JP2002370551A - 溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品及びその製造方法 - Google Patents
溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品及びその製造方法Info
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- JP2002370551A JP2002370551A JP2002069531A JP2002069531A JP2002370551A JP 2002370551 A JP2002370551 A JP 2002370551A JP 2002069531 A JP2002069531 A JP 2002069531A JP 2002069531 A JP2002069531 A JP 2002069531A JP 2002370551 A JP2002370551 A JP 2002370551A
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Abstract
性、特に長期に亘って溶着部の燃料耐性に優れている燃
料部品及びその製造方法を提供する。 【解決手段】アミノ末端基濃度>カルボキシル末端基濃
度である結晶性ポリアミド樹脂からなり、さらに該結晶
性ポリアミド樹脂と、不飽和カルボン酸もしくはその誘
導体で変性されたポリオレフィン樹脂が溶着されてな
る、溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品。該燃料部品
は、不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性された
ポリオレフィン樹脂を成形した後、アミノ末端基濃度>
カルボキシル末端基濃度である結晶性ポリアミド樹脂を
射出成形し、両成形品を溶着することにより製造され
る。
Description
に優れた燃料部品及びその製造方法に関する。さらに詳
しくは、燃料透過耐性に優れ、溶着部の燃料耐性が長期
に亘って優れている燃料部品及びその製造方法に関する
ものである。
ンクまたは付属部品等の器壁や接続部分からの燃料の揮
散量を低減化することが要求されている。例えば、自動
車分野においては、自動車の燃料タンク本体は金属ある
いは樹脂により製造され、樹脂製燃料タンクの場合はタ
ンク本体からの燃料の透過量を減らすため樹脂をスルホ
ン化処理する方法(SO3 処理、特公昭46−2391
4号公報)、フッ素処理する方法(F2 処理)、バリア
性樹脂との多層構造を有する中空成形製品とする方法
(特公昭55−49989号公報)、ポリエチレンの連
続マトリックス相中にポリアミド等のバリア性樹脂を薄
片状に分散させる方法(特公昭60−14695号公
報)等が開発されている。
体からの燃料の透過量を低減化しても、実際には燃料タ
ンクに付属する各種の部品(例えばバルブ類等)からの
透過量が多く、燃料用部品全体からの揮散量を低減化す
るための障害となっている。これは、燃料タンクに付属
する各種の部品は、燃料タンクと十分な接着強度を得る
ために、燃料タンクと同じ材料である高密度ポリエチレ
ンで製造されており、この高密度ポリエチレンが燃料透
過性に劣るためである。
を燃料透過性に優れたポリアミド樹脂等で製造すること
が検討されているが、今度は、燃料タンクと十分な接着
強度が得られないという問題があった。
問題点を解決し、燃料透過耐性に優れ、かつ、溶着部の
燃料耐性、特に長期に亘って溶着部の燃料耐性に優れて
いる燃料部品及びその製造方法を提供することである。
解決するために鋭意検討した結果、アミノ末端基濃度>
カルボキシル末端基濃度である結晶性ポリアミド樹脂を
用いることにより目的が達成できることを見出し、本発
明に到達した。
ボキシル末端基濃度である結晶性ポリアミド樹脂からな
る、溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品に関するもので
ある。
本発明の結晶性ポリアミド樹脂は、アミノ末端基濃度が
カルボキシル末端基濃度よりも大きい。また、アミノ末
端基濃度がポリマー1kgあたり50ミリ当量以上、好
ましくは、60ミリ当量以上であることが望ましい。ア
ミノ末端基濃度が過剰であることにより、不飽和カルボ
ン酸もしくはその誘導体で変性されたポリオレフィン樹
脂と溶着した場合に、溶着強度が優れたものとなり、優
れた燃料耐性を発現する。
脂肪族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸からなるか、また
は、ラクタムもしくはアミノカルボン酸からなる脂肪族
ポリアミド樹脂が好ましい。
ては、炭素数4〜12の脂肪族ジアミンと炭素数6〜1
2の脂肪族ジカルボン酸、又は炭素数6〜12のラクタ
ム類もしくは炭素数6〜12のアミノカルボン酸が挙げ
られる。脂肪族ジアミンの具体例としては、テトラメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレ
ンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレン
ジアミン、ドデカメチレンジアミン等が挙げられ、脂肪
族ジカルボン酸の具体例としては、アジピン酸、ヘプタ
ンジカルボン酸、オクタンジカルボン酸、ノナンジカル
ボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン
酸等が挙げられ、好ましい脂肪族ジアミンと脂肪族ジカ
ルボン酸の組合せは、ヘキサメチレンジアミンとアジピ
ン酸の等モル塩である。ラクタムの具体例としては、α
−ピロリドン、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタ
ム、ε−エナントラクタム等が挙げられ、アミノカルボ
ン酸の具体例としては、6−アミノカプロン酸、7−ア
ミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、12−ア
ミノドデカン酸等が挙げられるが、6―アミノカプロン
酸、12―アミノドデカン酸、ε―カプロラクタム、ラ
ウロラクタムが好ましい。脂肪族ポリアミド形成モノマ
ーは、1成分単独だけでなく2成分以上を混合して使用
することもできる。
ポリアミド樹脂の具体例としては、ナイロン6、ナイロ
ン66、ナイロン12が挙げられ、これらはホモポリマ
ーでも2種以上のコポリマーでも良い。
ては、芳香族モノマー成分を1種以上含む結晶性半芳香
族ポリアミド樹脂が好ましい。芳香族系モノマー成分を
1種以上含む結晶性半芳香族ポリアミド樹脂としては、
テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸成分などの芳香族系モノマー成
分を1種以上含む共重合ポリアミド樹脂が挙げられる。
好ましくは、芳香族系モノマー成分を1種以上含み、融
点が260℃以上320℃未満の結晶性半芳香族共重合
ポリアミド樹脂であり、より好ましくは、芳香族系モノ
マー成分を1種以上含み、融点が290℃以上316℃
未満の結晶性半芳香族共重合ポリアミド樹脂である。芳
香族系モノマー成分を1種以上含む好ましい結晶性半芳
香族共重合ポリアミド樹脂の組み合わせとしては、脂肪
族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸の等モル塩、脂肪族ジ
アミンと芳香族ジカルボン酸の等モル塩および/または
脂肪族ポリアミド形成モノマーからなる結晶性共重合ポ
リアミド樹脂である。
の脂肪族ジアミンであり、テトラメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナ
メチレジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメ
チレンジアミン等が挙げられる。脂肪族ジカルボン酸と
は炭素数が6〜12の脂肪族ジカルボン酸であり、アジ
ピン酸、ヘプタンジカルボン酸、オクタンジカルボン
酸、ノナンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ド
デカンジカルボン酸等が挙げられる。好ましい組み合わ
せは、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の等モル塩
である。
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等が挙げら
れ、好ましい組み合わせは、ヘキサメチレンジアミンと
テレフタル酸の等モル塩である。
12のアミノカルボン酸および炭素数6〜12のラクタ
ム類であり、6―アミノカプロン酸、7―アミノヘプタ
ン酸、11―アミノウンデカン酸、12―アミノドデカ
ン酸、α―ピロリドン、ε―カプロラクタム、ラウロラ
クタム、ε―エナントラクタム等が挙げられるが、6―
アミノカプロン酸、12―アミノドデカン酸、ε―カプ
ロラクタム、ラウロラクタムが好ましい。脂肪族ポリア
ミド形成モノマーは、1成分単独だけでなく2成分以上
を混合して使用することもできる。
ンとアジピン酸の等モル塩30〜70重量%、ヘキサメ
チレンジアミンとテレフタル酸の等モル塩70〜30重
量%、脂肪族ポリアミド形成モノマー0〜15重量%で
あり、好ましくは、ヘキサメチレンジアミンとアジピン
酸の等モル塩35〜55重量%、ヘキサメチレンジアミ
ンとテレフタル酸の等モル塩65〜45重量%、脂肪族
ポリアミド形成モノマー0〜10重量%である。
合度には特に制限はないが、ポリマー1gを96%濃硫
酸100mlに溶解し、25℃で測定した相対粘度が
1.8〜5.0であることが好ましく、より好ましくは
2.0〜3.0である。相対粘度が上記数値の上限より
高い場合、加工性を著しく損ない、上記下限より低い場
合、機械的強度が低下するため好ましくない。
末端基濃度よりも大きいポリアミド樹脂の製造方法は、
特に限定されるものではないが、重合時もしくは重合終
了後に当該組成物を押出混練する際に、ジアミン化合物
を含有させることで得ることができる。溶融重合時に製
造するならば、原料仕込み時にジアミンモノマーを過剰
に添加して重合する方法、原料仕込み時に原料モノマー
と原料モノマー以外のジアミン化合物を添加して重合す
る方法、所定の分子量のポリアミドを重合した後、重合
槽からポリマーを抜き出す直前に目的の末端基濃度バラ
ンスとなるようジアミン化合物を添加する方法が用いら
れる。重合後に製造するならば、目的の末端基濃度バラ
ンスとなるよう重合後のポリアミド樹脂とジアミン化合
物を溶融混練する方法等が用いられる。
述したポリアミド樹脂のモノマーとして用いられるもの
の他に、メチレンジアミン、エチレンジアミン、トリメ
チレンジアミン等の脂肪族ジアミンやナフタレンジアミ
ン、メタキシリレンジアミン等の芳香族ジアミンが用い
られ、好ましくはヘキサメチレンジアミン、ドデカメチ
レンジアミン、メタキシリレンジアミンが用いられる。
含有することもできる。層状珪酸塩としては、珪酸マグ
ネシウムまたは珪酸アルミニウムの層で構成される層状
フィロ珪酸塩等を挙げることができる。
モリロナイト、サポナイト、パイデライト、ノントロナ
イト、ヘクトライト、スティプンサイト等のスメクタイ
ト系粘土鉱物やバーミキュライト、ハロサイトなどを挙
げることができる。これらは天然物でも、合成物でもよ
い。これらのなかでもモンモリロナイトが好ましい。
分散された状態であることが望ましい。層状珪酸塩が均
一に分散された状態とは、一辺の長さが0.002〜1
μmで、厚さが6〜20Åの層状珪酸塩がポリアミド樹
脂中に分散させた際、それぞれが平均20Å以上の層間
距離を保ち、均一に分散されていることである。ここで
層間距離とは層状珪酸塩の平板の重心間距離を言い、均
一に分散するとは、層状珪酸塩の平板が、平均的に5層
以下で重なった多層物が平行に、またはランダムに、も
しくは平行とランダムに混在した状態で、その50重量
%以上が、好ましくは70重量%以上が局所的な塊を形
成することなく分散する状態を言う。
は、ジオクタデシルアミン、フェニレンジアミンのよう
なアミン、4−アミノ−n−酪酸、12−アミノドデカ
ン酸のようなアミノ酸またはε−カプロラクタムのよう
なラクタム類の膨潤化剤と接触させて、予め層間を拡げ
て層間にモノマーを取り込みやすくした後、重合して均
一に分散させることもできる。また、膨潤化剤を用い、
予め層間を20Å以上に拡げて、これをポリアミド樹脂
と溶融混合して均一に分散させる方法によってもよい。
までも燃料部品として使用できるが、その目的を損なわ
ない範囲で耐熱剤、耐候剤、結晶核剤、結晶化促進剤、
離型剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、難燃助剤、着色剤
等の機能性付与剤を用いることができる。
ードフェノール類、ホスファイト類、チオエーテル類、
ハロゲン化銅などが挙げられ、単独またはこれらを組み
合わせて使用できる。耐候剤としては、ヒンダードアミ
ン類やサリシレート類が挙げられ、単独またはこれらを
組み合わせて使用できる。結晶核剤としては、タルク、
クレーなどの無機フィラー類や脂肪酸金属塩等の有機結
晶核剤などが挙げられ、単独またはこれらを組み合わせ
て使用できる。結晶化促進剤としては、低分子量ポリア
ミド、高級脂肪酸類、高級脂肪酸エステル類や高級脂肪
族アルコール類が挙げられ、単独またはこれらを組み合
わせて使用できる。離型剤としては、脂肪酸金属塩類、
脂肪酸アミド類や各種ワックス類が挙げられ、単独また
はこれらを組み合わせて使用できる。帯電防止剤として
は、脂肪族アルコール類、脂肪族アルコールエステル類
や高級脂肪酸エステル類が挙げられ、単独またはこれら
を組み合わせて使用できる。難燃剤としては、水酸化マ
グネシウム等の金属水酸化物、リン、リン酸アンモニウ
ム、ポリリン酸アンモニウム、メラミンシアヌレート、
エチレンジメラミンジシアヌレート、硝酸カリウム、臭
素化エポキシ化合物、臭素化ポリカーボネート化合物、
臭素化ポリスチレン化合物、テトラブロモベンジルポリ
アクリレート、トリブロモフェノール重縮合物、ポリブ
ロモビフェニルエーテル類や塩素系難燃剤が挙げられ、
単独またはこれらを組み合わせて使用できる。これらの
中で、離型剤、滑剤、結晶核剤等の成形性改良剤を添加
することが好ましい。
的を損なわない範囲で他の熱可塑性樹脂を加えることが
できる。併用される熱可塑性樹脂の例としてポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、AS
樹脂、アクリル樹脂等の汎用樹脂材料、ポリカーボネー
ト、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレン
サルファイド、その他高耐熱樹脂が挙げられる。特にポ
リエチレンやポリプロピレンを併用する場合には無水マ
レイン酸やグリシジル基含有モノマー等で変性したもの
を使用することが望ましい。
末端基濃度である結晶性ポリアミド樹脂からなる燃料部
品は、不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性され
たポリオレフィン樹脂を中間接着層として、燃料タンク
と接合される。具体的には、まず、アミノ末端基濃度>
カルボキシル末端基濃度である結晶性ポリアミド樹脂
と、不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性された
ポリオレフィン樹脂が溶着され、次にこの付属部品を燃
料タンクと接合する。
性されたポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、
エチレン・α−オレフィン系共重合体、エチレン・α,β
−不飽和カルボン酸エステル系共重合体、エチレン・酢
酸ビニル部分鹸化物系共重合体に不飽和カルボン酸もし
くはその誘導体を上記共重合体に対して、グラフト重合
させた重合体が挙げられる。
は、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンを共重合
した重合体であり、炭素数3以上のα−オレフィンとし
ては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、デセン
−1、4−メチルブテン−1、4−メチルペンテン−1
が挙げられ、好ましくはプロピレン、ブテン−1が挙げ
られる。
ル系共重合体とは、エチレンとα,β−不飽和カルボン
酸エステル単量体を共重合した重合体であり、α,β−
不飽和カルボン酸エステル単量体としては、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アク
リル酸ブチルなどのアクリル酸エステル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、
メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸エステル等を挙
げることができる。好ましくは、安価で入手でき、且つ
熱安定性に優れている、エチレン・アクリル酸エチル共
重合体やエチレン・メタクリル酸メチル共重合体が挙げ
られる。
体とは、エチレン・酢酸ビニル共重合体を部分鹸化した
化合物である。エチレン・酢酸ビニル共重合体を公知の
鹸化法、例えば、メタノール、エタノールなどの低沸点
アルコールと水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナト
リウムメチラートなどのアルカリからなる系で処理する
方法で鹸化することで、エチレン・酢酸ビニル部分鹸化
物系共重合体を得ることが出来る。
くはその誘導体としては、アクリル酸、メタクリル酸、
エタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、
シトラコン酸、ナジック酸などの不飽和カルボン酸もし
くはその誘導体、例えば酸ハライド、アミド、イミド、
無水物、エステルなどが挙げられる。誘導体の具体例と
しては、塩化マレニル、マレイミド、無水マレイン酸、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチルなどが挙げ
られる。これらのなかでは、不飽和ジカルボン酸または
その無水物が好適であり、特にマレイン酸、ナジック酸
またはこれらの酸無水物が好ましく用いられる。また、
変性ポリオレフィン樹脂は、公知の製造方法、例えば、
未変性ポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸類とを溶
融状態で反応させる方法、溶液状態で反応させる方法、
スラリー状態で反応させる方法、気相状態で反応させる
方法等のいずれかにより製造することができる。
度である結晶性ポリアミド樹脂と、不飽和カルボン酸も
しくはその誘導体で変性されたポリオレフィン樹脂を溶
着する方法は、まず不飽和カルボン酸もしくはその誘導
体で変性されたポリオレフィン樹脂を成形した後、アミ
ノ末端基濃度>カルボキシル末端基濃度である結晶性ポ
リアミド樹脂を射出成形し、両成形品を溶着することに
より行われる。
法、ダイスライドインジェクション(DSI)やダイロ
ータリーインジェクション(DRI)や二色成形といっ
た射出溶着工法、超音波溶着工法、スピン溶着工法、熱
板溶着工法、熱線溶着工法、レーザー溶着工法、高周波
誘導加熱溶着工法等が挙げられる。
法により溶着する際の成形樹脂温度は250℃〜320℃、好
ましくは270℃〜300℃であることが望ましい。また、そ
の時の金型温度は30℃〜120℃、好ましくは50℃〜100℃
が望ましい。
付属するバルブ類、燃料ホース用継手、キャニスター接
続用ノズル、セパレーター等の部品が挙げられる。
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお、実施例および比較例における成形品の物
性測定は次のように行った。
ミノ末端基濃度は、ポリアミド1gをフェノール・メタ
ノール混合溶液に溶解し、0.02Nの塩酸で滴定して
測定した。カルボキシル末端基濃度は、ポリアミド1g
をベンジルアルコールに溶解し、0.05Nの水酸化ナ
トリウム溶液で滴定して測定した。
い、射出成形で成形したφ75mm、厚み1mmの試験
片を用いて測定雰囲気温度60℃での燃料透過試験を行
った。燃料にはイソオクタンとトルエンを体積比で1:
1としたFuelCにエタノールを10%混合して用い
た。また、燃料透過測定試料面には常に燃料が接触する
ように透過面を下向きにして設置した。
厚み3.2mmの1号試験片を用いて引張り速度毎分5
mmで行った。
スの形状で、部品1と部品2の境界面が、射出溶着時に
溶融接着されることにより、一つのテストピースが得ら
れる。テストピースは、先ず、金型に図1の部品2の形
状の金属片をインサートし、無水マレイン酸にて変性さ
れたポリエチレンを用いて部品1の成形を行った。次
に、部品1を十分に冷却した後金型内にインサートし、
評価対象の樹脂を用いて部品2の部分を成形することに
より、接合したテストピースを得た。このテストピース
を引張り速度毎分50mmで境界面から剥離するか境界
面以外の部分で破壊する(基材破壊)までの最大引張り
強度を測定し、初期接着強度として評価を行った。
価と同様の手順で成形された試験片をオートクレブに入
れ、FuelC+メタノール15%混合燃料を同試験片
が完全に浸漬するまで封入する。そのオートクレブを6
0℃温水槽内に350時間放置した。その後取出した試
験片の引張り強度最大点を燃料浸漬後接着強度として評
価した。
カプロラクタム20kgに対し水0.5kg、メタキシ
リレンジアミンを1/290(eq/molラクタム)
となるよう仕込み、槽内を窒素置換した後、100℃ま
で加熱し槽内が均一になるよう攪拌した。次いで槽内を
260℃、1.7MPaで重合を行った後、得られたポ
リマーを100℃熱水中で未反応モノマーを抽出し試料
とした。得られたポリアミド6の相対粘度は2.50、
アミノ末端基濃度は90ミリ当量/kgであった。得ら
れたペレットをシリンダー温度270℃、金型温度80
℃で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片を評価し
た。また、図1の手順中の二次射出成形シリンダー設定
温度を270℃、金型温度80℃で成形された試験片の
初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定した。さらに
同成形条件にて成形した1tのプレートを用い、JIS
Z0208に準拠した燃料透過試験を行った。得られ
た結果を表1に示した。
0(eq/molラクタム)とした他は、実施例1と同
様にしてポリアミド6を得た。得られたポリアミド6の
アミノ末端基濃度60ミリ当量/kgであった。得られ
たペレットをシリンダー温度270℃、金型温度80℃
で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片を評価し
た。また、図1の手順中の二次射出成形シリンダー設定
温度を270℃、金型温度80℃で成形された試験片の
初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定した。さらに
同成形条件にて成形した1tのプレートを用い、JIS
Z0208に準拠した燃料透過試験を行った。得られ
た結果を表1に示した。
0(eq/molラクタム)とした他は、実施例1と同
様にしてポリアミド6を得た。得られたポリアミド6の
アミノ末端基濃度110ミリ当量/kgであった。得ら
れたペレットをシリンダー温度270℃、金型温度80
℃で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片を評価し
た。また、図1の手順中の二次射出成形シリンダー設定
温度を270℃、金型温度80℃で成形された試験片の
初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定した。さらに
同成形条件にて成形した1tのプレートを用い、JIS
Z0208に準拠した燃料透過試験を行った。得られた
結果を表1に示した。
ウロラクタム20kgに対し水4kg、メタキシリレン
ジアミンを1/300(eq/molラウロラクタム)
となるように仕込み、槽内を窒素置換した後、180℃
まで加熱し槽内が均一になるように攪拌した。次いで槽
内を280℃、3.0MPaで前重合を行った後、大気圧
になるまで放圧しながら250℃まで温度を下げ、25
0℃、窒素気流下で後重合を行った。得られたポリアミ
ド12の相対粘度は2.05、アミノ末端基濃度は60
ミリ当量/kgであった。得られたペレットをシリンダ
ー温度270℃、金型温度80℃で射出成形し、AST
M準拠の引張り試験片を評価した。また、図1の手順中
の二次射出成形シリンダー設定温度を270℃、金型温
度80℃で成形された試験片の初期接着強度と燃料浸漬
後接着強度を測定した。さらに同成形条件にて成形した
1tのプレートを用い、JIS Z0208に準拠した
燃料透過試験を行った。得られた結果を表1に示した。
(eq/molラウロラクタム)とした他は、実施例4
と同様にしてポリアミド12を得た。得られたポリアミ
ド12のアミノ末端基濃度は50ミリ当量/kgであっ
た。得られたペレットをシリンダー温度270℃、金型
温度80℃で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片
を評価した。また、図1の手順中の二次射出成形シリン
ダー設定温度を270℃、金型温度80℃で成形された
試験片の初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定し
た。さらに同成形条件にて成形した1tのプレートを用
い、JIS Z0208に準拠した燃料透過試験を行っ
た。得られた結果を表1に示した。
(eq/molラウロラクタム)とした他は、実施例4
と同様にしてポリアミド12を得た。得られたポリアミ
ド12のアミノ末端基濃度は80ミリ当量/kgであっ
た。得られたペレットをシリンダー温度270℃、金型
温度80℃で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片
を評価した。また、図1の手順中の二次射出成形シリン
ダー設定温度を270℃、金型温度80℃で成形された
試験片の初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定し
た。さらに同成形条件にて成形した1tのプレートを用
い、JIS Z0208に準拠した燃料透過試験を行っ
た。得られた結果を表1に示した。
0(eq/molラクタム)とした他は、参考例1と同
様にしてポリアミド6を得た。得られたポリアミド6の
アミノ末端基濃度50ミリ当量/kgであった。得られ
たペレットをシリンダー温度270℃、金型温度80℃
で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験片を評価し
た。また、図1の手順中の二次射出成形シリンダー設定
温度を270℃、金型温度80℃で成形された試験片の
初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定した。さらに
同成形条件にて成形した1tのプレートを用い、JIS
Z0208に準拠した燃料透過試験を行った。得られ
た結果を表1に示した。
0(eq/molラウロラクタム)とした他は、実施例
4と同様にしてポリアミド12を得た。得られたポリア
ミド12のアミノ末端基濃度は40ミリ当量/kgであ
った。得られたペレットをシリンダー温度270℃、金
型温度80℃で射出成形し、ASTM準拠の引張り試験
片を評価した。また、図1の手順中の二次射出成形シリ
ンダー設定温度を270℃、金型温度80℃で成形され
た試験片の初期接着強度と燃料浸漬後接着強度を測定し
た。さらに同成形条件にて成形した1tのプレートを用
い、JIS Z0208に準拠した燃料透過試験を行っ
た。得られた結果を表1に示した。
ー温度190℃、金型温度40℃で射出成形し、AST
M準拠の引張り試験片を評価した。また同成形条件にて
成形した1tのプレートを用い、JIS Z0208に
準拠した燃料透過試験を行った。得られた結果を表1に
示した。
れ、かつ、溶着部の燃料耐性、特に長期に亘って溶着部
の燃料耐性に優れており、自動車等の燃料タンクに付属
する各種部品として好適に用いることができる。
表す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 アミノ末端基濃度>カルボキシル末端基
濃度である結晶性ポリアミド樹脂からなる、溶着部の燃
料耐性に優れた燃料部品。 - 【請求項2】 アミノ末端基濃度がポリマー1kgあた
り50ミリ当量以上である請求項1記載の燃料部品。 - 【請求項3】 結晶性ポリアミド樹脂が、脂肪族ジアミ
ンと脂肪族ジカルボン酸からなるか、または、ラクタム
もしくはアミノカルボン酸からなる脂肪族ポリアミド樹
脂である請求項1記載の燃料部品。 - 【請求項4】 結晶性ポリアミド樹脂が、芳香族モノマ
ー成分を1種以上含む結晶性半芳香族ポリアミド樹脂で
ある請求項1記載の燃料部品。 - 【請求項5】 アミノ末端基濃度>カルボキシル末端基
濃度である結晶性ポリアミド樹脂からなる、溶着部の燃
料耐性に優れた燃料部品用材料。 - 【請求項6】 アミノ末端基濃度>カルボキシル末端基
濃度である結晶性ポリアミド樹脂と、不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体で変性されたポリオレフィン樹脂が
溶着されてなる、溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品。 - 【請求項7】 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で
変性されたポリオレフィン樹脂を成形した後、アミノ末
端基濃度>カルボキシル末端基濃度である結晶性ポリア
ミド樹脂を射出成形し、両成形品を溶着することを特徴
とする、溶着部の燃料耐性に優れた燃料部品の製造方
法。
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