JP2002342654A - 特別サービス情報付き地図情報を提供する情報ステーション装置を含んだ情報提供システム - Google Patents

特別サービス情報付き地図情報を提供する情報ステーション装置を含んだ情報提供システム

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JP2002342654A
JP2002342654A JP2001151612A JP2001151612A JP2002342654A JP 2002342654 A JP2002342654 A JP 2002342654A JP 2001151612 A JP2001151612 A JP 2001151612A JP 2001151612 A JP2001151612 A JP 2001151612A JP 2002342654 A JP2002342654 A JP 2002342654A
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Yuji Okada
雄次 岡田
Hiroshi Kurita
洋 栗田
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Ichi Rei Yon KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的地へ行こうとしている人達に、情報ステ
ーション装置から便利で適切な情報を提供する。 【解決手段】 情報ステーション装置3は、コンビニエ
ンスストア、駅等のステーション位置に設置されてお
り、ユーザから目的地を示す情報を受け付ける。ステー
ション位置と目的地を含む目的地地図情報が取得され
る。目的地地図情報に含まれる場所で提供され、目的地
に関連した特別サービスの情報である目的関連特別サー
ビス情報が取得される。目的関連特別サービス情報の提
供される位置である特別サービス位置情報が取得され
る。目的地および特別サービス位置情報が示された目的
地地図情報が、目的関連特別サービス情報とともに、情
報ステーション装置3に送られ、ユーザに向けて出力さ
れる。目的地関連特別サービス情報は例えば割引クーポ
ン券である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンビニエンスス
トア、駅等のユーザが利用可能な場所に設置される情報
ステーション装置を含む情報提供システムに関し、特
に、ユーザがどこかの目的地に行こうとしているときに
便利な情報を提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、情報技術が発展し、各種
の場所に各種の情報提供システムが備えられている。そ
うした情報提供システムの一つに、コンビニエンススト
アや駅などに設置される情報ステーション装置が挙げら
れる。
【0003】図1に示すように、情報ステーション装置
の一例は、箱形のハウジングを有する。情報ステーショ
ン装置は、大型ディスプレイ、その下方のタッチパネル
式のディスプレイ、スピーカ、携帯電話接続ケーブル、
プリンタ、テンキーボード、スキャナ、電話ハンドセッ
ト、CCDカメラ、各種メモリー媒体(ICカード、M
D等)の挿入口、携帯電話接続ケーブル、硬貨および紙
幣の投入口などを有する。
【0004】情報ステーション装置は、衛星通信やイン
ターネット通信などによって各種の情報を入手し、ユー
ザに提供する。情報ステーション装置は多目的な情報を
扱うことができる。例えば、音楽のダウンロードが行わ
れ、旅行およびホテルの予約が行われ、コンサートなど
のチケットの予約が行われ、デジタルカメラの画像の取
込みとプリントが行われ、またその他の各種の情報がイ
ンターネット等を利用して提供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】情報ステーション装置
は、多様なユーザが訪れる場所に設置される。情報ステ
ーション装置には、多様なユーザに対して適切で便利で
豊富な情報を提供することが常に求められる。
【0006】例えば、情報ステーション装置は、多様な
利用客が集まる場所であるコンビニエンスストアに好適
に設置される。コンビニエンスストアの利用客の中に
は、どこかの目的地に行く前にコンビニエンスストアに
立ち寄る客も多い。例えば、電車を降りてから、駅前の
コンビニエンスストアに寄り、それから目的地へと向か
う客が多く見られる。
【0007】本発明は、上記のような目的地へ行こうと
している人達に着目しており、このような人達に情報ス
テーション装置から便利で適切な情報を提供できるシス
テムを実現することを目的とする。これにより、本発明
のシステムは、情報ステーション装置に求められる要
求、すなわち、より便利な情報を提供するという要求に
応え、また、ユーザがメリットを得られるようにし、さ
らにまた、情報の内容に対応するサービスの提供者にと
ってもメリットが得られるようにする。
【0008】また本発明の別の目的は、上述のように目
的地をもったユーザから有用なマーケッティングデータ
を収集できるシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、コンビ
ニエンスストア、駅等のユーザが利用可能な場所である
ステーション位置に設置される情報ステーション装置を
含み、前記情報ステーション装置からユーザに便利な情
報を提供する情報提供システムに関する。本システム
は、ユーザの目的地を示す情報を取得する目的地情報取
得手段と、前記ステーション位置とともに前記目的地を
含む目的地地図情報を取得する地図情報取得手段と、前
記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目的
地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別サ
ービス情報を取得する特別サービス情報取得手段と、前
記目的関連特別サービス情報の提供される位置である特
別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報取
得手段と、前記目的地および前記特別サービス位置情報
が示された目的地地図情報を、前記目的関連特別サービ
ス情報とともに、前記情報ステーション装置からユーザ
に向けて出力するための情報出力手段と、を含む。
【0010】本発明は、目的地の地図を提供するとき
に、ユーザの行こうとする目的地が分かることを利用し
て、目的地の地図だけでなく、目的地に関連する特別サ
ービス情報を提供し、また特別サービス位置を目的地の
地図に示す。特別サービス情報は例えば割引クーポンチ
ケットであり、割引クーポンチケット付きの地図情報
は、好ましくは紙等に印刷される。特別サービス情報が
目的地に関連するとき、その特別サービス情報はユーザ
にとって有用である可能性が高い。
【0011】したがって、本発明によれば、ユーザは、
目的地へ行こうとしているときに情報ステーション装置
を利用すると、目的地までの地図が分かるだけでなく、
目的地に関連した特別サービス情報、すなわち自分にと
って有用な可能性の高い特別サービス情報を受けられ
る。
【0012】例えば、病院へ行こうとするユーザは、お
見舞いの花についての割引クーポンチケットを入手で
き、お見舞いにもっていくべき花を割引価格で購入でき
る。ユーザが花を買おうと思っていなかったときでも、
そのユーザが本システムを利用すると、お見舞いに行く
ときは花をもっていくとよいと考えつき、そして花を割
引価格で購入できる。このようにして、本発明により、
目的地へ行こうとするユーザは有用な情報を得ることが
できる。
【0013】また、特別サービスの提供者は、ユーザの
目的地が自分と関連するとき、すなわち、ユーザが自分
のサービスを利用する可能性が高いときに、そのような
ユーザに特別サービス情報を提供して、効果的にユーザ
を引きつけられる。
【0014】さらに、情報ステーション装置にとって
も、ユーザに便利な情報を提供できるので、情報ステー
ション装置に求められる要求に応えられる。情報ステー
ション装置がコンビニエンスストアのような場所に設置
されるとき、本発明により情報ステーション装置の有用
性が高まる結果として、集客力を向上できるという利点
も得られる。
【0015】(2)本発明の別の態様の情報提供システ
ムは、ユーザの目的地を示す情報を、ユーザのもつ携帯
電話から通信によって取得する目的地情報取得手段と、
前記目的地を含む目的地地図情報を取得する地図情報取
得手段と、前記目的地地図情報に含まれる場所で提供さ
れ、前記目的地に関連した特別サービスの情報である目
的関連特別サービス情報を取得する特別サービス情報取
得手段と、前記目的関連特別サービス情報の提供される
位置である特別サービス位置情報を取得する特別サービ
ス位置情報取得手段と、前記目的地および前記特別サー
ビス位置情報が示された目的地地図情報を、前記目的関
連特別サービス情報とともに、前記情報ステーション装
置からユーザに向けて出力するための情報出力手段と、
を含む。
【0016】本態様によっても、上述した本発明の利点
が同様に得られる。本態様では、携帯電話を使って目的
地を指定できるので、ユーザは便利に情報ステーション
装置を利用できる。また、携帯電話との通信を利用して
個人を特定でき、これによりユーザの認証を行うことも
できる。また、携帯電話との通信を利用して個人を特定
でき、ユーザに対する課金を行うこともできる。
【0017】前記情報提供システムは、前記目的地地図
情報、前記目的関連特別サービス情報および前記特別サ
ービス位置情報の少なくとも一つを前記携帯電話に送信
し、前記情報ステーション装置は、前記携帯電話から通
信で取得した情報を前記情報出力手段から出力してもよ
い。
【0018】好ましくは、本発明のシステムは、前記目
的地地図情報として、前記携帯電話から目的地を示す情
報を受け取ったときの前記携帯電話の位置を含む地図情
報を提供する。携帯電話の位置はユーザにより入力され
てもよい。また自動的に検知されてもよい。例えば、携
帯電話に備えられたGPS(Global Positioning Syste
m)装置の情報が利用される。また本発明のシステム
は、前記目的地地図情報として、前記ステーション位置
を含む地図情報を提供してもよい。
【0019】(3)好ましくは、前記目的地情報取得手
段は、前記目的地を示す情報として、目的地の電話番号
を取得し、前記地図取得手段は、前記目的地地図情報と
して、取得された前記電話番号に対応する目的地を含む
地図情報を取得する。好ましくは、電話番号と目的地を
対応付けるデータベースが参照される。本態様によれ
ば、目的地の指定が容易になり、ユーザの操作が簡単に
なる。電話番号とともに目的地名を受け付けることも好
適であり、より確実に目的地を特定できる。
【0020】(4)好ましくは、本システムは、現在時
間がサービス提供時間に適合する特別サービスの情報を
提供してもよい。好ましくは、本システムは、天候に適
合する特別サービスの情報を提供する。好ましくは、本
システムは、ユーザの属性に基づいて選択された特別サ
ービスの情報を提供する。これらの態様によれば、さら
にユーザにとって有用な特別サービス情報を提供するこ
とができる。
【0021】(5)好ましくは、本システムは、さら
に、前記ステーション位置にて提供される特別サービス
の情報であるステーション特別サービス情報を前記目的
地地図情報とともに提供する。好ましくは、前記ステー
ション特別サービス情報は、前記目的地に関連する。
【0022】本発明によれば、ユーザは、ステーション
位置で提供される特別サービスの情報を知り、その特別
サービスを受けることができ、本システムが便利にな
る。ステーション位置で提供される特別サービス情報も
目的地と関連することが好適である。この情報により、
ユーザは、目的地に関連するサービスをステーション位
置で受けられることを知り、別の場所に行く手間が省
け、さらに、そのサービスに関して特別サービスを受け
られる。例えば、コンビニエンスストアに情報ステーシ
ョン装置が設置されるとき、目的地に関連する商品を割
引価格で購入できる。コンビニエンスストアにとって
も、便利で得な情報の提供により、集客力を高め、売り
上げをのばせる、という利点が得られる。
【0023】好ましくは、本発明のシステムは、前記ス
テーション位置が属する地域、ユーザーの属性、時間、
天候から選ばれる少なくとも1つに基づいて選択された
ステーション特別サービス情報を提供する。さらにユー
ザにとって有用なステーション特別サービス情報を提供
することができる。
【0024】また、前記ステーション位置で受けること
ができるサービスに関連する特別サービスの情報は、前
記目的関連特別サービスとしての提供対象から除外され
てもよい。
【0025】(6)好ましくは、前記情報出力手段が出
力する前記目的地地図情報には、前記目的地までの移動
経路が示される。これにより、ユーザは目的地へ容易に
到達できる。
【0026】好ましくは、本発明のシステムは、前記移
動経路に沿った場所で提供される特別サービスの情報を
前記目的関連特別サービス情報として提供する。これに
より、ユーザは、目的地への経路から大きく外れること
なく特別サービスを受けられる。目的地へ行くのに遠回
りすることを回避できる。より早く目的地に到達可能と
なり、時間の節約もできる。
【0027】(7)好ましくは、前記情報ステーション
装置は、前記特別サービス位置を強調形態で表示した目
的地地図情報を前記情報出力手段から出力する。好まし
くは、前記強調形態は、前記特別サービス位置の点滅、
周囲と異なる色での前記特別サービス位置の表示、およ
び、周囲と異なる文字形態を用いた前記特別サービス位
置の表示、の少なくとも一つを含む。これにより、特別
サービス情報の提供される位置が分かりやすくユーザに
示される。
【0028】(8)好ましくは、本発明のシステムは、
前記目的地地図情報とともに前記目的関連特別サービス
情報が提供されたユーザの属性情報を、前記ユーザによ
り利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情報
と関連づけて、マーケッティング分析用のデータとして
蓄積するマーケッティングデータ蓄積手段を含む。
【0029】本発明によれば、情報ステーション装置と
そこから与えられる目的関連特別サービス情報を利用し
て、どのようなユーザが何をしたかという、マーケッテ
ィングにおいて有効なデータが得られる。例えば、コン
ビニエンスストアでのマーケッティングを考えると、従
来は、コンビニエンスストアでの購入品とユーザ属性の
関係に基づくマーケッティングデータを蓄積することは
一般化している。しかし、コンビニエンスストアを出た
後についてのマーケッティングデータの入手は容易でな
かった。本発明によれば、この種のデータを入手するこ
とが可能となる。
【0030】(9)好ましくは、前記情報ステーション
装置は、前記目的地地図情報および前記目的関連特別サ
ービス情報をもった紙等の情報媒体を前記情報出力手段
からユーザに向けて出力し、前記情報媒体には識別情報
が付けられる。そして、前記ユーザが前記目的関連特別
サービス情報を使った場合に前記情報媒体の前記識別情
報から、利用された目的関連特別サービス情報が特定さ
れる。
【0031】情報媒体は例えば紙であり、識別情報は例
えばバーコードである。情報ステーション装置で、紙上
に、目的地および特別サービス位置を示す地図と、目的
関連特別サービス情報と、バーコードとが印刷される。
この紙をもってユーザが特別サービス位置へ行く。紙か
らバーコードが読み取られ、これにより、目的関連特別
サービス情報が利用されたことが分かる。
【0032】このようにして、本発明によれば、情報媒
体およびその識別情報を利用することにより、情報ステ
ーション装置で目的関連特別サービス情報を提供したユ
ーザと、特別サービス位置で目的関連特別サービス情報
を使ったユーザと、を対応させることができ、これによ
りマーケッティングデータを蓄積できる。
【0033】(10)好ましくは、前記マーケッティン
グデータ蓄積手段は、目的地の情報を蓄積する。本発明
によれば、どこへ行こうとするユーザであって、どうい
う属性のユーザが、どういう特別サービス情報に反応す
るか、といったことを示すマーケッティングデータを得
られる。このマーケッティングデータは、例えば、提供
する特別サービス情報の選別に利用できる。目的地と属
性のデータに基づいて、利用される可能性の高い有用な
特別サービス情報をユーザに提供できる。
【0034】好ましくは、前記マーケッティングデータ
蓄積手段は、前記目的関連特別サービス情報を出力した
情報ステーション装置を示す情報を蓄積する。本発明に
よれば、どこで特別サービス情報を受け取ったユーザが
その情報に反応するかといったことを示すマーケッティ
ングデータが得られる。上述の目的地と組み合わせる
と、どこからどこへ行くユーザが、どういう特別サービ
ス情報に反応するか、といったことを示すマーケッティ
ングデータが得られる。このデータは、例えば、情報ス
テーション装置がコンビニエンスストアに設置される場
合に、どのような客が来店しているのかといったことの
分析に好適に利用される。
【0035】好ましくは、前記マーケッティングデータ
蓄積手段は、前記目的関連特別サービス情報の提供とと
もにユーザが情報ステーション装置から受けた他のサー
ビスを示す情報を蓄積する。他のサービスとは、例え
ば、上述の音楽ダウンロード、チケット購入、ホテル予
約などである。このマーケッティングデータから、情報
ステーション装置の使い方と、その後にとる行動との関
係が分かり、これをマーケッティングに利用できる。
【0036】好ましくは、前記マーケッティングデータ
蓄積手段は、前記目的関連特別サービス情報が前記情報
ステーション装置から提供された時間を示す情報を蓄積
する。好ましくは、前記マーケッティングデータ蓄積手
段は、前記目的関連特別サービス情報が前記特別サービ
ス位置にて利用された時間を示す情報を蓄積する。好ま
しくは、前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記
目的関連特別サービス情報が前記情報ステーション装置
から提供されたときの天候を示す情報を蓄積する。好ま
しくは、前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記
目的関連特別サービス情報が利用されたときの天候を示
す情報を蓄積する。
【0037】以上のようにして、本発明によれば、目的
地に向かうユーザに関して、情報ステーション装置とそ
こから与えられる目的関連特別サービス情報を利用し
て、ユーザの属性と行動を把握できる有用なマーケッテ
ィングデータを入手することができる。
【0038】(11)本発明は上述の情報提供システム
の態様には限定されない。本発明の別の態様は、例え
ば、情報提供システムを構成する情報ステーション装置
である。情報ステーション装置は、通信接続される他の
コンピュータとともに情報提供システムを構成してもよ
い。情報ステーション装置は、単独で情報提供システム
を構成してもよい。また例えば、本発明の別の態様は、
情報ステーション装置を利用する情報提供方法である。
また例えば、本発明の別の態様は、情報ステーション装
置を利用した情報提供のためにコンピュータにて実行さ
れるプログラムであり、また例えば、このようなプログ
ラムを記録した媒体である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0040】図2は、本実施形態の情報提供システム1
の全体的な構成を示す。情報ステーション装置3は、図
1に示される形状を有し、コンビニエンスストア、駅な
ど、多様な人が集まる場所に設置される。以下、本実施
形態では、主として、情報ステーション装置3がコンビ
ニエンスストアに設置される場合を例として取り上げ
る。
【0041】情報センタ装置5は、情報ステーション装
置3と人口衛星7を経由して通信する。この通信を通じ
て、情報ステーション装置3と情報センタ装置5は各種
の情報を交換する。情報ステーション装置3および情報
センタ装置5はコンピュータで構成されている。図2に
は示されないが、情報センタ装置5は、複数の情報ステ
ーション装置3と通信を行う。
【0042】図3は、情報ステーション措置3の主な構
成を示している。情報ステーション装置3は、入出力処
理部10、通信部12を有する。入出力処理部10は、
タッチパネル10a、キーボード10b、その他のスイ
ッチ10c、マイク10d、カメラ10e、スキャナ1
0f、ディスプレイ10g、プリンタ10h、スピーカ
10iといった各種の入出力装置を用いた情報の入力お
よび出力に関する処理を行う。入出力処理部10は、さ
らに、メモリ媒体装着部10jに装着されたメモリ媒体
(MDなど)についての情報の入力および出力に関する
処理を行う。
【0043】入出力処理部10は、さらに、携帯電話接
続部10kに接続された携帯電話についての情報の入力
および出力に関する処理を行う。携帯電話接続部10k
は携帯電話との間での通信機能をもつ。
【0044】通信部12は、情報センタ装置5との間で
人口衛星を経由して通信を行う。なお、通信手段は衛星
通信に限定されない。例えば、インターネットおよび公
衆回線などが適用可能である。
【0045】情報ステーション装置3は、さらに、地図
情報提供処理部14を有する。地図情報提供処理部14
は、本発明に特徴的な特別サービス情報付きの目的地案
内用地図情報をユーザに提供するための処理を行う。
【0046】地図情報提供処理部14による制御の下
で、入出力処理部10は、タッチパネル等の入出力装置
を用いて、ユーザが行こうとする目的地を示す情報の入
力を受け付ける。本実施形態では、目的地を示す情報と
して電話番号が受け付けられる。さらに、目的地を示す
情報として、目的地の名称が受け付けられる。そして、
通信部12が、目的地の電話番号および名称を、情報ス
テーション装置3を特定するステーションIDとともに
情報センタ装置5に送る。さらに、入出力処理部10
は、情報センタ装置5から送り返された地図情報等を、
ディスプレイ、プリンタといった出力装置を用いて出力
する。
【0047】上記において、入出力処理部10は、地図
情報提供処理部14による制御の下で、本発明の条件入
力手段および情報出力手段として機能する。すなわち、
入出力処理部10は、ユーザから情報提供に必要な条件
としての目的地の情報入力を受け付け、そして、条件情
報に基づいて得られた情報である地図情報を出力する。
【0048】情報ステーション装置3は、さらに、その
他のサービスを行う機能として、音楽ダウンロード処理
部16、チケット発行処理部18、写真プリント処理部
19を含む。これらの機能についても、入出力処理部1
0と通信部12によって、必要な情報が入手され、ユー
ザに提供される。これらは、他のサービス機能の例であ
る。さらに別のサービス機能が設けられてもよい。
【0049】図4は、情報センタ装置5の構成を示して
いる。情報センタ装置5は、情報ステーション装置3か
ら、目的地を示す情報として、目的地の電話番号および
名称を受信する。また情報センタ5は、情報ステーショ
ン装置3からステーションIDを受信する。
【0050】目的地情報取得部20は、情報ステーショ
ン装置3から送られてきた目的地の電話番号および名称
を取得する。目的地特定部22は、電話番号データベー
ス24を用いて、目的地を特定する。
【0051】図5は、電話番号データベース24を示し
ている。このデータベースは、目的地の電話番号、名
称、位置(住所)、目的地属性(目的地の種類)および
目的地シンボルマークを関連づける。このデータベース
を参照することにより、目的地の位置などが特定され
る。
【0052】ステーション特定情報取得部25は、情報
ステーション装置3から送られてきたステーションID
を、情報ステーション装置3を特定するための情報とし
て取得する。ステーション位置特定部26は、ステーシ
ョンデータベース28を参照し、ステーションIDに基
づいてステーション位置を特定する。ステーション位置
とは、情報ステーション装置3が設置される場所の情報
である。
【0053】図6は、ステーションデータベース28を
示している。このデータベースは、ステーションID、
ステーション名(コンビニエンスストアの名称(店舗名
を含む))およびステーション位置(住所)を関連づけ
る。このデータベースを参照することにより、ステーシ
ョンIDからステーション位置が求められる。
【0054】地図情報取得部30は、地図情報データベ
ース32を参照して、目的地およびステーション位置を
含む地図情報を求める。この地図情報を本実施形態では
目的地地図情報という。
【0055】地図情報データベース32には、全国の多
数の地図情報が記憶されている。それら地図情報の中か
ら、目的地およびステーション位置を含む地図情報が取
得される。このとき、好ましくは、目的地とステーショ
ン位置が地図中で適切な配置になるように、地図情報が
加工される。地図情報の加工は、主に、地図の切取りお
よび接合である。例えば、目的地とステーション位置が
地図中心を挟んで向き合うように配置される。ステーシ
ョン位置が地図の中心に配置されてもよい。
【0056】なお、地図情報データベース32は、各ス
テーション装置に対応する地図情報をもっていてもよ
い。ステーション毎に一つの地図のみが用意され、常に
その地図が使われてもよい。ステーションIDから地図
情報が検索される。その地図情報に含まれない目的地は
サービス対象外となってもよい。
【0057】特別サービス情報取得部34および特別サ
ービス位置情報取得部36は、特別サービス情報データ
ベース38を参照し、目的関連特別サービス情報および
その提供される位置である特別サービス位置情報を取得
する。
【0058】まず、特別サービス情報について説明す
る。本実施形態において、特別サービス情報は、サービ
ス提供者によって提供され、ユーザ(サービス被提供
者)にとって通常のサービスよりも有利なサービスであ
る。サービス提供者は、商店、飲食店などである。特別
サービスは、割引、プレゼント(おまけ)などである。
特別サービス情報は、例えば、割引券(割引クーポ
ン)、割引の告知情報、プレゼント引換券、ポイント獲
得券(クーポンポイント、加算される)、プレゼント等
の応募券、抽選券などである。
【0059】本実施形態では、特別サービス情報の一例
として、主として割引クーポン券を取り上げる。割引ク
ーポン券は、本実施形態の情報提供システムに加盟した
サービス提供者である加盟店で利用できる。
【0060】目的関連特別サービス情報は、特別サービ
ス情報のうちで、(1)目的地地図情報に含まれる場所
で提供され、かつ、(2)目的地に関連した特別サービ
スの情報である。目的地に関連する特別サービス情報と
は、典型的には、ユーザが目的地に行くのに伴って便利
に利用できる特別サービス情報である。
【0061】例えば、目的関連特別サービス情報は、目
的地で使われる商品の割引クーポン券である。目的地が
病院のとき、目的関連特別サービス情報は、例えば花屋
の割引クーポン券(お見舞い用)および果物屋の割引ク
ーポン券(お見舞い用)である。また例えば、目的地が
映画館および劇場のとき、目的関連特別サービス情報は
飲食店の割引クーポン券(鑑賞前の食事用)である。
【0062】図7は、目的関連特別サービス情報および
特別サービス位置情報を取得するために参照される特別
サービス情報データベース38を示す。このデータベー
スは、クーポン加盟店、住所(特別サービス位置)、割
引クーポン情報、関連する目的地属性および加盟店シン
ボルマークを関連づけて記憶している。なお、図示のよ
うに、一つの特別サービス情報が複数の目的地属性と関
連付けられていてもよい。
【0063】本実施形態では、特別サービス情報取得部
34および特別サービス位置情報取得部36は、図示の
ように一体化されている。これらは、特別サービス情報
データベース38を参照し、(1)ユーザの行こうとす
る目的地の属性(図5のデータベースから得られる)と
一致する目的地属性をもち、かつ、(2)地図情報取得
部30によって取得された目的地地図情報の範囲に含ま
れる位置で提供される特別サービス情報を検索する。検
索された特別サービス情報が、目的関連特別サービス情
報となる。この目的関連特別サービス情報が、その提供
場所である特別サービス位置情報および他の情報ととも
に、特別サービス情報データベースから取得される。
【0064】なお、好ましくは、ステーション位置のコ
ンビニエンスストアで受けることができるサービスに関
連する特別サービスの情報は、目的関連特別サービスと
しての提供対象から除外される。ここでは、コンビニエ
ンスストアの提供する商品のデータベース(図示せず)
が参照される。そして、コンビニエンスストアの商品に
ついては、加盟店の割引クーポン情報は取得されない。
これにより、ステーション位置のコンビニエンスストア
での買い物が促進される。ユーザが時間と手間を節約し
て効率よく目的地に行けるように図ることができる。
【0065】図4に戻り、さらに、情報センタ装置5
は、ステーション特別サービス情報取得部40を含む。
ステーション特別サービス情報取得部40は、ステーシ
ョン特別サービス情報データベース42を参照し、ステ
ーション位置(コンビニエンスストア)にて提供される
特別サービスの情報であるステーション特別サービス情
報を取得する。好ましくは、ステーション特別サービス
情報に関しても、上述の加盟店に関する情報と同様に、
目的地に関連する情報が提供される。
【0066】図8は、ステーション特別サービス情報デ
ータベース42を示す。このデータベースは、ステーシ
ョン(コンビニエンスストア)ごとに、特別サービス情
報を関連する目的地属性とともに記憶している。このデ
ータベースが参照され、ユーザの行こうとする目的地の
属性(図5のデータベースから得られる)と一致する目
的地属性をもつ特別サービス情報が検索される。
【0067】合成処理部44は、目的地地図情報、目的
地、特別サービス位置、目的関連特別サービス情報およ
びステーション特別サービス情報を合成する。例えば、
これらの情報を使った合成画像がつくられる。この合成
画像には、目的地地図情報、目的関連特別サービス情報
およびステーション特別サービス情報が適当に並べて配
置される。また、目的地地図情報中には、目的地および
特別サービス位置情報が示される。目的地、特別サービ
ス位置およびステーション位置にはシンボルマークが付
けられる。合成処理部44により生成された情報は、情
報ステーション装置3に送信される。
【0068】次に、本実施形態の情報提供システムの動
作を説明する。ここでは、情報提供システムが利用され
る場面の例として、ユーザが、電車を降りて、駅前のコ
ンビニエンスストアに寄り、それから病院へ行く場面を
想定する。
【0069】ユーザは、コンビニエンスストアに入る
と、店内に設置された情報ステーション装置3を利用す
る。ユーザは、画面および音声の案内に従って情報ステ
ーション装置3を操作し、目的地を示す情報として、病
院の電話番号および名称(X病院)を入力する。
【0070】情報ステーション装置3の通信部12は、
病院の電話番号および名称を、情報ステーション装置3
(またはコンビニエンスストア)を特定するステーショ
ンIDとともに、情報センタ装置5へと送信する。
【0071】情報センタ装置5では、目的地情報取得部
20が病院の電話番号および名称を取得する。そして、
目的地特定部22が、電話番号および名称に基づく検索
処理により、電話番号データベース24から目的地の情
報を取得する。目的地の位置(住所)、属性およびシン
ボルマークが取得される。
【0072】ステーション位置特定部22は、ステーシ
ョンIDに基づく検索処理により、ステーションデータ
ベース28から、ステーションIDに対応するステーシ
ョン位置の情報を取得する。
【0073】地図情報取得部30は、地図情報データベ
ース32を参照して、目的地およびステーション位置を
含む地図情報を求める。特別サービス情報取得部34お
よび特別サービス位置情報取得部36は、特別サービス
情報データベース38を参照し、目的関連特別サービス
情報および特別サービス位置情報を取得する。
【0074】目的地がX病院なので、目的地属性も病院
である。特別サービス情報データベース38には、A花
屋、B果物屋について、関連する目的地属性が病院であ
る。したがって、これらの加盟店の割引クーポン情報
が、それらの加盟店の位置情報とともに取得される。さ
らに、加盟店のシンボルマークの情報も特別サービス情
報データベース38から取得される。
【0075】またステーション特別サービス情報取得部
40は、ステーション特別サービス情報データベース4
2を参照し、ステーション特別サービス情報を取得す
る。目的地に関連するステーション特別サービス情報が
取得される。目的地の属性が病院なので、入院時に使う
日用品(歯ブラシ、スリッパ、コップ等)の割引クーポ
ン情報が取得される。
【0076】合成処理部44は、上述のようにして得ら
れた目的地地図情報、目的地、特別サービス位置、目的
関連特別サービス情報およびステーション特別サービス
情報を合成し、合成画像を生成する。
【0077】この合成画像は、衛星7を経由して情報ス
テーション装置3に受信される。合成画像は、地図提供
処理部14の制御の下で、通信部12により受信され、
入出力処理部10により出力装置を用いて出力される。
まず、合成画像は、ディスプレイに表示される。ユーザ
が、タッチパネルに表示されるプリント指示ボタンを押
すと、合成画像がプリンタから出力される。
【0078】図9は、合成画像の例である。中央部には
目的地地図が配置されている。地図上では、コンビニエ
ンスストア、X病院、A花屋およびB果物屋のシンボル
マークが、それぞれの位置に示される。地図上では、コ
ンビニエンスストアはステーション位置に対応し、X病
院は目的地に対応し、A花屋およびB果物屋が特別サー
ビス位置に対応する。すなわち、本実施形態では、特別
サービス位置として、特別サービス提供者のマークが地
図上に示される。
【0079】目的地地図の下方には、A花屋およびB果
物屋の割引クーポン券が配置されている。これらは目的
関連特別サービス情報である。また、目的地地図の上側
には、コンビニエンスストアでの入院用品セットの割引
クーポン券が配置されている。これは、ステーション特
別サービス情報である。
【0080】好ましくは、図9の画像を出力するとき、
特別サービス位置を示す加盟店シンボルマークが強調表
示される。加盟店シンボルマークが、周囲と異なる色で
表示されてもよい。また、加盟店を表す文字が、周囲と
異なる形態で表示されてもよい。例えば、文字の大き
さ、太さおよび形状(フォント)の一つまたは複数を変
えることにより、周囲から加盟店シンボルマークが強調
される。これらの強調は、情報センタ装置5での画像生
成時に施されてもよく、情報ステーション装置3での出
力処理時に施されてもよい。
【0081】また、図9の画像をディスプレイに表示す
るときは、加盟店マークが点滅されてもよい。
【0082】ユーザは、ディスプレイに表示された地図
をみて、その印刷を指示する。これに応えて、図9の地
図がプリンタにより印刷される。ユーザは、印刷された
地図を見て、まず、情報ステーション装置3が設置され
たコンビニエンスストアで、割引クーポン券を使うこと
ができる。ユーザがこれから入院する人の時、ユーザは
割引クーポン券を使って入院用品を揃えられる。
【0083】ユーザは、コンビニエンスストアを出て、
地図を見ながら病院へと向かう。病院へ行く途中で、地
図に示されたA花屋やB果物屋に行き、割引クーポン券
を使って買い物ができる。これらの割引クーポン券は、
お見舞いに行こうとしている人に便利に利用される。
【0084】以上、本発明の好適な第1の実施形態を説
明した。以上に説明したように、本発明は、目的地の地
図を提供するときに、ユーザの行こうとする目的地が分
かることを利用して、目的地の地図だけでなく、目的地
に関連する特別サービス情報を提供し、また特別サービ
ス位置を目的地の地図に示す。特別サービス情報は例え
ば割引クーポンチケットであり、割引クーポンチケット
付きの地図情報は、好ましくは紙等に印刷される。特別
サービス情報が目的地に関連するとき、その特別サービ
ス情報はユーザにとって有用である可能性が高い。
【0085】したがって、本発明によれば、ユーザは、
目的地へ行こうとしているときに情報ステーション装置
を利用すると、目的地までの地図が分かるだけでなく、
目的地に関連した特別サービス情報、すなわち自分にと
って有用な可能性の高い特別サービス情報を受けられ
る。上述の例において、病院へお見舞いに行こうとする
ユーザは、お見舞いの花についての割引クーポン券を入
手でき、お見舞いにもっていくべき花を割引価格で購入
できる。ユーザが花を買おうと思っていなかったときで
も、そのユーザが本システムを利用すると、お見舞いに
行くときは花をもっていくとよいと考えつき、そして花
を割引価格で購入できる。このようにして、本発明によ
り、目的地へ行こうとするユーザは有用な情報を得るこ
とができる。
【0086】また、特別サービスの提供者は、ユーザの
目的地が自分と関連するとき、すなわち、ユーザが自分
のサービスを利用する可能性が高いときに、そのような
ユーザに特別サービス情報を提供して、効果的にユーザ
を引きつけられる。
【0087】さらに、情報ステーション装置にとって
も、ユーザに便利な情報を提供できるので、情報ステー
ション装置に求められる要求に応えられる。情報ステー
ション装置がコンビニエンスストアのような場所に設置
されるとき、本発明により情報ステーション装置の有用
性が高まる結果として、集客力を向上できるという利点
も得られる。
【0088】また本発明によれば、上述のように、ステ
ーション特別サービス情報も目的地地図情報とともにユ
ーザに提供される。ユーザは、ステーション位置で提供
される特別サービスの情報を知り、その特別サービスを
受けることができ、本システムが便利になる。
【0089】ステーション特別サービス情報についても
目的地と関連する情報を提供することが好適である。こ
の情報により、ユーザは、目的地に関連するサービスを
ステーション位置で受けられることを知り、別の場所に
行く手間が省け、さらに、そのサービスに関して特別サ
ービスを受けられる。上述の例では、情報ステーション
装置が設置されたコンビニエンスストアにて、目的地に
関連する商品を割引価格で購入できる。コンビニエンス
ストアにとっても、便利で得な情報の提供により、集客
力を高め、売り上げをのばせる、という利点が得られ
る。
【0090】また、本実施形態では、ステーション位置
で受けることができるサービスに関連する特別サービス
の情報は、目的関連特別サービスとしての提供対象から
除外されている。これにより、ユーザがステーション位
置でサービスを受けることが促進される。上述の例の場
合、コンビニエンスストアでの買い物が促進される。ユ
ーザが時間と手間を節約して効率よく目的地に行けるよ
うに図ることができる。
【0091】また、本実施形態では、特別サービス位置
が強調形態で表示される。これにより、目的関連特別サ
ービス情報の提供される位置が分かりやすくユーザに示
される。
【0092】なお、本実施形態は本発明の範囲内で変形
可能なことはもちろんである。例えば、本実施形態で
は、ユーザに提供する各種の情報は主に情報センタ装置
5で取得された。これに対し、一部の情報は、情報ステ
ーション装置3で取得されてもよい。例えば、目的地地
図情報およびステーション特別サービス情報が情報ステ
ーション装置3で記憶部(図示せず)から読み出され、
これらが、情報ステーション装置5から受信した目的関
連特別サービス情報および特別サービス位置情報と合成
される。
【0093】また、すべての情報が、情報ステーション
装置3で取得されてもよい。この場合、情報ステーショ
ン装置3は単独で設けられ、情報センタ装置5は廃止さ
れても構わない。
【0094】また、本実施形態の情報提供システムは、
分散して設けられたより多くのコンピュータによって構
成されてもよい。例えば、情報センタ装置5の複数の構
成要素が、別々の場所に分かれて設けられる。例えば、
地図データベースおよび電話番号データベースが、情報
センタ装置5とは別の場所に設けられ、インターネット
を介して接続される。
【0095】また、目的地地図情報および特別サービス
の情報とともに、広告情報が提供されてもよい。目的地
と関連して提供すべき特別サービス情報がないときに、
空いた領域を利用して広告を提供する、といったことも
好適である。
【0096】また、上記の本実施形態では、主として、
目的地で行く途中で提供されるサービスに関する情報が
提供された。しかし、本発明はこれに限定されない。例
えば、目的地に行った後で提供されるサービスに関する
情報でもよい。目的地から一旦出てサービスを受け、ま
た戻る、といった種類のサービスに関する情報でもよ
い。このような観点で便利なのは、目的地の周辺の飲食
店の特別サービス情報である。目的地が劇場のとき、公
演終了後の食事のために便利な割引クーポンが提供され
る。また、目的地が病院の場合、お見舞いが長時間に及
ぶときの途中の食事に便利な割引クーポンが提供され
る。
【0097】また、本実施形態では、複数の特別サービ
ス情報が目的地地図情報とともに提供されるときに、す
べての特別サービス情報が目的地に関連していなくても
よい。すなわち、一部の特別サービス情報が目的地に関
連してもよい。ステーション特別サービス情報について
も同様である。
【0098】また、目的地地図情報が情報ステーション
装置のディスプレイに表示されているとき、ユーザが地
図情報中の特別サービス位置のマーク(加盟店のマーク
等)を選択すると、その詳細情報が表示されるようにす
ることも好適である。
【0099】また、本実施形態では、目的地を示す情報
として、電話番号と目的地名称がユーザにより入力され
たが、本発明はこれに限定されない。電話番号と目的地
名称の一方が入力されてもよい。画面に複数の目的地候
補が提示され、画面案内に従ってユーザにより目的地が
選択されてもよい。画面案内に従い、階層構造の選択肢
を利用して、目的地を選択できるようにしてもよい。こ
の場合、ユーザによる選択の指示が、目的地についての
情報となる。また、住所および電子メールアドレスなど
も目的地についての情報として利用できる。その他、目
的地を特定することができる別の情報が入力されてもよ
い。
【0100】目的地についての情報の入力には、マイク
が用いられてもよい。この場合は音声認識が行われる。
また、スキャナが目的地を入力する装置として用いられ
てもよい。例えば、目的地の名刺をスキャナに読み込ま
せて、文字認識により目的地を特定してもよい。
【0101】また、情報センタ装置がコンビニエンスス
トアなどに設置されるとき、オーナー領域に設置店の特
売情報およびタイムセールス情報(時間限定販売(特売
でもよい)が表示されてもよい。これらの情報は、例え
ば、図9でステーション特別サービス情報の場所に配置
される。これらの情報は、情報ステーション装置により
管理され、ユーザに向けて出力されてもよい。タイムセ
ールス情報に関しては、時間、表示タイミングが管理さ
れ、販売開始の所定時間前から表示が開始される。
【0102】以下、上述の実施形態を応用した他の実施
形態を説明する。以下の説明では、上述の実施形態と同
様の事項の説明を省略し、主として変更点のみを説明す
る。以下においても、目的関連特別サービス情報の例と
して、適宜、割引クーポン券を取り上げる。また、情報
ステーション装置は主としてコンビニエンスストアに設
置される。
【0103】図10は、特別サービス情報データベース
38の変形例を示している。この構成では、図7のデー
タベースに、サービス提供時間の情報が追加されてい
る。特別サービス情報取得部34は、現在時間情報を装
置内の時計から取得する。そして、取得部34は、目的
関連特別サービス情報を検索するとき、現在時間と適合
するサービス提供時間をもつ特別サービス情報を検索す
る。すなわち、データベース中のサービス提供時間の範
囲に現在時間が入るような特別サービス情報が検索され
る。
【0104】本実施形態によれば、提供時間外のために
目的関連特別サービスを利用できない、といったことを
回避でき、ユーザが目的関連特別サービスを確実に利用
できるように図ることができる。
【0105】なお、サービス提供時間は、典型的には、
加盟店等の営業時間である。特別サービスの提供時間が
営業時間よりも限られている場合には、特別サービスの
提供時間が使用される。また、サービス提供時間の情報
には、サービス休止日の情報も含まれる。時間は、時刻
でも、日でも、曜日でも、それらの複数でも、時間に関
する他の情報でもよい。
【0106】また、本実施形態の特別サービス情報デー
タベースにおいて、全部の特別サービス情報にサービス
提供時間が設定されていなくてもよい。サービス提供時
間が設定されていない特別サービス情報は、時間を考慮
せずにユーザに提供されてよい(下記についても同
様)。
【0107】また、好ましくは、ステーション特別サー
ビス情報取得部40も、時間に応じてステーション特別
サービス情報を取得する。
【0108】例えば、この実施形態では、(図示されな
いが)ステーション特別サービス情報データベース42
においても、サービス提供時間(例えば特売時間)の情
報が追加される。ステーション特別サービス情報取得部
40は、現在時間情報を装置内の時計から取得する。そ
して、取得部40は、ステーション特別サービス情報を
検索するとき、現在時間と適合するサービス提供時間を
もつステーション特別サービス情報を検索する。この形
態によれば、提供されたステーション特別サービス情報
をユーザが確実に利用できる。
【0109】また、ステーション特別サービス情報取得
部40は、時間に関する別の情報に基づいてステーショ
ン特別サービス情報を選択してもよい。取得部40は、
サービスの利用度と時間の関係に基づいて、ステーショ
ン特別サービス情報を選択してもよい。サービス利用度
の高い時間の情報が、ステーション特別サービス情報デ
ータベースに追加される。そして、利用度が高い時間と
現在時間が適合するような特別サービス情報が選択され
る。具体的には、例えば、本発明の情報ステーション装
置がコンビニエンスストアに設置される場合に、各商品
の販売量が多くなる時間(時間帯)の情報が利用され
る。その時間と現在時間が一致する(時間帯に現在時間
が含まれる)ようなステーション特別サービス情報が選
択される。このような形態によっても、時間に基づいて
選択されたステーション特別サービス情報が提供され
る。
【0110】以上のように、本実施形態によれば、時間
に基づいて選択されたステーション特別サービス情報を
提供するので、ユーザにとってさらに有用な情報を提供
できる。
【0111】図11は、特別サービス情報データベース
38のもう一つの変形例を示している。この構成では、
図7のデータベースに、適合する天候の情報が追加され
ている。特別サービス情報取得部34は、現在の天候の
情報(天気予報等の推定情報でもよい)を取得する。天
候の情報は、例えば、インターネットを使って情報セン
タ装置5に入手される。そして、取得部34は、目的関
連特別サービス情報を検索するとき、現在の天候がデー
タベース中の適合天候と一致するような特別サービス情
報を検索する。
【0112】本実施形態によれば、提供される特別サー
ビスが天候に関連するときに、より適切な情報をユーザ
に提供できる。天候の情報は、例えば、晴れ、曇り、雨
である。気温、湿度の情報も天候に含まれてよい。
【0113】また、本実施形態の特別サービス情報デー
タベースにおいて、全部の特別サービス情報に対して適
合天候が設定されていなくてもよい。適合する天候が設
定されていない特別サービス情報は、天候を考慮せずに
ユーザに提供されてよい(下記についても同様)。
【0114】また、ステーション特別サービス情報取得
部40も、天候に基づいてステーション特別サービス情
報を取得してもよい。図示されないが、ステーション特
別サービス情報データベース42に、適合する天候の情
報が追加される。ステーション特別サービス情報取得部
40は、現在の天候の情報(天気予報等の推定情報でも
よい)を取得する。天候の情報は、例えば、インターネ
ットを使って情報センタ装置5に入手される。そして、
取得部40は、ステーション特別サービス情報を検索す
るとき、現在の天候がデータベース中の適合天候と一致
するようなステーション特別サービス情報を検索する。
【0115】このように、本実施形態によれば、天候に
基づいて選択されたステーション特別サービス情報が提
供される。提供されるステーション特別サービスが天候
に関連するときに、より適切な情報をユーザに提供でき
る。天候の情報は、例えば、晴れ、曇り、雨である。気
温、湿度の情報も天候に含まれてよい。
【0116】図12、図13の実施形態は、ユーザ属性
に適合する特別サービス情報を提供する。図12の情報
センタ装置5にはユーザ属性情報取得部45が設けら
れ、このユーザ属性情報取得部45は、ユーザ属性情報
を取得する。ユーザ属性情報は、例えば、ユーザの年齢
および性別である。ユーザ属性は、情報ステーション装
置にてユーザにより入力され、目的地の電話番号などと
ともに情報センタ装置5に送られてくる。
【0117】特別サービス情報取得部34は、目的関連
特別サービス情報を検索するとき、ユーザ属性情報を参
照し、ユーザ属性と適合するような特別サービス情報を
検索する。図13に示すように、この検索処理のため、
特別サービス情報データベースでは、特別サービス情報
が、適合するユーザ属性と関連づけられている。情報ス
テーション装置から入手したユーザ属性と一致する適合
ユーザ属性が付された特別サービス情報が検索される。
【0118】ステーション特別サービス情報取得部40
も、情報ステーション装置から送られてきたユーザ属性
情報を用いて、上述と同様にして、ユーザ属性と適合す
るようなステーション特別サービス情報を取得する。こ
のため、図示されないが、ステーション特別サービスデ
ータベースにおいても、ステーション特別サービス情報
が、適合するユーザ属性と関連づけられている。こうし
て、本実施形態では、ユーザ属性に基づいて選択された
ステーション特別サービス情報を提供できる。
【0119】以上のように、本実施形態によれば、ユー
ザ属性に基づいて選択された特別サービス情報およびス
テーション特別サービス情報を提供するので、ユーザに
とって更に有用な情報を提供できる。
【0120】上記の実施形態では、ユーザにより情報ス
テーション装置に入力されたユーザ情報が用いられた。
これに対し、ユーザ情報は、予め記憶されていてもよ
い。この場合、好ましくは、本システムの地図情報提供
サービスが、予め登録されたユーザに対して提供され
る。ユーザは、自己の登録ユーザIDを情報ステーショ
ン装置に入力する。登録ユーザIDは、目的地の電話番
号などとともに情報センタ装置5に送られる。
【0121】図14は、情報センタ装置5に備えられた
ユーザ属性データベースの例を示している。登録ユーザ
IDと関連づけて、図14のユーザ属性が記憶されてい
る。ユーザ属性情報取得部45は、登録ユーザIDと対
応するユーザ属性情報をデータベースから取得する。こ
の情報が、特別サービス情報取得部34およびステーシ
ョン特別サービス情報取得部40の検索に用いられる。
なお、図14の全項目のユーザ属性が使われなくてもよ
いことはもちろんである。
【0122】本実施形態によれば、ユーザが自分の属性
を入力する手間が省け、さらに本システムが使いやすく
なる、という利点が得られる。
【0123】また、ユーザが自分で属性を入力する場合
には、ユーザの手間を考慮して、入力する属性情報が多
くなるのを避けようとすると、利用できる属性情報の種
類が限られる。これに比べ、本実施形態では、属性の入
力の手間が省けるので、より広範囲な属性情報を利用
し、より適切な特別サービス情報を提供できる。
【0124】ユーザ属性については、さらに、別の手段
で入手されてもよい。例えば、マイクが用いられ、ユー
ザの音声を分析することにより、性別が判別される。こ
れにより、ユーザに入力を要求せず、かつ、ユーザ登録
を行わなくとも、属性情報が得られ、さらに本システム
が便利になる。この点は、後述するマーケッティングデ
ータの蓄積用の属性データの処理についても同様であ
る。
【0125】次に、本発明の別の実施形態を説明する。
本実施形態では、ステーション位置が属する地域に基づ
いて選択されたステーション特別サービス情報が提供さ
れる。本実施形態では、(図示されないが)ステーショ
ン特別サービス情報データベース42にて、適合する地
域の情報がステーション特別サービス情報に付加され
る。ステーション特別サービス情報取得部40は、ステ
ーション位置が属する地域(例えば住所)の情報を取得
する。そして、取得部40は、ステーション特別サービ
ス情報を検索するとき、ステーション位置の属する地域
と一致する適合地域をもつステーション特別サービス情
報を検索する。
【0126】本実施形態によれば、ステーション位置に
基づいて選択されたステーション特別サービス情報を提
供するので、ユーザにとって更に有用な情報を提供でき
る。
【0127】例えば、本発明の情報ステーション装置が
コンビニエンスストアに設置されるとき、どの商品につ
いてのステーション特別サービス情報を適用すべきか、
コンビニエンスストアのある地域によって異なることが
ある。すなわち、地域によって、その地域に適した商品
がある場合がある。このようなとき、本実施形態によれ
ば、コンビニエンスストアのある地域に適した商品の情
報を提供でき、したがって適切な情報をユーザに提供で
きる。
【0128】次に、図15および図16は、本発明のも
う一つの実施形態を示している。本実施形態のシステム
は、目的地までの経路を示した便利な地図情報を提供す
る。
【0129】図15の情報センタ装置5は、図4の構成
に加えて、移動経路情報取得部46および移動経路デー
タベース48を含む。
【0130】移動経路情報取得部46は、目的地特定部
22から目的地の位置(住所)を取得し、また、ステー
ション位置特定部26からステーション位置(情報ステ
ーション装置の位置(コンビニエンスストアの住所))
を取得する。移動経路情報取得部46は、これらの情報
に基づき、移動経路データベース48を参照して、ステ
ーション位置から目的地までの移動経路を取得する。
【0131】図16は、移動経路データベース48を示
す。このデータベースには、ステーション位置および目
的地の組合せと、それらに対応する適切な移動経路とが
記憶されている。さらに移動経路データベース48に
は、適切な移動手段(徒歩など)および所要時間といっ
た、移動に関する他の情報も記憶されている。
【0132】移動経路情報取得部46は、移動経路デー
タベース48から、ステーション位置と目的地に対応す
る移動経路を検索する。そして、検索された移動経路
を、移動手段等の他の情報とともに、合成処理部44へ
伝える。合成処理部44は、これらの情報を、目的地地
図情報等と合成する。例えば、地図上に移動経路が描か
れる。合成された情報は、情報センタ装置へと送られ
る。
【0133】また、移動経路情報取得部46は、移動経
路の情報を、特別サービス情報取得部34へと伝える。
特別サービス情報取得部34は、目的関連特別サービス
情報を検索するとき、移動経路に沿った場所で提供され
る特別サービスの情報を検索する。例えば、移動経路か
ら所定の距離の範囲内で提供されるサービスが検索され
る。これにより、情報ステーション装置では、目的地へ
の移動経路に沿った場所で提供される目的関連特別サー
ビス情報が、その位置とともにユーザに提示される。
【0134】図17は、本実施形態により提供される情
報を示している。図示のように、地図上に移動経路が示
されている。また、移動経路に沿って存在する加盟店で
提供される特別サービス情報が提示されている。
【0135】以上のように、本実施形態によれば、目的
地地図に目的地までの移動経路が表示されるので、ユー
ザは、より簡単に目的地に到着できる。
【0136】また、目的地までの移動経路に沿った場所
で提供される目的地関連特別サービス情報が提供される
ので、ユーザは目的地に行く途中で容易に特別サービス
を受けられる。目的地へ行くのに遠回りすることを回避
できる。
【0137】なお、本実施形態では、上述のように、予
め求められた移動経路を格納した移動経路データベース
が用意されている。これに対し、いわゆる経路探索(ダ
イクストラ法など)によって地図データから移動経路が
求められてもよい。
【0138】「マーケッティングデータの蓄積」次に、
本実施形態の情報提供システムに設けられたマーケッテ
ィングデータの蓄積機能について説明する。
【0139】図18を参照すると、ユーザPは、情報ス
テーション装置3に目的地を入力する。これに応えて目
的地地図が出力される。本実施形態では、紙の地図シー
トMがプリンタにより印刷される。
【0140】図19に示されるように、地図シートMに
は、目的地地図と割引クーポン券(目的関連特別サービ
ス情報)が印刷される。目的地地図には、割引クーポン
券が使える加盟店の位置(特別サービス位置)がシンボ
ルマークで示される。さらに、地図シートMには、識別
情報としてのバーコードが印刷される。各々の地図シー
トMには固有のバーコードが付けられているので、バー
コードによって地図シートMを特定できる。バーコード
は、発行された割引クーポン券の情報とともに、情報セ
ンタ装置5に保持される。このバーコードを、以下、シ
ート識別コードという。
【0141】図18に戻り、本実施形態では、情報ステ
ーション装置3は、ユーザPに、目的地の入力に加え
て、ユーザ属性(例えば、年齢および性別)の入力を求
める。情報ステーション装置3は、ユーザから受け付け
たユーザ属性を情報センタ装置5に送る。情報センタ装
置5は、上述のシート識別コードと関連づけて、ユーザ
属性を保持する。
【0142】ユーザPは、地図シートMを持って、情報
ステーション装置3から目的地へ行く途中で加盟店に行
き、割引クーポン券を使う。加盟店には、サービス提供
者端末装置9(コンピュータ)が備えられている。サー
ビス提供者端末装置9のバーコードリーダにより、地図
シートMのシート識別コードが読み取られる。読み取ら
れたシート識別コードは、加盟店を示す情報(加盟店I
D)とともに情報センタ装置5へ、インターネットNを
経由して送られる。
【0143】情報センタ装置5は、シート識別コードか
ら、使われた割引クーポン券を判別する。情報センタ装
置5は、上述のように、シート識別コードと、割引クー
ポン券(地図シートM)を発行したユーザの属性を保持
している。そこで、情報センタ装置5のマーケッテイン
グデータベースが、ユーザ属性と、利用された割引クー
ポン券を示す情報とを関連づけて記憶する。
【0144】図20は、本実施形態の情報センタ装置5
の構成を示す。図20の情報センタ装置5は、図4の構
成に加えて、マーケッテイングデータの蓄積に関する構
成を備えている。
【0145】図20において、バーコード生成部50
は、情報ステーション装置3から目的地の情報等が送ら
れてきたときにバーコード(シート識別コード)を生成
する。これにより、本システムが地図シートを提供する
たびにシート識別コードが生成される。このシート識別
コードは、合成処理部44に送られ、地図などと合成さ
れ、情報ステーション装置3へ送られる。情報ステーシ
ョン装置3では、図19に示したように、シート識別コ
ードが地図シートMに印刷される。
【0146】また、バーコード生成部50は、シート識
別コードを、発行情報記憶処理部52に送る。発行情報
記憶処理部52は、シート識別コードを、発行された割
引クーポン情報(割引クーポン券)および関連する他の
情報とともに発行情報記憶部54に記憶させる。
【0147】図21は、発行情報記憶部54に記憶され
る情報を示している。図示のように、発行情報記憶部5
4は、シート識別コード、割引クーポン情報、割引クー
ポン券の加盟店、目的地、ステーションID(情報ステ
ーション装置)、発行した時間、発行したときのステー
ション位置での天候、他のサービス、およびユーザ属性
を記憶する。
【0148】上記において、割引クーポン情報および加
盟店は、特別サービス情報取得部34から取得される。
目的地は、目的地特定部22から取得される。ステーシ
ョンIDは情報ステーション装置3から受信された情報
である。ステーションIDに代えて、あるいは、ステー
ションIDとともに、加盟店名称等が記憶されてもよ
い。発行時間の情報は装置内の時計から入手される。天
候は、天候情報取得部55によりインターネット等から
入手される。他のサービスは、情報ステーション装置3
にて、地図シートMの提供とともに利用されたサービス
であり、音楽ダウンロードなどである。この情報は、情
報ステーション装置3から入手される。また、ユーザ属
性は、情報ステーション装置3にてユーザに入力され、
情報センタ装置5へと送信され、ユーザ属性情報取得部
55に取得される。
【0149】図20に戻り、識別情報取得部57は、加
盟店からインターネットNを介して送られてくる情報を
取得する。上述のように、ユーザPが地図シートMの割
引クーポン券を加盟店で使うと、地図シートMのシート
識別コードがサービス提供者端末装置9のバーコードリ
ーダにより読み取られ、情報センタ装置5へと送られて
きて、識別情報取得部57により取得される。同時に、
加盟店を示す情報である加盟店IDが送られてきて、こ
れも識別情報取得部57により取得される。
【0150】マーケッテイングデータ蓄積処理部56
は、シート識別コードが送られてくると、発行情報記憶
部54から、シート識別コードとともに記憶されている
情報を読み出し、マーケッテイングデータベース58へ
と格納する。
【0151】図22に示すように、割引クーポン情報、
割引クーポン加盟店、目的地、ステーションID(情報
ステーション装置)、発行した時間、発行したときのス
テーション位置での天候、他のサービスおよびユーザ属
性が、マーケッティングデータベース58へと格納され
る。
【0152】ここで、一枚の地図シートMに複数の割引
クーポンチケットが印刷されている場合、マーケッテイ
ングデータ蓄積処理部56は、サービス提供者端末装置
9から送られてきた加盟店IDを参照する。そして、受
信した加盟店IDと対応する割引クーポン情報が、マー
ケッテイングデータベース58へと格納される。これに
より、実際に利用された割引クーポン情報のみをデータ
ベースに格納できる。
【0153】また、マーケッテイングデータ蓄積処理部
56は、割引クーポン券が使われた時間および天候の情
報を、マーケッテイングデータベース58に格納する。
時間は装置内の時計から取得される。天候は、天候情報
取得部55により取得される。この処理のため、シート
識別コードとともに、割引クーポンが利用された時間を
示す情報が、加盟店の端末から送られてくる。また、天
候の情報は、天候情報取得部55によりインターネット
等を使って入手される。
【0154】図22は、マーケッティングデータベース
58を示す。上述した各種のデータが関連づけて記憶さ
れている。
【0155】以上、本実施形態のマーケッティング蓄積
機能について説明した。本実施形態では、情報ステーシ
ョン装置とそこから提供される割引クーポン付き地図を
利用することにより、(1)情報ステーション装置でユ
ーザ属性を入手し、(2)さらにその後で、加盟店で割
引クーポン券が使われたことの情報を入手する。そし
て、ユーザ属性を、利用された割引クーポン券と関連づ
け、マーケッテイング分析用のデータとして蓄積する。
こうして、どのようなユーザが何をしたかという、マー
ケッティングにおいて有効なデータが得られる。
【0156】例えば、コンビニエンスストアでのマーケ
ッティングを考えると、従来は、コンビニエンスストア
での購入品とユーザ属性の関係に基づくマーケッティン
グデータを蓄積することは一般化している。しかし、コ
ンビニエンスストアを出た後についてのマーケッティン
グデータの入手は容易でなかった。本発明によれば、こ
の種のデータを入手することが可能となる。
【0157】また、本実施形態では、情報媒体としての
地図シートMに、識別情報としてのバーコード(シート
識別コード)が印刷される。この地図シートMをもって
ユーザPが加盟店へ行く。バーコードが読み取られ、こ
れにより、割引クーポン券が利用されたことが分かる。
このようにして、本発明によれば、識別情報を利用する
ことにより、情報ステーション装置で目的関連特別サー
ビス情報を提供したユーザと、特別サービス位置で目的
関連特別サービス情報を使ったユーザと、を対応させる
ことができ、これによりマーケッティングデータを蓄積
できる。
【0158】また本実施形態のシステムは、さらに、目
的地の情報を蓄積する。したがって、どこへ行こうとす
るユーザであって、どういう属性のユーザが、どういう
特別サービス情報に反応するか、といったことを示すマ
ーケッティングデータを得られる。このマーケッティン
グデータは、例えば、提供する特別サービス情報の選別
に利用できる。目的地と属性のデータに基づいて、利用
される可能性の高い有用な特別サービス情報をユーザに
提供できる。
【0159】また本実施形態のシステムは、さらに、目
的関連特別サービス情報を出力した情報ステーション装
置を示す情報を蓄積する。したがって、どこで特別サー
ビス情報を受け取ったユーザがその情報に反応するかと
いったことを示すマーケッティングデータが得られる。
上述の目的地と組み合わせると、どこからどこへ行くユ
ーザが、どういう特別サービス情報に反応するか、とい
ったことを示すマーケッティングデータが得られる。こ
のデータは、例えば、情報ステーション装置がコンビニ
エンスストアに設置される場合に、どのような客が来店
しているのかといったことの分析に好適に利用される。
【0160】また本実施形態のシステムは、目的関連特
別サービス情報の提供とともにユーザが情報ステーショ
ン装置から受けた他のサービスを示す情報を蓄積する。
他のサービスとは、例えば、上述の音楽ダウンロード、
チケット購入、ホテル予約などである。このマーケッテ
ィングデータから、情報ステーション装置の使い方と、
その後にとる行動との関係が分かり、これをマーケッテ
ィングに利用できる。
【0161】また本実施形態のシステムは、目的関連特
別サービス情報が情報ステーション装置から提供された
時間を示す情報を蓄積し、また、目的関連特別サービス
情報が特別サービス位置にて利用された時間を示す情報
を蓄積し、また、目的関連特別サービス情報が情報ステ
ーション装置から提供されたときの天候を示す情報を蓄
積し、また、マーケッティングデータ蓄積手段は、目的
関連特別サービス情報が利用されたときの天候を示す情
報を蓄積する。
【0162】以上のようにして、本実施形態によれば、
目的地に向かうユーザに関して、情報ステーション装置
とそこから与えられる目的関連特別サービス情報を利用
して、ユーザの属性と行動を把握できる有用なマーケッ
ティングデータを入手することができる。
【0163】なお、本実施形態では、ユーザ属性は、本
システムを利用するときに、ユーザにより入力された。
これに対し、ユーザ属性が予め登録され、記憶されてい
てもよい。ユーザは、本システムを利用するときに、登
録ユーザIDを入力する。これにより、情報センタ装置
5では、ユーザ属性取得部45により、ユーザ属性デー
タベースから、ユーザIDに対応するユーザ属性が入手
される。ユーザ属性データベースは、図14に例示され
る。この実施形態において、図21の発行情報記憶部5
4にはユーザIDを記憶させ、図22のマーケッテイン
グデータベースへ情報を格納するときに、ユーザIDに
対応するユーザ属性がユーザ属性データベースから読み
出されてもよい。
【0164】本実施形態では、一つの地図シートMに、
一つのシート識別コードが付けられていた。これに対
し、一つの地図シートMに複数の割引クーポン券が印刷
されるとき、各割引クーポン券に対応する識別コード
(バーコード)が付けられてもよい。この変形例では、
識別コードから、シートだけでなく割引クーポン券を特
定できるので、加盟店IDの送信は適宜省略できる。こ
の変形例における識別コードも、どのシートに付けられ
たコードかを特定可能であり、上述のシート識別コード
の一形態である。
【0165】また、本実施形態ではバーコードが用いら
れたが、バーコード以外の識別情報が用いられてもよ
い。例えば、ICが地図シートに取り付けられてもよ
い。好ましくは、識別情報は、バーコードやICのよう
に、コンピュータにより読み取り可能な形態を有する。
しかし、識別情報が例えば文字であり、オペレータによ
り読み取られ、コンピュータに入力されてもよい。
【0166】本実施形態では、地図情報等をもつ情報媒
体が、地図シートMであり、典型的には紙であった。し
かし、情報媒体は、紙に限定されない。また、シート状
の物体にも限定されない。ただし、紙製のシートは、安
価、見やすい、扱いやすいといった点で有利である。
【0167】また本実施形態では、加盟店すなわち特別
サービス位置にて識別情報が読み取られた。識別情報は
別の場所で読み取られてもよい。例えば、情報センタ装
置で読み取られる。情報媒体(地図シートM)が回収さ
れる。ファックスが使われてもよい。そして、情報セン
タ装置5またはそれと接続される端末装置を使って、識
別情報が読み取られる。
【0168】また、蓄積されるマーケッティングデータ
の中には、時間と天候の情報が含まれていた。時間は、
時刻でも、日でも、曜日でも、それらの複数でも、時間
に関する他の情報でもよい。なお、時間については、割
引クーポン付きの地図シートMがユーザに提供された時
間から、割引クーポンが利用された時間までの経過時間
も上述のデータベースにより得られ、マーケッテイング
データ分析に好適に利用される。また、天候は、例え
ば、晴れ、雨、曇りまたは雪である。しかし、これらに
限定されず、例えば、温度、湿度でもよい。
【0169】「目的関連特別サービス情報の利用履歴」
本実施形態では、個々のユーザによる利用履歴に基づい
て選択された目的関連特別サービス情報がユーザに提供
される。
【0170】図23は、本実施形態の情報提供システム
における情報センタ装置5を示している。図示のよう
に、本実施形態の情報センタ装置5は、利用履歴記憶処
理部61および特別サービス利用履歴記憶部62を有す
る。
【0171】本実施形態では、マーケッティングデータ
蓄積の形態と同様に、バーコード生成部50によりバー
コード(シート識別コード)が生成される。シート識別
コードが付けられた割引クーポン付き地図シート(図1
9)が情報ステーション装置3から提供される。その
後、ユーザが加盟店で割引クーポン券を使うと、シート
識別コードが加盟店IDとともに情報センタ装置5へ送
られてくる。
【0172】また本実施形態は、登録されたユーザを、
地図情報の提供対象にしている。ユーザは、本システム
を利用するときに、自己の登録ユーザIDを情報ステー
ション装置3に入力する。登録ユーザIDは情報センタ
装置5に送られ、登録ユーザID取得部62により取得
される。登録ユーザIDは、個々のユーザの履歴を記憶
するために用いられる。
【0173】利用履歴記憶処理部61は、割引クーポン
付き地図シートをユーザに提供する段階で、特別サービ
ス利用履歴情報記憶部62へと、ユーザに発行した割引
クーポン券の情報を記録する。その後に割引クーポン券
が使われた段階では、加盟店から送られたシート識別コ
ードに基づき、特別サービス利用履歴情報記憶部62へ
と、割引クーポン券が使われたことを示す情報を記録す
る。
【0174】図24は、特別サービス利用履歴情報記憶
部62を示す。図24の上段は、割引クーポン券AAが
発行された段階である。特別サービス利用履歴情報記憶
部62は、各ユーザについて、シート識別コード、割引
クーポン券および加盟店を、「使用/未使用」の履歴情
報とともに記憶する。この段階では、割引クーポン券が
まだ使われていないので、割引クーポン券AAの履歴は
「未使用」である。
【0175】図24の下段は、割引クーポン券AAが使
われた段階である。割引クーポン券AAの「使用/未使
用」の欄が、「使用」に書き換えられている。
【0176】なお、上述のように、図24の情報は、登
録ユーザIDを利用して、ユーザごとに記録される。
【0177】また、一つのシートに複数の割引クーポン
券が印刷される場合、マーケッティングデータの処理と
同様、加盟店IDが参照され、どの割引クーポン券が使
われたのかが判定される。
【0178】図23に戻り、特別サービス情報取得部3
4は、特別サービス情報データベース38を検索して割
引クーポン情報を取得するときに、特別サービス利用履
歴記憶部62を参照する。そして、これまでに利用され
た割引クーポン情報が、優先的に選ばれる。利用された
回数が多い割引クーポン情報ほど、優先して選ばれる。
【0179】逆に、特別サービス情報取得部34は、過
去に発行されたものの、利用されていない割引クーポン
情報を選択しない。あるいは、利用されていない割引ク
ーポン情報の優先度が下げられ、他の割引クーポンがよ
り優先的に選択される。発行されたクーポン数と、利用
されたクーポン数との差が大きいほど(未利用のクーポ
ンが多いほど)、優先度が下げられる。
【0180】このようにして、本実施形態によれば、目
的関連特別サービス情報の利用履歴に応じて、ユーザに
提供する目的関連特別サービス情報を決めるので、より
利用される可能性が高い、より有用と考えられる情報を
提供できる。
【0181】「携帯電話を利用する実施形態」図25
は、本実施形態の情報提供システムを示している。本実
施形態では、携帯電話を利用して、ユーザの目的地につ
いての情報が取得される。本実施形態では、携帯電話の
ブラウザ端末機能を利用して、情報の送受信が行われ
る。
【0182】図25において、ユーザPは、携帯電話C
をもっている。携帯電話Cは、基地局Bおよびインター
ネットNを介して情報センタ装置5と接続される。ユー
ザPによる携帯電話Cの操作に応じて、携帯電話Cから
情報センタ装置5へと、登録ユーザID、目的地の電話
番号、および携帯電話の現在位置の情報が送られる。携
帯電話の現在位置は、ユーザPにより入力される。例え
ば住所や近くのランドマークが入力される。
【0183】情報センタ装置5は、上述の実施形態で説
明したようにして、目的地地図情報、割引クーポン情報
(目的関連特別サービス情報)および加盟店の位置情報
(特別サービス位置情報)を取得する。ここでは、目的
地地図情報としては、目的地と現在位置を含む地図が取
得される。これらの取得された情報は、情報センタ装置
5に、登録ユーザIDと関連づけて保持される。
【0184】ユーザPは、携帯電話Cをもって近くのコ
ンビニエンスストアへ行き、情報ステーション装置3の
携帯電話接続部(図3、符号10k)へと携帯電話Cを
接続する。携帯電話Cから情報ステーション装置3へと
登録ユーザIDが送られる。
【0185】情報ステーション装置3は、登録ユーザI
DをステーションIDとともに、情報センタ装置5へと
送る。情報センタ装置5は、該当する登録ユーザIDと
ともに記憶している地図情報、割引クーポン情報および
加盟店位置情報を読み出す。また、ステーションIDに
基づき、情報ステーション装置3が設置されたコンビニ
エンスストアの位置(ステーション位置)および割引ク
ーポン情報(ステーション特別サービス情報)が取得さ
れる。これらの情報が合成され情報ステーション装置3
へと送られる。このとき、地図上に、携帯電話の位置、
目的地およびステーション位置が示される。情報ステー
ション装置3では、送られてきた情報がディスプレイお
よびプリンタから出力される。
【0186】図26は、印刷された地図シートの例を示
している。上述の実施形態で説明した地図シートと比較
すると、携帯電話の位置マークが追加されている。
【0187】図27は、図25のシステムに適した情報
センタ装置5の構成を示している。既に説明した事項に
ついては説明を省略する。
【0188】まず、上述の実施形態では情報センタ装置
3から目的地の電話番号が送られてきたのに対し、本実
施形態では、ユーザの携帯電話Cから目的地の電話番号
が送られてきて、目的地情報取得部20に取得される。
携帯電話位置取得部70は、携帯電話Cから、携帯電話
の位置情報を取得する。地図情報取得部30は、上述の
実施形態では目的地とステーション位置を含む地図を求
めたが、本実施形態では、目的地と携帯電話の位置を含
む地図を求める。地図情報取得部30、特別サービス情
報取得部34および特別サービス位置情報取得部36
が、目的地地図、目的関連特別サービス情報および特別
サービス位置情報を求めると、これらの情報は、保持処
理部72によって携帯端末用情報保持部74に格納され
る。
【0189】登録ユーザID取得部60は、携帯電話C
から登録ユーザIDを取得する。認証部76は、登録ユ
ーザIDを用いてユーザの認証を行う。認証にはユーザ
データベース78が用いられる。受信した登録ユーザI
Dが、ユーザデータベース78に記憶された登録ユーザ
IDと照合される。この認証が行われ、ユーザの登録が
確認されてから、上述の地図情報の取得などが行われ
る。
【0190】また、登録ユーザID取得部60は、情報
ステーション装置3からも登録ユーザIDを取得する。
これは、ユーザが携帯電話Cを情報ステーション装置3
に接続したときに取得される。携帯電話Cから情報ステ
ーション装置3を経由して情報センタ装置5に登録ユー
ザIDが送られてもよい。このときも、認証部76はユ
ーザデータベース78を用いてユーザの認証を行う。認
証の結果は合成処理部44に伝えられる。
【0191】情報ステーション装置3は、ユーザが携帯
電話Cを情報ステーション装置3に接続したときに、上
記の登録ユーザIDに加えて、ステーションIDを情報
ステーション装置5に送る。これがステーションID取
得部25により取得される。そして、ステーション特別
サービス情報取得部40によりステーション特別サービ
ス情報が取得される。
【0192】合成処理部40は、認証部76により登録
ユーザの確認が行われたことを受けて、携帯端末用情報
保持部74に保持されている該当ユーザの情報を、ステ
ーション特別サービス情報と合成する。ここでは上述の
実施形態と同様の合成画像が生成される。さらに、地図
上には携帯電話の位置(目的地送信時の位置)が表示さ
れる。この合成画像が情報ステーション装置3へ送られ
る。
【0193】さらに、情報センタ装置5は、課金処理部
80および課金情報記憶部82を有する。課金処理部8
0は、地図情報を提供する対価として、ユーザに対する
課金処理を行う。登録ユーザID取得部60により登録
ユーザIDが取得され、認証部76によりユーザの認証
が行われると、その結果が課金処理部80に伝えられ
る。課金情報記憶部82は、各ユーザの課金の情報を記
憶している。登録ユーザIDに基づき、課金処理部80
により、該当するユーザの課金情報が書き換えられる。
予め定められた料金が加算される。課金のタイミング
は、携帯電話Cから目的地を受け取ったときである。課
金のタイミングは、情報ステーション装置3へ地図等を
送ったときでもよい。
【0194】なお、本実施形態では、登録ユーザIDが
用いられた。これに対し、ユーザを特定可能な情報であ
れば、登録ユーザID以外の情報が用いられてもよい。
例えば、通信キャリアが個々の携帯電話に割り当てた固
有IDを利用することが考えられる。このIDもユーザ
データベースに記録され、認証に使用される。
【0195】また、ユーザデータベース78には、ユー
ザ属性の情報(図14)も、登録ユーザIDとともに格
納されてよい。また、ユーザデータベース78には、ユ
ーザの利用履歴情報(図24)も、登録ユーザIDとと
もに格納されてよい。これら情報は、上述のマーケッテ
ィングデータの蓄積および目的関連特別サービス情報の
選定に好適に利用される。
【0196】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、ユーザは携帯電話を使うことにより、情報ステーシ
ョン装置から離れた場所でも、目的地を指定できる。例
えば、電車を降りてから目的地の電話番号を携帯電話に
入力し、それから近くのコンビニエンスストアに入り、
情報ステーション装置から地図シートを受け取る、とい
ったことができる。待合せ場所で人を待っている間に、
携帯電話を利用して目的地を入れ、後でコンビニエンス
ストアに行って地図シートを受け取るといったことがで
き、時間の節約ができる。この例に見られるように、本
実施形態によれば、情報ステーション装置に到達する前
に目的地を情報センタ装置に伝えられ、情報提供システ
ムを便利に利用できる。
【0197】また、本実施形態によれば、携帯電話を利
用して、ユーザの認証を行ったり、ユーザに課金したり
することができる。
【0198】なお、本実施形態では、携帯電話の位置情
報は、ユーザにより入力された。これに対し、携帯電話
の位置情報が自動的に検出されてもよい。例えば、携帯
電話にGPS(Global Positioning System)装置が備
えられる。GPS装置により検出された現在位置が、情
報センタ装置へと送られる。また、複数の基地局を用い
た3点測量等の計測処理によって携帯電話の現在位置が
検出されてもよい。
【0199】また、本実施形態では、目的地地図情報、
割引クーポン情報等は、情報センタ装置に保持された。
保持された情報は、携帯電話が情報ステーション装置に
接続されると、情報センタ装置から情報ステーション装
置へと送られた。
【0200】これに対し、情報センタ装置は、目的地地
図情報、割引クーポン情報等を、携帯電話へと送っても
よい。携帯電話は、受信した情報を記憶保持する。保持
された情報は、携帯電話が情報ステーション装置へ接続
されると、携帯電話から情報ステーション装置に転送さ
れる。
【0201】さらに、一部の情報は情報センタ装置から
携帯電話に送られ、残りは情報ステーション装置に保持
されてもよい。携帯電話が情報ステーション装置に接続
されたとき、携帯電話および情報センタ装置から情報ス
テーション装置へと情報が送られ、それらが合成され、
出力される。例えば、地図情報のような比較的大量のデ
ータは、情報センタ装置が保持し、直接に情報ステーシ
ョン装置へ送ることが好適と考えられる。
【0202】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0203】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、目的地へ行こうとしている人達に対して、情報ステ
ーション装置から、目的関連特別サービス情報等の便利
で適切な情報を提供できる。これにより、本発明は、情
報ステーション装置に求められる要求、すなわち、より
便利な情報を提供するという要求に応え、また、ユーザ
がメリットを得られるようにし、さらにまた、情報の内
容に対応するサービスの提供者にとってもメリットが得
られるようにできる。
【0204】また本発明によれば、上述のように目的地
をもったユーザから有用なマーケッティングデータを収
集できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報ステーション装置の例を示す図である。
【図2】実施の形態における情報提供システムの全体構
成を示す図である。
【図3】情報ステーション装置の構成を示す図である。
【図4】情報センタ装置の構成を示す図である。
【図5】電話番号データベースを示す図である。
【図6】ステーションデータベースを示す図である。
【図7】特別サービス情報データベースを示す図であ
る。
【図8】ステーション特別サービス情報データベースを
示す図である。
【図9】割引クーポン付き目的地地図の画像の例を示す
図である。
【図10】サービス提供時間の情報を含んだ特別サービ
ス情報データベースを示す図である。
【図11】適合天候の情報を含んだ特別サービス情報デ
ータベースを示す図である。
【図12】ユーザ属性と適合する特別サービス情報を提
供する実施形態の情報センタ装置を示す図である。
【図13】適合するユーザ属性の情報を含んだ特別サー
ビス情報データベースを示す図である。
【図14】ユーザ属性データベースの例を示す図であ
る。
【図15】移動経路を地図上に表示する実施形態の情報
センタ装置を示す図である。
【図16】移動経路データベースを示す図である。
【図17】移動経路が示された割引クーポン付き目的地
地図の例を示す図である。
【図18】マーケッティングデータ蓄積機能をもった情
報提供システムの全体構成を示す図である。
【図19】マーケッテイングデータ蓄積に利用される地
図シートを示す図である。
【図20】マーケッティングデータ蓄積機能をもった情
報提供システムの情報センタ装置を示す図である。
【図21】発行情報記憶部に記憶される情報を示す図で
ある。
【図22】マーケッティングデータベースを示す図であ
る。
【図23】目的関連特別サービス情報の利用履歴を用い
る実施形態の情報センタ装置を示す図である。
【図24】特別サービス利用履歴記憶部を示す図であ
る。
【図25】携帯電話を利用する実施形態の全体構成を示
す図である。
【図26】図25のシステムで提供される地図シートを
示す図である。
【図27】携帯電話を利用する実施形態の情報センタ装
置を示す図である。
【符号の説明】
1 情報提供システム 3 情報ステーション装置 5 情報センタ装置 7 人口衛星 10 入出力処理部 12 通信部 14 地図情報提供処理部 20 目的地情報取得部 22 目的地特定部 24 電話番号データベース 25 ステーション特定情報取得部 26 ステーション位置特定部 28 ステーションデータベース 30 地図情報取得部 32 地図情報データベース 34 特別サービス情報取得部 36 特別サービス位置情報取得部 38 特別サービス情報データベース 40 ステーション特別サービス情報取得部 42 ステーション特別サービス情報データベース 44 合成処理部 45 ユーザ属性情報取得部 46 移動経路情報取得部 48 移動経路データべース 50 バーコード生成部 52 発行情報記憶処理部 54 発行情報記憶部 56 マーケッティングデータ蓄積処理部 57 識別情報取得部 58 マーケッティングデータベース B 基地局 C 携帯電話 M 地図シート N インターネット P ユーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/60 300 G06T 11/60 300 G08G 1/005 G08G 1/005 G09B 29/00 G09B 29/00 A 29/10 29/10 A // G01C 21/00 G01C 21/00 Z Fターム(参考) 2C032 HB05 HB25 HB31 HC05 HC13 HC27 2F029 AA07 AB13 AC02 AC14 AC19 AC20 5B050 AA08 BA17 CA05 CA06 CA07 EA19 EA20 FA02 FA17 5B075 KK07 ND06 ND20 PQ05 PR08 UU13 UU40 5H180 AA21 BB05 FF12 FF13 FF22 FF38 FF40

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンビニエンスストア、駅等のユーザが
    利用可能な場所であるステーション位置に設置される情
    報ステーション装置を含み、前記情報ステーション装置
    からユーザに便利な情報を提供する情報提供システムに
    おいて、 ユーザの目的地を示す情報を取得する目的地情報取得手
    段と、 前記ステーション位置とともに前記目的地を含む目的地
    地図情報を取得する地図情報取得手段と、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得手段と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得手段と、 前記目的地および前記特別サービス位置情報が示された
    目的地地図情報を、前記目的関連特別サービス情報とと
    もに、前記情報ステーション装置からユーザに向けて出
    力するための情報出力手段と、 を含むことを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 コンビニエンスストア、駅等のユーザが
    利用可能な場所であるステーション位置に設置される情
    報ステーション装置を含み、前記情報ステーション装置
    からユーザに便利な情報を提供する情報提供システムに
    おいて、 ユーザの目的地を示す情報を、ユーザのもつ携帯電話か
    ら通信によって取得する目的地情報取得手段と、 前記目的地を含む目的地地図情報を取得する地図情報取
    得手段と、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得手段と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得手段と、 前記目的地および前記特別サービス位置情報が示された
    目的地地図情報を、前記目的関連特別サービス情報とと
    もに、前記情報ステーション装置からユーザに向けて出
    力するための情報出力手段と、 を含むことを特徴とする情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報提供システムにお
    いて、 前記情報提供システムは、前記目的地地図情報、前記目
    的関連特別サービス情報および前記特別サービス位置情
    報の少なくとも一つを前記携帯電話に送信し、 前記情報ステーション装置は、前記携帯電話から通信で
    取得した情報を前記情報出力手段から出力することを特
    徴とする情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の情報提供シス
    テムにおいて、 前記目的地地図情報として、前記携帯電話から目的地を
    示す情報を受け取ったときの前記携帯電話の位置を含む
    地図情報を提供することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の情報提
    供システムにおいて、 前記目的地地図情報として、前記ステーション位置を含
    む地図情報を提供することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の情報提
    供システムにおいて、 前記目的地情報取得手段は、前記目的地を示す情報とし
    て、目的地の電話番号を取得し、 前記地図取得手段は、前記目的地地図情報として、取得
    された前記電話番号に対応する目的地を含む地図情報を
    取得することを特徴とする情報提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の情報提
    供システムであって、 現在時間がサービス提供時間に適合する特別サービスの
    情報を提供することを特徴とする情報提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の情報提
    供システムであって、 天候に適合する特別サービスの情報を提供することを特
    徴とする情報提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の情報提
    供システムであって、 ユーザの属性に基づいて選択された特別サービスの情報
    を提供することを特徴とする情報提供システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の情報
    提供システムであって、 さらに、前記ステーション位置にて提供される特別サー
    ビスの情報であるステーション特別サービス情報を前記
    目的地地図情報とともに提供することを特徴とする情報
    提供システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の情報提供システム
    であって、 前記ステーション特別サービス情報は、前記目的地に関
    連することを特徴とする情報提供システム。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の情報提
    供システムであって、 前記ステーション位置が属する地域、ユーザーの属性、
    時間、天候から選ばれる少なくとも1つに基づいて選択
    されたステーション特別サービス情報を提供することを
    特徴とする情報提供システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の情
    報提供システムであって、 前記ステーション位置で受けることができるサービスに
    関連する特別サービスの情報は、前記目的関連特別サー
    ビスとしての提供対象から除外されることを特徴とする
    情報提供システム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の情
    報提供システムであって、 前記情報出力手段が出力する前記目的地地図情報には、
    前記目的地までの移動経路が示されることを特徴とする
    情報提供システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の情報提供システム
    であって、 前記移動経路に沿った場所で提供される特別サービスの
    情報を前記目的関連特別サービス情報として提供するこ
    とを特徴とする情報提供システム。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の情
    報提供システムであって、 前記情報ステーション装置は、前記特別サービス位置を
    強調形態で表示した目的地地図情報を前記情報出力手段
    から出力することを特徴とする情報提供システム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の情報提供システム
    であって、 前記強調形態は、前記特別サービス位置の点滅、周囲と
    異なる色での前記特別サービス位置の表示、および、周
    囲と異なる文字形態を用いた前記特別サービス位置の表
    示、の少なくとも一つを含むことを特徴とする情報提供
    システム。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の情
    報提供システムであって、 前記目的地地図情報とともに前記目的関連特別サービス
    情報が提供されたユーザの属性情報を、前記ユーザによ
    り利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情報
    と関連づけて、マーケッティング分析用のデータとして
    蓄積するマーケッティングデータ蓄積手段を含むことを
    特徴とする情報提供システム。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の情報提供システム
    において、 前記情報ステーション装置は、前記目的地地図情報およ
    び前記目的関連特別サービス情報をもった紙等の情報媒
    体を前記情報出力手段からユーザに向けて出力し、前記
    情報媒体には識別情報が付けられ、 前記ユーザが前記目的関連特別サービス情報を使った場
    合に前記情報媒体の前記識別情報から、利用された目的
    関連特別サービス情報を特定することを特徴とする情報
    提供システム。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の情報提
    供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、目的地の情報を蓄積することを特徴と
    する情報提供システム。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報を出力
    した情報ステーション装置を示す情報を蓄積することを
    特徴とする情報提供システム。
  22. 【請求項22】 請求項18〜21のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報の提供
    とともにユーザが情報ステーション装置から受けた他の
    サービスを示す情報を蓄積することを特徴とする情報提
    供システム。
  23. 【請求項23】 請求項18〜22のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報が前記
    情報ステーション装置から提供された時間を示す情報を
    蓄積することを特徴とする情報提供システム。
  24. 【請求項24】 請求項18〜23のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報が前記
    特別サービス位置にて利用された時間を示す情報を蓄積
    することを特徴とする情報提供システム。
  25. 【請求項25】 請求項18〜24のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報が前記
    情報ステーション装置から提供されたときの天候を示す
    情報を蓄積することを特徴とする情報提供システム。
  26. 【請求項26】 請求項18〜25のいずれかに記載の
    情報提供システムにおいて、 前記マーケッティングデータ蓄積手段は、前記ユーザに
    より利用された前記目的関連特別サービス情報を示す情
    報と関連づけて、前記目的関連特別サービス情報が利用
    されたときの天候を示す情報を蓄積することを特徴とす
    る情報提供システム。
  27. 【請求項27】 コンビニエンスストア、駅等のユーザ
    が利用可能な場所であるステーション位置に設置され、
    ユーザに便利な情報を提供する情報ステーション装置に
    おいて、 ユーザから情報提供に必要な条件の入力を受け付ける条
    件入力手段と、 前記条件情報に基づいて得られた情報を出力する情報出
    力手段と、 を含み、 前記条件入力手段は、ユーザの目的地を示す情報の入力
    を受け付け、 前記情報出力手段は、前記ステーション位置とともに前
    記目的地を含む目的地地図情報と、前記目的地地図情報
    に含まれる場所で提供され、前記目的地に関連した特別
    サービスの情報である目的関連特別サービス情報と、前
    記目的地地図情報上に表され、前記目的関連特別サービ
    ス情報の提供される位置である特別サービス位置情報
    と、を出力することを特徴とする情報ステーション装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の情報ステーション
    装置において、 前記情報出力手段は、ユーザが携帯電話を使って目的地
    を入力した後に前記携帯電話を前記情報ステーション装
    置に通信可能に接続したときにも、前記目的地地図情報
    および前記目的関連特別サービス情報を出力することを
    特徴とする情報提供システム。
  29. 【請求項29】 コンビニエンスストア、駅等のユーザ
    が利用可能な場所であるステーション位置に設置される
    情報ステーション装置からユーザに便利な情報を提供す
    るステーション情報提供方法において、 ユーザの目的地を示す情報を取得する目的地情報取得ス
    テップと、 前記ステーション位置とともに前記目的地を含む目的地
    地図情報を取得する地図情報取得ステップと、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得ステップ
    と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得ステップと、 前記目的地および前記特別サービス位置情報が示された
    目的地地図情報を、前記目的関連特別サービス情報とと
    もに、前記情報ステーション装置からユーザに向けて出
    力する情報出力ステップと、 を含むことを特徴とするステーション情報提供方法。
  30. 【請求項30】 コンビニエンスストア、駅等のユーザ
    が利用可能な場所であるステーション位置に設置される
    情報ステーション装置からユーザに便利な情報を提供す
    るステーション情報提供方法において、 ユーザの目的地を示す情報を、ユーザのもつ携帯電話か
    ら通信によって取得する目的地情報取得ステップと、 前記目的地を含む目的地地図情報を取得する地図情報取
    得ステップと、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得ステップ
    と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得ステップと、 前記目的地および前記特別サービス位置情報が示された
    目的地地図情報を、前記目的関連特別サービス情報とと
    もに、前記情報ステーション装置からユーザに向けて出
    力するための情報出力ステップと、 を含むことを特徴とするステーション情報提供方法。
  31. 【請求項31】 コンビニエンスストア、駅等のユーザ
    が利用可能な場所であるステーション位置に設置される
    情報ステーション装置からユーザに便利な情報を提供す
    る情報提供システムのコンピュータにて実行されるプロ
    グラムであって、 ユーザの目的地を示す情報を取得する目的地情報取得ス
    テップと、 前記ステーション位置とともに前記目的地を含む目的地
    地図情報を取得する地図情報取得ステップと、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得ステップ
    と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得ステップと、 を前記コンピュータに実行させ、前記情報ステーション
    装置からユーザに提供するために、前記目的地地図情
    報、前記目的関連特別サービス情報および前記特別サー
    ビス位置情報を前記コンピュータが取得可能とすること
    を特徴とするプログラム。
  32. 【請求項32】 コンビニエンスストア、駅等のユーザ
    が利用可能な場所であるステーション位置に設置される
    情報ステーション装置からユーザに便利な情報を提供す
    る情報提供システムのコンピュータにて実行されるプロ
    グラムであって、 ユーザの目的地を示す情報を、ユーザのもつ携帯電話か
    ら通信によって取得する目的地情報取得ステップと、 前記目的地を含む目的地地図情報を取得する地図情報取
    得ステップと、 前記目的地地図情報に含まれる場所で提供され、前記目
    的地に関連した特別サービスの情報である目的関連特別
    サービス情報を取得する特別サービス情報取得ステップ
    と、 前記目的関連特別サービス情報の提供される位置である
    特別サービス位置情報を取得する特別サービス位置情報
    取得ステップと、 を前記コンピュータに実行させ、前記情報ステーション
    装置からユーザに提供するために、前記目的地地図情
    報、前記目的関連特別サービス情報および前記特別サー
    ビス位置情報を前記コンピュータが取得可能とすること
    を特徴とするプログラム。
  33. 【請求項33】 請求項31または32に記載のプログ
    ラムを格納した、コンピュータにて読み取り可能な記録
    媒体。
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