JP2002370735A - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器

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JP2002370735A
JP2002370735A JP2001178034A JP2001178034A JP2002370735A JP 2002370735 A JP2002370735 A JP 2002370735A JP 2001178034 A JP2001178034 A JP 2001178034A JP 2001178034 A JP2001178034 A JP 2001178034A JP 2002370735 A JP2002370735 A JP 2002370735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の閉蓋状態を保持することができ、且つ
容易に組立製作することのできる包装用容器を提供する
こと。 【解決手段】 この発明に係る包装用容器1は、容器本
体10と該容器本体の開口部を閉塞する蓋体20とを備え
る。蓋体20は、容器本体10の前壁11の外面を覆う前蓋片
22と、容器本体10の側壁の外面を覆う側蓋片とを有す
る。側蓋片の前側縁に貼着片24が連設されている。この
貼着片24が前蓋片22の内面に貼着されることにより、前
蓋片22と側蓋片とが互いに連結されている。容器本体10
の側壁の上縁には、内側に折り曲げられるフラップ14が
連設されている。フラップ14の前側縁には係止片14aが
延設されている。そして、蓋体20の閉蓋操作によって、
貼着片24の上縁(24a、被係止部)が係止片14aに係止さ
れることにより、蓋体20の閉蓋状態が保持されるものと
なされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装用容器に関
し、詳述すれば、蓋体の閉蓋状態の保持手段を有する包
装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば紙製包装用容器は、その容器本体
内に包装された被包装物の飛び出しを防止するために、
あるいは異物の混入や臭気の漏出を防止するために、一
般に蓋体の閉蓋状態の保持手段を有している。
【0003】従来のこの種の包装用容器を図10に示
す。この包装用容器(51)において、容器本体(60)の
後壁(63)の上縁には、折目(80)を介して容器本体
(60)の開口部を閉塞する蓋体(70)が連設されてい
る。この蓋体(70)は、容器本体(60)の前壁(61)の
外面の上部を覆う前蓋片(72)と、容器本体(60)の左
右の側壁(62)の外面の上部を覆う側蓋片(73)と、を
有している。一方、容器本体(60)の前壁(61)の上縁
には、折目(81)を介して舌状係止片(K)が連設され
るとともに、この舌状係止片(K)が前記折目(81)か
ら容器本体(60)の前壁(61)の外面側に下方突出状に
折り曲げられている。そして、蓋体(70)の閉蓋操作に
よって、該蓋体(70)の前蓋片(72)の内面に形成され
た段部(S)が舌状係止片(K)の先端部に係止される
ことによって、蓋体(70)の閉蓋状態が保持されるもの
となされている。また、容器本体(60)の側壁(62)の
上縁には、前記折目(83)を介して蓋体(70)を受ける
フラップ(64)が連設されており、このフラップ(64)
が折目(83)から容器本体(60)の内側に略水平に折り
曲げられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来の包
装用容器(51)は、容器本体(60)の内側に折り曲げら
れるフラップ(64)(64)と、容器本体(60)の外側に
折り曲げられる舌状係止片(K)とを有するものである
から、次のような難点があった。すなわち、この包装箱
(51)を組立製作する場合には、フラップ(64)(64)
と舌状係止片(K)とを互いに逆折りに折り曲げる作業
を行わなければならず、組立作業能率が悪かった。
【0005】この発明は、上述した難点を解決するため
になされたもので、その目的は、蓋体の閉蓋状態を保持
することができ、且つ容易に組立製作することのできる
包装用容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明(請求項1)は、前壁、後壁及び前記前壁
の側縁に連設された側壁を有する容器本体と、前記容器
本体の後壁の上縁に連設されるとともに容器本体の開口
部を閉塞する蓋体と、を備えた包装用容器であって、前
記蓋体は、前記容器本体の前壁の外面を覆う前蓋片と、
前記容器本体の側壁の外面を覆う側蓋片と、を有すると
ともに、前記側蓋片の前側縁に連設された貼着片が前記
前蓋片の内面に貼着されることにより、前記前蓋片と前
記側蓋片とが互いに連結されており、前記容器本体の側
壁の上縁には、内側に折り曲げられるフラップが連設さ
れるとともに、該フラップの前側縁に係止片が延設され
ており、前記蓋体の閉蓋操作によって、前記貼着片の上
縁が前記係止片に係止されることにより、前記蓋体の閉
蓋状態が保持されるものとなされていることを特徴とし
ている。
【0007】この紙製包装箱においては、蓋体の閉蓋操
作によって、貼着片に設けられた被係止部が係止片に係
止されることにより、蓋体の閉蓋状態が保持されるもの
となされていることより、容器本体内に包装された被包
装物の飛び出しが防止されるようになるし、あるいはま
た異物の混入や臭気の漏出が防止されるようになる。
【0008】さらに、容器本体の側壁の上縁に、内側に
折り曲げられるフラップが連設されるとともに、該フラ
ップの前側縁に係止片が延設されることより、容器本体
が容易に組立製作されるようになる。
【0009】上記紙製包装箱において、前記被係止部
は、前記貼着片の上部に設けられており、前記蓋体の前
蓋片の側縁部には、該前蓋片の上縁の端部から該上縁に
対して鋭角をなして延びた斜状折目が設けられており、
前記貼着片が前記前蓋片の斜状折目よりも下側に形成さ
れた折曲部の内面に貼着された状態で、前記蓋体の前蓋
片が蓋体の内側に折り曲げられるとともに前記折曲部が
前記斜状折目から前蓋片の外面側に折り曲げられること
により、前記蓋体が扁平状に折り畳まれるものとなされ
ていることが、望ましい(請求項2)。
【0010】この場合には、蓋体が扁平状に折り畳まれ
るものとなされていることにより、包装用容器をコンパ
クトな状態にしてこれを保管・輸送できるようになる。
【0011】さらに、蓋体の閉蓋操作を行う際には、折
曲部につけられた折り癖によって、貼着片の被係止部が
前蓋片の内面から離れるようになる。この結果、貼着片
の被係止部が係止片に確実に係止されるようになる。
【0012】上記紙製包装箱において、前記係止片は、
前記容器本体の前壁の外面位置よりも前方側に突出して
いることが、望ましい(請求項3)。
【0013】この場合には、係止片が、容器本体の前壁
の外面位置よりも前方側に突出していることにより、貼
着片の被係止部が係止片に更に確実にしっかりと係止さ
れるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1において、(1)はこの実施形態に係
る紙製包装用容器である。この包装用容器(1)は、図
3に展開図で示すように、所定の肉厚(例えば0.2〜
1mm)を有する1枚の腰のある厚紙からなるブランク
の所定部位を折り曲げることにより、製作されたもので
あって、図1及び図2に示すように、上方に開口した容
器本体(10)と、該容器本体(10)の開口部を閉塞する
蓋体(20)と、を備えている。
【0016】容器本体(10)は、互いに前後に対向する
前壁(11)及び後壁(13)と、これら前後両壁(11)
(13)の左右の側縁に連設された左右の側壁(12)(1
2)とを有している。
【0017】この容器本体(10)の構成を図3に示した
展開図に基づいて詳しく説明すると、この容器本体(1
0)の前壁(11)、右側壁(12)、後壁(13)及び左側
壁(12)は、順次折目(32)(32)(32)を介して連設
されている。そして、左側壁(12)の前側縁に折目(3
3)を介して連設された貼着片(19)が、前壁(11)の
左側縁部の内面に貼着されることにより、左側壁(12)
と前壁(11)とが互いに連結されている。
【0018】また、この容器本体(10)の前壁(11)の
下縁には、折目(35)を介して第1底蓋片(15)が連設
されている。さらに、後壁(13)の下縁には、折目(3
7)を介して第2底蓋片(16)が連設されている。ま
た、左側壁(12)の下縁には、折目(36)を介して、貼
着片(17a)を有する第3底蓋片(17)が連設されてお
り、同じく右側壁(12)の下縁には、折目(36)を介し
て、貼着片(17a)を有する第4底蓋片(17)が連設さ
れている。そして、これら第1〜第4底蓋片(15)(1
6)(17)(17)が折目(35)(37)(36)(36)から
折り曲げられて、第3底壁片(17)の貼着片(17a)が
第1底蓋片(15)の外面に貼着されるとともに第4底蓋
片(17)の貼着片(17a)が第2底蓋片(16)の外面に
貼着されることにより、容器本体(10)の底部が構成さ
れている。この底部の構成は従来公知の構造であり、そ
の説明を省略する。
【0019】容器本体(10)の左右各側壁(12)の上縁
には、折目(34)を介して蓋体(20)を受けるフラップ
(14)が連設されている。このフラップ(14)の前側縁
における先端部寄りの部位には、係止片(14a)が延設
されている。そして、このフラップ(14)が前記折目
(34)から容器本体(10)の内側に略水平に折り曲げら
れている。この折曲げ状態において、フラップ(14)の
係止片(14a)は、前壁(11)の外面位置よりも前方側
に僅かに突出している(図6及び図7参照)。
【0020】一方、蓋体(20)は、容器本体(10)の後
壁(13)の上縁に折目(40)を介して一体に連設された
ものであって、長方形状の天壁(21)を有している。更
に、この天壁(21)の前縁には、折目(41)を介して容
器本体(10)の前壁(11)の外面の上部を覆う前蓋片
(22)が連設されるとともに、この前蓋片(22)が前記
折目(41)から天壁(21)の内面に対して略垂直に折り
曲げられている。更に、この前蓋片(22)の左右各側縁
部には、該前蓋片(22)の上縁の端部から該上縁に対し
て約45°の角度をなして該前蓋片(22)の下縁にまで
延びた斜状折目(43)が設けられている。
【0021】また、蓋体(20)の天壁(21)の左右各側
縁には、折目(42)を介して容器本体(10)の側壁(1
2)の外面の上部を覆う側蓋片(23)が連設されるとと
もに、この側蓋片(23)が前記折目(42)から天壁(2
1)の内面に対して略垂直に折り曲げられている。更
に、この側蓋片(23)の前側縁には、折目(45)を介し
て略台形状の貼着片(24)が連設されている。この実施
形態では、貼着片(24)の上縁(24a)が被係止部とさ
れる。そして、この貼着片(24)が前記折目(45)から
折り曲げられるとともに、この貼着片(24)が前蓋片
(22)の斜状折目(43)よりも下側の略三角形状の部位
からなる折曲部(22)の内面にのみ接着剤等によって貼
着され、これによって前蓋片(22)と側蓋片(23)とが
互いに連結されている。なお、図3において、(H)
は、折曲部(22a)の内面における貼着片(24)との貼
着部(いわゆる糊付け部)を示している。
【0022】而して、容器本体(10)及び蓋体(20)
は、いずれも図4及び図5に示すように扁平状に折り畳
み得るように構成されている。すなわち、蓋体(20)に
おいては、図4に示すように貼着片(24)が折曲部(22
a)の内面に貼着された状態のままで、前蓋片(22)が
折目(41)から蓋体(20)の内側に折り曲げられるとと
もに、折曲部(22a)が斜状折目(43)から該前蓋片(2
2)の外面側に折り曲げられることによって、図5に示
すように蓋体(20)が扁平状に折り畳まれるものとなさ
れている。また、こうして折曲部(22a)が斜状折目(4
3)から折り曲げられることにより、該折曲部(22a)に
折り癖がつけられるようになる。
【0023】この蓋体(20)の折畳み状態において、前
蓋片(22)及び側蓋片(23)は図5に示すように天壁
(21a)の内面に重合されており、且つ、曲折部(22a)
は前蓋片(22)の外面に重合されている。更に、貼着片
(24)は、曲折部(22a)の内面に貼着された状態のま
まで側蓋片(23)の内面に重合されている。一方、容器
本体(10)においては、その底部だけが解体された状態
で扁平状に折り畳まれている。使用に供するまでの、保
管や輸送時には、容器(1)はこの扁平折畳み状態で取
り扱われる。
【0024】一方、容器(1)を使用する際には、容器
本体(10)の底部を作って該容器本体(10)を箱形態に
する。一方また、蓋体(20)に対して上述した折畳み操
作とは逆の操作を行ってこれを蓋形態にする。すなわ
ち、この操作を説明すると、扁平状に折り畳まれた蓋体
(20)の前蓋片(22)を折目(41)から天壁(21)の内
面に対して略垂直に折り曲げるとともに、側蓋片(23)
を折目(42)から天壁(21)の内面に対して略垂直に折
り曲げる。この前蓋片(22)及び側蓋片(23)の折曲げ
操作に伴って、曲折部(22a)が斜状折目(43)から前
蓋片(22)と一緒に折り曲げられるようになり、もって
蓋体(20)が所期する蓋形態に復元されるようになる。
こうして復元された蓋体(20)において、図6及び図7
に示すように、折曲部(22a)には折り癖が僅かにつけ
られており、この折り癖によって図7に示すように貼着
片(24)の上縁(24a)が前蓋片(22)の内面から僅か
に離れた状態になる。
【0025】而して、上記構成の包装用容器(1)にお
いて、蓋体(20)の閉蓋操作は次のように行われる。
【0026】すなわち、図6及び図7に示すように、蓋
体(20)を折目(40)から折り曲げてこれを容器本体
(10)に軽く被せて該蓋体(20)を下方に若干強く押
す。これにより、貼着片(24)の内面が係止片(14a)
の縁部で押されながら該貼着片(24)が下方へと移動し
ていく。一方、こうして貼着片(24)の内面が押される
ことにより、曲折部(22a)がその折り癖が直る方向に
斜状折目(43)から僅かに折り曲げられて該折曲部(22
a)に弾性反発力が蓄積されるようになる。そして、貼
着片(24)の上縁(24a)が係止片(14a)の高さ位置よ
りも下側に移動したとき、折曲部(22a)に蓄積された
弾性反発力が開放され、これによって図8及び図9に示
すように貼着片(24)の上縁(24a)がカチッと音をた
てて内側に動いて係止片(14a)に係止され、もって蓋
体(20)が外れないようロックされて閉蓋状態にしっか
りと保持されるようになる。
【0027】一方、蓋体(20)を開ける場合には、蓋体
(20)の前蓋片(22)の外面や下縁に指を掛けて該前蓋
片(22)を若干強く持ち上げる。これにより貼着片(2
4)の上縁(24a)が係止片(14a)から外れ、もって蓋
体(20)のロックが解除されて蓋体(20)を開けること
が可能になる。
【0028】なお、図6〜図9では、説明の便宜上、曲
折部(22a)の折り癖を強調して示している。
【0029】以上の構成の包装用容器(1)によれば、
蓋体(20)の閉蓋状態を保持できるから、容器本体(1
0)内に収容された被包装物(図示せず)の飛び出しを
防止することができるし、異物が容器本体(10)内に混
入したり湿気が入ったりする不具合を防止することがで
きるし、あるいはまた被包装物から発生した臭気が外部
に漏出する不具合を防止することができる。
【0030】さらに、係止片(14a)はフラップ(14)
の前側縁に延設されているから、容器本体(10)を組立
製作する際に、従来のように舌状係止片(図10参照、
K)を容器本体(10)の外側に折り曲げる作業を行う必
要がなくなる。したがって、この包容用容器(1)はこ
れを容易に組立製作することができる。
【0031】その上、この包装用容器(1)の蓋体(2
0)において、貼着片(24)は折曲部(22a)の内面に貼
着されていることから、蓋体(20)の閉蓋操作を行う際
には、折曲部(22a)につけられた折り癖によって、該
貼着片(24)の上縁(24a)が前蓋片(22)の内面から
僅かに離れるようになる。この結果、貼着片(24)の上
縁(24a)が係止片(14a)に確実に係止されるようにな
る。したがって、この包装用容器(1)によれば、蓋体
(20)の閉蓋状態を強固に保持することができる。
【0032】加えて、この包装用容器(1)において、
係止片(14a)は、フラップ(14)が容器本体(10)の
内側に略水平に折り曲げられた状態のもとで、容器本体
(10)の前壁(11)の外面位置よりも前方側に突出して
いるから、貼着片(24)の上縁(24a)が係止片(14a)
に更に確実に係止されるようになる。したがって、この
包装用容器(1)によれば、蓋体(20)の閉蓋状態をよ
り一層強固に保持することができる。
【0033】以上、この発明の実施形態に係る包装用容
器を説明したが、この発明は上記実施形態のものに限定
されるものではない。
【0034】例えば、この発明に係る包装用容器におい
ては、容器本体は、いわゆる地獄底構造の底部を有する
ものであっても良いし、サック式のものであっても良
い。
【0035】また、上記実施形態では、容器本体(10)
は、前壁(11)と後壁(13)と左右の側壁(12)(12)
とからなる合計4個の壁から構成された周壁部を有する
ものであるが、この発明ではこの他に、5個や6個以上
の壁から構成された周壁部を有するものであっても良
い。
【0036】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る包装用容
器によれば、蓋体の閉蓋操作によって、貼着片の上縁が
係止片に係止されることにより、蓋体の閉蓋状態が保持
されるものとなされているから、容器本体内に包装され
た被包装物の飛び出しを防止することができるし、ある
いはまた異物の混入や臭気の漏出を防止することができ
る。
【0037】さらに、容器本体の側壁の上縁に、内側に
折り曲げられるフラップが連設されるとともに、該フラ
ップの前側縁に係止片が延設されているから、容器本体
を組立製作する際に、従来のように舌状係止片を容器本
体の外側に折り曲げる作業を行う必要がなく、このた
め、容器本体を容易に組立製作することができる。
【0038】また、上記包装用容器において、被係止部
は貼着片の上部に設けられており、蓋体の前蓋片の側縁
部には所定の斜状折目が設けられており、貼着片が前蓋
片の斜状折目よりも下側に形成された折曲部の内面に貼
着された状態で、蓋体の前蓋片が蓋体の内側に折り曲げ
られるとともに折曲部が斜状折目から前蓋片の外面側に
折り曲げられることにより、蓋体が扁平状に折り畳まれ
るものとなされている場合には、包装用容器をコンパク
トな状態にしてこれを保管・輸送することができる。さ
らに、折曲部につけられた折り癖によって、貼着片の被
係止部が前蓋片の内面から離れるようになり、この結
果、貼着片の被係止部が係止片に確実に係止されるよう
になり、このため、蓋体の閉蓋状態を強固に保持できる
ようになる。
【0039】また、包装用容器において、係止片が容器
本体の前壁の外面位置よりも前方側に突出している場合
には、貼着片の被係止部が係止片に更に確実に係止され
るようになり、このため、蓋体の閉蓋状態をより一層強
固に保持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る包装用容器を示す全
体斜視図である。
【図2】同包装用容器を閉蓋状態で示す全体斜視図であ
る。
【図3】同包装用容器の展開図である。
【図4】同包装用容器の蓋体を折畳み途中の状態で示す
要部斜視図である。
【図5】同包装用容器を折畳み状態で示す一部切欠き平
面図である。
【図6】同包装用容器を閉蓋途中の状態で示す要部斜視
図である。
【図7】図6中のVII−VII線断面図である。
【図8】同包装用容器を閉蓋状態で示す要部斜視図であ
る。
【図9】図8中のIX−IX線断面図である。
【図10】従来の包装用容器の全体斜視図である。
【符号の説明】
1…包装用容器 10…容器本体 11…前壁 12、12…左側壁、右側壁(側壁) 13…後壁 14…フラップ 14a…係止片 20…蓋体 22…前蓋片 22a…折曲部 23…側蓋片 24…貼着片 24a…貼着片の上縁(被係止部) 43…斜状折目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前壁(11)、後壁(13)及び前記前壁の
    側縁に連設された側壁(12)を有する容器本体(10)
    と、前記容器本体の後壁(13)の上縁に連設されるとと
    もに容器本体の開口部を閉塞する蓋体(20)と、を備え
    た包装用容器(1)であって、 前記蓋体(20)は、前記容器本体の前壁(11)の外面を
    覆う前蓋片(22)と、前記容器本体の側壁(12)の外面
    を覆う側蓋片(23)と、を有するとともに、前記側蓋片
    (23)の前側縁に連設された貼着片(24)が前記前蓋片
    (22)の内面に貼着されることにより、前記前蓋片(2
    2)と前記側蓋片(23)とが互いに連結されており、 前記容器本体の側壁(12)の上縁には、内側に折り曲げ
    られるフラップ(14)が連設されるとともに、該フラッ
    プ(14)の前側縁に係止片(14a)が延設されており、 前記蓋体(20)の閉蓋操作によって、前記貼着片(24)
    に設けられた被係止部(24a)が前記係止片(14a)に係
    止されることにより、前記蓋体(20)の閉蓋状態が保持
    されるものとなされていることを特徴とする包装用容
    器。
  2. 【請求項2】 前記被係止部(24a)は、前記貼着片(2
    4)の上部に設けられており、 前記蓋体の前蓋片(22)の側縁部には、該前蓋片(22)
    の上縁の端部から該上縁に対して鋭角をなして延びた斜
    状折目(43)が設けられており、 前記貼着片(24)が前記前蓋片(22)の斜状折目(43)
    よりも下側に形成された折曲部(22a)の内面に貼着さ
    れた状態で、前記蓋体の前蓋片(22)が蓋体の内側に折
    り曲げられるとともに前記折曲部(22a)が前記斜状折
    目(43)から前蓋片(22)の外面側に折り曲げられるこ
    とにより、前記蓋体(20)が扁平状に折り畳まれるもの
    となされている請求項1記載の包装用容器。
  3. 【請求項3】 前記係止片(14a)は、前記容器本体の
    前壁(11)の外面位置よりも前方側に突出している請求
    項1又は2記載の包装用容器。
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