JP2002509797A - エラストマー弁を備えた鼻腔スプレー装置 - Google Patents

エラストマー弁を備えた鼻腔スプレー装置

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、各用量の体積が約1〜約100μlである多数回単位用量の流体を与えるためのスプレー装置であって、流体側および送り出し側を有するエラストマーセルフシール出口弁を含み、弁は、流体側で流体に圧力が加えられた時に開放して流体を通すことができ、その圧力が除去された時に密閉するようにしたスプレー装置に関する。弁は、少量の流体の清浄な停止−開始流れを達成する。装置は特に、鼻腔スプレーなどの少量医療用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、少量の流体の清浄な停止−開始流れを達成することができるエラス
トマーセルフシール弁を有し、多数回単位用量の流体を与えることができるスプ
レー装置に関する。特に、本発明は、約1〜約100μlの範囲の単位体積を送
り出す装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
花粉症や風邪による鬱血などの鼻領域を冒す疾患の治療は、長らく鼻腔スプレ
ー装置によって行われてきた。最近では、身体の他の部位を狙った薬用の好都合
な投与場所として、鼻腔の粘膜を使用することができることが認識されてきた。
特にインシュリンの鼻腔投与用のペン形装置を開示している国際特許第WO92
/11049号を参照されたい。そのような治療にはスプレー形式が便利である
場合が多い。目の治療もスプレー装置で便利に行うことができる。そのような用
途の好適な体積用量は一般的に少なく、10μl未満である。一般的に、治療を
十分に効果的にするために、反復的投薬が必要であろう。そのような少量を送り
出すスプレー装置から清浄な停止−開始流れを達成することは困難であろう。直
面する代表的な問題は、使用した後の弁からの残留垂れであり、逆流汚染の可能
性や弁の詰まりを伴う。
【0003】 エラストマー弁、特にスリット弁は、スプレー流体が微細な分割粒子固体を有
する場合でも、詰まることなく清浄な停止−開始流れを与えることがわかった。
【0004】 したがって、本発明の目的は、少量の多数回単位用量(multiple unit fluid d
oses)を効果的に送り出すスプレー装置を提供することである。
【0005】 本発明のさらなる目的は、スプレーの清浄な締め切りを行い、詰まりやすくな
いスプレー締め切り装置を提供することである。
【0006】
【発明の概要】
本発明によれば、各用量の体積が約1〜約100μlである1回または多数回
単位用量の流体を与えるためのスプレー装置であって、流体側および送り出し側
を有するエラストマーセルフシール出口弁を含み、この弁は、流体側で流体に圧
力が加えられた時に開放して流体を通すことができ、その圧力が除去された時に
密閉するスプレー装置を提供している。
【0007】 好ましくは、スプレー装置は、鼻孔に入る前にスプレーを帯電させる電子スプ
レー装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】
[流体] 本発明のスプレー装置は、薬剤、香料、塩、界面活性剤およびそれらの混合物
から選択された薬事的に容認できる治療剤を有する薬事的に容認できる流体を収
容している流体タンクを備えている。薬剤は、任意であるがそれに溶解または分
散された他の補助剤を含む。流体は、水性でも非水性でもよい。適当な水性流体
には、水と、グリセロール、プロピレングリコールなどの水溶性溶剤またはエタ
ノールまたはイソプロピルアルコールなどのアルコールと水との混合物とが含ま
れる。油中水形または水中油形乳剤のいずれの水性乳剤も使用することができる
。好ましくは、流体は、水溶液、分散液または水中油乳剤である。適当な非水性
流体は、ポリエチレングリコール、グリセロール、プロピレングリコール、ジメ
チルイソソルビド、シリコン油、ケトン、エーテルおよびそれらの混合物を含む
【0009】 特定範囲の抵抗率に限定されないが、本発明は、低抵抗率の流体、特に体抵抗
率が1×108 Ω・cm未満の流体、好ましくは1×104 Ω・cm未満、さら
に好ましくは1×103 Ω・cm未満の流体に特に適用される。必要ならば、体
積抵抗率を必要範囲に入れるために、流体は薬事的に容認できる塩などの抵抗率
調節剤を含むことができる。
【0010】 流体は、好ましくは薬事的に容認できる鼻内キャリヤである。好ましくは、鼻
腔調合物は等張性である、すなわち、それは血液および涙と同一の浸透圧を有す
る。本発明の調合物の所望の等張性は、たとえば既存の塩化ナトリウムまたは他
の薬事的に容認できる薬剤、たとえばデキストロース、ホウ酸、クエン酸、酒石
酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、プロ
ピレングリコールまたは他の無機または有機溶質を使用して得ることができる。
ナトリウムイオンを含有する緩衝剤には塩化ナトリウムが特に好適である。塩化
ナトリウム等価物のさらなる例は、レミントンズ・ファーマシューティカル・サ
イエンス(Remington's Pharmaceutical Science)の1491〜1497頁(アル
フォンソ・ゲンナロ(Alfonso Gennaro)第18版、1990年)に開示されてお り、これは参考として本説明に含まれる。
【0011】 [薬剤] 本流体は、広範囲の薬剤を含むことができる。「薬剤」とは、身体に対して治
療効果を有することを意図した薬または他の物質を意味する。薬剤の適当なレベ
ル(level)は約0.001〜20%、好ましくは0.01〜5%、さらに好まし くは0.1〜5%である。特定薬剤のレベルは、それらの濃度、安全性プロフィ
ール(safety profile)、溶解度/分散しやすさ、および意図した効果を含む多く
の要因によって決まる。薬剤は、使用時に適用部位で効果を有することを意図さ
れたもの、たとえば鬱血除去剤、抗ヒスタミン剤または抗炎症剤でもよいが、そ
れは、抗ウィルス剤、抗うつ剤、鎮吐剤、解熱剤、あるいはホルモンまたは同様
物などの全身吸収用のものでもよい。薬剤は、流体に溶解できるものでも、溶解
できないものでも、粉砕微粒子液体、または流体内に分散した固体でもよい。
【0012】 適当な鬱血除去剤には、オキシメタゾリン、トラマゾリン、ザイロメタゾリン
、ナファゾリン、テトラヒドラゾリン、プソイドエフェドリン、エフェドリン、
フェニレフィン、それらの薬事的に容認できる塩、たとえば塩酸塩、およびそれ
らの混合物が含まれる。好適な鬱血除去剤は、オキシメタゾリン、ザイロメタゾ
リン、それらの薬事的に容認できる塩および混合物から選択される。ここで使用
するのに特に好適なものは、水に溶解する塩酸オキシメタゾリンである。本発明
の調合物に使用した時、鬱血除去剤は、好ましくは約0.01%〜約3.0%、
さらに好ましくは約0.01%〜約1%の濃度で存在する。
【0013】 本発明に有用な抗ヒスタミン剤は、速効性ヒスタミンH−1受容体拮抗体を含
むが、それに限定されない。そのようなH−1受容体抗ヒスタミン剤は、以下の
抗ヒスタミン剤群、すなわち、アルキルアミン、エタノールアミン、エチレンジ
アミン、ピペラジン、フェノチアジンおよびピペリジンから選択することができ
る。有用な速効性抗ヒスタミン剤の例として、アクリバスチン、カルビノキサミ
ン、ジフェンヒドラミン、クロロフェニラミン、ブロムフェニラミン、デクスク
ロロフェニラミン、ドキシラミン、クレマスチン、プロメタジン、トリメプラジ
ン、メスジラジン、ヒドロキシジン、ピリラミン、トリペレナミン、メクリジン
、トリプロリジン、アザタジン、シプロヘプタジン、ロカスチン、フェニンダミ
ン、またはそれらの薬事的に容認できる塩および混合物がある。他の有用な抗ヒ
スタミン剤として、テルフェナジン、アゼラスチン、セチリジン、アステミゾー
ル、エバスチン、ケトチフェン、ロドキサミド、ロラタジン、レボカバスチン、
メキタジン、オキサトマイド、セタスチン、タジフィリン、テメラスチン、およ
びそれらの薬事的に容認できる塩および混合物がある。本発明の調合物に使用す
る時、抗ヒスタミン物質は、好ましくは約0.01%〜約3.0%、さらに好ま
しくは約0.01%〜約1%の濃度で存在する。
【0014】 薬剤は、コルチコステロイドなどの抗炎症剤でもよい。この種類の特に好適な
薬剤は、ベクロメタゾン、フルニソライド、フルチカサン、メメタソン、ブデソ
ナイド、およびそれらの薬事的に容認できる塩および混合物からなる群から選択
されたグルココルチコイドである。本発明の調合物に使用する時、抗炎症剤は、
好ましくは約0.001%〜約0.1%、さらに好ましくは約0.01%〜約0
.1%の濃度で存在する。
【0015】 ここでは、カフェインおよびメチルキサンチンなどのキサンチン誘導体や、抗
アレルギー剤や、粘液溶解剤や、抗コリン作動薬や、非麻酔性鎮痛剤、たとえば
アセタミノフェン、アセチルサリチル酸、イブプロフェン、エトドラック、フェ
ンブプロフェン、フェノプロフェン、ケトロラック、フルルビプロフェン、イン
ドメタシン、ケトプロフェン、ナプロキセン、およびそれらの薬事的に容認でき
る塩および混合物、さらに、ブトルファノールなどの麻酔性鎮痛剤や、ロイトト
リエン受容体拮抗体や、クロモリンナトリウム、ネドクロミルおよびロドキサミ
ドなどのマスト細胞安定剤や、リポキシゲナーゼ阻害化合物も有用である。
【0016】 適当な薬剤のさらなる例は、国際特許第WO97/46243号、ヨーロッパ
特許第A−780127号、米国特許第5,124,315号、米国特許第5,
622,724号、米国特許第5,656,255号および米国特許第5,70
5,490号に見つけることができる。
【0017】 [香料] 様々な香料および芳香族化合物(たとえば、アルデヒドおよびエステル)の両
方またはいずれか一方を本発明の流体に使用することができる。これらには、た
とえば、メントール、樟脳、ユーカリプトール、ベンズアルデヒド(チェリー、
アーモンド)、シトラール(レモン、ライム)、ネラール、デカナール(オレン
ジ、レモン)、アルデヒドC−8、アルデヒドC−9およびアルデヒドC−12
(柑橘系果物)、トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド)、2,6−ジメチ
ル−オクタナール(青色果物(green fruit))2−ドデセナール(柑橘系、マン ダリン)、さらにタイム、ローズマリー、セージ油などのハーブ成分が含まれる
。本発明に使用するのに適したさらなる芳香族組成物として、ワトソン(Watson)
他の米国特許第4,136,163号、アマノ他の米国特許第4,459,42
5号、ロウセル(Rowsell)他の米国特許第4,230,688号に記載されてい るものがあり、これらの特許はすべて、参考として本説明に含まれる。これらの
芳香族の混合物を使用することもできる。
【0018】 [界面活性剤] 本流体は、1つまたは複数の薬事的に容認できる表面活性剤も含むことができ
る。そのような表面活性剤は、薬剤または香料の分散または乳化、鼻粘膜を通し
た吸収の向上と共に、耳垢の軟化などの治療薬自体として有用であろう。表面活
性剤は、アニオン系、非イオン系、カチオン系または両性系にすることができる
が、好ましくは非イオン系である。ここで有用な一般的な非イオン表面活性剤と
して、ポリソルベート80などの無水ソルビトールの脂肪酸部分エステルのポリ
オキシエチレン誘導体や、ポリオキシエチレン50ステアリン酸塩などの脂肪酸
のポリオキシエチレン誘導体と共に、オキシエチル化第三オクチルフェノールフ
ォルムアルデヒドポリマー(スターリング・オーガニックス(Sterling Organics
)からチロキサポール(Tyloxapol)として入手できる)またはそれらの混合体があ
る。通常の濃度は重量で0.1%〜3%である。
【0019】 [塩] 本流体は、1つまたは複数の薬事的に容認できる塩も含むことができる。塩は
、塩化ナトリウムなどの鉱物塩か、クエン酸ナトリウムなどの有機酸の塩でよい
【0020】 [他の補助剤] 本流体はさらに、増粘剤、湿潤剤、沈殿防止剤、被包補助剤(encapsulating a
ids)、キレート剤および防腐剤などの他の成分を含むことができる。
【0021】 薬事的に容認できる増粘剤を使用して、調合物の粘度を選択レベルに維持する
ことができる。適当な増粘剤として、たとえば、キサンタンゴム、メチルセルロ
ース、微晶質セルロース、カルボキシメチルセルロース、キトサン、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、カルボ
マー(carbomer)などや、それらの薬事的に容認できる塩がある。そのような増粘
剤の混合物も使用することができる。増粘剤の好適な濃度は、選択した薬剤によ
って決まる。重要な点は、選択した粘度を達成する量を使用することである。粘
性調合物は通常、そのような増粘剤を添加することによって溶液から調製される
【0022】 本発明に有用な流体は、粘膜の乾燥の防止および刺激の防止のために湿潤剤も
約0.01%〜約5%の割合で含むことができる。たとえば、ソルビトール、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールまたはそれらの混
合物を含む様々な薬事的に容認できる湿潤剤を用いることができる。増粘剤の場
合と同様に、濃度は選択した薬剤によって変わるが、これらの薬剤の有無または
それらの濃度は本発明の本質的な特徴ではない。
【0023】 本発明の調合物の保存性を高めるために、薬事的に容認できる防腐剤が一般的
に用いられる。たとえば、ベンジルアルコール、パラベンズ、フェニルエチルア
ルコール、チメロサル、クロロブタノール、クロルヘキシジングルコネート、ま
たは塩化ベンズアルコニウムを含む様々な防腐剤を用いることができる。ここで
使用するのに最適の防腐剤系(preservative system)は、塩化ベンズアルコニウ ム、クロルヘキシジングルコネート、およびキレート剤としてのEDTA二ナト
リウムの組み合わせを含む。防腐剤の適当な濃度は総量に基づいて0.001%
〜2%であるが、選択する薬剤によって大きな違いがあるであろう。
【0024】 [スプレー装置およびスプレー特性] スプレー装置は一般的に、吐出流体の投与量を制御する手段を備えているであ
ろう。これは、ユーザが自分の必要に応じて投与量を制御することができるよう
にするオン/オフスイッチのような単純なものにすることができる。好ましくは
、スプレー装置は、単位流体用量、特に約1〜約100μl、好ましくは約1〜
約20、さらに好ましくは約5〜約15μlの範囲の体積の単位用量を与えるこ
とができる。特に好適な実施形態では、装置は上記体積の多数回単位用量を与え
ることができる。用量体積は事前に設定されていることが好ましいが、ユーザが
所望体積に調節することもできる。装置は、流体を保持するタンクと、タンクか
らスプレー発生器へ単位用量を選択的に送り出す計量供給手段とを適当に備えて
いる。計量手段は、たとえば計測弁(metered valve)またはシリンジポンプにす ることができる。
【0025】 この装置は、ノーズピースから延出してノーズピース端部および送り出し端部
を有する流体リガメントを有するスプレーを発生することができ、このスプレー
はさらに、リガメントの送り出し端部から発散するスプレーコーンを有する。「
ノーズピース端部」とは、リガメントの軸線に直交する方向に延びてノーズピー
スの外側とちょうど接触する平面(以下の説明ではノーズピース平面)がリガメ
ントの中心と交差する点のことである。リガメントは、ノーズピース端部から送
り出し端部までの長さが好ましくは約1〜約20mm、さらに好ましくは約1〜
約10mm、さらにもっと好ましくは約2〜約8mm、特に約3〜約6mmであ
る。
【0026】 好適な実施形態では、スプレーコーンは、約10〜約90゜、好ましくは20
〜約50゜、さらに好ましくは約30〜約40゜のテーパ角度を有する。静電装
置では、流体の粘度または表面張力を変更することによって、流体の流量または
流出速度を変更することによって、あるいは印加電圧、電位の傾きまたは電界強
化(field intensifying)電極を使用して電界強さを変更することによって、リガ
メントの長さおよびスプレーのテーパ角度を調節することができる。
【0027】 リガメントはノーズピース平面の装置側の点、たとえば本説明に開示されてい
るようなエラストマーセルフシール弁から発してノーズピース内の通路を通過す
るので、リガメントの全長は、ノーズピース端部から送り出し端部までの長さよ
り長くすることができ、また、そうであることが好ましい。リガメントの発生点
からノーズピース平面までの距離は、約2mm〜約15mm、好ましくは約3〜
約10mm、さらに好ましくは約5〜約9mmであることが適当である。このよ
うに、リガメント長さの制御を助ける電界強化装置としてノーズピースを使用す
ることができる。この目的のため、ノーズピースは好ましくは、プラスチックな
どの非導電性材料であり、そのプラスチックはたとえばポリプロピレンでよいが
、鼻に当てて保持した場合に高い快適性を与える軟質熱可塑性エラストマーであ
ることが好ましい。セルフシール弁用にここで記載するエラストマーは、ノーズ
ピースにも適している。
【0028】 リガメントモードスプレーに適した静電装置が、国際特許第WO96/404
41号、ヨーロッパ特許第A−501,725号、同時係属出願PCT/GB9
7/02746に記載されている。好ましくは、本装置は、ヨーロッパ特許第A
−501,725号またはPCT/GB97/02746の実施例に従って、ジ
ェットが機械的手段によって形成され、印加された高電圧によってそのジェット
またはリガメントがはじけてスプレーコーンになるようにする装置である。ジェ
ットは、たとえばシリンジポンプによって発生することができる。適当なジェッ
ト速度は約0.5〜約8、好ましくは約1〜約3ms-1 である。
【0029】 適当な高電圧は、約1kV〜約15kV、好ましくは約2kV〜約10kV、
さらに好ましくは約2kV〜約5kVの範囲である。
【0030】 小型手持ち式装置の制約があっても、昇圧変圧器に接続された低電圧(1.5
Vで充分である)バッテリから好都合に電圧を印加することができる。バッテリ
は、好ましくは長期耐用形であり、再充電可能にすることができる。金属シリン
ジポンプを使用する場合、好ましくは絶縁プラスチックハウジング内に収容され
ているポンプを介して流体に電圧を印加することができる。あるいは、流体内に
挿入された電極によって流体を帯電させることができる。機械的にポンプに呼び
水を差すために使用することもできる外部スイッチを用いてユーザが発生器を作
動させることができる。好ましくは、スイッチは、ユーザが高電圧回路への地帰
路を完成するための金属部分を含む。装置構造全体に適した配置がPCT/GB
97/02746に示されている。このように、ユーザは実効電荷を獲得しない
。電荷の蓄積を防止するために、交流電圧を印加するようにした変更構造を使用
することもできる。
【0031】 本装置を作動させてスプレーを送り出すことができる。スプレーのリガメント
は、鼻孔開口を通って鼻前庭内へ、好ましくは鼻腔弁開口からわずかな距離の位
置まで延びた後、はじけてスプレーコーンを形成する。装置は、それぞれ2つの
鼻孔に向かう2つのスプレーを同時に吐出するように構成することができる。2
つのスプレーは、2つの個別の計量供給手段から発生することができるが、「Y
」字形弁を使用して単一ジェットを2分割するなどの方法で単一供給源から与え
ることもできる。
【0032】 単位体積で清浄な締め切りを行うために、装置は、流体側および送り出し側を
有するエラストマーセルフシール出口弁を含み、流体側で流体に圧力が加えられ
た時に弁が開放して流体を通すことができ、その圧力が除去された時に密閉する
。「出口弁」によって、エラストマー弁が最終的な吐出弁であり、弁の下流側に
流体の流量を機械的に規制または変更する他の装備部材がないことを意味してい
る。ここで非常に好適な実施形態では、弁はスリット弁である。弁は、単一のス
リットを有するか、2つ以上の交差スリットを有して、たとえば十文字を形成す
ることができる。しかし、弁は単一スリットを有することが好ましい。弁は平形
にすることができるが、好ましくはドーム形である、すなわち、非平面的弁が半
球形または円錐台形のドームなどを備えたリセスを有することを意味する。好適
な実施形態では、弁は実質的に、外周に沿ってフランジを有する半球形ドームの
形であって、弁を装置内に保持するためにカラーをはめ付けることができる。フ
ランジを含めた弁の直径は、一般的に約2〜約6mmで、ドーム部分の直径は約
1〜約4mm、一般的に約2.5mmで、内側から外側までの厚さが約0.5〜
約1.5mm、好ましくは約1mmである。弁は、均一厚さである必要はない。
好適な実施形態では、弁のドームの外表面が半球形であり、内表面はスリットを
形成するドームの上部に小さい平坦部分を備えている。適当なスリット幅は、約
50〜約400μm、好ましくは約150〜約250μmである。スリット幅と
は、最初に形成した時のスリットの最長寸法のことであることを理解されたい。
ここで使用する「エラストマー」とは、弾性圧縮可能であると共に弾性伸長可能
である材料のことである。ポリウレタン、クロロプレン、ブチル、ブタジエンお
よびスチレン−ブタジエンゴムや、2部(part)室温加硫(RTV)シリコーンな
どのシリコーンエラストマーを含むが、それらに限定されない広範囲のエラスト
マーを使用することができる。ここで使用するのに好ましいのは2部シリコーン
RTVである。適当なシリコーンRTVは、NuSilの商標で入手することが
でき、約30〜約80ショアA、好ましくは約40〜70ショアAの硬さを有す
る。任意であるが、エラストマーを適当な可塑剤または発泡剤と混合してそれら
の圧縮性を高めることができる。エラストマーではまた、導電性などのそれの特
性を変更するために他の物質をその内部に分散させてもよい。引き裂き強さが低
いエラストマーを用いる場合、長期的にスリットを開いた状態に保持すると、ス
リットの幅が大きくなるであろう。スリット弁は、予定の弁と同一の寸法および
形状の射出成形エラストマーシールに尖った先端を有するピンを突き刺すことに
よって形成することができる。スリット幅は、ピンの幅にほぼ比例する。ピンは
平形ブレードにすることができるが、多角形または丸形断面を有することもでき
る。ピンは多角形、または特に丸形断面を有することが好ましい。鋭いエッジを
有するピンは、使用の際に穴でななく、フラップとして作動する切れ目を形成す
ることがわかっている。これによって、直線的でないジェットを生じるか、2つ
以上のジェットを形成することもあり、信頼性が低い、または予測できないスプ
レーを生じるであろう。適当なピン直径は、約100〜350、さらに好ましく
は150〜250μmである。シリコーンエラストマーを使用する時、スリット
を形成した後に穿孔ピンを素早く後退させることによって望ましくないスリット
の拡大を避けることが好ましい。さらに、エラストマーシールの構造および穿孔
方法がスリット形成の効率および再現性に大きな影響を与えることがわかってい
る。シールをドームの外側からよりも内側から穿孔した方が信頼性の高いスリッ
トを形成することができる。
【0033】 流体側で流体に圧力が加えられた時、弁が開放し、その圧力が除去された時、
密閉する。前述したように、シリンジポンプなどの計量供給手段によって流体に
圧力を加えることができる。加える圧力は、約200〜約5000ミリバール(
20〜500kPa)、好ましくは約500〜約3000ミリバール(50〜3
00kPa)の範囲が適当である。弁を通る流量は一般的に、加えられた圧力に
比例し、約5〜約50、さらに好ましくは約5〜約30μls-1 の範囲が適当 である。そのような圧力で、開示の弁形式かつスリット寸法である場合、流出速
度が約0.5〜約8、好ましくは約1〜約3ms-1 の直線的な流体リガメント が得られる。
【0034】 流出リガメントの直径は、ある程度は流量によって決定され、一般的にスリッ
ト弁の幅より小さい。200μmの弁スリット幅を用いた時でも、流量に応じて
、50μm未満のリガメント直径を得ることができる。リガメント直径は、はじ
けてスプレーコーンになった後のスプレーの粒径に大きく影響し、この粒径は大
まかに言ってリガメント直径と同様である。密に分布したほぼ単分散スプレーが
得られることが、リガメントモード静電スプレーの特徴である。このため、中央
液滴寸法が20〜約80、好ましくは約30〜約70μm、さらに好ましくは約
40〜60μmのスプレーを得ることができ、粒径分布は一般的に標準偏差が5
μm未満、一般的に2μm未満、好ましくは1μm未満である。鼻腔スプレーで
は、粒子が肺へ運び込まれないように、粒径が10μm以下であることが望まし
いと一般的に理解されている。しかし、スプレー粒子に静電荷を与えていること
によって、帯電粒子は迅速に地絡面を見つけようとするため、それらが鼻を越え
て運ばれる可能性が大幅に減少すると考えられる。
【0035】 先端弁の清浄な停止性能は、弁の背後に圧力逃がし機構を導入することによっ
てさらに改善することができる。これは、エラストマーの弛緩によって加圧され
た残留流体が、容器出口から滴り落ちないでタンクに戻るようにする流体タンク
へのバイパスの形をとることができる。
【0036】 必要ならば、幾つかのセルフシール弁を直列配置で使用して、好都合に小さい
スプレー粒径を保持しながら高い体積スループット(volume throughputs)を得る
ことができる。弁を形成するシールは、従来の射出成形工程によって好都合に製
造することができる。
【0037】 [方法] このスプレー装置は、体腔、特に人の鼻、口または耳に噴霧するのに適してい
る。少量で優しいスプレーは、眼科スプレーにも適する。好ましくは、本装置は
鼻腔スプレー装置である。スプレー装置から鼻腔へ流体を投与するのに好適な方
法は、装置を鼻孔内へ大して差し込まないで流体を鼻腔内に噴霧する段階を含む
。「鼻孔内へ大して差し込まない」とは、ノズルなどを鼻前庭内へまったく挿入
しないことを意味する。使用するには、装置のノーズピースを好ましくは鼻孔開
口と接触させて、ここに説明したノーズピースに対する電界強化効果を十分に利
用できるようにする。接触を確実にするため、または方向決めを助けるためにユ
ーザが圧力を加えると、ある程度の鼻孔の広がりまたは鼻中隔軟骨部との重なり
が生じるであろうが、ノーズピースが鼻孔によって完全に包囲されることは決し
てない。
【0038】 次に、添付の図面を参照しながら本発明を例示して説明する。
【0039】 図1を参照すると、鼻は、鼻甲介2内に位置する鼻腔1を有しており、この鼻
甲介は上皮で覆われた渦巻き形の指状構造体であり、炎症を起こしやすい。鼻腔
に続く外部開口は2つの鼻孔3を通っている。鼻甲介は鼻腔の後部に位置してい
るので、スプレー装置を鼻孔内へ挿入することなくそれらを効果的に噴霧するこ
とは一般的に困難であった。
【0040】 図2および図3を参照すると、鼻孔に挿入されることなくユーザの鼻孔開口に
当たるように構成された軟質エラストマーノーズピース5を備えたスプレー装置
4が示されている。ノーズピースにはシリンジポンプ7につながった通路6が設
けられており、シリンジポンプ7は内部の詳細が示されていないが、エラストマ
ー出口弁8からスプレーリガメントを発生するために使用される。装置の絶縁ケ
ース9はさらに、交換式流体タンク、バッテリ、変圧器、およびこの変圧器から
流体に高電圧を供給する電子回路を包囲している(図示せず)。装置には、ポン
プに機械的に呼び水を差してそれの放出を開始させることによって所定単位用量
の流体を送り出すための作動機構10が設けられている。作動機構は、ユーザか
ら高電圧回路までの地帰路を形成する金属部分を含む。
【0041】 次に図4を参照すると、スプレーは、リガメント11と、テーパ角度θを有す
るスプレーコーン12とを有する。実際に、テーパ角度は、一定距離から染め出
し紙(disclosing paper)上にスプレーしてから、スプレーパターンの直径を測定
するか、バックライトを当てながら高速ビデオ写真を使用してスプレーを直接的
に観察することによって測定することができる。リガメントは、リガメントがは
じけてスプレーコーンになる場所である送り出し端部13と、平面A−Aがリガ
メント11と交差する点として定められるノーズピース端部14とを有する。平
面A−Aは、リガメントの軸線に直交する方向でノーズピース5の先端とちょう
ど接触するように延びている。
【0042】 図5は、本発明に従ったエラストマー出口弁8を示している。ノズルは円形に
対称的(circularly symmetrical)であり、ノズルをスプレー装置に固定するため
のフランジ15と、ドーム形ヘッド16と、リセス17と、リセスからドームの
上部まで延びたスリット18とを有する。ノズルは、実質的に同一構造のシール
を射出成形してから、断面が円形で直径が200μmの尖ったピンでリセスの内
側からドームに穿孔することによって形成される。
【0043】 [例] 以下の例は、本発明の範囲に入る実施形態をさらに説明して示す。これらの例
は説明のためにすぎず、本発明の制限と解釈すべきではない。
【0044】 例I 後述するものと同様な従来の混合技法を使用して以下の成分を組み合わせるこ
とによって、本発明の流体を調製する。 成分 重量% 塩酸オキシメタゾリン 0.31 二水化クエン酸ナトリウム 1.75 クエン酸 0.35 チロキサポール 0.70 クロルヒキシジンジグルコネート 0.054 塩化ベンズアルコニウム 0.02 樟脳 0.04 ユーカリプトール 0.02 二水化EDTA二ナトリウム 0.01 蒸留水 q.s.100ml
【0045】 適当な寸法の容器内で、上記成分を水に、一度に1つずつ添加して、次のもの
を添加する前に各々を溶解させる。すべての成分を添加した後、浄水を使用して
バッチを適当な重量にする。溶液は、体積抵抗率が120Ω・cmである。溶液
を可撓性ラミネートタンクに充填し、図2に示されている種類の静電スプレーに
はめ込む。装置はさらに、図5に示されているようなエラストマー弁を含み、弁
はフランジを締め付けるねじカラーによって固定保持されている。装置のノーズ
ピースを鼻孔に当てた状態に保持し、スプレーリガメントが鼻孔に入るように装
置の方向を定める。装置を作動させると、シリンジポンプが弁の背後の圧力を約
100kPa(1000ミリバール)まで上昇させ、スリット弁を約50μmの
幅まで開放させて、8μlの溶液を約1秒間で吐出させる。流体が吐出された時
、弁を完全に閉鎖して、さらなる流体の流出およびタンク内の流体の汚染を防止
する。吐出流体は、鼻またはその内部のいずれも目立つほどに濡らすことなく、
鼻の鬱血を緩和する。少量で穏やかな送り出しである結果、ユーザはスプレーか
ら大した物理的衝撃を感じない。
【0046】 例II 例Iに記載した方法と同様な従来の混合技法を用いて以下の成分を組み合わせ
ることによって、さらなる流体を調製する。 成分 重量% フルニソライド 0.025 クロルフェニラミン 0.350 レボカバスチン 0.0125 プロピレングリコール 2.000 ポリエチレングリコール 1.000 エチレンジアミンテトラ酢酸 0.050 塩化ベンズアルコニウム 0.010 蒸留水 q.s.100ml
【0047】 例Iのようにして、約10μlの流体調合物の鼻腔スプレー投与を使用して、
アレルギーまたはアレルギー様症状の緩和を行うことができる。
【0048】 例III 例Iに記載した方法と同様な従来の混合技法を用いて以下の成分を組み合わせ
ることによって、本発明の流体を調製する。 成分 重量% ベクロメタゾンジプロプリオネート、一水和物 0.042 クロルフェニラミン 0.500 アビセル(Avicel)RC−591* 0.200 デキストロース 5.100 ポリソルベート80 0.050 塩化ベンズアルコニウム 0.020 フェニルエチルアルコール 0.025 蒸留水 q.s.100ml *FMC社から供給されている微晶質セルロースおよびナトリウムカルボキシメ
チルセルロース
【0049】 例Iのようにして、約10μlの流体調合物の鼻腔スプレー投与を使用して、
アレルギーまたはアレルギー様症状の緩和を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人の鼻の断面図である。
【図2】 本発明に従ったスプレー装置の斜視図である。
【図3】 エラストマーノズルとノーズピースおよび計量供給手段の関係を示す図2のス
プレー装置の非常に簡略化した断面図である。
【図4】 本発明に従った装置から流出するスプレーを示す概略部分断面図である。
【図5】 本発明に従ったエラストマー出口弁の拡大断面図である。
【符号の説明】
4 スプレー装置 5 軟質エラストマーノーズピース 8 エラストマー出口弁 18 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ウィルキンソン,エリク イギリス国、ケンブリッジ、ピーイー18、 9ピーディ、ヒルトン、チェカーズ、クロ フト 14 (72)発明者 ピータース,ジュリアン ロバート イギリス国、ケンブリッジ、シービー5、 8エイチティ、プライオリー、ロード 22 (72)発明者 ローソン,ロバート アンドリュー イギリス国、ケンブリッジ、シービー4、 3ビーワイ、クレア、ストリート 1 Fターム(参考) 4F034 AA07 BA02 BA05 BA32 BB04 BB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各用量の体積が約1〜約100μlである1回または多数回
    単位用量の流体を与えるためのスプレー装置であって、流体側および送り出し側
    を有するエラストマーセルフシール出口弁を含み、該弁は、前記流体側で流体に
    圧力が加えられた時に開放して流体を通すことができ、その圧力が除去された時
    に密閉するスプレー装置。
  2. 【請求項2】 多数回単位用量の流体を与えることができる請求項1記載の
    スプレー装置。
  3. 【請求項3】 前記弁は、スリット弁であり、該スリットの幅が50〜40
    0μm、好ましくは150〜250μmである請求項1または2記載のスプレー
    装置。
  4. 【請求項4】 前記弁は、ドーム形である請求項1乃至3のいずれか1項記
    載のスプレー装置。
  5. 【請求項5】 前記スリットは、尖った円形ピンで形成されている請求項3
    または4記載のスプレー装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の静電スプレー装置。
  7. 【請求項7】 約1kV〜約10kVの範囲の電圧を流体に印加するように
    した請求項6記載の静電スプレー装置。
  8. 【請求項8】 200〜5000ミリバール(20〜500kPa)の圧力
    を流体に加えるようにした請求項1乃至7のいずれか1項記載のスプレー装置。
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