JP2002351270A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002351270A
JP2002351270A JP2001161309A JP2001161309A JP2002351270A JP 2002351270 A JP2002351270 A JP 2002351270A JP 2001161309 A JP2001161309 A JP 2001161309A JP 2001161309 A JP2001161309 A JP 2001161309A JP 2002351270 A JP2002351270 A JP 2002351270A
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cartridge
consumables
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JP2001161309A
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Koichi Hiroshima
康一 廣島
Tomoaki Nakai
智朗 中居
Yoichiro Maehashi
洋一郎 前橋
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブアシュアランスを行う。 【解決手段】 記憶手段と消耗品残量検知手段により、
消耗品の残量を割り出し、残プリント可能枚数をユーザ
に対し予告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式を用い
た画像形成装置に、着脱可能なプロセスカートリッジ等
の消耗品の寿命保証に関する。
【0002】ここで画像形成装置とは、電子写真画像形
成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物である。例
えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レー
ザプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置及び
ワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする物であ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもので
ある。更に、少くなくとも現像手段と電子写真感光体ド
ラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可
能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像プロセスを用いた画
像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写
真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッ
ジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱
可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されてい
る。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメ
ンテナンスをサービスマンによらずにユーザ自身で行う
ことができるので、格段に操作性を向上させることがで
きた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形
成装置において広く用いられている。
【0005】プロセスカートリッジ方式を用いる、複写
機、レーザプリンタ等を使用していく上でユーザは、サ
ービスマンを必要としない分、消耗品である、紙、カー
トリッジ等を自ら補給する必要がある。
【0006】プロセスカートリッジ方式は、カートリッ
ジが本体寿命に較べ短いため、長期間の使用に際しては
カートリッジの交換回数が多くなり、その交換時期をユ
ーザに報知することは、CS上重要なことである。
【0007】従来、プロセスカートリッジ方式を用いる
レーザプリンタなどでは、ユーザにプロセスカートリッ
ジの寿命を報知する手段として、古くはアンテナを用い
静電容量の変化を利用したトナー残検や、感光体ドラム
の回転数から感光体ドラム寿命を用いていた。
【0008】前者では、トナー量によって変化する容器
内の静電容量を測定し、トナーがあるレベルになった時
点で、トナーLow1信号を出して寿命を予告し、もう
1レベル静電容量の差を検出し、2度目のトナーLow
2を報知して、寿命とするものである。
【0009】後者は、予め定められた感光体ドラムCT
層(電荷輸送層)の膜厚が感光体ドラム回転によって削
られ事を利用したもので、所定の膜厚になった時点で寿
命予告を出し、更に次の膜厚レベルで寿命とする、とい
うものである。
【0010】ユーザは、これらの寿命予告を受けること
により、消耗品の発注/購入に取りかかる。
【0011】最近では、更にユーザのCSを向上させる
ために、残量検知精度を上げたトナー逐次残量検知方式
も実施されつつある。
【0012】これには様々な方式が用いられており、ト
ナー撹拌のトルク検知、トナー容器内にピエゾ素子を配
置してレベルセンスする、等の提案がなされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に示す、プロセスカートリッジ等の寿命検知につい
ては、以下に述べる問題点がある。
【0014】例えば紙等の消耗品は、枚数がカウントで
きるので、残量数が明確に分かり、残り何枚プリント可
能か一目瞭然で分かる。
【0015】しかしながらプロセスカートリッジに含ま
れるトナー、感光体ドラム、廃トナー等はいつ、どの時
点で寿命となり、コピー若しくはプリントが不可能とな
る状態になるかを、前記従来例で述べた寿命検知手段を
用いても予知するのが難しい。
【0016】理由は、先述の寿命検知手段では、残トナ
ー量、感光体ドラム回転時間等は分かるが、ユーザのレ
ーザプリンタ等の使い方、具体的には画像印字比率、プ
リント枚数、にバラツキがあるため、各消耗品が寿命に
到達し、使用不可能な状態になる迄、どの位プリント可
能であるのか、が分からないからである。
【0017】このことは則ち、カラー複写機、カラーレ
ーザプリンタ等で、軽印刷並みの大容量プリントを行う
際、目標とするプリント枚数が現在の消耗品で賄うこと
が可能かどうか、という情報をユーザに対し提供するこ
とができない事を意味し、そのためユーザは消耗品を常
にストックしておく必要が生じ、CSを向上させること
ができない。
【0018】そこで、本発明の目的は、ユーザに対し、
現在使用しているプリンタで、残り何枚プリント可能か
を常に報知することで、ユーザにとって極めて有益な電
子写真画像形成装置、プロセスカートリッジを提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は上記
目的を達するために、 (1)本願に関わる第1の発明は、像担持体と、少なく
とも該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤を用い
て顕像化する現像手段とを有する、画像形成装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジと、前記プロセスカー
トリッジに消耗品を供給する補給手段と、消耗品の消耗
量を検出する手段と、消耗品の消耗量に関する情報を記
憶する記憶手段と、前記消耗品の消耗量と記憶手段に記
憶された情報から消耗品の残量を求め、前記消耗品の残
量から残りの画像形成可能数を報知する手段とを具備す
る事を特徴とする画像形成装置を提供することによっ
て、消耗品の残量から、残プリント可能枚数をユーザに
対して、知らせることができるようになるので、次のプ
リントジョブの保証、消耗品の補充などに有益な情報を
与えることができる。
【0020】(2)本願に関わる第2の発明では 上記プロセスカートリッジに消耗品を供給する手段が装
置本体と着脱可能な補給カートリッジであり、補給カー
トリッジの補給手段から、補給カートリッジ内の消耗品
残量を検出し、前記消耗品残量から残りの画像形成可能
数を報知することによって、トナーカートリッジの消耗
状態が分かるようになるため、残トナー量から残プリン
ト可能枚数をユーザに対して、知らせることができるよ
うになるので、次のプリントジョブの保証、トナーカー
トリッジの補充などに有益な情報を与えることができ
る。
【0021】(3)本願に関わる第3の発明では 上記プロセスカートリッジに消耗品を供給する手段が装
置本体と着脱可能な補給カートリッジと上記プロセスカ
ートリッジと補給カートリッジの各々に含まれる消耗品
の消耗品量を検出し、前記消耗品残量から残りの画像形
成可能数を報知することによって、トナーカートリッジ
だけでなく、プロセスカートリッジも含む画像形成に必
要な消耗品の残量を逐次把握することができるので、次
のプリントジョブの保証、トナーカートリッジ、プロセ
スカートリッジの補充などに有益な情報を与えることが
できる。
【0022】(4)本願に関わる第4の発明では 上記プロセスカートリッジと補給カートリッジの各々に
消耗品の消耗量に関する情報を記憶する記憶手段を有す
ることによって、不測の状況でカートリッジが本体から
取り外された場合や、他の本体のカートリッジが挿入さ
れた場合においても残プリント可能枚数をユーザに対し
て知らせることができるので、より一層CSを向上させ
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施例]図2は電子写真
プロセスを利用したカラーレーザプリンタの概略断面図
である。
【0024】図2に示すカラーレーザプリンタは、複数
個のトナーカートリッジ5とプロセスカートリッジ7を
有し、一旦第2の画像担持体である中間転写ベルト8に
連続的に多重転写し、フルカラープリント画像を得る4
連ドラム方式(インライン)レーザプリンタである。そ
の解像度は主/副走査方向で600dpiである。
【0025】図1は、上記トナーカートリッジ5とプロ
セスカートリッジ7の概略断面図である。
【0026】以下図1、図2に従って説明する。
【0027】プロセスカートリッジ(以下プロセスカー
トリッジ)7は、上記中間転写ベルト8に直列に各色に
対応し4本配置されている。
【0028】以下、図1を用いてプロセスカートリッジ
7について説明する。
【0029】イエロートナーを現像するプロセスカート
リッジ7内に配置される感光体ドラム1はφ30mm、
その回転過程で1次帯電ロ−ラ2により所定の極性・電
位に一様に帯電処理され、次いで不図示の画像露光手段
(カラー原稿画像の色分解・給像露光光学系、画像情報
の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレ
ーザビ−ムを出力するレーザスキャンによる走査露光系
等)による画像露光3を受けることにより目的のカラー
画像の第1の色成分像(イエロー成分像)に対応した静
電潜像が形成される。
【0030】次いで、その静電潜像が第1現像器4(イ
エロー現像器)により第1色であるイエロートナーによ
り現像される。
【0031】現像器4は、2成分接触現像装置(2成分
磁気ブラシ現像装置)であり、マグネットローラを内包
した現像スリーブ41上にキャリアとトナーからなる現
像剤を保持している。現像スリーブ41には所定間隙を
有して、現像剤規制ブレード42が設けられ、現像スリ
ーブ41の矢印C方向に回転に伴い、現像スリーブ41
上に現像剤薄層を形成する。
【0032】現像スリーブ41は、感光ドラム1と所定
間隙を有するように配置され、現像時においては、現像
スリーブ41上に形成された現像剤薄層が、感光ドラム
1に対して接触する状態で現像できるように設定されて
いる。本実施において用いたトナーは、平均粒径6.5
μmのネガ帯電トナーを用い、キャリアとしては飽和磁
化が205emu/cm3の平均粒径35μmの磁性キ
ャリアを用いた。また、トナーとキャリアを重量比(以
下T/D比)6:94で混合したものを現像剤として用
いた。トナーカートリッジ5内には、トナー補給スクリ
ュー51があり、回転数(回転時間)によりトナー補給
量を制御している。
【0033】トナー補給の詳細については、後述する。
現像器4内にも、トナーチャージ用の撹拌スクリュー4
3があり、スリーブ回転と同期して回転し、補給された
トナーに所定のチャージを与える機能を有している。
【0034】図2に於いて、無端状の中間転写ベルト8
が、駆動ローラ8a、テンションローラ8b及び2次転
写対向ローラ8cに懸架され、図中矢印の方向に回転し
ている。
【0035】感光体ドラム1上に形成されたイエロー画
像は、中間転写ベルト8との1次転写ニップ部へ進入す
る。1次転写残トナーはクリーナ6により回収され、感
光体ドラム1上は清浄化されて次行程に備える。クリー
ナ6の廃トナー容量は50gに設定されている。
【0036】感光体ドラム1と中間転写ベルト8との転
写ニップ部では中間転写ベルト8の裏側に可撓性電極9
を接触当接させている。可撓性電極9には各ポートで独
立にバイアス印加可能とするため、1次転写バイアス源
9a〜9dを有している。中間転写ベルト8は1色目の
ポートでまずイエローを転写し、次いで先述した同様の
工程を経て、各色に対応する感光体ドラム1より順次マ
ジェンタ、シアン、ブラックの各色を各ポートで多重転
写する。
【0037】中間転写ベルト8上で形成された4色フル
カラー画像は、次いで2次転写ローラ10により、転写
材Pに一括転写され、不図示の定着装置によって溶融定
着されカラープリント画像を得る。
【0038】中間転写ベルト8上に残留する2次転写残
トナーは、中間転写ベルトクリーナ11でブレードクリ
ーニングされ、次作像工程に備える。
【0039】上記転写ベルト8の材質の選定としては、
各色ポートでのレジストレーションを良くするため、伸
縮する材料は望ましくなく、樹脂系或いは、金属芯体入
りのゴムベルト、樹脂+ゴムベルトが望ましい。
【0040】本実施例ではPI(ポリイミド)にカーボ
ン分散し、体積抵抗を108Ωcmオーダーに制御した
樹脂ベルトを用いた。
【0041】その厚さは80μm、長手方向320m
m、全周は942mmである。
【0042】また可撓性電極9としては、十分な可撓性
と対摩耗性を有し、低抵抗に制御できるカーボン分散高
密度ポリエチレンを用いた。その抵抗は104Ω以下、
厚さは500μmで、長手長さは315mmとし、感光
体ドラム11とのリークを避けている。
【0043】以下簡単に作像条件を記す。
【0044】 感光体ドラム上 暗電位(1次帯電による非画像部電位):Vd=−600V 明電位(レーザ露光による画像部電位):Vl=−150V 現像方法::非磁性2成分磁気ブラシ現像 現像バイアス:Vdc=−400V Vac=1800Vpp 周波数=2300Hz プロセススピード:117mm/sec 1次転写バイアス:1色目 +400V 2色目 +400V 3色目 +400V 4色目 +400V 上記プリンタの普通紙スループットはA4サイズ横(2
10mm)送り/24ppmであり、イメージ間隔(紙
間)は80mmである。
【0045】次にトナーカートリッジ5からプロセスカ
ートリッジ7ヘのトナー補給方法について述べる。
【0046】始めに、トナー補給スクリュー回転時間と
補給トナー量の関係を説明する。
【0047】図4に本発明で用いた、トナーカートリッ
ジ5の拡大概略図を示す。不図示の本体CPUにより制
御されるスクリュー駆動用モータにより補給スクリュー
51が回転し、補給口52から不図示のプロセスカート
リッジ7にトナーが供給される。本実施例で用いたトナ
ーカートリッジ5は、充填量600gで約20,000
イメージ(A4印字比率5%換算)プリント可能であ
る。通常はトナー補給スクリュー1秒間の回転で300
mgのトナーがプロセスカートリッジ7に供給されるよ
う制御されている。従って、トナー補給スクリューの回
転時間が、補給されたトナー量を表すこととなる。
【0048】最終的に、トナー補給スクリュー51が
2,000sec回転すると、トナーカートリッジ5のト
ナー残量はゼロとなる。
【0049】本実施例においては、ピクセルカウントの
データと現像器4内のT/D比に基づいて、トナー補給
を行っている。
【0050】まず始めに、画像情報のピクセルカウント
の積算方式によるトナー補給について説明する。
【0051】図1において、画像コントローラ23は不
図示のホストコンピュータ等により作成され、ある特定
の記述言語により記述された信号を受信し画像形成装置
本体のLDドライバ22により潜像を作成する為の信号
処理を行い、レーザドライバ22に信号を送信する。
【0052】LDドライバ22では、電気信号を光信号
に変換し高速度で回転するポリゴンモータ(不図示)に
取り付けられたポリゴンミラー24に照射し、ポリゴン
ミラー24により反射された光信号は反射ミラー25に
よって感光体ドラム11表面に照射される。
【0053】本実施例では、従来技術で行われていた画
像コントローラ1でのLD点灯時間計数をエンジン部で
のLDドライバ22及び印字率積算回路21にて計数し
ている。図2に示す画像形成装置本体が印字動作を開始
するのは画像コントロ−ラ23からCPU20に対して
印字動作開始信号(不図示)が送信され、CPU20
は、不図示のポリゴンモータを起動しポリゴンミラー2
4を回転させる。この時レーザダイオードは点灯され、
不図示の水平同期位置検出センサの出力によりBD信号
を発生させる。このBD信号は1スキャン毎に1個発生
する信号であり画像形成のための基準になる信号であ
る。BD信号が図1中印字率積算回路21に入力される
とCPU20は、不図示の計測回路で、この1ラインで
のLD発光率を算出する。このような動作を繰り返すこ
とにより、1ぺ−ジ中のレーザダイオードの点灯比率を
容易に算出でき、累積点灯時間(ピクセルカウント)が
求まる。CPU20は記憶手段27を有し、前記ピクセ
ルカウントを記憶する。
【0054】この値がピクセルカウントにより求められ
る、トナー消費量を代表する値となる。記憶手段27は
本体側に配設され、不揮発性のEEPROMを用いた。
記憶手段27には、トナー色、識別コード、使用開始年
月日、トナー補給スクリュー回転積算時間、平均トナー
消費量相当時間、感光体ドラム回転時間、等のデータを
格納する領域を有している。
【0055】次にT/D比制御によるトナー補給方法を
述べる。図1において、プロセスカートリッジ7内に
は、2成分現像器内のトナー濃度を検出するインダクタ
ンスセンサ122がある。トナーと磁性キャリアの濃度
比が変わるとセンサの出力電圧が変化し、トナー濃度が
所定濃度より薄い場合に、CPU20にトナーを補給す
るように信号が送られる。CPU20は、その信号を受
けてトナーカートリッジ5内のトナー補給スクリュー5
1を駆動する、不図示のトナー補給用スクリュー駆動モ
ータを回転させるように、現像駆動回路26に命令が行
く。
【0056】本実施例において、インダクタンスセンサ
122は、現像スリーブ41の直ぐ下流、トナー補給位
置より直ぐ上流側に位置している。これは現像によって
現像スリーブ41付近のトナーが消費された場合に、T
/D比が下がり、それを検知してトナー補給をするため
である。
【0057】トナー補給シーケンスを、ピクセルカウン
ト制御のみに依存する場合、画像情報量に応したトナー
補給が可能だが、画像パターンとトナー使用量の関係が
リニアでなければ、使用量と補給量に差が生じることに
なる。一般的に、単位面積当たりのラインパターンのト
ナー使用量は、ベタパターンのそれよりも多<なるた
め、ピクセルカウントとトナー使用量はリニアな関係に
はならない。
【0058】そこで、T/D比制御を併用し、現像器4
内の現像剤のT/D比を常に一定のレベルにするよう
な、補正を行うことは有効である。
【0059】逆に、トナー補給シーケンスをT/D比制
御のみに依存すると、トナー濃度の変化を検出してから
の補給となるため、高印字比率パターンを連続プリント
された場合は、トナー補給までのタイムラグが生し、ス
リーブへのトナー供給が追いつかなくなる危険性があ
る。
【0060】その場合、ピクセルカウント制御を併用す
ると、タイムラグの発生がなくなるので、有効な補正と
なり得る。
【0061】双方とも、効果はあるが、本実施例では前
者のピクセルカウント制御をメインとし、T/D比制御
を補正に用いることとした。
【0062】図3に本レーザプリンタで用いたトナー補
給シーケンスのフローチャートを示す。
【0063】レーザプリンタでプリントが開始される
と、プリント枚数nが積算開始される(step1)。
次いでプリントされる画像パターンのピクセル力ウント
PCが積算開始され(step2)、ピクセルカウント
に相当するトナーを供給するためにトナー補給スクリュ
ーがT[sec]回転する(step3)。
【0064】スタートしたジョブが連続である場合(s
tep4)、プリント枚数が積算され(step5)、
次いでプリントされる画像パターンのピクセルカウント
PCが積算され(step6)、ピクセルカウントに相
当するトナーを供給するためにトナー補給スクリューが
T[sec]回転し、トナー補給スクリュー回転の積算時
間Ttotal[sec]を求める(step7)。その
後、インダクタンスセンサ122を用い現像剤のT/D
比を求め(step8)、測定結果がターゲット値より
も低い場合は、更にトナー補給する(step9)。
【0065】プリントが連続する場合は、上記step
4〜step9を繰り返す。連続プリントでない場合に
は、プリント動作は終了するが、トナー補給シーケンス
は動作し、インダクタンスセンサ122を用い現像剤の
T/D比を求め(step10)、測定結果がターゲッ
ト値よりも低い場合は、更にトナー補給するようにして
いる。このときトナー補給スクリュー回転の積算時間T
total[sec]を求める(step11)。
【0066】このようなシーケンスとすることで、シン
グルプリント、連続プリントともに、ピクセルカウント
制御とT/D比制御が適切に行われ、確度の高いトナー
補給が可能となる。上記トナー補給シーケンスは、各色
に対して行われるのは言うまでもない。
【0067】次に本発明の特徴である、プリント可能残
量枚数報知方法について説明する。図5は、本実施例に
おけるプリント残量可能枚数報知方法を示すフローチャ
ートである。
【0068】本体には予め、トナー補給スクリュー上限
回転時間Tul、トナー補給スクリュー積算回転時間T
total及び、1枚当たりの平均トナー消費量Tav
eが以下のように設定されている。
【0069】Tul=2000sec:先述したようにこ
の値は、トナーカートリッジ5のトナーカートリッジ容
量を、スクリュー回転時間に対応させた値。
【0070】Ttotal=0sec:実際にスクリュー
が回転した時間。初期は0sec。
【0071】Tave=0sec/枚:初期は0sec/枚
(step0) プリントがスタートし、通常のプリントシーケンスに入
り(step1〜step11)、図3で説明したトナ
ー補給シーケンスが終了すると、本体のCPU20は、
今回のプリントジョブでプリントした枚数nとトナー補
給スクリュー回転積算時間Timeから、今回のプリン
トジョブの1枚平均トナー消費量Taを演算により求め
る。Taは Ta=Time/n で求まる。(step12) 今回のプリントジョブまでに消費したトナー量は、トナ
ー補給スクリューの回転時間で代用すると、Ttota
l+Time[sec]となり、今回のプリントジョブを
含めた、現在までのところの1枚平均トナー消費量Ta
veは、 Tave=(Tave+Ta)/2 で求まる。(step13) トナーカートリッジ5の残トナー量は、トナー補給スク
リュー上限回転時間Tulから、今回のプリントジョブ
までトナー補給スクリューが回転した時間Ttotal
を引いた時間、Tul−Ttotal[sec]で代用で
きる。従って、この代用残トナー量を1枚平均トナー消
費量Taveで除することによって、残りのプリント可
能枚数が算出できる。
【0072】即ち、プリント可能残量枚数Nlev
[枚]は、 Nlev=(Tul−Ttotal)/Tave で求まる。(step14) CPU20は、記憶手段27に、Ttotal、Tav
eを記憶し、その後のプリントジョブに備える。
【0073】このフローを繰り返すと、同じレーザプリ
ンタを使用する、様々なユーザの使用方法が平均化さ
れ、トナーカートリッジ5の寿命に近づくに連れ、精度
が上がってくる。更に、この演算方式では、イメージの
大きさも平均化されるため、ユーザが通常使用するラン
ダムな紙サイズ使用状況における、実際に近いプリント
可能残量枚数をユーザに報知することが可能となる。
【0074】ユーザに対する報知手段としては、この演
算結果をレーザプリンタ上の表示手段28で、ユーザに
伝えることも可能であるし、プリンタとホストコンピュ
ータが双方向通信可能であれば、プリンタドライバ上で
ユーザに伝えることもできる。
【0075】本発明を実施することにより、ユーザに現
在の消耗品の使用状態で、残り何枚プリント可能か知ら
せしめることができるので、格段にCSを向上させるこ
とが可能となる。
【0076】[第2の実施例]本発明の第2の実施例
は、プリント残量枚数を印字比率5%のA4イメージに
換算して、何枚プリント可能かを示すところが特徴であ
る。
【0077】本実施例で用いた、レーザプリンタ及びト
ナー補給シーケンスの概要に関しては、第1の実施例同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0078】図6に、本実施例で用いたプリント残量枚
数算出方法のフローチャートを示す。
【0079】本体には予め、トナー補給スクリュー上限
回転時間Tul、トナー補給スクリュー積算回転時間T
total及び、A4イメージ5%印字比率をトナー補
給するために必要なトナー補給スクリュー回転時間T
a45が以下のように設定されている。
【0080】Tul=2000sec:先述したようにこ
の値は、トナーカートリッジ5のトナーカートリッジ容
量を、スクリュー回転時間に対応させた値。
【0081】Ttotal=0sec:実際にスクリュー
が回転した時間。初期は0sec。
【0082】Ta45=0.1sec/枚:本実施例で用いた
レーザプリンタでは、A4イメージ5%印字比率で約3
0mgのトナー消費を見込んでいる。
【0083】トナー補給スクリュー1sec回転で300
mgトナー補給であるため、A4イメージ5%印字比率
に必要なトナーを補給するには、0.1sec回転すると
良い。(step0) プリントがスタートし、通常のプリントシーケンスに入
り(step1〜step11)、図3で説明したトナ
ー補給シーケンスが終了すると、本体のCPU20は、
以下の演算を行う。
【0084】今回のプリントジョブまでに消費したトナ
ー量は、トナー補給スクリューの回転時間で代用可能
で、その量は、Ttotal+Time[sec]とな
る。(step12) トナーカートリッジ5の残トナー量は、トナー補給スク
リュー上限回転時間Tulから、今回のプリントジョブ
までトナー補給スクリューが回転した時間Ttotal
を引いた時間、Tul−Ttotal[sec]で代用で
きる。従って、この代用残トナー量をA4イメージ5%
印字比率の画像の平均トナー消費量相当時間Tg5で除
することによって、残りのプリント可能枚数が算出でき
る。
【0085】即ち、A4イメージ5%印字比率の画像の
プリント可能残量枚数Na45[枚]は、 Na45=(Tul−Ttotal)/Ta45 で求まる。(step13) CPU20は、記憶手段27に、Ttotal、Tav
eを記憶し、その後のプリントジョブに備える。
【0086】本実施例では、トナー消費量を代用するト
ナー補給スクリュー回転時間から、残トナー量を逆算可
能であるため、精度の高い逐次残検が可能となり、実際
に近いプリント可能残量枚数をユーザに報知することが
できる。
【0087】ユーザに対する報知手段としては、この演
算結果を不図示のレーザプリンタ上の表示装置で、ユー
ザに伝えることも可能であるし、プリンタとホストコン
ピュータが双方向通信可能であれば、プリンタドライバ
上でユーザに伝えることもできる。
【0088】本発明を実施することにより、ユーザに現
在の消耗品の使用状態で、残り何枚プリント可能か知ら
せしめることができるので、格段にCSを向上させるこ
とが可能となる。
【0089】特に本実施例では、標準パターン(A4イ
メージ5%印字比率)で残プリント枚数を表示するので
実施例1の場合より、同しパターンを大量にプリントす
る場合に、目安となるので効果的である。
【0090】また、イメージの大きさと印字比率を変え
た標準パターンを数種類用意して、各々の場合の残プリ
ント枚数を表示するようにすると、更に効果的であるの
は言うまでもない。
【0091】更に、プリンタドライバ等の表示画面で、
印字比率を見本パターンa、b、c、…を表示し、aの
様なパターンをプリントする場合は印字比率が5%であ
るので、残プリント可能枚数はA4イメージで2000
ページ、bの様なパターンでは印字比率10%であるの
で、残プリント可能枚数はA4イメージで1000ペー
ジと言うような形で報知することで、更なるCS向上を
図ることが可能となる。
【0092】特にこの様な場合、現在プリントしている
イメージの印字比率も求まるので、現在プリントしてい
るイメージの印字比率では、残り何枚プリント可能か表
示することも可能となり、極めて有用な情報提示がユー
ザに対しできるようになる。
【0093】[第3の実施例]本発明の第3の実施例
は、プロセスカートリッジ7の逐次残寿命検知を併用す
ることにより、残プリント可能枚数予告を正確に行う、
というものである。
【0094】第1及び第2の実施例ではトナーカートリ
ッジ5の逐次残検で残プリント可能枚数を予告したが、
消耗品にはプロセスカートリッジ7も含まれるため、ト
ナー残量だけではなくプロセスカートリッジの寿命も加
味した、残プリント可能枚数の予告が望ましい。
【0095】プロセスカートリッジの寿命を左右する要
素としては、感光体ドラム1の劣化、クリーナ6の廃ト
ナー容量(満タン検知)、クリーナブレードの劣化に依
るクリーニング不良、現像キャリアの劣化、帯電手段の
汚れ、等が挙げられる。
【0096】特に、プロセスカートリッジの寿命を左右
するのは、感光体ドラム1の膜厚変化に依る画像劣化と
クリーナ6の満タン検知である。
【0097】印字比率の低いイメージを大量にプリント
された場合は、トナーカートリッジ5のトナーが消費さ
れる以前に、感光体ドラムの膜厚が薄くなり、画像劣化
を来す。また、印字比率が高いプリントが行われた場合
は、感光体ドラム寿命よりも前に、クリーナが満タンと
なる。何れも、プロセスカートリッジ7の寿命である。
【0098】感光体ドラム1の膜厚変化は、トナーカー
トリッジ5からの補給トナー量情報では分からず、ドラ
ム回転数の計測が必要である。クリーナ6の満タン検知
は、ドラム回転数だけでは分からず、満タン検知センサ
またはトナー補給量からの推測が必要である。
【0099】そこで本発明では、新たに記憶手段27に
感光体ドラム回転数のデータを書き込み、トナー補給ス
クリュー回転時間からのトナー補給量データと、常に対
比させて、何れの寿命が先に来るか判断し、早く寿命と
なるデータより、ユーザに残プリント可能枚数を報知す
るようにした。
【0100】図7に、本実施例における、残プリント可
能枚数予告のフローチャートを示す。
【0101】図7に於いて、本体使用開始時には、下記
のパラメータが記憶手段27にセットされている。
【0102】Tul=2000sec:先述したようにこ
の値は、トナーカートリッジ5のトナーカートリッジ容
量を、スクリュー回転時間に対応させた値。
【0103】Ttotal=0sec:実際にスクリュー
が回転した時間。初期は0sec。
【0104】Ta45=0.1sec/枚:本実施例で用いた
レーザプリンタでは、A4イメージ5%印字比率で約3
0mgのトナー消費を見込んでいる。
【0105】トナー補給スクリュー1sec回転で300
mgトナー補給であるため、A4イメージ5%印字比率
に必要なトナーを補給するには、0.1sec回転する。
【0106】Tdul=50,000:感光体ドラム1
の寿命は表層の電荷輸送層の削れによる画像劣化で決ま
る。本実施例で用いた感光体ドラム1では、50,00
0回転を越えて表層削れ起因の画像不良が発生したた
め、この値を感光体ドラムの回転数の上限とした。
【0107】Tdttl=0 :実際に感光体ドラムが
回転した回数。初期は0回。
【0108】T64=10:A4イメージを1枚シング
ルプリントするために必要な感光体ドラム回転数。1枚
間欠プリントでは、中間転写ベルト8が1局回転するの
で、中間転写ベルト周長942mmを感光体ドラム周長
30πで割った値。
【0109】Tda4c=3:A4イメージを連続プリント
するために必要な感光体ドラム回転数。連続プリントで
はA4横サイズ210mmに紙間の80mmを加えた値
を、感光体ドラム周長30πで割った値。
【0110】PCul=3520sec:本発明ではピク
セルカウントをレーザ点灯時間の累積で求めている。
【0111】A4紙サイズにおいて、先後左右端余白を
2mmトリミングしてA4イメージとすると、A4横イ
メージ100%印字比率の場合のレーザ点灯時間は、2
06mm/117mm/secで、176sec。
【0112】また、100%印字比率の場合の、A4サ
イズ1枚当たりのトナー消費量は、5%印字比率で30
mgであるので、600mg。
【0113】本発明のトナーカートリッジ7のクリーナ
ー6の廃トナー容量は、60gに設定している。1次転
写効率はほぼ95%であるので、100%印字比率の場
合の1次転写残トナー量は、600mg×0.05=3
0mgである。
【0114】従って、60g/30mg/イメージ=2
000イメージ/100%印字比率となる。
【0115】この値を、レーザ点灯時間に換算すると、
1.76×2000=3520secPCttl=0:実
際にレーザが点灯した時間。初期は0sec。
【0116】PCa4=0.088:A4イメージ5%印
字比率の場合のレーザ点灯時間。(step0) 不図示のホストコンピュータから、プリント信号が入り
レーザプリンタがプリント動作にはいると、本実施例で
はまず感光体ドラム1の回転時間Tdの積算が開始され
る。(step1)次いで、帯電、現像、転写などのプ
リントシーケンスが進むと、実施例1で説明したトナー
補給シーケンスが行われる。この動作は第1の実施例同
様なので説明は省略する。(step2) プリント動作後のトナー補給シーケンスが終了すると、
不図示のCPU20が現在までのトナー消費量Ttot
al、及び感光体ドラム積算回転時間Tdttlを演算
で求める。トナー消費量がトナー補給スクリュー51の
回転時間で求まることは説明済みなので省略する。この
時CPU20は、Ttotal、Tdttlの値を記憶
手段27に格納する。(step3) 次にCPU20は、先に演算で求めたTtotalか
ら、トナーカートリッジ内の残トナー量相当時間(Tu
l−Ttotal)を求め、A4イメージ5%印字比率
でのトナー消費量相当時間T。45で除することによ
り、A4イメージ5%印字比率での残プリント可能枚数
tonerを算出する。(step4) 次にCPU20は、先に演算で求めたTdttlから、
感光体ドラムの残回転可能時間(Tdul−Tdtt
l)を求め、A4イメージシングルプリント時及び連続
プリント時の感光体ドラム回転数、各々Tda4sT、Td
a4cで除することにより、A4イメージ、シングルプ
リントした場合の残プリント可能枚数NDR UMsと連続プ
リントした場合の残プリント可能枚数NDRUMcを求め
る。(step5) 次にCPU20は、先に演算で求めたクリーナ6の廃ト
ナー量相当時間PCttlから、空き容量(Tdul−
Tdttl)を求め、A4イメージ5%印字比率時のレ
ーザ点灯累積時間PCa4で除することにより、A4イメ
ージ5%印字比率でプリントした場合の残プリント可能
枚数Ndnを求める。(step7) CPU20はNtoner、NDRUMs、NDRUMc、Ndn、及び
残プリント可能枚数を表示し、更に記憶手段27に記憶
させ次のプリントジョブに備える。上記シーケンスを組
み込んだ、レーザプリンタにおいて長期使用テストを行
った。
【0117】A4イメージ印字比率5%未満の低印字比
率パターンをプリントしたところ、トナーカートリッジ
5、クリーナ6よりも先に感光体ドラム1の寿命が短く
なることが確認され、残プリント可能枚数が感光体ドラ
ム寿命に左右された。
【0118】逆に高印字比率パターンでは、感光体ドラ
ム寿命よりも、トナーカートリッジ寿命またはクリーナ
6の満杯予告で、残プリント可能枚数が左右されること
を確認した。
【0119】以上本発明によりレーザは、本体オペレー
ションパネル上、またはプリンタドライブ上で、上記情
報を受け取り、次に自分が行うプリントジョブが可能か
どうか判断することができる。
【0120】また、消耗品の消耗状態が逐次報知される
ので、予備の消耗品購入に際しても有用な情報を提供可
能となり、著しいCS向上が図られる。
【0121】[第4の実施例]本発明の第4の実施例の
特徴は、記憶手段を27を本体側ではなく、トナーカー
トリッジ、及びプロセスカートリッジに持たせたところ
にある。
【0122】記憶手段が本体側にある場合、ユーザが何
らかの理由で寿命に達する前にカートリッジを抜き、新
品ではない異なるカートリッジを挿入された場合、残プ
リント枚数の計算が不可能となる。
【0123】そこでカートリッジ側に記憶手段を持たせ
ることで、カートリッジ固有のデータを記憶させること
で、上記のような場合においても対応が可能となる。
【0124】図8に記憶手段を搭載したトナーカートリ
ッジ5及びプロセスカートリッジ7の概略図を示す。
【0125】基本的構成は、図1と同様なので重複する
構成の説明は省略する。
【0126】トナーカートリッジ5には記憶手段12
1、プロセスカートリッジ7には記憶手段120を設け
ている。
【0127】本発明に使用される記憶手段120、12
1としては、信号情報を書き換え可能に記憶、保持する
ものであれば特に制限は受けないが、例えばRAMや、
書き換え可能なROMなどの電気的な記憶手段、磁気記
録媒体や磁気バブルメモリ、光磁気メモリ等の磁気的記
憶手段が使用される。
【0128】本実施例において使用した記憶手段の概略
構成を、図9を用いて説明する。
【0129】図9に於いて、アンテナ123と不図示の
コンデンサからなる共振回路を組み合わせることによ
り、リーダライタ125から送信される電磁波から動作
電源が生成する。このため、カートリッジ側に電源を必
要とせず、通信を行うことが可能となる。
【0130】トナーカートリッジ及びプロセスカートリ
ッジには不揮発性メモリを搭載する。本実施例では代表
的なものとして強誘電体不揮発メモリ(以後、FeRA
M)120、121を用いた。本体側CPU20から送
出されるデータを、リーダライタ125を用いてFeR
AM120に記憶し、また、FeRAM内の情報を本体
CPU20に送出する。
【0131】本実施例においては、トナーカートリッジ
5側のFeRAM121には、トナー補給スクリュー回
転時間のデータとピクセルカウント、プロセスカートリ
ッジ7側のFeRAM120には、感光体ドラム回転数
データとピクセルカウントを書き込むようにしてある。
【0132】上記構成のレーザプリンタに、実施例1〜
3の残プリント可能枚数予告のシーケンスを投入して
も、同様の効果が得られるのは言うまでもなく、加え
て、カートリッジ側に記憶手段を持たせることで、本体
側の記憶手段の容量を大きくする必要はなくなり、カー
トリッジ固有情報として扱えるので、不測の交換作業等
が行われた場合においても、より信頼性の高い残プリン
ト可能枚数予告が可能となり、一層CS向上を図ること
ができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (1)本願に関わる第1の発明は、像担持体と、少なく
とも該像担持体上に形成された静電潜像を現像剤を用い
て顕像化する現像手段とを有する、画像形成装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジと、前記プロセスカー
トリッジに消耗品を供給する補給手段と、消耗品の消耗
量を検出する手段と、消耗品の消耗量に関する情報を記
憶する記憶手段と、前記消耗品の消耗量と記憶手段に記
憶された情報から消耗品の残量を求め、前記消耗品の残
量から残りの画像形成可能数を報知する手段と、を具備
する事を特徴とする画像形成装置を提供することによっ
て、消耗品の残量から、残プリント可能枚数をユーザに
対して、知らせることができるようになるので、次のプ
リントジョブの保証、消耗品の補充などに有益な情報を
与えることができる。
【0134】(2)本願に関わる第2の発明では上記プ
ロセスカートリッジに消耗品を供給する手段が装置本体
と着脱可能な補給カートリッジであり、補給カートリッ
ジの補給手段から、補給カートリッジ内の消耗品残量を
検出し、前記消耗品残量から残りの画像形成可能数を報
知すること、によって、トナーカートリッジの消耗状態
が分かるようになるため、残トナー量から残プリント可
能枚数をユーザに対して、知らせることができるように
なるので、次のプリントジョブの保証、トナーカートリ
ッジの補充などに有益な情報を与えることができる。
【0135】(3)本願に関わる第3の発明では上記プ
ロセスカートリッジに消耗品を供給する手段が装置本体
と着脱可能な補給カートリッジ上記プロセスカートリッ
ジと補給カートリッジの各々に含まれる消耗品の消耗品
量を検出し、前記消耗品残量から残りの画像形成可能数
を報知すること、によって、トナーカートリッジだけで
なく、プロセスカートリッジも含む画像形成に必要な消
耗品の残量を逐次把握することができるので、次のプリ
ントジョブの保証、トナーカートリッジ、プロセスカー
トリッジの補充などに有益な情報を与えることができ
る。
【0136】(4)本願に関わる第4の発明では上記プ
ロセスカートリッジと補給カートリッジの各々に消耗品
の消耗量に関する情報を記憶する記憶手段を有するこ
と、によって、不測の状況でカートリッジが本体から取
り外された場合や、他の本体のカートリッジが挿入され
た場合においても残プリント可能枚数をユーザに対して
知らせることができるので、より一層CSを向上させる
ことができる。
【0137】本発明により、プロセスカートリッジの寿
命を決める複数の消耗部品の使用量情報を比較し、使用
状況によって変化する、プロセスカートリッジの寿命を
正確に判断し、残りのプリント可能枚数を逐次ユーザに
報知することができるようになるので、ユーザにとって
極めて有益な電子写真画像形成装置、提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の残プリント可能枚数を報知するシー
ケンスのフローチャート
【図2】 トナーカートリッジとプロセスカートリッジ
の概略断面図
【図3】 本発明で用いたレーザプリンタの概略断面図
【図4】 本発明のトナー補給シーケンスのフローチャ
ート
【図5】 本発明のトナーの概略斜視図
【図6】 本発明の第2の実施例の残プリント可能枚数
予告のフローチャート
【図7】 本発明第3の実施例の、残プリント可能枚数
予告のフローチャート
【図8】 本発明第4の実施例で用いたメモリ付きのト
ナーカートリッジとプロセスカートリッジの概略断面図
【図9】 カートリッジメモリの書込み/読出し手段の
概略図
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 3 レーザ光 4 現像装置 5 トナーカートリッジ 6 クリーナ 7 プロセスカートリッジ 8 中間転写ベルト 9 1次転写電極 10 2次転写ローラ 11 中間転写ベルトクリーナ 12 レノジストローラ 20 CPU 30 レーザプリンタ本体 120、121 強誘電体不揮発メモリ(FeRAM) 125 リーダライタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 114 G03G 15/08 114 21/18 15/00 556 (72)発明者 前橋 洋一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP02 AP03 AP04 AQ06 AR01 AS02 HH01 HJ10 HK11 HK15 HK18 HK19 HK23 HV14 HV26 2H027 DA15 DA38 DA41 DA42 DA45 DB01 DD02 DD07 DE04 DE07 EE08 GB03 GB10 HB02 HB13 ZA07 2H071 BA04 BA20 BA33 DA08 DA15 2H077 AA01 DA15 DA22 DA24 DA36 DA54 DB02 DB10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、少なくとも該像担持体上に
    形成された静電潜像を現像剤を用いて顕像化する現像手
    段とを有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジと、前記プロセスカートリッジに消耗品を
    供給する補給手段と、消耗品の消耗量を検出する手段
    と、消耗品の消耗量に関する情報を記憶する記憶手段
    と、前記消耗品の消耗量と記憶手段に記憶された情報か
    ら消耗品の残量を求め、前記消耗品の残量から残りの画
    像形成可能数を報知する手段とを具備する事を特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセスカートリッジに消耗品を供
    給する手段が装置本体と着脱可能な補給カートリッジで
    あり、補給カートリッジの補給手段から、補給カートリ
    ッジ内の消耗品残量を検出し、前記消耗品残量から残り
    の画像形成可能数を報知することを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジと補給カート
    リッジの各々に含まれる消耗品の消耗品量を検出し、前
    記消耗品残量から残りの画像形成可能数を報知すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジと補給カート
    リッジの各々に消耗品の消耗量に関する情報を記憶する
    記憶手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載の画像形成装置。
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