JP2002342554A - 商品開発管理方法及び管理サーバ - Google Patents

商品開発管理方法及び管理サーバ

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JP2002342554A
JP2002342554A JP2001149943A JP2001149943A JP2002342554A JP 2002342554 A JP2002342554 A JP 2002342554A JP 2001149943 A JP2001149943 A JP 2001149943A JP 2001149943 A JP2001149943 A JP 2001149943A JP 2002342554 A JP2002342554 A JP 2002342554A
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JP2001149943A
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Tomosuke Takanashi
智介 高梨
Kyoichi Sumiya
恭一 角谷
Takefumi Shibata
武文 柴田
Makoto Arai
誠 荒井
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正な企業チェーンを形成し、消費者のニー
ズに応じた商品の開発を行うことができる商品開発方法
等を提供する。 【解決手段】 コミュニティは、消費者端末5を用いて
新商品の要望をネットワークを介して管理サーバ1に供
給する。センタでは、管理サーバ1を用いて、商品の開
発に関する情報(企画、設計、試作、製造等に関する情
報)をネットワークを介して各参画企業に開示する。商
品の開発に参加したい企業は、企業端末3を用いて、企
画内容、設計内容、試作価格、製造価格等の情報を管理
サーバ1に供給して入札する。落札企業が決定される
と、管理サーバ1により落札結果がコミュニティに通知
される。管理サーバ1は、落札企業による商品の開発工
程を管理するとともに、商品の開発状況等の情報をコミ
ュニティに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費者の要望に応
じた商品の開発の管理を行うシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品の開発では、大企業がマーケ
ティングを行って商品の企画を行い、中小企業に生産委
託し、中小企業からの原価情報等に基づいて商品の価格
を決定して、消費者に販売する形態が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のインタ
ーネット・携帯電話等の普及に伴い、個人のニーズを企
業にダイレクトに発言できる機会が増えており、消費者
が個人の趣向・嗜好にあった商品の提供を求める動きが
活発化してきている。一方、独自の技などの強みを持っ
ていながら、それを発揮できていない工業系の中小製造
業の企業が多数存在している。このような状況におい
て、消費者のニーズに応じて、複数の企業を組み合わせ
て、様々な特性を持った商品を提供できる仕組みが求め
られている。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、適正な企業チェーンを形成し、消費者のニーズ
に応じた商品の開発を行うことができる商品開発方法等
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る商品開発管理方法は、コ
ンピュータにより、商品の開発を管理するための商品開
発管理方法であって、消費者群から商品に関する要望を
ネットワークを介して取得し、前記商品の開発に関する
情報を企業群にネットワークを介して提示して、当該商
品の開発への参加要求を受け付け、前記商品の開発を担
当する企業として前記企業群から選定された企業及び消
費者群とネットワークを介して連携して、商品の開発工
程を管理するための処理を行う、ことを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、消費者から商品
に開発に関するニーズを吸い上げ、その商品を開発する
企業として選定された各企業による商品の開発工程を管
理するため、種々の企業を組み合わせて商品開発のため
の適正な企業チェーンを形成して、消費者のニーズに応
じた商品の開発を行うような仕組みを実現することがで
きる。
【0007】また、本発明の第2の観点に係る管理サー
バは、商品の開発を管理するための管理サーバであっ
て、消費者群から商品に関する要望をネットワークを介
して取得する手段と、前記商品の開発に関する情報を企
業群にネットワークを介して提示して、当該商品の開発
への参加要求を受け付ける手段と、前記参加要求を受け
付けた企業から前記商品の開発を担当する企業として前
記企業群から選定された企業及び消費者群とネットワー
クを介して連携して、商品の開発工程を管理するための
処理を行う手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、消費者から商品
に開発に関するニーズを吸い上げ、その商品を開発する
企業として選定された各企業による商品の開発工程を管
理するため、種々の企業を組み合わせて商品開発のため
の適正な企業チェーンを形成して、消費者のニーズに応
じた商品の開発を行うような仕組みを実現することがで
きる。
【0009】前記商品の開発状況に関する情報をネット
ワークを介して消費者群に供給する手段をさらに備えて
もよい。また、開発されている商品に関し、消費者によ
るコメントと消費者の賛同状況の少なくとも一方に関す
る情報をネットワークを介して取得し、前記取得した情
報を開示するようにしてもよい。これにより、消費者は
物づくりの過程を体感することができるため、消費者の
商品への関心の向上、商品価値の向上、商品の購入者の
満足度の向上、商品の販売促進等の効果を得ることがで
きる。
【0010】消費者群から前記商品の購入意志に関する
情報をネットワークを介して取得し、前記商品の購入意
志に関する情報に基づいて商品の価格を決定してもよ
い。また、商品の開発を担当した各企業に対する評価を
示す情報を取得し、該評価に基づいて各企業に配分され
る利益を決定するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
サプライヤ・コミュニティ・コラボレーションシステム
について図面を参照して説明する。
【0012】本発明の実施形態に係るサプライヤ・コミ
ュニティ・コラボレーションシステムは、図1に示すよ
うに、センタにおける管理サーバ1と、工業系の中小製
造業の企業の企業端末3と、消費者端末5と、を備え、
これらはインターネット等のネットワークを介して接続
される。
【0013】管理サーバ1は、複数の消費者により構成
されるコミュニティと、中小製造業の企業(サプライ
ヤ)と、の間に介在して、消費者からのニーズに応じた
商品の開発を管理するためのコンピュータであり、制御
部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14
と、通信部15と、を備える。
【0014】制御部11は、記憶部12に記憶されるプ
ログラムを実行することにより、図2の機能構成図に示
すような、開発管理部111、販売管理部112等を実
現する。
【0015】開発管理部111は、コミュニティからの
商品の開発に関する要望の受付、製造業の中小企業への
商品の開発(企画・設計・試作・製造)の依頼等の処理
を行う。例えば、開発管理部111は、インターネット
等のネットワーク上でメールや掲示板等を用いて、コミ
ュニティから新商品の企画についての提案を受け付け
て、記憶部12に記憶する。
【0016】また、開発管理部111は、消費者からの
新商品の提案に基づく商品の企画案等の情報をネットワ
ークを介して開示して、商品の企画に関する入札を行
う。具体的には、参画企業から企画内容を示す情報をメ
ール又は掲示板等によりネットワークを介して受け付
け、センタにおいて、応札結果から、商品の企画工程を
担当する企業を決定する。また、開発管理部111は、
商品の企画に関する応札結果の情報を掲示板又はメール
等によりネットワークを介してコミュニティに供給し、
コミュニティからのコメント等を受け付ける。
【0017】また、開発管理部111は、企画工程の担
当企業による企画内容やコミュニティからのコメント等
に基づく商品の企画情報等をネットワークを介して開示
し、商品の設計に関する入札を行う。具体的には、参画
企業から設計内容を示す情報をメール又は掲示板等によ
りネットワークを介して受け付け、センタにおいて、応
札結果から、商品の設計工程を担当する企業を決定す
る。また、開発管理部111は、商品の設計に関する応
札結果の情報を掲示板又はメール等によりネットワーク
を介してコミュニティに供給し、コミュニティからのコ
メント等を受け付ける。
【0018】また、開発管理部111は、設計工程の担
当企業による設計内容やコミュニティからのコメント等
に基づく商品の設計情報等をネットワークを介して開示
し、商品の設計試作する入札を行う。具体的には、参画
企業から商品の試作価格を示す情報をメール又は掲示板
等によりネットワークを介して受け付け、応札結果か
ら、商品の試作工程を担当する企業の入札を行う。ま
た、開発管理部111は、商品の試作に関する応札結果
の情報や試作品の映像(3D画像を含む)等を掲示板又
はメール等によりネットワークを介してコミュニティに
供給し、コミュニティからのコメント等を受け付ける。
【0019】また、開発管理部111は、試作工程の担
当企業による試作品の映像(3D画像を含む)、商品の
設計内容、消費者からの意見等に基づく商品の試作情報
をネットワークを介して開示し、商品の製造工程を担当
する企業の入札を行う。具体的には、参画企業から商品
の製造価格を示す情報をメール又は掲示板等によりネッ
トワークを介して受け付け、応札結果から、商品の製造
工程を担当する企業の入札を行う。また、開発管理部1
11は、商品の製造に関する応札結果の情報や製造され
た完成品の映像(3D画像を含む)等を掲示板又はメー
ル等によりネットワークを介してコミュニティに供給す
る。
【0020】また、開発管理部111は、商品の開発の
進行状況やセンタでの商品の検討内容・検討状況等の情
報をネットワークを介してコミュニティに供給する。
【0021】販売管理部112は、記憶部12における
工程別評価データベース12aと工程別原価データベー
ス12bの登録情報を参照し、商品の価格を決定するた
めの価格決定処理と、商品の開発に関与した企業に対す
る利益の配分するための利益配分処理等を行う。
【0022】工程別評価データベース12aには、例え
ば図3に示すような、需要数評価データ(図3(a))
と、工程別評価データ(図3(b))と、が登録されて
いる。需要数評価データは、各工程におけるコミュニテ
ィから商品の要求数(需要数)と、各需要数に対する評
価を示す増減値と、を含む。例えば、増減値における”
+”は、該当する工程における需要数が前工程における
需要数よりも増加したことを示し、”−”は、該当する
工程における需要数が前工程における需要数よりも減少
したことを示す。また、工程別評価データは、各工程の
企業が他工程の各企業を評価した値を示す。また、工程
別原価データベース12bには、例えば図4に示すよう
な、工程別原価データが登録されている。工程別原価デ
ータは、各工程において発生したコストを示す原価デー
タと、各工程の担当企業が希望する利益を示す希望利益
データと、を含む。
【0023】価格決定処理では、販売管理部112は、
工程別評価データベース12aと工程別原価データベー
ス12bを参照して、次に示す計算式に従って、商品の
売価である価格を算出する。
【0024】
【数1】売価=総原価+有効利益 総原価=Sum(工程別原価)/需要数 有効利益=Σ(希望利益×需要数増減(増減値が”+”
の場合1、”−”の場合0))
【0025】例えば、工程別評価データベース12a
に、図3に示すような需要数評価データ及び工程別評価
データと、図4に示すような工程別原価データが記憶さ
れている場合、総原価=Sum(工程別原価)/需要数
=1600円/50個=32円となり、有効利益=Σ
(希望利益×需要数増減)=30円×1+20円×1+
50円×0+10円×1=60円となる。従って、売価
=総原価+有効利益=32円+60円=92円となる。
【0026】利益配分処理では、販売管理部112は、
工程別評価データベース12aと工程別原価データベー
ス12bを参照して、次に示す計算式に従って、各工程
の工程別利益を算出する。
【0027】
【数2】 工程別利益=総利益(有効利益)×工程別寄与度 工程別寄与度=需要数増減(1or0)×(当該工程の評
価/全体の評価)
【0028】例えば、工程別評価データベース12a
に、図3に示すような需要数評価データ及び工程別評価
データと、図4に示すような工程別原価データが記憶さ
れている場合、各工程の評価の合計点は、初期工程が
9、企画工程が9、設計工程が8、試作工程が4、製造
工程が6、となり、各工程の工程別寄与度は、初期工程
が0.25(=9/36(評価の合計))、企画工程が
0.25(=9/36)、設計工程が0.22(=8/
36)、試作工程が0.11(=4/36)、製造工程
が0.17(=6/36)、となる。従って、各工程の
工程別利益は、初期工程が15円(=60円×1×0.
25)、企画工程が15円(=60円×1×0.2
5)、設計工程が13.2円(=60円×1×0.2
2)、試作工程が0円(=60円×0×0.11)、製
造工程が10.2円(=60円×1×0.17)とな
る。なお、初期工程では前工程との需要数の比較ができ
ないため、その工程別寄与度については、上記のよう
に、増減値に1を用いて算出するようにしてもよい。
【0029】また、販売管理部112は、算出した価格
の情報をコミュニティに供給し、商品の配送のための処
理や、代金の決済のための処理等を行う。また、算出し
た工程別利益に基づいて、各工程の担当企業へ利益を配
分するための処理を行う。なお、決済の具体的手法は任
意であり、例えば、クレジットカード、電子マネー、デ
ビット等の決済方法を用いてもよい。また、利益配分の
具体的手法は任意であり、例えば、企業へ配分される利
益相当の資金を、センタの口座から企業の口座へ移動す
るようにしてもよい。また、販売管理部112は、必要
に応じて、商品の企画の提案を大企業に行うための処理
を行ってもよい。
【0030】記憶部12は、コミュニティや各企業に提
示した情報や、コミュニティや各企業との間でやり取り
した種々の情報等を記憶する。また、記憶部12は、工
程別原価データベース12aと工程別評価データベース
12aを備える。また、記憶部12は、制御部11が実
行するプログラムを記憶するとともに、処理に必要な各
種のデータを記憶する。
【0031】入力部13は、キーボード、マウス等の入
力装置を含み、入力されたデータを制御部11に通知す
る。表示部14は、制御部11による指示に従って、各
処理画面等を表示する。通信部15は、制御部11によ
る指示に従って、企業端末3や消費者端末5との間の通
信を制御する。
【0032】企業端末3は、工業系の中小製造業の企業
(企画系企業、設計系企業、試作系企業、製造系企業)
の端末であり、企業の担当者の操作に従って、商品の開
発に関する情報の取得及び供給等の処理を行う。
【0033】消費者端末5は、コミュニティに属する消
費者の端末であり、消費者の操作に従って、商品の開発
に関する情報の取得及び供給等の処理を行う。
【0034】次に本発明の実施形態に係るサプライヤ・
コミュニティ・コラボレーションシステムのシステム動
作について図5を参照して説明する。例えば、管理サー
バ1がネットワークを用いてコミュニティに対して新商
品の企画の募集を行い、これに対して、コミュニティ側
で、ノート型のパーソナルコンピュータを格納するPC
ケースの企画を掲示板又はメール等によりセンタに対し
て提案したこととする(S1)。
【0035】これに応じて、センタのスタッフは、PC
ケースについて、企画案のチェックや仕様の整理等を行
って、仕様のアウトライン、商品のラフデザイン、商品
概要等をまとめ、これらの情報を入札に関する情報とし
て、管理サーバ1を用いて参画企業に提示して、具体的
な企画内容を求める(S2)。また、参画企業に提示し
た企画内容を管理サーバ1を用いてコミュニティにも提
示する。提示された情報を閲覧した参画企業のうち応札
意志のある企業は、企業端末3を用いて、PCケースに
ついての具体的な企画内容(商品のデザイン、仕様等)
を示す企画内容情報をネットワークを介して管理サーバ
1に供給して入札する(S3)。
【0036】管理サーバ1は、企画内容情報を企画系の
企業からネットワークを介して受け付ける。センタで
は、管理サーバ1が受け付けた各企画内容について検討
し、コミュニティにも検討状況をネットワークを介して
通知して、これに対する意見等を取得し(S4)、検討
結果及びコミュニティの意見等に基づいて、企画系の落
札企業を決定する(S5)。決定結果は、管理サーバ1
によりネットワークを介してコミュニティに通知され
る。このとき、企画への賛同について投票を行い、投票
結果に基づいて、商品の実現の可能性を判断するように
してもよい。
【0037】次に、センタでは、企画系の企業から取得
したPCケースの企画内容を入札に関する情報として、
管理サーバ1を用いて参画企業に提示して、これに基づ
く商品の設計を求める(S6)。提示された情報を閲覧
した参画企業のうち応札意志のある企業は、企業端末3
を用いて、PCケースについての設計内容(商品の設計
図等)を示す設計内容情報をネットワークを介して管理
サーバ1に供給して入札する(S7)。
【0038】管理サーバ1は、設計内容情報を応札企業
からネットワークを介して受け付ける。センタでは、管
理サーバ1が受け付けた各設計内容について検討し、コ
ミュニティにも検討状況をネットワークを介して通知し
て、これに対する意見等を取得し(S8)、検討結果及
びコミュニティの意見等に基づいて、設計系の落札企業
を決定する(S9)。決定結果は、管理サーバ1により
ネットワークを介してコミュニティに通知される。この
とき、設計への賛同について投票を行い、投票結果に基
づいて、商品の実現の可能性を判断するようにしてもよ
い。
【0039】次に、センタでは、設計系の企業から取得
したPCケースの設計内容等を入札に関する情報とし
て、管理サーバ1を用いて参画企業に提示して、このP
Cケースの試作価格を求める(S10)。提示された情
報を閲覧した参画企業のうち応札意志のある企業は、企
業端末3を用いて、PCケースの試作価格の情報をネッ
トワークを介して管理サーバ1に供給して入札する(S
11)。
【0040】管理サーバ1は、PCケースの試作価格の
情報を応札企業からネットワークを介して受け付け、提
示された試作価格の情報に基づいて、試作系の落札企業
を決定する(S12)。なお、落札企業の決定方法は任
意であり、例えば、最低価格を提示した企業を管理サー
バ1が自動的に選択するようにしてもよく、また、セン
タにおけるスタッフが、応札企業の提示価格に基づい
て、試作工程を担当する企業を決定するようにしてもよ
い。
【0041】管理サーバ1は、決定結果をネットワーク
を介してコミュニティに通知する(S13)。また、管
理サーバ1は、試作系の企業から納品された試作品の画
像(3D画像を含む)をネットワークを介してコミュニ
ティに供給して、試作品の外観を確認させる。このと
き、試作に関する仮予約やコメントを受け付けても良
い。そして、予約数等に基づいて、商品の正式な商品化
の可能性を判断するようにしてもよい。
【0042】次に、センタでは、試作企業から取得した
PCケースの試作品の映像や商品の設計内容等を入札に
関する情報として、管理サーバ1を用いて参画企業に提
示して、このPCケースの製造価格を求める(S1
4)。提示された情報を閲覧した参画企業のうち応札意
志のある企業は、企業端末3を用いて、PCケースの製
造価格の情報をネットワークを介して管理サーバ1に供
給して入札する(S15)。
【0043】管理サーバ1は、PCケースの製造価格の
情報を応札企業からネットワークを介して受け付けて、
提示された製造価格の情報に基づいて、製造系の落札業
者を決定する(S16)。なお、落札企業の決定方法は
任意であり、例えば、最低価格を提示した企業を管理サ
ーバ1が自動的に選択するようにしてもよく、また、セ
ンタにおけるスタッフが、応札企業の提示価格に基づい
て、製造工程を担当する企業を決定するようにしてもよ
い。
【0044】また、管理サーバ1は、決定結果をネット
ワークを介してコミュニティに通知する(S17)。ま
た、管理サーバ1は、製造企業から納品された完成品の
画像(3D画像を含む)をネットワークを介してコミュ
ニティに供給して、完成品の外観を確認させる。そし
て、管理サーバ1は、先に取得した商品の需要数(仮予
約数等)に基づいて、商品の価格を決定し、消費者から
商品の購入要求を受け付け、商品の配送処理、決済処理
等を行う。また、管理サーバ1は、各工程を担当した企
業へ利益を配分するための処理を行う(S18)。な
お、価格の決定方法は任意であり、例えば、仮予約数等
から算出した価格を予想価格としてコミュニティに提示
して、商品の正式な購入申込を受け付け、受け付けた購
入申込数に基づいて最終的な価格を算出してもよい。
【0045】このようにして、本システムよれば、消費
者から商品に開発に関するニーズを吸い上げ、商品の企
画、設計、試作、製造等の各開発工程を担当する企業と
して製造業の中小企業群から選定された各企業による商
品の開発を管理する。これにより、種々の製造技術を有
する企業を組み合わせて商品開発のための適正な企業チ
ェーンを形成して、消費者のニーズに応じた商品の開発
を行うような仕組みを実現することができる。また、商
品の具体化の過程を随時公開したり、消費者の賛同状況
やコメント等を随時取得して公開したりすることによ
り、消費者は物づくりの過程を体感することができるた
め、消費者の商品への関心の向上、商品価値の向上、購
入者の満足度の向上、商品の販売促進等の効果を得るこ
とができる。
【0046】なお、商品の開発工程は、上記に限定され
ず任意である。例えば、商品のカテゴリと各カテゴリに
適した開発工程のパターンを対応付けた情報を記憶部1
2に記憶しておき、管理サーバ1が開発対象商品のカテ
ゴリ等に応じた開発工程のパターンを記憶部12から読
み出し、読み出された開発工程パターンに従って商品の
開発を進めるようにしてもよい。
【0047】また、商品の開発に関して管理サーバ1が
コミュニティや企業との間でやり取りする情報は上記説
明に限定されず任意である。
【0048】なお、この発明のシステムは、専用のシス
テムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実
現可能である。例えば、上述の動作を実行するためのプ
ログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体(F
D、CD−ROM、DVD等)に格納して配布し、該プ
ログラムをコンピュータにインストールすることによ
り、上述の処理を実行する管理サーバ1、企業端末3、
消費者端末5等を構成してもよい。また、インターネッ
ト等のネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装
置に格納しておき、例えば搬送波に重畳してコンピュー
タにダウンロード等するようにしてもよい。また、上述
の機能を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共
同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒
体に格納して配布してもよく、また、搬送波に重畳して
コンピュータにダウンロード等してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種々の企業を組み合わせて商品開発のための適正な企業
チェーンを形成して、消費者のニーズに応じた商品の開
発を行うような仕組みを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るサプライヤ・コミュニ
ティ・コラボレーションシステムのシステム構成図であ
る。
【図2】図1のサプライヤ・コミュニティ・コラボレー
ションシステムで使用される管理サーバの機能構成図で
ある。
【図3】工程別評価データベースに記憶される需要数評
価データと工程別評価データを説明するための図であ
る。
【図4】工程別原価データベースに記憶される工程別原
価データを説明するための図である。
【図5】図1のサプライヤ・コミュニティ・コラボレー
ションシステムの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 管理サーバ 11 制御部 111 開発管理部 112 販売管理部 12 記憶部 12a 工程別評価データベース 12b 工程別原価データベース 13 入力部 14 表示部 15 通信部 3 企業端末 5 消費者端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 武文 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 荒井 誠 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータにより、商品の開発を管理す
    るための商品開発管理方法であって、 消費者群から商品に関する要望をネットワークを介して
    取得し、 前記商品の開発に関する情報を企業群にネットワークを
    介して提示して、当該商品の開発への参加要求を受け付
    け、 前記商品の開発を担当する企業として前記企業群から選
    定された企業及び消費者群とネットワークを介して連携
    して、商品の開発工程を管理するための処理を行う、 ことを特徴とする商品開発管理方法。
  2. 【請求項2】商品の開発を管理するための管理サーバで
    あって、 消費者群から商品に関する要望をネットワークを介して
    取得する手段と、 前記商品の開発に関する情報を企業群にネットワークを
    介して提示して、当該商品の開発への参加要求を受け付
    ける手段と、 前記参加要求を受け付けた企業から前記商品の開発を担
    当する企業として前記企業群から選定された企業及び消
    費者群とネットワークを介して連携して、商品の開発工
    程を管理するための処理を行う手段と、 を備えることを特徴とする管理サーバ。
  3. 【請求項3】前記商品の開発状況に関する情報をネット
    ワークを介して消費者群に供給する手段をさらに備え
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 【請求項4】開発されている商品に関し、消費者による
    コメントと消費者の賛同状況の少なくとも一方に関する
    情報をネットワークを介して取得し、前記取得した情報
    を開示する、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の管理サーバ。
  5. 【請求項5】消費者群から前記商品の購入意志に関する
    情報をネットワークを介して取得し、 前記商品の購入意志に関する情報に基づいて商品の価格
    を決定する、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載
    の管理サーバ。
  6. 【請求項6】商品の開発を担当した各企業に対する評価
    を示す情報を取得し、該評価に基づいて各企業に配分さ
    れる利益を決定する、 ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載
    の管理サーバ。
JP2001149943A 2001-05-18 2001-05-18 商品開発管理方法及び管理サーバ Pending JP2002342554A (ja)

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