JP2002357607A - 集積化反応装置 - Google Patents

集積化反応装置

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JP2002357607A
JP2002357607A JP2002079589A JP2002079589A JP2002357607A JP 2002357607 A JP2002357607 A JP 2002357607A JP 2002079589 A JP2002079589 A JP 2002079589A JP 2002079589 A JP2002079589 A JP 2002079589A JP 2002357607 A JP2002357607 A JP 2002357607A
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dna
solid
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capillary
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Akira Suyama
明 陶山
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、固相化領域毎に固相化され
た固相化対象を用いた測定を行う際に、必要な各処理用
の流体、例えば試料や洗浄液のような各種液体の取り扱
いが簡単である反応装置を提供する。 【解決手段】 複数の固相化領域が直列配置されて延在
する固相化領域群と、前記固相化領域毎に固相化された
生物学的反応のための固相化対象と、を具備し、前記固
相化領域群を前記直列配置された領域について互いに平
行になるように複数並列されるか束状に集積化されてい
ることを特徴とする集積化反応装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生物学的反応のた
めの固相化対象、例えば、複数のDNAプロ−ブを用い
てそのDNAプロ−ブと相補的に反応するタ−ゲットD
NAやmRNAを検出するためのデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヒトゲノム計画と言われるような
プロジェクトが世界的規模で進められており、人間の全
遺伝子の塩基配列の解析が試みられている。この作業は
非常に多くの人手を要し、かつ煩雑な作業にもかかわら
ず、21世紀の初頭には解明が終了すると言われてい
る。この塩基配列の解析(シ−ケンシング)は先に述べ
たように非常に煩雑なため、解析機器の改良、自動化や
DNAチップと呼ばれる新規な解析方法の提案がなされ
ている。DNAチップとはシリコン等の基板に半導体の
リソグラフィ技術を用いて多数の種類のDNAプロ−ブ
が決められた位置に配置されたものである。また、DN
Aプロ−ブとはDNAを構成する4種の塩基アデニン
(A),グアニン(G),シトシン(C),チミン
(T)が相補的に結合する性質を利用したもので、例え
ば塩基Aと塩基T、塩基Gと塩基Cがそれぞれ相補的に
結合する。従って、AGCTT(5’→3’)という塩
基配列のプロ−ブを用いるとAAGCTという塩基配列
のDNAを選択的に捕らえることができる。
【0003】例えばDNAプロ−ブの固相化方法として
は、Sience251:767−773(1991年
2月発行)に示されているように、光反応を用いて実質
的に平坦な基板上にDNAプロ−ブを構成する方法があ
る。この方法をに示す。シラン処理によりアミノ基を基
板表面に形成し、光保護分子Xを結合させた表面の一部
に紫外線を照射し、目的の位置の保護基をはずしてアミ
ノ基を露出させる(a)。次いで露出したアミノ基と光
保護基の付いた4種のDNA塩基のうちの1種の塩基A
を選択し、反応させる(b)。その結果、光保護基Xの
付いたDNA塩基Aと光保護基のみが付いた表面が形成
される(c)。さらに、保護基のみが付いた表面の一部
を選択し、その部分に光を照射して光保護基の付いたD
NA塩基Bと反応させる(d)。その結果、光保護基の
付いたDNA塩基Aと光保護基の付いたDNA塩基Bを
含む表面が形成される(e)。これらの反応を2次元的
な位置決めでDNA塩基Cと塩基Dについても同様に行
うと4種の塩基全てを基板表面に固定することが出来
る。さらに、任意の塩基と光保護基とが付いた部分に対
して上述したプロセスを繰り返すことにより、3次元的
に塩基の積み重ねが行われて(f)に示すように異なっ
た塩基配列を有するDNAプロ−ブを特定の場所に特定
の配列で形成することが出来る。従って、本技術を用い
ることにより例えば8種類の塩基から成るあらゆる塩基
配列の組み合わせのDNAプロ−ブを基板上に構成する
場合、32枚のマスクを用意してリソグラフィと光反応
技術を32回繰り返せば全ての組み合わせのDNAプロ
−ブを基板上に構成することが出来る。このように形成
された基板はDNAチップと呼ばれ主に未知の塩基配列
のDNAのシ−ケンシングに用いる事が出来、従来の電
気泳動を利用したシ−ケンシング技術に比べ、高速で簡
便にシ−ケンシングできるという利点がある。
【0004】また、国際出願特許公開WO93/096
68号(特表平7−506561号)は、上記国際出願
に記載されたシ−ケンシング技術の応用に関するもので
あり、複数のフロ−式チャネルに適用する方法が述べら
れている。予めシラン処理によりアミノ基を基板表面に
形成した実質的に平坦な基板に対して複数のフロ−式チ
ャネルを取り付けた後に、それぞれのチャネルの全長に
亙って一種類の、しかしチャネル毎には異種の塩基配列
からなるDNAプロ−ブが固定化される。また、本技術
の好ましい態様では、即ち、アミノ基を有する基板を複
数の平行に並んだチャネルブロックと合接させた後に、
選択されたDNAプロ−ブを含む処理液を特定のチャネ
ルに流すことにより、目的のDNAプロ−ブの1つ目の
塩基を固相化し、次に、基板とチャネルブロックとを互
いに所定角度(例えば90度)相対的に回転させてから
再び基板とチャネルブロックとを合接させた後に、2つ
目の塩基に相当する塩基を固相化する工程を順次繰り返
すことにより、所望の塩基配列からなるDNAプロ−ブ
を構成する方法が述べられている。この方法は光反応に
よる方法と組み合わせることもでき、先に述べたDNA
チップを一度に大量に製作することが出来るという利点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、DNA配
列のシ−ケンシングを行うという目的では有力な方法と
考えられるが、最近ではポストゲノムの観点から、得ら
れたDNA情報を如何に利用するかということが今後の
課題である。例えば、DNAがどのように発現するかを
研究するために細胞内で発現するmRNAのパタ−ンを
解析することが行われるようになってきている。同じ遺
伝子を持ちながら臓器の違いによるmRNA発現の違い
や同一の細胞でも時間的な発現の変化を研究することは
遺伝子治療、医薬品開発、農業・畜産など多くの分野に
応用する事が出来、今後の発展が期待されている。その
ような発現パタ−ンを調べるにはmRNA、またはmR
NAから転換したcDNAに対応する複数のDNAプロ
−ブを準備し、目的の細胞に含まれるmRNA、または
mRNAから転換したcDNAとDNAプロ−ブを反応
させる方法が考えられる。このような測定においては測
定対象のmRNA、またはmRNAから転換したcDN
Aの塩基配列はある程度既知のものであり、また測定の
正確さ、効率性を考慮すると20〜60塩基程度、好ま
しくは40塩基付近の長さのDNAプロ−ブが用いられ
る。先に述べたDNAチップでこのようなプロ−ブを構
成するには80〜240枚のマスクを準備してリソグラ
フィと光反応による塩基の合成を80〜240回繰り返
す必要がある。従って、DNAプロ−ブの長さが長くな
るにつれ多大な労力が必要になるという問題がある。さ
らに、合成の収率を考慮すると、長さが40塩基に揃っ
たDNAプロ−ブを基板上に直接合成することは実用上
不可能といえるが、長さが揃っていないと測定が不正確
になってしまうので好ましくない。
【0006】また、一つの細胞では約10万個の遺伝子
のうち2〜3万種のmRNAが発現していると考えられ
るが、それらのうち細胞特異的なものの割合は、数%
(1〜3%程)程度であると推測されている。従って、
測定対象のmRNA、またはmRNAから転換したcD
NAの種類は数百〜千程度と考えられる。先に述べたD
NAチップで8塩基の長さのプロ−ブは48 すなわち6
5,536種類形成できるが、測定対象のmRNA、ま
たはmRNAから転換したcDNAの種類は最大で2〜
3万程度、実際にはその1/10以下と想定されるので
このように大量種類のプロ−ブを形成する必要はない。
DNAプロ−ブと測定対象のmRNA或いはcDNAの
断片とのハイブリダイゼ−ションの熱安定性は一様では
ない。また、測定装置のダイナミックレンジを考慮する
と、処理濃度が大きく異なるmRNA或いはcDNA断
片を同時に処理することは不可能である。したがって、
同一測定条件の下にある大量種類のDNAプロ−ブの中
で、有効な結果を与えるものは限られる。このことから
も、大量種類のDNAプロ−ブを基板上に形成する必要
が無いことが分かる。
【0007】さらに、先に述べたDNAチップでは光反
応による合成を繰り返すため、光照射時のDNAプロ−
ブの紫外線による劣化が問題となる可能性もあり20塩
基以上の長さのプロ−ブを形成する方法としては適切で
はない。また、DNAチップは実質的に平坦な基板上に
形成されるが、固相化時には多数の試薬を交互に反応さ
せたり、また測定時には試料との反応や洗浄を行うため
に液体を何度も作用させる必要がある。平坦な基板のD
NAチップを用いて上記の処理を行うには反応液の入っ
た容器にDNAチップを浸漬するか、DNAチップ表面
を有して流路を形成するような治具を製作して液体処理
をする必要がある。従って、これらの処理を円滑に行う
ためにはDNAチップ以外に液体処理をするための治具
を必要とする。しかし、浸漬する方法では、固相化およ
び試料の測定に当って余剰量の各種処理液を必要とす
る。また、流路を適用する方法では、DNAプロ−ブが
固相化された面積が制限されてしまう。
【0008】従って、本発明の目的は、固相化領域毎に
固相化された固相化対象を用いた測定を行う際に、必要
な各処理用の流体、例えば試料や洗浄液のような各種液
体の取り扱いが簡単である反応装置を提供することであ
る。
【0009】また、本発明の更なる目的は、複数の固相
化領域群に亘り、直列する複数の固相化領域に固相化さ
れる固相化対象について効率よく検出することが可能な
反応装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、複数の固相化領域が直列配置されて延在す
る固相化領域群と、前記固相化領域毎に固相化された生
物学的反応のための固相化対象と、を具備し、前記固相
化領域群を前記直列配置された領域について互いに平行
になるように複数並列されるか束状に集積化されている
ことを特徴とする集積化反応装置;並びに(1)複数の
固相化領域が直列配置されて延在する固相化領域群であ
り、且つ前記固相化領域群が前記直列配置された領域に
ついて互いに平行になるように複数並列されるか束状に
集積化されていることを特徴とする固相化領域群に固相
化される生物学的反応のための固相化対象と試料とを反
応させる工程と、(2)複数の固相化領域群に亘って直
列する固相化領域毎に生じた測定対象による反応パター
ンを測定する工程と、を具備するを使用する生物学的測
定対象の検出方法である。
【0011】また、光透過性の流路の内壁に複数のDN
Aプロ−ブが各々独立して配置されていることを特徴と
するDNAキャピラリィである。ここで、前記流路の末
端部が、開放された中空状のキャピラリィであることが
好ましい。また、前記流路は、筒形状のキャピラリィで
あることが一層好ましい。前記流路が、複数個で且つ一
体に配置されていれば、処理能力が向上する。特に、複
数個の流路の全てが、少なくとも一つの末端部付近で合
流路と連通していれば、DNAプロ−ブの固定化処理や
該DNAプロ−ブによる試料の測定等に際して、合流路
を通じて各種処理用液体が一括して導入されるか或いは
回収される。
【0012】また、複数のDNAプロ−ブが、前記流路
に沿って直列した配置である場合には、流路に沿って処
理用の液体(場合によっては、乾燥その他の目的のため
の気体)を流路に沿って流すことにより、それぞれのD
NAプロ−ブが次々に処理される。
【0013】また、前記流路が、ガラスまたはシリコン
基板上にエッチング加工されて形成されていれば、DN
Aプロ−ブの固定が容易になる。しかも、好ましい態様
においては、DNAプロ−ブが光反応を用いて固定され
ることで、本発明のDNAキャピラリィを好適に製造す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】に本発明のDNAキャピラリィの
第一の実施の形態を示す。この発明の実施の形態は次の
ように構成されている。は、種々のDNAプロ−ブ1
a,1b,1c…が、注入用開口部2aおよび排出用開
口部2bを両端に有する光透過性の円筒状キャピラリィ
4の内壁5に縞状に固定されている状態を示している。
キャピラリィのサイズは内径が0.1mmから数mmま
で種々のサイズが用いられるが、取り扱いの容易さから
0.5mmから1mm程度のものが好適である。キャピ
ラリィ4の内径や流路長は、測定する試料の容量や液体
の流動し易さに応じて決定される。
【0015】キャピラリィ4の内部に固定するDNAプ
ロ−ブは、予め所望の塩基配列からなる20塩基以上、
好ましくは20〜60塩基、特に40塩基付近(例え
ば、35〜45塩基)のものであって、その種類は目的
によって異なり、測定対象となるmRNA、またはmR
NAから転換したcDNAの数に依存するが、1種類か
ら数千種類までを対象とする。本発明の第一の目的であ
るmRNAの発現パタ−ンを解析するためには数千種類
のDNAプロ−ブを固定する必要があるが、例えば感染
症などの検査を目的とする場合には1から数種類のDN
Aプロ−ブで十分である。各DNAプロ−ブ1a,1
b,1c…の間隔は、測定対象の数が多い場合には密に
すればよい。測定対象の数が少ない場合にはその間隔を
広く取ることができ、そうすることにより測定し易さが
増す。実際には、20〜60塩基程度のDNAプロ−ブ
を複数種類直列的に配置するために、1μmから数mm
程度まで種々の間隔で各DNAプロ−ブ1a,1b,1
c…を配置することができる。必要ならば、同種のDN
Aプロ−ブを複数固定化したり、対照用のタンパクを固
定化することにより、測定の多様性を加えてもよい。
【0016】通常、DNAキャピラリィを用いた測定
は、測定対象が微量である場合を考慮して、蛍光や化学
発光を利用した光増感方式を採用するのが好ましい。キ
ャピラリィ4に固定化された各DNAプロ−ブ1a,1
b,1c…の間隔が密であるとき、蛍光顕微鏡等のよう
に高い分解能を有する測定手段を用いて複数の反応パタ
−ンを個別に読み取る必要があるが、数mmの粗い間隔
であればトランスイルミネ−タを用いることにより、肉
眼でも観察が可能である。このような光測定をし易くす
るためには、光透過性のよい任意の部材(プラスチック
類、シリカ、ガラス、ポリマ−等)からなるDNAキャ
ピラリィを使用するべきであり、特に後述するシラン処
理による製造方法を行うにはガラス或いはシリコンが好
適である。必要ならば、部分的に光反射性または遮光性
であってもよい。市販のガラスキャピラリィを利用する
と安価にDNAキャピラリィを製作することができる。
【0017】次にDNAキャピラリィの製作方法につい
て説明する。は、種々のDNAプロ−ブ1a,1b,1
c…をガラスキャピラリィの内壁5に固定化する方法を
示している。以下に示す各製造プロセスにおける各種処
理用液体の導入は、キャピラリィ4の注入用開口部2a
から適宜の分注手段によって行なわれ、処理後の液体の
排出は、排出用開口部2bから適宜の吸引手段によって
行なわれる。まず、内壁5をシランカップリング剤を含
む溶液をキャピラリィ4中に導入して、アミノ基(NH
)6をその表面に形成する(S1)。次に、特定の波
長の光、好ましくは紫外線で光分解を起こすキャッピン
グ剤7を含む溶液をキャピラリィ4中に導入して、内壁
5全体をアミノ基で覆う(S2)。次に、内壁5の固定
化したい領域に紫外線照射して、その領域のみのアミノ
基6を露出させる(S3)。ここで、特定の場所のみに
紫外線8を照射するためには、半導体のリソグラフィ技
術で用いられているマスク部材で特定の場所以外に光が
当たらないようにするか、光をレンズ等で照射範囲を絞
り込めばよい。また、キャピラリィ4が円筒形状である
から、キャピラリィ側面をほぼ直角に入射する角度であ
れば、任意の方向から光照射して構わない。また、キャ
ピラリィ4全体が光透過性であるために、キャピラリィ
4の内壁5は、紫外線照射された領域のみがリング状に
脱保護された状態になる。
【0018】次に、アミノ基と反応して結合する結合性
部分を分子の一端に、アミノ基もしくはチオ−ル基と反
応して結合する結合性部分を分子の他端に有するリンカ
−分子9を含む液体をキャピラリィ4中に導入する(S
4)。このとき、リンカ−分子9の一端の結合性部分の
みが内壁5上のアミノ基6と結合し、他端の結合性部分
はフリ−の状態となる。次に、末端部にアミノ基或いは
チオ−ル基を形成させたDNAプロ−ブ10を含む液体
をキャピラリィ4中に導入して、リンカ−分子9にDN
Aプロ−ブ10を結合させる(S5)。なお、適宜の洗
浄液を適量導入してキャピラリィ4内を洗浄するプロセ
スを介して、上記(S3)、(S4)、(S5)の固定
化プロセスを所要の間隔だけ離間させた別の場所に変え
て繰り返すことにより、に示すような目的の場所に目的
のDNAプロ−ブ1a,1b,1c…を各々リング状に
独立して固相化したDNAキャピラリィを製作すること
ができる。ここで、本発明においてリング状または環状
とは、中空状流路の断面形状に応じて円形、多角形、楕
円形等の種々の形を含んでいる。また、流路とは、少な
くとも所要量の処理用液体が流れることのできる幅と高
さを有している。この流路は、好ましくは毛管力による
流動促進作用を有するように選ばれる。したがって、単
に、凹凸の***が形成された表面は、流路とは呼ばな
い。
【0019】なお、(S1)で用いられるシランカップ
リング剤としては、例えばアミノエチルアミノピロピル
トリメトキシシラン等が用いられるが、これに限定され
るものではなくアミノ基を表面に形成できるようなもの
であれば、アミノエチルアミノピロピルメチルジメトキ
シシシラン等のアミノシラン類が利用可能である。(S
2)で用いられるキャッピング剤としては、4,5−D
imethoxy−2−nitrobenzyl ch
loroformate、6−Nitroveratr
yl chloroformate、4−Nitrobe
nzyl chloroformate、o−Nitr
obenzyl−p−nitrophynylcarb
onate等が用いられるが、この限りでなく紫外線ま
たは可視光によりアミノ基との結合が外れるような分子
内開裂を示す物質が用いられる。
【0020】(S3)で用いられる光は通常350nm
前後の光が用いられるが、キャッピング剤や用いる溶媒
の種類に依存して最適な光分解性が得られるような波長
帯の光が選択される。また、紫外線のような特定光の照
射のための光学装置は、市販のものでよい。
【0021】(S4)リンカ−分子としては、Disu
ccinimidyl suberate等のhomo
bifunctional N−hydroxysuc
cinimidyl(NHS)estersグル−プ分
子やDimethyladipimidate−2−H
CL等のhomobifunctional imid
oestersグル−プ分子が用いられる。また、本実
施の形態で用いたリンカ−分子は分子の両末端にアミノ
基と反応するスクシイミド基を有しているが、片方は例
えばチオ−ル基やカルボキシル基と反応するようなヘテ
ロな反応基を有するリンカ−分子を用いることも可能で
ある。
【0022】(S5)で用いられるDNAプロ−ブ10
は、DNAプロ−ブ合成時にDNAの5’末端にアミノ
基或いはチオ−ル基を付与したものが用いられる。アミ
ノ基或いはチオ−ル基の付与は、市販のDNAシンセサ
イザ−の専用キットを用いて容易に得られる。DNAプ
ロ−ブに用いる塩基配列は、遺伝学的、生化学的または
免疫学的、病理学的に有意義な任意の生物学的材料に関
するものが選択される。
【0023】キャピラリィ4の内壁5に対する(S
1)、(S2)、(S3)、(S4)および(S5)の
各プロセスでの処理条件は、キャピラリィの材質、形
状、サイズやDNAプロ−ブの種類に応じて適宜設定す
ればよい。
【0024】製作したDNAキャピラリィを用いて測定
を行うには、注入用開口部2aおよび排出用開口部2b
を通じて、試料や試薬等の処理用液体の注入および排出
を行えばよい。ここで、排出用開口部2bからの排出時
機を種々変更することによって、所望の反応時間を得る
ことが可能となる。例えば、試料をキャピラリィ4の一
端の開口から導入し、TM値から10〜15度低い温度
で反応させ、キャピラリィ洗浄のため洗浄液による洗浄
操作を行った後、蛍光測定等に用いられる。ここで使用
する洗浄液は、使用温度や組成を適宜変えることによ
り、ストリンジェンシ−を調節したものが望ましい。試
料の測定に関与するプロセスが、固定化したDNAに対
するハイブリダイゼ−ション反応を含む場合には、試料
中のDNAはハイブリダイゼ−ション可能な状態に調製
された上で、DNAキャピラリィに適用される。試料
は、生物学的材料がそれ自体液状であるか適宜の溶液に
溶解または懸濁された液状のものをいう。従って、試料
の種類は、任意である。
【0025】また、本実施の形態では1本のキャピラリ
ィを用いて行った例を示したが、複数本並列させるか束
状にして同時に処理することも可能である。複数のキャ
ピラリィの配置は任意であるが、測定に関与する一部ま
たは全部のプロセスにとって都合の良い配置とするのが
好ましい。
【0026】に本発明のDNAキャピラリィの第二の実
施の形態を示す。これは複数のDNAキャピラリィを効
率よく製作するに適した形態を示している。(a)は全
体像、(b)は上面から見た図を示している。ガラス又
はシリコン等の材料からなる下側基板16aおよび上側
基板16bとを接着させた基板16には、下側基板16
a上に図示するようなパタ−ンの溝が設けられており、
これによって複数のDNAキャピラリィ13a,13
b,13c…が形成されている。(b)に示すように各
々のDNAキャピラリィ13a,13b,13c…の一
端は個別出入口14a,14b,14c…の真下まで延
在して、各個別出入口14a,14b,14c…を通じ
て外気に開放されており、他端は合流路としての連結流
路17で一本に連結され、共通出入口15の真下まで延
在して、この共通出入口15を通じて外気に開放されて
いる。個別出入口14a,14b,14c…および共通
出入口15は、例えばスクリ−ン印刷技術を利用して接
着剤を所定の位置に薄膜状に形成して接着することによ
り取り付けることが出来る。DNAプローブ12a,1
2b,12c…は、図示するように各々のDNAキャピ
ラリィ13a,13b,13c…の流路に沿って流体の
流れる方向とは直角な方向に直線上に配置されている。
【0027】DNAプローブの固相化プロセスは、第一
の実施の形態で述べた光反応を利用した方法が適用でき
る。第二の実施の形態においてはDNAプローブの固相
化に用いる固相化用処理液は共通出入口15から連結流路
17を介し、各々のDNAキャピラリィに同時に供給で
きるとともに、それら処理液の排出もまた共通出入口1
5を通じて一括して吸引排液が行なわれる。また、紫外
線による露光プロセスは、適宜の紫外線照射手段を上方
でXY方向に移動可能にし、DNAキャピラリィ13
a,13b,13c…に対して直交するライン状にスキ
ャニングしながら照射することにより、一度に全てのD
NAキャピラリィ13a,13b,13c…の特定の場
所にDNAプロ−ブ12aを形成することが出来る。本
実施形態では、下側基板16aが光透過性を有していな
くとも、上側基板16bが光透過性であれば、下側基板
16aおよび上側基板16bの両壁面が露光されて、環
状の固相化が達成される。
【0028】次に、ライン状に照射する位置をDNAキ
ャピラリィ13a,13b,13c…平行に所定間隔分
だけ移動し、同様のスキャニング照射を行った後にDN
Aプロ−ブ12bによる固相化を行う。このような操作
を繰り返すことにより、に示すように独立して配置した
DNAプロ−ブ12a,12b,12c…を形成するこ
とが出来る。なお、上述した露光プロセスにおいて、ス
キャニングの軌跡上で露光したくないDNAキャピラリ
ィが有る場合には、例えば紫外線照射手段による照射の
有無を適当なスイッチ回路により選択的に切り替えるよ
うにして、スキャニングの際に紫外線が照射されないよ
うにすることにより、各DNAキャピラリィ毎に多様な
DNAプロ−ブの組合せで固相化することができる。こ
のことは、多項目の測定対象を測定する上で、必要最小
限の項目での測定を可能とするとともに、余分なDNA
の固相化を省くのに有効である。各DNAキャピラリィ
に同種のDNAプロ−ブの組合せを固相化すれば、最大
キャピラリィと同数の試料に関する測定を同時に実施で
きる。
【0029】上記の固相化プロセスにおいて、共通出入
口15を通じてDNAキャピラリィ13a,13b,1
3c…に導入された固相化用処理液のうち、特に、DN
Aプロ−ブを含む液体(のS5参照)及びそれに続く洗
浄のための洗浄液については個別出入口14a,14
b,14c…から排出するようにすれば、異なった液を
複数用いる際に起きるコンタミネーションの影響も極力
避けることが出来る。また、測定の際には個別出入口1
4a,14b,14c…から試料等を注入して測定を行
うことにより、異なった試料間で各液とが完全に分離さ
れた状態で流動させることが出来るので、測定精度が向
上する。
【0030】DNAキャピラリィのサイズは用途に合わ
せ種々の大きさに加工することが出来るが、実用的には
幅が10μm〜数mm、深さ1μm〜500μm、長さ
が数mm〜100mm、DNAキャピラリィ間隔10μ
m〜数mm程度で十分である。但し、反応の効率性を考
えると測定対象となるmRNA、またはmRNAから転
換したcDNAの拡散速度は毎秒で数μと遅いのでDN
Aキャピラリィ断面形状は、幅を広くしても深さは浅く
するような扁平構造をとることにより、反応時間の短
縮、試料の微量化、観察視野の増加等が期待できる。
【0031】DNAキャピラリィ13a,13b,13
c…の溝部分の物理的な加工方法としては、エキシマレ
−ザエッチング、フォトリソグラフィによるエッチング
等様々な方法が考えられ、本発明においてはその加工方
法を限定するものではないが、以下に、半導体加工技術
を用いて溝加工する方法を例にしてに従って説明する。
また、説明の都合上、aにおける下側基板16aと上側
基板16bとを別々にしてシラン処理したときの場合を
例にして説明する。まず、aのように、シリコンウエハ
−基板20に酸化膜19を5000Å程度形成し、さら
にレジスト膜18を形成する。次に、bのように、シリ
コンウエハ−基板20上の溝パタ−ンに応じたマスクを
製作し、アライナ−を用いてレジスト露光を行って現像
する。次に、cのように、パタ−ニングされたレジスト
膜18を用いて、酸化膜19のエッチングを行う。エッチ
ングにはフッ酸とフッ化アンモニウムを1:9程度に混
合した溶液を用いる。次に、dのように、レジスト膜1
8を除去する。除去には硫酸と過酸化水素溶液の混合液
や酸素プラズマによる方法が用いられる。次に、eのよ
うに、パタ−ニングされた酸化膜19を用いてシリコンウ
エハ−基板20のエッチングを行う。エッチング方法と
しては等方性、異方性のウエットエッチングやプラズマ
を用いたドライエッチングなど既存の様々の方法が適用
可能である。次に、fのように、酸化膜19を除去す
る。この場合は単に除去するだけであるので、例えばフ
ッ酸溶液を純水で50%に希釈した溶液に浸すことによ
り行えばよい。次に、gのように、エッチングされた溝
部分も含めシリコンウエハ−基板20の周囲をシリコン酸
化膜21で覆う。
【0032】以上で溝の物理的な加工は終了するが、さ
らに、hに示すように、光透過性の蓋23を接合すれ
ば、で示したような個別出入口14a,14b,14c
…および共通出入口15を設けたDNAキャピラリィの
アレイを形成することが出来る。aで示された基板16
はhでは酸化膜21で覆われたシリコンウエハ−基板2
0に相当する。なお、蓋23の接合は陽極接合法を用い
ることが出来る。陽極接合法とは500℃程度に加熱し
ながらシリコンウエハ−基板20と蓋23に1000V
の電圧を印加して基板同士を接合する方法で、このため
に蓋23にはシリコンと熱膨張率のほぼ等しいパイレッ
クス(登録商標)ガラス等を用いる必要がある。また、
この方法では、必ずしも、蓋23を同様のシラン処理す
る必要はなく、この場合には、シリコンウエハ−基板2
0の溝部分のみに光反応によるDNAプロ−ブの固相化
が行われて、U字状の固相領域が得られる。しかし、蓋
23も同様のシラン処理を行うようにすれば、で示した
のと同様に環状にDNAプロ−ブを固相化されるので、
固相効率および反応感度上有利である。
【0033】前記溝加工においてはシリコンウエハー基
板20を用いたが、石英やパイレックスガラスなどのガ
ラス基板を用いることもできる。その場合には基板のエ
ッチングマスクを酸化膜19の代わりに金などの金属マ
スクを用いる。また、接合もそのまま陽極接合法を用い
ることは出来ないが、間にシリコン薄膜を形成すること
により可能となる。シリコンウエハ−基板20のエッチ
ングマスクに用いた酸化膜19もこれに限定されること
なく、窒化シリコン膜やアルミナ等の膜が利用できる。
【0034】このように形成されたDNAキャピラリィ
アレイには次のような作用効果がある。一度に大量のD
NAキャピラリィが形成できるため、コストを低価格に
することが出来る。また、キャピラリィが形成する流路
に対して紫外線照射による脱保護を行うので、DNAプ
ロ−ブをキャピラリィの内壁に効率良く固定化でき、試
料の測定感度が向上する。また、多くの試料を測定する
際にもDNAキャピラリィが集積化されているため、例
えば、個別出入口14a,14b,14c…からそれぞ
れ異なる試料を導入して、所要時間インキュ−ベション
して生物学的反応をさせた後に、共通出入口15から一
括して試料を回収除去し、以後、適宜、洗浄液や測定用
試薬を同様の流れで処理できるから、自動化し易くひい
ては測定処理能力の高い装置を構成することが出来る。
【0035】なお、本発明のDNAキャピラリィは、上
述した実施の形態にとらわれることなく様々な変形が可
能である。例えば、上述した各実施の形態では、その製
造および試料測定に当って、いずれも互いに異なる開口
部を用いて注入と排出とを行っているので、各々の液体
については必ず一方向の流れが存在するが、場合によっ
ては注入時の開口部と同じ開口部から排液するように
て、注入時の流れとは反対方向に戻すようにしてもよ
い。また、第一の実施形態では、キャピラリィ4への固
相化処理用液体および試料測定用液体の注入を、ピペッ
タ−のような吐出手段を利用するように説明したが、所
要量の固相化処理用液体または試料測定用液体を各々収
容している容器に直接キャピラリィ4の先端(注入用開
口部2a)を漬けるだけで毛管力で自然注入できるし、
排液についても、特別な吸引装置を利用しなくとも高吸
水性材料(スポンジ、高吸水性ポリマ−等)に先端(排
出用開口部2b)を接触させるだけで自然排液できるの
で、用手法・自動化ともに扱い易い。また、第一の実施
形態のキャピラリィ4は、横に寝せた状態でも縦向きに
立てて使用しても同様の作用効果が得られる。縦向きに
する場合には、注入用開口部2a側を上側にした姿勢の
まま、上方からの注入を行うとともに排出用開口部2b
を通じて下方からの排液を行うようにすることもでき
る。
【0036】また、第二の実施形態では、各々のDNA
キャピラリィ13a,13b,13c…の一端を連結流
路17で連結しているが、各DNAキャピラリィ13
a,13b,13c…を放射状に配置して一端部をいず
れも中心付近で連結することで、各流路が合流する部分
のみからなる合流路とし、他端部を同心円上に配置する
ことも可能である。また、複数のDNAキャピラリィ1
3a,13b,13c…を連結流路17で連結せずに、
各々独立した流路で構成するようにすれば、複数の試料
を効率良く処理する集積化アレイを提供できる。
【0037】また、本発明のDNAキャピラリィは、試
料測定以外にも、DNAまたはmRNAの分離・精製に
も利用可能である。また、本発明のDNAキャピラリィ
に固相化する対象は、抗原抗体反応に関与するタンパク
を構成するものであっても構わない。また、試料測定に
当っては、本件出願前に公知であるDNAプロ−ブを用
いた任意の反応原理から適宜選択すればよい。このと
き、測定に必要な種々の試薬、例えば蛍光、化学発光物
質、発色物質等の標識試薬は公知の化学分析技術にした
がって利用してよい。必要ならば、選択した反応原理に
適した市販の分析装置によって、自動測定することも可
能である。
【0038】上述した実施形態に述べたように、本発明
のDNAキャピラリィは、それ自体が液体を流す流路を
形成しているため、上述した固相化、測定、分離等の各
種反応や洗浄操作も容易に行え、液体処理装置のような
種々の液体を連続的に処理するような装置に接続するだ
けで容易に一連の操作を行わせることが出来る。また、
予め所望の塩基配列からなるDNAプロ−ブを用いるこ
とにより、1回の光照射でDNAプロ−ブを固相化でき
るため、DNAプロ−ブへのダメ−ジをきわめて少なく
することが出来、良好な固相化状態を保てるという利点
がある。また、光反応を利用することで、複数のDNA
プロ−ブが流路に沿って直列して環状に且つ縞状に配置
されているので、試料を流路中に導入するだけで複数の
DNAプロ−ブと同時に且つ効率良く結合反応させるこ
とができる。さらに、DNAプロ−ブを固相化した表面
はキャピラリィの内面に保護されるため、汚染の影響も
少なくより一層のハンドリングの容易さが期待できる。
【0039】図6に直列配置領域(13aから13c)
としての流路に沿ってその配置領域に垂直になるように
互いに独立して且つ縞状に配置されている複数の固相化
領域(12aから12c)からなる固相化領域群22を
具備する集積化反応装置の例を示す。
【0040】
【発明の効果】固相化領域毎に固相化された固相化対象
を用いた測定を行う際に、必要な各処理用の流体、例え
ば試料や洗浄液のような各種液体の取り扱いが簡単であ
る。
【0041】また、複数の固相化領域群に亘り、直列す
る複数の固相化領域に固相化される固相化対象について
効率よく検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDNAプローブの固相化方法を説明する
ための図。
【図2】本発明のDNAキャピラリィの第一の実施の形
態を示す図。
【図3】DNAプロ−ブをキャピラリィの内壁に固定化
する方法を説明するための図。
【図4】本発明のDNAキャピラリィの第二の実施の形
態を示す図。
【図5】本発明のDNAキャピラリィにおいて半導体加
工技術を用いて溝加工する方法を説明するための断面
図。
【図6】本発明の反応装置の例を示す図。
【符号の説明】
1 DNAプロ−ブ 2a 注入用開口部 2b 排出用開口部 4 キャピラリィ 5 内壁 13 DNAキャピラリィ 14 個別出入口 15 共通出入口 16 基板 17 連結流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固相化領域が直列配置されて延在
    する固相化領域群と、 前記固相化領域毎に固相化された生物学的反応のための
    固相化対象と、を具備し、 前記固相化領域群を前記直列配置された領域について互
    いに平行になるように複数並列されるか束状に集積化さ
    れていることを特徴とする集積化反応装置。
  2. 【請求項2】 (1)複数の固相化領域が直列配置され
    て延在する固相化領域群であり、且つ前記固相化領域群
    が前記直列配置された領域について互いに平行になるよ
    うに複数並列されるか束状に集積化されていることを特
    徴とする固相化領域群に固相化される生物学的反応のた
    めの固相化対象と試料とを反応させる工程と、 (2)複数の固相化領域群に亘って直列する固相化領域
    毎に生じた測定対象による反応パターンを測定する工程
    と、を具備するを使用する生物学的測定対象の検出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記固相化領域群が、一体に配置されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の集積化反応装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の固相化領域群の全てが、1
    本に連結されていることを特徴とする請求項1または3
    の何れか1項に記載の集積化反応装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の固相化領域群の全てを1本に
    連結して、一方方向に沿った反応または測定を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の検出方法。
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