JP2002351954A - 情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム

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JP2002351954A
JP2002351954A JP2001155317A JP2001155317A JP2002351954A JP 2002351954 A JP2002351954 A JP 2002351954A JP 2001155317 A JP2001155317 A JP 2001155317A JP 2001155317 A JP2001155317 A JP 2001155317A JP 2002351954 A JP2002351954 A JP 2002351954A
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JP
Japan
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travel schedule
schedule
travel
facility
user terminal
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Application number
JP2001155317A
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English (en)
Inventor
Michitaka Hayakawa
道孝 早川
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザー端末1からの要求に応じて情報処理
装置4が旅行スケジュールを設定する情報処理方法、情
報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラ
ムにおいて、ユーザーの利便性をより一層向上させる。 【解決手段】 情報処理装置4は、予約が可能な施設を
組み込んだ旅行スケジュールを設定する。スケジュール
に係る施設よりも、ユーザー提示の旅行条件に適合する
施設の予約状況を監視し、予約が可能になれば当該施設
を組み込んだ新たな旅行スケジュールを再設定する。再
設定される旅行スケジュールの実行容易度をユーザーの
現在地に基づき判断した結果に応じて、旅行スケジュー
ルの再設定を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザー端末から
の要求に応じて情報センターが旅行スケジュールを設定
する情報処理方法、情報処理システム、情報処理装置、
及び情報処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載された車載機等の
ユーザー端末と、このユーザー端末にネットワークを介
して接続された情報センターとを備え、上記ユーザー端
末からの要求に応じて、上記情報センターがユーザー端
末に情報を提供する情報処理システムが知られている
(例えば、特開平11−53376号公報、又は特開平
11−143358号公報参照)。また、ユーザー端末
が出発地と目的地との条件を提示するのに対し、情報セ
ンターが、この出発地から目的地に至るまでの経路をユ
ーザー端末に提供する情報処理システムも知られてい
る。この情報処理システムにおいては、情報センターか
ら提供された経路情報を上記車載機での経路誘導に利用
することが可能に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした情報処理シス
テムにおいて、情報センターからユーザー端末に、出発
地から目的地に至るまでの経路だけでなく、いわゆる旅
行スケジュールを提供するように構成すれば、ユーザー
の利便性は向上する。具体的には、ユーザー端末から情
報センターに、出発地及び目的地に加え、その旅行の日
時、予算及び旅行人数等の詳細な条件を提示させるよう
にして、情報センターが、この提示された条件に適合す
るように、施設(例えば宿泊施設、レストラン等の利用
施設や、鉄道、飛行機、船等の交通手段)を組み込んだ
旅行スケジュールを設定すると共に、この旅行スケジュ
ールを上記ユーザー端末に提供するように構成すれば、
ユーザーの利便性は向上する。
【0004】また、上記情報センターが、施設の予約が
可能であるか否かをも考慮して、予約可能な施設を組み
込んだ旅行スケジュールを設定すると共に、上記施設の
予約を行うようにすれば、ユーザーの利便性はより一層
向上する。
【0005】ところが、施設の予約状況を考慮して旅行
スケジュールを設定する場合は、ユーザーが提示した条
件に適合する度合いが高い施設であっても、予約不可能
な施設は旅行スケジュールに組み込むことができない。
このため、ユーザーが提示した条件に余り適合しない旅
行スケジュールが設定されてしまうことが起こり得る。
【0006】ところで、旅行スケジュールを設定するの
はユーザーが実際に旅行をするときよりも前に行われ、
スケジュール設定のときには予約が不可能であっても、
実際に旅行をするときまでにキャンセルが生じて、その
施設等が予約可能に転じることがある。
【0007】そこで、旅行スケジュールを設定した後
に、情報センターが施設等の予約状況を監視するように
して(例えば、キャンセル待ちを行うようにして)、ユ
ーザーの提示した条件に適合する度合いの高い施設が予
約可能になったときには、この予約可能に転じた施設の
予約を行うと共に、その施設を組み込んだ新たな旅行ス
ケジュールを再設定することが考えられる。こうすれ
ば、ユーザーが提示した条件により適合する旅行スケジ
ュールをユーザーに提供することができ、ユーザーの利
便性がより一層向上する。
【0008】しかしながら、こうした旅行スケジュール
の再設定を、ユーザーが旅行に出かける時よりもかなり
前に行うのであれば、ユーザーに不都合は生じないと考
えられるが、例えば、ユーザーが旅行に出発する直前
や、スケジュール通りに旅行に出発した後で、情報セン
ターが旅行スケジュールを再設定してしまうと、ユーザ
ーは、再設定した旅行スケジュールを実行できなかった
り、また再設定した旅行スケジュールを実行するために
大幅に行き先を変更しなければならなかったりする虞が
ある。このように、ユーザーの利便性を向上させるべく
旅行スケジュールを再設定することが、かえって利便性
を損なう結果になってしまう場合がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ユーザー端末
の要求に応じて旅行スケジュールを設定する情報処理方
法、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プ
ログラムにおいて、ユーザーの利便性をより一層向上さ
せることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、旅行スケジュールを再設定するときのユ
ーザーの現在地に応じて旅行スケジュールの再設定を規
制するようにした。
【0011】具体的に、請求項1記載の発明は、ユーザ
ー端末とネットワークを介して接続された情報センター
が、該ユーザー端末から提示された旅行条件に適合する
ように旅行スケジュールを設定しかつ、該設定した旅行
スケジュールを上記ユーザー端末に報知するための情報
処理方法を対象とする。
【0012】そして、上記ユーザー端末が情報センター
に、上記旅行条件を提示する条件提示ステップと、上記
情報センターが、上記条件提示ステップにおいて提示さ
れた旅行条件に適合する施設であって予約が可能な施設
を組み込んだ旅行スケジュールを設定すると共に、該旅
行スケジュールに組み込まれた各施設の予約を行いかつ
上記設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末に報
知するスケジュール設定ステップと、上記スケジュール
設定ステップにおいて旅行スケジュールを設定するとき
には予約が不可能であった施設であって、上記旅行スケ
ジュールに組み込まれた施設よりも上記旅行条件に適合
する度合いの高い施設が存在するときには、上記旅行ス
ケジュールの設定後に、上記条件適合度合いの高い施設
の予約状況を監視する監視ステップと、上記監視ステッ
プにおいて上記条件適合度合いの高い施設の予約が可能
になったときには該施設の予約を行うと共に、当該施設
を組み込んだ新たな旅行スケジュールを再設定しかつ該
新たな旅行スケジュールを上記ユーザー端末に報知する
スケジュール再設定ステップと、上記スケジュール再設
定ステップで再設定される旅行スケジュールの実行容易
度をユーザーの現在地に基づき判断しかつ、該判断結果
に応じて上記旅行スケジュールの再設定を規制する規制
ステップとを備えているものである。
【0013】上記の構成により、ユーザー端末から情報
センターに、旅行スケジュール設定のための旅行条件が
提示されると、情報センターが、この旅行条件に適合す
るように旅行スケジュールを設定する。つまり、旅行条
件に適合する施設であって予約が可能な施設を組み込ん
だ旅行スケジュールを設定する。これにより、旅行条件
に適合する施設であっても予約が不可能な施設は旅行ス
ケジュールには組み込まれず、代わりに旅行条件に適合
する度合いは低下するものの、予約が可能な施設が旅行
スケジュールに組み込まれる。そして、上記旅行スケジ
ュールに組み込まれた各施設の予約を行うと共に、この
設定された旅行スケジュールを上記ユーザー端末に報知
する。
【0014】上記情報センターは、上記スケジュール設
定ステップにおいて旅行スケジュールを設定するときに
は予約が不可能であった施設であって上記旅行スケジュ
ールに組み込まれた施設よりも旅行条件に適合する度合
いの高い施設が存在するときには、上記旅行スケジュー
ルの設定後に上記条件適合度合いの高い施設の予約状況
を監視する。
【0015】この監視によって、上記条件適合度合いの
高い施設の予約が可能になったときには該施設の予約を
行うと共に、上記設定されている施設に代えて、上記予
約が可能になった施設を組み込んだ新たな旅行スケジュ
ールを再設定する。この新たな旅行スケジュールは、ユ
ーザー端末に報知される。こうして、施設の予約状況を
監視して、施設の予約状況が好転すれば旅行スケジュー
ルを再設定することにより、ユーザー端末が提示した旅
行条件に適合する度合いの高い旅行スケジュールが設定
される。その結果、ユーザーの利便性の向上が図られ
る。
【0016】そして、上記条件適合度合いの高い施設の
予約が可能になったときであっても、スケジュール再設
定ステップで再設定される旅行スケジュールの実行容易
度をユーザーの現在地に基づき判断し、その判断結果に
応じて旅行スケジュールの再設定が規制される。例えば
再設定される旅行スケジュールを実行するには、大幅に
行き先を変更しなければならないときは、ユーザーにと
っては再設定される旅行スケジュールは実行が困難であ
る。このようなときには、旅行スケジュールの再設定を
禁止する。こうして、スケジュール再設定ステップで再
設定される旅行スケジュールの実行容易度をユーザーの
現在地に基づき判断した結果に応じて旅行スケジュール
の再設定を規制することで、旅行スケジュールの再設定
に伴いユーザーの状況が大幅に変更されることが防止さ
れ、ユーザーの利便性がより一層向上する。
【0017】上記の規制ステップは、スケジュール再設
定ステップで再設定される旅行スケジュールにおける出
発地とユーザーの現在地とを比較して、該ユーザーが上
記再設定される旅行スケジュールにおける出発時刻に上
記出発地を出発することができないときには、再設定さ
れる旅行スケジュールの実行容易度が低いと判断して上
記旅行スケジュールの再設定を禁止するステップにして
もよい。
【0018】例えば乗船するフェリーの出航時刻が、現
在設定されているスケジュールと再設定されるスケジュ
ールとでは異なるため、再設定されるスケジュールの出
発時刻が、現在設定されているスケジュールの出発時刻
よりも早まる場合を考える。この場合、ユーザーの現在
地が旅行スケジュールにおける出発地から離れていて、
現在設定されているスケジュールの出発時刻には上記出
発地に到達できるが、再設定されるスケジュールの出発
時刻には上記出発地に到達することができないことが起
こり得る。このような、ユーザーが再設定される旅行ス
ケジュールにおける出発時刻に上記出発地を出発するこ
とができないとき(出発地に到達できないとき)、言い
換えると、ユーザーの現在地に基づき再設定される旅行
スケジュールを実行することができないときには、旅行
スケジュールの再設定を禁止する。こうすることで、不
要なスケジュールの再設定が防止されて、ユーザーの利
便性の向上が図られる。
【0019】上記の規制ステップは、ユーザーが、現在
設定されている旅行スケジュールに組み込まれた施設に
向かって移動しているときには、再設定される旅行スケ
ジュールの実行容易度が低いと判断して上記旅行スケジ
ュールの再設定を禁止するステップにしてもよい。
【0020】つまり、ユーザーが現在設定されている旅
行スケジュールに組み込まれた施設に向かって移動して
いるときに旅行スケジュールを再設定してしまうと、ユ
ーザーは現在実行している行動を変更しなければなら
ず、再設定される旅行スケジュールの実行容易度は低
い。特に、上記ユーザーの移動方向が再設定されるスケ
ジュールに組み込まれた施設から離れる方向であるとき
には、ユーザーがその移動方向を大きく変更しなければ
ならず、再設定される旅行スケジュールの実行容易度は
極めて低い。このように、ユーザーが現在設定されてい
る旅行スケジュールに組み込まれた施設に向かって移動
しているときに、移動方向をわざわざ変更するような旅
行スケジュールの再設定はユーザーの利便性を損なうこ
とになると考えられる。
【0021】そこで、ユーザーが、現在設定されている
旅行スケジュールに組み込まれた施設に向かって移動し
ているときには、上記スケジュール再設定ステップにお
ける旅行スケジュールの再設定を禁止することで、ユー
ザーの利便性の向上が図られる。
【0022】上記の規制ステップは、再設定される旅行
スケジュールの実行容易度が、所定の基準容易度よりも
低いときには上記旅行スケジュールの再設定を禁止する
ステップにしてもよい。
【0023】例えば自動車で移動する場合に、再設定さ
れた旅行スケジュールに組み込まれた施設に所定の時間
に到達するには、車速を所定車速よりも高めなければな
らないということや、有料道路を利用しなければならな
いためコストが所定コストよりも高くなるということ
は、実行容易度が所定の基準容易度よりも低いと判断さ
れる。
【0024】このような、再設定される旅行スケジュー
ルの実行容易度が所定の基準容易度よりも低いときは、
再設定される旅行スケジュールを実行するためにユーザ
ーの負担が大きいときである。また、旅行スケジュール
がユーザーの提示した旅行条件に適合することによるメ
リットよりも、旅行スケジュールが変更されることによ
るデメリットの方が大きいということである。こうした
ときには、旅行スケジュールの再設定を禁止することで
ユーザーの利便性の向上が図られる。
【0025】上記の規制ステップは、再設定される旅行
スケジュールの実行容易度が、現在設定されている旅行
スケジュールの実行容易度以上のときには、上記旅行ス
ケジュールの再設定を許可する一方、上記再設定される
旅行スケジュールの実行容易度が、上記現在設定されて
いる旅行スケジュールの実行容易度よりも低いときに
は、上記旅行スケジュールの再設定の可否についてユー
ザー端末への問い合わせを行うステップにしてもよい。
【0026】こうすることで、再設定される旅行スケジ
ュールを実行する方が、現在設定されている旅行スケジ
ュールを実行するよりも容易であるときは、旅行スケジ
ュールが再設定され、ユーザーの利便性が向上する。一
方、再設定される旅行スケジュールの実行容易度が、上
記現在設定されている旅行スケジュールの実行容易度よ
りも低いときには、言い換えると、再設定される旅行ス
ケジュールは実行が困難であり、旅行スケジュールの再
設定によりユーザーの利便性を損なう虞のあるときに
は、ユーザー端末に旅行スケジュールの再設定の可否に
ついての問い合わせがなされる。これにより、ユーザー
自身が、旅行スケジュールの再設定を規制したり、許可
したりすることができる。このように、ユーザー端末に
対する問い合わせを行い、直ぐにはスケジュールを再設
定しないことで、ユーザーの利便性を損なうような旅行
スケジュールの再設定が規制される。
【0027】そして、スケジュール再設定ステップにお
いて新たな旅行スケジュールを再設定したときには、該
新たな旅行スケジュールが実行可能になるための要件を
ユーザー端末に報知する報知ステップを備えるのが好ま
しい。
【0028】こうすることで、ユーザーは、報知された
要件に基づいて行動等を変更することができるようにな
り、設定されていた旅行スケジュールから再設定された
旅行スケジュールへの移行を適切かつ速やかに行うこと
ができる。
【0029】請求項7の発明は、ユーザー端末と、該ユ
ーザー端末にネットワークを介して接続されかつ上記ユ
ーザー端末から提示された旅行条件に適合するように旅
行スケジュールを設定すると共に、該設定した旅行スケ
ジュールを上記ユーザー端末に報知するように構成され
た情報処理装置とを備えた情報処理システムを対象と
し、上記ユーザー端末を、上記情報処理装置に、上記旅
行条件をネットワークを介して送信するように構成す
る。
【0030】そして、上記情報処理装置を、上記ユーザ
ー端末から送信された上記旅行条件に適合する施設であ
って予約が可能な施設を組み込んだ旅行スケジュールを
設定すると共に、該旅行スケジュールに組み込まれた各
施設の予約を行いかつ上記設定した旅行スケジュールを
上記ユーザー端末に報知するスケジュール設定手段と、
上記スケジュール設定手段が旅行スケジュールを設定す
るときには予約が不可能であった施設であって、上記旅
行スケジュールに組み込まれた施設よりも上記旅行条件
に適合する度合いの高い施設が存在するときには、上記
旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合度合いの高
い施設の予約状況を監視する監視手段と、上記監視手段
における監視に基づいて、上記条件適合度合いの高い施
設の予約が可能になったときには該施設の予約を行うと
共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行スケジュールを
再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを上記ユーザー
端末に報知するスケジュール再設定手段と、上記スケジ
ュール再設定手段で再設定される旅行スケジュールの実
行容易度をユーザーの現在地に基づき判断しかつ、該判
断結果に応じて上記旅行スケジュールの再設定を規制す
る規制手段とを備えることを特定事項とするものであ
る。
【0031】また、請求項8の発明は、ユーザー端末に
対しネットワークを介して接続されかつ、該ユーザー端
末から提示された旅行条件に適合するように旅行スケジ
ュールを設定すると共に、該設定した旅行スケジュール
を上記ユーザー端末に報知するように構成された情報処
理装置を対象とする。
【0032】そして、上記ユーザー端末から上記ネット
ワークを介して送信された上記旅行条件に適合する施設
であって、予約が可能な施設を組み込んだ旅行スケジュ
ールを設定すると共に、該旅行スケジュールに組み込ま
れた各施設の予約を行いかつ上記設定した旅行スケジュ
ールを上記ユーザー端末に報知するスケジュール設定手
段と、上記スケジュール設定手段が旅行スケジュールを
設定するときには予約が不可能であった施設であって、
上記旅行スケジュールに組み込まれた施設よりも上記旅
行条件に適合する度合いの高い施設が存在するときに
は、上記旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合度
合いの高い施設の予約状況を監視する監視手段と、上記
監視手段における監視に基づいて、上記条件適合度合い
の高い施設の予約が可能になったときには該施設の予約
を行うと共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行スケジ
ュールを再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを上記
ユーザー端末に報知するスケジュール再設定手段と、上
記スケジュール再設定手段で再設定される旅行スケジュ
ールの実行容易度をユーザーの現在地に基づき判断しか
つ、該判断結果に応じて上記旅行スケジュールの再設定
を規制する規制手段とを備えることを特定事項とするも
のである。
【0033】さらに、請求項9の発明は、ユーザー端末
に対しネットワークを介して接続されかつ、該ユーザー
端末から提示された旅行条件に適合するように旅行スケ
ジュールを設定すると共に、該設定した旅行スケジュー
ルを上記ユーザー端末に報知するように構成された情報
処理装置を制御するための情報処理プログラムを対象と
する。
【0034】そして、上記情報処理装置に、上記ユーザ
ー端末から上記ネットワークを介して送信された上記旅
行条件に適合する施設であって、予約が可能な施設を組
み込んだ旅行スケジュールを設定すると共に、該旅行ス
ケジュールに組み込まれた各施設の予約を行いかつ上記
設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末に報知す
るスケジュール設定ステップと、上記スケジュール設定
ステップで旅行スケジュールを設定するときには予約が
不可能であった施設であって、上記旅行スケジュールに
組み込まれた施設よりも上記旅行条件に適合する度合い
の高い施設が存在するときには、上記旅行スケジュール
の設定後に、上記条件適合度合いの高い施設の予約状況
を監視する監視ステップと、上記監視ステップにおいて
上記条件適合度合いの高い施設の予約が可能になったと
きには該施設の予約を行うと共に、当該施設を組み込ん
だ新たな旅行スケジュールを再設定しかつ該新たな旅行
スケジュールを上記ユーザー端末に報知するスケジュー
ル再設定ステップと、上記スケジュール再設定ステップ
で再設定される旅行スケジュールの実行容易度をユーザ
ーの現在地に基づき判断しかつ、該判断結果に応じて上
記旅行スケジュールの再設定を規制する規制ステップと
を実行させることを特定事項とするものである。
【0035】これらの構成により、上記請求項1記載の
発明と同様の作用効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における情
報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラム、
及び情報処理方法によれば、ユーザーが提示した旅行条
件に適合するように、さらに施設の予約の可否をも考慮
して旅行スケジュールが設定されることで、ユーザーの
利便性を向上させることができる。さらに、設定した旅
行スケジュールに組み込まれた施設よりも、旅行条件に
適合する度合いが高い施設が予約可能になれば、この予
約可能になった施設を組み込んだ新たな旅行スケジュー
ルが再設定されるため、ユーザーは、より一層条件に適
合した旅行スケジュールを得ることができ、ユーザーの
利便性をより一層向上させることができる。
【0037】そして、再設定される旅行スケジュールの
実行容易度をユーザーの現在地に基づき判断して、その
判断結果に応じて、旅行スケジュールの再設定を規制す
ることにより、旅行スケジュールを変更することに伴い
ユーザーが大幅に行動を変更しなければならなくなるこ
と等が防止され、ユーザーの利便性を大幅に向上させる
ことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0039】図1は、本発明の実施形態に係る情報処理
システムAを示し、このものは、車両2に搭載された車
載機11と、この車両2の所有者(ユーザー)が有する
携帯可能な携帯機器12(例えば、携帯電話12a,P
DA(Personal Digital Assistance)12b等)と、
上記車両2の所有者の自宅等に設置されたパーソナルコ
ンピュータ3(以下、PCと略す)と、情報センターM
Cに設置された情報処理装置4とを備え、上記車載機1
1及び携帯機器12又はPC3からの要求に応じて、情
報処理装置4が上記車載機11及び携帯機器12又はP
C3に旅行スケジュールを提供するシステムである。
尚、以下、車載機11及び携帯機器12を総称して、ユ
ーザー端末1という。
【0040】上記ユーザー端末1及びPC3と、情報処
理装置4とは、ネットワーク5を介して、互いに接続さ
れており、これにより、このネットワーク5を介して、
上記ユーザー端末1及びPC3と情報処理装置4との間
で、データの授受が可能にされている。つまり、上記ネ
ットワーク5は、通信回線51(例えば公衆電話回線や
インターネット回線等)と、この通信回線51に接続さ
れた無線通信アンテナ52とから構成されており、上記
PC3は上記通信回線51に有線で接続されている。こ
れに対し、上記ユーザー端末1は、上記無線通信アンテ
ナ52を介して上記通信回線51に接続されるように構
成されている。これにより、上記PC3と情報処理装置
4とは、通信回線51を介してデータの授受を行うよう
に構成されている一方、上記ユーザー端末1と情報処理
装置4とは、無線通信アンテナ52及び通信回線51を
介して、データの授受を行うように構成されている。
【0041】次に、上記情報処理システムAを構成する
各装置について説明する。先ず、上記車載機1は、車両
2の経路誘導が可能な、いわゆるナビゲーション装置で
あって、図示は省略するが、少なくとも各種の情報を表
示する表示部と、ユーザーが入力操作を行う入力部と、
GPS(Global Positioning System)アンテナと、地
図データと、上記表示部及び入力部等に接続されて各種
の信号処理制御を行う制御部とを備えている。また、上
記車載機11には、上記無線通信アンテナ52との間で
無線通信を行う通信部を備えている。この通信部は、無
線通信機能を有しかつ上記無線通信アンテナ52との間
で、直接、無線通信を行うものに構成してよいし、無線
通信機能を有する機器(例えば携帯電話12a)が接続
されかつ上記無線通信アンテナ52との間で、この機器
を介した無線通信を行うものに構成してもよい。
【0042】この構成によって、上記車載機11は、G
PSを利用した現在地の検出が可能であると共に、上記
車載機11が有する地図データ上に、上記GPSによっ
て検出した車両2の現在地を重畳することで、車両2の
経路誘導を行うことが可能である(通常のナビゲーショ
ン機能)。
【0043】また、上記車載機11は、情報処理システ
ムAの利用機能として、情報処理装置4に情報提供の要
求を行うと共に、該要求に応じて上記情報処理装置4か
ら提供された情報を受信することができる。つまり、ユ
ーザーが入力部を操作すると、該操作に応じたデータ
(情報提供の要求信号)が、通信部により無線通信アン
テナ52及び通信回線51を介して上記情報処理装置4
に送信される。これにより、この送信したデータに対応
した情報が、情報処理装置4から通信回線51及び無線
通信アンテナ52を介して車載機11に返信されること
になるが、上記情報処理装置4から送信された情報は上
記通信部により受信されると共に、その情報は表示部に
表示される。こうして、ユーザーは上記情報処理装置4
から提供された各種情報を得ることができる。
【0044】この情報処理装置4に対して提供を要求す
る情報としては、上記の旅行スケジュールも含まれる。
この旅行スケジュールの提供を要求するときには、ユー
ザーが入力部を操作すると、該操作に応じた旅行スケジ
ュール設定のための各種の条件(旅行条件)が、通信部
により無線通信アンテナ52及び通信回線51を介して
上記情報処理装置4に送信される。これにより、情報処
理装置4において、上記旅行条件に適合した旅行スケジ
ュールが設定されると共に、この旅行スケジュールが、
情報処理装置4から通信回線51及び無線通信アンテナ
52を介して車載機11に返信されることになる(詳し
くは後述する)。そして、上記情報処理装置4から送信
された旅行スケジュールは上記通信部により受信される
と共に、その旅行スケジュールは表示部に表示される。
また、上記旅行スケジュールは、車載機11における経
路誘導に利用することができる。つまり、上記旅行スケ
ジュールに組み込まれた出発地、目的地及び経由地(例
えばレストランや宿泊施設の利用施設や、フェリー等の
交通機関の乗り場等)を、上記車載機11の経路誘導に
おける出発地、目的地及び経由地にそれぞれ設定するこ
とができる。
【0045】さらに、上記車載機11は、電子メールを
送受信可能に構成されており、この電子メールによっ
て、上記情報処理装置4から送信された各種の情報(後
述する、旅行スケジュール再設定の問い合わせ等を含
む)を受信することができるように構成されている。
【0046】上記携帯電話12a又はPDA12b等の
携帯機器12は、少なくとも各種の情報を表示する表示
部と、ユーザーが入力操作を行う入力部と、上記表示部
及び入力部等に接続されて各種の信号処理制御を行う制
御部と、上記無線通信アンテナ52との間で無線通信を
行う通信部とを備えている。この通信部は、携帯電話1
2aであっては、通信部自体が、無線通信アンテナ52
との間で、直接、無線通信を行うものに構成すればよい
が、PDA12bであっては、上記通信部を、例えば携
帯電話12a等の無線通信機能を有する機器を接続する
ことによって、この機器を介した無線通信アンテナ52
との無線通信を行うものに構成してもよい。
【0047】この携帯機器12は、単に電子メールだけ
を送受信可能に構成して、上記情報処理装置4から送信
された各種の情報(後述する、旅行スケジュール再設定
の問い合わせ等を含む)を電子メールによって、受信す
ることができるように構成してもよい。
【0048】また、上記携帯機器12は、上記電子メー
ルの送受信機能に加えて、情報処理システムAの利用機
能を有するように構成してもよい。つまり、上記携帯機
器12は情報処理装置4に情報提供の要求を行うと共
に、該要求に応じて上記情報処理装置4から提供された
情報を受信することができるように構成してもよい。こ
の情報処理装置4に対して提供を要求する情報として
は、上記の旅行スケジュールも含まれる。
【0049】さらに、上記携帯機器12は、現在地を検
出する機能を有するように構成してもよい。この現在地
検出機能は、上記携帯機器12がGPSアンテナを備
え、GPSを利用して現在地の検出するものであっても
よい。また、例えば、この携帯機器12が無線通信を行
っている無線通信アンテナ52の所在地に基づいて、上
記携帯機器12の現在地を検出するようにしてもよい。
尚、上記携帯機器12自体が現在地を検出するのではな
く、情報処理装置4が上記携帯機器12の現在地を検出
することができるように構成してもよい(例えば、情報
処理装置4が、上記携帯機器12が無線通信を行ってい
る無線通信アンテナ52の所在地を検出することで、上
記携帯機器12の現在地を検出するように構成してもよ
い)。
【0050】加えて、この携帯機器12は、上記現在地
検出機能に加え、地図データを有し上記車載機11と同
様の経路誘導機能を有するように構成してもよい。この
ように、携帯機器12が経路誘導機能を有するときは、
上記情報処理装置4から提供された旅行スケジュール
を、携帯機器12における経路誘導に利用することがで
きるようにしてもよい。
【0051】上記PC3は、少なくとも各種の情報を表
示する表示部と、ユーザーが入力操作を行う入力部と、
上記表示部及び入力部等に接続されて各種の信号処理制
御を行う制御部と、上記通信回線51との間で通信を行
う通信部(例えばモデム)とを備えている。
【0052】この構成により、上記PC3は、少なくと
も情報処理システムAの利用機能と、電子メールの送受
信機能とを有している。つまり、上記PC3は、情報処
理装置4に要求を行うと共に、該要求に応じて上記情報
処理装置4から提供された情報を受信することができる
ように構成してもよい。この情報処理装置4に対して提
供を要求する情報としては、上記の旅行スケジュールも
含まれる。また、上記PC3は、上記情報処理装置4か
ら送信された各種の情報(後述する、旅行スケジュール
再設定の問い合わせ等を含む)を電子メールによって、
受信することができる。尚、上記PC3は、例えばアプ
リケーションの実行機能等のその他のPC3特有の機能
を有していることは勿論である。
【0053】上記情報処理装置4は、図示は省略する
が、少なくとも、通信部と、データベースとを備えてい
る。
【0054】上記通信部は、情報処理装置4を上記通信
回線51に接続し、この通信回線51を介して上記ユー
ザー端末1及びPC3との間でデータの授受を行うもの
である。
【0055】また、上記データベースは、ユーザーに提
供する各種情報(コンテンツ)が蓄積されたものであ
る。このデータベースは、ユーザーに提供する旅行スケ
ジュールに組み込まれる施設(宿泊施設やレストラン等
の利用施設、及び鉄道、船、飛行機等の交通機関)の情
報に関するデータベースを含む。この施設の情報に関す
るデータベースは、上記利用施設に関しては、各利用施
設毎に、その所在地、その利用料金等、そのジャンル
(例えばレストランであっては、和食や洋食等のジャン
ル)の情報がそれぞれ対応付けられて構成されている。
また、交通機関に関しては、鉄道、船及び飛行機等の交
通機関の種類毎に、その発着場所、その時刻表、その利
用料金等の情報がそれぞれ対応付けられて構成されてい
る。
【0056】また、上記情報処理装置4は、各施設の予
約管理サーバー等にネットワーク5を介して接続されて
おり、旅行スケジュールを設定するときに(各施設の予
約状況の確認が必要なときに)、上記各施設の予約管理
サーバー等に対して予約状況の確認を行うように構成さ
れている。尚、上記情報処理装置4に対して、上記の各
種施設の予約管理サーバ等からその予約状況が随時提供
されるように構成して、この予約状況の情報を、上記デ
ータベースに蓄積するように構成してもよい。
【0057】この構成により、上記情報処理装置4は、
上記ユーザー端末1又はPC3からの要求信号を受信す
ると、上記のデータベースを参照して、その要求に係る
情報を、上記ユーザー端末1又はPC3にネットワーク
5を介して送信する。
【0058】また、上記情報処理装置4は、上記ユーザ
ー端末1又はPC3からの旅行スケジュールの設定要求
を受信したときには、上記データベースを参照しなが
ら、施設の予約状況を考慮しつつ、その要求に係る旅行
条件に適合するように旅行スケジュールを設定すると共
に、この設定した旅行スケジュールに組み込まれた施設
の予約を行い、かつこの設定した旅行スケジュールを上
記ユーザー端末1又はPC3に、ネットワーク5を介し
て送信するように構成されている。
【0059】次に、上記情報処理システムAにおける、
ユーザー端末1又はPC3(以下、ユーザー端末1等と
いう)からの要求に応じて、情報処理装置4が旅行スケ
ジュールを提供するための情報処理方法について説明す
ると、この情報処理方法は、以下の各ステップを有す
る。つまり、 ユーザー端末1等が情報センターMC(情報処理装
置4)に、旅行スケジュール設定のための旅行条件を提
示する条件提示ステップと、 上記情報処理装置4が、上記条件提示ステップにお
いて提示された旅行条件に適合する施設であって予約が
可能な施設を組み込んだ旅行スケジュールを設定すると
共に、該旅行スケジュールに組み込まれた各施設の予約
を行いかつ上記設定した旅行スケジュールを上記ユーザ
ー端末1等に報知するスケジュール設定ステップと、 上記情報処理装置4が、上記スケジュール設定ステ
ップにおいて旅行スケジュールを設定するときには予約
が不可能であった施設であって、上記旅行スケジュール
に組み込まれた施設よりも上記旅行条件に適合する度合
いの高い施設が存在するときには、上記旅行スケジュー
ルの設定後に、上記条件適合度合いの高い施設の予約状
況を監視する監視ステップと、 上記情報処理装置4が、上記監視ステップにおいて
上記条件適合度合いの高い施設の予約が可能になったと
きには、該施設の予約を行うと共に、当該施設を組み込
んだ新たな旅行スケジュールを再設定しかつ該新たな旅
行スケジュールをユーザー端末1等に報知するスケジュ
ール再設定ステップと、 上記情報処理装置4が、上記スケジュール再設定ス
テップで再設定される旅行スケジュールの実行容易度を
ユーザーの現在地に基づき判断しかつ、該判断結果に応
じて上記旅行スケジュールの再設定を規制する規制ステ
ップとを備えている。
【0060】尚、上記条件提示ステップにおいては、旅
行条件を送信すると共に、車載機11のID、携帯端末
12のID及びPC3のIDをそれぞれ情報処理装置4
に送信するのが好ましい。こうすることで、情報処理装
置4において設定される旅行スケジュールを、上記ユー
ザーが所有する各装置11,12,3で共有することが
できる。このように、旅行スケジュールを、上記ユーザ
ーが所有する各装置11,12,3で共有することによ
って、例えば、旅行スケジュール設定のための旅行条件
を入力をPC3において行う一方、設定された旅行スケ
ジュールを車載機11にダウンロードして、この旅行ス
ケジュールを車載機11における経路誘導に利用するこ
とができるようになる。
【0061】以下、上記情報処理方法の各ステップにつ
いて、上記ユーザー端末1又はPC3の表示部に表示さ
れる表示画面(図2〜図5)を参照しながら詳細に説明
する。
【0062】先ず、図2は、ユーザーが、ユーザー端末
1等において、上記旅行スケジュール設定のための旅行
条件を入力するための画面(スケジュール設定条件入力
画面)を示しており、この「スケジュール設定条件入力
画面」において入力された情報(旅行条件)が、旅行ス
ケジュール設定の要求と共に情報処理装置4に送信され
る(条件提示ステップ)。
【0063】ここで、ユーザーが入力すべき基本の旅行
条件は、出発地と出発時刻、目的地、帰宅時刻、人数及
び総予算である。図例では、出発地は「マツダ本社
前」、出発時刻は「2001年5月2日 11:3
0」、目的地は「高知城」、帰宅時刻は「2001年5
月5日 20:00」とそれぞれ入力されている。ま
た、人数は「2人」、総予算は、「60000円」と入
力されている。
【0064】上記の基本の旅行条件以外に入力する詳細
な旅行条件は、スケジュールに組み込まれる各施設の利
用についての条件である。図例では、利用施設としてレ
ストラン及び宿泊施設が挙げられており、各施設の「利
用の要否」及び「予約の要否」を入力するように構成さ
れている。ここで、「利用の要否」とは、その施設を旅
行スケジュールに組み込むが否かの要否をいうものであ
る。また、「予約の要否」とは、その施設の予約が必要
であるか否かと、予約なしでも利用可能な施設(例えば
レストラン)においては、予約をするか否かをいうもの
である(言い換えると、予約「要」の施設は、予約が不
可能なときには旅行スケジュールに組み込まれないのに
対し、予約「可」の施設は、予約が不可能なときでも旅
行スケジュールに組み込まれる)。図例では、レストラ
ンの利用は要で(つまり、レストランを旅行スケジュー
ルに組み込む)、その予約は可である(つまり、レスト
ランの予約を希望するが、予約ができなくても旅行スケ
ジュールに組み込むことを希望する)。また、宿泊施設
の利用及び予約は共に要である。
【0065】一方、旅行スケジュールに組み込まれる各
施設のうち、交通機関としては、自家用車、レンタカ
ー、タクシー、バス、鉄道、飛行機及び船が挙げられて
おり、これらの各交通機関の「利用の要否」及び「予約
の要否」を入力するように構成されている。
【0066】尚、これらの利用施設及び交通機関の各項
目毎に、「詳細設定」の欄が設けられている。この詳細
設定は、各利用施設及び交通機関の条件をさらに詳しく
設定するものである。例えばレストランの詳細な条件と
しては、そのジャンル(和食、洋食の種別等)、その価
格帯、また、レストランを利用したい時間帯等があり、
これらをそれぞれ指定することが可能にされている。宿
泊施設についても同様である。一方、各交通機関に関す
る詳細な条件としては、例えば自家用車又はレンタカー
といったユーザー自身が運転をするものについては、そ
のユーザーの運転傾向(平均車速や、休憩をとる頻度等
の条件)を設定することが可能にされていると共に、有
料道路の利用の可否、及び利用する場合の条件を設定す
ることが可能にされている。こうした条件は、情報処理
装置4において旅行スケジュールを設定するときに、経
路の選択や、その移動に要する時間の演算に利用され
る。また、バス、鉄道、飛行機及び船等の公共の交通機
関に関する詳細な条件としては、それらの交通機関の利
用区間や、利用する時間帯、また上記各乗物に搭乗する
ときの余裕時間(つまり、搭乗時刻の何分前に搭乗場所
(鉄道であれば駅、船であれば港)に到着するか)等を
設定することが可能にされている。
【0067】こうして、「スケジュール設定条件入力画
面」において各条件の入力を行い、この旅行条件を旅行
スケジュール設定の要求と共に情報処理装置4に送信す
ると、この情報処理装置4において、旅行スケジュール
が設定されると共に、この旅行スケジュールに組み込ま
れた各施設の予約が行われかつ上記設定した旅行スケジ
ュールが上記ユーザー端末1に送信される(スケジュー
ル設定ステップ)。これにより、このユーザー端末1に
は、図3に示すように、「旅行スケジュール提示画面」
が表示される(尚、図例では、1日目の旅行スケジュー
ル(2001年5月2日)のみを図示し、2日目以降の
旅行スケジュールは図示を省略している)。
【0068】図例では、1日目の旅行スケジュールとし
て、10:30に広島県安芸郡府中町を自家用車で出発
し、国道31号線で呉港まで移動する。呉港の到着予定
時刻は11:30である。次いで、呉港を12:00に
出発するフェリー(「××フェリー」)に乗船し、この
フェリーで松山港まで移動する。松山港の到着予定時刻
は13:30である。そして、松山港からは、国道33
号線を自家用車で移動し、「××ホテル」には17:0
0に到着するという旅行スケジュールが設定されてい
る。
【0069】ここで、この旅行スケジュールに組み込ま
れている「××フェリー」は予約がされているが第3希
望のフェリーである。この第3希望のフェリーとは、ユ
ーザーが設定した旅行条件に適合する度合いが比較的低
い(本例では、フェリーの出航時刻の関係上、出発地に
おける出発時刻が、ユーザーが設定した旅行条件(1
1:30)よりも1時間早い10:30になってしまう
ため、旅行条件に適合する度合いが低い)ものである。
つまり、ユーザーが設定した旅行条件に適合する度合い
が高い第1及び第2希望のフェリーは、予約をすること
ができなかったのである。
【0070】また、同じく、この旅行スケジュールに組
み込まれているホテル(「××ホテル」)も予約がされ
ているものの、第3希望のホテルである。つまり、旅行
条件に適合する度合いの高い第1及び第2ホテルは、予
約をすることができなったのである。
【0071】このように、設定した旅行スケジュールに
組み込まれた施設よりも、旅行条件に適合する度合いの
高い(希望順位が上位の)施設が存在するときには、上
記情報処理装置4は、上記旅行スケジュールを設定した
後に、その希望順位が上位の施設についての利用状況を
監視する(監視ステップ)。そして、希望順位が上位の
施設についての利用が可能になったときには、その施設
の予約を行うと共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行
スケジュールを再設定する。そして、図示は省略する
が、該新たな旅行スケジュールがユーザー端末1に送信
されて、このユーザー端末1には、新たな旅行スケジュ
ールが表示される(スケジュール再設定ステップ)。
【0072】このスケジュールの再設定は、後述するよ
うに、ユーザーの現在地に基づいて禁止されるほかに、
ユーザーが旅行スケジュールを再設定する再設定条件を
設定することで禁止されるように構成されている(規制
ステップ)。
【0073】この旅行スケジュールを再設定する再設定
条件の入力は、上記「旅行スケジュール提示画面」(図
3参照)に設けられた旅行スケジュール再設定条件入力
の項目を選択することによって、ユーザー端末1等に表
示される画面において行われる(図4に示す「旅行スケ
ジュール再設定条件入力画面」参照)。
【0074】この「旅行スケジュール再設定条件入力画
面」では、現在設定されている旅行スケジュールに組み
込まれている施設(ここではホテル及びフェリー)がそ
れぞれ第3希望であり、旅行条件に適合する度合いの高
い第1及び第2希望のホテル及びフェリーが存在するた
め、上記ホテル及びフェリーのそれぞれについて、旅行
スケジュールを再設定するときの再設定条件を入力する
項目が設けられている。
【0075】つまり、「予約NG施設/機関1」とし
て、ホテルに関して旅行スケジュールを再設定する再設
定条件を入力する欄が設けられており、ここでは、第1
希望の「○○ホテル」、第2希望の「□□ホテル」、及
び第3希望の「××ホテル」が順に表示されており、上
記第1希望の「○○ホテル」及び第2希望の「□□ホテ
ル」は共にキャンセル待ちであり、第3希望の「××ホ
テル」が現在予約中である旨が表示されている。また、
現在設定されている旅行スケジュールに組み込まれてい
る第3希望のホテルを、第1又は第2希望のホテルに変
更することによって生じるメリット(図例の▲で示され
る)及びデメリット(図例の▼で示される)も表示され
ている。例えば第1希望の「○○ホテル」に変更するこ
とによって生じるメリットとしては、費用が、現在予約
中の第3希望の「××ホテル」よりも5000円安くな
る旨が表示されている。また、デメリットとしては、
「○○ホテル」への到着時刻が「××ホテル」の到着時
刻よりも15分遅れることが表示されている(これは、
「○○ホテル」の所在地と、「××ホテル」の所在地と
が異なることに起因する)。同様に、第2希望の「□□
ホテル」についても、メリット(到着時刻が10分早く
なる)及びデメリット(「□□ホテル」のジャンルは、
ユーザー提示の旅行条件に類似するジャンルである)が
それぞれ表示されている。尚、表示されている各ホテル
の項目毎に、その詳細な情報を表示する詳細表示の項目
が設けられている。
【0076】そして、上記第1希望のホテルが予約可能
になったときに、第3希望のホテルに代えてその第1希
望のホテルを組み込んだ新たな旅行スケジュールを再設
定するための再設定条件を入力する項目(「第1希
望」)が設けられている。図例では、旅行スケジュール
の再設定条件として、「出発後再設定の可否」、「到着
時刻」、「旅行スケジュールの変更程度」、「旅行スケ
ジュール変更に伴うコストアップ」、「旅行スケジュー
ル変更に起因する到着遅れリスク」及び「問い合わせ」
の6つの再設定条件がある。
【0077】ここで、「出発後再設定の可否」とは、ユ
ーザーが、現に設定されている旅行スケジュール通りに
出発をした後に、旅行スケジュールの再設定を行うか否
かの条件を入力するものである。図例では可に入力され
ている。また、この出発後再設定の可否については、さ
らに詳細な条件を入力する項目(例えば、出発後1時間
までは、旅行スケジュールの再設定を許可すること等)
が設けられている。
【0078】「到着時刻」とは、目的地の到着時刻とし
て何時までを許容するかを入力するものであり、図例で
は、到着時刻は20:00と入力されている。つまり、
第1希望の「○○ホテル」に20:00までに到着すれ
ば、スケジュールの再設定を許可することにしている。
【0079】「旅行スケジュールの変更程度」として
は、「種別変更」、「スケジュール順序変更」及び「他
施設予約の変更」の3つがあり、「種別変更」とは、旅
行スケジュールに第1希望のホテルを組み込むことに伴
い、現在設定されている旅行スケジュールにおける他の
施設の種別を変更することを許容するか否かを入力する
ものである。例えば、交通機関を自家用車から鉄道に変
更すること等が挙げられる。図例では不可と入力されて
いる。また、「スケジュール順序変更」とは、例えば複
数の経由地が存在する場合に、その経由地を経由する順
番を入れ替えることを許容するか否かを入力するもので
ある。図例では、不可と入力されている。さらに、「他
施設予約の変更」とは、例えば、現在設定されている旅
行スケジュールにおいては「○○レストラン」を予約し
ているが、この「○○レストラン」の予約をキャンセル
すること、又は予約内容を変更すること(例えば利用す
る時間帯等を変更すること)を許容するか否かを入力す
る。ここでは、予約のキャンセル又は予約内容の変更を
許容する施設を、具体的に指定することができる。図例
では、「○○レストラン」の予約をキャンセル又は予約
内容を変更することを許容するように入力されている。
【0080】「旅行スケジュール変更に伴うコストアッ
プ」とは、例えば、第1希望のホテルを利用するには有
料道路を利用しなければならなくなる等の、現在設定さ
れている旅行スケジュールを実行するのに要する費用
と、再設定する旅行スケジュールを実行するのに要する
費用との差額をいくらまで許容するかを入力するもので
ある。図例では、1000円までを許容している。
【0081】また、「旅行スケジュール変更に起因する
到着遅れリスク」における「到着遅れリスク」とは、目
的地への予定到着時刻に遅れる確率のことであり、「旅
行スケジュール変更に起因する到着遅れリスク」とは、
再設定される旅行スケジュールを実行した場合に、どの
程度まで予定の到着時刻に遅れる確率を許容するかを入
力するものである。図例では、25%と入力されてい
る。尚、同図における「(+5%)」は、ユーザーが設
定した到着遅れリスク(25%)が、現在設定されてい
る旅行スケジュールにおける到着遅れリスクと5%の差
があることを示している。
【0082】「問い合わせ」は、第1希望の「○○ホテ
ル」の予約が可能になって旅行スケジュールの再設定を
行い得る状態になったときに、旅行スケジュールを再設
定するか否かの問い合わせを、ユーザー(ユーザー端末
1)に対して行うか否かを入力するものである。図例で
は、不要と入力されている。
【0083】尚、図示は省略するが、第2希望のホテル
(「□□ホテル」)の予約が可能になった場合について
も同様に、上記の各スケジュール再設定条件を入力する
ように構成されている。また、「予約NG施設/機関
2」として、フェリーに関して旅行スケジュールを再設
定するときの再設定条件を入力する欄が設けられてお
り、第1希望の「○○フェリー」、第2希望の「□□フ
ェリー」、第3希望の「××フェリー」に関する情報
が、上記ホテルの場合と同様に表示されていると共に、
図示は省略するが、上記第1及び第2希望のフェリーが
予約可能になったときに、旅行スケジュールを再設定す
る再設定条件を入力する項目がそれぞれ設けられてい
る。
【0084】そして、監視ステップにおいて、予約状況
を監視していた施設の予約が可能になったときでも、後
述するように所定の条件が成立しなかったときには、ス
ケジュールの再設定は行われず、その旨がユーザー端末
1に電子メールによって報知される。また、予約状況を
監視していた施設の予約が可能になったときで、所定の
条件が成立したときには、旅行スケジュールの再設定に
ついての問い合わせが、ユーザー端末1に電子メールに
よって報知され、図5に示すような「旅行スケジュール
再設定問い合せ画面」が上記ユーザー端末1に表示され
る。
【0085】図5では、第2希望である「□□ホテル」
の予約が可能になった場合の「旅行スケジュール再設定
問い合せ画面」を示しており、第1希望の「○○ホテ
ル」、第2希望の「□□ホテル」、第3希望の「××ホ
テル」に関する情報が順に表示されると共に、第2希望
の「□□ホテル」が予約可能になった旨が表示される。
この「旅行スケジュール再設定問い合せ画面」では、旅
行スケジュールを再設定するか否かを判断する際の参考
資料として、再設定をした場合の旅行スケジュール(変
更後スケジュール)と、現在設定されている旅行スケジ
ュール(変更前スケジュール)とが並べて表示されるよ
うに構成されている。
【0086】そして、ユーザーは、現在設定されている
第3希望のホテルを、予約可能になった第2希望のホテ
ルに変更するか否かの意思表示を行う(Y/N)ように
構成されており、旅行スケジュールの再設定を行うこと
を許可したときには、上記第2希望のホテルを組み込ん
だ新たなスケジュールが再設定されると共に、再設定し
た旅行スケジュールが情報処理装置4からユーザー端末
1に送信されて、このユーザー端末1に再設定された旅
行スケジュールが表示される(図示省略)。一方、旅行
スケジュールの再設定を行うことを許可しなかったとき
には、スケジュールは再設定されないと共に、予約可能
になった施設(ここでは第2希望の「□□ホテル」)の
予約状況の監視が終了する。
【0087】また、こうして旅行スケジュールを再設定
した後に、希望順位がさらに上位の施設の予約が可能に
なったときには、上述したように、所定の条件を満たす
と旅行スケジュールが再度設定される。
【0088】次に、上記情報処理装置4の動作につい
て、図6に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0089】先ず、ステップS11において、ユーザー
端末1等からの旅行スケジュール設定の要求があったか
否かを判定する。要求があったのYESのときは、ステ
ップS12に進む一方、要求がなかったのNOのときは
このステップS11を繰り返す。
【0090】上記ステップS12では、上記ユーザー端
末1等から送信された旅行スケジュール設定のための旅
行条件に適合するように、旅行スケジュールを設定す
る。このときは、各施設の予約状況(予約の可否)を考
慮せずに、上記旅行条件に適合するように旅行スケジュ
ールの設定を行う。
【0091】次いで、ステップS13において、ステッ
プS12で設定した旅行スケジュールに組み込まれた各
利用施設及び交通機関の内、ユーザーが予約を「要」又
は「可」に指定した各利用施設及び交通機関について、
その予約状況を確認する。これは、上述したように、上
記各施設の予約管理サーバに対して予約状況の問い合わ
せを行うようにすればよい。尚、上記の各種の施設から
情報処理装置4に、予約状況が随時提供されるように構
成されている場合は、上記情報処理装置4のデータベー
スを参照することによって確認すればよい。
【0092】ステップS14においては、予約が「要」
の利用施設又は交通機関の予約ができたか否かを判定す
る。1つでも予約ができなかった利用施設又は交通機関
があるとき(NOのとき)はステップS12に戻り、上
記予約ができなかった利用施設又は交通機関に代わる新
たな利用施設又は交通機関を組み込んだ旅行スケジュー
ルを設定する。そして、再びステップS13で各利用施
設及び交通機関について、その予約状況を確認する。こ
うして、予約が「要」とされた利用施設及び交通機関に
ついては、全ての利用施設又は交通機関が予約可能にな
るまで、上記ステップS12〜ステップS14の各ステ
ップを繰り返す。そして、旅行スケジュールに組み込ま
れる利用施設又は交通機関の全てが予約可能になれば、
ステップS15に進む。このように、上記ステップS1
2を複数回繰り返したときは、最初に設定した旅行スケ
ジュールに組み込まれた利用施設又は交通機関は、ユー
ザーが提示した旅行条件に最も適合する利用施設又は交
通機関であるため、これらが第1希望の利用施設又は交
通機関に設定される。また、次に設定した旅行スケジュ
ールに組み込まれた利用施設又は交通機関は、第2希望
の利用施設又は交通機関になる。こうして、利用施設又
は交通機関の希望順位が設定されることになる。
【0093】上記ステップS15では、上記旅行スケジ
ュールに組み込まれた施設及び交通機関の予約を行い、
ステップS16に進む。従って、上記ステップS12〜
ステップS15が、スケジュール設定ステップに対応す
ると共に、このステップS12〜ステップS15で、情
報処理装置4におけるスケジュール設定手段41が構成
される。
【0094】上記ステップS16では、上記の旅行スケ
ジュールを設定したときに予約が不可能であって希望順
位が上位の施設及び交通機関を記憶しておき、所定周期
毎にその予約状況を監視する。尚、予約が「可」に設定
された施設及び交通機関であって予約が不可能であった
施設及び交通機関(つまり、予約はされていないもの
の、旅行スケジュールには組み込まれている施設及び交
通機関)についての予約状況も所定周期毎に監視する。
この予約状況の監視は、上記各施設の予約管理サーバー
等に対して、予約が可能になった時点で予約をいれるこ
とを要求する、いわゆるキャンセル待ち処理を行うよう
にしてもよい。このステップS16が監視ステップに対
応すると共に、このステップS16で情報処理装置4に
おける監視手段42が構成される。
【0095】次いで、ステップS17では、設定された
旅行スケジュールをユーザー端末1等に送信する。これ
により、図3に示す「旅行スケジュール提示画面」が、
ユーザー端末1等の表示部に表示される。このとき、
「旅行スケジュール再設定条件入力画面」によって入力
された再設定条件が上記情報処理装置4に送信されたと
きは、情報処理装置4は上記再設定条件を記憶してお
く。
【0096】そして、ステップS18で、上記ステップ
S14では予約が不可能であった、予約が「可」の利用
施設又は交通機関の予約が可能になったか否かを判定
し、可能になったのYESのときはステップS19に進
み、その予約を行い、ステップS110で電子メールに
よって、ユーザー端末にその旨を連絡する。そして、ス
テップS111に進む。尚、この場合は、予約が「可」
になった利用施設又は交通機関は現在設定されているス
ケジュールに組み込まれているため、旅行スケジュール
の再設定は行われない。
【0097】一方、ステップS18で予約可能になって
いないのNOのときは、ステップS19及びステップS
110に進むことなく、ステップS111に進む。
【0098】上記ステップS111では、ステップS1
4では予約が不可能であった、予約が「要」の施設又は
交通機関(第1希望や、第2希望の施設又は交通機関)
の予約が可能になったか否かを判定する。可能になった
のYESのときは、ステップS112に進み、後述する
旅行スケジュール再設定ルーチンを行いリターンする。
一方、予約が可能になっていないのNOのときは、ステ
ップS112に進むことなくリターンする。
【0099】次に、上記ステップS112における旅行
スケジュール再設定ルーチンについて、図7に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0100】先ず、ステップS21において、ユーザー
の現在地を検出する。これは、上述したように、GPS
によって現在地が検出される上記車載機11に対して問
い合わせを行うことで、ユーザーの現在地を検出しても
よいし、また、携帯端末12(GPS又は無線通信アン
テナ52によって現在地が検出される)に対して問い合
わせを行うことで、ユーザーの現在地を検出してもよ
い。
【0101】次いで、ステップS22において、上記ユ
ーザーの現在地に基づいて予約可能になった施設又は交
通機関が利用可能か否かについて判断すると共に、それ
らが利用可能になるための要件を算出する。つまり、再
設定される旅行スケジュールの実行が容易であるかの度
合いである実行容易度を、ユーザーの現在地に基づき算
出する。
【0102】ここで、「施設又は交通機関が利用可能か
否か」について説明すると、ユーザーが現在設定されて
いるスケジュールを実行している最中であっては、例え
ばユーザーの現在地が予約可能になった施設から遠く離
れていて、所定の時間にその施設に到達することができ
ない場合は、ユーザーの現在地に基づいて予約可能にな
った施設が利用不可能である場合とする。また、ユーザ
ーが現在設定されているスケジュールを実行する前であ
っても、旅行スケジュールを再設定することによって、
予約可能になった施設又は機関が利用不可能な場合が起
こり得る。例えば、再設定される新たな旅行スケジュー
ルに組み込まれるフェリーは、現在設定されている旅行
スケジュールに組み込まれたフェリーよりも出航時刻が
早いため、それに応じて出発時刻を早くしないとフェリ
ーに乗船できなくなってしまう場合等の、再設定される
旅行スケジュールの出発地における出発時刻が、現在設
定されている旅行スケジュールの出発時刻よりも早くな
る場合である。こうした場合において、ユーザーの現在
地が上記出発地から離れていると、その早くなった出発
時刻に上記出発地に到達することができないことも起こ
り得る。この場合は、新たな旅行スケジュールに組み込
まれるフェリーを利用することができない。こうした場
合も、ユーザーの現在地に基づいて予約可能になった交
通機関が利用不可能な場合とする。こうした利用不可能
な場合は、上記の実行容易度が最も低いこと(実行不可
能)に対応する。
【0103】また、「利用可能になるための要件を算出
する」とは、利用施設等を変更することで変更されるコ
スト(例えば、自家用車で移動する場合を考えると、予
約可能になった施設に所定の時刻に到達するには、有料
道路を利用して移動しなければならず、それによってコ
ストが増大してしまう)等を算出することであり、コス
トが増大することは、実行容易度が低いことに対応す
る。
【0104】さらに、例えば、ユーザーが、車速を高め
なければならないことや、移動方向を変更しなければな
らないこと等を算出することも「利用可能になるための
要件を算出する」ことであり、こうしたユーザーの行動
が変更される度合いが大きいことは、実行容易度が低い
ことに対応する。
【0105】加えて、旅行スケジュールにおける、施設
の「種別変更」、「旅行スケジュールの順序変更」、
「他施設予約の変更」の算出も、「利用可能になるため
の要件を算出する」ことであり、スケジュールの変更度
合いが大きいことも、実行容易度が低いことに対応す
る。こうした実行容易度は、上記各種の要件に応じて数
値化するのがよい。
【0106】そして、ステップS23において、再設定
される新たなスケジュールの実行が、ユーザーの現在地
に基づいて不可能であるか否かを判定し、不可能である
のYESのときはステップS24に進み、スケジュール
の再設定は行わなず(キャンセル待ち処理を行っている
ときは、それを取り消す)、ステップS25に進む。そ
して、このステップS25で、その旨をユーザー端末1
に報知して終了する。
【0107】一方、上記ステップS23において、再設
定される新たな旅行スケジュールの実行が可能であるの
NOのときにはステップS26に進み、ユーザーが指定
している旅行スケジュールの再設定条件(図4参照)を
満たしているか否かを判定する。満たしていないのNO
のときは、ステップS24及びステップS25に進み、
スケジュールの再設定を行わず、かつその旨をユーザー
端末1に報知して終了する。
【0108】一方、上記ステップS26で再設定条件を
満たしているのYESのときは、ステップS27に進
み、再設定される旅行スケジュールの実行容易度が、現
在設定されている旅行スケジュールの実行容易度よりも
低いか否かを判定する。現在設定されている旅行スケジ
ュールの実行容易度は、ユーザーが現在設定されている
旅行スケジュールを実行するために必要なコストや、必
要な行動等を数値化することで算出される。
【0109】そして、上記ステップS27で、再設定さ
れる旅行スケジュールの実行容易度が、現在設定されて
いる旅行スケジュールの実行容易度以上である、つま
り、再設定される旅行スケジュールを実行することが容
易であるのNOのときは、ステップS28に進み、旅行
スケジュール再設定のときにユーザーに対して問い合わ
せを行うように設定されているか否かを判定する。問い
合わせが不要のNOのときには、ステップS29に進
み、予約可能となった施設又は交通機関の予約を行い、
ステップS210で予約をした施設又は交通機関を組み
込んだ新たな旅行スケジュールを再設定すると共に、こ
の再設定した旅行スケジュールと、この再設定した旅行
スケジュールを実行するためにユーザーがとるべき行動
の情報(例えば行き先の変更に伴う経路の情報)とを上
記ユーザーに提示する。このステップS210によっ
て、再設定される旅行スケジュールが実行可能になるた
めの要件をユーザー端末1に報知する報知ステップが構
成される。一方、上記ステップS28で問い合わせが要
のYESのときには、ステップS212に進む。
【0110】上記ステップS212では、ユーザーに対
して、旅行スケジュールの再設定を行うか否かを問い合
わせる。このときには上記予約可能となった施設の仮予
約を行っていてもよい。そして、ステップS213にお
いて、上記問い合わせに対するユーザーからの回答に応
じて、旅行スケジュールの再設定を行うときは、予約を
仮予約から本予約にし旅行スケジュールを再設定すると
共に、これをユーザー端末1に送信し、さらに、その新
たな旅行スケジュールを実行するための行動情報をユー
ザーに提示して終了する。一方、旅行スケジュールの再
設定を行わないときは、上記仮予約を取り消して終了す
る。このステップS213によって、上記報知ステップ
が構成される。
【0111】これに対し、上記ステップS27で、再設
定される旅行スケジュールの実行容易度が、現在設定さ
れている旅行スケジュールの実行容易度よりも低いのY
ESのときはステップS211に進み、再設定されるス
ケジュールの実行容易度が、所定の基準容易度よりも低
いか否かを判定する。例えばコストが所定の基準値を越
えてしまうことは、実行容易度が所定の基準容易度より
も低いことに対応する。また、例えば自家用車で移動し
ているときを考えると、再設定されるスケジュールを実
行するには、車速を所定の車速以上に高めなければなら
ないことは、所定の基準容易度よりも低いことに対応す
る。
【0112】そして、上記ステップS211において基
準容易度よりも低いのYESのときはステップS24及
びステップS25に進み、スケジュールの再設定を行わ
ず、かつその旨をユーザー端末1に報知する。一方、基
準容易度以上であるのNOのときはステップS212及
びステップS213に進み、ユーザー端末1に対し旅行
スケジュールの再設定を行うか否かの問い合わせを行
い、ユーザーからの回答に応じて旅行スケジュールの再
設定等を行う。従って、ステップS210又はステップ
S213が、スケジュール再設定ステップに対応すると
共に、上記ステップS22,23,26〜28,211
が規制ステップに対応する。また、上記ステップS21
0又はステップS213でスケジュール再設定手段43
が構成されていると共に、上記ステップS22,23,
26〜28,211で規制手段44が構成されている。
【0113】このように、本実施形態に係る情報処理シ
ステムAでは、ユーザーが提示した旅行条件に適合する
ように、しかも施設の予約状況をも考慮して旅行スケジ
ュールが設定されることで、ユーザーの利便性を向上さ
せることができる。さらに、設定された旅行スケジュー
ルに組み込まれた施設よりも、ユーザーが提示した旅行
条件に適合する度合いが高い施設(希望順位が高い施
設)が予約可能になれば、この予約可能になった施設を
組み込んだ新たな旅行スケジュールが再設定されるた
め、ユーザーは、より一層旅行条件に適合した旅行スケ
ジュールを得ることができ、ユーザーの利便性をより一
層向上させることができる。
【0114】そして、再設定される旅行スケジュールの
実行容易度をユーザーの現在地に基づき判断した結果に
応じて、旅行スケジュールの再設定を規制することによ
り、再設定により旅行スケジュールが変更することでユ
ーザーが大幅に行動を変更しなければならなくなること
が防止され、ユーザーの利便性を大幅に向上させること
ができる。
【0115】また、スケジュールを再設定したときに
は、その再設定したスケジュールを実行するための行動
情報がユーザーに提示される。これにより、ユーザー
は、設定されていた旅行スケジュールから再設定された
旅行スケジュールへの移行を適切かつ速やかに行うこと
ができる。
【0116】−変形例− 上記旅行スケジュール再設定ルーチンの変形例を、図8
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0117】先ず、ステップS31において、ユーザー
の現在地、行動履歴及び行動目的地をそれぞれ検出す
る。上記現在地は、上述したように、車載機11や携帯
端末12に問い合わせを行うことによって検出すること
ができる。また、行動履歴とは、上記ユーザが現在に至
るまでの過去において、どのような行動をしているかを
検出するものであり、上記車載機11や、携帯端末12
に記憶されている過去の現在地データに基づいて検出さ
れる。また、行動目的地とは、ユーザーの現在の行動に
係る目的地であり、これは、例えば車載機11に設定さ
れている目的地によって検出することが可能である。
【0118】次いで、ステップS32において、上記ス
テップS31で検出した各情報から、ユーザーが、現在
設定されている旅行スケジュールを実行中であるか否か
を判断する。旅行スケジュールを実行中であるのYES
のときにはステップS34に進む一方、実行中でないの
NOのときにはステップS35に進む。
【0119】上記ステップS35では、ユーザーが、旅
行スケジュール再設定のときに問い合わせを行うことを
必要としているか否かを判定する。問い合わせが要のY
ESのときは、ステップS313に進む一方、問い合わ
せが不要のNOのときには、ステップS36に進む。
【0120】上記ステップS36では、予約が可能にな
った施設等の予約を行い、ステップS37で旅行スケジ
ュールを再設定しかつ、その再設定した旅行スケジュー
ルをユーザーに提示すると共に、その再設定した旅行ス
ケジュールを実行するためにユーザーがとるべき行動の
情報をユーザーに提示して終了する。
【0121】上記ステップS34では、旅行スケジュー
ル実行中に旅行スケジュールの再設定をユーザーが許可
しているか否かを判定する。許可していないのNOのと
きはステップS38に進む。
【0122】このステップS38では、スケジュールの
再設定を行わずに(キャンセル待ち処理を行っていると
きは、この処理を取り消す)、ステップS39でその旨
をユーザー端末1に電子メール等で報知する。そして終
了する。
【0123】一方、上記ステップS34で許可している
のYESのときは、ステップS310に進み、ユーザー
が指定している旅行スケジュール再設定条件(図4参
照)を満たしているか否かを判定する。満たしていない
のNOのときは、ステップS38及びステップS39に
進み、スケジュールの再設定を行わずかつ、その旨をユ
ーザー端末1に報知して(報知ステップ)、終了する。
【0124】一方、上記ステップS310で再設定条件
を満たしているのYESのときは、ステップS311に
進み、予約可能となった施設等への変更を行うことが容
易であるか否かを判定する。これは、ユーザーの現在地
と行動目的地とに基づいて、例えばユーザーが現在設定
されている旅行スケジュールに組み込まれた施設に向か
って移動しており、再設定される旅行スケジュールに組
み込まれた施設から離れているときには、変更は容易で
はない(実行容易度が低い)と判定してもよい。また、
ユーザーが行動を変更する度合いに応じて評価点を付与
し(実行容易度を算出し)、その評価点に基づいて容易
であるか否かの判定を行ってもよい。そして、容易であ
るのYESのときはステップS35に進み、旅行スケジ
ュール再設定の際のユーザーに対する問い合わせの要否
を判定し、問い合わせが要のときにはステップS313
に進む一方、問い合わせが不要のときには、上記ステッ
プS36に進み予約が可能になった施設等の予約を行
い、ステップS37で旅行スケジュールを再設定すると
共に、その再設定した旅行スケジュールをユーザーに提
示しかつ、その再設定した旅行スケジュールを実行する
ためにユーザーがとるべき行動の情報をユーザーに提示
して(報知ステップ)、終了する。
【0125】一方、上記ステップS311で変更が容易
でないのNOのときには、ステップS312に進み、予
約可能になった施設等への変更が困難であるか否かを判
定する。この判定も、ユーザーの現在地と行動目的地と
に基づいて行えばよく、上述したように、例えばユーザ
ーが行動を変更する度合いに応じて付与した評価点(実
行容易度)に基づいて困難であるか否かの判定を行えば
よい(実行容易度が低いときは、困難であると判定す
る)。そして、困難であるのYESのときには、ステッ
プS38に進み、スケジュールの再設定を行わず(キャ
ンセル待ち処理を行っているときは、この処理を取り消
す)、ステップS39でその旨をユーザー端末1に電子
メール等で報知する。そして、終了する。
【0126】これに対し、ステップS312において、
困難ではないのNOのときにはステップS313に進
み、ユーザーに対して旅行スケジュールの再設定を行う
か否かを問い合わせる。そして、ステップS314でそ
の問い合わせに対するユーザーからの回答に応じて予約
を行うと共に、旅行スケジュールを再設定する。そし
て、再設定した旅行スケジュールを提示すると共に、こ
の新たな旅行スケジュールを実行するためにユーザーが
取るべき行動情報をユーザーに提示する(報知ステッ
プ)。従って、上記ステップS37及び314が、スケ
ジュール再設定ステップに対応すると共に、上記ステッ
プS32〜35,310〜312が、規制ステップに対
応する。また、上記ステップS37及び314でスケジ
ュール再設定手段43が構成されていると共に、上記ス
テップS32〜35,310〜312で、規制手段44
が構成されている。
【0127】<他の実施形態>尚、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を
包含するものである。すなわち、上記実施形態では、ス
テップS27(図7参照)において、再設定される旅行
スケジュールの実行容易度が、現在設定されている旅行
スケジュールの実行容易度以上であるときでも、ユーザ
ーに対してスケジュール再設定についての問い合わせを
行うか否かを判定している。しかし、再設定される旅行
スケジュールの実行容易度が、現在設定されている旅行
スケジュールの実行容易度以上であるときは、旅行スケ
ジュールを再設定してもユーザーにとって不都合がない
と考えられる。このため、上記ステップS27でNOの
ときには、ユーザーに対する問い合わせを行うことな
く、スケジュールを再設定するように構成してもよい。
同様に、ステップS311(図8参照)において、予約
可能となった施設等への変更を行うことが容易であるの
YESのときには、ユーザーに対する問い合わせを行う
ことなく、スケジュールを再設定するように構成しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムを示
すブロック図である。
【図2】ユーザー端末に表示される旅行スケジュール設
定条件入力画面を示す図である。
【図3】ユーザー端末に表示される旅行スケジュール提
示画面を示す図である。
【図4】ユーザー端末に表示される旅行スケジュール再
設定条件入力画面を示す図である。
【図5】ユーザー端末に表示される旅行スケジュール再
設定問い合わせ画面を示す図である。
【図6】情報処理装置の動作に係るフローチャートであ
る。
【図7】旅行スケジュール再設定ルーチンのフローチャ
ートである。
【図8】変形例に係る旅行スケジュール再設定ルーチン
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ユーザー端末 4 情報処理装置 11 車載機 12 携帯端末 41 スケジュール設定手段 42 監視手段 43 スケジュール再設定手段 44 規制手段 12a 携帯電話(携帯端末) 12b PDA(携帯端末) A 情報処理システム MC 情報センター

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー端末とネットワークを介して接
    続された情報センターが、該ユーザー端末から提示され
    た旅行条件に適合するように旅行スケジュールを設定し
    かつ、該設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末
    に報知するための情報処理方法であって、 上記ユーザー端末が情報センターに、上記旅行条件を提
    示する条件提示ステップと、 上記情報センターが、上記条件提示ステップにおいて提
    示された旅行条件に適合する施設であって予約が可能な
    施設を組み込んだ旅行スケジュールを設定すると共に、
    該旅行スケジュールに組み込まれた各施設の予約を行い
    かつ上記設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末
    に報知するスケジュール設定ステップと、 上記スケジュール設定ステップにおいて旅行スケジュー
    ルを設定するときには予約が不可能であった施設であっ
    て、上記旅行スケジュールに組み込まれた施設よりも上
    記旅行条件に適合する度合いの高い施設が存在するとき
    には、上記旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合
    度合いの高い施設の予約状況を監視する監視ステップ
    と、 上記監視ステップにおいて上記条件適合度合いの高い施
    設の予約が可能になったときには該施設の予約を行うと
    共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行スケジュールを
    再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを上記ユーザー
    端末に報知するスケジュール再設定ステップと、 上記スケジュール再設定ステップで再設定される旅行ス
    ケジュールの実行容易度をユーザーの現在地に基づき判
    断しかつ、該判断結果に応じて上記旅行スケジュールの
    再設定を規制する規制ステップとを備えていることを特
    徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 規制ステップは、 スケジュール再設定ステップで再設定される旅行スケジ
    ュールにおける出発地とユーザーの現在地とを比較し
    て、該ユーザーが上記再設定される旅行スケジュールに
    おける出発時刻に上記出発地を出発することができない
    ときには、再設定される旅行スケジュールの実行容易度
    が低いと判断して上記旅行スケジュールの再設定を禁止
    するステップであることを特徴とする情報処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 規制ステップは、 ユーザーが、現在設定されている旅行スケジュールに組
    み込まれた施設に向かって移動しているときには、再設
    定される旅行スケジュールの実行容易度が低いと判断し
    て上記旅行スケジュールの再設定を禁止するステップで
    あることを特徴とする情報処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 規制ステップは、 再設定される旅行スケジュールの実行容易度が、所定の
    基準容易度よりも低いときには上記旅行スケジュールの
    再設定を禁止するステップであることを特徴とする情報
    処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 規制ステップは、 再設定される旅行スケジュールの実行容易度が、現在設
    定されている旅行スケジュールの実行容易度以上のとき
    には、上記旅行スケジュールの再設定を許可する一方、 上記再設定される旅行スケジュールの実行容易度が、上
    記現在設定されている旅行スケジュールの実行容易度よ
    りも低いときには、上記旅行スケジュールの再設定の可
    否についてユーザー端末への問い合わせを行うステップ
    であることを特徴とする情報処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 スケジュール再設定ステップにおいて新たな旅行スケジ
    ュールを再設定したときには、該新たな旅行スケジュー
    ルが実行可能になるための要件をユーザー端末に報知す
    る報知ステップを備えていることを特徴とする情報処理
    方法。
  7. 【請求項7】 ユーザー端末と、該ユーザー端末にネッ
    トワークを介して接続されかつ上記ユーザー端末から提
    示された旅行条件に適合するように旅行スケジュールを
    設定すると共に、該設定した旅行スケジュールを上記ユ
    ーザー端末に報知するように構成された情報処理装置と
    を備えた情報処理システムであって、 上記ユーザー端末は、上記情報処理装置に、上記旅行条
    件をネットワークを介して送信するように構成され、 上記情報処理装置は、 上記ユーザー端末から送信された上記旅行条件に適合す
    る施設であって予約が可能な施設を組み込んだ旅行スケ
    ジュールを設定すると共に、該旅行スケジュールに組み
    込まれた各施設の予約を行いかつ上記設定した旅行スケ
    ジュールを上記ユーザー端末に報知するスケジュール設
    定手段と、 上記スケジュール設定手段が旅行スケジュールを設定す
    るときには予約が不可能であった施設であって、上記旅
    行スケジュールに組み込まれた施設よりも上記旅行条件
    に適合する度合いの高い施設が存在するときには、上記
    旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合度合いの高
    い施設の予約状況を監視する監視手段と、 上記監視手段における監視に基づいて、上記条件適合度
    合いの高い施設の予約が可能になったときには該施設の
    予約を行うと共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行ス
    ケジュールを再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを
    上記ユーザー端末に報知するスケジュール再設定手段
    と、 上記スケジュール再設定手段で再設定される旅行スケジ
    ュールの実行容易度をユーザーの現在地に基づき判断し
    かつ、該判断結果に応じて上記旅行スケジュールの再設
    定を規制する規制手段とを備えていることを特徴とする
    情報処理システム。
  8. 【請求項8】 ユーザー端末に対しネットワークを介し
    て接続されかつ、該ユーザー端末から提示された旅行条
    件に適合するように旅行スケジュールを設定すると共
    に、該設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末に
    報知するように構成された情報処理装置であって、 上記ユーザー端末から上記ネットワークを介して送信さ
    れた上記旅行条件に適合する施設であって、予約が可能
    な施設を組み込んだ旅行スケジュールを設定すると共
    に、該旅行スケジュールに組み込まれた各施設の予約を
    行いかつ上記設定した旅行スケジュールを上記ユーザー
    端末に報知するスケジュール設定手段と、 上記スケジュール設定手段が旅行スケジュールを設定す
    るときには予約が不可能であった施設であって、上記旅
    行スケジュールに組み込まれた施設よりも上記旅行条件
    に適合する度合いの高い施設が存在するときには、上記
    旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合度合いの高
    い施設の予約状況を監視する監視手段と、 上記監視手段における監視に基づいて、上記条件適合度
    合いの高い施設の予約が可能になったときには該施設の
    予約を行うと共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行ス
    ケジュールを再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを
    上記ユーザー端末に報知するスケジュール再設定手段
    と、 上記スケジュール再設定手段で再設定される旅行スケジ
    ュールの実行容易度をユーザーの現在地に基づき判断し
    かつ、該判断結果に応じて上記旅行スケジュールの再設
    定を規制する規制手段とを備えていることを特徴とする
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 ユーザー端末に対しネットワークを介し
    て接続されかつ、該ユーザー端末から提示された旅行条
    件に適合するように旅行スケジュールを設定すると共
    に、該設定した旅行スケジュールを上記ユーザー端末に
    報知するように構成された情報処理装置を制御するため
    の情報処理プログラムであって、 上記情報処理装置に、 上記ユーザー端末から上記ネットワークを介して送信さ
    れた上記旅行条件に適合する施設であって、予約が可能
    な施設を組み込んだ旅行スケジュールを設定すると共
    に、該旅行スケジュールに組み込まれた各施設の予約を
    行いかつ上記設定した旅行スケジュールを上記ユーザー
    端末に報知するスケジュール設定ステップと、 上記スケジュール設定ステップで旅行スケジュールを設
    定するときには予約が不可能であった施設であって、上
    記旅行スケジュールに組み込まれた施設よりも上記旅行
    条件に適合する度合いの高い施設が存在するときには、
    上記旅行スケジュールの設定後に、上記条件適合度合い
    の高い施設の予約状況を監視する監視ステップと、 上記監視ステップにおいて上記条件適合度合いの高い施
    設の予約が可能になったときには該施設の予約を行うと
    共に、当該施設を組み込んだ新たな旅行スケジュールを
    再設定しかつ該新たな旅行スケジュールを上記ユーザー
    端末に報知するスケジュール再設定ステップと、 上記スケジュール再設定ステップで再設定される旅行ス
    ケジュールの実行容易度をユーザーの現在地に基づき判
    断しかつ、該判断結果に応じて上記旅行スケジュールの
    再設定を規制する規制ステップとを実行させることを特
    徴とする情報処理プログラム。
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