JP2002513257A - 通信システムにおける移動局登録方法および装置 - Google Patents

通信システムにおける移動局登録方法および装置

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JP2002513257A
JP2002513257A JP2000546528A JP2000546528A JP2002513257A JP 2002513257 A JP2002513257 A JP 2002513257A JP 2000546528 A JP2000546528 A JP 2000546528A JP 2000546528 A JP2000546528 A JP 2000546528A JP 2002513257 A JP2002513257 A JP 2002513257A
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 通信システム(100)は、対応する複数の登録エリア内にある複数の基地局(111〜134)から移動局(150)に通信サービスを提供する。通信システム(100)における方法は、移動局(150)が複数の登録エリア内にいると予測される際の場所および時刻のパターンを含む既定計画(170)にしたがって、移動局(150)を複数の基地局(111〜134)に予備登録することを含む。したがって、移動局(150)は、その指定時間における場所が既定計画(170)と一致する限り、複数の基地局(111〜134)に対してその登録を開始したり、あるいは繰り返す必要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の分野) 本発明は、一般的に、通信システムに関する。 (発明の背景) セルラ通信システムのような通信システムでは、移動機ユーザは、典型的に、
彼らの場所を最も近い基地局に登録することを要求される。各基地局は、限られ
たカバレッジ・エリア内においてセルラ通信サービスを提供する。カバレッジ・
エリアをカバレッジ・ゾーンと呼ぶこともある。移動局が移動してカバレッジ・
エリアから立ち去る場合、同時に新たなエリアにおいてセルラ通信を提供する別
の基地局にその場所を登録しなければならない。多数の移動機ユーザがあるカバ
レッジ・エリアから他のカバレッジ・エリアに移動している場合、セルラ通信シ
ステムは多数の同時登録を処理する必要がある。例えば、非常に使用頻度が高い
高速道路に沿ってセルラ・サービスを提供する基地局は、多数の登録を処理する
必要がある。何故なら、高速道路上の車は通常長時間1つの場所に止まっていな
いからである。かかる多数の同時登録は、セルラ通信システムの登録プロセスに
対して過剰負担となる可能性がある。
【0001】 更に、移動局は通常その電源としてバッテリを用いる。移動機ユーザが周期的
に基地局に登録していると、移動局のバッテリ寿命に対しては負の影響となるが
、かかる登録はセルラ通信システムの適正な動作のためには必要である。
【0002】 したがって、移動局登録の必要性を満たしつつ、セルラ通信システムにおいて
移動局の同時登録を減少させることが求められている。 (好適実施例(群)の説明) セルラ・フォン・ユーザの大多数は、通勤者(commuter)である。かかる移動機
ユーザは、規則的かつ反復的な既定の計画にしたがって、例えば、自宅から仕事
場に通勤し、帰宅する。既定の移動計画は、2つの主要成分、即ち、時間および
場所のパターンを有する。例えば、朝6時から8時の間に、ある通勤者が特定の
場所に所与の時刻にいることは予測可能である。したがって、既定の移動計画に
基づけば、特定の時刻における移動機ユーザの場所は高い確率で予測可能である
。対応する複数のカバレッジ・エリアにおける複数の基地局から移動局に通信サ
ービスを提供する通信システムは、既定の計画にしたがって移動局を予め登録す
る方法を含む。移動局の予備登録は、移動局の同時登録の代案となる。その結果
、移動局は、異なるカバレッジ・エリアにおいてカバレッジを与える基地局にそ
の場所を登録する必要がなくなり、したがってそのバッテリ電力が保存される。
更に、移動局がカバレッジ・エリア間を移動しているときにセルラ通信システム
が多数の同時登録を処理する必要性は大幅に減少する。
【0003】 既定計画における移動局の時間および場所のパターンは、通信システムにおけ
る移動局の履歴通信行動に基づくことができる。履歴通信行動は、移動局,複数
の基地局の内少なくとも1箇所,または双方によって監視することができる。統
計的方法によって履歴通信行動を分析し、既定計画を決定する。統計的分析は、
移動局の場所および時間のパターンを基本とする。場所および時間のパターンを
伝達するために、通信システムは、複数の基地局の内少なくとも1箇所,移動局
,または双方にこのパターンを通信することを可能にする。
【0004】 移動機ユーザがいくつかの既定計画を有する場合は非常に多い。かかる可能な
代替既定計画全てを伝達した場合、既定計画の1つを、既定予備登録計画として
選択する。移動局は既定計画を選択し、選択した既定計画を複数の基地局の内少
なくとも1箇所に伝達すればよい。例えば、移動局は最初に第1既定計画にした
がって予備登録される。移動局が初期既定計画にしたがって移動しているとき、
経路を変更し、別の計画にしたがってその移動を継続する可能性がある。この時
点において、移動局はこの別の既定計画を基地局に伝達する。あるいは、複数の
基地局の内1箇所が既定計画を選択し、選択した既定計画を移動局に伝達する。
基地局が別の既定計画を選択する決定を行なう場合、これは移動局の行動を監視
することによって得られた結果にしたがって行なうことができる。
【0005】 移動局は、その既定計画にしたがって移動している間、アイドル・モードまた
はアクティブ・モードとなる場合がある。移動局がアクティブ・モードにある場
合、予備登録の既定計画を用いて、複数のカバレッジ・エリアの内別のカバレッ
ジ・エリアからのハンド・オフに先立って、複数のカバレッジ・エリアの内1つ
のカバレッジ・エリアにおいて、移動局に資源を割り当てる。呼のハンド・オフ
のための資源を確立するために通常必要なメッセージは伝達されない。その結果
、本発明は、システムの通信オーバーヘッドを低減し、移動局が高速で移動して
いるときに発生し得る呼の欠落を解消する。
【0006】 更に具体的には、本発明は、個人通信システム(PCS)のような遠隔通信シ
ステムに関する。セルラおよびPCシステムは、広く展開され、関連する文献に
詳しく記載されている。かかるシステムは、相互接続された移動交換局(MSC
)の1つ以上のネットワークで構成され、多数のホーム・ロケーション・レジス
タ(HLR)およびビジタ・ロケーション・レジスタ(VLR),ならびにその
他のネットワーク・エレメントに対応する。システムによっては、VRLをMS
Cと組み合わせている場合もある。別のシステムには、HLRに情報を格納する
代わりに、MSCに加入者レコードを格納し、使用する場合もある。かかるネッ
トワーク・エレメントおよびそれらの間の通信に関しては、TIA/EIA/IS-41およ
びGSMmapのような標準的な仕様書に詳しく記載されている。これらおよびその他
の規格のコピーは、TIA, 2001 Pennsylvania Ave NW, Washington DC, 20006に
問い合わせることによって入手可能である。MSCおよびBTS間の接続は、直
接的に、または基地局コントローラ(BSC)を介して間接的に行なうことがで
きる。BSCを用いる場合、典型的に、MSCと連動するいくつかのBSC,お
よび各BSCと連動するいくつかのBTSがある。基地局という用語は、典型的
に、基地局送受信機(BTS),または基地局コントローラ(BSC)およびそ
れが制御するいくつかのBTSの一部を意味する。場合によっては、基地局とい
う用語は、システムの「インフラストラクチャ」または固定側として解釈され、
典型的にシステム全体またはネットワークのエレメントを意味する。MSCおよ
びその基地局間の通信については、当技術分野において、例えば、TIA/EIA/IS-6
34のような規格に詳しく記載されている。基地局および移動(即ち、個人)局(
加入者ユニット)間の通信については、TIA/EIA/IS-95, ANSI J-STD-008, IS-9
1, IS-136, およびその他のような標準的な仕様書に記載されている。
【0007】 セルラおよび個人通信システム(PCS)では、移動機ユーザが用いる移動局
は、典型的に、その近くにある基地局に登録しなければならない。各基地局は、
限られたカバレッジ・エリア(セルまたはセクタ)内で遠隔通信サービスを提供
する。登録ゾーンは、1つ以上の基地局のサービス・カバレッジ・エリアから成
る。大抵の場合、登録ゾーンは、当該ゾーン内の基地局によって「オーバーヘッ
ド」メッセージ内でブロードキャストされる、各ゾーンのアイデンティティ(ide
ntity)によって識別される。移動機は、同時にいくつかのゾーンに登録すること
も可能である。登録の目的は、移動局の大まかな場所をネットワークに知らせ、
移動局への呼の配信を容易にすることである。移動局の更に正確な場所は、ペー
ジング(paging)と称するプロセスによって得られる。少なくとも移動局のアイデ
ンティティ(identity)を含むページング・メッセージを、ページング・エリアと
呼ばれるカバレッジ・エリア全体にブロードキャストし、移動局は、ページング
・メッセージ内にあるそのアイデンティティを認識したか否かについて応答する
ことになっている。一般に、ページング・エリアは登録エリアと相関付けられ、
ページングを地理的に限定できるようにしている。多くのシステムでは、ページ
ング・エリアは1つ以上の登録エリアから成る。典型的な使用では、ページング
・エリアを含ませ、対応する登録エリアより多少大きくする。別の広く用いられ
ているソリューションでは、最新の登録エリアに対応するページング・エリアだ
けでなく、近隣のページング・エリアにおいても同時にページする。この最後の
方法は、最初に主ページング・エリアにおいてページされた後に、移動局から所
与の時間量以内に応答が受信されない場合にのみ、近隣のエリアにおいてページ
を送ることによって高精度化することができる。用いる登録方法には関係なく、
ページング・プロセスは、登録プロセスの精度不足を補償することができる。移
動局が登録していない登録ゾーンに移動してきたとき、登録しようとすることが
考えられる。かかる登録は、通常、ゾーン基準登録または場所基準登録と呼ばれ
ている。他にも、時間基準,距離基準,暗示的,パラメータ変更基準,およびそ
の他というような種々の登録がある。多数の移動機ユーザが登録ゾーン間を移動
する場合、対応して多数の登録が行われ、これを遠隔通信システムが処理しなけ
ればならない。例えば、利用頻度が高い高速道路に沿ってサービスを提供する基
地局は、多数のゾーン基準登録を処理しなければならない。何故なら、高速道路
上の車は通常1つの場所(即ち、登録ゾーン)に長時間止まらないからである。
基地局および対応するネットワークは、ピーク時のトラフィックを処理する用意
ができていなければならない。
【0008】 更に、移動局は通常その電源にバッテリを用いる。移動局が登録する場合、そ
の送信機をオンに切り換え、電力を用いて登録に必要な信号を送信しなければな
らない。移動局が登録しなければならない回数が増える程、多くの電力を消費し
、そのバッテリは枯渇しやすくなる。本発明は、多数のゾーン基準登録の問題を
解決し、移動局のバッテリ電力消費を改善する。
【0009】 セルラおよびPCSフォン・ユーザの大多数は通勤者である。かかる移動機ユ
ーザは、例えば、非常に規則的かつ反復的なパターンにしたがって自宅から職場
に通勤し、帰宅する。電車通勤者は、典型的に、非常に正確な予定を有する。車
で通勤する人は、その通勤パターンにおける時間変量が多いが、それでもなおそ
のパターンは予測可能である。移動パターンは、2つの主要成分、即ち、時間お
よび場所を有する。例えば、各勤務日の間、朝6時および8時の間に、ある通勤
者はほぼ同じ時刻にほぼ同じ場所にいることは予測可能である。ときには、通勤
者が彼/彼女の通勤を開始する正確な時間には大きなばらつきがある可能性もあ
るが、一旦通勤を開始したなら、通勤者が所与の場所に到着する時点間の時間間
隔はかなり一定している可能性が高い。したがって、通勤者が、移動局の電源を
入れたまま携行し、既知の移動パターンに従うと仮定すると、移動局が登録する
場所およびこれらの登録の時刻は、合理的に小さい誤差マージン内で正確に予測
可能である。言い換えると、移動機ユーザの予測可能な通勤パターンは、関連す
る移動局の登録の予測可能なパターンに変換することができる。予測可能な登録
パターンは、ネットワークおよび移動局双方に既知の既定登録計画としてエンコ
ードされ、シグナリング全体が不要となる。
【0010】 本発明によれば、登録ゾーンに集合化された複数の基地局から移動局にサービ
スを提供する通信システムは、既定計画にしたがって移動局を予備登録する方法
を含む。移動局の予備登録は、移動局のゾーン基準登録の代案である。その結果
、移動局は、その場所を繰り返し基地局に登録する必要がなくなり、したがって
そのバッテリ電力を保存する。加えて、ネットワークに対するシグナリング負荷
も減少する。
【0011】 ネットワークおよび移動機双方は、非常に正確に一日の時刻および曜日を判定
し、既定登録計画のコピーを有することができなければならない。一般に、計画
内の異なる曜日,時間,および初期登録ゾーンに対応して、多数の登録計画が同
じ移動局に対して得られる。移動局は、ローカル・オーバーヘッド・メッセージ
を受信しデコードすることにより、登録ゾーンのアイデンティティに関してその
現在地を把握する。受信した登録ゾーン識別が、現在時刻に対する既定計画にお
ける登録ゾーン識別(id)と一致した場合、移動局はそれ自体が予定に沿って
いると見なし、登録を行なわない。そうでない場合、移動局は、それ自体が計画
から逸脱していると見なし、直ちに登録する。かかるアクションが生じた場合、
移動機は効果的に登録計画を切り替える。新たなゾーンが、既存の登録計画と一
致し、それに対する時刻および曜日の組み合わせも一致した場合、古い計画の代
わりに、その新しい計画を選択する。多数の計画が一致した場合、その集合にお
ける1つまたは最初の計画を選択する。時刻および曜日に対する現登録ゾーンに
おける登録と一致する計画がない場合、移動局は効果的に「デフォルト」計画を
選択する。デフォルト計画とは、いずれの登録ゾーンとも一致しない計画であり
、移動局は、物理的に存在するが現在登録されていない各ゾーンにおいて、登録
せざるえを得なくなるという効果がある。
【0012】 ネットワーク側でも、同様のプロセスが行われる。登録計画は、時刻および曜
日の組み合わせによって選択することができる。更に、前記組み合わせによって
のみ活性化することができ、あるいは呼を配信しなければならないときにのみ活
性化することも可能である。通常、着信呼は最初に加入者ホームHLRに導出さ
れる。有効な現登録情報が得られる場合、これを用いて通常の方法で指定の宛先
に呼を導出する。そうでない場合、既定登録計画を検査し、既定計画内に含まれ
る宛先の内、時刻および曜日の組み合わせに対応する宛先に呼を導出する。HL
Rにおいて登録が受信された場合、これを用いて新たな計画を選択し開始し、古
い計画から新しい計画または「デフォルト」計画に変更することができる。登録
計画がアクティブになると、これをセクション(サブセット)に分割し、各サブ
セットを適切なVLR/MSCに分配する。VLR/MSCは、所与の時刻−曜
日の組み合わせに対する登録ゾーンを供与する。勿論、HLRにおいて計画を更
新するかまたは切り替える場合、新たな情報をVRL/MSCに再度配付しなけ
ればならない。このような場合、古いデータは陳腐化するので、削除しなければ
ならない。削除は、古いサブセットを新しいサブセットで置き換えることによっ
て行なうことができ、各サブセットに伴う満了時刻によって駆動することができ
、あるいはHLRからの明示的なシグナリングを必要としてもよい。登録が行わ
れると、ローカルMSC/VLRは登録情報をHLRに受け渡す。
【0013】 登録計画におけるタイミングは、所定のゾーンにおいて登録を要求し、登録の
時点までに与えられる情報を用いることによって、動的に調節可能である。例え
ば、新たな登録ゾーンに入ってきた移動局によって行われた初期登録を、時間基
準として用い、これを登録計画内の後続の時間間隔全てに加算し、その日の絶対
時刻を形成することができる。実際に、初期登録および場合によっては行われる
その後の登録を用いて既定計画を加入者ユニットの実際の移動に同期させること
ができる。移動局およびネットワーク双方は各登録の時刻を知っているので、移
動局およびネットワーク双方における登録計画は、同時に更新することができる
【0014】 時間基準の代わりに、登録計画内において登録ゾーンに割り当てられた時間間
隔を一時的に(例えば、高速道路上での交通渋滞の間)変更しなければならない
場合、ネットワークは、登録ゾーン全体にわたって、オーバーヘッド・メッセー
ジ内でその変更をブロードキャストすることができる。ネットワークおよび移動
局双方は、時間間隔の長さをブロードキャスト係数と乗算し、それに応じて絶対
時刻を更新することによって、計画のタイミングを調節することができる。
【0015】 移動局による登録計画からの比較的小さな時間ずれは、広いページング・ゾー
ンおよび近隣ゾーンにおけるページングまたは再ページングによって補償するこ
とができる。これらは、全て今日用いられている既知の技術である。登録計画か
らの場所のずれや大きな時間ずれが生じた場合、移動局は登録を行なうことにな
る。登録計画に対する一時的な時間更新のための登録の使用は、登録計画によっ
てときとして明示的に要求され、殆どのずれが小さくなることを保証する。
【0016】 好適実施例では、ある観察期間におけるゾーン基準登録の場所およびタイミン
グを記録することによって、登録計画は自動的に得ることができる。続いて、既
知の統計的方法またはニューラル・ネットワークのようなその他の技術を用いて
、データの規則的パターンを識別することができる。一旦パターンを見出したな
ら、これらを登録計画としてエンコードすることができる。通常、かかる作業は
ネットワークによって行われ、最終的な結果、即ち、登録計画は、それぞれの移
動局にダウンロードすることができる。あるいは、移動局は、直接的なネットワ
ークの関与なく登録計画を得て、これらをネットワークにアップロードすること
ができる。移動局およびネットワーク間におけるデータのダウンロードおよびア
ップロードは、当技術分野では既知である。例えば、TIA/EIA/IS-683は、エア・
インターフェースを介して格納パラメータの設定を指定する規格である。トラン
ザクション処理状のシグナリングおよび暗号化を用いて、データの保全性および
秘匿性を確保する。別の代替実施例は、移動局のみに格納した登録計画を有し、
最初の登録シグナリングと共にそれを毎日(または周期的に、または時々)アッ
プロードさせる。逆に、登録計画は、ネットワーク内にのみ格納しておく、ある
登録に対する応答として行われるシグナリングの一部として、移動局に時々ダウ
ンロードすることも可能である。
【0017】 移動局は、その既定計画にしたがって移動しているとき、アイドル・モードま
たはアクティブ・コールにある可能性がある。アクティブ・コール・モードでは
、移動局は常時基地局と通信を行なっている。移動局がアクティブ・コール状態
にある場合、予備登録の既定計画を用いて、複数のカバレッジ・エリアの内1つ
のカバレッジ・エリア内にある移動局に、複数のカバレッジ・エリア内の別のカ
バレッジ・エリアからのハンド・オフに先立って、資源を予め割り当てることが
できる。
【0018】 第1図を参照し、本発明の実施例による通信システム100を示す。通信シス
テム100は、複数の基地局(BS)111〜113,121〜122,131
〜134,および複数の移動機交換局(MSC)110,120,130を含む
。各移動機交換局は、複数の基地局111〜113,121〜122,131〜
134の少なくとも1つと通信状態にあり、更に複数の移動機交換局110,1
20,130内にある1つの別の移動機交換局と少なくとも通信状態にある。ビ
ジタ・ロケーション登録(VLR)199,198,197が、それぞれ、MS
C110,120,130に結合されている。複数の基地局111〜113,1
21〜122,131〜134の内少なくとも1つと通信状態にある移動局15
0は、その既定登録計画170を伝達し、移動機(MS)150が、他の移動機
交換局と通信状態にある、複数の基地局111〜113,121〜122,13
1〜134の1つによって与えられるカバレッジ・エリアに移動する場合、複数
の移動機交換局110,120,130の少なくとも1つは、既定登録計画17
0を、複数の移動機交換局110,120,130内の少なくとも1つの別の移
動機交換局に伝達する。この例では、簡略化のため、しかしより一般的な状況に
は影響を及ぼすことなく、基地局のカバレッジ・エリアは登録ゾーンに対応する
と仮定することができる。通信システムは、セルラまたは個人通信システムとす
ることができる。移動局は、新たな基地局が提供するカバレッジ・エリアに移動
するときに、その場所を新たな基地局に登録する必要はない。
【0019】 予備登録のプロセスを例示するために、移動局150が、MSC110に接続
されているBS111と通信状態にある状況から開始し、MS150はその既定
登録計画170をBS111に伝達する。次に、計画170はMSC110に伝
達される。計画170は、MSが通信システムのカバレッジ・エリア全域にわた
って移動する際におけるMS150の予測場所および時刻から成る。各カバレッ
ジ・エリアはBSによって供与されるので、計画170は、MS150が特定の
BSによって供与されるカバレッジ・エリア内にいると予期されるときの場所お
よび時刻を示す。第1図に示すように、計画は9つの基地局予備登録、即ち、A
ないしIから成る。予備登録「A」は、BS111に対応する予備登録であり、
「B」はBS112に、「C」はBS113に、「D」はBS121に、「E」
はBS122に、「F」はBS131に、「G」はBS132に、「H」は13
3に、「I」はBS134に対応する。移動局150は、計画170にしたがっ
て、BS111〜113,121〜122,131〜134間を移動することが
予期される。MS150がBS113にある場合、MSC110は計画170,
または計画170の残り部分(サブセット)172を接続部180(例えば、I
S−41接続部)を介してMSC120に伝達する。MSC120は、これに応
じて、MS150をBS121,122に予備登録する。同様に、MS150が
BS122にある場合、MSC120は、計画170または計画170の残り部
分173を接続部190を介してMSC130に伝達する。MSC130は、こ
れに応じて、MS150をBS131〜134に予備登録する。MS150は、
BS134におけるカバレッジ・エリアに到達したときに、その移動を完了する
【0020】 図2を参照し、本発明の別の実施例による通信システム200を示す。通信シ
ステム200は、セルラ通信システムとすることができる。通信システム200
は、複数の基地局(BS)211〜213,221〜222,231〜234,
および複数の移動機交換局(MCS)210,220,230を含む。MSC2
10,220,230の各々は、複数の基地局211〜213,221〜222
,231〜234の内少なくとも1つと通信状態にあり、複数の移動機交換局2
10,220,230内の別の1つの移動機交換局と少なくとも通信状態にある
。ビジタ・ロケーション登録(VLR)299,298,297が、それぞれ、
MSC210,220,230に結合されている。移動局250は、複数の基地
局の少なくとも1つと通信状態にある。通信システム200では、複数の移動機
交換局210,220,230によってアクセス可能なホーム・ロケーション登
録(HLR)290が、移動局250の既定登録計画270を提供する。MS2
50がBS211〜213,221〜222,231〜234によって供与され
るカバレッジ・エリア内を移動する場合、MS250は、MS250の明示的登
録の代わりとして、登録計画270にしたがって予備登録される。例えば、MS
250が、MSC210と連動するBS211,212,213のようなBSに
よって供与されるカバレジ・エリア内にあるとすると、MS250がBS211
,212,213によって供与されるカバレッジ・エリア内にある場合、計画2
70の一部分(サブセット)271がMS250の移動パターンを与える。次い
で、MS250は、計画270の一部分271にしたがって予備登録される。計
画270の一部分272は、MS250がBS221,222によって供与され
るカバレッジ・エリア内にいる場合における、MS250の移動パターン専用で
ある。したがって、MS250は、計画270の一部分272にしたがって予備
登録される。同様に、計画270の一部分273は、MS250がBS231,
232,233,234によって供与されるカバレッジ・エリア内にある場合に
おける、MS250の移動パターン専用である。したがって、MS250は、計
画270の一部分273に応じて予備登録される。HLR290は、登録計画2
70をサブセット271,272,273に分割し、これら登録計画のサブセッ
トを移動機交換局(または関連するビジタ・ロケーション・レジスタ)210,
220,230にそれぞれ伝達する。その結果、移動局250は、新たな基地局
によって提供されるカバレッジに移動する際に、その場所を新たな基地局に登録
する必要はない。
【0021】 表1は、登録計画を簡略化した例を示す。
【0022】
【表1】 3つの登録計画を示す。計画1は、移動局が登録ゾーンAにいる場合、月曜日
から金曜日まで毎日7:15amから実行する。計画2は、火曜日および木曜日
のみ、移動局がゾーンBにおいて7:00ないし9:00amの間にその最初の
登録を行なった場合に実行を開始する。計画3は、時間が4:00ないし5:1
5pmであることを条件に、各月の最終土曜日にのみ、計画4または計画5のい
ずれかが完了すると直ちに実行開始する。
【0023】 表2は、時刻および場所を含む登録計画を簡略化した例を示す。
【0024】
【表2】 表2における登録計画は、3つの登録ゾーンB,C,Dから成る。移動局は、
ゾーンBに入るときに登録する必要がある。登録時刻に基づいて、全てのゾーン
に対するタイミングを計算する。移動局は、各登録ゾーンに対して指定されてい
る精度の増減で、計算した時刻に各登録ゾーンに入った場合、予定通りであると
見なされる。移動局が予定から逸脱している場合、直ちに登録する。かかる場合
、登録計画は、タイミングについて再度調節することができ、あるいはデフォル
ト計画を含む、異なる計画と置き換えることも可能である。
【0025】 本発明の直接的な利点は、移動局は、既定計画にしたがって移動する場合には
、通常ではそのバッテリを用いて基地局に周期的に登録する必要がないことであ
る。更に、多数の登録をセルラ通信システムが処理しなければならない場合、本
発明は、過剰負荷の問題を軽減する。
【0026】 以上、特定実施例を参照しながら、本発明を特定的に示しかつ説明したが、本
発明の精神および範囲から逸脱することなく、その形態および詳細において種々
の変更が可能であることは、当業者には理解されよう。以下の請求の範囲におけ
る全ての手段またはステップ・プラス・ファンクション要素の対応する構造,材
料,作用および均等物は、具体的に特許請求されている他の請求対象要素との組
み合わせで機能を実行するあらゆる構造,材料,または作用を含むことを意図す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による通信システムを示す図。
【図2】 本発明の別の実施例による通信システムを示す図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応する複数のカバレッジ・エリア内の複数の基地局から移動局に通信サービ
    スを提供する通信システムにおいて、前記移動局が前記複数のカバレッジ・エリ
    ア内において予期される場所および時刻のパターンを含む既定計画にしたがって
    、前記複数の基地局に前記移動局を予備登録する段階から成ることを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記パターンは、前記通信システムにおける前記移動局の履歴通信行動に基づ
    くことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記履歴通信行動を、前記移動局によって監視することを特徴とする請求項2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の基地局の少なくとも1つによって、前記履歴通信行動を監視するこ
    とを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記パターンを前記複数の基地局の少なくとも1つに伝達する段階を更に含む
    ことを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記パターンを前記移動局に伝達する段階を更に含むことを特徴とする請求項
    2記載の方法。
  7. 【請求項7】 複数の既定計画から前記既定計画を選択する段階を更に含むことを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記予備登録は、前記移動局の同時登録の代わりであることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 通信システムであって: 複数の基地局; 複数の移動機交換局であって、各々前記複数の基地局の少なくとも1つと通信
    状態にあり、かつ前記複数の移動機交換局の内別の1つの移動機交換局と少なく
    とも通信状態にある、移動交換局;および 移動局であって、該移動局が、他の移動機交換局と通信状態にある前記複数の
    基地局の1つによって提供されるカバレッジ・エリアに移動するとき、前記複数
    の基地局の少なくとも1つと通信して前記移動局の既定登録計画を伝達し、更に
    前記複数の移動機交換局の少なくとも1つと通信して前記複数の移動機交換局の
    内少なくとも1つの前記他の移動機交換局に前記既定登録計画を伝達する、移動
    局; から成ることを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 通信システムであって: 複数の基地局; 複数の移動機交換局であって、各々、前記複数の基地局の少なくとも1つと通
    信状態にあり、前記複数の移動機交換局の内他の1つの移動機交換局と少なくと
    も通信状態にある、移動機交換局; 前記複数の基地局の少なくとも1つと通信状態にある移動局; 前記複数の移動機交換局によってアクセス可能であり、前記移動局の既定登録
    計画を与えるホーム・ロケーション・レジスタ;および 前記複数の移動機交換局の少なくとも1つと通信状態にある複数のビジタ・ロ
    ケーション・レジスタ; から成ることを特徴とする通信システム。
JP2000546528A 1998-04-27 1999-03-11 通信システムにおける移動局登録方法および装置 Pending JP2002513257A (ja)

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