JP2002513563A - 修飾トランスフェラーゼを含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物 - Google Patents

修飾トランスフェラーゼを含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物

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JP2002513563A JP2000547210A JP2000547210A JP2002513563A JP 2002513563 A JP2002513563 A JP 2002513563A JP 2000547210 A JP2000547210 A JP 2000547210A JP 2000547210 A JP2000547210 A JP 2000547210A JP 2002513563 A JP2002513563 A JP 2002513563A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結された、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素に関する。本発明は、改善された布帛ケアおよびクリーニング効果のために、このような修飾酵素を含有した洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物にも更に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結され
た、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素を含有
した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】
洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、現在では、ある特別なニーズを満
たす活性成分、即ち、界面活性剤系、クリーニングおよび布帛ケア効果を発揮す
る酵素、漂白剤、ビルダー系、起泡抑制剤、汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白
剤、柔軟剤、分散剤、転染阻止化合物、研磨剤、殺菌剤、香料を複雑な組合せで
含有しており、それらの全体的性能は実際に長年にわたり改善されてきた。
【0003】 しかしながら、枕カバー、Tシャツ、カラーおよびソックスで典型的にみられ
る毎日の“ボディ”汚れの複雑な性質は、洗剤による連続した入念なクリーニン
グの難しさをもたらしている。これらの汚れは、布帛上に蓄積して黒ずみ黄変す
る残留物を完全に何度も除去することが困難である。加えて、植物、木、泥‐粘
土ベース汚れおよび果実に起因したしみの洗剤による除去は、特に低い洗浄温度
および短い洗浄サイクルへ移行する傾向があるときに、最も難しいクリーニング
課題の1つである。これらのしみは、典型的には、主に炭水化物およびそれらの
誘導体、繊維および細胞壁成分に基づく繊維状物質の複雑な混合物を含有してい
る。このようなしみは、アミロース、糖およびそれらの誘導体を通常伴う。
【0004】 近年、布帛コンディショニング組成物に対する消費者の望みが高まっている。
布帛柔軟化組成物は、柔軟性および静電気抑制を含めて、処理された衣類にいく
つかの望ましい性質を付与している。洗濯された衣類の布帛柔軟性は、布帛の表
面に四級アンモニウム化合物をデリバリーすることで典型的に得られる。耐久性
プレス布帛衣類、特にコットン布帛衣類に対する消費者の望みも高まっている。
耐久性プレス衣類には、着用中および洗濯プロセス中の双方で布帛のシワに抵抗
する衣類がある。耐久性プレス衣類は、衣類のシワを防ぐために時々必要とされ
るアイロンがけを省くことで、洗濯に伴う手作業をかなり減らせる。しかしなが
ら、ほとんどの市販耐久性プレス布帛において、シワに抵抗する布帛の能力は、
衣類が何度も着用および洗濯されると、次第に減少してくる。更に、着色衣類は
すり切れて、外見のロスを呈しやすい。この退色の一部は、特に自動洗濯機およ
び自動洗濯乾燥機において、洗濯プロセスでのすりへりに起因しているかもしれ
ない。しかも、布帛の引張強度ロスは、使用/着用または洗浄のせいで、機械的
/化学的作用の不可避的結果として現れる。
【0005】 上記のように、特にボディ汚れおよび植物ベースしみに対する布帛クリーニン
グおよび/または布帛しみ抜きおよび/または布帛白さ維持および/またはカラ
ーアピアランス(colour appearance)および/または転染阻止を行える洗濯洗剤
組成物について必要性が続いている。
【0006】 加えて、布帛への引張強度、シワ防止、毛玉防止および縮み防止性を付与、刷
新または回復させ、並びに静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび
布帛耐すり切れ性質および効果をもたらす、洗濯洗剤組成物および/または布帛
ケア組成物について必要性が続いている。
【0007】 上記の目的は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結
された、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素を
含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物を処方することにより満たさ
れた。
【0008】 トランスフェラーゼ酵素は当業界で記載されている:シクロデキストリングリ
コシルトランスフェラーゼまたはα‐アミラーゼのような糖鎖トランスフェラー
ゼを用いて、単離された高度に純粋な形でマルトースおよび麦芽オリゴ糖のよう
な一定鎖長の糖類を産生するプロセスは、医薬向けにEP560982で開示さ
れている。US5,516,689は、コットンの紡績中におけるいくつかの問
題を避けるために、トランスグルコシダーゼおよび/またはペクチナーゼを含有
した酵素組成物、および糖液混入コットンの粘着性を減少させる手段について記
載している。微生物トランスグルタミナーゼ、それらの産生および様々な産業目
的でのそれらの使用はWO96/06931で記載されている。JP7‐107
971は、Bacillus属に属して、皿洗い向けアルカリ耐性シクロデキストリング
ルカノトランスフェラーゼを産生する能力を有した微生物に関するもので、それ
は食物汚れの分解および除去を行い、産生されたシクロデキストリンはマスキン
グ脱臭剤として働き、しかもそれは泡立ち性および汚れの乳化を改善する。クリ
ーニング効果および脱臭効果を有するシクロデキストリングルカノトランスフェ
ラーゼを含有した皿洗い洗剤組成物はJP7‐109488で記載されている。
【0009】 セルロース結合ドメインに連結された酵素も当業界で記載されている:WO9
1/10732は、改善された結合性質のために、Bacillus spp.NICMB 40250の
株により産生されるエンドグルカナーゼから誘導されるコア領域を別なセルラー
ゼ酵素から誘導されるCBDと組み合わせた、または別なセルラーゼ酵素から誘
導されるコア領域を上記エンドグルカナーゼから誘導されるCBDと組み合わせ
た、セルラーゼ酵素の新規誘導体について記載している。WO94/07998
は、CBD、触媒活性ドメイン(CAD)およびCBDをそのCADに連結させ
る領域からなる、ファミリー45に分類されたセルラーゼのセルラーゼ変種につ
いて記載しており、そこでは1以上のアミノ酸残基が付加、欠損または置換され
ており、および/または別のCBDがCADの反対端に付加されている。WO9
5/16782は、異なるコア領域をいくつかのCBDと共に含んだ、Trichode
rma longibrachiatumにおける新規端部切取りセルラーゼタンパク質またはその
誘導体のクローニングおよび高レベル発現に関する。WO97/01629は、
セルラーゼ成分の移動性が、例えば現存するまたは新たに導入されたCBDを介
した、不溶性または可溶性キャリアへの吸着により減少した、セルロース分解酵
素製品について記載している。WO97/28243は、セルロース結合ドメイ
ンを含むアミノ酸配列に連結された、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペ
クチナーゼおよびオキシドレダクターゼから選択される非セルロース分解酵素の
触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素と、水性媒体中で布帛が接触させ
られる、セルロース布帛から汚れまたはしみの除去または漂白のためのプロセス
、並びにこのような修飾酵素および界面活性剤を含有した洗剤組成物について記
載している。
【0010】 しかしながら、これら文献ではいずれも、セルロース結合ドメインを含むアミ
ノ酸配列に連結された、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成さ
れる修飾酵素を含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物について開示
していない。
【0011】
【発明の要旨】
本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結され
た、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素に関す
る。 第二の態様では、本発明は、改善された布帛ケアおよびクリーニング効果のた
めに、このような修飾トランスフェラーゼ酵素を含有した、洗濯洗剤および/ま
たは布帛ケア組成物に関する。 第三の態様では、本発明は布帛を上記の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成
物と接触させるステップからなる方法に関する。
【0012】
【発明の具体的な説明】
本発明は、セルロース結合ドメイン(CBD)を含むアミノ酸配列に連結され
た、トランスフェラーゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される修飾酵素(酵素
ハイブリッド)に関する。
【0013】トランスフェラーゼ酵素および基質 トランスフェラーゼ酵素は、ある基質への官能性化合物の転移を触媒する。特
に、本発明のトランスフェラーゼは、オリゴマー分子を形成するか、またはポリ
マー化合物を伸長させるために、小さな基質から化学部分、たとえばメチル基ま
たはグリコシル基を転移させる能力を有している。小さな基質を用いたとき、そ
の酵素はメチル、ヒドロキシメチル、ホルミル、カルボキシル、アルデヒド、ケ
トン、アシル、アミノおよびリン官能基のような官能基と結合すること、および
/またはグリコシル残基を衣類表面に転移させることにより、衣類の性質を改善
する。改善される衣類の性質には、布帛への引張強度、シワ防止、毛玉防止およ
び縮み防止性、静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり
切れ性質および効果がある。トランスフェラーゼレベルが高くて、基質濃度が低
いとき、官能基は水分子に移されて、クリーニング効果を発揮する。
【0014】 理論に拘束されることなく、トランスフェラーゼ酵素へのセルロース結合ドメ
インの付加は、布帛へのトランスフェラーゼのより高い濃度、即ちより接近した
および/またはより持続的な接触をもたらして、より効率的な酵素活性を発揮さ
せる、と考えられている。このように修飾されたトランスフェラーゼは、セルロ
ース繊維またはテクスタイルと結合する上で、(未修飾酵素と比較して)高い親
和性を有している。上記のトランスフェラーゼは、CBDと連結されたとき、改
善された特にボディ汚れおよび植物ベースしみに対する優れた布帛クリーニング
および/または布帛しみ抜きおよび/または布帛白さ維持および/またはカラー
アピアランスおよび/または転染阻止を行えることが、意外にもわかった。加え
て、このような修飾酵素は向上した布帛ケアを施し、即ちそれらは布帛への引張
強度、シワ防止、毛玉防止および縮み防止性を付与、刷新または回復させ、並び
に向上した静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり切れ
性質および効果をもたらす。
【0015】 本発明に適したトランスフェラーゼは、EC2.1 1炭素基を移す酵素、E
C2.2アルデヒドまたはケトン残基を移す酵素、EC2.3アシルトランスフ
ェラーゼ、EC2.4グリコシルトランスフェラーゼ、EC2.5メチル基以外
のアルキルまたはアリール基を移す酵素、EC2.6窒素基を移す酵素、および
EC2.7含リン基を移す酵素で代表される。
【0016】 適切なトランスフェラーゼの例は以下である: EC2.1.1.15 脂肪酸O‐メチルトランスフェラーゼ EC2.1.1.18 多糖O‐メチルトランスフェラーゼ EC2.1.2.1 グリシン ヒドロキシメチルトランスフェラーゼ EC2.1.2.4 グリシン ホルムイミノトランスフェラーゼ EC2.2.1.3 ホルムアルデヒドトランスケトラーゼ EC2.3.1.3 グルコサミン N‐アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.18 ガラクトシド アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.57 ジアミン N‐アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.75 長鎖アルコール O‐脂肪アシルトランスフェラーゼ EC2.3.1.79 マルトース O‐アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.84 アルコール O‐脂肪アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.88 ペプチド α‐N‐アセチルトランスフェラーゼ EC2.3.1.96 糖タンパク質 N‐パルミトイルトランスフェラーゼ EC2.3.1.142 糖タンパク質 O‐脂肪アシルトランスフェラーゼ EC2.5.1.10 ゲラニルトランスフェラーゼ EC2.5.1.20 ラバー シス‐ポリプレミルシストランスフェラーゼ EC2.6.1 アミノトランスフェラーゼ
【0017】 特定の用途の場合、好ましいトランスフェラーゼはアルカリ性条件下でそれら
活性の一部/ほとんどを呈し、即ち7〜12、好ましくは10.5のpHで最大
活性の少くとも10%、好ましくは少くとも25%、更に好ましくは少くとも4
0%の酵素活性を有する酵素である。更に好ましいトランスフェラーゼは、7〜
12、好ましくは10.5のpHで最大活性を有する酵素である。他の好ましい
トランスフェラーゼは、10〜50℃で最大活性の少くとも50%有するトラン
スフェラーゼである。
【0018】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物にとり好ましいトランスフェ
ラーゼは、アシルトランスフェラーゼ(EC2.3)およびグリコシルトランス
フェラーゼ(EC2.4)の種類に含まれる。 特に関心のもたれるものは、アシルトランスフェラーゼ、特にアミノアシルト
ランスフェラーゼ(EC2.3.2)のグループである。これらは、ドナーから
アミノ基、通常アミノ酸をアクセプターに転移させる酵素である。更に一層好ま
しいものは、トランスグルタミナーゼという名称でも市販されている、タンパク
質‐グルタミン γ‐グルタミルトランスフェラーゼ(EC2.3.2.13)である。
理論に拘束されることなく、アミノ酸、ジ/トリ/ポリ‐ペプチドおよび/また
はタンパク質の酵素架橋が布帛で生じて、引張強度の増加および外観の改善をも
たらす、と考えられている。更に、汚れ/しみに存在する前記基質のアミノアシ
ルトランスフェラーゼによる加水分解はクリーニング効果を発揮する。
【0019】 グリコシルトランスフェラーゼのグループも特に関心がもたれる。これら酵素
の一般的性質は、アクセプターとしてオリゴ糖から別の炭水化物へ糖を転移させ
ることである。ヘキソシルトランスフェラーゼおよびペントシルトランスフェラ
ーゼの双方が本発明で使える。グリコシルトランスフェラーゼは、オリゴ糖との
インキュベートで加水分解および転移反応の双方を触媒する。酵素活性の結果と
して、オリゴ糖は新たな種類の多糖類に変換される。セルロース結合ドメインに
連結されたグリコシルトランスフェラーゼは布帛の引張強度および外観を改善し
、例えば布帛シワを減少させることが、意外にもわかった。理論に拘束されるこ
となく、グリコシルトランスフェラーゼ活性のために、オリゴ糖はコットン布帛
のセルロースポリマーに結合されて、改善された引張強度をもたらし、特に何回
もの洗浄サイクル後に外観効果を発揮する、と実際に考えられている。
【0020】 理論に拘束されることなく、グリコシルトランスフェラーゼ活性は、布帛ケア
効果を発揮する上で、可能性として3つの作用様式を有すると考えられている:
‐酵素繕い(enzymatic stitching)(酵素は引張強度の減少したセルロース繊維
にオリゴ糖を結合させていると考えられる); ‐酵素架橋(グリコシルトランスフェラーゼは引張強度の減少したセルロース繊
維を互いに結合させていると考えられる);および ‐酵素ポリマー結合(ポリマーが引張強度の減少したセルロース繊維に結合され
る) 加えて、低レベルの基質および高レベルのグリコシルトランスフェラーゼの存
在下では、グリコシル基は水分子に移されて、クリーニング効果をもたらす。
【0021】 例えば、トランスグルコシダーゼはα‐D‐グルコオリゴ糖を含有した溶液中
で加水分解および転移反応の双方を触媒する酵素である。トランスグルコシダー
ゼ酵素反応の結果として、麦芽オリゴ糖はイソ麦芽オリゴ糖に変換されて、非還
元末端からα‐D‐1,6結合で連結された高割合の糖類で特徴づけられる新た
な種類の多糖類をもたらす。 これらのトランスグルコシダーゼは布帛ケア性能を発揮することがわかった。
引張強度の改善、シワの減少および良い外観は、コットンのセルロースポリマー
繊維に結合されたオリゴ糖に起因していると考えられる。
【0022】 適切なグリコシルトランスフェラーゼの例は、ガラクトシルトランスフェラー
ゼおよびフルクトシルトランスフェラーゼ、例えば1,4‐β‐ガラクトシルト
ランスフェラーゼ;1,3‐α‐フルクトシルトランスフェラーゼ;2,3‐シ
アリルトランスフェラーゼ;シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ
;N‐アセチルグルコまたはガラクトサミニルトランスフェラーゼ;および EC2.4.1.2 1,4‐α‐D‐グルカン:1,6‐α‐D‐グルカン 6‐α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.4 スクロース:1,4‐α‐D‐グルカン 4‐α‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.5 スクロース:1,6‐α‐D‐グルカン 6‐α‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.9 スクロース:2,1‐β‐D‐フルクタン 1‐β‐D‐ フルクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.10 スクロース:2,6‐β‐D‐フルクタン 6‐β‐D‐ フルクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.11 UDPグルコース:グリコーゲン 4‐α‐D‐グルコシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.12 UDPグルコース:1,4‐β‐D‐グルカン 4‐β‐ D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.13 UDPグルコース:D‐フルクトース 2‐α‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.16 UDP‐N‐アセチルグルコサミン:キチン 4‐β‐N‐ アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ EC2.4.1.18 1,4‐α‐D‐グルカン:1,4‐α‐D‐グルカン 6‐α‐D‐(1,4‐α‐D‐グルカノ)トランス フェラーゼ EC2.4.1.19 1,4‐α‐D‐グルカン 4‐α‐D‐(1,4‐α‐ D‐グルカノ)トランスフェラーゼ(環化) EC2.4.1.21 ADPグルコース:1,4‐α‐D‐グルカン 4‐α‐ D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.24 1,4‐α‐D‐グルカン:1,4‐α‐D‐グルカン (D‐グルコース)6‐α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼ
EC2.4.1.25 1,4‐α‐D‐グルカン:1,4‐α‐D‐グルカン 4‐α‐D‐グリコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.29 GDPグルコース:1,4‐β‐D‐グルカン 4‐β‐ D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.34 1,3‐β‐グルカンシンテターゼ EC2.4.1.35 UDPグルコース:フェノール β‐D‐グルコシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.49 1,4‐β‐D‐オリゴ‐D‐グルカン:オルトリン酸 α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.67 1‐α‐D‐ガラクトシル‐ミオイノシトール:ラフィノース ガラクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.71 UDPグルコース:アリールアミン N‐D‐グルコシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.75 UDPガラクツロン酸 β‐D‐ガラクツロノシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.82 1‐α‐D‐ガラクトシル‐ミオイノシトール:スクロース 6‐α‐D‐ガラクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.90 UDPガラクトース:N‐アセチル‐D‐グルコサミン 4‐β‐ガラクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.93 イヌリン D‐フルクトシル‐D‐フルクトシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.99 スクロース:1F‐フルクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.100 1,2‐β‐D‐フルクタン:1,2‐β‐D‐フルクタン 1‐β‐D‐フルクトシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.113 ADPグルコース:タンパク質 4‐α‐D‐グルコシル トランスフェラーゼ EC2.4.1.121 UDPグルコース:インドール‐3‐酢酸 β‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.125 スクロース:1,6‐α‐D‐グルカン 3(6)‐α‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.140 スクロース:1,6(1,3)‐α‐D‐グルカン 6(3)‐α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.161 1,4‐α‐D‐グルカン:1,4‐α‐D‐グルカン 4‐α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.168 UDPグルコース:キシログルカン 1,4‐β‐D‐ グルコシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.169 UDP‐D‐キシロース:キシログルカン 1,6‐β‐D‐ キシロシルトランスフェラーゼ EC2.4.1.183 UDPグルコース:α‐D‐(1,3)‐グルカン 3‐α‐D‐グルコシルトランスフェラーゼである。 特に関心のもたれるものは、EC2.4.1.24の1,4‐α‐D‐グルカン:1,
4‐α‐D‐グルカン(D‐グルコース) 6‐α‐D‐グルコシルトランスフ
ェラーゼである。この酵素の具体例はTransglucosidase L-500という名称で市販
されている。
【0023】 上記のグリコシルトランスフェラーゼに加えて、変異グリコシルトランスフェ
ラーゼおよび/または変異グリコシダーゼ(その例は、すべてS.G.Withersらの
、PCT出願公開WO97/21822、そのカナダ対応カナダ特許2,165
,041およびそのUS対応US特許5,716,812で記載されている)は
布帛の引張強度および外観を改善し、例えば布帛シワを減少させ、形状保持性を
高めて、縮みを減少させることがわかった。グリコシルトランスフェラーゼおよ
び/またはグリコシダーゼの変異体形は、更に詳細に前記されたような、酵素繕
い、酵素架橋および酵素ポリマー結合を行う。
【0024】 変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/または変異グリコシダーゼは、各
々、非変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/または非変異グリコシダーゼ
のような2つよりもむしろ、1つのみの求核性アミノ酸を酵素の活性部位に有し
ている。換言すると、活性部位内における標準求核性アミノ酸の1つが非求核性
アミノ酸に変化した変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/または変異グリ
コシダーゼが形成されている。結果として、変異グリコシルトランスフェラーゼ
および/または変異グリコシダーゼはトランスフェラーゼ活性のみを示して、加
水分解活性は変異グリコシルトランスフェラーゼでも変異グリコシダーゼでも示
されない。したがって、非変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/または非
変異グリコシダーゼとは異なり、変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/ま
たは変異グリコシダーゼは、新たな種類の多糖類からオリゴ糖類への不都合な逆
加水分解なしに、または転移反応のアクセプターとして作用する水なしに、オリ
ゴ糖類を新たな種類の多糖類に変換している。
【0025】 これらの変異グリコシルトランスフェラーゼおよび/または変異グリコシダー
ゼは、植物、酵母、細菌または他の生物から抽出できる。変異グリコシルトラン
スフェラーゼおよび/または変異グリコシダーゼのDNAは、細菌、酵母または
真菌でクローニングおよび発現させて、こうして得られる。これらの変異グリコ
シルトランスフェラーゼおよび/または変異グリコシダーゼは、重質液体洗剤、
重質顆粒洗剤、布帛ケア組成物などに配合することができる。変異グリコシルト
ランスフェラーゼおよび/または変異グリコシダーゼの新規な特徴および性質は
それらを洗濯洗剤および布帛ケア組成物への使用に高度に適合させているが、そ
の理由は加水分解活性の欠如がトランスフェラーゼ反応のドナー不在下であって
も布帛の引張強度にロスをもたらさないからである。変異グリコシルトランスフ
ェラーゼおよび/または変異グリコシダーゼが本発明の組成物中に存在するとき
、組成物中における糖濃度は全組成物の約0.01〜30重量%、更に好ましく
は全組成物の1〜10重量%であることが望ましい。更に、本発明の組成物では
前記の効果を得るために高分子量の糖類を組成物に加えてもよい。
【0026】 特に関心のもたれる他の酵素は、J.Plant Res.108,137-148,1995,Nishitani,K
agoma Universityに記載されて、Int.Review of Cytology,Vol.173,p.157,1997,
Nishitani,Kagoma Universityで現在“EXGT”と称されているエンドキシロ
グルカントランスフェラーゼ(“EXT”)、およびNovo Nordisk特許出願WO
97/23683で記載されたキシログルカンエンドトランスグリコシラーゼ“
XET”である。 上記の変異グリコシルトランスフェラーゼのように、このエンドキシログルカ
ントランスフェラーゼは布帛の引張強度および外観を改善し、例えば布帛シワを
減少させ、形状保持性を高めて、縮みを減らす。エンドキシログルカントランス
フェラーゼはセルロース細繊維を繕う。セルロース細繊維における酵素のこれら
繕い性は、上記効果をもたらす。 エンドキシログルカントランスフェラーゼは、植物細胞壁の形成中にセルロー
ス細繊維間のキシログルカン鎖、即ち細繊維間キシログルカン鎖を再結合させる
上で関与している。キシログルカン結合でセルロース細繊維を再結合させること
により、セルロース構造は繊維の改善された強度をもたらす。布帛の構造はセル
ロース種からなるため、その酵素は細繊維で繕い活性を有している。形状保持、
縮み防止およびシワ防止効果もその酵素の繕い性質で説明される。
【0027】 エンドキシログルカントランスフェラーゼは、Novo Nordisk A/SのWO97/
23683で記載されたキシログルカンエンドトランスグリコシラーゼ(“XE
Tトランスフェラーゼ”)とは活性の点で異なる。差異は、キシログルカンエン
ドトランスグリコシラーゼがトランスフェラーゼ活性およびヒドロラーゼ活性の
双方を示すことである。逆に、エンドキシログルカントランスフェラーゼはトラ
ンスフェラーゼ活性のみを示す。ヒドロラーゼ活性はエンドキシログルカントラ
ンスフェラーゼで示されない。したがって、キシログルカンエンドトランスグリ
コシラーゼとは異なり、エンドキシログルカントランスフェラーゼは、新たな種
類の多糖類からオリゴ糖類への不都合な逆加水分解なしに、オリゴ糖類を新たな
種類の多糖類に変換する。更に、エンドキシログルカントランスフェラーゼは高
Mr(分子量)キシログルカンポリマーに対して厳格なドナー特異性を示し、キ
シログルカンオリゴマーには作用しない。
【0028】 エンドキシログルカントランスフェラーゼの新規な特徴および性質はそれを洗
濯洗剤および布帛ケア組成物への使用に高度に適合させているが、その理由はト
ランスフェラーゼ反応のドナー不在下であっても布帛の引張強度にロスをもたら
さないからである。更に、低レベルの基質ドナーも使える。理論に拘束されるこ
となく、エンドキシログルカントランスフェラーゼが布帛内でコットン繊維の主
要壁のキシログルカンを使うならば、ドナー基質の不在下であっても高い効果が
得られると考えられる。 エンドキシログルカントランスフェラーゼは植物および他の生物から抽出でき
る。エンドキシログルカントランスフェラーゼは、限定されないが、A.thaliana
およびV.angularisを含めた多数の植物から得られる。一方、その酵素のDNA
は細菌、酵母または真菌でクローニングおよび発現させて、こうして得られる。 エンドキシログルカントランスフェラーゼは、重質液体洗剤、重質顆粒洗剤、
布帛ケア組成物などに配合することができる。 エンドキシログルカントランスフェラーゼが本発明の組成物中に存在するとき
、組成物中におけるキシログルカン濃度は全組成物の約0.01〜30重量%、
更に好ましくは全組成物の1〜10重量%であることが望ましい。更に、本発明
の組成物では前記の効果を得るために高分子量のキシログルカンポリマーを組成
物に加えてもよい。
【0029】 特に関心のもたれる更に別の酵素は、AmanoおよびNovo Nordisk A/Sから市販
されているシクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ(“CGTア
ーゼ”)(EC2.4.1.19)である。 トランスフェラーゼによる、布帛のようなコットン表面への炭水化物、オリゴ
および多糖類の共有結合は、シワ防止、色維持、染料定着および汚れ排除のよう
な効果を発揮する。トランスフェラーゼ(またはその他)によりその場で生じる
、ポリマーの物理的吸収に対する、セルロース表面へのグルコース単位の共有結
合は、観察される効果を長持ちさせる。 シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼは、デンプンでいくつ
かの異なる作用を示すトランスフェラーゼである。それはデンプンからα、βお
よびγ‐シクロデキストリンを産生し、デンプンを加水分解して、デンプンを架
橋する。これらの反応タイプにおいて、α糖はトランスフェラーゼ反応にとりド
ナーおよびアクセプターの双方である。現在までに、これらのトランスフェラー
ゼ酵素が糖単位をコットンに共有結合させうるかどうかは不明であった。意外に
も、シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼはα‐シクロデキス
トリンから布帛のコットン表面へセルロースポリマーの非還元末端でグルコース
単位を共有結合させうることがわかった。したがって、シクロマルトデキストリ
ングルカノトランスフェラーゼは上記の効果をより長持ちさせる能力を有してい
る。
【0030】 上記のように、架橋剤でセルロースポリマーを共有結合させると、シワ防止効
果のような効果を布帛にもたらすが、シワ防止効果はコットン表面でポリマーの
物理的吸収によっても得られることが知られている。コットン表面におけるポリ
マーのこの物理的吸収でより長持ちするようになるが、その理由はポリマー単位
の1つがシクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼの作用によりコ
ットン表面に共有結合されるからである。これらのより長持ちする効果が酵素的
に得られ、共有結合がかなり低い温度でも起きるため、慣用的な洗浄サイクルと
比較してかなり低い温度も洗浄サイクルで使える。加えて、テクスタイル産業で
常用される架橋化学物質(それらの一部は毒性である可能性もある)は、洗浄サ
イクルで低い温度では使えない。染料定着および改善された汚れ放出性のような
他の効果は、コットン表面へのカチオン性またはアニオン性グルコース単位の共
有結合により得られる。 したがって、洗濯洗剤および布帛ケア組成物におけるシクロマルトデキストリ
ングルカノトランスフェラーゼの使用は、布帛にとり改善されたシワ防止、形状
保持、縮み防止、染料定着、汚れ排除および引張強度効果をもたらす。 シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼは、重質液体洗剤、重
質顆粒洗剤、布帛ケア組成物などに配合することができる。 シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼが本発明の組成物中に
存在するとき、組成物中におけるデンプン濃度は全組成物の約0.01〜30重
量%、更に好ましくは全組成物の1〜10重量%であることが望ましい。更に、
本発明の組成物では前記の効果を得るためにキシクロデキストリンまたはデンプ
ンおよびスクロースのタイプを組成物に加えてもよい。
【0031】 特に関心のもたれる更に別の酵素グループはグルカンスクラーゼであって、そ
の中ではデキストランスクラーゼ(EC2.4.1.5)およびグリコシルトランスフ
ェラーゼが例である。ここで記載された組成物で使用に適した他のグルカンスク
ラーゼには、様々なデキストランスクラーゼ、アルターナンスクラーゼおよびレ
バンスクラーゼ(Genencorから市販されている)があるが、それらに限定されな
い。
【0032】 デキストランスクラーゼ酵素は当業界で知られるいかなる適切な供給源から得
てもよく、適切な基質(スクロース+/−マルトース)と併用される。デキスト
ランスクラーゼは多糖間におけるグリコシル残基の転移反応を触媒する。デキス
トランスクラーゼ反応の結果として、高分子量デキストランが布帛表面に作られ
る。デキストランでは、グルコース残基が1,6‐α結合で連結されている。炭
水化物、オリゴおよび多糖類によるコットン繊維の修飾は、シワ防止、色維持、
染料定着および汚れ排除のような効果を発揮する。これら効果の持続には、オリ
ゴ糖類の共有結合を要することがある。
【0033】 デキストランスクラーゼは、コットンのセルロースポリマーにオリゴ糖類を結
合させられることがわかった。デキストランスクラーゼで触媒される転移反応に
よるこの結合の結果として、改善された布帛外観効果、即ち改善されたシワ防止
、形状保持、縮み防止、色維持、染料定着、汚れ排除および引張強度効果が得ら
れる。反応産物がコットンに結合されたとき(共有結合でも、そうでなくてもよ
い)、それらはコットン表面および小繊維を修飾して、上記の布帛ケア効果をも
たらす。デキストランスクラーゼは、スクロースと一緒になって、改善された白
さ効果ももたらす(他の着色衣類からの染料が白色布帛に付着しない)。デキス
トランスクラーゼ/スクロース組合せは高分子量デキストラン(および、マルト
ース、セロビオースなどのような他の糖類が存在するときには、それより小さな
オリゴマー)を形成する。 更に、布帛への反応産物の付着効力は高く、反応産物は次の洗浄サイクルで洗
い落とされないことがわかった。
【0034】 グルカンスクラーゼが本発明の組成物中に存在するとき、組成物中における基
質(典型的にはスクロースまたは他の二糖類)濃度は全組成物の約0.01〜3
0重量%、更に好ましくは全組成物の1〜10重量%であることが望ましい。更
に、本発明の組成物では、前記の効果を得るために、スクロース、マルトース、
マルトデキスリン、セロ糖類およびデンプンのタイプのような、それより小さな
多糖類を組成物に加えてもよい。
【0035】 これらの修飾トランスフェラーゼ酵素は、好ましくは、全組成物の0.000
1〜10重量%、更に好ましくは0.0005〜5%、最も好ましくは0.00
1〜1%の純粋修飾酵素レベルで、本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケ
ア組成物中に配合される。
【0036】 布帛ケアおよび/またはクリーニング効果は、相当する天然酵素基質の存在下
または不在下で、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物により得られ
る。一般的に、酵素名の初めの部分は酵素反応の基質を示し、第二の部分は基が
移されるアクセプターである。トランスフェラーゼ酵素の基質には、テクスタイ
ル産業および/または洗浄および/または布帛ケアプロセスの前または後処理を
含めたいずれかの処理中に加えられる、および/またはトランスフェラーゼ含有
組成物と一緒に加えられる、布帛繊維自体、しみおよび/または汚れもある。 上記トランスフェラーゼの一部に向いた基質の例は、S‐アデノシル‐L‐メ
チオニン、5,10‐メチレンテトラヒドロ葉酸またはホルムイミノテトラヒド
ロ葉酸(ヒドロキシメチルまたはホルミル基はグリシンへ転移する)、ホルムア
ルデヒド、アセチルCoA、メチル‐α,ω‐ジアミン、パルミチルCoA、ゲ
ラノイル二リン酸である。 特に、アミノアシルトランスフェラーゼ用の基質は、アミノ酸、ジ/トリ/ポ
リペプチドおよび/またはタンパク質のような含アミノ化合物である。
【0037】 グリコシルトランスフェラーゼの中で、転移基はグリコシル残基であるが、各
酵素向け基質の具体例は名称の最初の部分からわかる。特にグリコシルトランス
フェラーゼの場合、天然基質はダイマー、オリゴマーおよび/またはポリマーの
デンプン質物質から選択されるいかなるα‐グルコシル糖であってもよい。例は
、好ましくは異なる形の(ゼラチン化、液化、可溶化)デンプン、部分的デンプ
ン加水分解産物、更に好ましくは麦芽オリゴ糖、最も好ましくはマルトースであ
る。メチル化およびカルボキシル化置換を含めた置換デンプン/糖基質も、関心
がもたれる。一方、下記基質も前記グリコシルトランスフェラーゼに使える:デ
キストリン、スクロース、ラフィノース、フルクトシルポリマー、UDPグルコ
ース、キシログルカン、GDPグルコース、アリールアミン、UDPガラクツロ
ン酸、ADPグルコース、インドール‐3‐酢酸、α‐D‐グルカン、UDP‐
キシラン。
【0038】 トランスフェラーゼ基質は、好ましくは、全組成物の0.01〜30重量%、
更に好ましくは0.1〜20%、最も好ましくは1〜10%のレベルで、本発明
による組成物中に配合される。
【0039】 上記の酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適
切な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄
養性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製ま
たは非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明のクリーニング組成
物で性能効力を最大にさせるため、タンパク質/遺伝子工学技術により野生型酵
素を修飾することが慣例的である。例えば、変種はこのような組成物の常用成分
に対する酵素の適合性が増すようにデザインされる。一方、酵素変種の至適pH
、ブリーチおよび/またはキラント安定性、触媒活性などが特定の布帛コンディ
ショニングおよび/またはクリーニング用途と合うように調整されるよう、変種
をデザインしてもよい。
【0040】 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により修正してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、金属結合部位を補強してキラント安定性を
増すことにより、更に高められる。
【0041】 トランスフェラーゼ酵素の触媒活性アミノ酸配列は、問題とされる成熟酵素の
全アミノ酸配列の全部‐または実質的に全部‐を含むかまたはからなるか、ある
いは全配列と実質的に同様の触媒(酵素)性質を留めた全配列の一部からなる。
【0042】 問題とされるタイプの修飾酵素(酵素ハイブリッド)並びにその製造および精
製に関する詳細な記載は、当業界で公知である〔例えば、WO90/00609
、WO94/24158およびWO95/16782、並びにGreenwood et al.
,Biotechnology and Bioengineering,44(1994)pp.1295-1305参照〕。酵素ハイブ
リッドの製法はWO91/10732で記載されており、そこではBacillus NIC
B 40250エンドグルカナーゼから誘導されるコア領域を別なセルラーゼ酵素から
誘導されるCBDと組み合わせた、または別なセルラーゼ酵素から誘導されるコ
ア領域をBacillus NICB 40250エンドグルカナーゼから誘導されるCBDと組み
合わせた、セルラーゼ酵素の新規誘導体が構築されている。WO95/1678
2は、Trichoderma longibrachiatumにおける、異なるコア領域といくつかのC
BDとの組合せ、およびこれら新規端部切取りセルラーゼタンパク質またはその
誘導体のクローニングおよび高レベル発現について記載している。
【0043】 それらは、例えば、対象の酵素をコードするDNA配列に、リンカーでまたは
それなしで連結された、セルロース結合ドメインについてコードするDNAの断
片から少くとも構成されるDNA構築体を宿主細胞中に導入し、形質転換された
宿主細胞を増殖させて、融合遺伝子を発現させることにより製造される。こうし
て得られる‐当業界では“融合タンパク質”とよく称される‐限定されないが、
1つの関連したタイプの組換え産物(酵素ハイブリッド)は、下記一般式のうち
1つで記載される: A‐CBD‐MR‐X‐B A‐X‐MR‐CBD‐B 文字式において、CBDは少くともセルロース結合ドメイン(CBD)自体を含
んだアミノ酸配列である;MR(中間領域;連結領域)は結合でも、または1〜
約100のアミノ酸残基、特に2〜40のアミノ酸残基、例えば2〜15のアミ
ノ酸残基からなる連結基でもよい。MRは、原則として、代わりに非アミノ酸リ
ンカーであってもよい(下記参照)。Xは、対象のトランスフェラーゼ酵素をコ
ードするDNA配列によりコードされるポリペプチドのアミノ酸残基の上記され
た触媒(酵素)活性配列を含んだアミノ酸配列である。部分AおよびBは独立し
て任意である。存在するとき、部分AまたはBはCBDまたはX部分の末端伸長
部分を構成しており、1以上のアミノ酸残基を通常含んでいる。
【0044】 そのため、特に、問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけるCBDが酵
素ハイブリッドのC末端、N末端または内側に位置していることは、上記から明
らかであろう。同様に、問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけるX部分
も酵素ハイブリッドのN末端、C末端または内側に位置している。
【0045】 本発明の関連で対象の酵素ハイブリッドには、例えば2以上のCBDが互いに
直接連結されるか、またはスペーサーもしくはリンカー配列(適切な長さのアミ
ノ酸残基の配列から典型的になる)で互いに離されるように、2以上のCBDを
もった酵素ハイブリッドがある。問題とされるタイプの酵素ハイブリッドにおけ
る2つのCBDは、例えば、上記のように‐MR‐X‐部分で互いに離されてい
てもよい。1以上のセルロース結合ドメインを、セルラーゼコア領域のN末端お
よび/またはC末端部分に連結させてもよい。CBDのいかなる部分も選択、修
飾、端部切取りなどしうる。
【0046】 好ましくは、タンパク質分解に対する安定性に関して、問題とされるタイプの
酵素ハイブリッドの構築で注意が払われる。2およびマルチドメインタンパク質
は、そのドメインをつなぐリンカー領域のタンパク質分解開裂を特にうけやすい
。このような開裂を起こすプロテアーゼには、例えば、広い基質特異性をよく示
すことが知られたズブチリシンがある〔例えば、Gron et al.,Biochemistry,31(
1992),pp.6011-6018;Teplyakov et al.,Protein Engineering,5(1992),pp.413-
420参照〕。真核生物におけるリンカー残基のグリコシル化は、タンパク質分解
を防ぐ1つの自然法である。もう1つは、周辺プロテアーゼに好まれにくいアミ
ノ酸を用いることである。そのリンカーの長さは、プロテアーゼによるアクセス
性に関連した役割も果たす。どの“解決策”が最適であるかは、酵素ハイブリッ
ドが機能するはずの環境に依存している。新たな酵素ハイブリッド分子を構築す
るときには、好ましくはリンカー安定性に注意が払われる。
【0047】プラスミド 2以上のポリペプチドの断片から誘導されるアミノ酸配列を有した融合タンパ
ク質を発現させられるプラスミドの製法は、当業界で周知である(例えば、WO
90/00609およびWO95/16782参照)。発現カセットは適切な細
胞宿主でエピソーム維持のために複製系内に導入しても、または複製系なしで供
して、それを宿主ゲノム中に組み込んでもよい。そのDNAは、形質転換、マイ
クロインジェクションなどのような公知の技術に従い、宿主中に導入してもよい
【0048】 融合遺伝子が適切な宿主中に導入されたら、その宿主は融合遺伝子を発現させ
るために増殖させられる。通常、融合遺伝子の分泌を行わせるシグナル配列を加
えることが更に望まれる。有用な遺伝子の典型例は: 1) シグナル配列‐(プロペプチド)‐炭水化物結合ドメイン‐リンカー‐
対象の酵素配列、または 2) シグナル配列‐(プロペプチド)‐対象の酵素配列‐リンカー‐炭水化
物結合ドメイン であって、上記においてプロペプチド配列は通常5〜100、例えば5〜25の
アミノ酸残基を含んでいる。組換え産物はグリコシル化しても、または非グリコ
シル化でもよい。
【0049】セルロース結合ドメイン(CBD) 本関係において、“CBDを含むアミノ酸配列、セルロース結合ドメインまた
はCBD”という用語は、セルロース基質へセルラーゼを結合させられるアミノ
酸配列を示した意味である(例えば、P.Kraulis et al.,Determination of the
three-dimensional structure of the C terminal domain of cellobiohydrolas
e I from Trichoderma reesei.A study using nuclear magnetic resonance and
hybrid distance geometry-dynamically simulated annealing(Trichoderma r
eesei由来セロビオヒドロラーゼIのC末端ドメインの三次元構造の決定.核磁
気共鳴およびハイブリッドディスタンスジオメトリー‐動的シミュレート化アニ
ーリングを用いた研究).Biochemistry,28:7241-7257,1989で記載のとおり)。
セルロース結合ドメインの分類および性質はP.Tomme et al.,the symposium “E
nzymatic degradation of insoluble polysaccharides”(不溶性多糖類の酵素
分解)(ACS Symposium Series 618,edited by J.N.Saddler and M.H.Penner,ACS
,1995)で示されている。
【0050】 セルロース結合(および他の炭水化物結合)ドメインは、基質加水分解向け活
性部位を含む触媒ドメインおよび問題とされる炭水化物基質への結合向け炭水化
物結合ドメインから典型的に構成される、特に加水分解酵素(ヒドロラーゼ)に
おいて、2以上のポリペプチドアミノ酸配列領域からなる大きなポリペプチドま
たはタンパク質の内在性部分として存在するポリペプチドアミノ酸配列である。
このような酵素は2以上の触媒ドメインと1,2または3つの炭水化物結合ドメ
インとを含み、更にそれらは炭水化物結合ドメインを触媒ドメインと連結させる
1以上のポリペプチドアミノ酸配列領域を含むことがあり、後者のタイプの領域
は通常“リンカー”と称される。
【0051】 セルロース結合ドメインを有する加水分解酵素の例はセルラーゼ、キシラナー
ゼ、マンナナーゼ、アラビノフラノシダーゼ、アセチルエステラーゼおよびキチ
ナーゼである。“セルロース結合ドメイン”は藻類、例えば紅藻Porphyra purpu
reaにおいて非加水分解性多糖結合タンパク質の形でもみられる〔P.Tomme et al
.,Cellulose-binding domains - Classification and Properties in Enzymatic Degradation of Insoluble Carbohydrates (セルロース結合ドメイン‐不溶性
炭水化物の酵素分解における分類および性質),John N.Saddler and Michael H.
Penner (Eds.),ACS Symposium Series,No.618(1996)参照〕。しかしながら、(
“セルロース結合ドメイン”としてP.Tomme et al.(前掲)により分類および言
及された)公知CBDのほとんどはセルラーゼおよびキシラナーゼに由来してい
る。
【0052】 本関係において、“セルロース結合ドメイン”という用語は後者の文献(P.To
mme et al.,前掲)と同様に理解されるような意味である。P.Tommeらの文献では
120以上の“セルロース結合ドメイン”を10ファミリー(I〜X)に分類し
ており、それは基質結合のメカニズムに関して異なる機能または役割を有するこ
とがある。しかしながら、新たなファミリー例および追加ファミリーは将来に現
れるであろうと予想される。
【0053】 CBDが存在するタンパク質/ポリペプチド(例えば、酵素、典型的にはセル
ラーゼのような加水分解酵素)において、CBDはNおよびC末端にあるか、ま
たは内部にある。 CBD自体を構成するポリペプチドまたはタンパク質(例えば、加水分解酵素
)の部分は、典型的には約30以上で約250未満のアミノ酸残基からなる。例
えば、P.Tomme et al(前掲)でファミリーIに掲載および分類されたCBDは
33〜37アミノ酸残基からなり、ファミリーIIaに掲載および分類されたもの
は95〜108アミノ酸残基からなり、ファミリーVIに掲載および分類されたも
のは85〜92アミノ酸残基からなるが、ファミリーVIIに掲載および分類され
た(Clostridium thermocellum由来セルラーゼから誘導される)1つのCBDは
240アミノ酸残基からなる。したがって、CBD自体を構成するアミノ酸配列
の分子量は、典型的には約4〜約40kDの範囲、通常約35kD以下である。
【0054】 セルロース結合ドメインは、H.Stalbrand et al.,Applied and Environmental
Microbiology,Mar.1995,pp.1090-1097;E.Brun et al.,(1995) Eur.J.Biochem.
231,pp.142-148;J.B.Coutinho et al.,(1992) Molecular Microbiology,6(9),p
p.1243-1252で記載されたような組換え技術で作製できる。
【0055】 例えばセルラーゼのセルロース結合ドメインを単離するために、いくつかの遺
伝子工学アプローチが使える。1つの方法では制限酵素を用いて遺伝子の一部を
除去し、次いで残りの遺伝子‐ベクター断片をフレーム内で融合させて、特定遺
伝子断片について端部切取りされたタンパク質をコードする変異遺伝子を得る。
もう1つの方法では、DNAの5′および3′末端から外側でまたは遺伝子内の
制限ギャップから内側でヌクレオチドを系統的に欠損させるために、Ba131
のようなエキソヌクレアーゼの使用を伴う。これらの遺伝子欠損法では短縮遺伝
子分子をコードした変異遺伝子をもたらし、その発現産物が基質結合(例えば、
セルロース結合)能力について評価される。結合能力を評価する上で適した基質
にはセルロース物質、例えばAvicelTMおよびコットン繊維がある。他の物質には
、問題とされるタンパク質のポリペプチド鎖の残部からCBD、例えば末端CB
Dを開裂させうる選択的なまたは特定のプロテアーゼの使用がある。
【0056】 (上記で)既に示されたように、基質結合(炭水化物結合)領域をコードする
ヌクレオチド配列がcDNAまたは染色体DNAとして同定されると、それは対
象の酵素または酵素活性アミノ酸配列をコードするDNA配列にそれを融合させ
るために様々な手法で操作される。炭水化物結合アミノ酸配列をコードするDN
A断片および対象の酵素または酵素活性アミノ酸配列をコードするDNA配列は
、次いでリンカーでまたはそれなしで連結される。次いで、得られた連結DNA
は発現を行わせるために様々な手法で操作される。好ましい微生物発現宿主には
、あるAspergillus種(例えば、A.nigerまたA.oryzae)、Bacillus種、およびEs
cherichia coli またはSaccharomyces cerevisiaeのような生物がある。
【0057】 本発明の目的にとり好ましいCBDは、Trichoderma reeseiからのCBD C
BHII、Cellulomonas fimiからのCBD CenC、CenAおよびCex、T
richoderma reeseiからのCBD CBHI、Clostridium cellulovoransからの
CBD Cellulozome、Thermonospora fuscaからのCBD E3、Clostridium s
tecorarium(NCIMB11754)XynAからのCBDダイマー、Bacillus agaradheren
s(NCIMB40482)からのCBD、および/またはHumicola insolensからのCBDフ
ァミリー45からなる群より選択される。本発明の目的にとり更に好ましいCB
Dは、Cellulomonas fimiからのCBD CenC、Clostridium cellulovorans
からのCBD Cellulozomeおよび/またはNovo Nordisk A/Sから商品名“Carezy
me”で販売されている真菌Humicola insolensセルラーゼ由来のCBDである。C
arezymeは、約43kDaの分子量を有して、セルロース分解活性を示す、Humic
ola insolens DSM1800に由来したファミリー45のエンドグルカナーゼ
である。
【0058】連結領域 “リンカー”、“連結領域”または“中間領域‐MR”という用語は、CBD
に隣接して、トランスフェラーゼ酵素の触媒活性アミノ酸配列にそれをつなげる
領域を示す意味である。存在するとき、この連結は化学的にまたは組換え技術に
より行える。
【0059】 異なる起源のCBDを有した酵素の発現について記載する組換え技術の例は、
S.Karita et al.,(1996) Journal of Fermentation and Bioengineering,Vol.81
,No.6,pp.553-556で記載されている。好ましい連結領域はアミノ酸連結領域(ペ
プチド)であって、その一部例はN,R.Gilkes et al.,Microbiol.Rev.55,1991,pp
.303-315で記載されている。連結領域は1〜約100のアミノ酸残基、特に2〜
40のアミノ酸残基、例えば2〜15のアミノ酸残基からなる。上記のように、
周辺プロテアーゼに好まれにくいアミノ酸を用いることが好ましい。適切なアミ
ノ酸連結領域は、Humicola insolensファミリー45セルラーゼリンカー、Klebs
iella pneumoniaeのNifA遺伝子-CiPリンカー、E.coli OmpA遺伝子-
CiPリンカー、E3セルラーゼThermonospora fuscaリンカーおよびCenA
セルラーゼリンカー、好ましくはHumicola insolensファミリー45セルラーゼ
リンカーおよびE3セルラーゼThermonospora fuscaリンカーである。
【0060】 “非アミノ酸”と称される非アミノ酸/タンパク質化合物も、CBDへの触媒
活性アミノ酸配列の連結に使える: 1)適切な非アミノ酸連結領域は、1996年1月のShearwater polymers,Inc.
カタログで記載されたポリエチレングリコール誘導体、例えば求核性PEG、カ
ルボキシルPEG、求電子活性化PEG、スルフヒドリル選択的PEG、ヘテロ
官能性PEG、ビオチンPEG、ビニル誘導体、PEGシランおよびPEGリン
脂質である。特に、適切な非アミノ酸連結領域は、ヘテロ官能性PEG、Shearw
aterからの(X‐PEG‐Y)ポリマー、例えばPEG(NPC)2、PEG‐
(NH2)2、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、t‐BOC‐NH‐PEG
‐CO2NHS、OH‐PEG‐NH‐tBOC、FMOC‐NH‐PEG‐C
O2NHSまたはPEG(NPC)、SigmaからのMW3400、Aldrichから
の水中グルタルジアルデヒド50wt%溶液、Sigmaからのジサクシニミジルス
ベレート(DSS)、Sigmaからのγ‐マレイミド酪酸N‐ヒドロキシサクシン
イミドエステル(GMBS)、Sigmaからの1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC)およびSigmaからのジメチルス
ベリミデート塩酸塩(DMS)である。 2)他の適切な非アミノ酸連結領域は、1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド、N‐エチル‐5‐フェニルイソキサゾリウム‐3‐
スルホネート、1‐シクロヘキシル‐3‐(2‐モルホリノエチル)カルボジド
メト‐p‐トルエンスルホネート、N‐エトキシカルボニル‐2‐エトキシ‐1
,2‐ジヒドロキノリンまたはグルタルアルデヒドである。 3)Pierce Companyの1999/2000Pierce Products Catalogueで“架橋
試薬”の見出しで記載されたクロスリンカー:SMPH、SMCC、LC‐SM
CC化合物、好ましくはSulfo-KMUS化合物も適切である。 好ましい化学連結領域は、ShearwaterからのPEG(NPC)2、(NH2)
2‐PEG、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、MAL‐PEG‐NHS、V
S‐PEG‐NHSポリマーおよび/またはPierceからのSulfo-KMUS化合物
である。
【0061】洗剤成分 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、少くとも1種の追加洗剤
および/または布帛ケア成分を含む。これら追加成分の性質そのもの、およびそ
の配合レベルは、組成物の物理的形態、およびそれが用いられるクリーニング操
作の性質に依存する。
【0062】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、好ましくは、ノニオン性
および/またはアニオン性および/またはカチオン性および/またはそれらの混
合物から選択される界面活性剤、他の洗剤酵素、漂白剤、転染阻止ポリマー、分
散剤および/またはスメクタイトクレーから選択される洗剤成分を更に含む。
【0063】 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物には、液体、ペースト、
ゲル、固形石鹸、錠剤、スプレー、フォーム、粉末または顆粒形態がある。顆粒
組成物は“コンパクト”形態でもよく、液体組成物は“濃縮”形態でもよい。
【0064】 本発明の組成物は、例えば、手および機械洗濯洗剤組成物、例えば洗濯液添加
組成物および汚れた布帛の浸漬および/または前処理向けに適した組成物、すす
ぎ液添加布帛柔軟剤組成物として処方してよい。布帛の前または後処理物には、
ゲル、スプレーおよび液体布帛ケア組成物がある。柔軟剤の存在下または不在下
におけるすすぎサイクルも考えられる。
【0065】 洗濯機洗浄法で使用に適した組成物として処方されるとき、本発明の組成物は
、好ましくは、界面活性剤およびビルダー化合物の双方と、好ましくは有機ポリ
マー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ライムソープ分散剤、汚
れ懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択される1種以上の洗剤成
分を更に含有している。洗濯組成物は追加洗剤成分として柔軟剤も含有すること
ができる。
【0066】 本発明の組成物は、固体または液体形態で洗剤添加製品としても使える。この
ような添加製品は慣用的洗剤組成物の性能を補強または増強させるためにあり、
クリーニング工程のいかなる段階で添加することもできる。 必要であれば、本洗濯洗剤組成物の密度は20℃で測定された組成物で400
〜1200g/L、好ましくは600〜950g/Lである。
【0067】 本組成物の“コンパクト”形態は、密度と、組成面では無機フィラー塩の量で
最もよく反映される;無機フィラー塩は粉末形態をした洗剤組成物の慣用成分で
ある;慣用的な洗剤組成物では、フィラー塩は実質量、典型的には全組成物の1
7〜35重量%で存在する。コンパクト組成物では、フィラー塩は全組成物の1
5重量%を超えない、好ましくは組成物の10%を超えない、最も好ましくは5
%を超えない量で存在する。本組成物で意味されるような無機フィラー塩は、サ
ルフェートおよびクロリドのアルカリおよびアルカリ土類金属塩から選択される
。好ましいフィラー塩は硫酸ナトリウムである。
【0068】 本発明による液体洗剤組成物は“濃縮形態”でもよく、このような場合に、本
発明による液体洗剤組成物は慣用的な液体洗剤と比較して少量の水を含有してい
る。典型的には、濃縮液体洗剤の水分は、好ましくは洗剤組成物の40重量%未
満、更に好ましくは30%未満、最も好ましくは20%未満である。
【0069】界面活性剤系 好ましくは、本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、界面活
性剤がノニオン性および/またはアニオン性および/またはカチオン性界面活性
剤から選択できる、界面活性剤系を通常含んでいる。
【0070】 アニオン性界面活性剤の存在下における、修飾トランスフェラーゼと、少くと
も5%のアニオン性界面活性剤、特にアルキルサルフェート、アルキルエトキシ
サルフェート、および直鎖アルキレンスルホネートおよび/または少くとも2%
のアルキルエトキシレートタイプのノニオン性界面活性剤および/またはカチオ
ン性界面活性剤との組合せは、改善された引張強度、布帛への向上したシワ防止
、縮み防止および毛玉防止性を付与、刷新または回復させ、並びに良くなった静
電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり切れ性質および効
果をもたらすことが、意外にもわかった。更に、改善されたクリーニング効果も
、上記の組合せにより達成される。
【0071】 界面活性剤は典型的には0.1〜60重量%のレベルで存在する。更に好まし
い配合レベルは、本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の1〜3
5重量%、最も好ましくは1〜30重量%である。
【0072】 界面活性剤は、好ましくは、組成物中に存在する酵素成分と適合するように処
方される。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、これらの組成物中で酵素
の安定性を促すか、またはそれを少くとも分解しないように処方されることが、
最も好ましい。
【0073】 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブチレンオキ
シド縮合物は本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使用に適して
おり、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物には、直鎖また
は分岐鎖配置で炭素原子約6〜約14、好ましくは炭素原子約8〜約14のアル
キル基を有するアルキルフェノールと、アルキレンオキシドとの縮合産物がある
。好ましい態様において、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当た
り約2〜約25モル、更に好ましくは約3〜約15モルのエチレンオキシドに相
当する量で存在する。このタイプの市販ノニオン性界面活性剤には、GAF Cor
porationから販売されているIgepalTMCO-630、すべてRohm & Haas Companyから
販売されているTritonTMX-45、X-114、X-100およびX-102がある。これらの界面
活性剤はアルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエ
トキシレート)と通常称される。
【0074】 一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの
縮合産物が、本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として使
用に適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐、一級または
二級であり、通常約8〜約22の炭素原子を有している。炭素原子約8〜約20
、更に好ましくは炭素原子約10〜約18のアルキル基を有するアルコールと、
アルコール1モル当たり約2〜約10モルのエチレンオキシドとの縮合産物が好
ましい。アルコール1モル当たり約2〜約7モルのエチレンオキシド、最も好ま
しくは2〜5モルのエチレンオキシドが上記の縮合産物中に存在する。このタイ
プの市販ノニオン性界面活性剤の例には、双方ともUnion Carbide Corporation
から販売されているTergitolTM15-S-9(C11‐C15直鎖アルコールとエチレ
ンオキシド9モルとの縮合産物)、TergitolTM24-L-6 NMW(C12‐C14一級
アルコールとエチレンオキシド6モルとの、狭い分子量分布の縮合産物);Shel
l Chemical Companyから販売されているNeodolTM45-9(C14‐C15直鎖アル
コールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物)、NeodolTM23-3(C12‐C 直鎖アルコールとエチレンオキシド3.0モルとの縮合産物)、NeodolTM45-7
(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド7モルとの縮合産物)、Ne
odolTM45-5(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド5モルとの縮合
産物);The Procter & Gamble Companyから販売されているKyroTMEOB(C ‐C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物);Hoechstから
販売されているGenapol LA O3OまたはO50(C12‐C14アルコールとエチレ
ンオキシド3または5モルとの縮合産物)がある。これらの産物におけるHLB
の好ましい範囲は8〜11、最も好ましくは8〜10である。
【0075】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、約6〜約30の炭素原
子、好ましくは約10〜約16の炭素原子をもつ疎水基と、約1.3〜約10、
好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7の糖単位をもつ
多糖、例えばポリグリコシドの親水基とを有する、1986年1月21日付で発
行されたLlenadoのUS特許4,565,647で開示されたアルキル多糖も有
用である。5または6つの炭素原子を有する還元糖も使用でき、例えばグルコー
ス、ガラクトースおよびガラクトシル部分がグルコシル部分の代わりに使用でき
る(場合により、疎水基が2、3、4位などに結合されて、グルコシドまたはガ
ラクトシドの代わりにグルコースまたはガラクトースを与える)。例えば、追加
糖単位の1つの位置と先の糖単位の2、3、4および/または6位との間に、糖
間結合が存在していてもよい。
【0076】 好ましいアルキルポリグリコシドは下記式を有している: RO(C2nO)(グリコシル) 上記式中Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ
アルキルフェニルおよびそれらの混合物からなる群より選択される(アルキル基
は約10〜約18、好ましくは約12〜約14の炭素原子を有する);nは2ま
たは3、好ましくは2である;tは0〜約10、好ましくは0である;xは約1
.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物
を製造するためには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールを最初
に形成させ、その後グルコースまたはグルコース源と反応させてグルコシド(1
位に結合)を形成させる。追加グリコシル単位も、それらの1位と先のグリコシ
ル単位の2、3、4および/または6位、好ましくは主に2位との間で結合させ
てよい。
【0077】 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合により形成された疎水性
ベースとエチレンオキシドとの縮合産物も、本発明の追加ノニオン性界面活性剤
系として使用に適している。これら化合物の疎水性部分は好ましくは約1500
〜約1800の分子量を有して、非水溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキ
シエチレン部分の付加は全体的に分子の水溶性を増す傾向があり、産物の液性は
ポリオキシエチレン含有率が縮合産物の全重量の約50%のところまでに留めら
れるが、これは約40モル以内のエチレンオキシドとの縮合に相当する。このタ
イプの化合物の例には、BASFから販売されている、ある種の市販PlurafacTM LF404およびPluronicTM界面活性剤がある。
【0078】 本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、プロピレン
オキシドとエチレンジアミンとの反応から得られる産物と、エチレンオキシドと
の縮合産物も、使用に適している。これら産物の疎水性部分はエチレンジアミン
および過剰プロピレンオキシドの反応産物からなり、通常約2500〜約300
0の分子量を有する。この疎水性部分は、縮合産物が約40〜約80重量%のポ
リオキシエチレンを含んで、約5000〜約11,000の分子量を有する程度
まで、エチレンオキシドと縮合される。このタイプのノニオン性界面活性剤の例
には、BASFから販売されている、ある種の市販TetronicTM化合物がある。
【0079】 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として、アルキルフェノールの
ポリエチレンオキシド縮合物、一級および二級脂肪族アルコールと約1〜約25
モルのエチレンオキシドとの縮合産物、アルキル多糖、およびそれらの混合物が
、使用上好ましい。3〜15のエトキシ基を有するC‐C14アルキルフェノ
ールエトキシレート、2〜10のエトキシ基を有するC‐C18アルコールエ
トキシレート(好ましくはC10平均)、およびそれらの混合物が最も好ましい
【0080】 高度に好ましいノニオン性界面活性剤は、下記式のポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド界面活性剤である:
【化1】 上記式中RはHであるか、あるいはRはC1-4 ヒドロカルビル、2‐ヒドロ
キシエチル、2‐ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5- 31 ヒドロカルビルであり、Zは直鎖ヒドロカルビル鎖とその鎖に直接結合された
少くとも3つのヒドロキシルとを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、または
そのアルコキシル化誘導体である。好ましくは、Rはメチルであり、Rは直
鎖C11-15アルキルまたはC16-18アルキルまたはアルケニル鎖、例えばココナツ
アルキル、またはそれらの混合物であり、Zは還元アミノ化反応でグルコース、
フルクトース、マルトース、ラクトースのような還元糖から誘導される。
【0081】 用いられる適切なアニオン性界面活性剤は、"The Journal of the American O
il Chemists Society",52 (1975),pp.323-329に従い気体SOでスルホン化さ
れたC‐C20カルボン酸(即ち、脂肪酸)の直鎖エステルを含めた、直鎖ア
ルキルベンゼンスルホネート、アルキルエステルスルホネート界面活性剤である
。適切な出発物質には、獣脂、パーム油などから誘導されるような天然脂肪物質
がある。
【0082】 特に洗濯適用向けに好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤には、
下記構造式のアルキルエステルスルホネート界面活性剤がある:
【化2】 上記式中RはC‐C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれ
らの組合せであり、RはC‐Cヒドロカルビル、好ましくはアルキル、ま
たはそれらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を形
成するカチオンである。適切な塩形成カチオンには、ナトリウム、カリウムおよ
びリチウムのような金属、置換または非置換アンモニウムカチオン、例えばモノ
エタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンがある。好
ましくは、RはC10‐C16アルキルであり、Rはメチル、エチルまたは
イソプロピルである。RがC10‐C16アルキルであるメチルエステルスル
ホネートが特に好ましい。
【0083】 他の適切なアニオン性界面活性剤には、式ROSOMの水溶性塩または酸で
あるアルキルサルフェート界面活性剤があり、ここでRは好ましくはC10‐C 24 ヒドロカルビル、好ましくはC10‐C20アルキル部分を有するアルキル
またはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒド
ロキシアルキルであり、MはHまたはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、アンモニウムまたは置換アンモニウ
ム(例えば、メチル‐、ジメチル‐およびトリメチル‐アンモニウムカチオン、
およびテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオンのよう
な四級アンモニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミンのようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオン、お
よびそれらの混合物など)である。典型的には、C12‐C16アルキル鎖は低
い洗浄温度(例えば約50℃以下)で好ましく、C16‐C18アルキル鎖は高
い洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
【0084】 洗浄目的に有用な他のアニオン性界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤および/ま
たは布帛ケア組成物中に含有させることができる。これらには、石鹸の塩(例え
ば、ナトリウム、カリウム、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、例えばモ
ノ、ジおよびトリエタノールアミン塩を含む)、C‐C22一級または二級ア
ルカンスルホネート、C‐C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明
細書第1,082,179号で記載されたように、アルカリ土類金属シトレート
の熱分解産物のスルホン化により製造されるスルホン化ポリカルボン酸、C
24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(10モル以内のエチレン
オキシドを含む);アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロー
ルスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノール
エチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホ
スフェート、アシルイセチオネートのようなイセチオネート、N‐アシルタウレ
ート、アルキルサクシナメートおよびスルホサクシネート、スルホサクシネート
のモノエステル(特に飽和および不飽和C12‐C18モノエステル)およびス
ルホサクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C‐C12ジエステル
)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートのようなア
ルキル多糖のサルフェート(ノニオン性非サルフェート化合物が以下で記載され
ている)、分岐一級アルキルサルフェート、および式RO(CHCHO) ‐CHCOO(RはC‐C22アルキルであり、kは1〜10の整数
であり、Mは可溶性塩形成カチオンである)のようなアルキルポリエトキシカル
ボキシレートがある。トール油中に存在するか、またはそれから誘導される、ロ
ジン、水素添加ロジン、樹脂酸および水素添加樹脂酸のような、樹脂酸および水
素添加樹脂酸も適切である。
【0085】 別な例は、”Surface Active Agents and Detergents”(Vol.I and II,Schwar
tz,Perry and Berch)で記載されている。様々なこのような界面活性剤は、19
75年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS特許3,929,678の
第23欄58行目〜第29欄23行目でも一般的に開示されている(参考のため
本明細書に組み込まれる)。
【0086】 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約1〜約40重
量%、好ましくは約3〜約20%のこのようなアニオン性界面活性剤を含んでい
る。
【0087】 高度に好ましいアニオン性界面活性剤には、式RO(A)SOMの水溶性
塩または酸であるアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤があり、ここ
でRは非置換C10‐C24アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有す
るヒドロキシアルキル基、好ましくはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシ
アルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルで
あり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的
には約0.5〜約6、更に好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたはカチ
オン、例えば金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム等)、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオンである。
アルキルエトキシル化サルフェートおよびアルキルプロポキシル化サルフェート
がここでは考えられる。置換アンモニウムカチオンの具体例には、メチル、ジメ
チル、トリメチル‐アンモニウムカチオン、並びにテトラメチルアンモニウムお
よびジメチルピペリジニウムカチオンのような四級アンモニウムカチオン、並び
にエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンのようなアルキルアミンか
ら誘導されるもの、それらの混合物などがある。例示の界面活性剤は、C12
18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12‐C18
(1.0)M)、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サル
フェート(C12‐C18E(2.25)M)、C12‐C18アルキルポリエ
トキシレート(3.0)サルフェート(C12‐C18E(3.0)M)および
12‐C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12
18E(4.0)M)であり、Mは便宜上ナトリウムおよびカリウムから選択
される。
【0088】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、カチオン性、両性、双極
性および半極性界面活性剤、並びにここで既に記載されたもの以外のノニオン性
および/またはアニオン性界面活性剤も含有してよい。
【0089】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適したカチオン性洗
浄界面活性剤は、1つの長鎖ヒドロカルビル基を有するものである。このような
カチオン性界面活性剤の例には、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキルトリ
メチルアンモニウムハロゲナイド、および下記式を有する界面活性剤がある: 〔R(OR〕〔R(OR 上記式中Rはアルキル鎖中に約8〜約18の炭素原子を有するアルキルまたは
アルキルベンジル基である;各Rは‐CHCH‐、‐CHCH(CH )‐、‐CHCH(CHOH)‐、‐CHCHCH‐およびそれらの
混合物からなる群より選択される;各RはC‐Cアルキル、C‐C
ドロキシアルキル、2つのR基を連結して形成されたベンジル環構造体、‐C
CHOH‐CHOHCORCHOHCHOH(Rは約1000以下の
分子量を有するヘキソースまたはヘキソースポリマーである)、およびyが0で
ないとき水素からなる群より選択される;RはRと同様であるか、またはR +Rの炭素原子の総数が約18以下となるアルキル鎖である;各yは0〜約
10であって、y値の合計は0〜約15である;Xはいずれか適合しうるアニオ
ンである。
【0090】 本発明に適した四級アンモニウム界面活性剤は下記式(I)を有している:
【化3】 式I 上記式中Rは短鎖長アルキル(C‐C10)または下記式(II)のアルキル
アミドアルキルである:
【化4】 式II (yは2〜4、好ましくは3である); 上記式中RはHまたはC‐Cアルキルである; 上記式中xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0である; 上記式中R、RおよびRは同一であるかまたは異なっており、短鎖アルキ
ル(C‐C)または下記式IIIのアルコキシル化アルキルである;
【化5】 式III (RはC‐Cであり、zは1または2である) 上記式中Xは対イオン、好ましくはハライド、例えばクロリドまたはメチル硫
酸イオンである。
【0091】 好ましい四級アンモニウム界面活性剤は、RがC、C10またはそれらの
混合物、x=0、R、R=CHおよびR=CHCHOHである、式
Iで定義されたようなものである。
【0092】 高度に好ましいカチオン性界面活性剤は、下記式を有した、本組成物で有用な
水溶性四級アンモニウム化合物である: R (i) 上記式中RはC‐C16アルキルであり、R、RおよびRの各々は独
立してC‐Cアルキル、C‐Cヒドロキシアルキル、ベンジルおよび‐
(C40H(xは2〜5の値を有する)であり、Xはアニオンである。
、RまたはRのうち1以下はベンジルでなければならない。 Rにとり好ましいアルキル鎖長はC12‐C15であり、特にそのアルキル
基はココナツまたはパーム核脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、あるい
はオレフィンビルドアップまたはオキソアルコール合成により合成で誘導される
。R、RおよびRにとり好ましい基はメチルおよびヒドロキシエチル基で
あり、アニオンXはハライド、メト硫酸、酢酸およびリン酸イオンから選択され
る。
【0093】 ここで使用に適した式(i)の四級アンモニウム化合物の例は以下である: ココナツトリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド デシルトリエチルアンモニウムクロリド デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド C12-15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドまたはブロミド ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウムクロリドまたはブロミド コリンエステル(RがCH‐CH‐O‐C(=O)‐C12-14アルキルで
あり、R、R、Rがメチルである、式(i)の化合物) ジアルキルイミダゾリン(式(i)の化合物)
【0094】 ここで有用な他のカチオン性界面活性剤は、1980年10月14日付で発行
されたCambreのUS特許4,228,044および欧州特許出願EP000,2
24でも記載されている。
【0095】 典型的なカチオン性布帛柔軟化成分には非水溶性四級アンモニウム布帛柔軟化
活性剤またはそれらに相当するアミン前駆体があり、ジ長鎖アルキルアンモニウ
ムクロリドまたはメチルサルフェートが最も常用されている。 これらの中で好ましいカチオン性柔軟剤には以下がある: 1)ジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC) 2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロリド 3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート 4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロリド 8)タロートリメチルアンモニウムクロリド 9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロリド 10)C12-14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド 11)C12-18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロリド 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (DSOEDMAC) 13)ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド 14)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート 15)1‐(2‐タローイルアミドエチル)‐2‐タローイルイミダゾリニウム メチルサルフェート
【0096】 生分解性四級アンモニウム化合物が、伝統的に用いられているジ長鎖アルキル
アンモニウムクロリドおよびメチルサルフェートの代わりとして提供されている
。このような四級アンモニウム化合物は、カルボキシ基のような官能基を介在さ
せた長鎖アルキル(アルケニル)基を有している。上記物質およびそれらを含有
した布帛柔軟化組成物は、EP‐A‐0,040,562およびEP‐A‐0,
239,910のような多数の文献で開示されている。
【0097】 四級アンモニウム化合物およびそのアミン前駆体は、下記式(I)または(II
)を有している:
【化6】 上記式中Qは‐O‐C(O)‐、‐C(O)‐O‐、‐O‐C(O)‐O‐、 ‐NR‐C(O)‐、‐C(O)‐NR‐から選択される; Rは(CH‐Q‐TまたはTである; Rは(CH‐Q‐TまたはT、あるいはRである; RはC‐Cアルキル、C‐CヒドロキシアルキルまたはHである; RはH、C‐CアルキルまたはC‐Cヒドロキシアルキルである; T、T、T、T、Tは独立してC11‐C22アルキルまたはアルケ
ニルである; nおよびmは1〜4の整数である;および Xは柔軟剤適合性アニオンである。柔軟剤適合性アニオンの非制限例にはクロ
リドまたはメチルサルフェートがある。
【0098】 アルキルまたはアルケニル鎖T、T、T、T、Tは、少くとも11
の炭素原子、好ましくは少くとも16の炭素原子を有していなければならない。
その鎖は直鎖でもまたは分岐でもよい。獣脂は長鎖アルキルおよびアルケニル物
質の便利で安価な供給源である。T、T、T、T、Tが獣脂に典型的
な長鎖物質の混合物を表している化合物が特に好ましい。
【0099】 本水性布帛柔軟化組成物で使用に適した四級アンモニウム化合物の具体例には
: 1)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウム クロリド 2)N,N‐ジ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチル,N‐(2‐ヒドロ キシエチル)アンモニウムメチルサルフェート 3)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ ジメチルアンモニウムクロリド 4)N,N‐ジ(2‐タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)‐ N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 5)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐エチル)‐N‐(2‐タローイルオキシ ‐2‐オキソエチル)‐N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド 6)N,N,N‐トリ(タローイルオキシエチル)‐N‐メチルアンモニウム クロリド 7)N‐(2‐タローイルオキシ‐2‐オキソエチル)‐N‐(タローイル‐ N,N‐ジメチルアンモニウムクロリド) 8)1,2‐ジタローイルオキシ‐3‐トリメチルアンモニオプロパンクロリド
および上記物質の混合物がある。
【0100】 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約25重量%、好ましくは約1〜約8%のこのようなカチオン
性界面活性剤を含む。
【0101】慣用的な洗剤酵素 洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、修飾トランスフェラーゼ酵素に加
えて、クリーニング性能、布帛ケアおよび/または消毒効果を発揮する1種以上
の酵素を更に含むことができる。
【0102】 修飾トランスフェラーゼと洗剤酵素‐特にプロテアーゼ、セルラーゼ、リパー
ゼおよび/またはアミラーゼ‐との組合せは、改善された引張強度、布帛への向
上したシワ防止、縮み防止、毛玉防止性を付与、刷新または回復させ、並びに一
段と良好な静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり切れ
性質および効果をもたらすことが、意外にもわかった。加えて、改善されたクリ
ーニング効果も上記の組合せで得られる。
【0103】 上記の酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテア
ーゼ、グルコアミラーゼ、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパー
ゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、
オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プ
ルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ、ア
ラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼまたはそ
れらの混合物から選択される酵素がある。 好ましい組合せは、1種以上の植物細胞壁分解酵素と一緒にした、プロテアー
ゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼおよび/またはセルラーゼのような常用
酵素のカクテルを有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物である。
【0104】 本発明で使用しうるセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼがある。
好ましくは、それらは5〜12の至適pHおよび50CEVU(Cellulose Viscosity
Unit)/mg以上の比活性を有する。適切なセルラーゼはBarbesgoardらのUS特
許4,435,307、J61078384およびWO96/02653で開示
されており、そこではHumicola insolens、Trichoderma、ThielaviaおよびSporo
trichumから各々産生される真菌セルラーゼについて開示している。EP739
982は新規なBacillus種から単離されたセルラーゼを記載している。適切なセ
ルラーゼはGB‐A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275、D
E‐OS‐2,247,832およびWO95/26398でも開示されている
。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolensの株(Humicola grisea var
.thermoidea)、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼで
ある。
【0105】 他の適切なセルラーゼは、約50kDaの分子量、5.5の等電点を有して、
415のアミノ酸を含んだ、Humicola insolens由来のセルラーゼ;セルラーゼ
活性を示す、Humicola insolens,DSM1800に由来した〜43kDエンドグ
ルカナーゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT特許出願WO9
1/17243で開示されたアミノ酸配列を有している。1994年9月29日
付で公開されたGenencorのWO94/21801で記載されたTrichoderma long
ibrachiatum由来のEGIIIセルラーゼも適切なセルラーゼである。特に適切なセ
ルラーゼはカラーケア効果を有するセルラーゼである。このようなセルラーゼの
例は、1991年11月6日付で出願された欧州特許出願91202879.2
(Novo)で記載されたセルラーゼである。CarezymeおよびCelluzyme(Novo Nord
isk A/S)が特に有用である。WO91/17244およびWO91/2180
1も参照。布帛ケアおよび/またはクリーニング性に適した他のセルラーゼは、
WO96/34092、WO96/17994およびWO95/24471で記
載されている。
【0106】 上記のセルラーゼは、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の0.0001
〜2重量%の純粋酵素レベルで、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に通
常配合される。
【0107】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、
ペルサルフェート、過酸化水素など、およびブリーチ増強分子としてフェノール
系基質と組合せて用いられる。それらは、“溶液漂白”のために、即ち洗浄操作
中に基材から落ちた染料または顔料が洗浄液中で他の基材に移動することを防ぐ
ために用いられる。ペルオキシダーゼ酵素は当業界で知られており、それには例
えばホースラディッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、クロロおよびブロモ
ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有
洗剤組成物は、例えばPCT国際出願WO89/099813、WO89/09
813、および1991年11月6日付で出願された欧州特許出願EP9120
2882.6および1996年2月20日付で出願されたEP96870013
.8で開示されている。ラッカーゼ酵素も適切である。
【0108】 エンハンサーは全組成物の0.1〜5重量%のレベルで通常含まれる。好まし
いエンハンサーは置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類の10‐フェノチ
アジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐カルボン酸
(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10‐メチル
フェノキサジン(WO94/12621で記載)、および置換シリンゲート類(
C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。ナトリウ
ムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である。 上記ペルオキシダーゼは、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の0.00
01〜2重量%の純粋酵素レベルで洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に
通常配合される。
【0109】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に含有させうる他の好まし
い酵素にはリパーゼがある。洗剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許1,3
72,034で開示されたPseudomonas stutzeri ATCC19.154のよう
なPseudomonas属の微生物により産生されるものがある。適切なリパーゼには、
リパーゼの抗体と陽性の免疫交差反応を示して、微生物Pseudomonas fluorescen
t IAM1057により産生されるものがある。このリパーゼは商品名Lipase P
”Amano”として日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されて
おり、以下”Amano-P”と称される。他の適切な市販リパーゼには、Amano-CES、
Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社からのChromobacter vi
scosum var.lipolyticum NRRLB 3673由来のリパーゼ;USAのU.S.Biochemical
Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパーゼ;P
seudomonas gladioli由来のリパーゼがある。特に適切なリパーゼはM1 Lipase およびLipomax(Gist-Brocades)並びにLipolaseおよびLipolase Ultra
Novo)のようなリパーゼであり、これらは本発明の組成物と併用されたとき非常
に有効であることがわかった。Novo NordiskのEP258068、WO92/0
5249およびWO95/22615、UnileverのWO94/03578、WO
95/35381およびWO96/00292で記載された脂肪分解酵素も適切
である。
【0110】 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼと考えられるクチナーゼ
〔EC3.1.1.50〕も適切である。洗剤組成物へのクチナーゼの添加は、例えばW
O‐A‐88/09367(Genencor)、WO90/09446(Plant Geneti
c System)、WO94/14963およびWO94/14964(Unilever)で
記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成
物の0.0001〜2重量%の純粋酵素レベルで、洗濯洗剤および/または布帛
ケア組成物中に通常配合される。
【0111】 適切なプロテアーゼは、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの適切な
プロテアーゼはBacillus株から得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有し、
デンマークのNovo Industries A/Sにより開発されて、ESPERASEとして販売さ
れており、以下“Novo”と称される。この酵素および類似酵素の製法はNovoのG
B1,243,784で記載されている。他の適切なプロテアーゼには、Novoの
ALCALASE、DURAZYMおよびSAVINASE、並びにGist-BrocadesのMAXATASE
MAXACAL、PROPERASEおよびMAXAPEM(タンパク質工学処理Maxacal)がある
。タンパク質分解酵素には、修飾細菌セリンプロテアーゼ、例えば1987年4
月28日付で出願された欧州特許出願第87/303761.8号明細書(特に
第17、24および98頁)に記載されて、以下“プロテアーゼB”と称される
ものと、以下“プロテアーゼA”と称される修飾細菌セリンタンパク質分解酵素
に関する1986年10月29日付で公開されたVenegasの欧州特許出願第19
9,404号明細書に記載されたものがある。リジンが27位でアルギニンから
置き換わり、チロシンが104位でバリンから置き換わり、セリンが123位で
アスパラギンから置き換わり、アラニンが274位でトレオニンから置き換わっ
た、Bacillus由来のアルカリセリンプロテアーゼの変種である、以下“プロテア
ーゼC”と称されるものが適切である。プロテアーゼCは、1991年5月16
日付で公開されたWO91/06637に対応するEP90915958:4で
記載されている。特にプロテアーゼCの遺伝子修飾変種もここに含まれる。
【0112】 “プロテアーゼD”と称される好ましいプロテアーゼは、天然でみられないア
ミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、WO95/10591
、および1994年10月13日付で出願されたC.GhoshらのUSSN08/3
22,677の“プロテアーゼ酵素を含有した漂白組成物”と題する特許出願で
記載されたような、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンのナンバリングに
従い、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123
、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+
166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+2
17、+218、+222、+260、+265および/または+274からな
る群より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、+7
6位に相当する位置において、上記カルボニルヒドロラーゼで複数のアミノ酸残
基の代わりに異なるアミノ酸を用いることにより、前駆体カルボニルヒドロラー
ゼから誘導される。次の残基:+33、+62、+67、+76、+100、+
101、+103、+104、+107、+128、+129、+130、+1
32、+135、+156、+158、+164、+166、+167、+17
0、+209、+215、+217、+218および+222のうち1以上と共
に+210位に相当する前駆体酵素上で置き換えられた複数のアミノ酸残基の置
換により誘導されたアミノ酸配列を有する、WO95/10591で記載された
プロテアーゼのカルボニルヒドロラーゼ変種も適切であるが、ここでナンバリン
グされた位置はBacillus amyloliquefaciens由来の天然ズブチリシンまたは他の
カルボニルヒドロラーゼもしくはズブチリシン、例えばBacillus lentusズブチ
リシンの相当アミノ酸残基に対応している(1997年6月4日付で出願された
同時係属特許出願USSN60/048,550)。
【0113】 多置換プロテアーゼ変種も好ましいプロテアーゼである。これらのプロテアー
ゼ変種は、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの1、3、4、8、9、1
0、12、13、16、17、18、19、20、21、22、24、27、3
3、37、38、42、43、48、55、57、58、61、62、68、7
2、75、76、77、78、79、86、87、89、97、98、99、1
01、102、104、106、107、109、111、114、116、1
17、119、121、123、126、128、130、131、133、1
34、137、140、141、142、146、147、158、159、1
60、166、167、170、173、174、177、181、182、1
83、184、185、188、192、194、198、203、204、2
05、206、209、210、211、212、213、214、215、2
16、217、218、222、224、227、228、230、232、2
36、237、238、240、242、243、244、245、246、2
47、248、249、251、252、253、254、255、256、2
57、258、259、260、261、262、263、265、268、2
69、270、271、272、274および275位に相当するアミノ酸残基
位置の置換と共に、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの103位に相当
するアミノ酸残基位置で、他の天然アミノ酸残基によるアミノ酸残基の置換をう
けており、そのプロテアーゼ変種が103および76位に相当する位置でアミノ
酸残基の置換をうけているとき、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの2
7、99、101、104、107、109、123、128、166、204
、206、210、216、217、218、222、260、265または2
74位に相当するアミノ酸残基位置以外の1以上のアミノ酸残基位置でもアミノ
酸残基の置換があり;および/または、すべてThe Procter & Gamble Companyか
ら1998年10月23日付で出願されたPCT出願のPCT/US98/22
588、PCT/US98/22482およびPCT/US98/22486で
記載されたようなBacillus amyloliquefaciensズブチリシンの62、212、2
30、232、252および257位に相当する1以上のアミノ酸残基位置で別
な天然アミノ酸残基によるアミノ酸残基の置換をうけた多置換プロテアーゼ変種
もある。
【0114】 特許出願EP251446およびWO91/06637で記載されたプロテア
ーゼ、WO91/02792で記載されたプロテアーゼBLAP、およびWO
95/23221で記載されたそれらの変種も、本発明に適している。NovoのW
O93/18140Aで記載されたBacillus sp.NCIMB 40338からの高pHプロ
テアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆性プロテアーゼ
インヒビターを含有した酵素洗剤は、NovoのWO92/03529Aで記載され
ている。所望であれば、減少した吸着性および向上した加水分解性を有するプロ
テアーゼが、Procter & GambleのWO95/07791で記載されたように入手
できる。ここで適した洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、NovoのW
O94/25583で記載されている。他の適切なプロテアーゼは、Unileverの
EP516200で記載されている。
【0115】 タンパク質分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.0
01〜0.2%、更に好ましくは0.005〜0.1%の純粋酵素レベルで、本
発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に配合される。
【0116】 アミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物ベース汚れの除去のために含
有させることができる。1994年2月3日付で公開されたNovo Nordisk A/Sの
WO94/02597では、変異アミラーゼを配合したクリーニング組成物につ
いて記載している。1995年4月20日付で公開されたNovo Nordisk A/SのW
O95/10603も参照。クリーニング組成物向けに知られた他のアミラーゼ
には、α‐およびβ‐アミラーゼの双方がある。α‐アミラーゼは当業界で公知
であり、US特許5,003,257、EP252,666、WO91/003
53、FR2,676,456、EP285,123、EP525,610、E
P368,341および英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で開示
されたものがある。他の適切なアミラーゼは、1994年8月18日付で公開さ
れたWO94/18314、1996年2月22日付で公開されたGenencorのW
O96/05295で記載された安定性向上アミラーゼ、および95年4月に公
開されたWO95/10603で開示された、Novo Nordisk A/S市販の直親に追
加修飾を有したアミラーゼ変種である。EP277216、WO95/2639
7およびWO96/23873(すべてNovo Nordisk)で記載されたアミラーゼ
も適切である。
【0117】 市販α‐アミラーゼ製品の例は、GenencorのPurafect Ox Am、すべてNovo N
ordisk A/S Denmarkから市販されているTermamyl、Ban、FungamylおよびD
uramylである。WO95/26397は、他の適切なアミラーゼ:Phadebas α‐アミラーゼ活性アッセイで測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜
10範囲のpH値で、Termamylの比活性より少くとも25%高い比活性を有す
ることで特徴づけられるα‐アミラーゼについて記載している。WO96/23
873(Novo Nordisk)で記載された上記酵素の変種が適切である。活性レベル
と、熱安定性および高い活性レベルの組合せとの面で、改善された性質を有する
他のデンプン分解酵素は、WO95/35382で記載されている。
【0118】 デンプン分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、好ましくは0.00
018〜0.06%、更に好ましくは0.00024〜0.048%の純粋酵素
レベルで、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に配合される。
【0119】 上記酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適切
な起源であってもよい。起源は更に中温性でもまたは好極限性(好冷性、好栄養
性、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)でもよい。精製また
は非精製形のこれら酵素も用いてよい。現在では、本発明のクリーニング組成物
で性能効力を最大にさせるため、タンパク質/遺伝子工学技術により野生型酵素
を修飾することが慣例的である。例えば、変種はこのような組成物の常用成分に
対する酵素の適合性が増すようにデザインされる。一方、酵素変種の至適pH、
ブリーチまたはキラント安定性、触媒活性などが特定のクリーニング用途と合う
ように調整されるよう、変種をデザインしてもよい。
【0120】 特に、ブリーチ安定性の面では酸化されやすいアミノ酸について、および界面
活性剤適合性の面では表面電荷について、注意が払われるべきである。このよう
な酵素の等電点は一部の荷電アミノ酸の置換により修正してもよく、例えば等電
点の増加はアニオン性界面活性剤との適合性を改善する上で役立つ。酵素の安定
性は、例えば追加の塩橋を形成させ、カルシウム結合部位を補強してキラント安
定性を増すことにより、更に高められる。ほとんどのセルラーゼが別々な結合ド
メイン(CBD)を有するように、特別な注意がセルラーゼに払われねばならな
い。このような酵素の性質はこれらドメインの修飾により変えられる。
【0121】 上記酵素は洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物の0.0001〜2重量%
の純粋酵素レベルで洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に通常配合される
。酵素は、別々な単独成分(1種の酵素を含有した小球、顆粒、安定化液体など
)として、または2種以上の酵素の混合物(例えば、共顆粒)として加えること
ができる。
【0122】 添加できる他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーであって、これは1
992年1月31日付で出願された同時係属欧州特許出願第92870018.
6号明細書で記載されている。このような酵素酸化スカベンジャーの例は、エト
キシル化テトラエチレンポリアミンである。
【0123】 様々な酵素物質および合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO9307263AおよびWO9307260A、NovoのWO
8908694A、および1971年1月5日付McCartyらのUS3,553,
139で開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのUS4,
101,457および1985年3月26日付HughesのUS4,507,219
でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのような処
方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのUS4,261,
868で開示されている。洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることが
できる。酵素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのUS3,600
,319、1986年10月29日付VenegasのEP199,405およびEP
200,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,
519,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラー
ゼを与える有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401532Aで記載
されている。
【0124】漂白剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、修飾トランスフェラーゼ
に加えて、漂白剤を含むことができる。
【0125】 修飾トランスフェラーゼと漂白剤との組合せは、改善された白さをもたらし、
改善された引張強度、布帛への向上したシワ防止、縮み防止、毛玉防止性を付与
、刷新または回復させ、並びに良くなった静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピ
アランスおよび布帛耐すり切れ性質および効果をもたらし、特に布帛感触性を高
めることが、意外にもわかった。加えて、改善されたクリーニング効果も上記の
組合せで得られる。
【0126】 漂白剤には、過酸化水素、PB1、PB4、および粒径400〜800ミクロ
ンのペルカーボネートがある。これらの漂白剤成分には、1種以上の酸素漂白剤
、および選択された漂白剤に応じて1種以上のブリーチアクチベーターを含める
ことができる。存在するとき、酸素漂白化合物は典型的には約1〜約25%のレ
ベルで存在する。 ここで使用の漂白剤成分は、当業界で知られている酸素ブリーチおよびその他
を含めて、洗剤組成物に有用ないかなる漂白剤であってもよい。本発明に適した
漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤である。
【0127】 使える酸素漂白剤の1つのカテゴリーには、ポリカルボン酸漂白剤およびその
塩がある。このクラスの剤の適切な例には、マグネシウムモノペルオキシフタレ
ート六水和物、m‐クロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4‐ノニルアミノ‐4
‐オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカン二酸がある。このような漂
白剤は、US特許4,483,781、US特許出願740,446、欧州特許
出願0,133,354およびUS特許4,412,934で開示されている。
高度に好ましい漂白剤には、US特許4,634,551で記載されたような6
‐ノニルアミノ‐6‐オキソペルオキシカプロン酸もある。
【0128】 使える漂白剤のもう1つのカテゴリーにはハロゲン漂白剤がある。次亜ハロゲ
ン酸漂白剤の例には、例えばトリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル
酸ナトリウムおよびカリウム、N‐クロロおよびN‐ブロモアルカンスルホンア
ミドがある。このような物質は、通常最終製品の0.5〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%で加えられる。
【0129】 過酸化水素放出剤は、ペルヒドロライズ(perhydrolyze)されて過酸を活性漂白
種として形成して、改善された漂白効果をもたらす、テトラアセチルエチレンジ
アミン(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS、US
4,412,934に記載)、3,5‐トリメチルヘキサノールオキシベンゼン
スルホネート(ISONOBS、EP120,591に記載)、ペンタアセチル
グルコース(PAG)またはN‐ノナノイル‐6‐アミノカプロン酸のフェノー
ルスルホネートエステル(NACA‐OBS、WO94/28106に記載)の
ようなブリーチアクチベーターと組合せて使える。同時係属欧州特許出願第91
870207.7号明細書で開示されたようなアシル化シトレートエステルも適
切なアクチベーターである。
【0130】 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用向けの、ブリーチ
アクチベーターおよびペルオキシゲン漂白化合物からなる漂白系、およびペルオ
キシ酸を含めた、有用な漂白剤は、我々の同時係属出願USSN08/136,
626、PCT/US95/07823、WO95/27772、WO95/2
7773、WO95/27774およびWO95/27775で記載されている
【0131】 過酸化水素も、洗浄および/またはすすぎプロセスの始めにまたは最中に過酸
化水素を発生しうる酵素系(即ち、酵素およびその基質)を加えることで、存在
させてもよい。このような酵素系は、1991年10月9日付で出願されたEP
特許出願91202655.6で開示されている。
【0132】 ブリーチ組成物で使用の含金属触媒には、含コバルト触媒、例えばペンタアミ
ン酢酸コバルト(III)塩、および含マンガン触媒、例えばEPA549271、
EPA549272、EPA458397、US5,246,621、EPA4
58398、US5,194,416およびUS5,114,611で記載され
たものがある。ペルオキシ化合物、含マンガンブリーチ触媒およびキレート化剤
を含めた漂白組成物は、特許出願94870206.3で記載されている。
【0133】 酸素漂白剤以外の漂白剤も当業界で知られており、ここで利用しうる。特別に
関心のもたれる非酸素漂白剤の1タイプには、スルホン化亜鉛および/またはア
ルミニウムフタロシアニンのような光活性化漂白剤がある。これらの物質は洗浄
プロセス中に基材に付着することができる。日光下に衣類を架けて乾燥させるよ
うな、酸素の存在下における光照射で、スルホン化亜鉛フタロシアニンは活性化
され、その結果基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニンおよび光活性化
漂白プロセスは、US特許4,033,718で記載されている。典型的には、
洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は約0.025〜約1.25重量%のス
ルホン化亜鉛フタロシアニンを含有する。
【0134】転染阻止 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、好ましくは、着色布帛を
伴った布帛洗濯操作中に出会う、溶解および懸濁された染料のある布帛から他へ
の転染を阻止するための化合物も含有することができる。 修飾トランスフェラーゼと転染阻止剤との組合せは、改善された引張強度、布
帛への向上したシワ防止、縮み防止、毛玉防止性を付与、刷新または回復させ、
並びに良くなった静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐す
り切れ性質および効果をもたらすことが、意外にもわかった。加えて、改善され
たクリーニング効果も上記の組合せで得られる。
【0135】ポリマー転染阻止剤 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、0.001〜10重
量%、好ましくは0.01〜2%、更に好ましくは0.05〜1%のポリマー転
染阻止剤も含む。上記のポリマー転染阻止剤は、着色布帛から洗浄された布帛上
への染料の移動を阻止するために、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に
通常配合される。これらのポリマーは、染料が洗浄液中で他の物体と付着するよ
うになる機会をもつ前に、着色布帛から洗い落ちた遊離染料と複合化するかまた
はそれを吸着する能力を有している。 特に適切なポリマー転染阻止剤は、ポリアミンN‐オキシドポリマー、N‐ビ
ニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルピロリ
ドンポリマー、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾール、また
はそれらの混合物である。 このようなポリマーの添加は、本発明による酵素の性能も高める。
【0136】 a)ポリアミンN‐オキシドポリマー 使用に適したポリアミンN‐オキシドポリマーは、下記構造式を有する単位を
含んでいる:
【化7】 上記式中Pは重合性単位であり、それにはR‐N‐O基が結合できるか、または
R‐N‐O基は重合性単位の一部を形成しているか、または双方の組合せである
; AはNC(=O)、C(=O)O、C=O、‐O‐、‐S‐、‐N‐であり、
xは0または1である; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基またはそれ
らの組合せであり、それにはN‐O基の窒素が結合できるか、またはN‐O基の
窒素はこれらの基の一部である。
【0137】 N‐O基は下記一般構造で表すことができる:
【化8】 上記式中R1、R2およびR3は脂肪族基、芳香族、ヘテロ環式、脂環式基また
はそれらの組合せであり、xまたは/およびyまたは/およびzは0または1で
あり、そこではN‐O基の窒素が結合しているか、またはN‐O基の窒素がこれ
らの基の一部を形成している。
【0138】 N‐O基は重合性単位(P)の一部でも、ポリマー主鎖に結合しても、または
双方の組合せであってもよい。 N‐O基が重合性単位の一部を形成している適切なポリアミンN‐オキシドに
は、Rが脂肪族、芳香族、脂環式またはヘテロ環式基から選択されるポリアミン
N‐オキシドがある。 上記ポリアミンN‐オキシドの1クラスは、N‐O基の窒素がR基の一部を形
成しているポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。好ましいポリアミンN
‐オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジ
ン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式基である場
合である。 上記ポリアミンN‐オキシドのもう1つのクラスは、N‐O基の窒素がR基に
結合されたポリアミンN‐オキシドのグル−プからなる。
【0139】 他の適切なポリアミンN‐オキシドは、N‐O基が重合性単位に結合されたポ
リアミンオキシドである。 これらポリアミンN‐オキシドの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ環式
または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基の一部である、一般式
(I)を有したポリアミンN‐オキシドである。これらクラスの例は、Rがピリ
ジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体のようなヘテロ環式化合物
である、ポリアミンオキシドである。 ポリアミンN‐オキシドのもう1つの好ましいクラスは、Rが芳香族、ヘテロ
環式または脂環式基であって、N‐O官能基の窒素が上記R基に結合されている
、一般式(I)を有したポリアミンオキシドである。これらクラスの例は、R基
がフェニルのような芳香族である、ポリアミンオキシドである。
【0140】 いかなるポリマー主鎖も、形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であっ
て、転染阻止性を有しているかぎり、用いてよい。適切なポリマー主鎖の例は、
ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
【0141】 本発明のアミンN‐オキシドポリマーは、典型的には10:1〜1:1000
000のアミン対アミンN‐オキシドの比率を有している。しかしながら、ポリ
アミンオキシドポリマー中に存在するアミンオキシド基の量は、適切な共重合に
よるか、または適度のN‐オキシド化によって変えることができる。好ましくは
、アミン対アミンN‐オキシドの比率は2:3〜1:1000000、更に好ま
しくは1:4〜1:1000000、最も好ましくは1:7〜1:100000
0である。本発明のポリマーには、1つのモノマータイプがアミンN‐オキシド
であって、他のモノマータイプがアミンN‐オキシドであるかまたはそうでない
、ランダムまたはブロックコポリマーを現実には含んでいる。ポリアミンN‐オ
キシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、更に好ま
しくはpKa<6を有する。 ポリアミンオキシドはほぼあらゆる重合度で得ることができる。重合度は、物
質が望ましい水溶性および染料懸濁力を有していれば、重要でない。 典型的には、平均分子量は500〜1,000,000、好ましくは1000
〜50,000、更に好ましくは2000〜30,000、最も好ましくは30
00〜20,000の範囲内である。
【0142】 b)N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールのコポリマー 本発明で用いられるN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンポリマー
は、5000〜1,000,000、好ましくは5000〜200,000の平
均分子量範囲を有する。 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用上高度に好ましい
ポリマーは、N‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーから選
択されるポリマーであり、そのポリマーは5000〜50,000、更に好まし
くは8000〜30,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平
均分子量範囲を有している。平均分子量範囲は、Barth H.G.and Mays J.W.,Chem
ical Analysis,Vol.113,”Modern Methods of Polymer Characterization”で記
載されているような光散乱により調べた。高度に好ましいN‐ビニルイミダゾー
ル N‐ビニルピロリドンコポリマーは5000〜50,000、更に好ましく
は8000〜30,000、最も好ましくは10,000〜20,000の平均
分子量範囲を有している。
【0143】 上記の平均分子量範囲を有することで特徴づけられるN‐ビニルイミダゾール
N‐ビニルピロリドンコポリマーは優れた転染阻止性を発揮しながら、それで
処方された洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物のクリーニング性能に悪影響
を与えない。 本発明のN‐ビニルイミダゾール N‐ビニルピロリドンコポリマーは、1:
0.2、更に好ましくは0.8:0.3、最も好ましくは0.6:0.4のN‐
ビニルイミダゾール対N‐ビニルピロリドンのモル比を有している。
【0144】 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物では、約2500〜約400
,000、好ましくは約5000〜約200,000、更に好ましくは約500
0〜約50,000、最も好ましくは約5000〜約15,000の平均分子量
を有するポリビニルピロリドン(“PVP”)も利用してよい。適切なポリビニ
ルピロリドンは、製品名PVP K‐15(10,000の粘度分子量)、PV
P K‐30(40,000の平均分子量)、PVP K‐60(160,00
0の平均分子量)およびPVP K‐90(360,000の平均分子量)とし
て、ISP Corporation,New York,NY and Montreal,Canadaから市販されている
。BASF Cooperationから市販されている他の適切なポリビニルピロリドンに
は、Sokalan HP165およびSokalan HP12;洗剤業者に知られているポリビニルピ
ロリドン(例えばEP‐A‐262,897およびEP‐A‐256,696参
照)がある。
【0145】 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物では、ポリマー転染阻止剤と
してポリビニルオキサゾリドンも利用してよい。上記のポリビニルオキサゾリド
ンは、約2500〜約400,000、好ましくは約5000〜約200,00
0、更に好ましくは約5000〜約50,000、最も好ましくは約5000〜
約15,000の平均分子量を有している。
【0146】 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物では、ポリマー転染阻止剤と
してポリビニルイミダゾールも利用してよい。上記のポリビニルイミダゾールは
、約2500〜約400,000、好ましくは約5000〜約200,000、
更に好ましくは約5000〜約50,000、最も好ましくは約5000〜約1
5,000の平均分子量を有している。
【0147】 f)架橋ポリマー 架橋ポリマーは主鎖がある程度まで連結されたポリマーであり、これらのリン
クは化学的でもまたは物理的性質であってもよく、可能性として活性基は主鎖上
でもまたは側鎖上でもよく、架橋ポリマーはJournal of Polymer Science,volum
e 22,pages 1035-1039で記載されている。 一態様において、架橋ポリマーは三次元硬質構造を形成するように作られ、三
次元構造により形成された孔に染料を捕捉しうる。もう1つの態様では、架橋ポ
リマーは膨潤により染料を捕捉する。 このような架橋ポリマーは同時係属特許出願94870213.9で記載され
ている。
【0148】分散剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は分散剤も更に含有すること
ができる。修飾トランスフェラーゼと分散剤との組合せは、改善された引張強度
、布帛への向上したシワ防止、縮み防止、毛玉防止性を付与、刷新または回復さ
せ、並びに良くなった静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛
耐すり切れ性質および効果をもたらすことが、意外にもわかった。加えて、改善
されたクリーニング効果も上記の組合せで得られる。
【0149】 適切な水溶性有機塩はホモまたはコポリマー酸、またはそれらの塩であり、そ
のポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離された少くとも2つのカルボキ
シル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596,756で
開示されている。このような塩の例はMW2000〜5000のポリアクリレー
ト、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマーであり、このようなコポリマ
ーは1000〜100,000の分子量を有している。 特に、4000の分子量を有する480Nのようなアクリレートおよびメチル
アクリレートのコポリマーは、組成物の0.5〜20重量%のレベルで、本発明
の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に加えることができる。
【0150】 本発明の組成物はライムソープペプタイザー化合物を含有してもよく、これは
8以下、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下の下記のようなライムソープ
分散力(LSDP)を有していることが好ましい。ライムソープペプタイザー化
合物は、好ましくは0〜20重量%のレベルで存在する。
【0151】 ライムソープペプタイザーの有効性の数値尺度はライムソープ分散力(LSD
P)により示され、H.C.Borghetty and C.A.Bergman,J.Am.Oil.Chem.Soc.,volum
e 27,pages 88-90 (1950)の論文で記載されたようなライムソープ分散試験を用
いて測定される。このライムソープ分散試験法は当業者に広く用いられており、
例えば下記レビュー文献:W.N.Linfield,Surfactant Science Series,Volume 7,
p.3;W.N.Linfield,Tenside Surf.det.,volume 27,pages 159-163 (1990);M.K.
Nagarajan,W.F.Masler,Cosmetics and Toiletries,volume 104,pages 71-73 (19
89)で記載されている。LSDPとは、333ppm CaCo(Ca:Mg
=3:2)相当硬度の水30ml中でオレイン酸ナトリウム0.025gにより
形成されたライムソープ沈降物を分散させる上で必要な、分散剤対オレイン酸ナ
トリウムの%重量比のことである。
【0152】 良好なライムソープペプタイザー能力を有する界面活性剤には、あるアミンオ
キシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエト
キシル化アルコールがある。本発明による使用向けに8以下のLSDPを有する
例示の界面活性剤には、C16‐C18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシ
ル化度1〜5のC12‐C18アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシル
化度3のC12‐C15アルキルエトキシサルフェート界面活性剤(LSDP=4)
、およびBASF GmbHから商品名Lutensol A012およびLutensol A030で各々販
売されている、平均エトキシル化度12(LSDP=6)または30のC14
15エトキシル化アルコールがある。
【0153】 ここで使用に適したポリマーライムソープペプタイザーは、Cosmetics and To
iletries,volume 104,pages 71-73 (1989)でみられる、M.K.Nagarajan,W.F.Masl
erによる論文で記載されている。 4‐(N‐オクタノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、
4‐(N‐ノナノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、4‐
(N‐デカノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネートおよびそれ
らの混合物のような疎水性ブリーチ;親水性/疎水性ブリーチ処方物と一緒にし
たノナノイルオキシベンゼンスルホネートも、ライムソープペプタイザー化合物
として使える。
【0154】カラーケアおよび布帛ケア効果 カラーケア効果のタイプを発揮するテクノロジーも含めることができる。これ
らテクノロジーの例は、カラー維持のための金属触媒である。このような金属触
媒は、同時係属欧州特許出願第92870181.2号明細書で記載されている
。染料定着剤、シワ防止および水吸収性改善用のポリオレフィン分散剤、香料、
カラーケア処理および香料持続用のアミノ官能基ポリマーは、カラーケア/布帛
ケアテクノロジーの別な例であり、1996年11月7日付で出願された同時係
属特許出願第96870140.9号明細書で記載されている。
【0155】 布帛柔軟剤も本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に配合で
きる。これらの剤はタイプが無機でもまたは有機でもよい。無機柔軟剤はGB‐
A‐1,400,898およびUSP5,019,292で開示されたスメクタ
イトクレーにより例示される。有機布帛柔軟剤には、GB‐A1,514,27
6およびEP‐B0,011,340で開示されたような非水溶性三級アミン、
EP‐B‐0,026,527およびEP‐B‐0,026,528で開示され
たモノC12‐C14四級アンモニウム塩とそれらとの組合せ、およびEP‐B
‐0,242,919で開示されたようなジ長鎖アミドがある。布帛柔軟化系の
他の有用な有機成分には、EP‐A‐0,299,575および0,313,1
46で開示されたような高分子量ポリエチレンオキシド物質がある。
【0156】 好ましくは、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、修飾トラン
スフェラーゼ酵素に加えて、スメクタイトクレーを含む。修飾トランスフェラー
ゼとスメクタイトクレーとの組合せは、改善された引張強度、布帛への向上した
シワ防止、縮み防止、毛玉防止性を付与、刷新または回復させ、並びに良くなっ
た静電気抑制、布帛柔軟性、カラーアピアランスおよび布帛耐すり切れ性質およ
び効果をもたらすことが、意外にもわかった。加えて、改善されたクリーニング
効果も上記の組合せで得られる。
【0157】 スメクタイトクレーのレベルは通常2〜20重量%、更に好ましくは5〜15
%の範囲であり、その物質は処方物の残部にドライミックス成分として加えられ
る。非水溶性三級アミンまたはジ長鎖アミド物質のような有機布帛柔軟剤は0.
5〜5重量%、通常1〜3重量%のレベルで配合され、高分子量ポリエチレンオ
キシド物質および水溶性カチオン性物質は0.1〜2重量%、通常0.15〜1
.5%のレベルで加えられる。これらの物質は組成物のスプレードライ部分に通
常加えられるが、一部の場合には、それらをドライミックス粒子として加えるか
、または組成物の他の固形成分上にそれらを溶融液体としてスプレーした方が便
利である。
【0158】他の界面活性剤 両性界面活性剤も本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適
している。これらの界面活性剤は、二級または三級アミンの脂肪族誘導体、ある
いはヘテロ環式二級および三級アミンの脂肪族誘導体として広く記載することが
でき、ここで脂肪族基は直鎖でもまたは分岐鎖であってもよい。脂肪族置換基の
1つは少くとも約8つの炭素原子、典型的には約8〜約18の炭素原子を有し、
少くとも1つはアニオン性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸基を
有している。両性界面活性剤の例については、1975年12月30日付で発行
されたLaughlinらのUS特許3,929,678の第19欄18〜35行目参照
。 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような両性界
面活性剤を含む。
【0159】 双極性界面活性剤も洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用に適してい
る。これらの界面活性剤は、二級および三級アミンの誘導体、ヘテロ環式二級お
よび三級アミンの誘導体、あるいは四級アンモニウム、四級ホスホニウムまたは
三級スルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができる。双極性界面
活性剤の例については、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらのU
S特許3,929,678の第19欄38行目〜第22欄48行目参照。 ここで含有されるとき、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は典
型的には0.2〜約15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような双極性
界面活性剤を含む。
【0160】 半極性ノニオン性界面活性剤は、炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部
分、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群よ
り選択される2つの部分を有した水溶性アミンオキシド;炭素原子約10〜約1
8の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシア
ルキル基からなる群より選択される2つの部分を有した水溶性ホスフィンオキシ
ド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部分、炭素原子約1〜約3のアル
キルおよびヒドロキシアルキル部分からなる群より選択される部分を有した水溶
性スルホキシドを含めた、特定カテゴリーのノニオン性界面活性剤である。
【0161】 半極性ノニオン性洗剤界面活性剤には、下記式を有したアミンオキシド界面活
性剤がある:
【化9】 上記式中Rは約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル
、アルキルフェニル基またはそれらの混合物である;Rは約2〜約3の炭素原
子を有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物である;
xは0〜約3である;各Rは約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基、あるいは約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエ
チレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに
結合されて、環構造を形成していてもよい。 これらのアミンオキシド界面活性剤には、特にC10‐C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミ
ンオキシドがある。 ここで含有されるとき、本発明のクリーニング組成物は典型的には0.2〜約
15重量%、好ましくは約1〜約10%のこのような半極性ノニオン性界面活性
剤を含む。
【0162】 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、一級または三級アミンの
群から選択される共界面活性剤(cosurfactant)を更に含んでもよい。 ここで使用に適した一級アミンには、式RNHによるアミンがあり、ここ
でRはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖、またはRX(C
であり、Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐であり、R
‐C12アルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。Rアルキ
ル鎖は直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、12以下、好ましくは5未満のエチレン
オキシド部分を介在させてもよい。 上記式による好ましいアミンはn‐アルキルアミンである。ここで使用に適し
たアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチルアミン、1‐デシルアミンおよ
びラウリルアミンから選択される。他の好ましい一級アミンには、C‐C10 オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2‐エチルヘキシルオ
キシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびアミドプロピルアミ
ンがある。
【0163】 ここで使用に適した三級アミンには式RNを有する三級アミンがあ
り、ここでRおよびRはC‐Cアルキル鎖または
【化10】 であり、RはC‐C12、好ましくはC‐C10アルキル鎖であるか、ま
たはRはRX(CH(Xは‐O‐、‐C(O)NH‐または‐NH‐
である)であり、RはC‐C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜3で
ある。RはHまたはC‐Cアルキルであり、xは1〜6である。Rおよ
びRは直鎖でもまたは分岐鎖でもよく、Rアルキル鎖は12以下、好ましく
は5未満のエチレンオキシド部分を介在させてもよい。
【0164】 好ましい三級アミンは、RがC‐C12アルキル鎖で、RおよびR
‐Cアルキルまたは
【化11】 (上記式中RはHまたはCHであり、x=1〜2である)である、RNである。 下記式のアミドアミンも好ましい:
【化12】 上記式中RはC‐C12アルキルであり、nは2〜4、好ましくはnは3で
あり、RおよびRはC‐Cである。
【0165】 本発明の最も好ましいアミンには、1‐オクチルアミン、1‐ヘキシルアミン
、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、N‐
ココ‐1,3‐ジアミノプロパン、ココナツアルキルジメチルアミン、ラウリル
ジメチルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロ
キシエチル)アミン、2モルプロポキシル化ラウリルアミン、2モルプロポキシ
ル化オクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミドプ
ロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンがある。 本組成物で使用上最も好ましいアミンは、1‐ヘキシルアミン、1‐オクチル
アミン、1‐デシルアミン、1‐ドデシルアミンである。特に望ましいものは、
n‐ドデシルジメチルアミン、ビスヒドロキシエチルココナツアルキルアミン、
7回エトキシル化オレイルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよびココア
ミドプロピルアミンである。
【0166】ビルダー系 本発明による洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物はビルダー系を更に含ん
でもよい。アルミノシリケート物質、シリケート、ポリカルボキシレート、アル
キルまたはアルケニルコハク酸、および脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエ
チレントリアミンペンタメチレン酢酸のような物質、金属イオン封鎖剤、例えば
アミノポリホスホネート、特にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およ
びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸を含めて、いかなる慣用的な
ビルダー系もここでは使用に適している。リン酸ビルダーもここでは用いてよい
【0167】 適切なビルダーには、無機イオン交換物質、通常無機の水和したアルミノシリ
ケート物質、更に具体的には水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X
、B、HSまたはMAPがある。 もう1つの適切な無機ビルダー物質は、積層シリケート、例えばSKS‐6(
Hoechst)である。SKS‐6はケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる
結晶積層シリケートである。
【0168】 1つのカルボキシ基を有する適切なポリカルボキシレートには、ベルギー特許
831,368、821,369および821,370で開示されたような、乳
酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体がある。2つのカルボキシ基を
有するポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)
二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマル酸の
水溶性塩、並びにドイツ特許公開2,446,686、2,446,687およ
びUS特許3,935,257で記載されたエーテルカルボキシレート、および
ベルギー特許840,623で記載されたスルフィニルカルボキシレートがある
。3つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、特に水溶性シトレー
ト、アコニトレートおよびシトラコネート、並びに英国特許1,379,241
で記載されたカルボキシメチルオキシサクシネート、オランダ出願720587
3で記載されたラクトキシサクシネートのようなサクシネート誘導体、および英
国特許1,387,447で記載された2‐オキサ‐1,1,3‐プロパントリ
カルボキシレートのようなオキシポリカルボキシレート物質がある。
【0169】 4つのカルボキシ基を有するポリカルボキシレートには、英国特許1,261
,829で開示されたオキシジサクシネート、1,1,2,2‐エタンテトラカ
ルボキシレート、1,1,3,3‐プロパンテトラカルボキシレートおよび1,
1,2,3‐プロパンテトラカルボキシレートがある。スルホ置換基を有するポ
リカルボキシレートには、英国特許1,398,421、1,398,422お
よびUS特許3,936,448で開示されたスルホサクシネート誘導体、およ
び英国特許1,082,179で記載されたスルホン化熱分解シトレートがあり
、ホスホン置換基を有するポリカルボキシレートは英国特許1,439,000
で開示されている。
【0170】 脂環式およびヘテロ環式ポリカルボキシレートには、シクロペンタン‐シス,
シス,シス‐テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペンタカルボキシ
レート、2,3,4,5‐テトラヒドロフラン‐シス,シス,シス‐テトラカル
ボキシレート、2,5‐テトラヒドロフラン‐シス‐ジカルボキシレート、2,
2,5,5‐テトラヒドロフラン‐テトラカルボキシレート、1,2,3,4,
5,6‐ヘキサン‐ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトール、マンニトー
ルおよびキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメチル誘導体がある
。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸、ピロメリット酸、および英国
特許1,425,343で開示されたフタル酸誘導体がある。 上記の中で好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3以内のカルボキ
シ基を有したヒドロキシカルボキシレート、更に詳しくはシトレートである。
【0171】 本組成物で使用上好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性ア
ルミノシリケートビルダーまたは積層シリケート(SKS‐6)と、クエン酸の
ような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物がある。 好ましいビルダー系には、ゼオライトAのような非水溶性アルミノシリケート
ビルダーと、クエン酸のような水溶性カルボキシレートキレート化剤との混合物
がある。本発明の液体洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で使用上好ましい
ビルダー系は、石鹸およびポリカルボキシレートである。
【0172】 顆粒組成物で使用上ビルダー系の一部を形成できる他のビルダー物質には、炭
酸、重炭酸、ケイ酸アルカリ金属のような無機物質、並びに有機ホスホネート、
アミノポリアルキレンホスホネートおよびアミノポリカルボキシレートのような
有機物質がある。 他の適切な水溶性有機塩はホモもしくはコポリマー酸またはそれらの塩であり
、その場合にポリカルボン酸は2以下の炭素原子で互いに離された少くとも2つ
のカルボキシル基を有している。このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596
,756で開示されている。このような塩の例は、MW2000〜5000のポ
リアクリレート、およびそれらと無水マレイン酸とのコポリマーであり、このよ
うなコポリマーは20,000〜70,000、特に約40,000の分子量を
有している。
【0173】 洗浄ビルダー塩は、通常組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜70重量
%、最も一般的には30〜60重量%の量で含有される。
【0174】キレート化剤 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、1種以上の鉄および/ま
たはマンガンキレート化剤も場合により含有してよい。このようなキレート化剤
は、すべて以下で記載されているようなアミノカルボキシレート、アミノホスホ
ネート、多官能性置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より
選択できる。理論に拘束されることなく、これら物質の効果は、可溶性キレート
の形成により洗浄液から鉄およびマンガンイオンを除去しうる、それらの例外的
な能力に一部起因していると考えられる。
【0175】 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジア
ミン四酢酸、N‐ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、
エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アン
モニウムおよび置換アンモニウム塩、およびそれらの混合物がある。 アミノホスホネートも、少くとも低レベルの全リンが洗濯洗剤および/または
布帛ケア組成物で許容されるときに本発明の組成物でキレート化剤として使用に
適しており、それにはDEQUESTのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレン
ホスホネート)がある。好ましくは、これらのアミノホスホネートは炭素原子約
7以上のアルキルまたはアルケニル基を含まない。 多官能性置換芳香族キレート化剤も本組成物で有用である。1974年5月2
1日付で発行されたConnorらのUS特許3,812,044参照。このタイプの
好ましい化合物は、酸形の場合、1,2‐ジヒドロキシ‐3,5‐ジスルホベン
ゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0176】 ここで使用上好ましい生分解性キレーターは、1987年11月3日付Hartma
nおよびPerkinsのUS特許4,704,233で記載されたようなエチレンジア
ミン二コハク酸(“EDDS”)、特に〔S,S〕異性体である。 本組成物は、例えばゼオライト、積層シリケートなどのような不溶性ビルダー
と一緒にすると有用なコビルダー、またはキラントとして、水溶性メチルグリシ
ン二酢酸(MGDA)塩(または酸形)も含有してよい。
【0177】 利用されるならば、これらのキレート化剤は本洗濯洗剤および/または布帛ケ
ア組成物の通常約0.1〜約15重量%である。更に好ましくは、利用されるな
らば、キレート化剤はこのような組成物の約0.1〜約3.0重量%である。
【0178】起泡抑制剤 もう1つの任意成分は、シリコーンおよびシリカ‐シリコーン混合物により例
示される起泡抑制剤である。シリコーンはアルキル化ポリシロキサン物質で通常
代表され、シリカはシリカエーロゲル、キセロゲルおよび様々なタイプの疎水性
シリカにより例示される微細形態で通常用いられる。これらの物質は粒子として
配合することができ、起泡抑制剤は水溶性または水分散性で実質上非界面活性の
洗剤不透過性キャリア中で放出しうるように配合されることが有利である。一方
、起泡抑制剤は液体キャリアに溶解または分散させて、1種以上の他成分にスプ
レーすることで適用してもよい。
【0179】 好ましいシリコーン起泡抑制剤は、BartollotaらのUS特許3,933,67
2で開示されている。他の特に有用な起泡抑制剤は自己乳化シリコーン起泡抑制
剤であり、1977年4月28日付で公開されたドイツ特許出願DTOS2,6
46,126で記載されている。このような化合物の例はDow Corningから市販
されているDC‐544であって、これはシロキサン‐グリコールコポリマーで
ある。特に好ましい起泡抑制剤は、シリコーン油および2‐アルキル‐アルカノ
ールの混合物からなる起泡抑制剤系である。適切な2‐アルキル‐アルカノール
は、商品名Isofol12Rで市販されている2‐ブチルオクタノールである。 このような起泡抑制剤系は、1992年11月10日付で出願された同時係属
欧州特許出願N92870174.7で記載されている。 特に好ましいシリコーン起泡抑制剤は、同時係属欧州特許出願N゜92201
649.8で記載されている。上記組成物はAerosilのような溶融無孔質シリ
カと組み合せたシリコーン/シリカ混合物を含むことができる。
【0180】 上記された起泡抑制剤は、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.0
1〜1重量%のレベルで通常用いられる。
【0181】保存剤 本洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、1種以上の保存剤も場合により
含有してよい。保存剤の機能は、その洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物並
びにその組成物で処理された布帛において生物/微生物が繁殖および増殖しない
ようにすることである。このような保存剤の不在下において、生物/微生物は本
洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物で処理された布帛で増殖しうるが、その
理由は有意量の炭水化物/糖が処理後も布帛に残留することがあるためである。 布帛の消毒は、抗微生物物質、例えば抗菌性ハロゲン化化合物、四級化合物お
よびフェノール系化合物を含有した本発明の組成物により行える。本発明による
使用に適した保存剤には以下があるが、それらに限定されない。
【0182】 広域スペクトル保存剤、例えば細菌(グラム陽性およびグラム陰性の双方)お
よび真菌の双方で有効なものを用いることが好ましい。限定スペクトル保存剤、
例えば単一グループの微生物、例えば真菌のみに有効なものは、相補的および/
または補足的な活性を有する広域スペクトル保存剤または他の限定スペクトル保
存剤と併用することができる。広域スペクトル保存剤の混合物も使える。特定グ
ループの微生物汚染物が問題となる一部の場合(例えばグラム陰性)には、アミ
ノカルボキシレートキレーターも、単独で、または他の保存剤と一緒に増強剤と
して用いてよい。例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチ
レンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、他のアミノカルボキシレー
トキレーター、それらの混合物、およびそれらの塩、並びにそれらの混合物を含
めたこれらのキレーターは、グラム陰性菌、特にPseudomonas種に対する保存効
力を増加させることができる。 本発明で有用な抗微生物保存剤には、殺生物化合物、即ち微生物を殺す物質、
または静生物化合物、即ち微生物の増殖を阻止および/または調節する物質があ
る。
【0183】 (1)有機イオウ化合物 本発明で使用上好ましい水溶性保存剤は有機イオウ化合物である。本発明で使
用に適した有機イオウ化合物の一部非制限例は以下である:
【0184】 (a)3‐イソチアゾロン化合物 好ましい保存剤は、下記式を有する3‐イソチアゾロン基を含んだ抗微生物有
機保存剤である:
【化13】 上記式中、Yは炭素原子約1〜約18の非置換アルキル、アルケニルまたはアル
キニル基、約三〜約六炭素環および炭素原子12以内の非置換または置換シクロ
アルキル基、炭素原子約10以内の非置換または置換アルアルキル基、あるいは
炭素原子約10以内の非置換または置換アリール基である; Rは水素、ハロゲンまたは(C‐C)アルキル基である;および Rは水素、ハロゲンまたは(C‐C)アルキル基である。 好ましくは、Yがメチルまたはエチルであるとき、RおよびRは双方とも
水素であってはならない。その化合物を塩酸、硝酸、硫酸などのような酸と反応
させることで形成されたこれら化合物の塩も適切である。
【0185】 このクラスの化合物は1981年5月5日付で発行されたLewisらのUS特許
4,265,899で開示されており、参考のため本明細書に組み込まれる。上
記化合物の例は、5‐クロロ‐2‐メチル‐4‐イソチアゾリン‐3‐オン、2
‐n‐ブチル‐3‐イソチアゾロン、2‐ベンジル‐3‐イソチアゾロン、2‐
フェニル‐3‐イソチアゾロン、2‐メチル‐4,5‐ジクロロイソチアゾロン
、5‐クロロ‐2‐メチル‐3‐イソチアゾロン、2‐メチル‐4‐イソチアゾ
リン‐3‐オンおよびそれらの混合物である。好ましい保存剤は5‐クロロ‐2
‐メチル‐4‐イソチアゾリン‐3‐オンおよび2‐メチル‐4‐イソチアゾリ
ン‐3‐オンの水溶性混合物、更に好ましくは約77%の5‐クロロ‐2‐メチ
ル‐4‐イソチアゾリン‐3‐オンおよび約23%の2‐メチル‐4‐イソチア
ゾリン‐3‐オンの混合物、Rohm and Haas Companyにより商品名KathonCG
で1.5%水溶液として市販されている広域スペクトル保存剤である。 Kathonが本発明で保存剤として用いられるとき、それは組成物の約0.00
01〜約0.01重量%、好ましくは約0.0002〜約0.005%、更に好
ましくは約0.0003〜約0.003%、最も好ましくは約0.0004〜約
0.002%のレベルで存在する。
【0186】 他のイソチアゾリン類には、商品名Proxel製品で市販されている1,2‐ベ
ンゾイソチアゾリン‐3‐オン、および商品名Promexalで市販されている2‐
メチル‐4,5‐トリメチレン‐4‐イソチアゾリン‐3‐オンがある。Proxel
およびPromexal双方はZenecaから市販されている。それらは広いpH範囲(即ち
4〜12)で安定性を有している。いずれも活性ハロゲンを含まず、ホルムアル
デヒド放出保存剤でもない。ProxelおよびPromexal双方は、使用組成物の約0.
001〜約0.5重量%、好ましくは約0.005〜約0.05%、最も好まし
くは約0.01〜約0.02%のレベルで用いられたときに、典型的なグラム陰
性および陽性細菌、真菌および酵母に対して有効である。
【0187】 (b)ナトリウムピリチオン もう1つの好ましい有機イオウ保存剤は、約50%の水溶解度を有するナトリ
ウムピリチオンである。ナトリウムピリチオンが本発明で保存剤として用いられ
るとき、それは典型的には使用組成物の約0.0001〜約0.01重量%、好
ましくは約0.0002〜約0.005%、更に好ましくは約0.0003〜約
0.003%のレベルで存在する。 好ましい有機イオウ化合物の混合物も本発明で保存剤として使える。
【0188】 (2)ハロゲン化化合物 本発明で使用上好ましい保存剤はハロゲン化化合物である。本発明で使用に適
したハロゲン化化合物の一部非制限例は以下である: Henkelから商品名Bronidox Lとして市販されている5‐ブロモ‐5‐ニト
ロ‐1,3‐ジオキサン。Bronidox Lは水中で約0.46%の溶解度を有す
る。Bronidoxが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には使用組
成物の約0.0005〜約0.02重量%、好ましくは約0.001〜約0.0
1%のレベルで存在する。
【0189】 Inolexから商品名Bronopolとして市販されている2‐ブロモ‐2‐ニトロプ
ロパン‐1,3‐ジオールが、本発明で保存剤として使える。Bronopolは水中で
約25%の溶解度を有する。Bronopolが本発明で保存剤として用いられるとき、
それは典型的には使用組成物の約0.002〜約0.1重量%、好ましくは約0
.005〜約0.05%のレベルで存在する。
【0190】 クロルヘキシジンとして一般的に知られる1,1′‐ヘキサメチレンビス〔5
‐(p‐クロロフェニル)ビグアニド〕、およびその塩、例えば酢酸およびグル
コン酸との塩が、本発明で保存剤として使える。二グルコン酸塩は水中で約70
%と高度に水溶性であり、二酢酸塩は水中で約1.8%の溶解度を有する。クロ
ルヘキシジンが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には使用組
成物の約0.0001〜約0.04重量%、好ましくは約0.0005〜約0.
01%のレベルで存在する。
【0191】 クロロブタノールとして一般的に知られる水溶解度約0.8%の1,1,1‐
トリクロロ‐2‐メチルプロパン‐2‐オール;クロロブタノールの典型的な有
効レベルは使用組成物の約0.1〜約0.5重量%である。
【0192】 水溶解度約50%の4,4′‐(トリメチレンジオキシ)ビス(3‐ブロモベ
ンザミジン)ジイセチオネートまたはジブロモプロパミジン;ジブロモプロパミ
ジンが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には使用組成物の約
0.0001〜約0.05重量%、好ましくは約0.0005〜約0.01%の
レベルで存在する。 好ましいハロゲン化化合物の混合物も本発明で保存剤として使える。
【0193】 (3)環式有機窒素化合物 本発明で使用上好ましい水溶性保存剤は環式有機窒素化合物である。本発明で
使用に適した環式有機窒素化合物の一部非制限例は以下である: (a)イミダゾリジンジオン化合物 本発明で使用上好ましい保存剤はイミダゾリジオン化合物である。本発明で使
用に適したイミダゾリジンジオン化合物の一部非制限例は以下である: 例えばLonzaから Glydantとして市販されている、ジメチロールジメチルヒ
ダントインまたはDMDMヒダントインとして一般的に知られた1,3‐ビス(
ヒドロキシメチル)‐5,5‐ジメチル‐2,4‐イミダゾリジンジオン。DM
DMヒダントインは水中で50%以上の水溶解度を有し、主に細菌に有効である
。DMDMヒダントインが用いられるとき、それはKathon CGまたはホルム
アルデヒドのような広域スペクトル保存剤と併用されることが好ましい。好まし
い混合物は、Lonzaから商品名Glydant Plusとして市販されている、約95:
5 DMDMヒダントイン対3‐ブチル‐2‐ヨードプロピニルカルバメート混
合物である。Glydant Plusが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典
型的には使用組成物の約0.005〜約0.2重量%のレベルで存在する。
【0194】 Sutton Laboratories,Inc.(Sutton)から商品名Germall IIとして市販されて
いる、ジアゾリジニル尿素として一般的に知られたN‐〔1,3‐ビス(ヒドロ
キシメチル)‐2,5‐ジオキソ‐4‐イミダゾリジニル〕‐N,N′‐ビス(
ヒドロキシメチル)尿素も、本発明で保存剤として使える。Germall IIが本発
明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には使用組成物の約0.01〜
約0.1重量%のレベルで存在する。 例えば3V‐Sigmaから商品名Abiol、InduchemからUnicide U-13、(Sutto
n)からGermall 115として市販されている、イミダゾリジニル尿素として一般
的に知られたN,N″‐メチレンビス〔N′‐〔1‐(ヒドロキシメチル)‐2
,5‐ジオキソ‐4‐イミダゾリジニル〕尿素〕が、本発明で保存剤として使え
る。イミダゾリジニル尿素が保存剤として用いられるとき、それは典型的には使
用組成物の約0.05〜約0.2重量%のレベルで存在する。 好ましいイミダゾリジンジオン化合物の混合物も本発明で保存剤として使える
【0195】 (b)ポリメトキシ二環式オキサゾリジン もう1つの好ましい水溶性環式有機窒素保存剤は、下記一般式を有するポリメ
トキシ二環式オキサゾリジン:
【化14】 (上記式中nは約0〜約5の値を有する)であって、Huls Americaから商品名Nu
oseptCとして市販されている。NuoseptCが保存剤として用いられるとき、
それは典型的には使用組成物の約0.005〜約0.1重量%のレベルで存在す
る。 好ましい環式有機窒素化合物の混合物も本発明で保存剤として使用できる。
【0196】 (4)低分子量アルデヒド (a)ホルムアルデヒド 本発明で使用上好ましい保存剤はホルムアルデヒドである。ホルムアルデヒド
は広域スペクトル保存剤であって、ホルムアルデヒドの37%水溶液であるホル
マリンとして一般的に市販されている。ホルムアルデヒドが本発明で保存剤とし
て用いられるとき、典型的レベルは使用組成物の約0.003〜約0.2重量%
、好ましくは約0.008〜約0.1%、更に好ましくは約0.01〜約0.0
5%である。
【0197】 (b)グルタルアルデヒド 本発明で使用上好ましい保存剤はグルタルアルデヒドである。グルタルアルデ
ヒドは、水中25〜50%溶液として一般的に市販されている、水溶性の広域ス
ペクトル保存剤である。グルタルアルデヒドが本発明で保存剤として用いられる
とき、それは典型的には使用組成物の約0.005〜約0.1重量%、好ましく
は約0.01〜約0.05%のレベルで存在する。
【0198】 (5)四級化合物 本発明で使用上好ましい保存剤はカチオン性および/または四級化合物である
。このような化合物には、下記一般式を有するポリヘキサメチレンビグアニドと
しても知られるポリアミノプロピルビグアニドがある: HCl・NH‐(CH‐〔‐(CH‐NH‐C(=NH)‐NH
‐C(=NH・HCl)‐NH‐(CH‐〕‐(CH‐NH‐C
(=NH)‐NH・CN ポリアミノプロピルビグアニドは、ICI Americas,Inc.から商品名Cosmocil
CQまたはBrooks,Inc.から商品名Mikrokillで20%水溶液として市販さ
れている、水溶性の広域スペクトル保存剤である。 例えばDow Chemicalから商品名Dowicil 200として市販されている1‐(3‐
クロルアリル)‐3,5,7‐トリアザ‐1‐アゾニアアダマンタンクロリドが
有効な四級アンモニウム保存剤であって、それは水に易溶性であるが、しかしな
がらそれは変色(黄変)する傾向を有しており、したがって高度には好ましくな
い。 好ましい四級アンモニウム化合物の混合物も本発明で保存剤として使える。 四級アンモニウム化合物が本発明で保存剤として用いられるとき、それらは典
型的には使用組成物の約0.005〜約0.2重量%、好ましくは約0.01〜
約0.1%のレベルで存在する。
【0199】 (6)デヒドロ酢酸 本発明で使用上好ましい保存剤はデヒドロ酢酸である。デヒドロ酢酸は好まし
くはナトリウムまたはカリウム塩の形をした広域スペクトル保存剤であり、その
ためそれは水溶性である。この保存剤は、殺生物保存剤というよりも、静生物保
存剤として作用する。デヒドロ酢酸が保存剤として用いられるとき、それは典型
的には使用組成物の約0.005〜約0.2重量%、好ましくは約0.008〜
約0.1%、更に好ましくは約0.01〜約0.05%のレベルで用いられる。
【0200】 (7)フェニルおよびフェノール系化合物 本発明で使用に適したフェニルおよびフェノール系化合物の一部非制限例は以
下である: 水溶解度約16%のプロパミジンイセチオネートとして一般的に知られる4,
4′‐ジアミジノ‐α,ω‐ジフェノキシプロパンジイセチオネート;ヘキサミ
ジンイセチオネートとして一般的に知られる4,4′‐ジアミジノ‐α,ω‐ジ
フェノキシヘキサンジイセチオネート。これらの塩の典型的な有効レベルは使用
組成物の約0.0002〜約0.05重量%である。 他の例は、水溶解度約4%のベンジルアルコール、水溶解度約2%の2‐フェ
ニルエタノール、および水溶解度約2.67%の2‐フェノキシエタノールであ
り、これらフェニルおよびフェノキシアルコールの典型的な有効レベルは使用組
成物の約0.1〜約0.5重量%である。
【0201】 (8)それらの混合物
【0202】 エタノールおよび/またはイソプロパノールのような揮発性低分子量一価アル
コールは本発明の組成物に意図的に加えられないか、または本質的に加えられな
いことが好ましく、その理由はこれらの揮発性有機化合物が可燃性問題および環
境汚染問題の双方に関与するからである。少量の低分子量一価アルコールが、香
料および保存剤用の安定剤のようなものへのこれらアルコールの添加のせいで、
本発明の組成物中に存在するならば、一価アルコールのレベルは約5重量%未満
、好ましくは約3%未満、更に好ましくは約1%未満であることが好ましい。
【0203】 (9)それらの混合物 本発明の保存剤は広範囲の微生物を抑制するために混合物で使える。静菌効果
は、組成物pHを酸性pH、例えば約pH4未満、好ましくは約pH3未満、ま
たは塩基性pH、例えば約10以上、好ましくは約11以上に調整することで、
水性組成物で時どき得られる。
【0204】 (10)好ましい保存剤 好ましくは、本発明の組成物で用いられる保存剤は、イソチアゾロン類、ブロ
ノポール、ヒダントイン類、オキサゾリジン類、グルタルアルデヒド、イセチオ
ネート類、クァット類(ベンザルコニウム類)およびそれらの混合物からなる群
より選択される。
【0205】その他 汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白剤、研磨剤、殺菌剤、曇り抑制剤、着色剤
および/または封入または非封入香料のような他の成分も使える。 特に適切な封入物質は、GB1,464,616で記載されたような多糖およ
びポリヒドロキシ化合物のマトリックスからなる水溶性カプセルである。 他の適切な水溶性封入物質には、US3,455,838で記載されたような
、置換ジカルボン酸の非ゼラチン化デンプン酸エステルから誘導されたデキスト
リンがある。これらの酸エステルデキストリンは、好ましくは、ワキシーメイズ
、ワキシーモロコシ、サゴ、タピオカおよびポテトのようなデンプンから製造さ
れる。上記封入物質の適切な例には、National Starch製のN‐Lokがある。
N‐Lok封入物質は改質メイズスターチおよびグルコースからなる。デンプン
は無水オクテニルコハク酸のような一官能性置換基を加えることにより改質され
る。
【0206】 ここで適した再付着防止および汚れ懸濁剤には、メチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導
体、およびホモもしくはコポリマーポリカルボン酸またはそれらの塩がある。こ
のタイプのポリマーには、ビルダーとして既に記載されたポリアクリレートおよ
び無水マレイン酸‐アクリル酸コポリマー、並びに無水マレイン酸とエチレン、
メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーがあり、無水マレイン
酸はコポリマーの少くとも20モル%を占めている。これらの物質は、通常組成
物の0.5〜10重量%、更に好ましくは0.75〜8重量%、最も好ましくは
1〜6重量%のレベルで用いられる。
【0207】 好ましい蛍光増白剤は性質上アニオン性であり、その例は4,4′‐ビス(2
‐ジエタノールアミノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2‐モルホリ
ノ‐4‐アニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐
ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリア
ジン‐6‐イルアミノ)スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4
′,4″‐ビス(2,4‐ジアニリノ‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ)スチ
ルベン‐2‐スルホン酸一ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(
N‐メチル‐N‐2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルア
ミノ〕スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス(4
‐フェニル‐2,1,3‐トリアゾール‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジ
スルホン酸二ナトリウム、4,4′‐ビス〔2‐アニリノ‐4‐(1‐メチル‐
2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐s‐トリアジン‐6‐イルアミノ〕スチルベン
‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム、2‐スチルビル‐4″‐(ナフト‐1
′,2′,4,5)‐1,2,3‐トリアゾール‐2″‐スルホン酸ナトリウム
および4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニルである。高度に好まし
い増白剤は、同時係属欧州特許出願95201943.8の特定の増白剤である
【0208】 他の有用なポリマー物質はポリエチレングリコール、特に分子量1000〜1
0000、更に具体的には2000〜8000、最も好ましくは約4000のも
のである。これらは0.20〜5重量%、更に好ましくは0.25〜2.5%の
レベルで用いられる。これらのポリマー、および既に記載されたホモまたはコポ
リマーポリカルボキシレート塩は、白さ維持、布帛アッシュ付着性(fabric ash
deposition)、および遷移金属不純物の存在下で土、タンパク質および酸化性汚
れに対するクリーニング性能を改善する上で有益である。
【0209】 本発明の組成物で有用な汚れ放出剤は、慣用的には、様々な配置をとるテレフ
タル酸とエチレングリコールおよび/またはプロピレングリコール単位とのコポ
リマーまたはターポリマーである。このようなポリマーの例は、一般譲渡された
US特許4116885および4711730、および欧州公開特許出願0,2
72,033で開示されている。EP‐A‐0,272,033による特に好ま
しいポリマーは下記式を有している: (CH(PEG)430.75(POH)0.25〔(T‐PO)2.8 (T‐PEG)0.4 〕T(POH)0.25((PEG)43CH0.75 上記式中PEGは‐(OC)O‐、POは(OCO)、およびTは
(pcOCCO)である。
【0210】 ジメチルテレフタレート、ジメチルスルホイソフタレート、エチレングリコー
ルおよび1,2‐プロパンジオールのランダムコポリマーとして修飾ポリエステ
ルも非常に有用であり、末端基は主にスルホベンゾエート、および二次的にエチ
レングリコールおよび/またはプロパンジオールのモノエステルからなる。目的
はスルホベンゾエート基により両末端でキャップ化されたポリマーを得ることで
あり、本関係においては“主に”上記コポリマーのほとんどがスルホベンゾエー
ト基で末端キャップ化されている。しかしながら、一部のコポリマーは完全には
キャップ化されておらず、したがってそれらの末端基はエチレングリコールおよ
び/またはプロパン‐1,2‐ジオールのモノエステルからなっていてもよく、
“二次的に”このような種からなる。 ここで選択されるポリエステルは約46重量%のジメチルテレフタル酸、約1
6重量%のプロパン‐1,2‐ジオール、約10重量%のエチレングリコール、
約13重量%のジメチルスルホ安息香酸および約15重量%のスルホイソフタル
酸を含んでおり、約3000の分子量を有する。ポリエステルおよびそれらの製
造方法は、EPA311,342で詳細に記載されている。
【0211】 水道水中の遊離塩素が洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中に含まれた酵
素を急速に不活化することは、当業界で周知である。したがって、処方物中に全
組成物の0.1重量%以上のレベルでペルボレート、硫酸アンモニウム、亜硫酸
ナトリウムまたはポリエチレンイミンのような塩素スカベンジャーを用いたとき
には、洗剤酵素の改善されたスルー・ザ・ウォッシュ(throuth the wash)安定
性をもたらす。塩素スカベンジャーを含む組成物は、1992年1月31日付で
出願された欧州特許出願92870018.6で記載されている。
【0212】 ポリアクリレートから製造されたようなアルコキシル化ポリカルボキシレート
は、追加の脂肪除去性能を発揮させるためにここでは有用である。このような物
質は、参考のため本明細書に組み込まれるWO91/08281およびPCT9
0/01815の第4頁以降で記載されている。化学的に、これらの物質は7〜
8つのアクリレート単位毎に1つのエトキシ側鎖を有したポリアクリレートから
なる。側鎖は式‐(CHCHO)(CHCHからなり、ここでm
は2〜3、nは6〜12である。側鎖はポリアクリレート“主鎖”にエステル結
合されて、“コーム”(comb)ポリマータイプ構造を形成している。分子量は様々
であるが、典型的には約2000〜約50,000の範囲内である。このような
アルコキシル化ポリカルボキシレートは、本組成物の約0.05〜約10重量%
である。
【0213】洗浄方法 本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物は、浸漬法、前処理法、別の
すすぎ補助組成物を加えてもよいすすぎステップを伴う方法、および後処理方法
を含めて、本質的にいかなる洗浄、クリーニングおよび/または布帛ケア方法で
用いてもよい。前処理の例は、トランスフェラーゼおよび/またはそれに対応し
た酵素基質を含有した前処理組成物で布帛を処理することからなる。このステッ
プは洗濯機または器で先に行っても、あるいはこの前処理組成物は布帛上にスプ
レーしてもよい。場合により、前処理された布帛は乾燥されてから、従来の洗濯
洗剤および/または布帛ケア組成物(本発明のトランスフェラーゼも基質も含ま
ない)で洗浄/処理される。後処理の例は、従来の洗濯洗剤および/または布帛
ケア組成物(本発明のトランスフェラーゼも基質も含まない)で布帛を洗浄/処
理することからなる。場合により、布帛が乾燥される。次いで、布帛はトランス
フェラーゼおよび/またはそれに対応した酵素基質を含有した後処理組成物で処
理される。トランスフェラーゼおよび/またはそれに対応した酵素基質は、洗浄
サイクルの最後に用いられるすすぎ組成物中に配合してもよい。 他の例では、酵素および基質は異なる組成物に含有させ、および/または異な
るステップで加える。例えば、前処理または後処理組成物ではもっぱらトランス
フェラーゼ酵素および/またはそれに対応した酵素基質を含有し、従来の洗濯洗
剤および/または布帛ケア組成物ではもっぱら対応する酵素基質またはトランス
フェラーゼ酵素を含有している。 ここで記載されたプロセスは常法で布帛を洗濯液と接触させることからなり、
以下で例示されている。本発明のプロセスは、便宜上クリーニングプロセスの過
程で行われる。クリーニングの方法は、好ましくは5〜95℃、特に10〜60
℃で行われる。処理溶液のpHは、好ましくは7〜12である。
【0214】 下記例は本発明の組成物を例示するための意味であり、必ずしも本発明の範囲
を制限したりまたは限定するような意味ではない。 洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物において、酵素のレベルは全組成物の
重量により純粋酵素で表示されており、別記されないかぎり、洗剤成分は全組成
物の重量で表示されている。そこで略記された成分表示は下記意味を有している
: LAS :ナトリウム直鎖C11-13アルキルベンゼンスルホネート TAS :ナトリウムタローアルキルサルフェート CxyAS :ナトリウムC1x‐C1Yアルキルサルフェート CxySAS:ナトリウムC1X‐C1Y二級(2,3)アルキルサルフェート CxyEz :平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1X‐C1Yで主に直鎖の一級アルコール CxyEzS:平均zモルのエチレンオキシドと縮合された C1X‐C1Yナトリウムアルキルサルフェート QAS :R2+(CH32(C24OH)(R2=C12‐C14) QAS1 :R2+(CH32(C24OH)(R2=C8‐C11) APA :C8-10アミドプロピルジメチルアミン 石鹸 :獣脂およびココナツ脂肪酸の80/20混合物から誘導される ナトリウム直鎖アルキルカルボキシレート STS :ナトリウムトルエンスルホネート CFAA :C12‐C14アルキルN‐メチルグルカミド TFAA :C16‐C18アルキルN‐メチルグルカミド TPKFA :C12‐C14トップドホールカット(topped whole cut)脂肪酸 DEQA :ジ(タローオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド DEQA(2):ジ(ソフトタローイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメチル アンモニウムメチルサルフェート DTDMAMS:ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート SDASA :1:2比のステアリルジメチルアミン:トリプル・プレスド (triple pressed)ステアリン酸 シリケート :非晶質ケイ酸ナトリウム (SiO2:Na2O比=1.6‐3.2) ゼオライトA:0.1〜10μm範囲の主粒径を有する 式Na12(AlO2SiO2)12・27H2Oの水和ナトリウム アルミノシリケート(無水ベースで重量表示) Na‐SKS‐6:式δ‐Na2Si25の結晶積層シリケート シトレート :425〜850μmの粒径分布を有する、活性86.4%の クエン酸三ナトリウム二水和物 クエン酸 :無水クエン酸 ボレート :ホウ酸ナトリウム 炭酸塩 :粒径200〜900μmの無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩 :粒径分布400〜1200μmの無水炭酸水素ナトリウム サルフェート:無水硫酸ナトリウム 硫酸Mg :無水硫酸マグネシウム STPP :トリポリリン酸ナトリウム TSPP :ピロリン酸四ナトリウム MA/AA :4:1アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約70,000〜80,000 MA/AA1:6:4アクリレート/マレエートのランダムコポリマー 平均分子量約10,000 AA :平均分子量4500のポリアクリル酸ナトリウムポリマー PB1 :実験式NaBO2・H22の無水過ホウ酸ナトリウム一水和物 PB4 :実験式NaBO2・3H2O・H22の 過ホウ酸ナトリウム四水和物 ペルカーボネート:実験式2Na2CO3・3H22の無水過炭酸ナトリウム TAED :テトラアセチルエチレンジアミン NOBS :ナトリウム塩形のノナノイルオキシベンゼンスルホネート NACA‐OBS:(6‐ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート DTPA :ジエチレントリアミン五酢酸 HEDP :1,1‐ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP:Monsantoから商品名Dequest 2060で販売されている ジエチルトリアミンペンタ(メチレン)ホスホネート EDDS :エチレンジアミン‐N,N′‐二コハク酸そのナトリウム塩形の (S,S)異性体 光活性化ブリーチ:デキストリン可溶性ポリマー中に封入されたスルホン化亜鉛 フタロシアニン 光活性化ブリーチ1:デキストリン可溶性ポリマー中に封入されたスルホン化 アルミノフタロシアニン プロテアーゼ:Novo Nordisk A/Sから商品名Savinase、Alcalase、Durazymで 販売されているタンパク質分解酵素;Gist-Brocadesから販売さ れているMaxacal、Maxapem;および特許WO91/06637 および/またはWO95/10591および/または EP251446で記載されたプロテアーゼ アミラーゼ :Genencorから商品名Purafact Ox AmRで販売されているWO94 /18314、WO96/05295で記載されたデンプン分解 酵素;すべてNovo Nordisk A/Sから市販されているTermamylR、 FungamylRおよびDuramylR;およびWO95/26397で記載 されたもの リパーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Lipolase、Lipolase Ultraで販売 されている脂肪分解酵素、およびGist-BrocadesによるLipomax CBD‐トランスフェラ−ゼ:Sigmaから商品名Cellulose Binding Domainで 販売されている、Clostridium cellulovoransからのCBD Cellulozomeに、SigmaからのPEG(NPC)2MW3400 により連結されている;Sigmaから商品名dextransucraseで 販売されているトランスフェラ−ゼEC2.4.1.5; Novo Nordisk A/Sから商品名Transglutaminaseで販売されている トランスフェラ−ゼEC2.3.2.13および/またはNovo Nordisk A/Sから商品名Toruzymeで販売されているトランスフェラ−ゼ EC2.4.1.19;および/または:Novo Nordisk A/Sから商品名 Carezymeで販売されているセルロース分解酵素のCBDに、 Humicola insolensファミリー45セルラーゼリンカーにより 連結された、Sigmaから商品名dextransucraseで販売されている トランスフェラ−ゼEC2.4.1.5 基質 :マルトース、例えばSigma販売のMaltose M5885および/または デンプン、例えばSigma販売のYES2760;アミノ酸、ジ/トリ/ ポリペプチドおよび/またはタンパク質および/またはシクロ デキストリン(α、β、γ)および/またはスクロース セルラーゼ :Novo Nordisk A/Sから商品名Carezyme、Celluzymeおよび/また
は Endolaseで販売されているセルロース分解酵素 CMC :ナトリウムカルボキシメチルセルロース PVP :平均分子量60,000のポリビニルポリマー PVNO :平均分子量50,000のポリビニルピリジン‐N‐オキシド PVPVI :平均分子量20,000のビニルイミダゾールおよび ビニルピロリドンのコポリマー 増白剤1 :4,4′‐ビス(2‐スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム
増白剤2 :4,4′‐ビス(4‐アニリノ‐6‐モルホリノ‐1,3,5‐ トリアジン‐2‐イル)スチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二 ナトリウム シリコーン消泡剤:10:1〜100:1のフォーム調整剤対分散剤の比率で、 分散剤としてシロキサンオキシアルキレンコポリマーを配合し た、ポリジメチルシロキサンフォーム調整剤 起泡抑制剤 :顆粒形の、12%シリコーン/シリカ、18%ステアリル アルコール、70%デンプン 不透明剤 :BASF Aktiengesellschaftから商品名Lytron 621で販売され ている水ベースモノスチレンラテックス混合物 SRP1 :アニオン性末端キャップ化ポリエステル SRP2 :ジエトキシル化ポリ(1,2‐プロピレンテレフタレート) 短ブロックポリマー QEA :ビス〔(C25O)(C24O)n〕(CH3)‐N+‐C612‐N+‐ (CH3) ビス〔(C25O)(C24O)〕n(n=20〜30) PEI :1800の平均分子量および窒素あたり7エチレンオキシ残基の 平均エトキシル化度を有したポリエチレンイミン SCS :ナトリウムクメンスルホネート HMWPEO:高分子量ポリエチレンオキシド PEGx :分子量xのポリエチレングリコール PEO :平均分子量5000のポリエチレンオキシド TEPAE :テトラエチレンペンタアミンエトキシレート
【0215】例1 下記の高密度洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI
LAS 8.0 8.0 8.0 2.0 6.0 6.0 TAS - 0.5 - 0.5 1.0 0.1 C46(S)AS 2.0 2.5 - - - - C25AS - - - 7.0 4.5 5.5 C68AS 2.0 5.0 7.0 - - - C25E5 - - 3.4 10.0 4.6 4.6 C25E7 3.4 3.4 1.0 - - - C25E3S - - - 2.0 5.0 4.5 QAS - 0.8 - - - - QAS1 - - - 0.8 0.5 1.0 ゼオライトA 18.1 18.0 14.1 18.1 20.0 18.1 クエン酸 - - - 2.5 - 2.5 炭酸塩 13.0 13.0 27.0 10.0 10.0 13.0 Na‐SKS‐6 - - - 10.0 - 10.0 シリケート 1.4 1.4 3.0 0.3 0.5 0.3 シトレート - 1.0 - 3.0 - - サルフェート 26.1 26.1 26.1 6.0 - - 硫酸Mg 0.3 - - 0.2 - 0.2 MA/AA 0.3 0.3 0.3 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.2 0.2 0.2 0.4 0.4 PB4 9.0 9.0 5.0 - - - ペルカーボネート - - - - 18.0 18.0 TAED 1.5 0.4 1.5 - 3.9 4.2 NACA‐OBS - 2.0 1.0 - - - DETPMP 0.25 0.25 0.25 0.25 - - SRP1 - - - 0.2 - 0.2 EDDS - 0.25 0.4 - 0.5 0.5 CFAA - 1.0 - 2.0 - - HEDP 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 QEA - - - 0.2 - 0.5 CBD-トランスフェラーゼ 1.0 0.1 0.05 0.02 0.1 0.5 基質 0.1 - 5.0 - 10.0 15.0 プロテアーゼ 0.009 0.009 0.01 0.04 0.05 0.03 アミラーゼ 0.002 0.002 0.002 0.006 0.008 0.008 セルラーゼ 0.0007 - - 0.0007 0.0007 0.0007
リパーゼ 0.006 - - 0.01 0.01 0.01 光活性化ブリーチ(ppm) 15 15 15 - 20 20 PVNO/PVPVI - - - 0.1 - - 増白剤1 0.09 0.09 0.09 - 0.09 0.09 香料 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 0.4 シリコーン消泡剤 0.5 0.5 0.5 - 0.3 0.3 密度g/L 850 850 850 850 850 850 その他 100%まで
【0216】例2 ヨーロッパ式機械洗浄条件下で特に有用な下記の顆粒洗濯洗剤組成物を本発明
に従い調製した: II III IV VI
LAS 5.5 7.5 5.0 5.0 6.0 7.0 TAS 1.25 1.9 - 0.8 0.4 0.3 C24AS/C25AS - 2.2 5.0 5.0 5.0 2.2 C25E3S - 0.8 1.0 1.5 3.0 1.0 C45E7 3.25 - - - - 3.0 TFAA - - 2.0 - - - C25E5 - 5.5 - - - - QAS 0.8 - - - - - QAS1 - 0.7 1.0 0.5 1.0 0.7 STPP 19.7 - - - - - ゼオライトA - 19.5 25.0 19.5 20.0 17.0 NaSKS-6/クエン酸(79:21) - 10.6 - 10.6 - - Na‐SKS‐6 - - 9.0 - 10.0 10.0 炭酸塩 6.1 21.4 9.0 10.0 10.0 18.0 重炭酸塩 - 2.0 7.0 5.0 - 2.0 シリケート 6.8 - - 0.3 0.5 - シトレート - - 4.0 4.0 - - サルフェート 39.8 - - 5.0 - 12.0 硫酸Mg - - 0.1 0.2 0.2 - MA/AA 0.5 1.6 3.0 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.4 1.0 1.0 0.4 0.4 PB4 5.0 12.7 - - - - ペルカーボネート - - - - 18.0 15.0 TAED 0.5 3.1 - - 5.0 - NACA‐OBS 1.0 3.5 - - - 2.5 DETPMP 0.25 0.2 0.3 0.4 - 0.2 HEDP - 0.3 - 0.3 0.3 0.3 QEA - - 1.0 1.0 1.0 - CBD-トランスフェラーゼ 0.02 1.5 0.1 0.5 0.0008 0.02 基質 ‐ 0.1 5.0 10.0 12.0 0.1 プロテアーゼ 0.009 0.03 0.03 0.05 0.05 0.02 リパーゼ 0.003 0.003 0.006 0.006 0.006 0.004 セルラーゼ 0.0006 0.0006 0.0005 0.0005 0.0007 0.0007
アミラーゼ 0.002 0.002 0.006 0.006 0.01 0.003 PVNO/PVPVI - - 0.2 0.2 - - PVP 0.9 1.3 - - - 0.9 SRP1 - - 0.2 0.2 0.2 - 光活性化ブリーチ(ppm) 15 27 - - 20 20 光活性化ブリーチ(1)(ppm) 15 - - - - - 増白剤1 0.08 0.2 - - 0.09 0.15 増白剤2 - 0.04 - - - - 香料 0.3 0.5 0.4 0.3 0.4 0.3 シリコーン消泡剤 0.5 2.4 0.3 0.5 0.3 2.0 密度g/L 750 750 750 750 750 750 その他 100%まで
【0217】例3 ヨーロッパ式機械洗浄条件下で特に有用な下記の洗剤組成物を本発明に従い調
製した: II III IV
ブローンパウダー(Blown Powder): LAS 6.0 5.0 11.0 6.0 TAS 2.0 ‐ ‐ 2.0 ゼオライトA 24.0 ‐ ‐ 20.0 STPP ‐ 27.0 24.0 ‐ サルフェート 4.0 6.0 13.0 ‐ MA/AA 1.0 4.0 6.0 2.0 シリケート 1.0 7.0 3.0 3.0 CMC 1.0 1.0 0.5 0.6 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 シリコーン消泡剤 1.0 1.0 1.0 0.3 DETPMP 0.4 0.4 0.2 0.4 スプレーオン: 増白剤 0.02 ‐ ‐ 0.02 C45E7 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E2 2.5 2.5 2.0 ‐ C45E3 2.6 2.5 2.0 ‐ 香料 0.5 0.3 0.5 0.2 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: QEA ‐ ‐ ‐ 1.0 EDDS 0.3 ‐ ‐ ‐ サルフェート 2.0 3.0 5.0 10.0 炭酸塩 6.0 13.0 15.0 14.0 クエン酸 2.5 ‐ ‐ 2.0 QAS1 0.5 ‐ ‐ 0.5 Na‐SKS‐6 10.0 ‐ ‐ ‐ ペルカーボネート 18.5 ‐ ‐ ‐ PB4 ‐ 18.0 10.0 21.5 TAED 2.0 2.0 ‐ 2.0 NACA‐OBS 3.0 2.0 4.0 ‐ CBD‐トランスフェラーゼ 0.005 1.0 0.1 0.2 基質 ‐ 0.1 10.0 10.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.004 アミラーゼ 0.003 0.003 0.003 0.006 増白剤1 0.05 ‐ ‐ 0.05
その他 100%まで
【0218】例4 下記の顆粒洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI
ブローンパウダー: LAS 23.0 8.0 7.0 9.0 7.0 7.0 TAS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ C45AS 6.0 6.0 5.0 8.0 ‐ ‐ C45AES ‐ 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ C45E35 ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 4.0 ゼオライトA 10.0 18.0 14.0 12.0 10.0 10.0 MA/AA ‐ 0.5 ‐ ‐ ‐ 2.0 MA/AA1 7.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ AA ‐ 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 サルフェート 5.0 6.3 14.3 11.0 15.0 19.3 シリケート 10.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 炭酸塩 15.0 20.0 10.0 20.7 8.0 6.0 PEG4000 0.4 1.5 1.5 1.0 1.0 1.0 DTPA ‐ 0.9 0.5 ‐ ‐ 0.5 増白剤2 0.3 0.2 0.3 ‐ 0.1 0.3 スプレーオン: C45E7 ‐ 2.0 ‐ ‐ 2.0 2.0 C25E9 3.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ C23E9 ‐ ‐ 1.5 2.0 ‐ 2.0 香料 0.3 0.3 0.3 2.0 0.3 0.3 凝集物: C45AS ‐ 5.0 5.0 2.0 ‐ 5.0 LAS ‐ 2.0 2.0 ‐ ‐ 2.0 ゼオライトA ‐ 7.5 7.5 8.0 ‐ 7.5 炭酸塩 ‐ 4.0 4.0 5.0 ‐ 4.0 PEG4000 ‐ 0.5 0.5 ‐ ‐ 0.5 その他(水など) ‐ 2.0 2.0 2.0 ‐ 2.0 乾燥添加物: QAS ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ クエン酸 ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 ‐ PB4 ‐ ‐ ‐ ‐ 12.0 1.0 PB1 4.0 1.0 3.0 2.0 ‐ ‐ ペルカーボネート ‐ ‐ ‐ ‐ 2.0 10.0 炭酸塩 ‐ 5.3 1.8 ‐ 4.0 4.0 NOBS 4.0 ‐ 6.0 ‐ ‐ 0.6 メチルセルロース 0.2 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ Na‐SKS‐6 8.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ STS ‐ ‐ 2.0 ‐ 1.0 ‐ クメンスルホン酸 ‐ 1.0 ‐ ‐ ‐ 2.0 CBD-トランスフェラーゼ 0.025 0.8 0.5 0.01 0.025 0.8 基質 ‐ 0.1 10.0 5.0 0.02 ‐ プロテアーゼ 0.02 0.02 0.02 0.01 0.02 0.02 リパーゼ 0.004 ‐ 0.004 ‐ 0.004 0.008 アミラーゼ 0.003 ‐ 0.002 ‐ 0.003 ‐ セルラーゼ 0.0005 0.0005 0.0005 0.0007 0.0005 0.0005 PVPVI ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 0.1 PVP ‐ ‐ ‐ ‐ 0.5 ‐ PVNO ‐ ‐ 0.5 0.3 ‐ ‐ QEA ‐ ‐ ‐ ‐ 1.0 ‐ SRP1 0.2 0.5 0.3 ‐ 0.2 ‐ シリコーン消泡剤 0.2 0.4 0.2 0.4 0.1 ‐ 硫酸Mg ‐ ‐ 0.2 ‐ 0.2 ‐ その他 100%まで
【0219】例5 着色衣類の洗浄で特に有用な下記の無ブリーチ洗剤組成物を本発明に従い調製
した: II III ブローンパウダー: ゼオライトA 15.0 15.0 ‐ サルフェート ‐ 5.0 ‐ LAS 3.0 3.0 ‐ DETPMP 0.4 0.5 ‐ CMC 0.4 0.4 ‐ MA/AA 4.0 4.0 ‐ 凝集物: C45AS ‐ ‐ 11.0 LAS 6.0 5.0 ‐ TAS 3.0 2.0 ‐ シリケート 4.0 4.0 ‐ ゼオライトA 10.0 15.0 13.0 CMC ‐ ‐ 0.5 MA/AA ‐ ‐ 2.0 炭酸塩 9.0 7.0 7.0 スプレーオン: 香料 0.3 0.3 0.5 C45E7 4.0 4.0 4.0 C25E3 2.0 2.0 2.0 乾燥添加物: MA/AA ‐ ‐ 3.0 Na‐SKS‐6 ‐ ‐ 12.0 シトレート 10.0 ‐ 8.0 重炭酸塩 7.0 3.0 5.0 炭酸塩 8.0 5.0 7.0 PVPVI/PVNO 0.5 0.5 0.5 CBD-トランスフェラーゼ 0.001 1.0 0.01 基質 0.1 ‐ 5.0 プロテアーゼ 0.03 0.02 0.05 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 セルラーゼ 0.001 0.001 0.001 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 サルフェート ‐ 9.0 ‐ 密度(g/L) 700 700 700 その他 100%まで
【0220】例6 下記の洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV ベース顆粒: ゼオライトA 30.0 22.0 24.0 10.0 サルフェート 10.0 5.0 10.0 7.0 MA/AA 3.0 ‐ ‐ ‐ AA ‐ 1.6 2.0 ‐ MA/AA1 ‐ 12.0 ‐ 6.0 LAS 14.0 10.0 9.0 20.0 C45AS 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AES ‐ 1.0 1.0 ‐ シリケート ‐ 1.0 0.5 10.0 石鹸 ‐ 2.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 10.0 10.0 PEG4000 ‐ 1.0 1.5 ‐ DTPA ‐ 0.4 ‐ ‐ スプレーオン: C25E9 ‐ ‐ ‐ 5.0 C45E7 1.0 1.0 ‐ ‐ C23E9 ‐ 1.0 2.5 ‐ 香料 0.2 0.3 0.3 ‐ 乾燥添加物: 炭酸塩 5.0 10.0 18.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 ‐ 0.3 ‐ CBD-トランスフェラーゼ 1.0 0.01 0.5 0.1 基質 0.1 ‐ 10.0 10.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.02 リパーゼ 0.008 ‐ ‐ 0.008 アミラーゼ 0.002 ‐ ‐ 0.002 セルラーゼ 0.0002 0.0005 0.0005 0.0002 NOBS ‐ 4.0 ‐ 4.5 PB1 1.0 5.0 1.5 6.0 サルフェート 4.0 5.0 ‐ 5.0 SRP1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 ‐ 0.5 0.5 ‐ その他 100%まで
【0221】例7 下記の顆粒洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III ブローンパウダー: ゼオライトA 20.0 ‐ 15.0 STPP ‐ 20.0 ‐ サルフェート ‐ ‐ 5.0 炭酸塩 ‐ ‐ 5.0 TAS ‐ ‐ 1.0 LAS 6.0 6.0 6.0 C68AS 2.0 2.0 ‐ シリケート 3.0 8.0 ‐ MA/AA 4.0 2.0 2.0 CMC 0.6 0.6 0.2 増白剤1 0.2 0.2 0.1 DETPMP 0.4 0.4 0.1 STS ‐ ‐ 1.0 スプレーオン: C45E7 5.0 5.0 4.0 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.1 香料 0.2 0.2 0.3 乾燥添加物: QEA ‐ ‐ 1.0 炭酸塩 14.0 9.0 10.0 PB1 1.5 2.0 ‐ PB4 18.5 13.0 13.0 TAED 2.0 2.0 2.0 QAS ‐ ‐ 1.0 光活性化ブリーチ 15ppm 15ppm 15ppm Na‐SKS‐6 ‐ ‐ 3.0 CBD‐トランスフェラーゼ 0.001 1.0 0.01 基質 ‐ ‐ 5.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.007 リパーゼ 0.004 0.004 0.004 アミラーゼ 0.006 0.006 0.003 セルラーゼ 0.0002 0.0002 0.0005 サルフェート 10.0 20.0 5.0 密度(g/L) 700 700 700 その他 100%まで
【0222】例8 下記の洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III ブローンパウダー: ゼオライトA 15.0 15.0 15.0 サルフェート ‐ 5.0 ‐ LAS 3.0 3.0 3.0 QAS ‐ 1.5 1.5 DETPMP 0.4 0.2 0.4 EDDS ‐ 0.4 0.2 CMC 0.4 0.4 0.4 MA/AA 4.0 2.0 2.0 凝集物: LAS 5.0 5.0 5.0 TAS 2.0 2.0 1.0 シリケート 3.0 3.0 4.0 ゼオライトA 8.0 8.0 8.0 炭酸塩 8.0 8.0 4.0 スプレーオン: 香料 0.3 0.3 0.3 C45E7 2.0 2.0 2.0 C25E3 2.0 ‐ ‐ 乾燥添加物: シトレート 5.0 ‐ 2.0 重炭酸塩 ‐ 3.0 ‐ 炭酸塩 8.0 15.0 10.0 TAED 6.0 2.0 5.0 PB1 14.0 7.0 10.0 PEO ‐ ‐ 0.2 ベントナイト粘土 ‐ ‐ 10.0 CBD‐トランスフェラーゼ 0.025 0.5 0.1 基質 0.01 ‐ 12.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 セルラーゼ 0.001 0.001 0.001 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 サルフェート ‐ 3.0 ‐ 密度(g/L) 850 850 850 その他 100%まで
【0223】例9 下記の洗剤組成物を本発明に従い調製した: II III IV
LAS 18.0 14.0 24.0 20.0 QAS 0.7 1.0 ‐ 0.7 TFAA ‐ 1.0 ‐ ‐ C23E56.5 ‐ ‐ 1.0 ‐ C45E7 ‐ 1.0 ‐ ‐ C45E3S 1.0 2.5 1.0 ‐ STPP 32.0 18.0 30.0 22.0 シリケート 9.0 5.0 9.0 8.0 炭酸塩 11.0 7.5 10.0 5.0 重炭酸塩 ‐ 7.5 ‐ ‐ PB1 3.0 1.0 ‐ ‐ PB4 ‐ 1.0 ‐ ‐ NOBS 2.0 1.0 ‐ ‐ DETPMP ‐ 1.0 ‐ ‐ DTPA 0.5 ‐ 0.2 0.3 SRP1 0.3 0.2 ‐ 0.1 MA/AA 1.0 1.5 2.0 0.5 CMC 0.8 0.4 0.4 0.2 PEI ‐ ‐ 0.4 ‐ サルフェート 20.0 10.0 20.0 30.0 硫酸Mg 0.2 ‐ 0.4 0.9 CBD‐トランスフェラーゼ 0.001 0.5 0.01 0.5 基質 ‐ 0.05 5.0 10.0 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.02 0.02
アミラーゼ 0.008 0.007 ‐ 0.004 リパーゼ 0.004 ‐ 0.002 ‐ セルラーゼ 0.0003 ‐ ‐ 0.0001
光活性化ブリーチ 30ppm 20ppm ‐ 10ppm
香料 0.3 0.3 0.1 0.2 増白剤1/2 0.05 0.02 0.08 0.1 その他 100%まで
【0224】例10 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV
LAS 11.5 8.8 ‐ 3.9 ‐ C25E2.5S ‐ 3.0 18.0 ‐ 16.0 C45E2.25S 11.5 3.0 ‐ 15.7 ‐ C23E9 ‐ 2.7 1.8 2.0 1.0 C23E7 3.2 ‐ ‐ ‐ ‐ CFAA ‐ ‐ 5.2 ‐ 3.1 TPKFA 1.6 ‐ 2.0 0.5 2.0 クエン酸(50%) 6.5 1.2 2.5 4.4 2.5 ギ酸Ca 0.1 0.06 0.1 ‐ ‐ ギ酸Na 0.5 0.06 0.1 0.05 0.05
SCS 4.0 1.0 3.0 1.2 ‐ ボレート 0.6 ‐ 3.0 2.0 2.9 水酸化Na 5.8 2.0 3.5 3.7 2.7 エタノール 1.75 1.0 3.6 4.2 2.9 1,2-プロパンジオール 3.3 2.0 8.0 7.9 5.3 モノエタノールアミン 3.0 1.5 1.3 2.5 0.8 TEPAE 1.6 ‐ 1.3 1.2 1.2 CBD-トランスフェラーゼ 0.001 0.01 1.0 0.05 0.5 基質 0.1 ‐ 0.01 ‐ 10.0 プロテアーゼ 0.03 0.01 0.03 0.02 0.02
リパーゼ ‐ ‐ 0.002 ‐ ‐ アミラーゼ ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ セルラーゼ ‐ ‐ 0.0002 0.0005 0.0001 SRP1 0.2 ‐ 0.1 ‐ ‐ DTPA ‐ ‐ 0.3 ‐ ‐ PVNO ‐ ‐ 0.3 ‐ 0.2 増白剤1 0.2 0.07 0.1 ‐ ‐ シリコーン消泡剤 0.04 0.02 0.1 0.1 0.1 水およびその他 100%まで
【0225】例11 下記の液体洗剤処方物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV
LAS 10.0 13.0 9.0 ‐ C25AS 4.0 1.0 2.0 10.0 C25E3S 1.0 ‐ ‐ 3.0 C25E7 6.0 8.0 13.0 2.5 TFAA ‐ ‐ ‐ 4.5 APA ‐ 1.4 ‐ ‐ TPKFA 2.0 ‐ 13.0 7.0 クエン酸 2.0 3.0 1.0 1.5 ドデセニル/テトラ 12.0 10.0 ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 4.0 2.0 1.0 ‐ エタノール 4.0 4.0 7.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 4.0 4.0 2.0 7.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ ‐ 5.0 トリエタノールアミン ‐ ‐ 8.0 ‐ TEPAE 0.5 ‐ 0.5 0.2 DETPMP 1.0 1.0 0.5 1.0 CBD-トランスフェラーゼ 0.01 0.01 0.01 0.001 基質 5.0 ‐ 5.0 0.1 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.01 0.008 リパーゼ ‐ 0.002 ‐ 0.002 アミラーゼ 0.004 0.004 0.01 0.008 セルラーゼ ‐ ‐ ‐ 0.002 SRP2 0.3 ‐ 0.3 0.1 ホウ酸 0.1 0.2 1.0 2.0 塩化Ca ‐ 0.02 ‐ 0.01
増白剤1 ‐ 0.4 ‐ ‐ 起泡抑制剤 0.1 0.3 ‐ 0.1 不透明剤 0.5 0.4 ‐ 0.3 NaOH(右のpHまで) 8.0 8.0 7.6 7.7 水およびその他 100%まで
【0226】例12 下記の液体洗剤組成物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV
LAS 25.0 ‐ ‐ ‐ C25AS ‐ 13.0 18.0 15.0 C25E3S ‐ 2.0 2.0 4.0 C25E7 ‐ ‐ 4.0 4.0 TFAA ‐ 6.0 8.0 8.0 APA 3.0 1.0 2.0 ‐ TPKFA ‐ 15.0 11.0 11.0 クエン酸 1.0 1.0 1.0 1.0 ドデセニル/テトラ 15.0 ‐ ‐ ‐ デセニルコハク酸 菜種脂肪酸 1.0 ‐ 3.5 ‐ エタノール 7.0 2.0 3.0 2.0 1,2‐プロパンジオール 6.0 8.0 10.0 13.0 モノエタノールアミン ‐ ‐ 9.0 9.0 TEPAE ‐ ‐ 0.4 0.3 DETPMP 2.0 1.2 1.0 ‐ CBD-トランスフェラーゼ 0.01 1.0 0.05 0.5 基質 5.0 0.01 ‐ 10.0 プロテアーゼ 0.08 0.02 0.01 0.02
リパーゼ ‐ ‐ 0.003 0.003 アミラーゼ 0.004 0.01 0.01 0.01
セルラーゼ ‐ ‐ 0.004 0.003 SRP2 ‐ ‐ 0.2 0.1 ホウ酸 1.0 1.5 2.5 2.5 ベントナイト粘土 4.0 4.0 ‐ ‐ 増白剤1 0.1 0.2 0.3 ‐ 起泡抑制剤 0.4 ‐ ‐ ‐ 不透明剤 0.8 0.7 ‐ ‐ NaOH(右のpHまで) 8.0 7.5 8.0 8.2 水およびその他 100%まで
【0227】例13 下記の液体洗剤組成物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示されて
いる;酵素は純粋酵素で表示されている): II LAS 27.6 18.9 C45AS 13.8 5.9 C13E8 3.0 3.1 オレイン酸 3.4 2.5 クエン酸 5.4 5.4 水酸化Na 0.4 3.6 ギ酸Ca 0.2 0.1 ギ酸Na ‐ 0.5 エタノール 7.0 ‐ モノエタノールアミン 16.5 8.0 1,2‐プロパンジオール 5.9 5.5 キシレンスルホン酸 ‐ 2.4 TEPAE 1.5 0.8 プロテアーゼ 0.05 0.02 CBD‐トランスフェラーゼ 0.05 0.5 基質 ‐ 10.0 PEG ‐ 0.7 増白剤2 0.4 0.1 香料 0.5 0.3 水およびその他 100%まで
【0228】例14 “洗浄による柔軟化”能力を発揮する下記の顆粒布帛洗剤組成物を本発明に従
い調製した: II C45AS ‐ 10.0 LAS 7.6 ‐ C68AS 1.3 ‐ C45E7 4.0 ‐ C25E3 ‐ 5.0 ココアルキルジメチルヒドロキシエチル 1.4 1.0 アンモニウムクロリド シトレート 5.0 3.0 Na‐SKS‐6 ‐ 11.0 ゼオライトA 15.0 15.0 MA/AA 4.0 4.0 DETPMP 0.4 0.4 PB1 15.0 ‐ ペルカーボネート ‐ 15.0 TAED 5.0 5.0 スメクタイト粘土 10.0 10.0 HMWPEO ‐ 0.1 CBD‐トランスフェラーゼ 0.001 0.01 基質 ‐ 5.0 プロテアーゼ 0.02 0.01 リパーゼ 0.02 0.01 アミラーゼ 0.03 0.005 セルラーゼ 0.001 ‐ シリケート 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 10.0 起泡抑制剤 1.0 4.0 CMC 0.2 0.1 その他 100%まで
【0229】例15 下記のすすぎ液添加布帛柔軟剤組成物を本発明に従い調製した: DEQA(2) 20.0 CBD‐トランスフェラーゼ 0.5 基質 0.1 セルラーゼ 0.001 HCl 0.03 消泡剤 0.01 青色色素 25ppm CaCl 0.20 保存剤 0.05 香料 0.90 水およびその他 100%まで
【0230】例16 下記の布帛柔軟剤および乾燥機添加布帛コンディショナー組成物を本発明に従
い調製した: II III IV
DEQA 2.6 19.0 - - - DEQA(2) - - - - 51.8 DTMAMS - - - 26.0 - SDASA - - 70.0 42.0 40.2 IV=0のステアリン酸 0.3 - - - - Neodol 45-13 - - 13.0 - - 塩酸 0.02 0.02 - - - エタノール - - 1.0 - - CBD‐トランスフェラーゼ 0.001 0.5 0.01 0.1 0.001 基質 - 0.1 5.0 5.0 1.0 香料 1.0 1.0 0.75 1.0 1.5 Glycoperse S-20 - - - - 15.4 グリセロールモノステアレート - - - 26.0 - ジゲラニルサクシネート - - 0.38 - - シリコーン消泡剤 0.01 0.01 - - - 電解質 - 0.1 - - - 粘土 - - - 3.0 - 保存剤 0.05 0.05 - - - 色素 10ppm 25ppm 0.01 - - 水およびその他 100% 100% - - -
【0231】例17 下記の固形洗濯洗剤組成物を本発明に従い調製した(レベルは部/重量で示さ
れている;酵素は純粋酵素で表示されている): II III IV VI VII VIII LAS ‐ ‐ 19.0 15.0 21.0 6.75 8.8 ‐ C28AS 30.0 13.5 ‐ ‐ ‐ 15.75 11.2 22.5
ラウリン酸Na 2.5 9.0 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ゼオライトA 2.0 1.25 ‐ ‐ ‐ 1.25 1.25 1.25
炭酸塩 20.0 3.0 13.0 8.0 10.0 15.0 15.0 10.0
炭酸Ca 27.5 39.0 35.0 ‐ ‐ 40.0 ‐ 40.0
サルフェート 5.0 5.0 3.0 5.0 3.0 ‐ ‐ 5.0
TSPP 5.0 ‐ ‐ ‐ ‐ 5.0 2.5 ‐ STPP 5.0 15.0 10.0 ‐ ‐ 7.0 8.0 10.0
ベントナイト粘土 ‐ 10.0 ‐ ‐ 5.0 ‐ ‐ ‐ DETPMP ‐ 0.7 0.6 ‐ 0.6 0.7 0.7 0.7
CMC ‐ 1.0 1.0 1.0 1.0 ‐ ‐ 1.0
タルク ‐ ‐ 10.0 15.0 10.0 ‐ ‐ ‐ シリケート ‐ ‐ 4.0 5.0 3.0 ‐ ‐ ‐ PVNO 0.02 0.03 ‐ 0.01 ‐ 0.02 ‐ ‐ MA/AA 0.4 1.0 ‐ ‐ 0.2 0.4 0.5 0.4
SRP1 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3
CBD-トランスフェラーゼ 0.001 0.05 0.5 0.01 0.001 0.05 0.5 0.01
基質 0.1 5.0 8.0 5.0 ‐ 0.1 2.0 5.0
アミラーゼ ‐ ‐ 0.01 ‐ ‐ ‐ 0.002 ‐ プロテアーゼ ‐ 0.004 ‐ 0.003 0.003 ‐ ‐ 0.003
リパーゼ ‐ 0.002 ‐ 0.002 ‐ ‐ ‐ ‐ セルラーゼ ‐ .0003 ‐ ‐ .0003 .0002 ‐ ‐
PEO ‐ 0.2 ‐ 0.2 0.3 ‐ ‐ 0.3
香料 1.0 0.5 0.3 0.2 0.4 ‐ ‐ 0.4
硫酸Mg ‐ ‐ 3.0 3.0 3.0 ‐ ‐ ‐
増白剤 0.15 0.1 0.15 ‐ ‐ ‐ ‐ 0.1
光活性化ブリーチ(ppm) ‐ 15.0 15.0 15.0 15.0 ‐ ‐ 15.0
【0232】例18 下記の前または後処理組成物を本発明に従い調製した: II III IV VI
DEQA(2) ‐ ‐ 20.0 ‐ 20.0 20.0 CBD-トランスフェラーゼ 0.8 0.05 0.05 0.005 0.05 0.15 基質 ‐ 10.0 10.0 1.0 0.1 5.0 セルラーゼ ‐ ‐ 0.001 ‐ 0.001 0.001
HCl ‐ ‐ 0.03 ‐ 0.03 0.03 消泡剤 ‐ ‐ 0.01 ‐ 0.01 0.01 青色色素 25ppm 25ppm 25ppm 25ppm 25ppm 25ppm
CaCl2 ‐ ‐ 0.20 ‐ 0.20 0.20 保存剤 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 香料 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 0.90 水/その他 100%まで
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 マリー、ビジャヤラーニ、バルナバス アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ソーグラス、ドライブ、5777 (72)発明者 マイケル、スタンフォード、ショーウェル アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 フィニー、トレイル、810 (72)発明者 スタントン、レイン、ボイヤー アメリカ合衆国オハイオ州、フェアーフィ ールド、フォール、リバー、コート、12 (72)発明者 アンドレ、クリスティアン、コンベンツ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ハンフリー、ロード、9696 Fターム(参考) 4B024 AA20 BA10 CA01 DA05 DA11 DA12 EA04 GA11 GA19 4B050 CC02 CC08 DD02 DD03 DD04 DD11 DD13 GG06 JJ03 KK05 KK14 LL04 4H003 AB14 AB19 AB27 AB31 AC05 AC08 AE06 BA10 BA12 BA20 DA01 EA12 EA15 EA16 EA20 EA27 EA28 EB08 EB12 EB13 EB19 EB22 EB24 EB26 EB28 EB32 EB37 EB38 EB42 EC01 EC02 EC03 EE05 FA21 FA22 FA47 4L031 BA39 DA20

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース結合ドメインを含むアミノ酸配列に連結された、トランスフェラー
    ゼの触媒活性アミノ酸配列から構成される、修飾酵素。
  2. 【請求項2】 触媒活性アミノ酸配列が、グリコシルトランスフェラーゼ(EC2.4)また
    は変異グリコシルトランスフェラーゼから選択されるトランスフェラーゼから誘
    導されている、請求項1に記載の修飾酵素。
  3. 【請求項3】 グリコシルトランスフェラーゼが、トランスグルコシダーゼ(EC2.4.1.24)
    、シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ(EC2.4.1.19)、エ
    ンドキシログルカントランスフェラーゼ、グルカンスクラーゼ、アルターナンス
    クラーゼ(EC2.4.1.140)および/またはそれらの混合物からなる群より選択
    される、請求項2に記載の修飾酵素。
  4. 【請求項4】 グルカンスクラーゼがデキストランスクラーゼ(EC2.4.1.5)である、請求
    項3に記載の修飾酵素。
  5. 【請求項5】 触媒活性アミノ酸配列がアシルトランスフェラーゼ(EC2.3)から誘導さ
    れている、請求項1に記載の修飾酵素。
  6. 【請求項6】 アシルトランスフェラーゼがアミノアシルトランスフェラーゼ(EC2.3.2)
    、好ましくはトランスグルタミナーゼ(EC2.3.2.13)である、請求項6に記載
    の修飾酵素。
  7. 【請求項7】 触媒活性アミノ酸配列が、キシログルカンエンドトランスグリコシラーゼ(X
    ET)、エンドキシログルカントランスフェラーゼ(EXGT)および/または
    それらの混合物から選択されるトランスフェラーゼから誘導されている、請求項
    1に記載の修飾酵素。
  8. 【請求項8】 10〜50℃で最大活性の少くとも50%を有している、請求項1〜7のいず
    れか一項に記載の修飾酵素。
  9. 【請求項9】 アルカリ性である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の修飾酵素。
  10. 【請求項10】 セルロース結合ドメインが、Cellulomonas fimiからのCBD CenC、C
    enA、Cex、Trichoderma reeseiからのCBD CBHI、Clostridium ce
    llulovoransからのCBD Cellulozome、Thermonospora fuscaからのCBD E
    3、Clostridium stecorarium XynAからのCBDダイマー、Bacillus agara
    dherensからのCBD、Humicola insolensからのCBDファミリー45および/
    またはそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1〜9のいずれか一項
    に記載の修飾酵素。
  11. 【請求項11】 セルロース結合ドメインが、Humicola insolensからのCBDファミリー45
    、Cellulomonas fimiからのCBD CenCおよび/またはClostridium cellu
    lovoransからのCBD Cellulozomeからなる群より選択される、請求項10に記
    載の修飾酵素。
  12. 【請求項12】 トランスフェラーゼ酵素の触媒活性アミノ酸配列と、セルロース結合ドメイン
    を含むアミノ酸配列との間に、連結領域を更に含んでいる、請求項1〜11のい
    ずれか一項に記載の修飾酵素。
  13. 【請求項13】 連結領域がアミノ酸連結領域である、請求項12に記載の修飾酵素。
  14. 【請求項14】 連結領域が非アミノ酸連結領域、好ましくはPEG(NPC)2、(NH2)
    2‐PEG、t‐BOC‐NH‐PEG‐NH2、MAL‐PEG‐NHSおよ
    び/またはVS‐PEG‐NHSポリマーから選択されるポリマーである、請求
    項12に記載の修飾酵素。
  15. 【請求項15】 洗濯洗剤および/または布帛ケア成分および請求項1〜14のいずれか一項に
    記載された修飾酵素を含有した、洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  16. 【請求項16】 修飾酵素が組成物の0.0001〜10重量%、好ましくは0.0005〜5
    %、更に好ましくは0.001〜1%の純粋修飾酵素レベルで存在している、請
    求項15に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  17. 【請求項17】 酵素の基質を更に含んでいる、請求項15または16に記載の洗濯洗剤および
    /または布帛ケア組成物。
  18. 【請求項18】 基質が全組成物の0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜20%、更に好
    ましくは1〜10%のレベルで存在している、請求項17に記載の洗濯洗剤およ
    び/または布帛ケア組成物。
  19. 【請求項19】 基質がグリコシドダイマー、オリゴマーおよび/またはポリマーであり、好ま
    しくはデンプン、キシログルカン、シクロデキストリン、スクロースおよび/ま
    たはマルトースから選択される、請求項17または18に記載の洗濯洗剤および
    /または布帛ケア組成物。
  20. 【請求項20】 基質がアミノ酸、ジ/トリ/ポリ‐ペプチドおよび/またはタンパク質である
    、請求項17または18に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  21. 【請求項21】 少くとも5重量%のアニオン性界面活性剤、好ましくはアルキルサルフェート
    、アルキルエトキシサルフェートおよび/または直鎖アルキレンスルホネートを
    更に含んでいる、請求項15〜20のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/ま
    たは布帛ケア組成物。
  22. 【請求項22】 少くとも2%のアルキルエトキシレートノニオン性界面活性剤を更に含んでい
    る、請求項15〜21のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア
    組成物。
  23. 【請求項23】 カチオン性界面活性剤、好ましくは2つの長いアルキル鎖長を有するカチオン
    性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、好ましくはプロテアーゼ、セルラーゼ、
    リパーゼ、アミラーゼおよび/またはそれらの混合物から選択される洗剤酵素、
    漂白剤、転染阻止剤、分散剤、スメクタイトクレーおよび/またはそれらの混合
    物から選択される洗濯洗剤および/または布帛ケア成分を更に含んでいる、請求
    項15〜22のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  24. 【請求項24】 添加剤、前処理、後処理、浸漬処理および/またはすすぎ処理組成物の形態を
    とる、請求項15〜23のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケ
    ア組成物。
  25. 【請求項25】 スプレーおよび/またはフォーム形態をとる、請求項15〜24のいずれか一
    項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  26. 【請求項26】 全組成物の15重量%以下の無機フィラー塩を含有した顆粒組成物である、請
    求項15〜24のいずれか一項に記載の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物
  27. 【請求項27】 全組成物の40重量%以下、好ましくは30%未満、更に好ましくは20%未
    満の水を含有した液体組成物である、請求項15〜24のいずれか一項に記載の
    洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物。
  28. 【請求項28】 請求項15〜27のいずれか一項に記載された洗濯洗剤および/または布帛ケ
    ア組成物と布帛を接触させるステップからなる方法。
  29. 【請求項29】 布帛が酵素基質で処理される、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 布帛が洗濯および/または布帛ケア前処理および/または後処理組成物で処理
    されている、請求項28または29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 布帛への引張強度、シワ防止性、毛玉防止性および縮み防止性を付与、刷新ま
    たは回復することを含めた布帛ケアを施し、静電気抑制、布帛柔軟性、カラーア
    ピアランスおよび/または布帛耐すり切れ性質および効果をもたらすための、請
    求項15〜27のいずれか一項に記載された洗濯洗剤および/または布帛ケア組
    成物の使用。
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