JP2002365571A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置

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JP2002365571A JP2001171460A JP2001171460A JP2002365571A JP 2002365571 A JP2002365571 A JP 2002365571A JP 2001171460 A JP2001171460 A JP 2001171460A JP 2001171460 A JP2001171460 A JP 2001171460A JP 2002365571 A JP2002365571 A JP 2002365571A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査効率を向上させることができる光走査装
置及び画像形成装置を得ること。 【解決手段】 光源手段1と、該光源手段からの光束を
主走査方向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向
手段6と、該偏向手段で反射偏向した光束を被走査面8
に導光する光学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向
面の主走査方向の幅よりも広い幅で入射する光走査装置
において、該被走査面は主走査断面内において画像形成
を行う有効領域を挟んで両側に光を照射する必要のある
非有効領域を有し、該偏向手段の隣接する2つの偏向面
のうち一方の偏向面に基づく光束が該被走査面上の走査
終了側の非有効領域を走査しているとき、他方の偏向面
に基づく光束が該被走査面上の走査開始側の非有効領域
を走査すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光スポットで感光体
上を走査し、電子写真プロセスを用いて画像を形成する
光走査装置及び画像形成装置に関する。特に本発明の画
像形成装置はレーザービームプリンター(LBP)或い
はデジタル複写機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンターやデジ
タル複写機等の画像形成装置においては、例えば半導体
レーザから成る光源から画像信号に応じて光変調された
光束を出射させ、この光束を用いて画像を形成してい
る。
【0003】図11はこの種の画像形成装置に用いられ
る従来の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査
断面図)である。
【0004】同図において半導体レーザを含むレーザユ
ニット61から出射した平行光束は副走査方向にのみ所
定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ62に入射す
る。シリンドリカルレンズ62に入射した平行光束は主
走査断面内においては、そのまま平行光束の状態で出射
する。
【0005】一方、上記の平行光束は副走査断面内にお
いては集束され、回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成
る光偏向器63の偏向面63aに主走査方向に長い線像
として結像される。そしてこの光偏向器63の偏向面6
3aで反射及び偏向された光束はfθ特性を有する結像
光学系(fθレンズ系)71によって被走査面である感
光ドラム面66上に光スポットとして結像される。そし
てこの光スポットによって感光ドラム面66上を繰り返
し走査する。結像光学系71は球面レンズ64とトーリ
ックレンズ65とから構成されている。
【0006】上記の光走査装置においては感光ドラム面
66上を光スポットで走査する前に該感光ドラム面66
上における画像形成を開始するタイミングを調整するた
めに光検出器としてのBD(beam detector)センサー
69が設けられている。
【0007】このBDセンサー69は光偏向器63で偏
向された光束の一部であるBD光束、すなわち感光ドラ
ム面66上の画像形成領域を走査する前の画像形成領域
外の領域を走査しているときの光束を受光する。このB
D光束はBDミラー67で反射され、BDレンズ(集光
レンズ)68で集光されてBDセンサー69に入射す
る。そしてこのBDセンサー69の出力信号からBD信
号(同期信号)を検出し、このBD信号に基づいて感光
ドラム面66上における画像記録の走査開始タイミング
を調整している。
【0008】感光ドラムはレーザユニット61内の半導
体レーザの駆動信号に同期して一定速度で回転し、感光
ドラム面66は走査される光スポットに対して副走査方
向に移動する。このようにして感光ドラム面66上に静
電潜像が形成される。この静電潜像は周知の電子写真プ
ロセスによって現像され、紙などの被転写材に転写され
て画像が具現化される。
【0009】画像形成装置に用いられる感光ドラムは主
走査方向に画像形成領域(有効画像領域)と、この画像
形成領域を挟んで両側に配されたブランク領域(画像非
形成領域)とを有している。画像形成領域とは最終的に
トナー像が被転写材に転写される領域である。このよう
な感光ドラム上を光スポットが主走査方向に走査すると
き、図12において画像形成領域を走査している期間を
画像形成期間と表す。そして光スポットがブランク領域
を走査している期間をブランク期間と表す。図12から
分かるように光スポットの1回の走査において画像形成
期間の前後にそれぞれブランク期間が存在することにな
る。
【0010】図12に示すように画像形成期間において
半導体レーザから出射される光束は画像信号に応じて光
変調されており、これに伴い感光ドラム面上を走査する
光スポットもオン/オフされている。予め感光ドラム面
は帯電されており、このように強度変調された光スポッ
トの照射によって感光ドラム面上に電位差が生じ、静電
潜像が形成される。つまり感光ドラム面の光スポットが
照射された部分(露光部)は電荷が消失し、光スポット
が照射されなかった部分(非露光部)は電荷が残る。
【0011】従来の正規現像の画像形成装置においては
上記のように形成された静電潜像に対し、予め感光ドラ
ムを帯電させた電荷と反対極性のトナーを用い、所謂反
転現像を行っていた。つまり非露光部が画線部(トナー
が付着する部分)となる。正規現像の画像形成装置にお
いては非露光部分にはトナーが付着するために走査開始
側の非画像領域と走査終了側の非画像領域においてはト
ナーを付着しないようにするために光束を点灯させて露
光を行う、所謂ブランク露光を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらブランク
露光を行うためにはその分、走査光学系の描画エリアが
大きくなり、それに伴ない走査レンズや光偏向器(ポリ
ゴンミラー)が大きくなり、装置全体が大型化し、コス
トがかかるという問題点がある。またポリゴンミラーの
偏向面(反射面)に対して、該ポリゴンミラーに入射す
る光束の幅を広く取る、所謂オーバーフィルド走査光学
系においてはポリゴンミラーの面数を増やし、走査効率
を上げることでポリゴンミラー径を小さくできるが、そ
の反面、面数を増やした分だけ光ビームの偏向角度は小
さくなり、走査幅を確保するには焦点距離を長くする必
要があり、装置全体が大型化するといった問題点があっ
た。
【0013】本発明はブランク領域(非有効領域)を走
査開始側と走査終了側に形成し、走査終了側のブランク
領域を露光する光源手段から出射した光束の一部を使用
して走査開始側のブランク領域を露光を行うことによ
り、走査効率を上げることができる光走査装置及び画像
形成装置の提供を目的とする。
【0014】また本発明は走査終了側のブランク領域を
露光する光源手段から出射した光束の一部を使用してB
D検知を行うことにより、走査効率を向上させることが
できる光走査装置及び画像形成装置の提供を目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
装置は、光源手段と、該光源手段からの光束を主走査方
向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向手段と、
該偏向手段で反射偏向した光束を被走査面に導光する光
学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向面の主走査方
向の幅よりも広い幅で入射する光走査装置において、該
被走査面は主走査断面内において画像形成を行う有効領
域を挟んで両側に光を照射する必要のある非有効領域を
有し、該偏向手段の隣接する2つの偏向面のうち一方の
偏向面に基づく光束が該被走査面上の走査終了側の非有
効領域を走査しているとき、他方の偏向面に基づく光束
が該被走査面上の走査開始側の非有効領域を走査するこ
とを特徴としている。
【0016】請求項2の発明の光走査装置は、光源手段
と、該光源手段からの光束を主走査方向に反射偏向させ
る複数の偏向面を有する偏向手段と、該偏向手段で反射
偏向した光束を被走査面に導光する光学系とを有し、該
偏向面には光束が該偏向面の主走査方向の幅よりも広い
幅で入射する光走査装置において、該被走査面は主走査
断面内において画像形成を行う有効領域を挟んで両側に
光を照射する必要のある非有効領域を有し、該偏向手段
の隣接する2つの偏向面のうち一方の偏向面に基づく光
束が該被走査面上の走査終了側の非有効領域を走査して
いるとき、他方の偏向面に基づく光束が該被走査面上の
走査開始側に設定した同期検出領域を走査することを特
徴としている。
【0017】請求項3の発明の画像形成装置は、光源手
段と、該光源手段からの光束を主走査方向に反射偏向さ
せる複数の偏向面を有する偏向手段と、該偏向手段で反
射偏向した光束を感光体上に導光する光学系とを有し、
該偏向面には光束が該偏向面の主走査方向の幅よりも広
い幅で入射し、該感光体に光束が照射されない部分にト
ナー画像が形成される露光プロセスより成る画像形成装
置において、該感光体は主走査断面内において画像形成
領域を挟んで両側にブランク領域を有し、該偏向手段の
隣接する2つの偏向面のうち一方の偏向面に基づく光束
が該感光体面上の走査終了側のブランク領域を走査して
いるとき、他方の偏向面に基づく光束が該感光体面上の
走査開始側のブランク領域を走査することを特徴として
いる。
【0018】請求項4の発明の画像形成装置は、光源手
段と、該光源手段からの光束を主走査方向に反射偏向さ
せる複数の偏向面を有する偏向手段と、該偏向手段で反
射偏向した光束を感光体上に導光する光学系とを有し、
該偏向面には光束が該偏向面の主走査方向の幅よりも広
い幅で入射し、該感光体に光束が照射されない部分にト
ナー画像が形成される露光プロセスより成る画像形成装
置において、該感光体は主走査断面内において画像形成
領域を挟んで両側にブランク領域を有し、該偏向手段の
隣接する2つの偏向面のうち一方の偏向面に基づく光束
が該感光体面上の走査終了側のブランク領域を走査して
いるとき、他方の偏向面に基づく光束が該感光体面上の
走査開始側に設定した同期検出領域を走査することを特
徴としている。
【0019】請求項5の発明の画像形成装置は、画像信
号に応じて変調された光束を発する光源手段と、該光源
手段から発した光束を繰り返し偏向する偏向手段と、該
偏向手段によって偏向された光束を被走査面上に光スポ
ットとして結像させる結像光学系と、該被走査面に配さ
れ該光スポットによって繰り返し走査され、また選択的
に露光される感光体と、該感光体を主走査方向と直交す
る副走査方向に移動させる駆動手段と、選択的に露光さ
れた感光体にトナーを付着させ、画像を形成する現像手
段と、該光源手段を駆動制御する光源駆動手段とを備
え、該感光体は主走査方向に画像形成領域と、該画像形
成領域を挟んで両側にブランク領域とを有する画像形成
装置において、該現像手段は選択的に露光された感光体
の非露光部にトナーを付着させる画像形成プロセスを有
し、該光源駆動手段は光スポットが感光体上の画像形成
領域を走査している期間中、画像信号に応じて光源手段
を駆動し、光スポットが感光体上のブランク領域を走査
している全ての期間中、光源を点灯させており、走査終
了側のブランク領域を露光しているとき、走査開始側の
ブランク領域の一部を露光することを特徴としている。
【0020】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記偏向手段は複数の偏向面を有し、1つの偏向面
に入射する光束の主走査方向の幅は、偏向面の主走査方
向の幅よりも広いことを特徴としている。
【0021】請求項7の発明は請求項6の発明におい
て、前記1つの偏向面からの光束が前記走査終了側のブ
ランク領域を露光しているとき、該偏向面に隣接する偏
向面からの光束が前記走査開始側のブランク領域の一部
に入射していることを特徴としている。
【0022】請求項8の発明は請求項5又は6の発明に
おいて、前記走査開始側のブランク領域の最周部の像高
をYbtop、前記走査終了側のブランク領域の最周部の像
高をYbend、前記画像形成領域の端部の走査開始側の像
高をYgtop、該画像形成領域の端部の走査終了側の像高
をYgendとし、前記結像光学系のfθ係数をfとすると
き、
【0023】
【数3】
【0024】を満足することを特徴としている。
【0025】請求項9の発明は請求項5の発明におい
て、走査開始のタイミングをとる為に、光束をセンサー
で検知するBD検知をブランク領域の外側で行なうBD
検知手段を有し、前記走査開始側のブランク領域の最周
部の像高をYbtop、前記走査終了側のブランク領域の最
周部の像高をYbend、前記画像形成領域の端部の走査開
始側の像高をYgtop、該画像形成領域の端部の走査終了
側の像高をYgend、走査開始のタイミング検知の最周部
の像高をYbd、前記結像光学系のfθ係数をfとすると
き、
【0026】
【数4】
【0027】を満足することを特徴としている。
【0028】請求項10の発明の画像形成装置は、画像
信号に応じて変調された光束を発する光源手段と、該光
源手段から発した光束を繰り返し偏向する偏向手段と、
該偏向手段によって偏向された光束を被走査面上に光ス
ポットとして結像させる結像光学系と、該被走査面に配
され該光スポットによって繰り返し走査され、また選択
的に露光される感光体と、該感光体を主走査方向と直交
する副走査方向に移動させる駆動手段と、選択的に露光
された感光体にトナーを付着させ、画像を形成する現像
手段と、該光源手段を駆動制御する光源駆動手段とを備
え、該感光体は主走査方向に画像形成領域と、該画像形
成領域を挟んで両側にブランク領域と、走査開始側のブ
ランク領域の外側に同期信号検出用のBD検出領域と、
を有する画像形成装置において、該現像手段は選択的に
露光された感光体の非露光部にトナーを付着させる露光
プロセスを有し、該光源駆動手段は光スポットが感光体
上の画像形成領域を走査している期間中、画像信号に応
じて光源手段を駆動し、光スポットが感光体上のブラン
ク領域とBD検出領域を走査している全ての期間中、光
源を点灯させており、走査終了側のブランク領域を露光
しているとき、BD検出領域の一部に偏向手段を介した
光束が導光されることを特徴としている。
【0029】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて、前記偏向手段は複数の偏向面を有し、1つの偏向
面に入射する光束の主走査方向の幅は、偏向面の主走査
方向の幅よりも広いことを特徴としている。
【0030】請求項12の発明は請求項10又は11の
発明において、前記偏向手段を介して前記BD検出領域
に導光される光束は光ビーム分離手段により分離した光
束であることを特徴としている。
【0031】請求項13の発明は請求項10又は11の
発明において、前記1つの偏向面からの光束が前記走査
終了側のブランク領域を露光しているとき、該偏向面に
隣接する偏向面からの光束が、前記BD検出領域の一部
に入射していることを特徴としている。
【0032】請求項14の発明の画像形成装置は、請求
項5乃至13の何れか1項に記載の発明の画像形成装置
において、外部機器から入力したコードデータを画像信
号に変換して該画像形成装置に入力せしめるプリンタコ
ントローラを有していることを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0034】[画像形成装置]図1は本発明の画像形成
装置の実施形態を示す副走査方向の要部断面図(副走査
断面図)である。図1において、符号204は画像形成
装置を示す。この画像形成装置204には、パーソナル
コンピュータ等の外部機器217からコードデータDc
が入力する。このコードデータDcは、装置内のプリン
タコントローラ211によって、画像データ(ドットデ
ータ)Diに変換される。この画像データDiは光走査
装置200に入力される。そして、この光走査ユニット
(光走査装置)200からは、画像データDiに応じて
変調された光ビーム(光束)203が射出され、この光
ビーム203によって感光ドラム201の感光面が主走
査方向に走査される。
【0035】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
201は、モータ215によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム201の
感光面が光ビーム203に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム201の上方に
は、感光ドラム201の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ202が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ202によって帯電された感光ドラ
ム201の表面に、前記光走査装置200によって走査
される光ビーム203が照射されるようになっている。
【0036】先に説明したように、光ビーム203は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム203を照射することによって感光ドラム201の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム203の照射位置よりもさらに感光ドラム201
の回転断面内における下流側で感光ドラム201に当接
するように配設された現像器207によってトナー像と
して現像される。
【0037】ここで用いられるトナー粒子は、帯電ロー
ラ202によって帯電された電荷とは逆符号を持つもの
が用いられる。そして、感光ドラムの非露光部がトナー
が付着する部分(画線部)となる、所謂正規現像が行わ
れる。
【0038】現像器207によって現像されたトナー像
は、感光ドラム201の下方で、感光ドラム201に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)208に
よって被転写材たる用紙212上に転写される。用紙2
12は感光ドラム201の前方(図1において右側)の
用紙カセット209内に収納されているが、手差しでも
給紙が可能である。用紙カセット209端部には、給紙
ローラ210が配設されており、用紙カセット209内
の用紙212を搬送路へ送り込む。
【0039】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙212はさらに感光ドラム201後方(図1
において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部
に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ213と
この定着ローラ213に圧接するように配設された加圧
ローラ214とで構成されており、転写部から撒送され
てきた用紙212を定着ローラ213と加圧ローラ21
4の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙2
12上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロー
ラ213の後方には排紙ローラ216が配設されてお
り、定着された用紙212を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0040】図1においては図示していないが、プリン
トコントローラ211は、先に説明したデータの変換だ
けでなく、モータ215を始め画像形成装置内の各部
や、光走査装置200内のポリゴンモータなどの制御を
行う。
【0041】[光走査装置]図2は図1の画像形成装置
における光走査装置の構成を示す主走査方向の要部断面
図(主走査断面図)である。また図3は図2の光走査装
置の副走査方向の要部断面図(副走査断面図)を示す。
図4は図2の光走査装置の光学系を光束に沿って主走査
断面内に展開した展開図、図5は図2の光走査装置の光
学系を光束に沿って副走査断面内に展開した展開図をそ
れぞれ示す。図2〜図5において同一の部材には同一の
符号を付している。
【0042】尚、本明細書において偏向手段によって光
ビーム(光束)が反射偏向(偏向走査)される方向を主
走査方向、結像光学系の光軸及び主走査方向と直交する
方向を副走査方向と定義する。
【0043】本実施形態においては高速、高精細な画像
形成装置に適用するのに適した、所謂オーバーフィルド
(0verfilled)光学系(OFS)を用いている。OFSは
回転多面鏡に入射する光ビームの主走査方向の幅が、該
回転多面鏡の複数の偏向面(反射面)のうちの1つの主
走査方向の幅よりも大きいものをいう。
【0044】図2〜図5において符号1は光源である半
導体レーザを示す。半導体レーザ1はレーザ駆動信号に
よって駆動され、光ビームを出射する。符号2はコリメ
ーターレンズを示す。このコリメーターレンズ2は半導
体レーザ1から出射した発散光束を平行光束又は収束光
束に変換している。尚、半導体レーザ1とコリメーター
レンズ2とを一体化にして構成しても良い。
【0045】符号3は開口絞りを示す。この開口絞り3
は通過光束(光量)を制限する。符号4はシリンドリカ
ルレンズ(シリンダーレンズ)を示す。シリンドリカル
レンズ4は副走査方向にのみ所定の屈折力を有してお
り、開口絞り3を通過した光ビームを副走査断面内で後
述する光偏向器6の偏向面(反射面)6aに主走査方向
に長い線像として結像させている。符号9は折り返しミ
ラーを示す。この折り返しミラー9は入射光束を光偏向
器6側へ折り返している。尚、コリメーターレンズ2、
開口絞り3、シリンドリカルレンズ、そして折り返しミ
ラー9等の各要素は入射光学系21の一要素を構成して
いる。
【0046】符号6は偏向手段としての光偏向器を示
す。光偏向器6は、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)より成り、不図示のポリゴンモータにより矢印A方
向に一定速度で回転している。
【0047】尚、本実施形態においては光源手段1から
出射した光ビームを入射光学系21を介してポリゴンミ
ラー6の反射面6aに入射させているが、該入射光学系
21を用いない構成、即ち光源手段1から出射した光ビ
ームを直接、ポリゴンミラー6の反射面6aに入射させ
ても良い。
【0048】符号22は集光機能とfθ特性を有する結
像光学系を示す。結像光学系22は単一のfθレンズ
(fθレンズ系)5と、副走査方向にのみ所定のパワー
を有するシリンドリカルミラー7とを有しており、光偏
向器6からの偏向光束を被走査面8上に結像させる。ま
た結像光学系22は副走査断面内において光偏向器6の
偏向面6aと被走査面8との間を光学的に略共役関係に
形成している。このような構成は光偏向器6の偏向面6
aの加工誤差や、光偏向器の回転軸の傾きによる偏向面
6aの傾きを補償するもので倒れ補正と呼ばれている。
【0049】尚、光偏向器6に入射する光ビームは一度
fθレンズ5の一部を通過している。つまりfθレンズ
5は入射光学系21の構成要素の一部にもなっている。
また結像光学系22を本実施形態のような単レンズでは
なく、複数枚のレンズより構成しても良い。被走査面8
は図1における感光ドラム201の感光ドラム面に相当
する。
【0050】本実施形態の光走査装置においては被走査
面(感光ドラム面)8上の画像形成領域を光スポットで
走査する前に、画像形成を開始するタイミングを調整す
るために光検出器としてのBD(beam detector)セン
サー12が設けられている。このBDセンサー12は光
偏向器6で偏向された光ビームの一部であるBD光束、
すなわち感光ドラム面8上の画像形成領域を走査する前
の、画像形成領域外の領域(ブランク領域)を走査して
いる時の光ビームを受光する。このBD光束はBDミラ
ー(同期信号検出用ミラー)10で反射され、BDレン
ズ(集光レンズ)11で集光されてBDセンサー12に
入射する。そしてこのBDセンサー12の出力信号から
BD信号(同期信号)を検出し、このBD信号に基づい
て被走査面(感光ドラム面)8における画像記録の走査
開始タイミングを調整している。
【0051】尚、BDミラー10、BDレンズ11、B
Dセンサー12等の各要素はBD光学系(同期検出光学
系)の一要素を構成している。
【0052】図6は本実施形態によって走査効率が改善
されることを説明した説明図である。
【0053】同図において、81は不図示の入射光学系
による、主走査方向が***行光であり、副走査方向につ
いてポリゴンミラ反射面(偏向面)付近で一旦結像する
ポリゴンミラー82への入射光、82はポリゴンミラ
ー、83はfθレンズ、84は感光ドラム、84aは有
効領域としての画像形成エリア(画像描画エリア)、8
5、86は各々互いに隣接するポリゴン反射面、87は
走査開始側の非有効領域としてのブランク領域(BAE
領域)、88は走査終了側の非有効領域としてのブラン
ク領域(BAE領域)、90、92は各々ポリゴン反射
面85により反射された光ビームの主光線、91,93
は各々ポリゴン反射面86により反射された光ビームの
主光線を示している。90、91は各々あるポリゴンミ
ラー82の回転角におけるそれぞれのポリゴン反射面に
よる光線を示しており、同様に92,93は各々ポリゴ
ン反射面がポリゴンミラー82の回転角からさらに回転
したときの光線を示している。
【0054】ポリゴンミラー82への入射光81はポリ
ゴン反射面(偏向面)の面幅(主走査方向の幅)よりも
広いために、ポリゴンミラー82の隣接反射面(偏向
面)85,86による反射光が発生する。ポリゴン反射
面86に入射した入射光81は画像描画エリア(画像形
成領域)84aを走査したのちに、光ビーム91はブラ
ンク領域88の点88aに到達する、このとき光源は連
続点灯状態となり、ポリゴンミラー82の回転とともに
ブランク領域88の全域を露光しながら走査し、さらに
走査して光ビーム93はブランク領域88の位置(端
部)88bまで走査する。
【0055】同時に入射光81のうちポリゴンミラー8
2の反射面86の隣接面の反射面(偏向面)85によ
り、反射偏向された光ビーム90は走査開始側のブラン
ク領域87の一部に入射し露光し始め、ポリゴンミラー
82の回転とともに光ビーム90はブランク領域87の
点87aを露光しながら走査し、光ビーム92はブラン
ク領域87の位置87bまで到達する。
【0056】従って、走査開始側のブランク領域87は
光ビーム90で、走査終了側のブランク領域88は光ビ
ーム93で同時に露光することができ、走査効率を改善
することが可能となる。
【0057】このとき図6に示したように走査光学装置
の走査開始側のブランク領域87の最周部の像高である
最大像高87cまでの光軸Laからの高さをYbtop、走
査終了側のブランク領域88の最周部の像高である最大
像高88cまでの光軸Laからの高さをYbendとし、画
像描画エリア84aの走査開始側の最周部の像高である
最大像高84bまでの光軸Laからの高さをYgtop、画
像描画エリア84aの走査終了側の最周部の像高である
最大像高84cまでの光軸Laからの高さをYgendとし
たとき、結像光学系83のfθ係数fが以下の式(1)
〜(3)を満たすことが、走査開始側のブランク領域8
7と走査終了側のブランク領域88の全域または一部を
同時に光ビームで露光するときの条件となる。
【0058】
【数5】
【0059】ここでfθ係数fとはポリゴンミラー82
による光ビームの偏向角をθ、感光ドラム面上に入射す
る光ビームの像高(走査中心からの高さ)をYとすると
き、Y=fθを満足するfの値(fθ係数)をいう。
【0060】(1)式を満たさない場合は画像描画エリ
ア84aの走査終了側を光ビームが走査している時に、
走査開始側のブランク領域87を光ビームが走査してし
まい、連続点灯する場合には走査終了側の画像を描画す
ることが出来ない。
【0061】また(2)式を満たさない場合は走査終了
側のブランク領域88を露光している時に隣接面により
反射光が画像描画エリア84aに入射してしまうため
に、画像描画エリア84aの走査開始側の描画が出来な
くなる。
【0062】(3)式を満たさない場合にはブランク領
域87・88の双方をポリゴンミラーの隣接反射面で同
時に露光することができない。
【0063】「実施形態2」図7は本発明の実施形態2
の要部説明図である。
【0064】同図において、101は不図示の入射光学
系による、主走査方向が略平行光であり、副走査方向に
ついてポリゴンミラー102の反射面付近で一旦結像す
る該ポリゴンミラー102への入射光、102はポリゴ
ンミラー、103はfθレンズ、104は感光ドラム、
104aは有効領域としての画像形成エリア(画像描画
エリア)、105、106は各々互いに隣接するポリゴ
ン反射面、107は走査開始側のブランク領域(BAE
領域)、108は走査終了側のブランク領域(BAE領
域)、110,112は各々ポリゴン反射面105によ
り反射された光ビームの主光線、111,113は各々
ポリゴン反射面106により反射された光ビームの主光
線、114は走査開始側に設定した同期検出領域(BD
検出領域)であり、走査開始側のブランク領域107の
外側に位置しているときを示している。
【0065】ポリゴンミラー102への入射光101は
ポリゴン反射面の面幅(主走査方向の幅)よりも広いた
めに、ポリゴンミラーの隣接反射面105,106によ
る反射光が発生する。ポリゴン反射面106に入射した
入射光101は画像描画エリア104aを走査したのち
に、光ビーム111はブランク領域108の点108a
に到達する、このとき光源は連続点灯状態となり、ポリ
ゴンミラー102の回転とともにブランク領域108の
全域を露光しながら走査し、さらに走査して光ビーム1
13はブランク領域108の位置108bまで走査す
る。
【0066】同時にポリゴンミラー102の反射面10
6の隣接面の反射面105による反射ビーム110は走
査開始側の走査のタイミングを検知するためのBD検出
領域114に到達し、BD光検出器114aに入射し、
これによりBD用の信号を出力する。さらにポリゴンミ
ラー102の回転とともに光ビーム110はBD検出領
域114を過ぎた後に走査開始側のブランク領域107
を露光しながら走査し、光ビーム112は画像描画エリ
ア104aの端部104b(ブランク領域107の端部
107b)まで到達する。
【0067】従って、光ビーム110で走査開始側のB
D検出を行なうと同時に光ビーム112または光ビーム
113で走査終了側のブランク領域108を露光しなが
ら行うことが出来、走査効率を改善することが可能とな
る。
【0068】このとき図7に示したように走査光学装置
の走査開始側のBD検知領域114の最周部の光軸La
からの像高をYbd、走査開始側のブランク領域107の
最周部の像高である最大像高107cまでの光軸Laか
らの高さをYbtop、走査終了側のブランク領域108の
最周部の像高である最大像高108cまでの光軸Laか
らの高さをYbendとし、画像描画エリア104aの走査
開始側の最周部の像高である最大像高104bまでの光
軸Laからの高さをYgtop、画像描画エリア104aの
走査終了側の最周部の像高である最大像高104cまで
の光軸Laからの高さをYgendとしたとき、結像光学系
103のfθ係数fが以下の式(4)〜(6)を満たす
ことが、走査開始側のBD検出領域114と走査終了側
のブランク領域108の全域または一部を同時に光ビー
ムで露光するときの条件である。
【0069】
【数6】
【0070】(4)式を満たさない場合は画像描画エリ
ア104aの走査終了側を光ビームが走査している時
に、走査開始側のBD検出領域114を光ビームが走査
してしまい、BD検出のために連続点灯した場合には走
査終了側の画像を描画することが出来ない。
【0071】また(5)式を満たさない場合は走査終了
側のブランク露光領域108を露光している時に隣接面
により反射光が画像描画エリア104aに入射してしま
うために、走査開始側の描画が出来なくなる。
【0072】(6)式を満たさない場合には走査終了側
のブランク露光領域108を走査しているときにポリゴ
ンミラーの隣接する2つの反射面で同時にBD信号の検
出を行うことができなくなる。
【0073】図8は本発明のBD検出領域における光量
の低下について説明した説明図である。図9は本実施形
態における光量落ちを計算したグラフである。
【0074】図8はポリゴンミラーに入射する光ビーム
の分布とその時のポリゴンミラーの反射面による反射光
量を示した図である。グラフにおいて縦軸は被走査面上
における光量であり、横軸は像高である。グラフの曲線
が光量分布を示している。通常レーザの光量分布はガウ
シアン分布で表現される。
【0075】本実施形態においては軸上Laの光線が画
像中心を描画しており、このときポリゴン反射面は入射
光束の中央に入射光線と主走査断面において垂直となっ
ている。この状態で使用するポリゴン反射面で反射する
光量は図の斜線で示す範囲121の部分の積分光量とな
る。またBD検知時のポリゴン反射面は入射光束内を移
動し、図の別の斜線で示す範囲122の部分の積算光量
となる。従って、図からも明らかのようにBD検知時の
積算光量は画像中心を描画している時の積算光量よりも
少ない光量と成る。この入射光束内のポリゴン反射面の
移動による光量変化は主に主走査方向のレーザのファー
フィールドパターンと入射光束を形成する光学系のFN
o、ポリゴン径、ポリゴン面数及び走査光学系の焦点距
離により決まり、例えば図9のように走査中央から走査
周辺にかけて徐々に露光光量が低下する形となる。
【0076】従来のアンダーフィルドタイプ(ポリゴン
反射面に入射する光束径がポリゴン反射面の幅より小さ
いタイプ)の走査光学系においては、通常はポリゴン径
を出来る限り小さくするように設計されている。このた
め有効走査幅の外側の光線は像高が増加するに従って光
ビームの一部がポリゴンファセット面でカバーできなく
なり、像面における光量が急激に低下する。
【0077】しかしながら、本実施形態のようにオーバ
ーフィルド走査光学系は、有効走査幅内である程度の光
量分布の一様性を確保した場合、図9のようにBD検知
用の光ビームが使用する範囲においても光分布がガウス
分布で低下する光ビームの一部を使用するため、BD検
知が出来ないほどの光量の低下にならない。
【0078】つまり、BD検知系は光量低下について通
常電気的なゲインアップ等で対応できる検知光量幅が大
きく、本発明における隣接面の光ビームを使用しても全
く問題が無い。
【0079】「実施形態3」図10は本発明の実施形態
3の一部分の説明図である。図において121は感光ド
ラム面、122は光ビーム分離手段としてのハーフミラ
ー、123はスリット、124はBD用のレンズ、12
5はBD用のBDセンサー、126はBD検出領域に入
射する走査光、127は画像描画エリア121aに入射
する走査光である。121bは走査開始側のブランク領
域である。
【0080】走査光126はハーフミラー122におい
てBDセンサ−125に向かう光ビームと感光ドラム面
121に向かう光ビームに分離され、感光ドラム面12
1に入射した光ビームはブランク露光領域121bを露
光する。
【0081】一方、ハーフミラー122によりBDセン
サー125方向に反射された光ビームはスリット123
を通過し、BD用のレンズ124で屈折集光され、BD
センサー125面に入射することで、描画のタイミング
を与える。
【0082】同図に示したように、ハーフミラー122
を通過することで、感光ドラム面121におけるスポッ
トのピント位置がずれるが、ブランク露光領域121b
においては光量が確保できることが重要であり問題が無
い。
【0083】またハーフミラーの透過率をあげておくこ
とと、一時的な光量アップ等で対応すれば問題が無い。
【0084】本実施形態によればブランク露光を行って
いる時にBD検知を行うために、BD検知のために効率
を犠牲にする必要がなく、さらにブランク露光領域の描
画開始側と、終了側を同時に露光することで走査効率を
向上することが可能となる。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば前述の如くブランク領域
(非有効領域)を走査開始側と走査終了側に形成し、走
査終了側のブランク領域を露光する光源手段から出射し
た光束の一部を使用して、走査開始側のブランク領域を
露光を行うことにより、走査効率を上げることができる
光走査装置及び画像形成装置を達成することができる。
【0086】また本発明によれば前述の如く走査終了側
のブランク領域を露光する光源から出射した光束の一部
を使用してBD検知を行うことにより、走査効率を向上
させることができる光走査装置及び画像形成装置を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施形態を示す副走
査断面図
【図2】 本発明の実施形態1の光走査装置の主走査断
面図
【図3】 本発明の実施形態1の光走査装置の副走査断
面図
【図4】 本発明の実施形態1の主走査方向の展開図
【図5】 本発明の実施形態1の副走査方向の展開図
【図6】 本発明の実施形態1の走査効率改善の説明図
【図7】 本発明の実施形態2の走査効率改善の説明図
【図8】 本発明の実施形態2の光量分布の変化を示し
た説明図
【図9】 本発明の実施形態2の光量分布の変化を示し
たグラフ
【図10】 本発明の実施形態3のBD光学系周辺の副
走査断面図
【図11】 従来の光走査装置の走査光学系の主走査断
面図
【図12】 ブランク露光の説明図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザ) 2 コリメータ−レンズ 3 開口絞り 4 シリンドリカルレンズ 5 fθレンズ 6 偏向手段(光偏向器) 6a 偏向面 7 シリンドリカルミラー 8 被走査面(感光ドラム面) 9 折り返しミラー 10 BDミラー 11 BDレンズ 12 BDセンサー 21 入射光学手段 22 結像光学系 200 光走査装置 201 感光ドラム 202 帯電ローラ 203 光ビーム 204 画像形成装置 207 現像装置 208 転写ローラ 209 用紙カセット 210 給紙ローラ 211 プリンタコントローラ 212 転写材(用紙) 213 定着ローラ 214 加圧ローラ 215 モータ 216 排紙ローラ 217 外部機器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段と、該光源手段からの光束を主
    走査方向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向手
    段と、該偏向手段で反射偏向した光束を被走査面に導光
    する光学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向面の主
    走査方向の幅よりも広い幅で入射する光走査装置におい
    て、 該被走査面は主走査断面内において画像形成を行う有効
    領域を挟んで両側に光を照射する必要のある非有効領域
    を有し、該偏向手段の隣接する2つの偏向面のうち一方
    の偏向面に基づく光束が該被走査面上の走査終了側の非
    有効領域を走査しているとき、他方の偏向面に基づく光
    束が該被走査面上の走査開始側の非有効領域を走査する
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 光源手段と、該光源手段からの光束を主
    走査方向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向手
    段と、該偏向手段で反射偏向した光束を被走査面に導光
    する光学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向面の主
    走査方向の幅よりも広い幅で入射する光走査装置におい
    て、 該被走査面は主走査断面内において画像形成を行う有効
    領域を挟んで両側に光を照射する必要のある非有効領域
    を有し、該偏向手段の隣接する2つの偏向面のうち一方
    の偏向面に基づく光束が該被走査面上の走査終了側の非
    有効領域を走査しているとき、他方の偏向面に基づく光
    束が該被走査面上の走査開始側に設定した同期検出領域
    を走査することを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 光源手段と、該光源手段からの光束を主
    走査方向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向手
    段と、該偏向手段で反射偏向した光束を感光体上に導光
    する光学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向面の主
    走査方向の幅よりも広い幅で入射し、該感光体に光束が
    照射されない部分にトナー画像が形成される露光プロセ
    スより成る画像形成装置において、 該感光体は主走査断面内において画像形成領域を挟んで
    両側にブランク領域を有し、該偏向手段の隣接する2つ
    の偏向面のうち一方の偏向面に基づく光束が該感光体面
    上の走査終了側のブランク領域を走査しているとき、他
    方の偏向面に基づく光束が該感光体面上の走査開始側の
    ブランク領域を走査することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 光源手段と、該光源手段からの光束を主
    走査方向に反射偏向させる複数の偏向面を有する偏向手
    段と、該偏向手段で反射偏向した光束を感光体上に導光
    する光学系とを有し、該偏向面には光束が該偏向面の主
    走査方向の幅よりも広い幅で入射し、該感光体に光束が
    照射されない部分にトナー画像が形成される露光プロセ
    スより成る画像形成装置において、 該感光体は主走査断面内において画像形成領域を挟んで
    両側にブランク領域を有し、該偏向手段の隣接する2つ
    の偏向面のうち一方の偏向面に基づく光束が該感光体面
    上の走査終了側のブランク領域を走査しているとき、他
    方の偏向面に基づく光束が該感光体面上の走査開始側に
    設定した同期検出領域を走査することを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号に応じて変調された光束を発す
    る光源手段と、該光源手段から発した光束を繰り返し偏
    向する偏向手段と、該偏向手段によって偏向された光束
    を被走査面上に光スポットとして結像させる結像光学系
    と、該被走査面に配され該光スポットによって繰り返し
    走査され、また選択的に露光される感光体と、該感光体
    を主走査方向と直交する副走査方向に移動させる駆動手
    段と、選択的に露光された感光体にトナーを付着させ、
    画像を形成する現像手段と、該光源手段を駆動制御する
    光源駆動手段とを備え、該感光体は主走査方向に画像形
    成領域と、該画像形成領域を挟んで両側にブランク領域
    とを有する画像形成装置において、 該現像手段は選択的に露光された感光体の非露光部にト
    ナーを付着させる画像形成プロセスを有し、該光源駆動
    手段は光スポットが感光体上の画像形成領域を走査して
    いる期間中、画像信号に応じて光源手段を駆動し、光ス
    ポットが感光体上のブランク領域を走査している全ての
    期間中、光源を点灯させており、走査終了側のブランク
    領域を露光しているとき、走査開始側のブランク領域の
    一部を露光することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記偏向手段は複数の偏向面を有し、1
    つの偏向面に入射する光束の主走査方向の幅は、偏向面
    の主走査方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項5
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記1つの偏向面からの光束が前記走査
    終了側のブランク領域を露光しているとき、該偏向面に
    隣接する偏向面からの光束が前記走査開始側のブランク
    領域の一部に入射していることを特徴とする請求項6の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記走査開始側のブランク領域の最周部
    の像高をYbtop、前記走査終了側のブランク領域の最周
    部の像高をYbend、前記画像形成領域の端部の走査開始
    側の像高をYgtop、該画像形成領域の端部の走査終了側
    の像高をYgendとし、前記結像光学系のfθ係数をfと
    するとき、 【数1】 を満足することを特徴とする請求項5又は6記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 走査開始のタイミングをとる為に、光束
    をセンサーで検知するBD検知をブランク領域の外側で
    行なうBD検知手段を有し、前記走査開始側のブランク
    領域の最周部の像高をYbtop、前記走査終了側のブラン
    ク領域の最周部の像高をYbend、前記画像形成領域の端
    部の走査開始側の像高をYgtop、該画像形成領域の端部
    の走査終了側の像高をYgend、走査開始のタイミング検
    知の最周部の像高をYbd、前記結像光学系のfθ係数を
    fとするとき、 【数2】 を満足することを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 画像信号に応じて変調された光束を発
    する光源手段と、該光源手段から発した光束を繰り返し
    偏向する偏向手段と、該偏向手段によって偏向された光
    束を被走査面上に光スポットとして結像させる結像光学
    系と、該被走査面に配され該光スポットによって繰り返
    し走査され、また選択的に露光される感光体と、該感光
    体を主走査方向と直交する副走査方向に移動させる駆動
    手段と、選択的に露光された感光体にトナーを付着さ
    せ、画像を形成する現像手段と、該光源手段を駆動制御
    する光源駆動手段とを備え、該感光体は主走査方向に画
    像形成領域と、該画像形成領域を挟んで両側にブランク
    領域と、走査開始側のブランク領域の外側に同期信号検
    出用のBD検出領域と、を有する画像形成装置におい
    て、 該現像手段は選択的に露光された感光体の非露光部にト
    ナーを付着させる露光プロセスを有し、該光源駆動手段
    は光スポットが感光体上の画像形成領域を走査している
    期間中、画像信号に応じて光源手段を駆動し、光スポッ
    トが感光体上のブランク領域とBD検出領域を走査して
    いる全ての期間中、光源を点灯させており、走査終了側
    のブランク領域を露光しているとき、BD検出領域の一
    部に偏向手段を介した光束が導光されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記偏向手段は複数の偏向面を有し、
    1つの偏向面に入射する光束の主走査方向の幅は、偏向
    面の主走査方向の幅よりも広いことを特徴とする請求項
    10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記偏向手段を介して前記BD検出領
    域に導光される光束は光ビーム分離手段により分離した
    光束であることを特徴とする請求項10又は11の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 前記1つの偏向面からの光束が前記走
    査終了側のブランク領域を露光しているとき、該偏向面
    に隣接する偏向面からの光束が、前記BD検出領域の一
    部に入射していることを特徴とする請求項10又は11
    の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項5乃至13の何れか1項に記載
    の画像形成装置は外部機器から入力したコードデータを
    画像信号に変換して該画像形成装置に入力せしめるプリ
    ンタコントローラを有していることを特徴とする画像形
    成装置。
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JP2011227279A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置

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