JP2002354525A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

Info

Publication number
JP2002354525A
JP2002354525A JP2001156537A JP2001156537A JP2002354525A JP 2002354525 A JP2002354525 A JP 2002354525A JP 2001156537 A JP2001156537 A JP 2001156537A JP 2001156537 A JP2001156537 A JP 2001156537A JP 2002354525 A JP2002354525 A JP 2002354525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
mobile
signal
station
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001156537A
Other languages
English (en)
Inventor
Junya Hyo
淳也 標
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu I Network Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu I Network Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu I Network Systems Ltd filed Critical Fujitsu I Network Systems Ltd
Priority to JP2001156537A priority Critical patent/JP2002354525A/ja
Publication of JP2002354525A publication Critical patent/JP2002354525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動機の同一無線ゾーンへの圏外復帰時に
「圏外復帰したこと」だけを交換局に通知することによ
り、移動体通信システムおいてメッセージ有りを通知す
る際の交換局等の負荷を大幅に軽減する。 【解決手段】 移動機1が無線基地局3の無線ゾーン2
の圏外にあるときに移動機1に対するメッセージをメッ
セージサーバ7に蓄積する移動体通信システムでは、移
動機1が同一無線ゾーンの圏内に復帰したときに、移動
機1から無線基地局3に、無線基地局3から交換局5に
送信する制御信号のそれぞれに圏外復帰に関する情報を
付加するとともに、移動機1に対するメッセージが有る
場合に、交換局5から無線基地局3に、無線基地局3か
ら移動機1に送信する制御信号のそれぞれにメッセージ
有りに関する情報を付加することにより、位置登録を行
うことなく、メッセージが有ることを移動機1に通知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動機と、無線ゾ
ーン内において前記移動機に対し無線チャネルを用いて
制御信号および通信信号を含む複数信号の多重通信を行
う無線基地局と、該無線基地局の動作を制御する交換局
と、前記移動機が前記無線ゾーンの圏外にあるときに前
記移動機に対する呼び出し側のメッセージを蓄積するメ
ッセージサーバとを備える移動体通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】移動機と、無線ゾーン内において前記移
動機に対し無線チャネルを用いて制御信号および通信信
号を含む複数信号の多重通信を行う無線基地局と、該無
線基地局の動作を制御する交換局と、前記移動機が前記
無線ゾーンの圏外にあるときに前記移動機に対する呼び
出し側のメッセージを蓄積するメッセージサーバとを備
える移動体通信システムでは、呼び出された移動機が圏
外である場合にはメッセージサーバが発信元電話機に代
理応答するので、発信元電話機からメッセージサーバに
メッセージを蓄積しておくことができる。
【0003】このようなメッセージがメッセージサーバ
に蓄積されている場合、メッセージの発信先の移動機が
圏外から圏内に復帰したときに、交換局からメッセージ
の発信先の移動機に「メッセージが有ること」が通知さ
れる。以下、この通知を実施するための従来技術を図1
3に示す動作シーケンス図に基づいて説明する。
【0004】図13において、移動機が圏外から圏内に
復帰した場合(本明細書では、「移動機の圏外から圏内
への復帰」を「圏外復帰」ということにする)には、ま
ず、移動機および無線基地局の間で「リンクチャネル確
立要求信号」および「リンクチャネル割当信号」がやり
取りされる。以下、両者の間で、交互に、「同期バース
ト信号」および「同期バースト信号」、「SABM(非
同期モード設定)信号」および「UA(非番号制応答)
信号」がやり取りされた後、移動機から無線基地局に
「位置登録要求信号」が送出されると、それを受けた無
線基地局から交換局に「SETUP(位置登録)信号」
が送出され、それを受けた交換局から無線基地局に「C
ALL−PROC(切断完了)信号」および「INFO
(認証要求)信号」が送出され、それを受けた無線基地
局から移動機に「認証要求信号」が送出され、それを受
けた移動機で認証演算が行われる。その後、移動機から
無線基地局に「認証応答信号」が送出され、それを受け
た無線基地局から交換局に「INFO(認証応答)信
号」が送出され、それを受けた交換局で認証演算が行わ
れた後、交換局からメッセージサーバに「メッセージ確
認信号」が送出される。このとき、当該移動機に対する
呼び出し側のメッセージがメッセージサーバに蓄積され
ていれば、メッセージサーバから交換局に「メッセージ
応答(メッセージ有り)信号」が送出され、それを受け
た交換局から無線基地局に「DISC(正常切断)(メ
ッセージ有り)信号」が送出され、それを受けた無線基
地局から移動機に「位置登録受付(メッセージ有り)信
号」が送出され、それにより「メッセージ有り」が移動
機に通知される。なお、その後、無線基地局から移動機
に「無線チャネル切断信号」が送出され、それに応じて
移動機から無線基地局に「無線チャネル切断完了信号」
が返送されると、上記通知が完了することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、圏
外復帰した移動機が位置登録を行うことにより「圏外復
帰したこと」を無線基地局を介して交換局に通知し、こ
の位置登録を契機に認証演算を行った後に交換局が圏外
復帰した移動機に対するメッセージがメッセージサーバ
に有るか否かを確認し、メッセージが有る場合には無線
基地局を介して圏外復帰した移動機にその旨を通知する
ようにしているため、位置登録および認証に関与する移
動機、無線基地局および交換局にそれぞれ負荷が掛か
り、特に、多数の移動機の交換制御を行う交換局の負荷
が大きくなってしまう。そのため、「メッセージ有り」
を交換局から移動機に通知する際の負荷を軽減し得る新
たな通知技術が要求されている。
【0006】上記要求に対し、負荷を軽減するために、
同一無線ゾーン(圏外になる直前の無線ゾーン)に圏外
復帰した場合に限り位置登録を省略する手法が考えられ
る。しかし、そのようにすると、圏外復帰した移動機に
対するメッセージが有る場合にその旨が通知されなくな
るため、圏外復帰したにも拘わらず圏外復帰した無線ゾ
ーンによってメッセージ有りが通知される場合と通知さ
れない場合とが生じてしまい、システム上の統一性が阻
害されることになる。
【0007】本発明は、移動機の同一無線ゾーンへの圏
外復帰時に「圏外復帰したこと」だけを交換局に通知す
ることにより、移動体通信システムおいてメッセージ有
りを通知する際の交換局等の負荷を大幅に軽減すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の第1発明は、移動機と、無線ゾー
ン内において前記移動機に対し無線チャネルを用いて制
御信号および通信信号を含む複数信号の多重通信を行う
無線基地局と、該無線基地局の動作を制御する交換局
と、前記移動機が前記無線ゾーンの圏外にあるときに前
記移動機に対する呼び出し側のメッセージを蓄積するメ
ッセージサーバとを備える移動体通信システムにおい
て、前記移動機が前記無線ゾーンの圏内に復帰したとき
に、前記移動機から前記無線基地局に送信する制御信号
および該無線基地局から前記交換局に送信する制御信号
のそれぞれに圏外復帰に関する情報を付加することによ
り、前記移動機が圏外復帰したことを前記交換機に通知
するようにしたことを特徴とする。
【0009】第1発明によれば、ある無線基地局の無線
ゾーンの圏外に出た移動機が同一無線ゾーンの圏内に復
帰したとき、前記移動機から前記無線基地局に送信する
制御信号および該無線基地局から前記交換局に送信する
制御信号のそれぞれには圏外復帰に関する情報が付加さ
れるから、移動機による位置登録を行うことなく、その
移動機が同一無線ゾーン内に圏外復帰したことが前記交
換機に通知されることになる。したがって、移動体通信
システムにおいてメッセージ有りを通知する際の交換局
等の負荷を大幅に軽減することができる。
【0010】請求項2に記載の第2発明は、前記移動機
が前記無線ゾーンの圏内に復帰したときに前記移動機に
対する呼び出し側のメッセージが前記メールサーバに蓄
積されている場合には、前記交換局から前記無線基地局
に送信する制御信号および該無線基地局から前記移動機
に送信する制御信号のそれぞれにメッセージ有りに関す
る情報を付加することにより、蓄積されたメッセージが
有ることを前記移動機に通知するようにしたことを特徴
とする。
【0011】第2発明によれば、一旦ある無線基地局の
無線ゾーンの圏外に出た移動機が同一無線ゾーンの圏内
に復帰したとき、第1発明における圏外復帰の通知後
に、前記交換局から前記無線基地局に送信する制御信号
および該無線基地局から前記移動機に送信する制御信号
のそれぞれにはメッセージ有りに関する情報が付加され
るから、移動機による位置登録を行うことなく、前記移
動機が同一無線ゾーン内に圏外復帰したときにメッセー
ジが有ることが通知されることになる。したがって、移
動体通信システムにおいてメッセージ有りを通知する際
の交換局等の負荷を大幅に軽減することができる。ま
た、メッセージ有りを通知する際に、移動機、無線基地
局および交換局間の通信チャネルを使用しないので、当
該通信チャネルがビジーであっても「メッセージ有り」
に関する情報を送受信することができるようになる。
【0012】請求項3に記載の第3発明は、前記蓄積さ
れたメッセージが有ることの通知は、メッセージ有りを
表わす絵文字を前記移動機に表示することにより行うこ
とを特徴とする。
【0013】第3発明によれば、メッセージサーバに蓄
積されたメッセージが有ることの通知は、メッセージ有
りを表わす絵文字を前記移動機に表示することにより行
われるから、前記移動機のユーザは、特別の操作を行う
ことなく、前記絵文字を見るだけでメッセージがあるこ
とを認識することができ、使い勝手が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
における移動体通信システムの構成を示す概念図であ
り、図2(a)〜(c)はそれぞれ第1実施形態の移動
体通信システムの各構成要素の詳細を示すブロック図で
ある。本実施形態の移動体通信システムは、図1に示す
ように、移動機1−1,1−2,・・・,1−n(nは
自然数)と、無線ゾーン2−1,2−2,・・・,2−
m(mは自然数)内においてそれぞれ前記移動機に対し
無線チャネルを用いて制御信号および通信信号を含む複
数信号の多重通信を行う無線基地局3−1,3−2,・
・・,3−mと、伝送路4−1,4−2,・・・,4−
mによって接続されたこれら無線基地局の動作を制御す
る交換局5と、交換局6に伝送路6によって接続される
とともに前記移動機が全ての無線ゾーンの圏外にあると
きや電源OFFのときに前記移動機に対する呼び出し側
のメッセージを蓄積するメッセージサーバ7とを備えて
成る。
【0015】上記各移動機は、図2(a)に示すよう
に、CPU11と、CPU11に接続されるメモリ1
2、キーパット13、TDMA(時分割多元接続部)1
4および表示ドライバ15と、TDMA14に順次接続
される無線部16およびアンテナ17と、表示ドライバ
15に接続される表示部18等を具備して成る。上記各
無線基地局は、図2(b)に示すように、CPU21
と、CPU21に接続されるメモリ22、TDMA23
および回線制御部24と、TDMA23に順次接続され
る無線部25およびアンテナ26,27等を具備して成
る。上記交換局5は、図2(c)に示すように、CPU
31と、CPU31に接続されるメモリ32および回線
制御部33等を具備して成る。なお、交換局5の回線制
御部33には、上記伝送路4−1,4−2,・・・,4
−mによって上記各無線基地局の回線制御部24が接続
されている。上記メッセージサーバ7は、図2(d)に
示すように、CPU41と、CPU41に接続されるメ
モリ42および回線制御部43等を具備して成る。な
お、メッセージサーバ7の回線制御部43は、上記伝送
路6によって上記交換局5の回線制御部33に接続され
ている。
【0016】上記各移動機のメモリ12には、図3
(a)に示すような記憶領域が設けられており、この記
憶領域には位置登録エリア情報が記憶されている。位置
登録は移動機があるエリアから他のエリアに移動した場
合に行われるため、上記位置登録エリア情報は、当該移
動機が複数のエリア(無線ゾーン)を移動する間に順次
更新され、最後に位置登録を行ったエリアがどのエリア
であるかを表わす情報となる。この位置登録エリア情報
は、当該移動機から何れか1つの無線基地局を介して交
換局5に送出され、交換局5のメモリ32に設けられて
いる記憶領域に図3(b)に示すような状態で記憶され
る。その結果、交換局5のメモリ32には、交換局5に
収容されている全ての移動機の最新の位置登録エリア情
報が移動機毎に記憶されることになる。
【0017】上記メッセージサーバ7のメモリ42に
は、図4に示すようなフラグ用およびメッセージ用の記
憶領域が移動機毎に設けられている。上記フラグ用の記
憶領域には各移動機に対応するメッセージ有無フラグ
(例えばメッセージ有りのときフラグ=1,メッセージ
無しのときフラグ=0とする)が記憶され、上記メッセ
ージ用の記憶領域の内のフラグ=1に対応する部位には
当該移動機に対する呼び出し側のメッセージが記憶され
ることになる。
【0018】次に、本実施形態の移動体通信システムに
おいて移動機の圏外復帰時に実施されるメッセージ有り
通知処理を説明する。図5は第1実施形態における圏外
復帰時のメッセージ有り通知処理の概要を示す動作シー
ケンス図である。以下、図1に示す無線基地局3−1の
無線ゾーン2−1に圏外復帰した移動機が移動機1−1
である場合を例に挙げて制御信号の送受信を説明する
と、図5に示すように、圏外復帰時に移動機1−1から
無線基地局3−1にリンクチャネル確立要求(圏外復
帰)信号が送出され、それを受けた無線基地局3−1か
ら交換局5にSETUP(圏外復帰)信号が送出され、
それを受けた交換局5からメールサーバ7にメッセージ
確認信号が送出される。このとき、移動機1−1に対す
るメッセージがメールサーバ7に有る場合には、メール
サーバ7から交換局5にメッセージ応答(メッセージ有
り)信号が返送され、それを受けた交換局5から無線基
地局3−1にREL−COMP(正常切断)信号が送出
され、それを受けた無線基地局3−1から移動機1−1
にリンクチャネル割当拒否(圏外復帰OK)信号が送出
される。以上により、移動機1−1に「メッセージ有
り」が通知されることになる。
【0019】図6は図5のリンクチャネル確立要求信号
の送信プログラムを示すフローチャートであり、この送
信プログラムは圏外状態にある移動機において起動され
る。まず、図6のステップS1では、無線基地局からの
電波を受信したか否かをチェックし、無線基地局からの
電波を受信していなければ自己ループを繰り返し、圏外
状態にある移動機が無線基地局からの電波を受信した場
合には、圏外復帰した場合であるため、次のステップS
2で圏外復帰したエリアと移動機のメモリ12に記憶さ
れている圏外復帰直前の位置登録エリアとを比較する。
ここで、他エリアへの圏外復帰であれば、本実施形態の
メッセージ有り通知処理の対象外であるため、ステップ
S3で既存の位置登録処理に移行し、同一エリアへの圏
外復帰であれば、処理を次のステップS4に進める。
【0020】ステップS4では、無線基地局に圏外復帰
通知を行うためにリンクチャネル確立要求信号を編集し
て、オプションビットに「圏外復帰」を設定し、このオ
プションビットに「圏外復帰」を設定したリンクチャネ
ル確立要求信号を次のステップS5で復帰したエリアの
無線基地局に送信する。このリンクチャネル確立要求信
号の送信完了後には、移動機はリンクチャネル拒否待ち
状態に移行する。以下に、オプションビットに「圏外復
帰」を設定する方法を説明する。
【0021】リンクチャネル確立要求信号は、図12
(a)に示す領域内(縦軸の単位はオクテッドであり、
横軸の単位はビットである)に「メッセージ種別:リン
クチャネル確立要求」等の複数の情報を格納した構成と
なっている。図中、「LCH」は「リンクチャネル」を
意味し、「CC」は「呼制御」を意味し、「RT」は
「無線」を意味し、「MM」は「移動」を意味する。こ
れらの情報の中で重要なのは図中右下に位置する2ビッ
トの「オプションビット」であり、この「オプションビ
ット」を「00」にすると「予約」が設定され、「0
1」にすると「圏外復帰」が設定される。したがって、
上記図6のステップS4を実行すると、オプションビッ
トに「圏外復帰」が設定されることになる。
【0022】図7は図5のSETUP信号の送信プログ
ラムを示すフローチャートであり、この送信プログラム
は待機状態中の各無線基地局において起動される。ま
ず、図7のステップS11では、移動機から送出される
リンクチャネル確立要求信号を受信したか否かをチェッ
クし、リンクチャネル確立要求信号を受信していなけれ
ば自己ループを繰り返し、リンクチャネル確立要求信号
を受信した場合には、次のステップS12で、リンクチ
ャネル確立要求信号のオプションビットに「圏外復帰」
が設定されているか否かをチェックする。ここで、オプ
ションビットに「圏外復帰」が設定されていなければ、
ステップS13で既存のリンクチャネル確立処理に移行
し、オプションビットに「圏外復帰」が設定されていれ
ば、処理を次のステップS14に進める。
【0023】ステップS14では、交換局に圏外復帰通
知を行うためにSETUP信号を編集して、情報要素識
別子であるシステム特有ファシリティに「圏外復帰」を
設定し、このシステム特有ファシリティに「圏外復帰」
を設定したSETUP信号を次のステップS15で交換
局5に送信する。このSETUP信号の送信完了後に
は、無線基地局はREL−COMP信号待ち状態に移行
する。以下に、システム特有ファシリティに「圏外復
帰」を設定する方法を説明する。
【0024】SETUP信号は、図12(b)に示す領
域内(縦軸の単位はオクテッドであり、横軸の単位はビ
ットである)に「その他の情報要素」や「システム特有
ファシリティ内容長」等の複数の情報を格納した構成と
なっている。これら複数の情報の中で重要なのは図中ほ
ぼ中央右下に位置する5ビットの「システム特有ファシ
リティ」であり、この「システム特有ファシリティ」を
「10001」にすると「圏外復帰」が設定される。し
たがって、上記図7のステップS14を実行すると、シ
ステム特有ファシリティに「圏外復帰」が設定されるこ
とになる。
【0025】図8は図5のメッセージ確認信号およびR
EL−COMP信号の送信プログラムを示すフローチャ
ートであり、この送信プログラムは待機状態中の交換局
において起動される。まず、図8のステップS21で
は、無線基地局から送出されるSETUP信号を受信し
たか否かをチェックし、SETUP信号を受信していな
ければ自己ループを繰り返し、SETUP信号を受信し
た場合には、次のステップS22で、SETUP信号の
システム特有ファシリティに「圏外復帰」が設定されて
いるか否かをチェックする。ここで、システム特有ファ
シリティに「圏外復帰」が設定されていなければ、ステ
ップS23で通常のSETUP信号受信処理に移行し、
システム特有ファシリティに「圏外復帰」が設定されて
いれば、処理を次のステップS24に進める。
【0026】ステップS24では、圏外復帰した移動機
のメモリ12に記憶されている位置登録エリアと交換局
1のメモリ32に記憶されている位置登録エリア(すな
わち交換機1に位置登録されているエリア)とを比較す
る。ここで、両者が不一致になる他エリアへの圏外復帰
の場合には、ステップS25の既存の位置登録処理に移
行し、両者が一致する同一エリアへの圏外復帰の場合に
はこの圏外復帰を承認してから、ステップS26でメッ
セージサーバ7にメッセージ確認信号を送出する。
【0027】次のステップS27では、上記ステップS
26のメッセージ確認信号に応じてメッセージサーバ7
から返送されてくる、後述するメッセージ応答信号の返
却値に「メッセージ有り」が設定されているか否かをチ
ェックする。ここで、メッセージ有りが設定されていれ
ば、ステップS28でREL−COMP信号を編集し
て、理由表示値に「正常切断」を設定し、メッセージ有
りが設定されていなければ、ステップS29でREL−
COMP信号を編集して、理由表示値に「その他の正常
クラス」を設定する。これら理由表示値に「正常切断/
その他の正常クラス」を設定したREL−COMP信号
を次のステップS30で無線基地局に送信する。このR
EL−COMP信号の送信完了後には、交換局5は待機
状態に移行する。以下に、REL−COMP信号の理由
表示値に「正常切断/その他の正常クラス」を設定する
方法を説明する。
【0028】REL−COMP信号は、図12(c)に
示す領域内(縦軸の単位はオクテッドであり、横軸の単
位はビットである)に「その他の情報要素」や「理由表
示内容長」等の複数の情報を格納した構成となってい
る。これら複数の情報の中で重要なのは図中下部に位置
する「理由表示値」であり、この「理由表示値」を「確
認OK」にすると「正常切断(#16)」が設定され、
この「理由表示値」を「確認NG」にすると「その他の
正常クラス(#31)」が設定される。したがって、上
記図8のステップS28を実行すると、「理由表示値」
に「正常切断(#16)」が設定され、上記図8のステ
ップS29を実行すると、「理由表示値」に「その他の
正常クラス(#31)」が設定されることになる。
【0029】図9は図5のメッセージ応答信号の送信プ
ログラムを示すフローチャートであり、この送信プログ
ラムは交換局から送出されたメッセージ確認信号の受信
時に起動される。まず、図9のステップS31では、メ
ッセージ確認の対象となる圏外復帰した移動機に対する
メッセージが有るか否かをチェックする。ここで、当該
移動機に対するメッセージが有れば、ステップS32で
メッセージ応答信号の返却値に「メッセージ有り」を設
定し、当該移動機に対するメッセージがなければ、ステ
ップS33でメッセージ応答信号の返却値に「メッセー
ジ無し」を設定する。
【0030】図10は図5のリンクチャネル割当拒否信
号の送信プログラムを示すフローチャートであり、この
送信プログラムはREL−COMP信号待ち状態中の無
線基地局において起動される。まず、図10のステップ
S41では、交換局から送出されるREL−COMP信
号を受信したか否かをチェックし、REL−COMP信
号を受信していなければ自己ループを繰り返し、REL
−COMP信号を受信した場合には、次のステップS4
2で、REL−COMP信号の理由表示値に「正常切
断」、「その他の正常クラス」のどちらが設定されてい
るかをチェックする。ここで、理由表示値に「正常切
断」が設定されていれば、ステップS43でリンクチャ
ネル割当拒否信号のオプションビットに「圏外復帰O
K」を設定し、理由表示値に「その他の正常クラス」が
設定されていれば、ステップS44でリンクチャネル割
当拒否信号のオプションビットに「圏外復帰NG」を設
定する。これらオプションビットに「圏外復帰OK/圏
外復帰NG」を設定したリンクチャネル割当拒否信号を
次のステップS45で圏外復帰した移動機に送信する。
このリンクチャネル割当拒否の送信完了後には、無線基
地局は待機状態に移行する。以下に、リンクチャネル割
当拒否信号のオプションビット「圏外復帰OK/圏外復
帰NG」を設定する方法を説明する。
【0031】リンクチャネル割当拒否信号は、図12
(d)に示す領域内(縦軸の単位はオクテッドであり、
横軸の単位はビットである)に「メッセージ種別;リン
クチャネル割当拒否」等の複数の情報を格納した構成と
なっている。これら複数の情報の中で重要なのは図中上
部に位置する「拒否理由;オプション」であり、この
「オプションビット」を「00」にすると「予約」が設
定され、「01」にすると「圏外復帰OK」が設定さ
れ、「10」にすると「圏外復帰NG」が設定される。
したがって、上記図10のステップS43を実行する
と、オプションビットに「圏外復帰OK」が設定され、
ステップS44を実行すると、オプションビットに「圏
外復帰NG」が設定されることになる。
【0032】図11は図5のリンクチャネル割当拒否信
号の受信プログラムを示すフローチャートであり、この
受信プログラムはリンクチャネル割当拒否信号待ち状態
中の圏外復帰した移動機において起動される。まず、図
11のステップS51では、無線基地局から送出される
リンクチャネル割当拒否信号を受信したか否かをチェッ
クし、リンクチャネル割当拒否信号を受信していなけれ
ば自己ループを繰り返し、リンクチャネル割当拒否信号
を受信した場合には、次のステップS52で、リンクチ
ャネル割当拒否信号のオプションビットに「圏外復帰O
K」が設定されているか否かをチェックする。ここで、
オプションビットに「圏外復帰OK」が設定されていれ
ば、次のステップS53で移動機の表示部18に「メッ
セージが有ること」を表示し、オプションビットに「圏
外復帰NG」が設定されていれば上記ステップS53の
表示をスキップしてそのまま待機状態に復帰する。な
お、「メッセージが有ること」の表示は、メッセージ有
りを表わす絵文字である封筒マークを表示することによ
り行うものとする。
【0033】以上説明したように。本実施形態によれ
ば、移動機が同一無線ゾーンに圏内復帰した場合には、
移動機による位置登録を行うことなく、当該移動機が同
一無線ゾーン内に圏外復帰したことを交換機に通知され
ることができるので、移動体通信システムにおいてメッ
セージ有りを通知する際の交換局等の負荷を大幅に軽減
することができる。
【0034】また、本実施形態によれば、移動機が同一
無線ゾーンに圏内復帰した場合には、移動機による位置
登録を行うことなく、メッセージが有ることを当該移動
機に通知することができるので、移動体通信システムに
おいてメッセージ有りを通知する際の交換局等の負荷を
大幅に軽減することができる。また、メッセージ有りを
通知する際に、移動機、無線基地局および交換局間の通
信チャネルを使用しないので、当該通信チャネルがビジ
ーであっても「メッセージ有り」に関する情報を送受信
することが可能になる。
【0035】さらに、本実施形態によれば、メッセージ
サーバに蓄積された当該移動機に対するメッセージが有
ることの通知は、メッセージ有りを表わす封筒マークを
当該移動機の表示部に表示することにより行われるか
ら、当該移動機のユーザは、特別の操作を行うことな
く、封筒マークを見るだけでメッセージがあることを認
識することができ、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における移動体通信シ
ステムの構成を示す概念図である。
【図2】 (a)〜(c)はそれぞれ第1実施形態の移
動体通信システムの各構成要素の詳細を示すブロック図
である。
【図3】 (a),(b)はそれぞれ第1実施形態にお
ける移動機および交換局のメモリに記憶される情報を説
明するための図である。
【図4】 第1実施形態におけるメッセージサーバのメ
モリに記憶される情報を説明するための図である。
【図5】 第1実施形態における圏外復帰時のメッセー
ジ有り通知処理の概要を示す動作シーケンス図である。
【図6】 図5のリンクチャネル確立要求信号の送信プ
ログラムを示すフローチャートである。
【図7】 図5のSETUP信号の送信プログラムを示
すフローチャートである。
【図8】 図5のメッセージ確認信号およびREL−C
OMP信号の送信プログラムを示すフローチャートであ
【図9】 図5のメッセージ応答信号の送信プログラム
を示すフローチャートである。
【図10】 図5のリンクチャネル割当拒否信号の送信
プログラムを示すフローチャートである。
【図11】 図5のリンクチャネル割当拒否信号の受信
プログラムを示すフローチャートである。
【図12】 (a)〜(d)はそれぞれ第1実施形態の
移動体通信システムにおいて移動機の圏外復帰時に実施
されるメッセージ有り通知処理に用いる各種信号の構成
例を説明するための図である。
【図13】 従来技術における圏外復帰時のメッセージ
有り通知処理の概要を示す動作シーケンス図である。
【符号の説明】
1(1−1,1−2,・・・,1−n) 移動機 2(2−1,2−2,・・・,2−m) 無線ゾーン 3(3−1,3−2,・・・,3−m) 無線基地局 4(4−1,4−2,・・・,4−m) 伝送路 5 交換局 6 伝送路 7 メッセージサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 標 淳也 東京都新宿区西新宿6丁目12番1号 富士 通アイ・ネットワークシステムズ株式会社 内 Fターム(参考) 5K024 AA41 AA72 BB05 BB07 CC11 DD03 DD04 EE09 FF06 GG03 GG10 GG13 5K051 AA03 BB01 CC07 DD01 DD15 EE02 FF01 HH16 HH18 HH27 KK01 5K067 AA14 AA34 CC04 DD51 DD52 DD57 EE02 EE10 EE16 FF03 FF17 FF23 JJ52 JJ54 JJ64 JJ70

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機と、無線ゾーン内において前記移
    動機に対し無線チャネルを用いて制御信号および通信信
    号を含む複数信号の多重通信を行う無線基地局と、該無
    線基地局の動作を制御する交換局と、前記移動機が前記
    無線ゾーンの圏外にあるときに前記移動機に対する呼び
    出し側のメッセージを蓄積するメッセージサーバとを備
    える移動体通信システムにおいて、 前記移動機が前記無線ゾーンの圏内に復帰したときに、
    前記移動機から前記無線基地局に送信する制御信号およ
    び該無線基地局から前記交換局に送信する制御信号のそ
    れぞれに圏外復帰に関する情報を付加することにより、
    前記移動機が圏外復帰したことを前記交換機に通知する
    ようにしたことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記移動機が前記無線ゾーンの圏内に復
    帰したときに前記移動機に対する呼び出し側のメッセー
    ジが前記メールサーバに蓄積されている場合には、前記
    交換局から前記無線基地局に送信する制御信号および該
    無線基地局から前記移動機に送信する制御信号のそれぞ
    れにメッセージ有りに関する情報を付加することによ
    り、蓄積されたメッセージが有ることを前記移動機に通
    知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の移動
    体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記蓄積されたメッセージが有ることの
    通知は、メッセージ有りを表わす絵文字を前記移動機に
    表示することにより行うことを特徴とする請求項1また
    は2記載の移動体通信システム。
JP2001156537A 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信システム Pending JP2002354525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156537A JP2002354525A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156537A JP2002354525A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002354525A true JP2002354525A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19000532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001156537A Pending JP2002354525A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 移動体通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002354525A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323397A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Eugrid Kk 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323397A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Eugrid Kk 情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8411127B2 (en) Method and apparatus for connecting video call in dual standby mobile communication terminal
JP4230995B2 (ja) Wlan・携帯電話統合システムにおけるサービスを整合させる方法およびシステム
KR101117712B1 (ko) 다중 수신 대기를 위한 통신 단말기 및 그의 동작 방법
US7664525B2 (en) Communication system, communication controller and communication control method
US20100009716A1 (en) Dual standby portable terminal and communication method thereof
US20130225211A1 (en) Paging Reading Conflict Management in Dual Standby Handsets
US20070054664A1 (en) Wireless communication terminal and method for emergency call connection using hand-off
JP2002359875A (ja) 携帯型端末装置
JPH07264657A (ja) 移動無線通信装置
CN111901895B (zh) 一种建立用户面的方法及装置
JP2000232670A (ja) 通信装置、通信システムおよびその方法
JP2000209633A (ja) 移動無線通信システムおよび移動無線端末装置
JP2002354525A (ja) 移動体通信システム
JPH09247748A (ja) 緊急呼制御方式
JP2009188536A (ja) 無線端末及び無線通信方法
JP2001145156A (ja) デュアル待ち受け携帯電話端末
JP2002334032A (ja) データダウンロードシステムおよびそれに用いる携帯端末装置
JPH0583191A (ja) 移動通信無線セル選択方式
JP4447335B2 (ja) 移動体通信システムにおける緊急通信処理システム及び方法
KR100617718B1 (ko) 무선단말기에서의 호 연결 방법
WO2021181725A1 (ja) 複数の加入者識別モジュールを有する端末装置への呼び出し制御を実行するための端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム
US7496047B2 (en) Communication terminal, operating equipment, communication system, and communication control method
JP4276251B2 (ja) 移動通信端末および移動通信端末の制御方法。
JP2009231884A (ja) 構内phsを用いた無線通信システム、その負荷分散方法、phs端末、その動作方法及び動作プログラム
JP4848917B2 (ja) 携帯電話装置及びそれに用いる緊急呼呼び返し着信動作方法並びにそのプログラム