JP2002363913A - 路面規制用ブロックおよびその製造方法 - Google Patents

路面規制用ブロックおよびその製造方法

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JP2002363913A JP2001177534A JP2001177534A JP2002363913A JP 2002363913 A JP2002363913 A JP 2002363913A JP 2001177534 A JP2001177534 A JP 2001177534A JP 2001177534 A JP2001177534 A JP 2001177534A JP 2002363913 A JP2002363913 A JP 2002363913A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量に発生する廃タイヤのリサイクルの必要
性に応えるとともに、衝撃緩和性を有し、衝突した場合
に衝撃が少なくて済む新規の路面規制用ブロックを提供
する。 【解決手段】 廃タイヤのゴムに廃車窓枠ゴムを加えた
ゴムを主成分とし、これにバインダを添加し型に充填し
加熱成形することによって、良好な成形性とブロックと
して適正な強度を有し、車止め、縁石、駐車禁止ゾーン
の指定に用いることのできる路面規制用ブロックを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃タイヤなどから取
り出したゴムチップを主成分としてリサイクル利用した
路面規制用ブロックに関し、特に駐車場の車止めや道路
の縁に配置する縁石など、車の路面規制に用いられる路
面規制用ブロックおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の利用がますます盛んにな
り、自動車の走行によって磨耗した使用済みタイヤが大
量に発生している。自動車の使用済みタイヤの中でトラ
ックやバスなどのタイヤの場合には損傷の小さいものに
ついて入念にチェックされ表面加工された後、再生タイ
ヤとして使用される場合があるものの、一般の乗用車の
使用済みタイヤの場合には、ほとんどがそのまま廃タイ
ヤとなる。この結果、廃タイヤが多量に発生しており、
従って廃タイヤのリサイクル利用は、今日において解決
の迫られた課題の一つになっている。
【0003】廃タイヤのリサイクル用途としては、セメ
ント製造の原料や燃料としての利用がすでに知られてい
る。しかし廃タイヤを加熱したり燃焼させた場合にはガ
スの発生があり、この発生ガスの無害化が課題となって
いる。
【0004】廃タイヤのゴムの他のリサイクル用途とし
ては、アスファルト舗装剤への応用がある。これはゴム
が弾性を有し、身体が当たっても衝撃が少なく、すべり
にくいなど、ゴム特有の好ましい性質が利用されている
もので、遊歩道やスポーツ施設などに用いられている。
こうした廃タイヤのリサイクル用途は、ゴム特有の性質
が生かされた好ましいもの例である。
【0005】しかしながら、廃タイヤはこうしたリサイ
クル用途の需要を大きく上回って発生している。このた
め資源の有効活用と環境保護の観点から、廃タイヤの性
質をできるだけ生かした新規なリサイクル用途の開拓が
強く望まれている。
【0006】他方、駐車場に用いる車止めや道路の縁に
用いる縁石などには、通常はコンクリート製のブロック
が用いられている。コンクリートブロックは比重が比較
的大きいので適度の大きさで適当な質量が得られ、ブロ
ックを配置しただけでも簡単には移動せず、路面に一部
を埋め込んで用いれば十分に固定され、またコストも小
であるなど、車止めや縁石として格好の性質を備えてい
る。
【0007】ところがコンクリートブロックは材質が非
常に硬いので、老人や幼児あるいは歩行者が転倒するな
どして、硬いコンクリートのブロックに身体を打ちつけ
た場合には、負傷する可能性が大である。このため、例
えば住宅団地内や、幼稚園、学校、老人ホーム、病院の
敷地内など、歩行者を優先保護する区域であり、こうし
た区域に車止めブロックや縁石などの路面規制用ブロッ
クを設ける必要がある場合には、ブロックの材質として
コンクリートよりも柔らかく、身体を強く打ちつけたと
しても負傷する可能性の小さい材質、即ち衝撃緩和性を
備えた材質を用いることが望ましい。
【0008】また最近では自動車の走行を一時的に規制
したり、臨時の駐車場を設けたりするために、臨時の車
止めブロックや縁石などの路面規制用ブロックを必要と
する機会が増えている。このような場合には、ブロック
を固定して永久的に用いるのではなく、一時的に用いる
ことになるので、コンクリートのように重いものではな
く、適度な質量のものであることが配置作業や撤去作業
の上から望ましい。
【0009】コンクリートに代わる樹脂製の車止めブロ
ックとして、特開平10−88844号公報にはFRP
チップとポリエチレンやポリプロピレンとの複合体を成
形したものが記載されている。また特開2000−23
0220号公報には、ポリエチレンとポリプロピレンと
の複合体を成形したものが記載されている。しかしなが
ら、これらの樹脂は硬い材料であるため、身体を強く打
ちつけたときの負傷を防ぐという点、即ち衝撃緩和性の
点で十分とは言えない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
に多量に発生する廃タイヤのリサイクルの必要性に応え
るとともに、身体を打ちつけた場合にも衝撃が緩和され
て負傷を少なくする衝撃緩和性を備えた路面規制用ブロ
ック提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の路面規制用ブロ
ックは、廃タイヤから取り出したゴムチップと廃車の窓
枠から取り出したゴムチップとが質量比で50/50〜
70/30の比率で混合されたものを主成分とし、断面
が略四角形に形成したベース部に角錐台形の上部を重ね
合わせた形状に成型されており、衝撃に対する緩衝性を
備えていることを特徴とする。
【0012】本発明による路面規制用ブロックは、廃タ
イヤのゴムに、廃車などの窓枠ゴムを加え、これら二つ
のリサイクル材を主成分とすることにより、衝撃緩和性
と必要な強度とを兼ね備えた成形体を得ることが可能に
なったものである。即ち、廃タイヤのゴムだけを用いた
のでは、ブロックの成型に必要な成形性および成型後の
ブロックの強度が十分に得られなかったが、これに廃車
の窓枠ゴムを加えることにより、成形性を得ることがで
きるようになり、また成型されたブロックは車が当るな
どしても簡単に傷ついたり変形したりしないなど、路面
規制用のブロックとして必要十分な強度を得ることがで
きることがわかり、本発明を完成させることができたも
のである。
【0013】本発明において、廃タイヤから取り出した
ゴムチップと廃車の窓枠から取り出したゴムチップとの
混合比率を質量比で50/50〜70/30としたの
は、混合比率が70/30よりも大きくなって廃タイヤ
のゴムチップの割合が多くなり窓枠のゴムチップの割合
が少なくなると、成形性が不足するようになり、また成
型されたブロックの強度が十分でなくなること、他方で
混合比率が50/50より小さくなり、廃タイヤのゴム
チップの割合が少なく窓枠のゴムチップの割合が多い
と、成型されたブロックの硬度が低下し、路面規制用ブ
ロックとして十分でなくなることを見出したためであ
る。
【0014】本発明による路面規制用ブロックは、従来
のコンクリート製の路面規制用ブロックに比べて衝突時
の衝撃がはるかに小さいので衝撃緩和性において優れて
おり、また樹脂製のものに比べても衝突時の衝撃が小さ
い。従って本発明の路面規制用ブロックを用いた場合に
は、誤って身体を打ちつけた場合に負傷する可能性が、
従来のブロックの場合に比べて小さい。
【0015】本発明の路面規制ブロックは、角錐台形の
長手方向の傾斜面の一方が角錐台の上面に対し30°〜
60°の角度をなす平坦面であるとともに、この平坦面
に視覚認識表示、即ちマーカを有していることが好まし
い。
【0016】本発明の上記路面規制ブロックには、ブロ
ック前面の肩部に、角錐台形のブロック上面に対し30
°〜60°の角度をなす平坦面とすることとにより、タ
イヤと適切な面接触ができ、ブロックの損傷を防ぐこと
ができることがわかった。またブロックのこの角度範囲
の面にマーカを有する場合には、運転者や歩行者にとっ
てブロックの存在と位置の認識が容易となり、ブロック
を配置した場合の安全性を高めることができることがわ
かった。
【0017】本発明の路面規制用ブロックを駐車場など
のタイヤ止めブロックとして用いる場合には、高さが約
130mmであることが好ましい。高さがこれより低い
と、タイヤがこのブロックを乗り越えてしまって、タイ
ヤ止めの役割を十分に果せないし、また高さがこれより
高いとブロックが車の車体に直接当たるおそれがあり、
また歩行者に対して障害となる。また底面は幅を約15
0mm、長さを約500mmにすることによって、バラ
ンスよく安定したタイヤ止めブロックとなることを実験
的に明らかにすることができた。
【0018】本発明の路面規制用ブロックは、高さが約
180mmであり、底面の幅が約150mm、長さが約
500mmであり、前記角錐台形の長手方向の傾斜面の
一つが角錐台の上面に対し30°〜60°下の角度をな
す平坦面でありマーカを有しているものは、縁石用とし
て好ましく用いることができる。
【0019】縁石用のブロックとしては、高さが約18
0mmに達しないと縁石としての役割を果せないし、高
さが約180mmを超えると美観を損ね、歩行者の障害
になる。また高さが大になるとブロックの製造コストも
かさむようになる。また縁石の場合も、底面の幅を約1
50mm、長さを約500mmにすることによって、バ
ランスがよく安定したブロックとすることができること
を実験的に明らかにすることができた。
【0020】またこの縁石用ブロックとして用いる場合
にも、前面の傾斜面が上面に対し30°〜60°の角度
を有する平坦面であり、ここにマーカを有することによ
って、運転者や歩行者が縁石ブロックの存在とその位置
を容易に認識でき、ブロックを配置した場合に安全上有
利であることがわかった。また、このようにブロック前
面の肩の部分を斜面を設けたなだらかな形状にしている
ので、万一誤って身体を打ちつけた場合にも負傷する危
険が少ないこともわかった。
【0021】これらの路面規制用ブロックは、例えばエ
ポキシ樹脂の接着剤を用いることにより、路面に固定す
ることができる。
【0022】また、これら本発明の路面規制用ブロック
には、路面に固定するアンカーボルト用の貫通孔を垂直
に形設してもよい。ブロックに貫通孔が形設されている
場合には、この貫通孔を用いてアンカーボルトにより、
この路面規制用のブロックを路面に固定することができ
る。
【0023】また本発明の路面規制用ブロックは、タイ
ヤから取り出したゴムチップと廃車の窓枠から取り出し
たゴムチップとが質量比で50/50〜70/30にて
混合されたものを主成分とする表層部とコンクリートブ
ロックのコア部とを有し角錐台形状に成型されており、
側面に認識を容易にするための視覚認識表示を有すると
ともに連結用の鎖を貫通させる貫通孔が長手水平方向に
形設されており、全体に衝撃に対する緩衝性を備えてい
るものであってもよい。
【0024】本発明のこの路面規制用ブロックは、例え
ば駐車禁止に用いる路面規制用ブロックとして用いるこ
とができる。ブロックの高さは約330mm以上にするこ
とが、駐車禁止を表示して車の進入を防ぐのに適した高
さを得る上で好ましい。ブロックの高さは400mm以
上であればさらに好ましい。
【0025】また駐車禁止などに用いる路面規制用ブロ
ックは、内側にコンクリートを有し質量が90kg以上と
することによってブロックの重量を確保し、ブロックを
配置した位置から容易に移動してしまうことのない路面
規制用ブロックとすることができることから好ましい。
またこのブロックは、鎖を貫通させる貫通孔を有してい
れば、これに鎖を通して複数のブロックを鎖で連結して
用いることができるので一層好ましい。さらにこのブロ
ックには側面に認識を容易にするための視覚認識表示、
即ちマーカを有することによってブロックの存在とその
位置の認識が容易になる。
【0026】本発明の上記路面規制用の各ブロックに
は、認識を容易にするためのマーカを備えている。これ
らのマーカとしては、反射板や反射テープを用いること
ができる。またマーカとして蓄光性塗料を有するものを
用いることが好ましい。このようなマーカを用いること
により、暗いときでも容易にブロックを認識することが
可能となる。
【0027】また本発明の路面規制用ブロックは、着色
剤により着色されていることが好ましい。本発明の路面
規制用ブロックは、廃タイヤおよび廃車の窓枠ゴムを主
成分としているので、それ自体は黒みがかった色をして
おり、比較的人の注意をあまり引かない色である。この
ため例えば白色系の着色剤を加えて灰色にしたり、注意
を喚起する黄色を用いるなどして、人の注意を引くよう
にして路面規制に適するようにすることができ、また併
せて美観を備えた色に着色することができる。
【0028】本発明の路面規制用ブロックの製造方法
は、廃タイヤを粉砕する工程と、粉砕された廃タイヤを
分離してタイヤゴムチップを得る工程と、廃車の窓枠ゴ
ムを粉砕して窓枠ゴムチップを得る工程と、タイヤゴム
チップおよび窓枠ゴムチップを混合しバインダを添加し
て成形用ゴム混合体を得る工程と、成形用ゴム混合体を
路面規制用ブロックに成型する型に充填し加熱成形する
工程と、成形された前記成型用ゴム成形体を型から取り
出す工程とを備えたことを特徴とする。
【0029】上記路面規制用ブロックの製造において、
タイヤゴムチップおよび窓枠ゴムチップを混合する工程
と、これにバインダを添加する工程とは分けて行うよう
にしてもよい。また加熱成型の工程では、加熱とともに
加圧を行って成形性を高めることができる。また、成形
用ゴム混合体を成形型に充填する工程において、コンク
リートブロックを中央部に配置して、その周囲を成形用
ゴム混合体で蔽うようにして混合体を充填し、成型する
こともできる。
【0030】本発明の路面規制用ブロックは、その製造
方法として上記の方法を好ましく用いることができる。
しかし本発明の路面規制用ブロックは、この製造方法に
よって製造されたものに限定されるものではなく、他の
製造方法によって製造されたものであっても差し支えな
い。
【0031】なお、本発明の路面規制用ブロックは、使
用によって破損したりした場合に、廃棄することなく、
繰り返しブロックとして再生することができることも大
きな利点の一つである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例によって具体的に説明する。
【0033】(実施例1)まず、本発明の路面規制用ブ
ロックの製造方法の一実施例について述べる。図1に示
したフローチャートに従って本発明の路面規制用ブロッ
クを製作した。廃タイヤ10を粉砕工程111で粉砕
し、分離工程121にてスチールワイヤ、繊維などの成
分を除き、廃タイヤゴムチップ131を得た。他方で廃
車の窓枠ゴム102かから、粉砕工程112および省略
可能な分離工程122を経て窓枠ゴムチップ132を得
た。
【0034】次に調合工程14にて、この廃タイヤゴム
チップ131に柔らかいゴムである車の窓枠の廃ゴムチ
ップ132を同様の方法でチップにしたものをほぼ等量
添加し、これにウレタンプレポリマー(NCO末端プレポ
リマー65〜75質量%、4,4−ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)23質量%、可塑剤(DOP)8.0質量%)
のバインダ液を14質量%を添加して混合し、さらに着色
材を加えて着色した成型用ゴム混合体15を得た。ここ
にウレタンプレポリマーの添加量は、ゴムチップに対
し、8〜20質量%が適正な範囲であった。
【0035】続いて成形用ゴム混合体15をブロックに
成形するための仕込み工程16に進み、金型の内面に離
型剤を塗布し、この金型に成形用ゴム混合体を均等に仕
込み、よくならした。続いて成形工程17にて、この金
型にて加圧と加熱を行った後、取出し工程18で金型か
ら取り出し、路面規制用ブロック19を得た。
【0036】路面規制用ブロック19としては、ブロッ
クに上面から底面まで貫通したにアンカーボルト孔設け
たものと、このアンカーボルト孔を設けないタイヤ止め
ブロックの両タイプを製作した。
【0037】次に、廃タイヤから取り出したゴムチップ
と廃車の窓枠から取り出したゴムチップとの混合比率を
変え、他の条件は上記した条件に固定して成形性と成型
後の機械的性質を調べた。その結果、混合比率が50/
50から70/30の範囲では成形性、成形体の強度、
硬度ともブロック材として良好であったが、混合比率が
70/30よりも大きくなって廃タイヤのゴムチップの
割合が多くなり窓枠のゴムチップの割合が少なくなる
と、成形性の点で不満足な結果となり、また成型された
ブロックの強度が十分でなかった。また混合比率が50
/50未満で廃タイヤのゴムチップの割合が少なくなり
窓枠のゴムチップの割合が多くなると、成型されたブロ
ックの硬度が低下し、路面規制用ブロックとして十分で
なかった。
【0038】(実施例2)図2は上記実施例1の方法で
製作したタイヤ止め用ブロックを模式的に示す図であっ
て(A)はその平面図、(B)はその立面図、そして
(C)はその側面図である。
【0039】図2において、タイヤ止め用ブロック20
は底面21、上面22、前面の肩の部分に相当する斜面
23、そして側面24を有している。このタイヤ止め用
ブロック20の底面21の寸法を幅150mmで長さ5
00mmとし、またブロックの高さを130mmとした。ま
た図2に示した斜面23の上面となす角度αが約48°
の角度をなす幅約82mmの平面にした。
【0040】このタイヤ止めブロックには着色剤を加え
ることにより、ブロックの色を明るくし、人の注意を引
き併せて美観を備えた色にした。さらに平面22には、
黄色の蓄光塗料を用いたマーカ26を設けた。
【0041】図2にはこのタイヤ止めブロックに上面2
2から底面21まで貫通したにアンカーボルト孔25を
設けたものを示した図である。このほかにアンカーボル
ト孔を設けないタイヤ止めブロックも製作した。
【0042】これらのタイヤ止めブロックを住宅団地内
の駐車場の車止用として用いた。この際のブロックの路
面への固定には、アンカーボルト孔を設けたものについ
てはアンカーボルトによる固定を行い、アンカーボルト
孔を設けないものについてはエポキシ系接着剤を用いて
ブロックの裏面と路面とを接着して固定した。
【0043】こうして設置したタイヤ止めブロックはタ
イヤとの接触において適切な面接触でき、ブロックの損
傷を防ぐことができること、そしてブロックの固定状態
は安定であること、ブロックに身体を打ちつけたときの
衝撃が比較的小さいことがわかった。またブロックの斜
面にマーカ26を設けることによって、ブロックの認識
が運転者や歩行者にとって容易になることがわかった。
【0044】(実施例3)図3は上記実施例1の方法で
製作した縁石用ブロックを模式的に示す図であって
(A)はその平面図、(B)はその立面図、そして
(C)はその側面図である。
【0045】図3において、縁石用ブロック30は底面
31、上面32、前面の肩の部分に相当する斜面33、
そして側面34を有し、縁石用ブロック30の底面31
は、幅150mmで長さ500mmとし、高さを180mm
とした。また前面の肩の部分の斜面33は、上面に対す
る角度αを約48°の角度とし、幅約82mmの平面と
した。
【0046】またブロックには白色を含んだ着色剤を加
えてブロックの色を明るくし、人の注意を引き併せて美
観を備えた色にした。さらに斜面33には、黄色の蓄光
塗料を用いたマーカ36を設けた。
【0047】図3はこのタイヤ止めブロックに上面32
から底面31まで貫通したにアンカーボルト孔35を設
けたものを示した図である。このほかにアンカーボルト
孔を設けないタイヤ止めブロックも製作した。
【0048】この縁石用ブロックを住宅団地内の縁石ブ
ロックとして用いた。この際のブロックの路面への固定
には、この際のブロックの路面への固定には、アンカー
ボルト孔を設けたものについてはアンカーボルトによる
固定を行い、アンカーボルト孔を設けないものについて
はエポキシ系接着剤を用いてブロックの裏面と路面とを
接着して固定した。
【0049】こうして設置した縁石ブロックはブロック
の損傷を防ぐことができ、ブロックの固定状態は安定で
あること、ブロックに身体を打ちつけたときの衝撃が比
較的小さいことがわかった。またブロックの斜面33に
マーカ36を設けることによって、ブロックの認識が運
転者や歩行者にとって容易になることがわかった。
【0050】(実施例4)次に本発明の路面規制用ブロ
ックの製造方法の一実施例として、コンクリートブロッ
クが内蔵され表面がゴムで覆われた路面規制用ブロック
の製造方法について述べる。図4はその流れ図である。
【0051】廃タイヤ401を粉砕工程411で粉砕
し、分離工程421にてスチールワイヤ、繊維などの成
分を除き、ゴムチップ431を得た。次に廃車窓枠ゴム
402を粉砕工程412で粉砕し、分離工程422で不
純物を除去して窓枠ゴムチップ432を得た。なお、不
純物の混入の少ない窓枠ゴムでは、分離工程は省略でき
る。続いてこれらを混合する混合工程441にて、タイ
ヤゴムチップ431に柔らかいゴムである廃車の窓枠ゴ
ムチップ432をほぼ同質量加え、これにウレタンプレ
ポリマー(NCO末端プレポリマー65〜75質量%、4,4−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)23質量%、可
塑剤(DOP)8.0質量%)のバインダ液をこれらの混合物
に対し、14質量%混合し、さらに着色材を加えて着色し
た成型用ゴム混合体45を得た。
【0052】他方で、コンクリートを型に流し込んで成
型し養生することにより、角錐台形のコンクリートブロ
ック45を製作した。このコンクリートブロック45の
成型には貫通孔を設けるための40mm径の塩ビパイプが共
に型に入れられ、コンクリートと一体に成型されてい
る。
【0053】このコンクリートブロック45を芯として
用い、ゴムチップの成形体で周囲が蔽われた複合構造の
ブロック49を製作した。その方法として、まず底にゴ
ムチップを敷いた型にこのコンクリートブロック45を
収容し、次にこのコンクリートブロック45の周囲と上
部にもゴムチップを充填し、加熱し、続いてこれををブ
ロックに成形するための仕込み工程46にて、型の内面
に離型剤を塗布し、この型に成形用ゴム混合体を均等に
仕込み、よくならした。続いて成形工程47にて、この
型にて8時間加熱を行った後、取出し工程48で型から
取り出し、路面規制用ブロック49を得た。
【0054】(実施例5)図5は上記実施例1の方法で
製作した駐車禁止用ブロックを模式的に示す図であって
(A)はその平面図、(B)はその立面図、そして
(C)はその側面図である。
【0055】この駐車用ブロック50は、下底面51、
上底面52、および5つの側面53、54、55、56
を有する角錐台の形状を有し、また側面54と側面56
との間を塩ビパイプ571で結び、この塩ビパイプの孔
によって鎖の貫通する貫通孔572を設けている。さら
にブロックの内部にはコンクリート塊58を内蔵してい
る。このブロックの周囲にはマーカ59を設けたもので
ある。
【0056】この駐車禁止用ブロックは、下底面が縦3
10mmで横480mm、上底面が縦185mmで横3
40mm、高さが360mmで、連結用の鎖を貫通させ
る直径40mmの孔を有するコンクリートブロックを内
蔵し、周囲をゴムチップで蔽ってて加熱成型された下底
面が縦350mmで横520mm、上底面が縦225m
mで横380mm、高さが400mmの外形寸法を有
し、連結用の鎖を貫通させる直径40mmの孔を有する
成形体のブロックであり、質量を90kgに調整したもの
である。このブロックの周囲に黄色の帯状のマーカを塗
装によって設けた。
【0057】このブロックを住宅団地内の駐車禁止ブロ
ックとして設置した。その結果、ブロックの配置は安定
に維持されること、そしてブロックに身体を打ちつけた
ときの衝撃が比較的小さいことを明らかすることができ
た。またブロックの側面にマーカ49を設けることによ
って、運転者や歩行者にとってブロックの認識が極めて
容易であることも明らかにすることができた。
【0058】なお、ここで示した実施例は本発明を具体
的に説明するために例を示したものであって、本発明の
範囲はこれらの例示に限定されるものではなく、本発明
の特許請求の範囲の各請求項の記載に属する変形や変更
はすべて本発明の範囲のものである。
【0059】
【発明の効果】本発明により、多量に発生する廃タイヤ
から得られるゴムチップに廃車の窓枠から取り出したゴ
ムのチップを加えることにより、成形性が良好で強度を
備えた成形体を得ることが可能となり、こうした廃ゴム
材をリサイクル利用した路面規制用ブロックは、廃ゴム
材の新たなリサイクル用途が提供でき、しかも硬いコン
クリートブロックに代わってゴム特有の衝撃を緩和する
効果を有する新しい路面規制用ブロックが提供できるよ
うになった。本発明の路面規制用ブロックは、衝撃緩和
性を有するので、誤ってこれに体を打ちつけることがあ
った場合にも、負傷の危険性が少ないので、例えば歩行
者を優先するゾーンなどの路面規制用ブロックとして広
く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の路面規制用ブロックの製造方法の一
実施例を示す概略の流れ図である。
【図2】 車止めに用いる本発明の路面規制用ブロック
の一実施形態を模式的に示す図であって(A)はその平
面図、(B)はその立面図、そして(C)はその側面図
である。
【図3】 縁石に用いる本発明の路面規制用ブロックの
他の一実施形態を模式的に示す図であって、(A)はそ
の平面図、(B)はその立面図、そして(C)はその側
面図である。
【図4】 本発明の路面規制用ブロックの製造方法の他
の一実施例を示す概略の流れ図である。
【図5】 車両の駐車禁止ゾーンや進入禁止ゾーンを仕
切る境界などにに用いられる本発明の路面規制用ブロッ
クの他の一実施形態を模式的に示図であって、(A)は
その平面図、(B)はその立面図、そして(C)はその
側面図である。
【符号の説明】
101……廃タイヤ、102……廃車窓枠ゴム、11
1、112……粉砕工程、121、122……分離工
程、131ゴムチップ、132……窓枠ゴムチップ、1
4……調合工程、15……成形用ゴム混合体、16……
仕込み工程、17……成形工程、18……取出し工程、
19……路面規制用ブロック、20……タイヤ止め用ブ
ロック、21……底面、22……上面、23……斜面、
24……側面、25……貫通孔、26……マーカ30…
…縁石用ブロック、31……底面、32……上面、33
……斜面、34……側面、35……アンカーボルト孔、
36……マーカ401……廃タイヤ、402……廃車窓
枠ゴム、411、412……粉砕工程、421、422
……分離工程、431ゴムチップ、432……窓枠ゴム
チップ、441……ゴムチップ混合合工程、442……
バインダ混合工程、451……成形用ゴム混合体、45
2……コンクリートブロック、46……仕込み工程、4
7……成形工程、48……取出し工程、49……路面規
制用ブロック、50……駐車用ブロック、51……下底
面、52……上底面、53、54、55、56……側
面、571……塩ビパイプ、572……貫通孔、58…
…コンクリート塊、59……マーカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D051 AA07 AC05 AD01 AD07 AF03 AG03 AG13 AG20 AH02 AH03 DA07 DA23 DB01 DB03 DB04 DB11 DC03 DC04 DC09 2D101 CA14 DA05 DA06 EA01 FA02 FB02 GA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃タイヤから取り出したゴムチップと廃
    車の窓枠から取り出したゴムチップとが質量比で50/
    50〜70/30の比率で混合されたものを主成分と
    し、断面が略四角形に形成したベース部に角錐台形の上
    部を重ね合わせた形状に成型されており、衝撃に対する
    緩衝性を備えていることを特徴とする路面規制用ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記路面規制用ブロックが、前記角錐台
    形の長手方向の傾斜面の一方が前記角錐台の上面に対し
    30°〜60°の角度をなす平坦面であるとともに、該
    平坦面に視覚認識表示を有していることを特徴とする請
    求項1記載の路面規制用ブロック。
  3. 【請求項3】 路面に固定するアンカーボルト用の貫通
    孔を垂直に形設したことを特徴とする請求項2記載の路
    面規制用ブロック。
  4. 【請求項4】 廃タイヤから取り出したゴムチップと廃
    車の窓枠から取り出したゴムチップとが質量比で50/
    50〜70/30にて混合されたものを主成分とする表
    層部とコンクリートブロックのコア部とを有し角錐台形
    状に成型されており、側面に認識を容易にするための視
    覚認識表示を有するとともに連結用の鎖を貫通させる貫
    通孔が長手水平方向に形設されており、衝撃に対する緩
    衝性を備えていることを特徴とする路面規制用ブロッ
    ク。
  5. 【請求項5】 廃タイヤを粉砕する工程と、 粉砕された前記廃タイヤを分離してタイヤゴムチップを
    得る工程と、 廃車の窓枠ゴムを粉砕して窓枠ゴムチップを得る工程
    と、 前記タイヤゴムチップおよび前記窓枠ゴムチップを混合
    しバインダを添加して成形用ゴム混合体を得る工程と、 前記成形用ゴム混合体を路面規制用ブロックに成型する
    型に充填し加熱成形する工程と、 成形された前記成型用ゴム成形体を型から取り出す工程
    とを備えたことを特徴とする路面規制用ブロックの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040041101A (ko) * 2004-02-23 2004-05-13 ㈜제이케이엠티코리아 모래 및 합성수지 경계석
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CN104762864A (zh) * 2015-03-26 2015-07-08 安徽微威胶件集团有限公司 再生橡胶路牙砖
JP6087017B1 (ja) * 2016-10-03 2017-03-01 阪神高速技術株式会社 車両進入抑止柵及びその設置車両
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