JP2002514696A - 紙ウエブの分割方法及び装置及びかかる装置を含む抄紙機 - Google Patents

紙ウエブの分割方法及び装置及びかかる装置を含む抄紙機

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JP2002514696A JP2000548547A JP2000548547A JP2002514696A JP 2002514696 A JP2002514696 A JP 2002514696A JP 2000548547 A JP2000548547 A JP 2000548547A JP 2000548547 A JP2000548547 A JP 2000548547A JP 2002514696 A JP2002514696 A JP 2002514696A
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Abstract

(57)【要約】 形成紙ウエブ(1)が接着する接着剤コーティングを備えたシリンダー(3)を有する抄紙機でのクレープ紙の製造中、形成紙ウエブ(1)を少なくとも2つの部分ウエブ(8,9)に分割する方法を提供する。本発明によれば、一方の部分ウエブを第1ウエブ分離箇所(10)で周面からの掻き取りによって分離し、周面に接着したまま下流に位置した第2ウエブ分離箇所(11)まで周面と共に移動する他の部分ウエブ(9)を、周面からの掻き取りによって分離し、少なくとも1つの部分ウエブをクレープ付けして分離することによって、形成紙ウエブ(1)をシリンダー(3)と関連して分割する。本発明は又、上記ウエブ分離箇所を形成するドクターブレード(14,18)を有する装置及びかかる装置を含む抄紙機に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形成紙ウエブを形成するためのウェットセクションと、回転シリン
ダーを有する乾燥セクションとを有し且つ形成紙ウエブが、回転シリンダーの周
面上の接着剤コーティングと接着接触をなして回転シリンダーを移動する抄紙機
におけるクレープ紙の生産中、形成紙ウエブを少なくとも2つの部分ウエブに分
割する方法に関する。
【0002】 本発明は又、形成紙ウエブを形成するためのウェットセクションと、回転シリ
ンダーを有する乾燥セクションとを有し且つ形成紙ウエブが、回転シリンダーの
周面上の接着剤コーティングと接着接触をなして回転シリンダーを移動するよう
に配置されたクレープ紙生産用抄紙機内で、形成紙ウエブを少なくとも2つの部
分ウエブに分割するための装置に関する。
【0003】 本発明は又、形成紙ウエブを形成するためのウェットセクションと、回転シリ
ンダーを有する乾燥セクションとを有し、形成紙ウエブは、回転シリンダーの周
面上の接着剤コーティングと接着接触をなして回転シリンダーを移動するように
配置され、形成紙ウエブを少なくとも2つの部分ウエブに分割するための装置を
更に有する、クレープ紙生産用抄紙機に関する。
【0004】
【従来の技術】
抄紙機内で形成される紙ウエブは種々の幅を有し、紙ウエブの縁部は、直線性
、厚さ及び比重又はグラム率(grammage)に関して不均一である。従って、製造工
程のうちのある部分の間に、紙ウエブの縁部を切り取る必要がある。真っ直ぐな
縁部と所定幅とを有する紙ウエブを達成するために、多数の異なる技術が提案さ
れている。
【0005】 既知の技術によれば、縁の切り取りは、仕上げられて巻き取られた紙ウエブが
リワインダーに巻き直される時に行われる。この縁の切り取り中に形成される乾
燥紙の屑は極めて嵩張り、水に再び溶し且つ紙製造工程に戻すべき屑の収集と移
動が面倒になる。
【0006】 他の既知の技術によれば、縁の切り取りは、高圧水スカート、エアスカート、
回転刃又は回転のこ刃を使って乾燥セクションと巻取り部との間の箇所の抄紙機
内で行われる。かくして、この技術は、特別な設備の設置を乾燥セクションと巻
取り部との間で利用できる極めて限られたスペースに要求する。
【0007】 更に他の既知の技術によれば、縁の切り取りは、乾燥セクションの前の、抄紙
機のウェットセクションで行われる。かくして、紙ウエブが、縁を切り取られた
ウエブとクーチトリミングとに分割されるように、紙ウエブの縁部を水スカート
を使って長網抄紙機ワイヤ上で切り取ることが米国特許第 2,686,463号及び同第
2,709,398号を介して知られており、その後、縁を切り取られたウエブは乾燥セ
クションへの移送のためにワイヤから取出され、クーチトリミングは乾燥セクシ
ョンに達しないようにされる。しかしながら、この技術を、ソフト紙のような低
比重を有する紙グレードに使用することができないことがわかった、というのは
、クーチトリミングが、縁を切り取られたウエブを取外すために使用される持上
げフェルトに粘着し、従って、クーチトリミングが、縁を切り取られたウエブと
共に乾燥セクションまで移動する傾向があるからである。
【0008】 ツインワイヤフォーマーでは、紙ウエブを持上げ手段のすぐ前の箇所で形成用
ファブリックのうちの1つによって支持しながら、紙ウエブの縁の切り取りを行
うことが、実際に知られている。水噴流が、一般的には、縁の切り取りのために
使用され、これらの噴流は比較的高圧力で紙ウエブと出会い、縁トリミングと縁
を切り取られたウエブとを作る。1つの欠点は、紙ウエブを分割した後、水噴流
は広がり、水を全領域にわたってはねかける。クレセントフォーマーの場合のよ
うに、もし支持用ファブリックがフェルトであれば、繊維又は繊維断片がフェル
トに押し込められるおそれが著しい。水噴流がフェルトを破損させるおそれを減
少させるために、水噴流の圧力は制限されなければならない。しかしながら、こ
れらの方法にもかかわらず、水噴流はフェルトに摩耗を徐々に生じさせ、この摩
耗は紙ウエブに影響を及ぼすことがあり、縁部の破断、その結果ウエブの破断の
おそれを引き起こす。フェルトは又、水噴流によって形成された分割線に沿って
、フェルトの残部よりもずっと湿り、これにより、問題を引き起こすことがある
、というのは、これらの分割線と対向する乾燥シリンダーが、乾燥シリンダーの
周面の他の部分よりも湿るようになり、それにより、腐食及び堆積に関する問題
を招くからである。スカートチューブからの水噴流は又、水噴流周りの紙の縁部
を容易に厚くさせ、厚くさせることにより、紙ウエブの縁部分の乾燥シリンダー
への接着の劣化を生じさせる。分割線と対向する周面は又、より高温になり、こ
れにより、紙ウエブを周面から分離させる。従って、これらの問題を解決し且つ
まっすぐな縁部を備えた所定幅の紙ウエブをクレセントフォーマーで作るために
、外側形成用ファブリックは、米国特許第 3,652,390A号に記載されているよう
に、不浸透性縁部分を備える。かくして、互いに面する不浸透性縁部分の内側の
平行な縁は仕上げ紙ウエブの幅を決定し、この幅は、製造すべきソフト紙のグレ
ードに応じて選択される。ソフト紙の製造が1つのグレードから他のグレードに
、例えばティシュからタオル紙に変更されなければならないとき、所望最終製品
への紙ウエブの切替え中の望ましくない損失を回避するために、仕上げ紙の幅は
、変更されなければならない。1つの品質から他の品質へのそのような製造変更
を可能にするために、クレセントフォーマーの形成用外側ファブリックは取外さ
れ、不浸透性縁部分間の幅が異なる他の形成用ファブリックによって置き換えら
れなければならない。この交換は面倒であり、時間を消費し、望ましくない生産
損失を必然的に伴う。ファブリックを形成するために増加したコスト並びにファ
ブリックの保管のためのスペースも生じる。説明したツインワイヤフォーマーに
使用される技術に固有のこの問題を解決するために、欧州特許第 0 654 101号は
、最近形成された紙ウエブと形成用ファブリックとが形成ロールをサンドイッチ
構造をなして一緒に包囲する形成ロールの箇所で、ツインワイヤフォーマーで形
成された紙ウエブをジェットカッターで切断することを提案する。この技術は、
形成ワイヤの選択の制限を必然的に伴う、というのは、水噴流は、ワイヤ及び紙
ウエブを貫通するに十分な力を有しなければならないからである。そのとき、対
向するフェルトの表面が損傷するおそれがある。フェルトは又、水噴流によって
形成された分割線に沿って、フェルトの他の部分よりも湿るようになり、これに
より、問題を引き起こすことがある、というのは、乾燥シリンダーが、これらの
分割線と対向する乾燥シリンダーの周面の他の部分よりも湿るようになるからで
あり、かくして、腐食と堆積に関連した問題を含む。周面は又、分割線とは逆に
より高温になり、これにより、紙ウエブを周面から分離させる。
【0009】 米国特許第 1,279,756A号、同第 2,857,822A号及び同第 4,560,438A号を、乾
燥セクションの前での抄紙機内における縁の切り取りを説明する特許明細書の他
の例として挙げておく。
【0010】 紙ウエブを長手方向に分割するためのスリッター−ワインダーが使用され、こ
のスリッター−ワインダーでは、長手方向スリッティングを通して得られる、よ
り細いウエブがリールに巻かれる。上述した縁の切り取りに使用される設備と同
様の設備を同じ位置で使用して、長手方向スリッティングを通して紙ウエブを分
割することも、乾燥セクションと巻き上げ部との間の或る箇所の抄紙機内で行わ
れることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、種々のクレープウエブを得るために、紙ウエブの縁を切り取
り且つウエブを分割するための既知の技術において説明した問題を本質的に軽減
すること、及び、縁トリミング及び/又はいくつかのクレープ紙ウエブを得るた
めに、紙ウエブをいくつかの部分ウエブに分割することを可能にする、形成紙ウ
エブを分割するための全く新しい技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による方法は、一方の部分ウエブを第1ウエブ分離箇所でシリンダーの
周面からの掻き取りによって分離し、周面に接着したまま第1ウエブ分離箇所か
ら所定距離、円周方向に位置する第2ウエブ分離箇所まで周面と共に移動する他
方の部分ウエブを、シリンダーの周面からの掻き取りによって分離することによ
って、形成紙ウエブを、シリンダーと関連して形成紙ウエブの長手方向に分割し
、少なくとも1つの部分ウエブを分離しながら同時にクレープ付けして、所定幅
のクレープ紙ウエブを得る点に特徴づけられる。
【0013】 本発明による装置は、 − この装置が、第1ウエブ分離箇所及びこの第1ウエブ分離箇所から所定距離
、円周方向に位置した第2ウエブ分離箇所を形成するために、シリンダーと作動
関係をなして配列された少なくとも2つのドクターブレードを含み、 − 第1ウエブ分離箇所を形成するドクターブレードは、形成紙ウエブを周面か
らの掻き取りによって分離すると同時に形成紙ウエブを第1部分ウエブに分割す
るように配列され、第2部分ウエブは、周面に接着したまま第2ウエブ分離箇所
まで周面と共に移動し、第2分離箇所のドクターブレードは、第2部分ウエブを
掻き取りによって分離するように配列され、 − ドクターブレードの少なくとも1つはクレープ付けドクターブレードである
、 点で特徴づけられる。
【0014】 本発明による抄紙機は、 − 装置が、第1ウエブ分離箇所及びこの第1ウエブ分離箇所から所定距離、円
周方向に位置した第2ウエブ分離箇所を形成するために、シリンダーと作動関係
をなして配列された少なくとも2つのドクターブレードを含み、 − 第1ウエブ分離箇所を形成するドクターブレードは、形成紙ウエブを周面か
らの掻き取りによって分離すると同時に、形成紙ウエブを第1部分ウエブに分割
するように配列され、第2部分ウエブは、周面に接着したまま第2ウエブ分離箇
所まで周面と共に移動し、第2分離箇所のドクターブレードは、第2部分ウエブ
を掻き取りによって分離するように配列され、 − ドクターブレードの少なくとも1つはクレープ付けドクターブレードである
、 点で特徴づけられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を、図面を参照して、より詳細に説明する。
【0016】 図1及び2は、クレープ紙、例えばソフト紙を製造するための抄紙機の一部分
を概略的に示す。抄紙機は、紙ウエブ1を形成するためのウェットセクション(
図示せず)と、形成紙ウエブを脱水するためのプレスセクション(図示せず)と、
乾燥セクション2とを有する。
【0017】 乾燥セクション2は、矢印で指示する方向に回転するシリンダー3を含み、図
示の実施形態では、回転シリンダー3はフード(図示せず)によって包囲された乾
燥シリンダー、例えばヤンキーシリンダーである。乾燥シリンダー3は、エンド
レスのクレープ付け移動面を形成する周面4を有する。乾燥シリンダー3は上流
側と下流側とを有し、上流側では、形成紙ウエブ1が、乾燥シリンダー3と共に
隙間を形成するトランスファーロール6を移動するトランスファーファブリック
5から乾燥シリンダー3に搬送され、下流側では、形成紙ウエブ1が本発明に従
って処理される。
【0018】 乾燥シリンダー3の周面4は接着剤コーティングを有し、形成紙ウエブ1は、
その移動中、接着剤コーティングに接着し、乾燥シリンダー3によって搬送され
る。接着剤コーティングを維持するために、適当な接着剤あるいは他の化学薬品
を乾燥シリンダーの周面4に塗布する塗布装置7がトランスファーロール6と乾
燥シリンダー3との間の隙間の前に配列される。変形例として、形成紙ウエブ1
が乾燥シリンダー3と接触する前、接着剤の少なくとも一部分が形成紙ウエブ1
の下側に塗布されても良い。
【0019】 現在、本発明の実施に特に有用な接着剤は水−ベースポリマーであり、水−ベ
ースポリマーは、ストック内の物質と共に、乾燥シリンダー上に保護層をつくり
、又、表面活性物質をつくる。接着を調整する無機化学薬品が加えられても良い
【0020】 通常、仕上げられた乾いた紙1ton当たり約0.1乃至1kgの量の接着剤
が使用される。
【0021】 接着剤の配合を変えることによって、クレープ付けの外観を変更することがで
き、これは又、対応する紙グレードの変化をつくる。
【0022】 塗布された接着剤、特に上述した種類の接着剤によって得られるコーティング
は、周面をドクターブレードの作用による摩耗から良好に保護する。周面の摩耗
のおそれを更に軽減させるために、セラミック材料のドクターが使用されるのが
良い。同じ理由で、ドクターブレードは、それらが耐酸性のセラミックから構成
されているか、或いは、その他の材料から構成されているかと無関係に、例えば
2mmの振幅で振動するように配列される。
【0023】 本発明によれば、形成紙ウエブ1は乾燥シリンダー3の下流側で乾燥シリンダ
ー3と関連して少なくとも2つの部分ウエブに長手方向に分割される。
【0024】 図1及び2に示す実施形態では、形成紙ウエブ1は分割されて、2つの部分ウ
エブ、即ち第1ウエブ分離箇所10でシリンダー3の周面4からの掻き取り(scr
aping)によって分離された第1部分ウエブ8と、周面4に接着したまま第1ウエ
ブ分離箇所10から所定距離、円周方向に位置した第2ウエブ分離箇所11まで
周面4と共に移動する第2部分ウエブ9とになる。第2部分ウエブ9は、シリン
ダー3の周面4からの掻き取りによって分離される。図1及び2による実施形態
では、所定幅のクレープ紙ウエブ12を得るために、第1部分ウエブ8は分離さ
れながら同時にクレープ付けされる。この目的のために、第1ウエブ分離箇所1
0はクレープ付けドクター13を含み、このクレープ付けドクター13は、周面
4、更に詳細には周面4の接着コーティングと掻き取り接触をなして配列された
ドクターブレード14を有する。ドクターブレード14は、作用長さがクレープ
紙ウエブ12の幅と一致する連続する掻き取りエッジ15を有する。掻き取りエ
ッジは形成紙ウエブの外側に延びても良いけれども、この延長部はそこでは作用
しない。図1及び2による実施形態では、第2部分ウエブ9はクレープ付けされ
ずに分離され、かくして、縁トリミング16を構成し、縁トリミング16は容器
又は領域に搬送され、紙製造工程での溶解及び再使用のために戻される。第2ウ
エブ分離箇所11はクリーニングドクター17を含み、クリーニングドクター1
7は、縁トリミング16を周面4上の接着剤コーティングから掻き取るためのド
クターブレード18を有する。形成紙ウエブ1と接着剤コーティングとの接触後
、接着剤コーティングをならすために、クリーニングドクター17のドクターブ
レード18は乾燥シリンダー3の両端間に延びる。所望ならば、縁トリミングを
掻き取るより短いドクターが使用されても良く、この場合、ドクターブレードの
掻き取りエッジの作用長さは縁トリミング16の幅と一致する。この場合、所望
ならば、クリーニングドクターは第2ウエブ分離箇所11の下流に配列されても
良い。図2による実施形態では、クレープ紙ウエブ12は、説明した分割方法の
ため、まっすぐな縁部19を得、この場合、説明した分割方法は一方の側に縁ト
リミングを構成し、他方の縁部20はそのままであっても許容される。所望なら
ば、或いは、必要と考えるならば、他方の縁部20は、ウェットセクションで予
め切り取られた縁部からなっても良く、これは、任意の既知の技術によって達成
されている。変形例として、そのような選択的な切り取りが、ある既知の技術に
よって乾燥シリンダーの後に行われても良い。
【0025】 図3による実施形態では、形成紙ウエブ1は、図2による実施形態と同じ仕方
で分割されるけれども、所定幅の第2クレープ紙ウエブ21を得るために、第2
部分ウエブ9もクレープ付けされ分離される。2つのクレープ紙ウエブ12及び
21は同じ幅を有していても良いし、或いは、異なる幅を有していても良い。か
くして、この場合のクレープ付けドクター13は、図2による実施形態のクレー
プ付けドクターよりも短い。この場合の第2ウエブ分離箇所11はクレープ付け
ドクター22を有し、このクレープ付けドクター22は、周面4、更に詳細には
周面の接着剤コーティングと掻き取り接触をなして配列されたドクターブレード
23を有する。ドクターブレード23は、作用長さがクレープ紙ウエブ21の幅
と一致する連続する掻き取りエッジ24を有する。所望ならば、クリーニングド
クターが第2クレープ付けブレード22の下流に配列されても良い。縁部20に
ついて説明したことと同じことが、分割工程によって影響を受けない外側ウエブ
縁部に適用される。図3によるこの実施形態の固有の特徴は、第2部分ウエブ9
が高温の周面4に接触したままでいる時間がより長い結果、異なる乾いた固形内
容物を有する2つのクレープ紙ウエブ12、21が得られることにある。図3に
示す実施形態及びその変形例によれば、3又はそれ以上のクレープ紙ウエブを得
るために、3又はそれ以上の掻き取り用ドクターが並列に階段状に配列され、即
ち、軸線方向及び円周方向に配置され、この場合、2本又は、nをクレープ紙ウ
エブの数とすればn−1本の分割線が形成される。ドクターブレードの長さは同
じであっても良いし、或いは、異なっていても良く、形成ウエブ1の幅を互いに
覆っても良いし、或いは、図2の実施形態について示したように達成される1つ
又は2つの縁トリミングの幅だけ短くても良い。従って、これは、本発明の他の
変形実施形態(図示せず)を構成する。
【0026】 図4による実施形態では、3つの部分ウエブが作られ、第1部分ウエブ8及び
第2部分ウエブ9は図2による実施形態のものと同様であり、第3部分ウエブ2
5は第2部分ウエブ9と同様であり、かくして、第2縁トリミング26を構成す
る。縁トリミング16、26の両方を掻き取るために、ここでは、クリーニング
ドクター17が使用される。図4による実施形態では、両側に沿って切り取られ
た所定幅のクレープ紙ウエブ12が得られる。
【0027】 図5による実施形態は、図4による実施形態と同様であるけれども、クレープ
付けドクター27を含んでおり、このクレープ付けドクター27のドクターブレ
ード28は、図7でもっと明瞭に分かるU−型凹部29の形態の自由空間を備え
、その結果、ドクターブレード28は2つの連続する掻き取りエッジ30、31
を有する。この場合、形成紙ウエブ1は5つの部分ウエブに分割され、第1部分
ウエブ8及び第3部分ウエブ32は、同じ幅又は異なる所定幅の2つのクレープ
紙ウエブ12、33を得るために、互いに軸線方向に離れた第1ウエブ分離箇所
10でクレープ付けされ分離され、第2部分ウエブ9は両側分割によって第1部
分ウエブ8と第3部分ウエブ32との間に形成され、第2部分ウエブ9、第4部
分ウエブ34及び第5部分ウエブ35は周面4に接着したまま第2ウエブ分離箇
所11まで周面4と共に移動し、共通のドクターブレード39によって分離され
、第1縁トリミング36、中間トリミング37及び第2縁トリミング38を得る
。凹部29又はその他の自由空間は、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも
10mmの軸線方向寸法と、ウエブ分離箇所10における形成紙ウエブの厚さの
少なくとも2倍の、軸線方向寸法と垂直な深さとを有する。
【0028】 図6に示す実施形態は、クレープ付けドクター27のドクターブレード28が
形成紙ウエブの側縁にそれを僅かに越えて延ばされているので縁トリミングが得
られないこと以外、図5に示した実施形態と同様である。かくして、この場合、
同じ幅の又は異なる所定幅の2つのクレープ紙ウエブ12、33を得るために、
第1部分ウエブ8及び第3部分ウエブ32互いに軸線方向に間隔を隔てた第1ウ
エブ分離箇所10でクレープ付けして分離し、中間トリミング37を得るために
、第2部分ウエブ9を両側分割分割によって第1部分ウエブ8と第3部分ウエブ
32との間に形成し、周面4に接着したまま第2ウエブ分離箇所11まで周面と
共に移動する第2部分ウエブ9をドクターブレード39によって分離することに
よって、 形成紙ウエブ1は3つの部分ウエブに分割される。
【0029】 分割部をつくるドクターブレード14、23、28の各コーナー部分40(図
7参照)は、ドクターブレード14、23、28の掻き取りエッジ15、24、
30、31と、横エッジ41、42とによって構成され、掻き取りエッジ及び横
エッジは互いに直角部を形成し、最大切断効果を達成する箇所で出会う。かくし
て、図7に示すように、横エッジは分割箇所に位置するドクターブレードの両端
縁によって形成され、又、凹部29の両側縁によって形成される。
【0030】 そのような直角コーナー部分40と関連して且つ横エッジ41、42に沿って
、薄い水噴流を形成紙ウエブの上に塗布する塗布装置(図示せず)がドクターブレ
ードの切断チップの直前に配置されても良く、その結果、形成紙ウエブは繊維構
造に影響を及ぼすことなしに引続く分割線に沿って幾分湿る。水噴流は湿り分割
指示部をつくり、この湿り分割指示部は、形成紙ウエブをドクターブレードの切
断チップで分割するのを容易にし、分割領域内で、掻き取られない部分ウエブが
接着剤コーティングから確実に解放されないようにする。
【0031】 2つのウエブ分離箇所10と11との間の距離、又は、2よりも多いウエブ分
離箇所がある場合には、2つの連続するウエブ分離箇所の間の距離は、望むよう
に変化させることができる。使用され得る最小距離は非常に小さく、即ち、数m
m、例えば少なくとも2mmであり、これらの最小距離は、目標にした分割を達
成するに十分である。図3についての変形の実施形態(図示せず)によれば、例え
ば、それぞれの部分ウエブ8、9をクレープ付けして分離するために、2つのド
クターブレードを並列に、端と端とをつないで配列する。次いで、ドクターブレ
ードを互いに幾分、例えば少なくとも2mmの関係をなすように円周方向に配置
し、その結果、形成紙ウエブの切断は、それをウエブが第2ウエブ分離箇所を形
成する第2ドクターブレードに達する前に行う機会を有する。ドクターブレード
は、互いに鋭角を形成する異なる平面内に適当に配置され、その結果、これらの
ドクターブレードは同じ接触角度に取付けられる。しかしながら、異なるクレー
プ付け状態のための2つのドクターブレードについて、たとえこれらのドクター
ブレードが異なる平面内にあるとしても、異なる接触角度を使用しても良い。2
つのウエブ分離箇所の間の距離が小さいならば、2つのドクターブレードを、各
ドクターブレードについて別々に調整できるホルダーを有する1つの同じ支持本
体に配列するのに有利である。変形の実施形態では、2つのドクターブレードが
同じ支持本体及び同じホルダーに配列され、2つのウエブ分離箇所の間に少なく
とも2mmの距離を得るために、2つのドクターブレードは異なる高さを有する
【0032】 図示した実施形態では、形成紙ウエブが乾燥シリンダー、例えばヤンキーシリ
ンダーに移送され、この場合、クレープ付けは乾式クレープ付けとして行われる
。クレープ付けを湿式クレープ付けとして行うこともでき、この場合、形成紙ウ
エブは、乾燥シリンダーの乾燥能力を有しない平滑な周面を有するシリンダーに
移送される。乾燥は吹き通し(throughblow)技術を使用して十分に行われる。
【0033】 本発明は、いかなる特定の種類の抄紙機にも限定されない。セルロース繊維材
料及び合成繊維材料を含むクレープ付けされた材料の製造用に設計されたいかな
る機械を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乾燥シリンダーと本発明の第1の実施形態による装置とを備えた抄紙機の部分
側面図である。
【図2】 乾燥シリンダーと図1による装置の斜視図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態による装置を備えた乾燥シリンダーの斜視図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態による装置を備えた乾燥シリンダーの斜視図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態による装置を備えた乾燥シリンダーの斜視図である。
【図6】 本発明の第5の実施形態による装置を備えた乾燥シリンダーの斜視図である。
【図7】 図5及び6による実施形態に使用されるクレープ付けドクターに含まれるドク
ターブレードを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成紙ウエブ(1)を形成するためのウェットセクションと、
    回転シリンダー(3)を有する乾燥セクション(2)と、を有し、形成紙ウエブ(1)
    が回転シリンダー(3)の周面(4)上の接着剤コーティングと接着接触をなして回
    転シリンダー(3)を移動する抄紙機でのクレープ紙の生産中、形成紙ウエブ(1)
    を少なくとも2つの部分ウエブ(8,9)に分割する方法であって、一方の部分ウ
    エブ(8)を第1ウエブ分離箇所(10)で回転シリンダー(3)の周面(4)からの掻
    き取りによって分離し、周面(4)に接着したまま第1ウエブ分離箇所(10)から
    所定距離、円周方向に位置する第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(4)と共
    に移動する他方の部分ウエブ(9)を、回転シリンダー(3)の周面(4)からの掻き
    取りによって分離することによって、形成紙ウエブ(1)を、回転シリンダー(3)
    と関連して形成紙ウエブ(1)の長手方向に分割し、少なくとも1つの部分ウエブ
    (8)を分離しながら同時にクレープ付けして、所定幅のクレープ紙ウエブ(12)
    を得る、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1部分ウエブ(8)はクレープ紙ウエブ(12)を構成し
    、前記第2部分ウエブ(9)は縁トリミング(16)を構成する、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1部分ウエブは縁トリミングを構成し、前記第2部分
    ウエブはクレープ紙ウエブを構成する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1部分ウエブ(8)はクレープ紙ウエブ(12)を構成し
    、前記第2部分ウエブ(9)も所定幅のクレープ紙ウエブ(21)を構成する、請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 2つの部分ウエブ(8,9)の全体幅は、分割すべく前記回転
    シリンダー(3)に移送された形成紙ウエブ(2)の幅と一致する、請求項2乃至4
    のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 第1部分ウエブ(8)を第1ウエブ分離箇所(10)でクレープ
    付けして分離して、所定幅の縁の切り取りされたクレープ紙ウエブ(12)を得、
    前記周面(4)に接着したまま第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(4)と共に
    移動する第2部分ウエブ(9)及び第3部分ウエブ(25)を分離して、2つの縁ト
    リミング(16,26)を得ることによって、形成紙ウエブ(1)を3つの部分ウエ
    ブ(8,9,25)に分割する、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2部分ウエブ及び前記第3部分ウエブを第1分離箇所
    (10)で分離して、2つの縁トリミングを得、前記周面(4)に接着したまま第2
    ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(4)と共に移動する前記第1部分ウエブをク
    レープ付けして分離して、所定幅のクレープ紙ウエブを得ることによって、前記
    成形紙ウエブを3つの部分ウエブに分割する、請求項1乃至3の何れか1項に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 第1部分ウエブ(8)及び第3部分ウエブ(32)を互いに軸線
    方向に離れた第1ウエブ分離箇所(10)でクレープ付けして分離して、同じ幅又
    は異なる所定幅の2つのクレープ紙ウエブ(12,33)を得、両側分割によって
    第1部分ウエブ(8)と第3部分ウエブ(32)との間に形成され、前記周面(4)に
    接着したまま第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(4)と共に移動する第2部
    分ウエブ(9)を分離して、中間トリミング(37)を得ることによって、形成紙ウ
    エブ(1)を3つの部分ウエブ(8,9,32)に分割する、請求項1に記載の方法
  9. 【請求項9】 第1部分ウエブ(8)及び第3部分ウエブ(32)を互いに軸線
    方向に離れた第1ウエブ分離箇所(10)でクレープ付けして分離し、第1縁トリ
    ミング(36)と中間トリミング(37)と第2縁トリミング(38)とを得るために
    、両側分割によって第1部分ウエブ(8)と第3部分ウエブ(32)との間に形成さ
    れた第2部分ウエブ(9)と、第4部分ウエブ(34)及び第5部分ウエブ(35)と
    を、前記周面(4)に接着させたまま第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(4)
    と共に移動させて分離して、同じ幅又は異なる所定幅の2つのクレープ紙ウエブ
    (12,33)を得ることによって、形成紙ウエブを5つの部分ウエブ(8,9,
    32,34,35)に分割する、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記分割は乾燥シリンダー上で行われる、請求項1乃至9
    の何れか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 2つの連続するウエブ分離箇所(10,11)の間の前記所
    定距離は少なくとも2mmである、請求項1乃至10の何れか1項に記載の方法
  12. 【請求項12】 形成紙ウエブ(1)を形成するためのウェットセクションと
    、回転シリンダー(3)を有する乾燥セクション(2)とを有し、形成紙ウエブ(1)
    が、回転シリンダー(3)の周面(4)上の接着剤コーティングと接着接触をなして
    移動するように回転シリンダー(3)に配列されたクレープ紙生産用抄紙機内で、
    形成紙ウエブ(1)を少なくとも2つの部分ウエブ(8,9)に分割するための装置
    において、 この装置は、第1ウエブ分離箇所(10)及びこの第1ウエブ分離箇所(10)か
    ら所定距離、円周方向に位置した第2ウエブ分離箇所(11)を形成するために、
    前記回転シリンダー(3)と作動関係をなして配列された少なくとも2つのドクタ
    ーブレード(14,18)を含み、 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレード(14)は、前記形成紙
    ウエブ(1)を前記周面(4)からの掻き取りによって分離すると同時に、前記形成
    紙ウエブ(1)を第1部分ウエブ(8)に分割するように配列され、第2部分ウエブ
    (9)は、前記周面(4)に接着したまま第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(
    4)と共に移動し、第2分離箇所(11)のドクターブレード(18)は、第2部分
    ウエブ(9)を掻き取りによって分離するように配列され、 ドクターブレード(14,18)の少なくとも1つはクレープ付けドクターブレ
    ードである、ことを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレード(
    14)はクレープ付けドクターブレードであり、第2ドクターブレード(18)は
    、回転シリンダー(3)の両端の間に延びるクリーニングブレード又は掻き取られ
    る縁トリミング(16)の幅と一致した作用長さを有する掻き取りエッジを備えた
    短いドクターブレードである、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記ドクターブレード(14,18)は両方ともクレープ付
    けドクターブレードである、請求項12に記載の装置。
  15. 【請求項15】 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレードは
    、少なくとも2つの掻き取りエッジ(30,31)を有するクレープ付けドクター
    ブレード(28)であり、これらの掻き取りエッジ(30,31)は軸線方向に並列
    に配列され且つ自由空間(29)によって分離され、この自由空間(29)は、前記
    周面(4)に接着したまま第2ドクターブレード(18)まで前記周面(4)と共に移
    動して中間トリミング(37)の形態で掻き取られる部分ウエブ(9)を形成するよ
    うに配列される、請求項12に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ドクターブレードは、各々掻き取りエッジを有する少
    なくとも2つの部品から構成され、これらのドクターブレード部品は前記自由空
    間(29)を形成するように互いに離れて配列される、請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ドクターブレードは、前記自由空間を形成する少なく
    とも1つの凹部(29)を備え、この凹部(29)はその両側に掻き取りエッジ(3
    0,31)を有する、請求項15に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記自由空間(29)は、少なくとも5mm、好ましくは少
    なくとも10mmの軸線方向寸法と、前記ウエブ分離箇所(10)の形成紙ウエブ
    の厚さの少なくとも2倍の、軸線方向寸法と垂直の方向の深さを有する、請求項
    15乃至17の何れか1項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 2つの連続するウエブ分離箇所(10,11)の間の前記所
    定距離は少なくとも2mmである、請求項12乃至18の何れか1項に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 クレープ紙生産用抄紙機であって、形成紙ウエブ(1)を形
    成するためのウェットセクションと、回転シリンダー(3)を有する乾燥セクショ
    ン(2)とを有し、形成紙ウエブ(1)が、回転シリンダー(3)の周面(4)の接着剤
    コーティングと接着接触をなして回転シリンダー(3)を移動するように配置され
    、形成紙ウエブ(1)を少なくとも2つの部分ウエブ(8,9)に分割するための装
    置を更に有する抄紙機において、 前記装置は、第1ウエブ分離箇所(10)及びこの第1ウエブ分離箇所(10)か
    ら所定距離、円周方向に位置した第2ウエブ分離箇所(11)を形成するために、
    前記回転シリンダー(3)と作動関係をなして配列された少なくとも2つのドクタ
    ーブレード(14,18)を含み、 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレード(14)は、前記形成紙
    ウエブ(1)を前記周面(4)からの掻き取りによって分離すると同時に、前記形成
    紙ウエブ(1)を第1部分ウエブ(8)に分割するように配列され、第2部分ウエブ
    (9)は、前記周面(4)に接着したまま第2ウエブ分離箇所(11)まで前記周面(
    4)と共に移動し、第2分離箇所(11)のドクターブレード(18)は、第2部分
    ウエブ(9)を掻き取りによって分離するように配列され、 ドクターブレード(14,18)の少なくとも1つはクレープ付けドクターブレ
    ードである、ことを特徴とする抄紙機。
  21. 【請求項21】 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレード(
    14)はクレープ付けドクターブレードであり、第2ドクターブレード(18)は
    、回転シリンダー(3)の両端の間に延びるクリーニングブレード又は掻き取られ
    る縁トリミング(16)の幅と一致した作用長さを有する掻き取りエッジを備えた
    短いドクターブレードである、請求項20に記載の抄紙機。
  22. 【請求項22】 前記ドクターブレード(14,18)は両方ともクレープ付
    けドクターブレードである、請求項20に記載の抄紙機。
  23. 【請求項23】 第1ウエブ分離箇所(10)を形成するドクターブレードは
    、少なくとも2つの掻き取りエッジ(30,31)を有するクレープ付けドクター
    ブレード(28)であり、これらの掻き取りエッジ(30,31)は軸線方向に並列
    に配列され且つ自由空間(29)によって分離され、この自由空間(29)は、前記
    周面(4)に接着したまま第2ドクターブレード(18)まで前記周面(4)と共に移
    動して中間トリミング(37)の形態で掻き取られる部分ウエブ(9)を形成するよ
    うに配列される、請求項20に記載の抄紙機。
  24. 【請求項24】 前記ドクターブレードは、各々掻き取りエッジを有する少
    なくとも2つの部品から構成され、これらのドクターブレード部品は前記自由空
    間(29)を形成するように互いに離れて配列される、請求項23に記載の抄紙機
  25. 【請求項25】 前記ドクターブレードは、前記自由空間を形成する少なく
    とも1つの凹部(29)を備え、この凹部(29)はその両側に掻き取りエッジ(3
    0,31)を有する、請求項23に記載の抄紙機。
  26. 【請求項26】 前記自由空間(29)は少なくとも5mm、好ましくは少な
    くとも10mmの軸線方向寸法と、ウエブ分離箇所(10)の形成紙ウエブ(1)の
    厚さの少なくとも2倍である軸線方向と垂直な深さを有する、請求項23乃至2
    5の何れか1項に記載の抄紙機。
  27. 【請求項27】 2つの連続するウエブ分離箇所(10,11)の間の前記所
    定距離は少なくとも2mmである、請求項20乃至25の何れか1項に記載の抄
    紙機。
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