JP2002342734A - 携帯可能電子装置およびその履歴データ記憶方法 - Google Patents

携帯可能電子装置およびその履歴データ記憶方法

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JP2002342734A
JP2002342734A JP2001144128A JP2001144128A JP2002342734A JP 2002342734 A JP2002342734 A JP 2002342734A JP 2001144128 A JP2001144128 A JP 2001144128A JP 2001144128 A JP2001144128 A JP 2001144128A JP 2002342734 A JP2002342734 A JP 2002342734A
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Ryoichi Kuriyama
量一 栗山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、外部からのアクセスの状況を効率
的に把握することが可能な携帯可能電子装置及びその履
歴データ記憶方法を提供する。 【解決手段】 ICカード1のCPU21は命令データ
を受信すると、コマンド制御テーブル30に登録されて
いるコマンドであるかを確認する(ST14)。登録さ
れているコマンドである場合、次に対応する識別情報を
参照して、ログデータを記憶するか否か(ST16)、
記憶する場合はどのような情報(全データか、コマンド
あるいはステータスコードのみか)を記憶するのか(S
T19)(ST23)を判断する。そして、ST19、
ST23で判断された情報をログデータとして記憶する
と共に、受信した命令データに基づいてコマンド処理を
実行し(ST22)、外部装置(リーダライタ4等)へ
レスポンスデータを出力する(ST18)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能電子装
置、例えば外部から供給されるコマンドに基づいて各種
処理を実行するICカードに関するものであり、特にメ
モリに複数の履歴を記憶することにより不正アクセスの
解析を可能とする携帯可能電子装置及びそのっれきデー
タ記憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な電子装置として、不揮
発性のデータメモリとそれを制御するためのCPU(セ
ントラル・プロセッシング・ユニット)を有するICチ
ップを内蔵した、いわゆるICカードが産業各方面で利
用されている。ICカードは、従来までの磁気カード等
と比較すると、メモリ容量が断然大きい上、不正アクセ
スが難しいため、個人情報を初めとする各種セキュリテ
ィ情報が記憶されるケースが見られる。しかし、ICカ
ードの用途が広がるほどに、不正アクセス等の危険に巻
きこまれる可能性が多くなり、セキュリティの重要性が
増してきている。このようなセキュリティ対策として、
例えば、外部からICカードに入力された全てのコマン
ドをログデータとして記憶することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
装置では、ICカードのメモリで、ログデータを記憶す
るための領域に限りがあるため、外部から入力された全
ての入力データ等を記憶していると、ICカードが認識
できなかった(ICカードに定義されていなかった)コ
マンドのログデータで一杯になってしまい、どのように
不正にアクセスされたのか解析することができないとい
う問題がある。本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、外部からのアクセスの状況を効率的に把握すること
が可能な携帯可能電子装置及びその履歴データ記憶方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯可能電子装置は、外部からコマンドを
受信する受信手段と、予め処理可能なコマンドに関する
情報が登録されたコマンド記憶手段と、外部から入力さ
れ上記コマンド記憶手段に登録されたコマンドに関する
情報をアクセス履歴として記憶する履歴情報記憶手段
と、上記受信手段により受信されたコマンドが上記コマ
ンド記憶手段に登録されているかを判定する判定手段
と、この判定手段により上記受信コマンドが上記コマン
ド記憶手段に登録されたコマンドであると判定される
と、上記受信したコマンドに対する処理を実行し、この
処理結果を示す情報を外部へ出力するコマンド処理手段
と、上記判定手段により上記受信コマンドが上記コマン
ド記憶手段に登録されたコマンドであると判定される
と、上記履歴情報記憶手段に上記受信コマンドに関する
情報を書込み、上記判定手段により上記受信コマンドが
上記コマンド記憶手段に登録されていないと判定される
と、上記履歴情報記憶手段への書き込みを行わない書込
処理手段と、を有することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。図2は、本発明に係る携帯可能電子装置としての
ICカード1(接触式あるいは無線式ともに含む)及び
リーダライタ4(接触式あるいは無線式ともに含む)を
用いたシステム構成を説明するための図である。
【0006】図2に示すように、ICカード1を用いた
システムAは、図示せぬ内部メモリを有する上位装置と
してのホストコンピュータ3、及びこのホストコンピュ
ータ3と接続している端末装置としてのリーダライタ4
と、ディスプレイ装置5と、キーボード6と、プリンタ
7とを有している。
【0007】リーダライタ4は後述する内部メモリを有
し、ICカード1に対する電文の読み取り、書き込み
(送受信)を接触あるいは非接触で行うものである。デ
ィスプレイ装置5は、操作手順や作動状態をオペレータ
に知らせるものである。キーボード6は、オペレータに
よって操作入力されるものである。プリンタ7は、オペ
レータの操作指示に従って、指示された情報を印刷する
ものである。
【0008】また、接触式ICカードを用いる場合に
は、リーダライタ4に接触式ICカードを挿入するため
のICカード挿入部(図示せず)が設けられ、無線式I
Cカードを用いる場合には、リーダライタ4と無線式I
Cカードとの間を通信するための通信部(図示せず)が
設けられる。
【0009】図3は、図2のシステムを構成するICカ
ード1の機能ブロックを概略的に示す図である。図3に
示すように、ICカード1は、リード/ライト部(R/
W部)17と、暗証設定/暗証照合部18と、暗号化/
復号化部19などの基本機能を実行する部分と、これら
の基本機能を管理するスーパーバイザ20とで構成され
ている。
【0010】R/W部17は、データメモリ等に対して
データの読み出し、書き込み、あるいは消去を行う機能
を有する。暗証設定/暗証照合部18は、ユーザが設定
した暗証番号の記憶及び読み出し禁止処理を行うと共
に、暗証番号の設定後にその暗証番号と外部装置から入
力した暗証番号との照合を行い、以後の処理の許可を与
える機能を有する。
【0011】暗号化/復号化部19は、例えば、通信回
線を介してあるいは無線通信によりリーダライタ4とI
Cカード1との間でデータの送受信を行う場合の通信デ
ータの漏洩、偽造を防止するための暗号化や、復号化行
う機能を有する。
【0012】また、暗号化/復号化部19は、送信デー
タに対して暗号化を施し、また暗号化されたデータから
復号化する機能も有する。スーパーバイザ20は、リー
ダライタ4から入力された機能コード、もしくはデータ
の付加された機能コードを解読し、実行させる機能を有
する。
【0013】図4は、ICカード1の概略的な制御ブロ
ック図を示している。図4に示すように、無線式及び接
触式ICカードともに、図4に示すような諸機能を実行
するために、CPU等の制御素子21と、記憶手段とし
てのデータメモリ22、プログラムメモリ23、ワーク
メモリ24、リーダライタ4と信号の授受を行なう受信
手段としてのI/F部25とから構成されている。
【0014】I/F部25は、無線式ICカード1の場
合にはアンテナ部として構成され、リーダライタ4から
送信された変調波を非接触で受信したり外部へ変調波を
発信するようになっている。また、このアンテナ部25
で受信した変調波から内部回路に供給するための電源や
クロックを生成するようになっている。
【0015】また、接触式ICカード1の場合にはコン
タクト部として構成され、リーダライタ4に設けられた
図示せぬICカードI/F部(コンタクト部)と接触す
ることにより電源やクロックを得るようになっている。
これらの構成のうち、制御素子21、データメモリ2
2、プログラムメモリ23、及びワークメモリ24は1
つのICチップ(あるいは複数のICチップ)で構成さ
れてICカード本体内に埋設されている。制御素子21
は、各種の判定処理及びメモリへの書込処理を行うもの
である。
【0016】プログラムメモリ23は、例えばマスクR
OMで構成されており、上述するような各基本機能を実
現するサブルーチンを備えた制御素子21の制御プログ
ラム等を記憶している。また、後述する本発明の制御情
報記憶手段及びコマンド記憶手段としてのコマンド制御
テーブル30も記憶している。
【0017】このコマンド制御テーブル30は、ICカ
ード1で実行可能な命令データを格納すると共に、ログ
データを記憶するか否か、ログデータとしてどのような
情報を記憶するか等の制御情報が記憶されている。
【0018】データメモリ22は、アプリケーション及
びデータの記憶に使用され、例えばEEPROMなどの
消去可能な不揮発性メモリで構成されている。ワークメ
モリ24は、制御素子21が処理を行なう際の処理デー
タを一時的に保持するための作業用のメモリであり、例
えばRAM等の揮発性メモリで構成されている。
【0019】図5は、データメモリ22の内部構成を示
している。データメモリ22は、制御領域220、ディ
レクトリ221、空き領域222、および、エリア群2
23に分割されている。エリア群223は、複数のデー
タエリアおよびキーエリアを有することができ、かつ、
データファイル(DF)と呼ばれる概念でグループ化す
ることができる。
【0020】データファイルは、対応するアプリケーシ
ョンにて使用されるデータエリア、およびキーエリアを
一括して管理するためのファイルである。データエリア
は、例えば、取引データ等のように、必要に応じて読み
書きするためのデータを格納するエリアである。キーエ
リアは、例えば暗証番号等の格納にし様されているエリ
アであり、書込み/書換え/照合の対象になり、読出し
はできないようになっている。
【0021】また、エリア群223のデータエリアに
は、後述する本発明の履歴情報記憶手段としてのログ格
納ファイル40を記憶している。このログ格納ファイル
40は、ICカード1で実行できる命令データに関する
入力情報、出力情報をログデータとして格納するための
ファイルである。
【0022】図6は、リーダライタ4からICカード1
に対して供給される命令データの構成について説明する
図である。命令データは、コマンドの分類(CLA:c
lass)や命令(INS:instruction)
からなるコマンドコード部と、パラメータデータP1、
P2を有する。
【0023】また、図6(a)に示すような読出しを指
示する命令データでは、更に読み出すべきデータ長を示
すLeが付与される。図6(b)に示すような書き込み
を指示する命令データでは、更に書込むためのデータ部
(DATA)と、書込むデータのデータ長を示すLcが
付与される。
【0024】次に、図7は、リーダライタ4からの命令
データを実行後、ICカード1がリーダライタ4へ出力
するレスポンスデータの構成について説明する図であ
る。図7(a)は読出しを指示する命令データに対する
レスポンスデータの構成を示しており、データ部(DA
TA)と、ステータスコード(STATUS)とからな
る。図7(b)は書込みを指示する命令データに対する
レスポンスデータの構成を示しており、ステータスコー
ド(STATUS)からなる。
【0025】図8は、ICカード1で実行可能な命令デ
ータを記憶するコマンド制御テーブル30を示す。コマ
ンド制御テーブル30は、実行可能な命令データを示す
コマンドコード(CLA、INS)が記憶されている。
【0026】また、このコマンドコードに対応して、ロ
グデータの記憶内容に関する識別情報が記憶されてい
る。識別情報は、3つの段階から構成されている。第1
の識別情報は、ログデータを記憶するか否かを示すもの
で、「1」はログデータを記憶しないことを示し、
「0」はログデータを記憶することを示す。
【0027】例えば、セキュリティに関するコマンドコ
ード、即ち、PIN(Personal Identi
fication Number)照合に関するコマン
ド、認証に関するコマンド等、ICカードへのアクセス
権を確立するために用いるコマンドに対してはログデー
タを記憶するよう「0」を設定するとより効果的であ
る。
【0028】第2の識別情報は、リーダライタ4等の外
部装置から入力された命令データ等の入力データの中
で、ログデータとして何を記憶するかを示すものであ
る。即ち、「0」ならばログデータとして命令データの
コマンドコード(CLA、INS)のみ記憶することを
示し、「1」ならばログデータとして、外部から入力さ
れた入力データ全て(全データ)を記憶することを示
す。
【0029】第3の識別情報は、リーダライタ4等の外
部装置へ出力するレスポンスデータ等の出力データの中
で、ログデータとして何を記憶するかを示すものであ
る。即ち、「0」ならばログデータとしてレスポンスデ
ータのステータスコード(STATUS)のみ記憶する
ことを示し、「1」ならばログデータとして、外部へ出
力する出力データ全て(全データ)を記憶することを示
す。
【0030】また、コマンド制御テーブル30では、コ
マンドコードに対応して、更にアクセス権としてキー照合
が必要か否か、コマンド処理を実行するためのプログラ
ムが格納されたコマンド処理アドレスが記憶されてい
る。
【0031】次に、図9は、ログデータを格納するため
のログ格納ファイル40の構成を説明するための図であ
る。ログ格納ファイル40は複数のログデータを記憶可
能な複数のレコードを有している。本実施の形態では、
ログデータを記憶するための5つのレコードを有してい
る。
【0032】そして、ログデータでレコードが一杯にな
ると、最旧のログデータが記憶されたレコードに、最新
のログデータを上書きするようになっている。従って、
ログ格納ファイル40では、常に最新のログデータ5個
を記憶している。
【0033】最新のログデータが記憶されているレコー
ドには「CP:Current Pointer」が付
されている。また、ログデータを記憶しているレコード
にはレコード番号が付与される。即ち、最新のログデー
タを記憶しているレコードのレコード番号を「#1」と
する。そして、新しい方から古い方にかけて順番に「#
1」→「#2」→「#3」→「#4」→「#5」のよう
にレコード番号が付与される。
【0034】ログデータを読み出す際にはこのレコード
番号を指定することにより読み出したいログデータが記
憶されたレコードにアクセスするようになっている。即
ち、図9(a)では、ログ格納ファイル40には「ログ
データ#1」が記憶されている。この「ログデータ#
1」は最新のログデータであるため、「CP」が付され
ており、また、レコード番号「#1」が付されている。
【0035】図9(b)では、「ログデータ#1」が記
憶されているログ格納ファイル40に対して、更に「ロ
グデータ#2」「ログデータ#3」が順番に記憶されて
いる。従って、最新のログデータである「ログデータ#
3」が記憶されたレコードに「CP」が付されている。
【0036】また、新しいログデータから順番にレコー
ド番号が付されている。即ち、新しいログデータの順
「ログデータ#3」→「ログデータ#2」→「ログデー
タ#1」に対して、レコード番号「#1」→「#2」→
「#3」と付される。図9(c)に示すように、ログ格
納ファイル40がログデータで一杯になり、空きレコー
ドがなくなると、次に「ログデータ#6」を記憶する場
合には、図9(d)に示すように、最も古いログデータ
である「ログデータ#1」が記憶されたレコードに上書
きする。レコード番号と「CP」を付け直す。
【0037】図10は、ログ格納ファイル40のレコー
ド内に記憶されたログデータの構成を示す図である。本
実施の形態では、1つのログデータは、入力データに関
する情報と出力データに関する情報とから構成されてい
る。後述するように、ICカード1は、まず命令データ
等の入力データを受信した際に、レコードに入力データ
に関する情報(入力データの一部あるいは全部)を記憶
する。
【0038】そして、コマンド処理が終了し、外部へレ
スポンスデータ等の出力データを送信する前に、対応す
る入力データに関する情報が記憶されているレコードに
続けて、出力データに関する情報(出力データの一部あ
るいは全部)を記憶するようになっている。
【0039】図1は、ICカード1におけるコマンド処
理及びログデータの格納処理に関して説明するためのフ
ローチャート図である。リーダライタ4によりICカー
ド1のリセットが解除されると(ST11)、ICカー
ド1のCPU21は初期応答データをリーダライタ4へ
出力する(ST12)。そして、ICカード1のCPU2
1は、I/F部25を介してリーダライタ4から命令デ
ータを受信すると(ST13)、受信した命令データがE
EPROM22のコマンド制御テーブル30に登録され
ているコマンドであるかを確認する(ST14)。
【0040】ST14では、CPU21は、図6に示す
ような構成を有する受信命令データから、コマンドコー
ド(CLA、INS)を取りだし、コマンド制御テーブ
ル30のコマンドコード(CLA、INS)に記憶され
ているコマンドコードであるかを確認する。
【0041】ST14で、コマンド制御テーブル30に
登録されていないコマンドであると判定されると、レス
ポンスデータとして未定義コマンドを示すステータスコ
ードを出力する(ST15)。ST14で、コマンド制
御テーブル30に登録されているコマンドであると判定
されると、次に対応する第1の識別情報を参照して、ロ
グデータを記憶するか否かを確認する(ST16)。
【0042】即ち、ST16では、コマンド制御テーブ
ル30において、受信した命令データのコマンドコード
に対応する第1の制御情報が「1」であれば、ログデー
タを記憶しないと判断し、対応する第1の制御情報が
「0」であれば、ログデータを記憶すると判断する。
【0043】ST16で、ログデータを記憶しないと判
断されると、CPU21は、受信した命令データのコマ
ンドコードに対応するコマンド処理アドレスに基づいて
コマンド処理を実行し(ST17)、レスポンスデータ
を出力する(ST18)。
【0044】ST16で、ログデータを記憶すると判断
されると、CPU21は、更に対応する第2の制御情報
を参照して、受信した命令データの中のどの情報を記憶
するのかを判断する(ST19)。即ち、ST19で
は、コマンド制御テーブル30において、受信した命令
データのコマンドコードに対応する第2の制御情報が
「0」であれば、命令データ中のコマンドコードのみを
ログデータとして記憶すると判断し、対応する第2の制
御情報が「1」であれば、入力データ(受信した命令デ
ータ)全てをログデータとして記憶すると判断する。
【0045】ST19で、コマンドコードのみをログデ
ータとして記憶すると判断されると、CPU21は、ロ
グ格納ファイル40の空きレコード、あるいは最も古い
ログデータを記憶しているレコードに、今回受信した命
令データのコマンドコードを記憶する(ST20)。
【0046】ST19で、入力データ全てをログデータ
として記憶すると判断されると、CPU21は、ログ格
納ファイル40の空きレコード、あるいは最も古いログ
データを記憶しているレコードに、今回受信した命令デ
ータ全てを記憶する(ST21)。
【0047】命令データ(入力データ)に関する情報の
記憶が終了すると、CPU21は、受信した命令データ
のコマンドコードに対応するコマンド処理アドレスに基
づいてコマンド処理を実行する(ST22)。ST22
のコマンド処理が終了すると、CPU21は、コマンド
制御テーブル30において、実行したコマンドに対応す
る第3の識別情報を参照して、出力するレスポンスデー
タの中のどの情報を記憶するかを判断する(ST2
3)。
【0048】即ち、ST23では、コマンド制御テーブ
ル30において、ST22で実行したコマンドに対応す
る第3の制御情報が「0」であれば、ステータスコード
のみをログデータとして記憶すると判断し、対応する第
3の制御情報が「1」であれば、出力データ(出力する
レスポンスデータ)全てをログデータとして記憶すると
判断する。
【0049】ST23で、ステータスコードのみをログ
データとして記憶すると判断されると、CPU21は、
ログ格納ファイル40において、ログデータとして対応
する命令データに関する情報(一部あるいは全部)が記
憶されたレコードに対して、命令データに関する情報に
続けて、出力するレスポンスデータのステータスコード
を記憶する(ST24)。
【0050】ST23で、出力データ全てをログデータ
として記憶すると判断されると、CPU21は、ログ格
納ファイル40において、ログデータとして対応する命
令データに関する情報(一部あるいは全部)が記憶され
たレコードに対して、命令データに関する情報に続け
て、出力するレスポンスデータ全てを記憶する(ST2
5)。
【0051】ST24あるいはST25でのログデータ
として出力データに関する情報の記憶が終了すると、外
部装置(リーダライタ4等)へレスポンスデータを出力
する(ST18)。そして、次の命令データ受信待ち状
態となる。
【0052】即ち、ST13においてPIN照合に関す
るコマンドコードを含む命令データを受信すると、ST
14にてコマンド制御テーブルに基づいて登録されてい
るコマンドであるかを確認する。そして、登録されてい
るコマンドであると判定されると、ST16以降にてP
IN照合に関するコマンドコードに対応する第1乃至第
3の制御情報を参照していく。
【0053】セキュリティに関するコマンドコードに対
してはログデータを記憶するよう第1の制御情報には
「0」が設定されているため、第2の制御情報に基づ
き、ログ格納ファイル40の空きレコード、あるいは最
も古いログデータを記憶しているレコードに、今回受信
した命令データの全て、あるいはコマンドコードのみを
記憶する(ST20、ST21)。
【0054】そして、ST22にてコマンド処理を実行
する。即ち、命令データに付加されているPIN情報
と、メモリに予め格納されている図示せぬPIN情報と
を比較する。この比較の結果、一致した場合には正常を
示すステータスコードをレスポンスデータとして作成す
る。また、不一致の場合には、レスポンスデータとして
照合不一致を示すステータスコードを作成する。
【0055】そして、第3の制御情報に基づいて、ログ
格納ファイル40の空きレコード、あるいは最も古いロ
グデータを記憶しているレコードに、レスポンスデータ
の全て、あるいはステータスコードのみを記憶して(S
T24、ST25)、外部装置(リーダライタ4等)に
対して作成したレスポンスデータを出力してPIN照合
に関する処理を終了するようになっている(ST1
8)。
【0056】尚、本実施の形態では、ログ格納ファイル
に記憶されるログデータは、入力データ(命令データ
等)が受信された際に入力データに関する情報を記憶
し、コマンド処理が終了し、外部へ出力データ(レスポ
ンスデータ等)を出力する際に、対応する入力データに
関する情報に続けて、出力データに関する情報を記憶す
るようにしている。
【0057】しかし、この方法に限ることなく、コマン
ド処理が終了し、外部へ出力データを出力する際に、入
力データに関する情報と出力データに関する情報とを一
緒にログ格納ファイルに記憶しても良い。
【0058】次に、図11乃至図13を用いて、変形例
を説明する。本変形例では、ログ格納ファイルに記憶さ
れるログデータは、入力データ(命令データ等)が受信
された際に入力データに関する情報のみを記憶するもの
であり、出力データに関する情報を記憶しない点で異な
る。
【0059】図11は、コマンド制御テーブル30の変
形例で、コマンドコード(CLA、INS)、2つの制
御情報、アクセス権、コマンド処理アドレスからなり、
制御情報が第1の制御情報と第2の制御情報とからなる
点で異なる。
【0060】従って、本変形例では、第1の識別情報に
おいて、ログデータを記憶するか否かを示し、「1」は
ログデータを記憶しないことを示し、「0」はログデー
タを記憶することを示す。また、第2の識別情報におい
て、リーダライタ4等の外部装置から入力された命令デ
ータ等の入力データの中で、ログデータとして何を記憶
するかを示し、「0」ならばログデータとして命令デー
タのコマンドコード(CLA、INS)のみ記憶するこ
とを示し、「1」ならばログデータとして、外部から入
力された入力データ全て(全データ)を記憶することを
示す。
【0061】図12は、ログ格納ファイル40のレコー
ド内に記憶されたログデータの構成を示す図である。本
変形例では、1つのログデータの内容は、入力データに
関する情報のみからなる。図13は、図11に示すコマ
ンド制御テーブル30に基づいた、ICカード1におけ
るコマンド処理及びログデータの格納処理の変形例を説
明するためのフローチャート図である。図1と同じ処理
を行うステップには同じステップ番号を付与している。
【0062】ST14で、CPU21が、受信した命令
データのコマンドコード(CLA、INS)から、図1
1に示すコマンド制御テーブル30に基づいて、登録さ
れているコマンドであると判定されると、次に対応する
第1の識別情報を参照して、ログデータを記憶するか否
かを確認する(ST16)。
【0063】ST16で、ログデータを記憶すると判断
されると、CPU21は、更に対応する第2の制御情報
を参照して、受信した命令データの中のどの情報を記憶
するのかを判断する(ST19)。このST19で、コ
マンドコードのみをログデータとして記憶すると判断さ
れると、CPU21は、ログ格納ファイル40の空きレ
コード、あるいは最も古いログデータを記憶しているレ
コードに、今回受信した命令データのコマンドコードを
記憶する(ST20)。
【0064】ST19で、入力データ全てをログデータ
として記憶すると判断されると、CPU21は、ログ格
納ファイル40の空きレコード、あるいは最も古いログ
データを記憶しているレコードに、今回受信した命令デ
ータ全てを記憶する(ST21)。
【0065】命令データ(入力データ)に関する情報の
記憶が終了すると、CPU21は、受信した命令データ
のコマンドコードに対応するコマンド処理アドレスに基
づいてコマンド処理を実行し(ST22)、外部装置
(リーダライタ4等)へレスポンスデータを出力する
(ST18)。そして、次の命令データ受信待ち状態と
なる。
【0066】このように、本実施の形態の変形例では、
ログデータとして、ICカード1に予め登録されている
命令データの少なくとも入力データに関する情報を記憶
しておくことにより、ICカード1に対して、どのよう
なアクセスが行われたかを解析することができるという
効果を奏する。
【0067】図14は、ログデータを読み出すための命
令データを示す図である。読出コマンドを示すコマンド
コード(CLA=80、INS=E0)、読み出すべき
レコード番号を示すパラメータデータ(P1=01、P
2=00)、読み出すべきデータ長を示すLe(00)
から構成される。今、Le=00は、例えば指定したレ
コード内の全てのデータを読み出すことを示している。
【0068】図15は、ICカード1のログ格納ファイ
ル40からログデータを読出す処理に関して説明するフ
ローチャート図である。図1あるいは図13において、
図14に示すようなログデータ読出しに関する命令デー
タを受信した場合のST22の処理について詳述する。
【0069】尚、ログデータを読み出す命令データは、
コマンド制御テーブルから、アクセス権の条件として
「キー照合必要」が必要となっている。以降の説明は、
事前にICカード1に対してキー照合に関する命令デー
タを実行しており、既に照合一致でアクセス権が確立さ
れているという前提で説明する。
【0070】図1あるいは図13におけるST13にて
ログデータ読出しに関する命令データを受信すると、S
T14にて登録されているコマンドであると判定され、
ST16以降にてコマンド制御テーブル30において受
信した命令データのコマンドコードに対応する制御情報
を参照していく。
【0071】図8に示すコマンド制御テーブル30によ
ると、ログデータ読出しに関するコマンドコード(CL
A=80、INS=E0)に対応する制御情報は、第1
の制御情報が「1」であることから、ログデータを記憶
しないよう設定されている。従って、ST16にて、C
PU21は、ログデータを記憶しないと判断し、図15
に示すログデータの読出しに関するコマンド処理に進
む。
【0072】図15に示すように、ログデータの読出し
に関するコマンド処理は、まずCPU21により、命令
データ中のP1に示された(読み出すための)レコード
番号がログ格納ファイル40内に存在するかを確認する
(ST31)。
【0073】ST31の確認の結果、P1に示されたレ
コード番号が存在しないと判定されると(ST32)、
対象レコード番号のログデータが存在しない旨のステー
タスコードをレスポンスデータとして作成する(ST3
3)。
【0074】ST31の確認の結果、P1に示されたレ
コード番号が存在すると判定されると(ST32)、ロ
グ格納ファイル40から指定されたレコード番号のログ
データを読出し、正常を示すステータスコードを付与し
て、レスポンスデータを作成する(ST34)。
【0075】このようにしてレスポンスデータが作成さ
れると、図1では、外部装置(リーダライタ4等)に対
して作成したレスポンスデータを送信して、ログデータ
の読出し処理を終了するようになっている(ST1
8)。
【0076】以上のように、本実施の形態では、不正ア
クセスも含んだ外部からのアクセス処理に対して、IC
カード(のコマンド制御テーブル)に予め登録されてい
るコマンドを含む命令データについてのみ、ログデータ
を格納するようになっている。従って、外部からのアク
セスの状況を効率的に記憶するため、不正アクセスの解
析においても必要なログが記憶されており、効率的に解
析することができるという効果を奏する。
【0077】また、本実施の形態では、コマンド制御テ
ーブルにおいて、コマンド毎にログデータを記憶するか
否かを予め設定している。従って、解析が必要なコマン
ドのログのみを効率的に記憶することができるという効
果を奏する。また、ログデータを記憶するためのメモリ
領域を必要以上に確保することなく、少なく押させるこ
とができるという効果も奏する。
【0078】また、本実施の形態では、ログデータとし
て、入力データ(命令データ等)あるいは出力データ
(レスポンスデータ等)の全てのデータを記憶するか、
コマンドコードやステータスコードなどの一部のデータ
のみを記憶するかを予め設定している。従って、解析が
必要なコマンドのログのみを効率的に記憶することがで
きるという効果を奏する。また、少ないメモリ領域で、
アクセス解析に重要な情報のみ記憶することができると
いう効果も奏する。
【0079】また、本実施の形態では、ログデータの読
出し処理については、ログデータを記憶しない旨設定し
ている。従って、従って、解析が必要なコマンドのログ
のみを効率的に記憶することができるという効果を奏す
る。また、少ないメモリ領域で、アクセス解析に重要な
情報のみ記憶することができるという効果も奏する。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部からのアクセスの状況を効率的に把握することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯可能電子装置に係るICカード1
におけるコマンド処理及びログデータの格納処理(履歴
データ記憶方法)に関して説明するためのフローチャー
ト図。
【図2】ICカード1及びリーダライタ4を用いたシス
テム構成Aを概略的に説明するための図。
【図3】ICカード1の基本的な機能ブロックを示す
図。
【図4】ICカード1の制御ブロックを示す図。
【図5】ICカード1のデータメモリ22の構成を概念
的に説明するための図。
【図6】命令データの構成を示す図。
【図7】レスポンスデータの構成を示す図。
【図8】コマンド制御テーブル30を説明する図。
【図9】ログ格納ファイルを説明する図。
【図10】ログデータの構成を説明する図。
【図11】コマンド制御テーブル30の変形例を説明す
る図。
【図12】ログデータの変形例の構成を説明する図。
【図13】ICカード1におけるコマンド処理及びログ
データの格納処理(履歴データ記憶方法)の変形例を説
明するフローチャート図。
【図14】ログデータ読出しに関する命令データを示す
図。
【図15】ICカード1におけるログデータの読出し処
理に関して説明するフローチャート図。
【符号の説明】
A システム 1 ICカード 4 リーダライタ 30 コマンド制御テーブル 40 ログ格納ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA05 SA02 SA04 SA06 SA08 SA21 SA23 TA21 TA22 5B017 AA03 BA05 CA12 5B035 AA13 BB09 CA11 CA38 5B042 GA13 HH30 MA05 MA08 MA14 MC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からコマンドを受信する受信手段
    と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドに関する情報をアクセス履歴として記憶する履歴
    情報記憶手段と、 上記受信手段により受信されたコマンドが上記コマンド
    記憶手段に登録されているかを判定する判定手段と、 この判定手段により上記受信コマンドが上記コマンド記
    憶手段に登録されたコマンドであると判定されると、上
    記受信したコマンドに対する処理を実行し、この処理結
    果を示す情報を外部へ出力するコマンド処理手段と、 上記判定手段により上記受信コマンドが上記コマンド記
    憶手段に登録されたコマンドであると判定されると、上
    記履歴情報記憶手段に上記受信コマンドに関する情報を
    書込み、上記判定手段により上記受信コマンドが上記コ
    マンド記憶手段に登録されていないと判定されると、上
    記履歴情報記憶手段への書き込みを行わない書込処理手
    段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 【請求項2】 外部からコマンドを示すコマンドコード
    情報を含む命令データを受信する受信手段と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドを含む命令データに関する情報をアクセス履歴と
    して記憶する履歴情報記憶手段と、 上記コマンド記憶手段に登録された各コマンドに対応し
    てアクセス履歴情報としてコマンドコードを記憶する
    か、あるいは受信した命令データ全てを記憶するかを示
    す制御情報を記憶している制御情報記憶手段と、 上記受信手段により受信された命令データ中のコマンド
    が上記コマンド記憶手段に登録されているかを判定する
    第1の判定手段と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記受信コマン
    ドに対する処理を実行し、この処理結果を示す情報を外
    部へ出力するコマンド処理手段と、 上記第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記制御情報記
    憶手段の制御情報に基づいて上記受信コマンドはコマン
    ドコードを記憶するのか、受信したデータ全てを記憶す
    るのかを判定する第2の判定手段と、 この第2の判定手段によりコマンドコードを記憶すると
    判定されると、上記履歴情報記憶手段に上記受信した命
    令データに含まれたコマンドコードを書込み、上記第2
    の判定手段により受信データ全てを記憶すると判定され
    ると、上記履歴情報記憶手段に上記受信した命令データ
    全てを書込み、上記第1の判定手段により上記受信コマ
    ンドが上記コマンド記憶手段に登録されていないと判定
    されると、上記履歴情報記憶手段への書き込みを行わな
    い書込処理手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  3. 【請求項3】 外部からコマンドを示すコマンドコード
    情報を含む命令データを受信する受信手段と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 上記受信手段により受信された命令データに含まれるコ
    マンドが上記コマンド記憶手段に登録されているかを判
    定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記受信コマン
    ドに対する処理を実行し、この処理結果を示すレスポン
    スコードを含む応答データを外部へ出力するコマンド処
    理手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドに対する応答データに関する情報をアクセス履歴
    として記憶する履歴情報記憶手段と、 上記コマンド記憶手段に登録された各コマンドに対応し
    てアクセス履歴情報としてレスポンスコードを記憶する
    か、あるいは出力する応答データ全てを記憶するかを示
    す制御情報を記憶している制御情報記憶手段と、 上記コマンド処理手段によるコマンド処理が終了する
    と、上記制御情報記憶手段の制御情報に基づいて上記受
    信コマンドはレスポンスコードを記憶するのか、出力す
    る応答データ全てを記憶するのかを判定する第2の判定
    手段と、 この第2の判定手段によりレスポンスコードを記憶する
    と判定されると、上記履歴情報記憶手段に上記出力する
    応答データに含まれるレスポンスコードを書込み、上記
    第2の判定手段により出力する応答データ全てを記憶す
    ると判定されると、上記履歴情報記憶手段に上記出力す
    る応答データ全てを書込み、上記第1の判定手段により
    上記受信コマンドが上記コマンド記憶手段に登録されて
    いないと判定されると、上記履歴情報記憶手段への書き
    込みを行わない書込処理手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  4. 【請求項4】 外部からコマンドを受信する受信手段
    と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドに関する情報をアクセス履歴として記憶する履歴
    情報記憶手段と、 上記コマンド記憶手段に登録された各コマンドに対応し
    てアクセス履歴の情報を記憶するコマンドであるか否か
    を示す制御情報を記憶している制御情報記憶手段と、 上記受信手段により受信されたコマンドが上記コマンド
    記憶手段に登録されているかを判定する第1の判定手段
    と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されているコマンドであると判定されると、上記受信コ
    マンドに対する処理を実行し、この処理結果を示す情報
    を外部へ出力するコマンド処理手段と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記制御情報記
    憶手段の制御情報に基づいて上記受信コマンドはアクセ
    ス履歴情報を記憶するコマンドであるかを判定する第2
    の判定手段と、 この第2の判定手段によりアクセス履歴情報を記憶する
    コマンドであると判定されると、上記履歴情報記憶手段
    に上記受信コマンドに関する情報を書込み、上記第1の
    判定手段により上記受信コマンドが上記コマンド記憶手
    段に登録されていないと判定されると、上記履歴情報記
    憶手段への書込みを行わない書込処理手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  5. 【請求項5】 外部からコマンドを受信する受信手段
    と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 上記受信手段により受信された命令データに含まれるコ
    マンドが上記コマンド記憶手段に登録されているかを判
    定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記受信コマン
    ドに対する処理を実行し、この処理結果を示すレスポン
    スを外部へ出力するコマンド処理手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドに対するレスポンスに関する情報をアクセス履歴
    として記憶する履歴情報記憶手段と、 上記コマンド記憶手段に登録された各コマンドに対応し
    てアクセス履歴の情報を記憶するコマンドであるか否か
    を示す制御情報を記憶している制御情報記憶手段と、 上記コマンド処理手段によるコマンド処理が終了する
    と、上記制御情報記憶手段の制御情報に基づいて上記受
    信コマンドはアクセス履歴の情報を記憶するコマンドで
    あるかを判定する第2の判定手段と、 この第2の判定手段によりアクセス履歴情報を記憶する
    コマンドであると判定されると、上記履歴情報記憶手段
    に上記出力するレスポンスに関する情報を書込み、上記
    第1の判定手段により上記受信コマンドが上記コマンド
    記憶手段に登録されていないと判定されると、上記履歴
    情報記憶手段への書込みを行わない書込処理手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  6. 【請求項6】 上記コマンド処理手段は、 上記受信手段によりアクセス履歴情報の読出コマンドを
    受信した場合に、上記履歴情報記憶手段から上記読出コ
    マンドで指定されたアクセス履歴情報を読み出す読出手
    段と、 この読出手段により読み出されたアクセス履歴情報を外
    部へ出力する出力手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れか記載の携帯可能電子装置。
  7. 【請求項7】 上記受信手段により受信したキー情報
    と、予め設定されているキー情報とを比較することによ
    り照合する照合手段と、 この照合手段による比較の結果、キー情報が一致した場
    合に、上記読出手段によりアクセス履歴情報を読出すよ
    う制御する制御手段と、 を有することを特徴とする請求項6記載の携帯可能電子
    装置。
  8. 【請求項8】 外部からコマンドを示すコマンドコード
    情報を含む命令データを受信する受信手段と、 予め処理可能なコマンドに関する情報が登録されたコマ
    ンド記憶手段と、 外部から入力され上記コマンド記憶手段に登録されたコ
    マンドを含んだ命令データに関する情報をアクセス履歴
    として記憶する履歴情報記憶手段と、 上記コマンド記憶手段に登録された各コマンドに対応し
    て、アクセス履歴情報を記憶するコマンドであるか否か
    を示す第1の制御情報と、アクセス履歴情報としてコマ
    ンドコードを記憶するかあるいは受信した命令データ全
    てを記憶するかを示す第2の制御情報とを記憶している
    制御情報記憶手段と、 上記受信手段により受信された命令データに含まれるコ
    マンドが上記コマンド記憶手段に登録されているかを判
    定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記受信コマン
    ドに対する処理を実行し、この処理結果を示す情報を外
    部へ出力するコマンド処理手段と、 上記第1の判定手段により上記コマンド記憶手段に登録
    されたコマンドであると判定されると、上記制御情報記
    憶手段の第1の制御情報に基づいて上記受信コマンドは
    アクセス履歴情報を記憶するコマンドであるかを判定す
    る第2の判定手段と、 この第2の判定手段によりアクセス履歴情報を記憶する
    コマンドであると判定されると、上記制御情報記憶手段
    の第2の制御情報に基づいて上記受信コマンドはコマン
    ドコードを記憶するのか、受信したデータ全てを記憶す
    るのかを判定する第3の判定手段と、 この第3の判定手段によりコマンドコードを記憶すると
    判定されると、上記履歴情報記憶手段に上記受信した命
    令データに含まれているコマンドコードを書込み、上記
    第2の判定手段により受信したデータ全てを記憶すると
    判定されると、上記履歴情報記憶手段に上記受信した命
    令データ全てを書込み、上記第1の判定手段により上記
    受信コマンドが上記コマンド記憶手段に登録されていな
    いと判定された場合または上記第2の判定手段によりア
    クセス履歴情報を記憶するコマンドではないと判定され
    た場合、上記履歴情報記憶手段への書込みを行わない書
    込処理手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  9. 【請求項9】 メモリを有し、このメモリに処理可能な
    コマンドに関する情報が予め登録されており、外部から
    受信したコマンドに対する処理を実行し、この処理結果
    を示す情報を外部へ出力する携帯可能電子装置の履歴デ
    ータ記憶方法において、 上記受信コマンドが上記メモリに登録されているかを判
    定するステップと、 この判定の結果、上記受信コマンドが登録されたコマン
    ドであると判定されると、上記メモリに上記受信コマン
    ドに関する情報をアクセス履歴として書込むステップ
    と、 上記判定の結果、上記受信コマンドが登録されていない
    コマンドであると判定されると、上記メモリに対するア
    クセス履歴情報の書き込みを禁止するステップと、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の履歴デー
    タ記憶方法。。
  10. 【請求項10】 メモリを有し、このメモリに処理可能
    なコマンドに関する情報が予め登録されており、外部か
    ら受信したコマンドに対する処理を実行し、この処理結
    果を示す情報を外部へ出力する携帯可能電子装置の履歴
    データ記憶方法において、 上記受信コマンドが上記メモリに登録されているかを判
    定するステップと、 この判定の結果、上記受信コマンドが登録されたコマン
    ドであると判定されると、上記メモリに上記受信コマン
    ドに関する情報をアクセス履歴として書込むステップ
    と、 上記判定の結果、上記受信コマンドが登録されていない
    コマンドであると判定されると、上記メモリに対するア
    クセス履歴情報の書き込まずに、外部へエラーを示すレ
    スポンスを出力するステップと、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置の履歴デー
    タ記憶方法。
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