JP2002362261A - バッテリ装置およびその取り付け構造 - Google Patents

バッテリ装置およびその取り付け構造

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の床下に取り付けるバッテリ装置
の取り付け構造において、従来車両に対するバッテリ装
置の案内が不十分であったため、作業者は車両の床下を
のぞき込んで位置を確認しながら取り付け作業を行う必
要があった。このためバッテリ装置の脱着作業を簡単か
つ楽に行うことができなかった。本発明では、だれでも
簡単に脱着することができるバッテリ装置の取り付け構
造を提供する。 【解決手段】 電気自動車60の床下に前後に一定の間
隔をおいて案内壁部20,21を設け、バッテリ装置1
を載置した搬送台車50を移動させてバッテリ装置1を
両案内壁部20,21間に車両側方から進入させて、バ
ッテリ装置1の車両前後方向の位置が案内されるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気自動
車やいわゆるハイブリッドカー等の車両に好適なバッテ
リ装置およびその取り付け構造等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両へのバッテリ装置の取り付け
構造に関する技術として、例えば特開2000−318
463号公報に開示されているように、バッテリ装置を
車輪付きの昇降装置(搬送台車)に載置した状態で車両
ボディの床下に進入させた後、昇降装置によりバッテリ
装置を上昇させて車両ボディの床面に沿って取り付ける
構成としたリフト形式の取り付け構造が提供されてい
る。この取り付け構造の場合、搬送台車を用いて脱着作
業を行うため大がかりな設備を用いる場合のような脱着
場所の制約が少なく、自動車整備工場やガソリンスタン
ド等の比較的身近な場所でバッテリ装置の脱着作業を行
うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の取り付け構造によれば、バッテリ取り付け部に対し
てバッテリ装置を位置決めする(案内する)ための機構
が考慮されていなかったため、実際の脱着作業において
作業者は車両の床下を窮屈な姿勢でのぞき込んでバッテ
リ装置の位置あるいは取り付け状態を目で確認しながら
作業を行う必要があり、この点で上記従来のリフト形式
の取り付け構造には問題があった。なお、例えば実開平
5−54105号公報には、自動車ボディ下部に設定し
たバッテリ取り付け部に複数のガイドローラーを横並び
に配置し、車体ボディ側面よりバッテリ装置を、該ガイ
ドローラー上にバッテリキャリアの両側部に設けたフラ
ンジ部を載せ掛けた状態で水平方向にスライドさせてバ
ッテリ取り付け部内に取り付ける構成としたスライド形
式の取り付け構造が開示されている。ところが、前記リ
フト形式のバッテリ装置においては、脱着作業にあたっ
て該バッテリ装置を搬送台車に載置して水平方向に移動
および上下に昇降させるため、高さ方向に移動させない
スライド形式の取り付け構造をこのリフト形式のバッテ
リ装置に適用したとしても、バッテリ装置を昇降させる
段階では、依然として上記したような問題が残る。
【0004】本発明は、上記リフト形式のバッテリ装置
およびその取付構造に好適であって、バッテリ装置を車
両の床下等に進入させる段階あるいは上昇させる段階に
至るまで、該バッテリ装置を案内しつつ取り付けること
ができ、その結果作業者がしゃがみ込む等してバッテリ
装置の位置あるいはその取り付け部位等を目で確認しな
がら作業を行う必要がないバッテリ装置等を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成のバッテリ装置またはその取
り付け構造等とした。請求項1〜6,18,19記載の
バッテリ装置の取り付け構造、請求項7〜13,20,
21記載のバッテリ装置または請求項22〜24記載の
バッテリ装置の取り付け方法によれば、バッテリ取り付
け部に進入させる際にバッテリ装置の進入方向左右側方
の位置が案内されるので、作業者はバッテリ装置の進入
方向左右側方の位置をわざわざ確認する必要がなく、従
って従来よりも楽にバッテリ装置をバッテリ取り付け部
に進入させることができる。特に、請求項9記載のバッ
テリ装置によれば、簡単な構成で確実にバッテリ装置を
案内することができる。この明細書において、バッテリ
装置の進入方向左右側方の位置とは、バッテリ取り付け
部への進入方向に対して横方向の位置をいう。バッテリ
装置の進入方向は、バッテリ装置を例えば車両の側部に
開口したバッテリ取り付け部に進入させるのであれば車
幅方向であり、従ってこの場合進入方向左右側方の位置
は車両前後方向の位置をいう。また、バッテリ装置を車
両の後部からまたは前部から進入させるのであれば、進
入方向左右側方の位置は車幅方向の位置をいう。バッテ
リ装置は、バッテリ取り付け部に進入させた後、該バッ
テリ取り付け部に設定したバッテリ取り付け位置に取り
付けられる。また、一般的に用いられる搬送台車を利用
することができるので、バッテリ装置の着脱作業につい
ての時間的および場所的制約を無くすことができる。
【0006】請求項2記載の取り付け構造または請求項
25記載の取り付け方法によれば、バッテリ装置をバッ
テリ取り付け部に進入させる段階、および進入させた後
に上昇させる段階の双方で、該バッテリ装置の進入方向
左右側方の位置が案内されるので、作業者はバッテリ装
置の位置等を目で確認することなく前記リフト形式のバ
ッテリ装置をバッテリ取り付け位置に取り付けることが
できる。この場合、特に請求項9記載のバッテリ装置に
よれば、簡単な構成で確実にバッテリ装置を進入方向左
右側方の位置に関して案内することができる。また、バ
ッテリ装置のバッテリ取り付け部への進入および上昇も
搬送台車で行うことができ、この点で該バッテリ装置の
着脱作業を一層簡単に行うことができる。搬送台車に
は、例えば油圧駆動形式のいわゆるハンドリフト等を用
いることができる。この搬送台車を用いれば、バッテリ
装置の着脱作業を一人で行うことができる。請求項10
記載のバッテリ装置によれば、キャリアにバッテリを搭
載した形態のバッテリ装置を進入方向左右側方の位置に
関して案内することができるので、前記と同様の作用効
果を奏する。
【0007】請求項15記載の案内壁部によれば、バッ
テリ装置を進入方向左右側方の位置を案内しながらバッ
テリ取り付け部に進入させることができるので、進入方
向左右側方の位置について作業者が例えばしゃがみ込ん
で確認等する必要がなく、これによりバッテリ装置の着
脱作業を楽に行うことができる。請求項16記載の案内
壁部によれば、バッテリ取り付け部に進入させる際のみ
ならず、該バッテリ取り付け部において上昇させる際に
も該バッテリ装置が進入方向左右側方の位置を案内され
るため、バッテリ装置に進入させる段階のみならず、上
昇させる段階においても作業者の確認を必要とせず、従
ってバッテリ装置の脱着作業が簡単になる。請求項17
記載の案内壁部によれば、バッテリ装置のバッテリ取り
付け部への進入作業を一層簡単に行うことができる。
【0008】請求項18,19記載の取り付け構造また
は請求項20,21記載のバッテリ装置または請求項2
8記載の取り付け方法によれば、バッテリ装置を車両の
側部から床下に潜り込ませて、床面に沿ったバッテリ取
り付け位置に取り付ける場合に、該バッテリ装置の着脱
作業を簡単に行うことができる。この場合、特に請求項
19記載のバッテリ装置または請求項29記載の取り付
け方法によれば、搬送台車によりバッテリ装置を上昇さ
せれば、該バッテリ装置が自動的にバッテリ取り付け位
置にロックされるので、この点で該バッテリ装置の取り
付け作業を一層簡単に行うことができる。また、請求項
20記載のバッテリ装置または請求項30記載のバッテ
リ装置の取り付け方法によれば、作業者の誤操作等によ
りメインロック装置が誤作動等してもバッテリ装置の取
り付け状態が維持されるので、トラブルを未然に防ぐこ
とができる。さらに、請求項21記載のバッテリ装置ま
たは請求項31記載の取り付け方法によれば、作業者
は、フェールセーフロック装置について特別の操作をす
ることなく、該フェールセーフロック装置を機能させ、
かつそのロック状態を解除することができるので、当該
バッテリ装置およびフェールセーフロック装置の使い勝
手を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な一実施形態
を図1〜図14に基づいて説明する。この実施形態で
は、バッテリ装置1を車両60に取り付ける場合を例示
する。従って、本発明は、車両以外に取り付けるバッテ
リ装置に広く適用することができる。さて、図1および
図2は、本実施形態のバッテリ装置1を搬送台車50を
用いて車両60の床下(車両床面65の下側)に取り付
ける様子を示している。なお、図2では、車両60のう
ち、左右サイドメンバー62,62および前後の車輪6
3〜63のみが示されている。このバッテリ装置1は、
搬送台車50に載置して作業者がこの搬送台車50を移
動させることにより、車両60の床下に設けたバッテリ
取り付け部61に車両側方から進入させ、然る後、該バ
ッテリ取り付け部61内において搬送台車50の昇降機
能により一定距離だけ上昇させることにより車両60の
床面に沿ったバッテリ取り付け位置に取り付けられる。
なお、以下の説明において、単に前後方向または左右方
向というときは、車両60の方向に合わせていうものと
する。
【0010】先ず、搬送台車50は、いわゆるハンドリ
フト装置であり、これは従来公知のものであって本実施
形態において特に変更を要しないが以下簡単に説明す
る。この搬送台車50は、台板51と、該台板51の下
面四隅に取り付けた車輪52〜52と、台板51の後部
中央に設けたハンドル53を備えている。この搬送台車
50は、昇降機能を備えている。図5に示すように各車
輪52は、油圧シリンダ52aのロッド先端に回転可能
に支持されており、各油圧シリンダ52aが伸縮作動し
て台板51に対する車輪52〜52の突き出し寸法を変
更することにより台板51を昇降動させることができ
る。各油圧シリンダ52aの伸長作動は上記ハンドル5
3を傾動操作することによりなされる。このため、台板
51上にバッテリ装置1を載置してハンドル53を上下
に繰り返し傾動操作することにより該バッテリ装置1を
昇降させることができる。
【0011】図3には、バッテリ装置1が単体で示され
ている。このバッテリ装置1は枠体をなすバッテリキャ
リア10と該バッテリキャリア10に保持した10個の
バッテリB〜Bを有している。10個のバッテリB〜B
は横2列縦5列に配置されて電気的には直列に接続され
ており、バッテリキャリア10の側部に取り付けたコネ
クタ14に図示省略した電気配線を経て接続されてい
る。各バッテリBは、押さえフレーム13,13により
このバッテリキャリア10内に固定されている。このバ
ッテリ装置1は、図3において矢印で示すようにその左
側部からバッテリ取り付け部61内に進入される。以
下、バッテリ装置1の進入する方向をバッテリ進入方向
という。本実施形態においてこのバッテリ進入方向は、
車両前後方向に直交する方向(車幅方向)となってい
る。従って、本実施形態では、バッテリ装置1は車両6
0の左側部から進入する。
【0012】バッテリキャリア10の、バッテリ進入方
向に対して左右の側部には、それぞれ3個のガイドロー
ラー15〜17と、2本のストライカ11,11が取り
付けられている。このガイドローラー15〜17が、当
該バッテリ装置1の進入方向左右側方の位置を案内する
ための横方向案内部材の一実施形態に相当する。ガイド
ローラー15〜17およびストライカ11〜11の働き
については後述する。バッテリキャリア10の、バッテ
リ進入方向前後の側部には、フェールセーフロック装置
40がそれぞれ取り付けられている。このフェールセー
フロック装置40,40についても後述する。
【0013】次に、車両60の床下には、バッテリ装置
1を収納するためのバッテリ取り付け部61が設けられ
ている。このバッテリ取り付け部61の前側および後側
(進入方向左右側方)には案内壁部20,21が設けら
れている。両案内壁部20,21は、相互に一定の間隔
をおいて平行に配置されている。この両案内壁部20,
21間の空間部が前記バッテリ取り付け部61となって
いる。このバッテリ取り付け部61の奥側上部であって
車両床面に沿った位置がバッテリ取り付け位置に設定さ
れている。両案内壁部20,21の間隔は、バッテリキ
ャリア10の左右ガイドローラー15,15(または1
6,16または17,17)の先端部間の間隔に合わせ
て設定されている。これにより、当該バッテリ装置1が
バッテリ取り付け部61に進入した状態において、左右
ガイドローラー15,15(または16,16または1
7,17)がガタツキなく両案内壁部20,21間に摺
接されるようになっている。
【0014】図4に示すように各ガイドローラー15〜
17には、保持筒15c(16c,17c)の一端側に
球体15b(16b,17b)を転動可能にはみ出して
保持してなるいわゆる球体ローラーが用いられている。
このため、各ガイドローラー15〜17は、案内壁部2
0,21の内面側を任意の方向に転動可能となってい
る。また、各ガイドローラー15〜17は、それぞれブ
ラケット15a,16a,17aを介してバッテリキャ
リア10の側部に側方へ突き出すように取り付けられて
いる。両案内壁部20,21の一端側(図2において手
前側の端部)には、該一端側がそれぞれ相互に開く方向
に折り曲げられてなる案内テーパ部20a,21aが設
けられており、この案内テーパ部20a,21a間がバ
ッテリ取り付け部61の進入口61aとなっている。こ
の進入口61aを経てバッテリ装置1をバッテリ取り付
け部61に進入させると、先ず進入方向前側のガイドロ
ーラー15,15が両案内テーパ部20a,21aに摺
接されることによりバッテリ取り付け部61に対して当
該バッテリ装置1が進入方向左右に案内され、さらに進
入させることにより順次ガイドローラー16,17が案
内壁部20,21の内面に摺接されていき、これにより
バッテリ装置1の全体がその進入方向左右(車両前後方
向)に案内される。このようにバッテリ取り付け部61
の進入口61aに案内テーパ部20a,21aが設けら
れていることにより、バッテリ装置1がバッテリ取り付
け部61にスムーズに案内される。
【0015】両案内壁部20,21の高さは、バッテリ
装置1を載置した搬送台車50の台板51の昇降量に合
わせて設定されている。このため、図5に示すように台
板51を最も低い高さ(搬送高さ)に位置させた状態で
バッテリ装置1をバッテリ取り付け部61に進入させた
時のみならず、該バッテリ取り付け部61内において台
板51を上昇させてバッテリ装置1を上昇させる過程に
おいてもガイドローラー15〜17が常時両案内壁部2
0,21に摺接され、これにより該バッテリ装置1の進
入方向左右の位置が、水平方向進入時および上昇時の何
れにおいても規制されるようになっている。なお、図示
するように両案内壁部20,21の下端縁の路面Gから
の高さは、搬送台車50の台板51に干渉しないよう該
台板51を上昇させた状態における該台板51の上面よ
りも高い位置に設定されている。
【0016】次に、図5に示すようにバッテリ取り付け
部61の奥部には、左右一対のストッパ22,22が取
り付けられている。バッテリ装置1を載置した台板51
を搬送高さに位置させて搬送台車50を移動させること
により、バッテリ装置1をバッテリ取り付け部61に進
入させると、バッテリキャリア10の進入方向前面が上
記両ストッパ22,22に当接して、それ以上の進入が
阻止される。また、図6および図7に示すようにバッテ
リ取り付け部61の奥部には、上昇開始位置確認センサ
23が取り付けられている。この上昇開始位置確認セン
サ23は、筒体をなす保持体23bと、該保持体23b
に回転可能かつ出没可能に支持された球体をなす検知部
23aを備えている。搬送台車50の移動によりバッテ
リ装置1がバッテリ取り付け部61内に進入され、最終
的に両ストッパ22,22にバッテリキャリア10の前
面が当接すると、上昇開始位置確認センサ23の検知部
23aがバッテリキャリア10の前面に当接し、これに
より該検知部23aが押されて保持体23b内に押し込
まれる。この状態が図7に示されている。
【0017】検知部23aが保持体23b内に押し込ま
れると、当該上昇開始位置確認センサ23がオンし、こ
れによりバッテリ装置1が、バッテリ取り付け部61内
に完全に収納され、上昇可能な位置(以下、「上昇開始
位置」という)に至ったことが検知される。上昇開始位
置確認センサ23には上昇開始位置確認ランプ24が接
続されている。この上昇開始位置確認ランプ24は、上
昇開始位置確認センサ23がオンすると消灯する。ま
た、図7に示すように上昇開始位置確認センサ23の検
知部23aは、バッテリ装置1がバッテリ取り付け部6
1の上昇開始位置に収納された状態であれば、その高さ
位置に関係なく保持体23b内に押し込まれた状態に保
持され、この押し込まれた状態でバッテリキャリア10
の前面を相対的に転動し、これにより当該上昇開始位置
確認センサ23はオン状態に維持される。このため、上
昇開始位置確認ランプ24は、バッテリ装置1がバッテ
リ取り付け部61の上昇開始位置に収納されればその高
さ位置に関係なく消灯し、逆にバッテリ装置1がバッテ
リ取り付け部61内において上昇開始位置に位置してい
ない状態またはバッテリ取り付け部61から取り出され
た状態では点灯する。こうしてバッテリ装置1が上昇開
始位置に収納されて上昇開始位置確認ランプ24の消灯
を確認した後、搬送台車50のハンドル53を上下に傾
動操作して台板51をリフトさせ、これによりバッテリ
装置1を上昇させる。
【0018】図2に示すように左右の案内壁部20,2
1には、それぞれ進入方向前後に一定の間隔をおいて2
つのメインロック装置30,30が取り付けられてい
る。この合計4箇所のメインロック装置30〜30は、
それぞれ同じ構成のものが用いられており、前記したバ
ッテリ装置1のストライカ11〜11に対応して配置さ
れている。このメインロック装置30には、従来より例
えばワンボックスカー等のスライドドア用ドアロック装
置として用いられているものが利用されている。以下、
その構成について簡単に説明する。図11にこのメイン
ロック装置30が単体で示されている。このメインロッ
ク装置30は、L形のベース36と、該ベース36の端
部に取り付けられた電動モータ32と、該電動モータ3
2により回転するピニオンギヤ32aと、該ピニオンギ
ヤ32aに噛み合わされたセクタギヤ部33aを有する
駆動レバー33と、該駆動レバー33に支軸34aを中
心にして回転可能に支持された作動レバー34と、該作
動レバー34の回動一端側に設けた係合部34bに係合
して図中矢印で示したロック方向(図示反時計回り方
向)に強制的に回転するラッチ35を備えている。駆動
レバー33は支軸33bを中心にしてベース36に回動
可能に支持され、ラッチ35は支軸35aを中心にして
ベース36に回転可能に支持されている。また、ラッチ
35にはU字形のロック溝35bが形成されており、該
ラッチ35がアンロック位置に位置する状態ではこのロ
ック溝35bの開口側が、ベース36に設けた窓部36
aに向けられた状態となる。以下説明するようにこの窓
部36aを経てストライカ11がラッチ35のロック溝
35bに入り込む。
【0019】バッテリ取り付け部61の上昇開始位置に
おいて、搬送台車50のリフト機能によりバッテリ装置
1が上昇すると、バッテリキャリア10に設けた各スト
ライカ11が対応するメインロック装置30のラッチ3
5のロック溝35bは入り込み、然る後該ストライカ1
1がロック溝35bの側部に当接して該ラッチ35がロ
ック方向に押される。上記したように各ストライカ11
は、ベース36の窓部36aを経てラッチ35のロック
溝35bに入り込む。ロック溝35bに入り込んだスト
ライカ11は、該ロック溝35bの側部に当接した後、
当該バッテリ装置1の上昇に伴ってさらに移動すること
によりラッチ35をロック方向へ回動させる。ラッチ3
5の回動中心(支軸35a)には、該ラッチ35の回転
角度を検知するラッチセンサ(図示省略)が組み込まれ
ている。また、このラッチ35は、図示省略した捩りば
ねによりアンロック方向(図11において時計回り方向
であってロック溝35bの開口側を窓部36aに接近さ
せる方向)へ付勢されている。このため、ストライカ1
1によりロック溝35bの縁部が押されることによっ
て、ラッチ35が上記付勢力に抗してアンロック位置か
ら不完全ロック位置さらには完全ロック位置に向けて回
動する。ラッチ35がアンロック位置から一定角度回転
して不完全ロック位置に至ると、これがラッチセンサに
より検知され、この段階で電動モータ32が起動する。
【0020】電動モータ32が起動すると、ピニオンギ
ヤ32aとセクタギヤ部33aとの噛み合いを通じて駆
動レバー33が図11において時計回り方向に回動し、
これにより作動レバー34の支軸34aが図示下方に変
位する。この段階では作動レバー34の駆動レバー33
に対する相対回転が図示省略したキャンセルレバーによ
って規制されているため、駆動レバー33の図示時計回
り方向の回転により作動レバー34の係合部34bが図
示下方に変位し、これによりラッチ35が不完全ロック
位置からロック方向に強制的に回転して完全ロック位置
に至る。なお、ラッチ35の不完全ロック位置から完全
ロック位置までの移動について、強制的とは、ラッチ3
5がストライカ11の移動により(ストライカ11に押
されて)移動するのではなく、独自の移動手段である電
動モータ32を駆動源として積極的に移動し、その結果
ストライカ11を完全ロック位置に移動させることをい
う。こうしてラッチ35が不完全ロック位置から強制的
に完全ロック位置まで回転させられることにより、各ス
トライカ11がラッチ35のロック溝35bから離脱不
能にロックされ、ひいてはバッテリ装置1が車両60の
床面に沿ったバッテリ取り付け位置に保持される。
【0021】ラッチ35の図示下側には、ラッチロック
レバー37が回動可能に取り付けられている。このラッ
チロックレバー37はラッチ35に接近する方向にばね
付勢されている。ラッチ35の下部には不完全ロック爪
部35cと完全ロック爪部35dが形成されており、不
完全ロック爪部35cに上記ラッチロックレバー37が
係合するとラッチ35は不完全ロック位置に保持され、
完全ロック爪部35dにラッチロックレバー37が係合
するとラッチ35は完全ロック位置に保持される。ラッ
チ35がラッチロックレバー37によって完全ロック位
置に保持されることにより、上記したようにバッテリ装
置1が車両60の床面に沿ったバッテリ取り付け位置に
強固に取り付けられる。ラッチ35が完全ロック位置に
ロックされると、これがラッチセンサにより検知され、
これに基づいて電動モータ32が逆転して駆動レバー3
3が図11において反時計回り方向に回転し、これによ
り作動レバー34の係合部34bがラッチから遠ざかる
方向に変位して該作動レバー34とラッチ35の係合状
態が解除される。この段階で駆動レバー33および作動
レバー34が初期位置に復帰する。
【0022】一方、ラッチロックレバー37は、ベース
36に回動可能に支持したロック解除レバー38のアン
ロック方向への回動によりラッチ35から離脱する方向
に回動し、これによりラッチ35の完全ロック位置でロ
ック状態が解除される。こうして、ラッチロックレバー
37によるロック状態が解除され、かつ上記したように
駆動レバー33および作動レバー34が初期位置に復帰
していることにより、ラッチ35は完全ロック位置から
アンロック位置に向けて回動可能な状態となり、これに
よりバッテリ装置1を取り外し可能な状態となる。上記
ロック解除レバー38のアンロック方向への回動は、車
両60に配置したロック解除スイッチ39(図2参照)
を操作することによりなされる。各メインロック装置3
0のロック解除レバー38には解除操作用のワイヤ(図
示省略)が接続されており、各ワイヤは図示省略したア
クチュエータにより移動する。各アクチュエータは上記
ロック解除スイッチ39を操作することにより同時に作
動し、これにより4箇所のメインロック装置30〜30
のロック解除レバー38が同時にアンロック方向に移動
して該メインロック装置30〜30がロック解除され
る。このメインロック装置30〜30によれば、例えば
路面Gの傾斜により車両60に対してバッテリ装置1
(および搬送台車50)が傾いているために、バッテリ
装置1が取り付け位置に対して傾いて上昇し、その結果
メインロック装置30〜30に対するストライカ11〜
11の位置がばらついている場合であっても、各ストラ
イカ11がラッチ35に接触して、該ラッチ35が少な
くとも不完全ロック位置まで回転すれば、該ラッチ35
が完全ロック位置まで強制的に回転するので、4箇所の
メインロック装置30〜30の全てについて確実にロッ
クがなされる。
【0023】次に、バッテリ装置1がバッテリ取り付け
位置に至ると、上記したようにメインロック装置30〜
30によりバッテリ装置1が該バッテリ取り付け位置に
ロックされるとともに、該バッテリ装置1が該バッテリ
取り付け位置まで上昇したことが取り付け位置確認セン
サ25により検知される。前記両案内壁部20,21の
進入方向ほぼ中程の位置には、それぞれブラケット26
を介して上記取り付け位置確認センサ25が取り付けら
れている。この取り付け位置確認センサ25にも、前記
上昇開始位置確認センサ23と同じセンサが用いられて
おり、筒体形状の保持体25bと、該保持体25bの先
端に回転可能かつ出没可能に保持した球体をなす検知部
25aを有している。
【0024】一方、バッテリ装置1のバッテリキャリア
10の両側部であって、進入方向ほぼ中程の位置には検
知板18,18が取り付けられている。このため、図9
に示すようにバッテリ装置1がバッテリ取り付け位置ま
で上昇すると、両取り付け位置確認センサ25,25の
検知部25a,25aにそれぞれ検知板18が当接して
該検知部25a,25aがそれぞれ保持体25b内に押
し込まれ、これにより両取り付け位置確認センサ25,
25がオンする。両取り付け位置確認センサ25,25
には取り付け位置確認ランプ27が接続されている。両
取り付け位置確認センサ25,25がオンすると、この
取り付け位置確認ランプ27は消灯する。一方または双
方の取り付け位置確認センサ25,25がオフの状態で
は取り付け位置確認ランプ27が点灯して、バッテリ装
置1が取り付け位置に対して位置ズレし、あるいは取り
付け位置から外されていることが報知される。上記取り
付け位置確認センサ25,25、取り付け位置確認ラン
プ27および前記上昇開始位置確認センサ23,23、
上昇開始位置確認ランプ24、さらには前記メインロッ
ク装置30〜30の各電動モータ32等は、当該バッテ
リ装置1とは別に車両60に搭載した補助バッテリ64
を電源として作動し、また点灯する。
【0025】次に、バッテリ装置1は、バッテリ取り付
け位置に取り付けられた状態において、メインロック装
置30〜30が誤作動等によりアンロックしても落下し
ないようフェールセーフ機能を有している。図3および
図12に示すようにバッテリキャリア10の進入方向前
面と後面の2箇所にはフェールセーフロック装置40,
40が取り付けられている。また、この両フェールセー
フロック装置40,40の下側には、そのロック状態を
解除するためのロック解除棒41が配置されている。図
13および図14には、このフェールセーフロック装置
40およびロック解除棒41の詳細が示されている。バ
ッテリキャリア10の進入方向前後面には、それぞれ上
下2段のベース42,43が側方へ張り出すように取り
付けられている。上側の上ベース42上にフェールセー
フロック装置40が取り付けられ、下側の下ベース43
にロック解除棒41が上下動可能に支持されている。
【0026】先ず、フェールセーフロック装置40は、
基台44と、これに対して支軸45を中心にして上下に
傾動可能に支持されたロック本体46を備えている。ロ
ック本体46は、支軸45の回りに装着されたばね(例
えば捩りばね(図示省略))によりロック方向(図にお
いて反時計回り方向)に付勢されている。基台44に
は、2本のロックピン47,47が該基台44の面方向
(図示左右方向)に移動可能に設けられている。このロ
ックピン47,47は、図14に示すように基台44の
下面に設けたロック解除孔44aへのロック解除棒41
の差し込み量を大きくすると(図14において基台44
に対して上方へ移動させると)図示右方のロック解除位
置へ後退する一方、図13に示すようにロック解除棒4
1のロック解除孔44aへの差し込み量を小さくすると
(図13において、基台14に対して下方へ移動させる
と)、ばね付勢力により図示左方のロック位置に移動す
る。ロック解除棒41の差し込み量の大小によってロッ
クピン47,47を進退させる構成については、この種
のロック装置に限らず公知の技術であるので詳述しない
が、ロック解除棒41の先端が半球形状に形成されてお
り、この半球形状部41aと両ロックピン47,47側
に設けた傾斜面との摺接作用によりロック解除棒41の
上下動を両ロックピン47,47の左右方向への移動に
変換する構成となっている。
【0027】これに対してロック本体46の回動先端側
(図示左端面側)の下部には、上記両ロックピン47,
47が差し込まれるロック孔46a,46aが形成され
ている。図13に示すように両ロック孔46a,46a
にそれぞれロックピン47が差し込まれた状態では、ロ
ック本体46はアンロック方向(図において時計回り方
向)へ回動不能にロックされた状態となり、上記したよ
うにロック解除棒41のロック解除孔44aへの差し込
み量を大きくして(より深く差し込んで)両ロックピン
47,47を後退させると、該ロック本体46が支軸4
5を中心にしてアンロック方向へ回動可能となる。
【0028】次に、ロック解除棒41は、下ベース43
の挿通孔43aおよび上記ロック解除孔44aにより上
下に移動可能に支持されている。挿通孔43aとロック
解除孔44aとの間において、このロック解除棒41に
は止め輪41bが取り付けられており、これにより該ロ
ック解除棒41の下方への抜け止めがなされている。上
ベース42と下ベース43との間には、スリーブ42a
が取り付けられており、このスリーブ42aの内周側に
ロック解除棒41が挿通されている。ロック解除棒41
の下端部には、ロック解除棒41よりも側方へ大きく張
り出す円板形状の頭部48が取り付けられている。この
頭部48と下ベース43との間には、圧縮ばね49が介
装されている。この圧縮ばね49によりロック解除棒4
1は、ロック解除孔44aへの差し込み量を小さくする
方向(図示下方)へ付勢されている。図13に示すよう
にロック解除棒41のロック解除孔44aへの差し込み
が浅い状態の時に、その頭部48がバッテリキャリア1
0の下面よりも下方に突き出すよう該ロック解除棒41
の長さおよび位置等が設定されている。ロック本体46
の回動先端側の上部には、ロックローラー46bが回転
可能に取り付けられている。このロックローラー46b
の回転軸線は、ロック本体46の回動軸線(支軸45の
軸線)に平行に設定されている。一方、上記両フェール
セーフロック装置40、40に対応して車両60の床面
65の下面側には、U字形のロックブラケット66,6
6(引き掛け部)が取り付けられている。
【0029】このように構成されたフェールセーフロッ
ク装置40,40とロック解除棒41,41によれば、
図14に示すようにバッテリ装置1が搬送台車50の台
板51上に載置された状態では、各フェールセーフロッ
ク装置40においてロック解除棒41の頭部48が台板
51の上面に当接して該ロック解除棒41がそれぞれ圧
縮ばね49に抗して上側に押されることにより、該ロッ
ク解除棒41のロック解除孔44aへの差し込みがより
深くなっている。この状態では前記したように両ロック
ピン47,47がばね付勢力に抗してアンロック方向に
後退してロック孔46a,46aから抜き出されるとと
もに、ロック解除棒41の先端部(半球形状部41a)
がロック本体46の下面に突き当てられ、これによりロ
ック本体46が支軸45を中心にしてロック解除棒41
により突き上げられるようにしてアンロック位置へ回動
する。この回動動作はばね付勢力に抗してなされる。ロ
ック本体46がアンロック位置へ回動すると、ロックロ
ーラー46bが支軸45を中心とする円弧上を移動し
て、ロックブラケット66の上方から外れる。この状態
では当該フェールセーフロック装置40のロック機能は
発揮されない。
【0030】これに対して、図13に示すようにバッテ
リ装置1が前記メインロック装置30〜30によりバッ
テリ取り付け位置に取り付けられ、然る後、搬送台車5
0の台板51を下降させると、該台板51がバッテリキ
ャリア10の下面から離間する。このため、各フェール
セーフロック装置40においてロック解除棒41が圧縮
ばね49により下方へ移動し、これにより該ロック解除
棒41のロック解除孔44aへの差し込みが浅くなる。
このため、ロック本体46はばね付勢力により支軸45
を中心にして図示反時計回り方向に回動してロック位置
へ戻され、かつ両ロックピン47,47がばね付勢力に
より突き出されて、ロック本体46のロック孔46a,
46aに差し込まれ、これによりロック本体46がロッ
ク位置に保持される。ロック本体46がロック位置に保
持されると、ロックローラー46bがロックブラケット
66の上面側に係合された状態に固定され、これにより
バッテリキャリア10ひいては当該バッテリ装置1の下
方への変位(脱落)が防止される。このことから、バッ
テリキャリア10の下面に搬送台車50の台板51を当
接させてロック解除棒41,41を上方へ移動させない
限り、メインロック装置30〜30が誤作動あるいは誤
操作等によりアンロックされても、バッテリ装置1は該
フェールセーフロック装置40,40を介して依然とし
てバッテリ取り付け位置に固定され、これにより不用意
な脱落等のトラブルが未然に回避される。
【0031】バッテリ取り付け位置に取り付けられたバ
ッテリ装置1を充電等のために取り外す際には、搬送台
車50の台板51を上昇させてバッテリキャリア10の
下面に当接させると、当接する直前に台板51によって
ロック解除棒41の頭部48が上方へ押されて該ロック
解除棒41が上方(アンロック方向)へ移動する。ロッ
ク解除棒41が上方へ移動すると、該ロック解除棒41
のロック解除孔44aへの差し込み量が大きくなってロ
ックピン47,47が後退し、これによりロック本体4
6がアンロック位置へ回動可能になるとともに、ロック
解除棒41の先端(半球形状部41a)によってロック
本体46の下面が上方へ押し上げられるため、ロック本
体46がアンロック位置へ強制的に回動する。ロック本
体46がアンロック位置へ回動すると、ロックローラー
46bが車両床面65側のロックブラケット66から外
れて、当該フェールセーフロック装置40,40による
ロック状態が解除される。以上のことから、本実施形態
のフェールセーフロック装置40,40によれば、搬送
台車50の台板51をバッテリキャリア10の下面に当
接させる行為(バッテリ装置1を取り外すために行う通
常の行為)によって自動的にロック状態が解除される一
方、搬送台車50の台板51を下降させてバッテリキャ
リア10の下面から離間させる行為(バッテリ装置1を
バッテリ取り付け位置に取り付けるために行う通常の行
為)によって自動的にロック状態となるため、作業者に
よるロック・アンロック操作は全く必要ない。
【0032】以上のように構成した本実施形態のバッテ
リ装置1およびその取り付け構造によれば、バッテリ装
置1をバッテリ取り付け部61のバッテリ取り付け位置
に取り付ける場合、作業者はバッテリ装置1を搬送台車
50の台板51上に載置した状態で該搬送台車50を車
両側部の進入口61aに向けて移動させて、バッテリ装
置1を両案内壁部20,21間(バッテリ取り付け部6
1)に進入させる。この場合、バッテリ取り付け部61
の進入口61aには案内テーパ部20a,21aが形成
されているので、作業者がしゃがみ込む等して進入口6
1aを目で確認することなく楽にバッテリ装置1を進入
口61aを経てバッテリ取り付け部61に進入させるこ
とができる。また、バッテリキャリア10の側部にはガ
イドローラー15〜17が取り付けられており、該ガイ
ドローラー15〜17の球体15b〜17bが案内壁部
20,21に沿って転動されることにより、該バッテリ
装置1の車両前後方向の位置(進入方向左右側方の位
置)が規制された状態でバッテリ装置1をバッテリ取り
付け部61に進入させることができるので、この段階で
も作業者は車両床下をのぞき込む等して該バッテリ装置
1の位置を確認しなくても簡単かつ確実にバッテリ装置
1を上昇開始位置に進入させることができる。
【0033】さらに、バッテリ装置1を上昇開始位置に
進入させた後、搬送台車50の台板51を上昇させる段
階でも、ガイドローラー15〜17の各球体15b〜1
7bが案内壁部20,21に転動されて該バッテリ装置
1の車両前後方向の位置が規制されるので、作業者がわ
ざわざ目で確認するまでもなくバッテリ装置1を正確に
バッテリ取り付け位置まで上昇させることができる。こ
のように本実施形態のバッテリ装置1によれば、台板5
1上にバッテリ装置1を載置して搬送台車50を押して
いく操作のみで該バッテリ装置1を上昇開始位置に進入
させることができ、その後台板51を単に上昇させれば
該バッテリ装置1を車両床下のバッテリ取り付け位置に
取り付けることができる。このため、作業者は、車両床
下をのぞき込んで該バッテリ装置1の位置を目で確認す
ることなく、単に搬送台車50を押して該バッテリ装置
1を車両床下に進入させ、その後上昇させれば、該バッ
テリ装置1を確実にバッテリ取り付け位置に移動させる
ことができるので、該バッテリ装置1の取り付け作業を
従来に比してより一層簡単に行うことができる。バッテ
リ装置1をいつでも、どこでも簡単に脱着することがで
きるので、車両60の稼働率を向上させることができ
る。
【0034】また、両案内壁部20,21の高さが、バ
ッテリ装置1の昇降動範囲について常にガイドローラー
15〜17が案内壁部20,21に転動され得る高さに
設定されているため、車両の車幅方向の傾斜あるいは前
後方向の傾斜が多少あっても、これを吸収して常時ガイ
ドローラー15〜17の当該案内壁部20,21に対す
る転動状態を維持することができる。従って、作業者
は、車両床下ののぞき込んでバッテリ装置1の位置等を
確認することなく、バッテリ装置1をバッテリ取り付け
部61に進入させることができる。さらに、ハンドリフ
ト等の搬送台車50が用意できれば、そのほかに特別の
設備を必要とせず、当該車両のユーザー自身等がいつで
も簡単にバッテリ装置1の脱着を行うことができる。ハ
ンドリフト等の搬送台車50は、ガソリンスタンドや自
動車修理工場等に通常備えられているものを用いること
ができるので、バッテリ装置1の着脱作業を行うことが
できる作業場所は比較的容易に確保することができる。
【0035】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、横方向案内部材として球体1
5b〜17bを有するガイドローラー15〜17を例示
したが、該横方向案内部材はこれに限定されるものでは
なく、種々構成のものを用いることができる。例えば、
円柱体形状を有する転動体(一方向転動体)を有するガ
イドローラーを用いることもできる。この場合、転動体
の回転軸線に関して縦向きと横向きを併用することによ
り、バッテリ取り付け部61への進入動作の段階および
該進入動作完了後の上昇動作の段階で、バッテリ装置1
の進入方向左右側方の位置を案内することができる。ま
た、バッテリキャリア10の側面を案内壁部20,21
に摺接させることにより、該側面を横方向案内部材とし
て利用することができる。さらに、バッテリ装置1の上
昇時における該バッテリ装置1の進入方向左右側方の位
置を案内する機能を省略してもよい。また、車両の側方
からバッテリ装置1を進入させる場合を例示したが、車
両の後部または前部からバッテリ装置1を車両床下へ進
入させる場合についても同様に適用することができる。
さらに、バッテリ装置を車両60の床下に収納する場合
を例示したが、例えばトランク内、室内のシート下等に
バッテリを収納する場合にも適用することができる。
【0036】また、バッテリ装置1を水平方向に移動さ
せてバッテリ取り付け部61に進入させた後、上昇させ
て取り付ける場合を例示したが、水平方向の移動のみで
取り付けが完了する引き出し形式の取り付け構造につい
て適用することもできる。また、バッテリ装置1にガイ
ドローラー15〜17を取り付ける一方、案内壁部を車
両60側に設ける構成を例示したが、これとは逆にバッ
テリ装置の両側部に案内壁部を設ける一方、車両のバッ
テリ取り付け部側にガイドローラーを配置する構成とし
てもよい。ガイドローラーは、片側3個で説明したが、
2個あるいは4個以上であってもよい。さらに、バッテ
リ取り付け部61にメインロック装置30〜30を設け
る一方、バッテリ装置1のキャリア10にストライカ1
1〜11を設ける構成を例示したが、逆にバッテリ取り
付け部61にストライカを設け、バッテリ装置1側にメ
インロック装置を取り付ける構成としてもよい。
【0037】また、複数のバッテリB〜Bを有するバッ
テリ装置1を例示したが、一つのバッテリBをバッテリ
装置とする場合にも適用することができる。さらに、車
両駆動用のバッテリ装置に限定されず、車載オーディオ
用電源として、電動シートやワイパー等電動式艤装品の
電源として用いるバッテリ装置についても同様に適用す
ることができる。また、ロック装置30、フェールセー
フロック装置40、上昇位置確認センサ23、取り付け
位置確認センサ25、上昇位置確認ランプ24、取り付
け位置確認センサ27等についても同等の機能を有する
別構成のものに置き換えることができ、必要に応じて省
略することができる。さらに、搬送台車についても例示
した構造のものに限定されるものではなく、様々な作業
現場で用いられる種々構成のものを用いることができ
る。また、車両に取り付けるバッテリ装置1を例示した
が、例えば機械設備等その他のバッテリ取り付け対象物
にバッテリ装置を取り付ける場合に広く適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、搬送台車を
用いてバッテリ装置を車両側方から床下に進入させた後
上昇させて収納する様子を示す図である。本図は、車両
の前方から見た図である。
【図2】搬送台車にバッテリ装置を載置して車両床下の
バッテリ取り付け部に進入させる様子を示す斜視図であ
る。
【図3】複数のバッテリをキャリアに搭載したバッテリ
装置を単体で示した斜視図である。
【図4】ガイドローラーが案内壁部に当接してバッテリ
装置の位置が規制された状態を示す図である。
【図5】搬送台車に載置したバッテリ装置をバッテリ取
り付け部に進入させた後、取り付け位置まで上昇させた
状態を示す側面図である。本図は、車両の前方から見た
図である。
【図6】バッテリ装置がバッテリ取り付け部に進入して
上昇開始位置に至る直前の様子を示す図である。本図は
車両前方から見た図である。
【図7】バッテリ装置がバッテリ取り付け部に進入して
上昇開始位置に至った段階を示す図である。本図は車両
前方から見た図である。
【図8】バッテリ装置がバッテリ取り付け部の上昇開始
位置において上昇する前の状態を示す図である。本図は
車両の側方から見た図である。
【図9】バッテリ装置が取り付け位置まで上昇された状
態を示す図である。本図は車両の側方から見た図であ
る。
【図10】メインロック装置にストライカが係合して、
バッテリ装置が取り付け位置にロックされた状態を示す
図である。本図は車両の側方から見た図である。
【図11】メインロック装置単体の斜視図である。
【図12】取り付け位置に取り付けられたバッテリ装置
の下面に搬送台車の台板が当接し、これによりフェール
セーフロック装置が解除された様子を示す図である。本
図は、車両の前方から見た図である。
【図13】フェールセーフロック装置のロック状態を示
す側面図である。
【図14】フェールセーフロック装置のアンロック状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
1…バッテリ装置 10…バッテリキャリア、B…バッテリ 15〜17…ガイドローラー 20,21…案内壁部、20a,21a…案内テーパ部 22…ストッパ 23…上昇開始位置確認センサ 24…上昇開始位置確認ランプ 25…取り付け位置確認センサ 27…取り付け位置確認ランプ 30…メインロック装置 40…フェールセーフロック装置、41…ロック解除棒 50…搬送台車、51…台板 60…車両、61…バッテリ取り付け部 64…補助バッテリ 65…車両の床面 G…路面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H040 AA07 AA08 AS06 AS07 AT06 CC12 CC33 CC37 CC58 CC59 JJ10

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ装置を搬送台車の台板上に載置
    して該搬送台車を移動させることにより前記バッテリ装
    置をバッテリ取り付け部に進入させて該バッテリ取り付
    け部に取り付けるバッテリ装置の取り付け構造であっ
    て、前記バッテリ装置を前記バッテリ取り付け部に対し
    て進入方向左右側方の位置を案内して取り付ける構成と
    したバッテリ装置の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 バッテリ装置を搬送台車の台板上に載置
    して該搬送台車を移動させることにより前記バッテリ装
    置をバッテリ取り付け部に進入させた後に上昇させて該
    バッテリ取り付け部のバッテリ取り付け位置に取り付け
    るバッテリ装置の取り付け構造であって、前記バッテリ
    装置を前記バッテリ取り付け部に進入させる段階および
    該バッテリ取り付け部において上昇させる段階で、前記
    バッテリ取り付け部に対する進入方向左右側方の位置を
    案内して取り付ける構成としたバッテリ装置の取り付け
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の取り付け構造で
    あって、バッテリ取り付け部の進入方向左右側部に設け
    た案内壁部を基準にしてバッテリ装置の進入方向左右側
    方の位置を案内するバッテリ装置の取り付け構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の取り付け構造で
    あって、バッテリ装置の進入方向左右側部に横方向案内
    部材を設ける一方、バッテリ取り付け部に進入方向に平
    行な案内壁部を設け、該案内壁部と前記横方向案内部材
    との相対位置に基づいて前記バッテリ装置の進入方向左
    右側方の位置を案内して取り付けるバッテリ装置の取り
    付け構造。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のバッテリ装置の取り付け
    構造であって、バッテリ装置の進入方向左右側部に横方
    向案内部材を設ける一方、バッテリ取り付け部の進入方
    向左右側部に案内壁部を設け、バッテリ取り付け部に進
    入する段階および上昇する段階において該案内壁部に前
    記横方向案内部材を摺接させて前記バッテリ装置を進入
    方向左右側方の位置を案内しつつバッテリ取り付け位置
    に取り付けるバッテリ装置の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のバッテリ装置の取り付け
    構造であって、バッテリ装置がバッテリ取り付け部への
    進入動作を完了して上昇開始位置に至ったことと、該上
    昇開始位置から上昇してバッテリ取り付け位置に至った
    ことが報知されるバッテリ装置の取り付け構造。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の取り付け構造に
    より取り付けられるバッテリ装置であって、進入方向左
    右側部に、バッテリ取り付け部における進入方向左右側
    方の位置を案内するための横方向案内部材を備えたバッ
    テリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のバッテリ装置であって、
    横方向案内部材にガイドローラーを用い、該ガイドロー
    ラーを案内壁部に転動させて進入方向左右側方の位置が
    案内されるバッテリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のバッテリ装置であって、
    横方向案内部材に、球体を有するガイドローラーを用
    い、前記球体を案内壁部に沿って転動させるバッテリ装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1または2記載の取り付け構造
    により取り付けられるバッテリ装置であって、バッテリ
    を搭載するバッテリキャリアを備え、該バッテリキャリ
    アの進入方向左右側部に、前記バッテリ取り付け部に対
    する進入方向左右側方の位置を案内するための横方向案
    内部材を設けたバッテリ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のバッテリ装置であっ
    て、複数のバッテリを備えたバッテリ装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のバッテリ装置であっ
    て、横方向案内部材に、転動可能な球体を有するガイド
    ローラーを用いたバッテリ装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載のバッテリ装置であっ
    て、バッテリ取り付け部の進入方向左右側部に設けた案
    内壁部に横方向案内部材を摺接させて前記バッテリ取り
    付け部に対する進入方向左右側方の位置が案内されるバ
    ッテリ装置。
  14. 【請求項14】 請求項7〜13のいずれか一つの項に
    記載したバッテリ装置に用いられるバッテリキャリアで
    あって、1つまたは複数のバッテリを搭載可能な枠体を
    有し、進入方向左右側部に前記バッテリ装置の進入方向
    左右側方の位置を案内するための横方向案内部材を備え
    たバッテリキャリア。
  15. 【請求項15】 請求項3〜6のいずれか一つの項に記
    載した取り付け構造に用いる案内壁部であって、バッテ
    リ取り付け部の、バッテリ装置の進入方向に対して左右
    側方となる位置に相互に平行に設けた案内壁部。
  16. 【請求項16】 請求項5記載の取り付け構造に用いる
    案内壁部であって、バッテリ取り付け部の、バッテリ装
    置の進入方向について左右側部に相互に平行に設けら
    れ、それぞれが前記バッテリ装置の上昇開始から完了に
    至る間、バッテリ装置の進入方向左右側方の位置を案内
    するに足る高さ寸法を有する案内壁部。
  17. 【請求項17】 請求項15または16記載の案内壁部
    であって、バッテリ装置の進入開始位置に相当する端部
    が相互に開き方向に屈曲した案内壁部。
  18. 【請求項18】 車輪を有し、台板を昇降動可能な搬送
    台車の前記台板上にバッテリ装置を載置して該搬送台車
    の移動により該バッテリ装置を車両の車幅方向側方から
    床下に進入させ、然る後該バッテリ装置を上昇させて前
    記車両の床面に沿ったバッテリ取り付け位置に取り付け
    るバッテリ装置の取り付け構造であって、 前記床面に車両前後方向に一定間隔をおいて平行に設け
    た案内壁部を介して車両前後方向の位置を案内しつつバ
    ッテリ装置を前記床下に進入させ、かつ前記案内壁部間
    において該案内壁部を介して車両前後方向の位置を案内
    しつつ前記バッテリ装置を上昇させる構成としたバッテ
    リ装置の取り付け構造。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のバッテリ装置の取り
    付け構造であって、搬送台車の台板の上昇により上昇す
    ると、該上昇動作に基づいて、車両側に設けたメインロ
    ック装置が作動してバッテリ装置がバッテリ取り付け位
    置に取り付けられる構成としたバッテリ装置の取り付け
    構造。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の取り付け構造により
    取り付けられるバッテリ装置であって、メインロック装
    置とは別に、バッテリ取り付け位置への取り付け状態を
    維持するフェールセーフロック装置を備えたバッテリ装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のバッテリ装置であっ
    て、フェールセーフロック装置は、該バッテリ装置の下
    面が搬送台車の台板上に当接された状態ではバッテリ取
    り付け部に対してアンロック位置に保持され、前記バッ
    テリ装置の下面から前記台板が離間した状態ではバッテ
    リ取り付け部に対してロック位置に保持される構成とし
    たバッテリ装置。
  22. 【請求項22】 バッテリ取り付け部に進入させて該バ
    ッテリ取り付け部のバッテリ取り付け位置にバッテリ装
    置を取り付ける方法であって、前記バッテリ装置の進入
    方向左右側方の位置を案内して該バッテリ装置を取り付
    ける方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、バッテリ装置の進入方向左右側部
    に、バッテリ取り付け部における進入方向左右側方の位
    置を案内するための横方向案内部材を設ける一方、前記
    バッテリ取り付け部の進入方向左右側部に案内壁部を設
    け、該案内壁部に対する前記横方向案内部材の相対位置
    を規制して前記バッテリ装置の前記バッテリ取り付け部
    における進入方向左右側方の位置を案内するバッテリ装
    置の取り付け方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、横方向移動部材に転動可能な球体を
    有するガイドローラーを用い、前記球体を案内壁面に沿
    って転動させてバッテリ装置のバッテリ取り付け部にお
    ける進入方向左右側方の位置を案内するバッテリ装置の
    取り付け方法。
  25. 【請求項25】 バッテリ取り付け部に進入させた後に
    上昇させて該バッテリ取り付け部のバッテリ取り付け位
    置にバッテリ装置を取り付ける方法であって、前記バッ
    テリ装置の前記バッテリ取り付け部における進入方向左
    右側方の位置を案内しつつ該バッテリ装置を前記バッテ
    リ取り付け部に進入させ、然る後、該バッテリ装置の前
    記バッテリ取り付け部における進入方向左右側方の位置
    を案内しつつ該バッテリ装置を上昇させて前記バッテリ
    取り付け位置にバッテリ装置を取り付ける方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、バッテリ装置の進入方向左右側部に
    横方向案内部材を設ける一方、バッテリ取り付け部の進
    入方向左右側部に案内壁部を設け、該案内壁部に対する
    前記横方向案内部材の相対位置を規制して前記バッテリ
    装置の前記バッテリ取り付け部における進入方向左右側
    方の位置を案内するバッテリ装置の取り付け方法。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、横方向案内部材にガイドローラーを
    用い、該ガイドローラーを案内壁部に沿って転動させて
    バッテリ装置のバッテリ取り付け部における進入方向左
    右側方の位置を案内するバッテリ装置の取り付け方法。
  28. 【請求項28】 台板を昇降動可能な搬送台車の前記台
    板上にバッテリ装置を載置して、該バッテリ装置を該搬
    送台車の移動により車両の車幅方向側方から床下に進入
    させ、然る後上昇させて前記車両の床面に沿ったバッテ
    リ取り付け位置に前記バッテリ装置を取り付ける方法で
    あって、前記床面に車両前後方向に一定間隔をおいて平
    行に案内壁部を設ける一方、前記バッテリ装置の進入方
    向左右側部に、前記案内壁部に沿って転動させるガイド
    ローラーを設け、該ガイドローラーを前記案内壁部に沿
    って転動させて車両前後方向の位置を案内しつつ前記床
    下に進入させ、然る後前記案内壁部に前記ガイドローラ
    ーを転動させて車両前後方向の位置を案内しつつ上昇さ
    せるバッテリ装置の取り付け方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、搬送台車の台板の上昇によりバッテ
    リ装置を上昇させ、該バッテリ装置の上昇動作により、
    車両側に設けたメインロック装置を作動させて該バッテ
    リ装置を取り付ける方法。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、メインロック装置とは別に、フェー
    ルセーフロック装置によりバッテリ装置の取り付け状態
    を維持するバッテリ装置の取り付け方法。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のバッテリ装置の取り
    付け方法であって、搬送台車の台板を下降させてバッテ
    リ装置から該台板を離間させるとフェールセーフロック
    装置がロック状態に切り換わる一方、前記搬送台車の台
    板を上昇させて該台板を前記バッテリ装置に当接させる
    と前記フェールセーフロック装置がアンロック状態に切
    り換わるバッテリ装置の取り付け方法。
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