JP2002513238A - 送信アンテナダイバーシティ - Google Patents

送信アンテナダイバーシティ

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JP2002513238A
JP2002513238A JP2000546467A JP2000546467A JP2002513238A JP 2002513238 A JP2002513238 A JP 2002513238A JP 2000546467 A JP2000546467 A JP 2000546467A JP 2000546467 A JP2000546467 A JP 2000546467A JP 2002513238 A JP2002513238 A JP 2002513238A
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アリ ホッテイネン
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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Abstract

(57)【要約】 移動通信システムにおいて、例えば、無線経路上の信号に対して生じるフェージングを補償するために、送信アンテナダイバーシティが使用される。全ての加入者接続に対して一緒に送信アンテナの選択を行うことが知られているが、同時接続に対して最適な送信アンテナを与えることができない。本発明は、多数の送信アンテナルート(ANT1,ANT2,ANT3)がある送信ユニット(BS)と、受信ユニット(MS1,MS2)との間に設定されるデータ送信接続において送信アンテナダイバーシティを実行する方法に向けられる。この方法において、送信ユニットの全ての送信アンテナルート(ANT1,ANT2,ANT3)を経てブロードキャスト信号が送信され、これら信号の助けで、受信ユニット(MS1,MS2)において最適な送信アンテナルートの選択がなされ、その選択のメッセージが送信ユニット(BS)へ送信され、該送信ユニットは、使用のために接続された送信アンテナルートを経てユーザデータを送信する。本発明の方法は、互いに異なる個々の信号整形方法によって各送信アンテナルートのブロードキャスト信号が整形され、そして受信したアンテナ選択メッセージに基づき、各受信ユニットごとに個々に、送信アンテナルートが使用のために接続されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、移動通信システムにおける送信アンテナダイバーシティを構成する
方法及び構成体に関する。
【0002】
【背景技術】
CDMA(コード分割多重アクセス)によって実施される無線システムでは、
動作が分散スペクトル通信をベースとしている。送信信号は、加入者にアドレス
された個々のハッシュコードWi、例えばウオルシュコードによって分散され、
従って、送信は、例えば、1.25、6.4又は20MHzの広帯域無線チャン
ネルにおいて拡散される。これにより、異なるハッシュコードで処理されたCD
MA信号を同じ広帯域無線チャンネルを経て多数の加入者へ同時に送信すること
ができる。従って、CDMAシステムでは、各加入者の特殊なハッシュコードが
TDMAシステムのタイムスロットと同じ意味でシステムのトラフィックチャン
ネルを形成する。例えば、IS−95では、ハッシュコードとは、チャンネルを
互いに区別するコードを意味する。又、全ての送信ハッシュコードは、ベースト
ランシーバステーション又はアンテナに特有のスクランブルコードを乗算するこ
とができる。受信端では、加入者のハッシュコードを用いてCDMA信号が分解
され、狭帯域信号が生じる。他の加入者の広帯域信号は、受信器において所望の
信号とは別のノイズを表わす。本明細書では、IS−95規格に基づくCDMA
システムを主として参照するが、本発明は、いかなるシステムにも適している。
CDMAシステムでは、通信は、ベースステーション接続のアップリンク及びダ
ウンリンク方向が異なるタイムスロットにおいて同じ周波数に設定されるTDD
(時分割デュープレックス)をベースとするか、或いはアップリンク及びダウン
リンクチャンネルの周波数がデュープレックス周波数だけ互いに相違するFDD
(周波数分割デュープレックス)をベースとしている。
【0003】 全てのセルラーシステムでは、移動ステーションの少なくとも送信電力を調整
して、移動ステーションがベーストランシーバステーションからどれほど離れた
位置にあるかに関わりなく充分な信号対雑音比でベーストランシーバステーショ
ンに送信が到達できるようにしなければならない。電力制御は、CDMAシステ
ムを一例として使用して以下に説明する。添付図面の図1は、ダウンリンクCD
MAトラフィックチャンネル(順方向トラフィックチャンネル)を示しており、
これは、次のコードチャンネル、即ち共通チャンネル、1つの同期チャンネル、
1ないし7のコールチャンネル、及び最大61個のトラフィックチャンネルを含
む。同期チャンネルに加えてコールチャンネルが1つしかないときに最大トラフ
ィックチャンネルとなる。各コードチャンネルは、ランダムノイズシーケンスの
直角位相対を使用することにより直交方向に分散し、従って、広げられる。
【0004】 共通のチャンネルでは、分散スペクトル信号が常に標準電力で送信され、この
信号は、移動ステーションMSの同期をとると共に移動ステーションへ他のブロ
ードキャスティングを行うのに使用される。 トラフィックチャンネルは、移動ステーションMSへユーザ及びシグナリング
情報を転送するのに使用される。各ダウンリンクトラフィックチャンネルは電力
制御サブチャンネルを含み、これを経て電力制御コマンドが接続中に移動ステー
ションへ転送され、これに応答して、移動ステーションがその送信電力を変更す
る。
【0005】 電力制御サブチャンネルは、電力制御ビットが常に通常トラフィックチャンネ
ルのビット間で送信されるように形成される。ビットはフレーム内に配置され、
従って、変調記号により形成されたコンボリューションコード化及びインターリ
ーブされたフレームである完成したトラフィックチャンネルから、2つの連続す
る変調記号が規則的な間隔で除去されそして電力制御ビットがそれに置き換えら
れる。この手順は一般的にこの分野で知られており、記号パンクチャリングと称
されている。パンクチャリングのパターンは、どの記号をフレームから除去して
電力制御ビットに置き換えるかを示す。
【0006】 図2は、テレコミュニケーションシステムにおいて送信者から受信者への信号
送信を示す。送信されるべき情報は、チャンネルに適した形態に変調されて無線
チャンネルのような送信チャンネルを経て搬送される。信号の反射、ノイズ及び
他の接続により生じる干渉のような送信チャンネルの非理想的なものは、情報を
含む信号に変化を生じさせ、従って、受信者が認知する信号は、送信者が送信し
た信号の厳密なコピーとならない。チャンネルコード化を使用することにより、
デジタルシステムにおいて送信される情報は、送信経路の非理想的なものを良好
に許容することができる。受信端では、受信器が、チャンネル推定値に基づき、
即ちそれ自体知られたチャンネル特性を助けとして、チャンネル修正器において
受信信号を修正し、そして送信チャンネルに使用された変調及びチャンネルコー
ドを元に戻す。
【0007】 移動ステーションMSは、通常、最良の信号クオリティを与えるベースステー
ションに接続される。コール中のハンドオーバーの時間中に、移動ステーション
は、CDMAシステムでは、あるベースステーション信号が他のものより良好な
状態になってこのベースステーションBSを経てコールが継続されるまで、多数
のベースステーションBSに同時に接続される。この種のハンドオーバーをソフ
トハンドオーバーと称する。
【0008】 移動通信システムの環境では、無線経路上の信号フェージングによって信頼性
ある送信が妨げられる。フェージングを補償するために、移動通信システムでは
、受信ダイバーシティや、電力制御や、送信アンテナのダイバーシティ使用をベ
ースとする幾つかの解決策のような種々の手段が開発されている。特許公報EP
−741465号は、ベースステーションにおいて実施される1つのこのような
送信ダイバーシティ解決策を開示している。この公報では、移動ステーションが
多数の送信アンテナ信号の中から最良の信号を選択し、そしてベースステーショ
ンにこの選択を通知し、このとき、ベースステーションは、その選択されたアン
テナを経て送信を継続する。ベースステーションは、第1データパケットに第1
パケット識別子を追加し、そしてその第1データパケットをその識別子と一緒に
1つのアンテナを経て送信する。対応的に、ベースステーションは、第2データ
パケットに第2パケット識別子を追加し、そしてその第2データパケットをその
識別子と一緒に別のアンテナを経て送信する。移動ステーションは、これら両方
の送信を受信し、そして受信信号のレベルを互いに比較する。最適な送信岐路を
選択すると、移動ステーションは、その選択したパケット識別子を制御タイムス
ロットにおいてベースステーションに通知する。ベースステーションは、指示さ
れたアンテナにより当該移動ステーションに意図された送信を送出する。上記の
公報によれば、送信が異なる送信岐路へ向けられる前に多数の信号接続の信号が
コード化段階において合成され、従って、上記公報によるアンテナダイバーシテ
ィを使用するときには、全てのユーザデータが同じ選択された送信アンテナ岐路
を経て送信される。上記公報の方法は、送信及び受信周波数が異なるとき、即ち
周波数分割デュープレックスFDDが使用されるときに使用するのにも適してい
る。
【0009】 既知の送信アンテナダイバーシティ方法及び上述したEP公報の解決策に伴う
問題は、アンテナの選択が全ての加入者接続に対して一緒に集中的に行なわれ、
従って、全てのトラフィックが1つのアンテナによる送信に向けられることであ
る。従って、上記EP公報の解決策は、多数の同時加入者接続を異なるアンテナ
により設定するのに適していない。別の問題は、選択通知が個々のメッセージに
おける1ビット又は数ビットをベースとするときに、移動ステーションによって
選択されたアンテナがベースステーションにおいて誤って解釈され得ることであ
る。この情報は、データ送信エラーにより、受信においてエラーとなることもあ
る。ベースステーションが、移動ステーションにより選択されたアンテナを誤っ
て解釈し、そしてその誤って解釈したアンテナにより送信を行う場合には、移動
ステーションが選択したアンテナから送信が到来すると移動ステーションが仮定
するので、ベースステーションから移動ステーションへのデータ送信のクオリテ
ィに影響が及ぶ。情報における誤った解釈の待機値は、ここでは、0.5までで
ある。ベースステーションにおいてアンテナの選択を誤って解釈した場合には、
例えば、電力制御ビットの解釈がダウンリンク方向において失敗となり得る。上
記のEP公報に伴う更に別の問題は、異なるアンテナを通して設定されるチャン
ネルが互いに直交せず、互いに干渉を引き起こすことである。
【0010】
【発明の開示】
本発明の目的は、各受信ユニットごとに送信ダイバーシティアンテナを個々に
選択し、そして確実な送信アンテナダイバーシティによりデータ送信のクオリテ
ィを確保することである。 この目的は、独立請求項1、27、28、43及び44に記載された本発明の
方法により達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。 又、本発明は、独立請求項55、59及び60に記載された送信アンテナダイ
バーシティを実施する構成体にも係る。
【0011】 本発明は、各送信アンテナルートを経て送信ユニットにより送信されるブロー
ドキャスティング、又はトラフィックチャンネル送信に対して発生された情報に
基づき、受信ユニットが送信アンテナ岐路又は送信アンテナビームのような送信
ユニットに対して最適な送信アンテナルートを選択し、そして受信ユニットがそ
の選択を送信ユニットへ通知し、送信ユニットは、他の加入者接続とは独立して
この受信した通知に基づき1つの送信アンテナルートへ送信を接続するという考
え方をベースとする。
【0012】 本発明の好ましい実施形態では、各送信ユニットの送信アンテナルートのブロ
ードキャスティングが、各アンテナルートごとに個々に、アンテナルートを識別
する信号整形方法で整形されるように、ブロードキャスティングに対する情報が
発生される。このような個々の信号整形方法は、例えば、アンテナルート特有の
ハッシュコード、1回又は数回の並列なハッシュコード、記号パターン、周波数
オフセット又はチャンネルコードである。
【0013】 本発明の別の実施形態では、各送信アンテナルートのトラフィックチャンネル
に、その送信アンテナルートを識別する個々の放射が送信されるように、ブロー
ドキャスティングの情報が発生される。送信ユニットは、それがその後に受信す
るメッセージに基づいて送信アンテナルートを経てユーザデータを送信し、従っ
て、受信ユニットは、送信に使用されるべきアンテナルートを照合できるのが好
都合である。時分割システムでは、個々の放射が全ての岐路において同じである
が、送信タイムスロットが異なることも考えられる。従って、送信タイムスロッ
トと識別子との組合せが送信アンテナルートを決定する。
【0014】 この種の送信アンテナダイバーシティの効果は、個々の送信アンテナルートの
選択によりデータ送信のクオリティが改善されることである。更に、本発明によ
る送信アンテナダイバーシティの効果は、他の加入者接続の送信アンテナルート
とは独立して、本発明により選択されたある送信アンテナルートを経て同時加入
者接続を個々に接続できることである。 本発明の1つの実施形態では、アンテナルート選択情報を与える信頼性の高い
メッセージと、送信に使用されるべきアンテナルートの簡単な識別の両方が達成
され、これにより、受信ユニットは、送信に使用されるべき送信アンテナルート
が常に分かる。本発明のある実施形態は、各アンテナルートがそれ自身のハッシ
ュコードを必要としないときに、既知の送信ダイバーシティ解決策の場合よりも
送信を拡散するのに必要なハッシュコードが少なくてよいという効果を有する。
【0015】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面の図3ないし図11に示す例を参照して本発明の好ましい実施
形態を詳細に説明する。 先ず、図3a及び3bに示す本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図
3a及び3bは、1つのみのベースステーションBSと、1つのみの移動ステー
ションMSとの間の無線通信を一例として示す。 図3aに示す例において、ベースステーションBSには、3つの送信アンテナ
ANT1−ANT3があり、これらのアンテナは、互いに充分離れて配置されて
いる。ベースステーションにおいて、送信アンテナを10ないし20波長の相互
距離に配置し、送信ダイバーシティにより、信号が進行するルートに差を形成す
る一方、異なる信号ルート間の遅延が長くなり過ぎないようにするのが好都合で
ある。ベースステーションは、全ての移動ステーションに意図されているが各ア
ンテナ岐路ごとに個々に整形されたブロードキャスト信号を、各送信アンテナA
NT1−ANT3を経て共通チャンネルに送信する。移動ステーションMSは、
全てのアンテナANT1−ANT3の共通の送信を受信し、そしてそれらの受信
信号の中で、例えば、信号レベル、SIR(信号対干渉比)又は距離減衰に基づ
いて、どれが最良であるか決定する。
【0016】 図3bにおいて、移動ステーションMSは、当該アンテナ岐路の共通チャンネ
ル信号において検出した信号整形方法の助けにより最良のアンテナ岐路の選択を
ベースステーションBSに通知する。ベースステーションBSから移動ステーシ
ョンMSへの送信は、1つの送信アンテナ岐路、図3bに示す例ではアンテナA
NT2のみを経て、ベースステーションにより受信されるアンテナ選択信号に基
づいて続けられる。 図3cは、2つの移動ステーションMS1及びMS2がある場合の対応するア
ンテナ選択プロセスを示す。移動ステーションMS1及びMS2は、両方とも、
ベースステーションBSの全送信アンテナ岐路のブロードキャスト信号を受信す
る。各ブロードキャスト信号は、アンテナ岐路特有の信号整形方法により整形さ
れる。ブロードキャスト信号に基づいて、各移動ステーションMS1及びMS2
は、それ自身に対する最適な送信アンテナ岐路を選択し、そしてその選択をベー
スステーションBSに通知する。図3dに示す例では、ベースステーションBS
は、送信アンテナANT2を経て移動ステーションMS1と通信を続け、そして
送信アンテナANT3を経て移動ステーションMS2と通信を続ける。
【0017】 ベースステーションBSが、送信に使用されるべきアンテナ岐路を識別する識
別子もトラフィックチャンネルに送信するか、又はトラフィックチャンネルに送
信されるべきユーザデータを、送信に使用されるべきアンテナ岐路の信号整形方
法に基づいて整形し、それにより、移動ステーションMSが、送信に使用される
べきアンテナ岐路を照合できるようにするのが好都合である。従って、移動ステ
ーションMSは、ベースステーションにおける送信に対してどのアンテナ岐路が
実際に使用されるか識別する。ベースステーションBSにより使用される送信ア
ンテナ岐路は、移動ステーションにより中継されたアンテナ選択メッセージがベ
ースステーションにおいていかに首尾良く解釈されるかに基づき、最良のアンテ
ナ岐路として移動ステーションにより選択されたものと同じアンテナ岐路であっ
てもよいし、異なるアンテナ岐路であってもよい。しかしながら、トラフィック
チャンネルに中継されるべきアンテナ岐路を識別する放射の助けにより、移動ス
テーションMSは、本発明により、接続に使用するために接続された送信アンテ
ナ岐路をチェック及び識別することができる。
【0018】 図4a及び4bは、図3aを参照して上述したように、全てのベースステーシ
ョンのアンテナを経て送信するために本発明により共通チャンネルの送信を実施
する詳細な例を示す。図4aの例は、本発明にとって重要な送信ユニット、例え
ば、ベースステーションBSの送信ユニットの構造体の一部分を示す。送信され
るべき信号は、コーダ41においてコード化され、次いで、そのコード化された
信号は、インターリーブユニット41においてインターリーブされる。ユニット
41及び42の機能は、共通チャンネルの送信のコード化及びインターリーブを
希望しない場合には、必ずしも必要とされず、これらユニットの一方又は両方を
除去することもできる。本発明によれば、信号は、S/P(シリアル/パラレル
)ユニット43において全ての送信アンテナ岐路に分割され、図4aに示す例で
は、アンテナ岐路44−46に分割される。以下、アンテナ岐路44について、
アンテナ岐路の構造を説明する。アンテナANT1へ通じるアンテナ岐路では、
信号がユニット47において散乱、拡散及び変調される。図4aに示す例では、
散乱が本発明により全てのアンテナ岐路において同じハッシュコードW0を用い
て行なわれるが、異なるアンテナ岐路の散乱結果は記号レベルでは異なる。従っ
て、ユニット47では、ハッシュコードの記号パターンは、記号を散乱させるた
めに使用される。RFユニット48は、信号を基本帯域から高周波へと変換し、
その後、信号はANT1を経て無線経路へ送信される。
【0019】 図4aにおける他のアンテナ岐路45及び46の構造は、ユニット47のハッ
シュコードW0の記号パターン以外は、上述したものと同じである。異なるアン
テナ岐路の記号パターンは、特に信号が受信ユニットに同じ遅延で到着するとき
に互いの送信により生じる干渉を減少するように相互に直交するのが好ましい。
記号パターンは、例えば、1つのアンテナ岐路では+−+−の形態であり、そし
て別のアンテナ岐路では++の形態である。記号パターンは、同じハッシュコー
ドを変調する。従って、受信ユニットは、信号を互いに区別できるように、例え
ば、2つ又は4つの記号にわたって積分しなければならない。受信ユニットは、
異なるアンテナから送信される記号を、それらの散乱に使用されるハッシュコー
ド記号パターンで識別する。従って、アンテナ岐路に対して確立される本発明に
よる信号整形方法は、各送信アンテナ岐路ごとに個々の記号パターンであり、こ
れにより、送信されるべき信号が整形され、従って、各アンテナ岐路が識別され
る。
【0020】 共通チャンネルのブロードキャスト信号は、全てのアンテナ岐路から同じ標準
電力で連続的に送信されるのが好ましい。送信されるべき標準電力が異なるアン
テナ岐路において相違する場合には、送信電力に関する情報がブロードキャスト
信号に関連して受信ユニットに送信されるべきであり、従って、移動ステーショ
ンMSのような受信ユニットは、それが異なるアンテナ岐路から受信した信号の
受信レベルを比較することができる。共通チャンネルのブロードキャスト信号は
全てのアンテナ岐路から常時送信される。
【0021】 図4bは、共通チャンネルの送信を実施する別の例を対応的に示す。図4aと
比較すると、図4bの例は、繰り返しコード化を実行するコーダENC2 50
が追加されており、これにより、同じ情報が各アンテナ岐路44−46へ他と同
様に供給される。このコーダENC2 50も任意であり、必要に応じて除去さ
れてもよい。又、図4bに示す例は、アンテナ岐路44−46において信号の散
乱、拡散及び変調を実行するユニットに関して、図4aを参照して述べたものと
は異なる。アンテナ岐路44のユニット49では、各アンテナ岐路に対する個々
のハッシュコードであるハッシュコードW1により信号が散乱される。対応的に
アンテナ岐路45では、散乱がハッシュコードW2で行なわれ、そしてアンテナ
岐路46では、ハッシュコードW3で行なわれる。異なるハッシュコードは相互
に直交するのが好ましい。受信ユニットは、異なるアンテナから送信される信号
を、それらの散乱に使用されるハッシュコードWiにより識別する。従って、ア
ンテナ岐路に対して確立される本発明による信号整形方法は、各アンテナ岐路を
識別する各送信アンテナ岐路の個々のハッシュコードである。
【0022】 上記の例に加えて、アンテナを識別しそして共通チャンネルに対して構成され
るべき信号整形方法は、異なるアンテナ岐路の信号処理において確立されるべき
異なる周波数オフセット値、或いは異なるチャンネルコード、例えば、CRC(
繰り返し冗長チェック)、ブロックコード又はコンボリューションコードでもよ
いし、或いは異なるアンテナ岐路の信号散乱に使用される同じハッシュコードを
一回又は何回か並列に変調して、異なる長さのハッシュコードを各アンテナ岐路
において変調するようにし、例えば、あるアンテナ岐路ではハッシュコードW0
を変調し、そして別のアンテナ岐路ではハッシュコードW00及びW0−W0を並
列に変調する、等々としてもよい。又、アンテナ岐路に対して確立されるべき信
号整形方法は、上記の信号整形方法の組合せでもよい。各送信アンテナ岐路に対
して確立される信号整形方法は、他のアンテナ岐路の信号整形方法に比して直交
し、例えば、直交ハッシュコード又は記号パターンであるのが好ましい。
【0023】 図5aは、トラフィックチャンネル送信に関して本発明による送信ユニットの
構造を示す。トラフィックチャンネルにおいて、ユーザデータはコーダ51でコ
ード化され、そしてユニット52でインターリーブされる。ユニット53では、
信号がハッシュコードWで散乱され、拡散されそして変調される。ユニット53
の動作は、移動ステーションから受信されるアンテナ選択メッセージの解釈59
に基づいて制御され、従って、送信アンテナ岐路に対して個々にある本発明の信
号整形方法により、送信アンテナ岐路を識別する識別子がトラフィックチャンネ
ルに形成される。アンテナ岐路に対して確立されるこのような信号整形方法は、
例えば、共通チャンネル送信に関連して上述した記号パターン、ハッシュコード
、1回又は数回の並列なハッシュコード、周波数オフセット、チャンネルコード
或いはそれらの組合せである。スイッチ54は、受信したアンテナ選択メッセー
ジの解釈59に基づいて、送信されるべき整形された信号を送信アンテナへ切り
換える。スイッチ54の機能は、何らかの既知の現状のスイッチング構成体によ
って実施されてもよい。信号は、接続されたアンテナ岐路44、45又は46の
RFユニット48において基本帯域から高周波へと変換される。整形されたユー
ザデータ信号は、接続されたアンテナ岐路のアンテナを経て無線経路へ送信され
る。他の加入者接続の信号は、RFユニット48で変換される前に送信アンテナ
へと合成される。
【0024】 図5bは、無線経路へ送信する前に3つの加入者接続のトラフィックチャンネ
ルTCH1−TCH3の信号を合成するところを一例として示す。トラフィック
チャンネルTCH1の信号は、ハッシュコードW1により散乱され、そして拡散
される。スイッチ「スイッチ1」を使用して、トラフィックチャンネルTCH1
の整形された信号は、受信したアンテナ選択メッセージの解釈「制御1」に基づ
き送信アンテナへ接続される。対応的に、他のトラフィックチャンネルTCH2
及びTCH32ついても、同じ手順が使用される。同じアンテナに接続されるべ
き異なるトラフィックチャンネルの信号は、トラフィックチャンネル特有のスイ
ッチの後であって且つRF変換の前に互いに合成される。必要に応じて、トラフ
ィックチャンネル信号は、アンテナ選択方法の解釈に基づき、スイッチ「スイッ
チ1−3」の切り換え動作の前に、アンテナ岐路に対する個々の信号整形方法に
より整形することができる。
【0025】 上記説明に基づき、アンテナ岐路特有の識別子が、トラフィックチャンネルに
送信されるべき信号に追加されるか、或いは送信されるべき信号が本発明により
送信アンテナ特有の信号整形方法で整形されて、移動ステーションがどのアンテ
ナ岐路から送信が行なわれたか識別できるようにされる。従って、アンテナ岐路
に特有の信号整形方法は、例えば、上記の異なるハッシュコード、異なる記号パ
ターンをもつ同じハッシュコード、異なる周波数オフセット、異なるチャンネル
コード、及び/又は異なる数の並列な同じハッシュコードである。異なるアンテ
ナ岐路に対して確立されるべき信号整形方法は、他のアンテナ岐路の信号整形方
法に比して直交するのが好ましい。
【0026】 トラフィックチャンネルにおけるアンテナ岐路の個々の信号整形方法は、共通
チャンネルのものと同じであってもよいし、又はそれに接続されるいかなる信号
整形方法でもよく、移動ステーションは、接続されたアンテナ岐路を信号整形方
法により識別し、そしてそれを、それが選択したアンテナ岐路の信号整形方法と
比較することができる。各アンテナ岐路に対する個々の信号整形方法は、上記の
ケースでは、異なるハッシュコードのケースを除いて異なる加入者接続に対して
同じでよい。異なるアンテナ岐路に同じハッシュコードを使用することにより、
ハッシュコードがあまり必要とされないという効果が得られる。更に、ある接続
に使用されるアンテナ岐路を変更するときに、他の加入者接続に使用されるハッ
シュコードを変更しなくてもよい。
【0027】 図6は、2つの送信アンテナ岐路のケースにおいて、アンテナ岐路を識別する
識別子がトラフィックチャンネルに使用されるときのダウンリンクチャンネルの
構造を示す。図6に例示されたケースは、図4aを参照して上述した個々の記号
パターンをベースとする信号整形方法を示している。図示されたアンテナANT
1及びANT2のアンテナ岐路の共通チャンネルは、ブロードキャストデータ項
目と、記号パターンとを含み、このパターンは、アンテナ岐路に対して個別のも
のであってブロードキャストデータ項目のビットを形成するのに使用されたもの
である。図6に示す例では、両方の共通チャンネルがハッシュコードW0で散乱
される。アンテナANT1のアンテナ岐路に対する記号パターンは、+−+−の
形態であり、一方、アンテナANT2のアンテナ岐路に対する記号パターンは、
++++の形態である。本発明によれば、トラフィックチャンネルは、ユーザデ
ータ項目と、アンテナ岐路記号パターン項目とを含み、この記号パターン項目は
、各加入者接続により使用のために接続されたアンテナ岐路の記号パターンであ
る。又、この記号パターンは、ユーザデータ項目のビットを整形するのにも使用
される。例えば、トラフィックチャンネルTCHi上で通信する接続に対して、
アンテナANT1が本発明により送信に使用するように接続される場合には、ト
ラフィックチャンネルTCHiのアンテナ岐路を識別する識別子が記号パターン
+−+−を含み、そしてトラフィックチャンネル上に中継されるべきデータは、
この記号パターンを使用することにより整形される。図6に示すトラフィックチ
ャンネルTCHi−TCHi+4は、各々それら自身のハッシュコードWi−Wi+4
より散乱される。ベースステーションBSと移動ステーションMSとによって形
成される接続の始めにおいて、現状技術のベースステーションは、制御チャンネ
ル、例えば、コールチャンネルを経て移動ステーションMSに、データ送信に使
用されるべきハッシュコードを通知する。接続中に、このハッシュコードは、た
とえ送信アンテナが通信中に切り換えられたとしても、同じに保たれるのが好ま
しい。アンテナを識別する記号パターンは、共通チャンネル及びトラフィックチ
ャンネル上の適当な場所に配置することができる。対応的に、図6に示すチャン
ネルでは、一例として上述した他の信号整形方法が、それらによって整形された
データビット並びにアンテナ岐路を識別する識別子と共に配置される。
【0028】 図7aは、送信ユニット700及び受信ユニット701のブロック図に関して
送信アンテナ岐路の比較を示す。この図は、ブロードキャスト及び送信アンテナ
岐路の比較及び選択にとって重要なユニット700及び701の部分しか示して
いない。送信ユニット700の構造は、共通チャンネル信号をアンテナ岐路特有
の記号パターンで整形するための図4aに示す例を参照して述べた構造と同様で
ある。全てのアンテナANT1−ANT3から、共通チャンネル信号が各アンテ
ナの個々の記号パターンで整形されて送信される。受信ユニットでは、これら3
つの信号がアンテナ710を経て受信され、そして受信部711において、信号
が基本帯域周波数に対して変換される。デコーダ712では、信号が復調され、
信号の拡散及び散乱が元通りに戻される。ブロードキャストデータは、受信ユニ
ット内のどこかで更に処理される。各信号のチャンネル推定値もデコーダにおい
て形成される。デコーダ713は、受信信号を、例えば、信号レベル、信号対干
渉比SIR又は距離減衰について互いに比較し、そして各信号の個々の信号整形
方法を検出する。信号整形方法は、デコード動作の前に検出される。アンテナ選
択ユニット714は、検出器713で行なわれた比較に基づいて送信に適したア
ンテナ岐路、例えば、最良の信号レベルを発生するアンテナ岐路を選択する。ア
ンテナ選択ユニット714は、選択されたアンテナ岐路の信号整形方法をコーダ
715へ送信し、該コーダは、コード化の前又は後に、ユニット700へ送信さ
れるように意図された他のコードデータにこの放射を追加する。送信ユニット7
00へ送信されるべき情報は、送信部716において、無線経路に必要な形態に
整形され、そしてアンテナ717により現状のやり方で無線経路へ送信される。
【0029】 図7bは、送信ユニット700及び受信ユニット701のブロック図に関して
本発明によるトラフィックチャンネル送信へのアンテナ岐路の接続を示している
。この図は、この機能にとって重要なユニット700及び701の部分しか示し
ていない。従って、受信ユニット701のアンテナ717は、図7aを参照して
述べたように、選択されたアンテナ岐路の信号整形方法を示す放射を、送信ユニ
ット700に意図された他の送信信号と共に送信する。送信ユニット700のア
ンテナ750は、この信号を受信し、そしてそれを変換のために受信部751へ
送る。アンテナ750は、アンテナANT1−ANT3の1つでもよい。受信部
751において基本帯域変換された信号はデコーダ752へ送られ、該デコーダ
は、現状のやり方で信号の拡散及び散乱を復調し、元通りに戻し、そしてアンテ
ナ選択メッセージを他のデータから分離する。アンテナ岐路の信号整形方法の受
信した放射はルート59によって導かれ、送信ユニット700から受信ユニット
701へ送信されるべきユーザデータの送信に使用されるアンテナ岐路への接続
を制御すると共に、おそらくは、ユーザデータ又はユーザデータの整形へのアン
テナ岐路特有の識別子の追加を制御する。トラフィックチャンネルの送信側につ
いては、ユニット700の構造は、図5aを参照して述べた構造と同様であり、
従って、コード化及びインターリーブされたユーザデータは、接続に指定された
ハッシュコードで散乱され、そして拡散及び変調される。更に、ユーザデータは
、送信のために接続されたアンテナ岐路に対して確立された信号整形方法で整形
されてもよいし、或いはアンテナ岐路特有の識別子がユーザデータに追加されて
もよい。信号整形方法は、例えば、アンテナ岐路特有のハッシュコード、記号パ
ターン、1回又は数回の並列なハッシュコードの使用、チャンネルコード化及び
/又は周波数オフセットである。送信に使用されるべきアンテナは、送信される
べき整形された信号を送信アンテナ、図7bの例ではアンテナANT2、へ切り
換えるようにスイッチ54を制御する制御ルート59により決定される。アンテ
ナANT2のアンテナ岐路のRFユニット48は、送信されるべき信号を現状の
やり方で基本帯域から高周波へと変換する。
【0030】 アンテナANT2を経て送信されたトラフィックチャンネルユーザデータは、
受信ユニット701のアンテナ710を経て受信され、そして受信部711にお
いて変換された後に、デコーダ712へ送られ、該デコーダは、信号の拡散及び
散乱を復調し、元通りに戻す。トラフィックチャンネルユーザデータは、更なる
処理のために受信ユニットのどこかに供給される。送信アンテナ岐路を識別する
放射がトラフィックチャンネルに追加された場合には、アンテナ岐路又は信号整
形方法を識別する識別子が検出器720において受信信号から検出され、そして
アンテナ岐路の照合のためにチェックユニット721へ送られる。検出器720
は、図7aの検出器713と一体化されるように実施される。チェックユニット
721は、アンテナ岐路又は信号整形方法を識別する識別子を、ユニット701
において送信アンテナ岐路として既に選択されたアンテナ岐路の対応する1つと
比較する。識別子又は整形方法が同様である場合には、送信ユニット700によ
る送信のために接続されるアンテナ岐路が、受信ユニット701により選択され
た最適なアンテナ岐路と同じになるよう確保される。識別子又は整形方法が互い
に異なる場合には、チェックユニット721は、そのユニットに対して確立され
た動作命令に基づき、以下に示す段階をとることができる。
【0031】 先ず第1に、チェックユニット721は、デコーダ712が別のアンテナ岐路
のチャンネル推定値を使用して信号をデコードしなければならないことを、制御
ルート732を経てデコーダ712に通知する。第2に、チェックユニット72
1は、制御ルート731を経て受信ユニット701の送信側を制御し、次のアン
テナ選択メッセージの送信における送信設定を変更する。次のメッセージを含む
信号は、例えば、それがより高い電力で送信されるか、又はより強力なコードで
処理されるように制御される。第3に、チェックユニット721は、受信ユニッ
トにより与えられたアンテナ選択メッセージに基づき、送信ユニット700のア
ンテナ接続の成功についての統計学的処理を行う。アンテナ接続の成功が、予め
確立されたスレッシュホールドレベルに達しない場合には、チェックユニット7
21は、ルート731を経て受信ユニット701の送信側を制御し、アンテナ選
択機能をオフに切り換えてもよい/切り換えねばならないことを示すメッセージ
を送信ユニット700に送信する。このメッセージを受け取ると、送信ユニット
700は、現状のやり方で送信に対してアンテナ岐路を選択する。
【0032】 多数の送信アンテナ岐路が使用される場合について本発明の好ましい実施形態
について以上に説明した。以下、可変ビームアンテナの多数のアンテナビームが
使用される場合について、図8を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明す
る。図8は、ベースステーションBSに配置された可変ビームアンテナグループ
のアンテナビームB1−B3を示す。簡単化のために、この図は、3つのアンテ
ナビームしか示さないが、ダイナミックアンテナを使用するときには、当然、も
っと多くのアンテナビームを形成することができる。又、図8は、全方向アンテ
ナのアンテナビームB4も示す。これらアンテナビームの各々は、上述した例の
1つの送信アンテナ岐路に対応するものとして理解することができる。本発明に
よれば、ベースステーションBSは、各アンテナビームB1−B4を経て共通チ
ャンネルを送信する。異なるアンテナビームを経て送信されるべき信号は、アン
テナビーム特有の信号整形方法により上述したように整形される。移動ステーシ
ョンMSは、全ての共通チャンネル信号を受信し、信号を互いに比較し、そして
最適な送信アンテナビームを選択する。移動ステーションMSは、送信されるべ
きデータの中でそのアンテナビーム選択をベースステーションに通知する。受信
したアンテナビーム選択メッセージに基づき、ベースステーションBSは、送信
されるべきユーザデータを1つのアンテナビームに接続し、そして送信されるべ
きユーザデータを、使用すべき送信アンテナビームの信号整形方法で整形する。
移動ステーションMSは、この信号整形方法で送信するのに使用される送信アン
テナビームを照合し、そしてもし必要であれば、偽のアンテナビーム接続の場合
に、例えば、上記の段階をとることができる。
【0033】 本発明は、1つのベースステーションBSと1つの移動ステーションMSとの
間の接続について上述した。図9は、移動ステーションMSが2つ以上のベース
ステーションに同時に接続されるが、本発明による機能が1つの接続にしか適用
されない状況における本発明の第1実施形態を示す。図9に示す例では、本発明
による機能は、移動ステーションMSとベースステーションBS3との間の接続
に適用され、移動ステーションMSとベースステーションBS1及びBS2との
間の接続については、何らかの現状の方法で選択された送信アンテナルートが使
用される。従って、図9に示す状態、例えばソフトハンドオーバーの状態では、
ベースステーションBS3が、その全ての送信アンテナANT1及びANT2を
経て共通チャンネルを送信し、その信号は、送信アンテナビーム特有の信号整形
方法により整形されている。移動ステーションMSは、受信した信号を互いに比
較し、そしてベースステーションBS3に対して最適な送信アンテナ岐路を選択
する。移動ステーションMSは、送信されるべきデータの中でアンテナ選択メッ
セージをベースステーションへ送信するが、ベースステーションBS3のみがこ
のデータを解釈し、そしてこの受信して解釈したデータを使用して、送信アンテ
ナ岐路を接続する。ベースステーションBS3は、移動ステーションMSに意図
されたユーザデータを、それが送信のために接続したアンテナ岐路を経て送信す
る。このユーザデータに対して、上述したように接続された送信アンテナ岐路を
識別する放射が追加され、移動ステーションMSは、受信信号から検出した識別
子又は信号整形方法によりベースステーションBS3の送信アンテナ岐路を照合
し、そして必要なときに、例えば、図7bの説明に関連して述べた段階を行う。
図9に示したようなソフトハンドオーバーの状態では、移動ステーションMSは
、例えば、ソフトハンドオーバーメッセージにおいて、本発明の機能を適用すべ
きベースステーションBSの接続をネットワークに通知する。
【0034】 図10は、多数のベースステーションのブロードキャスト信号に関して本発明
による方法を示す。本発明によれば、図10に例示されたベースステーションB
S1−BS3の各アンテナを経て、送信アンテナ岐路を識別する個々の放射を含
むブロードキャスト信号が送信される。移動ステーションMSは、これらの信号
を受信し、そしてそれに基づいて、1つのベースステーションの場合と同様に、
最適な送信アンテナ岐路を選択する。移動ステーションMSは、そのアンテナ選
択のメッセージをネットワークへ送信する。受信したアンテナ選択メッセージに
基づき、あるベースステーションBS1−BS3のある送信アンテナANT1又
はANT2が通信のために接続される。多数のアンテナの場合には、アンテナ選
択メッセージを多数のビットと共に選択しなければならず、従って、各アンテナ
は、互いに他と異なるやり方で識別される。従って、アンテナ選択メッセージの
ビットも、安全なデータ送信を確保するために通常より良好にコード化される。
この例は、迅速なハードハンドオーバー状態を示すものとして理解することがで
きる。
【0035】 本発明の別の実施形態では、各アンテナ岐路に対して個々の識別子を信号に追
加することにより、アンテナ岐路を識別する放射もブロードキャスト信号に形成
される。従って、現状のやり方で、ブロードキャストデータに加えて、各アンテ
ナ岐路ごとに個々の識別子が追加された共通チャンネルが、全てのアンテナ岐路
を経て送信される。移動ステーションMSは、これら全ての信号を受信し、信号
を互いに比較し、そしてその後の受信に対して最適な信号を選択する。移動ステ
ーションMSは、選択したそのアンテナ岐路識別子をベースステーションBSに
知らせ、ベースステーションBSは、移動ステーションのメッセージを検討する
際に、ベースステーションが移動ステーションMSの選択であると理解したアン
テナ岐路を経てユーザデータを送信する。接続された送信アンテナ岐路を経て、
ユーザデータは、本発明によりトラフィックチャンネルに送信され、そして必要
なときに、アンテナ岐路の個々の識別子が送信され、これは、移動ステーション
により受信されて解釈されると、移動ステーションが、使用送信アンテナ岐路を
照合できるようにすると共に、送信アンテナ岐路がベースステーションにおいて
誤って解釈された場合には、必要に応じて処理段階を実行できるようにする。
【0036】 図8を参照した本発明の好ましい実施形態の上記説明と対応して、本発明の第
2の実施形態は、送信アンテナ岐路ではなく、送信アンテナルート、例えば送信
アンテナビームを使用することにより実施される。又、本発明の第2の実施形態
では、図9の説明に関連して上述したソフトハンドオーバー状態、又は図10に
示す例の機能を実行することもできる。
【0037】 図11a及び11bは、本発明による方法のフローチャートである。ポイント
101において、ベースステーションは、全ての送信アンテナ及び/又はアンテ
ナビームから全ての送信アンテナルートを経てブロードキャスト信号を送信する
。各ブロードキャスト信号は、送信アンテナルートを識別する個々の放射、例え
ば、信号整形方法又はルート識別子を含む。ポイント102では、移動ステーシ
ョンMSは、受信した共通チャンネル信号を、例えば、信号レベル、信号対干渉
比又は距離減衰に基づいて比較する。これらの信号に基づき、移動ステーション
MSは、最適な送信アンテナルートを選択し(ポイント103)、そしてそのア
ンテナルートの選択をベースステーションBSに通知する(ポイント104)。
移動ステーションMSからベースステーションBSへのアンテナルート選択メッ
セージは、電力制御コマンドのようなアップリンク信号における記号パンクチャ
リング、又は時間マルチプレクシングにより中継される。又、アンテナルート選
択メッセージのビットを、アップリンク信号において送信されるべき電力制御ビ
ットの少なくとも幾つかに置き換えるように使用することもできるが、電力制御
を依然として現状のやり方で行えるようにするのが好ましい。又、アンテナルー
トの選択を示すビット(1つ又は複数)を、考えられる送信エラーに対して効果
的にコード化することもできる。受信したアンテナルート選択メッセージに基づ
き、ベースステーションBSは、トラフィックチャンネル送信に対して1つのア
ンテナルートを接続し、そしてこのアンテナルートを経て、好ましくは接続され
たアンテナルートを識別する放射を含むユーザデータ信号を送信する(ポイント
105)。ポイント106では、接続された送信アンテナルートの移動ステーシ
ョンにおいて、受信信号から検出されたアンテナルートを識別する放射に基づき
照合が行なわれる。ポイント107では、移動ステーションMSにおいて、接続
されたアンテナルートが選択された最適なアンテナルートに基づくものかどうか
についてチェックが行なわれる。接続されたルートが選択されたルートに基づく
ものでない場合には、図11bに示す別々の手順A、B又はCのいずれかが実行
される。手順Aでは、接続されたアンテナルートのチャンネル推定値を使用して
移動ステーションがデコードされる(ポイント108)。手順Bでは、次のアン
テナルート選択が、例えば、より高い送信電力で、又はメッセージをより良好な
チャンネルコードでコード化することにより、移動ステーションMSからベース
ステーションBSへより効果的に指示される(ポイント109)。手順Cでは、
アンテナルート選択実行の統計学的処理が行なわれる(ポイント110)。ポイ
ント111では、アンテナルート選択が充分な回数で首尾良く行なわれたかどう
かのチェックがなされる。確立されたスレッシュホールド値に対して選択があま
り頻繁に失敗する場合には、それについてのメッセージが移動ステーションMS
からベースステーションBSへ送信される(ポイント112)。移動ステーショ
ンMSは、本発明による機能をオフに切り換えるようにベースステーションに指
令/要求するか、或いはそれ以後、接続されるべきアンテナルートをベースステ
ーションが自由に選択するのを許してもよい。
【0038】 図12は、本発明の第3実施形態の機能を示す。本発明のこの第3実施形態で
は、移動ステーションMSは、例えば、ソフトハンドオーバー状態において2つ
以上のベースステーションに同時に接続され、そしてこれらベースステーション
の送信アンテナ岐路を本発明に基づいて選択する。図12に示す例では、移動ス
テーションMSは、ベースステーションBS1−BS3に同時に接続され、各ベ
ースステーションには2つの送信アンテナANT1及びANT2がある。上記説
明によれば、各ベースステーションBS1−BS3は、その全ての送信アンテナ
ANT1−ANT2を経て共通チャンネルを送信する。異なるアンテナ岐路を経
て送信されるべき信号は、送信アンテナ岐路を識別する放射、例えば、上述した
ように、信号整形方法又はアンテナ岐路識別子を含み、これは、同じベースステ
ーションの他のアンテナを識別する放射とは異なる。異なるベースステーション
の第1アンテナANT1及び第2アンテナANT2は、アンテナを識別する対応
放射を有するのが好ましい。移動ステーションMSは、全ての共通チャンネル信
号、図12に示すケースでは6個の共通チャンネルを受信し、そして全てのベー
スステーションのアンテナANT1により一緒に形成された受信信号を、全ての
ベースステーションのアンテナANT2により一緒に形成された信号と、例えば
、形成された信号レベル、信号対干渉比又は距離減衰について比較する。移動ス
テーションMSは、最適な送信アンテナグループANT1又はANT2を選択し
、そしてベースステーションへ中継されるべきデータの中でアンテナ選択メッセ
ージをベースステーションへ送信する。ベースステーションは、メッセージを受
信し、そしてその解釈に基づいて、送信アンテナ岐路の1つを、送信されるべき
アンテナ岐路として接続する。ユーザデータは、送信に使用されるべきアンテナ
岐路を識別する放射、例えば、信号整形方法又はアンテナ岐路識別子が移動ステ
ーションへ同時に中継されるように、トラフィックチャンネルにおいて整形され
る。この放射から、移動ステーションMSは、各ベースステーションにより使用
される送信アンテナ岐路を照合する。送信アンテナ岐路の接続が移動ステーショ
ンのメッセージに基づき全てのベースステーションにおいて成功でなかった場合
には、移動ステーションは、例えば、図7bの説明に関連して示した段階をとる
ことができる。
【0039】 本発明によるアンテナルートの選択及び接続は、標準時間間隔で実行され、例
えば、各4番目の送信タイムスロットごとに、又は任意のランダムな瞬間に実行
することができる。 本発明の第4の実施形態では、本発明による機能は、ソフトハンドオーバーの
時間中、オフに切り換えることができる。本発明による送信アンテナルートの選
択が標準時間間隔で実行される場合には、これは、例えば、ソフトハンドオーバ
ーメッセージにおける移動ステーションMSからネットワークへのメッセージに
より実行することができる。移動ステーションMSは、このメッセージにおいて
、本発明によるアンテナルート選択メッセージが差し当たり送信されないことを
知る。ソフトハンドオーバー状態が終了すると、移動ステーションMSは、アン
テナルートの選択が続くというメッセージをネットワークに送信するか、又はベ
ースステーションに送信されるべきデータの中でベースステーションへアンテナ
ルート選択メッセージを単に送信することもできる。送信アンテナルートの選択
がランダムな瞬間に実行される場合には、本発明による機能は、移動ステーショ
ンMSがソフトハンドオーバー状態中にアンテナルート選択メッセージを送信せ
ず、この状態の後にのみ送信するようにして、ソフトハンドオーバー状態の時間
中に、最も容易にオフに切り換えることができる。
【0040】 本発明の第5実施形態では、ベースステーションは、個々の送信アンテナルー
トを識別する識別子を、その多数の送信アンテナルート、例えば、図3aに示す
ケースでは送信アンテナANT1−ANT3を経て本質的に同時に、トラフィッ
クチャンネル上を移動ステーションMSへと送信する。移動ステーションMSは
、全ての送信アンテナルートのトラフィックチャンネル信号を受信し、そしてこ
れら受信した信号から、例えば、信号レベル、SIR(信号対干渉比)又は距離
減衰に基づいてどれが最良であるかを決定する。移動ステーションMSは、当該
送信アンテナルートのトラフィックチャンネル信号において認知した識別子の助
けでその選択した最良の送信アンテナルートをベースステーションBSに通知す
る。識別子のビットシーケンスの助けにより、受信ユニットにおいて送信アンテ
ナルートの信号の比較を改善することもできる。これらを使用して、例えば、異
なる送信アンテナルートに対しチャンネル電力又はチャンネル推定値を計算する
こともできる。移動ステーションMSへのユーザデータの送信は、1つの送信ア
ンテナルート、図3bに示す例ではアンテナANT2のみを経てベースステーシ
ョンにより受信されたアンテナ選択情報に基づいて継続される。受信ユニットに
おける送信アンテナルートの選択は、1つのタイムスロットのトラフィックチャ
ンネル信号から、次のタイムスロットのユーザデータ送信に対して行なわれるの
が好ましい。従って、各送信アンテナルートのトラフィックチャンネルでは、ア
ンテナルートの選択に対して識別子が送信されるが、ユーザデータは1つの送信
アンテナルートのみを経て送信される。送信アンテナルートは、例えば、送信ア
ンテナ岐路又は送信アンテナビームである。
【0041】 本発明の第5の実施形態では、ベースステーションBSは、ユーザデータの中
で、送信に使用するための送信アンテナルートを識別する識別子をトラフィック
チャンネルに送信するか、又はトラフィックチャンネルに送信されるべきユーザ
データを、送信に使用されるべき送信アンテナルートの信号整形方法に基づいて
整形し、これにより、移動ステーションMSは、他の実施形態について上述した
ように、送信に使用されるべき送信アンテナルートを照合することができる。
【0042】 送信アンテナルート特有の信号整形方法は、例えば、他の実施形態に関連して
述べた異なるハッシュコード、異なる記号パターンをもつ同じハッシュコード、
異なる周波数オフセット、異なるチャンネルコード及び/又は異なる数の並列な
ハッシュコードである。異なる送信アンテナルートに対して確立されるべき信号
整形方法は、他のアンテナルートの信号整形方法に比して直交するのが好ましい
。送信アンテナルートの個々の信号整形方法、又はトラフィックチャンネルのユ
ーザデータに追加される識別子は、トラフィックチャンネルにおけるアンテナの
選択について使用される識別子と同じであってもよいし、又はそれに接続された
何らかの信号整形方法又は識別子であってもよく、従って、移動ステーションは
、接続された送信アンテナルートを識別し、そしてそれを、選択された送信アン
テナルートの個々の識別子と比較することができる。個々の識別子は、例えば、
記号パンクチャリング、時間マルチプレクシング又はコードマルチプレクシング
によりトラフィックチャンネルに追加される。送信アンテナルートの選択に使用
されるべき識別子は、同じ時間及び/又は時分割で異なる送信アンテナルートを
経てトラフィックチャンネルに送信される。直交する記号パターン又はハッシュ
コードは、同時送信に使用されるのが好ましい。時分割送信において、識別子の
ビットシーケンスは、時分割により異なるアンテナルートに対して個々に識別子
を解釈できるときには、同じであってもよい。例えば、2つのアンテナルートの
場合に、第1送信アンテナルートを経てトラフィックチャンネルに識別子P1P
2−−を送信することができ、そして第2送信アンテナルートを経て識別子−−
P1P2を送信することができ、「−」は、ルートを通る送信がないことを意味
する。送信アンテナルートに対する個々の識別子を形成するために、上述した方
法を組合せて使用することもできる。
【0043】 本発明の第5実施形態では、ダウンリンクトラフィックチャンネルの構造は、
図6に示す例のトラフィックチャンネルと同様である。本発明によれば、トラフ
ィックチャンネルは、ユーザデータ項目及びアンテナルートの記号パターン項目
を備え、これは、各加入者接続により使用するために接続されたアンテナルート
の記号パターンである。又、この記号パターンは、ユーザデータ項目のビットを
形成するのにも使用できる。アンテナルートを識別する記号パターンは、トラフ
ィックチャンネル上の適当な場所に配置される。対応的に、一例として上述した
他の信号整形方法、それによって整形されたデータビット、及びアンテナルート
を識別する識別子が、図6に示すトラフィックチャンネルに配置される。ユーザ
データを送信するために接続されたアンテナルートを照合する識別子もトラフィ
ックチャンネルに使用される場合には、記号パターン項目を分断することができ
、従って、例えば、最初の2ビットは、アンテナルートの選択に使用するための
識別子を指示し、一方、最後の2ビットは、接続されたアンテナルートの照合に
使用するための識別子を指示する。アンテナルートの選択に使用するための識別
子は、例えば、幾つかの確立された標準データを個々の信号整形方法で処理する
ことにより形成される。
【0044】 上述したものに加えて、本発明の第5実施形態は、本発明の好ましい実施形態
について上述したように全ての送信アンテナ岐路からの個々の放射が与えられる
ブロードキャスト信号の送信と組合わされてもよい。従って、移動ステーション
における送信アンテナルートの選択は、トラフィックチャンネル信号及びブロー
ドキャスト信号の両方に基づいて行なわれる。 上述した本発明の第5実施形態に基づく構成体は、ブロードキャスティング手
段ではなく、各送信アンテナルートを経てトラフィックチャンネルに個々の放射
を送信するための識別手段を備え、従って、放射は、送信アンテナルートを識別
する。その他の観点では、本発明の第5実施形態の構成体は、上述した他の実施
形態の構成体と同様である。
【0045】 本発明の第5実施形態の効果は、送信アンテナルートを識別しそして全ての送
信アンテナルートを経て送信されるべき放射を、電力制御により制御されたトラ
フィックチャンネルに送信できることである。従って、アンテナを選択するため
のトラフィックチャンネル信号の比較は、これら信号の受信電力の変化が、電力
制御を伴わない場合より少なく、そして更に、ネットワークのどこかに生じる干
渉が小さく保たれるときに、より信頼性の高いものとなる。移動ステーションは
、トラフィックチャンネルの送信電力を制御するために、現状のやり方でベース
ステーションへ電力制御コマンドを送信する。電力制御の必要性は、ベースステ
ーションから送信された手前のスロットから現状のやり方で決定される。電力制
御は、接続特有のものである。異なるトラフィックチャンネル送信の識別子部分
に関する相対的な電力差情報は、本発明によりトラフィックチャンネル信号を比
較するのに充分である。又、トラフィックチャンネル識別子は、異なる送信アン
テナルートを経て同じ電力で送信することもできる。
【0046】 本発明の第5実施形態は、幾つかの受信ユニット、例えば、移動ステーション
MSの場合に特に効果的である。トラフィックチャンネルにおいて送信アンテナ
ルートの選択に使用される識別子は、例えば、本発明による方法をポイント−ポ
イント送信として適用する受信器にのみ送信される。ユーザデータを送信する場
合には、最適な送信アンテナルートが各受信ユニットごとに個々に接続される。 本発明の上記第5実施形態では、本発明の適用をトラフィックチャンネルに関
連して説明したが、本発明は、いかなる接続特有のポイント−ポイントチャンネ
ルにも使用できる。従って、一例として上述したトラフィックチャンネルは、い
かなる接続特有のチャンネルも意味する。 本発明は、いかなる移動通信システムにも適用できる。本発明の最も効果的な
適用は、CDMAシステムである。というのは、CDMA受信器では多経路チャ
ンネル推定値が常時直接的に得られ、それらを別々にカウントする必要がないか
らである。本発明は、周波数分割デュープレックス送信FDDに関連して特に好
都合である。
【0047】 添付図面及びそれに関連した上記説明は、本発明の考え方を単に例示するもの
に過ぎない。本発明による送信アンテナダイバーシティは、請求の範囲内でその
細部を変更し得る。本発明は、主として、ベースステーションから移動ステーシ
ョンへ送信するダウンリンク方向送信アンテナルートの選択に関連して説明した
が、互いに充分な距離に位置する少なくとも2つの送信アンテナ及び/又は送信
アンテナビームをターミナル装置が使用する場合には、送信が他の方向即ちター
ミナル装置からベースステーションへ行なわれるアップリンク方向の送信アンテ
ナルートを選択するのにも使用できる。本発明は、主として、送信アンテナ岐路
に関連して上述したが、本発明による送信アンテナダイバーシティは、送信アン
テナ岐路及び/又は送信アンテナビームのような異なる種類の送信アンテナルー
トで実施するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダウンリンクCDMAトラフィックチャンネルの構造を示す図である。
【図2】 送信チャンネルを経て信号を送信する状態を示す図である。
【図3a】 ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間の接続に本発明の送信
アンテナを使用したところを示す図である。
【図3b】 ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間の接続に本発明の送信
アンテナを使用したところを示す図である。
【図3c】 ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間の接続に本発明の送信
アンテナを使用したところを示す図である。
【図3d】 ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間の接続に本発明の送信
アンテナを使用したところを示す図である。
【図4a】 本発明によるブロードキャスティングユニットの構造を例示する図である。
【図4b】 本発明によるブロードキャスティングユニットの構造を例示する図である。
【図5a】 本発明によるトラフィックチャンネルの送信を実施する送信ユニットの構造を
示す図である。
【図5b】 本発明によるトラフィックチャンネルの送信を実施する送信ユニットの構造を
示す図である。
【図6】 本発明による共通チャンネル及びトラフィックチャンネルの構造を示す図であ
る。
【図7a】 本発明による送信アンテナ岐路の選択を実施すると共に、接続されたアンテナ
岐路を照合するための送信ユニット及び受信ユニットの構造を示す図である。
【図7b】 本発明による送信アンテナ岐路の選択を実施すると共に、接続されたアンテナ
岐路を照合するための送信ユニット及び受信ユニットの構造を示す図である。
【図8】 ベースステーションBSと移動ステーションMSとの間の接続に本発明による
送信アンテナビームを使用したところを示す図である。
【図9】 本発明による機能が1つの移動ステーションMSと多数のベースステーション
BSとの間の同時接続において実施される状態を例示する図である。
【図10】 本発明による機能が1つの移動ステーションMSと多数のベースステーション
BSとの間の本発明によるブロードキャストにおいて実施される状態を例示する
図である。
【図11a】 本発明の方法を示すフローチャートである。
【図11b】 本発明の方法を示すフローチャートである。
【図12】 本発明による機能が1つの移動ステーションMSと多数のベースステーション
BSとの間の同時接続において実施される別の状態を例示する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW 【要約の続き】 き、各受信ユニットごとに個々に、送信アンテナルート が使用のために接続されることを特徴とする。

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの受信ユニット(MS,701)と、少なくとも1つ
    の送信ユニット(BS,700)とを備え、少なくとも2つの送信アンテナルート(44,45
    ,46;B1,B2,B3,B4)があり、そして受信ユニット(MS,701)及び送信ユニット(BS,70
    0)が無線経路を経て互いにデータ送信接続されている移動通信システムにおいて
    送信アンテナダイバーシティを実行する方法であって、上記送信ユニット(BS,70
    0)の各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経てブロードキャスト信号
    を送信し、受信ユニット(MS,701)においてブロードキャスト信号の助けで最適な
    送信アンテナルートを選択し、その選択された送信アンテナルートが送信ユニッ
    ト(BS,700)に分かるようにし、そして送信ユニット(BS,700)から、使用のために
    接続された送信アンテナルートを経てユーザデータを送信する段階を含む方法に
    おいて、 送信ユニット(BS,700)において、送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)
    を個別化するデータを各送信アンテナルートのブロードキャスト信号に発生し、 受信ユニットにおいて、ブロードキャスト信号に含まれたデータに基づき、ど
    の送信アンテナルートから各ブロードキャスト信号が送信されたか見出すように
    識別を行い、そして 受信したアンテナルート選択メッセージに基づいて、送信アンテナルートを各
    受信ユニットに個々に接続する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 送信アンテナルートを識別するために、接続される送信アン
    テナルートの個々の放射を、送信されるべきユーザデータ信号に追加する請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 受信ユニット(MS,701)において、ユーザデータ信号に追加さ
    れた個々の放射に基づいて送信アンテナルートの接続をチェックする請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 送信アンテナルートの接続をチェックするために、送信に対
    して接続された送信アンテナルートの個々の放射を、選択された最適な送信アン
    テナルートの信号整形方法と比較する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 送信アンテナルートの接続が、選択された最適送信アンテナ
    ルートにいかに一致するかの統計値を形成し、そして クオリティについての一致が予め確立されたスレッシュホールド値に達しない
    ときに送信ユニット(BS,700)に通知がなされる請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 送信ユニット(BS,700)へのメッセージにおいて、送信ユニッ
    トは、予め確立された送信アンテナルートを選択するように制御される請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 信号の送信設定は、送信アンテナダイバーシティの接続が、
    選択された最適送信アンテナルートと異なる場合に、次のアンテナルート選択メ
    ッセージの送信において変更される請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アンテナルート選択メッセージを含む次の信号は、より高い
    送信電力で送信される請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 次のアンテナルート選択メッセージは、より良好なチャンネ
    ルコードでコード化される請求項7又は8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 選択された最適送信アンテナルートのチャンネル推定値を
    使用して、受信したユーザデータを分断し、そして 接続された送信アンテナルートは、これらルートが互いに異なるときに選択さ
    れた最適送信アンテナルートとして確立される請求項4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の送信は、
    個々の周波数オフセットである個々の信号整形方法により整形される請求項1又
    は2に記載の方法。
  12. 【請求項12】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の送信は、
    個々のハッシュコード記号パターンである個々の信号整形方法により整形される
    請求項1又は2に記載の方法。
  13. 【請求項13】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の送信は、
    個々のハッシュコードである個々の信号整形方法により整形される請求項1又は
    2に記載の方法。
  14. 【請求項14】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の送信は、
    異なるアンテナルートにおいて信号を異なる数のハッシュコードで並列に変調す
    る個々の信号整形方法により整形される請求項1又は2に記載の方法。
  15. 【請求項15】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の送信は、
    個々のチャンネルコードである個々の信号整形方法により整形される請求項1又
    は2に記載の方法。
  16. 【請求項16】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)に対して、
    個々の信号整形方法を確立し、これは、他の送信アンテナルートの信号整形方法
    に関して直交する請求項1又は2に記載の方法。
  17. 【請求項17】 ブロードキャスト信号は、送信ユニット(BS,700)の各送信
    アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経て送信され、異なる送信アンテナル
    ートのブロードキャスト信号が少なくとも1つの同じ情報部分を含むようにする
    請求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 ブロードキャスト信号は、送信ユニット(BS,700)の各送信
    アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経て送信され、異なる送信アンテナル
    ートのブロードキャスト信号において情報部分が同じにされる請求項17に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 ブロードキャスト信号は、送信ユニット(BS,700)の各送信
    アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経て送信され、ブロードキャスト信号
    が異なる送信アンテナルート間で分割される請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】 無線経路を経て互いに同時にデータ送信接続された少なく
    とも2つの受信ユニット(MS)と少なくとも2つの送信ユニット(BS1,BS2,BS3)と
    が存在する移動通信システムにおいて、送信ユニット(BS1,BS2,BS3)のブロード
    キャスト信号に基づき、各送信ユニット(BS1,BS2,BS3)の1つの送信アンテナル
    ートを含む最適な送信アンテナルート組合せの選択がユニット(MS)において行な
    われる請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも2つの受信ユニット(MS)と少なくとも2つの送
    信ユニット(BS1,BS2,BS3)とが存在する移動通信システムにおいて、送信ユニッ
    ト(BS1,BS2,BS3)のブロードキャスト信号に基づき、最適な送信アンテナルート
    の選択がユニット(MS)において行なわれる請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 アンテナルート選択メッセージは、送信ユニット(BS,700)
    への送信に対してコード化される請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 送信ユニット(BS,700)に少なくとも2つの送信アンテナ岐
    路(44,45,46)が存在する移動通信システムにおいて、送信ユニット(BS,700)の送
    信アンテナ岐路の各アンテナ(ANT1,ANT2,ANT3)からブロードキャスト信号を送信
    し、ブロードキャスト信号に基づき受信ユニット(MS701)において最適な送信ア
    ンテナ岐路の選択を行い、選択された送信アンテナ岐路が送信ユニット(BS,700)
    に分かるようにし、送信ユニット(BS,700)から接続された送信アンテナ岐路を経
    てユーザデータを使用のために送信する段階を含む方法であって、 送信ユニット(BS,700)において、送信アンテナ岐路(44,45,46)を個別化するデ
    ータを各送信アンテナ岐路のブロードキャスト信号に発生し、 受信ユニット(MS,701)において、ブロードキャスト信号に含まれたデータに基
    づき、どの送信アンテナ岐路からブロードキャスト信号が送信されたか見出すよ
    うに識別を行い、そして 受信したアンテナルート選択メッセージに基づき、他の受信ユニットに接続さ
    れた送信アンテナ岐路とは独立して、送信アンテナ岐路を各受信ユニットに個々
    に接続する、 という段階を含む請求項1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 選択された送信アンテナ岐路は、送信アンテナ岐路に対し
    て個々にある信号整形方法の助けで識別され、 送信アンテナ岐路を識別するために、送信用に接続された送信アンテナ岐路に
    対する個々の放射を、送信されるべきユーザデータ信号に追加し、そして 上記放射に基づき、送信アンテナ岐路の接続を受信ユニット(MS,701)において
    チェックする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 送信ユニット(BS,700)に少なくとも2つの送信アンテナビ
    ーム(B1,B2,B3,B4)が存在する移動通信システムにおいて、送信ユニット(BS,700
    )の各送信アンテナビーム(B1,B2,B3,B4)からブロードキャスト信号を送信し、こ
    のブロードキャスト信号に基づき受信ユニット(MS701)において最適な送信アン
    テナビームを選択し、選択された送信アンテナビームが送信ユニット(BS,700)に
    分かるようにし、そして送信ユニット(BS,700)から接続された送信アンテナビー
    ムを経てユーザデータを使用のために送信する段階を含む方法であって、 送信ユニット(BS,700)において、送信アンテナビーム(B1,B2,B3,B4)を個別化
    するデータを各送信アンテナビームのブロードキャスト信号に発生し、 受信ユニット(MS,701)において、ブロードキャスト信号に含まれた送信アンテ
    ナビームを個別化するデータを識別し、そして 受信したアンテナルート選択メッセージに基づき、他の受信ユニットに接続さ
    れた送信アンテナビームとは独立して、送信アンテナビームを各受信ユニットに
    接続する、 という段階を含む請求項1に記載の方法。
  26. 【請求項26】 選択された送信アンテナビームは、アンテナ選択メッセー
    ジにおいて、関連送信アンテナビームに対して個々にある信号整形方法の助けで
    識別され、 送信アンテナビームを識別するために、送信用に接続された送信アンテナビー
    ムに対する個々の放射を、送信されるべきユーザデータ信号に追加し、そして 上記放射に基づき、送信アンテナビームの接続を受信ユニット(MS,701)におい
    てチェックする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 受信ユニット(MS,701)と、少なくとも1つの送信ユニット
    (BS,700)とが無線経路を経て互いにデータ送信接続され、送信ユニット(BS,700)
    には少なくとも2つの送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)がある移動通
    信システムにおいて送信アンテナダイバーシティを実行する方法であって、上記
    送信ユニット(BS,700)の各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経てブ
    ロードキャスト信号を送信して、異なる送信アンテナルートのブロードキャスト
    信号が少なくとも1つの同じ情報部分を含むようにし、受信ユニット(MS,701)に
    おいて各送信アンテナルートの受信したブロードキャスト信号を推定し、受信ユ
    ニット(MS,701)においてブロードキャスト信号に基づき最適な送信アンテナルー
    トを選択し、その選択された送信アンテナルートが送信ユニット(BS,700)に分か
    るようにし、そして受信したアンテナルート選択メッセージに基づいて、送信ユ
    ニット(BS,700)から使用のために接続された送信アンテナルートを経てユーザデ
    ータを送信する段階を含む方法において、 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)に対して少なくとも1つの個々
    の信号整形方法を確立し、 送信ユニット(BS,700)において各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)
    に対して個々にある信号整形方法により各送信アンテナルートのブロードキャス
    ト信号を整形し、 関連送信アンテナルートに対して個々にある信号整形方法の助けによりアンテ
    ナルート選択メッセージにおいて選択された送信アンテナルートを識別し、そし
    て 送信アンテナルートを識別するために、使用のために接続された送信アンテナ
    ルートに対する個々の放射を、送信されるべきユーザデータ信号に追加する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 少なくとも2つの受信ユニット(MS)と、少なくとも1つの
    送信ユニット(BS)とを備え、少なくとも2つの送信アンテナルート(44,45,46;B1
    ,B2,B3,B4)があり、そして受信ユニット(MS)及び送信ユニット(BS)が無線経路を
    経て互いにデータ送信接続されている移動通信システムにおいて送信アンテナダ
    イバーシティを実行する方法であって、送信ユニット(BS)の各送信アンテナルー
    ト(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経てブロードキャスト信号を、各アンテナルートを
    識別する識別子と共に送信し、受信ユニット(MS)において各アンテナルートの受
    信したブロードキャスト信号を推定し、受信ユニット(MS)においてブロードキャ
    スト信号の助けで最適な送信アンテナルートを選択し、その選択された送信アン
    テナルートが送信ユニット(BS)に分かるようにし、そして送信ユニット(BS)から
    使用のために接続された送信アンテナルートを経てユーザデータを送信する段階
    を含む方法において、 受信したアンテナルート選択メッセージに基づき、各受信ユニットごとに個々
    に送信アンテナルートを接続することを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 送信アンテナルートを識別するために、送信に対して接続
    された送信アンテナルートを識別する識別子をユーザデータの中に送信する請求
    項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 受信ユニット(MS)において、ユーザデータの中に送信され
    るべき識別子に基づいて送信アンテナルートの接続をチェックする請求項29に
    記載の方法。
  31. 【請求項31】 送信アンテナルートの接続をチェックするために、送信に
    対して接続された送信アンテナルートの識別子を、選択された最適な送信アンテ
    ナルートの識別子と比較する請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 接続された送信アンテナルートと、選択された最適な送信
    アンテナルートとの一致に関する統計値を形成し、そして クオリティについて一致が予め確立されたスレッシュホールド値に到達しない
    ときに送信ユニット(BS)に通知がなされる請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 送信ユニット(BS)へのメッセージにおいて、送信ユニット
    は、予め確立された送信アンテナルートを選択するように制御される請求項32
    に記載の方法。
  34. 【請求項34】 次のアンテナルート選択メッセージの送信において、信号
    の送信設定は、送信アンテナルートの接続が、選択された最適送信アンテナルー
    トと異なる場合に、変更される請求項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】 アンテナルート選択メッセージを含む次の信号は、より高
    い送信電力で送信される請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 次のアンテナルート選択メッセージは、より良好なチャン
    ネルコードでコード化される請求項34又は35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 選択された最適送信アンテナルートのチャンネル推定値を
    使用して、受信したユーザデータを分断し、そして 接続された送信アンテナルートは、これらルートが互いに異なるときに選択さ
    れた最適送信アンテナルートとして確立される請求項31に記載の方法。
  38. 【請求項38】 選択された送信アンテナルートは、信号パンクチャリング
    により実施されるものとして送信ユニット(BS)に知らされる請求項28に記載の
    方法。
  39. 【請求項39】 送信アンテナルートを識別する識別子が各送信タイムスロ
    ットにおいてユーザデータに追加される請求項29に記載の方法。
  40. 【請求項40】 送信アンテナルートを識別する識別子が、送信アンテナル
    ートの当該送信中に少なくとも1回、ユーザデータに追加される請求項29に記
    載の方法。
  41. 【請求項41】 受信ユニット(MS)と少なくとも2つの送信ユニット(BS1,B
    S2,BS3)とが無線経路を経て互いに同時にデータ送信接続された移動通信システ
    ムにおいて、送信ユニット(BS1,BS2,BS3)のブロードキャスト信号に基づき、各
    送信ユニット(BS1,BS2,BS3)の1つの送信アンテナルートを含む最適な送信アン
    テナルート組合せの選択が受信ユニット(MS)において行なわれる請求項28に記
    載の方法。
  42. 【請求項42】 少なくとも2つの受信ユニット(MS)及び少なくとも2つの
    送信ユニット(BS1,BS2,BS3)を有する移動通信システムにおいて、送信ユニット(
    BS1,BS2,BS3)のブロードキャスト信号に基づき、最適送信アンテナルートの選択
    がユニット(MS)において行なわれる請求項28に記載の方法。
  43. 【請求項43】 受信ユニット(MS)と、少なくとも1つの送信ユニット(BS)
    とが無線経路を経て互いにデータ送信接続され、送信ユニットには少なくとも2
    つの送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)がある移動通信システムにおい
    て送信アンテナダイバーシティを実行する方法であって、上記送信ユニット(BS)
    の各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)を経てブロードキャスト信号を
    送信し、受信ユニット(MS)において各送信アンテナルートの受信したブロードキ
    ャスト信号を推定し、受信ユニット(MS)においてブロードキャスト信号に基づき
    最適な送信アンテナルートを選択し、その選択された送信アンテナルートが送信
    ユニット(BS)に分かるようにし、そして受信したアンテナルート選択メッセージ
    に基づいて、送信ユニット(BS)から使用のために接続された送信アンテナルート
    を経てユーザデータを送信する段階を含む方法において、 送信アンテナルートを識別するために、使用のために接続された送信アンテナ
    ルートを識別する識別子をユーザデータの中で送信することを特徴とする方法。
  44. 【請求項44】 少なくとも2つの受信ユニット(MS,701)と、少なくとも1
    つの送信ユニット(BS,700)とを備え、少なくとも2つの送信アンテナルート(44,
    45,46;B1,B2,B3,B4)があり、そして受信ユニット(MS,701)及び送信ユニット(BS,
    700)が無線経路を経て互いにデータ送信接続されている移動通信システムにおい
    て送信アンテナダイバーシティを実行する方法であって、選択された送信アンテ
    ナルートが送信ユニット(BS,700)に分かるようにし、そして送信ユニット(BS,70
    0)から使用のために接続された送信アンテナルートを経てユーザデータを接続特
    有チャンネルに送信する段階を含む方法において、 各送信アンテナルートを経て、各送信アンテナルートを識別する接続特有チャ
    ンネルに個々の放射を送信し、 受信ユニット(MS,701)において各送信アンテナルートの受信信号を推定し、 送信アンテナルートの信号に基づき、受信ユニット(MS,701)において最適送信
    アンテナルートを選択し、そして 受信したアンテナルート選択メッセージに基づき、各受信ユニットごとに個々
    に送信アンテナルートを接続する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  45. 【請求項45】 送信アンテナルートを識別するために、使用のために接続
    された送信アンテナルートに対する個々の識別子をユーザデータ信号に追加する
    請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 ユーザデータ信号に追加された個々の放射に基づき、送信
    アンテナルートの接続が受信ユニット(MS,701)においてチェックされる請求項4
    5に記載の方法。
  47. 【請求項47】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の接続特有
    チャンネルの送信は、個々の周波数オフセットである個々の信号整形方法により
    整形される請求項44又は45に記載の方法。
  48. 【請求項48】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の接続特有
    チャンネルの送信は、個々のハッシュコード記号パターンである個々の信号整形
    方法により整形される請求項44又は45に記載の方法。
  49. 【請求項49】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の接続特有
    チャンネルの送信は、個々のハッシュコードである個々の信号整形方法により整
    形される請求項44又は45に記載の方法。
  50. 【請求項50】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の接続特有
    チャンネルの送信は、異なるアンテナルートにおいて異なる数のハッシュコード
    で信号が並列に変調される個々の信号整形方法により整形される請求項44又は
    45に記載の方法。
  51. 【請求項51】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)の接続特有
    チャンネルの送信は、個々のチャンネルコードである個々の信号整形方法により
    整形される請求項44又は45に記載の方法。
  52. 【請求項52】 各送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)に対して、
    個々の信号整形方法を確立し、これは、他の送信アンテナルートの信号整形方法
    に関して直交する請求項44又は45に記載の方法。
  53. 【請求項53】 接続特有のチャンネルにおいて送信アンテナルートを識別
    する個々の識別子が送信される請求項44又は45に記載の方法。
  54. 【請求項54】 送信ユニット(BS,700)の各送信アンテナルート(44,45,46;
    B1,B2,B3,B4)を経てブロードキャスト信号を送信し、そして各送信アンテナルー
    トの受信したブロードキャスト信号を受信ユニット(MS,701)において推定するも
    のであって、接続特有チャンネルの信号及び各送信アンテナルートのブロードキ
    ャスト信号に基づいて、最適な送信アンテナルートを受信ユニット(MS,701)にお
    いて選択する請求項44又は45に記載の方法。
  55. 【請求項55】 少なくとも2つの受信ユニット(MS,701)と、少なくとも1
    つの送信ユニット(BS,700)とを備え、少なくとも2つの送信アンテナルート(44,
    45,46;B1,B2,B3,B4)があり、そして受信ユニット(MS,701)及び送信ユニット(BS,
    700)が無線経路を経て互いにデータ送信接続されている移動通信システムにおい
    て送信アンテナダイバーシティを実行する構成体であって、 上記送信ユニット(BS,700)には、送信アンテナルートを個別化する情報が送信
    されるべき信号に発生されるように、各送信アンテナルートを経てブロードキャ
    スト信号を送信するためのブロードキャスティング手段(43,47)と、個々の送信
    アンテナルートをユーザデータの送信に接続するためのスイッチング手段(54)と
    を備え、そして 上記受信ユニット(MS,701)には、受信したブロードキャスト信号に基づき最適
    な送信アンテナルートを選択しそしてその選択を送信ユニットに通知するための
    選択手段(713,714)を備えたことを特徴とする構成体。
  56. 【請求項56】 上記送信ユニット(BS,700)には、送信されるべきユーザデ
    ータを、接続された送信アンテナルートを識別するように整形するための通信手
    段(53)も備えている請求項55に記載の構成体。
  57. 【請求項57】 上記受信ユニット(MS,701)には、接続されたユーザデータ
    の送信アンテナルートを照合するための照合手段(721)も備えている請求項56
    に記載の構成体。
  58. 【請求項58】 上記送信ユニット(BS,700)には、受信ユニットの選択手段
    のメッセージに応答してスイッチング手段(54)及び通信手段(53)を制御するため
    の制御部(59)も備えている請求項56に記載の構成体。
  59. 【請求項59】 無線経路を経て互いにデータ送信接続された受信ユニット
    (MS,701)及び少なくとも1つの送信ユニット(BS,700)を備え、送信ユニット(BS,
    700)には少なくとも2つの送信アンテナルート(44,45,46;B1,B2,B3,B4)がある、
    送信アンテナダイバーシティを実行する構成体において、 送信ユニット(BS,700)には、送信されるべき各信号が、その送信アンテナルー
    トを識別すべく個々に整形されるように、各送信アンテナルートを経てブロード
    キャスト信号を送信するためのブロードキャスティング手段(43,47)と、送信ア
    ンテナルートをユーザデータの送信に接続すると共に、送信されるべきユーザデ
    ータを、接続された送信アンテナルートを識別するよう整形するための通信手段
    (54,53)とを備え、そして 受信ユニット(MS,701)には、受信したブロードキャスト信号に基づいて最適な
    送信アンテナルートを選択しそしてその選択を送信ユニットに通知するための選
    択手段(713,714)を備えたことを特徴とする構成体。
  60. 【請求項60】 少なくとも2つの受信ユニット(MS,701)と、少なくとも1
    つの送信ユニット(BS,700)とを備え、少なくとも2つの送信アンテナルート(44,
    45,46;B1,B2,B3,B4)があり、そして受信ユニット(MS,701)及び送信ユニット(BS,
    700)が無線経路を経て互いにデータ送信接続されている移動通信システムにおい
    て送信アンテナダイバーシティを実行する構成体であって、 上記送信ユニット(BS,700)には、放射が送信アンテナルートを識別するように
    各送信アンテナルートを経て接続特有のチャンネルに個々の放射を送信するため
    の識別手段と、個々の送信アンテナルートをユーザデータの送信に接続するため
    のスイッチング手段(54)とを備え、そして 上記受信ユニット(MS,701)には、各送信アンテナルートの受信信号に基づいて
    最適な送信アンテナルートを選択しそしてその選択を送信ユニットに通知するた
    めの選択手段(713,714)を備えたことを特徴とする構成体。
  61. 【請求項61】 上記送信ユニット(BS,700)には、送信されるべきユーザデ
    ータを、接続された送信アンテナルートを識別するように整形するための通信手
    段(53)も備えている請求項60に記載の構成体。
  62. 【請求項62】 上記受信ユニット(MS,701)には、接続されたユーザデータ
    の送信アンテナルートを照合するための照合手段(721)も備えている請求項61
    に記載の構成体。
  63. 【請求項63】 上記送信ユニット(BS,700)には、受信ユニットの選択手段
    のメッセージに応答してスイッチング手段(54)及び通信手段(53)を制御するため
    の制御部(59)も備えている請求項61に記載の構成体。
  64. 【請求項64】 送信ユニットから無線経路を経て受信ユニットへデータを
    中継するための、送信されるべきデータを含むトラフィックチャンネル構造体に
    おいて、このトラフィックチャンネル構造体に含まれるデータは、送信ユニット
    の送信アンテナルート特有の信号整形方法によって整形されることを特徴とする
    トラフィックチャンネル構造体。
  65. 【請求項65】 送信ユニットから無線経路を経て受信ユニットへデータを
    中継するための、送信されるべきデータを含むトラフィックチャンネル構造体に
    おいて、送信ユニットの送信アンテナルート特有の識別子も含むことを特徴とす
    るトラフィックチャンネル構造体。
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