JP2002350244A - ニオイ検知式熱監視システム - Google Patents

ニオイ検知式熱監視システム

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JP2002350244A
JP2002350244A JP2001156432A JP2001156432A JP2002350244A JP 2002350244 A JP2002350244 A JP 2002350244A JP 2001156432 A JP2001156432 A JP 2001156432A JP 2001156432 A JP2001156432 A JP 2001156432A JP 2002350244 A JP2002350244 A JP 2002350244A
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odor
smell
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temperature
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JP2001156432A
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Tomiya Abe
富也 阿部
Hiroshi Kasugai
汎 春日井
Hiroshi Kamoshita
博史 鴨志田
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】密閉空間での使用に限らず開放空間での温度検
出も実用レベルで使用できるようにし、使用範囲を広げ
たニオイ検知式熱監視システムを提供する。 【解決手段】ニオイ発生物質がニオイ発生物質の拡散を
抑制するバリア層で密封されてなるニオイ発生部品1を
有し、所定の温度以上となることによってニオイ発生部
品のバリア層が破壊され、ニオイ発生物質がバリア層外
に漏れ出て空気中に拡散し、そのニオイをニオイセンサ
本体6に設けられたニオイセンサ検出部7で検知し、温
度を監視するニオイ検知式熱監視システムにおいて、ニ
オイ発生部品1が前記ニオイセンサ本体6に付設されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度を監視する熱
監視システムに係わるものであり、特に、所定の温度以
上となることによってニオイを発生するニオイ発生部品
と、ニオイを検出するニオイセンサを用いて温度を検出
するニオイ検知式熱監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災検知等の目的で電気機器をは
じめとする機器類の温度監視をする方法として各種の温
度計を用いた方法や熱により色が変化するラベルを用い
る方法がある。
【0003】より確実に、且つ簡易に温度を検出する方
法としては、ニオイ検出装置(ガス検出装置)を用い
て、熱によりニオイを発生させる部品によりニオイを発
生させ、温度を検知する装置が特開平2−14785
8、特開平5−18831号、特開平6−066648
等に提案されている。また、熱によりニオイを発生させ
る部品として、特開昭59−103678、特開昭63
−97168、特開昭64−75284、特開平5−1
8831、特開平6−066647、特開平6−066
646等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、ニオ
イ発生物質をマイクロカプセルや、高分子シートなどで
包み、マイクロカプセルや高分子シートに熱溶融性の組
成物を用い、熱によりこの熱溶融層を溶融し通気させる
ことによりニオイ物質を発生させるものであった。これ
らのニオイ発生部品は、装置の温度異常、特に電気機器
の異常過熱を監視し、火災や停電などの重大な災害を未
然に防止するため用いられる場合が多い。また、ニオイ
発生部品とニオイセンサを用いて温度異常を検出する方
法は、ニオイセンサとニオイ発生部品を隔離して(別々
に離して)使用していた。
【0005】この際、ニオイセンサとニオイ発生部品は
ニオイが確実に伝達することが必要であり、ニオイセン
サとニオイ発生部品を同じ密閉された部屋内に設置して
使用する等、密閉空間での使用に限定され、ニオイ検知
式熱監視システムを設置できる場所も限定されるという
問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、密閉空間での使用に限らず開放空間での温度検
出も実用レベルで使用できるようにし、使用範囲を広げ
たニオイ検知式熱監視システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ニオイ
発生物質がニオイ発生物質の拡散を抑制するバリア層で
密封されてなるニオイ発生部品を有し、所定の温度以上
となることによって前記ニオイ発生部品のバリア層が破
壊され、前記ニオイ発生物質がバリア層外に漏れ出て空
気中に拡散し、そのニオイをニオイセンサ本体に設けら
れたニオイセンサ検出部で検知し、温度を監視するニオ
イ検知式熱監視システムにおいて、前記ニオイ発生部品
が前記ニオイセンサ本体に付設されていることにある。
【0008】これによって、ニオイ発生部品が過熱温度
異常で機能し、ニオイを発生した時、ニオイセンサ検出
部が近くにあるため確実に異常を検知し反応することが
出来る。なお、前記ニオイ発生物質は可燃性物質である
ことが望ましく、とりわけ、人体、環境への有害性の少
ないエチルアルコールもしくはエチルアルコール水溶液
であることが望ましい。
【0009】さらに上記ニオイセンサ本体は、電気機器
設備に設けて使用することが望ましい。ニオイセンサ本
体はニオイ発生部品により温度異常を検出できるだけで
はなく、さらに、万一ニオイ発生部品が機能せず、電気
機器設備が異常加熱された場合、電気機器設備が使用し
ている樹脂類の熱分解臭を検出し火災前に異常を検出す
る機能も有するのが好ましい。このようにすることによ
り、本ニオイ検知式熱監視システムの安全を高いレベル
にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1は、本発明のニオイ検知式熱監視シス
テムの一実施例を示した斜視図である。ニオイセンサ検
出部7が設けられたニオイセンサ本体6に、後述する図
2で示すニオイ発生部品1が付設されている。ニオイセ
ンサ検出部7及びニオイ発生部品1は、ニオイセンサ本
体6の筐体の外側に空気に露出する位置に設けられてい
る。また、ニオイ発生部品1の設置は、ニオイセンサ検
出部7よりも下方位置とするのが好ましい。
【0012】図2は本発明のニオイ検知式熱監視システ
ムに用いられるニオイ発生部品の一実施例を示した図で
ある。
【0013】図示するように、このニオイ発生部品1
は、頂部に円形のニオイ発散口4が形成され円筒状の容
器2内にニオイ発生物質3が収容されると共に、そのニ
オイ発散口4が低融点金属製の蓋体5で封止された構造
となっている。この容器2と蓋体5でバリア層を構成し
ている。バリア層としては、これに限らず、所定の温度
以上となることによってバリア層が破壊されるように構
成されていればよい。
【0014】この容器2としては、少なくとも低融点金
属製の蓋体5の融点以上の溶融点を有し、且つ収容され
るニオイ発生物質3によって容易に腐食しないものであ
れば特に限定されるものでなく、比較的安価で、且つ長
期に亘ってニオイ発生物質3が漏れ出したりしないよう
な優れた耐食性を有する金属を用いることが望ましい
が、熱分解臭を発生するプラスチック等の有機材料であ
っても良い。
【0015】また、この容器2のニオイ発散口4を封止
するための蓋体5としては、温度ヒューズの溶断温度以
下、例えば50℃〜200℃の範囲を融点とする金属で
あれば、特に限定されるものではなく、具体的には、
鉛、錫、亜鉛、ビスマス、インジウム等の金属或いはこ
れらの金属が適しており、これらの金属の選択あるいは
それらを所定の割合で合金化することによって所望の融
点温度を自由に設定するこができる。例えば、インジウ
ム単体の融点は約156℃、錫単体の融点は232℃で
あるが、インジウム52重量部、錫48重量部の割合で
合金化すると融点117℃の低融点合金が得られること
から、この温度を超えると過熱事故や故障を招く恐れが
ある発熱部位に対してはこのようなインジウム−錫合金
を用いることとなる。尚、環境汚染を考慮した場合には
鉛等の有害金属は極力使用を差し控えた方が好ましい。
【0016】また、ニオイ発生物質3としては、過熱に
よって揮発してニオイセンサ検出部7で検知できるも
の、例えば、エチルアルコール(エタノール)、プロパ
ノール、ブタノール、フェノール等のアルコール類、メ
タン、ブタン、オクタン等の不飽和炭化水素類やエチレ
ン、アセチレン、ブタジエン、ベンゼン、ナフタレン等
の不飽和炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、蟻酸、酢酸、乳酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸等のカルボン酸類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエ
ステル類等を用いることができるが、人体への影響を考
慮すると、エチルアルコールもしくはその水溶液やL−
メントールが最適である。
【0017】そして、このような構成をしたニオイ発生
部品1を図3に示すようにニオイセンサ本体6に載置あ
るいは接着剤を用いて直接貼り付ける等して固定する。
ニオイセンサ本体6が設置されている周囲環境の温度上
昇によって、ニオイセンサ本体6の温度が上昇すると、
その熱によって容器2のニオイ発散口4を封止していた
蓋体5が直ちに溶け落ちて瞬時に開口し、その直後に内
部のニオイ発生物質3が一気に外部に発散することにな
る。この空気中に拡散されたニオイ発生物質3を、図1
に示されたニオイセンサ検出部7で検知することによっ
て、ニオイセンサ本体6が設置された場所の温度監視を
行うことができる。
【0018】さらに詳しく具体例を挙げて以下に説明す
る。
【0019】エタノール溶液0.5gを図2に示す容器
2に形成したニオイ発散口4から充填し、融点96℃の
低融点金属からなる蓋体5で密封した。次に図1に示す
ように、このニオイ発生部品1をニオイセンサ本体6に
付設し、このニオイセンサ本体6を配電盤(図示せず)
内に設置し、配電盤内の過熱異常をモニタした。機能を
確認するためニオイセンサ本体6の付近を100℃に加
熱した。
【0020】ニオイ発生部品1の蓋体5の層が溶けてニ
オイ発散口4からニオイ発生物質3が漏れだし、ニオイ
センサ本体6に設けられたニオイセンサ検出部7のニオ
イ出力が上昇し温度異常を検出した。
【0021】また、ニオイセンサ検出部7は、電気機器
設備に一般的に用いられている樹脂類の熱分解臭にも検
知する機能を有しているのが好ましく、配電盤内の設備
部品の一部である樹脂部品が配電盤内の異常過熱によ
り、熱分解し、ニオイを発生した場合にも温度異常を検
出することができる。これにより、信頼性の高いニオイ
検知式熱監視システムを提供することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、密閉空間での使用に限
らず開放空間での温度検出も実用レベルで使用できるよ
うになり、使用範囲を広げたニオイ検知式熱監視システ
ムを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のニオイ検知式熱監視システムの一実施
例を示した一部破断斜視図である。
【図2】本発明のニオイ検知式熱監視システムに用いら
れるニオイ発生部品の一実施例を示した斜視図である。
【図3】本発明のニオイ検知式熱監視システムに用いら
れるニオイ発生部品をニオイセンサ本体に取り付けた状
態を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 ニオイ発生部品 2 容器 3 ニオイ発生物質 4 ニオイ発散口 5 蓋体 6 ニオイセンサ本体 7 ニオイセンサ検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨志田 博史 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 2F056 TZ00 UZ05 UZ09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニオイ発生物質がニオイ発生物質の拡散を
    抑制するバリア層で密封されてなるニオイ発生部品を有
    し、所定の温度以上となることによって前記ニオイ発生
    部品のバリア層が破壊され、前記ニオイ発生物質がバリ
    ア層外に漏れ出て空気中に拡散し、そのニオイをニオイ
    センサ本体に設けられたニオイセンサ検出部で検知し、
    温度を監視するニオイ検知式熱監視システムにおいて、
    前記ニオイ発生部品が前記ニオイセンサ本体に付設され
    ていることを特徴とするニオイ検知式熱監視システム。
  2. 【請求項2】前記ニオイ発生物質は、可燃性物質である
    ことを特徴とする請求項1記載のニオイ検知式熱監視シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記可燃性物質は、エチルアルコールもし
    くはエチルアルコール水溶液であることを特徴とする請
    求項2記載のニオイ検知式熱監視システム。
  4. 【請求項4】前記ニオイセンサ本体を電気機器設備に設
    置して使用することを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載のニオイ検知式熱監視システム。
JP2001156432A 2001-05-25 2001-05-25 ニオイ検知式熱監視システム Withdrawn JP2002350244A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113287373A (zh) * 2019-01-10 2021-08-20 株式会社电装 半导体装置及其制造方法
CN113287373B (zh) * 2019-01-10 2024-06-21 株式会社电装 半导体装置及其制造方法

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