JP2002513722A - 物品の区分けまたは分割装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、１つまたは複数の連続列をなして搬送ベルト等上で搬送され且つ後続処理のために分割されまたは群をなして相互に切り離される物品の区分けまたは分割装置に関するものであり、この場合、搬送方向に対して平行に前後に移動可能な相互に独立の少なくとも２つの要素が存在し、要素は制御されて物品と係合したりまたは物品との係合から外されたりすることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は請求項１の上位概念に記載の物品の区分けまたは分割装置に関するも
のである。

【０００２】 このタイプの装置は、包装機の搬入領域において、連続列をなして到着する物
品流れから物品群または個別物品を分割し、これらの物品群または個別物品をそ
の後にケース、ボール箱または収縮フォイルで包装するために必要である。この
ために種々の構造が既に提案され、例えば、物品を供給する搬送通路の下側に区
分け装置が配置され、およびコンベヤを形成する個々の搬送ベルト間の隙間を貫
通する、物品群を分離するためのフィンガを備えた区分け装置が提案されている
（欧州特許第０４８５９３７号）。この区分け装置においては、区分け機構の操
作が複雑であるばかりでなく、個々の搬送ベルト間に隙間が必要であることが欠
点である。その理由は、搬送物品の安定性および無騒音性が不利な影響を受け、
区分け機構内に異物が落下してトラブルの原因となることがあるからである。

【０００３】 さらに、搬送ベルトの横に設けられ且つ物品流れ内に係合する区分け装置もま
た既知であるが、これらの区分け装置は極めて広い空間を占有し且つ単レーン物
品流れのみに対して使用可能であるにすぎないことが欠点である（欧州特許第０
４４７１２３号、欧州特許第０１２６５５３号、欧州特許公開第０４００２９５
号）。

【０００４】 既知の装置の他の欠点は、種々の物品サイズへの切換に手間および費用がかか
ることである。 コンパクトであり、操作しやすく且つフレキシブルに使用可能な物品の区分け
または分割装置を提供することが本発明の課題である。

【０００５】 この課題は請求項１の特徴項に記載の特徴により解決される。 区分け装置に対してプログラム制御された駆動装置を使用することにより、操
作性が向上されると同時に物品タイプの切換のための切換時間が短縮される。異
なる分割長さないし物品区分け長さがプログラムの交換またはプログラムの変更
のみにより無段式に設定可能である。

【０００６】 有利な変更態様により、物品群を分離するために必要な当接フィンガが案内仕
切り内に組み込まれているので、他の物品サイズへの切換が必要なとき、いずれ
にしても必要となる仕切りの調節と同時に区分け装置の適合が行われる。

【０００７】 多列通路タイプの場合に上部からアクセスしやすく、および搬送通路の下側に
区分け装置のための空間が必要でないことは好ましい。以下に実施態様を図面に
より説明する。

【０００８】 図１に示したフォイル包装機の側面図から、その最も重要な構成部分がわかる
。左側に物品コンベヤ２が存在し、物品コンベヤ２の下側にボール箱積重ねコン
ベヤ３が配置され、両方のこれらのコンベヤは同じ方向に連続的に駆動可能であ
る。物品コンベヤは案内仕切り４を有する区分けステーション１に連絡し、案内
仕切り４は単レーンの物品列のための通路を形成する。案内仕切り４の上側に、
物品６と係合可能な区分けステーションの当接フィンガ７ａ、７ｂを制御駆動す
るための２つのサーボモータ５ａ、５ｂが存在する。案内仕切りの下側に、本質
的に閉じている即ち隙間のない搬送レベル面を形成する搬送ベルト８が存在し、
搬送ベルト８は物品コンベヤ２と突合せ接続を形成し且つ物品コンベヤと同一面
を形成している。この搬送ベルト８の下側に、分離された個々のボール紙片を供
給するための、下方から上方へ斜めに上昇する搬送手段９が設けられている。

【０００９】 搬送ベルト８の搬送方向にみて、区分けステーション１にバー・コンベヤ１０
が続き、バー・コンベヤ１０は物品流れから所定の中間間隔をなして分離された
物品群６′を受け取り、且つ下側から供給された平らなボール紙片上に間隔を保
持しながら連続的に引き渡す。その先で、ボール紙はいわゆるマルチパック等に
広げられ、且つ包装ステーション１１において収縮フォイルで包まれる。包装ス
テーションの下側領域内に、フォイル供給装置１３を備えたフォイル貯蔵場所１
２が存在する。フォイルは、それ自身既知のように、上記のボール紙片と同様に
、下方から斜めに物品群コンベヤ１４内の横方向隙間を通過して、マルチパック
の下側とコンベヤの上側との間に挿入され、且つその後に個々のマルチパックの
周りにかぶせられる。フォイルの収縮のために、フォイルで包まれたマルチパッ
クの、図示されていない収縮トンネル内への移送が行われる。上記の機械構成部
分はすべて、区分けステーションを除き、共通の機械駆動装置５０により、速度
および位置が同期されて駆動される。

【００１０】 図３からわかるように、案内仕切り４は、搬送ベルト８の上方に間隔をなして
位置決めされた横ばり１５に、横方向に調節可能に懸垂支持されている。横方向
の位置決めのためにハンドル５１が設けられている（図４）。案内仕切り４の各
々内にそれぞれ、異なるレベル面内で相互に独立に走行可能な２つの往復台１６
ａ、１６ｂが存在し、往復台１６ａ、１６ｂは制御により揺動可能な当接フィン
ガ７ａ、７ｂを有している。往復台１６ａ、１６ｂの機械的構造は図７からよく
わかる。図７の断面図から明らかなように、案内仕切り４はそれぞれ、間隔をな
して搬送ベルト８に対し直角方向に配置された２枚の平行なプレート４′から構
成されている。上端部において前記プレート間に仕切りホルダ１７が存在し、且
つその下側にほぼＵ形状断面を有する水平方向に平行に伸長する２つの走行レー
ル１８が存在し、この場合、走行レールの開放側は相互に向かい合い、且つ走行
レールの脚部の内面は形状輪郭を有している。間隔配置された走行レールの間の
領域内に、プレート４’に水平スリットＳが設けられている。スリットが設けら
れているにもかかわらず、プレートの安定性は、同時にスペーサおよび補強部材
として働き且つプレートと結合されている走行レールにより確保されている。

【００１１】 往復台１６ａ、１６ｂの各々は縦長のベース本体１９から構成され、ベース本
体１９は、一列に配置され且つ自由に回転可能に支持された３個のローラ２０を
有し、ローラ２０は走行レール１８の形状輪郭内に形状はめ合いをなして案内さ
れ、および往復台１６ａ、１６ｂの各々は、一端に、垂直支持軸２１の周りに反
対方向に揺動可能に支持された当接フィンガ７ａないし７ｂを支持している。こ
れらの当接フィンガは、操作機構２２（空圧シリンダ等）により曲がりてこ機構
２３（図８）を介して制御されて、待機位置から作動位置へおよびその逆へ移行
可能である。図７において、両方の上部往復台１６ｂの当接フィンガ７ｂは待機
位置にあり、即ち完全に案内仕切り４の内部にあり、一方、下部往復台１６ａの
当接フィンガ７ａは作動位置をとり、即ちプレート４′のスリットＳを貫通して
横方向に、案内仕切りにより形成された案内通路内に突出している（図５もまた
参照）。

【００１２】 走行レール１８内で往復台１６ａ、１６ｂを前後に移動させるために、各往復
台に対して固有の歯付ベルト２４ａないし２４ｂが設けられ、これらのベルトの
幅は、これらのベルトが案内仕切りのプレート４′の間に収まるような寸法を有
している（図７）。歯付ベルトはそれぞれ、駆動車２５、３つの転向車２６およ
びテンション・ローラ２７を介して案内され、これらは案内仕切り４に支持され
、且つこれらの配置は図４および６からよくわかる。歯付ベルトの端部は往復台
１６ａ、１６ｂの前方ないし後方端部に固定されている。すべての上部往復台１
６ｂのベルトは第１の駆動軸２８ｂに付属され、および下部往復台１６ａのベル
トは第２の駆動軸２８ａに付属されている。すべての歯付ベルトにそれぞれ、歯
付ベルト車として形成された、第１ないし第２の駆動軸上の駆動車２５が付属さ
れ、この場合、これらの歯付ベルト車は、新しい物品直径にサイズを切り換える
とき、案内仕切り４と共に搬送方向に対し横方向に移動可能であり、即ち歯付ベ
ルト車２５は、その対応駆動軸２８ａないし２８ｂ上で、軸方向に移動可能に形
状はめ合いをなして案内されている。

【００１３】 各案内仕切り４は完全なユニットを形成しているので、あとで追加される案内
通路は、仕切りの追加のみにより僅かな費用で形成することができる。上記のサ
ーボ駆動装置５ａ、５ｂは、エンドレス歯付ベルト２９および対応歯付ベルト車
３０を介して、第１ないし第２の駆動軸２８ａ、２８ｂを駆動する（図４参照）
。サーボ駆動装置５ａ、５ｂは機械の制御装置のサーボ制御モジュールまたはこ
れと結合されている別のサーボ制御装置３１により制御されるので、機械の中の
絶対値伝送器３２と協働して、区分けステーション１を、機械のその他の構成部
分と速度および位置を同期させて駆動可能である。異なる物品サイズまたは束サ
イズないしこれらの区分け長さに、短時間で容易に切換可能にするために、制御
装置３１に、異なる物品タイプに対して呼出し可能なプログラムメモリが設けら
れている。しかしながら、制御装置は、希望の区分け長さないし束長さを手動操
作で入力可能なように設計されていてよい。

【００１４】 以下に、１組の図９．１ないし９．６（図９．１は、図９の１を示す。以下同
様）を用いて、図１ないし８に示され且つ機械的構造に関して上で説明された、
びんをマルチパック内に包装するための機械の機能を説明する。説明を簡単にす
るために、この１組の図においてそれぞれ、多レーン区分けステーションの個々
の案内通路のみが、完全な区分けサイクルの種々の段階で示されている。しかし
ながら、図２および５を合わせて参照したとき、以下に記載の過程は、多レーン
区分けステーションにおいて、すべての案内通路において並列に、時間的に同時
に且つ同じ位置で行われることがわかる。図９．１に示したスタート位置は図８
に拡大して示した状況に正確に対応する。図の右半分における往復台１６ｂの当
接フィンガ７ｂは作動位置に存在し、即ち当接フィンガ７ｂは外方へ案内仕切り
４のスリットＳを貫通して拡げられ且つ案内通路内に突出している。往復台１６
ｂは、この過程において、びん６を支持する搬送ベルト８よりもやや小さい速度
で、ＬＲで示した走行方向に、サーボ駆動装置５ｂにより所定の速度比で搬送ベ
ルトに同期して移動されるので、隙間なく並んでいるびん列の先頭のびん６は当
接フィンガ７ｂに当接し、且つ当接フィンガ７ｂにより搬送ベルト８に対して僅
かに制動され、これによりびんの底部と搬送ベルトとの間に滑りが存在する。同
時に、図の左半分に存在する、同様にサーボ駆動装置５ａにより走行方向ＬＲに
移動される往復台１６ａの当接フィンガ７ａは、直ちに待機位置から外方に拡げ
られ、この場合、この当接フィンガ７ａはこのとき上流方向のびんに対する当接
面を形成する。

【００１５】 その直後に、図９．２に示すように、右往復台１６ｂの当接フィンガ７ｂは案
内仕切り４内に折り畳まれ、即ち待機位置に移行され、これにより、当接フィン
ガ１６ａの下流方向に形成された、４個のびんを含むびん群６′は、その後は滑
りなく且つ制動されることなく、びんと一体に摩擦係合をなす搬送ベルト８に追
従し、これにより、当接フィンガ７ａにより制動された、したがって減速された
それに続くびん列に対して、走行しながら拡大する中間間隔が発生する。同時に
、サーボ駆動装置５ｂが逆転され、往復台１６ｂはびんの走行方向ＬＲとは反対
方向に且つ往復台１６ａとは反対方向に加速されて上流方向に移動し、一方、他
方の両方の往復台１６ａは前と同様にそのサーボ駆動装置５ａにより下流方向に
移動される。図９．２ないし９．５に示したこの反対方向の運動過程において、
上部往復台１６ｂは下部往復台１６ａを横切り且つ最後にはある上流方向位置に
到達し、この位置において、往復台１６ｂの運動方向が付属のサーボ駆動装置５
ｂにより再び逆転され、即ち、往復台１６ｂは再び走行方向ＬＲに加速され且つ
当接フィンガ７ｂは外方へ２つの隣接するびんの間の作動位置に拡げられ、これ
により４つの個別のびんからなるびん群は再びびん流れから区分けされる。この
当接フィンガ７ｂは同様に再び搬送ベルト８より小さい速度で搬送ベルト８に平
行に移動される。この間に、前に当接フィンガ７ｂにより制動されたびん群６′
は、区分けステーション１に続くバー・コンベヤに対して必要なピッチ寸法が達
成されるまで、より遅い後続のびん流れから引き離される（図９．６）。区分け
過程全体の間に、常に少なくとも１つの当接フィンガが作動位置に存在し、これ
により、隙間のない、常に制御されたびんの区分けが確保されている。

【００１６】 第２の実施例が図１０および１１に示されている。ここでは、例えばマルチパ
ック、ボール箱等の束を分割するために当接フィンガ７ａおよび７ｂが使用され
る。これらの束は平らな側面を設けた四角断面を有し、且つ滞留したとき、相互
に連続して存在する側面により当接フィンガが係合するための隙間が存在しない
ので、上流方向当接フィンガ７ａは束６０を横から挟み付けるためのクランプ・
レバーとして使用され、一方、下流方向当接フィンガ７ｂは、びんを区分けする
ための前記の実施例と同様に、到着する束流れの先頭の束６０に対するストッパ
として働く（図１０）。

【００１７】 １組の図１１．１ないし１１．６の第１の図は図１０に対応するスタート位置
を示し、即ち隙間のない束流れの先頭の束６０は当接フィンガ７ｂに当接し、一
方、それに続く束は当接フィンガ７ａの間で摩擦係合をなして締め付けられてい
る。この状況において、両方の当接フィンガ対７ａおよび７ｂは、搬送方向ＬＲ
に、束を摩擦係合により支持する搬送ベルトより小さい速度で前方に移動され、
これにより搬送ベルトと束との間に滑りが発生する。その後、前方を走行する当
接フィンガ７ｂは内方へ待機位置に折り畳まれ、それに続いて解放された束は搬
送ベルト速度で加速され、このとき後続の束に対して間隔が形成される。拡げら
れた間隔寸法は、当接フィンガと搬送ベルトとの間の前記速度差と、および束の
解放から後続の束の解放までの時間間隔とにより決定される。

【００１８】 図１１．３に示すように、係合から外された当接フィンガ７ｂは束の運動とは
反対方向に上流方向に戻され、一方、第２の当接フィンガ７ａは変化なく下流方
向に摺動する。その後、当接フィンガ７ｂは、その間に発生した両方の束の間の
隙間内へ作動位置に拡げられ、且つ後続の束の正面が当接フィンガ７ｂと当接す
ると同時に、当接フィンガ７ｂの運動方向は再び下流方向に逆転される（図１１
．４および１１．５）。

【００１９】 このときはじめて、当接フィンガ７ａは係合から外され、即ち内方へ待機位置
に折り畳まれ、次の束を掴むために上流方向に移動され、それに続いて再び下流
方向に運動方向が逆転したのちに、当接フィンガ７ａは作動位置に再び揺動され
、このとき束は横から締め付けられる（図１１．５および１１．６）。

【００２０】 図１２は、当接フィンガの作動位置および待機位置を制御するための、純機械
的に作動する代替態様を示す。図示されている当接フィンガ対７は一端において
ボルト３４上に揺動可能に支持され、ボルト３４は往復台１６のベース本体１９
上に固定されている。ベース本体上で走行方向ＬＲに対して平行な軸方向に移動
可能に案内されている突き棒３５は、二股状に形成されたカム本体３６と、およ
び当接フィンガを常に外方へ作動位置に拡げる捩りコイルばね３７とを支持して
いる。突き棒３５の上流方向端部のみならず、下流方向端部もまたベース本体１
９の側部から突出している。

【００２１】 往復台１６の移動通路に２つのストッパが存在し、この場合、少なくとも下流
方向ストッパ３８は走行方向ＬＲに沿って調節可能である。２つの平行な脚部４
０に基づき、上流方向ストッパ３９はほぼＵ形の形状を有し、この場合、当接フ
ィンガ７が待機位置に存在しているとき、往復台１６を両方の脚部の間に挿入可
能である。

【００２２】 図１３．１において、当接フィンガを部分的に横から包囲し且つ相互に押し付
けるフック形状カム本体３６により制約されて、当接フィンガ７は待機位置に存
在している。突き棒３５の左側端部即ち上流方向端部がストッパ３９に当接する
と直ちに、カム本体３６の運動は終了され、この間、往復台１６は当接フィンガ
７と共にさらに移動可能であり、これにより、当接フィンガはカム本体から解放
されるが、このとき、ストッパ３９の脚部４０により外への拡がりは防止される
（図１３．２）。

【００２３】 ここで、往復台１６の駆動装置が付属のサーボ駆動装置により逆転された場合
、脚部４０から離れたのちに、突き棒３５の右側端部即ち下流方向端部がストッ
パ３８に突き当たるまでの間、当接フィンガ７は妨害されることなくばね付勢に
より外方へ作動位置に拡げられ（図１３．３）、ストッパ３８に衝当することに
より当接フィンガ７は二股状カム本体３６内に滑り込み、このとき内方へ待機位
置に折り畳まれる（図１３．４）。その後、往復台１６の運動方向は再び逆転さ
れ（図１３．５）、これにより上記の過程が最初から開始される。ストッパ３８
および／または３９の調節により、当接フィンガの制御点を、それぞれの区分け
長さまたは束長さに対応して適合させることができる。

【００２４】 図に示した構造とは異なり、往復台に対する走行レールが、区分けすべき物品
の外側に配置されていてもよい。この場合、走行レール内で案内される往復台に
、下方に突出する棒が設けられ、この棒は、物品高さにおいてその下方端部に当
接フィンガを支持している。

【図面の簡単な説明】

【図１】 フォイル包装機の側面図である。

【図２】 図１に示した機械の略平面図である。

【図３】 図１においてＸ方向から見た機械の正面図である。

【図４】 図１に示した機械の区分けステーションの拡大側面図である。

【図５】 図２に示した区分けステーションの拡大平面図である。

【図６】 図４の拡大側面図である。

【図７】 図６の線Ａ−Ａによる断面図である。

【図８】 図６に示した区分けステーションの案内通路の拡大平面図である。

【図９】 図９の１〜６は、種々の機能位置における図８に示した区分けステーションの
案内通路の平面図である。

【図１０】 束に対する分割ステーションの案内通路の平面図である。

【図１１】 図１１の１〜６は、種々の機能位置における図１０に示した束に対する分割ス
テーションの案内通路の平面図である。

【図１２】 機械的制御を有する当接フィンガの第２の実施態様の平面図である。

【図１３】 図１３の１〜５は、種々の機能位置における図１２に示した当接フィンガの平
面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エヴァンス，ズィルケ ドイツ連邦共和国 デー−47623，ケフェ レアー，フンボルトシュトラーセ ２ (72)発明者 エルスペルガー，シュテファン ドイツ連邦共和国 デー−83083，ルデリ ング，ズィークハルティンク 15 Ｆターム(参考） 3E043 BA13 DA04 DB04 FA01 GA06 3F017 CA03 CD01 DA34 DA44 3F070 AA06 BG02 EA24 FB07 FE02

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １つまたは複数の連続列をなして搬送ベルト（８）等上で搬
   送され且つ後続処理のために分割されまたは群をなして相互に切り離される物品
   （６）の区分けまたは分割装置（１）において、 搬送方向（ＬＲ）に対して平行に前後に移動可能な相互に独立の少なくとも２
   つの要素（７ａ、７ｂ）が存在し、要素（７ａ、７ｂ）が制御されて物品と係合
   したりまたは物品との係合から外されたりすることが可能であることを特徴とす
   る物品の区分けまたは分割装置。
2. 【請求項２】 要素（７ａ、７ｂ）が、搬送方向（ＬＲ）への前方方向運動
   において、物品（６）の搬送通路内に係合する作動位置をとり、および同じ運動
   通路上での搬送方向とは反対の後方方向運動において、物品に対して間隔を有す
   る待機位置に移行可能であることを特徴とする請求項１の装置。
3. 【請求項３】 多レーン物品流れにおいて、相互に独立に移動可能なそれぞ
   れ少なくとも２つの要素（７ａ、７ｂ）が、それぞれ１つの搬送レーンに付属さ
   れていることを特徴とする請求項１または２の装置。
4. 【請求項４】 搬送レーンの対向する側に、相互に独立に移動可能な要素（
   ７ａ、７ｂ）が設けられていることを特徴とする請求項１ないし３の少なくとも
   １つの装置。
5. 【請求項５】 １つの搬送レーンの片側に、高さが異なるレベル面において
   、少なくとも２つの要素（７ａ、７ｂ）が相互に独立に前後に移動可能に設けら
   れていることを特徴とする請求項１ないし４の少なくとも１つの装置。
6. 【請求項６】 １つの搬送レーンの対向する両側に、高さが異なるレベル面
   においてそれぞれ、少なくとも２つの要素（７ａ、７ｂ）が相互に独立に移動可
   能に設けられ、この場合、共通のレベル面において対向する両側のそれぞれの要
   素を、位置を同期させて駆動可能であることを特徴とする請求項４および５の装
   置。
7. 【請求項７】 少なくとも２つの要素（７ａ、７ｂ）を、相互に独立に逆転
   可能な駆動装置（５ａ、５ｂ）により、特に電気サーボ駆動装置により駆動可能
   であることを特徴とする請求項１ないし６の少なくとも１つの装置。
8. 【請求項８】 要素（７ａ、７ｂ）の２つの群が存在し、この場合、各群に
   、固有の独立な駆動装置（５ａ、５ｂ）、特に電気サーボ駆動装置が付属され、
   および１つの群に付属されているすべての要素を、その駆動装置により、位置が
   同じになるように相互に同期させて駆動可能であることを特徴とする請求項１な
   いし７の少なくとも１つの装置。
9. 【請求項９】 物品の搬送通路を規定する仕切り（４）は搬送レーンを形成
   し且つ要素（７ａ、７ｂ）が仕切り（４）内に移動可能に支持されていることを
   特徴とする請求項１ないし８の少なくとも１つの装置。
10. 【請求項１０】 要素（７ａ、７ｂ）がその待機位置において完全に仕切り
    （４）の内部に存在し且つその作動位置において少なくとも部分的に仕切りから
    物品（６）の搬送通路内に突出することを特徴とする請求項９の装置。
11. 【請求項１１】 要素（７ａ、７ｂ）が、作動位置において、仕切り（４）
    の相互に背中合わせの両側から仕切りに平行な２つの物品搬送通路内に突出する
    ように、要素（７ａ、７ｂ）が対をなして共に移動可能に仕切り（４）内に設け
    られていることを特徴とする請求項１０の装置。
12. 【請求項１２】 要素（７、７ａ、７ｂ）が、物品（６）の搬送通路に平行
    に移動可能な往復台（１６、１６ａ、１６ｂ）上に、垂直軸（２１、３４）の周
    りに揺動可能に支持され且つ親指（フィンガ）状に形成されていることを特徴と
    する請求項１ないし１１の少なくとも１つの装置。
13. 【請求項１３】 要素（７ａ、７ｂ）を待機位置から作動位置におよびその
    逆に移行させるために、往復台（１６、１６ａ、１６ｂ）に制御可能な操作機構
    （２２、３５、３６）が付属されていることを特徴とする請求項１２の装置。
14. 【請求項１４】 往復台（１６、１６ａ、１６ｂ）がそれぞれ、反対方向に
    揺動可能に支持された２つの要素（７ａ、７ｂ）を支持し、要素（７ａ、７ｂ）
    は伝動機構（２３、３７）により結合され、且つ共通の操作機構（２２、３５、
    ３６）が要素（７ａ、７ｂ）を操作可能であることを特徴とする請求項１２およ
    び１３の装置。
15. 【請求項１５】 搬送レーンが、物品（６）の搬送通路を規定する仕切り（
    ４）により形成され、この場合、仕切りがそれぞれ、間隔をなして垂直方向に平
    行に配置された２枚のプレート（４′）から構成され、プレート（４′）の間に
    少なくとも１つの水平な走行レール（１８）が固定され、走行レール（１８）上
    に少なくとも１つの制御可能な要素（７ａ、７ｂ）を支持する往復台（１６ａ、
    １６ｂ）が走行ローラ（２０）により縦方向に移動可能に支持され、およびこれ
    らのプレートが要素（７ａ、７ｂ）の移動範囲に付属されたスリット（Ｓ）を有
    することを特徴とする請求項１ないし１４の少なくとも１つの装置。
16. 【請求項１６】 ２つの走行レール（１８）が間隔をなして平行にプレート
    （４′）の間に固定され、走行レール上の相互に向かい合う側にそれぞれ１つの
    往復台（１６ａ、１６ｂ）が支持され、且つプレート（４′）内の走行レール（
    １８）間の範囲にスリット（Ｓ）が存在することを特徴とする請求項１５の装置
    。
17. 【請求項１７】 各々の往復台（１６ａ、１６ｂ）が閉ループを形成する牽
    引手段（２４ａ、２４ｂ）に固定され、牽引手段（２４ａ、２４ｂ）が駆動装置
    （５ａ、５ｂ）のいずれかにより逆転可能に駆動可能であることを特徴とする請
    求項１５または１６の装置。
18. 【請求項１８】 駆動装置（５ａ、５ｂ）が制御装置（３１）により包装機
    に同期されて運転可能であり、および装置の分割長さを制御装置（３１）におい
    て無段式に設定可能またはプログラミング可能であることを特徴とする請求項７
    ないし１７の少なくとも１つの装置。
19. 【請求項１９】 要素（７ａ、７ｂ）の待機位置および作動位置が搬送方向
    （ＬＲ）に間隔配置されたストッパ（３８、３９）により決定されることを特徴
    とする請求項１３または１４の装置。
20. 【請求項２０】 ストッパ（３８、３９）の少なくとも１つが搬送通路に平
    行に調節可能であることを特徴とする請求項１９の装置。