JP2002362403A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JP2002362403A JP2001170797A JP2001170797A JP2002362403A JP 2002362403 A JP2002362403 A JP 2002362403A JP 2001170797 A JP2001170797 A JP 2001170797A JP 2001170797 A JP2001170797 A JP 2001170797A JP 2002362403 A JP2002362403 A JP 2002362403A
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孝彦 上村
Takafumi Akiyama
尚文 秋山
Mikiji Hirota
幹司 廣田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワステレバーの回動ストロークを大きくし
て旋回状態の微調整を可能にする。 【解決手段】左右に走行装置への動力断続を行うサイド
クラッチ24L,24Rを設けるとともに、左右のサイ
ドクラッチギヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用
HST6による差動伝動機構の駆動によって旋回内側の
車軸18を正逆に無段変速する走行装置であって、パワ
ステレバー3の回動操作角度に応じて旋回用HST6の
駆動回転速度を制御する。そして、該パワステレバー3
は基端軸3aとそれに連続する傾斜部3cを有すると共
にその基端軸3a軸心を中心に回動するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン、トラ
クタ等の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等における左右一対の
クローラ走行装置を有する車両において、走行用と旋回
用の各油圧無段変速機構(以下「HST」と称する)な
らびに左右のサイドクラッチ機構、差動ギヤ機構、逆転
カウンタギヤ機構等を備え、旋回用HSTによって旋回
内側の車軸を正逆に無段変速する走行伝動装置が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パワステレ
バーの回動操作角度に応じて旋回用HSTの駆動回転速
度を制御する場合、従来はパワステレバーを左右に傾動
させる構成としていたため、パワステレバーの上部とそ
の回動支点軸との距離が短くなるように設定されると、
その回動ストロークが小さなものに制約され、旋回状態
(旋回半径)の微調整を行うことが困難である。一方、
パワステレバーの上部とその回動支点軸との距離が長く
なるように設定されると、その回動ストロークは大きく
なるものの、操作パネルに立設されるパワステレバーの
操作位置が高くなり、操作がしづらいという不具合が生
じる。本発明は、上記従来の問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、パワステ
レバーの回動ストロークを大きくして旋回状態の微調整
を可能にすることにある。他の目的は、パワステレバー
にコンバインの刈取部の昇降を操作するスイッチを設
け、1つのレバーで機体の旋回と刈取部の昇降を可能に
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、請求項1
の発明によれば、左右に走行装置への動力断続を行うサ
イドクラッチを設けるとともに、左右のサイドクラッチ
ギヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用HSTによ
る前記差動伝動機構の駆動によって旋回内側の車軸を正
逆に無段変速する走行装置において、パワステレバーの
回動操作角度に応じて前記旋回用HSTの駆動回転速度
を制御するとともに、該パワステレバーは基端軸とそれ
に連続する傾斜部を有すると共にその基端軸軸心を中心
に回動するように構成した走行装置を提供することによ
って達成される。また、前記目的は、請求項2の発明に
よれば、請求項1の発明において、前記走行装置はコン
バインの走行装置であって、前記パワステレバーの上部
にコンバインの刈取部の昇降を操作するスイッチを設け
た走行装置を提供することによって達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明に関わるコ
ンバインの一例を示す全体図である。図示するコンバイ
ンは、クローラaと、クローラ駆動軸18と、刈取部c
と、刈り取った穀稈を搬送しながら脱穀機に供給するフ
ィードチェーンdと、脱穀した穀物を貯留する穀物タン
クeと、貯留した穀物を機外へ排出するオーガfとを有
している。
【0006】図2はコンバインの運転席のスイッチ配置
図である。HSTレバー1は、前後に傾動して車速を増
減するもので、図の中立(ニュートラル)位置から前方
に倒すと前進方向に増速し、後方に倒すと後進方向に増
速する。そして、前進あるいは後進位置から中立位置方
向に戻すと減速し、中立位置で機体は停止する。アクセ
ルレバー2は、前後に傾動してスロットルを開閉するこ
とによりエンジン回転数を上げ下げするもので、後方に
倒すとスロットルが開いてエンジン回転数を上げ、前方
に倒すとスロットルが閉じてエンジン回転数を下げる。
パワステレバー3は、回動操作角度に応じて機体の旋回
を操作するもので、その構成については後述する。ま
た、8は副変速レバーである。
【0007】次に、伝動装置の構成について説明する。
図3は右側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構成
を示す図で、図4は同じく右側面からみた 伝動装置の
外観図である。また、図5及び図6はそれぞれ左側面か
らみた伝動装置の内部構成図及び外観図である。さら
に、図7は図4におけるS1−S1に沿った断面図であ
り、図8は図4におけるS2−S2に沿った断面図であ
る。図10は伝動装置の斜視図である。図12は伝動装
置を含む全体の油圧配置図である。
【0008】左右に、走行装置への動力断続を行うサイ
ドクラッチ24L.24Rを設け、該サイドクラッチ2
4L,24Rの「切」に関連して走行装置への動力伝達
を行う差動ギヤ機構を左右のサイドクラッチギヤ間に設
けている。差動ギヤ機構は、デフケース25、デフ差動
軸22、差動ギヤP,Q,R等から構成されている。そ
して、走行用油圧無段変速機構(以下「走行用HST」
と称する)5と旋回用油圧無段変速機構(以下「旋回用
HST」と称する)6を、左右に分割構成されているが
一体となっているミッションケースに対し前後に配置
し、ミッションケース内において側面視で、「走行用H
ST入力軸11→同出力軸12→副変速軸13→カウン
タ軸14→走行系減速軸15→サイドクラッチ軸16」
の伝動経路と、「旋回用HST入力軸19→同出力軸2
0→差動系減速軸21→デフ差動軸22→逆転ギヤ軸2
3→サイドクラッチ軸16」の伝動経路とを、上部は分
離して下部においては連結し、真ん中に空間部を有する
略U字状に配置している。
【0009】すなわち、走行用HST5と旋回用HST
6は前後に配置すると共に、走行用HST5からの動力
と旋回用HST6からの動力は前記サイドクラッチ24
L,24Rを有するサイドクラッチ軸16にて合流す
る。左右一体のミッションケース(メインケース)32
L,32Rの上部は分離して走行用HST5の動力系と
旋回用HST6の動力系の入力軸がそれぞれ入力してお
り、ミッションケース32L,32Rの全体形状はこの
ような伝動経路に対応して略U字状に形成している。こ
のように、走行用の伝動経路と旋回用の伝動経路とがサ
イドクラッチ軸16を起点として前後に略U字状に立ち
上がるため、ミッションケースの最低地上高を高く確保
でき、湿田走行性能を高めることが出来るとともに、ミ
ッションケース自体をコンパクトに形成することができ
る。
【0010】かかる構成において、たとえば図10に示
すように、走行用HST5の入力軸11及び旋回用HS
T6の入力軸19にはエンジンプーリを介してエンジン
の動力が伝達される。そして、左右のサイドクラッチ2
4L,24R間に設けた差動ギヤ機構及び逆転ギヤ23
を介し、旋回時に旋回用HST6によるデフケース25
の回転駆動によって旋回内側の車軸を正逆に無段変速で
きるように構成している。
【0011】図7を参照して説明すると、上でも述べた
ように、入力プーリ33を介して走行用HST5の入力
軸11にエンジンからの動力が伝達される。同図中の5
3は走行HST用のトラニオン軸である。そして、同出
力軸12から副変速軸13へと動力が伝達され、副変速
軸13の一端には刈取部を駆動する刈取入力プーリとベ
ルトで掛け渡された刈取出力プーリ34が取付けられ、
副変速軸13と刈取出力プーリ34との間にはワンウェ
イクラッチが介装されている。また、シフタの切換えに
よって高速・中速・低速に切り換えられ、副変速ギヤ1
3aと噛合するカウンタ軸14のギヤ14a、14b、
14cを介してカウンタ軸14が駆動する。カウンタ軸
14の駆動により、同じくカウンタ軸14に設けられた
ギヤ14bと噛合する走行系減速軸15のギヤ15bを
介して該減速軸15が駆動する。
【0012】さらに、上記減速軸15の駆動により、同
じ減速軸15に設けられたギヤ15aと噛合するサイド
クラッチ軸16中央のギヤ16aを介して該サイドクラ
ッチ軸16が駆動する。サイドクラッチ24L,24R
は、油圧でディスク板36を内方に押し付けると接続状
態になり、動力はサイドクラッチ軸16より回転体35
へ、さらに回転体35からギヤ37aと一体構成されて
いるケーシング37へ伝達され、ギヤ37aの内径部は
回転体101とスプライン嵌合なので回転体101が回
転して、回転体101と一体のギヤ16bが回転する。
この実施例ではエンジンが始動している時は、常に油圧
力によりディスク36が押し付けられて接続状態になっ
ている。そして、ギヤ16bと噛合するギヤ17aを介
しスプライン嵌合により減速ギヤ軸17が駆動する。さ
らに、減速ギヤ軸17の駆動により、同じギヤ軸17の
ギヤ17bと噛合するギヤ18aを介しスプライン嵌合
によりホイル軸18が駆動する。なお、同図中の38は
ホイル軸18に取付けるスプロケットを示している。
【0013】また、図8を参照して説明すると、前述し
たように、入力プーリ39を介して旋回用HST6の入
力軸19にエンジンからの動力が伝達される。同図中の
54は旋回HST用のトラニオン軸である。そして、同
出力軸20からギヤ20a及びこれと噛合するギヤ21
aを介して減速軸21へと動力が伝達される。また、該
減速軸21のギヤ21bを介してこれと噛合する差動入
力ギヤQへ伝達される。差動入力ギヤQはボルトでデフ
ケース25に固定されている。図中の41はデフケース
25に固定したピン、42と43はそれぞれベベルギヤ
を示している。また、デフ差動軸22に設けた差動出力
ギヤPは前述のサイドクラッチ24Lのギヤ37aと噛
合する。また、デフ差動軸22の差動出力ギヤPとは反
対側に設けた差動出力ギヤRは、逆転ギヤ軸23の逆転
ギヤ23aと噛合し、さらに該逆転ギヤ23aはサイド
クラッチ24Rのギヤ37aと噛合する。
【0014】図11を参照して説明すると、走行時は、
走行用HST5の動力は、前述の伝動経路を介してサイ
ドクラッチ軸16に伝達される。走行時(エンジン回転
中)は、左右のサイドクラッチ24L,24Rは接続状
態になっているため、動力は減速ギヤ軸17を介してホ
イルギヤへ伝達され、ホイル軸(車軸)18を駆動する
(同図の実線矢印の流れを参照)。なお前にも述べたよ
うに、たとえばエンジンを始動すると、ソレノイドバル
ブと接続している油圧配管により流入する油圧でピスト
ン44が内方へ押されて左右のサイドクラッチのディス
ク板36が接続して動力は伝達可能状態となり、走行用
HST5の前後進操作により動力は伝達されていく。走
行用HST5を中立にすると動力の伝達は行われなくな
る。また、エンジンを停止すると圧縮バネ45でピスト
ン44は元の位置に戻り動力の伝達は断たれる。
【0015】そして、旋回時は、旋回内側のサイドクラ
ッチがオフになり、走行用HST5の動力はホイル軸へ
は伝達されない。ここでは、左側のサイドクラッチ24
Lはオンで、右側のサイドクラッチ24Rがオフになっ
ている場合を考えると、走行用HST5の動力はサイド
クラッチ軸16から左側(旋回外側)のホイル軸18へ
伝達されるが、右側(旋回内側)のホイル軸18へは伝
達されない。そして、旋回用HST6の動力が前記差動
ギヤ機構に入力し、図11の破線矢印の流れに示すよう
に、差動入力ギヤQ、デフケース25の回転駆動によっ
て、デフ差動軸22に伝達され、差動出力ギヤR、逆転
ギヤ23を介して右側(旋回内側)のホイル軸へと伝達
され、ホイル軸を正転側又は逆転側に無段で変速する。
また、ブレーキ27について説明すると、ブレーキプレ
ート46を回転させるとピストン47が内方に押されて
ディスク板27aが接続することによりブレーキがかか
るようになっている。
【0016】図9は上記差動ギヤP,Q,Rの回転数の
関係を示す線図である。走行(直進)時は、デフ差動軸
22は左右が逆回転し、ベベルギヤ42と42aは軸2
2に対して公転せず自転している。そして、旋回のとき
は、旋回用HST6より動力が伝達され、パワステレバ
ー3の回動角度に応じて、差動入力ギヤQがゼロ回転か
ら立ち上がり、旋回外側の差動出力ギヤP又はRに対し
て差動入力ギヤQが加速していく。ギヤR又はギヤPの
一方が他方に対して逆転(旋回外側と内側とが同方向回
転で且つ旋回内側が外側より低回転)している間は緩や
かな旋回角度での旋回(ここでは「マイルドターン」と
称する)、停止(ギヤQがギヤP又はRの1/2回転状
態で旋回内側の回転停止)した時はブレーキターンとな
る。差動出力ギヤPとRが互いに逆転しているにもかか
わらず、ホイル軸18が同方向に回転するのは逆転ギヤ
23aを介しているためである。そして、デフケース2
5が逆方向回転を始め、ギヤRとギヤPの一方が他方に
対し正転(旋回外側と内側とが異方向回転)していると
きはスピンターンとなる。もちろん、左旋回と右旋回の
場合とでは旋回内側と外側が逆になる。ところで、旋回
用HST6の駆動回転速度の制御によってスピンターン
状態における旋回内側の車軸回転数と旋回外側の車軸回
転数との比を1:3となるように設定した場合、1:1
のスピンターンと比較して、旋回中の馬力損失が少なく
なり、またスピンターンしながらも機体旋回中心が移動
するため、枕地等での旋回後、条合わせが容易になる。
また、後述の副変速レバーを「高速」に切り換え、走行
用HST5の出力を最高回転とした場合、旋回用HST
6の出力を最高回転まで増速させても1:3のスピンタ
ーンまでしか行えないように伝動比を設定することによ
り、高速走行時の急旋回が防止されて安全性を向上させ
ることが出来る。
【0017】また、前述したように、ミッションケース
の外形は略U字状に形成されているが、その上部中央の
空間部である凹部には、図10に示すように副変速の切
換手段を設けている。8は副変速レバーであり、リンク
機構48を介してミッションケースの凹部のピン40に
接続している。このピン40はU字状プレート40aに
固定していて、さらにU字状プレート40aは副変速を
変速するシフタに連結している。また、主変速レバー7
はリンク機構49を介して走行用HST5のピン53a
に接続している。このピン53aはU字状プレート53
bに固定されている。55は定量モータである。また、
旋回用HST6のトラニオン軸54にはピニオン56a
と歯車56を介してモータ57を取付けている。前にも
説明したように、入力プーリ33を介して走行用HST
5の入力軸11にエンジンからの動力が伝達されるが、
この動力はエンジンプーリ58(図12)よりベルト5
0を介して入力プーリ33に伝達される。また、入力プ
ーリ33には入力プーリ39との間にもベルト51が掛
け渡され、エンジンからの動力が入力プーリ39にも伝
達される。なお、52はテンションプーリで、その作動
・不作動によって旋回用HST6への動力の断続を行
う。すなわち、ブレーキペダル9を踏むとベルト51は
緩み、動力が伝達されなくなるので、不用意にパワステ
レバー3を回動してもコンバインの不用意な旋回を防止
できる。このように走行用HST5と旋回用HST6と
の前後間隔部の空間を有効利用して副変速操作手段を配
置できるため、全体的にコンパクトに構成することが出
来る。
【0018】ここで、図12の油圧配置図について説明
すると、エンジンを始動すると、オイルタンク62のオ
イルはギヤポンプ60を介して吸入され、またレデュー
スバルブ61を介してソレノイドバルブ66へ送られ、
ここで左右に分かれてそれぞれ左右のサイドクラッチ2
4L,24Rに送られる。油圧により左右のサイドクラ
ッチ24L,24Rは接続状態(入りの状態)になる。
また、オイルタンク62より走行用HST5及び旋回用
HST6へ送られる。走行用HST5又は旋回用HST
6を使用しないときは、マニホールド65を介して一部
がオイルタンク62へ返却される。さらに、オイルタン
ク62よりコントロールバルブ63を介して刈取上下用
シリンダ67とオーガ上下用シリンダ68へ送られる。
【0019】また、前述のとおり、差動ギヤ機構(差動
装置)の一方(図示では右側)のデフ差動軸22には駐
車ブレーキ27を設けている。このブレーキ27は、操
縦部に設けたブレーキペダル9に連動している(図2参
照)。図13を参照して駐車ブレーキ27の作動につい
て説明する。停車時にこのブレーキペダル9を矢印A方
向に踏込操作すると、支持板69が支点72の回りを矢
印B方向に回動し、このときワイヤ73を引っ張って前
述のテンションプーリ52を移動させてベルト51を緩
めると伝動が断たれる。これと同時にチューブ10a内
のワイヤ10が引っ張られて、支持板70が支点70a
の回りを矢印C方向に回動する。この支持板70が回動
すると、同軸上のプレート102が矢印C方向に回動す
る。プレート102にはロッド71が連結しているの
で、ロッド71を押して、ロッド71先端に取付けたブ
レーキプレート46が矢印D方向に回転する(倒れ
る)。これによって前述のようにブレーキ27が作用
し、差動ギヤ機構に連動連結された左右のサイドクラッ
チギヤ及びホイル軸が制動される。
【0020】これにより、駐車ブレーキを確実にかける
ことができ、例えば坂道で斜めに停車してもターンする
ことなく確実に坂道停車でき、安全性が向上する。ま
た、作業形態として、圃場の一辺刈取後、畦際で停車し
たまま刈取部を駆動して刈取穀稈を後送する操作を行う
ことがあるが、ブレーキペダル9を踏み、左右両サイド
クラッチ24L,24Rを切ってブレーキ27を作用さ
せることにより、走行用HST5が駆動されていても機
体を確実に停車させたままこの作業を行うことが出来
る。さらには、ブレーキ27がデフケース25の側部空
間に配置されることで、空間の有効利用によるミッショ
ンケースのコンパクト化も可能である。なお、図14は
上述の図13を前後方向からみたもので、28は刈取入
力プーリ、29は刈取上下支点パイプ、30は刈取フレ
ーム、31はエンスト時においてブレーキ27を作用さ
せるモータである。エンジンがエンストするとモータ3
1を作動してケーブル100を引っ張る。すると、支持
板70が支点70aの回りを矢印C方向に回動する。こ
れによってブレーキ27が入り状態となる。
【0021】次に、図15を参照して、前記パワステレ
バー3の構成について説明する。図15の(a)はパワ
ステレバー3の側面図、同(b)はその背面図、同
(c)はパワステレバー3下部に位置するポテンショメ
ータ部の平面図である。パワステレバー3は図示すると
おり、基端軸3a、後方に湾曲している湾曲部3b、後
方から前方上方へ向けて傾斜している傾斜部3c及び掴
み部3dを有してなり、該掴み部3dの上部にはコンバ
インの刈取部cの昇降を操作するスイッチ3eを設けて
いる。上記基端軸3aは操作パネル面に対して立設され
ており、パワステレバー3はその基端軸3a軸心を中心
に回動するように構成されている。そして、パワステレ
バー3の回動操作角度に応じて前記旋回用HST6の駆
動回転速度を制御する。
【0022】上記パワステレバー3の基端軸3aの下端
にロッド111を介してピン112が基端軸3aと平行
に取り付けられ、パワステレバー3の下部に配置した回
動操作角度を検出するポテンショメータ113の触覚体
114の二股部にて上記ピン112を支持し、パワステ
レバー3が回動すると上記ピン112が同時に回動して
上記触覚体114を回動せしめる。なお、上記ポテンシ
ョメータ113の触覚体114の回動軸心114aをパ
ワステレバー3の回動軸心(基端軸3a軸心)の下方延
長線上に一致させて配置している。また、パワステレバ
ー3の基端軸3aはその長さを調節自在に構成されてい
る。すなわち、固定ボルト103を緩めると長さ調節部
102内よりパワステレバー3の基端部3aを一定範囲
で引き出したり押し込んだりすることができるようにな
っており、これによってパワステレバー3の高さ位置を
調節できる。
【0023】また、パワステレバー3の基端軸3aは軸
受109を介して略コ字状保持板110に取り付けら
れ、該コ字状保持板110はその両側を軸104によっ
て軸承されている。そして、上記コ字状保持板110と
一体のプレート107に取り付けたボルト108がケー
シングと一体のプレート105に設けた長孔状のガイド
溝106と係合している。これにより、パワステレバー
3は上記軸104を支点に前後に傾動でき、パワステレ
バー3の前後方向の傾斜姿勢を調節できるようになって
いる。以上の構成により、パワステレバー3の基端軸3
aが回動し、パワステレバー3の掴み部3dを手で掴
み、左右にほぼ円弧状を描くようにパワステレバー3を
回動することができるので、パワステレバー3の回動ス
トロークを大きくとって、機体の旋回状態の微調整を行
い易くすることが可能となる。とくに、前記湾曲部3b
を設けたことで傾斜部3cの長さを邪魔にならない程度
に確保して且つ回動ストロークを大きく取れる。
【0024】また、パワステレバー3の掴み部3dの上
部に刈取部昇降操作スイッチ3eを設けたので、1つの
レバーで機体の旋回と刈取部の昇降を一緒に操作するこ
とができる。また、パワステレバー3の高さと前後方向
傾斜姿勢を任意に調節できるので、快適な操作性を得る
ことができる。さらに、パワステレバー3の回動軸心と
ポテンショメータ113の触覚体114の回動軸心とを
一致させているため、パワステレバー3の回動角度変化
に対してポテンショメータ113の触覚体114の回動
角度が直線的に変化する。この結果、パワステレバー3
の回動角度変化に対して旋回用HST6のトラニオン軸
角度が直線的に変化するような制御が行える。
【0025】図16は上述の刈取部昇降操作手段の他の
実施形態を示しており、上述のパワステレバー3の掴み
部3dの上部に刈取部昇降操作スイッチ3eを設ける代
わりに、パワステレバー3の傾斜部3cの上下回動操作
に基づいて刈取部の昇降制御を行うよう構成している。
すなわち、パワステレバー3の傾斜部3cをその基端軸
115を中心に上下に回動自在に構成し、基端軸115
と一体に回動する作動片118が対向配置された2つの
マイクロスイッチ116、117をオン・オフしてパワ
ステレバー3の上下回動を検出する。そして、上記2つ
のマイクロスイッチ116、117のオン・オフによっ
て刈取部昇降用の油圧シリンダを伸縮作動させるように
構成する。このような構成により、パワステレバー3の
掴み部3dを手で掴み、左右に回動操作することで機体
の旋回状態を操作できるとともに、上下に回動操作する
ことにより刈取部の昇降を操作できる。
【0026】図17はパワステレバー3の別の実施形態
を示すもので、パワステレバー3の上端部に該パワステ
レバー3の左右回動操作方向にほぼ沿う姿勢の円弧状部
材120を形成している。また、すでに前述の図15及
び図16にも示しているが、パワステレバー3の手前側
には作業者が操作側の手首を置くことが出来る支持台1
19を設置している。このように、パワステレバー3の
手掴み部を上記円弧状部材120とすることにより、あ
たかもハンドルを握って操作しているような操作感覚を
得ることができる。また、上記支持台119を設置する
ことで、作業者は手首を支持台119に載せた状態でパ
ワステレバー3を操作することが出来る。さらに、支持
台119とパワステレバー3の円弧状部材120とを手
で握り絞め操作することもでき、あたかも二輪車のブレ
ーキレバーを握り絞めるような操作感覚を得ることがで
きる。
【0027】ところで、パワステレバー3の回動操作角
度と車速とに基づいて前記旋回用HST6を変速制御す
る構成において、直進伝動系に設けるセンターギヤ(本
実施形態では前述のサイドクラッチ軸16に設けたセン
ターギヤ16a)に対向して、該ギヤの歯数を検出する
電磁ピックアップ式の車速センサを設ける。該車速セン
サによればセンターギヤ16aが一回転する間に該ギヤ
の歯数に相当する数の信号を拾うことが出来、従って低
速走行時であっても多数の信号を検出して旋回用HST
6の変速制御を適切に行うことが出来、円滑な旋回動作
を行うことが出来る。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の走
行装置によれば、旋回用HSTによる前記差動伝動機構
の駆動によって旋回内側の車軸を正逆に無段変速する走
行装置において、パワステレバーの回動操作角度に応じ
て前記旋回用HSTの駆動回転速度を制御するととも
に、該パワステレバーは基端軸とそれに連続する傾斜部
を有すると共にその基端軸軸心を中心に回動するように
構成したので、パワステレバーの回動ストロークを大き
くして旋回状態の微調整を可能にする。また、本発明の
走行装置によれば、パワステレバー上部にコンバインの
刈取部の昇降を操作するスイッチを設けることにより、
1つのレバーで機体の旋回と刈取部の昇降を可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンバインの一例を示す全体側
面図である。
【図2】コンバインの運転席のスイッチ配置図である。
【図3】右側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構
成を示す図である。
【図4】同じく右側面からみた 伝動装置内部の構成図
である。
【図5】左側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構
成を示す図である。
【図6】同じく左側面からみた 伝動装置内部の構成図
である。
【図7】図4におけるS1−S1に沿った断面図であ
る。
【図8】図4におけるS2−S2に沿った断面図であ
る。
【図9】差動ギヤP,Q,Rの回転数の関係を示す線図
である。
【図10】伝動装置の斜視図である。
【図11】伝動経路を示す図である。
【図12】伝動装置を含む全体の油圧配置図である。
【図13】ブレーキ手段を示すミッション近傍の側面図
である。
【図14】図13を前後方向からみた図である。
【図15】(a)はパワステレバーの構成を示す側面
図、(b)はその背面図、(c)はポテンショメータ部
の平面図である。
【図16】パワステレバーの他の実施形態を示す側面図
である。
【図17】パワステレバーの別の実施形態を示す側面図
である。
【符号の説明】
a クローラ c 刈取部 d フィードチェーン e 穀物タンク f オーガ 1 HSTレバー 2 アクセルレバー 3 パワステレバー 4 副変速レバー 5 走行用HST 6 旋回用HST 7 主変速レバー 8 副変速レバー 9 ブレーキペダル 10 ブレーキワイヤ 11 走行用HST入力軸 12 同出力軸 13 副変速軸 14 カウンタ軸 15 走行系減速軸 16 サイドクラッチ軸 17 減速ギヤ軸 18 クローラ駆動軸(ホイル軸) 19 旋回用HST入力軸 20 同出力軸 21 差動系減速軸 22 デフ差動軸 23 逆転ギヤ軸 24L,24R クラッチ 25 デフケース 26 逆転ギヤ 27 ブレーキ 32L,32R ミッションケース(メインケース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01D 69/08 A01D 69/08 (72)発明者 廣田 幹司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B043 AA03 AB08 BA02 BA05 BB01 2B076 AA03 CC02 DA03 DB06 DB08 DC01 3D052 AA02 AA06 DD04 EE01 FF02 GG04 JJ08 JJ14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に走行装置への動力断続を行うサイ
    ドクラッチを設けるとともに、左右のサイドクラッチギ
    ヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用油圧無段変速
    機構による前記差動伝動機構の駆動によって旋回内側の
    車軸を正逆に無段変速する走行装置において、パワステ
    レバーの回動操作角度に応じて前記旋回用油圧無段変速
    機構の駆動回転速度を制御するとともに、該パワステレ
    バーは基端軸とそれに連続する傾斜部を有すると共にそ
    の基端軸軸心を中心に回動するように構成したことを特
    徴とする走行装置。
  2. 【請求項2】 前記走行装置はコンバインの走行装置で
    あって、前記パワステレバーの上部にコンバインの刈取
    部の昇降を操作するスイッチを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の走行装置。
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