JP2002521409A - カルボン酸/カルボキシレートコポリマー、及び可視粒子を含むヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

カルボン酸/カルボキシレートコポリマー、及び可視粒子を含むヘアコンディショニング組成物

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Abstract

(57)【要約】 (1)カルボン酸/カルボキシレートコポリマー、(2)可視粒子;及び(3)水性キャリアを含むヘアコンディショニング組成物が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の分野] 本発明はカルボン酸/カルボキシレートコポリマー及び可視粒子を含んでいる
ヘアコンディショニング組成物に関する。
【0002】 [背景] ヒトの毛髪は周囲環境と接触しているためや頭皮から分泌される皮脂によって
次第に汚れる。毛髪が汚れると、毛髪は汚いか又は油っぽい感触を示しそして魅
力のない外観を示すようになる。毛髪の汚れは定期的にシャンプーしなければな
らない。
【0003】 シャンプーは、過剰の汚れや皮脂を除去することによって毛髪を清潔にする。
しかしながら、シャンプーは毛髪を湿って、もつれてそして一般的には扱いにく
い状態のままにする可能性がある。毛髪が一旦乾くと、毛髪の天然油分や他の天
然コンディショニング及び保湿構成成分が除去されるため、毛髪はしばしば湿り
気がないか、ざらざらするか、光沢がないか又は細かく縮れた状態のままになる
。毛髪は更に、乾燥に伴って静電気値が上昇したままになり、そしてこの静電気
は櫛通りを妨げ、その結果通常「とびはね髪」と呼称される状態になるか、又は
特に、長髪では、望ましくない「枝毛」現象の一因となる可能性がある。
【0004】 これらのシャンプー後の問題を緩和するために多様な試みが展開されてきた。
これらの試みは、リーブ・オン製品やリンス・オフ製品のようなヘアコンディシ
ョナーのシャンプー後の塗布から単一製品によって洗浄とコンディショニングの
両方を行おうとするヘアコンディショニングシャンプーまでの範囲に及んでいる
。消費者の中にはコンディショナーを含んでいるシャンプーの気軽さや便利さを
好む者もいるが、かなりの割合の消費者はシャンプーとは別の段階、通常はシャ
ンプーの後に続く段階として毛髪に適用される一層慣用のコンディショナー処方
品を好んでいる。慣用のコンディショナー処方品を好むような消費者は、比較的
より高いコンディショニング効果又は毛髪の状態若しくは毛髪の部分に依ってコ
ンディショニングの量を変えることの便利さを重んじている。
【0005】 コンディショニング処方品はリーブ・オン製品又はリンス・オフ製品の形態で
あることができ、そしてエマルション、クリーム、ジェル、スプレー及びムース
の形態であることができる。クリーム、ジェル及びムース形態の製品は、消費者
がその製品の量や配分を容易に調節できる点で適している。このため、これらの
製品はリーブ・オン製品に特に適している。
【0006】 美的な利点を有するリーブ・オン製品は消費者に好まれる。はっきりとした可
視粒子を包含する透明な又はほとんど透明な製品は美観に関して特に好まれる。
安定な製品においてそのような美しさを有する製品を送達するために、可視粒子
を懸濁するのに好適な粘度を提供できるポリマー素材が必要である。しかしなが
ら、従来のリーブ・オン製品は、使用に際して毛髪や手に良好な感触をもたらす
が、そのような美的効果を提供する点では完全に満足のいくものではない。
【0007】 前記に基づいて、リーブ・オン処方で使用するのに適切で、好ましい美的な利
点を提供し、毛髪に塗布するのが簡単で、清潔感をもって毛髪や手に残すヘアコ
ンディショニング組成物を提供したいという願望が依然として存在する。 現在の技術はいずれも本発明の利点や利益を全く提供していない。
【0008】 [概要] 本発明は、以下を含むコンディショニング組成物に向けられている: (1)カルボン酸/カルボキシレートコポリマー; (2)可視粒子;及び (3)水性キャリア。 本発明のこれらや他の特徴、局面及び利点は本発明の開示を読むことによって
当該技術分野の熟練者に明白となろう。
【0009】 [詳細な説明] 本明細書は本発明を特に指摘し、そして明確に特許請求している特許請求の範
囲でまとめているが、本発明は以下の説明からよりよく理解されると考えられる
。 引用した参照文献はすべて、それらの全体を参照して本明細書に組み入れる。
どの参照文献の引用であっても、特許請求されている本発明に対する先行技術と
しての利用可能性に関する決定を容認するものではない。 本明細書においては、「を含んでいる」とは、最終結果に影響を与えない他の
段階及び他の成分を添加することができることを意味する。この用語は、用語「
から成る」及び「から本質的に成る」を包含する。 パーセント、部及び比はすべて、他に特定されない限り、本発明の組成物の総
重量に基づいている。このような重量が表示成分に関係している時、これらはす
べて活性値に基づいており、そしてそれ故、これら重量にはキャリア又は商業的
に利用可能な材料に含まれている可能性のある副生成物は含まれない。
【0010】 本明細書に述べられている本発明の上記局面及び実施態様は多数の利点を有し
ている。例えば、本発明のヘアコンディショニング組成物は:好ましい美的な利
点を提供し、清潔な感触を毛髪や手に残す。本発明の1つの実施態様では、透明
なヘアコンディショニング組成物を提供することができる。
【0011】カルボン酸/カルボキシレートコポリマー 本発明の組成物はカルボン酸/カルボキシレートコポリマーを含んでいる。本
発明におけるカルボン酸/カルボキシレートコポリマーはカルボン酸とアルキル
カルボキシレートの疎水的に修飾された架橋コポリマーであり、そして両親媒性
(amphiphilic)特性を有している。これらのカルボン酸/カルボキシレートコポ
リマーは、1)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタ
コン酸、フマル酸、クロトン酸又はα−クロロアクリル酸、2)1から約30個
までの炭素のアルキル鎖を有するカルボン酸エステル、及び好ましくは3)次式
の架橋剤を共重合することによって得られる:
【0012】
【化1】
【0013】 式中、R52は水素又は約1から約30個までの炭素を有するアルキル基であり
;Y1は、独立して、酸素、CH2O、COO、OCO、
【0014】
【化2】
【0015】 であり、式中、R53は水素又は約1から約30個までの炭素を有するアルキル基
である)であり;そしてY2は(CH2m''、(CH2CH2O)m''、又は(CH 2 CH2CH2O)m''(式中m’’は1から約30までの整数である)から選択さ
れる)。本発明におけるカルボン酸/カルボキシレートコポリマーは上記組成物
に適当な粘度及びレオロジー特性を提供し、そしてこの組成物中のあるコンディ
ショニング剤を乳化しそして安定化すると考えられる。更に、上記コポリマー中
に含有されているアルキル基のために、カルボン酸/カルボキシレートコポリマ
ーは上記組成物を望ましくない程には粘着性にしないと考えられる。
【0016】 本発明の組成物は、重量レベルで、好ましくは約0.01%から約10%まで
、更に好ましくは約0.1%から約2%までのカルボン酸/カルボキシレートコ
ポリマーを含んでいる。
【0017】 本発明における適当なカルボン酸/カルボキシレートコポリマーは次式を有す
るアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマーである:
【0018】
【化3】
【0019】 式中、R51は、独立して、水素又は1〜30個の炭素のアルキルであり、その
際R51のうち少なくとも1つは水素であり、R52は上記で定義されているとおり
であり、n、n’、m及びm’は整数であり、その際n+n’+m+m’は約4
0から約100までであり、n’’は1から約30までの整数であり、そしてl
は上記コポリマーが約500,000〜約3,000,000の分子量を有する
ように定義される。
【0020】 本発明において有用な商業的に入手可能なカルボン酸/カルボキシレートコポ
リマーには:商品名ペムレン(Pemulene)TR−1、ペムレンTR−2、カルボ
ポール(Carbopol)1342、カルボポール1382及びカルボポールETD2
020を有するCTFA名称アクリレーツ/C10−30アルキルアクリレート
架橋ポリマー(Acrylates/C10-30 Alkyl Acrylate Crosspolymer)が含まれ、こ
れらはすべてビー.エフ.グッドリッチ・カンパニー(B. F. Goodrich Company
)から入手可能である。
【0021】 本発明におけるカルボン酸/カルボキシレートコポリマーを中和するために中
和剤を含めることができる。このような中和剤の例には水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン
、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパノー
ル、トロメタミン(tromethamine)、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミ
ン及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。
【0022】可視粒子 本発明の組成物は可視粒子を含む。定義によれば、可視粒子とは、本発明の組
成物中に含まれているとき、裸眼で個々の粒子として明確に検出できそして本発
明の組成物中で安定な粒子である。この可視粒子は、裸眼で個々の粒子として明
確に検出される限り、当該製品の所望の特徴に従って任意の大きさ、形状又は色
であることができる。一般的に、上記可視粒子は約50μmから約3000μm
まで、好ましくは約100μmから約1000μmまで、更に好ましくは約30
0μmから約1000μmまでの平均直径を有している。安定によって、これら
の可視粒子が通常の貯蔵条件下で崩壊しないか、凝集(アグロメレート)しない
か又は分離しないことが意味される。本発明の1つの好ましい実施態様では、上
記組成物は実質的に透明である。このような実施態様では、上記可視粒子は非常
に適切な美的利益を提供する。透明なによって一般的に意味されることは、1c
m×1cm平方の大きさを有する黒色物質が1cm厚さの本発明組成物を通して
裸眼で検出できるということである。 本発明における可視粒子は、上記組成物の約0.01重量%から約5重量%ま
でのレベルで使用される。
【0023】 本発明における可視粒子は構造物質、そして好ましくは内包された物質を含ん
でいる。 上記構造物質は上記可視粒子に一定の強度を提供し、その結果上記可視粒子は
通常の貯蔵条件下では本発明の組成物中で明確に検出可能な構造を保持する。1
つの好ましい実施態様では、上記構造物質は更に、使用時に指による非常に僅か
な剪断だけで手の上で破壊されそして崩壊することができる。
【0024】 本発明において有用な可視粒子にはカプセル、殻に入った粒子、ビーズ、ペレ
ット、液滴、ピル、カプレット、タブレット、粒子、フレーク、粉末及び顆粒が
含まれる。上記可視粒子は、本発明の組成物中で安定である限り、固体であるか
又は液体であるか、中詰であるか又は中詰でないことができる。これらの可視粒
子を製造するために使用される構造物質は他の構成成分並びに可視粒子内に内包
されるべき物質(存在する場合)との適合性に依存して変動する。本発明におけ
る可視粒子を製造するための代表的な物質には:多糖及び糖誘導体、例えば結晶
性セルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、セル
ロースアセテートフタレート、セルロースニトレート、エチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、アカシアゴム(アラビアゴム)、寒天、アガロース、マル
トデキストリン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム、デキストラン
、デンプン、ガラクトース、グルコサミン、シクロデキストリン、キチン、アミ
ロース、アミロペクチン、グリコーゲン、ラミナラン、リケナン、クルドラン、
イヌリン、レバン、ペクチン、マンナン、キシラン、アルギン酸、アラビン酸、
グルコマンナン、アガロース、アガロペクチン、プロフィラン、カラギーナン、
フコイダン、グリコサミノグリカン、ヒアルロン酸、コンドロイチン、ペプチド
グリカン、リポ多糖、グアーガム、デンプン及びデンプン誘導体;オリゴ糖、例
えばスクロース、ラクトース、マルトース、ウロン酸、ムラミン酸、セロビオー
ス、イソマルトース、プランテオース、メレジトース、ゲンチアノース、マルト
トリオース、スタキオース、グルコシド及びポリグルコシド;単糖類、例えばグ
ルコース、フラクトース及びマンノース;合成ポリマー、例えばポリアクリルア
ミド、ポリ(アルキルシアノアクリレート)及びポリ(エチレン−ビニルアセテ
ート)を含むアクリルポリマー及びコポリマー、並びにカルボキシビニルポリマ
ー、ポリアミド、ポリ(メチルビニルエーテル−無水マレイン酸)、ポリ(アジ
ピル−L−リシン)、ポリカーボネート、ポリテレフタラミド、ポリビニルアセ
テートフタレート、ポリ(テレフタロイル−L−リシン)、ポリアリールスルホ
ン、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリビニル
ピロリドン、ポリジメチルシロキサン、ポリオキシエチレン、ポリエステル、ポ
リグリコール酸、ポリ乳酸、ポリグルタミン酸、ポリリシン、ポリスチレン、ポ
リ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリイミド及びポリ(ビニルアルコール)
;並びに他の物質、例えば脂肪、脂肪酸、脂肪アルコール、乳固形物、糖蜜、ゼ
ラチン、グルテン、アルブミン、セラック、カゼイネート、蜜ロウ、カルナウバ
ロウ、鯨ロウ、水素添加タロー、モノパルミチン酸グリセリン、ジパルミチン酸
グルセリン、硬化ヒマシ油、モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸グリ
セリン、トリステアリン酸グリセリン、12−ヒドロキシステアリルアルコール
、タンパク質及びタンパク質誘導体;並びにこれらの混合物が含まれる。この項
における構成成分は本発明の組成物の有用な構成成分として他の項で記載されて
いることがある。しかしながら、この項における構成成分は可視粒子の構造物を
製造するために実質的に使用されるので、通常の貯蔵条件下で本発明の組成物の
バルク内に溶解されるか又は分散されることはない。
【0025】 本発明における非常に好ましい構造物質は多糖及びこれらの誘導体、糖類及び
これらの誘導体、オリゴ糖、単糖類並びにこれらの混合物から成る群から選択さ
れる構成成分、なお好ましくは、上記した群から得られる構成成分を含んでおり
、そしてその際種々の水溶解度を有する構成成分が選択される。特に好ましい実
施態様では、上記構造物質はセルロース、セルロース誘導体、糖類及びこれらの
混合物から成る群から選択される構成成分でできている。
【0026】 本発明における可視粒子は内包物質を包含するか、含有するか又はこのような
物質で充満されていることができる。このような内包物質は水溶性又は水不溶性
であることができ、そしてビタミン、アミノ酸、タンパク質及びタンパク質誘導
体、ハーブ抽出物、顔料、染料、抗微生物剤、キレート化剤、UV吸収剤、光学
的光沢剤、シリコーン化合物、香料、一般的に水溶性である保湿剤、一般的に水
不溶性である追加的なコンディショニング剤並びにこれらの混合物のような構成
成分を含んでいる。ある実施態様では、水溶性構成成分が好ましい内包物質であ
る。他の実施態様では、ビタミン、アミノ酸、タンパク質、タンパク質誘導体、
ハーブ抽出物及びこれらの混合物から成る群から選択される構成成分が好ましい
内包物質である。さらに他の実施態様では、ビタミンE、パントテニルエチルエ
ーテル、パンテノール、ツルドクダミ抽出物及びこれらの混合物から成る群から
選択される構成成分が好ましい内包物質である。
【0027】 本発明において内包物質として有用なビタミンやアミノ酸には:水溶性ビタミ
ン、例えばビタミンB1、B2、B6、B12、C、パントテン酸、パントテニ
ルエチルエーテル、パンテノール、ビオチン及びこれらの誘導体、水溶性アミノ
酸、例えばアスパラギン、アラニン、インドール、グルタミン酸及びこれらの塩
、水不溶性ビタミン、例えばビタミンA、D、E及びこれらの誘導体、水不溶性
アミノ酸、例えばチロシン、トリプタミン及びこれらの塩が含まれる。
【0028】 本発明において内包物質として有用な顔料には無機、ニトロソ、モノアゾ、ジ
アゾ、カロテノイド、トリフェニルメタン、トリアリールメタン、キサンテン、
キノリン、オキサジン、アジン、アントラキノン、インジゴイド、チオンインジ
ゴイド、キナクリドン、フタロシアニン、植物性、天然色素が含まれ、これらに
はC.I.名称:酸性レッド18、26、27、33、51、52、87、88
、92、94、95、酸性イエロー1、3、11、23、36、40、73、食
用イエロー3、食用グリーン3、食用ブルー2、食用レッド1、6、酸性ブルー
5、9、74、顔料レッド57−1、53(Na)、塩基性バイオレット10、
ソルベントレッド49、酸性オレンジ7、20、24、酸性グリーン1、3、5
、25、ソルベントグリーン7、酸性バイオレット9、43を有しているような
水溶性構成成分;C.I.名称:顔料レッド53(Ba)、49(Na)、49
(Ca)、49(Ba)、49(Sr)、57、ソルベントレッド23、24、
43、48、72、73、ソルベントオレンジ2、7、顔料レッド4、24、4
8、63(Ca)3、64、バットレッド1、バットブルー1、6、顔料オレン
ジ1、5、13、ソルベントイエロー5、6、33、顔料イエロー1、12、ソ
ルベントグリーン3、ソルベントバイオレット13、ソルベントブルー63、顔
料ブルー15、二酸化チタン、クロロフィリン銅コンプレックス、ウルトラマリ
ン、アルミニウム末、ベントナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ビスムチ
ン、硫酸カルシウム、カーボンブラック、ボーンブラック、クロム酸、コバルト
ブルー、ゴールド、三酸化二鉄、水和化三酸化二鉄、フェロシアン化鉄、炭酸マ
グネシウム、リン酸マンガン、シルバー及び酸化亜鉛を有しているような水不溶
性構成成分が含まれる。
【0029】 内包物質として有用な抗微生物剤には、ピロクトンオラミンのような水溶性構
成成分、3,4,4'−トリクロロカルバニリド(トリクロサン)、トリクロカ
ルバン及びピリチオン亜鉛のような水不溶性構成成分を含む化粧品用殺生物剤及
びふけ止め剤として有用なものが含まれる。
【0030】 内包物質として有用なキレート化剤には:2,2'−ジピリジルアミン;1,
10−フェナントロリン{o−フェナントロリン};ジ−2−ピリジルケトン;
2,3−ビス(2−ピリジル)ピラジン;2,3−ビス(2−ピリジル)−5,
6−ジヒドロピラジン;1,1'−カルボニルジイミダゾール;2,4−ビス(
5,6−ジフェニル−1,2,4−トリアジン−3−イル)ピリジン;2,4,
6−トリ(2−ピリジル)−1,3,5−トリアジン;4,4'−ジメチル−2
,2'−ジピリジル;2,2'−ビキノリン;ジ−2−ピリジルグリオキサル{2
,2'−ピリジル};2−(2−ピリジル)ベンズイミダゾール;2,2'−ビピ
ラジン;3−(2−ピリジル)−5,6−ジフェニル−1,2,4−トリアジン
;3−(4−フェニル−2−ピリジル)−5−フェニル−1,2,4−トリアジ
ン;3−(4−フェニル−2−ピリジル)−5,6−ジフェニル−1,2,4−
トリアジン;2,3,5,6−テトラキス−(2'−ピリジル)−ピラジン;2
,6−ピリジンジカルボン酸;2,4,5−トリヒドロキシピリミジン;フェニ
ル2−ピリジルケトキシム;3−アミノ−5,6−ジメチル−1,2,4−トリ
アジン;6−ヒドロキシ−2−フェニル−3(2H)−ピリダジノン;2,4−
プテリジンジオール{ルマジン};2,2'−ジピリジル;及び2,3−ジヒド
ロキシピリジンが含まれる。
【0031】 内包物質に有用なシリコーン化合物、保湿剤、追加的なコンディショニング剤
、UV吸収剤、光学的光沢剤及びハーブ抽出物は本明細書の他の部分で例示され
ているものと同一のものである。しかしながら、本発明における構成成分は、破
壊可能な可視粒子内部に実質的に保持されており、そして通常の貯蔵条件下では
本発明の組成物バルク内で実質的に溶解されない。
【0032】 本発明において特に有用で商業的に利用可能な可視粒子は、インデュケム・ア
ーゲー(Induchem AG)(スイス)から入手可能な商品名ユニスフィア(Unisphe
re)及びユニセリン(Unicerin)、並びにユナイテッド−ガーディアン・インク
.(United-Guardian Inc.)(米国ニューヨーク)から入手可能なコンフェッテ
ィ・ダーマル・エッセンシャルズ(Confetti Dermal Essentials)を有するもの
である。ユニスフィアやユニセリン粒子は微結晶性セルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ラクトース、ビタミン、顔料及びタンパク質でできている。使
用時に、上記ユニスフィアやユニセリンは、指による非常に小さな剪断だけで手
の上で事実上抵抗無く崩壊することができ、そして上記組成物に容易に溶解する
【0033】水性キャリア 本発明の組成物は水性キャリアを含んでいる。このキャリアのレベルと種は他
の構成成分との適合性及び当該製品の他の所望の特性に従って選択される。
【0034】 本発明で有用なキャリアには水及び低級アルキルアルコールの水溶液が含まれ
る。本発明において有用な低級アルキルアルコールは1〜6個の炭素を有する一
価アルコール、更に好ましくはエタノール及びイソプロパノールである。
【0035】 好ましくは、上記水性キャリアは実質的に水である。好ましくは脱イオン水が
使用される。上記製品の所望の特性に依存して、ミネラルカチオンを含んでいる
天然供給源から得られる水を使用することもできる。一般的に、本発明の組成物
は約20%から約99%まで、好ましくは約40%から約98%まで、そして更
に好ましくは約50%から約98%までの水を含んでいる。
【0036】 本発明の組成物のpHは好ましくは約4から約9まで、更に好ましくは約4.
5から約7.5までである。緩衝液や他のpH調節剤は望ましいpHを達成する
ために含めることができる。
【0037】両性コンディショニングポリマー 本発明の組成物は両性コンディショニングポリマーを更に含んでいることがで
きる。 本発明における両性コンディショニングポリマーはカルボン酸/カルボキシレ
ートコポリマーと適合可能なものであり、そしてこれらのポリマーは毛髪にコン
ディショニング利益を提供する。本発明における両性コンディショニングポリマ
ーの中には毛髪保持又は毛髪固定特性を有していることができるものもあるが、
このような毛髪保持又は毛髪固定特性は本発明における両性コンディショニング
ポリマーの要件ではない。本発明において有用な両性コンディショニングポリマ
ーは少なくとも1つのカチオンモノマーと少なくとも1つのアニオンモノマーを
含んでいるものであり;上記カチオンモノマーは第四級アンモニウム、好ましく
はジアルキルジアリルアンモニウムクロリド又はカルボキシルアミドアルキルト
リアルキルアンモニウムクロリドであり;そして上記アニオンモノマーはカルボ
ン酸である。本発明における両性コンディショニングポリマーはアクリルアミン
、メタクリレート又はエタクリレートのような非イオンモノマーを含んでいるこ
とができる。更に、本発明において有用な両性コンディショニングポリマーはベ
タイン化されたモノマーを含有していない。
【0038】 本発明の組成物は、重量レベルで、好ましくは約0.01%から約10%まで
、更に好ましくは約0.1%から約5%までの両性コンディショニングポリマー
を含んでいる。
【0039】 本発明においてはCTFA名称ポリクアテルニウム(Polyquaternium)22、
ポリクアテルニウム39及びポリクアテルニウム47を有するポリマーが有用で
ある。このようなポリマーは、例えば、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド
とアクリル酸から成るコポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとア
クリルアミドから成るターポリマー、並びにアクリル酸、メタクリルアミドプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロリド及びメチルアクリレートから成るターポリ
マー、例えば、次式のターポリマーであり、式中、n6:n7:n8の比は45:
45:10である。
【0040】
【化4】
【0041】 本発明において非常に好ましい商業的に入手可能な両性コンディショニングポ
リマーには商品名マーコート(MERQUAT)280、マーコート295を有するポ
リクアテルニウム22、商品名マーコートPLUS3330、マーコートPLU
S3331を有するポリクアテルニウム39、及び商品名マーコート2001、
マーコート2001Nを有するポリクアテルニウム47が含まれ、これらはすべ
てカルゴン・コーポレーション(Calgon Corporation)から入手可能である。
【0042】 本発明においては、少なくとも1個のカルボキシル基を有するビニルモノマー
、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロ
トン酸又はアルファクロロアクリル酸と、少なくとも1個の塩基性窒素原子を含
有する置換ビニル化合物である塩基性モノマー、例えばジアルキルアミノアルキ
ルメタクリレート及びアクリレート並びにジアルキルアミノアルキルメタクリル
アミド及びアクリルアミドのコポリマー化から得られるポリマーも有用である。
【0043】 本発明においては: i)窒素にアルキル基が置換しているアクリルアミド又はメタクリルアミドの
中から選択される少なくとも1つのモノマー、 ii)1個又はそれより多くの反応性カルボキシル基を含有する少なくとも1
個の酸コモノマー、及び iii)少なくとも1個の塩基性コモノマー、例えば、第一級、第二級及び第
三級アミン置換基並びに第四級アンモニウム置換基を有するアクリル酸及びメタ
クリル酸のエステル、並びにジメチル又はジエチルスルフェートによるジメチル
アミノエチルメタクリレートの四級化から得られる生成物、 から誘導される単位を含有するポリマーも有用である。
【0044】 最も特に好ましいN−置換アクリルアミド又はメタクリルアミドは、アルキル
基が2から12個までの炭素原子を含有する基、特にN−エチルアクリルアミド
、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−tert−オクチルアクリルアミ
ド、N−オクチルアクリルアミド、N−デシルアクリルアミド及びN−ドデシル
アクリルアミド、そして更にはこれらに対応するメタクリルアミドである。上記
の酸コモノマーは更に詳細には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸及びフマル酸、並びに更には、マレイン酸又はフマル酸のア
ルキル部分が1〜4個の炭素原子を有するアルキルモノエステルの中から選択さ
れる。
【0045】 好ましい塩基性コモノマーはアミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N'−
ジメチルアミノエチル及びN−tert−ブチルアミノエチルメタクリレートで
ある。
【0046】 商業的に入手可能な本発明における両性コンディショニングポリマーには、ナ
ショナル・スターチ・アンド・ケミカル(National Starch & Chemical)によっ
て供給される商品名アンホマー(AMPHOMER)、アンホマーSH701、アンホマ
ー28−4910、アンホマーLV71及びアンホマーLV47を有するオクチ
ルアクリルアミン/アクリレート/ブチルアミノエチルメソアクリレートコポリ
マーが含まれる。
【0047】保湿剤 本発明の組成物は更に保湿剤(humectant)を含んでもよい。本発明における保
湿剤は多価アルコール、水溶性アルコキシル化非イオンポリマー及びこれらの混
合物から成る群から選択される。本発明における保湿剤は、上記組成物の重量レ
ベルで、好ましくは約0.1%から約20%まで、更に好ましくは約0.5%か
ら約5%までで使用される。
【0048】 本発明において有用な多価アルコールにはグリセリン、ソルビトール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシル化グ
ルコース、1,2−ヘキサンジオール、ヘキサントリオール、ジプロピレングリ
コール、エリスリトール、トレハロース、ジグリセリン、キシリトール、マルチ
トール、マルトース、グルコース、フルクトース、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、ヒアルロン酸ナトリウム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、
ピロリドンカーボネート、グルコサミン、シクロデキストリン及びこれらの混合
物が含まれる。
【0049】 本発明において有用な水溶性アルコキシル化非イオンポリマーには、約100
0までの分子量を有するポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール
、例えば、CTFA名称PEG−200、PEG−400、PEG−600、P
EG−1000を有するもの及びこれらの混合物が含まれる。
【0050】 商業的に入手可能な本発明における保湿剤には:ザ・プロクター・アンド・ギ
ャンブル・カンパニー(The Procter & Gamble Company)から入手可能な商品名
スター(STAR)及びスーパロール(SUPEROL)、クロダ・ユニバーサル・エルテ
ィディ.(Croda Universal Ltd.)から入手可能なクロデロール(CRODEROL)G
A7000、ユニケマ(Unichema)から入手可能なプレセリン(PRECERIN)シリ
ーズ、並びにエヌオーエフ(NOF)から入手可能で化学名と同一の商品名を有す
るグリセリン;イノレックス(Inolex)から入手可能な商品名レクソール(LEXO
L)PG−865/855、バスフ(BASF)から入手可能な1,2−プロピレン
グリコールUSPを有するプロピレングリコール;リポ(Lipo)から入手可能な
商品名リポニック(LIPONIC)シリーズ、アイシーアイ(ICI)から入手可能なソ
ルボ(SORBO)、アレックス(ALEX)、A−625及びA−641並びにユーピ
ーアイ(UPI)から入手可能なユニスウィート(UNISWEET)70、ユニスウィー
トCONCを有するソルビトール;バスフから入手可能な同一の商品名を有する
ジプロピレングリコール;ソルベイ・ジーエムビーエイチ(Solvay GmbH)から
入手可能な商品名ジグリセロール(DIGLYCEROL)を有するジグリセリン;協和(
Kyowa)及びエーザイ(Eizai)から入手可能な同一の商品名を有するキシリトー
ル;林原(Hayashibara)から入手可能な商品名マルビット(MALBIT)を有する
マルチトール;フリーマン(Freeman)及びビオイベリカ(Bioiberica)から入
手可能な同一商品名を有しそしてアトマージック・ケメタルズ(Atomergic Chem
etals)から入手可能な商品名アトマージック・ソジウム・コンドロイチン・ス
ルフェート(ATOMERGIC SODIUM CHONDROITIN SULFATE)を有するコンドロイチン
硫酸ナトリウム;アクチブ・オーガニックス(Active Organics)から入手可能
な商品名アクチモイスト(ACTIMOIST)、インターゲン(Intergen)から入手可
能なアビアン・ソジウム・ヒアルロネート(AVIAN SODIUM HYALURONATE)シリー
ズ、イチマル・ファーコス(Ichimaru Pharcos)から入手可能なヒアルロニック
・アシッド・ナトリウム(HYALURONIC ACID Na)を有するヒアルロン酸ナトリウ
ム;旭化成(Asahikasei)、協和及び第一製薬(Daiichi Seiyaku)から入手可
能な同一の商品名を有するアデノシンリン酸ナトリウム;メルク(Merck)、和
光(Wako)及び昭和化工(Showa Kako)から入手可能な同一の商品名を有する乳
酸ナトリウム;アメリカン・メイズ(American Maize)から入手可能な商品名カ
ビトロン(CAVITRON)、ローン・プーラン(Rhone-Poulenc)から入手可能なロ
ードカップ(RHODOCAP)シリーズ及びトーメン(Tomen)から入手可能なデクス
パール(DEXPEARL)を有するシクロデキストリン;並びにユニオン・カーバイド
(Union Carbide)から入手可能な商品名カーボワックス(CARBOWAX)シリーズ
を有するポリエチレングリコールが含まれる。
【0051】シリコーン化合物 本発明の組成物は更にシリコーン化合物を含んでもよい。本発明において有用
なシリコーン化合物には揮発性の可溶性若しくは不溶性又は不揮発性の可溶性若
しくは不溶性シリコーンコンディショニング剤が含まれる。可溶性によって、当
該シリコーン化合物は上記組成物のキャリアと、同一相の一部を形成するように
混和可能であることが意味される。不溶性によって、当該シリコーンは上記キャ
リアと分離した不連続相を、例えばシリコーン小ドロップのエマルション又は懸
濁物の形態で形成することが意味される。本発明におけるシリコーン化合物は、
乳化重合を含めて、当該技術分野で既知の適当な方法のいずれでも製造すること
ができる。上記シリコーン化合物は更に、機械的混合によるか又は乳化重合によ
る合成段階で、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン系界面活性
剤及びこれらの混合物から選択される界面活性剤の助けを借りて又は助け無しで
製造されるエマルションの形態で本発明の組成物に組み入れることができる。
【0052】 本発明において使用されるシリコーン化合物は好ましくは25℃で約1,00
0から約2,000,000センチストークまで、更に好ましくは約10,00
0から約1,800,000センチストークまで、そして更に一層好ましくは約
100,000から約1,500,000センチストークまでの粘度を有してい
る。この粘度はガラス毛細管粘度計によって、ダウ・コーニング・コーポレート
・テスト・メソッド(Dow Corning Corporate Test Method)CTM0004、
1970年7月20日、に述べられているようにして測定することができる。高
分子量のシリコーン化合物は乳化重合によって製造することができる。適当なシ
リコーン流体にはポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアル
キルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー及びこれらの混合
物が含まれる。ヘアコンディショニング特性を有する他の不揮発性シリコーン化
合物を使用することもできる。
【0053】 本発明におけるシリコーン化合物は、上記組成物の重量レベルで、好ましくは
約0.1%から約60%まで、更に好ましくは約0.1%から約40%までで使
用される。
【0054】 本発明におけるシリコーン化合物には次式(I)を有するポリアルキル又はポ
リアリールシロキサンも含まれる:
【0055】
【化5】
【0056】 式中、R93はアルキル又はアリールであり、そしてxは約7から約8,000
までの整数である。Z8はシリコーン鎖の末端をブロックする基を表わす。シロ
キサン鎖(R93)に又はシロキサン鎖の末端Z8において置換されている上記ア
ルキル又はアリール基は、得られるシリコーンが室温で依然として流体のままで
あり、分散可能であり、毛髪に塗布したときに刺激性でもなく、毒性でもなく又
はそうではない場合有害でもなく、上記組成物の他の構成成分と適合性であり、
通常の使用及び貯蔵条件下で化学的に安定であり、そして毛髪上に沈着可能であ
り且つ毛髪をコンディショニングし得る限り、如何なる構造をも有することがで
きる。適当なZ8基にはヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
及びアリーロキシが含まれる。シリコン原子上の2つのR93基は同一の基又は異
なる基を表わすことができる。好ましくは、これら2つのR93基は同一の基を表
わす。適当なR93基にはメチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル
及びフェニルメチルが含まれる。好ましいシリコーン化合物はポリジメチルシロ
キサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。ジ
メチコーンとしても知られているポリジメチルシロキサンは特に好ましい。使用
できるポリアルキルシロキサンには、例えば、ポリジメチルシロキサンが含まれ
る。これらのシリコーン化合物は、例えば、ゼネラル・エレクトリック・カンパ
ニー(General Electric Company)からビスカシル(登録商標)(Viscasil)及
びSF96シリーズで、そしてダウ・コーニング(Dow Corning)からダウ・コ
ーニング200シリーズで入手可能である。
【0057】 ポリアルキルアリールシロキサン流体を使用することもでき、そしてこれらに
は、例えば、ポリメチルフェニルシロキサンが含まれる。これらのシロキサンは
、例えば、ゼネラル・エレクトリック・カンパニーからSF1075メチルフェ
ニル流体としてか又はダウ・コーニングから556コスメティック・グレード・
フルーイド(化粧品等級流体)(Cosmetic Grade Fluid)として入手可能である
【0058】 毛髪の輝き特性を増強するためには、高度にアリール化したシリコーン化合物
、例えば約1.46又はそれより大きな、特に約1.52又はそれより大きな屈
折率を有する高度にフェニル化したポリエチルシリコーンが特に好ましい。これ
らの高屈折率シリコーン化合物を使用する時、これらは、以下に記載するように
して展着剤、例えば界面活性剤又はシリコーン樹脂と混合して表面張力を低下さ
せそしてこの物質の膜形成能を高めるべきであろう。
【0059】 使用できるシリコーン化合物には、例えば、ポリプロピレンオキシド修飾ポリ
ジメチルシロキサンが含まれるが、エチレンオキシド又はエチレンオキシドとプ
ロピレンオキシドとの混合物を使用することもできる。このエチレンオキシド及
びポリプロピレンオキシド値は、上記シリコーンの分散特性を妨げないように十
分低くなければならない。これらの物質はジメチコーンコポリオールとしても知
られている。
【0060】 他のシリコーン化合物にはアミノ置換物質が含まれる。適当なアルキルアミノ
置換シリコーン化合物には次の構造(II)によって表わされるものが含まれる
【0061】
【化6】
【0062】 式中、R94はH、CH3又はOHであり、p1、p2、q1及びq2は、その平均
分子量がおよそ5,000から10,000の間の分子量に基づいている整数で
ある)。このポリマーはアモジメチコーンとしても知られている。
【0063】 適当なアミノ置換シリコーン流体には式(III)によって表わされるものが
含まれる:
【0064】
【化7】
【0065】 式中、Gは水素、フェニル、OH、C1〜C8アルキルから成る群から選択され
、そして好ましくはメチルであり;aは0又は1から3までの整数を示し、そし
て好ましくは0であり;bは0又は1を示し、そして好ましくは1であり;p3
+p4の合計は1から2,000まで、そして好ましくは50から150までの
数であり、その際p3は0から1,999まで、そして好ましくは49から14
9までの数を示すことができ、そしてp4は1から2,000まで、そして好ま
しくは1から10までの整数を示すことができ;R97は式Cq32q3L(式中、
3は2から8までの整数であり、そしてLは次の基:
【0066】 −N(R96)CH2−CH2−N(R962 −N(R962 −N(R963X’ −N(R96)CH2−CH2−NR962X’ (式中、R96は水素、フェニル、ベンジル、飽和炭化水素基、好ましくは1か
ら20個までの炭素原子を含有するアルキル基から成る群から選択され、そして
X’はハロゲン化物イオンを示す)から選択される)の一価の基である)。
【0067】 式(II)に対応する特に好ましいアミノ置換シリコーンは、R94がCH3
あり「トリメチルシリルアモジメチコーン」として知られているポリマーである
【0068】 使用することができる他のアミノ置換シリコーンポリマーは式(V)によって
表わされる:
【0069】
【化8】
【0070】 式中、R98は1から18個までの炭素原子を有する一価の炭化水素基、好まし
くはアルキル又はアルケニル基、例えばメチルを示し;R99は炭化水素基、好ま
しくはC1〜C18アルキレン基又はC1〜C18、そして更に好ましくはC1〜C8
ルキレンオキシ基を示し;Q-はハロゲン化物イオン、好ましくはクロリドであ
り;p5は2から20まで、好ましくは2から8までの平均統計的値を示し;p6 は20から200まで、そして好ましくは20から50までの平均統計的値を示
す。このクラスの好ましいポリマーは「ユーカー・シリコーン(UCAR SILICONE
)ALE56」の名称でユニオン・カーバイドから入手可能である。
【0071】 適当な不揮発性の分散シリコーン化合物を開示している参照文献には、ジーン
(Geen)に付与された米国特許第2,826,551号;ドラコフ(Drakoff)
に付与され1976年6月22日に発行された米国特許第3,964,500号
;ペーダー(Pader)に付与された米国特許第4,364,837号;及びウー
ルストン(Woolston)に付与された英国特許第849,433号が含まれる。ペ
トラーチ・システムズ,インク.(Petrarch Systems, Inc.)、1984年、に
よって配布された「シリコン化合物」は適当なシリコーン化合物の、限定的では
なくて、広範な表を提供している。
【0072】 特に有用であることができる他の不揮発性分散シリコーンはシリコーンゴムで
ある。本明細書で使用する時、用語「シリコーンゴム」は、25℃で1,000
,000センチストークより大きいか又はこれに等しい粘度を有するポリオルガ
ノシロキサン物質を意味する。本明細書に記載されているシリコーンゴムは上記
で開示したシリコーン化合物とある程度重複している可能性のあることが認識さ
れる。この重複はこれら物質のいずれかに対する限定としては意図されていない
。シリコーンゴムはペトラーチ、並びにスピッツァー(Spitzer)他に付与され
1979年5月1日に発行された米国特許第4,152,416号及びノル、ウ
ォルター(Noll, Walter)、ケミストリー・アンド・テクノロジー・オブ・シリ
コーンズ(Chemistry and Technology of Silicones)、ニューヨーク:アカデ
ミック・プレス(Academic Press)1968年を含む他のものによって記載され
ている。ゼネラル・エレクトリック・シリコーン・ラバー・プロダクト・データ
・シーツ(General Electric Silicone Rubber Product Data Sheets)SE30
、SE33、SE54及びSE76もシリコーンゴムを記載している。これらの
「シリコーンゴム」は典型的には約200,000を超える質量分子量、一般的
には約200,000から約1,000,000の間の質量分子量を有していよ
う。特定の例にはポリジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサンメチルビ
ニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサンジフェニルシロキサン
メチルビニルシロキサン)コポリマー及びこれらの混合物が含まれる。
【0073】 高度に架橋したポリマーシロキサン系のシリコーン樹脂も有用である。この架
橋は、シリコーン樹脂の製造中に1官能性若しくは2官能性シラン又はこれらの
両方とともに3官能性及び4官能性シランを組み入れることによって導入される
。当該技術分野でよく理解されているように、シリコーン樹脂を得るのに必要な
架橋の程度は、シリコーン樹脂に組み入れられる特定のシラン単位に従って変動
するであろう。一般的には、十分な値の3官能性及び4官能性シロキサンモノマ
ー単位、そしてそれ故十分な値の架橋を有しており、その結果乾燥して堅いか又
は硬い膜になるシリコーン物質はシリコーン樹脂であるとみなされる。酸素原子
対ケイ素原子の比は、特定のシリコーン物質における架橋値の指標である。ケイ
素1原子当たり少なくとも約1.1の酸素原子を有するシリコーン物質は一般的
に、本明細書においてはシリコーン樹脂であろう。好ましくは、酸素:ケイ素原
子の比率は少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の製造で使用さ
れるシランにはモノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェニル−、ジ
フェニル−、メチルフェニル−、モノビニル−及びメチルビニルクロロシラン並
びにテトラクロロシランが含まれ、メチル置換シランが最も普通に使用される。
好ましい樹脂はゼネラル・エレクトリックによってGESS4230及びSS4
267として提供される。商業的に入手可能なシリコーン樹脂は一般的に、低粘
度の揮発性又は不揮発性シリコーン流体に溶解した形態で供給されよう。本発明
で使用されるシリコーン樹脂は、当該技術分野の熟練者に直ちに明らかなように
、上記のような溶解した形態で供給されそして本発明の組成物中に組み入れられ
よう。理論によって束縛されないが、これらのシリコーン樹脂は他のシリコーン
化合物の毛髪への沈着を高めることができ、そして高い屈折率容量で毛髪の輝き
を高めることができると考えられる。
【0074】 他の有用なシリコーン樹脂はシリコーン樹脂粉末、例えばCTFA名称ポリメ
チルシルセキオキサンを与えられた物質であり、そしてこれは東芝シリコーン(
Toshiba Silicones)からトスパール(商標)(Tospearl)として商業的に入手
可能である。
【0075】 これらシリコーン化合物の製造方法は、エンサイクロペディア・オブ・ポリマ
ー・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Encyclopedia of Polymer Scienc
e and Engineering)、15巻、第2版、204〜308頁、ジョーン・ウィリ
ー・アンド・サンズ,インク.(John Wiley & Sons, Inc.)、1989年中に
見ることができる。
【0076】 特にシリコーン物質やシリコーン樹脂は、「MDTQ」命名法として当業者に
よく知られている略記命名システムに従って好都合に同定することができる。こ
のシステムでは、当該シリコーンはそのシリコーンを構成する種々のシロキサン
モノマー単位の存在に従って記載される。簡単に述べると、記号Mは単官能性単
位(CH33SiO0.5を示し;Dは2官能性単位(CH32SiOを示し;T
は3官能性単位(CH3)SiO1.5を示し;そしてQは4官能性単位SiO2
示す。単位記号のダッシュ、例えばM’、D’、T’及びQ’はメチル以外の置
換基を示し、そして各存在について詳細に特定されなければならない。典型的な
代替置換基にはビニル、フェニル、アミノ、ヒドロキシル等のような基が含まれ
る。種々の単位のモル比は、当該シリコーンの各タイプの単位の総数を示す記号
の下付き文字若しくはその平均に関連してか又は分子量と組み合わせた詳細に示
された比として、MDTQシステムに基づくシリコーン物質の記載を完了させる
。シリコーン樹脂内のD、D'、M及び/又はM'に対してT、Q、T'及び/又
はQ'のより高い相対的モル量はより高い架橋値の指標である。しかし、前述の
ように架橋の全体的な程度は、ケイ素に対する酸素の比率でも示すことができる
【0077】 好ましいここで有用なシリコーン樹脂はMQ、MT、MTQ、MQ及びMDT
Q樹脂である。したがって、好ましいシリコーン置換基はメチルである。M:Q
比が約0.5:1.0〜約1.5:1.0で、樹脂の平均分子量が約1000〜
約10,000であるMQ樹脂が特に好ましい。
【0078】 本発明において特に適しているシリコーン化合物は、ジメチコーン及びジメチ
コノールのような約200,000から約600,000までの分子量を有する
不揮発性シリコーン油である。これらのシリコーン化合物はシリコーン油溶液と
して上記組成物中に組み入れられることができる;これらのシリコーン油は揮発
性又は不揮発性である。
【0079】 本発明において有用な商業的に入手可能なシリコーン化合物にはダウ・コーニ
ング・コーポレーション(Dow Corning Corporation)から入手可能な商品名D
C345を有するジメチコーン、ゼネラル・エレクトリックから入手可能な商品
名SE30、SE33、SE54及びSE76を有するジメチコーンゴム溶液、
ダウ・コーニング・コーポレーションから入手可能な商品名DCQ2−1403
及びDCQ2−1401を有するジメチコノール、並びに英国出願2,303,
857に記載されているように東芝シリコーンから入手可能な乳化重合ジメチコ
ノールが含まれる。
【0080】追加的な粘度修正剤 本発明の組成物は追加的な粘度修正剤を更に含んでもよい。本発明における追
加的な粘度修正剤は水溶性又は水混和性ポリマーであり、上記組成物の粘度を高
める能力を有しており、そして上記カルボン酸/カルボキシレートコポリマーと
適合可能である。この追加的な粘度修正剤は、本発明組成物の組成物が適当な粘
度、好ましくは約1,000cpsから約100,000cpsまで、更に好ま
しくは約2,000cpsから約50,000cpsまでを有するように選択さ
れる。このような粘度が上記の追加的な粘度修正剤無しに達成される場合、この
追加的な粘度修正剤は必要ないと思われる。本発明における粘度は、上記組成物
の粘度及び特徴に依存してスピンドル#4、5、6又は7のいずれかを使用して
20℃、20rpmでブルックフィールド(Brookfield)RVTによって適切に
測定することができる。本発明における追加的な粘度修正剤は、組成物の重量レ
ベルで、好ましくは約0.001%から約5%まで、更に好ましくは約0.05
%から約3%までで使用される。
【0081】 本発明において有用な追加的な粘度修正剤にはアニオンポリマー及び非イオン
ポリマーが含まれる。本発明においては、ビニルポリマー、例えばCTFA名称
カルボマー(Carbomer)を有する架橋アクリル酸ポリマー、セルロース誘導体及
び修飾セルロースポリマー、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニトロセルロ
ース、硫酸セルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結
晶性セルロース、セルロース粉末、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、キサンタンガム、アラビアゴ
ム、トラガント、ガラクタン、カロブゴム、グアーガム、カラヤガム、カラギー
ナン、ペクチン、寒天、マルメロ種子(Cydonia oblonga Mill)、デンプン(コ
メ、トウモロコシ、ジャガイモ、小麦)、藻類コロイド(藻類抽出物)、微生物
学的ポリマー、例えばデキストラン、サクシノグルカン、プレラン、デンプン系
ポリマー、例えばカルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプ
ン、アルギン酸系ポリマー、例えばアルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレ
ングリコースエステル、アクリレートポリマー、例えばポリアクリル酸ナトリウ
ム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、並び
に無機水溶性物質、例えばベントナイト、アルミニウムマグネシウムシリケート
、ラポナイト、ヘクトナイト及び無水ケイ酸が有用である。
【0082】 約1000より大きな分子量を有するポリアルキレングリコールが本発明にお
いては有用である。次の一般式:
【0083】
【化9】
【0084】 (式中、R95はH、メチル及びこれらの混合物から成る群から選択される)を
有するものが有用である。R95がHである時、これらの物質は、ポリエチレンオ
キシド、ポリオキシエチレン及びポリエチレングリコールとしても知られている
エチレンオキシドのポリマーである。R95がメチルである時、これらの物質は、
ポリプロピレンオキシド、ポリオキシプロピレン及びポリプロピレングリコール
としても知られているプロピレンオキシドのポリマーである。R95がメチルであ
るとき、得られるポリマーの種々の位置異性体が存在し得ることも理解される。
上記構造において、x3は約1500から約25,000まで、好ましくは約2
500から約20,000まで、そして更に好ましくは約3500から約15,
000までの平均値を有している。他の有用なポリマーにはポリプロピレングリ
コール及び混合ポリエチレン−ポリプロピレングリコール又はポリオキシエチレ
ン−ポリオキシプロピレンコポリマーポリマーが含まれる。本発明において有用
なポリエチレングリコールポリマーは、R95がHでありそしてx3が約2,00
0の平均値を有しているPEG−2M(PEG−2Mは又、ユニオン・カーバイ
ドから入手可能なポリオックス(Polyox)WSR(登録商標)N−10としてそ
してPEG−2,000としても知られている);R95がHでありそしてx3が
約5,000の平均値を有するPEG−5M(PEG−5Mは又、ともにユニオ
ン・カーバイドから入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−35及びポ
リオックスWSR(登録商標)N−80として、そしてPEG−5,000及び
ポリエチレングリコール300,000としても知られている);R95がHであ
りそしてx3が約7,000の平均値を有するPEG−7M(PEG−7Mは又
、ユニオン・カーバイドから入手可能なポリオックスWSR(登録商標)N−7
50としても知られている);R95がHでありそしてx3が約9,000の平均
値を有するPEG−9M(PEG−9Mは又、ユニオン・カーバイドから入手可
能なポリオックスWSR(登録商標)N−3333としても知られている);並
びにR95がHでありそしてx3が約14,000の平均値を有するPEG−14
M(PEG−14Mは又、ユニオン・カーバイドから入手可能なポリオックスW
SR(登録商標)N−3000としても知られている)である。
【0085】 本発明において非常に有用な商業的に入手可能な追加的粘度修正剤には、すべ
てビー.エフ.グッドリッチ・カンパニーから入手可能な商品名カーボポール9
34、カーボポール940、カーボポール950、カーボポール980及びカー
ボポール981を有するカルボマー、ローム・アンド・ハース(Rohm and Hass
)から入手可能な商品名アクリソール(ACRYSOL)22を有するアクリレート/
ステアレス−20メタクリレートコポリマー、アマーコール(Amerchol)から入
手可能な商品名アマーセル・ポリマー(AMERCELL POLYMER)HM−1500を有
するノノキシニル(nonoxynyl)ヒドロキシエチルセルロース、商品名ベネセル(B
ENECEL)を有するメチルセルロース、商品名ナトロソール(NATROSOL)を有する
ヒドロキシエチルセルロース、商品名クルセル(KLUCEL)を有するヒドロキシプ
ロピルセルロース、商品名ポリサーフ(POLYSURF)67を有するセチルヒドロキ
シエチルセルロース(これらはすべてハーキュルス(Herculus)によって供給さ
れる)、商品名カーボワックスPEGs、ポリオックスWASRs、及びユーコ
ン・フルーイズ(UCON FLUIDS)(これらはすべてアマーコールによって供給さ
れる)を有するエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド系ポリマーが含
まれる。
【0086】UV(紫外線)吸収剤 本発明の組成物はUV(紫外線)吸収剤を更に含んでもよい。UV吸収剤は、
実質的に透明な本発明の組成物に、特に有用である。本発明におけるUV吸収剤
は、上記組成物の重量レベルで、好ましくは約0.01%から約10%までで使
用される。
【0087】 本発明において有用なUV吸収剤は水溶性又は水不溶性であることができ、こ
れらにはp−アミノ安息香酸、その塩及びその誘導体(エチル、イソブチル、グ
リセリルエステル;p−ジメチルアミノ安息香酸);アントラニレート(すなわ
ち、o−アミノ安息香酸メチル、メンチル、フェニル、ベンジル、フェニルエチ
ル、リナリル、テルピニル及びシクロヘキセニルエステル);サリチレート(ア
ミル、フェニル、ベンジル、メンチル、グリセリル及びジプロピレングリコール
エステル);ケイ皮酸誘導体(メンチル及びベンジルエステル、−フェニルシン
ナモニトリル);ブチルシンナモイルピルベート;トリヒドロキシケイ皮酸誘導
体(エスクレチン、メチルエスクレチン、ダフネチン並びにグルコシド、エスク
リン及びダフニン);ジベンザルアセトン及びベンザルアセトフェノン;ナフト
ールスルホネート(2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸及び2−ナフトール
−6,8−ジスルホン酸のナトリウム塩);ジヒドロキシ−ナフトエ酸及びその
塩;o−及びp−ヒドロキシビフェニルジスルホネート;キニーネ塩(ビスルフ
ェート、スルフェート、クロリド、オレエート及びタンネート);キノリン誘導
体(8−ヒドロキシキノリン塩、2−フェニルキノリン);ヒドロキシ−又はメ
トキシ置換ベンゾフェノン;尿酸及びビロウリン酸;タンニン酸及びその誘導体
(例えば、ヘキサエチルエーテル);(ブチルカルビチル)(6−プロピルピペ
ロニル)エーテル;ヒドロキノン;ベンゾフェノン(オキシベンゼン、スリソベ
ンゾン、ジオキシベンゾン、ベンゾレゾルシノール、2,2',4,4'−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベン
ゾフェノン、オクタベンゾン);4−イソプロピルジベンゾイルメタン;ブチル
メトキシジベンゾイルメタン;エトクリレン;並びに4−イソプロピル−ジ−ベ
ンゾイルメタンが含まれる。これらの中で、2−エチルヘキシルp−メトキシケ
イ皮酸、4,4'−t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルp−アミノ安息香酸、ジガロイ
ルトリオレエート、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、エチ
ル4−[ビス(ヒドロキシプロピル)]アミノベンゾエート、2−エチルヘキシ
ル2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシルサリチレ
ート、グリセリルp−アミノベンゾエート、3,3,5−トリメチルシクロヘキ
シルサリチレート、メチルアントラニレート、p−ジメチル−アミノ安息香酸又
はアミノベンゾエート、2−エチルヘキシルp−ジメチルアミノ−ベンゾエート
、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、2−(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−5−スルホニックベンズオキサゾン酸及びこれらの混合物。本発
明の組成物で有用な好ましいサンスクリーン剤は2−エチルヘキシルp−メトキ
シケイ皮酸、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、オクチルジメチルp−アミノ安息香酸及びこれらの混合物で
ある。
【0088】光学的光沢剤 本発明の組成物は光学的光沢剤(optical brightener)を更に含んでいることが
できる。光学的光沢剤は、紫外線を吸収しそしてそのエネルギーを可視光線の形
態で再度放出する化合物である。特に、本発明において有用な光学的光沢剤は、
約1nmから約420nmの間の波長に吸収、好ましくは主要吸収ピークを有し
ており、そして約360nmから約830nmの間の波長に放出、好ましくは主
要放出ピークを有しており;その際、上記の主要吸収ピークは上記の主要放出ピ
ークより短い波長を有している。更に好ましくは、本発明において有用な光学的
光沢剤は約200nmから約420nmの間の波長に主要吸収ピークを有してお
り、そして約400nmから約780nmの間の波長に主要放出ピークを有して
いる。光学的光沢剤は約360nmから約830nmの波長間の可視範囲に非主
要吸収ピークを有していても、いなくてもよい。光学的光沢剤は当該技術分野及
び他の産業分野で他の名称、例えば蛍光漂白剤、蛍光光沢剤及び蛍光染料、で記
載されていることができる。
【0089】 適当な媒体を介して毛髪に塗布する時、本発明における光学的光沢剤は3つの
領域で当該毛髪に利益を提供する。第1に、本発明における光学的光沢剤は可視
範囲の光線を放出することによって毛髪の色を変える。第2に、本発明における
光学的光沢剤は可視範囲の光線を放出することによって毛髪の輝きを高める。第
3に、本発明における光学的光沢剤は紫外線を吸収することによって毛髪を紫外
線から保護する。
【0090】 光学的光沢剤は一般的に、これらの特有の特徴を提供する芳香族及びヘテロ芳
香族系の構造に基づいている。本発明で有用な光学的光沢剤は水溶性及び水不溶
性であることができ、そして以下で記載されているように、それらの基本構造に
従って分類することができる。本発明における好ましい光学的光沢剤にはポリス
チリルスチルベン、トリアジンスチルベン、ヒドロキシクマリン、アミノクマリ
ン、トリアゾール、ピラゾリン、オキサゾール、ピレン、ポルフィリン及びイミ
ダゾールが含まれる。
【0091】 本発明において有用な光学的光沢剤は、上記組成物の重量レベルで、好ましく
は約0.001%から約10%までで使用される。
【0092】ポリスチリルスチルベン ポリスチリルスチルベンは次の基本構造を2個又はそれより多く有している化
合物のクラスである。
【0093】
【化10】
【0094】 本発明において有用なポリスチリルスチルベンには式(1)、(2)及び(3
)を有するものが含まれる:
【0095】
【化11】
【0096】 (式中、R101はH、OH、SO3M、COOM、OSO3M、OPO(OH)
OM(式中、MはH、Na、K、Ca、Mg、アンモニウム、モノ−、ジ−、ト
リ−若しくはテトラ−C1〜C30−アルキルアンモニウム、モノ−、ジ−若しく
はトリ−C1〜C30−ヒドロキシアルキルアンモニウム又はC1〜C30−アルキル
基とC1〜C30−ヒドロキシアルキル基との混合物によってジ−若しくはトリ−
置換されているアンモニウムである);又はSO2N(C1〜C30−アルキル)2
、O−(C1〜C30−アルキル)、CN、Cl、COO(C1〜C30−アルキル)
、CON(C1〜C30−アルキル)2若しくはO(CH23N+(CH32X−(
式中、X−はクロリド、ブロミド、ヨージド、ホルメート、アセテート、プロピ
オネート、グリコレート、ラクテート、アクリレート、メタンホスホネート、ホ
スファイト、ジメチル又はジエチルホスファイトアニオンのアニオンである);
CN又は1〜30個の炭素のアルキルであり、R102及びR103は、独立して、H
、SO3M(式中、Mは上記で定義したとおりである)であり;そしてxは0又
は1であり;その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向を
有しており;好ましくはxは1であり、R101はSO3Naであり、そしてR102
及びR103はHであり;その際上記化合物はトランス同一平面配向を有している
);
【0097】
【化12】
【0098】 (式中、R104及びR105は、独立して、CN、COO(C1〜C30−アルキル
)、CONHC1〜C4−アルキル又はCON(C1〜C4−アルキル)2であり、
その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向を有しており;
好ましくはR104及びR105は2−シアノであり、その際上記化合物はトランス同
一平面配向を有している);及び
【0099】
【化13】
【0100】 (式中、各R106は、独立して、H又は1〜30個の炭素のアルキルであり;そ
してその際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向、好ましく
はトランス同一平面配向を有している)。
【0101】 適当なポリスチリルスチルベンには、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(Ci
ba Specialty Chemicals)から入手可能な商品名チノパル(Tinopal)CBS−
Xを有するジナトリウム−1,4'−ビス(2−スルホスチリル)ビスフェニル
(C.I.蛍光光沢剤(Fluorescent Brightener)351)、バスフから入手可
能な商品名ウルトラホア(Ultraphor)RNを有する1,4−ビス(2−シアノ
スチリル)ベンゼン(C.I.蛍光光沢剤199)が含まれる。
【0102】トリアジンスチルベン トリアジンスチルベンは、同一分子内にトリアジン構造とスチルベン構造の両
方を有している化合物のクラスである。
【0103】 本発明で有用なトリアジンスチルベンには式(4)を有するものが含まれる:
【0104】
【化14】
【0105】 式中、R107及びR108は、独立して、フェニルアミノ、モノ−若しくはジスル
ホン化フェニルアミノ、モルホリノ、N(CH2CH2OH)2、N(CH3)(C
2CH2OH)、NH2、N(C1〜C4−アルキル)2、OCH3、Cl、NH−
(CH21-4SO3H又はNH−(CH21-4OHであり;An−はカルボキシ
レート、スルフェート、スルホネート又はホスフェートのアニオンであり、そし
てMは上記で定義したとおりであり、その際上記化合物はトランス同一平面配向
又はシス同一平面配向を有しており;好ましくは、R107は2,5−ジスルホフ
ェニルアミノであり、そして各R108はモルホリノであるか;又は各R107は2,
5−ジスルホフェニルアミノであり、そして各R108はN(C252であるか;
又は各R107は3−スルホフェニルであり、そして各R108はNH(CH2CH2
H)若しくはN(CH2CH2OH)2であるか;又は各R107は4−スルホフェニ
ルであり、そして各R108はN(CH2CH2OH)2であり;そして各々の場合に
おいて、上記スルホ基はSO3M(式中、Mはナトリウムである)であり;その
際上記化合物はトランス同一平面配向を有している。
【0106】 適当なトリアジンスチルベンには、チバ・スペシャルティ・ケミカルズから入
手可能な商品名チノパルUNPA−GXを有する4,4'−ビス−[(4−アニ
リノ−6−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2
−イル)アミノ]スチルベン−2,2'−ジスルホン酸、チバ・スペシャルティ
・ケミカルズから入手可能な商品名チノパルAMS−GXを有する4,4'−ビ
ス−[(4−アニリノ−6−モルホリン−1,3,5−トリアジン−2−イル)
アミノ]スチルベン−2,2'−ジナトリウムスルホネート、チバ・スペシャル
ティ・ケミカルズから入手可能な商品名チノパル5BM−GXを有する4,4'
−ビス−[(4−アニリノ−6−(2−ヒドロキシエチル)メチルアミノ−1,
3,5−トリアジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2'−ジナトリウム
スルホネート;4',4−ビス−[(4,6−ジアニリノ−1,3,5−トリア
ジン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2'−ジナトリウムスルホネート、
4,4'−ビス−[(4−アニリノ−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジ
ン−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2'−ジナトリウムスルホネート、4
,4'−ビス−[(4−アニリノ−6−エチルアミノ−1,3,5−トリアジン
−2−イル)アミノ]スチルベン−2,2'−ジナトリウムスルホネート及び4
,4'−ビス−(4−フェニル−1,2,3−トリアゾール−2−イル)スチル
ベン−2,2'−ジスルホン酸が含まれる。
【0107】ヒドロキシクマリン ヒドロキシクマリンは、次のクマリン基本構造を有しそして少なくとも1つの
ヒドロキシ部分を有する化合物のクラスである:
【0108】
【化15】
【0109】 本発明で有用なヒドロキシクマリンには式(5)を有するものが含まれる:
【0110】
【化16】
【0111】 式中、R201はH、OH、Cl、CH3、CH2COOH、CH2SO3H、CH2 OSO3H又はCH2OPO(OH)OHであり、R202はH、フェニル、COO
−C1〜C30−アルキル、グルコース又は式(6):
【0112】
【化17】
【0113】 の基であり、そしてR203はOH又はO−C1〜C30−アルキルであり、そしてR 204 はOH若しくはO−C1〜C30アルキル、グリコシド又は次式(7):
【0114】
【化18】
【0115】 式中、R205及びR206は、独立して、フェニルアミノ、モノ−若しくはジスル
ホン化フェニルアミノ、モルホリノ、N(CH2CH2OH)2、N(CH3)(C
2CH2OH)、NH2、N(C1〜C30−アルキル)2、OCH3、Cl、NH−
(CH21-4SO3H又はNH−(CH21-4OHである)の基である。
【0116】 適当なヒドロキシクマリンには、和光ケミカルズ(Wako Chemicals)から入手
可能な6,7−ジヒドロキシクマリン、和光ケミカルズから入手可能な4−メチ
ル−7−ヒドロキシクマリン、和光ケミカルズから入手可能な4−メチル−6,
7−ジヒドロキシクマリン、和光ケミカルズから入手可能なエスクリン及び和光
ケミカルズから入手可能なウンベリフェロン(4−ヒドロキシクマリン)が含ま
れる。
【0117】アミノクマリン アミノクマリンは、クマリン基本構造を有しそして少なくとも1個のアミノ部
分を有する化合物のクラスである。 本発明で有用なアミノクマリンには式(8)を有するものが含まれる:
【0118】
【化19】
【0119】 式中、R207はH、Cl、CH3、CH2COOH、CH2SO3H、CH2OSO 3 H又はCH2OPO(OH)OHであり、R208はH、フェニル又はCOOC1
30アルキルであり、そしてR209及びR210は、独立して、H、NH2、N(C1 〜C30アルキル)2、NHC1〜C30アルキル又はNHCOC1〜C30アルキルで
ある。
【0120】 適当なアミノクマリンにはバスフから入手可能な商品名カルコフルオル(Calc
ofluor)−RWPを有する4−メチル−7,7'−ジエチルアミノクマリン、バ
スフから入手可能な商品名カルコフルオル−LDを有する4−メチル−7,7'
−ジメチルアミノクマリンが含まれる。
【0121】トリアゾール トリアゾールは次の基本構造を有する化合物のクラスである。
【0122】
【化20】
【0123】 本発明で有用なトリアゾールには式(9)から(12)まで及び(15)から
(20)までを有するものが含まれる:
【0124】
【化21】
【0125】 式中、R301及びR302は、独立して、H、C1〜C30アルキル、フェニル又は
モノスルホン化フェニルであり;An−及びMは上記で定義したとおりであり、
その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向を有しており;
好ましくは、R301はフェニルであり、R302はHであり、そしてMはナトリウム
であり;その際上記化合物はトランス同一平面配向を有している;
【0126】
【化22】
【0127】 式中、R303はH又はClであり;R304はSO3M、SO2N(C11〜C30
アルキル)2、SO2O−フェニル又はCNであり;R305はH、SO3M、COO
M、OSO3M又はOPO(OH)OMであり;そしてMは上記で定義したとお
りであり、その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向を有
しており;好ましくは、R303及びR305はHであり、そしてR304はSO3M(式
中、MはNaである)であり;その際上記化合物はトランス同一平面配向を有し
ている;
【0128】
【化23】
【0129】 式中、R306及びR312は、各々独立して、H、スルホン酸基又はその塩、エス
テル若しくはアミド、カルボン酸基又はその塩、エステル若しくはアミド、シア
ノ基、ハロゲン原子、非置換又は置換アルキルスルホニル、アリールスルホニル
、アルキル、アルコキシ、アラルキル、アリール、アリーロキシ、アラルコキシ
又はシクロアルキル基、2〜3個の窒素原子又は1個の酸素原子と1個若しくは
2個の窒素原子を含有する非置換又は置換5員複素環式環を表わすか、あるいは
これらはR307及びR313と一緒になって、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ
、メチレンオキシメチレンオキシ、トリメチレン、テトラメチレン、プロペニレ
ン、ブテニレン又はブタジエニレン基を表わし、R307及びR313は各々独立して
、H、スルホン酸基又はその塩、エステル若しくはアミド、カルボン酸基又はそ
の塩、エステル若しくはアミド、シアノ基、ハロゲン原子、非置換又は置換アル
キル又はアルコキシ基を表わすか、あるいはこれらはR306及びR312と一緒にな
って、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、メチレンンオキシメチレンオキシ
、トリメチレン、テトラメチレン、プロペニレン、ブテニレン又はブタジエニレ
ン基を表わし、R308及びR314は各々独立して、H、ハロゲン原子又は非置換若
しくは置換アルキル基を表わし、R309及びR311は各々独立して、H、ハロゲン
原子、シアノ基、スルホン酸基又はその塩、エステル若しくはアミド、あるいは
カルボン酸基又はその塩、エステル若しくはアミドを表わし、そしてR310は独立
して、H、ハロゲン原子、シアノ基、スルホン酸基又はその塩を表わし;アルキ
ル基は好ましくはヒドロキシ、1〜30個の炭素原子のアルコキシ、シアノ、ハ
ロゲン、カルボキシ、スルホン酸基、アルコキシ部分に1〜30個の炭素原子を
有するカルバルコキシ、フェニル又はフェノキシで置換されていることができ;
アルコキシ基はヒドロキシ、1〜30個の炭素原子のアルコキシ、シアノ、ハロ
ゲン、カルボキシ、アルコキシ部分に1〜30個の炭素原子を有するカルバルコ
キシ、フェニル又はフェノキシで置換されていることができ;フェニル、フェニ
ルアルキル又はフェノキシ基はハロゲン、シアノ、カルボキシ、アルコキシ部分
に1〜30個の炭素原子を有するカルバルコキシ、スルホ、又は各々1〜30個
の炭素原子のアルキル若しくはアルコキシで置換されていることができ;その際
上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向を有しており;考えら
れるシクロアルキル基は好ましくは、1〜30個の炭素原子のアルキルで置換さ
れていることができるシクロヘキシル及びシクロペンチル基である;考えられる
5員複素環式環はv−トリアゾール、オキサゾール又は1,3,4−オキサジア
ゾール基であり、そしてこれらは、置換基として1〜4個の炭素原子のアルキル
基、ハロゲン、フェニル、カルボキシ、アルコキシ部分に1〜30個の炭素原子
を有するカルバルコキシ、シアノ、ベンジル、1〜30個の炭素原子のアルコキ
シ、フェノキシ又はスルホを含有していることができるが、上記トリアゾール及
びオキサゾール基の2個の隣接置換基は一緒になって、置換又は非置換融合ベン
ゼン核を形成することができ;その際上記化合物はトランス同一平面配向を有し
ている;
【0130】
【化24】
【0131】 式中、Q1は環系(13)又は(14)のうちの1つを示し:
【0132】
【化25】
【0133】 上記式中、R317はH、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、シクロヘキ
シル、アルキル部分にC1〜C30の炭素原子を有するフェニルアルキル、フェニ
ル、1〜30個の炭素原子を有するアルコキシ又はClを示すか、あるいはR31 8 と一緒になって3〜30個の炭素原子を有するアルキレンを示し、R318はH又
は1〜30個の炭素原子を有するアルキルを示すか、あるいはR317と一緒にな
って3〜30個の炭素原子を有するアルキレンを示し、R319はH又はメチルを
示し、R320はH、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、フェニル、1〜3
0個の炭素原子を有するアルコキシ又はClを示すか、あるいはR321と一緒に
なって融合ベンゼン環を示し、R321はH又はClを示すか、あるいはR320と一
緒になって融合ベンゼン環を示す)、R315はH、1〜30個の炭素原子を有す
るアルキル、1〜30個の炭素原子を有するアルコキシ又はClを示し、R316
はH又はClを示し、Q2はH、Cl、1〜30個の炭素原子を有するアルキル
又はフェニルを示し、そしてQ3はH又はClを示し;その際上記化合物はトラ
ンス同一平面配向又はシス同一平面配向、好ましくはトランス同一平面配向を有
している;
【0134】
【化26】
【0135】 式中、R322はH、Cl、メチル、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル又は
メトキシを示し、R323はH又はメチルを示し、そしてZはO又はSを示し;そ
の際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向、好ましくはトラ
ンス同一平面配向を有している;及び
【0136】
【化27】
【0137】 式中、R324はH、Cl、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、1〜30
個の炭素原子を有するフェニルアルキル、フェニル又は1〜30個の炭素原子を
有するアルコキシを示すか、あるいはR324はR325と一緒になって融合ベンゼン
基を示し、R325はH又はメチルを示すか、あるいはR325はR324と一緒になっ
て融合ベンゼン基を示し、R326はH、1〜30個の炭素原子を有するアルキル
、1〜30個の炭素原子を有するアルコキシ、Cl、1〜30個の炭素原子を有
するカルバルコキシ又は1〜30個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを示
し、そしてR327はH、Cl、メチル又はメトキシを示し;その際上記化合物は
トランス同一平面配向又はシス同一平面配向、好ましくはトランス同一平面配向
を有している。
【0138】 適当なトリアゾールには、チバ・スペシャルティ・ケミカルズから入手可能な
商品名チノパルRBSを有する2−(4−スチリル−3−スルホフェニル)−2
H−ナフト[1,2−d]トリアゾール(C.I.蛍光光沢剤46)が含まれる
【0139】ピラゾリン ピラゾリンは次の基本構造を有する化合物のクラスである。
【0140】
【化28】
【0141】 本発明で有用なピラゾリンには式(21)から(23)までを有するものが含
まれる:
【0142】
【化29】
【0143】 式中、R401はH、Cl又はN(C1〜C30−アルキル)2であり、R402はH、
Cl、SO3M、SO2NH2、SO2NH−(C1〜C30アルキル)、COO−C1 〜C30アルキル、SO21〜C30アルキル、SO2NH(CH21-4N+(CH33又はSO2(CH21-4N+H(C1〜C30−アルキル)2An−であり、R40 3 及 びR404は同一又は異なっており、そして各々H、C1〜C30アルキル又はフ
ェニルであり、そしてR405はH又はClであり;そしてAn−及びMは上記で
定義されているとおりであり、好ましくは、R401はClであり、R402はSO2
CH2CH2N+H(C1〜C4−アルキル)2An−(式中、An−はホスファイ
トである)であり、そしてR403、R404及びR405は各々Hである;そして式(
22)及び(23)は以下で示される。
【0144】
【化30】
【0145】 適当なピラゾリンには、バイエル(Bayer)から入手可能な商品名ブランコホ
ア(Blankophor)DCBを有する1−(4−アミドスルホニルフェニル)−3−
(4−クロロフェニル)−2−ピラゾリン(C.I.蛍光光沢剤121);1−
[4−(2−スルホエチルスルホニル)フェニル]−3−(4−クロロフェニル
)−2−ピラゾリン、1−[4−(2−スルホエチルスルホニル)フェニル]−
3−(3,4−ジクロロ−6−メチルフェニル)−2−ピラゾリン、1−<4−
{N−[3−(N,N,N−トリメチルアンモニオ)プロピル]アミドスルホニ
ル}フェニル>−3−(4−クロロフェニル)−2−ピラゾリンメチルスルフェ
ート及び1−<4−{2−[1−メチル−2−(N,N−ジメチルアミノ)エト
キシ]エチルスルホニル}フェニル>−3−(4−クロロフェニル)−2−ピラ
ゾリンメチルスルフェートが含まれる。
【0146】オキサゾール オキサゾールは次の基本構造を有する化合物のクラスである。
【0147】
【化31】
【0148】 本発明で有用なオキサゾールには式(24)、(25)、(26)及び(27
)を有するものが含まれる:
【0149】
【化32】
【0150】 式中、R501及びR502は、独立して、H、Cl、C1〜C30アルキル又はSO2 −C1〜C30アルキルであり、その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシ
ス同一平面配向を有しており;好ましくは、R501は4−CH3であり、そしてR 502 は2−CH3であり、その際上記化合物はトランス同一平面配向を有している
【0151】
【化33】
【0152】 式中、R503は、独立して、H、C(CH33、C(CH32−フェニル、C1 〜C30アルキル又はCOO−C1〜C30アルキル、好ましくはHであり、そして
4は−CH=CH−;
【0153】
【化34】
【0154】 好ましくは
【0155】
【化35】
【0156】 であるか、あるいは各環の1つの基R503は2−メチルでありそして他のR503 はHであり、そしてQ4は−CH=CH−であるか;又は各環の1つの基R503
2−C(CH33でありそして他のR503はHであり;その際上記化合物はトラ
ンス同一平面配向又はシス同一平面配向、好ましくはトランス同一平面配向を有
している;
【0157】
【化36】
【0158】 式中、R504はCN、Cl、COO−C1〜C30アルキル又はフェニルであり;
505及びR506は融合ベンゼン環を形成するために必要な原子であるかあるいは
506及びR508は、独立して、H又はC1〜C30アルキルであり;そしてR507
H、C1〜C30アルキル又はフェニルであり;その際上記化合物はトランス同一
平面配向又はシス同一平面配向を有しており;好ましくは、R504は4−フェニ
ル基であり、そしてR505〜R508は各々Hであり;その際上記化合物はトランス
同一平面配向を有している;並びに、
【0159】
【化37】
【0160】 式中、R509はH、Cl、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、シクロヘ
キシル、アルキル部分に1〜30個の炭素原子を有するフェニルアルキル、フェ
ニル又は1〜30個の炭素原子を有するアルコキシを示し、R510はH又は1〜
30個の炭素原子を有するアルキルを示し、そしてQ5は基;
【0161】
【化38】
【0162】 式中、R511はH、1〜30個の炭素原子を有するアルキル、1〜30個の炭
素原子を有するアルコキシ、Cl、1〜30個の炭素原子を有するカルバルコキ
シ、非置換スルファモイル、又は1〜30個の炭素原子を有するアルキル若しく
はヒドロキシアルキルによってモノ置換若しくはジ置換されているスルファモイ
ルを表わすか、あるいは1〜30個の炭素原子を有するアルキルスルホニルを表
わす)を示し;その際上記化合物はトランス同一平面配向又はシス同一平面配向
、好ましくはトランス同一平面配向を有している。
【0163】 適当なオキサゾールには、4,4'−ビス(5−メチルベンズオキサゾール−
2−イル)スチルベン及び2−(4−メトキシカルボニルスチリル)ベンズオキ
サゾールが含まれる。
【0164】ピレン 本発明で有用なピレンには式(28)及び(29)を有するものが含まれる:
【0165】
【化39】
【0166】 式中、各R601は、独立して、C1〜C30アルコキシ;好ましくはメトキシであ
る;及び
【0167】
【化40】
【0168】 式中、各R602は、独立して、H、OH又はSO3M(式中、Mは上記で定義さ
れているとおりである)、スルホン化フェニルアミノ又はアニリノである。 適当なピレンには、商品名フルオライト(Fluolite)XMFを有する2,4−
ジメトキシ−6−(1'−ピレニル)−1,3,5−トリアジン(C.I.蛍光
光沢剤179)、8−ヒドロキシ−1,3,6−ピレントリスルホン酸(医薬品
及び化粧品用グリーン8号)及び3−ヒドロキシ−5,8,10−トリスルファ
ニリックピレンが含まれる。
【0169】ポルフィリン 本発明で有用なポリフィリンには、式(30)、(31)及び(32)を有す
るものが含まれる:
【0170】
【化41】
【0171】 式中、R701はCH3又はCHOであり、R702はH又はCOOC1〜C30アルキ
ルであり、そしてR703はH又は1〜30個の炭素を有するアルキル基である;
及び
【0172】
【化42】
【0173】 式中、各R704は、独立して、H、SO3M、COOM、OSO3M又はOPO
(OH)OM(式中、Mは上記で定義されているとおりである)、ハライド又は
1〜30個の炭素のアルキルであり;そしてQ6はCu、Mg、Fe、Cr、C
o又は陽電荷を有するこれらの混合物である。 適当なポルフィリンには和光ケミカルズ(Wako Chemicals)から入手可能なポ
ルフィリン及び和光ケミカルズから入手可能な銅(II)フタロシアニンが含ま
れる。
【0174】イミダゾール イミダゾールは次の基本構造を有する化合物のクラスである。
【0175】
【化43】
【0176】 本発明で有用なイミダゾールには式(33):
【0177】
【化44】
【0178】 (式中、X−は上記で定義されているとおりである)を有するものが含まれる。 適当なイミダゾールには、C.I.蛍光光沢剤352の商品名を有するもの又
はチバ・スペシャルティ・ケミカルから入手可能なユーブイテックス(Uvtex)
ATが含まれる。
【0179】ハーブ抽出物 本発明の組成物はハーブ抽出物を更に含んでいることができる。本発明におけ
る有用なハーブ抽出物には水溶性のもの及び水不溶性のものが含まれる。本発明
における有用なハーブ抽出物には:ツルドクダミ抽出物、ドクダミ抽出物、キハ
ダ樹皮抽出物、シナガワハギ抽出物、ホワイト・デッド・ネトル(white dead n
ettle)抽出物、カンゾウ根抽出物、ハーブボタン抽出物、シャボンソウ抽出物
、ヘチマ抽出物、キナ皮抽出物、ツル性ユキノシタ抽出物、ソホラ・アングスチ
フォリア(Sophora angustifolia)抽出物、カンドック(candock)抽出物、カ
ミツレモドキ抽出物、サクラソウ抽出物、バラ抽出物、ジオウ抽出物、レモン抽
出物、シコン抽出物、アロエ抽出物、アヤメ根抽出物、ユーカリ抽出物、ツクシ
抽出物、セージ抽出物、タイム抽出物、チャ抽出物、アマノリ抽出物、キュウリ
抽出物、クローブ抽出物、ラズベリー抽出物、メリッサ(melissa)抽出物、ヤ
クヨウニンジン抽出物、ニンジン抽出物、セイヨウトチノキ抽出物、モモ抽出物
、モモ葉抽出物、クワの実抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ハマメリス抽出物、プ
ラセンタ抽出物、胸腺抽出物、シルク抽出物、藻類抽出物、タチアオイ抽出物、
オオシシウド抽出物、リンゴ抽出物、アンズ仁抽出物、ウサギギク抽出物、カワ
ラヨモギ抽出物、距骨抽出物、セイヨウヤマハッカ抽出物、ペリラ抽出物、カバ
ノキ樹皮抽出物、ダイダイ皮抽出物、チャノキ抽出物、ゴボウ根抽出物、ワレモ
コウ抽出物、ナガイカダ抽出物、ステファニア・セファランタ(Stephania ceph
arantha)抽出物、シカギク抽出物、キク花抽出物、ウンシュウミカン皮抽出物
、クニジウム(cnidium)抽出物、コイックスシード(coix seed)抽出物、カン
トウ抽出物、ヒレハリンソウ葉抽出物、サンザシ抽出物、マツヨイグサ油、ガン
ビール抽出物、ガノデルマ(ganoderma)抽出物、クチナシ抽出物、ゲンチアナ
根抽出物、ゼラニウム抽出物、イチョウ抽出物、ブドウ葉抽出物、サンザシ抽出
物、ツマクレナイノキ抽出物、スイカズラ抽出物、スイカズラ花抽出物、ヘーレ
ン(hoelen)抽出物、ホップ抽出物、トクサ抽出物、アジサイ抽出物、オトギリ
ソウ抽出物、イソドニス(isodonis)抽出物、セイヨウキヅタ抽出物、タラノキ
抽出物、ジャパニーズ・コプチス(Japanese coptis)抽出物、ビャクシン抽出
物、ナツメ抽出物、ハゴロモグサ抽出物、ラベンダー抽出物、レタス抽出物、カ
ンゾウ抽出物、シナノキ抽出物、ムラサキ抽出物、ビワ抽出物、ヘチマ抽出物、
マロッチ(malloti)抽出物、ゼニアオイ抽出物、キンセンカ抽出物、モウタン
(moutan)樹皮抽出物、ヤドリギ抽出物、ムクロッシ(mukurossi)抽出物、ヨ
モギ抽出物、クワ根抽出物、イラクサ抽出物、ナツメグ抽出物、オレンジ抽出物
、パセリ抽出物、加水分解コンキオリン(conchiorin)タンパク質、ボタン根抽
出物、ペパーミント抽出物、フィロデンドロン抽出物、松かさ抽出物、プラティ
コドン(platycodon)抽出物、ママドコロ抽出物、レーマニア(rehmannia)抽
出物、コメヌカ抽出物、ダイオウ抽出物、バラの実抽出物、ローズマリー抽出物
、ローヤルゼリー抽出物、ベニバナ抽出物、サフランクロッカス抽出物、ニワト
コ抽出物、サポナリア(saponaria)抽出物、ササ・アルボ・マルギナタ(Sasa
albo marginata)抽出物、ユキノシタ抽出物、タツナミソウ根抽出物、コルチネ
ラス(Cortinellus)・シイタケ抽出物、ムラサキ抽出物、ソホラ(Sophora)抽
出物、ゲッケイジュ抽出物、ショウブ根抽出物、センブリ抽出物、タイム抽出物
、シナノキ抽出物、トマト抽出物、ウコン抽出物、ウンカリア(uncaria)抽出
物、ミズガラシ抽出物、ロッグウッド抽出物、ブドウ抽出物、ホワイトリリー抽
出物、野バラの実抽出物、ヨウシュイブキジャコウソウ抽出物、マンサク抽出物
、セイヨウノコギリソウ抽出物、酵母抽出物、ユッカ抽出物、サンショウ皮抽出
物及びこれらの混合物が含まれる。
【0180】 本発明において有用な商業的に入手可能なハーブ抽出物には、水溶性でありそ
してインスティチュート・オブ・オキュペーショナル・メディシン(Institute
of Occupational Medicine)、シーエイピーエム(CAPM)、チャイナ・ナショナ
ル・ライト・インダストリー(China National Light Industry)及びマルゼン
(Maruzen)から入手可能なツルドクダミ、並びにマルゼン(Maruzen)から入手
可能な上記で示した他のハーブ抽出物が含まれる。
【0181】追加的なコンディショニング剤 本発明の組成物は、高融点化合物、カチオン系界面活性剤、高分子量エステル
油、カチオンポリマー、追加的な油状化合物及びこれらの混合物から成る群から
選択される追加的なコンディショニング剤を更に含んでもよい。追加的なコンデ
ィショニング剤は他の構成成分との適合性及び当該製品の所望の特徴に従って選
択される。例えば、カチオン性質の構成成分は、アニオン及び/又は両性性質の
必須構成成分を考慮して分離を起こさない量で含有されよう。本発明における追
加的なコンディショニング剤は、上記組成物の重量レベルで、好ましくは約0.
01%から約10%までで使用される。
【0182】高融点化合物 本発明において有用な高融点化合物は、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アルコ
ール誘導体、脂肪酸誘導体、炭化水素、ステロイド及びこれらの混合物から成る
群から選択され、少なくとも約25℃の融点を有している。当該技術者は、本明
細書のこの項に開示されている化合物が場合によっては1つより多くの分類に入
る可能性がある、例えば、ある脂肪アルコール誘導体は脂肪酸誘導体として分類
され得ることを理解している。しかしながら、示されている分類はその特定の化
合物に対する限定であるように意図しているのではなく、分類及び命名の便宜上
そうしている。更に、当該技術者は、二重結合の数及び位置、並びに分枝鎖の長
さ及び位置に依存して、ある必要な炭素原子を有しているある化合物が約25℃
未満の融点を有している可能性があることを理解している。このような低融点化
合物はこの項に含めるように意図されていない。上記高融点化合物の例はインタ
ーナショナル・コスメティック・イングレディエント・ディクショナリー(Inte
rnational Cosmetic Ingredient Dictionary)、第5版、1993年及びCTF
Aコスメティック・イングレディエント・ハンドブック(Cosmetic Ingredient
Handbook)、第2版、1992年中に見られるが、これらに限定されない。
【0183】 これらの高融点化合物は毛髪表面を覆って摩擦を減少させ、そしてそれによっ
て毛髪に滑らかな感触と容易な櫛通りを提供すると考えられる。
【0184】 本発明で有用な脂肪アルコールは約14から約30個までの炭素原子、好まし
くは約16から約22個までの炭素原子を有するものである。これらの脂肪アル
コールは直鎖又は分枝鎖アルコールであることができ、そして飽和又は不飽和で
あることができる。脂肪アルコールの例にはセチルアルコール、ステアリルアル
コール、ベヘニルアルコール及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限定さ
れない。
【0185】 本発明で有用な脂肪酸は約10から約30個までの炭素原子、好ましくは約1
2から約22個までの炭素原子、そして更に好ましくは約16から約22個まで
の炭素原子を有するものである。これらの脂肪酸は直鎖又は分枝鎖の酸であるこ
とができ、そして飽和されているか又は飽和されていないことができる。本発明
における要件を充足する二酸、三酸及び他の多酸も含まれる。本発明においては
、これら脂肪酸の塩も含まれる。脂肪酸の例にはラウリン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、セバシン酸及びこれらの混合物が含まれるが、これらに
限定されない。
【0186】 本発明で有用な脂肪アルコール誘導体及び脂肪酸誘導体には脂肪アルコールの
アルキルエーテル、アルコキシル化脂肪アルコール、アルコキシル化脂肪アルコ
ールのアルキルエーテル、脂肪アルコールのエステル、エステル化可能なヒドロ
キシ基を有する化合物の脂肪酸エステル、ヒドロキシ置換脂肪酸、及びこれらの
混合物が含まれる。脂肪アルコール誘導体及び脂肪酸誘導体の例には、メチルス
テアリルエーテルのような物質;セテスシリーズの化合物、例えばセチルアルコ
ールのエチレングリコールエーテルであるセテス−1からセテス−45まで、そ
の際上記の数による呼称は存在するエチレングリコール部分の数を示す;ステア
レスシリーズの化合物、例えばステアレスアルコールのエチレングリコールエー
テルであるステアレス−1から10まで、その際上記の数による呼称は存在する
エチレングリコール部分の数を示す;セテアレスアルコール、すなわち、主とし
てセチル及びステアリルアルコールを含有する脂肪アルコール混合物、のエチレ
ングリコールエーテルであるセテアレス1からセテアレス−10まで、その際上
記の数による呼称は存在するエチレングリコール部分の数を示す;直前に記載し
たセテス、ステアレス及びセテアレス化合物のC1〜C30アルキルエーテル;ベ
ヘニルアルコールのポリオキシエチレンエーテル;エチルステアレート、セチル
ステアレート、セチルパルミテート、ステアリルステアレート、ミリスチルミリ
ステート、ポリオキシエチレンセチルエーテルステアレート、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテルステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテルステ
アレート、エチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンモノステ
アレート、ポリオキシエチレンジステアレート、プロピレングリコールモノステ
アレート、プロピレングリコールジステアレート、トリメチロールプロパンジス
テアレート、ソルビタンステアレート、ポリグリセリルステアレート、グリセリ
ルモノステアレート、グリセリルジステアレート、グリセリルトリステアレート
及びこれらの混合物が含まれるが、これらに限定されない。
【0187】 本発明で有用な炭化水素には少なくとも約20個の炭素を有する化合物が含ま
れる。 本発明で有用なステロイドにはコレステロールのような化合物が含まれる。 高純度の単一化合物の高融点化合物が好ましい。純粋なセチルアルコール、ス
テアリルアルコール及びベヘニルアルコールの群から選択される純粋な脂肪アル
コールの単一化合物が非常に好ましい。本明細書中で「純粋な」が意味するのは
、化合物が少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%の純度を有して
いるという事である。これらの高純度の単一化合物は、消費者が上記組成物を洗
い流した時、毛髪からの良好なすすぎ可能性を提供する。
【0188】 発明における有用な商業的に入手可能な高融点化合物には:新日本理化(Shin Nihon Rika)(日本、大阪)から入手可能な商品名コノール(KONOL)シリーズ
及びエヌオーエフ(NOF)(日本、東京)から入手可能なNAAシリーズを有す
るセチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール;和光(日
本、大阪)から入手可能な商品名1−ドコサノール(1-DOCOSANOL)を有する純
粋なベヘニルアルコール、アクゾ(Akzo)(米国イリノイ州シカゴ)から入手可
能な商品名ネオ−ファット(NEO-FAT)、ウィトコ・コープ.(Witco Corp.)(
米国オハイオ州ダブリン)から入手可能なヒストレン(HYSTRENE)、及びベビー
(Vevy)(イタリア国ジェノバ)から入手可能なデルマ(DERMA)を有する種々
の脂肪酸;並びにニッコー(Nikko)から入手可能な商品名ニッコール・アグア
ソーム(NIKKOL AGUASOME)LAを有するコレステロールが含まれる。
【0189】カチオン系界面活性剤 本発明において有用なカチオン系界面活性剤の中には、一般式(I)に対応す
るものがある:
【0190】
【化45】
【0191】 式中、R71、R72、R73及びR74のうち少なくとも1つは8から30個までの
炭素原子の脂肪族基、又は約22個までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ
、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若し
くはアルキルアリール基から選択され、R71、R72、R73及びR74の残りは、独
立して、1から約22個までの炭素原子の脂肪族基、又は約22個までの炭素原
子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒド
ロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基から選択され;そしてX
は塩形成アニオン、例えばハロゲン(例えば、クロリド、ブロミド)、アセテー
ト、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、ニトレート、スル
ホネート、スルフェート、アルキルスルフェート及びアルキルスルホネート基か
ら選択されるようなものである。上記脂肪族基は、炭素及び水素原子に加えて、
エーテル結合、及びアミノ基のような他の基を含有することができる。より長い
鎖の脂肪族基、例えば約12個又はそれより多くの炭素の基は飽和されているか
又は飽和されていないことができる。R71、R72、R73及びR74が、独立して、
1から約C22のアルキルから選択される時、好ましい。本発明において有用な
カチオン系界面活性剤の例には、次のCTFA名称:クアテルニウム−8、クア
テルニウム−14、クアテルニウム−18、クアテルニウム−18メソスルフェ
ート、クアテルニウム−24及びこれらの混合物を有する物質が含まれるが、こ
れらに限定されない。
【0192】 一般式(I)のカチオン系界面活性剤の中では、少なくとも16個の炭素を有
する少なくとも1つのアルキル鎖を分子内に含有しているものが好ましい。この
ような好ましいカチオン系界面活性剤の例には:例えば、クロダ(Croda)から
商品名インクロコート(INCROQUAT)TMC−80やサンヨーカセイ(Sanyo Kas
ei)からエコノール(ECONOL)TM22で入手可能なベヘニルトリメチルアンモ
ニウムクロリド;例えば、ニッコー・ケミカルズから商品名CA−2350で入
手可能なセチルトリメチルアンモニウムクロリド;水素添加タローアルキルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウム
クロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、二水素添加タロー
アルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムク
ロリド、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ベヘニル/アラキジル)
ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ステアリルプロピレングリコ
ールホスフェートジメチルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピル
ジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピルジメチル
(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド、及びN−(ステアロイルコラ
ミノホルミルメチル)ピリジニウムクロリドが含まれるが、これらに限定されな
い。
【0193】 少なくとも上記置換基のうちの1つが、置換基として又は基鎖内の結合として
存在する1つ又はそれより多くの芳香族、エーテル、エステル、アミド又はアミ
ノ部分を含有し、そしてその際R71〜R74基のうち少なくとも1つが、アル
コキシ(好ましくはC1〜C3アルコキシ)、ポリオキシアルキレン(好ましく
はC1〜C3ポリオキシアルキレン)、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、ア
ルキルエステル及びこれらの組合せから選択される1つ又はそれより多くの親水
性部分を含有する親水的に置換されたカチオン系界面活性剤も好ましい。好まし
くは、上記の親水的に置換されたカチオン系コンディショニング界面活性剤は、
上記で述べた範囲内に位置する2から約10個までの非イオン親水性部分を含有
している。好ましい親水的に置換されたカチオン系界面活性剤には、以下の式(
II)から(VIII)までのものが含まれる:
【0194】
【化46】
【0195】 式中、n1は8から約28までであり、m1+m2は2から約40までであり、
1は短鎖アルキル、好ましくはC1〜C3アルキル、更に好ましくはメチルであ
るか又は(CH2CH2O)m3Hであり、その際m1+m2+m3は60までであり
、そしてXは上記で定義されているような塩形成アニオンである;
【0196】
【化47】
【0197】 式中、n2は1〜5であり、R75、R76及びR77のうち1つ又はそれより多く
は、独立して、C1〜C30アルキルであり、残りはCH2CH2OHであり、R78
、R79及びR80のうち1つ又は2つは、独立して、C1〜C30アルキルであり、
そして残りはCH2CH2OHであり、そしてXは上記で述べられているような塩
形成アニオンである;
【0198】
【化48】
【0199】 上記式中、式(IV)及び(V)に関しては、独立して、Z2はアルキル、好
ましくはC1〜C3アルキル、更に好ましくはメチルであり、そしてZ3は短鎖ヒ
ドロキシアルキル、好ましくはヒドロキシメチル又はヒドロキシエチルであり、
3及びn4は、独立して、2から4まで(両端を含む)、好ましくは2から3ま
で(両端を含む)、更に好ましくは2の整数であり、R81及びR82は、独立して
、置換又は非置換ヒドロカルビル、C12〜C20アルキル又はアルケニルであり、
そしてXは上記で定義されているような塩形成アニオンである;
【0200】
【化49】
【0201】 式中、R83はヒドロカルビル、好ましくはC1〜C3アルキル、更に好ましくは
メチルであり、Z4及びZ5は、独立して、短鎖ヒドロカルビル、好ましくはC2
〜C4アルキル又はアルケニル、更に好ましくはエチルであり、m4は2から約4
0まで、好ましくは約7から約30までであり、そしてXは上記で定義されてい
るような塩形成アニオンである;
【0202】 (VII) 式中、R84及びR85は、独立して、C1〜C3アルキル、好ましくはメチルであり
、Z6はC12〜C22ヒドロカルビル、アルキルカルボキシ又はアルキルアミドで
あり、そしてAはタンパク質、好ましくはコラーゲン、ケラチン、乳タンパク質
、シルク、大豆タンパク質、小麦タンパク質又はこれらの加水分解形態であり;
そしてXは上記で定義されているような塩形成アニオンである;
【0203】
【化50】
【0204】 式中、n5は2又は3であり、R86及びR87は、独立して、C1〜C3ヒドロカ
ルビル、好ましくはメチルであり、そしてXは上記で定義されているような塩形
成アニオンである。本発明で有用な親水的に置換されているカチオン系界面活性
剤の例には次のCTFA名称:クアテルニウム−16、クアテルニウム−26、
クアテルニウム−27、クアテルニウム−30、クアテルニウム−33、クアテ
ルニウム−43、クアテルニウム−52、クアテルニウム−53、クアテルニウ
ム−56、クアテルニウム−60、クアテルニウム−61、クアテルニウム−6
2、クアテルニウム−70、クアテルニウム−71、クアテルニウム−72、ク
アテルニウム−75、クアテルニウム−76加水分解コラーゲン、クアテルニウ
ム−77、クアテルニウム−78、クアテルニウム−79加水分解コラーゲン、
クアテルニウム−79加水分解ケラチン、クアテルニウム−79加水分解乳タン
パク質、クアテルニウム−79加水分解シルク、クアテルニウム−79加水分解
大豆タンパク質及びクアテルニウム−79加水分解小麦タンパク質、クアテルニ
ウム−80、クアテルニウム−81、クアテルニウム−82、クアテルニウム−
83、クアテルニウム−84並びにこれらの混合物、を有する物質が含まれるが
、これらに限定されない。
【0205】 非常に好ましい親水的に置換されているカチオン系界面活性剤にはジアルキル
アミドエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウム
塩、ジアルキロイルエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキロイルエチジ
モニウム塩及びこれらの混合物が含まれ;これらは、例えば、次の商品名;ウィ
トコ・ケミカル(Witco Chemical)のバリソフト(VARISOFT)110、バリソフ
ト222、バリコート(VARIQUAT)K1215及びバリコート638、マックイ
ンタイア(McIntyre)のマックプロ(MACKPRO)KLP、マックプロWLW、マ
ックプロMLP、マックプロNSP、マックプロNLW、マックプロWWP、マ
ックプロNLP、マックプロSLP、アクゾのエトクァッド(ETHOQUAD)18/
25、エトクァッド0/12PG、エトクァッドC/25、エトクァッドS/2
5及びエトデュオクァッド(ETHODUOQUAD)、ヘンケル(Henkel)のデヒコート
(DEHYQUAT)並びにアイシーアイ・アメリカズ(ICI Americas)のアトラス(AT
LAS)G265、で商業的に入手可能である。
【0206】 アミンはカチオン系界面活性剤として適している。第一級、第二級及び第三級
脂肪アミンが有用である。約12から約22個までの炭素のアルキル基を有する
第三級アミドアミンが特に有用である。代表的な第三級アミドアミンには:ステ
アラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステ
アラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタ
ミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタ
ミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミド
プロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミド
エチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプ
ロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミ
ドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミ
ノエチルステアラミドが含まれる。ジメチルステアラミン、ジメチルソイアミン
、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン
、N−タロープロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドを使
用した)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン及びアラキジ
ルベヘニルアミンも有用である。本発明において有用なアミンはナクティガル(
Nachtigal)他の米国特許4,275,055に開示されている。
【0207】 これらのアミンは又、酸、例えばl−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、
コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、l−グルタミン酸塩酸塩、マレ
イン酸及びこれらの混合物、更に好ましくはl−グルタミン酸、乳酸、クエン酸
と組み合わせて使用することもできる。本発明におけるアミンは好ましくは約1
:0.3から約1:2まで、更に好ましくは約1:0.4から約1:1までのア
ミン対酸のモル比で、上記酸のいずれかで部分的に中和されている。
【0208】高分子量エステル油 高分子量エステル油が本発明で有用である。本発明における有用な高分子量エ
ステル油は、水不溶性であり、少なくとも約500、好ましくは少なくとも約8
00の分子量を有しており、そして25℃で液体形態のものである。本発明にお
ける有用な高分子量エステル油にはペンタエリスリトールエステル油、トリメチ
ロールエステル油、ポリα−オレフィン油、シトレートエステル油、グリセリル
エステル油及びこれらの混合物が含まれる。本明細書で使用する時、用語「水不
溶性」は、当該化合物が25℃で水に実質的に可溶性でないことを意味し;この
化合物を、1.0重量%を超える、好ましくは0.5重量%を超える濃度で水と
混合する時、この化合物は一時的に分散して不安定な水中コロイドを形成し、そ
の後水から2相に迅速に分離する。
【0209】 本発明における高分子量エステル油は、毛髪が乾燥した時、毛髪に潤い感、滑
らかな感触及び扱い易さのようなコンディショニング利益を提供するが、毛髪に
油っぽい感触を残さない。一般的に水不溶性の油状物質は毛髪に沈着することが
できると考えられる。理論によって拘束されないが、高分子量エステル油は、そ
の嵩高さの故に、毛髪表面を覆い、そしてその結果高分子量エステル油は毛髪の
摩擦を低下させて毛髪に滑らかさや扱い易さを与えると考えられる。高分子量エ
ステル油は幾つかの親水性基を有しているが、この油は潤い感を提供するが、こ
れは液体なので、毛髪に油っぽい感触を残さないと考えられる。この高分子量エ
ステル油は通常の使用及び貯蔵条件下で化学的に安定である。
【0210】 本発明で有用なペンタエリスリトールエステル油は次の式を有するものである
【0211】
【化51】
【0212】 式中、R1、R2、R3及びR4は、独立して、1から約30個までの炭素を有す
る分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル、アリール及びアルキルアリール基で
ある。好ましくは、R1、R2、R3及びR4は、独立して、約8から約22個まで
の炭素を有する分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル基である。更に好ましく
は、R1、R2、R3及びR4は、上記化合物の分子量が約800から約1200ま
でであるように定義される。
【0213】 本発明で有用なトリメチロールエステル油は次の式を有するものである:
【0214】
【化52】
【0215】 式中、R11は1から約30個までの炭素を有するアルキル基であり、そしてR 12 、R13及びR14は、独立して、1から約30個までの炭素を有する分枝鎖、直
鎖、飽和又は不飽和アルキル、アリール及びアルキルアリール基である。好まし
くは、R11はエチルであり、そしてR12、R13及びR14は、独立して、8から約
22個までの炭素を有する分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル基である。更
に好ましくは、R11、R12、R13及びR14は、上記化合物の分子量が約800か
ら約1200までであるように定義される。
【0216】 本発明で有用なポリα−オレフィン油は次式を有し、そして約1から約 35,000cstまでの粘度、約200から約60,000までの分子量及び
僅か約3の多分散性を有するものである;
【0217】
【化53】
【0218】 式中、R31は約4から14個までの炭素、好ましくは4〜10個の炭素を有す
るアルキルである。少なくとも約800の分子量を有するポリα−オレフィン油
が本発明においては有用である。このような高分子量ポリα−オレフィン油は毛
髪に長期間持続する潤い感を提供するものと考えられる。約800未満の分子量
を有するポリα−オレフィン油が本発明においては有用である。このような低分
子量ポリα−オレフィン油は毛髪に滑らかな、軽い、清潔な感触を提供するもの
と考えられる。
【0219】 本発明において有用なシトレートエステル油は次の式を有する少なくとも約5
00の分子量を有するものである:
【0220】
【化54】
【0221】 式中、R21はOH又はCH3COOであり、そしてR22、R23及びR24は、独
立して、1から約30個までの炭素を有する分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アル
キル、アリール及びアルキルアリール基である。好ましくは、R21はOHであり
、そしてR22、R23及びR24は、独立して、8から約22個までの炭素を有する
分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル、アリール及びアルキルアリール基であ
る。更に好ましくは、R21、R22、R23及びR24は、上記化合物の分子量が少な
くとも約800であるように定義される。
【0222】 本発明において有用なグリセリルエステル油は少なくとも約500の分子量を
有し、そして次の式を有するものである:
【0223】
【化55】
【0224】 式中、R41、R42及びR43は、独立して、1から約30個までの炭素を有する
分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル、アリール及びアルキルアリール基であ
る。好ましくはR41、R42及びR43は、独立して、8から約22個までの炭素を
有する分枝鎖、直鎖、飽和又は不飽和アルキル、アリール及びアルキルアリール
基である。更に好ましくは、R41、R42及びR43は、上記化合物の分子量が少な
くとも約800であるように定義される。
【0225】 本発明における特に有用なペンタエリスリトールエステル油及びトリメチロー
ルエステル油にはペンタエリスリトールテトライソステアレート、ペンタエリス
リトールテトラオレエート、トリメチロールプロパントリイソステアレート、ト
リメチロールプロパントリオレエート及びこれらの混合物が含まれる。このよう
な化合物は商品名KAKPTI、KAKTTIでコーキョー・アルコール(Kokyo Alcohol)
から、そして商品名PTO、ENUJERUBUTP3SOで新日本理化から入手可能である。
【0226】 本発明における特に有用なポリα−オレフィン油には、モービル・ケミカル・
カンパニー(Mobil Chemical Co.)から入手可能な約500の数平均分子量を有
する商品名プレシン(PURESYN)6、及び約3000の数平均分子量を有するプ
レシン100、及び約6000の数平均分子量を有するプレシン300を有する
ポリデセンが含まれる。
【0227】 本発明における特に有用なシトレートエステル油には、バーネル(Bernel)か
ら入手可能な商品名シトモール(CITMOL)316を有するトリイソセチルシトレ
ート、フェニックス(Phoenix)から入手可能な商品名ペレモール(PELEMOL)T
ISCを有するトリイソステアリルシトレート、及びバーネルから入手可能な商
品名シトモール320を有するトリオクチルドデシルシトレートが含まれる。
【0228】 本発明における特に有用なグリセリルエステル油には、太陽化学(Taiyo Kaga
ku)から入手可能な商品名サン・エスポール(SUN ESPOL)G−318を有する
トリイソステアリン、クロダ・サーファクタンツ・エルティディ.(Croda Surf
actants Ltd.)から入手可能な商品名シスロール(CITHROL)GTOを有するト
リオレイン、ベビー(Vevy)から入手可能な商品名エファデルマ−エフ(EFADER
MA-F)を有するトリリノレイン、又はブルックス(Brooks)から得られる商品名
エファ−グリセリズ(EFA-GLYCERIDES)が含まれる。
【0229】カチオンポリマー カチオンポリマーは本発明で有用である。本明細書で使用する時、用語「ポリ
マー」には1つのタイプのモノマーの重合で作られるか又は2つ(すなわち、コ
ポリマー)若しくはそれより多くのタイプのモノマーで作られる物質が含まれよ
う。
【0230】 好ましくは、上記カチオンポリマーは水溶性カチオンポリマーである。「水溶
性」カチオンポリマーが意味するのは、25℃の水(蒸留又は等価の)中0.1
%の濃度で裸眼に実質的に清明な溶液を形成するほど十分に水に可溶性のポリマ
ーである。上記の好ましいポリマーは、0.5%の濃度で、更に好ましくは1.
0%の濃度で実質的に清明な溶液を形成するほど十分に可溶性であろう。
【0231】 本発明のカチオンポリマーは一般的に、少なくとも約5,000、典型的には
少なくとも約10,000であり且つ約1,000万未満である平均分子量を有
するであろう。好ましくは、分子量は約100,000〜約2,000,000
である。カチオンポリマーは一般的に、第四級アンモニウム又はカチオンアミノ
部分及びこれらの混合のようなカチオン窒素含有部分を有する。
【0232】 水溶解度基準が充足される限り、カチオンポリマーに対していかなるアニオン
系の対イオンも利用することができる。適切な対イオンとしては、ハライド(例
えば、Cl、Br、I、又はF、好ましくはCl、Br、又はI)スルフェート
、及びメチルスルフェートが挙げられる。このリストは排他的ではないので、他
のものを使用することもできる
【0233】 このカチオン窒素含有部分は一般的に、上記カチオンヘアコンディショニング
ポリマーの総モノマー単位のフラクション上に置換基として存在する。したがっ
て、このカチオンポリマーは、第四級アンモニウム又はカチオンアミン置換モノ
マー単位及び本明細書でスペーサーモノマー単位と呼称される他の非カチオン単
位のコポリマー、ターポリマー等を含んでいることができる。このようなポリマ
ーは当該技術分野で知られており、そしてCTFA・コスメティック・イングレ
ディエント・ディクショナリー、第3版、エストリン(Estrin)、クロスリー(
Crosley)及びヘインズ(Haynes)編集(The Cosmetic, Toiletry, and Fragran
ce Association, Inc.、ワシントンD.C.、1982年)中で種々のものを見
ることができる。
【0234】 上記カチオンアミンは、本発明組成物の特定の種及びpHに依存して、第一級
、第二級又は第三級アミンであることができる。一般的に、第二級及び第三級ア
ミン、特に第三級アミンが好ましい
【0235】 アミン置換ビニルモノマーをアミン形態で重合させることができ、そしてその
後任意に、四級化反応によってアンモニウムに変換させることができる。アミン
は又、ポリマーが形成された後に同様に四級化させることもできる。例えば、第
四級アミン官能基は、式R88X(式中、R88は短鎖アルキル、好ましくはC1
7アルキル、更に好ましくはC1〜C3アルキルであり、そしてXは上記で定義
されているような塩形成アニオンである)の塩との反応で四級化することができ
る。
【0236】 適当なカチオンアミノ及び第四級アンモニウムモノマーには、例えば、ジアル
キルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、
モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタク
リレートで置換されたビニル化合物、トリアルキルメタクリロキシアルキルアン
モニウム塩、トリアルキルアクリロキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル第四
級アンモニウム塩、並びにピリジニウム、イミダゾリウム及び四級化ピロリドン
のような環状カチオン窒素含有環を有するビニル第四級アンモニウムモノマー、
例えば、アルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキ
ルビニルピロリドン塩が含まれる。これらのモノマーのアルキル部分は、好まし
くはC1〜C3のアルキル基、より好ましくはC1及びC2のアルキル基のような低
級アルキル基である。本発明において使用する好適なアミン置換ビニルモノマー
としては、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキル
メタクリレート、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、及びジアルキルア
ミノアルキルメタクリルアミドが挙げられ、この時アルキル基は好ましくはC1
〜C7ヒドロカルビル、より好ましくはC1〜C3アルキルである。
【0237】 このカチオンポリマーは、アミン−及び/又は第四級アンモニウム置換モノマ
ー及び/又は適合可能なスペーサーモノマーから誘導されるモノマー単位の混合
物を含むことができる。
【0238】 適当なカチオン系ヘアコンディショニングポリマーには、例えば、1−ビニル
−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えば、クロリ
ド塩)のコポリマー(Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association、すな
わち「CTFA」によってこの産業分野でポリクアテルニウム−16と呼称され
ている)、例えば、バスフ・ワイアンドット・コープ.(BASF Wyandotte Corp.
)(米国ニュージャージー州パーシッパニー)からルビクァット(LUVIQUAT)の
商品名(例えば、ルビクァットFC370)で商業的に入手可能なもの;1−ビ
ニル−2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(C
TFAによってこの産業分野でポリクアテルニウム−11と呼称されている)、
例えば、ガフ・コーポレーション(Gaf Corporation)(米国ニュージャージー
州ウェイン)からガフクァット(GAFQUAT)の商品名(例えば、ガフクァット7
55N)で商業的に入手可能なもの;例えば、この産業分野(CTFA)でそれ
ぞれポリクアテルニウム6及びポリクアテルニウム7と呼称される、ジメチルジ
アリルアンモニウムクロリドホモポリマー及びアクリルアミドとジメチルジアリ
ルアンモニウムクロリドのコポリマーを含むカチオンジアリル第四級アンモニウ
ム含有ポリマー;並びに米国特許4,009,256に記載されているような、
3から5個までの炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモ及びコポリマーのア
ミノアルキルエステルの鉱酸塩が含まれる。
【0239】 使用できる他のカチオンポリマーには多糖ポリマー、例えばカチオンセルロー
ス誘導体及びカチオンデンプン誘導体が含まれる。
【0240】 本発明に好適に使用されるカチオン多糖類ポリマー物質としては、以下の式の
ものが挙げられる:
【0241】
【化56】
【0242】 式中:Z7はアンヒドログルコース残基、例えばデンプン又はセルロースアン
ヒドログルコース残基であり、R89はアルキレンオキシアルキレン、ポリオキシ
アルキレン若しくはヒドロキシアルキレン基又はこれらの組合せ物であり、R90 、R91及びR92は、独立して、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリー
ルアルキル、アルコキシアルキル又はアルコキシアリール基であり、その際各基
は約18個までの炭素原子を含有し、そして各カチオン部分の炭素原子の総数(
すなわち、R90、R91及びR92の炭素原子の合計)は好ましくは約20個又はそ
れ未満であり、そしてXは上記で記載されているとおりである。
【0243】 カチオンセルロースはアマーコール・コープ.(Amerchol Corp.)(米国ニュ
ージャージー州エジソン)からポリマー(Polymer)JR(登録商標)及びLR
(登録商標)シリーズのポリマーで、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと
反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩として入手可能であり、そしてこれ
はこの産業分野(CTFA)でポリクアテルニウム10と呼称されている。もう
ひとつのタイプのカチオンセルロースには、ラウリルジメチルアンモニウム置換
エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースのポリマー第四級アンモニ
ウム塩が含まれ、これはこの産業分野(CTFA)でポリクアテルニウム24と
呼称されている。これらの物質はアマーコール・コープ.(米国ニュージャージ
ー州エジソン)から商品名ポリマーLM−200(登録商標)で入手可能である
【0244】 使用できる他のカチオンポリマーにはカチオングアーガム誘導体、例えばセラ
ニーズ・コープ.(Celanese Corp.)からジャガー(Jaguar)Rシリーズで商業
的に入手可能なグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドが含まれる。他
の物質には、米国特許3,962,418に記載されているような第四級窒素含
有セルロースエーテル及び米国特許3,958,581に記載されているような
エーテル化セルロースとデンプンのコポリマーが含まれる。
【0245】 本発明における特に有用なカチオンポリマーにはポリクアテルニウム−7、ポ
リクアテルニウム−10、ポリクアテルニウム−24及びこれらの混合物が含ま
れる。
【0246】追加的な油状化合物 本発明において有用な追加的な油状化合物には脂肪アルコール及びこれらの誘
導体、脂肪酸及びこれらの誘導体並びに炭化水素が含まれる。本発明において有
用な追加的な油状化合物は揮発性又は不揮発性であることができ、約25℃以下
の融点を有している。理論によって拘束されないが、これらの追加的な油状化合
物は毛髪に浸透して毛髪のヒドロキシ結合を修正し、そしてこれによって毛髪に
滑らかさや柔軟性を提供することができる。この項の追加的な油状化合物は上記
した高融点化合物と区別されるべきである。これらの追加的な油状化合物の例は
インター・ナショナル・コスメティック・イングレディエント・ディクショナリ
ー、第5版、1993年、及びCTFAコスメティック・イングレディエント・
ハンドブック、第2版、1992年、中に見られるが、これらに限定されない。
【0247】 本発明において有用な脂肪アルコールには約10から約30個までの炭素原子
、好ましくは約12から約22個までの炭素原子、そして更に好ましくは約16
から約22個までの炭素原子を有するものが含まれる。これらの脂肪アルコール
は直鎖又は分枝鎖アルコールであることができ、そして飽和又は不飽和アルコー
ル、好ましくは不飽和アルコールであることができる。これらの化合物の例には
オレイルアルコール、パルミトレイックアルコール、イソステアリルアルコール
、イソセチルアルコール、ウンデカノール、オクチルドデカノール、オクチルデ
カノール、オクチルアルコール、カプリルアルコール、デシルアルコール及びラ
ウリルアルコールが含まれるが、これらに限定されない。
【0248】 本発明において有用な脂肪酸には、約10から約30個までの炭素原子、好ま
しくは約12から約22個までの炭素原子、そして更に好ましくは約16から約
22個までの炭素原子を有するものが含まれる。これらの脂肪酸は直鎖又は分枝
鎖の酸であることができ、そして飽和されているか又は飽和されていないことが
できる。適当な脂肪酸には、例えば、オレイン酸、リノール酸、イソステアリン
酸、リノレン酸、エチルリノレン酸、エチルリノレン酸、アラキドン酸及びリシ
ノール酸が含まれる。
【0249】 脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体は本明細書では、例えば、脂肪アルコ
ールのエステル、アルコキシル化脂肪アルコール、脂肪アルコールのアルキルエ
ーテル、アルコキシル化脂肪アルコールのアルキルエーテル、並びに嵩高エステ
ル油、例えばペンタエリスリトールエステル油、トリメチロールエステル油、シ
トレートエステル油、グリセリルエステル油及びこれらの混合物を含むように定
義される。脂肪酸誘導体及び脂肪アルコール誘導体の例には、例えば、メチルリ
ノレート、エチルリノレート、イソプロピルリノレート、イソデシルオレエート
、イソプロピルオレエート、エチルオレエート、オクチルドデシルオレエート、
オレイルオレエート、デシルオレエート、ブチルオレエート、メチルオレエート
、オクチルドデシルステアレート、オクチルドデシルイソステアレート、オクチ
ルドデシルイソパルミテート、オクチルイソペラルゴネート、オクチルペラルゴ
ネート、ヘキシルイソステアレート、イソプロピルイソステアレート、イソデシ
ルイソノナノエート、イソプロピルステアレート、エチルステアレート、メチル
ステアレート及びオレス−2が含まれるが、これらに限定されない。本発明にお
いて有用なペンタエリスリトールエステル油、トリメチロールエステル油、シト
レートエステル油及びグリセリルエステル油のような嵩高(bulky)エステル油は
約800未満、好ましくは約500未満の分子量を有するものである。
【0250】 本発明において有用な炭化水素には、それらがせいぜい約25℃の融点を有し
ている限り、飽和又は不飽和のどちらであることもできる直鎖、環状及び分子鎖
炭化水素が含まれる。これらの炭化水素は約12から約40個までの炭素原子、
好ましくは約12から約30個までの炭素原子、そして好ましくは約12から約
22個までの炭素原子を有している。本発明においては、アルケニルモノマーの
ポリマー炭化水素、例えばC2〜6アルケニルモノマーのポリマーも包含される。
これらのポリマーは直鎖又は分枝鎖ポリマーであることができる。これらの直鎖
ポリマーは典型的には長さが比較的短く、上記されているような炭素原子の総数
を有している。上記分枝鎖ポリマーは実質的により長い鎖長を有していることが
できる。このような物質の数平均分子量は広範に変動可能であるが、典型的には
約500まで、好ましくは約200から約400まで、そして更に好ましくは約
300から約350までであろう。本発明においては種々の等級の鉱油も有用で
ある。鉱油は、石油から得られる炭化水素の液体混合物である。適当な炭化水素
物質の特定の例にはパラフィン油、鉱油、ドデカン、イソドデカン、ヘキサデカ
ン、イソヘキサデカン、エイコセン、イソエイコセン、トリデカン、テトラデカ
ン、ポリブテン、ポリイソブテン及びこれらの混合物が含まれる。本発明におい
て使用するためには、鉱油、ポリα−オレフィン油、例えばイソドデカン、イソ
ヘキサデカン、ポリブテン、ポリイソブテン、及びこれらの混合物から成る群か
ら選択される炭化水素が好ましい。
【0251】 本発明において有用で商業的に入手可能な脂肪アルコール及びこれらの誘導体
には:新日本理化から入手可能な商品名ウンジェコール(UNJECOL)90BHR
を有するオレイルアルコール、シェール(Scher)から入手可能な商品名シェー
ルセモール(SCHERCEMOL)シリーズを有する種々の液体エステル、並びにコーキ
ュー・アルコール(Kokyu Alcohol)から入手可能な商品名HISを有するヘキ
シルイソステアレート及びZPISを有するイソプロピルイソステアレートが含
まれる。本発明において有用で商業的に入手可能な嵩高エステル油には:モービ
ル・ケミカル・カンパニー(Mobil Chemical Co.)から得られる商品名モービル
・エステル(MOBIL ESTER)P43を有するトリメチロールプロパントリカプリ
レート/トリカプレートが含まれる。本発明で有用で商業的に入手可能な炭化水
素には、プレスパース(Presperse)(米国ニュージャージー州サウスプレイン
フィールド)から入手可能な商品名パーメチル(PERMETHYL)99A、パーメチ
ル101A及びパーメチル1082を有するイソドデカン、イソヘキサデカン及
びイソエイコセン、アモコ・ケミカルズ(Amoco Chemicals)(米国イリノイ州
シカゴ)から入手可能な商品名インドポール(INDOPOL)H−100を有するイ
ソブテンとノルマルブテンのコポリマー、ウィトコから入手可能な商品名ベノー
ル(BENOL)を有する鉱油、エクソン・ケミカル・カンパニー(Exxon Chemical
Co.)(米国テキサス州ヒューストン)から得られる商品名イソパール(ISOPAR
)を有するイソパラフィンが含まれる。(Houston Texas, USA.)
【0252】他の追加的な構成成分 本発明の組成物は他の付加的な構成成分を含んでもよく、そしてこれら構成成
分は最終生成物の所望の特徴に従って当該技術者により選択され得、そして本発
明の組成物を更に化粧品的にか又は美容的に受け入れられるようにするのに適し
ているか、あるいは本発明の組成物に追加的な使用利益を提供するのに適してい
る。このような他の追加的な構成成分は一般的に、上記組成物の約0.001重
量%から約10重量%まで、好ましくは約5重量%までのレベルで個々に使用さ
れる。
【0253】 他の多種多様な追加的構成成分を本発明の組成物中に処方することができる。
これらには以下のものが含まれる:他のコンディショニング剤、例えばホーメル
(Hormel)から入手可能な商品名ペプテイン(Peptein)2000を有する加水
分解コラーゲン、エーザイから入手可能な商品名Emix-dを有するビタミンE、ロ
シュ(Roche)から入手可能なパンテノール、ロシュから入手可能なパンテニル
エチルエーテル、加水分解ケラチン、タンパク質、植物抽出物及び栄養剤;毛髪
固定用ポリマー、例えば両性固定用ポリマー、カチオン性固定用ポリマー、アニ
オン性固定用ポリマー、非イオン性固定用ポリマー及びシリコーングラフト化コ
ポリマー;保存剤、例えばベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラ
ベン及びイミダゾリジニルウレア;pH調節剤、例えばクエン酸、クエン酸ナト
リウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム;一般的に、塩
、例えば酢酸カリウム及び塩化ナトリウム;着色剤、例えば食品・医薬品及び化
粧品用又は医薬品及び化粧品用色素;毛髪酸化(漂白)剤、例えば過酸化水素、
パーボレート及びパースルフェート塩;毛髪還元剤、例えばチオグリコレート;
香料;並びに金属イオン封鎖剤、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム;
オクチルサリチレートのような紫外線及び赤外線スクリーン及び吸収剤、ピリチ
オン亜鉛のようなふけ防止剤;並びにこれらの混合物。
【0254】 [実施例] 以下の実施例は本発明の範囲内の実施態様を更に記載しそして説明する。これ
らの実施例は単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の精神及び範囲
から逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本発明を限定する
ものとして解釈すべきではない。成分は化学名若しくはCTFA名称で同定され
るか、又はそうでない場合、以下で定義される。
【0255】
【表1】
【0256】
【表2】
【0257】化合物の定義 1 アクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー−1:ビー・エフ.グッドリ
ッチ(B.F.Goodrich)から入手可能なペムレン(PEMULEN)TR−1 2 アクリル酸/アルキルアクリレートコポリマー−2:ビー・エフ.グッドリ
ッチから入手可能なペムレン(PEMULEN)TR−2 3 ポリクアテルニウム−39:カルゴン(Calgon)から入手可能なマーコート
プラス(Merquat Plus)3330 4 ポリクアテルニウム−47:カルゴンから入手可能なマーコート(Merquat
)2001 5 ポリクアテルニウム−22:カルゴンから入手可能なマーコート280 6 カルボマー1:ビー・エフ.グッドリッチから入手可能なカルボポール(Ca
rbopol)981 7 カルボマー2:ビー・エフ.グッドリッチから入手可能なカルボポールウル
トレズ(Carbopol Ultrez)10 8 セチルヒドロキシエチルセルロース:アクアロン(Aqualon)から入手可能
なポリサーフ(Polysurf)67 9 ヒドロキシエチルセルロース:アメルコールから市販されているアメルコー
ル・ポリマーHM−1500 10アクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー:ローム・アン
ド・ハース(Rohm and Hass)から入手可能なアクリゾール(Acrysol)2222
【0258】 11 ジメチコーン及びジメチコノール:ダウ・コーニング(Dow Corning)か
ら入手可能なDCQ2−1403 12 シクロメチコーン/ジメチコノール:ダウ・コーニングから入手可能なD
CQ2−1401 13 シクロメチコーン/ジメチコーン:信越(Shin-Etsu)から入手可能なG
um/シクロメチコーンブレンド 14 シクロメチコーン:ダウ・コーニングから入手可能なDC345 15 アルキルシリコーンエマルション:ダウ・コーニングから得られるアルキ
ルグラフト化コポリマーシリコーンエマルションDC2−2845 16 ヘキシレングリコール:三井東圧(Mitsui Toatsu)から入手可能なヘキ
シレングリコール 17 ポリエチレングリコール200:ユニオン・カーバイド(Union Carbide
)から入手可能なカーボワックス(Carbowax)PEG200 18 ベンゾフェノン−4:バスフ(BASF)から入手可能なユーブイヌル(Uvnu
l) MS−40 19 オクチルメトキシケイ皮酸:ロシュ(Roche)から入手可能なパラソール
(Parasol)MCX 20 可視粒子1:インデュケム(Induchem)から入手可能なユニスフィアズ(
Unispheres)AGE−527
【0259】 21 可視粒子2:インデュケムから入手可能なユニスフィアズYE−501 22 PEG−2M:アマーコール(Amerchol)から入手可能なポリオックス(
Polyox)PEG2M 23 アロエ抽出物:イチマル・ファルコス(Farcos)から入手可能なアロエ抽
出物 24 ツルドクダミ抽出物:オキュペイショナル・メディスン、CAPMから入
手したツルドクダミ抽出物 25 ヤクヨウニンジン:オキュペイショナル・メディスン、CAPMから入手
可能なヤクヨウニンジン 26 2,4−ジメトキシ−6−(1'ピレニル)−1,3,5−トリアジン:
チバ・ガイギー(Ciba Geigy)から入手可能な2,4−ジメトキシ−6−(1'
ピレニル)−1,3,5−トリアジン 27 ポルフィリン:和光ケミカル(Wako Chemicals)から入手可能なポルフィ
リン 28 ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド:クロダ(Croda)から入手可
能なインクロコート(INCROQUAT)TMC−80 29ポリクアテルニウム−24:アマーコールから入手可能なポリマーLM−2
00 30 トリエタノールアミン:日本触媒(Nippon Shokubai)から入手可能なト
リエタノールアミン
【0260】 31 ペンタエリスリトールテトラオレエート:新日本理化(Shinnihon Rika)
から入手可能なペンタエリスリトールテトラオレエート 32 可視粒子3:インデュケムから入手可能なユニセリン C−30 33 可視粒子4:インデュケムから入手可能なユニスフェアーズ(Unisphers
)UEA−509 34 可視粒子5:ユナイテッド・ガーディアン社から入手可能なコンフェッテ
ィ(Confetti)ダーマル・エッセンシャルズ・シリーズ: 35 ビタミンE:エーザイから入手可能なエミックス−d(Emix−d) 36 パンテノール:ロシュから入手可能なパンテノール
【0261】調製方法 高分子物質、例えばカルボン酸/アルキルカルボキシレートコポリマー、両性
コンディショニングポリマー及び、存在する場合には、追加的な粘度修正剤は室
温で水中に分散させ、激しく攪拌して混合し、そしてその後約50℃に加熱する
。得られた混合物を40℃未満に冷却し、そしてその後この混合物に中和剤を添
加する。上記ポリマー物質を分散させるために必要な場合には、トリブレンダー
を使用することができる。
【0262】 中和後、残りの構成成分を上記混合物に添加する。カチオン系界面活性剤が上
記処方に含まれる場合、70℃を超える温度の熱水に上記カチオン系界面活性剤
を攪拌しながら溶解させてプレミックスを製造し、そしてその後40℃未満に冷
却する。得られたプレミックスを上記混合物に添加する。
【0263】 実施例1から12までは、リーブ・オン用途に特に有用な本発明のヘアコンデ
ィショニング組成物である。これらの実施例は多くの利点を有している。例えば
、それらは、好ましい美的な利点、滑らかさ、柔軟さ及び摩擦低下のような改善
されたコンディショニング効果を毛髪に提供することができ、毛髪への適用が容
易であり、そして毛髪や手に清潔な感触を残す。
【0264】 本明細書に記載されている実施例や実施態様は説明目的のためだけであり、そ
してこれらを考慮して、本発明の精神や範囲から逸脱することなく、種々の修正
又は変更が当該技術分野の熟練者に対して示唆されることが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB052 AC062 AC112 AC122 AC172 AC212 AC342 AC392 AC482 AC532 AC542 AC692 AC852 AD011 AD042 AD091 AD092 AD132 AD151 AD152 AD172 AD212 AD262 AD282 AD662 BB07 BB21 BB46 BB53

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のもの: (1)カルボン酸/カルボキシレートコポリマー; (2)可視粒子;及び (3)水性キャリア を含むヘアコンディショニング組成物。
  2. 【請求項2】 両性コンディショニングポリマーを更に含んでいる請求項1
    に記載のヘアコンディショニング組成物。
  3. 【請求項3】 保湿剤を更に含んでいる請求項1に記載のヘアコンディショ
    ニング組成物。
  4. 【請求項4】 シリコーン化合物を更に含んでいる請求項1に記載のヘアコ
    ンディショニング組成物。
  5. 【請求項5】 追加的な粘度修正剤を更に含んでいる請求項1に記載のヘア
    コンディショニング組成物。
  6. 【請求項6】 UV吸収剤を更に含んでいる請求項1に記載のヘアコンディ
    ショニング組成物。
  7. 【請求項7】 光学的光沢剤を更に含んでいる請求項1に記載のヘアコンデ
    ィショニング組成物。
  8. 【請求項8】 ハーブ抽出物を更に含んでいる請求項1に記載のヘアコンデ
    ィショニング組成物。
  9. 【請求項9】 追加的なコンディショニング剤を更に含んでいる上記各請求
    項のいずれか1項に記載のヘアコンディショニング組成物。
  10. 【請求項10】 以下のもの: (1)約0.01〜約10重量%のカルボン酸/カルボキシレートコポリマー;
    (2)約0.01〜約5重量%の可視粒子; (3)約0.1〜約20重量%の保湿剤; (4)約0.1〜約60重量%のシリコーン化合物; (5)約0.01〜約10重量%の追加的な粘度修正剤及び (6)水性キャリア を含むヘアコンディショニング組成物。
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