, B
.V., A. Fuchs(編集者), 1993 (pp. 77-84)を参照のこと。 カロリーの関心が長きにわたって米国大衆の食品の選択に重要な役割を果たし
てきており、低カロリーの食品が長年にわたって人気があった。このカテゴリー
の食品はフルクトース及び蔗糖がカロリーに影響しないで甘味を加える人工甘味
料により置換された製品により支配されていた。特に、人工甘味料、例えば、サ
ッカリン、アスパルテームそして更に最近ではスクラロースの成功が注目される
べきである。
【0009】 殆どの人工甘味料、例えば、サッカリン及びアスパルテームは蔗糖の均等用量
の甘味の180-300倍を有する。スクラロースは砂糖より600倍甘い甘味料である。
それ故、食品加工業者は明らかに人工甘味料が置換する砂糖の体積より極めて低
い体積のこれらの甘味料を彼らの低カロリー食品中に使用するであろう。乾燥商
品(例えば、焼いた製品)では、食品加工業者は人口甘味料が置換しない除去さ
れた砂糖の体積を“充満させて戻す”ように強要される。この逆充満製品が“充
填剤”と称される。充填剤は一杯以上のティースプーンの砂糖に相当する量の人
工甘味料を含むチューインガム、砂糖菓子、ベーキングミックス、ミート製品、
及びパケットを含む種々の製品中に見られる。最適の充填剤はカロリーを逆に加
えないで、又は製品コストにかなり寄与しないで砂糖の物理的特性及び化学的特
性を食品に逆にもたらすべきである。
【0010】 充填剤は下記の基準に対して評価される: 1.蔗糖、グルコース又はフルクトースよりもかなり少ないカロリー 2.全ての食品適用において蔗糖の物理的性質及び化学的性質にマッチする物理
的性質及び化学的性質 3.砂糖に匹敵する口あたり 4.唇及び舌に付着しないこと 5.歯パックからの自由(歯冠に詰まらないこと) 6.好ましくは二次的な健康上の利益の存在を示すこと 7.負の副作用がなく、しかも消費の妥当なレベルで完全に安全であること 8.乾燥製品中で、固化(caking)及び凝集(clumping)のないこと 9.湿潤製品中で、放置した場合に沈降したり、又は分別したりしないこと。
【0011】 更に詳しくは、蔗糖及びフルクトース並びにそれらの感覚刺激性を有効に置換
するために、潜在的な充填剤は下記の特性を示す必要がある。 安全性 安定性 低カロリー 最小の胃腸副作用 低コスト オフフレーバー(off-flavors)のないこと 高溶解性 低粘度 結晶性 褐色になる能力 蔗糖と同様のタンパク質/澱粉相互作用。
【0012】 その多くの利点にかかわらず、食品中の充填剤としてのイヌリンの使用の重大
な障害は周囲温度における水中のそのかなり低い溶解性である。 充填剤としてのイヌリンの使用の別の重大な障害は種々の量のグルコース及び
フルクトースの存在であり、これらはその中に自然に含まれ、またこれらはイヌ
リンの乾燥、取り扱い及び貯蔵を困難にする。イヌリンを乾燥する際に、グルコ
ース及びフルクトース(これらは吸湿性である)の存在は、大比率の高分子量イ
ヌリン(これは低分子量イヌリン化合物よりも容易に乾燥する)がない限り、乾
燥プロセスを妨害する。乾燥後でさえも、グルコース及びフルクトースの吸湿性
は水分を製品に再導入する傾向がある。 乾燥イヌリン製品の場合、グルコース及びフルクトースの吸湿活性によって望
ましくない固化及び凝集が生じる傾向がある。固化及び凝集のために、グルコー
ス及びフルクトースを含む乾燥イヌリン製品は取り扱い、貯蔵及びブレンドが困
難である。
【0013】 加えて、従来の人工甘味料と一緒に充填剤として使用された殆どのイヌリン製
品はかなりの量のフルクトース及びグルコースを含み、また高分子量イヌリン化
合物、例えば、2288より上の分子量のイヌリン化合物を含んでいた。このような
イヌリン製品が口により食される場合、体温で唾液中のこのような高分子量イヌ
リンの不溶性により生じた、口中の粘着性の硬質物質の形成がある。この粘着性
物質が唇及び舌に付着することがあり、また消費者の歯冠に詰まることがある。
或る場合には、粘着性物質が口中に固い不溶性塊を形成し、これらを分解するた
めに噛み砕かなければならない。
【0014】 液状のイヌリン製品の場合、高分子量イヌリン画分が放置後に“沈降”し、ま
た分別する傾向があり、これが満足な液体製品を提供することを困難にしていた
。 イヌリンは脆いポリマーである多糖を含み、これらは古典的な従来の方法によ
り抽出し難い。欧州特許第787745号は古典的なビート抽出を使用し、次いで限外
濾過によりイヌリンに富む抽出液を清澄化するキクイモからのイヌリンの一つの
抽出方法を示す。シルバーの米国特許第5,456,893号はイヌリンを分解せず、ま
たはイヌリンを分解させる様式でイヌリンを抽出するための方法及び装置を開示
している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
それ故、本発明の目的は食品中の使用のために改良された性質、特に、周囲温
度における改良された溶解性を有するイヌリンの新規画分を設計することである
。 本発明の更に別の目的は低下した吸湿性を特徴とするイヌリンの新規画分を提
供することである。 本発明の別の目的は固化及び凝集の傾向のない充填剤として使用し得るイヌリ
ンの画分を設計することである。 本発明の更に別の目的は口中に望ましくない粘着性物質を形成しないで充填剤
として使用し得るイヌリンの画分を設計することである。 本発明の更に別の目的は粘着性の凝集物又は塊を形成しないで水と混合し得る
充填剤として使用し得るイヌリンの画分を設計することである。 本発明の別の目的は放置後に分別又は沈降する傾向が減少したイヌリンを含む
水をベースとする製品を設計することである。 本発明の更に別の目的は周囲温度における改良された水溶性及び/又は水混和
性を有する望ましい画分にイヌリンを分離するための新規方法を提供することで
ある。 本発明のその他の目的は以下の記載及び添付図面から明らかであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的に従って、夫々が約2288以下の範囲の異なる分子量を有する少な
くとも2種、好ましくは少なくとも3種、望ましくは4種の異なる多糖を含むイ
ヌリンの新規画分(前記画分は25質量%未満の2288より上の分子量を有する多糖
を有する)は改良された水溶性及び/又は水混和性を示すことが見出された。約
340から約2288までの範囲、好ましくは約480から約2288までの範囲の分子量を有
するイヌリン部分は、特にこのような画分が充填剤、例えば、少なくとも一種の
人工甘味料と組み合わせて充填剤として使用される場合に予期しない利益を有す
る。 本発明の新規イヌリン画分は好ましくは約25質量%未満、望ましくは約20質量
%未満、最も望ましくは約15質量%未満の2288より上の分子量を有するイヌリン
化合物を含む(特に示さない限り、本明細書に使用される全ての%は乾燥質量基
準による)。以上の新規イヌリン画分は周囲温度、例えば、約10℃〜約25℃まで
の温度で改良された水溶性及び/又は水混和性を有する。 本発明の新規イヌリン画分はイヌリンの多くの源、例えば、チコリの根、キク
イモ、ダリアの塊茎等(上記表2を参照のこと)の一種以上から調製し得る。以
下の記載はチコリの根に由来する画分の調製を記載するが、本発明の方法はイヌ
リンを含むその他の植物に同様に適用し得ることが理解される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面の図1を参照すると、チコリの根を最初に10で洗浄し、次いで11で細分す
る。細分によってチコリは小さくなり、好ましくは約0.24cmよりも薄くない厚さ
の小片になる。当業界で公知であるように、種々の装置の種々の片がチコリを細
断又は切断するのに使用し得る。 細分後に、チコリを12で示されるような抽出器、好ましくはシルバーの米国特
許第5,456,893号に示された型の抽出器に導入する。その他の抽出系、例えば、
プレスによる抽出を使用してもよい。 抽出後に、イヌリンに富む抽出液(水、又は水をベースとする液体)をサージ
タンク19中に集め、浄化型遠心分離機20に連続的にポンプ輸送し、そこで粒子、
懸濁土壌、及び固体が廃棄物又は動物飼料副生物として分離される。
【0018】 次いでイヌリンに富んだ抽出液を低温殺菌フィードタンク及び系に配送し、21
で低温殺菌する。低温殺菌の目的は存在するあらゆる細菌を死滅させ、更なる酵
素活性を停止するために酵素を変性することである。本発明の方法において、抽
出液を、タンパク質を凝固するのに十分に高い温度及び圧力に加熱することが好
ましく、その結果、それらは濾過又は遠心分離によりイヌリンから分離し得る。
以上の目的を達成する好適な低温殺菌工程、例えば、103.4cmのHgの如き高圧で
5〜9分にわたって約107℃に加熱することはいずれも満足すべきものである。 低温殺菌したイヌリンをイヌリンの熱分解を最小にし、それにより収率を増大
するために22に示されるように低温殺菌後直ちに冷却することが好ましい。 低温殺菌後に、イヌリンに富む液体を、23で示すように、清澄化して凝固タン
パク質を除去する。あらゆる好適な清澄化装置、フィルター、又は遠心分離機が
使用し得るが、イヌリンの収率を最大にするために遠心分離機を使用することが
好ましい。24に示すように、加熱処理したタンパク質及び懸濁固形物がイヌリン
流から副生物として除去される。
【0019】 23における凝固タンパク質の殆どの除去に次いで、イヌリンに富む液体を胞子
及び熱低温殺菌方法で死滅しなかった細菌の除去のために25で低温殺菌する。10
00Åの限外濾過フィルターがこの目的に好ましい。一部の保持体(retentate)
が25の保持体から1000Åを超える物質を除去するためにフィルター、又は遠心分
離機23中に逆に循環されるべきである。 低温殺菌方法25の透過物(permeate)が順にタンク30a、タンク30b等又は遠心
分離機に送られる。ここで、イヌリンに富む液体は、夫々が主として異なる分子
量のイヌリンを含む、画分に分離される。本発明によれば、イヌリン化合物が2
種の画分、2288以下の分子量を有する一種の画分及び2288を越える分子量を有す
るイヌリン化合物に分離される。30a及び30bに言及して、分離は沈降タンクによ
り行なわれてもよい。
【0020】 イヌリンに富む水抽出媒体を30aで第一沈降タンクに導入し、高分子量イヌリ
ンを沈降させる時間の期間、通常少なくとも約5時間、好ましくは少なくとも約
10時間、望ましくは少なくとも約20時間、通常約24-48時間にわたって好ましく
は約0℃〜約7℃、最も好ましくは約0℃〜1℃の温度に保つ。液体媒体を第一
沈降タンク30aから別のタンク31にデカントする。 第一タンク30aからデカントした液体媒体は少なくとも約75質量%、好ましく
は少なくとも約80質量%の2288以下の分子量を有する多糖を含むイヌリンに富む
水である。 本発明の発見の一つはイヌリンに富む水が2種の画分:少なくとも約75質量%
の約2288以下の分子量を有する多糖を含む一種の画分、画分Aと、約2450以上の
分子量を有するイヌリンの第二画分、画分Mに分離し得ることである。
【0021】 本発明の別の発見は画分Aが食品及び充填剤としての食品ブレンドに高度に望
ましい性質を有することである。画分Aを以下に詳述するように加工し、精製し
得る。 第一沈降タンク30a中の沈殿画分Mを最初に洗浄し、次いで副生物として除去
する。低分子量多糖を含む洗浄液をまたタンク31に導入する。 沈降タンクは少なくとも5時間にわたるイヌリンの放置を必要とするので、沈
降時間を節約し、かつ生産を増大するために、幾つかのこのような沈降タンクを
上記のように使用して同じ機能を果たすことが好ましい。示されたように、30b
は同じ機能を果たすために30aと並行する別のタンクである。その他のタンク(3
0c、30d、等;示されていない)をタンク30a及び30bと並行に使用してもよい。
【0022】 上記の本明細書の分離は沈降タンク中で行なわれるが、分離が遠心分離により
行なわれることがまた意図されている。 遠心分離の方法において、イヌリンがタンク30a及び30bの沈降重力の1500-15,
000倍大きい高重力により極めて迅速に濃縮される。こうして、遠心分離はプロ
セス時間を短縮し、また細菌感染の機会を減少するという利益を有する。 更に、冷却遠心分離機が開発されており、この場合、イヌリンに富む水の温度
が画分Aとして調節され、画分Mが遠心分離中に生成する。 次いで画分Aが処理されてチコリのにがい味をイヌリンに富んだ水から除去し
得る。32に示されたような活性炭処理がこの目的に満足に作用する。しかしなが
ら、実質的な量の脆い多糖を分解しないあらゆる技術がにがい風味を除去するの
に使用し得る。
【0023】 タンク31から、イヌリンに富んだ上澄水をカーボンカラム32に導入し、そこで
色及びチコリ中にあるにがい風味を除去する。次いで上澄をイオン交換カラム34
に通してもよい。イオン交換カラム中で、種々の痕跡元素、例えば、カルシウム
、リン、カリウム及び鉄が除去される。この工程は任意である。何とならば、ミ
ネラルを最終製品中に保持することが望ましいかもしれないからである。 カーボンカラム32とイオン交換カラム34の間に、フィルター33が配置されてカ
ーボン微粉(これらはイヌリンに富んだ上澄の流れ中に運ばれることがあり、ま
たイオン交換カラムの樹脂を汚染するであろう)を濾過する。5ミクロンメッシ
ュがこのフィルターに満足であることがわかったが、その他のサイズが好適であ
り得る。これらのカラムから、今精製されたイヌリンに富んだ上澄が5%〜15%
固形分の濃度できれいな半透明の液体として現れ、次いでタンク35(図1の下部
、及び図2の上部を参照のこと)に導入される。
【0024】 図2を参照して、タンク35から、イヌリンに富んだ上澄をタンク#1、41にフ
ルマークまでポンプ輸送する。次いでナノフィルター#1、42を運転する。 タンク41から、物質がナノフィルターNo.1、42を通り抜ける。このフィルタ
ーはフルクトース及びグルコースをイヌリンから除去するように製造された膜を
使用し、分子量が主として340から2288分子量までの範囲であるイヌリン製品の
最初の分離を行なう。このフィルターからの濃縮液を濃縮器43に供給し、そこで
濃縮液を乾燥機44に供給するのに十分な程度まで濃縮し、乾燥機でそれを乾燥し
てフルクトース及びグルコース(並びにその他の単糖)を実質的に含まないイヌ
リン画分とすることができる。次いで乾燥イヌリンを乾燥イヌリンびん45中で貯
蔵する。本発明のイヌリン画分は約0.75質量%未満、望ましくは約0.5質量%未
満の単糖を含むことが好ましい。単糖は吸湿性であり、イヌリン画分を固化及び
凝集させる傾向があり、単糖の量の減少は望ましくない性質を軽減する。
【0025】 別の製品流は乾燥機44をバイパスして第二濃縮器46に入ってもよく、そこで所
望の固体対液体比に濃縮し、次いで液体イヌリンタンク47中で貯蔵する。 タンクNo.2、51から現れる第二流はナノフィルターNo.2、52にポンプ輸送す
ることにより処理し得る。このフィルター中に、蔗糖だけでなくフルクトース及
びグルコースを除去する膜が用意され、分子量が480から2288までの範囲である
濃縮液が得られる。このフィルターからの濃縮液を濃縮器53に供給し、そこで濃
縮液を乾燥機54に供給するのに十分な程度まで濃縮し、乾燥機で乾燥してフルク
トース、グルコース、及び蔗糖を実質的に含まないイヌリン画分にすることがで
きる。製品を乾燥イヌリンびん55中で貯蔵する。別の製品流は乾燥機54をバイパ
スして濃縮器56に入ってもよく、そこでそれを所望の固体対液体比に濃縮し、次
いで液体タンク57中で貯蔵し、又はびんに詰める。主として480から2288までの
分子量を有するイヌリンを含む乾燥製品又は液体製品が現れる。
【0026】 イヌリンの別の画分をタンク31から採取し、カーボンカラム32及びイオン交換
34を通ってタンク41を通って濃縮器46に直接送り、ここで所望の固体対液体比ま
で濃縮して2288までの分子量を有する完成液体イヌリンを製造することができる
。イヌリンのこれらの製品の夫々が食品及び食品ブレンドにおける特別の用途に
使用し得る。 沈降タンクに代えて、遠心分離機が2288分子量より上である高分子量イヌリン
を2288以下の分子量のイヌリンから分離するのに使用し得る。使用した濃度及び
Gsの数に応じて、イヌリンの異なる画分を分離し得る。これは殆どの製品の分子
量の範囲の大きい融通性を与える。 本発明の好ましい方法が以下の実施例により最善に簡単に説明し得る。
【0027】
【実施例】
実施例1 A.抽出 チコリ塊茎を洗浄し、プッシュ・スライサーで約0.24cmより薄くない厚さのサ
イズに切断し、次いで米国特許第5,456,893号の図2及び3に示された型の傾斜
拡散装置に導入した。 井戸水を5.5〜7.0のpHで傾斜拡散装置中で液体抽出媒体として使用した。傾斜
拡散装置中で、水を大気圧で70℃〜80℃の温度に加熱した。スライスしたチコリ
固形物を傾斜拡散装置の下端に導入し、チコリからのイヌリンの抽出のための加
熱水の流れに向流で移動した。米国特許第5,456,893号の傾斜拡散装置中のチコ
リ固形物の滞留時間は約20分から1時間までであった。
【0028】 B.低温殺菌及び清澄化 傾斜拡散装置からのイヌリンに富む抽出水を容器中に集め、次いで3600RPMで
回転するプッシャー型清澄化遠心分離機にポンプ輸送した。懸濁した固形物粒子
及びパルプを遠心分離機中で除去した。次いで浄化されたイヌリンに富む抽出水
が重力により遠心分離機から低温殺菌タンク、スチームジャケット付きの丸いタ
ンクに流れた。このタンク中で、清澄化した(パルプを含まない)イヌリンに富
む抽出水を、細菌を死滅させ、存在するタンパク質粒子を凝固させ、酵素を変性
するために、大気圧で約15分間にわたって6.8kgの排出スチームにより91℃〜93
℃に加熱した。低温殺菌タンクから、イヌリンに富む水をフィードタンクにポン
プ輸送してフィルターに供給し、凝固タンパク質、不溶性粒子、及び細菌をイヌ
リンに富む水から分離した。
【0029】 低温殺菌したイヌリンに富む水をU.S.フィルター・メンブラロックスユニット
中の1000Åセラミックフィルターに通した。この濾過により透過物から1000Åを
超えるサイズの細菌及び実質的に全ての不溶性粒子を除去した。濾過したイヌリ
ンに富む水である透過物を更なる加工のためのタンク中に集めた。 メンブラロックスフィルター中の濃縮液の約2/3がフィルター中で循環し、容
積で約1/3の濃縮液が低温殺菌装置の先に置いた清澄化遠心分離機に流出した。
この様式により、メンブラロックスフィルター中の濃縮液の固体含量をかなり低
い値に維持し、メンブラロックスのフィルター素子の目詰まりを最小にした。
【0030】 C.異なる分子量画分へのイヌリンの分離 1000Åサイズのフィルターによる低温殺菌後に、イヌリンジュースを冷却した
保持カラムに誘導し、1℃〜5℃の範囲に冷却する。 イヌリンに富む水抽出媒体を、夫々が主として異なる分子量のイヌリンを含む
2種の画分に分離した。 保持カラム中で、冷却された重い分子量のイヌリンが溶液から外観上コロイド
形態になり、これがカラムの下部に沈降する。母液のRdS(リフラクトメーター
乾燥物質)が高い程、重い分子量のイヌリンがコロイド状態の外観に迅速になる
。また、更に迅速な冷却が重い分子量のイヌリンから懸濁イヌリンの外観上のコ
ロイド状態への形成を加速する。 時間(約24時間)及び静止条件(及び少なくとも約5%、好ましくは少なくと
も10%(w/v)、望ましくは少なくとも約15%(w/v)(%は水100ml当りのイヌリン
のグラム数を表す)の固体含量)により、懸濁イヌリンが保持カラムの下部に沈
降する。次いで残っている上澄液を上部からサイフォンで抜き出し、カーボンフ
ィルターを通し、濃縮し、びん詰めし、缶詰めし、若しくは充填剤(即ち、蔗糖
代替物)シロップとして凍結し、又は乾燥のために更に加工してもよい。
【0031】 次いで残りのコロイド外観のイヌリンを“洗浄カラム”にポンプ輸送し、又は
保持カラム中の適所で蒸留水、脱イオン水、又はオゾン化水で洗浄してもよい。
最も簡単な形態では、洗浄水を同じ空間を空けて配置した非クロッギング水分配
器を通って保持カラムの下部に導入する。水は保持カラム及び/又は洗浄カラム
の断面にわたって均等に水を分配器中を上に供給するのに十分な水頭をその背後
に有する。その背後の水頭のために、また導入された洗浄水の低密度のために、
洗浄水が沈殿イヌリンのカラムを一様に上昇し、保持カラムの上部に向かって砂
糖及び軽分子量イヌリンを洗浄する。重分子量イヌリンはその大きい質量のため
にカラムの下部に向かって徐々に沈み、こうして沈む重分子量イヌリンが低分子
量イヌリンを上向きに押しやるにつれてイヌリンを分子量により分離する傾向が
ある。 脱イオン水7.6リットルによる沈殿イヌリンの46cm(7.6リットル)の1.8メー
トルの洗浄カラム中の1回の洗浄後に、結果が表3に示される。洗浄に使用した
水は約21℃であった。カラムを約7℃で30時間放置した。
【0032】
【表3】 沈殿イヌリンの最初の洗浄 (全ての%は乾燥質量基準による)
【0033】 分子量によるイヌリンの分離を増大するために、2回、3回及び更には4回の
洗浄が分離に許される長い時間、洗浄水の低温(0.6℃まで低下)、高い洗浄カ
ラム、及び洗浄間の洗浄カラム中にある物質の低温(2℃に低下)とともに使用
されてもよい。夫々の洗浄後に、若干の着色物質(望ましくはコロイドイヌリン
ではない)を含んでもよい上澄をサイフォンで抜き出し、所望により脱色のため
のカーボンカラムに通し、所望により濃縮し、充填剤としてのイヌリンの適用の
ためにシロップとして包装する。 外観上コロイドのイヌリンの洗浄において、明らかな洗浄水が2℃〜7℃に保
たれ、洗浄カラムが2℃〜7℃に保たれる限り、外観上コロイドのイヌリンの非
常に少量を再度溶解する。コロイドのイヌリンの溶解性とそれの周囲の液体の温
度の間に直接の相関関係がある。また、周囲の液体中のイヌリンの濃度と重分子
量イヌリンのその中の溶解性の間に逆の相関関係がある。洗浄水の容積がイヌリ
ンコロイドの1容積当り1容積未満に制限され、方法中の温度が低く保たれる場
合、少量のコロイドのイヌリンが再度溶解される。十分な時間が与えられる場合
、洗浄水がクリアーカットライン(それより下は不透明な白色のイヌリンの外観
上のコロイドである)より上に透明かつ時折暗色の上澄を生成する。
【0034】 上澄が清澄になった後でそれをサイフォンで抜き出し、次いでそれぞれ洗浄及
び処理し、着色物の除去が必要な場合はカーボンカラムを通し、かつ濃縮する(
逆浸透圧又は真空蒸発による)。 重分子量イヌリンが下部に沈降するにつれて、沈殿懸濁イヌリンがカラム中に
残されて濃厚になる。このイヌリンは沈降イヌリンの構成に応じてカラムからサ
イフォンで抜き出し、排出し、又はくみ出してもよい。 重分子量イヌリンを上澄中のフルクトース及びグルコースから更に明らかに分
離するために、上澄をフィルター、好ましくはU.S.フィルターハウジング中に取
り付けられたシンダー(ブランド)特別限外濾過膜に流す。例えば、濃厚液のサ
ンプルCが表4に示される。サンプルDは分離が突出フィルター膜で行なわれる
方法を示す。
【0035】
【表4】 最終イヌリン製品の分子量特性 (全ての%は乾燥質量基準による) 必要により、多くの二糖を除去するために濃厚液をクロマトグラフィー分離カ
ラムに通してもよい。
【0036】 実施例2 抽出を実施例1と同じに行なう。また、上澄液を沈降タンクからデカントする
ことに代えて、沈殿及び上澄液を冷却しながら好ましくは約0℃〜約7℃の範囲
に冷却した遠心分離機に導入すること以外は、異なる分子量への分離を実施例1
のように行なう。遠心分離機を運転して沈殿を上澄み液から分離する。それ以外
に、実施例2の工程は実施例1の工程に従う。 本発明のイヌリンの新規画分は周囲温度で水中の改良された溶解性を有する。
本発明のイヌリン画分は約10℃から約25℃までの範囲の温度で水100ml当り少な
くとも約5g(>0.05w/v)、好ましくは水100ml当り少なくとも約10g(>0.1w/v)、望
ましくは水100ml当り少なくとも約20g(>0.2%w/v)の量で水に可溶性である。水
溶性は水に溶解し得ることを意味する。
【0037】 本明細書に使用される混和性という用語は水に溶解される点より上でイヌリン
が水と混合する能力を意味する。 本発明のイヌリン画分は22℃で例えば約40g/100mlより上の量で水と混合した
時に水混和性の一例として本明細書に特性決定される曇りを示す。イヌリン画分
の多くを水に添加するにつれて、曇りが更に不透明になる。 本発明の方法により製造されたイヌリンの新規画分は約340から約2288までの
範囲、好ましくは約480から約2288までの範囲の分子量を有する多糖、水溶性で
ある多糖である。それ故、本発明の新規イヌリン画分はその他の食品、特にその
他の水溶性食品との混合、又は人工甘味料との混合に特に有益である。
【0038】 人工甘味料はあらゆる甘味料を意味し、合成化合物であるか天然産物質から誘
導する甘味料であるかを問わず、例えば、蔗糖、グルコース、フルクトース及び
ラクトース以外のヒトにより安全に摂取される植物成分から誘導する甘味料であ
る。本明細書に特定される人工甘味料の例として、アスパルタン、サッカリン、
スクラロース(“スプレンダ”(登録商標))、アセスルフェームカリウム(“
スネット”(登録商標))、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マル
トース及びマルチトールが挙げられる。以上の人工甘味料の組み合わせを単独で
使用してもよく、本発明のイヌリン画分と混合し、また組み合わせてもよい。 或る場合には、一種以上の蔗糖、グルコース、フルクトースもしくはラクトー
ス糖単独又は一種以上の人工甘味料と組み合わせて、また本発明のイヌリン画分
との組み合わせが望ましいこともある。このような組み合わせはカロリー含量を
減少させ、同時にイヌリン画分の存在による利益を減少させる。
【0039】 本明細書に記載された発明の利益は多い。新規イヌリン画分の顆粒形態では、
製品の吸湿性が低下する。また、水に溶解させる場合、顆粒製品は更に容易に溶
解され、沈降する不溶性化合物を生成する傾向が低減される。本発明の新規画分
は人工甘味料との混合に理想的な充填剤となる。 顆粒形態にあるイヌリンの新規画分の吸湿性が低いことのために、本発明のイ
ヌリン画分は貯蔵後に固化又は塊状化する傾向が低減する。固化又は塊状化のな
いことは、特に製品が人工甘味料と混合して使用される場合、即時溶解性が高度
に望ましい製品に重要である。
【0040】 本発明のイヌリン画分は改良された口あたりを有し、いくつかのその他のイヌ
リン製品の特徴である望ましくない粘着性物質を口中で生成しない。 水と混合する場合、本発明のイヌリン画分は粘着性塊又は凝集塊を生成する傾
向が軽減する。また、本発明のイヌリン画分は放置後に水から沈降する傾向が減
少する。 好ましいイヌリン画分は実質的に蔗糖を排除する分子量約480から2288までの
分子量範囲を有する多糖を含み、例えば、二糖(例えば、蔗糖)が2質量%より
少なく、好ましくは1質量%より少ない。この特定の画分は健康に関心がある大
衆への特別な適用を有する。我々の人口中の肥満の増大のために食事から蔗糖を
排除することに対する関心が増えている。更に、糖尿病人口が蔗糖をその食事か
ら排除することを必ず必要とする。それ故、この特別な新規画分は我々の健康に
関心がある大衆の要望、及び要求を満たすのに特別な利益を有する。
【0041】 本発明の好ましい実施態様は充填剤としての本発明の少なくとも一種のイヌリ
ン画分と一緒に、一杯、2杯、又はそれ以上のティースプーンの蔗糖の甘味に等
しい量の少なくとも一種の人工甘味料を含む小さいパケットの形態である。 本発明の方法は多くの利点を有する。特に、その方法は過度のコストを必要と
しないで行ない得る。また、その方法は従来商用された操作よりも高価ではなく
、しかも更に一貫した製品を与える。本発明のイヌリンの新規画分は熱安定性で
あり、それによりベーキング商品に有益である。また、人工甘味料スクラロース
は熱安定性であり、それ故、スクラロースと本発明の新規画分の混合物が蔗糖に
代えて調理及びベーキングに使用し得る。 本発明の多くの更なる利点及び利益が当業者に明らかであろう。加えて、当業
者に明らかであるように、本発明の精神及び範囲から変化しないで製品及び方法
についてなし得る多くの改良及び変化がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の好ましい方法を示す工程系統図を示す。
【図2】は本発明の好ましい方法を示す工程系統図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW Fターム(参考) 4B018 LB01 MD29 MD32 MD33 MD48 ME01 ME03 MF01 MF04 MF06 4B047 LB03 LG17 LG25 LG26 LG37 LP01 4C090 AA01 AA04 BA43 BB15 BB34 BB52 BC10 BD05 BD37 CA10 CA14 DA27

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が約340から約2288までの範囲の異なる分子量を有する
    少なくとも2種の異なる多糖を含む、吸湿性が低くかつ周囲温度における水溶性
    及び/又は水混和性が改良されたイヌリンの新規画分であって、前記イヌリン画
    分が約0.75質量%未満の単糖、及び約25質量%未満の2288より上の分子量を有す
    る多糖を含むことを特徴とするイヌリンの新規画分。
  2. 【請求項2】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約5gの溶解性を有す
    る請求項1記載のイヌリンの画分。
  3. 【請求項3】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約10gの溶解性を有す
    る請求項1記載のイヌリンの画分。
  4. 【請求項4】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約20gの溶解性を有す
    る請求項1記載のイヌリンの画分。
  5. 【請求項5】 約340から約2288までの分子量を有する少なくとも3種の異
    なる多糖を含む請求項1、2、3又は4記載のイヌリンの画分。
  6. 【請求項6】 約340から約2288までの分子量を有する少なくとも4種の異
    なる多糖を含む請求項1、2、3又は4記載のイヌリンの画分。
  7. 【請求項7】 約0.5質量%未満の単糖を含む請求項1、2、3、4、5、
    又は6記載のイヌリンの画分。
  8. 【請求項8】 約20質量%未満の2288より上の分子量を有する多糖を含む請
    求項1、2、3、4、5又は6記載のイヌリンの画分。
  9. 【請求項9】 夫々が約480から約2288までの範囲の異なる分子量を有する
    少なくとも2種の異なる多糖を含む、吸湿性が低くかつ周囲温度における水溶性
    及び/又は水混和性が改良されたイヌリンの新規画分であって、前記イヌリン画
    分が約0.75質量%未満の単糖、約2質量%未満の二糖、及び約25質量%未満の22
    88より上の分子量を有する多糖を含むことを特徴とするイヌリンの新規画分。
  10. 【請求項10】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約5gの溶解性を有
    する請求項9記載のイヌリンの画分。
  11. 【請求項11】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約10gの溶解性を有
    する請求項9記載のイヌリンの画分。
  12. 【請求項12】 約10℃〜25℃で水100ml当り少なくとも約20gの溶解性を有
    する請求項9記載のイヌリンの画分。
  13. 【請求項13】 約480から約2288までの分子量を有する少なくとも3種の
    異なる多糖を含む請求項9、10、11又は12記載のイヌリンの画分。
  14. 【請求項14】 約480から約2288までの分子量を有する少なくとも4種の
    異なる多糖を含む請求項9、10、11又は12記載のイヌリンの画分。
  15. 【請求項15】 約1.5質量%未満の二糖を含む請求項9、10、11、1
    2、13、又は14記載のイヌリンの画分。
  16. 【請求項16】 約1質量%未満の二糖を含む請求項9、10、11、12
    、13、又は14記載のイヌリンの画分。
  17. 【請求項17】 約20質量%未満の2288より上の分子量を有するイヌリンを
    含む請求項9、10、11、12、13、又は14記載のイヌリンの画分。
  18. 【請求項18】 少なくとも一種の人工甘味料と、少なくとも75質量%の22
    88未満の範囲の分子量を有する多糖を含むイヌリンの画分とを含むことを特徴と
    する新規食品。
  19. 【請求項19】 約0.75質量%未満の単糖を含む請求項18記載の新規食品
  20. 【請求項20】 人工甘味料がアスパルタンである請求項18記載の新規食
    品。
  21. 【請求項21】 人工甘味料がスクラロースを含む請求項18記載の新規食
    品。
  22. 【請求項22】 人工甘味料をキシリトール、ソルビトール、マンニトール
    、及びマルチトールからなるクラスの一種以上から選択する請求項18記載の新
    規食品。
  23. 【請求項23】 少なくとも一種の人工甘味料と、少なくとも75質量%の22
    88未満の範囲の分子量を有する多糖を含むイヌリンの画分とを含む新規食品であ
    って、前記イヌリン画分が約2質量%未満の二糖を含むことを特徴とする新規食
    品。
  24. 【請求項24】 約0.75質量%未満の二糖を含む請求項23記載の新規食品
  25. 【請求項25】 人工甘味料がアスパルタンである請求項23又は24記載
    の新規食品。
  26. 【請求項26】 人工甘味料がスクラロースを含む請求項23又は24記載
    の新規食品。
  27. 【請求項27】 人工甘味料をキシリトール、ソルビトール、マンニトール
    、及びマルチトールからなるクラスの一種以上から選択する請求項23又は24
    記載の新規食品。
  28. 【請求項28】 少なくとも一種の人工甘味料とイヌリンの画分とを含む顆
    粒状甘味料であって、前記少なくとも一種のイヌリン画分が少なくとも75質量%
    の約1243未満の範囲の分子量を有する少なくとも2種の異なる多糖を含み、前記
    少なくとも一種のイヌリン画分が約0.75質量%未満の単糖を含むことを特徴とす
    る顆粒状甘味料。
  29. 【請求項29】 20質量%未満の2288より上の分子量を有する多糖を含む請
    求項28記載の顆粒状甘味料。
  30. 【請求項30】 少なくとも一種の人工甘味料とイヌリンの画分とを含む顆
    粒状甘味料であって、前記イヌリン画分が少なくとも75質量%の約2288以下の範
    囲の分子量を有する多糖を含み、前記イヌリン画分が約0.75質量%未満の単糖、
    及び約2質量%未満の二糖を含むことを特徴とする顆粒状甘味料。
  31. 【請求項31】 人工甘味料がアスパルタンを含む請求項28、29又は3
    0記載の顆粒状甘味料。
  32. 【請求項32】 人工甘味料がスクラロースを含む請求項28、29又は3
    0記載の顆粒状甘味料。
  33. 【請求項33】 人工甘味料がサッカリンを含む請求項28又は29記載の
    顆粒状甘味料。
  34. 【請求項34】 人工甘味料をキシリトール、ソルビトール、マンニトール
    、及びマルチトールからなるクラスの一種以上から選択する請求項28、29又
    は30記載の顆粒状甘味料。
  35. 【請求項35】 水、少なくとも一種の甘味料及びイヌリンの画分を含む新
    規液状食品であって、イヌリンの前記画分が少なくとも75質量%の約2288以下の
    範囲の分子量を有する多糖を含むことを特徴とする新規液体食品。
  36. 【請求項36】 人工甘味料がアスパルタンを含む請求項35記載の液状食
    品。
  37. 【請求項37】 甘味料がグルコース及び/又はフルクトースを含む請求項
    35記載の液体食品。
  38. 【請求項38】 甘味料が蔗糖を含む請求項35記載の液状食品。
  39. 【請求項39】 人工甘味料がスクラロースを含む請求項35記載の液状食
    品。
  40. 【請求項40】 人工甘味料をキシリトール、ソルビトール、マンニトール
    、及びマルチトールからなるクラスの一種以上から選択する請求項35記載の液
    状食品。
  41. 【請求項41】 a)イヌリンを含む根、塊茎、又は球根の植物物質を細分し、 b)イヌリンを前記細分された植物物質から水で抽出し、そして c)前記抽出操作からイヌリンに富む抽出水を少なくとも約75質量%の約2288以
    下の分子量を有する多糖を含む画分に分離し、前記分離操作が前記イヌリンに富
    む抽出水を少なくとも一つの沈降タンクに導入し、高分子量多糖を水溶性低分子
    量多糖から分離し、その間に前記イヌリンに富む水を前記タンク中で約0℃から
    約7℃までの温度に維持し、そして d)イヌリンの水溶性画分を高分子量イヌリン画分から分離することを特徴とす
    るイヌリンの新規水溶性画分の調製方法。
  42. 【請求項42】 水溶性イヌリン画分を膜に通して単糖を除去することを更
    に含む請求項41記載の方法。
  43. 【請求項43】 水溶性イヌリン画分を膜に通して二糖を除去することを更
    に含む請求項42記載の方法。
  44. 【請求項44】 イヌリンを有する植物物質がチコリの根を含む請求項41
    、42又は43記載の方法。
  45. 【請求項45】 イヌリンに富む抽出水の前記画分を更に処理してチコリの
    根の特徴的なにがい風味を除去する請求項41、42又は43記載の方法。
  46. 【請求項46】 イヌリンを有する植物物質がキクイモの塊茎を含む請求項
    41、42又は43記載の方法。
  47. 【請求項47】 イヌリンを有する植物物質がダリアの塊茎を含む請求項4
    1、42又は43記載の方法。
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