JP2002345097A - サラウンド音場再生システム - Google Patents

サラウンド音場再生システム

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JP2002345097A
JP2002345097A JP2001144517A JP2001144517A JP2002345097A JP 2002345097 A JP2002345097 A JP 2002345097A JP 2001144517 A JP2001144517 A JP 2001144517A JP 2001144517 A JP2001144517 A JP 2001144517A JP 2002345097 A JP2002345097 A JP 2002345097A
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JP2001144517A
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Suketaka Ito
融孝 伊藤
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
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    • H04R5/027Spatial or constructional arrangements of microphones, e.g. in dummy heads
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    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者が注目したい映像を正面に見えるよう
にした場合などにおいて、それに合わせて正面に見える
ようにした方向に音像を定位させることができるサラウ
ンド音場再生システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 水平方向に設置のマイクロフォンH1〜
H6からの音声信号を入力し、互いに連動して水平方向
定位をコントロールする水平パンポットHP1〜HP6
と、垂直方向に設置のマイクロフォンT,Bからの音声
信号を入力して垂直方向定位をコントロールする垂直パ
ンポットVPとを備え、水平パンポットHP1〜HP6
は、サラウンド再生出力チャンネルL,C,R,Ls,
Rsに対応して設けられたミキシングバスL,Cm,
R,Ls,Rsにレベル配分し、垂直パンポットVP
は、垂直方向の音声信号のレベル配分を変えて前方セン
ター用の出力チャンネルに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサラウンド音場再生
システムに関し、特に全方位より収音された音声を入力
して視聴者の指向する音声を前方定位させるようにした
サラウンド音場再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、映画館では、マルチチャンネ
ルサラウンドが取り入れられており、大型スクリーンに
映し出される映像とともに臨場感あふれるサラウンド音
声を再生することができていた。映画館で行われていた
このようなサラウンド音場再生は、一般家庭用にも導入
されつつある。
【0003】サラウンド音場空間を再現するには、ソー
スとそれを再生するシステムが必要である。ソースは、
DVD(Digital Versatile Disk)やDVD−ROM
(Digital Versatile Disk Read Only Memory)などに
よるビデオディスク、ケーブルシステム、衛星放送、デ
ジタルテレビ放送などがあり、インターネット放送も考
えられている。再生システムは、5.1チャンネルサラ
ウンドシステムが一般的である。この5.1チャンネル
サラウンドシステムは、ソースを再生する装置と最大6
チャンネルのスピーカとから構成される。スピーカは、
前方左右および前方センターに配置されるスピーカと、
後方左右に配置されるスピーカと、重低音強調効果を出
すサブウーハ用のスピーカとからなる。
【0004】視聴者は、通常、前方センター用のスピー
カの近傍に設置したビデオモニタをそれらのスピーカで
囲まれた中央で観ながらサラウンド音声を受聴すること
になる。これは、映像および音声がそのような位置で視
聴して最も効果的であるように制作者が意図して作った
ものだからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のサラウ
ンド再生は、制作者の意図して作られた音場をそのまま
再現させるお仕着せのものであることから、たとえば全
方位の映像があって、その映像にある音を発するものを
真正面に観るような場合、視聴者は音源の方向に合わせ
て映像を観る体勢を変更することになるが、音像は前方
センターに定位したままであるため、映像と音声とのマ
ッチングが取れず、映像鑑賞に違和感が発生するという
問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、視聴者が注目したい映像を正面に見えるよう
にした場合などにおいて、それに合わせて正面に見える
ようにした方向に音像を定位させることができるサラウ
ンド音場再生システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、全方位
収音された音声に対して視聴者の指向する音声を前方定
位させるサラウンド音場再生システムであって、水平方
向に360度の音源を収音した複数の入力チャンネルの
音声信号をそれぞれ入力して各チャンネルの音声レベル
を互いに連動して複数の出力チャンネルに振り分けるこ
とで水平方向定位をコントロールする複数の水平パンポ
ット手段と、垂直方向に180度の音源を収音した複数
の入力チャンネルの音声信号をそれぞれ入力して各入力
チャンネルのレベル配分を変更した音声信号を前方セン
ター用の出力チャンネルに出力することで垂直方向定位
をコントロールする垂直パンポット手段と、を備えたサ
ラウンド音場再生システムが提供される。
【0008】上記構成によれば、全方位収音された音声
のうち、水平方向の音声をそれぞれの水平パンポット手
段が複数の出力チャンネルにそれぞれ振り分け、垂直方
向の音声を垂直パンポット手段がそれぞれのレベル配分
を変更して前方センター用の出力チャンネルに出力する
ようにしたことで、全方位収音された音声を視聴者が聞
きたい方向に連続的もしくは瞬間的に選択することがで
き、その指向された音声は前方センターに定位し、伴っ
た周囲の音声はサラウンド音場で再生することができる
ようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、
5.1サラウンドシステムへ適用した場合を例に図面を
参照して説明する。なお、5.1サラウンドシステムに
あるサブウーハ出力については、全チャンネルの低域成
分を再生するチャンネルであり、その低域成分は無指向
であって音像定位には寄与しないことから、ここでは必
要に応じて説明することにする。
【0010】まず、本発明によるサラウンド音場再生シ
ステムに入力される全方位収音の音声およびその収音原
理について説明する。図1は全方位音声収音原理を説明
する図である。
【0011】全方位収音は、全天球に並べた複数のマイ
クロフォンによって収音される。図示の例では、水平方
向に6本のマイクロフォンH1〜H6が周方向に等しい
間隔(60度)を置いて半径方向外方へ向けてそれぞれ
配置され、垂直方向には上下に1本ずつのマイクロフォ
ンT,Bがそれぞれ上および下方向に向けて配置されて
いる。これらの8本のマイクロフォンH1〜H6,T,
Bにより、全天球に存在するすべての音源を収音する。
【0012】なお、これらの音源としては、収録スタジ
オの音源、実際のライブ会場の音源、合成音声の音源、
あるいは、仮想音源なども含んでいる。次に、このよう
な8つの音源を入力とする本発明のサラウンド音場再生
システムについて説明する。なお、以下の説明では、上
記のマイクロフォンH1〜H6,T,Bによって得られ
た音声信号も同じ符号にて表わすものとする。
【0013】図2は本発明のサラウンド音場再生システ
ムの原理構成を示した図である。本発明によるサラウン
ド音場再生システムは、水平方向の6つのマイクロフォ
ンH1〜H6の出力音声信号をそれぞれ入力して、水平
方向定位をコントロールする6つの水平パンポットHP
1〜HP6を備えている。これらの水平パンポットHP
1〜HP6は、互いに連動して動作し、それらの出力
は、5つのミキシングバスL,Cm,R,Rs,Lsに
それぞれレベル配分するように接続されている。
【0014】これらのミキシングバスL,Cm,R,R
s,Lsは、サラウンド再生出力チャンネルL,C,
R,Ls,Rsに対応して設けられている(以下、対応
するミキシングバス、サラウンド再生出力チャンネルお
よび音声信号は同じ符号を使用することがある)。すな
わち、ミキシングバスLは、前方左用の出力チャンネル
L、ミキシングバスCmは、前方センター用の出力チャ
ンネルC、ミキシングバスRは、前方右用の出力チャン
ネルR、ミキシングバスRsは、後方右用の出力チャン
ネルRs、そしてミキシングバスLsは、後方左用の出
力チャンネルLsに対応している。なお、マイクロフォ
ンの数からみると、本例では前方センターに向いている
マイクロフォンがないので、ミキシングバスCmでは、
水平方向の前方センター用としての音声信号Cmがミキ
シングされる。
【0015】また、全方位収音のうち垂直用音源の上方
収音用のマイクロフォンTおよび下方収音用のマイクロ
フォンBの出力音声信号と、ミキシングバスCmの信号
とを入力して、垂直方向定位をコントロールする垂直パ
ンポットVPを備えている。この垂直パンポットVPの
出力は、前方センター用の出力チャンネルCを構成して
いる。
【0016】以上の構成において、水平パンポットHP
1〜HP6を連動操作をすることにより、全方位収音さ
れた音声に対して視聴者の指向する水平方向の音声を前
方定位させることができ、同時に、垂直方向について
は、垂直パンポットVPを操作することにより、前方定
位された位置の垂直方向の音声を任意の垂直方向の位置
に定位させることができる。
【0017】次に、水平方向のパンニングについて説明
する。図3は水平方向音源のパンニングと再生音場との
関係を示す説明図である。水平方向のマイクロフォンH
1〜H6からの入力された音声信号H1〜H6をミキシ
ングバスL,Cm,R,Rs,Lsにレベル配分するパ
ンニングについて、それら入力された音声信号H1〜H
6とバス上に作られる音声信号L,Cm,R,Rs,L
sとの関係を円周上に示して説明する。
【0018】マイクロフォンH1〜H6が水平方向の音
を全周を等分した方向に向けられているため、音声信号
H1〜H6は、図示した円の円周上に等間隔に並べられ
ている。
【0019】これに対し、サラウンド音声再生に必要な
音場は、図3の上方をシステムの正面方向であるとし
て、ミキシングバスLの音声信号Lは図の左方向、ミキ
シングバスCmの音声信号Cmは前方センター、ミキシ
ングバスRの音声信号Rは図の右、ミキシングバスRs
の音声信号Rsは右後方,ミキシングバスLsの音声信
号Lsは図の左後方になるように相対的な角度をとって
いる。もちろん、これらの相対角度は、スピーカの配置
などによって決定される再生システムに最適となるよう
に決められるもので、図示の例に限定されるものではな
い。
【0020】図4は水平方向のパンニングの減衰特性を
示す説明図である。水平方向の音声信号H1〜H6は、
マイクロフォンH1〜H6が向いている方向の指向中心
線上では、利得Aが1であって減衰はなく、指向中心線
から左右方向に離れるに従って減衰していく特性を有し
ている。このため、入力された音声信号Hx(x=1〜
6)の位置とサラウンド再生出力チャンネルL,C,
R,Rs,Lsとが一致しているチャンネルは、レベル
配分が1×Hxとなる。また、ある出力チャンネルが例
えばH1−H2の中間にあるとき、2つの入力は聴感エ
ネルギーが一定になるようにそれぞれの音声信号H1,
H2を0.708倍したレベル配分で合成される。
【0021】したがって、図3に示した水平方向パンニ
ングの初期状態では、各ミキシングバスL,Cm,R,
Rs,Lsにレベル配分される倍率は以下の通りとな
る。
【0022】
【数1】L:1×H1 ・・・(1)
【0023】
【数2】 Cm:0.708(H2+H3) ・・・(2)
【0024】
【数3】R:1×H4 ・・・(3)
【0025】
【数4】Rs:1×H5 ・・・(4)
【0026】
【数5】Ls:1×H6 ・・・(5) ここで、水平方向のパンニングした時のレベル配分の例
を示す。
【0027】図5はパンニング時の水平方向音源と再生
音場との関係を示す説明図である。水平パンポットHP
1〜HP6を動作させて前方センターにしたい音声を右
方向に30度移動したとする。このときの音声信号H1
〜H6のミキシングバスL,Cm,R,Rs,Lsへの
レベル配分は、図4で説明される減衰特性から以下のよ
うに得ることができる。
【0028】
【数6】L:0.708(H1+H2) ・・・(6)
【0029】
【数7】Cm:1×H3 ・・・(7)
【0030】
【数8】R:0.708(H4+H5) ・・・(8)
【0031】
【数9】 Rs:0.708(H5+H6) ・・・(9)
【0032】
【数10】 Ls:0.708(H6+H1) ・・・(10) 次に、垂直方向のパンニングについて説明する。
【0033】図6は垂直方向のパンニングの減衰特性を
示す説明図、図7は垂直方向音源のパンニングと再生音
場との関係を示す説明図、図8はパンニング時の垂直方
向音源と再生音場との関係を示す説明図である。
【0034】垂直方向の音声信号T,Bおよび水平方向
の前方となる音声信号Cmのそれぞれに、前方センター
となるサラウンド再生出力チャンネルCの出力が一致し
たとき、音声信号T,CmまたはBは減衰なく、そのま
ま出力される。サラウンド再生出力チャンネルCの出力
がT−Cmの中間もしくはCm−Bの中間にあるとき
は、常に2つの信号の聴感エネルギーの和が1になるよ
うに合成されて出力されることになる。
【0035】たとえば、T−CmもしくはCm−B間の
いずれかの中央にパンニングされたとき、2つのそれぞ
れからサラウンド再生出力チャンネルCに供給されるミ
キシレベルは、
【0036】
【数11】 C:0.708(T+Cm)または0.708(Cm+B) ・・・(11) となる。
【0037】ここで、図7に示したように、パンニング
することができる垂直方向の可変範囲は、前面180度
である。図示のように、垂直パンポットVPを中立位置
にしたときに、垂直方向の音声信号T,Bと水平方向の
前方定位としてミキシングされた音声信号Cmとのレベ
ル配分は、図6で説明した減衰特性によれば、
【0038】
【数12】C:1×Cm ・・・(12)となる。
【0039】垂直方向のパンニングを、図8に示したよ
うに、図7の水平位置から45度上方へ移動した場合
は、前方センターのサラウンド再生出力チャンネルCへ
のレベル配分は、図6で説明した減衰特性から、
【0040】
【数13】 C:0,708(Cm+B) ・・・(13) となる。
【0041】次に、本発明のサラウンド音場再生システ
ムを実現する、収音から再生までの具体例について説明
する。まず、全方位音声収音について説明する。全方位
音声収音は、臨場感および指向特性を得るのに、単一指
向性のマイクロフォンを用い、これにより、チャンネル
間の良好な分離度を得ることができる。水平方向では、
収音するチャンネル数を多くすればするほど、使用する
マイクロフォンは鋭角な指向特性を持ったものにする必
要がある。
【0042】全方位収音の音声信号は、記録したりまた
は直接配信することができる。このとき、記録または配
信される音声信号は、そのままの形、あるいは圧縮した
形にすることができる。
【0043】全方位収音の音声信号をたとえば映像と共
に記録する場合、映像レコーダー、デジタルVTR(Vi
deo Tape Recorder)などを利用することになるが、こ
れらは音声トラックを2チャンネルまたは4チャンネル
しか持たないため、必要な音声チャンネルを複数の映像
レコーダーやデジタルVTRに振り分けて同時記録する
ことになる。このとき、チャンネル間の同期を取るため
に、複数の映像レコーダーやデジタルVTRには、それ
ぞれ同一タイムコード、たとえばSMPTE(Society
of Motion Picture and Television Engineers)タイム
コードで記録する。
【0044】また、別の記録方法として、全方位のすべ
ての音声をマルチトラックのレコーダーにてそのまま記
録してもよい。その場合、映像がある場合はすべて同一
タイムコードで記録することになる。
【0045】さらに別の記録方法として、全方位の音声
数を2チャンネルに圧縮してデジタル音声記録するよう
にしてもよい。この場合の記録メディアは、好ましく
は、デジタルVTR,DAT(Digital Audio Tape),
HDD(Hard Disc Drive)が用いられる。
【0046】以降の説明では、全方位収音を圧縮して記
録し、記録された音声信号を復元して本発明によるサラ
ウンド音場再生システムに適用することができるまでの
システムについて説明する。
【0047】図9は全方位収音による記録システムの構
成例を示すブロック図である。全方位に存在する音声を
極力忠実に再現させるためには、より多くのチャンネル
で記録させることにあるが、全体のシステムの構成上の
効率から、ここでは全8チャンネルでの全方位収音と
し、それに適した8チャンネルの供給された音源から
5.1チャンネルサラウンドへの適合を図るものとす
る。
【0048】全方位収音記録システムは、入力部に垂直
方向のマイクロフォンT,Bおよび水平方向のマイクロ
フォンH1〜H6で収音した音声信号を入力するヘッド
アンプ11,12、13、14、15を有している。こ
れらのヘッドアンプ11,12、13、14、15は、
入力された音声信号を所定の増幅率で増幅するととも
に、ダイナミックレンジのコンプレッションとレベルの
適正化を行うAGC(Automatic Gain Control)機能を
備えている。AGC機能は、必要に応じて有効/無効に
することができ、有効にする場合、各方位音声のゲイン
およびAGCの制御量を全チャンネルのヘッドアンプ1
1,12、13、14、15間で相互に連動するように
してある。
【0049】ヘッドアンプ11,12、13、14、1
5の出力は、2チャンネルずつ3つのアナログ・デジタ
ル変換器16,17,18の入力に接続されている。ア
ナログ・デジタル変換器16,17,18は、それぞれ
2チャンネルのアナログ音声信号をたとえば16〜24
ビットのシリアルデジタル信号に変換する。
【0050】アナログ・デジタル変換器16,17,1
8の出力は、デジタル変換された8チャンネルの信号を
2チャンネルに圧縮処理を行う圧縮エンコーダ19に入
力される。この8チャンネルの圧縮エンコーダ19とし
ては、米国ドルビー社が開発した「Dolby E」マ
ルチチャンネル符号化技術が使用される。なお、別の音
声圧縮装置として、ソニー株式会社が開発した音声圧縮
技術「ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Codi
ng)」を使用することもできる。
【0051】圧縮エンコーダ19の出力は、業務用のデ
ジタルオーディオインタフェースであるAES/EBU
(Audio Engineering Society/European Broadcasting
Union)ツイストペアケーブルを介してデジタルVTR
20に接続される。
【0052】以上の構成の全方位収音記録システムにお
いて、マイクロフォンT,B,H1〜H6によって収音
された音声信号は、それぞれヘッドアンプ11,12、
13、14、15にて増幅され、必要に応じてAGC機
能を用いてレベル平均化を行う。
【0053】次に、8チャンネルの収録音声は、圧縮エ
ンコーダ19にて2チャンネルに圧縮され、その2チャ
ンネルのシリアルデジタル信号は、デジタルVTR20
の2つのオーディオトラックに記録される。
【0054】図10は全方位サラウンド再生装置のシス
テム構成例を示すブロック図である。この全方位サラウ
ンド再生装置の機能は、この例では、パーソナルコンピ
ュータに組み込まれるオーディオデコーダボード30上
に実装される。オーディオデコーダボード30は、たと
えば図9に示したデジタルVTR20に記録された信号
またはリアルタイムに受信した信号を入力するデコーダ
31を有している。このデコーダ31は、入力された圧
縮フォーマットの2チャンネルシリアルデジタル信号
を、「Dolby E」圧縮フォーマットの復号化技術
を用いて、4つの2チャンネルシリアルデジタルオーデ
ィオ信号にデコードする機能を有している。デコーダ3
1の出力は、DSP(Digital Signal Processor)32
の入力に接続される。DSP32は、4つの2チャンネ
ルシリアルデジタルオーディオ信号を処理して6つのサ
ラウンド再生出力チャンネルL,C,R,Ls,Rs,
SWを出力する機能を有している。ここで、サラウンド
再生出力チャンネルSWは、全チャンネルの低域成分の
再生を担当するサブウーハ用の出力チャンネルである。
したがって、この6つのサラウンド再生出力チャンネル
L,C,R,Ls,Rs,SWは、ダイレクトに外部の
5.1チャンネルサラウンドシステムに接続することが
できる。
【0055】DSP32には、パン/レベル制御テーブ
ル33が接続されている。このパン/レベル制御テーブ
ル33は、視聴者の指示に従って行われる水平および垂
直方向のパンニング操作量に対応する各チャンネルのミ
キシング分配データを格納しており、後述する方位入力
装置によって指示された座表からそれに対応するパンニ
ング制御用のパン位置データをDSP32に渡す。全方
位の分解能は、特に高い必要はなく、水平方向全周でた
とえば8ビット〜10ビット程度、垂直方向は上下18
0度でたとえば8ビット程度の分解能をもってパンニン
グを制御できるようにしている。
【0056】DSP32は、また、パーソナルコンピュ
ータの拡張スロットであるPCI(Peripheral Compone
nt Interconnect)バスとの間で信号の授受の変換を行
うオーディオデータ/制御用PCIブリッジ34が接続
されている。
【0057】以上の構成の全方位サラウンド再生システ
ムにおいて、2チャンネルに圧縮されたシリアルデジタ
ル信号は、デコーダ31にて圧縮フォーマットのデコー
ドが行われ、収音したチャンネルT,B,H1〜H6の
音声信号を2チャンネル×4シリアルデジタルオーディ
オ信号へのデコードが行なわれる。
【0058】デコードされた4つのシリアルデジタルオ
ーディオ信号は、次に、DSP32にて、それぞれの方
位信号をサラウンド再生出力チャンネルL,C,R,L
s,Rs,SWに対してミキシングを行う。そのとき、
方位入力装置からオーディオデータ/制御用PCIブリ
ッジ34を介してパンニング指示が入力されると、その
指示に対応するミキシング制御信号がパン/レベル制御
テーブル33よりDSP32に与えられ、DSP32は
その指示に応じたミキシング処理を行う。
【0059】図11は方位入力装置の画面表示例を示す
図である。方位入力装置40は、全方位サラウンド再生
装置のオーディオデコーダボード30に対してパンニン
グ指示を出力するためのもので、パーソナルコンピュー
タのモニタ上に画面表示される。ここで、方位入力装置
40の画面には、水平方向の設定を行うサブ画面41
と、垂直方向の設定を行うサブ画面42とからなってい
る。
【0060】水平方向設定用のサブ画面41には、水平
方向のサラウンド再生出力チャンネルL,C,R,L
s,Rsの再生位置を後方の斜め上から見たような鳥瞰
図によって全方位サラウンド音場を表している。視聴者
が位置する中心には、前方定位させたい音声の方向を表
す矢印43が配置されている。
【0061】前方定位の方向を変更したい場合には、矢
印43の先端をたとえばマウスポインタにてポイントし
た状態で左右方向にドラッグしてやることで、矢印43
の方向を360度回転させることができ、そこで入力さ
れた水平方向の座表情報は、オーディオデコーダボード
30に送られる。
【0062】垂直方向設定用のサブ画面42は、上下方
向の設定可能範囲を表す矢印44があり、その線上に上
下方向の定位を表すマーク45が配置されている。上下
方向の定位を変更したい場合には、このマーク45を、
マウスポインタにて上下方向にドラッグしてやること
で、上下方向の定位を入力することができる。この入力
された座表情報も水平入力情報と一緒にオーディオデコ
ーダボード30に送られる。
【0063】次に、オーディオデコーダボード30のD
SP32内で行なわれる水平パンポット動作および垂直
パンポット動作を説明する。なお、ここでは、説明を分
かりやすくするために、水平および垂直方向の入力に対
するミキシングバスへのミキシングをアナログ式ボリュ
ームに置き換えて説明する。
【0064】図12は水平方位入力とミキシングバスと
の関係を示す説明図である。水平パンポットは、リング
状に形成された抵抗体50を有し、その抵抗体50の円
周上に、ミキシングバスL,Cm,R,Rs,Lsがそ
れぞれ対応する水平方向位置に接続されている。また、
方位入力装置40の水平指示入力と連動して回動する回
転子51が抵抗体50と同心上に設けられ、その外周に
は、抵抗体50と接触摺動する可動片52〜57が水平
に配置されたマイクロフォンH1〜H6の向きに対応し
て設けられており、これらの可動片52〜57には、そ
れぞれマイクロフォンH1〜H6から得られた音声信号
が入力される。
【0065】この水平パンポットの図示の状態は、正面
に音像定位されている状態を示している。ここで、視聴
者が指向した方向に回転子51を回してやる、すなわ
ち、図11に示される矢印43をマウスポインタで左右
方向へ回転させてやることにより、入力された音声信号
H1〜H6は、互いに連動してそれぞれの各ミキシング
バスL,Cm,R,Ls,Rsに同時にレベル配分され
ることになる。
【0066】図13は垂直方位入力とミキシングバスと
の関係を示す説明図である。垂直パンポットは、直線上
に形成された抵抗体60を有し、その抵抗体60の両端
に水平方向に配置されたマイクロフォンT,Bからの音
声信号を入力する端子が接続され、中央位置には、ミキ
シングバスCmが接続されている。また、方位入力装置
40の垂直指示入力と連動して直線的に抵抗体60と接
触摺動する可動片61が設けられている。この可動片6
1は、前方センター用の出力チャンネルCに接続されて
いる。
【0067】この垂直パンポットの図示の状態は、正面
水平位置に音像定位されている状態を示している。ここ
で、視聴者が指向した垂直方向に可動片61を上下動さ
せてやる、すなわち、図11に示されるマーク45をマ
ウスポインタで上下方向へ移動させてやることにより、
入力された音声信号T,B,Cmは、前方センター用の
出力チャンネルCにレベル配分されて出力されることに
なる。
【0068】以上の説明は、水平方向の収音を6チャン
ネルとした場合を例に示したが、より指向する音声を明
瞭にした音場再生をするには、水平方向の音源数を増や
すことによって実現できる。ここで、水平方向の音源数
をたとえば8に変更した場合の音源と再生音場との関係
を例示する。
【0069】図14は水平方向音源を増やした場合の音
源と再生音場との関係を示す説明図である。ここで、ミ
キシングバスL,Cm,R,Rs,Lsについては、
5.1チャンネルサラウンドシステムに対応する場合、
上記と同じである。音源は、水平方向の音を全周を等分
した方向に向けられた8つのマイクロフォンH1〜H8
により収音され、ミキシングバスL,Cm,R,Rs,
Lsに対してチャンネル間の減衰特性をもとにした係数
を用いてレベル配分される。
【0070】このように、サラウンド音場と指向する音
声は、少なくとも3つの水平方向音源から実現すること
が可能であり、水平方向音源数を増やすに連れてより指
向する音声を明瞭にした音場再生にすることができる。
【0071】また、上記の例では、このサラウンド音場
再生システムを視聴者の再生機器側に備えて、全方位の
音声をそのまま収音されて供給された音声に対して視聴
者がどの方向の音を中心として周囲の音場を作るのかを
決めるようにしている。これに対し、このサラウンド音
場再生システムを音源側に備えることもできる。
【0072】たとえばインターラクティブ放送(インタ
ーネット)を通じて全方位の音声を視聴者に配信する場
合、視聴者からの指示によって発信側でパンニングし、
それによって生成されたサラウンド再生出力チャンネル
L,C,R,Ls,Rsの音声をそのまま、あるいは2
チャンネルに圧縮変換した信号を配信し、これを視聴者
側で受けてそのまま、あるいは復元して再生することが
できる。このようなインターラクティブ環境において
も、視聴者は、自分の希望に応じて自分が指向する音声
を前方定位させた全方位収音を受信し、サラウンド音場
で聴くことができる。
【0073】また、サラウンド音場としては、5.1チ
ャンネルサラウンドシステムを例に示したが、同様に、
バーチャル5.1チャンネルやヘッドホン式5.1チャ
ンネルサラウンドの5チャンネルを使ったサラウンド音
声システムについても適用することができる。また、本
発明によるサラウンド音場再生システムは、映像を伴わ
せて一体化することで、さらに効果的となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、全天球
に配置したマイクロフォンから収音した音声のうち、水
平方向の音声レベルを互いに連動して複数の出力チャン
ネルに振り分ける複数の水平パンポット手段と、垂直方
向の音声信号のレベル配分を変えて前方センター用の出
力チャンネルに出力する垂直パンポット手段とを備える
ように構成にした。これにより、水平パンポット手段お
よび垂直パンポット手段を操作して再生時に視聴者が聞
きたい方向に連続的もしくは瞬間的にその指向された音
声を前方センターに定位させることができるようにな
る。
【0075】また、水平パンポット手段および垂直パン
ポット手段をインターラクティブ放送(インターネッ
ト)の受信側または送信側に配置し、その操作を行う方
位入力手段を受信側に配置することで、全方位収音声を
そのまま視聴者に供給して視聴者側の機器端末で指向す
る音声とサラウンド音場を作ったり、若しくは、供給側
で視聴者からの遠隔操作により指向する音声とサラウン
ド音場を作ることができる。
【0076】また、サラウンド音場に対応するミキシン
グバス構成により、水平方向の音源数をシステム的に変
更することができ、指向する音声を明瞭にした音場再生
を目的とした音源数の増加が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】全方位音声収音原理を説明する図である。
【図2】本発明のサラウンド音場再生システムの原理構
成を示した図である。
【図3】水平方向音源のパンニングと再生音場との関係
を示す説明図である。
【図4】水平方向のパンニングの減衰特性を示す説明図
である。
【図5】パンニング時の水平方向音源と再生音場との関
係を示す説明図である。
【図6】垂直方向のパンニングの減衰特性を示す説明図
である。
【図7】垂直方向音源のパンニングと再生音場との関係
を示す説明図である。
【図8】パンニング時の垂直方向音源と再生音場との関
係を示す説明図である。
【図9】全方位収音による記録システムの構成例を示す
ブロック図である。
【図10】全方位サラウンド再生装置のシステム構成例
を示すブロック図である。
【図11】方位入力装置の画面表示例を示す図である。
【図12】水平方位入力とミキシングバスとの関係を示
す説明図である。
【図13】垂直方位入力とミキシングバスとの関係を示
す説明図である。
【図14】水平方向音源を増やした場合の音源と再生音
場との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
H1〜H6,T,B……マイクロフォン(音声信号)、
HP1〜HP6……水平パンポット、VP……垂直パン
ポット、L,Cm,R,Rs,Ls……ミキシングバス
(音声信号)、L,C,R,Ls,Rs,SW……サラ
ウンド再生出力チャンネル、11,12、13、14、
15……ヘッドアンプ、16,17,18……アナログ
・デジタル変換器、19……圧縮エンコーダ、20……
デジタルVTR、30……オーディオデコーダボード、
31……デコーダ、32……DSP、33……パン/レ
ベル制御テーブル、34……オーディオデータ/制御用
PCIブリッジ、40……方位入力装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全方位収音された音声に対して視聴者の
    指向する音声を前方定位させるサラウンド音場再生シス
    テムであって、 水平方向に360度の音源を収音した複数の入力チャン
    ネルの音声信号をそれぞれ入力して各チャンネルの音声
    レベルを互いに連動して複数の出力チャンネルに振り分
    けることで水平方向定位をコントロールする複数の水平
    パンポット手段と、 垂直方向に180度の音源を収音した複数の入力チャン
    ネルの音声信号をそれぞれ入力して各入力チャンネルの
    レベル配分を変更した音声信号を前方センター用の出力
    チャンネルに出力することで垂直方向定位をコントロー
    ルする垂直パンポット手段と、 を備えたサラウンド音場再生システム。
  2. 【請求項2】 再生音場に必要な出力チャンネルを基準
    とした数のミキシングバスを備え、それぞれの前記水平
    パンポット手段の出力をすべての前記ミキシングバスに
    レベル配分するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載のサラウンド音場再生システム。
  3. 【請求項3】 前記ミキシングバスは、水平方向定位用
    としてミキシングされる前方左、前方センター、前方
    右、後方左および後方右の5つのバスを備えていること
    を特徴とする請求項2記載のサラウンド音場再生システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記入力チャンネルは、水平方向の前方
    左、前方右、左、右、後方左および後方右の6方向より
    収音された6方向の音声信号を入力する6つと、垂直方
    向の上方および下方の音声信号を入力する2つとの計8
    つのチャンネルを有し、前記出力チャンネルは、前方
    左、前方右、後方左および後方右の4つの前記ミキシン
    グバスと、前記前方センターの前方定位用の前記ミキシ
    ングバスおよび垂直方向の上方および下方の前記入力チ
    ャンネルを入力とする前記垂直パンポット手段の出力と
    に接続された5つの出力チャンネルを有することを特徴
    とする請求項3記載のサラウンド音場再生システム。
  5. 【請求項5】 すべての前記出力チャンネルに含まれる
    低域成分を出力して、5.1チャンネルサラウンドシス
    テムに適用する第6の出力チャンネルを備えることを特
    徴とする請求項4記載のサラウンド音場再生システム。
  6. 【請求項6】 視聴者が聴きたい方向に前方センターを
    定位させるように前記水平パンポット手段および垂直パ
    ンポット手段に対してパンニング動作を指示する方位入
    力手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のサ
    ラウンド音場再生システム。
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