JP2002344514A - マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置 - Google Patents

マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置

Info

Publication number
JP2002344514A
JP2002344514A JP2001152264A JP2001152264A JP2002344514A JP 2002344514 A JP2002344514 A JP 2002344514A JP 2001152264 A JP2001152264 A JP 2001152264A JP 2001152264 A JP2001152264 A JP 2001152264A JP 2002344514 A JP2002344514 A JP 2002344514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
output port
multicast
cell
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001152264A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Azuma
賢 我妻
Hiroya Sakurai
宏哉 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001152264A priority Critical patent/JP2002344514A/ja
Publication of JP2002344514A publication Critical patent/JP2002344514A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマルチキャスト方法及びマルチキャ
スト装置に関し、マルチキャストセルからユニキャスト
セルへの切り戻し時に時系列を崩すことがなく、またあ
る一つの出力ポートへ連続してコピーを行なうことがで
きるマルチキャスト方法及びマルチキャスト装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】 パケットに付加された宛先情報に基づ
き、そのパケットを所望の出力ポートに出力するような
ルーチング機能を持つスイッチにおいて、スイッチルー
チング機能にて空間コピーを行なう空間コピー部120
と、該空間コピー部120の出力を受けて出力ポート毎
に時間コピーを行なう時間コピー部121とを有して構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチキャスト方法
及びマルチキャスト装置に関し、更に詳しくはマルチキ
ャストを行なうための専用パッケージを新たに追加する
ことなしに実現可能であり、しかもマルチキャストを行
なっていたコネクションをマルチキャストをやめてユニ
キャストにする場合にでも、コネクション単位での時系
列を崩すことなく対応が可能なマルチキャスト方法及び
マルチキャスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固定速度通信、可変速度通信等のさまざ
まな通信に対応可能な技術としてATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード)技術がある。
ATMでは、情報をATMセル(以下単にセルと略す)
と呼ばれる固定長のパケットに多重して通信を行ない、
セルの先頭には、その行先(宛先情報)であるATMヘ
ッダ(以下単にヘッダと略す)が付与されており、これ
に基づいてセルのルーチングや情報の多重化等を行な
う。また、このヘッダ内に送信元番号(コネクション番
号)も格納されている。
【0003】この情報の多重化やルーチングを行なうA
TMスイッチ(交換機)においては、一つの情報(セ
ル)を複数の出力ポートへ複製(コピー)し、それぞれ
の宛先情報へ変換を行なうマルチキャスト機能を配備す
ることが強く求められている。
【0004】図12は従来のマルチキャスト機能を有す
るATMスイッチの概念図である。図において、1はA
TMスイッチパッケージ、2はスイッチ本体である。ス
イッチ本体2はATMスイッチパッケージ1内に含まれ
る。スイッチ本体2はN×N構成のATM−SWとなっ
ている。3は各インタフェースを収容するインタフェー
スパッケージ、4は所望の出力ポートに宛先変換するヘ
ッダ変換部である。インタフェースパッケージ3の出力
は入力ポートからATMスイッチパッケージ1に入り、
ATMスイッチパッケージ1の出力は、出力ポートから
出口部のインタフェースパッケージ3に入る。入力ポー
ト数と出力ポート数はそれぞれN個存在する。
【0005】5はATMスイッチパッケージ1の外部に
設けられたマルチキャストパッケージ、6はセルを1対
Nに複製するコピー部、7は複製されたセルに対して新
たな宛先へ変換するヘッダ変換部である。コピー部6と
ヘッダ変換部7は、マルチキャストパッケージ5内に含
まれる。ATMスイッチパッケージ1のN番目の出力ポ
ートは、マルチキャストパッケージ5に入り、該マルチ
キャストパッケージ5の出力は、ATMスイッチPKG
1のN番目の入力ポートに入る。以下、パッケージをP
KGと略す。
【0006】先ず、通常のスイッチング動作として、各
インタフェースPKG3にて入力されたセルを所望の出
力ポートへスイッチするべく、ヘッダ変換部4でヘッダ
変換が行なわれる。ヘッダ内には、どのポートへ出力す
べきかを示す識別子が書き込まれており、N×Nスイッ
チ本体2により任意の出力ポートへスイッチングが行な
われる。N×Nスイッチ本体2によりスイッチングされ
たセルは、各インタフェースPKG3へ入力され、ヘッ
ダ変換部4により新たなヘッダに変換される。
【0007】今、ある送信元(コネクション)がマルチ
キャストを実施する場合は、入力ポート側の各インタフ
ェースPKG3内のヘッダ変換部4にて出力ポート#N
へ向かうようにヘッダ変換を行なう。スイッチ本体2か
ら出力されたセルは、マルチキャストPKG5へ入力さ
れる。ここで、入力されたセルは、コピー部6にて必要
な数だけ複製が行なわれる。
【0008】その後、複製されたセルに対し、ヘッダ変
換部7にて新たなヘッダに変換され、新たな宛先が決定
する。スイッチ本体2では、ヘッダ内の新たな出力ポー
ト識別子に基づき、所望の各出力ポート側インタフェー
スPKG3へスイッチングすることでマルチキャストが
行なわれることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術で
は、マルチキャスト専用のパッケージを設ける構成をと
っているため、実装スロット(前述したN番目のポー
ト)を割り当てる必要があるが、マルチキャスト不要時
には本スロットが空きとなってしまう。また、マルチキ
ャストをサポートしない装置の場合には、マルチキャス
ト用スロットを省いた専用装置の開発が必要となる可能
性もある。また、マルチキャストPKG5の保守点検時
には、マルチキャストを停止しなければならないという
問題がある。
【0010】また、従来の技術の構成では、マルチキャ
ストのオリジナルセルは、一旦マルチキャストPKG5
にバッファリングされ、コピー処理後、再度ATMスイ
ッチPKG1に入力することで実現していた。しかしな
がら、この構成では、マルチキャスト設定されていたコ
ネクションをユニキャストに変更した場合、本来マルチ
キャストPKG5を通す必要がなくなるのであるが、マ
ルチキャスト用のバッファ内に未コピーのセルが存在し
ている可能性がある。
【0011】このため、マルチキャスト用バッファを通
さずに直接任意の出方路に出力してしまうと、後から到
着したデータがマルチキャスト用バッファに蓄積されて
いたデータよりも先に出力され、同一コネクション内で
の時系列異常が発生してしまう。この場合において、時
系列を守るには、一旦、マルチキャスト設定されたコネ
クションは、ユニキャストに設定変更されても、マルチ
キャスト用PKG5を通過させるしかない。このこと
は、マルチキャスト設定のコネクションが全てなくなっ
ても、マルチキャスト用パッケージの実装を行わなけれ
ばならないという問題があることを示している。
【0012】この種のシステムとして、従来、特開平1
0−271164号公報(マルチキャスト方法及び装
置)が公開されているが、この方法だと一つのセルを複
数出力ポートへ1セル毎マルチキャスト(空間コピー)
を行なうことは可能であるが、一つのセルを、ある一つ
の出力ポートへ連続して複製すること(時間コピー処
理)が不可能であり、しかも、複製中にそれよりもサー
ビスクラスの高いセルが入力しても、複製中のセルの処
理が終了していない限り、高サービスクラスのセルの複
製ができないという問題がある。
【0013】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、マルチキャストセルからユニキャストセ
ルへの切り戻し時に時系列を崩すことがなく、またある
一つの出力ポートへ連続してコピーを行なうことができ
るマルチキャスト方法及びマルチキャスト装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)請求項記載の発明
は、パケットに付加された宛先情報に基づき、そのパケ
ットを所望の出力ポートに出力するようなルーチング機
能を持つスイッチにおいて、スイッチルーチング機能に
て空間コピーを行ない、出力ポート毎に時間コピーを行
なうようにしたことを特徴とする。
【0015】本発明方法によれば、マルチキャスト機能
をスイッチ部内に実装することで、外部にマルチキャス
ト用パッケージを実装する必要がなくなる。また、異な
る出方路へのコピー処理(空間コピー)と、同一出方路
へのコピー処理(時間コピー)を独立して行なう構成と
し、コピー後のデータを再度スイッチの入力に戻すこと
なく、マルチキャスト処理を実現することができる。こ
れにより、マルチキャスト用のバッファは存在せず、ユ
ニキャストデータと共通のバッファに蓄積される。この
ことにより、マルチキャスト、ユニキャストの設定変更
があっても時系列が異常となることはない。
【0016】(2)図1は本発明の原理ブロック図であ
る。図において、12はスイッチ本体(ATM−SW:
ATMスイッチ)である。該ATM−SW2は、パケッ
トに付加された宛先情報に基づき、そのパケットを所望
の出力ポートに出力するようなルーチング機能をもって
いる。該ATM−SW2において、入力には#1〜#N
までのN個の入力ポートが設けられている。120はこ
れら入力ポートからのセルを受けて空間コピーを行なう
空間コピー部(スイッチバッファ)、121は該空間コ
ピー部120の出力を受けて時間コピーを行なう時間コ
ピー部(時間コピーバッファ)、123は各時間コピー
部121からの出力を受けてヘッダ変換を行なうヘッダ
変換部である。ヘッダ変換部123の出力は、出力ポー
トに接続されている。出力ポートも#1〜#Nまで設け
られている。
【0017】この図において、出力ポート#1〜#Nへ
の空間コピー制御は空間コピー部120で行ない、同一
出力ポートへの時間コピー制御を時間コピー部121で
行なうことで、時間コピー処理後に再度スイッチの入力
に戻す空間コピー処理は不要となる。また、空間コピー
部120の構成は、共通バッファ構成、出力個別バッフ
ァ構成でも実現可能である。また、時間コピー部121
の出力ポート毎の時間コピーは、バッファ機能のみを空
間コピー部120のスイッチバッファと共通化して実現
することも可能である。
【0018】更に、コピー処理中も高優先クラスが到着
した場合は、コピー処理状態を記憶することで、コピー
処理の中断を実現する。これにより、高優先クラスの出
力を可能とし、サービスクラス制御にも対応したマルチ
キャストを可能とした。
【0019】(3)請求項3記載の発明は、前記ルーチ
ング機能を持つスイッチは宛先変換テーブルを有し、マ
ルチキャストされたパケットに対して宛先情報変換が可
能であることを特徴とする。
【0020】このように構成すれば、スイッチにヘッダ
の宛先変換機能を与えることで、目的の宛先に接続する
ことが可能となる。 (4)請求項4記載の発明は、バッファリングを行なっ
たパケットを複数の出力ポートから読み出す際に、優先
度に従って出力ポート毎に読み出し処理が可能であるこ
とを特徴とする。
【0021】このように構成すれば、優先度に応じた出
力ポート毎の読み出し処理が可能となる。 (5)請求項5記載の発明は、前記優先度に従って出力
ポート毎に所望のコピー数を処理するために、コピー数
監視テーブルを具備し、該コピー数監視テーブルに基づ
いてマルチキャストを行なうことを特徴とする。
【0022】このように構成すれば、処理中に優先度の
高いパケットが来た時に、当該パケットの優先処理が可
能となる。この発明において、前記優先度に従って出力
ポート毎に処理を可能とし、外部からの指示により重み
付けを行なって優先処理を行なうことを特徴とする。
【0023】このように構成すれば、外部からの重み付
けを行なって優先処理を行なうことが可能となる。ま
た、この発明において、前記宛先変換テーブルとコピー
数監視テーブルを一つにまとめたテーブルを具備するこ
とを特徴とする。
【0024】このように構成すれば、メモリ数を少なく
することができる。また、この発明において、前記パケ
ットとしてATMセルを用いることにより、ATMセル
のマルチキャストを行なうことが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の一実施
の形態例を示すブロック図である。図12と同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図に示す実施の形態例
は、スイッチバッファを共通バッファ構成とし、時間コ
ピー部のバッファもスイッチバッファと共通した場合を
示している。図において、11はATMスイッチPK
G、12は入力ポート数N、出力ポート数NのN×Nの
スイッチ本体である。3は各インタフェースを収容する
インタフェースPKG、4は所望の出力ポートに宛先変
換するヘッダ変換部、15はスイッチ本体12に設けら
れたマルチキャスト機能部、16はマルチキャスト機能
部15内に設けられたヘッダ変換部で、複製したセル毎
にヘッダ変換する。インタフェースPKG3は入力ポー
トを介してATMスイッチPKG11と接続され、AT
MスイッチPKG11は出力ポートを介してインタフェ
ースPKG3と接続されている。
【0026】図3はスイッチ本体12の一実施の形態例
を示すブロック図である。図において、21は各入力ポ
ートから入力されたセルのヘッダを抽出して当該セルを
どの出力ポートに出力するかを判断するヘッダ抽出部、
22は入力セルを多重化(MUX)するマルチプレク
サ、23はセルデータを一時的に記憶しておく共通バッ
ファ、24は共通バッファ23の出力を受けてヘッダ変
換するためのヘッダを抽出するヘッダ抽出部である。
【0027】25はヘッダ抽出部24の出力を受けて新
たなヘッダを挿入する新ヘッダ挿入部、26は新ヘッダ
挿入部25の出力を受けて多重化したセルを分離(DM
UX)するデマルチプレクサである。該デマルチプレク
サ26には、#1〜#Nの出力ポートが接続される。2
7は共通バッファ23への書き込みアドレスを管理する
書込みアドレス管理部(WAF:Write Address Fif
o)、28は共通バッファ23への読み出しアドレスを
出力ポート毎に管理する読出しアドレス管理部(RA
F:Read Address Fifo)、29はコピー数を監視す
るコピー数監視部、30は新ヘッダを格納しておく宛先
変換テーブル(以後変換テーブルと略す)である。
【0028】31は外部から変換テーブル30設定への
仲介を行なうCPU−IF(インタフェース)、32は
空間コピー制御に関し、RAF28への書き込み制御を
行なうRAF書込み制御部、33は空間コピー数を監視
する空間コピー数監視部である。このように構成された
装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0029】まず例として、あるセルが#1の出力ポー
トへマルチキャストされる動作について説明する。各入
力ポートから入力されたセルは、ヘッダ抽出部21に入
り、該ヘッダ抽出部21にてヘッダが抽出される。抽出
されたヘッダから、どの出力ポートへ出力されるのかが
判断される。その後、マルチプレクサ22により各入力
ポートから入力されたセルが多重化される。多重化後、
共通バッファ23へセルデータを一時的に格納すること
になるが、その際の書込みアドレスは書込みアドレス管
理部(WAF)27から与えられる。
【0030】与えられた書込みアドレスを用いて共通バ
ッファ23へ1セル書き込むと同時に、ヘッダ抽出部2
1にて得られた出力ポートに対応する読出しアドレス管
理部(RAF)28内の該当出力ポートのRAF28へ
その書込みアドレスを登録する。この場合は、出力ポー
トが#1であるのでRAF#1へ書込みアドレスが登録
される。
【0031】共通バッファ23からのセル読み出しは、
出力ポート順、つまりRAF#1から順にRAF#Nま
で1アドレス毎に読み出しを行なっていく。共通バッフ
ァ23から読み出しが行われたデータは、ヘッダ抽出部
24にて再度ヘッダが抽出される。そこで抽出されたコ
ネクション番号を用いてコピー数監視部29より必要な
コピー数を、変換テーブル30より新ヘッダ情報を得
る。
【0032】ここで、必要コピー数分だけ一つのセルを
複数個コピーする方法は、読出しアドレス管理部28内
のアドレスをコピー数分だけ共通バッファ23の読み出
しアドレスとして用いることで実現している。セルをコ
ピーするために、セル自体をコピーして増やしていくの
ではなく、共通バッファ23に書き込まれたデータを複
数回読み出すことでコピーを実施している。従って、設
定された必要コピー数に到達するまで、読出しアドレス
管理部28から読み出しアドレスを返却しない。よっ
て、コピー残数をコネクション番号毎にコピー数監視部
29に格納していく。
【0033】共通バッファ23からセルデータを読み出
す際、該当コネクション毎にコピー数監視部29内のコ
ピー残数を一つずつ減算していき、残数が“0”となっ
た時点で該当コネクションのコピーが終了したと判断す
る。その時点で、必要コピー数に達するまでRAF#1
から出力していた共通バッファ23への読み出しアドレ
スを書込みアドレス管理部27へ返却する。
【0034】読み出しアドレス管理部28と、コピー数
監視部29によりコピー(複製)が行われたセルは、変
換テーブル30を順次アクセスし、変換用ヘッダ情報を
取得する。変換テーブル30の詳細については後述す
る。新ヘッダ挿入部25にて変換テーブル30より読み
出されたヘッダを挿入し、その後、デマルチプレクサ2
6にて多重化されていたセルを出力ポート毎に分離す
る。以上の動作を#1〜#Nの各出力ポート単位で処理
することにより、マルチキャスト機能が実現できる。
【0035】更に、実際のコピー動作を具体的に説明す
るため、図4と図5にコピー動作の一例を示し、それに
沿って説明を行なう。これら図において、図3と同一の
ものは、同一の符号を付して示す。図4と図5では、例
としてコネクション番号が“001”というコネクショ
ンを、出力ポート#1へ3セル分コピーする場合の動作
を示している。ここでは、ヘッダが“a”、ペイロード
が“A”というセルがアドレス“1”という値により、
共通バッファ23へ格納されている状態を示す。
【0036】先ず、図4を用いて1セル目のコピー処理
について説明する。出力ポート#1の読み出しタイミン
グがくると、RAF#1から読み出しアドレス“1”が
発行され、共通バッファ23よりセル(ヘッダ“a”、
ペイロード“A”)が読み出される。読み出されたデー
タは、ヘッダ抽出部24にてヘッダが抽出される。ここ
で、抽出されたコネクションがコピーの最初なのか、コ
ピーの途中から再開するのかを判断するためと、該当コ
ネクションの必要コピー数を得るため、コピー数監視部
29へアクセスする。
【0037】ここで使用されるアドレスは、コネクショ
ン番号の“001”である。初期化時や、あるコネクシ
ョンがコピー終了した時点で、コピー数監視部29内の
コピー残数値は“0”にクリアされている。コネクショ
ン番号をアドレスとして読み出したコピー残数値が
“0”の場合は、コピーの最初(1セル目)と判断す
る。
【0038】1セル目と判断された後、変換テーブル3
0のアクセスを行なう。ここで使用されるアドレスは、
コネクション番号“001”とコピー数分の領域を加味
した値である。1セル目の場合、変換テーブル30への
アドレスは“0010”となる。そして、変換テーブル
30より新ヘッダ“b”を得る。
【0039】新ヘッダ挿入部25にて、変換テーブル3
0より読み出した“b”というヘッダに変換して出力す
る。これで1セル分のコピーが終了したので、コピー数
監視部29へコピー残数を格納しておく。コピーすべき
セル数は残り2セルなので、“3”から1つ減算した値
“2”を更新値とし、“001”のアドレスへ格納す
る。以後、出力ポート#1の読み出しタイミングがくる
毎に、変換テーブル30内の新ヘッダを挿入し、コピー
数監視部29内のコピー残数を一つずつ減算していく。
【0040】次に、図5を用いて3セル目のコピー処
理、つまりセルコピー最後の処理について説明する。1
セル目の処理と同様に、共通バッファ23からセルを読
み出し、ヘッダ抽出部24でヘッダ抽出後、変換テーブ
ル30をアクセスして新ヘッダ“d”を得る。その際の
読み出しアドレスは“0012”となる。これは、1セ
ル目の処理にてコピー数監視部29から得たコピー数が
“3”であることより、2セル目以降、そのコピー数分
だけアドレスのLSB側を1ずつカウントアップするこ
とで、コピーセルそれぞれに対しての新ヘッダを得るこ
とを示す。ちなみに、2セル目のコピーセルに対する変
換テーブル30へのアドレスは“0011”となる。
【0041】コピー処理が終了後、コピー数監視部29
内のコピー残数値を更新する。2セル目の更新にてコピ
ー残数値は“1”となっているので、3セル目の更新で
は“0”となるはずである。このコピー残数値の更新時
に値が“0”となった時点でコピー終了と判断する。コ
ピー終了を認識後、今まで出力ポート#1の読み出しタ
イミングで読み出しを行なっていたRAF#1の先頭ア
ドレス“1”は不必要となるので、該当アドレスを書込
みアドレス管理部27のWAFへ返却する。以上がコピ
ー動作の一連の流れである。
【0042】本発明によれば、マルチキャスト機能をス
イッチ部内に実装することで、外部にマルチキャスト用
パッケージを実装する必要がなくなる。また、異なる出
方路へのコピー処理(空間コピー)と、同一出方路への
コピー処理(時間コピー)を独立して行なう構成とし、
コピー後のデータを再度スイッチの入力に戻すことな
く、マルチキャスト処理を実現することができる。これ
により、マルチキャスト用のバッファは存在せず、ユニ
キャストデータと共通のバッファに蓄積される。このこ
とにより、マルチキャスト、ユニキャストの設定変更が
あっても時系列が異常となることはない。
【0043】図6に変換テーブル30の一例を示す。変
換テーブル30は、記憶素子(例えばRAM)で構成さ
れ、CPU−IF31により外部からの設定が可能なも
のである。変換テーブル30内には、変換用のヘッダ情
報が格納されており、ヘッダ抽出部24から抽出された
ヘッダ情報の一部であるコネクション番号をアドレスと
して変換テーブル30にアクセスを行なう。勿論、変換
テーブル30へのアドレスは、一意で認識が可能であれ
ば問題ないので、ヘッダ情報を加工してアドレスとして
用いてもよい。
【0044】図7に変換テーブルへのアクセスの一例を
示す。例として、ヘッダ情報の一部にあるコネクション
番号が“001”というセルを5個コピーする場合の処
理について説明する。最初に変換テーブル30のアドレ
スとなる値は“0010”という値になる。これは、コ
ネクション番号である“001”と、コピー数分の領域
を加えた意味である。
【0045】先ず、“0010”をアドレスとして1つ
目の変換ヘッダ“a”を得る。2個目をコピーする場合
は、先ほどのアドレスのLSBをプラス1した値、つま
り“0011”をアドレスとして変換テーブル30にア
クセスする。以後、必要コピー数に達するまで上記動作
が繰り返される。
【0046】このようなコピー動作の場合、1個のセル
を何個コピーしたかを管理する必要が生じてくる。図8
にコピー数監視部29の一例を示す。コピー数監視部2
9は、記憶素子(例えばRAM)で構成され、CPU−
IF31により外部からの設定が可能となっている。コ
ピー数監視部29には、コネクション番号毎に必要コピ
ー数とコピー残数が格納されている。必要コピー数は外
部から設定され、コピー残数は元の必要コピー数から、
変換テーブル30をアクセスする毎に1ずつ減算した結
果を格納しておくものである。
【0047】ある1個のセルを複数個コピーするには、
コピー数監視部29に格納されたコピー残数が“0”と
なるまで、共通バッファ23より同じセルを読み出す動
作が必要となる。これを実現するために、共通バッファ
23の読み出しアドレスが格納されているRAF28の
ある出力ポートにおいて、コピー数監視部29に格納さ
れたコピー残数値が“0”となるまでアドレスを固定し
ておき、設定されたコピー数に到達した後にコピーを終
了するという方法で対処している。なお、マルチキャス
トを止めたい場合、つまりマルチキャストからユニキャ
ストへ戻す場合には、コピー数監視部29内の必要コピ
ー数を“1”に設定すればよい。このようにすれば、ス
イッチにヘッダの宛先変換機能を与えることで、目的の
宛先に接続することが可能となる。
【0048】図9は読出しアドレス管理部(RAF)の
構成の一例を示す図である。図3と同一のものは、同一
の符号を付して示す。読出しアドレス管理部28は、#
1への出力ポート82、#Nへの出力ポート82という
ように出力ポート毎に配備されている。各入力ポートか
ら入力されたセルは、書込みアドレス管理部27から与
えられたアドレスを用いて共通バッファ23へ書き込ま
れる。そのアドレスをヘッダ抽出部21にて得た出力ポ
ート番号と一致するRAF28へ登録が行なわれる。
【0049】ヘッダ情報には、セル毎のサービスクラス
(QoSi:i=0〜n)が定義されており、RAF2
8へは出力ポート毎のQoSi単位で登録が行なわれ
る。例えば、出力ポート#1でQoSiが2というセル
が入力されると、RAF#1のQoS2のRAFへ登録
が行なわれる。
【0050】図9において、RAF#1(出力ポート#
1)82内にアドレス“1”から“6”が、QoS1か
らQoSnのFIFOに格納されている。QoS1は最
も優先度が高く、QoSnは最も優先度が低いサービス
クラスと定義する。RAF#1の読み出しタイミングが
くると、先ずQoS1内に登録されているアドレス
“1”から出力される。アドレス“1”の処理が終わる
と、次にRAF#1から出力されるアドレスは“4”と
いう順番になる。
【0051】QoS2に登録されているアドレスは、Q
oS1のFIFOが空の時、即ち共通バッファ23にQ
oS1のセルが書き込まれていない時に順次出力され
る。最も優先度の低いQoSnは、上のQoSiクラス
に登録されているものがない時にしか出力することがで
きないという完全優先読み出し制御を行なっている。よ
って、仮にQoS2のセルをコピーしている最中に、同
じ出力ポート内でQoS1のセルが登録されると、Qo
S2のセルコピー処理を一旦中止し、QoS1のセルの
処理が行なわれる。処理終了後、QoS1のRAFら登
録がなければ、QoS2のコピー処理を再開することに
なる。この処理を実現するため、コピー数監視部29に
コピー残数の領域が設けられている。
【0052】このように、本発明によれば、優先度に応
じた出力ポート毎の読み出し処理が可能となる。また、
処理中に優先度の高いパケットが来た時に、当該パケッ
トの優先処理が可能となる。
【0053】次に、コピー処理を再開する場合における
変換テーブル30に対するアドレス操作方法を説明す
る。図10は変換テーブルとコピー数監視部の関係を示
す図である。図3と同一のものは、同一の符号を付して
示す。図10において、1セル目のコピー処理と、途中
からコピー処理を再開する場合の変換テーブルに対する
アクセス方法を示す。
【0054】図10において、1セル目のコピー処理
と、途中からコピー処理を再開する場合の変換テーブル
30に対するアクセス方法を示す。コネクション番号
“001”は、5つコピーするように変換テーブル30
とコピー数監視部29に設定されている。さて、共通バ
ッファ23から読み出されたセルはヘッダ抽出部24で
ヘッダ抽出後、先ずコピー数監視部29をアクセスす
る。そこで、コピー残数とコピー数を得ることになる
が、コピー残数が“0”であるので、1セル目の処理と
判断する。
【0055】その情報を基に、今度は変換テーブル30
への読み出しアドレスを生成する。読み出したコピー残
数が“0”の場合は、コネクション番号“001”に
“0”をLSB側へマージした値、即ち“0010”が
スタートアドレスとなる。そして、この場合はアドレス
“0010”を用いて変換テーブル30から“a”とい
う新ヘッダを得ることになる。
【0056】次に、QoSi優先読み出し制御により、
コピーの最中に途中でコピー処理を停止し、コピー処理
を再開する場合について説明する。コピー数監視部29
からコピー残数を得ると“4”であった。これは、あと
4つコピーを実施しなければならないことを示してい
る。そこで、変換テーブル30へのアドレスは、コピー
数からコピー残数を引いた値、即ち“1”をコネクショ
ン番号のLSBに付加する必要がある。従って、変換テ
ーブル29へのアドレスは“0011”となり、新ヘッ
ダ“b”を得ることが可能となる。
【0057】以後、同様の操作を繰り返すことで、コピ
ーの最中に処理を止められたとしても、所望のコピー数
まで正確にコピーを実施することが可能となる。ちなみ
に、QoSi読み出し制御は、この他にもラウンドロビ
ン方式や、重み付けラウンド方式等、様々なものがあ
り、何れも本発明への適用が可能である。これにより、
外部からの重み付けを行なって優先処理を行なうことが
可能となる。
【0058】図11は空間コピー処理部の一実施の形態
例を示す図である。図3、図9と同一のものは、同一の
符号を付して示す。ここで、空間コピーとは、ある入力
ポートから入力されたセルを、複数の出力ポートへ出力
することをいう。例えば、入力ポート#1から入力され
たセルを、全出力ポートへコピーする制御である。本発
明では、この空間コピー処理も兼ね備えている。
【0059】今、ヘッダ“a”というセルが入力され、
ヘッダ抽出部21によりコネクションが判別される。こ
のコネクション番号は、RAF書込み制御部32へ送信
され、該当コネクションが空間コピーを行なうかどうか
が判定される。RAF書込み制御部32は、記憶素子
(例えばレジスタ)で構成されており、コネクション毎
に空間コピー先の出力ポート番号が格納されており、C
PU−IF31により設定が可能である。
【0060】図11の場合、ヘッダ“a”のセルはRA
F書込み制御部32にて出力ポート#1と#Nへの空間
コピー設定がされていたため、そのセルの書き込みアド
レスである“0”をRAF#1とRAF#NへQoSi
クラス毎に登録が行なわれる。ところで、空間コピー処
理により同じアドレスをそれぞれ異なるRAF28へ登
録した場合、空間コピーした数を記憶しておき、各RA
F28から読み出されたアドレスがその数に達するまで
は、該当アドレスをWAF27へ返却してはならない。
そのため、空間コピー数監視部33を設けておく必要が
ある。
【0061】空間コピー数監視部33は、記憶素子(例
えばレジスタ)で構成されており、各RAF28から読
み出された回数を記憶しておき、空間コピーした数に達
するまでWAF27へ返却を行なわないものである。図
11において、仮にRAF#1のアドレス“0”の読み
出しの方が早く完了しても、RAF#Nのアドレス
“0”の読み出しが終わるまではWAF27へアドレス
“0”の返却は行なわない。
【0062】以上、説明したように、本発明によれば、
マルチキャストからユニキャストへの切り戻し時に、時
系列を崩すことがなく、瞬断も起きない。また、ある一
つの出力ポートへ連続してコピーを行なう時間コピーも
可能であり、サービスクラスを意識したマルチキャスト
を行なうことが可能となる。
【0063】上述の実施の形態例では、コピー数監視部
の宛先変換テーブルとコピー数監視テーブルが別々に存
在する場合について説明したが、コピー数監視部の宛先
変換テーブルとコピー数監視テーブルを一つにまとめた
テーブルを用いることができる。このようにすれば、メ
モリ数を少なくすることができる。
【0064】上述の実施の形態例では、パケットとして
ATMセルを用いた場合を例にとったが、本発明はこれ
に限るものではなく、他の種類のパケットデータに本発
明を適用することができる。 (付記1) パケットに付加された宛先情報に基づき、
そのパケットを所望の出力ポートに出力するようなルー
チング機能を持つスイッチにおいて、スイッチルーチン
グ機能にて空間コピーを行ない、出力ポート毎に時間コ
ピーを行なうようにしたことを特徴とするマルチキャス
ト方法。 (付記2) パケットに付加された宛先情報に基づき、
そのパケットを所望の出力ポートに出力するようなルー
チング機能を持つスイッチにおいて、スイッチルーチン
グ機能にて空間コピーを行なう空間コピー部と、該空間
コピー部の出力を受けて出力ポート毎に時間コピーを行
なう時間コピー部とを有することを特徴とするマルチキ
ャスト装置。 (付記3) 前記ルーチング機能を持つスイッチは宛先
変換テーブルを有し、マルチキャストされたパケットに
対して宛先情報変換が可能であることを特徴とする付記
2記載のマルチキャスト装置。 (付記4) バッファリングを行なったパケットを複数
の出力ポートから読み出す際に、優先度に従って出力ポ
ート毎に処理が可能であることを特徴とする付記2記載
のマルチキャスト装置。 (付記5) 前記優先度に従って出力ポート毎に所望の
コピー数を処理するために、コピー数監視テーブルを具
備し、該コピー数監視テーブルに基づいてマルチキャス
トを行なうことを特徴とする付記2記載のマルチキャス
ト装置。 (付記6) 前記優先度に従って出力ポート毎に処理を
可能とし、外部からの指示により重み付けを行なって優
先処理を行なうことを特徴とする付記5記載のマルチキ
ャスト装置。 (付記7) 前記宛先変換テーブルとコピー数監視テー
ブルを一つにまとめたテーブルを具備することを特徴と
する付記2記載のマルチキャスト装置。 (付記8) 前記パケットとしてATMセルを用いるこ
とを特徴とする付記2乃至7の何れかに記載のマルチキ
ャスト装置。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。 (1)請求項1記載の発明によれば、マルチキャスト機
能をスイッチ部内に実装することで、外部にマルチキャ
スト用パッケージを実装する必要がなくなった。また、
異なる出方路へのコピー処理(空間コピー)と、同一出
方路へのコピー処理(時間コピー)を独立して行なう構
成とし、コピー後のデータを再度スイッチの入力に戻す
ことなく、マルチキャスト処理を実現することができ
る。これにより、マルチキャスト用のバッファは存在せ
ず、ユニキャストデータと共通のバッファに蓄積され
る。
【0066】(2)請求項2記載の発明によれば、出力
ポートへの空間コピー制御は空間コピー部で行ない、同
一出力ポートへの時間コピー制御を時間コピー部で行な
うことで、時間コピー処理後に再度スイッチの入力に戻
す空間コピー処理は不要となる。また、空間コピー部の
構成は、共通バッファ構成、出力個別バッファ構成でも
実現可能である。また、時間コピー部の出力ポート毎の
時間コピーは、バッファ機能のみを空間コピー部のスイ
ッチバッファと共通化して実現することも可能である。
【0067】更に、コピー処理中も高優先クラスが到着
した場合は、コピー処理状態を記憶することで、コピー
処理の中断を実現した。これにより、高優先クラスの出
力を可能とし、サービスクラス制御にも対応したマルチ
キャストを可能とした。
【0068】(3)請求項3記載の発明によれば、スイ
ッチにヘッダの宛先変換機能を与えることで、目的の宛
先に接続することが可能となる。 (4)請求項4記載の発明によれば、優先度に応じた出
力ポート毎の読み出し処理が可能となる。
【0069】(5)請求項5記載の発明によれば、処理
中に優先度の高いパケットが来た時に、当該パケットの
優先処理が可能となる。このように、本発明によれば、
マルチキャストセルからユニキャストセルへの切り戻し
時に時系列を崩すことがなく、またある一つの出力ポー
トへ連続してコピーを行なうことができるマルチキャス
ト方法及びマルチキャスト装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図3】スイッチ本体の一実施の形態例を示すブロック
図である。
【図4】コピー動作の一例を示す図である。
【図5】コピー動作の一例を示す図である。
【図6】変換テーブルの一例を示す図である。
【図7】変換テーブルへのアクセスの一例を示す図であ
る。
【図8】コピー数監視部の一例を示す図である。
【図9】読み出しアドレス管理部の構成の一例を示す図
である。
【図10】変換テーブルとコピー数監視部の関係を示す
図である。
【図11】空間コピー処理部の一実施の形態例を示す図
である。
【図12】従来のマルチキャスト機能を有するATMス
イッチの概念図である。
【符号の説明】
2 スイッチ本体 120 空間コピー部 121 時間コピー部 123 ヘッダ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻井 宏哉 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 Fターム(参考) 5K030 HA10 KX28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットに付加された宛先情報に基づ
    き、そのパケットを所望の出力ポートに出力するような
    ルーチング機能を持つスイッチにおいて、 スイッチルーチング機能にて空間コピーを行ない、出力
    ポート毎に時間コピーを行なうようにしたことを特徴と
    するマルチキャスト方法。
  2. 【請求項2】 パケットに付加された宛先情報に基づ
    き、そのパケットを所望の出力ポートに出力するような
    ルーチング機能を持つスイッチにおいて、 スイッチルーチング機能にて空間コピーを行なう空間コ
    ピー部と、 該空間コピー部の出力を受けて出力ポート毎に時間コピ
    ーを行なう時間コピー部とを有することを特徴とするマ
    ルチキャスト装置。
  3. 【請求項3】 前記ルーチング機能を持つスイッチは宛
    先変換テーブルを有し、マルチキャストされたパケット
    に対して宛先情報変換が可能であることを特徴とする請
    求項2記載のマルチキャスト装置。
  4. 【請求項4】 バッファリングを行なったパケットを複
    数の出力ポートから読み出す際に、優先度に従って出力
    ポート毎に読み出し処理が可能であることを特徴とする
    請求項2記載のマルチキャスト装置。
  5. 【請求項5】 前記優先度に従って出力ポート毎に所望
    のコピー数を処理するために、コピー数監視テーブルを
    具備し、該コピー数監視テーブルに基づいてマルチキャ
    ストを行なうことを特徴とする請求項2記載のマルチキ
    ャスト装置。
JP2001152264A 2001-05-22 2001-05-22 マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置 Withdrawn JP2002344514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152264A JP2002344514A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152264A JP2002344514A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344514A true JP2002344514A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18996968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001152264A Withdrawn JP2002344514A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 マルチキャスト方法及びマルチキャスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344514A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503132A (ja) * 2003-08-15 2007-02-15 トムソン ライセンシング マルチ拡張機能を有するブロードキャスト・ルータ
JP2009206799A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
US8483288B2 (en) 2004-11-22 2013-07-09 Thomson Licensing Methods, apparatus and system for film grain cache splitting for film grain simulation
US9117261B2 (en) 2004-11-16 2015-08-25 Thomson Licensing Film grain SEI message insertion for bit-accurate simulation in a video system
US9177364B2 (en) 2004-11-16 2015-11-03 Thomson Licensing Film grain simulation method based on pre-computed transform coefficients
JP2020184650A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社デンソー 中継装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007503132A (ja) * 2003-08-15 2007-02-15 トムソン ライセンシング マルチ拡張機能を有するブロードキャスト・ルータ
JP2011066920A (ja) * 2003-08-15 2011-03-31 Thomson Licensing マルチ拡張機能を有するブロードキャスト・ルータ
US8155091B2 (en) 2003-08-15 2012-04-10 Thomson Licensing Broadcast router with multiple expansion capabilities
US9117261B2 (en) 2004-11-16 2015-08-25 Thomson Licensing Film grain SEI message insertion for bit-accurate simulation in a video system
US9177364B2 (en) 2004-11-16 2015-11-03 Thomson Licensing Film grain simulation method based on pre-computed transform coefficients
US8483288B2 (en) 2004-11-22 2013-07-09 Thomson Licensing Methods, apparatus and system for film grain cache splitting for film grain simulation
JP2009206799A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Mitsubishi Electric Corp 通信装置
JP2020184650A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社デンソー 中継装置
JP7107277B2 (ja) 2019-04-26 2022-07-27 株式会社デンソー 中継装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI113826B (fi) Ohjatun pääsyn ATM-keskus
JP4334760B2 (ja) ネットワーキングシステム
US5436893A (en) ATM cell switch suitable for multicast switching
JP3853920B2 (ja) 交換機、クロスコネクト・スイッチング装置、接続装置、および、交換機におけるルーティング方法
US5394397A (en) Shared buffer memory type ATM communication system and method with a broadcast facility
AU637250B2 (en) Traffic shaping method and circuit
JP4006205B2 (ja) 別々の出力バッファを備えたスイッチング構成および方法
US5271004A (en) Asynchronous transfer mode switching arrangement providing broadcast transmission
EP0531599B1 (en) Configurable gigabit/s switch adapter
EP1364552B1 (en) Switching arrangement and method with separated output buffers
JP3473262B2 (ja) パケット通信装置
EP0858192A2 (en) An ATM switching arrangement
US6052376A (en) Distributed buffering system for ATM switches
EP0415629B1 (en) Interconnect fabric providing connectivity between an input and arbitrary output(s) of a group of outputs
JPH11346223A (ja) Atm交換機
JPH03104451A (ja) 多段リンク交換システムのルート切替え方式
US5321691A (en) Asynchronous transfer mode (ATM) switch fabric
JPH0774749A (ja) スイッチングシステム
US6570845B1 (en) Switching system including a mask mechanism for altering the internal routing process
US6101184A (en) Data switching method and data switching apparatus for efficiently handling scan data in information communication network
JPH08307432A (ja) 通信方法
US6904046B2 (en) Self-route multi-memory packet switch adapted to have an expandable number of input/output ports
US6643294B1 (en) Distributed control merged buffer ATM switch
JP2002077238A (ja) パケットスイッチ装置
US5369635A (en) High bit rate cell switching element in CMOS technology

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805