JP2002513273A - 改良された農耕用マルチフィルムおよびその使用方法 - Google Patents

改良された農耕用マルチフィルムおよびその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エネルギー吸収および移動領域(不透明な下部包囲層)と、少なくとも1層のエネルギー反射領域(反射性中央ストリップ層)を含む、改良された農耕用マルチフィルムであって、前記フィルムを植栽床上に置いた時に、温度差が発現するように配置されるマルチフィルムを提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された農耕用マルチフィルムおよびその使用方法技術分野 本発明は、水分の循環、肥料の有効性を改良しかつ雑草の成長を弱めることが できる農耕用マルチフィルムおよびその使用方法を提供する。背景技術 マルチフィルムに使用されるプラスチックスは、通常、低密度ポリエチレンポ リ塩化ビニル、ポリブチレン、またはエチレンと酢酸ビニルとのコポリマーであ る。マルチフィルムは、輻射、土壌の温度および湿度、雑草の成長、害虫の侵入 、土壌の圧密および二酸化炭素含有量を制御する。 透明なポリエチレンは、黒色またはスモーキーグレーのフィルムよりも熱をト ラップするのにより効果的である。土壌温度は、黒色フィルムの下では3.4〜 5.4℃(38.1〜41.7°F)までであるのに比べ、透明なフィルムの下で は11℃(52°F)まで上昇し得る。土壌が冷えるような夜の輻射熱損失は、 ポリマーフィルムによって軽減される。ある場合には、ポリエチレンマルチの太 陽光加熱による雑草の制御が報告されている。 マルチフィルムを用いて成長させた農作物は、高い収穫量でより速く熟成する ことが報告されており、大抵の場合、より純粋な作物が得られる。例えば、1. 6haのメロン農場では、黒色のポリエチレンマルチを用いた結果、収穫が2〜 3倍増加し、2週間早く熟成したことが報告された[Encyclopedia of Polymer S cience and Engineering、第2編(Markら編)、John Wiley & Sons(1985 年)、第1巻、第612頁]。 雑草の成長を促進する植物の発育に必要な光合成活性な放射線に対して選択的 に不透明な単色フィルムに関して、改良された結果も報告されている。このフィ ルムは、太陽光の赤外線と緑色スペクトル部を透過して、マルチで被覆された土 壌を加熱するように設計されている。米国特許第5,138,792号公報(Arlingham) および国際特許出願国際公開第94/05727号公報(Daponteら)参照。 黒色のプラスチックス製マルチの使用により、雑草の排除と土壌圧密の回避が 栽培には不要となり、それによって、根の損傷や植物の発育阻害または枯れが避 けられる。肥料や水の必要性も低減される。 したがって、マルチフィルムは、植物が成長する際の土壌や大気の微気候を変 化するものである。 最も一般に使用されるマルチ材料は、1miLまたは1.5miL厚で3〜6 フィート幅の合成の、いわゆるプラスチックフィルムである。プラスチックフィ ルム、特にポリオレフィンフィルムは、安価であり、機械植栽に容易に適用され る。黒色の不透明プラスチックフィルムは、化学的な除草の更なるコストや労働 者に頼ることなく雑草の成長を制御するのに頻繁に使用されている。 マルチを用いることによって成長する植物の環境で生じる変化は、成長状態が 理想よりも短い期間での作物の発育に最も大きな影響を及ぼす。通常、植物にス トレスをもたらす気候条件は、少ない雨量、低い気温および冷たい土壌温度であ る。マルチを使用することは、これらのストレスを緩和するのに役立つことがあ る。さらに、マルチは、雑草(または雑草の成長)、蒸発、浸出、土壌圧密およ び根の剪定を制御する物理的なバリアーも構築する。 マルチは、土壌からの水の蒸発を10〜50%またはそれ以上低減する。マル チは、乾季に非常に重要となる、農作物植物によって使用される水を、雑草との 奪い合いを減らすことによって節約する。 ある種のマルチは、雑草の成長、光、水および栄養分に対する雑草の競争を提 言する。不透明なプラスチックマルチは、雑草が発育するのに必要な光の透過を 妨げる。透明な合成プラスチックマルチを使用すれば、マルチの下で雑草が発芽 するのを制御するために精選の除草剤または土壌燻蒸が必要である。 マルチは、土壌の硬化や圧密を回避することにより、良好な土壌構造を維持す るのに役立つ。マルチを使用した土壌は、パラパラとした、砕け易さを保持し、 それにより、植物の根に良好な通気をもたらす。広範囲の地下部系は、マルチさ れた土壌、特にマルチされていない土壌では乾燥し、硬化して栽培が根の発育を 制限する上部2″のところで発達する。マルチは、根が栽培や鍬すきによって剪 定されたり傷つくのを回避する物理的なバリアーを提供する。この要因は、健康 な地下部系の一因となり、栄養分の使用をより効果的にする。 マルチを使用すると、ばらばらで通気の良い土壌状態および均一な水分並びに より均一な温度により、土壌中の微生物の生物活性が高まる。これは、作物の発 育のための土壌中での有機物のより迅速な分解や植物栄養分の放出をもたらす。 黒色で不透明なプラスチックフィルムマルチの使用は、雑草の制御という利点 に加えて、上述の利点を全て与える。黒色マルチの下で発育した作物には、実際 に雑草が無く、透明なマルチを使用した場合のような燻蒸または除草する必要が ない。後者は、前記フィルムを土に配置する前または配置する時に、土壌を化学 試薬で処理しなければならない。そのような地面での播種は、化学試薬の潜在的 な有害な影響が収まるまで延期されなければならないため、作物の種または若い 移植には、有害な影響が及ぼされない。黒色フィルムマルチは、実際に、どのよ うな植物の発育にも非常に必要な入射太陽光から紫外線と可視光を遮断すること によって、全ての雑草の発育を排除する。 当業者にとって、カーボンブラックは、遥かに優れた遮光物、特にプラスチッ クスと塗料の配合物中で通常使用される顔料の最も高い度合いの紫外線保護を与 えるカーボン溝ブラックや戸外で長時間露出される物品である。 米国特許第4,920,692号公報(キタムラら)には、カーボンブラックを含有す る黒色フィルムのラミネートされた裏面に反射トップ層を含む、害虫を撃退する ためのマルチフィルムが開示されている。前記特許権者らは、0.4μm未満の 波長での反射ピーク、紫外線ピーク反射率と可視光反射率の比が1.4より大き な再帰スペクトルおよび0.5μmの波長における好ましい可視光反射率を発現 するために上部反射層を必要としている。キタムラらの積層物は、フィルムの幅 方向と交差する方向に連続しており、地中温度を下げてかつ雑草の繁殖を予防で きる更なる長所を有していると教示している。 植栽床の幅と交差する方向のフィルム下の温度を下げるようにしただけのキタ ムラらによって教示された積層物とは異なり、本発明は、様々な温度および蒸発 領域を作って、その結果、フィルム下に有利な微気候循環をもたらす、マルチ用 フィルムを提供する。発明の要旨 本発明の目的は、作物に有益で雑草に有害な、有利な微気候循環をもたらすマ ルチフィルムを提供することである。 本発明のもう一つの目的は、フィルムの少なくとも片面上に実質***に白色 、銀色または反射性の層を有する熱吸収性もしくは黒色のフィルム層を少なくと も1層含む積層フィルム、または、より好ましくは多層の同時押し出し成形され たフィルムを提供することである。 本発明の別の目的は、表面および/または地表下の温度を下げることができ、 かつ使用中に、土壌中の有害な鉱物塩をフィルムの端部へ移動させることができ る同時押し出し成形された多層フィルムを提供することである。 本発明は、一つの態様において、エネルギー吸収または移動領域および前記エ ネルギー吸収またはエネルギー移動領域の間に少なくとも1つの中央エネルギー 反射領域を含むポリマーマルチフィルムまたはシートであって、当該フィルムま たはシートを植栽床上に置くと、フィルムまたはシートのエネルギー吸収または 移動領域あるいはフィルムまたはシートのエネルギー反射領域で被覆された前記 床の領域間に温度差が発生するように作成されかつ配置されるポリマーマルチフ ィルムまたはシートを提供する。 本発明のフィルムまたはシートは、同時押し出し成形またはラミネートによっ て、別個の領域から作成されてよい。好ましくは前記フィルムまたはシートは、 同時押し出し成形によって作成される。 前記フィルムまたはシートによって吸収または移動および反射されるエネルギ ーは、光エネルギーであり、一般にスペクトルの可視光、紫外線および赤外線部 のいずれかであるので、使用時に、異なる光の吸収作用や反射の結果として、植 栽床に温度差が生じる;低い方の部分が床の中央付近であり、加熱された部分が 床の外縁部または端付近である。 一つの態様において、本発明のマルチフィルムまたはシートは、植栽床の中央 部と植栽床の周辺部の間で約2〜30°Fの平均日中温度差をもたらす。 別の態様では、本発明のマルチフィルムまたはシートは、植栽床の実質上の中 央線での溶解塩濃度に対する、前記床の実質上の中央線から前記床を横切る方向 の半分よりも広い領域での最大溶解塩濃度の比が約1.3、好ましくは約1.3〜 1.8の範囲、あるいは約1.3〜1.5の範囲である植栽床を提供する。 前記フィルムまたはシートのエネルギー吸収または移動領域は、好ましくは黒 色または透明(半透明もしくは透明)であるが、熱エネルギーが吸収または移動 されて上記の温度差を発生する限り、当該分野で知られた多数の色のいずれであ ってもよい。前記フィルムまたはシートのエネルギー反射領域は、好ましくは白 色または銀色である。 ある態様において、本発明のマルチフィルムまたはシートは、吸収材料上のほ ぼ中央にエネルギー反射材料(例えば、銀色または白色のポリマー材料)を有す るエネルギー吸収材料(例えば、黒色ポリマー材料)の同時押し出し成形された フィルムまたはシートであり、フィルムまたはシートの実質上長さ方向に一続き となっている。 マルチフィルムまたはシートは、幅54"(インチ)、60"、66"および 72"のような一般に市販されている寸法で作成されてよい。 本発明のフィルムまたはシートの反射領域は、フィルムまたはシートの面積の 約25〜75%の面積、あるいはフィルムまたはシートの面積の約35〜65% の面積を被覆していてよい。 更なる態様において、本発明は、ここで開示されたマルチフィルムまたはシー トの使用により、ほぼ同一の水平面に沿って、植栽床の中央部に比べて植栽床周 辺での塩濃度および温度の少なくとも一方を高める方法を提供する。前記床の中 央部に比べて前記床の周辺部での温度および/または塩濃度を高めることにより 、雑草に有害である間、作物に有益な温度および/または塩濃度がもたらされる 。 本発明のこれらおよびその他の目的および長所は、以下の記載から、当業者に は自明であろう。図面の簡単な説明 図1は、典型的なマルチフィルムの使用時の模式図を示す。 図2は、同時押し出し成形された反射性中央ストリップ層(白色)が、エネル ギー吸収層(黒色)で三面包囲されている、本発明の一態様を模式的に表してい る。 図3は、米国特許第4,920,692号公報に開示されている、キタムラらによるマ ルチ用フィルムを示す。 図4は、以下に説明する実施例で選られた、植栽床を横切る方向での塩濃度を 示す。本発明の詳細な説明 本発明は、植栽床の根領域の部分において、マルチフィルムまたはシートで被 覆された植栽床内に種々の温度領域を作るマルチフィルムまたはシートおよび方 法を提供する。この温度差は、マルチフィルムの暗色部の放射線吸収特性によっ て熱い領域を作るために、前記床の中央から最も遠いマルチフィルムまたはシー トの側面に添加されるカーボンブラックまたは黒色酸化鉄あるいは他の暗色の顔 料や、放射線反射中央層を提供するための前記マルチフィルムの中央ストリップ 内への二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミニウム片等の添加によって達成され、植 栽床の側面と中央との間に20〜30°Fであってよい温度差を作ることができ る。 ストリップの幅を、6″程度に狭かったり45″程度に大きくなく、適当に、 好ましくは18″に選択すると、植物から植物へ有害な溶解塩を運搬する別の微 気候が発現して、植栽床の中央部から植栽床の端の方へと向かう。熱く乾燥した 領域が、発育期を通して溶解塩で高濃縮となる植栽床の端に作られる。この荒れ 果てた領域は、肥料や水を求めて植栽床に隣接する領域から通常、匍匐枝を這わ せる雑草の侵入抑制に有効である。すなわち、効果は、植栽床の端近辺の植物の 側における雑草抑制作用である。 植物の全収穫量は、増加し、場合により、トマトのように、早期収穫が観察さ れている。最良の果実または野菜の総数は、早期の最良の果実の総数と同様に増 加すると観られている。 図1によれば、一段高くして形作ったマルチ床10が、本発明のマルチフィル ム11で被覆されている。マルチフィルム11には、植栽のために、前記フィル ム内に空けられた孔12が設けられている、マルチフィルムは、マルチ床の最上 部とマルチ床の側面を被覆しており、深い部分13では、フィルムをしっかりと 固定するために土壌で覆われている。 マルチフィルムまたはシートの特性は、2層以上の層の構成を変化することに より、植栽床の別の領域の要求をより満たすように変えることもできる。前記フ ィルムを固定するために土壌で覆われている前記フィルム11の折り曲げられた 部分13および植栽床の側面には、より物理的な強さおよび農夫による取り扱い やトラクターのタイヤの通行からの耐久性が要求されており、そのため、高分子 量ポリエチレンまたはメタロセン系の耐衝撃性ポリエチレンのように、より高い 引っ張り強くパンク耐性のあるポリマー組成物が使用され得る。さらに、植栽床 の最上部10は、より直接太陽光、農薬および雨への露出を受けるため、高いレ ベルの安定性が要求される。この部分において、一つの考えられ得る組成改良は 、大量のヒンダードアミン光安定化剤(HALS)およびTetrakis[メチレン(3, 5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシヒドロシンナメート))−メタン;チバ−ガイギ ー製]のようなより高分子量で遊走性の低い酸化防止剤を反射層に含有させるこ とであろう。そのような変更は、ここで開示されている本発明の範囲内において 、環境やマルチフィルムの別の部分の要求にフィルムをより十分に適合させるこ とができる。 プラスチック製の農耕用マルチフィルムまたはシートは、普通、当業者に既知 の如く、鋳型エンボス加工されたまたはスムースブロー加工された着色ポリオレ フィンコポリマーまたはターポリマーおよびビニルエステルコポリマー[ポリエ チレン(すなわち、LDPE)、ポリエチレン/エチレン酢酸ビニル等]、ポリ テトラフルオロエチレン(PTFE)やポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ 塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート (PMMA)のようなポリプロピレンまたはフルオロポリマー、コポリマーまた はターポリマー、あるいはそれらの混合物から製造される。マルチ適用のための ポリマー薄膜は、通常、0.5〜4miLの範囲の厚さで作成される(1miL =.001″)。 フィルムは、機械的にまたは手動で一段高くした植栽床10を横切ってかぶせ 、図1に示すように、前記床の各端に沿って、土壌でしっかりと固定する。臭化 メチルまたは他のガス農薬が、適用前に、前記フィルムの側の植栽床中に注入さ れる。 数ある中でも、前記フィルムは、フィルム下の植物の発育を制御し、土壌の温 度を変化させ、水の蒸発の制御や腐食による肥料損失を助けて、作物の成長中、 清浄な表面を提供する。 マルチフィルムの出現は、商品としての作物栽培の分野には重大な出現であっ た。通常、寒い地域や季節ではカーボンブラックで着色された黒色マルチのよう に、より暗色のフィルムが使用され、熱い地域や季節には、白色に着色されたフ ィルムのように反射表面を有する、より軽いフィルムが使用される。黒色マルチ フィルムは、高い不透明性、およびそれによる優れた雑草制御を与える。白色顔 料だけで着色されたフィルムは、黒色マルチフィルムほど不透明でなく、雑草の 発育を制御するのにもそれほど良好ではない。 フィルム製造方法は、普通、スムースブロー法、ポストエンボス加工されたブ ロー法または鋳型エンボス加工法である。製造されるマルチフィルムのほとんど は、単層製品であるが、最新のものは、同時押し出しされたフィルムを包含する 。同時押し出しされたフィルムは、一軸循環器またはスロットダイ中に原料を送 り込む、2台の別個の押し出し機を用いる。ダイから出るフィルムは、2つの別 個の層を有するように製造され得る。 白黒同時押し出しマルチフィルムは、黒色マルチの不透明性を主要な改良白色 層の反射性や色の無さと組み合わせることにより、主要な改良をもたらした。こ のフィルムは、白色面を表に向けると、より熱い気候での良好な雑草制御を提供 し、植物により冷たい床を与える。 本発明は、反射性着色されたポリマーの少なくとも1本以上のストリップが、 エネルギー吸収する着色ポリマーの広い方の層で包囲されるかまたはその広い方 の層中にはめ込まれた同時押し出しされた層を好ましくは含有する、改良された マルチフィルムを提供する。すなわち、本発明は、図2に示すように、エネルギ ー吸収材料21で包囲された、はめ込み型または積層反射層20を提供するもの である。前記フィルム中の反射性ストリップは、好ましくは全フィルム幅の約2 5〜75%、あるいは35〜65%を占め、かつ反射表面が、植栽床の最上部を 横切って、より冷たい領域を提供するように中央に配置されるべきである。植栽 床の側面沿いおよび裏面の(すなわち、土壌に接した)フィルムは、エネルギー 吸収性でなければならず、好ましくは黒色または透明でなければならない。 本発明者は、通常のマルチフィルムの場合、水が植栽床の最上部から蒸発する ことから、マルチフィルム下では、土壌床の最上部で塩析出物が濃縮していくこ とを見出した。この塩析出物は、経時的に増加して、植物の発育を妨げるか、ま たはは植物を枯らしてしまうこともある。 本発明は、植物の近辺に冷たい方の反射性帯域および植栽床の端近辺により暗 色の熱い方の帯域を施すことによって、植物から離れたところに塩を蓄積させる 、植物から離れた方向への水の蒸発を提供する。本発明のフィルムの下の土壌の 温暖な端部と冷たい中央部とのネット効果は、植栽床の外部で雑草に対し、フィ ルムの下面から匍匐枝または根を這い上がらせて植栽床上で根付くことからのバ リアを提供することである。 大抵の通常のマルチフィルムに孔を空け得るハマスゲは、匍匐枝を伸ばすこと によって、植物と肥料や水を競い合うことから、特に厄介物である。従って、本 発明は、植物と接する土壌と植栽床の端との間に温度差を作ることにより、植栽 床の外端部に水の蒸発による塩の析出をもたらし、それによって、雑草の浸出に 対するバリアを形成するものである。 さらに、本発明は、特定用途の植物や発育時期に依存して反射材料の幅とフィ ルム全体の幅の比を変えることにより、植栽床の所望の温度を作りかつ保持でき る、優れた柔軟性を提供する。 本発明の原料樹脂は、汎用の熱可塑性樹脂を包含し得る。 上記に加えて、樹脂の好適な例は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン 、エチレンブテン-1コポリマー、エチレン-4-メチルペンテン-1コポリマー、 エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸コポリマー、エチレン メチルメタクリレートコポリマー、エチレン−酢酸ビニル−メチルメタクリレー トコポリマー、エチレン−エチルアクリレートコポリマー、ポリプロピレンおよ び塩化ビニル樹脂のようなエチレンホモポリマーまたはコポリマーである。これ らの樹脂は、単独でも2種以上を組み合わせて使用してもよい。 本発明のフィルムは、好ましくは、ポリエチレンフィルム、高分子量ポリプロ ピレンまたは低密度ポリエチレン(LDPE)である。有用な樹脂の非限定的な 例としては、0.925g/cc、6.0MI LDPE、ターポリーポリプロピ レン、高分子量−高密度ポリエチレン/直鎖低密度ポリエチレンおよびエチレン 酢酸ビニル/著草低密度ポリエチレンが挙げられる。 本発明の反射性着色層は、好ましくは、カリウムチタナート、カルシウムチタ ナート、マグネシウムチタナート、バリウムチタナート、ストロンチウムチタナ ートまたはリチウムチタナートのようなチタナート化合物;および/またはジル コニウムシリケートまたはジルコニウムオキサイドのようなジルコニウム化合物 を含有する。本発明の反射性着色層は、好ましくは二酸化チタン、アルミニウム 片および/または酸化亜鉛を含有する。上記顔料に加えて、本発明の反射性着色 層は、好ましくはUV安定化剤も含有する。本発明で通常使用されるUV安定化 剤としては、ニッケルジチオカルバメートおよびヒンダードアミン光安定化剤( すなわち、tin622または3346、ベンゾフェノン等)が挙げられる。 反射性着色ストリップ層中に含まれる顔料の量は、フィルムの厚さやフィルム の幅によって変えられる。しかしながら、好ましい範囲は、はめ込まれる層の0 .5〜80重量%、より好ましくは0.5〜30重量%、最も好ましくは0.5〜 20重量%である。 エネルギー吸収着色層は、好ましくはカーボンブラックを含有する。エネルギ ー吸収層は、好ましくは黒色であるが、他の色を使用して、マルチフィルム下に 、マルチ床の中央部が端部よりも塩濃度が低くてより冷たい微気候を発現する本 発明の開示の効果を達成し得ることが、当業者には自明であろう。 エネルギー吸収着色ポリマー中に含まれるカーボンブラックの量は、変化され てよいが、好ましい範囲は、エネルギー吸収着色ポリマー層の2〜80重量%、 より好ましくは30〜80重量%である。 本発明は、ラミネートまたは同時押し出しされたフィルムとして作成され得る 。好ましい態様では、同時押し出しされたフィルムとして作成される。本発明の フィルムは、例えば、以下の工程により調製できる。 2層フィルムは、反射性着色化合物含有樹脂組成物とカーボンブラック含有樹 脂組成物を、ブローフィルム処理法、T−ダイフィルム処理法、カレンダー処理 法等で通常使用されるような汎用の処理装置を用いて別々に処理することによっ て、あるいは特定の2つのカラーブローフィルムダイを装備した2つの押し出し 機から各樹脂組成物を別々に押し出すことにより、外周の半分が反射性着色化合 物含有樹脂素生物から構成され、およびその残りの半分がカーボンブラック含有 樹脂素生物から構成された2色の筒状フィルムを処理する方法によって製造され 得る。 本発明の同時押し出しされたフィルムは、例えば、米国特許第5,256,052号公 報;同第4,789,513号公報;同第4,780,258号公報;または同第4,600,550号公報 に例示されている押し出し装置の使用により調製され得る。 簡単に言えば、同時押し出し装置と本発明の開示しているフィルムを調製する のに有用な製造方法は、以下のものを包含する。一軸マニホールドT−ダイまた はコートハンガー型延伸フィルムダイを装備した封入フロープレート/フィード バックを使用して、エンボス加工ドラム/ゴムロール上に押し出してよい。その ような方法におけるフロープレート/フィードバックの組み合わせは、2層がダ イに入る前に、反射層の流れを細いリボン状に制限する。エンボス加工ドラム/ ゴムロールドラムが、互いに回転しながら、押し出されたポリマーウエブを挟み 込み、ポリマーウエブを同時に引っ張り降ろして薄膜にし、溶融した材料を冷却 する。 あるいは、別個の等しい幅のマニホールドと内部デッケルを有するマルチマニ ホールドダイを使用して、溶融反射層および溶融エネルギー吸収層を、ダイから それらを出す前に互いに接合するダイ出口まで運搬することもできる。それらを 結合するとき、層は溶融状態のままであるから、熱が2つの別々の層を互いに結 合させる。反射層マニホールド上の内部デッケルは、反射ストリップの幅を制御 する。 更なる方法において、等しくない長さの固定幅のマニホールドを有するマルチ マニホールドダイを使用して、溶融反射層と溶融エネルギー吸収層を、ダイから それらを出す前に互いに接合するダイ出口まで運搬してもよい。狭い方のマニホ ールドの固定幅が、決定された外形としての反射ストリップの幅を表す。 本発明のフィルムは、特定の用途に適した厚さに形成され得る。本発明のマル チフィルムは、現在入手できるフィルムの公差と適合するように製造できる。本 発明のフィルムは、例えば、約0.5〜4miL好ましくは約0.5〜2miL の厚さで製造され得る。 本発明のフィルム全幅は、市販の黒色または不透明フィルムに見出されるよう な寸法範囲であり得る。マルチフィルムの標準寸法としては、幅54″(インチ )、60"、66"および72"が挙げられる。 本発明を、以下の非限定的な実施例によってさらに説明する。パーセントで表 される量はいずれも、特に断りの無い限り、重量%である。実施例1 50% 0.920g/cc、2MI LDPE/34% 0.918g/cc 、4MI LLDPE樹脂ブレンドを、単層ブローフィルム押し出し機内で、1 5%二酸化チタンおよび1%Chimassorb944ヒンダードアミン光安定化剤と混合 した。フィルムを0.5miLの読みまで引っ張り降ろし、6"幅から28"幅ま での異なる長さの細長い片にした。第2フィルムは、0.926g/cc、0.7 MI LDPE樹脂と5.5%カーボンブラックを用いて、一軸延伸エンボス加 工押し出し機内で製造した。フィルムを、厚さ1.0miLおよび幅66"まで引 っ張り降ろした。フィルムを互いに接着させるように積層して、幅:6"、18" 24"および28"の反射性ストリップを有する単一積層構造物とした。実施例2 50% 0.925g/cc、0.9MI LLDPE/10% 0.941g /cc、6MI HDPE/34% 0.926g/cc、0.7MI LDPE 樹脂ブレンドを、押し出し機A内で、6%カーボンブラック濃縮物と混合した。 60% 0.925g/cc、0.9MI LLDPE/5% 0.941g/c c、6MI HDPE/17% 0.925g/cc、1.0MI LDPEを、 押し出し機B内で、15%二酸化チタンおよび1%Tinuvin622HALS安定化剤 および2%ベンゾフェノン安定化剤と混合した。封入フロープレート/フィード バック内において、押し出し機Aの混合物を押し出し機Bの混合物と合わせて、 白色層の幅が20"から28"まで変化した単一構造物とした。以下の如く、7種 の幅の変化を含む4種の幅のストリップ型を作成した:4″/48″、4″/54″、 4″/56″、4″/60″、4″/66″、4″/68″、18″/48″、18″/54″、18″ /56″、18″/60″18″/66″、18″/68″、24″/60″、24″/66″、28″/ 60″、28″/66″。実施例3 比較例として、キタムラらによって教示されかつ図3に示すような、反射層の 全幅の不透明なフィルム30を以下の方法で作成した。 53% 0.925/cc、0.7MI LDPE/31.5% 0.920g/ cc、12MI LDPE樹脂ブレンドを、押し出し機A内で、13.5%二酸 化チタンおよび2%ニッケル(UV−1084)安定剤と混合した。85% 0.9 25g/cc、0.7MI LDPE/9% 0.920g/cc、20MI L DPE樹脂ブレンドを、押し出し機B内で、6%カーボンブラックと混合した。 汎用の40%/60%分配フロープレート/フィードバック内において、押し出 し機Aからの反射層を押し出し機Bからのエネルギー吸収層と結合させて、コー トハンガー型ダイを通過させた。押し出されたシートを、幅66″において1. 40miLの読みまで引っ張り下げた。実施例4 別の比較例として、以下の組成および寸法の不透明なフィルムを作成した。 88% 0.925/cc、0.7MI LDPE/7% 0.920g/cc 、20MI LDPE樹脂ブレンドを、押し出し機内において、5%カーボンブ ラックと混合した。混合物をエンボス加工延伸コートハンガー型ダイ中に押し出 し、引っ張り降ろして、厚さ1.25miL幅66″の黒色フィルムとした。こ のフィルムは、黒色の対照フィルムとして使用した。実施例5 以下の試験は、本発明の開示された発明で発現される温度効果を評価している 。 幅30″、高さ10″、長さ500″の植栽床は、トラクターで牽引された床 形成機を用いて形成した。土壌は、中央フロリダの西海岸の典型的なルーミー・ サンド組成物であった。試験用地のある区域に、エンタープライズ種のシシトウ ガラシの苗を植栽し、試験用地の2番目の区域にソーラー・セット種のトマト( 通常、夜間が温暖な亜熱帯気候で育った熱帯苗木種)を植栽した。植栽床は、植 栽前に、98%臭化メチル/2%クロロピクリンで2週問予備処理した。植栽後 、植栽床を、BRAVOとENDOSULFANで処理した(ISK BIOTECH CORP ORATION製BRAVO720殺菌剤;FMC CORPORATION製ENDOSULFAN またはTHIODAN。ICI AMERICAS INC.製AMBUSH殺虫剤もしばしば使用され る。)。雑草は、ROUNDUP(MONSANTO製)を用いて制御した。 対照試料は、反射率が32%から48%まで変化する全幅の白黒マルチフィル ム、銀色/黒色マルチフィルムおよび全て黒色のマルチフィルムを挙げた。白色 ストリップ型フィルムは、ストリップ幅を幅6″から30″まで変化し、反射率 は、40%から44%であった。 土壌温度計を用いて、深さ2″、4″および6″での土壌温度を測定し、以下 の表に示すように、構造物によって得られた勾配温度効果を評価した。 実施例6 植栽床の最上部に沿った2つ以上の別個の温度領域の効果は、前記床の端近辺 の黒色領域が、植栽床に隣接する外部領域から匍匐枝を這わす雑草の進入に厳し い環境を作っている間、反射領域が、野菜または果実の苗木に有益な発育環境を 提供するという、従来の白黒または銀色/濃く色フィルムを凌ぐ利点があること を示している。より重要なのは、本発明によって、マルチ下の別々の温度領域が 種々の植栽床の外端部で植物の根から溶け出した有害な塩を輸送する、改良され た蒸気環境をもたらす微気候を発生させることが示されたことである。植栽床の 外端部での塩析出は、発育する植物の領域への雑草の侵入を妨げるという更なる 長所を有している。 この長所を表すために、以下の実験を行なった。 120日間植物を育ててトマトとシシトウガラシを3度収穫した後、植物を植 栽床から取り出した。15回の各実験に関し、試験用地のシシトウガラシ区域か ら、対照フィルムとストリップ型白黒フィルムのそれぞれについて土壌試料を採 取した。S.DonohueおよびS.Heckendornが記した方法に従って、深さ2″にお ける土壌の合計溶解塩濃度を試験した。図4に示すように、結果は、植栽床の中 央部から端部に向かって植物から放出された塩の移動を示している。 図4から分かるように、本発明の白色のストリップ型フィルムは、中心線から の距離が増えると増加する植栽床の中央部での塩濃度を、実質上低減している。 対照して、黒色マルチフィルムは、前記床の中央部に向かって高い塩濃度を与え るが、白色反射フィルムは、植栽床を横切る方向に、より均一な塩濃度を与えて いる。実施例7 本発明のストリップ型フィルム構造物を、標準的な黒色マルチや白黒または銀 色/黒色全幅同時押し出しマルチフィルムに対して試験して、1エーカー当たり の野菜の収穫量を比較した。出願人によって見出されて先に開示した雑草バリア と塩輸送の別の利益は、全ての温暖な気候において、植物の発育を改善しかつ果 実の収穫量を増やすと期待されるが、特に、晩夏と早秋の植栽時期において、期 待される。 この効果を評価するために、シシトウガラシとトマトの両者の収穫量の研究を 行なった。種苗を先の年の8月に植えて、最初の収穫を行なう10月まで栽培し た。シシトウガラシの各列はそれぞれ、1種類のマルチフィルムを用いて試験し た。各列には、約200苗ずつ植栽した。それぞれ50苗を無作為に選択して試 験した。トマトの各列は、1種類のマルチフィルムで試験した。各列には、約1 00苗植付け、重い病気にかかっている苗と重い病気にかかっている苗の直ぐ近 くの苗を除く20苗をそれぞれ無作為に選択して試験した。同じ苗を、第1回お よび第2回目の収獲時にサンプリングした。果実は摘んで標準的な市販寸法およ び色および重量に従って分けた。第2回目の収獲は、数週間後に行った。以下の 表2および3にまとめた結果は、黒色マルチ、白黒反射マルチおよび銀色/濃く 色全幅反射マルチにみらべて、寸法と質からの望ましいシシトウガラシの量の向 上および収獲されたトマトの量の顕著な増加を明示している。 **:取り付けた全ストリップ型フィルムの1%として算出された、特定のスト リップ型フィルム部分集団についてのトマトまたはシシトウガラシの割合。 *:シシトウガラシは、30″幅のストリップ型フィルム上には植え付けなかっ た。*:1995年夏/秋に行なわれた収獲実験;シシトウガラシは、黒色マルチフ ィルムについては試験しなかった。 * * * * * 先に記載した文献はいずれも、参照により、すべてをここに挿入する。 先行発明は、明瞭および理解のためにある程度詳細に記載したが、本発明の真 の範囲および後述する請求の範囲から逸脱することなく、形態および詳細のあら ゆる変化が成され得ることは、この開示記録から、当業者によって認められるで あろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エネルギー吸収または移動領域および該エネルギー吸収または移動領域の 間に少なくとも1つのエネルギー反射領域を含む、農耕において使用するポリマ ーマルチフィルムまたはシートであって、該フィルムを植栽床上に置いたときに 、エネルギー吸収または移動領域と少なくとも1つのエネルギー反射領域とで被 覆された前記床の領域間に温度差が発生するように作成されかつ配置されるポリ マーマルチフィルムまたはシート。 2.前記反射領域が、前記吸収領域と実質上等しい面積のほぼ中央に置かれた 1片のストリップである請求項1記載のポリマーマルチフィルムまたはシート。 3.前記反射領域が、前記吸収領域で分離された2片のストリップから構成さ れる請求項1記載のポリマーマルチフィルムまたはシート。 4.前記吸収および反射領域を同時押し出し成形することによって形成される 請求項1記載のポリマーマルチフィルムまたはシート。 5.前記吸収および反射領域をラミネートすることによって形成される請求項 1記載のポリマーマルチフィルムまたはシート。 6.前記吸収領域の少なくとも1つが黒色である請求項1記載のポリマーマル チフィルムまたはシート。 7.前記反射領域が銀色または白色である請求項1記載のポリマーマルチフィ ルムまたはシート。 8.前記エネルギー移動領域の少なくとも1つが透明または半透明である請求 項1記載のポリマーマルチフィルムまたはシート。 9.マルチフィルムを用いて植物を成長させる方法において、改良点が、植栽 床上に置いたときに、エネルギー吸収または移動領域と少なくとも1つのエネル ギー反射領域とで被覆された前記床の領域間に温度差が発生するように作成され かつ配置される、エネルギー吸収または移動領域および該エネルギー吸収または 移動領域の間に少なくとも1つのエネルギー反射領域を含むポリマーマルチフィ ルムまたはシートを使用することである、マルチフィルムを用いて植物を成長さ せる方法。 10.前記反射領域が、前記吸収領域と実質上等しい面積のほぼ中央に置かれ た1片のストリップである請求項9記載の方法。 11.前記反射領域が、前記吸収領域で分離された2片のストリップを含む請 求項9記載の方法。 12.ポリマーマルチフィルムまたはシートが、前記吸収および反射領域を同 時押し出し成形することによって形成される請求項9記載の方法。 13.ポリマーマルチフィルムまたはシートが、前記吸収および反射領域をラ ミネートすることによって形成される請求項9記載の方法。 14.前記吸収領域の少なくとも1つが黒色である請求項9記載の方法。 15.前記反射領域が銀色または白色である請求項9記載の方法。 16.前記吸収領域の少なくとも1つが透明または半透明である請求項9記載 の方法。
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