JP2002505258A - シャンプー組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シャンプー組成物中にアミノ官能化シリコーンを混在させることによって、界面活性剤を基材とするシャンプー組成物中の小粒度の乳化シリコーンのコンディショニング性能を有意に増進し得る。従って本発明は、水に加えて、（ｉ）アニオン性、非イオン性、双イオン性または両イオン性の界面活性剤またはその混合物から選択された少なくとも１種類の界面活性剤と、（ｉｉ）アミノ官能化シリコーンと、（ｉｉｉ）不溶性の非アミノ官能化シリコーンの乳化粒子とを含んでおり、乳化した非アミノ官能性シリコーンの平均シリコーン粒度が２ミクロン未満であることを特徴とする水性シャンプー組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の分野） 本発明はシャンプー組成物に関する。より特定的には本発明は乳化シリコーン
粒子を含有するシャンプー組成物に関する。このような組成物は頭髪をコンデシ
ョニング（状態調節）して、頭髪のしなやかさ及び扱い易さを改善する。

【０００２】 （発明の背景及び従来の技術） 美容製品にコンディショニング剤としてシリコーンを使用することは公知であ
り多くの特許文献に記載されている。一般には、分散したシリコーン油滴を組成
物に懸濁させ、この組成物を頭髪に塗布してシリコーン材料を毛幹に付着させる
。典型的なシリコーンシャンプーの製造方法は国際特許ＷＯ９２／１０１６２に
開示されている。本質的には、現場熱処理によってシリコーン材料を直接的にシ
ャンプー中に乳化させる。この方法では、シリコーンを均質混合させた全シャン
プー混合物を高温で完全に混合し、高剪断ミルから吐出させ、次いで冷却する。
方法の第一段階ではシリコーンをアニオン性界面活性剤及び脂肪アルコールによ
って分散させてプレミックスを形成する。次にプレミックスを残りのシャンプー
材料と混合し、高剪断ミルから吐出させ、冷却して最終組成物を得る。

【０００３】 国際特許ＷＯ９２／１０１６２に記載のような現場熱処理に伴う欠点は、完全
シャンプー製造の全工程を考えたときに粘性シリコーン油の工場処理が難しいこ
とである。

【０００４】 別の欠点は、製造中のシリコーン粒度を調節するために通常は専用の装置が必
要なことである。英国特許公開ＧＢ２１７０２１６Ａは同様の方法を開示してい
る。該特許に開示された方法では、不溶性、不揮発性のシリコーンを均質混合さ
せた完全シャンプー組成物をシリコーン粒子が平均粒径２ミクロン未満になるま
で高剪断ミキサーで剪断する。この場合、粒度分布は約２ミクロン−約５５ミク
ロンの範囲であると記載されている。

【０００５】 シリコーンの現場熱処理法に伴う上述の問題を解決するために、シリコーンを
予め形成した水性エマルジョンとして均質混合させる代替方法が提案された。こ
のような方法は、均質混合させるシリコーンの粒度を予め決定及び調節できると
いう利点を有している。シリコーンは完全配合シャンプー組成物中で不溶性であ
り乳化状態に維持されており、従って、完全配合シャンプー組成物中のシャンプ
ーの高剪断処理段階は不要であり、組成物の製造はいっそう容易になる。

【０００６】 不溶性、不揮発性のシリコーン材料をコンディショニングシャンプーに均質混
合させる代表的な方法が米国特許ＵＳ５，０８５，０８７に開示されている。該
特許に開示された方法では、このような材料を平均粒度２ミクロン未満の予め形
成された水性エマルジョンとしてシャンプー組成物に均質混合させる。全成分を
簡単な熱処理または常温処理で混合し、エマルジョン中のシリコーン材料の平均
粒度を最終組成物中で同じ値に維持する。好ましくは、この粒度は０．０１−１
ミクロンの範囲、例えば０．４ミクロンである。

【０００７】 欧州特許公開ＥＰ０５２９８８３Ａ１は、等価の方法で製造され、０．１５ミ
クロン以下、例えば０．０３６ミクロンの粒度をもつ微粒乳化シリコーン粒子を
含む頭髪シャンプー組成物を開示している。このようにしてシリコーンの粒度を
更に縮小すると、安定性、光学的特性及びコンディショニング性能が改善される
と記載されている。

【０００８】 これらの小粒度シリコーン配合製品に伴う問題は、特に日本及び東南アジアの
ような、消費者が高いコンディショニングレベルを要望し且つ頭髪が“重い”と
感じている地域では多くの人々にコンディショニング性能が十分でないと感じら
れることである。

【０００９】 発明者らはここに、アミノ官能化シリコーンをシャンプー組成物に混在させる
ことによって界面活性剤を基材とするシャンプー組成物中の小粒度の乳化シリコ
ーンのコンディショニング性能を有意に増進し得ることを知見した。

【００１０】 米国特許第５，１９８，２０９号（Ａｍｗａｙ Ｃｏｒｐ）及びＬ’Ｏｒｅａ
ｌの欧州特許第０８１１３７１号は、洗浄用界面活性剤と、ジメチコーン及びト
リメチルシリルアモジメチコーンの組合せとを含むコンディショニングシャンプ
ーを開示している。例示された組成物はＤＣ２００（６０，０００ｃｓｔ）のよ
うなジメチコーン流体を使用している。ジメチコーン流体は、特定されないシリ
コーン粒度をもつ純粋なシリコーン油としてシャンプーに直接添加される。

【００１１】 （発明の概要） 本発明は、水に加えて、 （ｉ）アニオン性、非イオン性、双イオン性または両イオン性の界面活性剤また
はその混合物から選択された少なくとも１種類の界面活性剤と、 （ｉｉ）アミノ官能化シリコーンと、 （ｉｉｉ）不溶性の非アミノ官能化シリコーンの乳化粒子と、 を含んでおり、シャンプー組成物中の乳化した非アミノ官能性シリコーンの平均
シリコーン粒度が２ミクロン未満であることを特徴とする水性シャンプー組成物
を提供する。

【００１２】 （詳細な説明） 界面活性剤 本発明組成物は、アニオン性、非イオン性、双イオン性または両イオン性の界
面活性剤またはその混合物から選択された界面活性剤を含む。

【００１３】 適当なアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルス
ルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキ
ルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、Ｎ−アルコイルサルコシネート
、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカ
ルボキシレート及びアルファ−オレフィンスルホネート、特にそれらのナトリウ
ム塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩並びにモノ−、ジ−及びトリエタノール
アミン塩である。アルキル基及びアシル基は一般に８−１８個の炭素原子を有し
ており、不飽和でもよい。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホ
スフェート及びアルキルエーテルカルボキシレートは１分子あたり１−１０個の
エチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位、好ましくは１分子あたり
２−３個のエチレンオキシド単位を有し得る。

【００１４】 適当なアニオン性界面活性剤の実例は、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリ
ルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、コ
コイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム及びＮ−ラ
ウリルサルコシン酸ナトリウムである。最も好ましいアニオン性界面活性剤は、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、モノラウリルリ
ン酸トリエタノールアミン、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム１ＥＯ、２ＥＯ及
び３ＥＯ、ラウリル硫酸アンモニウム及びラウリルエーテル硫酸アンモニウム１
ＥＯ、２ＥＯ及び３ＥＯである。

【００１５】 本発明の組成物に好適に使用され得る非イオン性界面活性剤は、直鎖状または
分枝状の第一級または第二級の脂肪族（Ｃ₈−Ｃ₁₈）アルコールまたはフェノー ルと、アルキレンオキシド、通常はエチレンオキシドとの縮合産物であり、一般
には６−３０個のエチレンオキシド基を有している。他の適当な非イオン性界面
活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドである。実例は、ココ
モノ−またはジ−エチノールアミド及びココモノ−イソプロパノールアミドであ
る。

【００１６】 本発明の組成物に好適に使用され得る両イオン性及び双イオン性の界面活性剤
は、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタ
イン、アルキルスルホベタイン（スルタイン）、アルキルグリシネート、アルキ
ルカルボキシグリシネート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグ
リシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート
及びアシルグルタミネートである。これらのアルキル基及びアシル基は８−１９
個の炭素原子を有している。実例は、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルス
ルホプロピルベタイン、好ましくはラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイ
ン及びコカンホプロピオン酸ナトリウムである。

【００１７】 一般的に界面活性剤は、本発明のシャンプー組成物中に０．１−５０重量％、
好ましくは５−３０重量％、より好ましくは１０−２５重量％の量で存在してい
る。

【００１８】 アミノ官能化シリコーン “アミノ官能化シリコーン”なる用語は、少なくとも１つの第一級、第二級ま
たは第三級アミン基または第四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味す
る。

【００１９】 実例は： （ｉ）ＣＴＦＡ命名法で“アモジメチコーン”と呼ばれており、一般式： ＨＯ−〔Ｓｉ（ＣＨ₃）₂−Ｏ−〕_x−〔Ｓｉ（ＯＨ）（ＣＨ₂ＣＨ₂ＣＨ₂−ＮＨ−
ＣＨ₂ＣＨ₂ＮＨ₂）−Ｏ−〕_y−Ｈ 〔式中、ｘ及びｙはポリマーの分子量が一般に約５，０００−５００，０００
の範囲となるようなポリマーの分子量に依存する数を表す〕 を有するポリシロキサン； （ｉｉ）一般式： Ｒ’_aＧ_3-a−Ｓｉ（ＯＳｉＧ₂）_n−（ＯＳｉＧ_bＲ’_2-b）_m−Ｏ−ＳｉＧ_3-a−Ｒ
’_a 〔式中、 ＧはＨ、フェニル、ＯＨまたはＣ_1-8アルキル例えばメチルから選択され； ａは０または１−３の整数、好ましくは０であり； ｂは０または１、好ましくは１であり； ｍ及びｎは（ｍ＋ｎ）が１−２０００の範囲、好ましくは５０−１５０の範囲
となるような数であり； ｍは１−２０００、好ましくは１−１０の数であり； ｎは０−１９９９、好ましくは４９−１４９の数であり； Ｒ’は、式−Ｃ_qＨ_2qＬをもつ一価の基であり、ここに、ｑは２−８の数、Ｌ は： −ＮＲ”−ＣＨ₂−ＣＨ₂−Ｎ（Ｒ”）₂ −Ｎ（Ｒ”）₂ −Ｎ⁺（Ｒ”）₃Ａ^- −Ｎ⁺Ｈ（Ｒ”）₂Ａ^- −Ｎ⁺Ｈ₂（Ｒ”）Ａ^- −Ｎ（Ｒ”）−ＣＨ₂−ＣＨ₂−Ｎ⁺Ｈ₂（Ｒ”）Ａ^- から選択されたアミノ官能性基であり、ここに、Ｒ”はＨ、フェニル、ベンジル
または飽和一価炭化水素基例えばＣ_1-20アルキルから選択され、 Ａはハロゲン化物イオン例えば塩化物または臭化物のイオンである〕を有する
ポリシロキサン； 上記の式に対応する適当なアミノ官能化シリコーンは、式： Ｓｉ（ＣＨ₃）₃−Ｏ−〔Ｓｉ（ＣＨ₃）₂−Ｏ−〕_x−〔Ｓｉ（ＣＨ₃）（Ｒ−ＮＨ
−ＣＨ₂ＣＨ₂ＮＨ₂−Ｏ−〕_y−Ｓｉ（ＣＨ₃）₃ 〔式中、ｘ＋ｙは約５０から約５００の数であり、Ｒは２−５個の炭素原子を
有するアルキレン基である〕で示される“トリメチルシリルアモジメチコーン”
と命名されたポリシロキサンであり、十分に水不溶性なので本発明の組成物中に
使用され得る。好ましくは数ｘ＋ｙは約１００−約３００の範囲である； （ｉｉｉ）一般式： ｛（Ｒ¹）（Ｒ²）（Ｒ³）Ｎ⁺ＣＨ₂ＣＨ（ＯＨ）ＣＨ₂ＯＣＨ₂）₃〔Ｓｉ（Ｒ⁴） （Ｒ⁵）−Ｏ−〕_n−Ｓｉ（Ｒ⁶）（Ｒ⁷）−（ＣＨ₂）₃−Ｏ−ＣＨ₂ＣＨ（ＯＨ） ＣＨ₂Ｎ⁺（Ｒ⁸）（Ｒ⁹）（Ｒ¹⁰）｝（Ｘ^-）₂ 〔式中、Ｒ¹及びＲ¹⁰は同じ基でも異なる基でもよく、Ｈ、飽和または不飽和の 長鎖または短鎖アルキル（アルケニル）、分枝状アルキル（アルケニル）及びＣ ₅ −Ｃ₈の環系から独立に選択され、 Ｒ²からＲ⁹までは同じ基でも異なる基でもよく、Ｈ、直鎖状または分枝状の低
級アルキル（アルケニル）及びＣ₅−Ｃ₈の環系から独立に選択され、 ｎは約６０−約１２０、好ましくは約８０の数を表し、 Ｘ-は好ましくは酢酸塩であるが例えばハロゲン化物、有機カルボキシレート 、有機スルホネートなどでもよい〕を有する第四シリコーンポリマー。

【００２０】 このクラスの適当に第四シリコーンポリマーは欧州特許公開第０５３０９７４
号に記載されている。

【００２１】 本発明に好適に使用され得るアミノ官能性シリコーンは、典型的には約０．１
−約８．０モル％、好ましくは約０．１−約５．０モル％、最も好ましくは約０
．１−約２．０モル％の範囲のアミン官能価を含む。高過ぎるアミン濃度は全体
的なシリコーン付着を低下させ、従ってコンディショニング性能も低下させ得る
ことが知見されたので、一般的にアミン濃度は約８．０モル％を超過してはなら
ない。

【００２２】 アミノ官能性シリコーンの粘度は特に厳密には限定されないが、約１００−約
５００，０００ｃｓｔの範囲が適当である。

【００２３】 本発明で好適に使用され得るアミノ官能性シリコーンの特定例は、アミノシリ
コーン油ＤＣ２−８２２０、ＤＣ２−８１６６、ＤＣ２−８４６６及びＤＣ２−
８９５０−１１４（いずれもＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製）並びにＧＥ１１４９−
７５（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｓｉｌｉｃｏｎｅｓ製）である。

【００２４】 また、非イオン性及び／またカチオン性の界面活性剤中のアミノ官能性シリコ
ーン油のエマルジョンも適当である。

【００２５】 好適には、このような予め形成されたエマルジョン中のアミノ官能性シリコー
ンが、シャンプー組成物中で３０ミクロン未満、好ましくは２０ミクロン未満、
より好ましくは１０ミクロン未満の平均粒度を有している。一般的に、粒度を縮
小するとコンディショニング性能が改善されることが知見された。最も好ましく
は、アミノ官能性シリコーンの平均粒度は２ミクロン未満であり、理想的には０
．０１−１ミクロンの範囲である。０．１５ミクロン以下の平均シリコーン粒度
を有しているシリコーンエマルジョンを通常はマイクロエマルジョンと呼ぶ。

【００２６】 粒度は、Ｍａｌｖｅｒｎ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ製の２６００Ｄ Ｐａｒｔ
ｉｃｌｅ Ｓｉｚｅｒを使用し、レーザー光散乱法によって測定し得る。

【００２７】 予め形成されたアミノ官能化シリコーンのエマルジョンは、Ｄｏｗ Ｃｏｒｎ
ｉｎｇ及びＧｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃのようなシリコーン油製造業者か
ら入手し得る。特定例としては、ＤＣ９２９カチオン性エマルジョン、ＤＣ９３
９カチオン性エマルジョン、ＤＣ９４９カチオン性エマルジョン、及び非イオン
性エマルジョンＤＣ２−７２２４、ＤＣ２−８４６７及びＤＣ２−８１５４（す
べてＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製）がある。

【００２８】 本発明に有用な第四シリコーンエマルジョンの一例は、Ｇｏｌｄｓｃｈｍｉｄ
ｔ製の材料Ｋ３４７４である。

【００２９】 乳化した非アミノ官能化シリコーン 本発明のシャンプー組成物は非アミノ官能化シリコーンを含む。シリコーンは
シャンプー組成物の水性マトリックスに不溶性であり、従ってシリコーンは分散
粒子として乳化形態で存在する。

【００３０】 シャンプー組成物中の乳化した非アミノ官能性シリコーンの平均シリコーン粒
度は２ミクロン未満である。理想的には０．０１−１ミクロンの範囲である。こ
のようにして粒度を縮小することがシャンプー組成物の総合的なコンディショニ
ング性能を改善することが知見された。粒度は、Ｍａｌｖｅｒｎ Ｉｎｓｔｒｕ
ｍｅｎｔｓ製の２６００Ｄ Ｐａｒｔｉｃｌｅ Ｓｉｚｅｒを使用しレーザー光
散乱法によって測定し得る。

【００３１】 適当なシリコーンは、ポリジオルガノシロキサン、特にＣＴＦＡ命名法でジメ
チコーンと呼ばれるポリジメチルシロキサンである。ＣＴＦＡ命名法でジメチコ
ノールと呼ばれるヒドロキシル末端基を有しているポリジメチルシロキサンも本
発明のシャンプー組成物中に好適に使用され得る。また、例えば国際特許ＷＯ９
６／３１１８８に記載されているような若干の架橋度を有しているシリコーンガ
ムも本発明のシャンプーに好適に使用され得る。これらの材料は、頭髪の腰（ｂ
ｏｄｙ）を強くし、量（ｖｏｌｕｍｅ）を増し、スタイリング適性を改善し、ま
た、濡れた髪及び乾いた髪のコンディショニングに効果を発揮する。

【００３２】 本発明に使用されるシリコーン粒子のエマルジョンに関しては種々の調製方法
が存在する。これらの方法は当業界で公知であり文献にも記載されている。例え
ば、シリコーンと水との高剪断機械的混合、または、シリコーンと水及び乳化剤
との乳化（例えば乳化剤の加熱溶液にシリコーンを混合）、または、機械的乳化
と化学的乳化との併用によってエマルジョンを調製し得る。シリコーン粒子のエ
マルジョンの調製に適当な別の技術は乳化重合である。このような乳化重合シリ
コーンは米国特許ＵＳ２８９１８２０（Ｈｙｄｅ）、ＵＳ３２９４７２５（Ｆｉ
ｎｄｌａｙ）及びＵＳ３３６０４９１（Ａｘｏｎ）に記載されている。

【００３３】 本発明で使用され得る適当なシリコーンエマルジョンは予め乳化された形態で
市販されている。予め形成されたエマルジョンは単なる混合によってシャンプー
組成物に均質混合できるので、この形態は特に好ましい。予め形成されたエマル
ジョンは、Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ、Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌｅｃｔｒｉｃ、Ｕｎ
ｉｏｎ Ｃａｒｂｉｄｅ、Ｗａｃｋｅｒ Ｃｈｅｍｉｅ、Ｓｈｉｎ Ｅｔｓｕ、
Ｔｏｓｈｉｂａ、Ｔｏｙｏ Ｂｅａｕｔｙ Ｃｏ．及びＴｏｒａｙ Ｓｉｌｉｃ
ｏｎｅ Ｃｏ．のようなシリコーン油製造業者から入手し得る。

【００３４】 シリコーン自体の粘度（エマルジョンの粘度または最終シャンプー組成物の粘
度でない）は少なくとも１０，０００ｃｓｔである。一般的に粘度の増加に伴っ
てコンディショニング性能が増進されることが知見された。従って、シリコーン
自体の粘度は好ましくは少なくとも６０，０００ｃｓｔ、最も好ましくは少なく
とも５００，０００ｃｓｔ、理想的には少なくとも１，０００，０００ｃｓｔで
ある。容易に配合するためには粘度が１０⁹を超過しないのが好ましい。粘度は 、１９７０年７月２０日に発表されたＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ Ｃｏｒｐｏｒａ
ｔｅ Ｔｅｓｔ Ｍｅｔｈｏｄ ＣＴＭ００４のようなガラス毛細粘度計によっ
て測定できる。

【００３５】 予め形成されたエマルジョンの好適例は、いずれもＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇか
ら入手し得るＤＣ２−１７６６及びＤＣ２−１７８４並びにマイクロエマルジョ
ンＤＣ２−１８６５及びＤＣ２−１８７０である。これらはいずれもジメチコノ
ールのエマルジョン／マイクロエマルジョンである。ＤＣ２−１７６６及びＤＣ
２−１７８４の各々は、エマルジョン中の平均シリコーン粒度が２ミクロン未満
である。ＤＣ２−１８６５及びＤＣ２−１８７０の各々は、マイクロエマルジョ
ン中の平均シリコーン粒度が０．１５ミクロン未満である。架橋シリコーンガム
も予め乳化された形態で入手可能であり、配合が容易であるという利点を有して
いる。好ましい実例は、Ｄｏｗ ＣｏｒｎｉｎｇからＤＣ Ｘ２−１７８７とし
て販売されている材料であり、これはエマルジョン中の平均シリコーン粒度が０
．５ミクロン未満の架橋ジメチコノールガムのエマルジョンである。別の好まし
い実例は、Ｄｏｗ ＣｏｒｎｉｎｇからＤＣ Ｘ−１３９１として販売されてい
る材料であり、これはマイクロエマルジョン中の平均シリコーン粒度が０．０４
５ミクロンの架橋ジメチコノールガムのマイクロエマルジョンである。

【００３６】 シリコーン比 発明者らは、界面活性剤を基材とするシャンプー組成物中の小粒度の乳化シリ
コーンのコンディショニング性能がアミノ官能化シリコーンの存在によって有意
に増強されることを知見した。

【００３７】 アミノ官能化シリコーン対非アミノ官能化シリコーンの重量比は一般に１：２
以下である。アミノ官能化シリコーン対非アミノ官能化シリコーンの適当な重量
比は１：２−１：２０の範囲であり、好ましくは１：３−１：２０、より好まし
くは１：３−１：８、最適には約１：４である。

【００３８】 シリコーンレベル 本発明のシャンプー組成物に均質混合させるシリコーンの総量（アミノ官能性
及びアミノ非官能性の双方のシリコーン）は所望のコンディショニングレベル及
び使用材料に依存する。好ましい量は、全組成物の０．０１−約１０重量％であ
るが、これらの限界値は絶対的な値ではない。下限値はコンディショニングを果
たし得る最低レベルによって決定され、上限値は頭髪及び／または皮膚のべとつ
きが許容範囲を越えないような最高レベルによって決定される。

【００３９】 全組成物の０．３−５重量％、好ましくは０．５−３重量％のシリコーン総量
が適当なレベルであることが知見された。

【００４０】 カチオン性付着ポリマー カチオン性付着ポリマーは本発明のシャンプー組成物中に含まれるシャンプー
のコンディショニング性能を強化するために好ましい成分である。“付着ポリマ
ー”なる用語は、使用中にシャンプー組成物から予定の部位、即ち頭髪及び／ま
たは頭皮にシリコーン成分が付着することを促進する物質を意味する。

【００４１】 付着ポリマーはホモポリマーでもよくまたは２種類以上のモノマーから形成さ
れてもよい。ポリマーの分子量は、一般には５，０００−１０，０００，０００
、典型的には少なくとも１０，０００、好ましくは１００，０００−約２，００
０，０００の範囲である。ポリマーは、第四級アンモニウムまたはプロトン化ア
ミノ基またはその混合物のようなカチオン性窒素含有基を有するであろう。

【００４２】 カチオン性窒素含有基は一般に、付着ポリマーの全モノマー単位の一部に置換
基として存在するであろう。従ってポリマーがホモポリマーでないときは、ポリ
マーはスペーサーとして非カチオン性モノマー単位を含有し得る。このようなポ
リマーはＣＴＦＡ Ｃｏｓｍｅｔｉｃ Ｉｎｇｒｅｄｉｅｎｔ Ｄｉｒｅｃｔｏ
ｒｙ，３ｒｄ ｅｄｉｔｉｏｎに記載されている。カチオン性モノマー単位対非
カチオン性モノマー単位の比は、所要範囲内のカチオン電荷密度を有するポリマ
ーが得られるように選択される。

【００４３】 適当なカチオン性付着ポリマーは例えば、カチオン性アミン官能基または第四
級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと、（メタ）アクリルアミド、ア
ルキル及びジアルキル（メタ）アクリルアミド、アルキル（メタ）アクリレート
、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリジンのような可溶性スペーサーモノマ
ーとのコポリマーである。アルキル及びジアルキル置換モノマーは好ましくはＣ
１−Ｃ７アルキル基、より好ましくはＣ１−Ｃ３アルキル基を有している。他の
適当なスペーサーは、ビニルエステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、
プロピレングリコール及びエチレングリコールである。

【００４４】 カチオン性アミンは、特定の種及び組成物のｐＨ次第で第一級、第二級または
第三級アミンのいずれでもよい。一般的には第二級及び第三級アミン、特に第三
級アミンが好ましい。

【００４５】 アミン置換ビニルモノマー及びアミンを、アミン形態に重合し、次いで第四級
化によってアンモニウムに変換させ得る。

【００４６】 カチオン性付着ポリマーは、アミン置換モノマー及び／または第四級アンモニ
ウム置換モノマー及び／または相溶性スペーサーモノマーに由来のモノマー単位
の混合物から成り得る。

【００４７】 適当なカチオン性付着ポリマーは例えば： −Ｃｏｓｍｅｔｉｃ，Ｔｏｉｌｅｔｒｙ ａｎｄ Ｆｒａｇｒａｎｃｅ Ａｓ
ｓｏｃｉａｔｉｏｎ（ＣＴＦＡ）によって業界でＰｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ
−１６と呼ばれている１−ビニル−２−ピロリジンと１−ビニル−３−メチル−
イミダゾリウム塩（例えば塩化物塩）とのコポリマー。この材料はＢＡＳＦ Ｗ
ｙａｎｄｏｔｔｅ Ｃｏｒｐ．（Ｐａｒｓｉｐｐａｎｙ，ＮＪ，ＵＳＡ）から商
標ＬＵＶＩＱＵＡＴ（例えばＬＵＶＩＱＵＡＴ ＦＣ ３７０）で市販されてい
る； −業界（ＣＴＦＡ）でＰｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ−１１と呼ばれている１
−ビニル−２−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートとのコポリマ
ー。この材料はＧａｆ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ（Ｗａｙｎｅ，ＮＪ，ＵＳＡ）
から商標ＧＡＦＱＵＡＴ（例えば、ＧＡＦＱＵＡＴ ７５５Ｎ）で市販されてい
る； −カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有ポリマー、例えば、業界（ＣＴ
ＦＡ）でそれぞれＰｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ６及びＰｏｌｙｑｕａｔｅｒｎ
ｉｕｍ７と呼ばれているジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー、
アクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとのコポリマー； −（米国特許第４，００９，２５６号に記載されているような）３−５個の炭
素原子をもつ不飽和カルボン酸のホモ−及びコ−ポリマーのアミノ−アルキルエ
ステルの無機酸塩； −（国際特許ＷＯ９５／２２３１１に記載されているような）カチオン性ポリ
アクリルアミド。

【００４８】 使用され得る他のカチオン性付着ポリマーとしては、カチオン性セルロース誘
導体、カチオン性デンプン誘導体及びカチオン性グアーガム誘導体のようなカチ
オン性多糖ポリマーがある。

【００４９】 本発明の組成物中に好適に使用され得るカチオン性多糖ポリマーは式： Ａ−Ｏ−〔Ｒ−Ｎ⁺（Ｒ¹）（Ｒ²）（Ｒ³）Ｘ^-〕 〔式中、Ａはデンプンまたはセルロースの無水グルコース残基のような無水グル
コース残基を表し、Ｒはアルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレン
またはヒドロキシアルキレン基またはその組合せを表し、Ｒ¹、Ｒ²及びＲ³は独 立に、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシ
アルキルまたはアルコキシアリール基を表し、各々の基は約１８個以下の炭素原
子を含み、各カチオン性部分の炭素原子の総数（即ち、Ｒ¹、Ｒ²及びＲ³の炭素 原子の和）は好ましくは約２０以下であり、Ｘはアニオン性対イオンを表す〕で
示されるポリマーである。

【００５０】 カチオン性セルロースは、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応した
ヒドロキシエチルセルロースの塩としてＡｍｅｒｃｈｏｌ Ｃｏｒｐ．（Ｅｄｉ
ｓｏｎ，ＮＪ，ＵＳＡ）からポリマーシリーズＰｏｌｙｍｅｒ ＪＲ（商標）及
びＬＲ（商標）で販売されている。これは業界（ＣＴＦＡ）でＰｏｌｙｑｕａｔ
ｅｒｎｉｕｍ１０と呼ばれている。別の種類のカチオン性セルロースは、ラウリ
ルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応したヒドロキシエチルセルロース
の高分子第四級アンモニウム塩である。これは業界（ＣＴＦＡ）でＰｏｌｙｑｕ
ａｔｅｒｎｉｕｍ２４と呼ばれている。これらの材料はＡｍｅｒｃｈｏｌ Ｃｏ
ｒｐ．（Ｅｄｉｓｏｎ，ＮＪ，ＵＳＡ）から商標Ｐｏｌｙｍｅｒ ＬＭ−２００
として販売されている。

【００５１】 別の適当なカチオン性多糖ポリマーは、第四級窒素含有セルロースエーテル（
例えば米国特許第３，９６２，４１８号に記載）及びエーテル化セルロースとデ
ンプンとのコポリマー（例えば米国特許第３，９５８，５８１号に記載）である
。

【００５２】 使用され得る特に適当な種類のカチオン性多糖ポリマーは、カチオン性グアー
ガム誘導体、例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド（Ｒｏｈ
ｄｉａ（以前のＲｈｏｎｅ−Ｐｏｕｌｅｎｃ）からＪＡＧＵＡＲ商標シリーズで
市販されている）である。

【００５３】 実例は、低置換度のカチオン基及び高粘度を有しているＪＡＧＵＡＲ Ｃ１３
Ｓ及びＪＡＧＵＡＲ ＣＢ２８９、中程度の置換度及び低粘度を有しているＪＡ
ＧＵＱＲ Ｃ１５、ＪＡＧＵＡＲ Ｃ１７（高置換度、高粘度）、低レベル置換
基とカチオン性第四級アンモニウム基とを含有するヒドロキシプロピル化カチオ
ン性グアー誘導体から成るＪＡＧＵＡＲ Ｃ１６、低置換度、高透明度及び中程
度の粘度を有しているグアーから成るＪＡＧＵＡＲ １６２である。

【００５４】 好ましくはカチオン性付着ポリマーを、カチオン性セルロース及びカチオン性
グアーの誘導体から選択する。特に好ましい付着ポリマーはＪＡＧＵＡＲ Ｃ１
３Ａ、ＪＡＧＵＡＲ ＣＢ２８９、ＪＡＧＵＡＲ Ｃ１５、ＪＡＧＵＡＲ Ｃ１
７及びＪＡＧＵＡＲ Ｃ１６及びＪＡＧＵＡＲ Ｃ１６２である。

【００５５】 カチオン性付着ポリマーは一般には全組成物の０．００１−５重量％、好まし
くは約０．０１−１重量％、より好ましくは約０．０２−約０．５重量％のレベ
ルで存在するであろう。

【００５６】 その他の諸成分 本発明のシャンプー組成物は更に、全組成物の０．１−５重量％のシリコーン
懸濁化剤を含む。実例は、ポリアクリル酸、架橋アクリル酸ポリマー、アクリル
酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステ
ルとのコポリマー、アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋コポリマー、ヘ
テロ多糖ガム及び結晶質長鎖アシル誘導体である。長鎖アシル誘導体は望ましく
はエチレングリコールステアレート、炭素原子数１６−２２個を有する脂肪酸の
アルカノールアミド及びその混合物から選択される。エチレングリコールジステ
アレート及びポリエチレングリコール３ジステアレートが好ましい長鎖アシル誘
導体である。ポリアクリル酸は、Ｃａｒｂｏｐｏｌ ４２０、Ｃａｒｂｏｐｏｌ
４８８またはＣａｒｂｏｐｏｌ ４９３として市販されている。多官能剤と架
橋したアクリル酸ポリマーも使用できる。これらはＣａｒｂｏｐｏｌ ９１０、
Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９３４、Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９４０、Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９
４１及びＣａｒｂｏｐｏｌ ９８０として市販されている。モノマーを含有する
カルボン酸とアクリル酸エステルとの適当なコポリマーの実例は、Ｃａｒｂｏｐ
ｏｌ １３４２である。Ｃａｒｂｏｐｏｌ材料はいずれも、Ｇｏｏｄｒｉｃｈか
ら販売されており、Ｃａｒｂｏｐｏｌは商標である。

【００５７】 アクリル酸とアクリレートエステルとの適当な架橋ポリマーは、Ｐｅｍｕｌｅ
ｎ ＴＲ１またはＰｅｍｕｌｅｎ ＴＲ２である。適当なヘテロ多糖ガムはキサ
ンタンガムであり、例えばＫｅｌｚａｎ ｍｕとして入手し得る。

【００５８】 本発明組成物は頭髪トリートメント用配合製品に常用される任意の別の成分を
含有し得る。これらの別の成分としては、粘度調節剤、防腐剤、着色剤、グリセ
リン及びポリプロピレングリコールなどの多価アルコール、ＥＤＴＡなどのキレ
ート化剤、酸化防止剤、芳香剤及び日光遮断剤などがある。これらの成分の各々
はその目的を達成するために有効な量で存在するであろう。一般にこれらの任意
成分の各々は全組成物の約５重量％以下のレベルで含まれている。

【００５９】 好ましくは、本発明組成物が更に、頭髪手入れに好適なアジュバントを含有す
る。一般にこのような成分の各々は全組成物の２重量％以下、好ましくは１重量
％以下のレベルで含まれている。

【００６０】 適当な頭髪手入れ用アジュバントとしては： （ｉ）アミノ酸及び糖のような天然の毛根栄養素。適当なアミノ酸の例は、ア
ルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、
メチオニン、セリン及びバリン、及び／または、その前駆体及び誘導体である。
アミノ酸は単独で添加されてもよく、混合物として添加されてもよく、または、
ジ−及びトリペプチドのようなペプチドの形態でもよい。アミノ酸はまた、ケラ
チンもしくはコラーゲン加水分解物のようなタンパク質加水分解物の形態で添加
されてもよい。適当な糖はグルコース、デキストロース及びフルクトースである
。これらは単独で添加されてもよくまたは例えば果実エキスの形態で添加されて
もよい。本発明組成物に混在させる天然の毛根栄養素の特に好ましい組合せはイ
ソロイシンとグルコースである。特に好ましいアミノ酸栄養素はアルギニンであ
る； （ｉｉ）髪繊維に有効な物質。実例は： −繊維に湿り気を与えキューティクルの完全性を維持するセラミド。セラミド
は天然ソースから抽出するかまたは合成セラミド及び擬似セラミドとして入手し
得る。好ましいセラミドはＱｕｅｓｔ製のＣｅｒａｍｉｄｅ ＩＩである。Ｌａ
ｂｏｒａｔｏｉｒｅｓ Ｓｅｒｏｂｉｏｌｏｇｉｑｕｅｓ製のＣｅｒａｍｉｄｅ
ｓ ＬＳのようなセラミド混合物も好適である。

【００６１】 以下の非限定実施例によって本発明を更に説明する。

【００６２】 実施例 実施例１ 以下の成分を以下の量で混合することによってシャンプー組成物を調製した：

【００６３】

【表１】 ⁽¹⁾非アミノ官能化シリコーンはＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ Ｌｔｄ．製のＤＣ２ −１７８４、即ちアニオン性界面活性剤（ＴＥＡ−ドデシルベンゼンスルホネー
ト）中のジメチコノール（１，０００，０００ｃｓｔ、０．５ミクロン粒度）の
エマルジョン（５０％有効成分）として含まれていた。⁽²⁾ アミノ官能化シリコーンはＤｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ Ｌｔｄ．製のＤＣ９２ ９、即ちカチオン性界面活性剤（タロウトリモニウムクロリド）及び非イオン性
界面活性剤（ノンオキシノール−１０）中のアモジメチコーンのエマルジョン（
３５％有効成分）として含まれていた。⁽³⁾ Ｃａｒｂｏｐｏｌ ９８０はＢ Ｆ Ｇｏｏｄｒｉｃｈから販売されている 架橋ポリアクリレートである。⁽⁴⁾ Ｊａｇｕａｒ Ｃ１３ＳはＲｈｏｄｉａ（以前のＲｈｏｎｅ−Ｐｏｕｌｅｎ ｃ）から販売されているグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである
。

【００６４】 実施例２及び比較実施例Ａ 以下の表に示す成分から成る２つのシャンプー組成物を調製した。

【００６５】

【表２】 ⁽⁵⁾Ｈｅｎｋｅｌ製のＥＵＰＥＲＬＡＮ ＰＫ３０００⁽⁶⁾ Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド及び ポリエトキシル化トリデシルアルコールで乳化したアミノエチルアミノプロピル
ジメチルシロキサンのエマルジョン（３５％有効成分）⁽⁷⁾ Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製の粘度６０，０００ｃｓｔのジメチコーン流体 （シャンプー組成物中に純流体として均質混合）⁽⁸⁾ Ｄｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ製のアニオン性界面活性剤（ラウリル硫酸ナトリウ ム）中のジメチコノール（１，０００，０００ｃｓｔ、粒度０．５ミクロン）の
エマルジョン（６０％有効成分）。

【００６６】 実施例２及び比較実施例Ａのシャンプーの濡れた髪及び乾いた髪に対する種々
のコンディショニング特性をパネリスト評価によって試験した。パネリストの好
感度を次表に示す。

【００６７】

【表３】

【００６８】 試験したすべての特性について、（小粒度シリコーン及びアミノ官能化シリコ
ーンを用いた）本発明組成物の性能は比較実施例の組成物の性能を明らかに凌駕
していた。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ， ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，Ｌ Ｔ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ， ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，Ｕ Ａ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ Ｆターム(参考） 4C083 AB051 AB102 AC212 AC692 AC712 AC782 AD092 AD132 AD151 AD152 AD161 AD162 BB04 BB05 BB07 CC38 DD02 DD31 EE06 EE07 EE28

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水に加えて、 （ｉ）アニオン性、非イオン性、双イオン性または両イオン性の界面活性剤また
   はその混合物から選択された少なくとも１種類の界面活性剤と、 （ｉｉ）アミノ官能化シリコーンと、 （ｉｉｉ）不溶性の非アミノ官能化シリコーンの乳化粒子と、 を含んでおり、乳化した非アミノ官能性シリコーンがシャンプー組成物中で２ミ
   クロン未満の平均シリコーン粒度を有していることを特徴とする水性シャンプー
   組成物。
2. 【請求項２】 乳化した非アミノ官能性シリコーンがシャンプー組成物中で
   ０．０１−１ミクロンの平均シリコーン粒度を有していることを特徴とする請求
   項１に記載のシャンプー組成物。
3. 【請求項３】 アミノ官能化シリコーン（ｉｉ）対非アミノ官能化シリコー
   ン（ｉｉｉ）の重量比が１：２以下であることを特徴とする請求項１または２に
   記載のシャンプー組成物。
4. 【請求項４】 アミノ官能性シリコーンが、約０．１−約８．０モル％、好
   ましくは約０．１−約５．０モル％、最も好ましくは約０．１−約２．０モル％
   の範囲のアミン官能価を有していることを特徴とする請求項１から３のいずれか
   一項に記載のシャンプー組成物。
5. 【請求項５】 アミノ官能性シリコーンが、アミノ官能性シリコーン油と非
   イオン性及び／またはカチオン性の界面活性剤とのエマルジョンの形態であり、
   シャンプー組成物中のアミノ官能性シリコーンの平均粒度が２ミクロン未満であ
   ることを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載のシャンプー組成物。
6. 【請求項６】 乳化した非アミノ官能性シリコーンが少なくとも５００，０
   ００ｃｓｔの粘度（シリコーン自体の粘度）を有していることを特徴とする請求
   項１から５のいずれか一項に記載のシャンプー組成物。
7. 【請求項７】 シリコーンの総量が全シャンプー組成物の０．３−５重量％
   、好ましくは０．５−３重量％であることを特徴とする請求項１から６のいずれ
   か一項に記載のシャンプー組成物。
8. 【請求項８】 更に、カチオン性セルロース及びカチオン性グアーの誘導体
   から選択されたカチオン性付着ポリマーを、全シャンプー組成物の０．００１−
   ５重量％の量で含むことを特徴とする請求項１から７のいずれか一項に記載のシ
   ャンプー組成物。