JP2002362097A - 擬似模様の形成方法および擬似模様を付した柱状物 - Google Patents

擬似模様の形成方法および擬似模様を付した柱状物

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JP2002362097A
JP2002362097A JP2001170926A JP2001170926A JP2002362097A JP 2002362097 A JP2002362097 A JP 2002362097A JP 2001170926 A JP2001170926 A JP 2001170926A JP 2001170926 A JP2001170926 A JP 2001170926A JP 2002362097 A JP2002362097 A JP 2002362097A
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JP2001170926A
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Kenichi Senda
千田賢一
Katsuji Sugawara
菅原勝二
Hiromichi Takahashi
高橋宏通
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Koiwa Kanaami Co Ltd
Original Assignee
Koiwa Kanaami Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡易な手法で以って景観性に優れた擬似模
様を柱状物に形成すること。 【解決手段】 柱状物10の周面に樹脂製の下地層2
0を形成する工程と、下地層20の表面に塗膜30を形
成する工程よりなり、未硬化状態の下地層20に圧縮空
気を吹き付けて凹凸模様22を形成した。しかも凹凸模
様のついた下地層20に、例えば各種の樹木の表面(樹
皮付き、樹脂なし)、各種石肌(大理石、御影石等)に
似せた彩色と色調の塗膜30で着色したことにより、樹
木や石柱と同様の擬似模様を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパイプ製フェンスや
街路灯等の屋外支柱に適用可能な擬似模様の形成方法お
よび擬似模様を付した柱状物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パイプ製フェンスや街路灯の支柱は風雨
に晒されることから、パイプ表面に塗膜やメッキ膜を形
成して防錆している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】<イ>塗膜やメッキの
色調が白色系や金属色であるため視覚的に無機質な印象
を与え、景観性の点で改良の余地がある。 <ロ>遊歩道や公園においては、周囲の風景との違和感
に配慮して木製の柵を採用する場合がある。 間伐材等の樹木は景観性に優れているものの老朽化し易
く、金属製のフェンスと比べて耐久性が低い。 <ハ>景観性と耐久性に配慮したフェンスとして、擬木
化したコンクリート製のフェンスが知られている。この
コンクリート製のフェンスにあっては、重量が重たく運
搬や取り扱いに不便であり、殊に安定性確保のために支
柱を深く根入れしなければならず設置作業性が悪い。 <ハ>景観性を配慮した他の技術として、表面に着色を
施して製造した樹脂製のマットをパイプ等に巻き付ける
方法が知られている。 このマットはパイプ等に巻き付け、各種の治具やバンド
材を用いて固定するため、パイプ製フェンスのような入
り組んだ複雑な形状の柱上物への取り付けには不向きで
あり、またマットの巻き付けと固定作業を手作業に頼る
ため作業効率が低い難点がある。加えてマットの継ぎ目
が見えてしまう欠点もある。
【0004】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは疑似模様を簡易な手法で以
って形成することにある。さらに本発明の他の目的は、
凹凸模様を簡易に形成できて、景観性に優れた擬似模様
を容易に形成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、柱状物の周面に擬似模様を形成する方法であ
って、前記柱状物の周面に樹脂製の下地層を形成する工
程と、前記下地層の表面に塗膜を形成する工程よりな
り、前記未硬化状態の下地層に圧縮空気を吹き付けて凹
凸模様を形成したことを特徴とする、擬似模様の形成方
法である。請求項2に係る発明は、下地層を乾燥させて
硬化した後に塗膜を形成することを特徴とする請求項1
に記載の擬似模様の形成方法である。請求項3に係る発
明は、周面に擬似模様を形成した柱状体であって、前記
柱状物の周面に固着し、圧縮空気を吹き付けて凹凸模様
を形成した樹脂製の下地層と、前記下地層の表面に形成
した塗膜とよりなり、凹凸模様と塗膜の色彩を選択して
擬似模様を形成したことを特徴とする、擬似模様を付し
た柱状物である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下、図面を参照しながら柱状
物である鋼製のパイプ10の表面に擬似模様を形成する
工程について説明する。尚、本発明では柱状物が中空構
造と非中空構造とを含み、またその表面が湾曲面または
多角形のような複数の平面の集合体を含むものとして説
明する。
【0007】<イ>下地層の形成 図1は表面に擬似模様を付したパイプ10の一部を省略
した斜視図で、このような擬似模様を形成する工程を以
降に説明する。まず図2に示すように、スプレーガン1
1により下地材21を吹き付けてパイプ10の表面に均
一厚の下地層20を形成する。下地層20は吹き付け以
外に浸漬法により行なってもよい。パイプ10の全周を
下地層20で覆ったことにより、パイプ10の存在は外
部から見えなくなる。
【0008】下地材21としては例えば合成ゴムラテッ
クス、アクリル樹脂、オレフィン剛性樹脂の一種または
二種以上のエマルジョンまたはラテックス混合物を主成
分とし、これに繊維状充填材または無機充填材、発泡材
等を加えたものを使用できる。また他の下地材21とし
ては部分架橋アクリル樹脂、カルボキシル基変性スチレ
ンーブタジエンゴム、スチレン変性アクリル樹脂の三材
を主材とする水性エマルジョン系樹脂を使用してもよ
い。要はパイプ10に対する良好な接着性と、紫外線や
風雨等によって老朽化し難い耐候性と耐水性を兼備した
粘性樹脂であれば公知の素材を使用可能である。
【0009】下地層20はパイプ10の表面に凹凸を成
形するための層で、層厚が厚くなる程、凹凸成形時の変
化量を大きくすることができる。基本的に下地層20の
層厚は柱状物の使途や擬似模様の種類に応じて適宜選択
する性質のものであるが、フェンス用途の場合、乾燥後
における最大厚が150〜4000μm程度の範囲とす
ることができる。
【0010】<ロ>下地層の凹凸成形 図3に示す如く軟化状態にある下地層20へ向けてエア
ノズル12を通じて圧縮空気13を吹き付け、下地層2
0の表面に凹凸模様を形成する。軟化状態(粘性状態)
にある下地層20へ圧縮空気13を吹き付けると、吹き
付け範囲の下地材が押し退けられて窪みが形成され、窪
み分の下地材は周囲に押し出されて***する。エアノズ
ル12の運行速度を変化させたり遠近操作したり、或い
は圧縮空気13の供給をオンオフする等して任意の凹凸
模様22に形成する。
【0011】凹凸模様22の形成手段としては、例えば
凹凸成形面を有する型枠でパイプ10の全周を加圧して
成形する型枠成形法や、周面に凹凸を形成したローラを
使用して下地層20に凹凸模様を付けるローラ転造法を
採用することも可能である。型枠成形法は粘着性を有す
る下地層20が型枠面へ付着するので脱型時の付着防止
対策を講じる必要があり、またローラ転造法も付着防止
対策の問題に加えて転写範囲が狭いためにローラの運行
回数が多くなるといった難点がある。さらに両者はパタ
ーン化した単調な凹凸模様となり易く、凹凸模様の自由
度が低いといった共通の課題がある。
【0012】本発明のように圧縮空気13を使用すれ
ば、粘着性のある下地層20に触れずに自由な凹凸模様
22を付すことが可能となる。
【0013】下地層20に所定の凹凸模様22を成形し
たら、常温乾燥、或いは加熱乾燥する。乾燥して硬化し
た下地層20は自己接着性によりパイプ10の周面に強
固に固着する。
【0014】<ハ>塗膜の形成 図4に示すように硬化した下地層20へ向けて吹き付け
ガン14で以って公知の水性または油性の各種の塗料を
吹き付け、または塗布して薄い塗膜30を形成する。塗
膜30は単色だけを用いてもよいが、複数色の塗料を用
いて、一回にまたは複数回に分けて形成することで、自
然の樹木や石柱等に近い色合いにする。パイプ10は全
面被覆した下地層20によって隠れており、しかも凹凸
模様のついた下地層20に、例えば各種の樹木の表面
(樹皮付き、樹皮なし)、各種石肌(大理石、御影石
等)等に似せた彩色と色調の塗膜30で着色したことに
より、樹木や石柱等と同様の擬似模様を形成することが
できる。また擬似模様の他に塗膜30で絵柄を表記して
もよく、また必要に応じて塗膜30の表面を透明な保護
層を形成する場合もある。
【0015】
【発明の実施の形態2】前記した実施の形態では圧縮空
気を用いて下地層20に凹凸模様を成形した場合につい
て説明したが、圧縮空気に代えて、または圧縮空気の吹
き付け前後の何れかの時期にフォーク形状のケガキ部材
でケガキして下地層20の表面に線状の凹凸模様を付け
てもよい。線状の凹凸模様は曲線的で断続的に設けるこ
とで凹凸模様の成形の自由度がさらに高くなる。
【0016】また以上は柱状物が鋼製パイプである場合
について説明したが、その素材は特に制約を受けず公知
の素材を適用でき、またその柱状体の形態も中空に限定
されるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明は次のような効果を得ることがで
きる。 <イ>柱状体の周面を被覆した下地層に凹凸模様をつけ
た後、塗膜で着色するだけの簡単な手法で以って、景観
性に優れた樹木や石柱等の疑似模様を形成することがで
きる。 <ロ>圧縮空気を使用して下地層に凹凸模様を付すた
め、粘着性のある下地層との付着を回避しつつ、自由度
の高い凹凸模様を形成することができる。 <ハ>下地層の凹凸模様や塗膜の着色を選択すること
で、様々な擬似模様を形成できるだけでなく、独特の模
様も形成できる。 <ニ>下地層や塗膜は柱状物の防護部材としても機能す
るため、柱状物の延命化を図ることができる。 <ホ>塗膜や下地層の一部が損傷して欠落しても簡単に
補修することができる。 <ヘ>下地層や塗膜は軽量であり、柱状物の重量増加要
因とならない。したがって、柱状物の運搬や取扱性を損
ねる心配がない。 <ト>フェンスや街灯等の屋外支柱等のように各種の柱
状物に適用できて汎用性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1に係る擬似模様を付したパ
イプの一部を省略した斜視図
【図2】下地層の形成工程の説明図
【図3】下地層の凹凸成形工程の説明図
【図4】塗膜の形成皇帝の説明図
【符号の説明】
10 パイプ(柱状物) 11 スプレーノズル 12 エアノズル 13 圧縮空気 14 吹き付けガン 20 下地層 30 塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 17/20 E04H 17/20 Z (72)発明者 高橋宏通 東京都台東区西浅草3丁目20番14号 小岩 金網株式会社内 Fターム(参考) 2E142 AA01 AA03 HH12 NN01 NN05 4D075 AE16 AE18 BB24Y BB26Y BB57Y CA33 CA47 CB21 DA10 DA15 DA20 DB02 DC01 DC05 EA06 EA13 EB10 EB12 EB13 EB14 EB22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状物の周面に擬似模様を形成する方
    法であって、 前記柱状物の周面に樹脂製の下地層を形成する工程と、 前記下地層の表面に塗膜を形成する工程よりなり、 前記未硬化状態の下地層に圧縮空気を吹き付けて凹凸模
    様を形成したことを特徴とする、 擬似模様の形成方法。
  2. 【請求項2】 下地層を乾燥させて硬化した後に塗膜
    を形成することを特徴とする請求項1に記載の擬似模様
    の形成方法。
  3. 【請求項3】 周面に擬似模様を形成した柱状体であ
    って、 前記柱状物の周面に固着し、圧縮空気を吹き付けて凹凸
    模様を形成した樹脂製の下地層と、 前記下地層の表面に形成した塗膜とよりなり、 凹凸模様と塗膜の色彩を選択して擬似模様を形成したこ
    とを特徴とする、 擬似模様を付した柱状物。
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