JP2002362596A - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

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JP2002362596A
JP2002362596A JP2001168044A JP2001168044A JP2002362596A JP 2002362596 A JP2002362596 A JP 2002362596A JP 2001168044 A JP2001168044 A JP 2001168044A JP 2001168044 A JP2001168044 A JP 2001168044A JP 2002362596 A JP2002362596 A JP 2002362596A
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tube
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density polyethylene
tube container
gas
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JP2001168044A
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Kazuo Kato
和夫 加藤
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Hoyu Co Ltd
Original Assignee
Hoyu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスを発生させる薬剤を収納した際にも、ガ
スを十分に排出することができ、なおかつ薬剤の漏れの
心配やチューブの厚さを厳しく管理する必要のないチュ
ーブ容器を安価に提供する。 【解決手段】 チューブ容器1は、高密度ポリエチレン
製のチューブ本体3の下部にアルミニウム製の下部チュ
ーブ5が外装され、円形部分15を型押しすることによ
り部分的に固定されている。両者の下端部は扁平に押し
潰され、巻き締められた扁平部となっており、チューブ
本体3内に収納された酸化染毛剤9が下から漏れ出ない
ようにされている。これにより酸化染毛剤9からガスが
発生しても扁平部の末端やチューブ本体3と下部チュー
ブ5の間から排出される。チューブ本体3自体はガス排
出の必要が無いので、搾りにくくならない程度に厚くし
ておけばよい。チューブ容器1は部品点数が少ないた
め、安価に構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ容器に関
し、特に、経時変化によりガスを発生させるクリーム状
または液状の薬剤を収納するためのチューブ容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の薬剤を入れるチュー
ブ容器としては、ガスの発生に伴ってチューブ容器が膨
れたり、更に破裂したりしないような工夫がされてい
た。こうしたチューブ容器としては、内側をポリエチレ
ン等の合成樹脂、外側をアルミニウムで構成した二重チ
ューブ容器や、内面を樹脂コートしたアルミニウム製チ
ューブ容器や、ポリエチレン製チューブ容器等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来技術も、欠点を有したものであった。例え
ば、二重チューブ容器は、ガスの排出においては特に問
題が無いが、外がアルミであるため輸送中に当り傷がで
き易く美観を維持し難いという問題や、薬剤を出し難い
という問題がある。また、部品点数が多いため高価であ
る。
【0004】また、アルミニウム製チューブ容器は、ア
ルミニウムにピンホールが空くと、そこから腐蝕が発生
するという問題がある。またポリエチレン製チューブ容
器では、チューブの厚さの管理が難しいという問題があ
る。すなわち、チューブが薄すぎると薬剤の水分や油分
が抜けてしまい、逆に厚すぎるとガスが抜けなくなって
しまう。
【0005】本発明は係る課題に鑑みなされたもので、
ガスを発生させる薬剤を収納した際にも、ガスを十分に
排出することができ、なおかつ薬剤の漏れの心配やチュ
ーブの厚さを厳しく管理する必要のないチューブ容器を
安価に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる課
題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明
は、合成樹脂製のチューブ本体と、該チューブ本体の一
端に設けられ、内容物を外部に排出する口部と、前記チ
ューブ本体の他端を少なくとも扁平に押し潰してなる扁
平部とをそなえたチューブ容器において、前記チューブ
本体の前記他端にアルミニウム製のチューブである下部
チューブを外装して両者を部分的に固定し、前記扁平部
が、前記他端を前記下部チューブと共に少なくとも扁平
に押し潰してなるものであることを特徴とする。
【0007】このようなチューブ容器によれば、たとえ
内容物からガスが発生しても、扁平部の末端や、チュー
ブ本体と下部チューブの間の固定されなかった部分から
ガスが排出されるので、チューブ本体が膨れたり破裂し
たりする心配が無い。またチューブ本体自体はガスの排
出機能が不要なため、搾りにくくならない程度に厚くす
ることができ、厚さの管理が容易である。そしてこのチ
ューブ容器は二重チューブ容器に比べ、部品点数が少な
いため、安価に構成できる。
【0008】なお扁平部は、前記他端を下部チューブと
共に扁平に押し潰すだけでなく、それを巻き締めたり、
クリップ状の部材で挟持したり、部分的に接着したりし
て構成しても構わない。前記チューブ本体の材料として
は、請求項2に記載のように、高密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物、ポリアクリロニトリル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
ナイロンの内から選ばれた1つの合成樹脂、又はこれら
の内の2種以上を混合してなる合成樹脂とすればよい。
またこれらの合成樹脂を積層したものにて製造してもよ
い。すなわち、1種の合成樹脂に他の1種の合成樹脂を
積層したものや、2種以上の合成樹脂を混合してなる合
成樹脂に、これとは異なる2種以上の合成樹脂を混合し
てなる合成樹脂を積層したものや、2種以上の合成樹脂
を混合してなる合成樹脂に1種の合成樹脂を積層したり
してもよい。
【0009】これらの中でも特に、請求項3に記載の本
発明のように、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレンの内から選ばれた1つの合成樹
脂を、前記内容物に接する前記チューブ本体の層(チュ
ーブ本体を1層のみで構成する場合はチューブ本体全体
を指す)に用いると、液性の点で好ましい。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1から
3のいずれかに記載のチューブ容器において、前記内容
物が、ガスを発生する薬剤であることを特徴とする。こ
うした薬剤としては過酸化水素が例示できる。このよう
な内容物を収納すれば、ガスの抜け易さと内容物の保持
とを両立させた本発明のチューブ容器としての効果を十
分に発揮できる。本請求項には反するものの、ガスを発
生させない内容物をチューブ容器に収納してももちろん
構わない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
と共に説明する。まず、図1は本発明を適用したチュー
ブ容器1の説明図である。なお、本図ではチューブ容器
1の内部を示すために一部を断面図または透視図にして
示している。
【0012】本図に示すようにチューブ容器1は、高密
度ポリエチレン(HDPE)製のチューブ本体3の下部
にアルミニウム製の下部チューブ5が外装されている。
両者の下端部は扁平に押し潰され、巻き締められた扁平
部7となっており、チューブ本体3内に収納された酸化
染毛剤9が下から漏れ出ないようにされている。一方、
チューブ本体3の上部には、雄ねじが形成された口部1
1が外嵌されている。この口部11に、キャップ13を
螺合させることにより、酸化染毛剤9を密閉する。
【0013】図2(a)に、扁平部7が形成される前の
チューブ容器1、図2(b)のその断面図をそれぞれ示
す。なお、何れの図もチューブ本体3の途中を破断して
示した。また図2(c)は、下部チューブ5の周辺のみ
を示した図である。図2(c)に示す円形部分15を、
下部チューブ5の上から型押しすることにより、下部チ
ューブ5はチューブ本体3に固定されている。この結
果、隣合う円形部分15の間からガスが排出可能となっ
ている。
【0014】このようなチューブ容器1によれば、たと
え酸化染毛剤9からガスが発生しても、図1の矢印Aに
示すように扁平部7の末端や、同図の矢印Bのようにチ
ューブ本体3と下部チューブ5の間からガスが排出され
るので、チューブ本体3が膨れたり破裂したりする心配
が無い。またチューブ本体3自体はガスの排出機能が不
要なので、搾りにくくならない程度に厚くしておけばよ
い。そしてチューブ容器1は上述したように部品点数が
少ないため、安価に構成できる。
【0015】以上、本発明を適用した一実施形態とし
て、チューブ容器1について説明してきたが、本発明は
この実施形態に何等限定されるものではなく様々な態様
で実施しうる。例えば、チューブ容器1ではチューブ本
体3を高密度ポリエチレン製としたが、この他に、中密
度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(L
DPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、
エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)、
ポリアクリロニトリル、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、ナイロン等で製造してもよい。また、
これらの内の2種以上を混合してチューブ本体3を製造
してもよい。なお、これらの中でも、液性の点で高密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ンが好ましい。
【0016】チューブ本体3と下部チューブ5の取付方
法は図2(c)に示したような形状に対応する型ではな
く、図2(d)に示す長方形部分17に対応する型で行
なってもよい。また、このような型押しではなく接着剤
によって両者を固定してもよい。
【0017】チューブ本体3に収容する薬剤を、酸化染
毛剤9以外のものにしてもよい。例えば、経時変化と共
にガスを発生させる毛髪脱色剤、パーマ剤などが挙げら
れる。また、チューブ容器1に特有の効果は発揮されな
いものの、ガスを発生させない薬剤の収納にチューブ容
器1を用いてももちろん構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したチューブ容器1の説明図で
ある。
【図2】 チューブ本体3と下部チューブ5とが固定さ
れる様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1…チューブ容器 3…チューブ本体 5…下部チューブ 7…扁平部 9…酸化染毛剤 11…口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/26 B65D 81/26 B Fターム(参考) 3E065 AA02 BA02 BA16 BA17 BA18 BA24 BA25 BA34 BA35 BB03 CA09 DA04 DB07 DD08 DE16 FA01 GA10 JA18 3E067 AA03 AA04 AA22 AB81 BA14A BB12A BB14A BB15A BB16A BB25A CA04 CA16 EA26 EA40 EB27 EE60 FA01 FC01 GB05 GD10 3E086 AA22 AB03 AD03 BA02 BA04 BA15 BB01 BB74 BB85 CA29 CA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のチューブ本体と、該チュー
    ブ本体の一端に設けられ、内容物を外部に排出する口部
    と、前記チューブ本体の他端を少なくとも扁平に押し潰
    してなる扁平部とをそなえたチューブ容器において、 前記チューブ本体の前記他端にアルミニウム製のチュー
    ブである下部チューブを外装して両者を部分的に固定
    し、前記扁平部が、 前記他端を前記下部チューブと共に少なくとも扁平に押
    し潰してなるものであることを特徴とするチューブ容
    器。
  2. 【請求項2】 前記チューブ本体が、 高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリ
    エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
    ビニル共重合体けん化物、ポリアクリロニトリル、ポリ
    エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステ
    ル、ポリ塩化ビニル、ナイロンの内から選ばれた1つの
    合成樹脂もしくはこれらの内の2種以上を混合してなる
    合成樹脂、又はこれらの合成樹脂を積層したものにより
    製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載
    のチューブ容器。
  3. 【請求項3】 前記内容物に接する前記チューブ本体の
    層が、 高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリ
    エチレンの内から選ばれた1つの合成樹脂により製造さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のチューブ容
    器。
  4. 【請求項4】 前記内容物が、ガスを発生する薬剤であ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    チューブ容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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