JP2002517494A - シンナモイルジスタマイシン類似誘導体、その製造方法及びその抗腫瘍剤としての使用 - Google Patents

シンナモイルジスタマイシン類似誘導体、その製造方法及びその抗腫瘍剤としての使用

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JP2002517494A
JP2002517494A JP2000553422A JP2000553422A JP2002517494A JP 2002517494 A JP2002517494 A JP 2002517494A JP 2000553422 A JP2000553422 A JP 2000553422A JP 2000553422 A JP2000553422 A JP 2000553422A JP 2002517494 A JP2002517494 A JP 2002517494A
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methyl
carboxamide
pyrrole
pyrazole
chloroethyl
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JP2000553422A
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English (en)
Inventor
コツツイ,パオロ
バラルデイ,ピエール・ジヨバンニ
ベリア,イタロ
カルダレツリ,マリーナ
ジエローニ,マリア・クリスチーナ
ペンネツラ,ジユリア
ロマニヨーリ,ロメオ
Original Assignee
フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing three or more hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Abstract

(57)【要約】 式(I): 【化1】 [式中、nは2、3または4であり、RはC−CアルキルまたはC−C ハロアルキルであり、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、任意に1個以上のフッ素原子で置換されているC−Cアルキル、及びC−C アルコキシから選択され、Xはハロゲン原子であり、Y及びZは同一でも異なっていてもよく、ポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき独立してN及びCHから選択され、Bは(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)及び(h)(式中、R、R、R、R及びRは互いに独立して水素またはC−Cアルキルである)から選択され、但しポリヘテロ環鎖内のヘテロ環の少なくとも1つはピロール以外である]を有するシンナモイルジスタマイシン誘導体である化合物またはその医薬的に許容され得る塩は抗腫瘍剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ジスタマイシンAに類似の新規なアルキル化抗腫瘍剤、前記化合物
の製造方法、前記化合物を含む医薬組成物、及び前記化合物の治療薬としての使
用に関する。
【0002】 式:
【0003】
【化15】 を有するジスタマイシンAはピロールアミジン抗生物質のファミリーに属し、D
NA−AT配列と可逆的且つ選択的に相互作用し、複製及び転写を干渉すると報
告されている。例えば、参考のために、Nature,203,1064(19
64)、FEBS Letters,,90(1970)、Prog.Nuc
leic Acids Res.Mol.Biol.,15,285(1975
)を参照されたい。
【0004】 幾つかのジスタマイシンに類似する化合物は当業界で公知である。
【0005】 独国特許出願公開第1795539号明細書には、ホルミル基が水素原子、ま
たはC−C脂肪族またはシクロペンチルプロピオン酸のカルボン酸残基で置
換されているジスタマイシン誘導体が記載されている。
【0006】 欧州特許出願公開第246,868号明細書には、ジスタマイシンのホルミル
基がアルキル基を有する芳香族、脂環式またはヘテロ環式部分で置換されている
ジスタマイシンアナログが記載されている。
【0007】 国際特許出願公開第97/28123号パンフレットには、ジスタマイシンの
ホルミル基がアルキル基を有する芳香族部分で置換されており、アミジノ基が別
の窒素含有末端部分で置換されているジスタマイシンアナログが記載されている
【0008】 国際特許出願公開第97/43258号パンフレットには、上記のようにアミ
ジノ修飾されているシンナモイルジスタマイシン誘導体が記載されている。
【0009】 ポリピロール骨格の少なくとも1つのピロール環がイミダゾールまたはピラゾ
ール環で置換されているジスタマイシン誘導体も文献に記載されている。参考の
ために、Anti−Cancer Drug Design 8,173−19
2(1993)、J.Am.Chem.Soc.,114,5911−5919
(1992)、Anti−Cancer Drug Design 6,501
−517(1991)、欧州特許出願公開第0246868号明細書及び国際特
許出願公開第96/05196号パンフレットを参照されたい。
【0010】 ポリピロール骨格の少なくとも1つの環がピロール環以外であり、ホルミル基
がシンナモイル部分で置換されており、アミジノ基が任意に別の窒素含有末端基
で置換されている以下に定義する新規なジスタマイシン誘導体が有用な生物学的
特性を示すことが今回知見された。
【0011】 従って、本発明は、式(I):
【0012】
【化16】 [式中、 nは2、3または4であり、 RはC−CアルキルまたはC−Cハロアルキルであり、 R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、任意に1個以上のフッ素
原子で置換されているC−Cアルキル、及びC−Cアルコキシから選択
され、 Xはハロゲン原子であり、 Y及びZは同一でも異なっていてもよく、ポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき
独立してN及びCHから選択され、 Bは
【0013】
【化17】 (式中、R、R、R、R及びRは互いに独立して水素またはC−C アルキルである) から選択され、 但しポリヘテロ環鎖内のヘテロ環の少なくとも1つはピロール以外である] を有するシンナモイルジスタマイシン誘導体である化合物またはその医薬的に許
容され得る塩を提供する。
【0014】 本発明は、その範囲内に、式(I)を有する化合物の考えられるすべての個々
の異性体及びその混合物、並びに式(I)を有する化合物の代謝物及び医薬的に
許容され得る生体前駆体(プロドラッグとしても知られている)が包含される。
【0015】 本明細書中、特記しない限り、アルキル及びアルコキシには直鎖もしくは分枝
鎖のC−Cのアルキル及びアルコキシ基、例えばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
イソブトキシ、sec−ブトキシ及びtert−ブトキシが含まれる。好ましい
−Cのアルキルまたはアルコキシ基はメチル、エチル、メトキシ及びエト
キシである。
【0016】 1個以上のフッ素原子で置換されている場合、C−Cアルキル基は好まし
くはC−Cペルフルオロアルキル基、例えばトリフルオロメチルである。
【0017】 ハロゲン原子にはフッ素、塩素、臭素及びヨウ素が含まれ、塩素及び臭素が好
ましい。
【0018】 上記したように、Y及びZはポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき独立してN及
びCHから選択される。これは、式(I)を有する化合物においてヘテロ環毎に
YはNまたはCHであり得る。このことはZに対しても当てはまるが、ただしヘ
テロ環の少なくとも1つに関してY及びZの両方がCHではない。
【0019】 前記ヘテロ環の例は、ピロール、ピラゾール及びイミダゾールである。
【0020】 式(I)を有するシンナモイル誘導体において、フェニル環上のN,N−ジ置
換アミノ基はオルト、メタまたはパラ位にある。好ましくは、メタまたはパラ位
にある。
【0021】 R及びR基に関して、これらの基はフェニル環のいずれかの遊離位置に存
在し得る。
【0022】 式(I)を有する化合物の医薬的に許容され得る塩は、医薬的に許容され得る
無機酸もしくは有機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸、マロン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸及びp−ト
ルエンスルホン酸)との塩である。
【0023】 本発明の好ましい化合物は、式(I)中、 nは3であり、 Rはエチルまたは2−クロロエチルであり、 R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、メチル、メトキシ及びト
リフルオロメチルから選択され、 Xはクロロであり、 Y及びZは同一でも異なっていてもよく、ポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき
独立してN及びCHから選択され、 Bは
【0024】
【化18】 (式中、R、R、R、R及びRは互いに独立して水素またはメチルで
ある) から選択され、 但しポリヘテロ環鎖内のヘテロ環の少なくとも1つはピロール以外である化合物
である。
【0025】 本発明の特定化合物、特に塩(好ましくは、塩酸との塩)の形態の化合物を以
下に例示する: 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
ロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−メチル−4−N
,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイル]ピロール−2−カルボキ
サミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]
プロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンシアナミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
ロピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]
プロピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
ロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[3−メチル−4−N
,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
ルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミ
ド]プロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オニトリル、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ニトリル、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミド、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミド、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−メチル−4−N
,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
ルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサ
ミド]プロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
ロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
グアニジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチルグ
アニジン、 2−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]エチル
グアニジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
グアニジン。
【0026】 本発明の別の主題は、式(I)を有する化合物及びその医薬的に許容され得る
塩の製造方法であり、その方法は、 (a)Bがグアニジノ以外のときには、 式(II):
【0027】
【化19】 を有する化合物を式(III):
【0028】
【化20】 (式中、n、X、R、R、R、Y及びZは上記と同義であり、Eはヒドロ
キシまたは適当な離脱基である) を有する化合物と反応させて、式(Ia):
【0029】
【化21】 を有する化合物を得、その後任意に式(Ia)を有する化合物を (i)HN−(CH−NH(ここで、rは2または3である)と反応
させて、式(I)(式中、Bは
【0030】
【化22】 に相当する)を有する化合物を得る; (ii)HN−CNと反応させて、式(I)(式中、Bは
【0031】
【化23】 に相当する)を有する化合物を得る; (iii)HN−OHと反応させて、式(I)(式中、Bは
【0032】
【化24】 に相当する)を有する化合物を得る; (iv)HNRと反応させて、式(I)(式中、Bは
【0033】
【化25】 に相当する)を有する化合物を得、その後任意にHNRと反応させて、式(
I)(式中、Bは
【0034】
【化26】 に相当する)を有する化合物を得る; (v)無水コハク酸と反応させて、式(I)(式中、Bは−C≡Nに相当する)
を有する化合物を得る; (vi)アルカリ媒体中で水と反応させて、式(I)[式中、Bは−CONR(ここで、R及びRは共に水素原子である)に相当する]を有する化合
物を得る; (vii)HNRと反応させて、式(I)(式中、Bは
【0035】
【化27】 に相当する)を有する化合物を得、その後アルカリ媒体中で水と反応させて、式
(I)[式中、Bは−CONR(ここで、R及びRはそれぞれ独立し
て水素またはC−Cアルキルである)に相当する]を有する化合物を得る、
或いは (b)式(IV):
【0036】
【化28】 を有する化合物を式(III):
【0037】
【化29】 (式中、n、B、Y、Z、X、R、R、R及びEは上記と同義である) を有する化合物と反応させて、式(I)を有する対応化合物を得る、及び 所望により方法(a)または(b)で製造した式(I)を有する化合物をその医
薬的に許容され得る塩に変換することを含む。
【0038】 式(III)において、Eはヒドロキシ、または例えばクロロ、2,4,5−
トリクロロフェノキシ、2,4−ジニトロフェノキシ、スクシンイミド−N−オ
キシ、イミダゾリル基等から選択される離脱基である。
【0039】 方法(a)または(b)に従った上記した式(II)または(IV)を有する
化合物と式(III)を有する化合物との縮合反応は、公知の方法、例えば上掲
した欧州特許出願公開第246,868号明細書に記載されている方法に従って
実施され得る。
【0040】 また、式(Ia)を有する化合物と(i)−(vii)に記載の反応物質の1
つとの反応は、公知方法、例えば国際特許出願公開第97/43258号パンフ
レットに記載の方法に従って実施され得る。
【0041】 式(II)を有する化合物は公知であるか、または公知方法に従って製造され
得る。参考のために、Arcamoneら,Gazzetta Chim.,I
tal.,97,1097(1967)を参照されたい。
【0042】 式(III)及び(IV)を有する化合物も公知であるか、または有機化学の
分野で公知の反応、例えば国際特許出願公開第97/43258号パンフレット
に記載の反応に従って製造され得る。
【0043】 式(I)を有する化合物の塩化及び塩を出発物質とする遊離化合物の製造は、
公知の標準方法に従って実施され得る。
【0044】 その後、式(I)を有する異性体混合物から単一異性体を単離するために例え
ば分別結晶化またはクロマトグラフィーのような公知の手順を実施してもよい。
【0045】 式(I)を有する化合物は、例えばシリカゲルもしくはアルミナカラムクロマ
トグラフィー及び/または低級脂肪族アルコール(例えば、メチルアルコール、
エチルアルコールまたはイソプロピルアルコール)またはジメチルホルムアミド
のような有機溶媒からの再結晶化のような慣用技術を用いて精製され得る。
【0046】 薬理作用 本発明の式(I)を有する化合物は抗腫瘍剤として有用である。
【0047】 特に、本発明化合物は腫瘍細胞に対して細胞増殖抑制作用を示し、よってヒト
を含めた哺乳動物における各種腫瘍、例えば乳癌、肺癌、膀胱癌、結腸癌、卵巣
癌や子宮内膜癌などの癌の増殖を抑制するために有用であり得る。本発明化合物
を適用することができる他の新生物は、例えば軟部組織肉腫や骨肉腫のような肉
腫及び白血病のような血液癌である。
【0048】 式(I)を有する化合物のインビトロ抗腫瘍活性を、マウスL1210白血病
細胞に対して実施した細胞毒性試験により評価した。細胞はインビボ腫瘍から取
りだし、細胞培養で樹立した。細胞増殖の抑制は、48時間処理後コールターカ
ウンターで生存細胞をカウントすることにより調べた。
【0049】 インビトロ活性は、濃度−応答曲線を用いて計算し、IC50(対照に対して
細胞増殖を50%抑制する濃度)として報告した。
【0050】 本発明化合物は、L1210マウス白血病及びマウス細網肉腫M5076に対
して以下の手順に従ってインビボでも試験したところ、非常に良好な抗腫瘍活性
を示した。
【0051】 L1210マウス白血病は、イタリーのCharles Riverから入手
したCD2F1雌マウスに週1回i.p.移植することによりインビボで維持し
た。実験のために、10細胞/マウスを同一系統のマウスにi.v.注入した
。動物は実験開始時に8〜10週令であった。腫瘍細胞注入から1日目に化合物
をi.v.投与した。M5076細網肉腫は、i.m.連続移植することにより
インビボで維持した。実験のために、5×10細胞/マウスを同一系統のマウ
スにi.m.注入した。動物は実験開始時に8〜10週令であった。腫瘍細胞注
入から3、7及び11日目に化合物をi.v.投与した。
【0052】 マウスの生存時間及び腫瘍増殖を計算し、活性をT/C%及びT.I.%とし
て表した: T/C=[(処置群生存時間の中央値)/(非処置群生存時間の中央値)] ×100、 T.I.=対照に対する腫瘍増殖の抑制%、 Tox=毒性のために死亡したマウスの数。
【0053】 Toxは、対照及び/または試験動物の有意な体重減少、及び/又は、脾臓及
び/または肝臓の縮小が観察される前にマウスが死亡したときに調べた。
【0054】 本発明化合物は、ヒトを含めた哺乳動物に対して通常のルート、例えば静脈内
注射や注入により非経口的に、筋肉内に、皮下に、局所にまたは経口的に投与さ
れ得る。投与量は、患者の年令、体重及び状態並びに投与ルートに依存する。例
えば、成人に投与するための好適量は1回量として約0.1から約150−20
0mgの範囲であり、1日1〜4回投与される。
【0055】 本発明の別の主題は、活性成分として式(I)を有する化合物を1つ以上の医
薬的に許容され得る担体及び/または賦形剤と共に含む医薬組成物である。
【0056】 本発明の医薬組成物は、通常一般的な方法に従って製造され、医薬的に好適な
形態で投与される。例えば、静脈内注射または注入用液剤は担体として滅菌水を
含み得、好ましくは滅菌した等張性塩水溶液の形態を取り得る。
【0057】 筋肉内注射用懸濁剤または液剤は、活性化合物と共に医薬的に許容され得る担
体、例えば滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール(例えば、プロ
ピレングリコール)を含み得、所望により適当量の塩酸リドカインを配合しても
よい。
【0058】 局所投与用形態、例えば外皮用クリーム剤、ローション剤または軟膏剤では、
活性成分は慣用されている油性賦形剤または乳化剤と混合され得る。
【0059】 経口用固体形態、例えば錠剤やカプセル剤は、活性化合物と共に賦形剤(例え
ば、ラクトース、デキストロース、サッカロース、セルロース、コーンスターチ
またはポテトスターチ)、滑沢剤(例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸、ス
テアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸カルシウム、及び/またはポリエチ
レングリコール)、結合剤(例えば、スターチ、アラビアゴム、ゼラチン、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン)、崩壊剤
(例えば、スターチ、アルギン酸、アルギネート、ナトリウムスターチグリコレ
ート)、飽和剤、染料、甘味料、湿潤剤(例えば、レシチン、ポリソルベートま
たはラウリルスルフェート)、並びに通常、医薬組成物中に使用される非毒性で
医薬的に不活性の物質を含み得る。前記医薬製剤は公知の手順、例えば混合、造
粒、錠剤化、糖衣形成またはフィルム被覆方法により製造され得る。
【0060】 本発明の別の主題は、ヒトまたは動物の身体の治療方法に使用するための式(
I)を有する化合物である。
【0061】 更に、本発明は、腫瘍の治療を要する患者における腫瘍の治療方法を提供し、
その方法は前記患者に対して本発明の組成物を投与することからなる。
【0062】 本発明の別の主題は、癌を治療するため、または癌を患っているヒトを含めた
哺乳動物の状態を改善するための複合療法であり、この方法は式(I)を有する
化合物またはその医薬的に許容され得る塩及び別の抗腫瘍剤を治療上有効な効果
を得るのに十分な量で殆ど時間を置かずに投与することを含む。
【0063】 また、本発明は、抗癌治療において同時、別々にまたは逐次使用するための複
合製剤としての式(I)を有する化合物またはその医薬的に許容され得る塩及び
別の抗腫瘍剤を含む製品を提供する。
【0064】 用語「抗腫瘍剤」は、臨床プラクティスに従って単一の抗腫瘍剤及びカクテル
、すなわち抗腫瘍剤の混合物の両方を指す。式(I)を有する化合物と共に処方
されるかまたは複合療法において投与され得る抗腫瘍剤の例には、ドキソルビシ
ン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、エトポシド、フルオロウラ
シル、メルファラン、シクロホスファミド、4−デメトキシダウノルビシン、ブ
レオマイシン、ビンブラスチン及びマイトマイシン、またはその混合物が含まれ
る。
【0065】 本発明の理解を深めるために下記実施例を提示するが、これらの実施例は本発
明の範囲を限定するものではない。
【0066】 実施例1 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン DMF(10ml)中に(国際特許出願公開第97/43258号パンフレッ
トに記載されているように製造した)4−N,N’−ビス(2−クロロエチル)
アミノ−1−ケイ皮酸(200mg)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(16
2mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(106mg)を含む溶
液を70℃で4時間撹拌し、室温に冷却後、(国際特許出願公開第96/051
96号パンフレットに記載されているように製造した)3−[1−メチル−3−
[1−メチル−3−[1−メチル−4−アミノピロール−2−カルボキサミド]
ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン二塩酸塩(310mg)及び炭酸水素カリウム(118mg)を添加
した。
【0067】 前記混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空下で蒸発させ、粗な残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール:8/2)により精製
して、標記化合物(180mg)を橙色粉末として得た。
【0068】 FAB−MS:m/z 725(100,[M+H])。
【0069】 PMR(DMSO−d)δ:11.10(s,1H)、10.50(s,1
H)、10.00(s,1H)、8.77(t,J=5.7Hz,1H)、8.
79(b.s.,2H)、8.58(b.s.,2H)、7.52(s,1H)
、7.42(m,2H)、7.39(d,J=1.6Hz,1H)、7.38(
d,J=15.7Hz,1H)、7.29(s,1H)、7.01(d,J=1
.6Hz,1H)、6.79(m,2H)、6.55(d,J=15.7Hz,
1H)、4.04(s,3H)、4.01(s,3H)、3.86(s,3H)
、3.76(m,8H)、3.50(m,2H)、2.61(t,J=6.3H
z,2H)。
【0070】 同様の手順により、適切な出発物質を使用して下記化合物を得ることができる
: 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
ロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノ−3−メチルシンナモイル]ピロール−2−カルボキ
サミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]
プロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
ロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オニトリル、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
ロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチルグ
アニジン。
【0071】 実施例2 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オン−N,N’−ジメチルアミジン DMF(20ml)中に(実施例1に記載のように製造した)3−[1−メチ
ル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(2−クロロエチ
ル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−
5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオンアミジン(
500mg)を含む溶液を80℃で加熱し、80%メチルアミン塩酸塩(2ml
)で処理した。4時間後、更に80%メチルアミン塩酸塩(2ml)を添加した
。溶液を蒸発乾固し、粗な残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタ
ン/メタノール:8/2)により精製して、標記化合物(300mg)を淡黄色
粉末として得た。
【0072】 FAB−MS:m/z 753(100,[M+H])。
【0073】 PMR(DMSO−d)δ:11.14(s,1H)、10.52(s,1
H)、10.02(s,1H)、9.48(q,J=4.7Hz,1H)、8.
85(t,J=5.7Hz,1H)、8.73(q,J=4.7Hz,1H)、
7.53(s,1H)、7.43(m,2H)、7.40(d,J=1.8Hz
,1H)、7.38(d,J=15.7Hz)、7.27(s,1H)、7.0
1(d,J=1.8Hz,1H)、6.79(m,2H)、6.55(d,J=
15.7Hz)、4.03(s,3H)、4.00(s,3H)、3.86(s
,3H)、3.75(m,8H)、3.50(m,2H)、3.00(d,J=
4.7Hz,3H)、2.77(d,J=4.7Hz,3H)、2.74(t,
J=6.6Hz,2H)。
【0074】 同様の手順により、適切な出発物質を使用して下記化合物を得ることができる
3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス
(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミ
ド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミド FAB−MS:m/z 726(100,[M+H])。
【0075】 PMR(DMSO−d)δ:11.08(s,1H)、10.50(s,1
H)、9.99(s,1H)、8.59(t,J=5.7Hz,1H)、7.5
2(s,1H)、7.43(m,2H)、7.39(d,J=1.9Hz,1H
)、7.37(d,J=15.6Hz)、7.33(s,1H)、7.24(s
,1H)、7.00(d,J=1.9Hz,1H)、6.82(s,1H)、6
.79(m,2H)、6.54(d,J=15.6Hz)、4.03(s,3H
)、4.00(s,3H)、3.86(s,3H)、3.75(m,8H)、3
.38(m,2H)、2.33(t,J=7.1Hz,2H)。
【0076】 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス
(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミ
ド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミドオキシム FAB−MS:m/z 741(100,[M+H])。
【0077】 PMR(DMSO−d)δ:11.10(s,1H)、10.51(s,1
H)、10.01(s,1H)、8.83(t,J=5.7Hz,1H)、8.
79(t,J=5.7Hz,1H)、7.53(s,1H)、7.43(m,2
H)、7.40(d,J=1.8Hz,1H)、7.38(d,J=15.6H
z)、7.29(s,1H)、7.28(s,1H)、7.01(d,J=1.
8Hz,1H)、6.79(m,2H)、6.55(d,J=15.6Hz)、
4.03(s,3H)、4.01(s,3H)、3.86(s,3H)、3.7
5(m,8H)、3.52(m,2H)、2.70(t,J=6.3Hz,1H
)、2.58(t,J=6.3Hz,2H)。 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
ロピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノ−3−メチルシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
ルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサ
ミド]プロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
ロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオニトリル。
【0078】 実施例3 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス]
(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミ
ド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
ピオンアミジン ステップI 中間体:1−メチル−4[4−N,N−ビス(2−クロロエチル
)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボン酸 DMF(8ml)中に(国際特許出願公開第97/43258号パンフレット
に記載のように製造した)4−N,N’−ビス(2−クロロエチル)アミノ−1
−ケイ皮酸(100mg)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(80mg)及び
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(50mg)を含む溶液を70℃で4
時間撹拌し、室温に冷却後、1−メチル−4−アミノピロール−2−カルボン酸
(70mg)及び炭酸水素カリウム(60mg)を添加した。
【0079】 前記混合物を室温で3時間撹拌し、溶媒を真空下で蒸発させ、粗な残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール:9/1)により精製
して、標記中間体(120mg)を黄色粉末として得た。
【0080】 ステップII 標記化合物 DMF(10ml)中に(国際特許出願公開第96/05196号パンフレッ
トに記載のように製造した)3[1−メチル−3[1−メチル−3−アミノピラ
ゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオンア
ミジン二塩酸塩(200mg)、ステップIで得た中間体(200mg)、N−
(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(120
mg)及びトリエチルアミン(0.15ml)を含む溶液を室温で一晩撹拌した
。溶媒を真空下で蒸発させ、粗な残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロ
ロメタン/メタノール:8/2)により精製して、標記化合物(250mg)を
橙色粉末として得た。
【0081】 FAB−MS:m/z 750(30,[M+H])、772(100,[
M+Na])。
【0082】 PMR(DMSO−d)δ:11.09(s,1H)、10.50(s,1
H)、9.99(s,1H)、8.70(b.s.,2H)、8.20(b.s
.,1H)、7.52(s,1H)、7.43(m,2H)、7.40(d,J
=1.8Hz,1H)、7.38(d,J=15.6Hz,1H)、7.26(
s,1H)、7.00(d,J=1.8Hz,1H)、6.79(m,2H)、
,6.54(d,J=15.6Hz,1H)、4.02(s,3H)、4.00
(s,3H)、3.86(s,3H)、3.75(m,8H)、3.50(b.
s.,2H)、2.70(b.s.,2H)。
【0083】 同様の手順により、適切な出発物質を使用して下記化合物を得ることができる
: 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
ピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
−(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
ロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノ−3−メチルシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
ルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミ
ド]プロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
オニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
ン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
オン−N−メチル−アミジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
グアニジン、 2−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]エチル
グアニジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
グアニジン。
【0084】 実施例4 1錠(重量0.250g)あたり活性物質50mgを含有する錠剤は次のよう
に製造することができる。
【0085】
【表1】 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス
(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミ
ド]ピロール−2−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
ンアミジン塩酸塩、ラクトース及び半量のコーンスターチを混合した。次いで、
混合物をメッシュサイズ0.5mmの篩に通した。
【0086】 コーンスターチ(10g)を温水(90ml)に懸濁し、生じたペーストを使
用して粉末を造粒した。顆粒を乾燥し、メッシュサイズ1.4mmの篩で粉砕し
た後、残量のスターチ、タルク及びステアリン酸マグネシウムを添加し、注意深
く混合し、錠剤に加工した。
【0087】 実施例5 1カプセル(重量0.200g)あたり活性物質20mgを含有するカプセル
剤は次のように製造することができる。
【0088】
【表2】 上記組成物を2ピース硬ゼラチンカプセルに封入し、各カプセル剤0.200
gとした。
【0089】 実施例6 筋肉内注射剤25mg/ml 注射用医薬組成物は、3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−
4[4−N,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロー
ル−2−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カ
ルボキサミド]プロピオンアミジン塩酸塩を無菌プロピレングリコール(100
0ml)に溶解し、1〜5mlのアンプルを密封することにより製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベリア,イタロ イタリー国、イ−45030・ビツラマルツア ーナ、ビア・ジ・マツテオツテイ、39 (72)発明者 カルダレツリ,マリーナ イタリー国、イ−20147・ミラン、ビア・ ベセンザニカ、9 (72)発明者 ジエローニ,マリア・クリスチーナ イタリー国、イ−20149・ミラン、ビア・ コレツジヨ、48 (72)発明者 ペンネツラ,ジユリア イタリー国、イ−20148・ミラン、ビア・ ペルジネ、12 (72)発明者 ロマニヨーリ,ロメオ イタリー国、イ−44100・フエラーラ、ビ ア・ボローニヤ、291 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB09 CC22 CC25 DD04 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC36 BC38 GA07 MA01 MA02 MA04 MA05 ZB26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、 nは2、3または4であり、 RはC−CアルキルまたはC−Cハロアルキルであり、 R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、任意に1個以上のフッ素
    原子で置換されているC−Cアルキル、及びC−Cアルコキシから選択
    され、 Xはハロゲン原子であり、 Y及びZは同一でも異なっていてもよく、ポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき
    独立してN及びCHから選択され、 Bは 【化2】 (式中、R、R、R、R及びRは互いに独立して水素またはC−C アルキルである) から選択され、 但しポリヘテロ環鎖内のヘテロ環の少なくとも1つはピロール以外である] を有するシンナモイルジスタマイシン誘導体である化合物またはその医薬的に許
    容され得る塩。
  2. 【請求項2】 nは3であり、 Rはエチルまたは2−クロロエチルであり、 R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、メチル、メトキシ及びト
    リフルオロメチルから選択され、 Xはクロロであり、 Y及びZは同一でも異なっていてもよく、ポリヘテロ環鎖の各ヘテロ環につき
    独立してN及びCHから選択され、 Bは 【化3】 (式中、R、R、R、R及びRは互いに独立して水素またはメチルで
    ある) から選択され、 但しポリヘテロ環鎖内のヘテロ環の少なくとも1つはピロール以外である、請求
    の範囲第1項に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
  3. 【請求項3】 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
    ロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−メチル−4−N
    ,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイル]ピロール−2−カルボキ
    サミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]
    プロピオンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
    ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオンアミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
    ンアミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オンシアナミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
    ンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
    ロピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]
    プロピオンシアナミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
    ンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プ
    ロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[3−メチル−4−N
    ,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
    ルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミ
    ド]プロピオンアミドオキシム、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オニトリル、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオニトリル、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
    ニトリル、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロ
    ピオンアミド、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オンアミド、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオンアミド、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオン−N−メチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピ
    オン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]プロピオ
    ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロピ
    オン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プロ
    ピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピロール−2−カルボキサミド]プロピオ
    ン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−メチル−4−N
    ,N−ビス(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カ
    ルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサ
    ミド]プロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 3−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N−エチル−N
    −(2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサ
    ミド]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]プ
    ロピオン−N,N’−ジメチル−アミジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
    グアニジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチルグ
    アニジン、 2−[1−メチル−4[1−メチル−4[1−メチル−4[4−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピロール−2−カルボキサミド]イミダゾール−2−カルボキサミド]エチル
    グアニジン、 2−[1−メチル−3[1−メチル−3[1−メチル−4[3−N,N−ビス(
    2−クロロエチル)アミノシンナモイルアミド]ピロール−2−カルボキサミド
    ]ピラゾール−5−カルボキサミド]ピラゾール−5−カルボキサミド]エチル
    グアニジン からなる群から選択される、請求の範囲第1項に記載の式(I)を有する化合物
    及びその医薬的に許容され得る塩。
  4. 【請求項4】 請求の範囲第1項に記載の化合物の製造方法であって、 (a)Bがグアニジノ以外のときには、 式(II): 【化4】 を有する化合物を式(III): 【化5】 (式中、n、X、R、R、R、Y及びZは請求の範囲第1項に定義した通
    りであり、Eはヒドロキシまたは適当な離脱基である) を有する化合物と反応させて、式(Ia): 【化6】 を有する化合物を得、その後任意に式(Ia)を有する化合物を (i)HN−(CH−NH(ここで、rは2または3である)と反応
    させて、式(I)(式中、Bは 【化7】 に相当する)を有する化合物を得る; (ii)HN−CNと反応させて、式(I)(式中、Bは 【化8】 に相当する)を有する化合物を得る; (iii)HN−OHと反応させて、式(I)(式中、Bは 【化9】 に相当する)を有する化合物を得る; (iv)HNRと反応させて、式(I)(式中、Bは 【化10】 に相当する)を有する化合物を得、その後任意にHNRと反応させて、式(
    I)(式中、Bは 【化11】 に相当する)を有する化合物を得る; (v)無水コハク酸と反応させて、式(I)(式中、Bは−C≡Nに相当する)
    を有する化合物を得る; (vi)アルカリ媒体中で水と反応させて、式(I)[式中、Bは−CONR(ここで、R及びRは共に水素原子である)に相当する]を有する化合
    物を得る; (vii)HNRと反応させて、式(I)(式中、Bは 【化12】 に相当する)を有する化合物を得、その後アルカリ媒体中で水と反応させて、式
    (I)[式中、Bは−CONR(ここで、R及びRはそれぞれ独立し
    て水素またはC−Cアルキルである)に相当する]を有する化合物を得る、
    或いは (b)式(IV): 【化13】 を有する化合物を式(III): 【化14】 (式中、n、B、Y、Z、X、R、R、R及びEは上記と同義である) を有する化合物と反応させて、式(I)を有する対応化合物を得る、及び 所望により、方法(a)または(b)で製造した式(I)を有する化合物をその
    医薬的に許容され得る塩に変換することを含む前記方法。
  5. 【請求項5】 式(III)を有する化合物において、Eはクロロ、2,4
    ,5−トリクロロフェノキシ、2,4−ジニトロフェノキシ、スクシンイミド−
    N−オキシ及びイミダゾリル基から選択される離脱基である、請求の範囲第4項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ヒトまたは動物の身体の治療方法において使用するため、請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 抗腫瘍剤として使用するための、請求の範囲第6項に記載の
    化合物。
  8. 【請求項8】 ガン治療用薬剤の製造における請求の範囲第1項〜第3項の
    いずれか1項に記載の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 活性成分として有効量の請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
    か1項に記載の化合物を1つ以上の医薬的に許容され得る担体及び/または賦形
    剤と共に含む医薬組成物。
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