JP2002356198A - サイドスラスタ装置 - Google Patents

サイドスラスタ装置

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JP2002356198A
JP2002356198A JP2001163408A JP2001163408A JP2002356198A JP 2002356198 A JP2002356198 A JP 2002356198A JP 2001163408 A JP2001163408 A JP 2001163408A JP 2001163408 A JP2001163408 A JP 2001163408A JP 2002356198 A JP2002356198 A JP 2002356198A
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thruster
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JP2001163408A
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Nobuo Namikata
信雄 南方
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DAISAN HAKUYO KOGYO KK
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DAISAN HAKUYO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置箇所を限定されることなく小型船舶にも
好適に装備しておくことができ、複雑且つ精密な操船作
業を良好に行いうるサイドスラスタ装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 船底7に開口するスラスタ格納室6に、
装置フレーム16に上下動自在に支持された外径一定の
筒形状をなすスラスタケース9とその内部の下端側に形
成されて横方向に開口するプロペラ室12とケース内部
の上端側に形成されてプロペラ空間とは区画されたモー
タ室14とプロペラ室12に配置されたプロペラとモー
タ室14に配置されてプロペラを駆動する駆動モータと
を設けてある。スラスタケース9は、これがスラスタ格
納室6に格納される待機位置とプロペラ室12がスラス
タ格納室6から船底7下に突出される操船可能位置とに
亘って昇降操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔の養殖作業に
使用する漁労船や船釣に使用する遊漁船等の主として小
型船舶に装備されて、主推進機及び舵によっては行い得
ない操船作業(例えば、狭い航路における旋回操作,離
接岸操作や遊漁船による船釣でのポイントキープ操作
等)を行う場合に使用されるサイドスラスタ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のサイドスラスタ装置とし
ては、プロペラ及びこれを回転駆動するモータからなる
サイドスラスタを、ロープ巻き上げ手段により、船底に
開設したスラスタ格納室内に格納する待機位置とスラス
タ格納室外に突出する操船可能位置とに亘って昇降させ
るように構成されたもの(以下「第1従来装置」とい
う)や、船体に形成した横方向に貫通するトンネル状の
スラスタ格納室内にプロペラを配置したもの(以下「第
2従来装置」という)がよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1従来装置
では、ロープ巻き上げ手段によりプロペラを昇降させる
ようにしているため、どうしてもプロペラの昇降姿勢を
一定に保持するためのガイド機構や操船可能位置に選択
に固定保持するためのロック手段が必要となり、装置構
造が徒に複雑化するといった問題がある。
【0004】また、第2従来装置では、トンネル状のス
ラスタ格納室から噴出された水流が船首又は船尾を回流
してスラスタ格納室内に吸引循環されないように、装置
をかかる循環流の発生領域外に設置しておく必要がある
ため、つまり装置を船首又は船尾から或る程度以上隔た
った箇所に設置しておく必要があるために、スラスタ格
納室からの噴出流による船体の旋回モーメントが小さく
なり、回頭能力が低いといった問題がある。
【0005】ところで、サイドスラスタ装置は、操船作
業上、船首側に配置しておくことがより好ましいが、第
1従来装置では、サイドスラスタの昇降操作機構を含む
装置高さが高いこと及び海苔の養殖作業に使用する漁労
船や船釣に使用する遊漁船等の小型船舶においては船体
高さが船尾側に比して船首側が大幅に低くなっているこ
とから、船尾側に配置しておかざるを得ない。一方、第
2従来装置では、このような問題はなく、船首側及び船
尾側の何れにも設けておくことができるが、船首側に設
けた場合には、次のような問題を生じる。すなわち、船
首側は船尾側に比して波の影響を受け易いことから、波
が高いと、通常走行(サイドスラスタ装置によらず、主
推進機及び舵によって行われる走行)時において、船首
側が大きく上下して船底が海面上に浮上し、トンネル状
のスラスタ格納室が海面上に露出することがある。この
ため、海面上に露出した際にスラスタ格納室内に侵入し
た空気が、スラスタ格納室が海面下に沈降したときに、
船舶の走行に伴い後方へと流れて船尾側に設けられた主
推進機のスクリューに衝撃を与えて、円滑な通常走行を
妨げたり、極端な場合にはスクリューが破損する虞れが
ある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、従来装置における上記した問題を解決して、設
置箇所を限定されることなく遊漁船等の小型船舶にも好
適に装備しておくことができ、複雑且つ精密な操船作業
を良好に行いうるサイドスラスタ装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成すべく、 船底に開口するスラスタ格納室に、当該
格納室に固設した装置フレームに上下動自在に支持され
た外径一定の筒形状をなすスラスタケースとその内部の
下端側に形成されて横方向に開口するプロペラ室とケー
ス内部の上端側に形成されてプロペラ空間とは区画され
たモータ室とプロペラ室に配置されたプロペラとモータ
室に配置されてプロペラを駆動する駆動モータとを具備
するサイドスラスタを設けると共に、スラスタケースを
これがスラスタ格納室に格納される待機位置とプロペラ
室がスラスタ格納室から船底下に突出される操船可能位
置とに亘って昇降させるスラスタ昇降操作機構を設けて
あることを特徴とするサイドスラスタ装置を提供する。
【0008】かかるサイドスラスタ装置にあっては、ス
ラスタケースをスラスタ格納室に上下自在且つ回転自在
に支持させておくこともできる。かかる場合、スラスタ
格納室には、上記スラスタ昇降操作機構に加えて、スラ
スタケースを操船可能位置に位置させた状態で回転操作
させるスラスタ旋回操作機構を設けておく。さらに、好
ましい実施の形態にあっては、スラスタケースの下端側
にその軸線に直交する円筒部材を貫通状に設けて、この
円筒部材内を前記プロペラ室となしている。また、スラ
スタ格納室は船首側に設けられている。また、スラスタ
格納室の下面開口部は船底部分を切り取ることによって
形成されており、スラスタケースの下端部は切り取られ
た当該船底部分に一致する形状となされており、スラス
タケースが待機位置に位置された状態では、船底が前記
船底部分の切り取り前の形状に復元される。この場合、
スラスタケースの下端部は、前記切り取られた船底部分
を固着することによって構成されていることが好まし
い。また、装置フレームは下端部を船底近傍に位置させ
た状態でスラスタ格納室に固定された円筒状の軸受体を
具備しており、スラスタケースはこの軸受体に上下動自
在且つ回転自在に嵌挿支持されている。また、スラスタ
ケースの下端部外周面には衝合突起が形成されており、
軸受体の下端部には、スラスタケースを待機位置に上昇
させたときにおいて、上記衝合突起に衝合する弾性材製
の衝撃吸収部材が固着されている。また、スラスタ昇降
機構は、装置フレームに上下動自在に支持されると共に
スラスタケースの上端部に相対回転自在且つ上下動不能
に連結されたスライダと、スライダに設けられた雌ネジ
体と、雌ネジ体に上下方向に相対螺送自在に嵌挿された
状態で、装置フレームに回転自在に支持されたネジ軸
と、装置フレームに取り付けられて、ネジ軸を正逆転駆
動させるモータとを具備するものである。また、スラス
タ旋回操作機構は、装置フレームに上下動自在に支持さ
れると共にスラスタケースの上端部に相対回転自在に且
つ上下動不能に連結されたスライダと、スラスタケース
の上端部に固着されたピニオンギヤと、このピニオンギ
ヤに噛合させた状態で、スライダに水平進退自在に支持
されたラックと、スライダに設けられて、スラスタケー
スを所定角に亘って回転させるべくラックを進退操作さ
せる水平伸縮自在なシリンダとを具備するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図12に基づいて説明する。
【0010】サイドスラスタ装置1は、図1〜図11に
示す如く、サイドスラスタ2とスラスタ昇降操作機構3
とスラスタ旋回操作機構4とを具備してなる一体構造物
に構成されており、海苔の養殖作業に使用する漁労船や
船釣に使用する遊漁船等の小型船舶5に設けたスラスタ
格納室6に配置されている。なお、以下の説明におい
て、前後とは図1〜図3及び図12における左右を、ま
た左右とは図4〜図11における左右を、夫々意味する
ものとする。
【0011】スラスタ格納室6は船舶5の船首側部分に
設けられており、図2〜5に示す如く、その下端部は船
底7に開口8されている。スラスタ格納室6の下面開口
部8は、V字状をなす船底7の中心部分を平面投影形状
が円形となるように切り取ることによって形成されてい
る。なお、この例では、船舶5の船体(船底7)が繊維
強化プラスチック(FRP)で構成されており、開口部
8を形成するために切り取られた船底部分7aは、後述
する如く、サイドスラスタ2の一部として利用される。
【0012】サイドスラスタ2は、図2〜図5に示す如
く、上下方向に延びる外径一定の筒形状をなす(この例
では、後述する如く円筒形状をなす)スラスタケース9
とこれに内装されたプロペラ10及び駆動モータ11と
を具備しており、スラスタ格納室6に固設した装置フレ
ーム16に取り付けられている。
【0013】スラスタケース9は、図2〜図7に示す如
く、上下端部を閉塞した外径一定の円筒形状をなす繊維
強化プラスチック(FRP)製のもので、下端部は前記
船底部分7aに一致するV字形状となされている。この
例では、スラスタケース9の下端部を、これに前記船底
部分7aを固着することによって、上記した形状に構成
してある。スラスタケース9の上端部には、当該ケース
9と同心をなす小径の円筒状部9aが突設されている。
【0014】スラスタケース9の内部には、その下端側
に配して横方向に開口するプロペラ室12が形成されて
いる。この例では、図2〜図6に示す如く、スラスタケ
ース9の下端側にその軸線に直交する円筒部材13を貫
通状に設けて、この円筒部材13内を横方向に貫通する
トンネル状のプロペラ室12となしている。また、スラ
スタケース9におけるプロペラ室12の上部空間は、プ
ロペラ室12とは円筒部材13で区画されたモータ室1
4とされている。なお、円筒部材13は、図2〜図6に
示す如く、スラスタケース9のV字状をなす下端部に接
触する状態で設けられており、その両端面はスラスタケ
ース9の外周面と面一状をなしている。
【0015】プロペラ室12には円筒部材13の軸線
(水平軸線)を中心として回転するプロペラ10が配置
されており、モータ室14にはプロペラ10を正逆転駆
動するモータ11が配置されている。プロペラ10はギ
ヤケース15を介してモータ11に連結されており、モ
ータ11とプロペラ10を有するギヤケース15とは、
円筒部材13に、その上部壁を上下から挟んだ状態で取
り付けられている。なお、円筒部材13の内径は、プロ
ペラ径に略一致されている。また、モータ11としては
電動モータ等適宜のものを使用することができるが、こ
の例では油圧モータを使用している。この油圧モータ1
1は、その給排口に接続した給排管11a,11bをス
ラスタケース9の上端部(円筒状部9a)に設けたスイ
ベルジョイント11cを介して油圧ポンプ装置(図示せ
ず)の油圧回路に接続してあって、油圧ポンプ装置を駆
動,制御することによって正逆転駆動され且つ回転速度
を制御されるようになっている。なお、油圧ポンプ装置
は、船舶5の適当場所に設置されており、当該船舶5に
おいて必然的に設けられる駆動源(例えば、主推進機5
aの駆動源等)により駆動されるようになっている。
【0016】装置フレーム16は、図2〜図11に示す
如く、スラスタ格納室6の上下部領域間を区画すべく船
底7に設けられた支持フレーム17と、スラスタ格納室
6の下部領域に配置された円筒状の軸受体18と、スラ
スタ格納室6の上部領域に配置された4本の支柱19…
と、支柱19…の上下端部を連結する上下連結板20,
21とを具備する。支持フレーム17は、これに軸受体
18を取り付けることにより、スラスタ格納室6の上下
部領域間を水密状に仕切るものであり、船体骨組の一部
で構成されている。軸受体18は、その上端部に設けた
環状鍔18aを支持フレーム17の上面部に取り付ける
ことにより、スラスタ格納室6の下部領域へと垂下され
ており、その下端部は船底7の近傍まで延びている。支
柱19…は、下連結板21を軸受体18の環状鍔18a
の上面に取り付けることにより、スラスタ格納室6の上
部領域に固定されている。なお、下連結板21は、環状
鍔18aに重合する環状をなしている。
【0017】而して、スラスタケース9は、図2〜図5
に示す如く、軸受体18に上下動自在且つ回転自在に嵌
挿支持されていて、後述するスラスタ昇降操作機構3に
より当該ケース9全体がスラスタ格納室6に格納される
待機位置(図3及び図5に示す位置)とプロペラ室12
がスラスタ格納室6から船底7下に突出される操船可能
位置(図2及び図4に示す位置)とに亘って昇降される
と共に、後述するスラスタ旋回操作機構4により当該ケ
ース9を操船可能位置に位置させた状態でプロペラ10
が後方に向く基準旋回位置(図2、図4、図8、図9及
び図12(C)に示す位置)を中心として左右に90度
の範囲で旋回(回転)されるようになっている。なお、
スラスタケース9の昇降は、当該ケース9を基準旋回位
置に位置させた状態で行われるが、当該ケース9を基準
旋回位置に位置させた状態で待機位置へと上昇させる
と、当該ケース9の下端部を構成する船底部分7aがス
ラスタ格納室6の開口部8を閉塞して、船底7が当該船
底部分7aの切り取り前の形状に復元される。
【0018】また、軸受体18の上端内周面には、スラ
スタケース9の外周面との間に環状空間たるスタフィン
グボックス22を形成すべく、環状段部が形成されてい
て、このスタフィングボックス22に装填したグランド
パッキン23により、スラスタケース9と軸受体18と
の間をシールするように工夫されている。なお、スタフ
ィングボックス22は、待機位置に位置されたスラスタ
ケース9のトンネル部(プロペラ室12)よりやや上位
に位置されている。また、下連結板21及び軸受体18
の環状鍔18aには、グランドパッキン23を押圧する
ためのパッキン押え24が取り付けられている。このパ
ッキン押え24は、スタフィングボックス22に突入す
る円筒状の押え部とその上端に設けた環状鍔とからなる
ものであり、この環状鍔には、締め付けボルトが挿通さ
れると共に、支柱19…が挿通する貫通穴が形成されて
いる。
【0019】また、スラスタケース9の下端部外周面に
衝合突起25を形成すると共に軸受体の下端部に弾性材
(ゴム等)製の衝撃吸収部材26を固着して、図3及び
図5に示す如く、スラスタケース9を待機位置に上昇さ
せたときにおいて、衝合突起25が衝撃吸収部材26に
衝合して、当該ケース9の待機位置への復帰動作が衝撃
を生じることなく円滑に行われるように工夫してある。
なお、衝合突起25及び衝撃吸収部材26は、図2〜図
6に示す如く、当該ケース9が待機位置に位置されたと
きにおいてプロペラ室12の開口を閉塞する部分を切除
した環状形態(円弧状形態)をなしている。
【0020】スラスタ昇降操作機構3は、図2〜図5及
び図8に示す如く、装置フレーム16に上下動自在に支
持されると共にスラスタケース9の上端部9aに相対回
転自在に且つ上下動不能に連結されたスライダ27と、
スライダ27に設けられた一対の雌ネジ体28,28
と、各雌ネジ体28に上下方向に相対螺送自在に嵌挿さ
れた状態で、装置フレーム16に回転自在に支持された
一対のネジ軸29,29と、装置フレーム16に設けら
れて、両ネジ軸29,29を同期して同一方向に正逆転
駆動するモータ(油圧モータ等)30とを具備する。
【0021】スライダ27は、図2〜図5に示す如く、
上下一対の金属製のスライダプレート31,32と、両
プレート31,32間に固着された4個の合成樹脂製円
筒体であるスライダ筒33…とからなり、各スラスダ筒
33を各支柱19に嵌挿させることによって、支柱19
…に上下動自在に支持されている。また、スライダ27
は、両スライダプレート31,32をスラスタケース9
の上端部を構成する円筒状部9aに相対回転自在且つ上
下動不能に連結されている。
【0022】雌ネジ体28は、図2〜図5に示す如く、
内周部に雌ネジを刻設した円筒状のもので、両スライダ
プレート31,32間に固着されている。
【0023】各ネジ軸29は、図2〜図5に示す如く、
雌ネジ体28に上下方向に螺送自在に嵌挿させたもの
で、上下端部を上下連結板20,21に軸受34,35
を介して回転自在に支持させてある。
【0024】モータ30は、図4、図5及び図8に示す
如く、上連結板20に取り付けられており、適宜の回転
力伝達機構を介して両ネジ軸29,29を同期して同一
方向に正逆転駆動させるようになっている。すなわち、
各ネジ軸29の上端部にベベルギヤ36を設けて、両ベ
ベルギヤ36,36と上連結板20に回転自在に軸受支
持させた水平軸37の両端部に設けたベベルギヤ38,
38とを噛合させると共に、一方のネジ軸29に設けた
ベベルギヤ36とモータ30の駆動軸に設けたベベルギ
ヤ39とを噛合させて、モータ30を正逆転させること
により、両ネジ軸29,29を同期して同一方向に正逆
転駆動させるようになっている。
【0025】かかるスラスタ昇降操作機構3によれば、
モータ30によりネジ軸29,29を正逆転させると、
ネジ軸29,29の回転に伴って雌ネジ体28,28が
上下方向に螺送されることによって、スライダ27を介
してサイドスラスタ2が昇降される。すなわち、サイド
スラスタ2つまりスラスタケース9が、ネジ軸29,2
9を正逆転させることにより、待機位置又は操船可能位
置へと昇降操作されるのである。なお、各支柱19の上
下端部には、サイドスラスタ2を再上昇位置及び最下降
位置に位置させたときにおいて、スライダ27を衝合係
止するポリエチレン等の合成樹脂製の衝撃吸収体(図示
せず)が固着(嵌着)されている。また、装置フレーム
16とスライダ27との間には近接スイッチ機構(図示
せず)が介装されていて、サイドスラスタ2が最上昇位
置又は最下降位置に位置されたときにおいて、モータ3
0を自動停止するようになっている。また、一方のネジ
軸29の上端部には、ネジ軸29,29を人為的に回転
操作するための操作ハンドル(図示せず)が着脱自在に
取り付けうるようになっていて、モータ30が故障する
等の非常時においても、サイドスラスタ2を昇降操作で
きるように工夫されている。
【0026】スラスタ旋回操作機構4は、図2〜図5及
び図9〜図11に示す如く、両スライダプレート31,
32間においてスラスタケース9の上端部9aに嵌着さ
れたピニオンギヤ40と、このピニオンギヤ40に噛合
させたラック41と、ラック41を進退操作させる一対
の油圧シリンダ42,42とを具備してなる。
【0027】ラック41は、図9〜図11に示す如く、
ピニオンギヤ40に直対向せしめてスライダプレート3
1,32に回転自在に軸支させた回転体(ベアリング)
43により、ピニオンギヤ40に噛合された状態で左右
方向に進退自在に支持されていて、左右方向に一定スト
ロークの範囲で進退させることにより、ピニオンギヤ4
0を介してスラスタケース9を回転させ、サイドスラス
タ2を基準旋回位置(図2、図4、図8、図9及び図1
2(C)に示す位置)から右方向に90度回転した位置
つまりプロペラ10が船舶5の右舷方向に向く右旋回位
置(図10及び図12(B)に示す位置)と、基準位置
から左方向に90度回転した位置つまりプロペラ10が
左舷方向に向く左旋回位置(図11及び図12(A)に
示す位置)とに亘って180°の範囲で水平旋回させ
る。
【0028】両油圧シリンダ42,42は、ピストン部
42a,42aをラック41の両端部に連結した単動型
のものであり、ピニオンギヤ40とラック41との噛合
部分を挟んで前後に対向する状態で、スライダプレート
31,32に取付けられている。両油圧シリンダ42,
42の作動圧室42b,42bには、作動油が交互に給
排されるようになっている。すなわち、両油圧シリンダ
42,42は、全体として複動型の油圧シリンダに構成
されていて、両作動圧室42b,42bに作動油を給排
させることによって、ラック41を前後方向に進退動作
させるようになっている。例えば、両ピストン部42
a,42aを最右方位置にもたらすと、サイドスラスタ
2を右旋回位置に位置させることができ(図10)、両
ピストン部42a,42aを最左方位置にもたらすと、
サイドスラスタ2を右旋回位置から180°水平旋回し
た左旋回位置に位置させることができ(図11)、両ピ
ストン部42a,42aをシリンダストロークの中間位
置にもたらすと、サイドスラスタ2を、プロペラ10が
船尾方向を向く基準旋回位置に位置させることができる
(図9)。なお、図示していないが、サイドスラスタ2
の旋回位置は、ピニオンギヤ40の回転角を直接的に検
出する又はピニオンギヤ40に噛合する検知用ギヤの回
転角により間接的に検出するポテンショメータにより、
正確に検知,制御しうるように工夫されている。また、
ピニオンギヤ40の大きさ(ギヤ数等)は、これがラッ
ク41の進退により円滑に回転されることを条件とし
て、サイドスラスタ2に何らかの旋回力が作用した場合
にも、ピニオンギヤ40からラック41への動力伝達が
行われない、つまりピニオンギヤ40を回転させてもラ
ック41を進退させ得ない範囲で、適宜に設定されてい
る。
【0029】以上のように構成されたサイドスラスタ装
置1によれば、モータ30を駆動させてサイドスラスタ
2を操船可能位置に下降させた上、シリンダ42,42
を作動させて、サイドスラスタ2を右旋回位置と左旋回
位置との間における適当位置に水平旋回させた後、プロ
ペラ10を正転又は逆転駆動させることにより、船舶5
を如何なる方向にも自由に操船させることができる。例
えば、サイドスラスタ2を右旋回位置又は左旋回位置に
位置させた状態で、プロペラ10を正転又は逆転駆動さ
せると、船舶5を右旋回又は左旋回させることができる
(図12(A)(B)参照)。かかる船舶5の旋回角度
は、サイドスラスタ2の旋回角度を変更することによ
り、自由に調節することができる。勿論、旋回方向の変
更は、サイドスラスタ2を水平旋回させること又はプロ
ペラ10の回転方向を変更することの何れによっても行
うことが可能である。また、サイドスラスタ2を基準旋
回位置に位置させた状態で、プロペラ10を正転又は逆
転駆動させると、船舶5を前進又は後退させることがで
きる(図12(C)参照)。
【0030】このように、サイドスラスタ2の向きを1
80°の範囲で自由に変更することができるから、プロ
ペラ10を正逆転駆動させることとも相俟って、あらゆ
る方向に操船させることができる。つまり、サイドスラ
スタ2の向きを実質的に360°の範囲に亘って変更す
ることができことになる。したがって、海苔の養殖作業
等における如き複雑且つ精密な操船を必要とする場合に
も充分に対処することができる。しかも、スラスタ昇降
操作機構3及びスラスタ旋回操作機構4が、何れも、サ
イドスラスタ2に負荷が作用しても駆動源(モータ3
0,シリンダ42)側への逆向きの動力伝達が行われな
いネジ機構及びラック・ピニオン機構で構成されている
から、格別のロック装置等を設けずとも、サイドスラス
タ2の昇降位置及び旋回位置が操船時に不測に変動する
ようなことがなく、確実な操船を行いうる。
【0031】また、船舶5を主推進機5aにより航行さ
せる場合には、サイドスラスタ2を格納位置まで上昇さ
せて、スラスタ格納室6に格納させておくことにより、
サイドスラスタ2が航行の邪魔にならず、主推進機5a
及び舵による本来の操船性能が阻害される虞れはない。
特に、スラスタケース9の下端部を船底部分7aで構成
して、スラスタケース9が待機位置に位置された状態で
は、船底7が船底部分7aの切り取り前の形状に復元さ
れるようにしておくことにより、高速航行においても良
好な操船性能が発揮される。また、船首側の船底形状は
複雑なV字形状をなしているから、スラスタケース9の
下端部をスラスタ格納室6の開口部8を形成する前の船
底形状に応じた形状としておくことは困難であるが、当
該開口部8を形成するために切除した船底部分7aを当
該ケース9の下端部構成材として利用することによっ
て、このような困難は排除することができる。
【0032】また、サイドスラスタ2がプロペラ10等
をスラスタケース9に内蔵したカセット構造となしてい
るため、プロペラ10が内蔵されたケース部分を軸受体
18による被軸受部分として使用することができる。し
たがって、サイドスラスタ装置1の全高が、昇降軸の下
端部にプロペラを取り付けるような一般的なサイドスラ
スタ構造をとる場合に比して、大幅に低くなり、当該装
置1を上下方向スペースの小さな小型船舶5の船首側に
も容易に設置することができる。しかも、軸受体18の
下端部を船底近傍に位置させておくことができるから、
操船可能位置に位置されたサイドスラスタ2つまりスラ
スタケース9の軸受体18による軸受強度を十分に確保
しておくことができる。したがって、船底7から突出し
たサイドスラスタ部分に水流による負荷が作用したとき
にも、これに強度的に十分に対抗することができ、サイ
ドスラスタ装置1の耐久性,操船性を大幅に向上させる
ことができる。
【0033】なお、スラスタ旋回操作機構4はピニオン
・ラック機構40,41とラック41を水平方向に進退
させるシリンダ42,42とからなるため、サイドスラ
スタ装置1の水平方向における設置スペースはかなり大
きくなる。しかし、漁労船等の小型船舶5においても、
船体構造上、上下方向には極く限られたスペースしかな
いが、水平方向のスペースは充分に大きい。したがっ
て、スラスタ旋回操作機構4を設けることによって、水
平方向における設置スペースが大きくなっても、サイド
スラスタ装置1の設置場所は何ら制限されず、当該装置
1を、サイドスラスタ2による操船機能が有効に発揮で
きる船首側に良好に設置することができる。
【0034】しかも、サイドスラスタ2がスラスタケー
ス9にプロペラ10等を内蔵したカセット構造をなして
おり、更にサイドスラスタ装置1全体が装置フレーム1
6にスラスタケース9及び操作機構3,4を支持,取着
してなる一体構造物に構成されているため、船体への脱
着を容易に行うことができ、保守管理も極めて容易に行
いうる。
【0035】なお、本発明の構成は上記した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱し
ない範囲において、適宜に変更,改良することができ
る。
【0036】例えば、上記実施の形態では、サイドスラ
スタ装置1を船首側にのみ設けたが、その配置箇所及び
配置数は任意である。例えば、一対のサイドスラスタ装
置1,1を船首側と船尾側とに設けるようにしてもよ
い。
【0037】また、サイドスラスタ2の回転駆動源及び
昇降駆動源として、油圧モータ11,30に代えて電動
モータを使用することもできる。この場合、モータ電源
としては、格別なものでなく、当該船舶5に必然的に設
けられる電源を使用することができる。
【0038】また、各操作機構3,4の構成も任意であ
り、例えば、スラスタ旋回操作機構4において、ラック
41の進退駆動源として、一対の単動型油圧シリンダ4
2,42を使用せず、一の複動型油圧シリンダを使用す
るようにしてもよい。この場合、装置1の水平方向設置
スペースが大きくなるが、大型船舶においては勿論、小
型船舶においても装置1を設置する上で格別の弊害はな
い。けだし、船舶にあっては、それが小型のものであっ
ても、上下方向にはスペースが制限されるが、水平方向
には充分なスペースを確保することができるからであ
る。また、上記実施の形態では、サイドスラスタ2の旋
回範囲を180°としたが、必要に応じて任意に設定す
ることができる。例えば、プロペラ10を正逆転できる
ようにおく場合、旋回範囲を90°としても、上記実施
例と同様の操船を行うことができる。さらに、上記した
如く、船舶の設置スペース上、スラスタ旋回操作機構4
の水平方向における大型化が可能であるため、ラック4
1を更に長尺のものとして、スラスタケース9つまりサ
イドスラスタ2の旋回角度を最大360°にまで拡大す
ることも可能である。
【0039】また、スラスタ旋回操作機構4は、必要に
応じて設けられるものであり、これを設けないことも可
能である。この場合、スラスタケース9は上下動自在に
のみ支持させておけばよい。また、スラスタケース9を
旋回(回転)させない場合において、プロペラ室12
は、当該サイドスラスタの使用条件等に応じて、前後方
向(船舶の長手方向)又は左右方向(船舶の幅方向)の
何れかの方向に貫通するように配置される。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のサイドスラスタ装置によれば、操船作業を良好に行
うことができる。また、サイドスラスタを、プロペラ等
を筒状のスラスタケースに内蔵した一体構造物としてい
ることから、装置全体が構造簡単にしてコンパクトなも
のとなり、設置スペースの小さな小型船舶においても、
設置場所を限定されることなく、船首側等に容易に設置
することができる。しかも、スラスタケースの支持強度
(軸受強度)を含めた装置強度を向上させ得て、装置寿
命を大幅に向上させることができる。したがって、本発
明のサイドスラスタ装置は、漁労船による海苔の養殖作
業や遊漁船による船釣でのポイントキープ操作等の如き
微妙な操船を必要とする小型船舶にも好適に使用するこ
とができるものであり、その実用的価値極めて大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイドスラスタ装置を装備した小
型船舶の一例を示す一部切欠の側面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】図2と異なる作用状態を示す図2対応の縦断側
面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う縦断背面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う縦断背面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う横断平面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う横断平面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線に沿う横断平面図である。
【図9】図4のIX−IX線に沿う横断平面図である。
【図10】図9と異なる作用状態を示す図9対応の横断
平面図である。
【図11】図9及び図10と異なる作用状態を示す図9
対応の横断平面図である。
【図12】本発明に係るサイドスラスタ装置による操船
状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…サイドスラスタ装置、2…サイドスラスタ。3…ス
ラスタ昇降操作機構、4…スラスタ旋回操作機構、5…
小型船舶、6…スラスタ格納室、7…船底、7a…切り
取られた船底部分、8…スラスタ格納室の開口部、9…
スラスタケース、9a…スラスタケースの上端部、10
…プロペラ、11…モータ、12…プロペラ室、13…
円筒部材、14…モータ室、16…装置フレーム、18
…軸受体、25…衝合突起、26…衝撃吸収部材、27
…スライダ、28…雌ネジ体、29…ネジ軸、30…モ
ータ、33…スライダ筒、40…ピニオンギヤ、41…
ラック、42…シリンダ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底に開口するスラスタ格納室に、当該
    格納室に固設した装置フレームに上下動自在に支持され
    た外径一定の筒形状をなすスラスタケースとその内部の
    下端側に形成されて横方向に開口するプロペラ室とケー
    ス内部の上端側に形成されてプロペラ空間とは区画され
    たモータ室とプロペラ室に配置されたプロペラとモータ
    室に配置されてプロペラを駆動する駆動モータとを具備
    するサイドスラスタを設けると共に、スラスタケースを
    これがスラスタ格納室に格納される待機位置とプロペラ
    室がスラスタ格納室から船底下に突出される操船可能位
    置とに亘って昇降させるスラスタ昇降操作機構を設けて
    あることを特徴とするサイドスラスタ装置。
  2. 【請求項2】 スラスタケースがスラスタ格納室に回転
    自在に支持されており、スラスタ格納室には、スラスタ
    ケースを操船可能位置に位置させた状態で回転操作させ
    るスラスタ旋回操作機構を設けてあることを特徴とす
    る、請求項1に記載するサイドスラスタ装置。
  3. 【請求項3】 スラスタケースの下端側にその軸線に直
    交する円筒部材を貫通状に設けて、この円筒部材内を前
    記プロペラ室となしていることを特徴とする、請求項1
    又は請求項2に記載するサイドスラスタ装置。
  4. 【請求項4】 スラスタ格納室が船首側に設けられてい
    ることを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3
    に記載するサイドスラスタ装置。
  5. 【請求項5】 スラスタ格納室の下面開口部は船底部分
    を切り取ることによって形成されており、スラスタケー
    スの下端部は切り取られた当該船底部分に一致する形状
    となされており、スラスタケースが待機位置に位置され
    た状態では、船底が前記船底部分の切り取り前の形状に
    復元されることを特徴とする、請求項1、請求項2、請
    求項3又は請求項4に記載するサイドスラスタ装置。
  6. 【請求項6】 スラスタケースの下端部は、前記切り取
    られた船底部分を固着することによって構成されている
    ことを特徴とする、請求項5に記載するサイドスラスタ
    装置。
  7. 【請求項7】 装置フレームは下端部を船底近傍に位置
    させた状態でスラスタ格納室に固定された円筒状の軸受
    体を具備しており、スラスタケースはこの軸受体に上下
    動自在又は上下動自在且つ回転自在に嵌挿支持されてい
    ることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、
    請求項4、請求項5又は請求項6に記載するサイドスラ
    スタ装置。
  8. 【請求項8】 スラスタケースの下端部外周面には衝合
    突起が形成されており、軸受体の下端部には、スラスタ
    ケースを待機位置に上昇させたときにおいて、上記衝合
    突起に衝合する弾性材製の衝撃吸収部材が固着されてい
    ることを特徴とする、請求項7に記載するサイドスラス
    タ装置。
  9. 【請求項9】 スラスタ昇降機構が、装置フレームに上
    下動自在に支持されると共にスラスタケースの上端部に
    相対回転自在且つ上下動不能に連結されたスライダと、
    スライダに設けられた雌ネジ体と、雌ネジ体に上下方向
    に相対螺送自在に嵌挿された状態で、装置フレームに回
    転自在に支持されたネジ軸と、装置フレームに取り付け
    られて、ネジ軸を正逆転駆動させるモータとを具備する
    ものであることを特徴とする、請求項1、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は
    請求項8に記載するサイドスラスタ装置。
  10. 【請求項10】 スラスタ旋回操作機構が、装置フレー
    ムに上下動自在に支持されると共にスラスタケースの上
    端部に相対回転自在に且つ上下動不能に連結されたスラ
    イダと、スラスタケースの上端部に固着されたピニオン
    ギヤと、このピニオンギヤに噛合させた状態で、スライ
    ダに水平進退自在に支持されたラックと、スライダに設
    けられて、スラスタケースを所定角に亘って回転させる
    べくラックを進退操作させる水平伸縮自在なシリンダと
    を具備するものであることを特徴とする、請求項2、請
    求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請
    求項8又は請求項9に記載するサイドスラスタ装置。
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