JP2002518244A - 移動装置で使用する安定化要素 - Google Patents
移動装置で使用する安定化要素Info
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Abstract
Description
For a Water Planing Device」という名称の出願第
09/098400号の一部継続出願である。
って安定性を高め、移動装置の運動性を増大させる中空安定化要素を有する、フ
ィン、翼などの改良型のフォイルに関するものである。
はフィンであるフォイルを有する。ほとんど全ての種類の船が、垂直フォイルま
たはフィンを使用して水平方向の安定性を得ている。セールボートおよび他の大
型の船はしばしば、船体の直接の延長であるフィンを有する。一般に使用される
サーフボードおよびウィンドサーフィンボードは、その下側面から垂直下向きに
最長で16インチ延びることがある、「サメのひれ」に似た1つまたは複数のフ
ィンを利用している。このタイプのフィンは、一般に、穏やかなまたは荒れた水
面条件下で、水中または波の上を進むときの、ボート、サーフボードまたはウィ
ンドサーフィンボードの水平方向の安定化のみを考慮したものである。このタイ
プのフィンでは、船に共通の各種操縦を行う間に経験する垂直方向の上昇に対し
て、ほとんど、または全く抵抗が生じない。重量を前方へ移動させ、船またはボ
ードを垂直に上昇させる操作により、フィンが波または水との接触を失うことに
よって制御を失い、転覆に至る可能性がある。さらに、波が切り立ち、砕ける手
前までくると、垂直設計だけを有するこのタイプのフィンは波面との接触を失っ
てしまう傾向があり、こうなると水平方向の制御が失われ、ボードが横滑りして
転覆の原因となる。波や荒れた水面はまた、高速モーターボートおよびセールボ
ートを揺らしたり、その制御を失わせたりする。
または水平安定性を与える水平翼またはスタビライザを有するが、それでも飛行
機は、乱気流によって引き起こされる不安定に依然として弱い。自動車も、一般
に後部に取り付けられたフォイルまたはブレード型付属物を使用することがある
。スポイラとしても知られるこの後部フォイルは、タイヤが路面との接触を維持
するのを助ける下向きの力を生む。しかし、飛行機の翼と同様にスポイラは大抵
、1方向の安定性しか提供せず、乱気流の不安定化の影響を受ける。すなわち、
ほとんどの移動装置は、安定性、揚力および/または運動性が得られるように設
計されたあるタイプのエアフォイル、翼またはブレード状装置を有する。
型の安定化要素が求められている。
させ、さまざまな方向の安定性を高め、現在使用されているフォイルを上回る揚
力を与えるのが好ましい。他の態様では、本発明は、さらに、空中、水中または
陸上を移動する移動体の運動性を向上させるのが好ましい。
化フィンは、上部垂直安定化要素、中空管状要素および下部垂直安定化要素を含
む。上部垂直安定化要素は、水上滑走装置または船の下側面に取り付けるための
上端部を有する。中空管状要素は、上部垂直安定化要素の下端部から下がる上部
を有する。中空管状要素は、開口前端部および開口後端部を有する。下部垂直安
定化要素は、中空管状要素の下部から下がる上端部を有する。安定化フィンの使
用中に、上部および下部垂直安定化要素が横方向の安定性を与え、中空管状要素
が横方向の安定性を高め、さらに垂直方向の安定性を与え、これによって使用者
の制御性が向上する。水上滑走装置は例えば、サーフボードまたはウィンドサー
フィンボードである。船はさらに、例えば、セールボートまたは高速モーターボ
ートである。
に安定させる。例えば、この要素により、サーフボードまたはウィンドサーフィ
ンボードの乗り手がサーフボードの先端の領域に乗っている間、尾部を水中に維
持することによって、より長くよりよい制御を維持することができる。サーフボ
ードまたはウィンドサーフィンボードの乗り手は、さまざまな操縦を実行しなが
ら、波のホワイトウォータ部(波頭)を突っ切って、またはホワイトウォータ部
の中で、またはホワイトウォータ部の上をライディングする際に、この要素によ
り、より大きな制御能力を得られる。この要素により、荒れたまたは静かな条件
の中で、水上でまたは切り立った波の波面を上下してサーフボードまたはウイン
ドサーフィンボードに乗るときに、乗り手は大きな制御能力を得る。安定化フィ
ンは、波の中または荒れた水面で他の船を安定させる。
を形成することによって操作性が向上する。この先細の縁は、流体に切り込むこ
とによって移動体が旋回を開始するのを助けると考えられる。
は翼全体をフォイル形状に保つ。中空要素のこのフォイル形状は、水または空気
がそれに対して流れることができる表面積を大きくすることによって移動体によ
り大きな揚力を与える。
在使用されている翼を上回る揚力および安定性を与えるのを助ける中空安定化要
素を有する。
る。自動車のスポイラは一般に、後タイヤに下向きの力を与えるように配置され
、タイヤが地面との接触を維持するのを助ける。中空要素は、一般に使用されて
いるスポイラの表面積を増大させ、これによってスポイラが、その長さを延長す
ることなく、より大きな下向きの力を生み出すことができる。さらに、中空要素
は、その胴体の中に空気を通すことによって水平安定性を与える。前縁が次第に
薄くなって先細な縁を形成すると、この要素は運動性を向上させると考えられる
。
て10という番号で示す本発明の第1の実施形態を示す。安定化フィン10は、
上部垂直安定化要素12、中空管状要素14、および下部垂直安定化要素16を
備える。上部垂直安定化要素は、概ね平らな形状の垂直方向に向いた単一のプレ
ートまたはブレードの形状であるのが一般的である。該安定化要素は、水上滑走
装置(図示せず)の下側面に取り付けられた上端部部18を備えている。該上端
部部18は、当該技術分野で公知の(常時または取外し可能に固定された)装置
により取り付けることができる。上部垂直安定化要素12は、図18から図19
に示すように、セールボートの下側面すなわち船体と連続させることもできる。
20を有する。管状要素14は、開口した前端部24および開口した後端部26
を有する。この中空要素は、上部外側面70、下部外側面72、上部内側面74
および下部内側面76を有する3次元形状体である。
である。本好ましい実施形態では、中空管状要素14は実質的に円形の断面を有
する。本実施形態では、中空要素は管状だが、開口ないし通路の形状が管状であ
る必要はない。
28を有する。上部垂直安定化要素12、中空管状要素14、および下部垂直安
定化要素16は一体に接続されることが好ましい。これらの要素は、ファイバー
グラス、射出成形プラスチック、カーボンファイバ複合材などの、典型的なサー
フボードフィン材料から形成することができる。安定化フィン10に必要な形状
の組合せは、特に、炭素複合材製造プロセスにおける最近の進歩を後押しするも
のである。
後縁を有することが好ましい。図4および5から分かるように、同様に、上部垂
直安定化要素12および下部垂直安定化要素16も、丸みを帯びた前縁および次
第に薄くなった後縁を有する。下部垂直安定化要素16の前縁と後縁は下端部部
32で集合する。
空管状要素14の前面上部36と連続している。中空管状要素14の前面下部3
8は、下部垂直安定化要素16の前面上部40と連続している。さらに、上部垂
直安定化要素12の後面下部42は中空管状要素14の後面上部44と連続して
いる。中空管状要素14の後面下部46は下部垂直安定化要素16の後面上部4
8と連続している。したがって、例えば、図3から分かるとおり、側面の輪郭は
連続した曲線となる。
16の最下部までの距離を、約3インチから約12インチとすることができるの
が典型的である。ウィンドサーフィンボードでは、この距離を約15インチとす
ることができる。
きる。
狭くなるようにすることができ、場合によっては、上端部を約6インチという大
きさにし先端に向けて狭くなるようにすることもできる。
インチとすることができる。ウィンドサーフィンボードへの適用ではこの直径を
大幅に大きくすることができる。
ド50上への典型的な適用に関して示されている。
は、サーフボード50の後部近くにある比較的大きなフィン54の前方に、比較
的小さな2つの安定化フィン52が並んで配置されている。このフィン配置によ
り、比較的大きい高波に対する安定化の効果が高くなる。先に述べたとおり、安
定化フィンはボードに常時取り付けていてもよいし、または取外しできるように
して、例えば図9Aに示した配置に調整できるようにしてもよい。
前方の2つのフィン78は、片面に取り付けられた中空要素を有する。図9Bに
示すように、後部のフィン80は、フィンの両側に1つずつ、合わせて2つの中
空要素を有する。しかし、他の実施形態(図示せず)では、後部フィンが、中空
要素のない標準のまっすぐなフィンであり、前方の2つのフィン78が、外を向
いた面に取り付けられた中空要素を有している。図9および9aに関して図示し
説明した配置を、ウインドサーフィンボードまたは他の水上滑走装置に使用する
こともできる。
態様を示す。安定化フィン58は、ウィンドサーフィンボードの中心付近に取り
付けられている。安定化フィン56はボードの後部に取り付けられている。この
配置は一例として示したものである。多くの異なる安定化フィンの配置を本発明
の原理に基づいて適応させることができる。
郭を有する安定化フィン62を示す。このフィンは、より長い旋回をするのに有
用である。さらに、このフィンはケルプ、海草、岩の多い地域でのサーフィンに
より適している。図11に示すように、中空安定化要素63は、フィン62の前
縁から後縁まで完全に延ばすこともできるし、あるいは、フィンから流体を排出
する側面排出口または排出口を設けて、前縁から後縁に向かう途中で打ち切るこ
ともできる。他の実施形態(図示せず)では、安定化要素63を後縁から前縁に
向かう途中まで延ばすことができる。
直なフィン輪郭を有する安定化フィン64を示す。2つのフィン形状だけを示し
たが、安定化フィンは、任意の形状、寸法および厚さのフィン、ブレード、エア
フォイル等に取り付けることができる。さらに、図12では安定化要素65を対
称形として示したが、これを、横断面がエアフォイル形状を有するなど、非対称
形状とすることもできる。このような形状は、中空要素65の外側面に沿った流
体の流れとその内部を通る流体の流れとの両方によって、フィン上に揚力を生み
出す効果を有する。図13および14に要素65の外側面67をより分かり易く
示す。これらの図には非円形横断面を有する要素が示されている。このように、
図13および14に示すように、フィンから外へ向かって延びるような方法で、
この要素をフィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができるか、ま
たは、フィンの両側面とこの要素がより接近した形状となるように、この要素を
フィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができ、そして、図84に
示すセールボートのフィンの場合に、より接近した形状をとる。すなわちこの要
素の効果は、ここで説明したように、その内側面と、もしある場合にはその延長
面とから生じる。
でもよい。ただし、安定性を最も高めるためには、これらの他の形状が中心線に
ついて対称でなければならない。例えば、図13を参照すると、楕円形の中空管
状要素を含むフィン66が示されている。図14は、楕円が別の向きに配置され
た、全体を68で表す他の「楕円形」実施形態を示す。
体にサーフボードを接続する装置として機能させることができる。さらに、この
要素を、1つまたは複数のブレードまたはフィンにより、移動装置に装着するこ
と、または移動装置から片持ち梁式に延ばすことができる。
示す。この実施形態の安定化フィン10は、尾部を下向きに保持する力を生み出
す。この力は、波および荒れた水中でのボードの安定化を助け、乗り手がボード
の前の方へ移動することを可能にする。図15に示すように、サーフボードまた
はウィンドサーフィンボードの下側面は通常、弧状湾曲部を有する。すなわち、
ボードの先端部と尾部の両方がボードの中間点から上方へカーブしている。この
ロッカないしカーブは中空要素14をわずかに下向きの角度A−Aに保ち、水が
、中空要素の上部外側面70および下部内側面76に当たってそれていくように
する。この水の偏向により、ボードが自然な位置にあるときでも、わずかに下向
きの力が維持される。
と、中空要素およびフィンはさらに下に傾き始める。中空要素の角度が下がれば
下がるほど、前向きの速度に対抗する上部外側面70の部分が大きくなるため、
中空要素の上部外側面70は流れの方向に対してより抵抗する。この下向きの力
が尾部を水中に引き戻す。尾部から先端部への下向きの角度が急になり、中空要
素の角度が大きくなればなるほど、安定化フィンはより大きな下向きの力を尾部
に与える。結果的に、この安定化フィンによってサーファーはより長く先端部に
乗っていることができる。さらに、乱流および波作用による不安定化影響が最小
限にされる。ボードの傾きがおさまり、ボードの先端部が下を向かなくなると、
中空要素はボードの尾部を下方へ引かなくなる。この同じ原理を他の船に使用し
て、乱流の影響を減らし、船の下側面を水面に維持することによって船がよりな
めらかにかつ効率的に滑走するのを助けることができる。
ーブした下部前縁82を有する。上方へカーブした前縁は、安定化要素の引き下
げる力を打ち消す。旋回するとき、または別の理由でサーフボードの尾部に体重
をかけたときなど、水上滑走装置の尾部が水にもぐったとき、したがって尾部が
水中に斜めに入ったときには、カーブした前縁が揚力を打ち消す。尾部が水中に
もぐる角度が大きければ大きいほどこの特徴はより大きな上向きの力を生み出し
、中空要素が、水上滑走装置の尾部を水面下のあまり深くまで引き下げることが
ないようにする。
安定化フィンの周囲および内部を水流が連続して流れると、乗り手がサーフボー
ドまたはウィンドサーフィンボードを水中または波面の上下に導いているときに
、サーフボードおよびウィンドサーフィンボードの全ての方向(垂直成分と水平
成分の両方)の制御能力がより高まる。中空要素のカーブにより、類似の翼状安
定化要素では突っ切って進むことしかできないカーブした波の表面を中空要素が
捉え続けることが可能となる。
施形態の円形または丸い形状により、ボードおよびフィンがいろいろな方向に傾
いたときにこの表面積が力を生み出すことができる。したがってこの中空要素は
、使用されている単方向フォイルが一般に提供する以上にさまざまな方向の安定
性を提供する。さらに、これらの原理は、例えば、飛行機、自動車などの安定化
要素の他の応用にも適用される。
向き)に対してほぼ常に2つの面がさらされる。流体は一般に、中空要素の外側
面およびこの面と対向する内側面の両方に対して力を作用させ、さまざまな方向
の安定性および揚力を与える。その結果、水は、単一の表面を有し主フィンを貫
通して水平に延びるだけのフィンに対して作用させることができる力よりも大き
な力を、中空安定化要素を有するフィンに対して作用させる。中空要素は、その
全長の内部を通して流体を流すことができ、したがって移動体に対する乱流の影
響を全体として最小化させる。
き、サーファーはボードの尾部の方へ下がって尾部を押し下げ、先端部を持ち上
げる。乗り手の体重がボードの後部にかかり、旋回するために乗り手がボードを
片側に傾け始めると、中空要素の上部内側面74は水の速度による力に対してよ
りさらされるようになる。この面がよりさらされるようになると、水流は、尾部
に上向きの力を作用させ、ボードの尾部を水から持ち上げるのを助け、旋回がよ
り滑らかかつ簡単になる。さらに、乗り手がボードを片側に傾けて旋回を開始す
ると、ボードの傾きによって中空要素の内側面が露出し、旋回の方向に対応する
側に押す。上部内側面74および上部内側面74の側面の一部に水流が当たる結
果、旋回はより簡単かつ滑らかになる。
鋭な縁を形成する。この次第に薄くなる形状は、フィンまたは翼のフォイル形状
を反映する。中空要素の内部は直線的であり、フォイル形状ではない。この直線
的な内部は開口内に渦を生み出し、安定性および運動性を高めると考えられる。
定化要素が、変化の続く波立った水面の下の穏やかな水の中に達することができ
る。この図では、サーフボードの尾部が水面から持ち上がり気味になっている。
このような状況は例えば、サーファーがボードの先端近くに乗っているときに起
こる。この場合、矢印71で示す水流体の力は中空要素14の前縁から入り、要
素14の下部内側面73に当たってそれる。この偏向により、中空要素、したが
ってフィンおよびボード自体が矢印75で示すように下方へ押され、これにより
、結果として、ロッキングモーションが立て直されるかまたは補正されることに
なる。この効果により、サーファーは、先端部により長く乗っていること、また
はより安定なライディングを維持することができる。さらに、中空要素の後部か
ら流れ出る水流からの推進力効果(例えばこの要素のベンチュリ効果によって生
じる可能性のある力)があり、これによってサーファーは速度が増した感じを受
けることになる。
は他の方法でサーファーが尾部を水中にさらに沈み込ませた場合、中空要素は、
反対にロッキングモーションまたは回転運動を打ち消す効果を有する。したがっ
て、水流77は要素14の上部内側面79に当たり、これによってサーフボード
上に矢印81で示すような補正的な力が生じる。図16Bの矢印83は、要素内
を流れる水流によって得られる内部エアフォイル効果を示す。この効果は、要素
によって達成される揚力効果をさらに高める。図13および14に示すように要
素の外側面がフィンから外側に延びている場合には、これらの面にも同じ揚力効
果が達成される。
びる図16に示すようなサーフボードフィンである。このフィンは、高さ0.7
5インチ、前縁から後縁までの長さが6.25インチの装着要素(図示せず)を
有する。上部垂直安定化要素12はボードの下側面から下方に1.25インチ延
び、長さはその中間部で4.5インチである。中空要素14の直径はほぼ一定の
1.5インチであり、その前縁から後縁までは3.5インチである。下部垂直安
定化要素16は中空要素14の下端部から後方に湾曲し、その後端は中空要素1
4の後端から下に4.5インチのところにある。中空要素14の下部30からフ
ィンの先端までの下部安定化要素16の長さは約7インチである。
示す。図19は、小さな安定化フィン10がボートの後部に取り付けられた実施
形態を示す。この中空要素は、現在使用されているキールよりも多くの方向にボ
ートを安定させる。この安定化要素は、波立った水面からの上下動を防止するよ
うに、最小限の水平延長を伴って別のエッジをキールに与える。その結果、この
安定化要素により、航行がなめらかになり、ボートがより効率よくなる。
8を示す。この安定化要素は、さまざまな方向の乱気流を低減させることによっ
て旋回および滑空を容易にする。その結果、航空機はより滑らかに飛行し、前進
運動を減じる乱気流が排除されることによって燃費は向上すると考えられる。
中空安定化要素14がスポイラ94の中央に取り付けられる。単一の中空要素を
有するスポイラが示されているが、2つ以上のスタビライザを備えることもでき
る。2つのスタビライザを有する実施形態では、スタビライザをスポイラの両端
に取り付けることができる。
することができる。この開口部を有するスポイラは風の抵抗に対してより広い面
積を有し、これによって2枚のフィンを必要とすることなく、必要なときに自動
車を減速させ、下向きの力を与える。この中空要素は、自動車がコーナを曲がる
ときに乱気流を排除するのを助け、運転者により大きな制御能力を与える。この
安定化装置は、中央の中空要素から台上に取り付けることができる。
サーフボードの実施形態に関して説明した原理は、これまでに示した他の移動装
置ならびにそれら以外の装置にも適用可能である。したがって添付の請求項の範
囲内において、本明細書に具体的に記載した方法以外の方法で本発明を実施する
ことができることを理解されたい。
概略図である。
。
。
る。
から見た端面図である。
正面図である。
トの後部に取り付けられた図18の側面図である。
面図である。
作性が向上する。この画定された縁は、流体に切り込むことによって移動体が旋
回を開始するのを助けると考えられる。
る。自動車のスポイラは一般に、後タイヤに下向きの力を与えるように配置され
、タイヤが地面との接触を維持するのを助ける。中空要素は、一般に使用されて
いるスポイラの表面積を増大させ、これによってスポイラが、その長さを延長す
ることなく、より大きな下向きの力を生み出すことができる。さらに、中空要素
は、その胴体の中に空気を通すことによって水平安定性を与える。中空要素の前
縁が画定される縁へ先細となると、この要素は運動性を向上させると考えられる
。
有することが好ましい。図4および5から分かるように、同様に、上部垂直安定
化要素12および下部垂直安定化要素16も、丸みを帯びた前縁および次第に薄
くなった後縁を有する。下部垂直安定化要素16の前縁と後縁は下端部部32で
集合する。
へ先細となっている。この先細となった形状は、フィンまたは翼のフォイル形状
を反映する。中空要素の内部は直線的であり、フォイル形状ではない。この直線
的な内部は開口内に渦を生み出し、安定性および運動性を高めると考えられる。 (訂正の理由1−1) 段落「0008」中、「画定される縁へ先細となる中空要素の前縁により」に
ついて この箇所の原文の標記は原文第3頁第16から17行目に「(… an increase
in maneuverability is attained)by the leading edge of the hollow element
tapering to a defined edge.」と記載されていたところ、誤訳訂正前は、「中
空要素の前縁が次第に薄くなって先が細くなる縁を形成することによって(操作
性が向上する)」と翻訳していた。 「tapering」という単語は、「(対象物が板状の物である場合)薄くなる」と
いう意味も有するが、「先細となる」という意味も有する。従って、この場合「
tapering」の対象物が(板状でなく円筒形の)「中空要素」であることを斟酌す
れば、「先細となる」と翻訳すべきである。よって、「tapering」を「次第に薄
くなって先が細くなる」と翻訳していたところを「先細となる」と誤訳訂正する
。 (訂正の理由の説明に必要な資料1−1「小学館ランダムハウス英和大辞典第2
版第2771頁、1994年1月1日発行」及び訂正の理由の説明に必要な資料
1−2「Webster's Third New International Dictionary, G.&C. Merriam Comp
any1971年発行」参照) (訂正の理由1−2) 「defined」という単語には、厳密には「形成された」という意味はなく、「
画定された(画定される)」という意味を有する。従って、本願発明において、
中空要素は、前縁が画定される縁へ先細となる形状を有することを斟酌すると、
「画定される」と翻訳すべきである。 (訂正の理由の説明に必要な資料2「研究社リーダーズ英和辞典第565頁、1
997年発行」参照) (訂正の理由1−3) さらに、これを前提として、当該箇所の翻訳において上記の通り、誤訳訂正前
は、「前縁が…縁を形成することによって(操作性が向上する)」という翻訳構
成となっていた。しかしながら、原文に厳密な翻訳としては、これは「画定され
る縁へ(先細となる中空要素の)前縁により(操作性が向上する)」とすべきで
ある。 よって、「前縁が次第に薄くなって先が細くなる縁を形成することによって」
と翻訳していたところを、「画定される縁へ先細となる中空要素の前縁により」
と誤訳訂正する。 (訂正の理由1−4) 段落「0008」中、「画定された」について この箇所の原文の標記は原文第3頁第17行目に「defined edges」と記載さ
れていたところ、誤訳訂正前は「先細の縁」と翻訳していた。これは原文の忠実
な翻訳ではないこと及び上記(2)の理由により、「画定された縁」と翻訳すべ
きである。従って、「defined edges」を「先細の縁」と翻訳していたところを
「画定された縁」と誤訳訂正する。 (訂正の理由2−1) 段落「0011」中、「中空要素の前縁」について この箇所の原文の標記は原文第4頁第2行目に「the front edge of the holl
ow element」と記載されていたところ、誤訳訂正前は「前縁」と翻訳していた。
「of the hollow element」の訳が抜けているので「中空要素の前縁」と翻訳す
べきである。よって、「the front edge of the hollow element」を「前縁」と
翻訳していたところを「中空要素の前縁」と誤訳訂正する。 (訂正の理由2−2) 段落「0011」中、「画定される縁へ先細となると」について この箇所の原文の標記は原文第4頁第2行目に「(as the front edge of the
hollow element) is tapered to a defined edge」と記載されていたところ、誤
訳訂正前は、「次第に薄くなって先細な縁を形成すると」と翻訳していた。前記
(訂正の理由1−1)及び(訂正の理由1−2)と同様の理由により、誤訳訂正
前は「次第に薄くなって先細な縁を形成すると」と翻訳していたところを「画定
される縁へ先細となると」と誤訳訂正する。 (訂正の理由3) 段落「0017」中、「先細となる後縁」について この箇所の原文の標記は原文第6頁第9行目に「a tapered trailing edge」
と記載されていたところ、誤訳訂正前は、「次第に薄くなった後縁」と翻訳して
いた。前記(訂正の理由1−1)の理由と同様の理由により、誤訳訂正前は「次
第に薄くなった後縁」と翻訳していたところを「先細となる後縁」と誤訳訂正す
る。 (訂正の理由4−1) 段落「0038」中、「中空要素が、前縁において及び後縁において画定される
縁へ先細となっている」について この箇所の原文の標記は原文第11頁第3から4行目に「the hollow element
tapers to a defined edge at the leading edge and at the trailing edge」
と記載されていたところ、誤訳訂正前は、「中空要素が次第に薄くなって前縁及
び後縁のところに先鋭な縁を形成する」と翻訳していた。前記(訂正の理由1−
1)と同様の理由により、誤訳訂正前は「次第に薄くなって」と翻訳していたと
ころを「先細となっている」と誤訳訂正する。 (訂正の理由4−2) また、「defined」という単語には「先鋭な」という意味はなく、「画定され
た(画定される)」という意味を有する。従って、誤訳訂正前は「先鋭な縁を形
成する」と翻訳していたところを「画定される縁へ(先細となっている)」と誤
訳訂正する。 (訂正の理由の説明に必要な資料2「研究社リーダーズ英和辞典第565頁、1
997年発行」参照) (訂正の理由4−3) 段落「0038」中、「この先細となった形状」について この箇所の原文の標記は原文第11頁第4行目に「This tapered shape」と記
載されていたところ、誤訳訂正前は、「この次第に薄くなる形状」と翻訳してい
た。前記(訂正の理由1−1)と同様の理由により、誤訳訂正前は「この次第に
薄くなる形状」と翻訳していたところを「この先細となった形状」と誤訳訂正す
る。 なお、本文に記載の訂正の理由の説明に必要な資料1−1と資料1−2、およ
び資料2は、同日付で手続補足書にて別途提出いたします。
垂直安定化要素は、一体に接続されていることを特徴とする請求項9から12の
いずれかに記載の安定化フィン。
管状要素の前記第2の端部の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項9から
11のいずれかに記載の安定化フィン。
にカーブした表面を形成していることを特徴とする請求項9から14のいずれか
に記載の安定化フィン。
た水上滑走装置。
管状要素を備え、 該中空管状要素は、前記第1の端部と第2の端部との間にカーブした表面を形
成している移動装置用スタビライザ。
ることを特徴とする請求項17に記載のスタビライザ。
徴とする請求項17又は18に記載のスタビライザ。
び第2の端部の少なくとも一方よりも大きな断面を有することを特徴とする請求
項17から19のいずれかに記載のスタビライザ。
素を更に備えることを特徴とする請求項17から20のいずれかに記載のスタビ
ライザ。
素を更に備え、前記第1及び第2の安定化要素の少なくとも一方が前記移動装置
に取り付けられていることを特徴とする請求項17から21のいずれかに記載の
スタビライザ。
し、前記中空管状要素の前記第2の端部は先細の縁を有していることを特徴とす
る請求項17から22のいずれかに記載のスタビライザ。
一方の第1の部分は丸みを帯びた縁を有し、前記第1の安定化要素及び第2の安
定化要素の少なくとも一方の第2の部分は先細の縁を有していることを特徴とす
る請求項22又は23に記載のスタビライザ。
の第1の部分と連続している請求項21から24のいずれかに記載のスタビライ
ザ。
の第2の部分と連続している請求項21から25のいずれかに記載のスタビライ
ザ。
の第1の部分と連続している請求項22から26のいずれかに記載のスタビライ
ザ。
の第2の部分と連続している請求項22から27のいずれかに記載のスタビライ
ザ。
化要素は、一体に接続されていることを特徴とする請求項22ら28のいずれか
に記載のスタビライザ。
えた移動装置。
前方の2つのフィン78は、片面に取り付けられた中空要素を有する。図9Bに
示すように、後部のフィン80は、フィンの両側に1つずつ、合わせて2つの中
空要素を有する。しかし、他の実施形態(図示せず)では、後部フィンが、中空
要素のない標準のまっすぐなフィンであり、前方の2つのフィン78が、外を向
いた面に取り付けられた中空要素を有している。図9Aおよび9Bに関して図示
し説明した配置を、ウインドサーフィンボードまたは他の水上滑走装置に使用す
ることもできる。
直なフィン輪郭を有する安定化フィン64を示す。2つのフィン形状だけを示し
たが、安定化フィンは、任意の形状、寸法および厚さのフィン、ブレード、エア
フォイル等に取り付けることができる。さらに、図12では安定化要素65を対
称形として示したが、これを、横断面がエアフォイル形状を有するなど、非対称
形状とすることもできる。このような形状は、中空要素65の外側面に沿った流
体の流れとその内部を通る流体の流れとの両方によって、フィン上に揚力を生み
出す効果を有する。図13および14に要素65の外側面67をより分かり易く
示す。これらの図には非円形横断面を有する要素が示されている。このように、
図13および14に示すように、フィンから外へ向かって延びるような方法で、
この要素をフィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができるか、ま
たは、フィンの両側面とこの要素がより接近した形状となるように、この要素を
フィン、ブレード、エアフォイルなどに組み込むことができ、そして、図17に
示すセールボートのフィンの場合に、より接近した形状をとる。すなわちこの要
素の効果は、ここで説明したように、その内側面と、もしある場合にはその延長
面とから生じる。
びる図15に示すようなサーフボードフィンである。このフィンは、高さ0.7
5インチ、前縁から後縁までの長さが6.25インチの装着要素(図示せず)を
有する。上部垂直安定化要素12はボードの下側面から下方に1.25インチ延
び、長さはその中間部で4.5インチである。中空要素14の直径はほぼ一定の
1.5インチであり、その前縁から後縁までは3.5インチである。下部垂直安
定化要素16は中空要素14の下端部から後方に湾曲し、その後端は中空要素1
4の後端から下に4.5インチのところにある。中空要素14の下部30からフ
ィンの先端までの下部安定化要素16の長さは約7インチである。
示す。図18は、小さな安定化フィン10がボートの後部に取り付けられた実施
形態を示す。この中空要素は、現在使用されているキールよりも多くの方向にボ
ートを安定させる。この安定化要素は、波立った水面からの上下動を防止するよ
うに、最小限の水平延長を伴って別のエッジをキールに与える。その結果、この
安定化要素により、航行がなめらかになり、ボートがより効率よくなる。
8を示す。この安定化要素は、さまざまな方向の乱気流を低減させることによっ
て旋回および滑空を容易にする。その結果、航空機はより滑らかに飛行し、前進
運動を減じる乱気流が排除されることによって燃費は向上すると考えられる。
中空安定化要素14がスポイラ94の中央に取り付けられる。単一の中空要素を
有するスポイラが示されているが、2つ以上のスタビライザを備えることもでき
る。2つのスタビライザを有する実施形態では、スタビライザをスポイラの両端
に取り付けることができる。
である。
概略図である。
。
。
る。
から見た端面図である。
正面図である。
トの後部に取り付けられた図17の側面図である。
面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 水上滑走装置の下側面に取り付けるための上端部を有する上
部垂直安定化要素と、 前記上部垂直安定化要素の下端部から下がる上部を有する中空管状要素と、該
中空管状要素は開口前端部および開口後端部を有し、 前記中空管状要素の下部から下がる上端部を有する下部垂直安定化要素とを備
え、 使用中に、前記上部および下部垂直安定化要素が横方向の安定性を与え、また
、前記中空管状要素が、横方向の安定性を高め、さらに垂直方向の安定性を与え
、これによって使用者による制御性が向上する水上滑走装置用安定化フィン。 - 【請求項2】 前記中空管状要素の前記前端部が丸みを帯びた前縁を含み、
前記中空管状要素の前記後端部が次第に薄くなった後縁を含む、請求項1に記載
の安定化フィン。 - 【請求項3】 前記中空管状要素の横断面が実質的に円形である請求項1に
記載の安定化フィン。 - 【請求項4】 前記中空管状要素の横断面が楕円形である請求項1に記載の
安定化フィン。 - 【請求項5】 前記上部垂直安定化要素が垂直方向を向いた単一のプレート
である請求項1に記載の安定化フィン。 - 【請求項6】 前記上部垂直安定化要素が丸みを帯びた前縁および次第に薄
くなった後縁である請求項5に記載の安定化フィン。 - 【請求項7】 前記下部垂直安定化要素が、その下端部で集まる丸みを帯び
た前縁および次第に薄くなった後縁である請求項5に記載の安定化フィン。 - 【請求項8】 前記上部垂直安定化要素、前記中空管状要素、および前記下
部垂直安定化要素が一体に接続された請求項1に記載の安定化フィン。 - 【請求項9】 前記水上滑走装置はサーフボードである請求項1に記載の安
定化フィン。 - 【請求項10】 前記水上滑走装置はウインドサーフィンボードである請求
項1に記載の方法。 - 【請求項11】 前記上部垂直安定化要素の前面下部が前記中空管状要素の
前面上部と連続し、前記中空管状要素の前面下部が前記下部垂直安定化要素の前
面上部と連続し、前記上部垂直安定化要素の後面下部が前記中空管状要素の後面
上部と連続し、前記中空管状要素の後面下部が前記下部垂直安定化要素の後面上
部と連続し、これによって前記安定化フィンの側面の輪郭が連続した曲線となる
請求項1に記載の安定化フィン。 - 【請求項12】 実質的に中空の部分と、前記移動装置に取り付けることが
できる部分または移動装置と連続した部分とを有する安定化要素を備えた移動装
置。
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