JP2002371484A - インクジェット印刷用樹脂加工布 - Google Patents

インクジェット印刷用樹脂加工布

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JP2002371484A
JP2002371484A JP2001175235A JP2001175235A JP2002371484A JP 2002371484 A JP2002371484 A JP 2002371484A JP 2001175235 A JP2001175235 A JP 2001175235A JP 2001175235 A JP2001175235 A JP 2001175235A JP 2002371484 A JP2002371484 A JP 2002371484A
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Ichiro Hanamori
一郎 花森
Hideyuki Iwamoto
秀幸 岩本
Hidefumi Sumiyoshi
秀文 住吉
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット印刷性に優れ、かつ高周波ウエ
ルダー性を兼備する樹脂加工布を提案する。 【解決手段】基布の両面が防水樹脂層(A)で被覆さ
れ、さらにその少なくとも片側の最表面が粒子径0.1
〜10μmの酸化珪素を10〜70重量%を含有し、か
つ厚さが0.1〜20μmの樹脂層(B)で構成される
インクジェット印刷用樹脂加工布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット印刷性
に優れ、かつ高周波ウエルダー性を兼備する樹脂加工布
を提案するものである。また、それをダイオキシン等の
有害燃焼ガス発生の恐れのない環境に優しい樹脂組成物
でも代替可能とするものである。従って、各種の大型看
板用膜材、各種テントおよびトラックシート等の各種イ
ンクジェット印刷性を要求される各種膜材料に利用可能
である。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の大型看板用膜材等に使用さ
れるインクジェット印刷用材料は、布帛の両面を軟質塩
化ビニル樹脂で被覆された膜材(以下、単にPVC加工
布と記載することがある)が主に適用・採用されてい
る。PVC加工布は、PVC樹脂自体が高い極性を保有
するという特徴を有しているため、比較的インクジェッ
トのインクの転写性が良好である。
【0003】しかし、従来のPVC加工布を使用してイ
ンクジェット印刷を行った場合、インクの印刷面への転
写性は比較的良好であるもののシャープ性に劣り、印刷
の境界部がボケる欠点を有する。さらに、その樹脂中に
配合されている可塑剤が膜材の表面層へブリードし易い
ためにインクの固着性に劣ったり、また印刷膜材の取付
け作業時等における膜材間および取付け周辺材との擦れ
により、印刷部にカスレ等の障害が生じたり、また長時
間に亘って実用に供すると次第に印刷面の鮮明性が退化
する等の印刷耐久性に問題がある。これを解決する手段
として、PVC加工布の表面をアクリル酸エステルに代
表される表面処理剤をグラビア塗工機を用いて塗工し、
可塑剤のブリードを抑制する方法が提案されているが、
改善が不十分であるのが実状である。
【0004】一方、近年の環境面に対する配慮から燃焼
時のダイオキシン発生の危険性のあるPVC加工布を避
けるとの市場要求から、エチレン−酢酸ビニル系共重合
樹脂(以下、単にEVA樹脂と記載することがある)等
の非ハロゲン系膜材料を布帛両面に被膜する検討がなさ
れているが、その樹脂極性が低いためにインクの転写性
が悪く、満足なインクジェット印刷性が確保されていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、樹脂加工布
の最表面層に塗工する表面処理用樹脂中に酸化珪素粉末
を混入することにより極めて優れたインクジェット印刷
性を得ることを見出した。さらに非ハロゲン系のEVA
樹脂を布帛両面に被覆された加工布は、EVA樹脂層両
表面に高い接着性を有するプライマー樹脂層を設けるこ
とにより、極めて優れたインクジェット印刷性を得るこ
とを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基布
の両面が防水樹脂層(A)で被覆され、さらにその少な
くとも片側の最表面が、粒子径0.1〜10μmの酸化
珪素を10〜70重量%含有し、かつ厚さが0.1〜2
0μmの樹脂層(B)で構成されるインクジェット印刷
用樹脂加工布であり、さらには以下1)〜2)の条件を
全て満足している上記インクジェット印刷用樹脂加工布
である。 1)両面を被覆している防水樹脂層(A)が軟質塩化ビ
ニル樹脂あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であ
ること、 2)少なくとも片側の最表面層を形成する樹脂層(B)
の主体樹脂がアクリル酸エステル樹脂、ウレタン系樹脂
および/またはポリアミド系樹脂からなること、また本
発明は、防水樹脂層(A)がエチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂からなる樹脂加工布の(A)層の両表面に厚さ1
〜10μmのプライマー層(a)が形成されている上記
インクジェット印刷用樹脂加工布である。
【0007】本発明に使用する樹脂加工布用基布は、例
えばガラス繊維に代表される無機繊維、ポリエステル系
およびポリビニルアルコール系等の合成繊維からなるフ
ィラメント糸、紡績糸を平織、綾織等の製織あるいはラ
ッセル等に代表される製網で形成され、また編物や不織
布であってもよい。また、この基布の両面に配する防水
樹脂(A)の一つとして使用されるPVC樹脂は、高い
極性を保有しているため、インクジェットのインクの転
写性の点で比較的優れており、従来から広く一般的に膜
材料として使用されているジオクチルフタル酸エステル
等の可塑剤をPVC樹脂100重量部に対して、50〜
90重量部配合した樹脂が一般的に用いられる。さらに
難燃性を確保するために三酸化アンチモン等の難燃剤を
配合したり、あるいは必要に応じて顔料、炭酸カルシウ
ム等の無機系充填剤、PVC安定剤を配合してもよい。
防水樹脂(A)の塗布量としては樹脂固形分で1〜20
0g/mの範囲が好ましい。
【0008】また防水樹脂(A)の非ハロゲン系樹脂の
一つとして使用されるEVA樹脂は高周波発熱性、柔軟
性、高温特性の面で優れており、酢酸ビニル含有率が1
0〜40重量%、より好ましくは15〜30重量%であ
るEVA樹脂が用いられる。またこのEVA樹脂の酢酸
ビニル含有率は、単一樹脂成分から構成しても、酢酸ビ
ニル含有率の異なる2成分以上のEVA樹脂から構成さ
せてもよい。また難燃性を確保するために燐系難燃剤お
よび水酸化アルミニウム等の含水系無機系充填剤を配合
したり、あるいは必要に応じて顔料、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等を配合してもよい。
【0009】本発明の最大の特徴である樹脂加工布の少
なくとも片面の最表面層を形成する樹脂層(B)(以
下、単に最表面樹脂層(B)を称することがある。)中
に配合する酸化珪素は、インクジェット印刷性の面か
ら、その粒子径が0.1〜10μmの範囲であり、かつ
最表面樹脂層(B)を形成する樹脂中における含有量が
10〜70重量%の範囲である必要がある。粒子径が
0.1μm未満では最表面樹脂層(B)の凹凸が不十分
なのでインクジェット印刷性の改良効果が不十分であ
り、逆に10μmを超えると印刷中に酸化珪素が脱落し
やすく、結果的に印刷耐久性が不足する。好ましくは
0.5〜8μm、より好ましくは1〜6μmである。
【0010】また、最表面樹脂層(B)中における酸化
珪素の含有量が10重量%を下回るとインクジェット印
刷性の改善効果が不十分となり、逆に70重量%を超え
ると最表面樹脂層(B)の剥離強度が大幅に失われるた
めに、耐久性が問題となる。好ましくは20〜60重量
%、より好ましくは30〜50重量%である。また形成
される最表面樹脂層(B)の厚みは0.1〜20μmの
範囲である必要がある。厚みが0.1μm未満ではイン
クジェット印刷性の改良効果が不十分であり、鮮明でシ
ャープな印刷が得られない。逆に20μmを超えると印
刷性の改善面での必要性がなくなり、かつコスト高およ
び樹脂加工布が剛直となる弊害を招くことになる。好ま
しくは1〜10μm、より好ましくは3〜8μmであ
る。
【0011】上記した最表面樹脂層(B)を構成する樹
脂素材は、PVC樹脂等の表面処理用樹脂が使用可能で
あるが、インクジェット印刷性の面から比較的高い極性
を有するアクリル酸エステル樹脂、ウレタン系樹脂およ
び/またはポリアミド系樹脂が好ましいが、主体樹脂成
分がウレタン樹脂である場合がより好ましい。アクリル
酸エステル樹脂の具体例としては、特に限定の必要はな
いが、C=1〜12のアルキル基からなるアクリル酸エ
ステル等が挙げられ、また酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル等との共重合体も適用可能である。またウレタン系樹
脂の具体例としてはポリエステル、ポリエーテルおよび
ポリカーボネート系ウレタンが適用可能である。さらに
ポリアミド系樹脂の具体例としてはナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン12、ナイロン17等が適用可能であ
る。
【0012】一方、非ハロゲン系であるEVA系樹脂加
工布の場合は、EVA系樹脂の極性が低いために、最表
面樹脂層(B)をPVC樹脂加工布の場合と同様に直接
塗工すると、その層間接着性が極めて弱い。この問題を
解決するためには、図2に示すようにEVA系樹脂から
なる防水樹脂層(A)にインクジェット印刷性を確保す
る最表面樹脂層(B)との層間を強固に接着し得るプラ
イマー層(a)を塗工し、設けることが必要である。
【0013】また、この樹脂加工布の構成では加工布の
表面どうし、および裏面どうしは、高周波ウエルダー等
の熱接合が可能であるが、樹脂加工布で一般的に実施さ
れる表面と裏面との間の高周波ウエルダー等の熱接合が
確保されない。これを確保するためには、本処理加工布
の裏面にも前記プライマー層(a)を塗工することで解
決される。形成されるプライマー層(a)の厚みは1〜
10μmの範囲であり、より好ましくは3〜7μmの範
囲である。かかる処理により、非ハロゲン系樹脂加工布
においても従来の技術では得られなかった、良好なイン
クジェット印刷性とシート間の高周波ウエルダー等の熱
接合性が両立した樹脂加工布が得られる。
【0014】一方、プライマー層(a)に使用される樹
脂には、酢酸ビニル含有率が30〜50重量%の範囲で
あるEVA樹脂、あるいは分子内に水酸基、カルボキシ
ル基等が導入された変性オレフィン樹脂等が挙げられ、
該樹脂をトルエン等に代表される溶剤に溶解して塗工す
ることが好ましい。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれら実施例により限定されるものではない。なお
本発明において、インク転写性、擦れ性および高周波ウ
エルダー接合性、酸化珪素の平均粒子径の測定方法は以
下の試験方法により評価されたものを意味する。
【0016】[インク転写性]セロテープ(登録商標)
法(簡便法)にて、市販のセロハンテープを印刷面に貼
付けた後、セロハンテープを印刷面から剥がし、インク
のセロハンテープ側への転写の有無を目視で評価した。 [擦れ性]JIS L0849(摩擦に対する染色堅牢
度試験法)に準拠し、摩擦試験機II型を用いて擦れ性を
目視で評価した。 [高周波ウエルダー接合性]高周波ウエルダー機(パー
ル工業(株)製、品番T−1200、周波数38.8M
Hz、出力3kW)に幅3cm、長さ15cmの電極を
取付け、樹脂加工布の表裏が接触するように重ね合わせ
た後、押圧力10N/cm、陽極電流値0.55A、
通電時間3秒で溶着した。この溶着した試料をJIS
K6328に準じて剥離強度を測定した。 [酸化珪素の平均粒子径]走査型電子顕微鏡により任意
の100個の粒子径を測定し、その相加平均値により平
均粒子径を求めた。
【0017】実施例1、比較例1 (1)ポリエステル紡績糸10番手を使用したタテ糸密
度52本/インチ及びヨコ密度45本/インチの平織組
織の布帛に対して、その両面に乳化重合PVC(重合度
1700、日本ゼオン製Geon121)100重量
部、可塑剤ジオクチルフタレート70重量部、三酸化ア
ンチモン10重量部、顔料2重量部、安定剤3重量部か
らなるPVCゾルをナイフコート法で塗工し、130℃
で2分間処理した後に、180℃で1分間処理して樹脂
加工布を得た。この際の布帛の表裏の塗布量は各々13
0g/mであった。 (2)さらに平均粒子径2.5μmの酸化珪素と無黄変
タイプのポリエステル系ウレタン樹脂の重量比1:1の
混合品(ハニー化成(株)製、U−447)をメチルエ
チルケトン/ケトン(重量比=6/4)の溶剤に溶解・
分散させ、最表面層樹脂層(B)形成用の固形分濃度2
3重量%の溶液を得た。この溶液を上記(1)で得られ
た樹脂加工布の片面にロールコーターで固形分10g/
となるように塗工し、100℃で3分間乾燥して、
厚さ6.7μmの最表面樹脂層(B)を形成させ、本発
明の樹脂加工布(実施例1)を作製した。 (3)一方、同一の樹脂加工布を用いて上記(2)の組
成で酸化珪素を含まない最表面樹脂層(B)形成用の固
形分濃度23%の溶液を上記(1)で得られた樹脂加工
布の片面にロールコーターで固形分10g/mとなる
ように塗工し、上記(2)と同じ厚さの最表面樹脂層
(B)を形成させた樹脂加工布(比較例1)を作製し
た。 (4)上記(2)、(3)の加工布を用いてインクジェ
ットプリンタ(型式PJ3600、オリンパス販売株式
会社製)にて印刷したところ、本発明の酸化珪素を含む
最表面樹脂層(B)形成用溶液を塗工した樹脂加工布
(実施例1)は酸化珪素を含まない最表面樹脂層(B)
形成用溶液を塗工した樹脂加工布(比較例1)に比べて
インクの転写性が良好で、しかもインクの滲みのない極
めてシャープな印刷となった。また擦れ性試験による評
価においてもインクの脱落がない、良好な印刷性であっ
た。
【0018】実施例2 (1)550dtexのポリエステルフィラメント糸を
使用したタテ糸密度及びヨコ密度が各々20本/インチ
の平織組織の布帛を基布として、この基布両面に酢酸ビ
ニル含有率が19重量%のEVA(スミテートH203
1;住友化学工業(株)製)からなる厚さ0.2mmシ
ートを加熱ラミネートして防水樹脂層(A)を形成さ
せ、樹脂加工布を作成した。 (2)上記(1)で得られた樹脂加工布の両面にカルボ
キシル基変性ポリオレフィン系樹脂溶液(P−957;
ハニー化成(株)製)をグラビアロールにより固形分で
5g/m塗工後、80℃で3分間乾燥して、厚さ5μ
mのプライマー層(a)を形成した。 (3)さらにポリアミド系のナイロン6樹脂と酸化珪素
の重量比40/60の混合品(ハニー化成(株)製、ハ
ニトップT−706M)をメタノール/トルエン=1/
1(重量比)の溶剤に分散・溶解した固形分濃度18%
の樹脂層(B)形成用の溶液を作製した。この溶液をグ
ラビアコーターを用いて、上記のプライマー層(a)を
構成した樹脂加工布の片面に固形分で5g/m塗工
後、80℃で3分間乾燥して厚さ3μmの最表面層樹脂
層(B)を形成した樹脂加工布を得た。 (4)上記(3)で得られた樹脂加工布のインクジェッ
ト印刷性を評価したところ、インクの転写性が良好で、
しかもインクの滲みのない極めてシャープな印刷となっ
た。また擦れ性試験による評価においてもインクの脱落
がない、良好な印刷性が得られた。またこの樹脂加工布
どうしの表裏を重ねて高周波ウエルダー接合試験を実施
したところ、剥離強度は110N/3cmであり、良好
な接合性が得られた。
【0019】従来技術例 実施例1に準じて最表面樹脂層(B)を形成していない
PVC樹脂加工布および実施例2に準じて最表面樹脂層
(B)およびプライマー層(a)を形成していないEV
A樹脂加工布を作製し、インクジェット印刷性を評価し
たがインク転写性および擦れ性が極めて悪く、印刷が不
可能であった。また実施例2に準じて最表面樹脂層
(B)は形成しているが、樹脂層(B)中には酸化珪素
を含有せず、かつプライマー層(a)を形成していない
EVA樹脂加工布を作製し、この樹脂加工布どうしの表
裏を重ねて高周波ウエルダー接合試験を実施したが、全
く接合しなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明の樹脂加工布は防水樹脂層(A)
がPVCあるいはEVAからなる樹脂加工布の少なくと
も片面に、特定粒子径かつ特定量の酸化珪素が含有した
最表面層を形成する樹脂層(B)を設けることにより従
来のインクジェット用樹脂加工布では得られなかったイ
ンクジェット印刷性が得られる。また非ハロゲン系で極
性の低いEVAからなる樹脂加工布では、EVAからな
る防水樹脂層(A)と樹脂層(B)との間にプライマー
層(a)を設けることにより従来極性の低いEVA樹脂
加工布では得られなかったインクジェット印刷性が得ら
れ、かつ高周波ウエルダー等の接合が可能となる。従っ
て本発明で得られる樹脂加工布は各種の大型看板用膜
材、各種テントおよびトラックシート等の各種インクジ
ェット印刷性に要求される各種膜材料に利用可能であ
る。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 非ハロゲン系のEVA樹脂を防水樹脂とする
樹脂加工布の構成の断面図である。
【図2】 軟質塩化ビニル樹脂を防水樹脂とする本発明
の樹脂加工布の構成の断面図である。
【符号の説明】
1:防水樹脂層(A) 2:プライマー層(a) 3:酸化珪素配合の樹脂層(B) 4:布帛層 5:防水樹脂層(A) 6:酸化珪素配合の樹脂層(B) 7:布帛層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA13 FB03 FC06 2H086 BA01 BA15 BA19 BA22 BA33 BA34 4H057 AA01 CA21 CA37 CB08 CB46 CB54 CC01 DA01 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布の両面が防水樹脂層(A)で被覆さ
    れ、さらにその少なくとも片側の最表面が、粒子径0.
    1〜10μmの酸化珪素を10〜70重量%含有し、か
    つ厚さが0.1〜20μmの樹脂層(B)で構成される
    インクジェット印刷用樹脂加工布。
  2. 【請求項2】 以下1)〜2)の条件を満足している請
    求項1記載のインクジェット印刷用樹脂加工布。 1)両面を被覆している防水樹脂層(A)が軟質塩化ビ
    ニル樹脂あるいはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂であ
    ること、 2)少なくとも片側の最表面層を形成する樹脂層(B)
    の主体樹脂がアクリル酸エステル樹脂、ウレタン系樹脂
    および/またはポリアミド系樹脂からなること、
  3. 【請求項3】 防水樹脂層(A)がエチレン−酢酸ビニ
    ル共重合樹脂からなる樹脂加工布の(A)層の両表面に
    厚さ1〜10μmのプライマー層(a)が形成されてい
    る請求項1または2に記載のインクジェット印刷用樹脂
    加工布。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007237698A (ja) * 2006-03-11 2007-09-20 Sekisui Chem Co Ltd 内照式看板用フィルム
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