JP2002370256A - 射出成形機のシャットオフノズル装置 - Google Patents
射出成形機のシャットオフノズル装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
- B29C45/281—Drive means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂漏れを十分に防止可能なシャットオフノ
ズル装置を提供する。 【解決手段】 、射出成形機のシリンダ先端部１に設け
られるノズル部材７のノズル孔10を前記ノズル部材７内
を上下動可能に設けられたニードル弁11によって開閉す
る。ニードル弁11の先端部11Ａが前記ノズル孔10に嵌合
可能となっていて、該ニードル弁11が弾性部材たる圧縮
コイルバネ14により下方に付勢されている。ニードル弁
11に溶融樹脂感圧部たる拡径部材15を形成することによ
り溶融樹脂圧により上方に押圧され上昇する。
ズル装置を提供する。 【解決手段】 、射出成形機のシリンダ先端部１に設け
られるノズル部材７のノズル孔10を前記ノズル部材７内
を上下動可能に設けられたニードル弁11によって開閉す
る。ニードル弁11の先端部11Ａが前記ノズル孔10に嵌合
可能となっていて、該ニードル弁11が弾性部材たる圧縮
コイルバネ14により下方に付勢されている。ニードル弁
11に溶融樹脂感圧部たる拡径部材15を形成することによ
り溶融樹脂圧により上方に押圧され上昇する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形機にお
けるシャットオフノズル装置に関する。
けるシャットオフノズル装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来、各種熱可塑性樹
脂、特に溶融粘度の低い樹脂の射出成形では、ノズル孔
からの樹脂漏れを防止するためシャットオフノズル装置
が使用されている。
脂、特に溶融粘度の低い樹脂の射出成形では、ノズル孔
からの樹脂漏れを防止するためシャットオフノズル装置
が使用されている。
【０００３】このシャットオフノズル装置として、例え
ば特許第２６７６６２４号公報には、ノズル孔を開閉す
るニードル弁の後端面に押圧部材を当接して該ニードル
弁を前後移動可能とし、押圧部材を連結レバーを介して
アクチュエータに接続し、このアクチュエータは急速作
動する側をニードル弁が押圧される方向に、緩速作動の
側をニードル弁が戻る方向として配置することにより、
ノズル孔を閉鎖する時にはニードル弁によるノズルの閉
鎖が急速に行われる一方、ノズル孔を開成するときには
ニードル弁の戻りが緩やかに行われるシャットオフノズ
ル装置が開示されている。この公報に開示されたシャッ
トオフノズル装置においては、ニードル弁の先端部はノ
ズル孔の径よりも大きく形成されていて、この径大なニ
ードル弁の先端部によりノズル孔を封鎖することにより
樹脂のシャットオフを行っている。
ば特許第２６７６６２４号公報には、ノズル孔を開閉す
るニードル弁の後端面に押圧部材を当接して該ニードル
弁を前後移動可能とし、押圧部材を連結レバーを介して
アクチュエータに接続し、このアクチュエータは急速作
動する側をニードル弁が押圧される方向に、緩速作動の
側をニードル弁が戻る方向として配置することにより、
ノズル孔を閉鎖する時にはニードル弁によるノズルの閉
鎖が急速に行われる一方、ノズル孔を開成するときには
ニードル弁の戻りが緩やかに行われるシャットオフノズ
ル装置が開示されている。この公報に開示されたシャッ
トオフノズル装置においては、ニードル弁の先端部はノ
ズル孔の径よりも大きく形成されていて、この径大なニ
ードル弁の先端部によりノズル孔を封鎖することにより
樹脂のシャットオフを行っている。
【０００４】また、特許第３０５３５７９号公報には、
射出筒の先端に突設したノズル部内に環状の仕切り部を
設け、この仕切り部の内径に嵌合するスプルーを貫通し
て設け、前記スプルーに流通溝を設けて、該スプルーの
位置により流通溝から溶融樹脂が流通したり、シャット
オフされたりするように制御可能としたシャットオフノ
ズル装置が開示されている。
射出筒の先端に突設したノズル部内に環状の仕切り部を
設け、この仕切り部の内径に嵌合するスプルーを貫通し
て設け、前記スプルーに流通溝を設けて、該スプルーの
位置により流通溝から溶融樹脂が流通したり、シャット
オフされたりするように制御可能としたシャットオフノ
ズル装置が開示されている。
【０００５】このような従来技術によるシャットオフノ
ズル装置においては、例えば前者に記載されたもので
は、ノズル孔をニードル弁の先端で塞ぐことにより閉鎖
するものであるので、ノズル孔からの樹脂の漏れを完全
に防止しうるものではなかった。また、後者に記載され
たものでは、ノズルの樹脂溜り部の中間部に設けられた
環状の仕切部に部分的に流通溝を有するスプルーを嵌合
することで封鎖しているが、この仕切り部はノズル内の
容積も考慮すれば、あまり厚くすることはできないた
め、仕切り部からの樹脂の漏れを完全に防止しうるもの
ではなかった。さらに、ノズル孔自体を閉鎖するもので
はないので、スプルーによる閉鎖後でも仕切り部より先
端側には樹脂が残留するため、この残留した樹脂はノズ
ル孔より樹脂垂れとならざるをえないため少量の樹脂ダ
レは不可避なものであった。このようなノズル孔からの
漏れの問題は、樹脂とともにガスも射出するいわゆるガ
スアシスト成形においては特にガスの漏れも生じやすい
ため問題となる。
ズル装置においては、例えば前者に記載されたもので
は、ノズル孔をニードル弁の先端で塞ぐことにより閉鎖
するものであるので、ノズル孔からの樹脂の漏れを完全
に防止しうるものではなかった。また、後者に記載され
たものでは、ノズルの樹脂溜り部の中間部に設けられた
環状の仕切部に部分的に流通溝を有するスプルーを嵌合
することで封鎖しているが、この仕切り部はノズル内の
容積も考慮すれば、あまり厚くすることはできないた
め、仕切り部からの樹脂の漏れを完全に防止しうるもの
ではなかった。さらに、ノズル孔自体を閉鎖するもので
はないので、スプルーによる閉鎖後でも仕切り部より先
端側には樹脂が残留するため、この残留した樹脂はノズ
ル孔より樹脂垂れとならざるをえないため少量の樹脂ダ
レは不可避なものであった。このようなノズル孔からの
漏れの問題は、樹脂とともにガスも射出するいわゆるガ
スアシスト成形においては特にガスの漏れも生じやすい
ため問題となる。
【０００６】そこで、ノズル孔にニードル弁を直接嵌合
させてやることによりノズル孔からのもれを完全に防止
することが考えられるが、ノズル孔の径は非常に小さい
ものであるため、ニードル弁の先端が少しでもノズル孔
からズレると樹脂漏れが防げないばかりか、ニードル弁
の撓み等を招来しかねない。
させてやることによりノズル孔からのもれを完全に防止
することが考えられるが、ノズル孔の径は非常に小さい
ものであるため、ニードル弁の先端が少しでもノズル孔
からズレると樹脂漏れが防げないばかりか、ニードル弁
の撓み等を招来しかねない。
【０００７】本発明は上記課題に鑑みて成されたもので
あり、樹脂漏れを十分に防止可能なシャットオフノズル
装置を提供することを目的とする。
あり、樹脂漏れを十分に防止可能なシャットオフノズル
装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
シャットオフノズル装置は、射出成形機のシリンダ先端
部に設けられるノズル部材のノズル孔を前記ノズル部材
内を上下動可能に設けられたニードル弁によって開閉す
る装置であって、前記ニードル弁の先端部が前記ノズル
孔に嵌合可能となっていて、該ニードル弁が弾性部材に
より下方に付勢されているとともに、溶融樹脂感圧部を
形成することにより溶融樹脂圧により上方に押圧される
ものである。このような構成を採用することにより、溶
融樹脂が射出されると、その射出圧が溶融樹脂感圧部に
伝播されてニードル弁を上方に押し上げることにより、
ノズル孔が開成されて溶融樹脂が吐出される。そして、
溶融樹脂を所定量射出して射出成形機からの樹脂の供給
が停止し、溶融樹脂圧が弱まって弾性部材による下方へ
の付勢力が上回ると、ニードル弁が下降して溶融樹脂の
吐出を停止する。このときニードル弁の先端部がノズル
孔に嵌合するので、ノズル孔からの樹脂等のもれをほぼ
完全に防止することができる。なお、本明細書中におい
て、上下方向とはノズル孔から溶融樹脂を吐出する側を
下方とした場合のものである。
シャットオフノズル装置は、射出成形機のシリンダ先端
部に設けられるノズル部材のノズル孔を前記ノズル部材
内を上下動可能に設けられたニードル弁によって開閉す
る装置であって、前記ニードル弁の先端部が前記ノズル
孔に嵌合可能となっていて、該ニードル弁が弾性部材に
より下方に付勢されているとともに、溶融樹脂感圧部を
形成することにより溶融樹脂圧により上方に押圧される
ものである。このような構成を採用することにより、溶
融樹脂が射出されると、その射出圧が溶融樹脂感圧部に
伝播されてニードル弁を上方に押し上げることにより、
ノズル孔が開成されて溶融樹脂が吐出される。そして、
溶融樹脂を所定量射出して射出成形機からの樹脂の供給
が停止し、溶融樹脂圧が弱まって弾性部材による下方へ
の付勢力が上回ると、ニードル弁が下降して溶融樹脂の
吐出を停止する。このときニードル弁の先端部がノズル
孔に嵌合するので、ノズル孔からの樹脂等のもれをほぼ
完全に防止することができる。なお、本明細書中におい
て、上下方向とはノズル孔から溶融樹脂を吐出する側を
下方とした場合のものである。
【０００９】また、請求項２記載のシャットオフノズル
装置は、前記溶融樹脂感圧部が、ニードル弁の先端側か
ら基端側に向けて漸次拡径して形成された拡径部であ
り、前記弾性部材による付勢が溶融樹脂の射出時に前記
溶融樹脂感圧部が受ける所定の圧力よりも小さいもので
ある。このため、溶融樹脂が射出されると漸次拡径した
拡径部が溶融樹脂圧を受けるのでニードル弁が上方に押
し上げられる。そして、溶融樹脂圧が弱まって拡径部が
受ける溶融樹脂圧を弾性部材による下方への付勢力が上
回ると、ニードル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止す
る。これにより、溶融樹脂の射出圧に応じてニードル弁
を開閉することができるようになっている。
装置は、前記溶融樹脂感圧部が、ニードル弁の先端側か
ら基端側に向けて漸次拡径して形成された拡径部であ
り、前記弾性部材による付勢が溶融樹脂の射出時に前記
溶融樹脂感圧部が受ける所定の圧力よりも小さいもので
ある。このため、溶融樹脂が射出されると漸次拡径した
拡径部が溶融樹脂圧を受けるのでニードル弁が上方に押
し上げられる。そして、溶融樹脂圧が弱まって拡径部が
受ける溶融樹脂圧を弾性部材による下方への付勢力が上
回ると、ニードル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止す
る。これにより、溶融樹脂の射出圧に応じてニードル弁
を開閉することができるようになっている。
【００１０】さらに、請求項３記載のシャットオフノズ
ル装置は、前記請求項１又は２において、前記ノズル部
材の樹脂溜り部の前記ノズル孔側に前記ニードル弁の先
端側を支持する先端側ガイド部材を有するとともに、前
記ノズル部材の基端側には前記ニードル弁の基端側が摺
動自在に挿入される基端側ガイド部材を有するものであ
る。このような構成を採用することにより、ニードル弁
が基端側ガイド部材と先端側ガイド部材との上下２ヶ所
で支持されるので、ニードル弁の先端部をノズル孔に確
実にガイドすることができ、ノズル孔を確実に閉鎖する
ことができる。また、これによりニードル弁の撓みなど
の防止も期待できる。
ル装置は、前記請求項１又は２において、前記ノズル部
材の樹脂溜り部の前記ノズル孔側に前記ニードル弁の先
端側を支持する先端側ガイド部材を有するとともに、前
記ノズル部材の基端側には前記ニードル弁の基端側が摺
動自在に挿入される基端側ガイド部材を有するものであ
る。このような構成を採用することにより、ニードル弁
が基端側ガイド部材と先端側ガイド部材との上下２ヶ所
で支持されるので、ニードル弁の先端部をノズル孔に確
実にガイドすることができ、ノズル孔を確実に閉鎖する
ことができる。また、これによりニードル弁の撓みなど
の防止も期待できる。
【００１１】
【発明の実施形態】以下、本発明のシャットオフノズル
装置の第１実施例について図１及び図２に基いて詳細に
説明する。図１は、本実施例のシャットオフノズル装置
を示しており、同図において１は射出部２を包含する射
出成形機のシリンダの先端部であり、この先端部１にノ
ズル装置３が取り付けられている。このノズル装置３
は、基端側より、前記射出部２に接続する接続部材４
と、ノズル本体５とを有しており、このノズル本体５に
はヒータ６が巻装されたノズル部材７が設けられてい
る。これら接続部材４及びノズル部材７にはそれぞれ連
通して孔が形成されていて、接続部材４において射出部
２に連通しているとともにノズル部材７において樹脂溜
り部８に連続することにより、溶融樹脂供給路９となっ
ている。また、10はノズル部材７の先端に形成されたノ
ズル孔であり、ノズル部材７内の樹脂溜り部８内には、
このノズル孔10に嵌合可能に僅かに縮径した円柱状の先
端部11Ａを有するニードル弁11が設けられている。ま
た、ノズル部材７の内周面には、図２に示すようにニー
ドル弁11の先端側と摺接して先端側ガイド部材たる３枚
の支持羽根12が形成されており、この３枚の支持羽根12
の先端は、それぞれノズル孔10の外周に位置してその内
側に空間部Ｓを形成し、ニードル弁11がこの空間部Ｓ内
に支持され、さらに、ニードル弁11の基端側は、基端側
ガイド部材たる接続部材４のガイド孔４Ａに貫挿するこ
とにより、ノズル孔10に向けて正確に上下動可能となっ
ている。そして、ニードル弁11の基端は接続部材４の中
間に前述した溶融樹脂供給部９を回避するように形成さ
れた空間部Ｓ２に臨んでいて、この空間部Ｓ２に配置さ
れたスライド板13に固定されている。そして、このスラ
イド板13の両端には弾性部材たる圧縮コイルバネ14が配
置されていて、スライド板13を常時下方（ノズル孔10
側）に付勢している。一方、ニードル弁11の樹脂溜り部
８内の上側には、溶融樹脂感圧部たる漸次拡大した傾斜
面15Ａを有する拡径部材15が取り付けられていて、ここ
を境にニードル弁11自体も拡径している。
装置の第１実施例について図１及び図２に基いて詳細に
説明する。図１は、本実施例のシャットオフノズル装置
を示しており、同図において１は射出部２を包含する射
出成形機のシリンダの先端部であり、この先端部１にノ
ズル装置３が取り付けられている。このノズル装置３
は、基端側より、前記射出部２に接続する接続部材４
と、ノズル本体５とを有しており、このノズル本体５に
はヒータ６が巻装されたノズル部材７が設けられてい
る。これら接続部材４及びノズル部材７にはそれぞれ連
通して孔が形成されていて、接続部材４において射出部
２に連通しているとともにノズル部材７において樹脂溜
り部８に連続することにより、溶融樹脂供給路９となっ
ている。また、10はノズル部材７の先端に形成されたノ
ズル孔であり、ノズル部材７内の樹脂溜り部８内には、
このノズル孔10に嵌合可能に僅かに縮径した円柱状の先
端部11Ａを有するニードル弁11が設けられている。ま
た、ノズル部材７の内周面には、図２に示すようにニー
ドル弁11の先端側と摺接して先端側ガイド部材たる３枚
の支持羽根12が形成されており、この３枚の支持羽根12
の先端は、それぞれノズル孔10の外周に位置してその内
側に空間部Ｓを形成し、ニードル弁11がこの空間部Ｓ内
に支持され、さらに、ニードル弁11の基端側は、基端側
ガイド部材たる接続部材４のガイド孔４Ａに貫挿するこ
とにより、ノズル孔10に向けて正確に上下動可能となっ
ている。そして、ニードル弁11の基端は接続部材４の中
間に前述した溶融樹脂供給部９を回避するように形成さ
れた空間部Ｓ２に臨んでいて、この空間部Ｓ２に配置さ
れたスライド板13に固定されている。そして、このスラ
イド板13の両端には弾性部材たる圧縮コイルバネ14が配
置されていて、スライド板13を常時下方（ノズル孔10
側）に付勢している。一方、ニードル弁11の樹脂溜り部
８内の上側には、溶融樹脂感圧部たる漸次拡大した傾斜
面15Ａを有する拡径部材15が取り付けられていて、ここ
を境にニードル弁11自体も拡径している。
【００１２】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、初期段階においては、ニードル弁11は図１に
示すように圧縮コイルバネ14の付勢力により下方に押圧
されていてノズル孔10は閉鎖されている。そして、原料
樹脂をシリンダ内で図示しないスクリュウ及びヒータの
加熱によって溶融可塑化し、シリンダの先端部１の射出
部２から溶融樹脂Ｒとして射出する。この溶融樹脂Ｒ
は、溶融樹脂供給路９から樹脂溜り部８に流入するが、
このとき、溶融樹脂Ｒの圧力が拡径部材15の傾斜面15Ａ
に及ぶことにより、ニードル弁11を押し上げる方向の合
力として作用する。したがって、圧縮コイルバネ14とし
てこの溶融樹脂Ｒの圧力より弾性力が小さいものを選択
すれば溶融樹脂Ｒの樹脂溜り部８への流入に伴いニード
ル弁11が上方に押し上げられ（図中の実線の矢印）、ノ
ズル孔10が開成して溶融樹脂が吐出され、図示しない金
型装置のキャビティ内に射出される。そして、射出工程
に続く保圧工程の終了の直前に溶融樹脂Ｒの供給を停止
する。そうすると樹脂圧が弱まり、圧縮コイルバネ14の
弾性力を下回るようになるとニードル弁11が下降する
が、このときニードル弁11の基端側は基端側ガイド部材
たる接続部材４のガイド孔４Ａに支持されているととも
に、先端側は支持羽根12に支持されており、該支持羽根
12はノズル孔10の外周縁に沿って配置されているので、
ニードル弁11の先端部11Ａはノズル孔10に正確に導かれ
て嵌合する。これによりノズル孔10が閉鎖されシャット
オフの状態となって溶融樹脂Ｒの流れを断つ（図中の一
点鎖線の矢印）。そして、離型工程が終了したら、次の
射出成形に向けて前記樹脂したノズル孔10の開閉の動作
を繰り返えせばよい。
る。まず、初期段階においては、ニードル弁11は図１に
示すように圧縮コイルバネ14の付勢力により下方に押圧
されていてノズル孔10は閉鎖されている。そして、原料
樹脂をシリンダ内で図示しないスクリュウ及びヒータの
加熱によって溶融可塑化し、シリンダの先端部１の射出
部２から溶融樹脂Ｒとして射出する。この溶融樹脂Ｒ
は、溶融樹脂供給路９から樹脂溜り部８に流入するが、
このとき、溶融樹脂Ｒの圧力が拡径部材15の傾斜面15Ａ
に及ぶことにより、ニードル弁11を押し上げる方向の合
力として作用する。したがって、圧縮コイルバネ14とし
てこの溶融樹脂Ｒの圧力より弾性力が小さいものを選択
すれば溶融樹脂Ｒの樹脂溜り部８への流入に伴いニード
ル弁11が上方に押し上げられ（図中の実線の矢印）、ノ
ズル孔10が開成して溶融樹脂が吐出され、図示しない金
型装置のキャビティ内に射出される。そして、射出工程
に続く保圧工程の終了の直前に溶融樹脂Ｒの供給を停止
する。そうすると樹脂圧が弱まり、圧縮コイルバネ14の
弾性力を下回るようになるとニードル弁11が下降する
が、このときニードル弁11の基端側は基端側ガイド部材
たる接続部材４のガイド孔４Ａに支持されているととも
に、先端側は支持羽根12に支持されており、該支持羽根
12はノズル孔10の外周縁に沿って配置されているので、
ニードル弁11の先端部11Ａはノズル孔10に正確に導かれ
て嵌合する。これによりノズル孔10が閉鎖されシャット
オフの状態となって溶融樹脂Ｒの流れを断つ（図中の一
点鎖線の矢印）。そして、離型工程が終了したら、次の
射出成形に向けて前記樹脂したノズル孔10の開閉の動作
を繰り返えせばよい。
【００１３】以上詳述したとおり、本実施例の射出成形
機のシャットオフノズル装置は、射出成形機のシリンダ
先端部１に設けられるノズル部材７のノズル孔10を前記
ノズル部材７内を上下動可能に設けられたニードル弁11
によって開閉する装置であって、前記ニードル弁11の先
端部11Ａが前記ノズル孔10に嵌合可能となっていて、該
ニードル弁11が弾性部材たる圧縮コイルバネ14により下
方に付勢されているとともに、溶融樹脂感圧部たる拡径
部材15を形成することにより、溶融樹脂Ｒの圧により上
方に押圧されるものであるので、溶融樹脂Ｒが射出され
るとその射出圧が拡径部材15の傾斜面15Ａにおいて感圧
されてニードル弁11を上方に押し上げることによりノズ
ル孔10が開成されて溶融樹脂Ｒが吐出される。そして、
溶融樹脂Ｒを所定量射出して射出成形機からの樹脂の供
給が停止し、溶融樹脂圧が弱まって圧縮コイルバネ14に
よる下方への付勢力が上回ると、ニードル弁11が下降し
て溶融樹脂Ｒの吐出を停止する。このときニードル弁11
の先端部がノズル孔10に嵌合するので、ノズル孔10から
の樹脂等のもれをほぼ完全に防止することができる。特
にニードル弁11の先端側から基端側に向けて漸次拡径し
た拡径部材15を溶融樹脂Ｒの感圧部として、圧縮コイル
バネ14による付勢力を溶融樹脂Ｒの射出時に拡径部材15
の傾斜面15Ａが受ける圧力における所定のレベルよりも
よりも小さいものとすることにより、溶融樹脂Ｒが射出
され拡径部材15の傾斜面15Ａが受ける溶融樹脂Ｒの圧力
が所定のレベルを超えると、圧縮コイルバネ14の付勢力
に抗してニードル弁11が上方に押し上げられる。そし
て、溶融樹脂Ｒの圧力が弱まって傾斜面15Ａが受ける上
方へ押し上げる圧力が圧縮コイルバネ14による下方への
付勢力を下回ると、ニードル弁11が下降してノズル孔10
に嵌合して溶融樹脂Ｒの吐出を停止する。これにより、
溶融樹脂Ｒの射出圧に応じてニードル弁11を開閉するこ
とができるようになっている。しかも本実施例において
は、ノズル部材７の樹脂溜り部８のノズル孔10側にニー
ドル弁11の先端側を支持する先端側ガイド部材たる支持
羽根12を有するとともに、基端側ガイド部材としての接
続部材４のガイド孔４Ａにニードル弁11の基端側が摺動
自在に貫挿しているので、ニードル弁11が支持羽根12と
接続部材４のガイド孔４Ａとの上下２ヶ所で支持される
ので、ニードル弁11の先端部11Ａをノズル孔10に確実に
ガイドすることができ、ノズル孔10を確実に閉鎖するこ
とができる。また、これによりニードル弁11の撓みなど
の防止も期待できる。
機のシャットオフノズル装置は、射出成形機のシリンダ
先端部１に設けられるノズル部材７のノズル孔10を前記
ノズル部材７内を上下動可能に設けられたニードル弁11
によって開閉する装置であって、前記ニードル弁11の先
端部11Ａが前記ノズル孔10に嵌合可能となっていて、該
ニードル弁11が弾性部材たる圧縮コイルバネ14により下
方に付勢されているとともに、溶融樹脂感圧部たる拡径
部材15を形成することにより、溶融樹脂Ｒの圧により上
方に押圧されるものであるので、溶融樹脂Ｒが射出され
るとその射出圧が拡径部材15の傾斜面15Ａにおいて感圧
されてニードル弁11を上方に押し上げることによりノズ
ル孔10が開成されて溶融樹脂Ｒが吐出される。そして、
溶融樹脂Ｒを所定量射出して射出成形機からの樹脂の供
給が停止し、溶融樹脂圧が弱まって圧縮コイルバネ14に
よる下方への付勢力が上回ると、ニードル弁11が下降し
て溶融樹脂Ｒの吐出を停止する。このときニードル弁11
の先端部がノズル孔10に嵌合するので、ノズル孔10から
の樹脂等のもれをほぼ完全に防止することができる。特
にニードル弁11の先端側から基端側に向けて漸次拡径し
た拡径部材15を溶融樹脂Ｒの感圧部として、圧縮コイル
バネ14による付勢力を溶融樹脂Ｒの射出時に拡径部材15
の傾斜面15Ａが受ける圧力における所定のレベルよりも
よりも小さいものとすることにより、溶融樹脂Ｒが射出
され拡径部材15の傾斜面15Ａが受ける溶融樹脂Ｒの圧力
が所定のレベルを超えると、圧縮コイルバネ14の付勢力
に抗してニードル弁11が上方に押し上げられる。そし
て、溶融樹脂Ｒの圧力が弱まって傾斜面15Ａが受ける上
方へ押し上げる圧力が圧縮コイルバネ14による下方への
付勢力を下回ると、ニードル弁11が下降してノズル孔10
に嵌合して溶融樹脂Ｒの吐出を停止する。これにより、
溶融樹脂Ｒの射出圧に応じてニードル弁11を開閉するこ
とができるようになっている。しかも本実施例において
は、ノズル部材７の樹脂溜り部８のノズル孔10側にニー
ドル弁11の先端側を支持する先端側ガイド部材たる支持
羽根12を有するとともに、基端側ガイド部材としての接
続部材４のガイド孔４Ａにニードル弁11の基端側が摺動
自在に貫挿しているので、ニードル弁11が支持羽根12と
接続部材４のガイド孔４Ａとの上下２ヶ所で支持される
ので、ニードル弁11の先端部11Ａをノズル孔10に確実に
ガイドすることができ、ノズル孔10を確実に閉鎖するこ
とができる。また、これによりニードル弁11の撓みなど
の防止も期待できる。
【００１４】次に本発明の第２実施例について図３に基
づいて詳細に説明する。第２実施例のシャットオフノズ
ル装置は、ニードル弁11、ノズル孔10及び支持羽根12の
形状が異なる以外は、前述した第１実施例と同じ構成を
有するので、同一の構成には同一の符号を付しその詳細
な説明を省略する。本実施例においては、ニードル弁11
の径Ａは、ノズル孔10の径Ｂよりも僅かに大きく形成さ
れており、その先端部11Ａは面取り状のテーパー面21と
平坦部22とにより構成されている。一方、これに対応し
てノズル孔10の開口端部は、テーパー面21と同じ角度の
テーパー面23によりニードル弁11の径Ａとほぼ同じ大き
さにまで拡径して開口部24となっている。そして、支持
羽根12はニードル弁11の本体部11Ｂをノズル孔10に向か
ってガイドするように形成されている。このような構成
を採用することにより、ニードル弁11が下降して先端部
11Ａと開口部24とが嵌合すると、先端部11Ａのテーパー
面21とノズル孔10のテーパー面23とがピッタリと重なる
ことにより、ノズル孔10をシャットアウトして溶融樹脂
Ｒなどの漏出を防止することができる。このようにノズ
ル孔10とニードル弁11の先端部11Ａの嵌合は、種々の態
様とすることができる。
づいて詳細に説明する。第２実施例のシャットオフノズ
ル装置は、ニードル弁11、ノズル孔10及び支持羽根12の
形状が異なる以外は、前述した第１実施例と同じ構成を
有するので、同一の構成には同一の符号を付しその詳細
な説明を省略する。本実施例においては、ニードル弁11
の径Ａは、ノズル孔10の径Ｂよりも僅かに大きく形成さ
れており、その先端部11Ａは面取り状のテーパー面21と
平坦部22とにより構成されている。一方、これに対応し
てノズル孔10の開口端部は、テーパー面21と同じ角度の
テーパー面23によりニードル弁11の径Ａとほぼ同じ大き
さにまで拡径して開口部24となっている。そして、支持
羽根12はニードル弁11の本体部11Ｂをノズル孔10に向か
ってガイドするように形成されている。このような構成
を採用することにより、ニードル弁11が下降して先端部
11Ａと開口部24とが嵌合すると、先端部11Ａのテーパー
面21とノズル孔10のテーパー面23とがピッタリと重なる
ことにより、ノズル孔10をシャットアウトして溶融樹脂
Ｒなどの漏出を防止することができる。このようにノズ
ル孔10とニードル弁11の先端部11Ａの嵌合は、種々の態
様とすることができる。
【００１５】以上本発明のシャットオフノズル装置につ
いて添付図面を参照して説明してきたが、本発明はこれ
に限定されず本発明の思想を逸脱しない範囲で適宜変更
可能である。例えば、前記第１実施例においては、先端
側ガイド部材として３枚の支持羽根12を形成している
が、２枚あるいは４枚以上であってもよく、また、溶融
樹脂Ｒの流れを阻害しなければ他の態様としてもよい。
さらに、ニードル弁11をノズル孔10に向けて正確にガイ
ドすることができれば、先端側ガイド部材は設けなくて
も良い。さらにまた、前記各実施例においては、圧縮コ
イルバネ14によりニードル弁11を上下動させているが、
他の弾性部材を用いても良い。上述したような本実施例
のシャットオフノズル装置は、射出成形機に広く適用可
能であり、ノズル孔10とニードル弁11の先端部11Ａとが
しっかりと嵌合することによりシャットオフするもので
あるので、例えば、ガスアシスト成形機においては、溶
融樹脂の漏出のみならずガスの漏出防止にも効果があ
る。なお、圧縮コイルバネ14は射出成形する樹脂の種類
等に基づいて予め溶融樹脂圧を測定しておき、所望のタ
イミングで開閉するようにそのバネ弾性を設定すればよ
い。
いて添付図面を参照して説明してきたが、本発明はこれ
に限定されず本発明の思想を逸脱しない範囲で適宜変更
可能である。例えば、前記第１実施例においては、先端
側ガイド部材として３枚の支持羽根12を形成している
が、２枚あるいは４枚以上であってもよく、また、溶融
樹脂Ｒの流れを阻害しなければ他の態様としてもよい。
さらに、ニードル弁11をノズル孔10に向けて正確にガイ
ドすることができれば、先端側ガイド部材は設けなくて
も良い。さらにまた、前記各実施例においては、圧縮コ
イルバネ14によりニードル弁11を上下動させているが、
他の弾性部材を用いても良い。上述したような本実施例
のシャットオフノズル装置は、射出成形機に広く適用可
能であり、ノズル孔10とニードル弁11の先端部11Ａとが
しっかりと嵌合することによりシャットオフするもので
あるので、例えば、ガスアシスト成形機においては、溶
融樹脂の漏出のみならずガスの漏出防止にも効果があ
る。なお、圧縮コイルバネ14は射出成形する樹脂の種類
等に基づいて予め溶融樹脂圧を測定しておき、所望のタ
イミングで開閉するようにそのバネ弾性を設定すればよ
い。
【００１６】
【発明の効果】本発明の請求項１記載のシャットオフノ
ズル装置は、射出成形機のシリンダ先端部に設けられる
ノズル部材のノズル孔を前記ノズル部材内を上下動可能
に設けられたニードル弁によって開閉する装置であっ
て、前記ニードル弁の先端部が前記ノズル孔に嵌合可能
となっていて、該ニードル弁が弾性部材により下方に付
勢されているとともに、溶融樹脂感圧部を形成すること
により溶融樹脂圧により上方に押圧されるものであるの
で、溶融樹脂が射出されると、ノズル孔が開成されて溶
融樹脂が吐出される一方、溶融樹脂を所定量射出して射
出成形機からの樹脂の供給が停止し、溶融樹脂圧が弱ま
って弾性部材による下方への付勢力が上回ると、ニード
ル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止する。このときニ
ードル弁の先端部がノズル孔に嵌合するので、ノズル孔
からの樹脂等のもれをほぼ完全に防止することができ
る。
ズル装置は、射出成形機のシリンダ先端部に設けられる
ノズル部材のノズル孔を前記ノズル部材内を上下動可能
に設けられたニードル弁によって開閉する装置であっ
て、前記ニードル弁の先端部が前記ノズル孔に嵌合可能
となっていて、該ニードル弁が弾性部材により下方に付
勢されているとともに、溶融樹脂感圧部を形成すること
により溶融樹脂圧により上方に押圧されるものであるの
で、溶融樹脂が射出されると、ノズル孔が開成されて溶
融樹脂が吐出される一方、溶融樹脂を所定量射出して射
出成形機からの樹脂の供給が停止し、溶融樹脂圧が弱ま
って弾性部材による下方への付勢力が上回ると、ニード
ル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止する。このときニ
ードル弁の先端部がノズル孔に嵌合するので、ノズル孔
からの樹脂等のもれをほぼ完全に防止することができ
る。
【００１７】また、請求項２記載のシャットオフノズル
装置は、前記溶融樹脂感圧部が、ニードル弁の先端側か
ら基端側に向けて漸次拡径して形成された拡径部であ
り、前記弾性部材による付勢が溶融樹脂の射出時に前記
溶融樹脂感圧部が受ける所定の圧力よりも小さいもので
あるので、溶融樹脂が射出されると漸次拡径した拡径部
が溶融樹脂圧を受けるのでニードル弁が上方に押し上げ
られる一方、溶融樹脂圧が弱まって拡径部が受ける溶融
樹脂圧を弾性部材による下方への付勢力が上回ると、ニ
ードル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止する。これに
より、溶融樹脂の射出圧に応じてニードル弁を開閉する
ことができるようになっている。
装置は、前記溶融樹脂感圧部が、ニードル弁の先端側か
ら基端側に向けて漸次拡径して形成された拡径部であ
り、前記弾性部材による付勢が溶融樹脂の射出時に前記
溶融樹脂感圧部が受ける所定の圧力よりも小さいもので
あるので、溶融樹脂が射出されると漸次拡径した拡径部
が溶融樹脂圧を受けるのでニードル弁が上方に押し上げ
られる一方、溶融樹脂圧が弱まって拡径部が受ける溶融
樹脂圧を弾性部材による下方への付勢力が上回ると、ニ
ードル弁が下降して溶融樹脂の吐出を停止する。これに
より、溶融樹脂の射出圧に応じてニードル弁を開閉する
ことができるようになっている。
【００１８】さらに、請求項３記載のシャットオフノズ
ル装置は、前記請求項１又は２において、前記ノズル部
材の樹脂溜り部の前記ノズル孔側に前記ニードル弁の先
端側を支持する先端側ガイド部材を有するとともに、前
記ノズル部材の基端側には前記ニードル弁の基端側が摺
動自在に挿入される基端側ガイド部材を有するものであ
るので、ニードル弁が基端側ガイド部材と先端側ガイド
部材との上下２ヶ所で支持されるので、ニードル弁の先
端部をノズル孔に確実にガイドすることができ、ノズル
孔を確実に閉鎖することができる。また、これによりニ
ードル弁の撓みなどの防止も期待できる。
ル装置は、前記請求項１又は２において、前記ノズル部
材の樹脂溜り部の前記ノズル孔側に前記ニードル弁の先
端側を支持する先端側ガイド部材を有するとともに、前
記ノズル部材の基端側には前記ニードル弁の基端側が摺
動自在に挿入される基端側ガイド部材を有するものであ
るので、ニードル弁が基端側ガイド部材と先端側ガイド
部材との上下２ヶ所で支持されるので、ニードル弁の先
端部をノズル孔に確実にガイドすることができ、ノズル
孔を確実に閉鎖することができる。また、これによりニ
ードル弁の撓みなどの防止も期待できる。
【図１】本発明の第１実施例によるシャットオフノズル
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明の第２実施例によるシャットオフノズル
装置を示す部分拡大断面図である。
装置を示す部分拡大断面図である。
１ シリンダの先端部 ２ 射出部 ３ ノズル装置 ４ 接続部材（基端側ガイド部材） ７ ノズル部材 ８ 樹脂溜り部 10 ノズル孔 11 ニードル弁 11Ａ 先端部 12 支持羽根（先端側ガイド部材） 14 圧縮コイルバネ（弾性部材） 15 拡径部材（溶融樹脂感圧部）
Claims (3)
- 【請求項１】 射出成形機のシリンダ先端部に設けられ
るノズル部材のノズル孔を前記ノズル部材内を上下動可
能に設けられたニードル弁によって開閉する装置であっ
て、前記ニードル弁の先端部が前記ノズル孔に嵌合可能
となっていて、該ニードル弁が弾性部材により下方に付
勢されているとともに、溶融樹脂感圧部を形成すること
により溶融樹脂圧により上方に押圧されることを特徴と
する射出成形機のシャットオフノズル装置。 - 【請求項２】 前記溶融樹脂感圧部が、ニードル弁の先
端側から基端側に向けて漸次拡径して形成された拡径部
であり、前記弾性部材による付勢が溶融樹脂の射出時に
前記溶融樹脂感圧部が受ける所定の圧力よりも小さいこ
とを特徴とする請求項１記載の射出成形機のシャットオ
フノズル装置。 - 【請求項３】 前記ノズル部材の樹脂溜り部の前記ノズ
ル孔側に前記ニードル弁の先端側を支持する先端側ガイ
ド部材を有するとともに、前記ノズル部材の基端側には
前記ニードル弁の基端側が摺動自在に挿入される基端側
ガイド部材を有することを特徴とする請求項１又は２記
載の射出成形機のシャットオフノズル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001184045A JP2002370256A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 射出成形機のシャットオフノズル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001184045A JP2002370256A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 射出成形機のシャットオフノズル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002370256A true JP2002370256A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19023881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001184045A Withdrawn JP2002370256A (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 射出成形機のシャットオフノズル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002370256A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180082067A (ko) * | 2017-01-10 | 2018-07-18 | 김관표 | 사출성형기용 밸브장치 |
| CN112622192A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-04-09 | 河北祥义模具科技股份有限公司 | 阀针进胶装置 |
| DE102022106856A1 (de) | 2021-03-25 | 2022-09-29 | The Japan Steel Works, Ltd. | Absperrdüse mit Nadelventil, Einspritzvorrichtung und Spritzgießmaschine |
-
2001
- 2001-06-18 JP JP2001184045A patent/JP2002370256A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180082067A (ko) * | 2017-01-10 | 2018-07-18 | 김관표 | 사출성형기용 밸브장치 |
| KR101907474B1 (ko) * | 2017-01-10 | 2018-12-05 | 김관표 | 사출성형기용 밸브장치 |
| CN112622192A (zh) * | 2021-01-12 | 2021-04-09 | 河北祥义模具科技股份有限公司 | 阀针进胶装置 |
| DE102022106856A1 (de) | 2021-03-25 | 2022-09-29 | The Japan Steel Works, Ltd. | Absperrdüse mit Nadelventil, Einspritzvorrichtung und Spritzgießmaschine |
| US11911941B2 (en) | 2021-03-25 | 2024-02-27 | The Japan Steel Works, Ltd. | Shut-off nozzle with needle valve, injection device and injection molding machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080902 |