JP2002506147A - 製紙においてコーティングした損紙などの鉱物を含む繊維懸濁物質を処理する方法および装置 - Google Patents

製紙においてコーティングした損紙などの鉱物を含む繊維懸濁物質を処理する方法および装置

Info

Publication number
JP2002506147A
JP2002506147A JP2000535796A JP2000535796A JP2002506147A JP 2002506147 A JP2002506147 A JP 2002506147A JP 2000535796 A JP2000535796 A JP 2000535796A JP 2000535796 A JP2000535796 A JP 2000535796A JP 2002506147 A JP2002506147 A JP 2002506147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broke
mineral
pulp
paper
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000535796A
Other languages
English (en)
Inventor
ビキオ、ペンティ
Original Assignee
アンドリツ − アールストロム オサケユキチュア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8551233&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2002506147(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by アンドリツ − アールストロム オサケユキチュア filed Critical アンドリツ − アールストロム オサケユキチュア
Publication of JP2002506147A publication Critical patent/JP2002506147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/66Pulp catching, de-watering, or recovering; Re-use of pulp-water
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、製紙において損紙の処理の鉱物部分損失量を減少させる方法に関する。本発明は、特に、抄紙機からのいわゆる損紙を処理することに関し、損紙とは再使用可能な原料であり、したがって損紙に含まれる鉱物部分の可能な限り多くをプロセスに戻し、可能な限り効率的かつ経済的に紙の原料として使用する。本発明によると、鉱物を含む材料を損紙パルプに分散させ、これを細分化し、細分化した受け入れ物を製紙プロセスに戻し、細分化から拒否物として得られた鉱物部分を、紙または板紙生産で充填剤またはコーティング材料として再使用する前に、別個に処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は製紙での損紙の処理において鉱物部分即ち無機物部分の損失を減少さ
せる方法に関する。本発明は特に、損紙が含む鉱物部分の可能な限り多くをプロ
セスに戻し、可能な限り効率的かつ経済的に紙の原料として使用できるよう、再
使用可能な原料である、抄紙機からのいわゆる損紙の処理に関する。
【0002】 (背景技術) 損紙という用語は、販売不可能であり、通常は原料として使用するよう製紙プ
ロセスに戻すことができる紙を意味する。抄紙機からの損紙の量は、通常、機械
の生産量の約5〜40%であり、したがってその構成比は極めて大きい。損紙は
種々の形態で生じ、その様々な量が抄紙機の異なる場所で生成される。つまり、
縁のトリミングのワイヤ区間で、紙匹(web)の破壊時に、縁のトリミング時の スリッター及び塗布機で、リール即ち巻き枠の表面および底部の損紙として、お
よび損紙リールとしてである。損紙システムの主な機能は、抄紙機から生じる損
紙パルプを分散させ、プロセスに戻すことである。
【0003】 概ね、抄紙機からの損紙は、必要に応じてパルパーに分散させ、パルパーから
の損紙パルプ流は損紙チェストへと案内される。パルプはコンシステンシーを調
節して損紙チェストから抄紙機の混合タンクへと案内される。
【0004】 損紙のさらに少々進歩した処理は、損紙の分散、貯蔵、稠密化、スクリーニン
グおよび繊維要素への分離/フレーク即ち薄片への分離、および原料として使用
するためにそれを紙の生産に戻すことを含む。1つの用法は、次のようなもので
ある。損紙をパルパー機の中で給送可能な形態(コンシステンシー4.0〜5.
5%)に分散させる。パルパー内に分散したパルプが繊維要素に分離されていな
い紙のフロックを含んでいるので、損紙パルプをプロセスにリサイクルする前で
貯蔵後に、繊維要素への分離をしなければならない。抄紙機の損紙の一部(例え
ばワイヤからのトリミング)は、低いコンシステンシーで損紙システムに戻す。
このため、損紙システムは、貯蔵容量が不必要に高く増加するのを防止するため
、損紙の凝集物を含まなければならない。
【0005】 損紙は、抄紙機および仕上げ処理に配置されたパルパーに分散させる。異なる
パルパーから生じる紙パルプは、通常、ワイヤ区間の下に配置されたワイヤ・ピ
ットに収集され、損紙はワイヤ区間から損紙タワーを介して圧力スクリーンに移
送され、これは繊維束および不純物をパルプから分離する。圧力スクリーンで排
除されたもの即ち拒否物は振動スクリーンに案内され、これを通ったもの即ち受
け入れ物は損紙タワーへと案内されて戻る。振動スクリーンで排除されたものは
システムから廃棄される。損紙ラインの圧力スクリーンを通過した部分は、損紙
濃縮器へと給送され、これは損紙のコンシステンシーを、供給システムで必要と
される4%のレベルへと上げる。濃縮パルプは、損紙濃縮器から供給タンクへと
移送され、そこから損紙パルプは繊維要素への分離する分離器を介して抄紙機の
混合タンクへと給送される。
【0006】 上述した損紙の処理システムおよび方法は、損紙の生成場所に関係なく同じで
ある。したがって、種々の損紙によって問題が生じる。現在の損紙処理システム
は、大部分がコーティングした損紙の問題に直面する。コーティングした等級を
生産する抄紙機は、コーティングした損紙のために別個の処理システム、または
所望の割合で損紙を供給するために少なくとも別個の貯蔵部を必要とする。コー
ティングした損紙の灰分(鉱物即ち無機物および充填剤に使用する用語)は、原
紙の灰分より高く、したがって供給にむらがあると、原紙の充填剤含有量に変動
が生じる。コーティング紙は分散するのもより困難であり、したがってパルプの
分散していない部分を放出し、それを分散処理に戻す独自の処理を必要とするこ
とが多い。さらに、コーティングした損紙のコーティング層は、現在の損紙処理
では十分細かく分散せず、フレーク即ち薄片として部分的に分散されずに残り、
これは大きい部分であり、後のプロセスで、つまり短い循環の液体サイクロンで
拒否される。この拒否された顔料部分の成分は紙の原料として利用することがで
きるが、その粒子サイズは粗すぎる。
【0007】 同じことはリサイクルされたパルプのシステムにも当てはまり、これはリサイ
クル・パルプの原料としてコーティングした雑誌または他の豊富にコーティング
したリサイクル・パルプを使用する。リサイクル・パルプの分散システムでは、
コーティング紙のコーティング顔料が、多少シート状の部分として紙自体の繊維
層から分離し、これはプロセスによって部分的に分散する。しかし、分散は完全
ではなく、したがって分散していないコーティング顔料粒子は、スクリーン室の
液体サイクロン・クリーニングで拒否物としてプロセスから放出される。しかし
、拒否された粒子の大部分は原料の組成を有し、これによって充填剤として製紙
に使用することができ、充填剤は、製紙のその後の段階で繊維懸濁液に添加する
必要がある。しかし、これら粒子のサイズは、粒子が分解されず、したがって充
填剤として使用するため許容可能でない場合は、抄紙機自体に問題を引き起こす
【0008】 先行技術の改良点は、フィンランド特許出願第960351号で開示された方
法によって提供され、それによると液体サイクロン・クリーニングを拒否されて
放出される充填剤/鉱物部分の損失は、該充填剤/鉱物部分の処理によって減少
し、その鉱物部分の含有物は、該鉱物部分をばらばらにし且つそれらをプロセス
に戻すために、液体サイクロン・プラントの関連して濃縮されている。この発明
の方法および装置は、例えば、以下の利点を提供する。つまり、充填剤/鉱物、
水、化学物質、熱および繊維の損失量が減少し、使用不可能な部分または使用可
能なものに変換できない部分のみが、高度に濃縮した形態でプロセスから放出さ
れ、システムは抄紙機の短い循環またはスクリーニング・システムの連続部分で
ある。つまりプロセスの状態が一定し、運転が妨害されない。さらに、プロセス
は自動調節される。例えば、システムに導入される粗い部分の量が増加すると、
システムは、分解できる即ちばらばらにできる部分のみをプロセスにリサイクル
し、残りをシステムから放出する。
【0009】 (発明の開示) したがって、本発明の方法は、抄紙機の短い循環の液体サイクロン・クリーニ
ング・プラントから拒否された固体材料を処理する。しかし、先行技術には幾つ
かの欠点がある。特に、コーティングする原紙を製造する機械および/またはコ
ーティングした損紙を使用する機械など、大量の拒否されたものを生成する抄紙
機では、液体サイクロン・クリーニングで拒否される部分は、コーティングした
損紙から発生する。この拒否された部分は主に分解していないコーティング層、
つまりコーティング・フレークである。液体サイクロン・クリーニング中に拒否
されるパルプの構成比は非常に大きく、これは液体サイクロン装置に負荷を与え
、摩耗させる。液体サイクロン・クリーニングで拒否された量が多いので、処理
装置の使用にもかかわらず固体の損失量が多くなり、装置を摩耗させるばかりで
なく、原料、移送、廃棄などの費用がかかる。さらに、コーティングした損紙の
灰分の含有量は、もとの紙の灰分の含有量より高く、供給にむらを生じるので、
もとの紙の充填剤含有量が変動する。また、鉱物部分を処理する本発明の方法で
は、抄紙機の損紙、リサイクル紙、およびパルプ区間からの損紙などの種々の源
からのパルプが同じ液体サイクロン・プラントで組み合わされ且つ処理される。
次に、粗い部分を分離するため、充填剤含有量が異なるパルプを互いに混合し、
パルプの量全体を処理しなければならない。
【0010】 基本的に本発明から影響を受ける問題は、短い循環装置の操作および摩耗であ
る。本発明が解決する別の問題は、コーティングされた損紙の供給によって生じ
るもとの紙での充填剤含有量の変動である。本発明による方法は、基本的に、液
体サイクロン・プラントに拒否されて廃棄場に移送される充填剤含有の拒否部分
の量を減少させる。鉱物部分を分離するために処理されるパルプの量も大幅に減
少する。
【0011】 本発明の好ましい実施形態は、顔料フレークを分散したコーティング損紙から
分離/細分化して別個に処理し、損紙を抄紙機の混合タンクに戻す前に分解する
即ちばらばらにするように、コーティングされた損紙を処理することに基づく。
この方法で、液体サイクロン・クリーニングで拒否される部分の量が減少する。
これは基本的に、拒否されるようなコーティング・フレークをパルプが含まない
からである。それと同時に、損紙を抄紙機の混合タンクに案内する前に、損紙か
ら鉱物部分が除去されているので、パルプの灰分をさらに正確に制御することが
できる。
【0012】 この明細書では、顔料および鉱物材料とは、すべてのパルプ・コーティング材
料を意味する。鉱物部分と言う場合、それは、分解するために即ちばらばらにす
うるためにより効率的な処理を必要とするコーティング・フレークを意味する。
【0013】 本発明の方法は、例えば以下の利点を提供する。 −パルプが、以前ほどコーティング損紙からの大量のコーティング・フレークを
もう含まないので、液体サイクロン・クリーニングでの固体損失物が、基本的に
減少する。 −パルプでの粗い拒否部分の構成比が減少するので、液体サイクロン・クリーニ
ングの負荷が減少する。これで、液体サイクロン・クリーニングの作業が向上し
、効率が上がる。 −液体サイクロンの稼働率が改善され、詰まる危険が減少する。 −短循環装置の摩耗が減少する。 −コーティング損紙からの顔料の含有率が高い場合は、顔料を貯蔵するか移送す
る、あるいは別のミルに輸送することもできる。この方法で、全原料を使用する
ことができ、原料として使用可能な固体原料を廃棄場に輸送する必要がない。 −繊維部分およびコーティング部分の分離、または細分化後、コーティング損紙
の繊維部分の処理により注意を払うことができ、損紙の繊維特性を最適にするこ
とができる。 −鉱物部分が分離/除去されているので、繊維要素に分解する装置など、繊維の
処理に使用する装置の摩耗が減少する。 −鉱物部分を分解するため、コーティング損紙または粗い鉱物部分の含有率が基
本的に高いパルプを処理する必要がある場合で且つ、短循環で処理されて抄紙機
に入るパルプの全てを処理する必要があるのではない場合に、処理するパルプの
量が大幅に減少するので、処理が有利である。 −システムの投資額が少ない。本発明は、知られている商用装置で技術的に実行
され、償却期間が短い。 −システムを簡単に実行できる。つまり、既存の損紙処理システムに簡単に追加
される。
【0014】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明の独特の特徴は、添付の請求の範囲で明白になる。 本発明の方法および装置について、以下で添付図面に関して例示によりさらに
詳細に説明する。
【0015】 図1aは、損紙処理システムを示す。通常、抄紙機からの損紙は、必要に応じ
てパルパー(pulper)10に分散させ、そこから損紙流を損紙チェスト(broke
chest)12へと案内する。損紙チェストから、コンシステンシー調節14を介し
てパルプを直接、抄紙機の混合タンク16へと案内し、このタンク内で抄紙機に
供給するパルプを全体的に、または新しいパルプ、リサイクルしたパルプ、損紙
及び充填剤の所望の割合で混合する。混合したパルプはさらに、液体サイクロン
・プラント18を介して、いわゆるDECULATORR(登録商標)という気体分離タン
ク20に向かい、そこからいわゆるヘッド・ボックス・スクリーン22を介して
抄紙機のヘッド・ボックス24に向かう。
【0016】 さらに少々進歩した損紙処理システムは、通常、製紙の原料として損紙を使用
するため、損紙の分散、貯蔵、シックニング即ち稠密化(thickening)、スクリー
ニングおよび繊維除去および/またはフレーク除去、および供給を含む。1つの
適用法は、次のような方法を含む。損紙をパルパー機10の中で給送可能な形態
(コンシステンシー4.0〜5.5%)に分散させる。パルパー内に分散したパ
ルプが繊維を分解していない紙のフロック(flocks)を含んでいるので、損紙パル
プは貯蔵後にプロセスにリサイクルする前、繊維を除去しなければならない。抄
紙機の損紙の一部(ワイヤからのトリミング)は、低いコンシステンシーで損紙
プロセスに戻す。このため、損紙プロセスは、貯蔵容量が不必要に高く増加する
のを防止するため、損紙の凝集物を含まなければならない。
【0017】 損紙は、通常、抄紙機および仕上げ処理に配置されたパルパー10に分散させ
る。例えば、精製抄紙機の以下の場所にある。即ちワイヤ区間のワイヤ・ピット
、プレス・パルパー(press pulper)、サイズ・プレス・パルパー(size press pu
lper)、抄紙機の急所にある機械パルパー、スリッターのパルパー、スリッター ・トリミングのパルパー、損紙リール・パルパーおよび仕上げ室の損紙リール・
パルパーである。種々のパルパー10からの紙パルプは、通常、ワイヤ区間(wir
e pit)の下に配置されたワイヤ・ピット(wire pit)に収集される。損紙は集中化
した方法でワイヤ区間から損紙タワー12に案内される。損紙タワー12から、
損紙は圧力スクリーン30に給送され、それは比較的大きい繊維束および不純物
をパルプから分離する。圧力スクリーンで排除されたものは振動スクリーン32
に送られ、これを通ったものはさらに損紙タワー12へと案内されて戻る。振動
スクリーン30で排除されたものはシステムから廃棄される。損紙ラインの圧力
スクリーン30を通過した部分は、損紙濃縮器34へと給送され、ここで損紙の
コンシステンシーを、供給システムで必要とされる4%のレベルへと上げる。損
紙濃縮器34からの濃縮パルプは、損紙供給タンク36へと案内され、そこから
損紙パルプは繊維除去器38を通して抄紙機の混合タンク16へと給送される。
プロセスのこの時点から先は、図1aと同様である。
【0018】 コーティング紙を生産する抄紙機では、コーティング機は抄紙機の後でスリッ
ターの前に配置される。その損紙処理システムは、それに続くパルパー10’、
つまりスリッタ・パルパー、スリッタのトリミング・パルパー、損紙リール・パ
ルパーおよび仕上げ室の損紙リール・パルパーからの損紙が別個のタンク11’
に収集されるという点で、前述のシステムとは異なる。パルプは、ワイヤ・ピッ
ト11およびコーティング損紙タンク11’から所望の割合で損紙タワー12へ
と供給される。
【0019】 充填剤の損失量を減少させる先行技術の方法の一例は、フィンランド特許出願
第960351号の図1cで開示された方法である。この方法では、例えば図1
に示すような装置で、プロセスを出る流れを処理することにより、充填剤の損失
量を減少させる。抄紙機の混合タンクへ送られ、そこから液体サイクロン・クリ
ーニング・プラントへと向かう損紙パルプは、この方法でも、図1aおよび図b
で上述した損紙処理システムから来るのが最も一般的である。図1cの装置では
、処理される材料は、短い循環液体サイクロン処理プラント18の最終ステップ
で拒否されたものとして得られる。あるいは、拒否されたものは第1の拒否物細
分化段階40に案内し、そこで分離した細かい材料を、液体サイクロン・クリー
ニング・プラント18の前でパルプに戻し、粗い部分は細分化装置42に案内し
、そこで実行される細分化段階の後、材料を希釈して次のクリーナ44に供給す
ることが好ましい。クリーナ44内で細分化された細かい材料は、処理するため
に液体サイクロン・プラント18にリサイクルされ、拒否物は細分化装置46で
細分化された後、第3クリーナ48に移送され、そこから受け入れられたものは
再使用のために供給され、拒否されたものはプロセスから放出される。
【0020】 細かい材料を液体サイクロン・プラントとの関連のみで処理し、部分がプロセ
スに戻される箇所または戻される前には処理されない、またはプロセスから全体
として拒否鉱物部分を放出するということが、以上および知られている他の全て
の方法に特有の特徴である。先行技術の方法によると、抄紙機の損紙、リサイク
ルされた紙またはパルプ区間からのパルプなど、様々な供給源全部から獲得され
たパルプを、1つの同じ液体サイクロン・プラントで組み合わせ、処理する。こ
れで、様々な充填剤含有量を有するパルプおよびパルプの全量を、それに含まれ
る粗い部分を分離するために処理しなければならない。
【0021】 図2に示す本発明の好ましい実施形態によると、損紙処理システムは以下の段
階を含む。つまり、損紙を損紙パルプに分散させ、細分化し、コーティング・フ
レークをばらばらにする。損紙は、1つまたは幾つかのパルパー10でパルプに
分散させ、そこから損紙パルプを細分化機50に案内する。細分化中、コーティ
ング・フレークは、コーティングされた損紙から粉砕された損紙パルプの残り即
ち主に繊維から分離される。合格した繊維部分はさらに、製紙プロセスに案内さ
れる。鉱物部分、この場合は分解されない即ちばらばらにされていないコーティ
ング・フレークおよび充填剤や定着材料などの他の灰分を含む材料が拒否される
。細分化は、ワイヤ洗浄器、分別圧力スクリーン、例えばAhlsdecker、湾曲スク
リーン、振動スクリーンまたは渦分離器など、リサイクルしたパルプから灰分を
洗浄するのに使用する相当種の装置で実行する。繊維および鉱物部分を分離した
後の段階は、コーティング・フレークの分解即ち細分化52である。分解された
顔料部分は、抄紙機の液体サイクロン・クリーニング18ではもう拒否されない
。分解即ち細分化は、1つまたは幾つかの段を有するボール・ミルまたは鋼分散
器など、既存の商用粉砕器で実行することができる。分散した顔料部分は製紙プ
ロセスへとリサイクルされる。
【0022】 分解した顔料部分が製紙プロセスへとリサイクルされると、充填剤の調節に必
ずしも新しい充填剤を必要とせず、あるいは新しい充填剤の量を少なくとも減少
させることができる。コーティングした損紙から獲得される処理済み顔料部分の
全量を再使用することができる。
【0023】 損紙を損紙パルプに分散する際に細分化を強化するため、パルパーに加えて他
の繊維化装置を使用してもよい。この方法で、細分化中に繊維および鉱物材料を
さらに確実に互いから分離するので、細分化装置は、より簡単にパルプを繊維部
分と鉱物部分とに分離することができ、繊維部分とともに通過する鉱物材料で、
繊維に付着したままのものはない。
【0024】 この実施形態では、本発明の他の実施形態と同様、損紙パルプは当然、細分化
へと移送する前に貯蔵しておくことができる。貯蔵は、損紙の不均質な生産によ
って生じた変動を一定レベルにする。貯蔵したものから損紙パルプを供給するこ
とにより、損紙処理プロセスに一定の流れが提供される。
【0025】 図3は、細分化50から獲得した鉱物部分の濃縮物54を追加して濃縮するこ
とによって、図2の実施形態を改修した実施形態を示し。鉱物部分、つまりコー
ティング・フレークは、例えば液体サイクロンおよび/またはラメラ清浄器(lam
ella cldrifier)で、または両方を直列に使用し、例えば限外濾過と組み合わせ ることによって濃縮することができる。濃縮段階からの濾過物をリサイクルして
損紙パルプを希釈してから細分化50し、それによって分別に必要な低いコンシ
ステンシーが得られる。濃縮54後、鉱物部分を分解器52に移送し、その後、
充填剤/コーティング材料の混合タンク56へ、そこからさらに製紙プロセスの
望みの場所へと移送する。分解した即ちばらばらになったコーティング部分はま
だ、分解52前に濃縮したのと同じ高い濃度であり、したがって新しい充填剤/
コーティング材料の代わりに、またはそれに加えて高い濃度で、かつ制御された
流れとして製紙システムに導入することができる。図3は、分解52から充填剤
混合56へと案内し、ここで新しい充填剤と混合して新しい充填剤と同じ方法で
再使用することにより、分解した顔料材料をプロセスにリサイクルする方法を示
す。分解した顔料材料は、分解器52の後、顔料供給システム57にも案内し、
ここで新しい顔料と混合して、さらに紙コーティング段階に使用するよう案内す
ることもできる。図2および図3に示す、再生顔料材料を製紙プロセスにリサイ
クルする方法は、決して、例示として本明細書で述べる本発明の実施形態に依存
するものではなく、任意の実施形態との関連で使用することができる。
【0026】 図4は、第1分解段階52の後に第2細分化器58がある実施形態を示す。こ
の細分化器58は、第1分解段階52から獲得された鉱物部分を、製紙プロセス
にそのままリサイクル/自動供給される細かい受け入れ物と、さらに処理するた
めに第2段階の分解器60へと案内される拒否物とに分割する。第2分解段階6
0を通過した鉱物部分は、残りの鉱物部分にリサイクルされてから、第2段階の
細分化58に進むか、あるいは直接再使用される。第1分解段階52前に濃縮5
4を使用する場合は、第2細分化段階58の前に、例えば濃縮54からの濾過液
で、または損紙処理システムの外部の供給源から導入した液体62で希釈しなけ
ればならない。
【0027】 この実施形態または他の任意の形態でも、言うまでもなく、濃縮を使用して、
より高い濃度の鉱物材料を入手することができる。濃縮は、例えば第2細分化5
8からの拒否物の処理に配置することができ、これによって分解器60へと流れ
る鉱物部分は既に濃度が高く、分解プロセスが容易になるか、あるいは第2細分
化58からの受け入れ物の処理に配置することができ、これによって製紙プロセ
スにリサイクルされる分解鉱物材料の濃度が高くなる。処理済み鉱物材料の所望
の濃度は、材料が導入される製紙プロセスのポイント(point)によって決定され る。処理済み鉱物材料は、例えばパルプに直接供給/自動供給することができ、
その場合、材料の濃度に大きい重要性はなく、あるいは処理済み鉱物材料は、新
しい充填剤と組み合わせてからパルプに供給するか、新しい充填剤と組み合わせ
てからコーティング機に案内することができる。
【0028】 濃縮で生成された濾過液は、言うまでもなく上記とは異なる方法で使用しても
よい。例えば、第2段階の細分化からの拒否された濃縮物濾過液は、第2段階の
細分化に必要な希釈に使用することができ、したがって液体をプロセス中で効率
的にリサイクルすることができる。
【0029】 (産業上の利用可能性) 本発明の損紙処理システムでは、廃棄場に移送される拒否物が必然的に全く生
じない。しかし、プロセスを妨害してしまうので、プロセスから非常に粗い部分
を除去する必要があることもある。図5は、第1スクリーニング段階50が2段
階の細分化装置を使用し、これが損紙パルプを受け入れ物4と細かい拒否物66
および非常に粗い部分68とに分類する実施形態を示す。受け入れ物、つまり2
段階細分化装置50からの繊維部分64は製紙プロセスに案内され、細かい部分
または鉱物部分66は、さらに処理するよう案内され、非常に粗い拒否物68は
プロセスから廃棄される。結局は損紙パルプになった大きい非分散不純物は、非
常に粗い拒否物としてプロセスから除去される。2段階細分化装置は、言うまで
もなく損紙細分化段階に使用してもよい。
【0030】 本発明の実施形態を示す幾つかの図は、処理済み顔料材料が抄紙機の短循環の
前に損紙パルプに戻されるよう示し、製紙プロセス自体にリサイクルされる前に
新しい充填剤と混合するよう示す図もあるが、処理済み顔料をプロセスにリサイ
クルする方法およびそれを戻すポイントは、決して図示の実施形態に制限される
ものではなく、種々のリサイクル方法を本発明の任意の実施形態と自由に組み合
わせることができる。
【0031】 製紙プロセスで生成されたコーティング損紙は、本発明により、分離処理のた
め鉱物部分を分離することによって処理される。本発明によると、処理される損
紙は、コーティングした損紙のみであるか、あるいは抄紙機の最初に生成された
非コーティング損紙とコーティング損紙とであってよい。したがって、コーティ
ング損紙は別個に処理するか、少なくとも部分的に非コーティング損紙とともに
処理することができる。
【0032】 本発明は、全ての紙または板紙抄紙機の損紙の処理に使用することができる。
紙または板紙抄紙機自体からの損紙に加えて、外部の供給源からの損紙も、損紙
処理システムで処理することができる。外部供給源からの損紙とは、本明細書で
は、抄紙機またはミルに運ばれる全ての未使用紙、例えば他の機械からの損紙、
または顧客に分配されたが、例えば輸送中などの使用前に破損した未使用の紙ま
たは板紙、つまり印刷していない紙または印刷インクがない板紙を意味する。
【0033】 本発明の幾つかの好ましい実施形態のみを以上で述べたが、これは添付の請求
の範囲によって定義される真の保護範囲から決して本発明を制限するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 先行技術の装置を示す。
【図1b】 先行技術の装置を示す。
【図1c】 先行技術の装置を示す。
【図2】 本発明の好ましい実施形態による損紙処理システムを示す。
【図3】 本発明の別の好ましい実施形態による損紙処理システムを示す。
【図4】 本発明の第3の好ましい実施形態による損紙処理システムを示す。
【図5】 本発明の第4の好ましい実施形態による損紙処理システムを示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月15日(2000.4.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機からの損紙またはリサイクルしたパルプなど、鉱物を
    含む繊維系材料を処理し、且つ問題の材料をパルプに分散させる方法であって、
    種々の供給源から来る他の製紙原料と混合する前に、分散していない部分をばら
    ばらにするために前記繊維材料を処理することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 種々の供給源から来る他の製紙原料と混合する前に、鉱物部
    分をばらばらにするために前記繊維材料を処理することを特徴とする、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記繊維パルプを、種々の供給源から来る他の製紙原料と混
    合する前に細分化することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記繊維パルプを細分化し、細分化での受け入れ物を製紙プ
    ロセスに戻し、前記細分化での拒否物となった鉱物部分を、紙または板紙の充填
    剤またはコーティング材料として再使用する前に別個に処理することを特徴とす
    る、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記材料がコーティングした損紙であることを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記材料がコーティングした損紙とコーティングしていない
    損紙との両方であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記材料が抄紙機または板紙抄紙機の外部にある供給源から
    の損紙であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 コーティングした損紙およびコーティングしていない損紙を
    別個に処理することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 コーティングした損紙およびコーティングしていない損紙を
    、少なくとも部分的に組み合わせて処理することを特徴とする、請求項6に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 処理が少なくとも鉱物部分をばらばらにすることを含むこ
    とを特徴とする、請求項1、3または4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 処理がさらに、鉱物部分の細分化を含み、そこからの受け
    入れ物を繊維パルプの細分化に案内し、繊維パルプ細分化からの繊維受け入れ物
    をさらにプロセスに、あるいは充填剤供給システムに、またはコーティング材料
    供給システムに案内することを特徴とする、請求項2または10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 細分化からの拒否物として得られた鉱物部分をばらばらに
    することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記鉱物部分をばらばらにする前に濃縮することを特徴と
    する、請求項9または12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記受け入れ物を、細分化後に濃縮することを特徴とする
    、請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 濃縮からの濾過液を、繊維パルプまたは鉱物部分の希釈に
    使用することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ばらばらになった鉱物部分をプロセスに戻し、新しい充填
    剤の代わりに、またはそれとともに抄紙機または板紙抄紙機に供給することを特
    徴とする、請求項10に記載の方法。
  17. 【請求項17】 コーティングおよび/または非コーティング損紙またはリ
    サイクル・パルプなどの鉱物を含む材料を処理する装置で、例えば前記材料を繊
    維パルプに分散させる手段を含む装置であって、前記材料を分散させる手段の後
    に、繊維材料を種々の供給源から得た他の製紙原料と混合する前に、分散してい
    ない部分をばらばらにする手段があることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 前記材料を分散させる手段の後に、繊維材料を受け入れ物
    の繊維部分と拒否物の鉱物部分とに細分化する手段(50)があることを特徴と
    する、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記分散していない部分をばらばらにする手段を、拒否物
    の鉱物部分の処理に使用することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 拒否物部分を処理する手段が、少なくとも1つのばらばら
    にする装置(52、60)を備えることを特徴とする、請求項18に記載の方法
  21. 【請求項21】 ばらばらにする装置(52、60)に加えて、少なくとも
    1つの細分化装置(58)を備えることを特徴とする、請求項17または19に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの細分化装置(58)が2段階のものであ
    ることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 装置が、拒否物部分を濃縮する手段(54)を備えること
    を特徴とする、請求項18または21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 濃縮器(54)が細分化装置(50、58)の後および/
    またはばらばらにする装置(52、60)の前に位置することを特徴とする、請
    求項23に記載の方法。
JP2000535796A 1998-03-12 1999-03-12 製紙においてコーティングした損紙などの鉱物を含む繊維懸濁物質を処理する方法および装置 Pending JP2002506147A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI980554A FI108304B (fi) 1998-03-12 1998-03-12 Menetelmä ja laitteisto mineraalipitoisen kuitususpension kuten päällystetyn hylyn käsittelyyn paperin valmistuksessa
FI980554 1998-03-12
PCT/FI1999/000186 WO1999046442A1 (en) 1998-03-12 1999-03-12 Method and apparatus for treatment of fiber suspension containing minerals, such as coated broke, in paper production

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002506147A true JP2002506147A (ja) 2002-02-26

Family

ID=8551233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000535796A Pending JP2002506147A (ja) 1998-03-12 1999-03-12 製紙においてコーティングした損紙などの鉱物を含む繊維懸濁物質を処理する方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6605184B1 (ja)
EP (1) EP1076735B2 (ja)
JP (1) JP2002506147A (ja)
KR (1) KR20010041650A (ja)
AT (1) ATE239127T1 (ja)
CA (1) CA2323052C (ja)
DE (1) DE69907442T3 (ja)
FI (1) FI108304B (ja)
WO (1) WO1999046442A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299231A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Duplo Seiko Corp 古紙処理装置
US11060242B2 (en) 2018-02-28 2021-07-13 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE513596C2 (sv) 1999-02-22 2000-10-09 Stora Kopparbergs Bergslags Ab Metod vid tillverkning av papper eller kartong
US20030019795A1 (en) * 2001-07-28 2003-01-30 Yilmaz Gursel George Waste to resource
FI20030148A (fi) * 2003-01-31 2004-08-01 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite täyteainepitoisen hylyn käsittelyssä paperikoneella ja kartonkikoneella
DE102006020450B4 (de) * 2006-05-03 2008-02-21 Voith Patent Gmbh Verfahren zur Aufbereitung von füllstoffhaltigem Papier, insbesondere von Trockenausschuss
DE102012214236A1 (de) * 2012-08-10 2014-02-13 Voith Patent Gmbh Ausschusssystem

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CS201120B1 (en) * 1976-07-27 1980-10-31 Svetozar Vagac Method of and apparatus for reclaiming individual components of papermaking combined waste materials
DE2701737B2 (de) * 1977-01-18 1980-03-20 Hermann Finckh Maschinenfabrik Gmbh & Co, 7417 Pfullingen Verfahren zum Aufbereiten und Reinigen von Fasermaterial sowie Anlage zur Durchführung eines solchen Verfahrens
US4416727A (en) * 1982-01-11 1983-11-22 Air Products And Chemicals, Inc. Process for recovering fiber from wet-strength resin coated paper
SE431571C (sv) * 1982-07-02 1985-09-09 Nils Anders Lennart Wikdahl Sett vid rening av en fibersuspension
GB8621680D0 (en) * 1986-09-09 1986-10-15 Du Pont Filler compositions
US5131982A (en) * 1990-02-26 1992-07-21 Nalco Chemical Company Use of dadmac containing polymers for coated broke treatment
DE4034054C1 (ja) * 1990-10-26 1992-04-02 Feldmuehle Ag, 4000 Duesseldorf, De
FI93753C (fi) * 1993-07-28 1995-05-26 Ahlstroem Oy Menetelmä ja laitteisto täyteainepitoisen materiaalin, kuten kierrätyskuidun käsittelyyn
US5466338A (en) * 1993-11-17 1995-11-14 Nalco Chemical Company Use of dispersion polymers for coated broke treatment
DE4341412C2 (de) 1993-12-04 2003-07-24 Voith Paper Fiber Systems Gmbh Verfahren zur Aufbereitung von flüllstoffhaltigem Altpapier
FI97736C (fi) * 1995-03-07 1997-02-10 Ahlstrom Machinery Oy Menetelmä ja laitteisto täyteainepitoisen materiaalin, kuten kierrätyskuidun käsittelyyn
DE19531886A1 (de) * 1995-08-30 1997-03-06 Basf Magnetics Gmbh Kontinuierlich ablaufendes Verfahren zur Wiedergewinnung von Rohmaterialien aus beschichteten Folien
DE19532301A1 (de) 1995-09-01 1997-03-06 Voith Sulzer Stoffaufbereitung Verfahren zur Aufbereitung von Trockenausschuß einer Papier-, Karton- oder Streichmaschine
US5837100A (en) * 1996-07-03 1998-11-17 Nalco Chemical Company Use of blends of dispersion polymers and coagulants for coated broke treatment
DE19627523C1 (de) * 1996-07-09 1997-10-23 Alpha Calcit Fuellstoff Gmbh Verfahren zur Wiederverwertung von Füllstoffen und Streichpigmenten der Papier-, Pappe- und Kartonherstellung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299231A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Duplo Seiko Corp 古紙処理装置
US11060242B2 (en) 2018-02-28 2021-07-13 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999046442A1 (en) 1999-09-16
DE69907442T3 (de) 2012-11-29
US6605184B1 (en) 2003-08-12
EP1076735A1 (en) 2001-02-21
FI980554A0 (fi) 1998-03-12
FI980554A (fi) 1999-09-13
DE69907442T2 (de) 2004-03-18
CA2323052A1 (en) 1999-09-16
EP1076735B1 (en) 2003-05-02
CA2323052C (en) 2007-05-22
DE69907442D1 (de) 2003-06-05
FI108304B (fi) 2001-12-31
EP1076735B2 (en) 2012-07-18
ATE239127T1 (de) 2003-05-15
KR20010041650A (ko) 2001-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3873410A (en) Method and apparatus for recovering paper fibers from waste paper containing materials
CN104080972A (zh) 用于废纸处理的方法
US3884750A (en) Method of recovering separate fiber fractions from corrugated board
US7294226B2 (en) Method of removing high density stickies from secondary papermaking fibers
JP3535518B2 (ja) 再生繊維のような充填材含有材料を処理する方法と装置
FI97736B (fi) Menetelmä ja laitteisto täyteainepitoisen materiaalin, kuten kierrätyskuidun käsittelyyn
JP2002506147A (ja) 製紙においてコーティングした損紙などの鉱物を含む繊維懸濁物質を処理する方法および装置
US6391151B2 (en) Process for dissolving used paper
US6083350A (en) System for treatment of waste paper having a pulping drum and a perforated sorting area
US4272315A (en) Secondary fiber system
IE914556A1 (en) Method for processing waste paper
Grossmann et al. Paper recycling
US6576088B2 (en) Process for preparing dry broke
US5882475A (en) Method of recovering fibers from a reject stream generated in a wastepaper treating process
CA1098353A (en) Method and apparatus for recovering paper fiber from waste paper containing materials
EP1381731B1 (en) Production of fiber suspension from waste paper
JPH1053986A (ja) リサイクル繊維材料を離解及びスクリーニングする方法及び装置
EP1254986B1 (de) Verfaren zur Herstellung einer Faserstoffsuspension aus papierhaltigem Material
FI109813B (fi) Menetelmä ja laitteisto mineraalipitoisen materiaalin käsittelyyn paperin valmistuksessa
DE69206990T2 (de) Verfahren und vorrichtung zum behandeln von abfallpapier
FI111468B (fi) Menetelmä ja laitteisto täyteainepitoisen materiaalin, kuten kierrätyskuidun käsittelyyn
FI105488B (fi) Menetelmä ja laitteisto täyteainepitoisen materiaalin, kuten kierrätyskuidun käsittelyyn
Kalinić Paper recycling
Savage et al. Fiber Recovery from Municipal Solid Waste
Silveri Recycling of Paper and Bulk Properties of Recycled Fiber