JP2002347914A - コンベヤ設備 - Google Patents

コンベヤ設備

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JP2002347914A
JP2002347914A JP2001156227A JP2001156227A JP2002347914A JP 2002347914 A JP2002347914 A JP 2002347914A JP 2001156227 A JP2001156227 A JP 2001156227A JP 2001156227 A JP2001156227 A JP 2001156227A JP 2002347914 A JP2002347914 A JP 2002347914A
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conveyed
conveyor
driven
transported
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JP2001156227A
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English (en)
Inventor
Gokichi Hatouchi
悟吉 波戸内
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体を安価に構成したコンベヤ設備を提供す
る。 【解決手段】 左右一対の送り手段10,20間で支持
した被搬送物30を搬送経路35上で搬送自在に構成し
た。一方の送り手段10を駆動形式とし、他方の送り手
段20を従動形式とした。搬送経路35の始端部分に供
給した被搬送物30を、一方の送り手段10と他方の式
送り手段20との間で支持でき、被搬送物30を、一方
の送り手段10の駆動力により終端部分側へと搬送でき
る。被搬送物30は、一側下部が一方の送り手段10に
よって搬送力を受けて移動し、他側下部が他方の送り手
段20による支持によって追従状に移動する。被搬送物
30は、幅方向の片側のみで搬送力を受ける全体を安価
に構成した形式でありながら、常に安定して搬送でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば左右一対
の送り手段間で被搬送物を支持自在として搬送経路が形
成され、この搬送経路上に供給された被搬送物を搬送す
るのに採用されるコンベヤ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンベヤ設備としては、
特開平10−129808号公報に見られる物品保管装
置が提供されている。すなわち、この従来構成は、物品
移送方向に沿って複数の移送部が並列配置され、各移送
部は、左右一対の搬送チェーンと、これら搬送チェーン
の駆動スプロケット間を連動連結する連結軸と、この連
結軸に連動連結した電動モータとからなり、1つの電動
モータによって左右の搬送チェーンが一体的に回動操作
されるように構成されている。
【0003】そして各移送部には、物品の在否を検出す
るリミットスイッチが1個または2個設けられ、その在
否の検出に基づいて電動モータの作動状態を制御するこ
とで、物品の順送りを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、各移送部は、ローラチェーン形式の特殊
な搬送チェーンが左右一対に設けられていることで高価
となり、またローラの走行抵抗が高いことで高い容量の
電動モータを採用しなければならず、以て装置全体が高
価となる恐れがある。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、全
体を安価に構成し得るコンベヤ設備を提供することを目
的としたものである。また請求項7記載の発明は、物品
保管棚などに好適に採用し得るコンベヤ設備を提供する
ことを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載のコンベヤ設備は、左右
一対の送り手段間で支持した被搬送物を搬送経路上で搬
送自在に構成され、一方の送り手段は駆動形式とされ、
他方の送り手段は従動形式とされていることを特徴とし
たものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、搬送
経路の始端部分に供給した被搬送物を、一方の送り手段
と他方の送り手段との間で支持し得る。そして被搬送物
を、一方の送り手段の駆動力により終端部分側へと搬送
し得る。その際に被搬送物は、その一側下部が一方の送
り手段によって搬送力を受けて移動し、また他側下部が
他方の送り手段による支持によって追従状に移動するこ
とになる。すなわち被搬送物は、幅方向の片側で搬送力
を受ける形式でありながら、安定して搬送し得る。
【0008】また本発明の請求項2記載のコンベヤ設備
は、上記した請求項1記載の構成において、一方の送り
手段が駆動チェーンにより構成され、他方の送り手段が
遊転ローラ群により構成されていることを特徴としたも
のである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、被搬
送物は、その一側下部が駆動チェーンによって搬送力を
受けて移動し、また他側下部が遊転ローラ群による支持
によって追従状に移動し得ることになる。
【0010】そして本発明の請求項3記載のコンベヤ設
備は、上記した請求項1または2記載の構成において、
一方の送り手段は、搬送経路上の所定箇所において被搬
送物を検出したときに駆動されることを特徴としたもの
である。
【0011】したがって請求項3の発明によると、搬送
経路上の被搬送物を検出して一方の送り手段を作動させ
ることで、一方の送り手段と他方の送り手段との間で支
持している被搬送物を搬送し得る。
【0012】さらに本発明の請求項4記載のコンベヤ設
備は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成に
おいて、搬送経路の少なくとも一側方には側部案内体が
配設されていることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、搬送
経路上で搬送中の被搬送物の姿勢が何らかの事情で乱れ
ようとしたとき、この被搬送物は側部案内体に接触して
大きく乱れることを防止し得、そして側部案内体により
案内しながら搬送し得る。
【0014】しかも本発明の請求項5記載のコンベヤ設
備は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成に
おいて、一方の送り手段は、搬送経路の方向において複
数が並べて配置され、それぞれ各別に駆動制御されるこ
とを特徴としたものである。
【0015】したがって請求項5の発明によると、一方
の送り手段群を各別に駆動制御することによって、被搬
送物を前詰状に順送り搬送し得る。また本発明の請求項
6記載のコンベヤ設備は、上記した請求項1〜5のいず
れかに記載の構成において、左右一対の送り手段は対と
して、搬送経路の方向において複数対が配設され、一方
の送り手段と他方の送り手段とが搬送経路の方向で交互
に位置して配置されていることを特徴としたものであ
る。
【0016】したがって請求項6の発明によると、一方
の送り手段群を各別に駆動制御することによって、被搬
送物を前詰状に順送り搬送し得る。その際に、一方の送
り手段と他方の送り手段とが交互に位置していること
で、一方の送り手段と他方の送り手段との摩擦抵抗の差
などによる被搬送物の多少の乱れは左右交互に生じるこ
とになって、トータル的に吸収し得る。
【0017】そして本発明の請求項7記載のコンベヤ設
備は、上記した請求項1〜6のいずれかに記載の構成に
おいて、搬送経路が棚枠体内に形成されて、被搬送物の
保管に使用されることを特徴としたものである。
【0018】したがって請求項7の発明によると、棚枠
体内に入庫した被搬送物をストレージ(保管)したのち
出庫し得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、荷保管設備に採用した状態として、図1〜図9に
基づいて説明する。
【0020】図1〜図6に示すように、荷保管設備1
は、左右一対の送り手段、すなわち駆動式送り手段(一
方の送り手段の一例)10と従動式送り手段(他方の送
り手段の一例)20との間で被搬送物30を受け止め
て、この被搬送物30を搬送経路35上で一方向に搬送
自在に構成されている。
【0021】荷保管設備1の棚枠体2は、左右一対でか
つ搬送経路35の方向の複数箇所に配設された縦枠3
と、左右の縦枠3間に設けられた横枠4と、前後の縦枠
3間に設けられた前後枠5などにより枠組状に構成さ
れ、前記縦枠3群を脚体として床上などに設置されてい
る。そして、棚枠体2内に搬送経路35が形成されるよ
うに駆動式送り手段10と従動式送り手段20とが配設
され、以て被搬送物30の保管に使用されるように構成
されている。
【0022】前記駆動式送り手段10は、搬送経路35
の方向において3基(複数)が並べて配置され、それぞ
れ各別に駆動制御されるように構成されている。すなわ
ち、各駆動式送り手段10は駆動チェーン形式であっ
て、横枠4間に配設された断面が逆U字型で前後方向の
コンベヤフレーム11と、このコンベヤフレーム11の
始端部分に横軸12を介して遊転自在に設けられた従動
輪体(従動スプロケット)13と、コンベヤフレーム1
1の終端部分に駆動軸14を介して設けられた駆動輪体
(駆動スプロケット)15と、両輪体13,15間に巻
回された駆動チェーン16と、前記駆動軸14に連動連
結されかつコンベヤフレーム11側に取り付けられた減
速機付きの電動モータ(駆動部の一例)17などにより
構成されている。
【0023】前記コンベヤフレーム11の天板部分に
は、従動輪体13や駆動輪体15の上部を通して天板部
分の上方に露出させるとともに駆動チェーン16の移動
を許すためのスリット(または切り欠き部)18が形成
され、これにより駆動チェーン16の上位経路部分は天
板部分の上方で移動自在に構成される。そして天板部分
の上面側には、前記駆動チェーン16の支持案内を行う
レール状のガイド体19が敷設されている。
【0024】前記駆動チェーン16は、アウターリンク
16a群とインナーリンク16b群とが、リンクピン1
6c群により連結されることで無端状に形成され、そし
てインナーリンク16b間においてリンクピン16cに
ローラ16dが外嵌されることで、ローラチェーン形式
とされている。
【0025】なお駆動チェーン16は、ニードルベアリ
ング付きのローラ16d群を介してガイド体19に支持
案内されるが、その際にリンクピン16cとローラ16
dとの間に複数のニードルを介在させることで、ローラ
16dの回転摩擦が減少されることになる。また駆動式
送り手段10は、アウターリンク16a群やインナーリ
ンク16b群の上面により水平状の受け面10aが形成
され、この受け面10aを介して被搬送物30の支持が
行われるが、これは、たとえばリンクから水平板部が連
設されて、これら水平板部の上面により水平状の受け面
が形成される形式などであってもよい。
【0026】各駆動式送り手段10は、それぞれ2個の
被搬送物30を同時に支持し得る長さに設定されてい
る。そして、各駆動式送り手段10の終端部分に対向さ
れて在否検出手段(リミットスイッチなど)25が設け
られ、また入庫側と出庫側との駆動式送り手段10の中
間部分に対向されて在否検出手段26が設けられてい
る。
【0027】そして、これら在否検出手段25,26か
らの検出信号は制御部(図示せず。)に入り、これによ
り、検出該当の駆動式送り手段10の電動モータ17、
および検出該当の駆動式送り手段10とその下手の駆動
式送り手段10との電動モータ17が、駆動または停止
制御されるように構成されている。すなわち前記駆動式
送り手段10群は、搬送経路35上の所定箇所において
被搬送物30を検出したときに、それぞれ各別に駆動制
御されることになる。
【0028】前記従動式送り手段20は遊転ローラ形式
であって、搬送経路35の方向において全長に亘って配
置されている。すなわち、横枠4間には左右一対のコン
ベヤフレーム21が前後方向に配設され、両コンベヤフ
レーム21間で搬送経路35の方向の多数箇所には、そ
れぞれローラ軸22を介して遊転ローラ23が設けられ
ている。
【0029】その際に従動式送り手段20は、遊転ロー
ラ23群の上面により水平状の受け面20aが形成さ
れ、そして受け面20aは、前記駆動式送り手段10の
受け面10aに対して同一状のレベルとされている。な
お、ローラ軸22と遊転ローラ23との間に複数のニー
ドルを介在させることで、遊転ローラ23の回転摩擦が
減少されることになる。
【0030】前記搬送経路35の始端部分において前記
棚枠体2側には、この始端部分に供給(入庫)される被
搬送物30のガイドとずれ修正とを行う左右一対のガイ
ド手段6が設けられている。また搬送経路35の終端部
分にはストッパー板状の脱落防止体7が設けられてい
る。さらに搬送経路35の両側方にはサイドガイド体
(側部案内体の一例)8が配設され、これらサイドガイ
ド体8は棚枠体2側に取り付けられている。なお前記被
搬送物30としては、パレット31に荷32を載置した
ものが取り扱われる。
【0031】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。荷保管設備1への被搬送物30の入
庫は、たとえばフォークリフトのフォークをパレット3
1に作用させることにより、搬送経路35の始端部分、
すなわち入庫側の駆動式送り手段10の前半部分に対し
て行われる。その際に被搬送物30のパレット31をガ
イド手段6によりガイドし、以てずれ修正を行った状態
で入庫し得る。そして、入庫した被搬送物30のパレッ
ト31を、図3に示すように、駆動式送り手段10側の
受け面10aと従動式送り手段20側の受け面20aと
の間で水平状として支持し得る。
【0032】この入庫した被搬送物30を、図7(a)
に示すように、中間部分の在否検出手段26により検出
し、その検出信号を制御部に入れる。このとき、入庫側
の駆動式送り手段10における終端部分の在否検出手段
25が非検出にあることで、当該駆動式送り手段10の
電動モータ17が駆動される。これにより駆動チェーン
16が回転駆動され、被搬送物30は下手側へと搬送さ
れる。
【0033】その際に被搬送物30は、その一側下部が
駆動チェーン16によって搬送力を受けて移動し、また
他側下部は、遊転ローラ23群に支持されていることで
追従状に移動されることになる。すなわち被搬送物30
は、幅方向(左右方向)の片側で搬送力を受ける形式で
ありながら、姿勢が殆ど乱れることなく送り搬送し得
る。なお、何らかの事情で被搬送物30の姿勢が大きく
乱れようとしたとき、この被搬送物30はサイドガイド
体8に接触して大きく乱れることが防止され、そしてサ
イドガイド体8に案内されながら搬送されることにな
る。
【0034】このようにして下手側へと搬送される被搬
送物30が、入庫側の駆動式送り手段10における在否
検出手段25に検出されかつ在否検出手段26が非検出
となることで、当該駆動式送り手段10の電動モータ1
7が停止され、これにより被搬送物30は、図7(b)
に示すように、入庫側の駆動式送り手段10における後
半部分でストレージ状態となる。
【0035】この状態で、次に入庫した被搬送物30
を、図7(c)に示すように在否検出手段26により検
出し、その検出信号を制御部に入れる。このとき、中間
側の駆動式送り手段10における在否検出手段25が非
検出のときには、入庫側と中間側の駆動式送り手段10
における電動モータ17が同期状に駆動される。これに
より、2個の被搬送物30は一体状に中間側へと搬送さ
れる。
【0036】そして2個の被搬送物30が、中間側の駆
動式送り手段10上に送り出され、入庫側の駆動式送り
手段10における両在否検出手段25,26が非検出と
なることで、入庫側の駆動式送り手段10の電動モータ
17が停止される。また、中間側の駆動式送り手段10
上に送り出された被搬送物30が、中間側の駆動式送り
手段10における在否検出手段25に検出されること
で、この中間側の駆動式送り手段10の電動モータ17
が停止される。
【0037】これにより2個の被搬送物30は、図8
(a)に示すように、中間側の駆動式送り手段10上に
おいてストレージ状態となる。すなわち、入庫側の2個
の被搬送物30を中間側に順送りし得る。なお、中間側
から出庫側への順送り搬送も、2個の被搬送物30を対
象として同様に行われ、以て図8(b)に示すように、
出庫側の駆動式送り手段10上においてストレージ状態
となる。その際に端部の被搬送物30は、脱落防止体7
によって脱落が防止される。
【0038】出庫側の駆動式送り手段10においては、
たとえばフォークリフトのフォークをパレット31に作
用させることにより、後半部分の被搬送物30が出庫さ
れる。これにより図8(c)に示すように、出庫側の駆
動式送り手段10における在否検出手段25が非検出に
なりかつ在否検出手段26が検出状態にあることで、当
該駆動式送り手段10の電動モータ17が駆動され、こ
れにより前半部分の被搬送物30は後半部分に搬送され
る。
【0039】そして被搬送物30が在否検出手段25に
検出されることで電動モータ17が停止され、以て図9
(a)に示すように、被搬送物30は後半部分でストレ
ージ状態となる。なお、後半部分の被搬送物30は、任
意なときに出庫される。
【0040】以上のような動作によって、入庫された被
搬送物30を順送りしながらストレージ(保管)したの
ち出庫し得る。なお、上記のような動作は各側で同時状
に行われるのであり、その結果、たとえば図9(b)に
示すように、中間側や出庫側の駆動式送り手段10の部
分において2個の被搬送物30をストレージした状態
や、図9(c)に示すように、全ての駆動式送り手段1
0の部分において2個の被搬送物30をストレージした
状態にもなる。
【0041】上記した第1の実施の形態では、2個の被
搬送物30を支持し得る長さの駆動式送り手段10が、
搬送経路35の方向において3基として並べて配置され
ているが、これは中間側の駆動式送り手段10が複数に
並べて配置された形式であってもよく、この場合には、
搬送経路35を長くしてストレージ量を増加した構成に
し得る。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を図1
0、図11に基づいて説明する。この第2の実施の形態
において、前述した第1の実施の形態と異なる点は、駆
動式送り手段10が、搬送経路35の方向においてさら
に複数、すなわち6基として並べて配置され、それぞれ
各別に駆動制御されるように構成されたところにある。
そして各駆動式送り手段10は、それぞれ1個の被搬送
物30を支持し得る長さに設定されるとともに、各駆動
式送り手段10の終端部分に対向されて在否検出手段2
5が設けられている。
【0043】以下に、上記した第2の実施の形態におけ
る作用を説明する。入庫側の駆動式送り手段10上に入
庫した被搬送物30を、図11に示すように在否検出手
段25により検出し、このとき、次の駆動式送り手段1
0における在否検出手段25が非検出にあることで、両
駆動式送り手段10の電動モータ17が駆動される。こ
れにより被搬送物30は、入庫側の駆動式送り手段10
上から次の駆動式送り手段10上へと搬送される。この
ように、空の駆動式送り手段10が存在していたとき、
被搬送物30を順次、前詰状に順送り搬送し得る。
【0044】次に、本発明の第3の実施の形態を、図1
2、図13に基づいて説明する。この第3の実施の形態
において、前述した第1の実施の形態や第2の実施の形
態と異なる点は、駆動式送り手段10が単数で、従動式
送り手段20と同様の長さとして配設されたところにあ
る。そして駆動式送り手段10の始端部分に対向されて
在否検出手段27が設けられるとともに、終端部分に対
向されて在否検出手段28が設けられている。
【0045】以下に、上記した第3の実施の形態におけ
る作用を説明する。駆動式送り手段10上に入庫した被
搬送物30を、図13に示すように在否検出手段27に
より検出し、これにより駆動式送り手段10の電動モー
タ17が駆動され、以て被搬送物30が1パレット分
(1ピッチ分)だけ搬送される。これにより、入庫側に
は1パレット分の不在部分が生じる。したがって、この
不在部分に次の被搬送物30を入庫させることで、同様
にして1パレット分の搬送が行える。
【0046】そして出庫モードに切り換えると、駆動式
送り手段10が駆動されて、全ての被搬送物30が出庫
側に搬送され、先頭の被搬送物30が在否検出手段28
により検出されることで搬送が停止される。このように
して順次出庫を行える。このような出庫モードから入庫
モードに切り換えると、駆動式送り手段10が逆駆動さ
れて、残っていた被搬送物30が入庫側に搬送され、1
パレット分の不在部分が生じる状態で停止される。これ
により、この不在部分に次の被搬送物30を入庫し得
る。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態を図14
に基づいて説明する。この第4の実施の形態において、
左右一対の送り手段である駆動式送り手段10と従動式
送り手段20は対として、搬送経路35の方向において
6対(複数対)が配設され、駆動式送り手段10と従動
式送り手段20とが搬送経路35の方向で交互に位置し
て配置されている。
【0048】以下に、上記した第4の実施の形態におけ
る作用を説明する。入庫側の駆動式送り手段10上に入
庫した被搬送物30は、前述した第2の実施の形態と同
様にして、入庫側の駆動式送り手段10上から次の駆動
式送り手段10上へと順次、前詰状に順送り搬送し得
る。その際に、駆動式送り手段10と従動式送り手段2
0とが交互に位置して配置されていることで、駆動式送
り手段10と従動式送り手段20との摩擦抵抗の差など
による被搬送物30の多少の乱れが、左右交互に生じる
ことで、トータル的に吸収されることになり、以て搬送
経路35上において直線状に搬送されることになる。
【0049】次に、本発明の第5の実施の形態を図15
に基づいて説明する。上記した第1〜第4の実施の形態
では、コンベヤ設備を荷保管設備1に使用した形式が示
されているが、この第5の実施の形態では、通常の搬送
コンベヤとして採用している。すなわち、主コンベヤ3
7と、この主コンベヤ37に対して直角状に配設された
合流コンベヤ38や分岐コンベヤ39が、それぞれ駆動
式送り手段10と従動式送り手段20とにより構成され
ている。なお、直角状に配設される部分には被搬送物3
0の受け渡しを行うための昇降機能付きの受け渡し手段
40が設けられている。
【0050】この第5の実施の形態に示される配置は一
例であって、たとえば主コンベヤ37のみが配設された
構成、主コンベヤ37に対して多数の合流コンベヤ38
が配設された構成、主コンベヤ37に対して多数の分岐
コンベヤ39が配設された構成など、種々な配設構成が
可能である。
【0051】上記した各実施の形態では、一方の送り手
段である駆動式送り手段10が駆動チェーン16により
構成されているが、これは駆動式送り手段10が駆動ロ
ーラ群や駆動ベルトなどにより構成された形式であって
もよい。また、他方の送り手段である従動式送り手段2
0が遊転ローラ23群により構成されているが、これは
遊転ボール(鋼球)群などにより構成された形式であっ
てもよい。
【0052】上記した実施の形態では、一方の送り手段
である駆動式送り手段10が、搬送経路35上の所定箇
所において被搬送物30を検出したときに駆動される構
成とされているが、これは連続駆動される形式などであ
ってもよい。
【0053】上記した各実施の形態では、搬送経路35
の両側方にサイドガイド体8が配設された形式が採用さ
れているが、これは、いずれか一側方にのみサイドガイ
ド体8が配設された形式や、サイドガイド体8が省略さ
れた形式などであってもよい。
【0054】上記した実施の形態では、ローラ16dや
遊転ローラ23の回転支持にニードルを介在させた形式
が採用されているが、これはニードルを介在しない形式
などであってもよい。
【0055】上記した各実施の形態において、一方の送
り手段である駆動式送り手段10と他方の送り手段であ
る従動式送り手段20との配置は、左右のいずれに振り
分けて配置されてもよい。
【0056】上記した各実施の形態では、被搬送物30
としてパレット31に荷32を載置したものが示されて
いるが、これは荷32を直接に取り扱う形式や、コンテ
ナを取り扱う形式などであってもよい。
【0057】上記した第1実施の形態では、荷保管設備
として、搬送経路35が上下2段に形成された形式が示
されているが、これは上下で1段または2段以上の複数
段の形式や、左右で複数列の形式などであってもよい。
【0058】上記した実施の形態では、荷保管設備とし
て、被搬送物30を一方向に送る形式が示されている
が、これは正逆駆動形式として両方向に送る形式であっ
てもよく、この場合には一端側が入出庫口とし得る。さ
らに、他端側を壁などに接近させて配設することも可能
となる。
【0059】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、搬
送経路の始端部分に供給した被搬送物を、一方の送り手
段と他方の送り手段との間で支持でき、そして被搬送物
を、一方の送り手段の駆動力により終端部分側へと搬送
できる。その際に被搬送物は、その一側下部が一方の送
り手段によって搬送力を受けて移動し、また他側下部が
他方の送り手段による支持によって追従状に移動するこ
とになる。すなわち被搬送物は、幅方向の片側のみで搬
送力を受ける全体を安価に構成した形式でありながら、
常に安定して搬送できる。
【0060】また上記した本発明の請求項2によると、
被搬送物は、その一側下部が駆動チェーンによって搬送
力を受けて移動し、また他側下部が遊転ローラ群による
支持によって追従状に移動することになり、以て片側の
みで搬送力を受ける構成を容易に実現できる。
【0061】そして上記した本発明の請求項3による
と、搬送経路上の被搬送物を検出して一方の送り手段を
作動させることで、一方の送り手段と他方の送り手段と
の間で支持している被搬送物を搬送でき、以て必要時に
のみ搬送駆動できる。
【0062】さらに上記した本発明の請求項4による
と、搬送経路上で搬送中の被搬送物の姿勢が何らかの事
情で乱れようとしたとき、この被搬送物は側部案内体に
接触して大きく乱れることを防止でき、そして側部案内
体により案内しながら安定して搬送することができる。
【0063】しかも上記した本発明の請求項5による
と、一方の送り手段群を各別に駆動制御することで、被
搬送物を前詰状に順送り搬送できる。また上記した本発
明の請求項6によると、一方の送り手段群を各別に駆動
制御することで、被搬送物を前詰状に順送り搬送でき
る。その際に、一方の送り手段と他方の送り手段とが交
互に位置していることで、一方の送り手段と他方の送り
手段との摩擦抵抗の差などによる被搬送物の多少の乱れ
は左右交互に生じることになって、トータル的に吸収で
き、以て被搬送物を搬送経路上において直線状に搬送で
きる。
【0064】そして上記した本発明の請求項7による
と、棚枠体内に入庫した被搬送物をストレージ(保管)
したのち出庫でき、以て物品保管棚などに好適に採用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、コンベヤ設
備を使用した荷保管設備の平面図である。
【図2】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備の縦断側
面図である。
【図3】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備の一部切
り欠き正面図である。
【図4】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
要部の平面図である。
【図5】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
要部の一部切り欠き正面図である。
【図6】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
要部の側面図である。
【図7】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
搬送状態を説明する概略側面図である。
【図8】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
搬送状態を説明する概略側面図である。
【図9】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備における
搬送状態を説明する概略側面図である。
【図10】本発明の第2実施の形態を示し、コンベヤ設
備を使用した荷保管設備の平面図である。
【図11】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備におけ
る搬送状態を説明する概略側面図である。
【図12】本発明の第3実施の形態を示し、コンベヤ設
備を使用した荷保管設備の平面図である。
【図13】同コンベヤ設備を使用した荷保管設備におけ
る搬送状態を説明する概略側面図である。
【図14】本発明の第4実施の形態を示し、コンベヤ設
備を使用した荷保管設備の平面図である。
【図15】本発明の第5実施の形態を示し、コンベヤ設
備を使用した搬送設備の平面図である。
【符号の説明】
1 荷保管設備 2 棚枠体 6 ガイド手段 8 サイドガイド体(側部案内体) 10 駆動式送り手段(一方の送り手段) 10a 受け面 11 コンベヤフレーム 13 従動輪体 15 駆動輪体 16 駆動チェーン 16d ローラ 17 電動モータ(駆動部) 20 従動式送り手段(他方の送り手段) 20a 受け面 21 コンベヤフレーム 23 遊転ローラ 25 在否検出手段 26 在否検出手段 27 在否検出手段 28 在否検出手段 30 被搬送物 35 搬送経路 37 主コンベヤ 38 合流コンベヤ 39 分岐コンベヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の送り手段間で支持した被搬送
    物を搬送経路上で搬送自在に構成され、一方の送り手段
    は駆動形式とされ、他方の送り手段は従動形式とされて
    いることを特徴とするコンベヤ設備。
  2. 【請求項2】 一方の送り手段が駆動チェーンにより構
    成され、他方の送り手段が遊転ローラ群により構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のコンベヤ設備。
  3. 【請求項3】 一方の送り手段は、搬送経路上の所定箇
    所において被搬送物を検出したときに駆動されることを
    特徴とする請求項1または2記載のコンベヤ設備。
  4. 【請求項4】 搬送経路の少なくとも一側方には側部案
    内体が配設されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のコンベヤ設備。
  5. 【請求項5】 一方の送り手段は、搬送経路の方向にお
    いて複数が並べて配置され、それぞれ各別に駆動制御さ
    れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    コンベヤ設備。
  6. 【請求項6】 左右一対の送り手段は対として、搬送経
    路の方向において複数対が配設され、一方の送り手段と
    他方の送り手段とが搬送経路の方向で交互に位置して配
    置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載のコンベヤ設備。
  7. 【請求項7】 搬送経路が棚枠体内に形成されて、被搬
    送物の保管に使用されることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載のコンベヤ設備。
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