JP2002365811A - フォトレジスト塗布基板の露光方法及び装置 - Google Patents

フォトレジスト塗布基板の露光方法及び装置

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JP2002365811A
JP2002365811A JP2001173472A JP2001173472A JP2002365811A JP 2002365811 A JP2002365811 A JP 2002365811A JP 2001173472 A JP2001173472 A JP 2001173472A JP 2001173472 A JP2001173472 A JP 2001173472A JP 2002365811 A JP2002365811 A JP 2002365811A
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photoresist
laser beam
laser beams
coated substrate
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JP2001173472A
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Yukihiro Uehara
幸大 植原
Seiki Mori
誠樹 森
Takanori Tawara
隆則 田原
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Mitsubishi Corp
Toray Engineering Co Ltd
Applied Photonics Inc
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Mitsubishi Corp
Toray Engineering Co Ltd
Applied Photonics Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度にレーザビームを走査できる範囲を広
げ、基板1枚当りの処理時間を短縮しながら、基板全面
に同じ品質の識別コードを露光可能にするフォトレジス
ト塗布基板の露光方法及び装置を提供する。 【解決手段】 フォトレジストが塗布された基板50を
移動させながら該基板上のフォトレジストにレーザビー
ムを当てて識別コードを感光させる露光方法において、
パルス出力した1本のレーザビーム10を列状に並ぶ複
数本のレーザビーム16,・・・,16に分離し、これ
ら複数本のレーザビーム16,・・・,16をそれぞれ
個別に投光又は遮光に選択的に切り換えて基板50上の
フォトレジストに識別コードを感光させる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォトレジスト塗布
基板の露光方法及び装置に関し、さらに詳しくは、液晶
製造工程などでプロセス毎の履歴管理や品質管理などに
使用する複数の識別コードをフォトレジスト塗布基板に
感光させる作業を効率よく行う露光方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶パネルの製造工程では、ガラ
ス基板に所定のフォトレジストを塗布すると、そのフォ
トレジスト塗布基板に対してパターン露光装置により回
路パターンを露光し、識別露光装置により基板識別コー
ドやパネル識別コード等を露光し、周辺露光装置により
基板周辺部分の不要レジスト部分を露光する各処理を行
ったのち、最後に現像装置により現像を行う。このよう
に各露光処理と現像処理が済んだガラス基板は、その1
枚から複数枚に分割されることにより液晶パネルが製作
される。
【0003】図6は、上記のように露光と現像との所定
の処理が済んだガラス基板50を例示したものである。
【0004】ガラス基板50には、基板を識別するため
の基板識別コード50aがマーキングされていて、この
基板識別コード50aにより、プロセス毎および製造ラ
イン全体の歩留まりを向上させる履歴管理や品質管理等
がなされている。また、1枚のガラス基板50を複数枚
の液晶パネル51に分割する場合には、分割後も個々の
液晶パネル51が識別できるように、各液晶パネル51
に配列番号等を付したパネル識別コード51aがマーキ
ングされている。また、ガラス基板50を複数のパネル
51に分割処理する前に、分割後でも管理可能にするた
め分断位置情報等を付した分断基板識別コード50bが
マーキングされている。
【0005】なお、ここに例示した基板識別コード50
a、分断基板識別コード50b、パネル識別コード51
aなどのマーキングは、あくまでも一例であり、これら
のマーキングは液晶パネル製造メーカ毎に呼び名や数量
等が異なることはいうまでもない。
【0006】従来、このような基板識別コード50a、
分断基板識別コード50b、パネル識別コード51a等
の識別コードを露光するときは、露光ユニットは固定状
態にし、ガラス基板を保持する基板保持ステージ側をN
C制御によって移動させ、ガラス基板上の所定位置に識
別コードを露光するようにしていた。そのため、複数の
識別コードを露光する場合には、基板保持ステージの移
動と露光ユニットの露光動作とを複数回繰り返す必要が
あった。或いは、所定の位置に基板保持ステージを移動
させた後、その基板保持ステージを静止状態にし、露光
ユニットのレーザビームを走査させながら照射すること
により、複数の識別コードを露光させる場合もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型のガラス
基板を分割して多数の小型液晶パネルを製造する場合に
は、分断基板識別コード50bやパネル識別コード51
aの数が非常に多くなるため、上記従来のマーキング方
法ではガラス基板1枚当りの処理時間が長くなるという
問題があった。その理由は、識別コードを1つずつ露光
するステップ露光方式や、ガルバノスキャナーを使用す
るマーキング方式では、識別コードの数が増えれば露光
動作回数も増えるためである。
【0008】また、レーザビームを走査させる方式で
は、一度に走査できる範囲を広くするほど、中心部と周
辺部とのビーム形状が変化しやすくなるため、走査範囲
すべてのビーム形状を同じ形状に調整することが困難に
なるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、一度にレーザビームを走
査できる範囲を拡大し、基板1枚当りの処理時間を短縮
しながら、基板全面に同じ品質の識別コードを露光可能
にするフォトレジスト塗布基板の露光方法及び装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のフォトレジスト塗布基板の露光方法は、フォトレジ
ストが塗布された基板を移動させながら該基板上のフォ
トレジストにレーザビームを当てて識別コードを感光さ
せる露光方法において、パルス出力した1本のレーザビ
ームを列状に並ぶ複数本のレーザビームに分離し、これ
ら複数本のレーザビームをそれぞれ個別に投光又は遮光
に選択的に切り換えて前記基板上のフォトレジストに識
別コードを感光させることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のフォトレジスト塗布基板の
露光装置は、1本のレーザビームをパルス出力するビー
ム発光手段と、該1本のレーザビームを列状に並ぶ複数
本のレーザビームに分離するビーム分離手段と、該複数
本のレーザビームをそれぞれ個別に投光又は遮光に選択
的に切り換えるビーム切換手段とを少なくとも備える露
光ユニットと、該露光ユニットから投光するレーザビー
ムにより感光させるフォトレジスト塗布基板を保持する
と共に、該フォトレジスト塗布基板を少なくとも直交座
標のX軸方向とY軸方向とに独立に移動させる機構を備
えた基板保持ステージとからなることを特徴とするもの
である。
【0012】上記のようにパルス出力させた1本のレー
ザビームを列状に並ぶ複数本のレーザビームに分離し、
これら複数本のレーザビームをそれぞれ個別に投光又は
遮光に選択的に切り換えて基板上のフォトレジストを感
光させるようにしたので、基板に多数の識別コードを露
光する場合であっても、同じ品質の識別コードを高速に
効率よく処理することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施形態
を参照して、具体的に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施形態からなるフォト
レジスト塗布基板の露光装置を例示したものである。
【0015】図1において、1は露光ユニット、2は基
板保持ステージである。基板保持ステージ2の上にはフ
ォトレジスト塗布基板50が載置されている。フォトレ
ジスト塗布基板50は、基板のワーク表面にフォトレジ
スト、つまり感光樹脂が塗布された構成からなる。
【0016】上記フォトレジスト塗布基板50は、不図
示の移載ロボットやコンベアなどの搬送出機構に搬送さ
れて基板保持ステージ2の上に載置される。基板保持ス
テージ2には、直交座標のX軸方向とY軸方向とに独立
に移動できる機構と回転機構(いずも図示せず)とが備
えられ、さらにフォトレジスト塗布基板50を上下動さ
せる基板支持ピン(図示せず)が取り付けられている。
【0017】フォトレジスト塗布基板50が基板保持ス
テージ2の上に移送されると、まず基板支持ピンが下げ
られてフォトレジスト塗布基板50を基板保持ステージ
2上に降ろし、その基板保持ステージ2上に設けられた
孔や溝に負圧を作用させて、フォトレジスト塗布基板5
0を吸着保持するようにする。フォトレジスト塗布基板
50が基板保持ステージ2上に最初に置かれる位置は常
に一定ではないため、予め登録された基準位置からどれ
くらいずれているかが測定される。位置の測定は変位セ
ンサやCCDカメラと画像処理による変位測定方法が一
般的であるが、フォトレジスト塗布基板50を基板保持
ステージ2に保持させる前に基準となる場所に横から押
さえ込んで、位置合わせする方法をとるようにしてもよ
い。
【0018】上記のようにフォトレジスト塗布基板50
を吸着保持した基板保持ステージ2は、NC制御によ
り、上記位置測定で求めたデータをもとに識別コードの
露光開始位置へ移動させられる。
【0019】他方、露光ユニット1では、レーザ光源
(図示せず)からパルス出力した1本のレーザビーム1
0を、ビームスプリッター21でレーザビーム11と1
2とに分岐させ、さらにレーザビーム11をプリズム2
2により偏向させて、レーザビーム12と平行なレーザ
ビーム13にする。ビームスプリッター21は、必要に
より、レーザビーム10の発射側に順に一定間隔で複数
個を配置するようにしてもよい。ここでビームスプリッ
タ21は、光線を分岐するための手段であればよいの
で、ハーフミラーなどの他の部材を使用するようにして
もよい。
【0020】互いに平行なレーザビーム12と13と
は、それぞれ拡散レンズ23,23を通過し、集光レン
ズ24,24でほぼ平行なレーザビーム15,15にな
る。平行光にされたレーザビーム15,15は、それぞ
れ多数の矩形透孔25a,・・・,25aを列状に並べ
た分岐フィルター25,25に照射される。
【0021】上記分岐フィルター25は、レーザビーム
15を複数個の列状に並んだ透孔25a,・・・,25
aに透過させて、それぞれ矩形断面に成形された複数本
のレーザビーム16,・・・,16に分岐した状態にす
る。このように列状に平行に並んだ複数本のレーザビー
ム16,・・・,16は、それぞれのビーム毎に設けら
た反射ミラー31,・・・,31により個別に反射さ
せ、その反射したレーザビームを透過フィルター26に
指向させる。
【0022】上記反射ミラー31と透過フィルター26
とは、複数本のレーザビーム16,・・・,16をそれ
ぞれ個別に投光又は遮光に選択的に切り換えるビーム切
換手段を構成している。
【0023】すなわち、複数の反射ミラー31,・・
・,31は、それぞれ個別に、不図示の制御部からの指
令により二つの傾斜角度に位置に交互に変化し、レーザ
ビーム16をレーザービーム17の反射光にするか又は
レーザービーム17aの反射光にする。他方、透過フィ
ルター26は、複数の透孔26a,・・・,26aを列
状に並べるように構成されている。レーザビーム16が
反射ミラー31によりレーザービーム17aの反射光に
なると、そのレーザービーム17aは透過フィルター2
6の透孔26aを通過して投光する。しかし、レーザー
ビーム17の反射光になった場合には、透過フィルター
26の非孔部分に投射して遮光される。
【0024】図2(a) 〜(e) は、それぞれレーザビーム
を個別に投光又は遮光に選択的に切り換える複数のビー
ム切換手段を例示したものである。
【0025】図2(a) に示すビーム切換手段では、反射
ミラー31の一端が固定位置の枢支軸32に揺動可能に
枢支され、揺動他端側が枢支軸33によりシリンダー4
1の一端に連結されている。そのシリンダー41の他端
は、固定位置の枢支軸42に回動可能に枢支されてい
る。したがって、シリンダー41が伸縮作動すると、反
射ミラー31が枢支軸32を中心に揺動して、傾斜角度
を変化させる。
【0026】したがって、シリンダー41が収縮し、反
射ミラー31が、図2(a) の左図のように傾斜すると、
レーザビーム16が反射ミラー31で反射したレーザビ
ーム17は、透過フィルター26の非透孔部に当たって
遮光される。反対に、シリンダー41が伸長し、反射ミ
ラー31が、図2(a) の右図のように傾斜すると、レー
ザビーム16が反射ミラー31で反射したレーザビーム
17aは透過フィルター26の透孔26aを通り抜け
て、投光する。
【0027】上記のように分岐フィルター25により列
状に並ぶ複数本に分岐されたレーザビーム16,・・
・,16のうち、一部のレーザビームは、透過フィルタ
ー26の透孔26aを透過してレーザビーム18にな
り、さらに集光レンズ27によりレーザビーム19とし
て集光されてフォトレジスト塗布基板50を照射し、ま
た残りのレーザビームは、透過フィルター26で遮光さ
れてフォトレジスト塗布基板50に達しない。このよう
に複数本のレーザビーム16,・・・,16が、それぞ
れ投光と遮光との組合せになってフォトレジスト塗布基
板50を露光することにより、所定の識別コード51a
をマーキングする。
【0028】上記識別コードのマーキングは、予め識別
コード毎に設定された信号を入力する制御部から、反射
ミラー31のシリンダー41に駆動信号を指令し、かつ
基板保持ステージ2に対して、直交座標のX軸方向およ
び/またはY軸方向に一定の速度で移動指令することに
より、フォトレジスト塗布基板50上の所定の場所に一
組のレーザビーム19を連続的に照射することでマーキ
ングされる。
【0029】図2(a) の実施形態では、レーザビームの
投光と遮光を選択的に切り換えるビーム切換手段を、反
射ミラーと透過フィルターとから構成したが、これに限
定されるものではなく、例えば、図2(b) 〜(e) に示す
ような別の態様にすることも出来る。
【0030】図2(b) の実施形態は、反射ミラー43を
ピエゾ素子を用いた部材44によって角度変化させるよ
うにしたものである。図2(b) の左図では、ピエゾ素子
を用いた部材44が反射ミラー43を上方へ角度変化さ
せ、レーザビーム16が反射したレーザビーム17を透
過フィルター26の非透孔部で遮光し、また図2(b)の
右図のように反射ミラー43を角度変化させたときは、
反射したレーザビーム17aを透過フィルター26の透
孔26aを通過させ、投光させるようにしている。
【0031】図2(c) の実施形態では、レーザ光源を基
板保持ステージ2の上方部に配置し、いったん反射ミラ
ー45でレーザビーム16を反射させて方向転換したの
ち、図2(a) の場合と同様の手段で投光と遮光に任意に
切り換えるようにしたものである。
【0032】図2(d) の実施形態は、反射ミラー47の
角度を固定にし、その反射ミラー47の前方に音響光学
素子46を設け、この音響光学素子46によりレーザー
ビーム16の反射ミラー47に対する入射角を変化させ
て、透過フィルター26に対する投光と遮光の切り換え
を調節するようにしたものである。
【0033】また、図2(e) の実施形態は、反射ミラー
を用いずに音響光学素子46だけでレーザービームの投
光と遮光の切り換えを行うようにしたものである。
【0034】以下、本発明を更に具体的にした実施例と
して、レーザ光源としてYAGレーザの第3高調波を使
用する例を説明する。
【0035】このレーザ光源からは、波長λ=355n
m付近のレーザビームが照射可能である。フォトレジス
トには、この波長で感光するものを選択し、そのフォト
レジストの感光エネルギー以上のエネルギーを与えるこ
とにより、フォトレジスト塗布基板50に塗布したフォ
トレジストを感光する。
【0036】レーザ光源から発光したレーザビーム10
は高速であり、図3に示すように発光Aと消光Bがパル
ス的に繰り返すようになっている。また、常時発光や常
時消光にすることも容易に行うことができる。
【0037】このレーザビームのパルス周波数fを f
=10kHzに設定し、図4に示すように、集光レンズ
で集光されたレーザビーム19のワーク面(フォトレジ
スト)での幅Wを W=0. 050mm、隣り合ったビ
ーム同士の間隔pを p=0. 050mmとし、ビーム
の厚さ方向に基板保持ステージ2を 速度v=500m
m/秒で移動させるようにする。
【0038】この場合、レーザが1パルスする間にステ
ージ2を移動する距離Dは、 D=v/f で表され、D=500/10000=0.05(mm)
となる。
【0039】また、1パルス内のON時間であるデュー
ティ比rを r=A/(A+B) と定義し、r=10%に設定とすると、1パルス当たり
のレーザ照射時間taは ta=r/f となり、ta=5nsになる。
【0040】レーザビーム19のワーク面での長さd=
0.045mmとすると、実際の照射長さLは L=d+v・ta L=d+v・r/f となり、L=0.050mmとなり、□50μmのドッ
ト状に露光できることになる。
【0041】これを繰り返し行うことにより、図5(a)
のような、露光部分61と未露光部分62からなるドッ
ト状の描画パターンが形成される。63は露光可能な最
小エリアイメージである。
【0042】また、ビーム厚dは、d=0.005mm
程度に小さくとり、デューティ比rをr=90%に設定
すると、実際の照射長さLは、L=0.050mmとな
り、この場合も、□50μmのドット状に露光できるこ
とになる。なお、ここで示したビーム厚dとデューティ
比rとは、あくまでも一例であり、基板50の移動速度
vやコードの大きさによって変わる。
【0043】しかも、ドット状のパターンは正確な四角
である必要はなく、図5(b) のように、角が丸くなった
ドット状の露光部分61aからなるものや、図5(c) の
ように、円形のドット状の露光部分61bからなるも
の、或いは、その他の幾何学図形のドットでも、識別コ
ードとしての認識は可能である。
【0044】実際にはビーム内のエネルギー分布は均等
でない場合も多いが、その場合でもフォトレジストに与
えるエネルギーが十分あれば感光される。また、実際の
露光エネルギーとフォトレジストの感度、光学系の組み
付け精度や表面反射などにより、厳密に完全な正方形と
ならないことがあるが、識別コードの視認性に問題の無
い場合がほとんどである。
【0045】上記実施例で述べた諸データはあくまでも
一例であり、フィルターやレンズの形状、間隔、組み合
わせを変えることにより、ビーム形状を円形や多角形な
ど自在に変えることができる。識別コードの向きが変わ
るときは、基板保持ステージの方向を変えて移動させる
ことによりマーキングが可能である。
【0046】識別コードを露光し終わった後は、基板搬
送出位置に基板保持ステージを移動する。基板の吸着を
解除したあと、基板支持ピンを上げ、基板搬送出機構に
より基板を搬出する。その後は、再び未露光基板を搬送
して露光動作を行い、露光が終われば排出するといった
一連の動作を繰り返す。
【0047】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、パルス
出力させた1本のレーザビームを列状に並ぶ複数本のレ
ーザビームに分離し、これら複数本のレーザビームをそ
れぞれ個別に投光又は遮光に選択的に切り換えて基板上
のフォトレジストを感光させるようにしたので、基板に
多数の識別コードを露光する場合であっても、同じ品質
の識別コードを高速に効率よく処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォトレジスト塗布基板の露光装置に
ついて、一例を示す斜視図である。
【図2】(a) 〜(e) は、それぞれ本発明に適用されるビ
ーム切換手段を例示する説明図である。
【図3】本発明に使用されるレーザビームのパルスイメ
ージ図である。
【図4】本発明による認識コードの露光操作を示すイメ
ージ図である。
【図5】(a) 〜(c) は、それぞれ認識コードの各種イメ
ージを示す説明図である。
【図6】基板上の識別コードの配置を例示する平面図で
ある。
【符号の説明】
1 露光ユニット 2 基板保持ステージ 10〜19 レーザビーム 21 ビームスプリッタ 22 プリズム 25 分岐フィルター 25a 透孔 26 透過フィルター 26a 透孔 27 集光レンズ 31,43,45,47 反射ミラー 44 ピエゾ素子を用いた部材 46 音響光学素子 50 フォトレジスト塗布基板 50a 基板識別コード 50b 分断基板識別コード 51 液晶パネル 51a パネル識別コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501230199 アプライド フォトニクス インコーポレ イテッド Applied Photonics,I nc アメリカ合衆国、フロリダ 32826、スー ト 300 オーランド、リサーチ パーク ウエイ、12565 12565 Research Parkwa y,Suite 300 Orlando, FL 32826, USA (72)発明者 植原 幸大 滋賀県大津市大江一丁目1番45号 東レエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森 誠樹 滋賀県大津市大江一丁目1番45号 東レエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 田原 隆則 滋賀県大津市大江一丁目1番45号 東レエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H097 AB05 BB01 CA03 CA17 LA12 5F046 AA16 BA07 CA03 CB01 CB02 CB08 CC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトレジストが塗布された基板を移動
    させながら該基板上のフォトレジストにレーザビームを
    当てて識別コードを感光させる露光方法において、パル
    ス出力した1本のレーザビームを列状に並ぶ複数本のレ
    ーザビームに分離し、これら複数本のレーザビームをそ
    れぞれ個別に投光又は遮光に選択的に切り換えて前記基
    板上のフォトレジストに識別コードを感光させるフォト
    レジスト塗布基板の露光方法。
  2. 【請求項2】 前記識別コードが文字及び/又は2次元
    コードからなる請求項1に記載のフォトレジスト塗布基
    板の露光方法。
  3. 【請求項3】 1本のレーザビームをパルス出力するビ
    ーム発光手段と、該1本のレーザビームを列状に並ぶ複
    数本のレーザビームに分離するビーム分離手段と、該複
    数本のレーザビームをそれぞれ個別に投光又は遮光に選
    択的に切り換えるビーム切換手段とを少なくとも備える
    露光ユニットと、 該露光ユニットから投光するレーザビームにより感光さ
    せるフォトレジスト塗布基板を保持すると共に、該フォ
    トレジスト塗布基板を少なくとも直交座標のX軸方向と
    Y軸方向とに独立に移動させる機構を備えた基板保持ス
    テージとからなるフォトレジスト塗布基板の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記複数本のレーザビームをそれぞれ個
    別に投光又は遮光に選択的に切り換えるビーム切換手段
    の後に集光手段を配置した請求項3に記載のフォトレジ
    スト塗布基板の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記複数本のレーザビームをそれぞれ個
    別に投光又は遮光に選択的に切り換えるビーム切換手段
    を反射ミラーと透過フィルターから構成した請求項3に
    記載のフォトレジスト塗布基板の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記複数本のレーザビームをそれぞれ個
    別に投光又は遮光に選択的に切り換えるビーム切換手段
    を音響光学素子により構成した請求項3に記載のフォト
    レジスト塗布基板の露光装置。
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