JP2002373851A - 露光装置及び半導体デバイスを製造する方法、半導体製造工場、露光装置の保守方法 - Google Patents

露光装置及び半導体デバイスを製造する方法、半導体製造工場、露光装置の保守方法

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JP2002373851A
JP2002373851A JP2001182458A JP2001182458A JP2002373851A JP 2002373851 A JP2002373851 A JP 2002373851A JP 2001182458 A JP2001182458 A JP 2001182458A JP 2001182458 A JP2001182458 A JP 2001182458A JP 2002373851 A JP2002373851 A JP 2002373851A
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gas supply
exposure apparatus
inert gas
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Shigeru Terajima
茂 寺島
Takayasu Hasegawa
敬恭 長谷川
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光領域内で露光光強度分布むらが発生しな
い露光装置を提供する。 【解決手段】 露光光路中に存在する酸素や水分に吸収
されたり反応する性質の波長域の紫外線を露光光に用い
た露光装置において、露光光学系とウエハやレチクルと
の間隙に高純度不活性ガスを流す構成にした際に、その
高純度不活性ガスを吹き出す開口付近に同様の高純度不
活性ガス溜まりを形成させ、間隙に流し込むガスの純度
を一定に保持する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば半導体素子、
撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド、その他のマ
イクロデバイスを製造するために用いられる露光装置に
関するものであり、詳細には特に短波長の光を用いて露
光を行う露光装置において露光光の強度低下、及び、オ
ゾン発生を抑制することができる露光装置及び、その露
光装置を使用した半導体素子等の製造方法、その露光装
置の保守方法、その露光装置を有する半導体製造工場に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子などを製造するためのフォト
リソグラフィ工程において、フォトマスク(レチクル含
む)のパターン像を投影光学系を介して感光性基板上に
露光する露光装置が使用されている。近年、半導体集積
回路は、微細化の方向で開発が進み、フォトリソグラフ
ィ工程においては、フォトリソグラフィ光源の短波長化
が進んでいる。
【0003】しかしながら、真空紫外線、特に250n
mよりも短い波長の光、たとえばKrFエキシマレーザ
(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長19
3nm)、F2 レーザ(波長157nm)、またはYA
Gレーザなどの高調波などの光を露光用光として用いる
場合、酸素による吸収などの影響で、光の強度が低下し
たり、有害なオゾンガスを発生させるなどの課題が生じ
ていた。
【0004】そこで、従来では、ArFエキシマレーザ
のような光源を有する露光装置において、光路部分のみ
を密閉し、たとえば窒素のような酸素を含まない気体に
内部のガスを置換し、光の透過率の低下やオゾン発生を
回避しようとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光路部
分のみの密閉は、いわゆるステップ・アンド・リピート
(ステップ毎に一括露光を繰り返す)方式の露光装置な
どのようにウエハステージやレチクルステージなどの可
動部が光路中に存在する装置では困難であり、部分的に
露光用光が空気に曝されることは避けられなかった。光
源にF2 レーザーを用いるようになると従来よりもより
敏感に酸素の影響を受けるようになって、露光光は大気
中の酸素濃度においては数センチメートルで減衰してし
まう。
【0006】そこで、照明光を投影する照明光学ユニッ
トとレチクル、レチクルと投影光を投影する投影光学ユ
ニット、および投影光学ユニットと露光対象となるウエ
ハの筐体空間にそれぞれ不活性ガスを供給することによ
って形成された所要の不活性ガスの雰囲気中で露光する
ことのできる露光装置が既に提案されている。
【0007】図3(a),(b)は従来における露光装
置として、不活性ガスの雰囲気を形成するための構成を
概略的に示す図である。
【0008】生産ラインにおいて、デバイスの量産を前
提とした露光装置においては、露光光を露光対象に照射
するための光路空間(間隙)の雰囲気を高純度不活性ガ
スに置換する置換性能はウエハ交換やそのウエハを保持
したステージの露光位置へのステップ移動等に合せて、
短時間で追従できることが必要になる。
【0009】そのためにウエハと投影光学ユニットにお
ける光学部材との間隙に窒素等の高純度の不活性ガスを
高速に流す必要がある。ガスを高速に流すためにはノズ
ル等のガスの吹出し口を、その隙間の近傍に並べて圧力
をかけて一方向にガスを吹き出すような機構が必要とな
る。
【0010】図3(a)は従来例におけるガスの吹出し
に関する構成を示す図である。ここで、1は投影光学ユ
ニットであり、2は、その投影光学ユニットを構成する
光学部材である。3は露光対象となるウエハを示してい
る。光学部材2とウエハ3の隙間には、ノズル4から、
圧力レギュレータ20によって加圧された高純度の不活
性ガスが噴き出される。
【0011】この時、ガスを高速に流すほど上記のノズ
ルの周囲の気体を巻き込んでしまうという現象が生じ
る。この現象を図3(b)に示す。図3(b)はウエハ
3を上面(図3(a)矢視方向)より見た図であり、露
光領域11に対して、吹き出しノズル4a−4eが並列
に配置されている。
【0012】各ノズルから吹き出された不活性ガスの流
れを模式的に示すと、ハッチングされた12a,12
b,12cとなる。このハッチングされた12aの領域
はガスの不活性ガスの純度が高く、12b、12cの順
に不活性ガスの純度は低くなる。図に示すように高速度
により高純度不活性ガスを吹き付けると、そのノズル近
傍の低純度の気体を巻き込んでしまい露光領域11に達
する。この場合、高純度の不活性ガスを流しているにも
かかわらず、巻き込まれたノズル周辺の気体が混ざって
しまい、結果的に図に示したような露光領域11で不活
性ガスの濃度むらが発生する。
【0013】露光領域における空間で不活性ガスの濃度
むらが発生すると、その領域空間を透過してくる露光光
はその濃度むらによって強度分布が不均一となってしま
うという問題点が発生する。
【0014】それに対し、ノズル周辺の気体を巻き込ま
ないような低速度にて不活性ガスを吹き付けると、ウエ
ハと投影光学ユニットとの間隙が所望の時間内に高純度
不活性ガスで満たすような、雰囲気を形成できなくな
り、スループットに限界を来すこととなる。
【0015】また、デバイスの大型化や露光波長の短波
長化などの要因により、最近ではステップ&スキャンの
露光方式が多く用いられている。露光装置のスループッ
トの高速化に伴い、そのスキャンスピードも高速化さ
れ、現在ではレチクルは毎秒数メートル、ウエハではそ
の1/4または1/5という高速度で露光光路を横切っ
て移動する。ウエハやレチクルが高速で移動して露光光
路に進入する際に、移動方向の上流側に存在していた気
体がそれらの表面に引きずられて入ってくる。
【0016】図4は照明光学ユニット14と、レチクル
13、投影光学ユニット1との間隙部分を高純度不活性
ガスにより充填した環境を形成する状態を示す図であ
る。図4では紙面に対して垂直方向に高純度不活性ガス
を流して露光光路域を高純度不活性ガスの環境に形成し
ている場合である。図4のハッチングを付した部分は高
純度不活性ガス域を示す。このとき、レチクル13を紙
面向かって左側から右側に向かい、高速にて移動させて
くると、露光光路領域の左側の高純度不活性ガスが形成
されていない部分の気体を巻き込んで露光光路域に進入
してくることになり、レチクルとの境界面では不活性ガ
スの濃度は低くなってしまうため、やはり露光光路域内
で不活性ガスの濃度むらが発生し、露光強度むらの原因
となりうる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を鑑みて、本
発明にかかる露光装置等は主として以下の構成を有する
ことを特徴とする。
【0018】すなわち、原版のパターンを基板に露光す
るための露光装置は、照明光学ユニットと前記原版、該
原版と投影光学ユニットとにより形成される隙間領域及
び/若しくは前記投影光学ユニットと前記基板により形
成される隙間領域に、前記原版及び/若しくは基板の面
に対して水平方向に不活性ガスを供給する第1のガス供
給手段と、前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍
に、不活性ガスを供給し、該ガス溜りを形成させる第2
のガス供給手段と、を備え、前記第1のガス供給手段が
供給する不活性ガスと共に、前記第2のガス供給手段よ
り形成された該ガス溜りを形成する不活性ガスが、前記
隙間領域に供給され、その領域における不活性ガスの純
度を均一にすることを特徴とする。
【0019】好ましくは上記の露光装置において、前記
第1のガス供給手段と、前記第2のガス供給手段とは、
同一種類の不活性ガスを供給することを特徴とする。
【0020】好ましくは上記の露光装置において、前記
第1及び第2のガス供給手段は、ガス供給源より供給さ
れるガス圧力を調節するための調節手段を、それぞれ備
えることを特徴とする。
【0021】好ましくは上記の露光装置において、前記
第2のガス供給手段は、前記原版及び/若しくは基板の
面に対し、前記第1のガス供給手段よりも低圧の不活性
ガスを吹き付けて、その面上にガス溜りを形成すること
を特徴とする。
【0022】好ましくは上記の露光装置において、前記
第1のガス供給手段は、前記照明光学ユニット及び投影
光学ユニットと前記原版により形成される隙間領域にお
いて、該原版の表面側と裏面側の双方に対して、前記不
活性ガスを供給することを特徴とする。
【0023】好ましくは上記の露光装置において、前記
第2のガス供給手段は、前記原版及び/若しくはウエハ
が前記隙間領域に進入する手前の領域に前記不活性ガス
の溜まりを形成させることを特徴とする。
【0024】好ましくは上記の露光装置において、前記
不活性ガスには、高純度の窒素ガス、ヘリウムガスが含
まれることを特徴とする。
【0025】好ましくは上記の露光装置において、前記
隙間領域は、前記照明光学ユニット若しくは投影光学ユ
ニットから、前記原版若しくは基板に照射される光の光
路領域を包含する。
【0026】
【発明の実施の形態】<露光装置の構成>図5は露光装
置における照明光学ユニット、原版(レチクル)、投影
光学ユニット、基板(ウエハ)の概略的な位置関係を示
す断面模式図である。同図において、510は照明光学
ユニットであり、不図示の光源から発せられた照明光を
原版(レチクル)515に照射する。
【0027】520(520a−520c)は露光光透
過性の部材である。
【0028】515は原版(レチクル)であり、525
は原版を装着して所定の走査方向に移動可能な原版ステ
ージである。
【0029】540は投影光学ユニットであり、レチク
ルを透過した照明光を、露光対象となる基板540に投
影し、原版情報を露光する。
【0030】550は、基板(ウエハ)540を保持
し、露光のために基板を所定の位置に位置決め制御す
る。
【0031】<実施形態1>図1(a)は、本発明にか
かる露光装置における露光領域の構成を概略的に示す図
であり、図1(b)は、(a)の構成を採用した場合の
不活性ガスの分布状態を概略的に説明するための図であ
る。図1(b)では、ウエハステージと投影露光ユニッ
トの露光領域を平面的に描き、高純度不活性ガスの濃度
分布例を示している。
【0032】図1(a)において、1は投影光学ユニッ
トを示し、2は投影光学ユニットのうち、露光対象とな
るウエハ3に対向する最終光学部材である。3はウエハ
及びそのウエハを保持して所定の露光位置に位置決めす
るウエハステージであり、4は投影光学ユニット1、最
終光学部材2とウエハ3との間に形成される露光空間
(間隙)に高速に高純度不活性ガスを流すための吹き出
しノズルである。
【0033】この吹き出しノズル4は、図1(b)の参
照符番4a−4eで示されるように、複数のノズルが並
列に配置した構成となっている。
【0034】5は不図示の高純度不活性ガス供給部から
不活性ガスを高圧な状態で供給するための機内配管であ
り、6はその配管5により供給された高圧高純度不活性
ガスを所定の圧力にしてノズル4に配給するためのレギ
ュレータである。このレギュレータにより高圧な状態で
供給される高純度不活性ガスを所望の圧力に調整するこ
とができる。
【0035】7はノズル4の開口部に対して、垂直方向
に配置される第2のノズルであり、ノズル4(第1ノズ
ル)から吹き出される水平方向の吹き出しに対して、ノ
ズル7(第2ノズル)は上から下に向けて高純度不活性
ガスを吹き付ける。
【0036】8はノズル7に配管5から供給された高純
度不活性ガスを低圧にて配給するための第2のレギュレ
ータである。
【0037】9は露光光軸であり、ハッチングが付され
た領域10は露光光路領域を示す。11は露光光路領域
10がウエハ上に形成する露光領域であり、120a−
cは不活性ガスの濃度分布を示す。また、図中矢印はそ
の向きと大きさにて高純度不活性ガスの流れの速度を模
式的に示している。
【0038】図1(a)、(b)に沿って本発明にかか
る実施形態を説明する。図1(a)において、高純度窒
素ガスの流れを矢印にて示し、図1(b)において窒素
ガス濃度分布を平面的に示す。
【0039】ウエハステージ(ウエハを含む)3と投影
露光ユニット1における最終光学部材2との間隙に高純
度窒素ガスを高速で流すために、高純度窒素ガスをレギ
ュレータ6によって3kgf/cm2の高圧に調整してウエハ
ステージと投影露光ユニットとの間隙に並べられたノズ
ル4(4a−4e)に供給する。
【0040】更に、その高純度窒素ガス供給元から分岐
したレギュレータ8によって0.03kgf/cm2の低圧に調
整された高純度窒素ガスがノズル7に供給される。この
ノズル7から吹き出される高純度窒素ガスは吹き出し圧
が高くないので、飛散することなくノズル4の開口部周
辺に高純度窒素ガス溜まりを形成する。
【0041】ノズル4から水平方向に高圧の窒素ガスの
吹き出しが有るため、このガス溜りは拡散されて低純度
となってしまうので、常に高純度窒素ガスを一定量供給
し続けて、一定量の高純度窒素ガス溜りを形成する必要
がある。ノズル4a−eの配列間隔やノズル4a−4e
とノズル7との距離に応じて、ノズル7の開口面積を決
定すると窒素ガスの供給量は力学的な計算により求める
ことが可能である。
【0042】図1(b)に示すように、ノズル4a−4
eから吹き出される高純度窒素ガスはノズル4a−4e
の開口付近に形成されている同質の高純度窒素ガス溜ま
りを巻き込みながら露光光路領域10へ流れ込んで行
く。これによって露光光路領域10の窒素ガスの濃度
は、図3(b)のように、各ノズル単位にガス濃度の疎
密が発生することなく、露光領域11の全面にわたり、
均一な窒素ガス濃度の状態にすることができる。
【0043】本実施形態においては、ウエハと投影光学
ユニットの間隙について説明したが、原版(レチクル)
と投影光学ユニットとの間隙に関しても同様な構成にて
高純度窒素ガス溜まりを形成することで本実施形態で説
明したのと同様の作用が得られる。特にレチクルの場合
はレチクルの両面に同様な第1ノズル4,第2ノズル7
を配置した構成として、レチクル両面に高純度窒素ガス
溜まりを形成しそこから両間隙に高純度窒素ガス流れを
それぞれ形成することにより、より効果的に露光光路領
域の窒素ガス濃度を均一化することが可能になる。
【0044】また、本実施形態においては高純度窒素ガ
スを用いたが、露光に用いる光の波長領域に吸収スペク
トルを有しない不活性ガスであれば、ヘリウムなどを使
用しても同様の構成にて同様の効果が期待できる。
【0045】<実施形態2>本発明の第2の実施形態を
図2(a),(b)に示す。ここで、図2(a)は原版
(レチクル)部分に着目した構成を示す図であり、図2
(b)は図2(a)における高純度窒素ガスの分布を模
式的に示す図である。同図において、13は不図示のレ
チクルステージに装着され走査されるレチクルであり、
14は照明光をレチクルに照射するための照明光学ユニ
ットである。領域15は照明光路域を示し、領域10a
はレチクル13を透過した光の光路領域を示す。
【0046】4は第1の実施形態と同様にレチクル13
と照明光学ユニット14の間隙、およびレチクル13と
投影光学ユニット1との間隙に高純度窒素ガスを流すた
めのノズルで、紙面に対して垂直方向にガスを充填する
環境を形成するように配置されている。
【0047】照明光学ユニット14から導かれる照明光
はレチクル13を照射し、そのレチクル13により、デ
バイスの回路パターン情報を得た後、投影光学ユニット
1に入射する。図に示す矢印20ように走査されるレチ
クル13は照明光学ユニット14と投影光学ユニット1
との2つの光学ユニットの間に設置されているため、そ
れぞれの光学ユニットとの間隙はレチクルの表面側と裏
面側の両方に存在する。よって、均一な高純度窒素ガス
を充填した環境を形成するためにレチクル13の両面
に、高純度窒素ガス溜まりを形成することが必要とな
る。
【0048】従来例でも説明したように、走査露光方式
においてはレチクルは毎秒数メートル、ウエハではその
1/4または1/5という高速度で露光光路に進入して
くる。
【0049】本実施形態では、その露光光路に進入する
手前でレチクルに高純度窒素ガスをレチクルの表面側と
裏面側とに吹きかけることによって、高純度窒素ガスを
均一化するための高純度窒素ガス溜まりを事前に形成
し、そのレチクル表面及び裏面に形成されたガス溜りを
引き連れて露光光路に進入するように構成する。
【0050】レチクル表面に高純度窒素ガスを吹き付け
るノズル7は紙面垂直方向に平行に複数本並んで設置さ
れるものとする。これらノズル7には高純度窒素ガスが
0.01kgf/cm2の圧力で絶えず供給され、露光光路域
端から20mm程度走査方向上流側にレチクル面から5mm
程度離れた位置に設置されている。
【0051】これによって、露光光路域端から30mm程
度上流からレチクル表面には高純度窒素ガス溜まりが形
成される。この状態からレチクルが3m/sの速度で矢印
にて示す方向に移動してゆくと前述の高純度窒素ガス溜
まりの気体を巻き込んで照明光路域15及び光路域10
aに進入する。照明光路15及び光路域10a部分はノ
ズル4によって高純度窒素ガスが紙面垂直方向に絶えず
流されているので、巻き込まれた高純度窒素ガス溜まり
の気体と混ざっても照明光路15の空間の窒素ガス濃度
には影響が無い。
【0052】また、高純度不活性ガスを走査方向上流か
ら高速で流す構成とした場合、ノズル7が形成する高純
度不活性ガス溜まりの中に高速吹き出しノズル4が配置
されるようにすることにより、走査による不純物の巻き
込みもない上に高速吹き付けによる不純物の巻き込みの
心配もない。
【0053】更に、走査露光が往復にて行われる場合
は、ノズル7を光軸を挟んで反対側に、ノズル70を設
置することにより、往復走査による露光においても対処
できる。
【0054】<半導体生産システムの実施例>次に、半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
生産システムの例を説明する。これは半導体製造工場に
設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテナン
ス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービスを、
製造工場外のコンピュータネットワークを利用して行う
ものである。
【0055】図6は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、101は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダー(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所101内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム10
8、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結ん
でイントラネットを構築するローカルエリアネットワー
ク(LAN)109を備える。ホスト管理システム10
8は、LAN109を事業所の外部ネットワークである
インタネット105に接続するためのゲートウェイと、
外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を備え
る。
【0056】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネットを構築する
ローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各製
造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホス
ト管理システム107とが設けられている。各工場10
2〜104に設けられたホスト管理システム107は、
各工場内のLAN111を工場の外部ネットワークであ
るインタネット105に接続するためのゲートウェイを
備える。これにより各工場のLAN111からインタネ
ット105を介してベンダー101側のホスト管理シス
テム108にアクセスが可能となり、ホスト管理システ
ム108のセキュリティ機能によって限られたユーザだ
けがアクセスが許可となっている。
【0057】具体的には、インタネット105を介し
て、各製造装置106の稼動状況を示すステータス情報
(例えば、トラブルが発生した製造装置の症状)を工場
側からベンダー側に通知する他、その通知に対応する応
答情報(例えば、トラブルに対する対処方法を指示する
情報、対処用のソフトウェアやデータ)や、最新のソフ
トウェア、ヘルプ情報などの保守情報をベンダー側から
受け取ることができる。各工場102〜104とベンダ
ー101との間のデータ通信および各工場内のLAN1
11でのデータ通信には、インタネットで一般的に使用
されている通信プロトコル(TCP/IP)が使用され
る。なお、工場外の外部ネットワークとしてインタネッ
トを利用する代わりに、第三者からのアクセスができず
にセキュリティの高い専用線ネットワーク(ISDNな
ど)を利用することもできる。
【0058】また、ホスト管理システムはベンダーが提
供するものに限らずユーザがデータベースを構築して外
部ネットワーク上に置き、ユーザの複数の工場から該デ
ータベースへのアクセスを許可するようにしてもよい。
【0059】さて、図7は本実施形態の全体システムを
図6とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザ工場と、該製造装置のベンダーの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダーの製造装置を備えた工場と、該複数の製造
装置のそれぞれのベンダーの管理システムとを工場外の
外部ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報を
データ通信するものである。図中、201は製造装置ユ
ーザ(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、
工場の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、こ
こでは例として露光装置202、レジスト処理装置20
3、成膜処理装置204が導入されている。
【0060】なお図7では製造工場201は1つだけ描
いているが、実際は複数の工場が同様にネットワーク化
されている。工場内の各装置はLAN206で接続され
てイントラネットを構成し、ホスト管理システム205
で製造ラインの稼動管理がされている。一方、露光装置
メーカ210、レジスト処理装置メーカ220、成膜装
置メーカ230などベンダー(装置供給メーカ)の各事
業所には、それぞれ供給した機器の遠隔保守を行なうた
めのホスト管理システム211,221,231を備
え、これらは上述したように保守データベースと外部ネ
ットワークのゲートウェイを備える。ユーザの製造工場
内の各装置を管理するホスト管理システム205と、各
装置のベンダーの管理システム211,221,231
とは、外部ネットワーク200であるインタネットもし
くは専用線ネットワークによって接続されている。この
システムにおいて、製造ラインの一連の製造機器の中の
どれかにトラブルが起きると、製造ラインの稼動が休止
してしまうが、トラブルが起きた機器のベンダーからイ
ンタネット200を介した遠隔保守を受けることで迅速
な対応が可能で、製造ラインの休止を最小限に抑えるこ
とができる。
【0061】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。
【0062】記憶装置としては内蔵メモリやハードディ
スク、あるいはネットワークファイルサーバーなどであ
る。上記ネットワークアクセス用ソフトウェアは、専用
又は汎用のウェブブラウザを含み、例えば図8に一例を
示す様な画面のユーザインタフェースをディスプレイ上
に提供する。各工場で製造装置を管理するオペレータ
は、画面を参照しながら、製造装置の機種(401)、
シリアルナンバー(402)、トラブルの件名(40
3)、発生日(404)、緊急度(405)、症状(4
06)、対処法(407)、経過(408)等の情報を
画面上の入力項目に入力する。入力された情報はインタ
ネットを介して保守データベースに送信され、その結果
の適切な保守情報が保守データベースから返信されディ
スプレイ上に提示される。またウェブブラウザが提供す
るユーザインタフェースはさらに図示のごとくハイパー
リンク機能(410〜412)を実現し、オペレータは
各項目の更に詳細な情報にアクセスしたり、ベンダーが
提供するソフトウェアライブラリから製造装置に使用す
る最新バージョンのソフトウェアを引出したり、工場の
オペレータの参考に供する操作ガイド(ヘルプ情報)を
引出したりすることができる。
【0063】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図9は半導
体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。ス
テップS1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行なう。ステップS2(マスク製作)では設計した回
路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステッ
プS3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウ
エハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工
程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リ
ソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。
【0064】次のステップS5(組み立て)は後工程と
呼ばれ、ステップS4によって作製されたウエハを用い
て半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップS6
(検査)ではステップS5で作製された半導体デバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こ
うした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷
(ステップ7)する。
【0065】前工程と後工程はそれぞれ専用の別の工場
で行い、これらの工場毎に上記説明した遠隔保守システ
ムによって保守がなされる。また前工程工場と後工程工
場との間でも、インタネットまたは専用線ネットワーク
を介して生産管理や装置保守のための情報がデータ通信
される。
【0066】図10は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップS11(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップS12(CVD)ではウエハ表面
に絶縁膜を成膜する。ステップS13(電極形成)では
ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS1
4(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ス
テップS15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗
布する。ステップS16(露光)では上記説明した露光
装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光
する。
【0067】ステップS17(現像)では露光したウエ
ハを現像する。ステップS18(エッチング)では現像
したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップS19
(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となった
レジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成
する。各工程で使用する製造機器は上記説明した遠隔保
守システムによって保守がなされているので、トラブル
を未然に防ぐと共に、もしトラブルが発生しても迅速な
復旧が可能で、従来に比べて半導体デバイスの生産性を
向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる露光
装置によれば、第1のガス供給ノズルが供給する不活性
ガスと共に、第2のガス供給ノズルより形成されたガス
溜りを形成する不活性ガスが、隙間領域に供給されるこ
とにより、その領域における不活性ガスの純度は均一化
され、純度むらの発生を解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明にかかる露光装置における露
光領域の構成を概略的に示す図であり、(b)は、
(a)の構成を採用した場合の不活性ガスの分布状態を
概略的に説明するための図である。
【図2】(a)は原版(レチクル)部分に着目した構成
を示す図であり、(b)は(a)における高純度窒素ガ
スの分布を模式的に示す図である。
【図3】(a),(b)は従来における露光装置とし
て、不活性ガスの雰囲気を形成するための構成を概略的
に示す図である。
【図4】従来における照明光学ユニット14と、レチク
ル13、投影光学ユニット1との間隙部分を高純度不活
性ガスにより充填した環境を形成する状態を示す図であ
る。
【図5】露光装置における照明光学ユニット、原版(レ
チクル)、投影光学ユニット、基板(ウエハ)の概略的
な位置関係を示す断面模式図である。
【図6】半導体デバイスの生産システムをある角度から
見た概念図である。
【図7】半導体デバイスの生産システムを別の角度から
見た概念図である。
【図8】ユーザインタフェースの具体例を示す図であ
る。
【図9】デバイスの製造プロセスのフローを説明する図
である。
【図10】ウエハプロセスを説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 502G

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版のパターンを基板に露光するための
    露光装置であって、 照明光学ユニットと前記原版、該原版と投影光学ユニッ
    トとにより形成される隙間領域及び/若しくは前記投影
    光学ユニットと前記基板により形成される隙間領域に、
    前記原版及び/若しくは基板の面に対して水平方向に不
    活性ガスを供給する第1のガス供給手段と、 前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍に、不活性ガ
    スを供給し、該ガス溜りを形成させる第2のガス供給手
    段と、 を備え、前記第1のガス供給手段が供給する不活性ガス
    と共に、前記第2のガス供給手段より形成された該ガス
    溜りを形成する不活性ガスが、前記隙間領域に供給さ
    れ、その領域における不活性ガスの純度を均一にするこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のガス供給手段と、前記第2の
    ガス供給手段とは、同一種類の不活性ガスを供給するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のガス供給手段は、ガ
    ス供給源より供給されるガス圧力を調節するための調節
    手段を、それぞれ備えることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のガス供給手段は、前記原版及
    び/若しくは基板の面に対し、前記第1のガス供給手段
    よりも低圧の不活性ガスを吹き付けて、その面上にガス
    溜りを形成することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のガス供給手段は、前記照明光
    学ユニット及び投影光学ユニットと前記原版により形成
    される隙間領域において、該原版の表面側と裏面側の双
    方に対して、前記不活性ガスを供給することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のガス供給手段は、前記原版及
    び/若しくはウエハが前記隙間領域に進入する手前の領
    域に前記不活性ガスの溜まりを形成させることを特徴と
    する請求項1乃至5に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記不活性ガスには、高純度の窒素ガ
    ス、ヘリウムガスが含まれることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記隙間領域は、前記照明光学ユニット
    若しくは投影光学ユニットから、前記原版若しくは基板
    に照射される光の光路領域を包含することを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 半導体デバイスを製造する方法であっ
    て、 露光装置を含む複数の半導体製造装置を半導体製造工場
    に設置する工程と、 前記複数の半導体製造装置を用いて半導体デバイスを製
    造する工程と、を有し、前記露光装置は、 照明光学ユニットと前記原版、該原版と投影光学ユニッ
    トとにより形成される隙間領域及び/若しくは前記投影
    光学ユニットと前記基板により形成される隙間領域に、
    前記原版及び/若しくは基板の面に対して水平方向に不
    活性ガスを供給する第1のガス供給手段と、 前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍に、不活性ガ
    スを供給し、該ガス溜りを形成させる第2のガス供給手
    段と、 を備え、前記第1のガス供給手段が供給する不活性ガス
    と共に、前記第2のガス供給手段より形成された該ガス
    溜りを形成する不活性ガスが、前記隙間領域に供給さ
    れ、その領域における不活性ガスの純度を均一にするこ
    とを特徴とする半導体デバイスを製造する方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の半導体製造装置をローカル
    エリアネットワークで接続する工程と、 前記ローカルエリアネットワークと前記工場外の外部ネ
    ットワークとを接続する工程と、 前記ローカルエリアネットワーク及び前記外部ネットワ
    ークを利用して、前記外部ネットワーク上のデータベー
    スから前記露光装置に関する情報を取得する工程と、 前記取得した情報に基づいて前記露光装置を制御する工
    程と、を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の半
    導体デバイスを製造する方法。
  11. 【請求項11】 前記露光装置のベンダーもしくはユー
    ザが提供するデータベースに前記外部ネットワークを介
    してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保
    守情報を得る、または前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項9に
    記載の半導体デバイスを製造する方法。
  12. 【請求項12】 製造装置群の少なくとも1台に関する
    情報についてデータ通信が可能な半導体製造工場であっ
    て、該半導体製造工場は、 露光装置を含む複数の半導体製造装置と、 前記複数の半導体製造装置を接続するローカルエリアネ
    ットワークと、 前記ローカルエリアネットワークと前記半導体製造工場
    外の外部ネットワークとを接続するゲートウェイとを有
    し、前記露光装置は、 照明光学ユニットと前記原版、該原版と投影光学ユニッ
    トとにより形成される隙間領域及び/若しくは前記投影
    光学ユニットと前記基板により形成される隙間領域に、
    前記原版及び/若しくは基板の面に対して水平方向に不
    活性ガスを供給する第1のガス供給手段と、 前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍に、不活性ガ
    スを供給し、該ガス溜りを形成させる第2のガス供給手
    段と、 を備え、前記第1のガス供給手段が供給する不活性ガス
    と共に、前記第2のガス供給手段より形成された該ガス
    溜りを形成する不活性ガスが、前記隙間領域に供給さ
    れ、その領域における不活性ガスの純度を均一にするこ
    とを特徴とする半導体製造工場。
  13. 【請求項13】 露光装置の保守方法であって、 露光装置が設置された工場外の外部ネットワーク上に、
    該露光装置の保守に関する情報を蓄積するデータベース
    を準備する工程と、 前記工場内のローカルエリアネットワークに前記露光装
    置を接続する工程と、 前記外部ネットワーク及び前記ローカルエリアネットワ
    ークを利用して、前記データベースに蓄積された情報に
    基づいて前記露光装置を保守する工程とを含み,前記露
    光装置は、 照明光学ユニットと前記原版、該原版と投影光学ユニッ
    トとにより形成される隙間領域及び/若しくは前記投影
    光学ユニットと前記基板により形成される隙間領域に、
    前記原版及び/若しくは基板の面に対して水平方向に不
    活性ガスを供給する第1のガス供給手段と、 前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍に、不活性ガ
    スを供給し、該ガス溜りを形成させる第2のガス供給手
    段と、 を備え、前記第1のガス供給手段が供給する不活性ガス
    と共に、前記第2のガス供給手段より形成された該ガス
    溜りを形成する不活性ガスが、前記隙間領域に供給さ
    れ、その領域における不活性ガスの純度を均一にするこ
    とを特徴とする露光装置の保守方法。
  14. 【請求項14】 コンピュータネットワークを介してデ
    ータ通信することを可能にした露光装置であって、 前記ネットワークと接続し、データ通信をするためのネ
    ットワークインタフェースと、 前記データ通信の結果を表示するディスプレイと、 前記ネットワークと接続し、データを通信するためのソ
    フトウェアを実行するコンピュータとをさらに有し、前
    記露光装置は、 照明光学ユニットと前記原版、該原版と投影光学ユニッ
    トとにより形成される隙間領域及び/若しくは前記投影
    光学ユニットと前記基板により形成される隙間領域に、
    前記原版及び/若しくは基板の面に対して水平方向に不
    活性ガスを供給する第1のガス供給手段と、 前記第1のガス供給手段のガス供給部近傍に、不活性ガ
    スを供給し、該ガス溜りを形成させる第2のガス供給手
    段と、 を備え、前記第1のガス供給手段が供給する不活性ガス
    と共に、前記第2のガス供給手段より形成された該ガス
    溜りを形成する不活性ガスが、前記隙間領域に供給さ
    れ、その領域における不活性ガスの純度を均一にするこ
    とを特徴とする露光装置。
  15. 【請求項15】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され、前記露光装置のベンダーもしくはユーザが提供
    する保守データベースにアクセスするためのユーザイン
    タフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネ
    ットワークを介して該データベースから情報取得を可能
    にすることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
JP2001182458A 2001-06-15 2001-06-15 露光装置及び半導体デバイスを製造する方法、半導体製造工場、露光装置の保守方法 Withdrawn JP2002373851A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151324A (ja) * 2009-02-02 2009-07-09 Dainippon Printing Co Ltd 露光装置
CN102854755A (zh) * 2003-07-09 2013-01-02 株式会社尼康 曝光装置

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CN102854755A (zh) * 2003-07-09 2013-01-02 株式会社尼康 曝光装置
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