JP2002354419A - 記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002354419A
JP2002354419A JP2001156736A JP2001156736A JP2002354419A JP 2002354419 A JP2002354419 A JP 2002354419A JP 2001156736 A JP2001156736 A JP 2001156736A JP 2001156736 A JP2001156736 A JP 2001156736A JP 2002354419 A JP2002354419 A JP 2002354419A
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data stream
value
pts
recording
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JP2001156736A
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English (en)
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Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊再生において、滑らかに変化する映像
と、それに同期した音声を出力する。 【解決手段】 ステップS1において、プログラムスト
リームが通常の2倍以上の読み出し速度で読み出され
る。ステップS2において、プログラムストリームから
各フレームのDTS値およびPTS値が取得される。ステップ
S3において、DTS値およびPTS値が、特殊再生の再生速
度に対応してオフセットされて、DTSオフセット値およ
びPTSオフセット値が生成される。ステップS4におい
て、プログラムストリームに含まれる映像フレームのPT
S値およびDTS値と、音声フレームのPTS値が、PTSオフセ
ット値およびDTSオフセット値に書き換える。ステップ
S5において、置き換えられたPTS値およびDTS値のそれ
ぞれと、STCカウンタ値とが比較されてデコードのタイ
ミングと出力のタイミングが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置およ
び方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、例えば、
符号化されたAV信号のデータストリームを特殊再生す
る場合に用いて好適な記録再生装置および方法、記録媒
体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像および音声の信号を高能率に圧縮符
号化する方式として、MPEG(Moving Picture Experts G
roup)2方式がある。MPEG2方式によって符号化された
映像および音声のデータストリームは、エレメンタリス
トリームと称される。エレメンタリストリームは、共通
の基準時刻の情報を有するPES(Packetized ElementaryS
tream)パケットと称されるデータ構造の中に分割されて
組み込まれることによってプログラムストリームに変換
される。
【0003】トランスポートストリームは、1以上のプ
ログラムストリームが多重化されている単一のビット列
であり、ディジタルCS放送、ディジタルBS放送など
で用いられている。
【0004】MPEG2方式では、映像信号を構成する各映
像フレームを、Iピクチャ、Pピクチャ、またはBピク
チャのいずれかに分類して符号化する。Iピクチャは、
自己の映像フレームの情報だけを利用して符号化されて
いる(ピクチャ内符号化されている)。Pピクチャは、
順方向のピクチャ間予測符号化に基づいて符号化されて
いる。Bピクチャは、順方向および逆方向の映像フレー
ムの情報を用いた双方向予測符号化によって符号化され
ている。
【0005】MPEG2方式で符号化された映像信号は、例
えば、15映像フレームを単位とするGOP(Group of Pic
ture)毎に、ランダムアクセスが可能とされている。GOP
には、ピクチャ内符号化されたIピクチャが少なくとも
1映像フレーム含まれている。
【0006】MPEG2方式で符号化されているプログラム
ストリームからなるトランスポートストリーム(以下、
MPEG2−TSと記述する)には、放送局など送出側が意
図したタイミングで映像と音声が再生されるように、PC
R(Program Clock Reference)と称されるプログラム時刻
基準参照値や、PTS(Presentation Time Stamp)と称され
る再生のための時刻管理情報、およびDTS(Decoding Tim
e Stamp)と称されるデコードのための時刻管理情報が付
加されている。PCRは、送出側の基準時刻をセットし、
校正するための情報であり、トランストートストリーム
に埋め込まれて送出される。PTS,DTSは、それぞれ再生
のタイミング、デコードのタイミングを示す情報であ
り、PESのヘッダ情報に埋め込まれて送出される。
【0007】セットトップボックスなどの受信側におい
ては、チャンネル切替時などにPCRを取得し、PCRが示す
値(以下、PCT値と記述する)を自己のSTC(System Time
Clock)カウンタにセットする。その後、PCRを取得する
毎に、取得したPCR値と、STCカウンタの値(以下、STC
カウンタ値と記述する)とを比較して、両者が一致する
ようにSTCカウンタのクロックを微調整することによ
り、送出側が意図した基準時刻を再生側において復元す
る。
【0008】ストリームのデコードは、DTSが示す値
(以下、DTS値と記述する)がSTCカウンタ値と一致した
タイミングに行われ、デコードされた映像や音声は、PT
S値がSTCカウンタ値と一致したタイミングに行われる。
これにより、送出側の意図した順序と時間間隔で、再生
側において映像と音声が再生される。
【0009】図1は、MPEG2−TSを記録し、また再生
する記録再生装置の構成の一例を示している。当該記録
再生装置において、入力されるMPEG2−TSは、TSパ
ーサ1、およびスイッチ2の端子aに供給される。
【0010】TSパーサ1は、記録するプログラムスト
リームをMPEG2−TSから抽出して、記録再生部3の書
き込み部4に供給する。書き込み部4は、TSパーサ1
からのプログラムストリームをハードディスクドライブ
などよりなる記録媒体5に記録する。読み出し部6は、
記録媒体5に記録されているプログラムストリームを読
み出して、スイッチ2の端子bに供給する。
【0011】スイッチ2は、端子aに供給されたMPEG2
−TS、または端子bに供給されるプログラムストリー
ムを、PCR取得部7、およびPESパーサ8,9に出力す
る。以下、スイッチ2が後段に出力するMPEG2−TS、
またはプログラムストリームを、単にストリームと記述
する。
【0012】PCR取得部7は、スイッチ2が出力するス
トリームから、PCRを抽出して制御部10に出力する。
制御部10は、PCR値とSTCカウンタ12のSTCカウンタ
値を比較し、両者が異なる場合、PCR値をSTCカウンタ1
2にセットする。クロック発生部11は、STCカウンタ
11をカウントアップさせるためのクロック信号を発振
してSTCカウンタ12に供給する。STCカウンタ12は、
制御部10から供給されるPCR値をセットし、その値
を、クロック発生部11から供給されるクロック信号に
同期してカウントアップする。STCカウンタ値は、映像
デコーダ13の比較器16および音声デコーダ18の比
較器21に供給される。
【0013】PESパーサ8は、スイッチ2が出力するス
トリームから、映像フレームのデータが格納されている
PESを抽出して映像デコーダ13の入力バッファ14に
出力する。入力バッファ14は、PESパーサ8からのPES
を所定の時間だけバッファリングした後、PTS・DTS取得
部15および映像デコード部17に出力する。PTS・DTS
取得部15は、PESパケットからPTSおよびDTSを抽出し
て比較器16に出力する。
【0014】比較器16は、PTS値およびDTS値のそれぞ
れと、STCカウンタ値を比較して、DTS値とSTCカウンタ
値が一致した場合、その時点が対応するPESパケットの
デコードのタイミングであることを映像デコード部17
に通知し、PTS値とSTCカウンタ値が一致した場合、その
時点が対応するPESパケットの出力のタイミングである
ことを映像デコード部17に通知する。映像デコード部
18は、比較器16から通知されるタイミングに同期し
て、入力バッファ14からの対応するPESパケットをデ
コードして出力する。
【0015】PESパーサ9は、スイッチ2が出力するス
トリームから、音声フレームのデータが格納されている
PESを抽出して音声デコーダ18の入力バッファ19に
出力する。入力バッファ19は、PESパーサ9からのPES
を所定の時間だけバッファリングした後、PTS取得部2
0および音声デコード部22に出力する。PTS取得部2
0は、PESパケットからPTSを抽出して比較器21に出力
する。
【0016】比較器21は、PTS値とSTCカウンタ値を比
較して、PTS値とSTCカウンタ値が一致した場合、その時
点が対応するPESパケットの出力のタイミングであるこ
とを音声デコード部22に通知する。音声デコード部2
2は、比較器21から通知されるタイミングに同期し
て、入力バッファ19からの対応するPESパケットをデ
コードして出力する。
【0017】次に、当該記録再生装置の映像デコーダ1
3および音声デコーダ18によるストリームを再生する
動作について、図2を参照して説明する。
【0018】図2の横軸は、STCカウンタ値を示してい
る。同図において、I1,B1,P1などは、それぞれ
Iピクチャの映像フレーム、Bピクチャの映像フレー
ム、またはPピクチャの映像フレームを示しており、添
え字の数値(I1の”1”)は、同じ種類のピクチャに
おける表示出力の順序を示している。
【0019】図2(A)は、PESパーサ8から映像デコ
ーダ13に入力される映像ストリームに含まれる第1の
GOP(GOP1)とそれに続く第2のGOP(GOP2)の一部を
構成する映像フレームの入力タイミングを示している。
例えば、Iピクチャの映像フレームI1は、STCカウン
タ値が3994であるタイミングに映像デコーダ13に
入力されることを示している。また、Bピクチャの映像
フレームB1は、STCカウンタ値が6997であるタイ
ミングに映像デコーダ13に入力されることを示してい
る。なお、各映像フレームのDTS値(デコードタイミン
グ)、およびPTS値(出力タイミング)は、図示の通り
であるとする。
【0020】図2(B)は、PESパーサ9から音声デコ
ーダ18に入力される音声ストリームの音声フレームの
入力タイミングを示している。例えば、Iピクチャの映
像フレームI1に対応する音声フレームA1は、STCカ
ウンタ値が3994であるタイミングに音声デコーダ1
8に入力されることを示している。また、Bピクチャの
映像フレームB1に対応する音声フレームA2は、STC
カウンタ値が6997であるタイミングに音声デコーダ
18に入力されることを示している。なお、各音声フレ
ームのPTS値(出力タイミング)は、図示の通りである
とする。
【0021】なお、映像フレームや音声フレームのPTS
値やDTS値は、例えば、BSディジタル放送の場合、連
続するフレームに対して3003ずつインクリメントさ
れて設定されている。
【0022】映像ストリームのデコードの順序とDTS値
の関係について、図2(C)を参照して説明する。図2
(C)は、映像フレームのデコードのタイミングを示し
ている。映像フレームI1は、第1のGOPのうち、最初
にデコードされる映像フレームであるので、最も小さい
DTS値が設定されている。続いて入力される映像フレー
ムB1,B2は、双方向予測符号化されているので、そ
のデコードには、前後の映像フレームの情報が用いられ
る。よって、後に続く映像フレームP1を先にデコード
する必要がある。したがって、DTS値は、映像フレーム
P1,B1,B2の順にその値が増加するように設定さ
れている。
【0023】そのように設定されているDTSに従い、入
力された映像ストリームは、STCカウンタ値が3994
であるタイミングに映像フレームI1がデコードされ、
次に、STCカウンタ値が13003であるタイミングに
映像フレームP1が、既にデコードされている映像フレ
ームI1を利用してデコードされる。さらに、STCカウ
ンタ値が16006であるタイミングに映像フレームB
1が、既にデコードされている映像フレームI1,P1
を利用してデコードされる。
【0024】映像ストリームの表示出力の順序とPTS値
の関係について、図2(D)を参照して説明する。図2
(D)は、映像フレームは表示出力のタイミングを示し
ている。映像出力の順序は、図2(A)に示した入力タ
イミングの順序と同一である。したがって、PTS値は、
映像フレームI1,B1,B2,・・・の順に、300
3ずつインクリメントされた値が設定されている。
【0025】入力された映像ストリームの表示について
は、デコードされた映像フレームI1が、STCカウンタ
値が13003であるタイミングに表示出力される。次
に、デコードされた映像フレームB1が、STCカウンタ
値が16006であるタイミングに表示出力される。さ
らに、デコードされた映像フレームB2が、STCカウン
タ値が19009であるタイミングに表示出力される。
【0026】なお、映像ストリームに対応する音声スト
リームは、図2(E)に示すように、入力タイミングの
順序と、デコードタイミングの順序と、出力タイミング
の順序が同じである。よって、音声ストリームは、音声
フレームA1,A2,A3,・・・の順番で、設定され
ているPTS値とSTCカウンタ値が一致するタイミングにデ
コードされて出力される。
【0027】従来の記録再生装置では、早送り再生や巻
き戻し再生のような特殊再生を行う場合、読み出し部6
が、通常よりも速い所定の速度でストリームを読み出
し、PESパーサ8が、映像フレームのうちのIピクチャ
の映像フレームだけを抽出して映像デコーダ13に供給
し、映像デコーダ13が、PTS値およびDTS値と、STCカ
ウンタ値とを比較してデコードタイミングや表示出力タ
イミングを制御するのではなく、入力されたIピクチャ
の映像フレームを順次デコードして表示出力することに
よって実現している。
【0028】従来の記録再生装置による2倍速の早送り
再生について、図3を参照して説明する。同図(A)
は、抽出されたIピクチャの映像フレームI1,I2,
I3が映像デコーダ13に入力されるタイミングを示し
ている。Iピクチャに設定されているDTS値およびPTS値
は図示のとおりであるとする。同図(B)は、Iピクチ
ャのデコードタイミングを示している。同図(C)は、
Iピクチャの表示出力タイミングを示している。
【0029】同図(B),(C)に示すように、映像フ
レームI1,I2,I3は、設定されているDTS値やPTS
値に関わりなく、入力された時点でデコードされて表示
出力される。例えば、映像フレームI1は、STCカウン
タ値が3994であるタイミングにデコードされて表示
出力される。また、映像フレームI2は、STCカウンタ
値が25015であるタイミングにデコードされて表示
出力される。さらに、映像フレームI3は、STCカウン
タ値が46036であるタイミングにデコードされて表
示出力される。
【0030】映像フレームI1,I2,I3が2倍速の
早送り再生で表示出力されるタイミングの間隔に注目す
れば、映像フレーム間の表示出力の間隔は、21021
である。この値は、通常の再生(1倍速の再生)が行わ
れた場合の間隔である45045(=映像フレークI2
のPTS値(58048)−映像フレークI1のPTS値(1
3003))の約2倍である。すなわち、通常の再生の
2倍度で再生が実現されていることがわかる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
CS放送、ディジタルBS放送などのディジタル放送の
運用においては、ストリームに含まれるGOPは15映像
フレーム(15ピクチャ)で構成され、そのうちの1映
像フレームだけがIピクチャである。つまり、全ての映
像フレームのうち、Iピクチャは1/15にすぎないこ
とになる。
【0032】したがって、従来の記録再生装置によっ
て、例えば、15倍速以下の速度で特殊再生を実行した
場合、その映像が滑らかに変化せず、コマ送りのような
ギクシャクしたものになってしまう課題があった。
【0033】また、映像とともに音声を出力することを
考慮した場合、特殊再生時においては、上述したよう
に、PTS値およびDTS値と、STCカウンタ値とに基づくデ
コードタイミングや表示出力タイミングの制御を行わな
いので、映像と音声を同期させることが困難である課題
があった。
【0034】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、特殊再生をする場合、映像フレームの種類
(Iピクチャ、Bピクチャ、およびPピクチャ)に拘わ
らず、全ての映像フレームのPTS値およびDTS値を書き換
え、また、全ての音声フレームのPTS値を書き換えるこ
とにより、滑らかに変化する映像と、それに同期した音
声を出力できるようにすることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、情報記録媒体からデータストリームを読み出す読み
出し手段と、読み出し手段で読み出されたデータストリ
ームから、データストリームのデコードタイミングを示
す第1の情報および出力タイミングを示す第2の情報を
取得する取得手段と、取得手段で取得された第1および
第2の情報をオフセットして、第1のオフセット情報お
よび第2のオフセット情報を生成する生成手段と、デー
タストリームに含まれる第1および第2の情報を、生成
手段で生成された第1および第2のオフセット情報で置
き換える置換手段と、第1および第2のオフセット情報
を含むデータストリームをデコードして、映像信号およ
び音声信号を再生するデコード手段とを含むことを特徴
とする。
【0036】本発明の記録再生装置は、データストリー
ムから、基準時刻を調整するための基準時刻情報を抽出
し、基準時刻を調整する調整手段とをさらに含むことが
できる。
【0037】前記生成手段は、取得手段で取得された第
1および第2の情報、基準時刻、並びに再生速度に対応
する係数を用いて、第1のオフセット情報および第2の
オフセット情報を生成するようにすることができる。
【0038】本発明の記録再生方法は、情報記録媒体か
らデータストリームを読み出す読み出しステップと、読
み出しステップの処理で読み出されたデータストリーム
から、データストリームのデコードタイミングを示す第
1の情報および出力タイミングを示す第2の情報を取得
する取得ステップと、取得ステップの処理で取得された
第1および第2の情報をオフセットして、第1のオフセ
ット情報および第2のオフセット情報を生成する生成ス
テップと、データストリームに含まれる第1および第2
の情報を、生成ステップの処理で生成された第1および
第2のオフセット情報で置き換える置換ステップと、第
1および第2のオフセット情報を含むデータストリーム
をデコードして、映像信号および音声信号を再生するデ
コードステップとを含むことを特徴とする。
【0039】本発明の記録媒体のプログラムは、情報記
録媒体からデータストリームを読み出す読み出しステッ
プと、読み出しステップの処理で読み出されたデータス
トリームから、データストリームのデコードタイミング
を示す第1の情報および出力タイミングを示す第2の情
報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理で取
得された第1および第2の情報をオフセットして、第1
のオフセット情報および第2のオフセット情報を生成す
る生成ステップと、データストリームに含まれる第1お
よび第2の情報を、生成ステップの処理で生成された第
1および第2のオフセット情報で置き換える置換ステッ
プと、第1および第2のオフセット情報を含むデータス
トリームをデコードして、映像信号および音声信号を再
生するデコードステップとを含むことを特徴とする。
【0040】本発明のプログラムは、情報記録媒体から
データストリームを読み出す読み出しステップと、読み
出しステップの処理で読み出されたデータストリームか
ら、データストリームのデコードタイミングを示す第1
の情報および出力タイミングを示す第2の情報を取得す
る取得ステップと、取得ステップの処理で取得された第
1および第2の情報をオフセットして、第1のオフセッ
ト情報および第2のオフセット情報を生成する生成ステ
ップと、データストリームに含まれる第1および第2の
情報を、生成ステップの処理で生成された第1および第
2のオフセット情報で置き換える置換ステップと、第1
および第2のオフセット情報を含むデータストリームを
デコードして、映像信号および音声信号を再生するデコ
ードステップとをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0041】本発明の記録再生装置および方法、並びに
プログラムにおいては、情報記録媒体からデータストリ
ームが読み出され、読み出されたデータストリームか
ら、データストリームのデコードタイミングを示す第1
の情報および出力タイミングを示す第2の情報が取得さ
れ、取得された第1および第2の情報がオフセットされ
て、第1のオフセット情報および第2のオフセット情報
が生成される。また、データストリームに含まれる第1
および第2の情報が、生成された第1および第2のオフ
セット情報で置き換えられる。さらに、第1および第2
のオフセット情報を含むデータストリームがデコードさ
れて、映像信号および音声信号が再生される。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態である記録
再生装置の構成例について、図4を参照して説明する。
この記録再生装置は、入力されるMPEG2−TSに含まれ
るプログラムストリームを記録し、また読み出してデコ
ードし、得られる映像および音声を出力する他、入力さ
れるMPEG2−TSに含まれるプログラムストリームをリ
アルタイムでデコードし、得られる映像および音声を出
力するものである。さらに、この記録再生装置は、読み
出したプログラムストリームを特殊再生するものであ
る。
【0043】この記録再生装置において、入力されるMP
EG2−TSは、TSパーサ31、およびスイッチ32の
端子aに供給される。TSパーサ31は、記録するプロ
グラムストリームをMPEG2−TSから抽出して、記録再
生部33の書き込み部34に供給する。書き込み部34
は、TSパーサ31からのプログラムストリームをハー
ドディスクドライブなどよりなる記録媒体35に記録す
る。読み出し部36は、記録媒体35に記録されている
プログラムストリームを読み出して、PTS・DTS取得部3
7、およびPTS・DTS書き換え部39に出力する。
【0044】PTS・DTS取得部37は、読み出し部36か
ら入力されるプログラムストリームから、各フレームの
DTS値およびPTS値を取得してPTS・DTS演算部38に出力
する。PTS・DTS演算部38は、PTS・DTS取得部37から
のDTS値およびPTS値を、特殊再生の再生速度に対応して
オフセットし、得られるDTSオフセット値およびPTSオフ
セット値をPTS・DTS書き換え部39に出力する。
【0045】PTS・DTS書き換え部39は、読み出し部3
6から入力されるプログラムストリームに含まれる各フ
レームのPTS値およびDTS値を、PTS・DTS演算部38から
入力されるPTSオフセット値およびDTSオフセット値に書
き換えて、スイッチ32の端子bに供給する。
【0046】スイッチ32は、端子aに供給されたMPEG
2−TS、または端子bに供給されるプログラムストリ
ームを、PCR取得部40、およびPESパーサ41,42に
出力する。以下、スイッチ32が後段に出力するMPEG2
−TS、またはプログラムストリームを、単にストリー
ムと記述する。
【0047】PCR取得部40は、スイッチ32が出力す
るストリームから、PCRを抽出して制御部43に出力す
る。制御部43は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、半導体メモリなどよりなる記録媒体56に記
憶されている制御用プログラムを読み出し、読み出した
制御用プログラム、ユーザから入力されるコマンド等に
基づいて、記録再生装置の全体を制御する。また、制御
部43は、PCR値とSTCカウンタ45のSTCカウンタ値を
比較し、両者が異なる場合、PCR値をSTCカウンタ45に
セットする。
【0048】クロック発生部44は、STCカウンタ45
をカウントアップさせるためのクロック信号を発振して
STCカウンタ45に供給する。STCカウンタ45は、制御
部43から供給されるPCR値をセットし、その値を、ク
ロック発生部44から供給されるクロック信号に同期し
てカウントアップする。STCカウンタ値は、記録再生部
33のPTS・DTS演算部38、映像デコーダ13の比較器
16、および音声デコーダ18の比較器21に供給され
る。
【0049】PESパーサ41は、スイッチ32が出力す
るストリームから、映像フレームのデータが格納されて
いるPESを抽出して映像デコーダ46の入力バッファ4
7に出力する。入力バッファ47は、PESパーサ41ら
のPESを所定の時間だけバッファリングした後、PTS・DT
S取得部48および映像デコード部50に出力する。PTS
・DTS取得部48は、PESパケットからPTSおよびDTSを抽
出して比較器49に出力する。
【0050】比較器49は、PTS値およびDTS値のそれぞ
れと、STCカウンタ値を比較して、DTS値とSTCカウンタ
値が一致した場合、対応する映像フレームのデコードの
タイミングであることを示すパルスを映像デコード部5
0に出力し、PTS値とSTCカウンタ値が一致した場合、対
応する映像フレームの表示出力のタイミングであること
示すパルスを映像デコード部50に出力する。映像デコ
ード部50は、比較器49からのパルスに同期して、入
力バッファ14からの対応する映像フレームをデコード
して表示出力する。
【0051】PESパーサ42は、スイッチ32が出力す
るストリームから、音声フレームのデータが格納されて
いるPESを抽出して音声デコーダ51の入力バッファ5
2に出力する。入力バッファ52は、PESパーサ42ら
のPESを所定の時間だけバッファリングした後、PTS取得
部53および音声デコード部55に出力する。PTS取得
部53は、PESパケットからPTSを抽出して比較器54に
出力する。
【0052】比較器54は、PTS値とSTCカウンタ値を比
較して、PTS値とSTCカウンタ値が一致した場合、対応す
る音声フレームのデコードおよび出力のタイミングであ
ることを示すパルスを音声デコード部55に出力する。
音声デコード部55は、比較器54からのパルスに同期
して、入力バッファ19からの対応する音声フレームを
デコードして出力する。
【0053】次に、図5は、PTSオフセット値およびDTS
オフセット値を演算するPTS・DTS演算部38の構成例を
示している。
【0054】PTS・DTS演算部38において、PTS・DTS取
得部37からのPTS値は、減算器67に入力され、PTS・
DTS取得部37からのDTS値は、減算器64およびDTS値
メモリ61に入力され、STCカウンタ45からのSTCカウ
ンタ値は、STCカウンタ値メモリ63に入力される。
【0055】DTS値メモリ61は、入力されるDTS値のう
ち、新たに入力されたIピクチャの映像フレームに対応
するDTS値を保持し、保持したDTS値を減算器64,67
に出力する。
【0056】係数メモリ62は、再生速度に対応する係
数Kを、乗算器65,68に供給する。なお、再生速度
がX倍速である場合、係数K=1/Xである。例えば、
2倍速の早送り再生の場合、係数K=1/2となる。ま
た、例えば、1/4倍速のスロー再生の場合、係数K=
4となる。
【0057】STCカウンタ値メモリ63は、DTS値メモリ
61がDTS値を保持したタイミングに同期して、そのと
き、STCカウンタ値45から入力されるSTCカウンタ値を
保持し、保持したSTCカウンタ値を加算器66,69に
出力する。
【0058】減算器64は、PTS・DTS取得部37より順
次入力される各フレームに対応するDTS値から、DTS値メ
モリ61が保持するDTS値を減算して、演算結果を乗算
器65に出力する。乗算器65は、減算器64の演算結
果に係数Kを乗算して、演算結果を加算器66に出力す
る。加算器66は、乗算器65の演算結果に、STCカウ
ンタ値メモリ63が保持するSTCカウンタ値を加算し、
演算結果をDTSオフセット値として、PTS・DTS書き換え
部39に出力する。
【0059】減算器67は、PTS・DTS取得部37より順
次入力される各フレームに対応するPTS値から、DTS値メ
モリ61が保持するDTS値を減算して、演算結果を乗算
器68に出力する。乗算器68は、減算器67の演算結
果に係数Kを乗算して、演算結果を加算器69に出力す
る。加算器69は、乗算器68の演算結果に、STCカウ
ンタ値メモリ63が保持するSTCカウンタ値を加算し、
演算結果をPTSオフセット値として、PTS・DTS書き換え
部39に出力する。
【0060】したがって、PTSオフセット値およびDTSオ
フセット値は、次式(1),(2)によって演算される
ことになる。 PTSオフセット値=K(各フレームのPTS値−DTS値メモリ61が保持するDTS値) +STCカウンタ値メモリ63が保持するSTCカウンタ値 ・・・(1) DTSオフセット値=K(各フレームのDTS値−DTS値メモリ61が保持するDTS値) +STCカウンタ値メモリ63が保持するSTCカウンタ値 ・・・(2)
【0061】次に、本発明を適用した記録再生装置によ
る特殊再生処理について、2倍速の早送り再生を例にし
て、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0062】ステップS1において、読み出し部36
は、記録媒体35に記録されているプログラムストリー
ムを、通常の2倍以上の読み出し速度で読み出して、PT
S・DTS取得部37、およびPTS・DTS書き換え部39に出
力する。ステップS2において、PTS・DTS取得部37
は、読み出し部36から入力されたプログラムストリー
ムから、各フレームのDTS値およびPTS値を取得してPTS
・DTS演算部38に出力する。
【0063】ステップS3において、PTS・DTS演算部3
8は、PTS・DTS取得部37からのDTS値およびPTS値を、
特殊再生の再生速度に対応してオフセットし、得られた
DTSオフセット値およびPTSオフセット値をPTS・DTS書き
換え部39に出力する。
【0064】ステップS3の処理の詳細について、図7
を参照して説明する。
【0065】図7の横軸は、STCカウンタ値を示してい
る。図7(A)は、読み出し部36から読み出された映
像ストリームの第1のGOP(GOP1)とそれに続く第2の
GOP(GOP2)の一部を構成する映像フレームの入力タイ
ミングを示している。例えば、映像フレームI1は、ST
Cカウンタ値が3994であるタイミングに読み出され
たことを示している。また、映像フレームB1は、STC
カウンタ値が5496であるタイミングに読み出された
ことを示している。なお、各映像フレームのDTS値(デ
コードタイミング)、およびPTS値(出力タイミング)
は、図示の通りであるとする。
【0066】図7(B)は、読み出し部36から読み出
された音声ストリームを構成する音声フレームの入力タ
イミングを示している。例えば、映像フレームI1に対
応する音声フレームA1は、STCカウンタ値が3994
であるタイミングに読み出されたことを示している。ま
た、映像フレームB1に対応する音声フレームA2は、
STCカウンタ値が5496であるタイミングに読み出さ
れたことを示している。なお、各音声フレームのPTS値
(出力タイミング)は、図示の通りであるとする。
【0067】PTS・DTS演算部38は、PTS・DTS取得部3
7からのPTS値を、式(1)に示すようにオフセット
し、PTS・DTS取得部37からのDTS値を、式(2)に示
すようにオフセットする。
【0068】例えば、映像フレームI1のPTSオフセッ
ト値は、式(1)に従い、 PTSオフセット値=0.5(13003−3994)+3994 =8499 と演算される。
【0069】映像フレームI1のDTSオフセット値は、
式(2)に従い、 DTSオフセット値=0.5(3994−3994)+3994 =3994 と演算される。
【0070】また、例えば、映像フレームB1のPTSオ
フセット値は、式(1)に従い、 PTSオフセット値=0.5(16006−3994)+3994 =10000 と演算される。
【0071】映像フレームB1のDTSオフセット値は、
式(2)に従い、 DTSオフセット値=0.5(16006−3994)+3994 =10000 と演算される。
【0072】さらに、例えば、映像フレームP1のPTS
オフセット値は、式(1)に従い、 PTSオフセット値=0.5(22012−3994)+3994 =13003 と演算される。
【0073】映像フレームP1のDTSオフセット値は、
式(2)に従い、 DTSオフセット値=0.5(13003−3994)+3994 =8499 と演算される。
【0074】同様にして、各映像フレームのPTSオフセ
ット値およびDTSオフセット値が、図7(C)に示すと
おりに演算される。なお、音声フレームについては、PT
S値のオフセット値だけが、図7(D)に示すとおりに
演算される。
【0075】図6に戻る。ステップS4において、PTS
・DTS書き換え部39は、読み出し部36から入力され
たプログラムストリームに含まれる映像フレームのPTS
値およびDTS値と、音声フレームのPTS値を、PTS・DTS演
算部38から入力されたPTSオフセット値およびDTSオフ
セット値に書き換える。PTS値およびDTS値が書き換えら
れたストリームは、スイッチ32の端子bを介して後段
に供給される。
【0076】ステップS5において、PESパーサ41
は、スイッチ32からのストリームから、映像フレーム
のデータが格納されているPESを抽出して映像デコーダ
46の入力バッファ47に出力する。入力バッファ47
は、PESパーサ41らのPESを所定の時間だけバッファリ
ングした後、PTS・DTS取得部48および映像デコード部
50に出力する。PTS・DTS取得部48は、PESパケット
からPTSおよびDTSを抽出して比較器49に出力する。比
較器49は、PTS値およびDTS値のそれぞれと、STCカウ
ンタ値を比較して、DTS値とSTCカウンタ値が一致した場
合、対応する映像フレームのデコードのタイミングであ
ることを示すパルスを映像デコード部50に出力し、PT
S値とSTCカウンタ値が一致した場合、対応する映像フレ
ームの表示出力のタイミングであること示すパルスを映
像デコード部50に出力する。映像デコード部50は、
比較器49からのパルスに同期して、入力バッファ14
からの対応する映像フレームをデコードして表示出力す
る。なお、映像フレームのデコードタイミングと表示出
力タイミングの順序は、図7(E)に示すとおりであ
る。
【0077】一方、PESパーサ42は、スイッチ32か
らのストリームから、音声フレームのデータが格納され
ているPESを抽出して音声デコーダ51の入力バッファ
52に出力する。入力バッファ52は、PESパーサ42
らのPESを所定の時間だけバッファリングした後、PTS取
得部53および音声デコード部55に出力する。PTS取
得部53は、PESパケットからPTSを抽出して比較器54
に出力する。比較器54は、PTS値とSTCカウンタ値を比
較して、PTS値とSTCカウンタ値が一致した場合、対応す
る音声フレームのデコードおよび出力のタイミングであ
ることを示すパルスを音声デコード部55に出力する。
音声デコード部55は、比較器54からのパルスに同期
して、入力バッファ19からの対応する音声フレームを
デコードして出力する。なお、音声フレームのデコード
タイミングと表示出力タイミングの順序は、図7(F)
に示すとおりである。
【0078】以上説明したように、本発明を適用した記
録再生装置による特殊再生処理では、映像フレームの種
類に拘わらず、全ての映像フレームを表示出力すること
ができる。また、再生速度に対応して、映像フレームの
PTS値およびDTS値と、対応する音声フレームのPTS値を
書き換えているので、映像と音声を同期させて出力する
ことができる。
【0079】なお、ステップS3におけるPTS・DTS演算
部38の処理での係数Kの値は、ユーザの操作に対応し
て変化させることができる。係数Kを1とすれば、通常
の再生が実行される。また、係数Kの値を3とすれば、
1/3倍速のスロー再生が実行される。
【0080】以上のように、本発明を適用した記録再生
装置によれば、全ての映像フレームの映像が表示され、
それに同期して音声フレームの音声が出力されるので、
見たいシーンのサーチ等でユーザの使い勝手が向上す
る。
【0081】さらに、早聞き再生によって、時間を短縮
して視聴したり、遅聞き再生によって、聞き取り難い部
分をゆっくり視聴したりすることなどが可能となる。
【0082】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれ
ているコンピュータ、または、各種のプログラムをイン
ストールすることで、各種の機能を実行することが可能
な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録
媒体からインストールされる。
【0083】この記録媒体は、図4に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(C
ompact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versati
le Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)
を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケー
ジメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータ
に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログ
ラムが記録されているROMやハードディスクなどで構成
される。
【0084】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明の記録再生装置お
よび方法、並びにプログラムによれば、データストリー
ムから取得した、データストリームのデコードタイミン
グを示す第1の情報および出力タイミングを示す第2の
情報をオフセットして、第1のオフセット情報および第
2のオフセット情報を生成し、第1および第2の情報
を、生成した第1および第2のオフセット情報で置き換
えるようにしたので、特殊再生において、滑らかに変化
する映像と、それに同期した音声を出力することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEG2−TSを記録、再生する従来の記録再生
装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】従来の記録再生装置による通常の再生動作を説
明するための図である。
【図3】従来の記録再生装置による2倍速の再生動作を
説明するための図である。
【図4】本発明の一実施の形態である記録再生装置の構
成例を示すブロック図である。
【図5】PTS・DTS演算部38の構成例を示すブロック図
である。
【図6】本発明の一実施の形態である記録再生装置によ
る特殊再生動作を説明するフローチャートである。
【図7】PTS・DTS演算部38によるPTSオフセット値お
よびDTSオフセット値の演算を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
37 PTS・DTS取得部, 38 PTS・DTS演算部, 3
9 PTS・DTS書き換え部, 43 制御部, 45 ST
Cカウンタ, 46 映像デコーダ, 51音声デコー
ダ, 56 記録媒体
フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AB04 AC05 CC11 DD04 DD10 5C053 FA20 FA30 GA11 GB05 GB38 HA24 JA22 KA01 KA08 KA22 KA24 LA00 LA06 LA07 5D044 AB07 BC01 CC05 DE28 DE48 FG09 FG18 GK12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化されたAV信号のデータストリー
    ムを記録し、また再生する記録再生装置において、 情報記録媒体から前記データストリームを読み出す読み
    出し手段と、 前記読み出し手段で読み出された前記データストリーム
    から、前記データストリームのデコードタイミングを示
    す第1の情報および出力タイミングを示す第2の情報を
    取得する取得手段と、 前記取得手段で取得された前記第1および第2の情報を
    オフセットして、第1のオフセット情報および第2のオ
    フセット情報を生成する生成手段と、 前記データストリームに含まれる前記第1および第2の
    情報を、前記生成手段で生成された前記第1および前記
    第2のオフセット情報で置き換える置換手段と、 前記第1および前記第2のオフセット情報を含む前記デ
    ータストリームをデコードして、映像信号および音声信
    号を再生するデコード手段とを含むことを特徴とする記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記データストリームから、基準時刻を
    調整するための基準時刻情報を抽出し、前記基準時刻を
    調整する調整手段とをさらに含むことを特徴とする請求
    項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記取得手段で取得さ
    れた前記第1および第2の情報、前記基準時刻、並びに
    再生速度に対応する係数を用いて、第1のオフセット情
    報および第2のオフセット情報を生成することを特徴と
    する請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 符号化されたAV信号のデータストリー
    ムを記録し、また再生する記録再生装置の記録再生方法
    において、 情報記録媒体から前記データストリームを読み出す読み
    出しステップと、 前記読み出しステップの処理で読み出された前記データ
    ストリームから、前記データストリームのデコードタイ
    ミングを示す第1の情報および出力タイミングを示す第
    2の情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理で取得された前記第1および第
    2の情報をオフセットして、第1のオフセット情報およ
    び第2のオフセット情報を生成する生成ステップと、 前記データストリームに含まれる前記第1および第2の
    情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記第1
    および前記第2のオフセット情報で置き換える置換ステ
    ップと、 前記第1および前記第2のオフセット情報を含む前記デ
    ータストリームをデコードして、映像信号および音声信
    号を再生するデコードステップとを含むことを特徴とす
    る記録再生方法。
  5. 【請求項5】 符号化されたAV信号のデータストリー
    ムを記録し、また再生する記録再生用のプログラムであ
    って、 情報記録媒体から前記データストリームを読み出す読み
    出しステップと、 前記読み出しステップの処理で読み出された前記データ
    ストリームから、前記データストリームのデコードタイ
    ミングを示す第1の情報および出力タイミングを示す第
    2の情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理で取得された前記第1および第
    2の情報をオフセットして、第1のオフセット情報およ
    び第2のオフセット情報を生成する生成ステップと、 前記データストリームに含まれる前記第1および第2の
    情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記第1
    および前記第2のオフセット情報で置き換える置換ステ
    ップと、 前記第1および前記第2のオフセット情報を含む前記デ
    ータストリームをデコードして、映像信号および音声信
    号を再生するデコードステップとを含むことを特徴とす
    るコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録され
    ている記録媒体。
  6. 【請求項6】 符号化されたAV信号のデータストリー
    ムを記録し、また再生するコンピュータに、 情報記録媒体から前記データストリームを読み出す読み
    出しステップと、 前記読み出しステップの処理で読み出された前記データ
    ストリームから、前記データストリームのデコードタイ
    ミングを示す第1の情報および出力タイミングを示す第
    2の情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップの処理で取得された前記第1および第
    2の情報をオフセットして、第1のオフセット情報およ
    び第2のオフセット情報を生成する生成ステップと、 前記データストリームに含まれる前記第1および第2の
    情報を、前記生成ステップの処理で生成された前記第1
    および前記第2のオフセット情報で置き換える置換ステ
    ップと、 前記第1および前記第2のオフセット情報を含む前記デ
    ータストリームをデコードして、映像信号および音声信
    号を再生するデコードステップとを実行させるプログラ
    ム。
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